JP2010060198A - 調湿ルーバー - Google Patents
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Abstract
【課題】空間を有効に活用し調湿性能を発揮することができる調湿ルーバーを提供する。
【解決手段】調湿ルーバー1は、ルーバーを構成する羽板2が調湿性能を有しているため、調湿材2を設けるのに十分な面積を確保することができる。また、ルーバーは日射を取り込んだり遮蔽したりする目的のために居室の窓5にそって配置されるため、調湿ルーバー1の前に家具や家電製品が置かれることがなく、調湿材が確実に居室内に曝され、効果的に調湿性能を発揮できる。
【選択図】 図1
【解決手段】調湿ルーバー1は、ルーバーを構成する羽板2が調湿性能を有しているため、調湿材2を設けるのに十分な面積を確保することができる。また、ルーバーは日射を取り込んだり遮蔽したりする目的のために居室の窓5にそって配置されるため、調湿ルーバー1の前に家具や家電製品が置かれることがなく、調湿材が確実に居室内に曝され、効果的に調湿性能を発揮できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、調湿ルーバーに関する。詳しくは室内の湿度を調整する機能を持ったルーバーに関する。
日射の取り入れと遮蔽を選択的に切り替えたり、空気調和設備の空気出入口に設け空気の吐き出し方向を決定するためにルーバーが用いられる。
また、室内の湿度を調整する目的で壁面の一部に調湿性能を有する建材が用いられる。
しかし、従来の調湿建材の使用方法では、居室内の調湿を十分に行うためには、調湿建材を壁面などの広い範囲にわたって設けるか、吸放湿性能の高い調湿建材を使用しなければならなかった。
また、居室内は家具や家電製品等が置かれるため、壁面などに調湿建材を設けるスペースが十分にあるとはいえなかった。また、調湿材を設けた壁面に家具や家電製品等を置くと調湿材が十分な性能を発揮できなかった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み、空間を有効に活用し調湿性能を発揮することができる調湿ルーバーを提供することを課題とする。
上記の課題は、居室内に設けられるルーバーであって、羽板が調湿性能を有することを特徴とする調湿ルーバーにより解決される。
この調湿ルーバーは、ルーバーを構成する羽板が調湿性能を有しているため、調湿材を設けるのに十分な面積を確保することができる。また、ルーバーは日射を取り込んだり遮蔽したりする目的のために居室の窓にそって配置されるため、調湿ルーバーの前に家具や家電製品が置かれることがなく、調湿材が確実に居室内に曝され、効果的に調湿作用を発揮できる。なお、ここで羽板が調湿性能を有するとは、羽板自体が調湿性能を有する建材で構成されていてもよいし、調湿性能を有しない基材に調湿性能を有する材料を貼り付けたものや調湿性能を有するように調湿処理が施されたものであってもよい。
上記の調湿ルーバーにおいて、羽板が所定の回動支点で回動するとよい。
羽板が所定の回動支点で回動することで、羽板の向きが任意に変更することができ、この調湿ルーバーの開閉度を調整することで日射を取り込んだり、遮蔽したりすることができる。なお、羽板が回動する回動軸は垂直方向であっても水平方向であってもよい。
また、羽板が室内側から壁側に向かって下がる方向に傾斜しているとよい。
羽板が室内側から壁側に向かって下がる方向に傾斜していることで、窓と調湿ルーバーの間を下から上に上昇する空気の流れが調湿ルーバーの羽板間に抵抗なく取り込まれ、空気が室内側へと流れることにより、調湿ルーバーの羽板間に自然な空気の流れが形成され、羽板周りの空気の流れによって効果的に調湿効果を得ることができる。
また、調湿ルーバーが少なくとも2以上の同形状の羽板からなり、それぞれの羽板は羽板の長尺方向と一致する回動軸に対する回動支点をそれぞれ同じ箇所に有し、それぞれの羽板が該羽板を支持する枠体に回動支点が千鳥配置となるように支持されているとよい。
それぞれの羽板が羽板を支持する枠体に回動支点が千鳥配置となるように支持されているので、ルーバーを開いた状態で羽板が空気と触れ合う空間容積が増え、より効果的に調湿性能を発揮することができる。
さらに、調湿ルーバーが、居室内の空調機が設置された壁面と相対する面に取り付けられているとよい。
居室内に空調機から吐き出させる気流が、調湿ルーバーの下から上に流れる気流となり、調湿ルーバーの周りに空気の流れが形成され、より一層調湿効果を発揮することができる。
本発明は以上のとおりであるから、空間を有効に活用し調湿性能を発揮することができる調湿ルーバーを提供することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す調湿ルーバー1において、2は羽板、3は回動支点、4は枠体、5は窓、6は壁、7は居室、8は空調機、9は気流である。
調湿ルーバー1の羽板2は、空気中の湿度状態によって湿気を吸湿したり放湿したりする調湿性能を有する調湿材からなり、断面視プレート形の長尺物であり、長尺方向を回転軸として羽板の開度を調節できるように回動支点3が両端部から突出し、羽板2・・・は、羽板2・・・を回動可能に支持する枠体4の縦枠に、室内側から壁側に向かって下がる方向に傾斜するように支持されている。
図2(イ)に示すように、調湿ルーバー1は居室7内の窓5の前面に設けられ、居室7内の窓5と相対する側には空調機8が取り付けられている。
図2(ロ)に示すように、羽板2・・・を回動させ羽板2・・・間に空間を設けると、羽板2・・・間に空気が通り、調湿材からなる羽板2・・・が湿気を吸収もしくは放出し、室内の湿度調整が行われる。
また、図2(ハ)に示すように、羽板2・・・を回動させ羽板2・・・間を閉じることで、羽板2・・・間への空気の流れは止めるが、羽板2・・・によって平面が形成されるため、調湿材からなる羽板2・・・が湿気を吸収もしくは放出し、室内の湿度調整が行われる。
調湿ルーバー1は、窓5に設けられた調湿ルーバーとして、羽板の角度を調節することでルーバーの開閉度を調節し、外部から日光を取り入れたり、遮蔽したりするルーバーとして機能するとともに、羽板2が調湿材からなっているため、室内の湿度状態によって湿気を吸湿したり放湿したりする調湿性能を発揮する。
また、ルーバーの羽板に調湿材が用いられているため、調湿材を設けるのに十分な面積を確保することができる。特に、ルーバーは日射を取り込んだり遮蔽したりする目的のために居室の窓にそって配置されるため、調湿ルーバーの前に家具や家電製品が置かれることがなく、調湿建材が確実に居室内に曝され、効果的に調湿作用を発揮できる。
さらに、羽板3・・・は、壁側に向かって下がる方向に傾斜するように支持されているため、図2(イ)に示すように、窓から入る日光により暖められた空気によって起こる上昇気流によって、窓5と調湿ルーバー1の間を下から上に上昇する空気の流れが調湿ルーバー1の羽板2間に抵抗なく取り込まれ、空気が室内7側へと流れることにより、調湿ルーバー1の羽板2間に自然な空気の流れが形成され、羽板2の周りの空気の流れによって効果的に調湿性能を発揮することができる
図3に示す本発明の第2実施形態において、調湿ルーバー11の羽板2は、上記第1実施形態と同じく、空気中の湿度状態によって湿気を吸湿したり放湿したりする調湿性能を有する調湿材からなり、断面視プレート形の長尺物であり、長尺方向を回転軸として羽板の開度を調節できるように回動支点3が両端部にから突出し、羽板2・・・は、羽板2・・・を回動可能に支持する枠体4に、回動支点が千鳥配置となるように互いに交互の間隔をあけて室内側から壁側に向かって下がる方向に傾斜するように支持されている。
図3に示すように、羽板の回動支点配置は、調湿ルーバーを閉じたときに外部からの光を遮蔽するため羽板が縦方向に並ぶように、調湿ルーバー11の表裏方向の2列に対して、2枚の羽板2,2の回動支点3,3を支持する窓側の列を上部、居室側の列を下部とする一組のユニットとし、間隔をあけて複数配列する態様で配置されている。
図3に示すように、羽板2・・・の回動支点3・・・が千鳥配置となるように互いに交互に間隔をあけて配置されているため、ルーバーの開閉度を調整し羽板を開閉することで、羽板2・・・の端部が互い違いに凹凸状となりルーバーを開いた状態で羽板が空気と触れ合う空間容積が増え、より効果的に調湿性能を発揮することができる。
以上に本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、羽板を枠体の縦枠に支持し縦方向に並べて配置した場合について示したが、羽板を枠体の横枠に支持し横方向に並べて配置してもよい。
また、羽板を支持する枠体は、四周が同じ部材で構成される必要はなく、縦枠と横枠で異なっていてもよいし、縦枠もしくは横枠だけで構成されていてもよい。また、枠体は長尺の成形部材で構成されている必要ななく、紐などであってもよい。要は羽板を回動可能の支持できるものであれば、その形態、材質等に特に限定はない。
さらに、第2実施形態では羽板の回動支点配置は、調湿ルーバーを閉じたときに外部からの光を遮蔽するため羽板が縦方向に並ぶように、調湿ルーバー11の表裏方向の2列に対して、2枚の羽板2,2の回動支点3,3を支持する窓側の列を上部、居室側の列を下部とする一組のユニットとし、間隔をあけて複数配列する態様で配置されている場合について示したが、配置方法にはこの限りでなく、縦方向について等間隔で羽板を指示するように千鳥配置してもよいし、羽板の幅方向長さや羽板どうしの間隔などによって適宜選択されればよい。
1、11・・・調湿ルーバー
2・・・羽板
3・・・回動支点
4・・・枠体
5・・・窓
6・・・壁
7・・・居室
8・・・空調機
9・・・気流
2・・・羽板
3・・・回動支点
4・・・枠体
5・・・窓
6・・・壁
7・・・居室
8・・・空調機
9・・・気流
Claims (5)
- 居室内に設けられるルーバーであって、羽板が調湿性能を有することを特徴とする調湿ルーバー。
- 前記羽板が所定の回動支点で回動する請求項1に記載の調湿ルーバー。
- 前記羽板が室内側から壁側に向かって下がる方向に傾斜している請求項1または請求項2に記載の調湿ルーバー。
- 前記調湿ルーバーが少なくとも2以上の同形状の羽板を有し、
それぞれの羽板は羽板の長尺方向と一致する回動軸に対する回動支点をそれぞれ同じ箇所に有し、
それぞれの羽板が該羽板を支持する枠体に回動支点が千鳥配置となるように支持されている請求項1乃至3に記載の調湿ルーバー。 - 居室内の空調機が設置された壁面と相対する面に取り付けられた請求項1乃至4に記載の調湿ルーバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008226131A JP2010060198A (ja) | 2008-09-03 | 2008-09-03 | 調湿ルーバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008226131A JP2010060198A (ja) | 2008-09-03 | 2008-09-03 | 調湿ルーバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010060198A true JP2010060198A (ja) | 2010-03-18 |
Family
ID=42187193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008226131A Pending JP2010060198A (ja) | 2008-09-03 | 2008-09-03 | 調湿ルーバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010060198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020040012A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | 株式会社Azuma | 液切板及びそれを備える湿式集塵機 |
JP2022082705A (ja) * | 2018-09-10 | 2022-06-02 | 株式会社Azuma | 液切板及びそれを備える湿式集塵機 |
-
2008
- 2008-09-03 JP JP2008226131A patent/JP2010060198A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020040012A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | 株式会社Azuma | 液切板及びそれを備える湿式集塵機 |
JP2022082705A (ja) * | 2018-09-10 | 2022-06-02 | 株式会社Azuma | 液切板及びそれを備える湿式集塵機 |
JP7112078B2 (ja) | 2018-09-10 | 2022-08-03 | 株式会社Azuma | 液切板及びそれを備える湿式集塵機 |
JP7267650B2 (ja) | 2018-09-10 | 2023-05-02 | 株式会社Azuma | 液切板及びそれを備える湿式集塵機 |
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