JP6445988B2 - 電気化学セルおよび電気化学スタック - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術は、電気化学セルに関する。
水素と酸素との電気化学反応を利用して発電を行う燃料電池の種類の1つとして、固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC」という)が知られている。SOFC用のセル(以下、「セル」という)は、固体酸化物を含む電解質層と、電解質層を挟んで所定の方向(以下、「配列方向」という)に互いに対向する空気極および燃料極とを備える。
固体酸化物として、安定化ジルコニアより高い酸素イオン伝導性を有するランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物((La(ランタン),Sr(ストロンチウム))(Ga(ガリウム),Mg(マグネシウム))O(以下、「LSGM」という))が用いられることがある。固体酸化物としてLSGMが用いられたSOFCでは、例えば製造段階において電解質層用成形体と燃料極用成形体とを焼成する過程で、電解質層用成形体に含まれる元素(例えばLa)と燃料極用成形体に含まれる遷移元素(例えばNi(ニッケル)、Mn(マンガン))とが反応して電解質層と燃料極との界面に絶縁層(例えばLaNiO)が形成され、その結果、セルの発電性能が低下することがある。このような絶縁層の形成による発電性能の低下を抑制するために、電解質層と燃料極との間に、セリア系酸化物(例えばLDC(ランタンドープセリア))を含む中間層を配置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−216760号公報
固体酸化物としてLSGMが用いられ、電解質層と燃料極との間にセリア系酸化物を含む中間層を備えるSOFCでは、セルの発電性能の低下を抑制するためのさらなる改善が求められている。
なお、このような課題は、水の電気分解反応を利用して水素の生成を行う固体酸化物形電解セル(以下、「SOEC」という)にも共通の課題である。なお、本明細書では、SOFC用のセルとSOEC用のセルとをまとめて、電気化学セルといい、SOFC用のスタックとSOEC用のスタックとをまとめて、電気化学スタックという。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される電気化学セルは、固体酸化物を含む電解質層と、前記電解質層を挟んで第1の方向に互いに対向する空気極および燃料極と、前記電解質層と前記燃料極との間に配置され、セリア系酸化物を含む中間層と、を備える電気化学セルにおいて、前記燃料極は、Ni、Mn、Fe、Co、および、Cuの少なくとも1つの遷移元素を含み、前記固体酸化物は、ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物を含み、前記電解質層の前記中間層側の表面の内、マグネシウム酸化物によって被覆されている部分の面積の割合である被覆率が、0%より大きく、かつ、51%以下である。本願発明者は、固体酸化物としてLSGMが用いられ、電解質層と燃料極との間にセリア系酸化物を含む中間層を備えるSOFCにおいて、発電性能の低下を抑制するために、燃料極の活性化分極の抵抗成分の低減に着目して研究を行った。この結果、電解質層の中間層側の表面の内、マグネシウム酸化物に被覆されている部分の面積の割合である被覆率(以下、「マグネシウム酸化物の被覆率」という)が、燃料極の活性化分極の抵抗成分に影響することを発見した。すなわち、マグネシウム酸化物の被覆率を低減すれば、燃料極の活性化分極の抵抗成分を低減することができることを発見した。なお、例えば、電解質層用成形体と中間層用成形体と燃料極用成形体とを同時焼成する過程で、電解質層と中間層との界面(以下、「第1の界面」という)にマグネシウム酸化物が析出し、マグネシウム酸化物に被覆されている部分が形成される。また、ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物におけるMgの比率βを小さくすることにより、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の被覆率を低減することができる。そこで、本電気化学セルによれば、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の被覆率が51%以下であることにより、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の被覆率を低減し、燃料極の活性化分極の抵抗成分を効果的に低減することができる。
(2)上記電気化学セルにおいて、前記固体酸化物は、(La(1−α)Srα)(Ga(1−β)Mgβ)O3−δ(0.05≦α<0.2、0.05≦β<0.2)で表されるランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物を含む構成としてもよい。ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物におけるMgの比率βを小さくすることは、マグネシウム酸化物を形成する材料である「Mg」の量を少なくし、これにより、マグネシウム酸化物の被覆率を直接的に低減できることを意味する。そこで、本電気化学セルによれば、Mgの比率βを0.2未満とすることにより、マグネシウム酸化物の被覆率を、より確実に低減し、燃料極の活性化分極の抵抗成分を、より効果的に低減することができる。
(3)上記電気化学セルにおいて、前記被覆率が、43%以下である構成としてもよい。本電気化学セルによれば、燃料極の活性化分極の抵抗成分を、より効果的に低減することができる。
(4)上記電気化学セルにおいて、前記ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物は、(La(1−α)Srα)(Ga(1−β)Mgβ)O3−δ(0.05≦α<0.2、0.05≦β≦0.15)で表される構成としてもよい。本電気化学セルによれば、Mgの比率βを0.15以下にすることによって、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の被覆率を低減し、燃料極の活性化分極の抵抗成分を、より効果的に低減することができる。
(5)上記電気化学セルにおいて、前記燃料極は、Niを含む構成としてもよい。Niは、燃料ガスとの親和性が高いため、遷移元素として有効である一方で、電解質層に含まれるマグネシウム酸化物を中間層側に引き寄せる。このため、本発明を適用することは特に有効である。
(6)上記電気化学セルにおいて、前記燃料極は、さらに、Tiを含む構成としてもよい。本電気化学セルによれば、燃料極に含まれる遷移元素とTiとが反応して酸化化合物が形成されることにより、燃料極内の遷移元素が中間層側に移動することが抑制される。この結果、燃料極内の遷移元素によって電解質層内のマグネシウム酸化物が中間層側に引き寄せられることが抑制され、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の析出が抑制されるため、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の被覆率を、より効果的に低減することができる。また、Mgの比率βを小さくすると、電解質層における酸素イオンのイオン伝導率が低下するおそれがある。これに対して、本電気化学セルによれば、電解質層における酸素イオンのイオン伝導率の低下を抑制しつつ、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の被覆率を、より効果的に低減することができる。
(7)上記電気化学セルにおいて、前記燃料極は、Laがドープされたセリア系酸化物を含む構成としてもよい。例えば燃料極がLaを含まない場合、電解質層と燃料極との間におけるLaの濃度勾配が大きいために、電解質層内のLaが中間層側に移動しやすい。電解質層内のLaが中間層側に移動すると、ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物の組成が変化し、その結果、マグネシウム酸化物が第1の界面に析出しやすくなる。これに対して、本電気化学セルによれば、燃料極は、Laがドープされたセリア系酸化物を含むことによって、電解質層と燃料極との間におけるLaの濃度勾配が比較的に緩やかになっている。これにより、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の析出が抑制されるため、第1の界面におけるマグネシウム酸化物の被覆率を、より効果的に低減することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池発電単位、複数の燃料電池発電単位を備える燃料電池スタック、燃料電池スタックを備える発電モジュール、発電モジュールを備える燃料電池システム、電解セル単位、複数の電解セル単位を備える電解セルスタック、電解セルスタックを備える水素生成モジュール、水素生成モジュールを備える水素生成システム等の形態で実現することが可能である。
本実施形態における燃料電池スタック100の外観構成を示す斜視図である。 図1のII−IIの位置における燃料電池スタック100のXY断面構成を示す説明図である。 図1のIII−IIIの位置における燃料電池スタック100のXZ断面構成を示す説明図である。 セル110の一部分(電解質層112、燃料極116、中間層200)のXZ断面構成を示す説明図である。 燃料極116の性能評価の結果を示す説明図である。 Cole−Coleプロットの等価回路を示す説明図である。
A.実施形態:
A−1.構成:
(燃料電池スタック100の構成)
図1は、本実施形態における燃料電池スタック100の外観構成を示す斜視図であり、図2は、図1のII−IIの位置における燃料電池スタック100のXY断面構成を示す説明図であり、図3は、図1のIII−IIIの位置における燃料電池スタック100のXZ断面構成を示す説明図である。また、図4は、セル110の一部分(電解質層112、燃料極116、中間層200)のXZ断面構成を示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、燃料電池スタック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
図1から図3に示すように、燃料電池スタック100は、複数(本実施形態では24個)のセル110と、集電部材104と、絶縁多孔体106と、1対のガラスシール部材108とを備える。24個のセル110は、互いに間隔を空けて格子状に配置されている。具体的には、24個のセル110は、所定の方向(本実施形態では水平方向(X軸方向)に3個ずつ並べて配置され、当該所定の方向に直交する方向(本実施形態では上下方向(Z軸方向))に8個ずつ並べて配置されている。
(セル110の構成)
セル110は、筒状(チューブ形状)の部材であり、電解質層112と、電解質層112を挟んでセル110の径方向に互いに対向する空気極(カソード)114および燃料極(アノード)116とを備える。なお、本実施形態のセル110は、燃料極116で電解質層112および空気極114を支持する燃料極支持形のセルである。セル110の径方向は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。
燃料極116は、略円筒形状部材であり、セル110の長手方向(Y軸方向)に延びる貫通孔は、燃料電池スタック100の外部から燃料ガスFGが導入され、その燃料ガスFGを各セル110に供給する燃料ガス導通孔117である。燃料極116は、燃料極116の内周側に位置し、燃料ガス導通孔117を構成する基板層(図示せず)と、燃料極116の外周側に位置し、電解質層112に隣接する活性層116A(図4参照)とを含む。活性層116Aと基板層とは、いずれも、例えば、Ni(ニッケル)とセリア系酸化物(例えばGDC(ガドリニウムドープセリア)、LDC(ランタンドープセリア)、SDC(サマリウムドープセリア)、YDC(イットリウムドープセリア))とにより形成されている。Niは、触媒であるとともに、燃料極116における電子伝導性の向上させる役割を果たす。Niは、特許請求の範囲における遷移金属元素に相当する。
活性層116Aは、主として、電解質層112から供給される酸素イオンと燃料ガスFGに含まれる水素等とを反応させて、電子と水蒸気とを生成する機能を発揮し、基板層は、主として、活性層116Aと電解質層112と空気極114とを支持する機能を発揮する。なお、活性層116Aの活性を高めるために、活性層116AにおけるNiの含有率(mol%)は、基板層におけるNiの含有率より高いことが好ましい。また、基板層の強度を高めるために、基板層の径方向における厚さは活性層116Aの径方向における厚さより厚くすることが好ましい。基板層のガス拡散性を高めるために、基板層の気孔率は活性層116Aの気孔率より高いことが好ましい。
電解質層112は、燃料極116の外周面側に配置されている薄肉の円筒部材であり、固体酸化物として、安定化ジルコニアより高い酸素イオン伝導性を有するランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物((La(ランタン),Sr(ストロンチウム))(Ga(ガリウム),Mg(マグネシウム))O(以下、「LSGM」という))を含む。なお、電解質層112の詳細構成については後述する。空気極114は、電解質層112の外周面側に配置されている薄肉の円筒部材であり、例えば、ペロブスカイト型酸化物(例えばLSCF(ランタンストロンチウムコバルト鉄酸化物)、LSM(ランタンストロンチウムマンガン酸化物)、LNF(ランタンニッケル鉄))により形成されている。このように、本実施形態のセル110は、電解質として固体酸化物を用いる固体酸化物形燃料電池(SOFC)である。
図2に示すように、セル110の一端側(Y軸負方向側)の一部分では、燃料極116が露出するまで、電解質層112および空気極114の一部が帯状に除去されており、その除去された部分には、燃料極116の露出部分を覆うように金属シール部材109が形成されている。金属シール部材109は、ガスの流通を阻止するとともに燃料極116の集電端子として機能する。
(集電部材104等の構成)
図2および図3に示すように、集電部材104は、各セル110の空気極114の全周を囲むように形成された複数の円筒部分142と、連結部分144とを含む導電性部材である。円筒部分142は、セル110の上記一端側(Y軸負方向側)に配置された第1の円筒部分142Aと、第1の円筒部分142Aと離間し、かつ、第1の円筒部分142Aとセル110の長手方向に並んで配置されている第2の円筒部分142Bとを含む。第1の円筒部分142Aと第2の円筒部分142Bと間には、絶縁部材105が配置されており、これにより、第1の円筒部分142Aと第2の円筒部分142Bとは電気的に絶縁されている。図2に示すように、連結部分144は、水平方向に互いに隣り合う一方の円筒部分142の第1の円筒部分142Aと、他方の円筒部分142の第2の円筒部分142Bとを連結している。これにより、水平方向に互いに隣り合うセル110同士が電気的に接続されている。
絶縁多孔体106は、酸化剤ガスOGの流通が可能な平板状の多孔質体であり、例えばセラミックスにより形成されている。絶縁多孔体106は、上下方向(Z軸方向)に並ぶ8つの集電部材104の間と、8つの集電部材104の上下端とに配置されている。
ガラスシール部材108は、24個のセル110の長手方向の両側に配置されており、ガラスシール部材108に形成された複数の貫通孔108Aに各セル110の端部が挿入されている。ガラスシール部材108によって、絶縁多孔体106を流通する酸化剤ガスOGのリークが防止されている。
A−2.燃料電池スタック100の動作:
図1および図2に示すように、セル110に接続された配管(図示せず)を介して燃料ガスFGが供給されると、燃料ガスFGは、燃料ガス導通孔117に供給され、燃料極116と接触し、燃料ガスFG中の水素が電解質層112から運ばれてくる酸化物イオンと反応し、水が発生する。一方、図3に示すように、燃料電池スタック100の外部から絶縁多孔体106内に酸化剤ガスOGが供給されると、酸化剤ガスOGは、絶縁多孔体106および集電部材104を透過して空気極114と接触し、酸化剤ガスOGに含まれる酸素分子から酸化物イオンが発生する。このように、セル110において酸化剤ガスOGおよび燃料ガスFGの電気化学反応によって発電が行われる。なお、この発電反応は発熱反応である。なお、図2の点線矢印は、3つのセル110間の導電経路を示す。
A−3.中間層200の構成:
図4に示すように、セル110は、さらに、電解質層112と燃料極116との間に配置された中間層200を含む。中間層200は、上述のセリア系酸化物を含む。中間層200によって、例えば製造段階において電解質層用成形体と燃料極用成形体とを焼成する過程で、電解質層用成形体に含まれるLaと燃料極用成形体に含まれるNiとが反応して電解質層112と燃料極116との界面に絶縁層(例えばLaNiO)が形成されることが抑制される。
A−4.電解質層112の詳細構成:
本実施形態では、電解質層112は、MgO(マグネシウム酸化物)と、(La(1−α)Srα)(Ga(1−β)Mgβ)O3−δ(0.05≦α<0.2、0.05≦β<0.2)で表されるランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物(以下、「LSGM」という)とを含む。
A−5.燃料極116の性能評価:
図5は、燃料極116の性能評価の結果を示す説明図である。図5に示すように、性能評価には、電解質層112のLSGMの組成と燃料極116の形成材料との組み合わせが互いに異なる9種類のサンプルを用いた。
(サンプルの作製)
燃料極116の性能評価に使用するセル110のサンプルの作製方法の一例は次の通りである。まず、Ni等を含む燃料極用成形体を形成し、ディップコート法によって燃料極用成形体の外周面に中間層用成形体と電解質層用成形体とを順に形成して同時焼成することによって第1の焼成体を得る。次に、ディップコート法によって第1の焼成体の外周面に空気極114を形成して焼成することによって第2の焼成体を得る。第2の焼成体の電解質層112の一部を除去し、燃料極116の露出部分に銀線を巻き付けて燃料極側端子を形成する。また、空気極114を白金網で覆い、白金網上に銀線を接続し、白金網上に集電用の導電性ペーストを塗布して電気炉で焼き付けて空気極側端子を形成し、これにより、上述のセル110と構造が略同一であって、かつ、電解質層112のLSGMの組成と燃料極116の形成材料との組み合わせが互いに異なる9種類のサンプルを作製した。
(性能評価の方法)
作製した各サンプルを、電気炉内に設置した後、燃料極側端子と空気極側端子とを、電圧計およびインピーダンス測定装置(solartron社製、SI1287/1255B)を介して電気的に接続する。次に、燃料極116の燃料ガス導通孔117に窒素ガスを供給し始めるとともに、空気極114に空気を供給し始めて、電気炉の温度を700℃まで昇温する。700℃まで昇温した後、燃料ガス導通孔117に窒素ガスに代えて水素ガスを供給し始めることにより燃料極116に還元処理を行う。還元処理を行った後、電気炉の温度を500℃まで降温し、インピーダンス測定装置によって、500℃におけるセル110に0.015A/cmの通電を行った状態で1MHz〜10mHzの周波数帯にて交流インピーダンスを測定し取得した。Cole−Coleプロットを解析することにより活性層116Aの活性化分極の抵抗成分を特定する。なお、取得されるCole−Coleプロットは、一般に、装置内部に起因するインダクタンスL、電解質の抵抗R1、燃料極の活性化分極(抵抗成分R2、容量成分C2)、空気極の活性化分極(抵抗成分R3、容量成分C3)、燃料極の拡散分極(抵抗成分R4、容量成分C4)、空気極の拡散分極(抵抗成分R5、容量成分C5)の要素があると仮定され、図6に示す等価回路として表現される。但し、本実施形態では、等価回路を用いたCole−Coleプロットのフィッテングが非常に複雑であることや、燃料極116の活性化分極の抵抗成分を示すプロットの周波数帯が他の抵抗要素と重なりが少ないため、周波数帯域100k〜1kHzにおけるCole−Coleプロット上でのインピーダンスの実部(横軸成分)の変化量を、燃料極116の活性化分極の抵抗成分に相当する抵抗値として解釈することとした。
Cole−Coleプロットの解析後、燃料ガス導通孔117に水素ガスを供給した状態で、電気炉の温度を室温まで降温する。電気炉から取り出したサンプルをエポキシ系樹脂に埋め、その埋められたサンプルを、電解質層112と中間層200との界面を含む位置で切断する。電解質層112と中間層200との界面を含む切断面を研磨して平滑な面にする。平滑された切断面にカーボン蒸着を施した後、FE−EPMA(電子プローブマイクロアナライザ)を用いて、切断面のEPMA画像を取得する。図4に示されている断面構成は、切断面のEPMA画像を模式化したものである。
ここで、電解質層用成形体と中間層用成形体と燃料極用成形体とを同時焼成する過程で、電解質層112に含まれるMgOが電解質層112と中間層200との界面(以下、「第1の界面D」という)に析出することによって、電解質層112の中間層200側の表面の一部がMgOに被覆されることがある(図4参照)。以下、電解質層112の中間層200側の表面の内、MgOに被覆されている部分の面積の割合である被覆率(%)を、MgOの被覆率という。本実施形態では、MgOの被覆率は、次の式で示すものとする。
MgOの被覆率=((a1+a2+a3+・・・+an)/A)×100
A:第1の界面Dの近似直線Lの長さ
an:近似直線Lの内、各MgOと重なる部分の長さ
(性能評価の結果)
図5に示すように、サンプル1〜8のLSGMにおけるMgの比率βは0.2未満であるのに対し、サンプル9のLSGMにおけるMgの比率βは0.2以上である。その結果、サンプル1〜8のMgOの被覆率は51%以下であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.054Ω以下であって比較的に低い。これに対し、サンプル9のMgOの被覆率は60%であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.100Ωであって比較的に高い。このことから、燃料極116の活性化分極の抵抗成分を低減するには、LSGMにおけるMgの比率βが0.2未満であること、または、MgOの被覆率が51%以下であることが好ましいといえる。
サンプル5とサンプル6とは、LSGMにおけるMgの比率βが同じ値(0.15)であるが、燃料極116の形成材料が異なる。すなわち、サンプル6の燃料極116はNiとGDCとにより形成されているのに対し、サンプル5の燃料極116はNiとLDCとにより形成されている。その結果、サンプル6のMgOの被覆率は50%であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.051Ωである。これに対し、サンプル5のMgOの被覆率は42%であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.029Ωであり、極端に低くなっている。サンプル6のように、燃料極116がLaを含まない場合、電解質層112と燃料極116との間におけるLaの濃度勾配が大きいために、電解質層112内のLaが中間層200側に移動しやすい。電解質層112内のLaが中間層200側に移動すると、LSGMの組成が変化し、その結果、MgOが第1の界面Dに析出しやすくなる。これに対して、サンプル5のように、燃料極116がLaを含む場合、電解質層112と燃料極116との間におけるLaの濃度勾配が比較的に緩やかになっている。これにより、第1の界面DにおけるMgOの析出が抑制されるため、第1の界面DにおけるMgOの被覆率を、より効果的に低減することができる。なお、サンプル2とサンプル3についても、LSGMにおけるMgの比率βが同じ値(0.1)であるが、燃料極116の形成材料が異なる。その結果、やはり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分を低減するには、燃料極116にLaが含まれていることが好ましいといえる。
サンプル2とサンプル5とサンプル8とは、燃料極116の形成材料が同じ(NiとLDC)であるが、LSGMにおけるMgの比率βが異なる。すなわち、サンプル2のMgの比率βは0.1であり、サンプル5のMgの比率βは0.15であり、サンプル8のMgの比率βは0.18である。その結果、サンプル2のMgOの被覆率は31%であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.003Ωであり、サンプル5のMgOの被覆率は42%であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.029Ωであり、サンプル8のMgOの被覆率は51%であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.053Ωである。従って、燃料極116の活性化分極の抵抗成分を低減するには、Mgの比率βは0.15以下であることが好ましく、0.1以下であることがより好ましいといえる。なお、サンプル1とサンプル4とサンプル7とについても、燃料極116の形成材料が同じ(NiとGDCとTiO(酸化チタン))であるが、LSGMにおけるMgの比率βが異なる。その結果、やはり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分を低減するには、Mgの比率βは、0.18以下であることが好ましく、0.15以下であることがより好ましく、0.1以下であることがさらに好ましいといえる。
サンプル1とサンプル3とは、LSGMにおけるMgの比率βが同じ値(0.1)であるが、燃料極116の形成材料が異なる。すなわち、サンプル1の燃料極116はNiとGDCと、さらにTiOとにより形成されているのに対し、サンプル3の燃料極116はNiとGDCとにより形成されている。その結果、サンプル1のMgOの被覆率は34%であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.013Ωであり、サンプル3のMgOの被覆率は36%であり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分は0.015Ωである。サンプル1では、燃料極116に含まれるNiとTiとが反応して酸化化合物が形成されることにより、燃料極116内のNiが中間層200側に移動することが抑制される。この結果、燃料極116内のNiによって電解質層112内のMgOが中間層200側に引き寄せられることが抑制され、第1の界面DにおけるMgOの析出が抑制されるため、第1の界面DにおけるMgOの被覆率を、より効果的に低減することができる。また、LSGMにおけるMgの比率βを小さくすると、電解質層112における酸素イオンのイオン伝導率が低下するおそれがある。これに対して、サンプル1の燃料極116はTiを含むことにより、電解質層112における酸素イオンのイオン伝導率の低下を抑制しつつ、第1の界面DにおけるMgOの被覆率を、より効果的に低減することができる。なお、サンプル4とサンプル6についても、LSGMにおけるMgの比率βが同じ値(0.15)であるが、燃料極116の形成材料が異なる。その結果、やはり、燃料極116の活性化分極の抵抗成分を低減するには、燃料極116にTiが含まれていることが好ましいといえる。
A−6.本実施形態の効果:
本願発明者は、固体酸化物としてLSGMが用いられ、電解質層112と燃料極116との間にセリア系酸化物を含む中間層200を備えるSOFCにおいて、発電性能の低下を抑制するために、燃料極116の活性化分極の抵抗成分の低減に着目して研究を行った。この結果、第1の界面DにおけるMgOの被覆率が、燃料極116の活性化分極の抵抗成分に影響することを発見した。すなわち、MgOの被覆率を低減すれば、燃料極116の活性化分極の抵抗成分を低減することができることを発見した。LSGMにおけるMgの比率βを小さくすることにより、第1の界面DにおけるMgOの被覆率を低減することができる。そこで、本実施形態によれば、LSGMにおけるMgの比率βを0.2未満にすることにより、第1の界面DにおけるMgOの被覆率を低減し、燃料極116の活性化分極の抵抗成分を効果的に低減することができる。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、燃料極116に含まれる遷移元素として、Niを例示したが、これに限定されず、Mn、Fe、Co、Cuでもよい。但し、Niは、比較的に安価で水素との親和性高いため、特に好ましい。また、燃料極116は、Ni、Mn、Fe、Co、および、Cuの少なくとも1つの遷移元素を含んでいればよく、TiやLaを含まなくてもよい。
また、上記実施形態において、燃料電池スタック100に含まれるセル110の個数は、あくまで一例であり、セル110の個数は燃料電池スタック100に要求される出力電圧等に応じて適宜決められる。
また、上記実施形態における各部材を形成する材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。
また、上記実施形態において、都市ガスを改質して水素リッチな燃料ガスFGを得るとしているが、LPガスや灯油、メタノール、ガソリン等の他の原料から燃料ガスFGを得るとしてもよいし、燃料ガスFGとして純水素を利用してもよい。
本明細書において、部材(または部材のある部分、以下同様)Aを挟んで部材Bと部材Cとが互いに対向するとは、部材Aと部材Bまたは部材Cとが隣接する形態に限定されず、部材Aと部材Bまたは部材Cとの間に他の構成要素が介在する形態を含む。例えば、電解質層112と空気極114との間に他の層が設けられた構成であっても、空気極114と燃料極116とは電解質層112を挟んで互いに対向すると言える。
また、上記実施形態(または変形例、以下同様)では、燃料電池スタック100に含まれるすべてのセル110について、電解質層112の固体酸化物は、(La(1−α)Srα)(Ga(1−β)Mgβ)O3−δ(0.05≦α<0.2、0.05≦β<0.2)で表されるLSGMであるとしているが、燃料電池スタック100に含まれる少なくとも1つのセル110について、そのような構成となっていれば、燃料極116の活性化分極の抵抗成分の低減化という効果を奏する。
また、上記実施形態では、燃料ガスに含まれる水素と酸化剤ガスに含まれる酸素との電気化学反応を利用して発電を行うSOFCを対象としているが、本発明は、水の電気分解反応を利用して水素の生成を行う固体酸化物形の電解セル(SOEC)や、複数の電解セルを備える電解セルスタックにも同様に適用可能である。なお、電解セルスタックの構成は、例えば特開2014−207120号に記載されているように公知であるためここでは詳述しないが、概略的には上述した実施形態における燃料電池スタック100と同様の構成である。すなわち、上述した実施形態における燃料電池スタック100を電解セルスタックと読み替え、セル110を電解セルと読み替えればよい。ただし、電解セルスタックの運転の際には、空気極114がプラス(陽極)で燃料極116がマイナス(陰極)となるように両電極間に電圧が印加される。これにより、各電解セルにおいて水の電気分解反応が起こり、燃料極で水素ガスが発生し、電解セルスタックの外部に水素が取り出される。このような構成の電解セルおよび電解セルスタックにおいても、上記実施形態と同様に、電解質層112の固体酸化物が、(La(1−α)Srα)(Ga(1−β)Mgβ)O3−δ(0.05≦α<0.2、0.05≦β<0.2)で表されるLSGMであるという構成を採用すれば、燃料極116の活性化分極の抵抗成分の低減化という効果を奏する。
また、本発明は、円筒型に限らず、平板型のセル等にも適用可能である。
100:燃料電池スタック 104:集電部材 105:絶縁部材 106:絶縁多孔体 108:ガラスシール部材 108A:貫通孔 109:金属シール部材 110:セル 112:電解質層 114:空気極 116:燃料極 116A:活性層 117:燃料ガス導通孔 142:円筒部分 142A:円筒部分 142B:円筒部分 144:連結部分 176:燃料室 200:中間層 FG:燃料ガス L:近似直線

Claims (10)

  1. 固体酸化物を含む電解質層と、
    前記電解質層を挟んで第1の方向に互いに対向する空気極および燃料極と、
    前記電解質層と前記燃料極との間に配置され、セリア系酸化物を含む中間層と、を備える電気化学セルにおいて、
    前記燃料極は、Ni、Mn、Fe、Co、および、Cuの少なくとも1つの遷移元素を含み、
    前記固体酸化物は、ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物を含み、
    前記電解質層の前記中間層側の表面の内、マグネシウム酸化物によって被覆されている部分の面積の割合である被覆率が、0%より大きく、かつ、51%以下である、ことを特徴とする電気化学セル。
  2. 請求項1に記載の電気化学セルにおいて、
    前記固体酸化物は、(La(1−α)Srα)(Ga(1−β)Mgβ)O3−δ(0.05≦α<0.2、0.05≦β<0.2)で表されるランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物を含む、ことを特徴とする電気化学セル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電気化学セルにおいて、
    前記被覆率が、43%以下である、ことを特徴とする電気化学セル。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電気化学セルにおいて、
    前記ランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物は、(La(1−α)Srα)(Ga(1−β)Mgβ)O3−δ(0.05≦α<0.2、0.05≦β≦0.15)で表される、ことを特徴とする電気化学セル。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電気化学セルにおいて、
    前記燃料極は、Niを含む、ことを特徴とする電気化学セル。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の電気化学セルにおいて、
    前記燃料極は、さらに、Tiを含む、ことを特徴とする電気化学セル。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の電気化学セルにおいて、
    前記燃料極は、Laがドープされたセリア系酸化物を含む、ことを特徴とする電気化学セル。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の電気化学セルにおいて、
    前記電気化学セルは、固体酸化物形燃料電池用のセル、または、固体酸化物形電解セル用のセルである、ことを特徴とする電気化学セル。
  9. 複数の電気化学セルを備える電気化学スタックにおいて、
    前記複数の電気化学セルの少なくとも1つは、請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の電気化学セルである、ことを特徴とする電気化学スタック。
  10. 請求項9に記載の電気化学スタックにおいて、
    前記電気化学スタックは、固体酸化物形燃料電池用のスタック、または、固体酸化物形電解セル用のスタックである、ことを特徴とする電気化学スタック。
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