JP6444117B2 - ルーバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ルーバー装置に関する。
住宅等の建物には、良好な採光性と通風性を確保するために窓等の開口部が形成されるが、当該開口部を通して建物内が隣家や外部から見えることがある。そこで、従来、開口部の外側に、例えば特許文献1に記載のようなルーバー装置を設置して、隣家や外部からの視線を遮るための様々な工夫がなされている。
特開2002−115469号公報
ところで、ルーバー装置が外側に取り付けられた開口部を利用して室内の換気を行う際には、開口部を開放するとともに、ルーバー装置の羽板を回転させて開放状態とする。
ところが、外部から開口部への視線を遮るために羽板を回転させて開放状態から閉塞状態にすると、視線を遮ることはできるものの、十分な換気量を得ることが難しかった。
本発明の課題は、外部から開口部への視線を確実に遮ることができるとともに、十分な換気量を得ることが可能なルーバー装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、
上下に並んで配置されるとともに支持体10によって傾動自在に支持された横長の複数の羽板20(30)を備え、窓等の開口部1の外側に配置されるルーバー装置L1,L2において、
前記複数の羽板20(30)のそれぞれは、
前記支持体10によって支持される本体部21(31)と、
前記本体部21(31)の上端部から上方に突出する上側突出片22(32)と、
前記本体部21(31)の下端部から下方に突出する下側突出片23(33)と、を有しており、
前記複数の羽板20(30)のうち上方に位置する前記羽板20(30)の前記下側突出片23(33)と、下方に位置する前記羽板20(30)の前記上側突出片22(32)は、一方が前記本体部21(31)の正面側に位置し、他方が前記本体部21(31)の背面側に位置することによって正背方向に互いに離間し、さらに当該上側突出片22(32)と下側突出片23(33)の突端22a,23a(32a,33a)同士が互いに上下方向に行き違うように配置されていて、
前記上方に位置する羽板30の前記本体部31の下面と前記下側突出片33の前記突端33aとに亘って、前記下方に位置する羽板30の前記上側突出片32の前記突端32aに当接するストッパー36が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数の羽板20(30)のうち上方に位置する羽板20(30)の下側突出片23(33)と、下方に位置する羽板20(30)の上側突出片22(32)は、一方が本体部21(31)の正面側に位置し、他方が本体部21(31)の背面側に位置することによって正背方向に互いに離間し、さらに当該上側突出片22(32)と下側突出片23(33)の突端22a,23a(32a,33a)同士が互いに上下方向に行き違うように配置されているので、上下に隣り合う羽板20(30)間に、所謂クランク状に曲折した隙間を形成することができる。さらに、上側突出片22(32)と下側突出片23(33)の突端22a,23a(32a,33a)同士が互いに上下方向に行き違うことで、通風を可能としつつ、外部から開口部1への視線を遮断することができる。これによって、外部から開口部1への視線を確実に遮ることができるとともに、十分な換気量を得ることが可能となる。
そして、上方に位置する羽板30の本体部31の下面と下側突出片33の突端33aとに亘って、下方に位置する羽板30の上側突出片32の突端32aに当接するストッパー36が設けられているので、ルーバー装置L2を閉塞状態とした時に、複数の羽板30が上下方向に真っ直ぐ並ぶ。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、
請求項1に記載のルーバー装置L1,L2において、
前記下方に位置する羽板30の前記上側突出片32の前記突端32aは、前記ストッパー36側に膨出していて、
前記ストッパー36は、前記下方に位置する羽板30の前記上側突出片32の前記突端32aの膨出形状に対応して部分的に凹んだ状態となっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ストッパー36が、下方に位置する羽板30の上側突出片32の突端32aの膨出形状に対応して部分的に凹んだ状態となっているので、ルーバー装置L2を閉塞状態とした時に、複数の羽板30が上下方向に真っ直ぐ並び、納まりが良くなる。
請求項に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、
請求項1又は2に記載のルーバー装置L1,L2において、
前記上側突出片22(32)と前記下側突出片23(33)のうち、前記本体部21(31)の正面側に位置する一方の正面は当該本体部21(31)の正面と面一になっており、前記本体部21(31)の背面側に位置する他方の背面は当該本体部21(31)の背面と面一になっていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、上側突出片22(32)と下側突出片23(33)のうち、本体部21(31)の正面側に位置する一方の正面は当該本体部21(31)の正面と面一になっており、本体部21(31)の背面側に位置する他方の背面は当該本体部21(31)の背面と面一になっているので、開放状態時にした時の上下面が正背方向に伸びたように見せることができ、見映えが良い。
請求項に記載の発明は、例えば図5〜図7に示すように、
請求項に記載のルーバー装置L2において、
前記本体部31と、前記上側突出片32および前記下側突出片33のそれぞれとは一体形成されており、
前記本体部31の上面と前記上側突出片32との境界部分32bと、前記本体部31の下面と前記下側突出片33の境界部分33bは曲面形状となっていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、本体部31の上面と上側突出片32との境界部分32bと、本体部31の下面と下側突出片33の境界部分33bは曲面形状となっているので、当該曲面形状の境界部分32b,33bに沿って通過する空気が抵抗を受けにくくなり、上下に隣り合う羽板30間を通過する空気の流れをスムーズにすることができる。これによって、ルーバー装置L2を閉塞状態とした場合であっても、十分な換気量の確保に貢献できる。
また、当該曲面形状の境界部分32b,33bが目に入った際に、例えば本体部31と、上側突出片32および下側突出片33のそれぞれとが角張った状態で一体形成される場合よりも柔らかな印象を与えることができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、
請求項1〜のいずれか一項に記載のルーバー装置L1,L2において、
前記羽板20(30)の正面と背面のうち少なくとも開放状態時に上を向く面は、凹凸加工(凹凸24,25、凹凸34,35)が施されることによって光拡散機能を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、羽板20(30)の正面と背面のうち少なくとも開放状態時に上を向く面は、凹凸加工(凹凸24,25、凹凸34,35)が施されることによって光拡散機能を有するので、当該上を向く面に入射する光を拡散させることができる。これによって、当該上を向く面に反射し、開口部1を通じて室内に入る光の眩しさを低減できる。
請求項に記載の発明は、例えば図6,図7に示すように、
請求項1〜のいずれか一項に記載のルーバー装置L2において、
前記支持体10は、前記複数の羽板30の長さ方向両端部に位置し、当該複数の羽板30が架け渡される複数の縦枠12を備えており、
前記複数の縦枠12間には、前記複数の羽板30それぞれの傾動軌跡から外れた位置に配置される横格子材16が架け渡されて固定されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、複数の羽板30を支持する複数の縦枠12間に、複数の羽板30それぞれの傾動軌跡から外れた位置に配置される横格子材16が架け渡されて固定されているので、防犯性に優れる。すなわち、たとえ複数の羽板30が取り外して開口部1から侵入を図ろうとしても、横格子材16によってこれを防ぐことができるので、防犯性を向上させることができる。
本発明によれば、外部から開口部への視線を確実に遮ることができるとともに、十分な換気量を得ることが可能となる。
閉塞状態時におけるルーバー装置の複数の羽板を示す断面図である。 開放状態時におけるルーバー装置の複数の羽板を示す断面図である。 夏場におけるルーバー装置の使用状態を示す図である。 冬場におけるルーバー装置の使用状態を示す図である。 羽板の他の例を示す断面図である。 図5に示す羽板を採用したルーバー装置の取付状態を示す断面図である。 羽板の傾動と横格子材との位置関係を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態におけるルーバー装置L1,L2は、図1〜図7に示すように、上下に並んで配置されるとともに支持体10によって傾動自在に支持された横長の複数の羽板20(30)を備え、窓等の開口部1の外側(前方)に配置されるものである。
開口部1は、腰高窓や掃き出し窓等の各種窓であり、外壁2に対して形成されている。また、開口部1には窓サッシ3が取り付けられており、当該窓サッシ3は、開口部1を開閉するためのガラス付きの建具4を備える。すなわち、建具4を移動させて開口部1を開放させれば、室内の換気と採光を行うことができる。また、開口部1を閉塞させれば換気を行わずに採光を行うことができる。
ルーバー装置L1,L2は、図3,図4,図6に示すように、窓サッシ3に対して直接、またはブラケット11を介して取り付けられている。なお、図示はしないが、当該ルーバー装置L1,L2は、外壁2に対して取り付けられていてもよい。換言すれば、ルーバー装置L1,L2の背面側に開口部1がある状態となる。
ルーバー装置L1,L2は、図1,図6,図7に示すように、複数の羽板20(30)が側面視または側断面視において縦向きになり、かつ視線が通る状態を開放状態とする。また、図2,図7等に示すように、複数の羽板20(30)が側面視または側断面視において横向きになり、かつ視線が通らない状態を閉塞状態とする。
ただし、本実施の形態におけるルーバー装置L1,L2は、開放状態であっても、また閉塞状態であっても複数の羽板20(30)間を空気が通過するように構成されている。
支持体10は、互いに離間して配置される複数の縦枠12と、当該複数の縦枠12の上端部間および下端部間に架け渡される複数の横枠13と、を備えることによって枠状に形成されている。複数の縦枠12は、複数の羽板20(30)の長さ方向両端部に位置し、当該複数の羽板20(30)が架け渡されるものである。
複数の羽板20(30)は、複数の縦枠12間に架け渡されるとともに、当該複数の縦枠12によって傾動自在に支持されている。すなわち、縦枠12には、複数の羽板20(30)のそれぞれに向かって突出する回転軸12aが複数設けられており、当該複数の回転軸12aと各羽板20(30)とが連結されている(例えば図6,図7参照)。
ブラケット11は、縦枠12と窓サッシ3とを連結するようにして設けられている(例えば図6参照)。
図1,図2を参照して複数の羽板20について、より詳細に説明する。
複数の羽板20のそれぞれは、本体部21と、上側突出片22と、下側突出片23と、を有する。また、羽板20は図1,図2の紙面と直交する方向に長尺に形成されており、アルミ等の金属による押出成形品である。すなわち、羽板20は、その長さ方向に同一断面を有する長尺材であり、本体部21と、上側突出片22と、下側突出片23は一体形成されている。
複数の羽板20は、本体部21の軸芯が上下方向に揃うようにして上下方向に並んで設けられている。
本体部21は、矩形筒状に形成されており、支持体10によって支持される。本体部21の正面(前面)、背面(後面)、上面、下面を構成する壁は薄板状であり、当該各面を構成する壁によって囲まれる中空部をなるべく大きく確保するようにしている。
上側突出片22は、閉塞状態において本体部21の上端部から上方に突出する板状体である。その厚みは、本体部21の各面を構成する壁と略等しく設定されている。
また、当該上側突出片22は本体部21の背面側(開口部1側)に位置し、その背面が本体部21の背面と面一になっている。
下側突出片23は、閉塞状態において本体部21の下端部から下方に突出する板状体である。その厚みは、本体部21の各面を構成する壁と略等しく設定されている。
また、当該下側突出片23は本体部21の正面側(開口部1とは反対側)に位置し、その正面が本体部21の正面と面一になっている。
そして、複数の羽板20のうち上方に位置する羽板20の下側突出片23と、下方に位置する羽板20の上側突出片22は、下側突出片23が本体部21の正面側に位置し、上側突出片22が本体部21の背面側に位置することによって正背方向に互いに離間している。
さらに、当該上側突出片22と下側突出片23の突端22a,23a同士が互いに上下方向に行き違うように配置されている。これら突端22a,23aは、それぞれ、上下方向に隣り合う羽板20の本体部21に到達しないように配置されている。
すなわち、上方に位置する羽板20における下側突出片23の突端23aと、下方に位置する羽板20における上側突出片22の突端22aは、図1に示すように僅かに(例えば5mm〜15mm程度)上下方向に行き違いなっている。したがって、正面から閉塞状態における複数の羽板20を見た場合には、上方に位置する羽板20における下側突出片23の突端23aと、下方に位置する羽板20における上側突出片22の突端22aは僅かに重なった状態となる。
上側突出片22と下側突出片23とが、本体部21に対して上述のように設けられているので、上下に隣り合う羽板20,20間には、所謂クランク状に曲折した隙間を形成することができる。
そして、外部から開口部1側に吹く風は、当該曲折した隙間を、図1に示す矢印Y1のように通過する。一方、外部から開口部1に向けられる視線は、当該曲折した隙間を抜けにくくなる。
以上のような構成の複数の羽板20を傾動させる際において、上側突出片22および下側突出片23の突出寸法が長い場合は、これら上側突出片22と下側突出片23とが接触することが考えられる。そのため、複数の羽板20の傾動方向は、上方に位置する羽板20の下側突出片23と、下方に位置する羽板20の上側突出片22とが離間する方向に設定されている(図7参照)。すなわち、上側突出片22が背面側に傾き、下側突出片23が正面側に傾くように傾動する。
なお、上側突出片22および下側突出片23の突出寸法が短い場合、傾動方向については特に限定されるものではない。
また、ルーバー装置L1は、複数の羽板20を連動して傾動させる連動機構を備えるものとする。ただし、これに限られるものではなく、羽板20のそれぞれを個々に傾動できるようにしてもよい。なお、複数の羽板20を連動して傾動させる連動機構は、手動で操作するものでもよく、所定のプログラムに基づいて自動制御されるものであってもよい。
なお、本実施の形態において、上側突出片22は本体部21の背面側に位置し、下側突出片23は本体部21の正面側に位置するものとしたが、これら上側突出片22と下側突出片23の位置は逆でもよい。
上側突出片22と下側突出片23の正背の位置を逆にした場合、その傾動方向は、上方に位置する羽板20の下側突出片23と、下方に位置する羽板20の上側突出片22とが離間する方向であることに変わりはないが、実際には逆になる。すなわち、上側突出片22が正面側に傾き、下側突出片23が背面側に傾くように傾動する。
また、複数の羽板20の正面と背面のうち少なくとも開放状態時に上を向く面は、凹凸加工が施されることによって光拡散機能を有する。本実施の形態においては、各羽板20の正面と背面の双方に凹凸24,25が形成されている。すなわち、図1において羽板20の正面に形成された凹凸24は、羽板20の傾動時に、図2に示すように上を向く。一方、羽板20の背面に形成された凹凸25は、羽板20の傾動時に下を向くことになる。
そして、上を向く面に入射した光は、凹凸24によって拡散しながら反射し、下を向く面に入射した光は、凹凸25によって拡散しながら反射する。なお、上下に隣り合う羽板20間でも光の反射があり、光がより多く拡散することになる。
図1,図2に示すような羽板20を複数備えるルーバー装置L1は、図3,図4に示すように、開口部1の外側に配置されている。当該ルーバー装置L1は窓サッシ3に対して直接取り付けられている。また、当該ルーバー装置L1は、羽板20同様、アルミ等の金属によって製造されている。
複数の羽板20は、支持体10の縦枠12に沿って上下方向に並んで配置され、図示しない回転軸を介して縦枠12に傾動自在に取り付けられている。
なお、複数の羽板20は、図示しない連動機構によって連動して傾動するように構成されているものとする。
図3は、夏場におけるルーバー装置L1の使用状態を示すものであり、複数の羽板20の傾斜角度を適宜調整し、当該複数の羽板20を庇として機能させている。特に、各羽板20を外側に向かって下り勾配となるように傾動させることによって、庇としての機能を発揮しやすい。
図3に示す矢印Y2は、夏至の時の日射角度であり、複数の羽板20の角度を調整し、庇として機能させることによって、日射が、開口部1を介して室内に直接差し込むことを防ぐことができる。また、複数の羽板20に入射した光は凹凸24,25によって拡散されるので好ましい。
図4は、冬場におけるルーバー装置L1の使用状態を示すものであり、複数の羽板20の傾斜角度を適宜調整し、日射を、開口部1を介して室内に取り込みやすくしている。特に、各羽板20を開口部1に向かって下り勾配となるように傾動させることによって、日射を室内に取り込みやすくなる。
図4に示す矢印Y3は、当時の時の日射角度であり、複数の羽板20角度を調整することで、日射を、開口部1を介して室内に直接差し込ませることができる。また、複数の羽板20に入射した光は凹凸24,25によって拡散されて室内に入るので好ましい。
次に、図5を参照して複数の羽板30について、より詳細に説明する。なお、当該複数の羽板30は、上述した複数の羽板20と類似構成であるため、異なる構成部分や特に説明が必要であると判断される部分についてのみ説明する。
複数の羽板30のそれぞれは、本体部31と、上側突出片32と、下側突出片33と、を有する。
そして、上方に位置する羽板30の下側突出片33と、下方に位置する羽板30の上側突出片32は、下側突出片33が本体部31の正面側に位置し、上側突出片32が本体部31の背面側に位置することによって正背方向に互いに離間している。
さらに、当該上側突出片32と下側突出片33の突端32a,33a同士が互いに上下方向に行き違うように配置されている。これら突端32a,33aは、それぞれ、上下方向に隣り合う羽板30の本体部31に到達しないように配置されている。
すなわち、上方に位置する羽板30における下側突出片33の突端33aと、下方に位置する羽板30における上側突出片32の突端32aは、図5に示すように僅かに(例えば5mm〜15mm程度)上下方向に行き違いなっている。したがって、正面から閉塞状態における複数の羽板30を見た場合には、上方に位置する羽板30における下側突出片33の突端33aと、下方に位置する羽板30における上側突出片32の突端32aは僅かに重なった状態となる。
さらに、本体部31の上面と上側突出片32との境界部分32bと、本体部31の下面と下側突出片33の境界部分33bは曲面形状となっている。当該境界部分32b,33bは、上下に隣り合う羽板30間の隙間に面しているため、所謂クランク状の隙間を形成する面が曲面形状となる。これによって、当該曲面形状の境界部分32b,33bに沿って通過する空気が抵抗を受けにくくなり、上下に隣り合う羽板30間を通過する空気の流れをスムーズにすることができる。
また、複数の羽板30の正面と背面の双方に凹凸34,35が形成されている。すなわち、図7において羽板30の正面に形成された凹凸34は、羽板30の傾動時に上を向く。一方、羽板30の背面に形成された凹凸35は、羽板30の傾動時に下を向くことになる。
そして、上を向く面に入射した光は、凹凸24によって拡散しながら反射し、下を向く面に入射した光は、凹凸25によって拡散しながら反射する。
図5に示すような羽板30を複数備えるルーバー装置L2は、図6に示すように、開口部1の外側に配置されている。当該ルーバー装置L2は窓サッシ3に対して、ブラケット11を介して取り付けられている。また、当該ルーバー装置L2は、羽板30同様、アルミ等の金属によって製造されている。
複数の羽板30は、支持体10の縦枠12に沿って上下方向に並んで配置され、回転軸12aを介して縦枠12に傾動自在に取り付けられている。また、複数の羽板30は、連動機構によって連動して傾動するように構成されているものとする。
連動機構は、複数の羽板30を連動して傾動させることができれば特に限定されるものではない。本実施の形態において連動機構は、図6,図7に示すように、複数のアーム14と、リンクと、操作部15と、を備える。
複数のアーム14は、複数の羽板30の回転中心である複数の回転軸12aと一体的に連結されている。
リンクは、複数のアーム14同士を連結している。
操作部15は、支持体10の縦枠12に設けられるとともにリンクに連結され、当該リンクを操作するものである。操作部15によってリンクを操作することで複数のアーム14を連動して操作することができ、結果的に複数の羽板30を操作することができる。
ルーバー装置L2における支持体10の複数の縦枠12間には、金属製の横格子材16が架け渡されて固定されている。当該横格子材16は、防犯のために設けられるものであり、例えば複数の羽板30が取り外されたり、破られたりした場合でも横格子材16が残ることになる。
少なくとも人が横格子材16を破って開口部1を通過できなければよいので、横格子材16の取り付け本数や取り付け間隔は、開口部1の大きさ(開口面積)を考慮するとともに、通風性・採光性・景観性・眺望性を確保する点について考慮することが望ましい。
図7には、横格子材16の取り付け可能範囲R1,R2が示されている(図7においてドットが多数現れている箇所)。すなわち、横格子材16は、複数の羽板30それぞれの傾動軌跡から外れた位置に配置されている。
複数の羽板30よりも背面側において複数の縦枠12間に架け渡される場合、横格子材16は、取り付け可能範囲R1内に配置される。この場合、横格子材16は、複数の縦枠12に対して直接固定されている。
複数の羽板30よりも正面側において複数の縦枠12間に架け渡される場合、横格子材16は、取り付け可能範囲R2内に配置される。この場合、横格子材16は、複数の縦枠12に対して、図示しないブラケット等を介して固定されるものとする。
なお、図7に例示するように、複数の羽板30のそれぞれは、ストッパー36を有していてもよい。当該ストッパー36は、閉塞状態における各羽板30の下端部であって、かつ長さ方向の少なくとも一端部に一体的に設けられている。
より詳細に説明すると、ストッパー36は、上方に位置する羽板30において本体部31の下面と下側突出片33の突端33aとに亘って一体的に設けられている。また、その断面形状は略L字状であり、下方に位置する羽板30における上側突出片32の突端32aの形状に対応している。すなわち、下方に位置する羽板30における上側突出片32の突端32aは、ストッパー36側に膨出している。ストッパー36は、当該突端32aの膨出形状に対応して部分的に凹んだ状態となっている。これによって、ルーバー装置L2を閉塞状態とした時に、複数の羽板30が上下方向に真っ直ぐ並び、納まりが良くなるので好ましい。
本実施の形態によれば、複数の羽板20(30)のうち上方に位置する羽板20(30)の下側突出片23(33)と、下方に位置する羽板20(30)の上側突出片22(32)は、一方が本体部21(31)の正面側に位置し、他方が本体部21(31)の背面側に位置することによって正背方向に互いに離間し、さらに当該上側突出片22(32)と下側突出片23(33)の突端22a,23a(32a,33a)同士が互いに上下方向に行き違うように配置されているので、上下に隣り合う羽板20(30)間に、所謂クランク状に曲折した隙間を形成することができる。さらに、上側突出片22(32)と下側突出片23(33)の突端22a,23a(32a,33a)同士が互いに上下方向に行き違うことで、通風を可能としつつ、外部から開口部1への視線を遮断することができる。これによって、外部から開口部1への視線を確実に遮ることができるとともに、十分な換気量を得ることが可能となる。
また、上側突出片22(32)と下側突出片23(33)のうち、本体部21(31)の正面側に位置する一方の正面は当該本体部21(31)の正面と面一になっており、本体部21(31)の背面側に位置する他方の背面は当該本体部21(31)の背面と面一になっているので、開放状態時にした時の上下面が正背方向に伸びたように見せることができ、見映えが良い。
また、羽板20(30)の正面と背面のうち少なくとも開放状態時に上を向く面は、凹凸加工(凹凸24,25、凹凸34,35)が施されることによって光拡散機能を有するので、当該上を向く面に入射する光を拡散させることができる。これによって、当該上を向く面に反射し、開口部1を通じて室内に入る光の眩しさを低減できる。
また、ルーバー装置L2において、本体部31の上面と上側突出片32との境界部分32bと、本体部31の下面と下側突出片33の境界部分33bは曲面形状となっているので、当該曲面形状の境界部分32b,33bに沿って通過する空気が抵抗を受けにくくなり、上下に隣り合う羽板30間を通過する空気の流れをスムーズにすることができる。これによって、ルーバー装置L2を閉塞状態とした場合であっても、十分な換気量の確保に貢献できる。
また、当該曲面形状の境界部分32b,33bが目に入った際に、例えば本体部31と、上側突出片32および下側突出片33のそれぞれとが角張った状態で一体形成される場合よりも柔らかな印象を与えることができる。
また、ルーバー装置L2において、複数の羽板30を支持する複数の縦枠12間に、複数の羽板30それぞれの傾動軌跡から外れた位置に配置される横格子材16が架け渡されて固定されているので、防犯性に優れる。すなわち、たとえ複数の羽板30が取り外して開口部1から侵入を図ろうとしても、横格子材16によってこれを防ぐことができるので、防犯性を向上させることができる。
L1 ルーバー装置
L2 ルーバー装置
1 開口部
10 支持体
20 羽板
21 本体部
22 上側突出片
22a 突端
23 下側突出片
23a 突端
30 羽板
31 本体部
32 上側突出片
32a 突端
33 下側突出片
33a 突端

Claims (6)

  1. 上下に並んで配置されるとともに支持体によって傾動自在に支持された横長の複数の羽板を備え、窓等の開口部の外側に配置されるルーバー装置において、
    前記複数の羽板のそれぞれは、
    前記支持体によって支持される本体部と、
    前記本体部の上端部から上方に突出する上側突出片と、
    前記本体部の下端部から下方に突出する下側突出片と、を有しており、
    前記複数の羽板のうち上方に位置する前記羽板の前記下側突出片と、下方に位置する前記羽板の前記上側突出片は、一方が前記本体部の正面側に位置し、他方が前記本体部の背面側に位置することによって正背方向に互いに離間し、さらに当該上側突出片と下側突出片の突端同士が互いに上下方向に行き違うように配置されていて、
    前記上方に位置する羽板の前記本体部の下面と前記下側突出片の前記突端とに亘って、前記下方に位置する羽板の前記上側突出片の突端に当接するストッパーが設けられていることを特徴とするルーバー装置。
  2. 請求項1に記載のルーバー装置において、
    前記下方に位置する羽板の前記上側突出片の前記突端は、前記ストッパー側に膨出していて、
    前記ストッパーは、前記下方に位置する羽板の前記上側突出片の前記突端の膨出形状に対応して部分的に凹んだ状態となっていることを特徴とするルーバー装置。
  3. 請求項1又は2に記載のルーバー装置において、
    前記上側突出片と前記下側突出片のうち、前記本体部の正面側に位置する一方の正面は当該本体部の正面と面一になっており、前記本体部の背面側に位置する他方の背面は当該本体部の背面と面一になっていることを特徴とするルーバー装置。
  4. 請求項に記載のルーバー装置において、
    前記本体部と、前記上側突出片および前記下側突出片のそれぞれとは一体形成されており、
    前記本体部の上面と前記上側突出片との境界部分と、前記本体部の下面と前記下側突出片の境界部分は曲面形状となっていることを特徴とするルーバー装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のルーバー装置において、
    前記羽板の正面と背面のうち少なくとも開放状態時に上を向く面は、凹凸加工が施されることによって光拡散機能を有することを特徴とするルーバー装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のルーバー装置において、
    前記支持体は、前記複数の羽板の長さ方向両端部に位置し、当該複数の羽板が架け渡される複数の縦枠を備えており、
    前記複数の縦枠間には、前記複数の羽板それぞれの傾動軌跡から外れた位置に配置される横格子材が架け渡されて固定されていることを特徴とするルーバー装置。
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