JP6442971B2 - 吐出パターンデータ補正方法、印刷方法、印刷装置および印刷システム - Google Patents

吐出パターンデータ補正方法、印刷方法、印刷装置および印刷システム Download PDF

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本発明は、ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターンデータ補正方法、印刷方法、印刷装置および印刷システムに関するものである。
従来、印刷装置(インクジェット記録装置)として、インクを吐出するヘッドカートリッジと、ヘッドカートリッジを搭載するキャリッジと、キャリッジを介してヘッドカートリッジを往復動させる往復動機構(ガイドシャフト、主走査モーター、モータープーリ、従動プーリおよびタイミングベルト)と、記録媒体を搬送する搬送機構(LFモーターおよび搬送ローラー)と、これらを制御するコントローラーと、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この印刷装置では、搬送機構により記録媒体を搬送すると共に、往復動機構によりヘッドカートリッジを往復移動しつつ、ヘッドカートリッジを駆動することで、搬送された記録媒体上に印刷画像を形成する。
特開2007−176113号公報
ところで、この種の印刷装置では、定期的にフラッシング(保守吐出)を行うことで、ノズル乾きによるノズル詰まりを防止している。例えば、上記従来の印刷装置では、所定量の画像形成が行われる毎にフラッシングのための走査を行い、記録媒体上にフラッシングを行うようにしている(フラッシング動作)。
しかしながら、上記従来の印刷装置では、全ての吐出ノズルにおいてノズル詰まりを確実に防止できるように、フラッシング動作を高頻度で行う必要があった。この点、フラッシング動作を行っている間、画像形成動作を休止せざるを得ないため、フラッシング動作を高頻度で行った結果、画像形成動作のスループットが低下してしまうという問題が生じていた。
これに対し、画像形成用の吐出パターンデータに、フラッシング用の吐出パターンデータを合成し、これを用いて画像形成動作とフラッシング動作とを同時に行う構成も考えられる。しかしながら、かかる場合、フラッシング用に吐出するインクを、印刷画像上に重ねて着弾せざるを得ない。そのため、フラッシング動作を高頻度で行った結果、フラッシングで吐出したインクによって、印刷画像が汚れてしまい、印刷画像の見栄えが著しく悪化してしまうという問題が生じる。
本発明は、ノズル詰まりを生じさせることなく、フラッシング動作の頻度を極力低減することができる吐出パターンデータ補正方法、印刷方法、印刷装置および印刷システムを提供することを課題としている。
本発明の吐出パターンデータ補正方法は、ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターンデータ補正方法であって、吐出パターンデータを解析し、ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが密集する密集部分を判定する密集部分判定ステップと、判定した密集部分における所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正ステップと、を実行することを特徴とする。
上記の吐出パターンデータ補正方法において、密集部分判定ステップでは、所定量より少ない吐出量データが、所定の割合で存在する部分を、密集部分として判定することが好ましい。
上記の吐出パターンデータ補正方法において、密集部分判定ステップでは、所定量より少ない吐出量データが、所定数連続する部分を、密集部分として判定することが好ましい。
本発明の印刷方法は、ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターン補正ステップと、補正した吐出パターンデータに基づいて印刷処理を行う印刷処理ステップと、を実行し、吐出パターン補正ステップでは、吐出パターンデータを解析し、ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが密集する密集部分を判定する密集部分判定ステップと、判定した密集部分における所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の印刷装置は、ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターン補正部と、補正した吐出パターンデータに基づいて印刷処理を行う印刷処理部と、を備え、吐出パターン補正部は、吐出パターンデータを解析し、ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが密集する密集部分を判定する密集部分判定部と、判定した密集部分における所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正部と、を有することを特徴とする。
本発明の印刷システムは、ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターン補正部と、補正した吐出パターンデータに基づいて印刷処理を行う印刷処理部と、を備え、吐出パターン補正部は、吐出パターンデータを解析し、ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが密集する密集部分を判定する密集部分判定部と、判定した密集部分における所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正部と、を有することを特徴とする。
これらの構成によれば、各吐出ノズルについて、吐出量が所定量より少ない吐出量データ(例えば、吐出量「S」の吐出量データおよび/または吐出量「0(ゼロ)」の吐出量データ)の密集部分を判定し、当該密集部分の吐出量データを、選択的に、吐出量が所定量より多い吐出量データ(例えば吐出量「L」の吐出量データ)に変更することで、ノズル乾きが生じやすい部分自体を排除することができる。すなわち、吐出量が所定量より少ない吐出量データの密集部分は、無吐出や少ない吐出量の吐出を連続または高頻度で行う部分となる。そのため、ノズル乾きが生じやすい部分となっている。これに対し、この密集部分の吐出量データの一部を、ノズル乾きが生じにくい(ひいてはノズル乾きが解消される)「所定量より多い吐出量データ」に変更することで、ノズル乾きが生じやすい部分自体を排除することができる。これによって、ノズル乾きによるノズル詰まりを生じさせることなく、フラッシング動作の頻度を極力低減することができる。場合によっては、フラッシング動作を省略することができる。
なお、「所定量より少ない吐出量データ」および「所定量より多い吐出量データ」は、それぞれ「第1種吐出量の吐出量データ」および「第1種吐出量より吐出量が多い第2種吐出量の吐出量データ」を示すものである。当該第1種吐出量および第2種吐出量には、複数の吐出量が含まれていても良い。例えば、吐出パターンデータが吐出量データを、吐出量の多い方から吐出量「L」、吐出量「M」、吐出量「S」および吐出量「0(ゼロ)」の4階調で示す場合、吐出量「S」の吐出量データを、「所定量より少ない吐出量データ(第1種吐出量の吐出量データ)」とし、吐出量「L」の吐出量データを、「所定量より多い吐出量データ(第2種吐出量の吐出量データ)」としても良いし、吐出量「S」および吐出量「ゼロ」を、「所定量より少ない吐出量データ」とし、吐出量「L」および吐出量「M」を、「所定量より多い吐出量データ」としても良い。
また、「所定量より少ない吐出量データ」を、吐出量「0(ゼロ)」の吐出量データと、吐出量が0(ゼロ)より多い吐出量データ(例えば吐出量「S」の吐出量データ)とを含むものとした場合、吐出量補正ステップ(吐出量補正部)において、後者のみを補正対象(吐出量の変更対象)とすることが好ましい。この構成によれば、当該補正の影響で、印刷画像の見栄えが大きく変化してしまうのを抑制することができる。
上記の吐出パターンデータ補正方法において、吐出量補正ステップでは、判定した密集部分における所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを、所定の間隔を持って等間隔で所定量より多い吐出量データに補正することが好ましい。
この構成によれば、密集部分の吐出量データを等間隔で、吐出量が所定量より多い吐出量データに変更することで、当該密集部分を均一に補正することができる。そのため、当該吐出量データの補正によって、当該密集部分の色の濃さが部分的に変化してしまい、印刷画像の見栄えが大きく変化してしまうのを抑制することができる。
上記の吐出パターンデータ補正方法において、吐出パターンデータは、ノズルの配列に対応するX軸と、各タイミングに対応するY軸と、を有し、当該XY座標に吐出量データを配置したマトリクスデータであり、吐出パターンデータにおける各座標が、所定量より多い吐出量データが閾値以上分布する分布領域の座標であるか否かを判定する座標判定ステップを、更に実行し、吐出量補正ステップでは、密集部分における所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データのうち、分布領域の座標の吐出量データを、選択的に所定量より多い吐出量データに補正することが好ましい。
この構成によれば、「所定量より多い吐出量データ」への補正を、当該「吐出量が多い吐出量データ」が閾値以上分布する領域(当該「吐出量が多い吐出量データ」が集まった領域)の座標のみにおいて行うことで、補正した部分(ドット)が目立ってしまうことを避けることができる。これにより、当該吐出量データの補正によって、印刷画像の見栄えが大きく変化してしまうのを抑制することができる。
第1実施形態に係る印刷システムのシステム構成図である。 ヘッドユニットを示した模式図である。 吐出パターンデータを示した図である。 第1実施形態に係るプリンターによる印刷動作を示したフローチャートである。 吐出パターンデータに対する補正処理を示したフローチャートである。 (a)は、第1実施形態に係る吐出量データの補正について説明するための説明図であり、(b)は、第2実施形態に係る吐出量データの補正について説明するための説明図である。 第2実施形態に係る印刷システムのシステム構成図である。 第2実施形態に係るプリンターによる印刷動作を示したフローチャートである。 吐出パターンデータに対するマスクデータ生成処理を示したフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る吐出パターンデータ補正方法、印刷方法、印刷装置および印刷システムについて説明する。実施形態では、本発明の吐出パターンデータ補正方法を適用したプリンター(印刷装置)、およびこれを備えた印刷システムを例示する。本印刷システムは、ホストコンピューターにより印刷データを入力し、プリンターにより、入力された印刷データに基づいて吐出パターンデータを生成して印刷処理を行うものである。特に、本印刷システムは、生成した吐出パターンデータをノズル乾きが生じにくいものに補正し、この補正した吐出パターンデータにより、印刷処理を行うものである。
図1に示すように、印刷システムSYは、印刷指示を行うホストコンピューター1と、ホストコンピューター1に接続されると共に、ホストコンピューター1からの印刷指示を受けて印刷処理を行うプリンター2と、により構成される。ホストコンピューター1とプリンター2とは、ケーブル3を介して接続され、有線通信によって、各種データを相互に送受信可能に構成される。なお、本実施形態では、ホストコンピューター1とプリンター2とを有線通信により接続する構成としたが、ホストコンピューター1とプリンター2とを無線通信により接続する構成であっても良い。また、ホストコンピューター1とプリンター2とを直接接続する構成であっても良いし、ホストコンピューター1とプリンター2とを、ネットワーク(インターネットやローカルエリアネットワーク)を介して接続する構成であっても良い。
ホストコンピューター1は、プリンター2との通信を行う通信部11と、これを制御する制御部12と、を備える。ホストコンピューター1は、制御部12の制御の下、通信部11により、プリンター2に対し印刷データを送信する。すなわち、ホストコンピューター1は、通信部11により、印刷データを送信することで、プリンター2に印刷データを入力する。
一方、プリンター2は、入力された印刷データを受け、インクジェット印刷方式により、印刷媒体に対しカラー印刷を施すものである。また、本プリンター2は、印刷媒体としてラベル紙を用い、ラベル紙にカラーの印刷画像を印刷して、カラーのラベルを作成可能なラベルプリンターである。
具体的には、プリンター2は、ホストコンピューター1との通信を行う通信部21と、印刷媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送部22と、搬送される印刷媒体に対し印刷を行う印刷部23と、これらを制御する制御部24と、を備える。通信部21は、ホストコンピューター1からの印刷データを受信し、印刷データを取得する。
搬送部22は、印刷媒体に転接して印刷媒体を搬送する搬送ローラー31と、搬送ローラー31を駆動する搬送モーター32と、を有する。制御部24の制御の下、搬送モーター32を駆動することで、搬送ローラー31を回転させる。これによって、印刷媒体を、搬送経路に沿って搬送方向に搬送する。
印刷部23は、CMYKの4色のラインヘッドを構成するヘッドユニット41を有する。CMYKとは、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、キープレート(K)の4色である。
図2に示すように、ヘッドユニット41は、ヘッドプレート42と、ヘッドプレート42に配設された各色各4個の印刷ヘッド43と、を有する。すなわち、ヘッドプレート42には、4色×4個の計16個の印刷ヘッド43が配設される。
各印刷ヘッド43は、対応する色のインクを、ピエゾ方式で吐出するインクジェットヘッドである。また、各印刷ヘッド43は、複数の吐出ノズル45(ノズル)から成る2列のノズル列44を有している。
各印刷ヘッド43の2列のノズル列44は、搬送方向に直交する紙幅方向と平行に形成され、また、当該2列のノズル列44は、ノズル列方向に1/2ノズルピッチ位置ズレして形成される。一方、色毎の4個の印刷ヘッド43は、紙幅方向(ノズル列方向)に千鳥状に並んで配設される。これらによって、当該紙幅方向に並んだ4個の印刷ヘッド43により、紙幅方向に延在するラインヘッド、すなわち最大幅の記録媒体に対応する1/2ノズルピッチのラインヘッドが構成される。ヘッドユニット41は、当該ラインヘッドを構成する4個の印刷ヘッド43の組が、CMYK各色に対応して、搬送方向に4組配設されていることで、4色のラインヘッドを構成する。
印刷処理では、制御部24の制御の下、搬送部22により、印刷媒体を搬送方向に送りつつ、各印刷ヘッド43を吐出駆動する。すなわち、搬送される印刷媒体に対し、各色のラインヘッドを吐出駆動することで、各色の画像をライン印刷方式で形成し、これによって4色カラーの印刷画像を形成する。
ここで図1に戻り、制御部24について説明する。制御部24は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。そして、制御部24は、所定のプログラム(例えばプリンタードライバー等)がインストールされることで、印刷データ変換部51、ノズル割当決定部52、吐出パターン補正部53および印刷制御部54として機能する。なお、請求項にいう「印刷処理部」は、搬送部22、印刷部23および印刷制御部54により、構成される。
印刷データ変換部51は、ホストコンピューター1から入力された印刷データ(例えばRGBの画像データ)を、CMYK各色のインクの吐出パターンデータD(図3参照)に変換する。すなわち、印刷データ変換部51は、入力された印刷データに基づいて、CMYK各色の吐出パターンデータDを生成する。
図3に示すように、印刷データ変換部51により生成される各吐出パターンデータDは、各吐出ノズル45の配列に対応するX軸と、各吐出タイミング(タイミング)に対応するY軸とを有し、当該XY座標に吐出量データを配置したマトリクスデータである。すなわち、各吐出パターンデータDは、吐出ノズル毎に、各吐出タイミングにおける吐出量データを示すものである。なお、吐出量データは、インクの吐出量を示すデータである。本実施形態では、吐出量「L」(第1吐出量)、吐出量「M」(第2吐出量)、吐出量「S」(第3吐出量)および吐出量「null」(第4吐出量)の4階調で吐出量を示す。吐出量「L」、吐出量「M」および吐出量「S」は、それぞれ、0(ゼロ)より多い異なる吐出量で吐出することを示す。そして、吐出量「L」に対応する吐出量は、吐出量「M」に対応する吐出量より多く、吐出量「M」に対応する吐出量は、吐出量「S」に対応する吐出量より多く設定される。また、吐出量「null」は、無吐出(空吐出)を示し、すなわち吐出量が0(ゼロ)に設定される。
図1に戻り、ノズル割当決定部52は、各吐出パターンデータDの各X座標に割り当てる各吐出ノズル45を決定する。
吐出パターン補正部53は、印刷データ変換部51により生成された各吐出パターンデータDを、各吐出ノズル45でノズル乾きが生じにくい(メニスカス状態が維持されやすい)ものに補正するものである。吐出パターン補正部53は、密集部分判定部61と、吐出量補正部62と、を有する。
密集部分判定部61は、吐出パターンデータDを解析し、X座標毎(吐出ノズル45毎)に、吐出量「S」および/または吐出量「null」が密集する密集部分を判定(抽出)する。本実施形態では、密集部分判定部61は、吐出量「S」または吐出量「null」の吐出量データが所定の割合で存在する部分を、密集部分として判定する。
吐出量補正部62は、密集部分判定部61によって判定(抽出)した密集部分における吐出量「S」の吐出量データを、選択的に吐出量「L」に変更(補正)する。本実施形態では、密集部分に属する吐出量「S」の吐出量データを、所定の間隔を持って等間隔で(例えば2個置きに)吐出量「L」に変更する構成とする。このように、密集部分における吐出量データの一部を吐出量「L」に補正することで、本来ノズル乾きが発生しやすい当該密集部分において、ノズル乾きが抑制される。
印刷制御部54は、吐出パターン補正部53(吐出量補正部62)によって補正した吐出パターンデータDに基づいて、搬送部22および印刷部23を制御し、印刷処理を行う。すなわち、搬送部22によって印刷媒体を搬送しつつ、補正後の吐出パターンデータDに基づいてヘッドユニット41を吐出制御することで、印刷画像を形成する。より具体的には、吐出パターンデータDに従って、ラインヘッドの各吐出ノズル45において、各吐出タイミングで、吐出量「L」の吐出量での吐出、吐出量「M」の吐出量での吐出、吐出量「S」の吐出量での吐出、および無吐出を選択的に行い、印刷媒体に印刷画像を形成する。
次に図4を参照して、プリンター2による印刷動作について説明する。本印刷動作は、ホストコンピューター1からの印刷データを受信し、印刷データが入力されたことに起因して実行されるものである。図4に示すように、プリンター2は、通信部21により、ホストコンピューター1から印刷データを受信すると(S1:Yes)、印刷データ変換部51により、受信した印刷データを、CMYK各色の吐出パターンデータDに変換して(S2)、各色の吐出パターンデータDを生成する。そして、ノズル割当決定部52により、各吐出パターンデータDの各X座標に割り当てる各吐出ノズル45を決定した後(S3)、吐出パターン補正部53により、生成した各吐出パターンデータDに対する補正処理を行う(S4)。当該補正処理(S4)は、「吐出パターン補正ステップ」を構成する。ここで図5を参照して、各吐出パターンデータDに対する補正処理について説明する。
当該補正処理(S4)は、各吐出パターンデータDにおいて、X座標毎(吐出ノズル45毎)に、各X座標上の各部分を順に抽出し、抽出した部分が密集部分であるか否かを判定して、上記補正を行うものである。本実施形態では、図5に示すように、まず、対象のX座標(x)を初期値(1)に設定し(S11)、対象のY座標(y)を初期値(1)に設定する(S12)。その後、密集部分判定部61により、対象のX座標上で、対象の座標(x,y)から連続する8つの座標(x,y)、(x,y+1),(x,y+2),…(x,y+7)の吐出量データを抽出する(S13)。そして、抽出した吐出量データにおいて、吐出量「S」または吐出量「null」の吐出量データの割合が所定値(例えば8個中6個)以上であるか否かを判定する(S14)。すなわち、抽出した8個の吐出量データのうち、吐出量「S」の吐出量データの数と吐出量「null」の吐出量データの数と合計が、一定値以上であるか否かを判定する。この吐出量データの抽出(S13)と吐出量データの判定(S14)とにより、「密集部分判定ステップ」を構成する。
吐出量「S」または吐出量「null」の吐出量データの割合が所定値以上でないと判定された場合(所定値未満の場合)(S14:No)には、当該8つの座標の部分が、吐出量「S」および/または吐出量「null」の密集部分ではないと判断し、次の工程(S16)に移行する。
一方、吐出量「S」または吐出量「null」の吐出量データの割合が所定値以上であると判定された場合(S14:Yes)には、当該8つの座標の部分が、吐出量「S」および/または吐出量「null」の密集部分であると判断し、吐出量補正部62により、当該密集部分における吐出量「S」の吐出量データを、所定の間隔を持って等間隔で(例えば2つ置きに)吐出量「L」に変更する(S15)(吐出量補正ステップ)。例えば、図6(a)に示すように、8つの座標の吐出量データが、順に、吐出量「null」、吐出量「S」、吐出量「S」、吐出量「L」、吐出量「S」、吐出量「S」、吐出量「S」、吐出量「null」の場合には、1つ目の吐出量「S」の吐出量データと、4つ目の吐出量「S」の吐出量データを、吐出量「L」に変更する。すなわち、8個の吐出量データを、吐出量「null」、吐出量「L」、吐出量「S」、吐出量「L」、吐出量「S」、吐出量「L」、吐出量「S」、吐出量「null」に変更する。
一連の処理(S13〜S15)が終了したら、対象のX座標上において、対象の座標を、吐出量データを抽出した座標の次の座標に変更し(S17)、再度、一連の処理(S13〜S15)を行う。すなわち、対象の座標から連続する8つの座標の吐出量データを抽出し(S13)、抽出した吐出量データにおいて、吐出量「S」または吐出量「null」の吐出量データの割合が、所定値以上であるか否かを判定し(S14)、所定値以上であると判定された場合には、吐出量データの補正を行う(S15)。このように、対象の座標を変更しつつ、一連の処理(S13〜S15)を繰返し行い、X軸上における各部分を処理する。そして、X軸上における全ての部分に対する処理が終了したら(S16:Yes)、対象のX座標を1つ変更し(S19)、次のX座標において同様の処理(S13〜S17)を行う。これを繰り返し、全X座標に対する処理が終了したら(S18:Yes)、本補正処理を終了する。
図4に戻り、各吐出パターンデータDに対する補正処理が終了したら、印刷制御部54により、搬送部22および印刷部23を制御し、補正後の各吐出パターンデータDに基づく印刷処理を行う(S5:印刷処理ステップ)。これによって、補正後の各吐出パターンデータDにより印刷画像が形成される。これにより、印刷動作を終了する。
[第2実施形態]
次に図6ないし図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る印刷システムSYについて、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。第2実施形態の印刷システムSYでは、吐出パターンデータDにおける各座標が、吐出量「L」が閾値以上分布するLドット分布領域(分布領域)の座標であるか否かを判定し、補正処理(S4)において、Lドット分布領域の座標上の吐出量データのみを、吐出量「L」への変更対象としたものである。
図7に示すように、第2実施形態のプリンター2では、吐出パターン補正部53が、図1に記載した密集部分判定部61および吐出量補正部62に加え、座標判定部63を有する。座標判定部63は、吐出パターンデータDにおける各座標が、吐出量「L」が閾値以上分布するXY領域であるLドット分布領域の座標であるか否かを判定し、この判定結果を示すマスクデータを生成するものである。このマスクデータは、各色の吐出パターンデータDに対し生成されるものであり、座標判定部63は、各吐出パターンデータDに対し、各マスクデータを生成する。そして、各マスクデータは、各吐出パターンデータDの各座標が、上記Lドット分布領域の座標であるか否か(「ON」または「OFF」)を示すマトリクスデータである。
これに対し、吐出量補正部62は、当該各マスクデータに基づき、各吐出パターンデータDにおいて、密集部分判定部61により判定した密集部分の吐出量「S」の各吐出量データのうち、Lドット分布領域の座標上の吐出量データのみを、吐出量「L」への変更対象とする。
次に図8を参照して、第2実施形態における印刷動作について説明する。図8に示すように、第2実施形態では、ノズル割当決定処理(S3)の前に、座標判定部63により、各吐出パターンデータDに対するマスクデータ生成処理を行う(S31:座標判定ステップ)。なお、第2実施形態では、マスクデータ生成処理(S31)および補正処理(S4)により、「吐出パターン補正ステップ」を、構成する。ここで図9を参照して、マスクデータ生成処理について説明する。
当該マスクデータ生成処理は、吐出パターンデータDにおける各座標を走査し、各座標がLドット分布領域の座標であるか否かを判定して、これによって、マスクデータを更新するものである。図9に示すように、まず、初期値として、マスクデータの各座標を、Lドット分布領域の座標でない(OFF)と設定する(S41)。また、対象のX座標(x)を初期値(1)に設定し(S42)、対象のY座標(y)を初期値(1)に設定する(S43)。
その後、対象の座標(x,y)を中心とする3×3のXY領域において、当該XY領域の各座標の吐出量データを抽出する(S44)。そして、抽出した吐出量データにおいて、吐出量「L」の吐出量データが閾値以上存在するか否かを判定する(S45)。
抽出した吐出量データにおいて、吐出量「L」の吐出量データが閾値以上存在しないと判定された場合(S45:No)には、当該XY領域がLドット分布領域ではなく、また対象の座標(x,y)がLドット分布領域の座標ではないと判断し、マスクデータを更新せずに、次の工程(S47)に移行する。
一方、抽出した吐出量データにおいて、吐出量「L」の吐出量データが閾値以上存在すると判定された場合(S45:Yes)には、当該XY領域がLドット分布領域であると判断し、対象のXY座標(x,y)を、Lドット分布領域の座標であると判定して、マスクデータを更新する(S46)。すなわち、マスクデータにおいて、対象の座標(x,y)を、Lドット分布領域の座標である(ON)と設定する。
一連の処理(S44〜S46)が終了したら、対象のX座標上において、対象の座標を1つ変更し(S48)、次の座標に対し、再度、一連の処理(S44〜S46)を行う。すなわち、対象の座標を中心とするXY領域の各座標を抽出し(S44)、抽出した吐出量データにおいて、吐出量「L」の吐出量データが閾値以上存在するか否かを判定し(S45)、閾値以上存在する場合には、マスクデータの更新を行う(S46)。このように、対象の座標を変更しつつ、一連の処理(S44〜S46)を繰返し行い、X軸上における各座標を処理する。そして、X座標上の全座標に対する処理が終了したら(S47:Yes)、対象のX座標を1つ変更し(S50)、次のX座標において同様の処理(S44〜S48)を行う。これを繰り返し、全X座標に対する処理が終了したら(S49:Yes)、本マスクデータ生成処理を終了する。
このようなマスクデータ生成処理によって、各吐出パターンデータDに対する各マスクデータが生成される。これに対し、各吐出パターンデータDに対する補正処理(S3)では、吐出量データの補正(S15)において、密集部分判定部61により判定した密集部分の吐出量「S」の各吐出量データのうち、各マスクデータが示すLドット分布領域の座標上の吐出量データのみを変更対象とし、当該Lドット分布領域の座標上の吐出量データを、所定の間隔を持って等間隔で吐出量「L」に変更する。
例えば、図6(b)に示すように、8つの座標の吐出量データが、順に、吐出量「null」、吐出量「S」、吐出量「S」、吐出量「L」、吐出量「S」、吐出量「S」、吐出量「S」、吐出量「null」であり、5個の吐出量「S」の吐出量データのうち、4つ目の吐出量「S」の吐出量データの座標が、Lドット分布領域の座標ではなく(OFF)、それ以外の吐出量「S」の吐出量データの座標が、Lドット分布領域の座標である(ON)場合、4つ目の吐出量「S」の吐出量データを無視し、1つ目の吐出量「S」の吐出量データと、5つ目の吐出量「S」の吐出量データを、吐出量「L」に変更する。すなわち、8個の吐出量データを、吐出量「null」、吐出量「L」、吐出量「S」、吐出量「L」、吐出量「S」、吐出量「S」、吐出量「L」、吐出量「null」に変更する。
以上の各実施形態の構成によれば、各吐出ノズル45について、吐出量「S」および/または吐出量「null」の密集部分を判定し、当該密集部分の吐出量データの一部を、ノズル乾きが改善される吐出量「L」に変更することで、吐出パターンデータDにおいて、ノズル乾きが生じやすい部分自体を排除することができる。これによって、ノズル乾きによるノズル詰まりを生じさせることなく、フラッシング動作の頻度を極力低減することができる。場合によっては、フラッシング動作を省略することができる。
また、第1実施形態の構成によれば、密集部分の吐出量データを等間隔で吐出量「L」に変更することで、密集部分を均一に補正することができる。そのため、当該吐出量データの補正によって、密集部分の色の濃さが部分的に変化してしまい、見栄えが大きく変化してしまうのを抑制することができる。
また、第2実施形態の構成によれば、吐出量データの吐出量「L」への変更を、吐出量「L」が多い領域(吐出量「L」が集まった領域)の座標のみにおいて行うことで、吐出量「L」に補正した部分が目立ってしまうことを避けることができる。これにより、当該吐出量データの補正によって、見栄えが大きく変化してしまうのを抑制することができる。
なお、上記各実施形態においては、各吐出パターンデータDに対する補正処理(S3)において、吐出量「S」の吐出量データのみを、吐出量「L」への変更対象とする構成であったが、吐出量「S」の吐出量データに加え、吐出量「null」の吐出量データについても、吐出量「L」への変更対象とする構成であっても良い。すなわち、上記密集部分の吐出量「S」または吐出量「null」の吐出量データを、等間隔で吐出量「L」に変更する構成であっても良い。なお、上記各実施形態においては、吐出量「S」および吐出量「null」を、請求項にいう「所定量より少ない吐出量データ」としている。
また、上記各実施形態においては、補正処理(S3)における、各回の吐出量データの抽出(S13)において、抽出する部分(8個の吐出量データ)が重複しないように抽出して、密集部分の判定および吐出量データの補正を行う構成であったが、抽出する部分が一部重複する構成であっても良い。
さらに、上記各実施形態においては、吐出量「S」または吐出量「null」の吐出量データが所定の割合で存在する部分を、密集部分として判定する構成であったが、吐出量「S」または吐出量「null」の吐出量データが、所定数連続する部分を、密集部分として判定する構成であっても良い。
なお、上記各実施形態においては、吐出量「L」を、請求項にいう「所定量より多い吐出量データ」とし、補正処理(S3)において、吐出量「S」を、吐出量「L」に変更する構成であったが、吐出量「M」を、「所定量より多い吐出量データ」とし、補正処理(S3)において、吐出量「S」を、吐出量「M」に変更する構成であっても良い。また、吐出量「M」および吐出量「L」を、「所定量より多い吐出量データ」とし、補正処理(S3)において、吐出量「S」を、吐出量「M」または吐出量「L」に選択的に変更する構成であっても良い。
また、上記各実施形態においては、吐出量を4階調で示した吐出パターンデータDを用いる構成であったが、吐出量を、吐出量「L」、吐出量「S」および吐出量「null」の3階調で示した吐出パターンデータDを用いる構成であっても良い。また、吐出量を5階調以上で示した吐出パターンデータDを用いる構成であっても良い。すなわち、吐出量を多階調で示した吐出パターンデータDを用いる構成であれば、上記4階調に限定されるものではない。
さらに、上記各実施形態においては、フラッシングを行うためのフラッシングユニットについて記載していないが、上記各実施形態において、プリンター2が、当該フラッシングユニットを備える構成であっても良い。かかる場合、フラッシングユニットに加え、ヘッドユニット41を、印刷位置と、フラッシングユニットに対峙するフラッシング位置と、の間で移動する移動手段を備え、例えば、所定印刷量毎に、定期的に、ヘッドユニット41をフラッシング位置に移動して、フラッシングユニットに対しフラッシング(捨て吐出)を行う構成とする。
なお、上記各実施形態においては、プリンター2が、印刷データ変換部51および吐出パターン補正部53を有し、プリンター2側で、印刷データの変換処理(S2)と、各吐出パターンデータDに対する補正処理(S4)とを行う構成であったが、ホストコンピューター1が、印刷データ変換部51および吐出パターン補正部53を有し、ホストコンピューター1側で、印刷データの変換処理(S2)と、吐出パターンデータDに対する補正処理(S4)とを行う構成であっても良い。無論、マスクデータの生成処理(S31)についても、上記第2実施形態のようにプリンター2側で行っても良いし、ホストコンピューター1側で行っても良い。
また、上記各実施形態においては、ラインヘッドにより印刷処理を行うライン印刷方式のプリンター2に本発明を適用したが、シリアルヘッドにより印刷処理を行うシリアル印刷方式のプリンター2に本発明を適用しても良い。
2:プリンター、 22:搬送部、 23:印刷部、 53:吐出パターン補正部、 54:印刷制御部、 61:密集部分判定部、 62:吐出量補正部、 D:吐出パターンデータ、 SY:印刷システム

Claims (6)

  1. ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターンデータ補正方法であって、
    前記吐出パターンデータを解析し、前記ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが所定の割合で存在する密集部分を判定する密集部分判定ステップと、
    判定した前記密集部分における前記所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に前記所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正ステップと、を実行することを特徴とする吐出パターンデータ補正方法。
  2. 前記吐出量補正ステップでは、判定した前記密集部分における前記所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを、所定の間隔を持って等間隔で前記所定量より多い吐出量データに補正することを特徴とする請求項1に記載の吐出パターンデータ補正方法。
  3. ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示したものであり、前記ノズルの配列に対応するX軸と、各タイミングに対応するY軸と、を有し、当該XY座標に前記吐出量データを配置したマトリクスデータである吐出パターンデータを補正する吐出パターンデータ補正方法であって、
    前記吐出パターンデータを解析し、前記ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが密集する密集部分を判定する密集部分判定ステップと、
    判定した前記密集部分における前記所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に前記所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正ステップと、
    前記吐出パターンデータにおける各座標が、前記所定量より多い吐出量データが閾値以上分布する分布領域の座標であるか否かを判定する座標判定ステップと、を、実行し、
    前記吐出量補正ステップでは、前記密集部分における前記所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データのうち、前記分布領域の座標の吐出量データを、選択的に前記所定量より多い吐出量データに補正することを特徴とする吐出パターンデータ補正方法。
  4. ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターン補正ステップと、
    補正した前記吐出パターンデータに基づいて印刷処理を行う印刷処理ステップと、を実行し、
    前記吐出パターン補正ステップでは、
    前記吐出パターンデータを解析し、前記ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが所定の割合で存在する密集部分を判定する密集部分判定ステップと、
    判定した前記密集部分における前記所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に前記所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正ステップと、を実行することを特徴とする印刷方法。
  5. ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターン補正部と、
    補正した前記吐出パターンデータに基づいて印刷処理を行う印刷処理部と、を備え、
    前記吐出パターン補正部は、
    前記吐出パターンデータを解析し、前記ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが所定の割合で存在する密集部分を判定する密集部分判定部と、
    判定した前記密集部分における前記所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に前記所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正部と、を有することを特徴とする印刷装置。
  6. ノズル毎の、各タイミングにおける吐出量データを示した吐出パターンデータを補正する吐出パターン補正部と、
    補正した前記吐出パターンデータに基づいて印刷処理を行う印刷処理部と、を備え、
    前記吐出パターン補正部は、
    前記吐出パターンデータを解析し、前記ノズル毎に、所定量より少ない吐出量データが所定の割合で存在する密集部分を判定する密集部分判定部と、
    判定した前記密集部分における前記所定量より少ない吐出量データについて、当該各吐出量データを選択的に前記所定量より多い吐出量データに補正する吐出量補正部と、を有することを特徴とする印刷システム。
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