JP6442370B2 - スルホニウム塩および光酸発生剤 - Google Patents

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Description

本発明は、第1にスルホニウム塩に関し、第2に、光酸発生剤に関し、より詳しくは、光、電子線又はX線等の活性エネルギー線の照射により分解して酸を発生する特定のスルホニウム塩を含有する光酸発生剤に関する。
光酸発生剤とは、光、電子線またはX線等の活性エネルギー線を照射することにより分解して酸を発生する化合物の総称であり、活性エネルギー線照射により発生した酸を活性種として、重合、架橋、脱保護反応等様々な反応に使用されている。具体的には、カチオン重合性化合物の重合やフェノール樹脂と架橋剤存在下での架橋反応、さらにはアルカリ可溶性樹脂に保護基を導入したポリマーの酸触媒脱保護反応などが挙げられる。
フォトリソグラフィー技術を駆使して電子部品の製造や半導体素子形成が盛んに行われており、光酸発生剤から発生する酸を利用した化学増幅型レジストが広く用いられている。露光光源としてKrFエキシマレーザーやArFエキシマレーザーを用いた半導体素子の量産が行われているが、近年では、さらなるパターンの微細化に伴い、短波長(高エネルギー)のEUV(極紫外線)、EB(電子線)やX線などについても検討が行われている。
しかしながら、KrFエキシマレーザーやArFエキシマレーザー用の化学増幅レジストで一般的に用いられている、トリフェニルスルホニウム塩などの光酸発生剤をEUV、EBリソグラフィーで用いた場合には、光感応性が不十分でありEUV、EB、X線などに対して高感度な光酸発生剤が求められていた。
特開2009−237176号公報 特開2010−061087号公報 特開2011−191741号公報 特開2012−194348号公報
上記の背景において、本発明の第1の目的は、EUV、EB、X線などに対して高い光感応性を有する新たなスルホニウム塩を提供することである。
本発明の第2の目的は、上記スルホニウム塩を含んでなる新たな光酸発生剤を提供することである。
本発明者は、下記の式(1)で示されるスルホニウム塩を合成し、それが上記の各目的に好適であることを見出した。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で示されるスルホニウム塩である。
Figure 0006442370
〔式(1)中、R〜Rはそれぞれ独立に炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアシル基、フッ素原子、臭素原子又は、ヨウ素原子を表し;R5は炭素数1〜5のアルキル基、アルコキシ基、アシル基もしくはハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、またはニトロ基を表し;pは0〜5の整数であり;Xは一価の対アニオンを表す。〕
また本発明は、上記のスルホニウム塩を含有することを特徴とする光酸発生剤である。
本発明のスルホニウム塩は、EUV(極紫外線)、EB(電子線)、X線等の活性エネルギー線に対する光感応性に優れる。
本発明の光酸発生剤は、EUV(極紫外線)、EB(電子線)、X線等の作用による光感応性に優れており、従来のものよりも低露光量で反応(重合、架橋、脱保護等)を行うことが可能である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明のスルホニウム塩は、下記一般式(1)で表される。
Figure 0006442370
〔式(1)中、R〜R4はそれぞれ独立に炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアシル基、フッ素原子、臭素原子又は、ヨウ素原子を表し;R5は炭素数1〜5のアルキル基、アルコキシ基、アシル基もしくはハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、またはニトロ基を表し;pは0〜5の整数であり;Xは一価の対アニオンを表す。〕
一般式(1)中、R〜Rにおける炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基としては、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基及びノナフルオロブチル基等が挙げられ、炭素数1〜4のアシル基としては、アセチル基、エタノイル基、n−プロパノイル基、iso−プロパノイル基、n−ブタノイル基、sec−ブタノイル基及びtert−ブタノイル基等が挙げられる。
一般式(1)において、R〜Rは、相互に独立であり、従って、互いに同一でも異なっていてもよい。
〜Rのうち、好ましくは炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4のアシル基、フッ素原子、臭素原子及びヨウ素原子であり、さらに好ましくは炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基、フッ素原子、臭素原子及びヨウ素原子であり、特に好ましくはトリフルオロメチル基及びフッ素原子である。R〜Rがこれら好ましい範囲にあると、スルホニウム塩の光感応性および溶解性が良好となる。
一般式(1)中、Rにおける、炭素数1〜5のアルキル基としては、直鎖アルキル基(メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル及びn−ペンチル等)、分岐アルキル基(イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル及びtert−ペンチル等)、シクロアルキル基(シクロプロピル、シクロブチル及びシクロペンチル等)が挙げられる。
一般式(1)中、Rにおける、炭素数1〜5のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、iso−プロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペントキシ基、iso−ペントキシ基、neo−ペントキシ基及び2−メチルブトキシ基等が挙げられる。
一般式(1)中、Rにおける、炭素数1〜5のアシル基としては、アセチル基、エタノイル基、n−プロパノイル基、iso−プロパノイル基、n−ブタノイル基、sec−ブタノイル基、tert−ブタノイル基、n−ペンタノイル基、iso−ペンタノイル基、neo−ペンタノイル基及び2−メチルブタノイル基等が挙げられる。
一般式(1)中、Rにおける、炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基としては、 炭素数1〜5アルキル基中の水素原子の一部又は全部がフッ素原子で置換されたパーフルオロアルキル基が挙げられ、該アルキル基としては、直鎖アルキル基(メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル及びn−ペンチル等)、分岐アルキル基(イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル及びtert−ペンチル等)、シクロアルキル基(シクロプロピル、シクロブチル及びシクロペンチル等)が挙げられる。
一般式(1)中、Rにおける、ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。
一般式(1)において、pは、Rの個数を表し、0〜5の整数であり、好ましくは0〜2、更に好ましくは0又は1、最も好ましくは0である。また、pがこれら好ましい範囲にあると、スルホニウム塩の光感応性が良好となる。
一般式(1)で示されるスルホニウムのうち、好ましい具体例を下記に示す。光感応性、合成の容易さ、化学的安定性の観点から(C−1)、(C−3)、(C−5)、(C−6)、(C−9)、(C−10)が特に好ましい。
Figure 0006442370
一般式(1)において、Xは、本発明のスルホニウム塩に活性エネルギー線を照射することにより発生する酸(HX)に対応するアニオンである。Xは、一価のアニオンであるということ以外には制限がないが、Cl、Br、MY 、(Rf)PF6−b 、R10 BY4−c 、R10 GaY4−c 、R11SO 、(R11SO、(R11SOで表されるアニオンが好ましい。
Mは、リン原子、ホウ素原子又はアンチモン原子を表す。
Yはハロゲン原子(フッ素原子が好ましい。)を表す。
Rfは、水素原子の80モル%以上がフッ素原子で置換されたアルキル基(炭素数1〜8のアルキル基が好ましい。)を表す。フッ素置換によりRfとするアルキル基としては、直鎖アルキル基(メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル及びオクチル等)分枝鎖アルキル基(イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル等)及びシクロアルキル基(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル等)等が挙げられる。Rfにおいてこれらのアルキル基の水素原子がフッ素原子に置換されている割合は、もとのアルキル基が有していた水素原子のモル数に基づいて,80モル%以上が好ましく、さらに好ましくは90%以上、特に好ましくは100%である。フッ素原子による置換割合がこれら好ましい範囲にあると,スルホニウム塩の光感応性がさらに良好となる。特に好ましいRfとしては、CF 、CFCF 、(CFCF、CFCFCF 、CFCFCFCF 、(CFCFCF 、CFCF(CF)CF及び(CFが挙げられる。b個のRfは、相互に独立であり、従って、互いに同一でも異なっていてもよい。
Pは、リン原子、Fは、フッ素原子を表す。
10は、水素原子の一部が少なくとも1個の元素又は電子求引性基で置換されたフェニル基を表す。そのような1個の元素の例としては、ハロゲン原子が含まれ、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子等が挙げられる。電子求引性基としては、トリフルオロメチル基、ニトロ基及びシアノ基等が挙げられる。これらのうち、1個の水素原子がフッ素原子又はトリフルオロメチル基で置換されたフェニル基が好ましい。c個のR10は相互に独立であり、従って、互いに同一でも異なっていてもよい。
Bは、ホウ素原子、Gaは、ガリウム原子を表す。
11は、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のパーフルオロアルキル基又は炭素数6〜20のアリール基を表し、アルキル基及びパーフルオロアルキル基は直鎖、分枝鎖状又は環状のいずれでもよく、アリール基は無置換であっても、置換基を有していてもよい。
Sはイオウ原子、Oは酸素原子、Cは炭素原子、Nは窒素原子を表す。
aは4〜6の整数を表す。
bは、1〜5の整数が好ましく、さらに好ましくは2〜4、特に好ましくは2又は3である。
cは、1〜4の整数が好ましく、さらに好ましくは4である。
MY で表されるアニオンとしては、SbF 、PF 及びBF で表されるアニオン等が挙げられる。
(Rf)PF6−b で表されるアニオンとしては、(CFCFPF 、(CFCFPF 、{(CFCF}PF 、{(CFCF}PF 、(CFCFCFPF 、(CFCFCFPF 、{(CFCFCFPF 、{(CFCFCFPF 、(CFCFCFCFPF 及び(CFCFCFCFPF で表されるアニオン等が挙げられる。
10 BY4−c で表されるアニオンとしては、(C、((CF、(CF、(CBF 、CBF 及び(Cで表されるアニオン等が挙げられる。
10 GaY4−c で表されるアニオンとしては、(CGa、{(CFGa、(CFGa、(CGaF 、CGaF 及び(CGaで表されるアニオン等が挙げられる。
11SO で表されるアニオンとしては、トリフルオロメタンスルホン酸アニオン、ペンタフルオロエタンスルホン酸アニオン、ヘプタフルオロプロパンスルホン酸アニオン、ノナフルオロブタンスルホン酸アニオン、ペンタフルオロフェニルスルホン酸アニオン、p−トルエンスルホン酸アニオン、ベンゼンスルホン酸アニオン、カンファースルホン酸アニオン、メタンスルホン酸アニオン,エタンスルホン酸アニオン、プロパンスルホン酸アニオン及びブタンスルホン酸アニオン等が挙げられる。
(R11SOで表されるアニオンとしては、(CFSO、(CSO、(CSO及び(CSOで表されるアニオン等が挙げられる。
(R11SOで表されるアニオンとしては、(CFSO、(CSO、(CSO及び(CSOで表されるアニオン等が挙げられる。
一価の多原子アニオンとしては、MY 、(Rf)PF6−b 、R10 BY4−c 、R10 GaY4−c 、R11SO 、(R11SO又は(R11SOで表されるアニオン以外に、過ハロゲン酸イオン(ClO ,BrO 等)、ハロゲン化スルホン酸イオン(FSO ,ClSO 等)、硫酸イオン(CHSO 、CFSO 、HSO 等)、炭酸イオン(HCO 、CHCO 等)、アルミン酸イオン(AlCl 、AlF 等)、ヘキサフルオロビスマス酸イオン(BiF )、カルボン酸イオン(CHCOO、CFCOO、CCOO、CHCOO、CCOO、CFCOO等)、アリールホウ酸イオン{B(C 、CHCHCHCHB(C 等}、チオシアン酸イオン(SCN)及び硝酸イオン(NO )等が使用できる。
上記以外のアニオンとしては、特開2013−092657、特開2013−080245、特開2013−080240、特開2013−047211、特開2013−033161等に記載のアニオンが挙げられる。
のうち、好ましくは、Cl、Br、SbF 、PF 、BF 、(CFCFPF 、(CFCFPF 、(CFCFPF 、(C、{(CF、(CGa、{(CFGa、トリフルオロメタンスルホン酸アニオン、ノナフルオロブタンスルホン酸アニオン、メタンスルホン酸アニオン、ブタンスルホン酸アニオン、カンファースルホン酸アニオン、ベンゼンスルホン酸アニオン、p−トルエンスルホン酸アニオン、(CFSO、(CFSO及び(CSOで表されるアニオンである。
スルホニウム塩は、以下に述べる製造方法で製造できる。
Figure 0006442370
上記の反応式中、R、R、R、R、p、Xは、一般式(1)における定義に同じである。Aはハロゲン原子を表し、X’はCl又はトリフルオロメタンスルホン酸アニオンを表し、MXは、アルカリ金属(リチウム、ナトリウム及びカリウム等)カチオンと本発明の他の一価のアニオンとの塩を表す。
X’は、例えば、上記のように複分解反応により、本発明の他のアニオン(X)に交換することができる。
上記反応式中、脱水縮合反応は無溶剤下で行ってもよいし、必要により有機溶媒(アセトニトリル、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ジクロロメタン等の不活性溶媒類等)中で行ってもよい。反応温度は、使用する溶媒の沸点にもよるが−20〜150℃程度である。反応時間は、1〜数十時間程度である。
上記反応式中、グリニヤール反応は、無溶剤下で行ってもよいし、必要により有機溶媒(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン等グリニャール反応で用いられる一般的な溶媒類等)中で行ってもよい。反応温度は、使用する溶媒の沸点にもよるが−20〜150℃程度である。反応時間は、1〜数十時間程度である。
上記反応式中、複分解反応は、第1段目の反応に引き続いて行ってもよいし、前駆体を単離(必要に応じて精製)してから行ってもよい。前駆体と、アルカリ金属カチオンと一価のアニオンとの塩(MX)の水溶液とを混合・撹拌して、複分解反応を行い、析出する固体をろ別するか、又は分離した油状物を有機溶媒で抽出して有機溶媒を除去することにより、本発明のスルホニウム塩が固体あるいは粘調な液体として得られる。得られる固体又は粘稠液体は必要に応じて適当な有機溶媒で洗浄するか、再結晶法もしくはカラムクロマトグラフィー法により精製することができる。
本発明のスルホニウム塩の化学構造は、一般的な分析手法(たとえば、H−、11B−、13C−、19F−、31P−核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収スペクトル及び/又は元素分析等)によって同定することができる。
本発明の光酸発生剤は、式(1)で表されるスルホニウム塩を含有するが、式(1)で表される光酸発生剤以外にも従来公知の他の光酸発生剤を含有させて使用してもよい。
他の光酸発生剤を含有する場合、他の光酸発生剤の含有量(モル%)は、本発明の式(1)で表されるスルホニウム塩の総モル数に対して、0.1〜100が好ましく、さらに好ましくは0.5〜50である。
他の光酸発生剤としては、オニウム塩(スルホニウム、ヨードニウム、セレニウム、アンモニウム及びホスホニウム等)並びに遷移金属錯体イオンと、アニオンとの塩等の従来公知のものが含まれる。
式(1)で表されるスルホニウム塩(光酸発生剤)を使用する場合は、カチオン重合性化合物や化学増幅型レジスト組成物への溶解を容易にするため、あらかじめ重合や架橋、脱保護反応等を阻害しない溶剤に溶かしておいてもよい。
溶剤としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート及びジエチルカーボネートなどのカーボネート類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、メチルイソアミルケトン、2−ヘプタノンなどのケトン類;エチレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノアセテート、ジプロピレングリコール及びジプロピレングリコールモノアセテートのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテル又はモノフェニルエーテルなどの多価アルコール類及びその誘導体;ジオキサンのような環式エーテル類;蟻酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ピルビン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテートなどのエステル類;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類等が挙げられる。
溶剤を使用する場合、溶剤の使用割合は、本発明の式(1)で表されるスルホニウム塩(光酸発生剤)100重量部に対して、15〜1000重量部が好ましく、さらに好ましくは30〜500重量部である。使用する溶媒は、単独で使用してもよく、または2種以上を併用してもよい。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されることは意図するものではない。なお、以下特記しない限り、%は重量%を意味する。
〔製造例1〕ビス(3,5−ジフルオロフェニル)スルホキシドの合成
1−ブロモ−3,5−ジフルオロベンゼン96.5g(0.50モル)、マグネシウム13.4g(0.55モル)、テトラヒドロフラン400gを用いて常法により調整した3,5−ジフルオロフェニルマグネシウムブロマイドのテトラヒドロフラン溶液に、塩化チオニル28.6g(0.48モル)をテトラヒドロフラン50gに希釈した溶液を、系内温度が−5℃を超えない範囲で滴下した。滴下終了後室温で1時間反応を継続し反応を完結させた。
この溶液を、イオン交換水500gに15℃を超えないように加え、1時間攪拌した。その後、酢酸エチル300gを投入し、1時間攪拌した。水層を除去した後、イオン交換水300gで3回洗浄した。有機層を脱溶剤し、得られた茶色の残渣をシクロヘキサンで再結晶することで、ビス(3,5−ジフルオロフェニル)スルホキシド26.0gを得た。
〔製造例2〕ビス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)スルホキシドの合成
製造例1の1−ブロモ−3,5−ジフルオロベンゼン96.5gを1−ブロモ−3,5−ビストリフルオロメチルベンゼン146.5g(0.5モル)に変更した以外は、製造例1と同様の方法で、ビス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)スルホキシド43.6gを得た。
〔実施例1〕 光酸発生剤(A−1)の合成
製造例1で合成したビス(3,5−ジフルオロフェニル)スルホキシド6.86g(0.025モル)をベンゼン30gに溶解させ、トリフルオロメタンスルホン酸無水物8.46g(0.03モル)を系内温度が−5℃を超えない範囲で滴下した。
滴下終了後室温で1時間反応を継続し反応を完結させた。上澄みを除去し、油状沈殿物にイオン交換水50gに15℃を超えないように加え、次いでテトラヒドロフラン75g、トルエン30gを加え、1時間攪拌した。上層を除去し、残った溶液をトルエン30g部で2回洗浄した。その後溶液を炭酸水素ナトリウムで中和し、ジクロロメタン100gを加え抽出し、水層を除去し、さらに有機層をイオン交換水50gで3回洗浄した。有機層を脱溶剤し、結晶が析出してきたところで、メチル−tertブチルエーテル150gを加え、白色の結晶を析出させた。この結晶をろ過して分取し、減圧乾燥することにより、目的物である[ビス(3,5−ジフルオロフェニル)]フェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート6.53g(純度99.9%以上)を得た。
〔実施例2〕 光酸発生剤(A−2)の合成
実施例1のビス(3,5−ジフルオロフェニル)スルホキシド6.86g(0.025モル)を製造例2で合成したビス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)スルホキシド11.9g(0.025モル)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、[ビス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)]フェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート1.37g(純度99.9%以上)を得た。
〔実施例3〕 光酸発生剤(A−3)の合成
実施例1のベンゼンをパラキシレン30.0gに変更した以外は、実施例1と同様の方法で、[ビス(3,5−ジフルオロフェニル)](2,5−ジメチルフェニル)スルホニウム トリフルオロメタンスルホネート7.67g(純度99.9%以上)を得た。
〔実施例4〕 光酸発生剤(A−4)の合成
製造例1で合成したビス(3,5−ジフルオロフェニル)スルホキシド6.86g(0.025モル)とアニソール5.40g(0.050モル)をジクロロメタン20gに溶解させ、トリフルオロメタンスルホン酸無水物8.46g(0.03モル)を系内温度が−5℃を超えない範囲で滴下した。滴下終了後室温で1時間反応を継続し反応を完結させた。反応液にメチル−tertブチルエーテル150gを加え、褐色の結晶を析出させた。この結晶をろ過して分取し、ジクロロメタン30gに溶解させ、三臭化ほう素の17%ジクロロメタン溶液100g(0.075モル)を系内温度が10℃を超えない範囲で滴下した。滴下終了後室温で1時間反応を継続し反応を完結させた。反応液にイオン交換水50gを加え、炭酸水素ナトリウムで中和後、水層を除去し、さらに有機層をイオン交換水50gで3回洗浄した。有機層を脱溶剤し、結晶が析出してきたところで、メチル−tertブチルエーテル150gを加え、白色の結晶を析出させた。この結晶をろ過して分取し、減圧乾燥することにより、目的物である[ビス(3,5−ジフルオロフェニル)] (4−ヒドロキシフェニル)スルホニウム トリフルオロメタンスルホネート5.58g(純度99.9%以上)を得た。
〔実施例5〕 光酸発生剤(A−5)の合成
実施例4のアニソール5.40g(0.050モル)を2、6−ジメチルアニソール6.81g(0.050モル)に変更した以外は、実施例4と同様の方法で、[ビス(3,5−ジフルオロフェニル)](2,6−ジメチル-4−ヒドロキシフェニル)スルホニウム トリフルオロメタンスルホネート5.68g(純度99.9%以上)を得た。
〔実施例6〕 光酸発生剤(A−6)の合成
実施例1で合成した(A−1)4.84gをジクロロメタン20部に溶かし、5%ノナフルオロブタンスルホン酸カリウム水溶液81g中に投入した後、25℃で2時間撹拌した。水層を除去した後、有機層を水で数回洗浄し、減圧乾燥することにより、目的物である[ビス(3,5−ジフルオロフェニル)]フェニルスルホニウム ノナフルオロブタンスルホネート5.53gを得た。
〔実施例7〕 光酸発生剤(A−7)の合成
実施例6の5%ノナフルオロブタンスルホン酸カリウム水溶液81gを10%ビス(ノナフルオロブタンスルホニル)イミドリチウム水溶液41gに変更した以外は、実施例6と同様の方法で、[ビス(3,5−ジフルオロフェニル)](2,6−ジメチル-4−ヒドロキシフェニル)スルホニウム ビス(ノナフルオロブタンスルホニル)イミド5.00g(純度99.9%以上)を得た。
〔実施例8〕 光酸発生剤(A−8)の合成
実施例6の5%ノナフルオロブタンスルホン酸カリウム水溶液81gを5%(±)-10-カンファースルホン酸ナトリウム水溶液254gに変更した以外は、実施例6と同様の方法で、[ビス(3,5−ジフルオロフェニル)](2,6−ジメチル-4−ヒドロキシフェニル)スルホニウム (±)−10−カンファースルホネート3.94g(純度99.9%以上)を得た。
<光感応性評価>
(試料溶液の調製)
本発明の光酸発生剤(A−1)〜(A−8)および比較例1としてトリフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート(Sigma−Aldrich製)をモル濃度が2.5mMになるようにアセトニトリルでそれぞれ希釈し、各溶液にローダミンBベース(酸の呈色試薬、Sigma−Aldrich製)をモル濃度が2.5mMになるように加え、試料溶液とした。
(酸発生率の測定)
上記で得た試料溶液を、光路長1cmの石英セルに入れ、EB露光装置を用いて、所定の条件で露光した。露光により、試料溶液中の光酸発生剤が分解して酸が発生し、ローダミンBベースと反応して556nm付近の吸光度が増加するため、分光光度計(UV−vis)にて露光後の各試料溶液の556nmの吸光度を測定した。556nmの吸光度から、検量線(標準物質:p−トルエンスルホン酸)を用いて、露光後の試料溶液中の酸のモル濃度を定量した。定量した酸濃度と光酸発生剤の初期濃度から、酸発生率を下記計算により求めた。酸発生率が高いほど、光感応性が優れていることを示す。
・酸発生率(%)=露光後の酸濃度(mM)/露光前の光酸発生剤濃度(mM)×100
(評価)
上記操作により求めた酸発生率を次の基準で判断した。結果を表1に示す。
◎:50%以上
○:40%以上50%未満
×:40%未満
(露光条件)
・露光装置:JEOL JBX−9300(日本電子株式会社製)
・加速電圧:100kV
・積算光量:100μC/cm
Figure 0006442370
表1の結果から、実施例1〜8の本発明の光酸発生剤は比較例1のような従来の光酸発生剤よりも、光感応性の点で優れていることがわかる。
本発明のスルホニウム塩は、塗料、コーティング剤、各種被覆材料(ハードコート、耐汚染被覆材、防曇被覆材、耐触被覆材、光ファイバー等)、粘着テープの背面処理剤、粘着ラベル用剥離シート(剥離紙、剥離プラスチックフィルム、剥離金属箔等)の剥離コーティング材、印刷板、歯科用材料(歯科用配合物、歯科用コンポジット)インキ、インクジェットインキ、半導体集積回路用化学増幅型レジスト(紫外線、deep−UV、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、電子線、EUV、X線)、ポジ型レジスト(回路基板、CSP、MEMS素子等の電子部品製造の接続端子や配線パターン形成等)、レジストフィルム、液状レジスト、ネガ型レジスト(半導体素子等の表面保護膜、層間絶縁膜、平坦化膜等の永久膜材料等)、MEMS用レジスト、ポジ型感光性材料、ネガ型感光性材料、各種接着剤(各種電子部品用仮固定剤、HDD用接着剤、ピックアップレンズ用接着剤、FPD用機能性フィルム(偏向板、反射防止膜等)用接着剤等)、ホログラフ用樹脂、FPD材料(カラーフィルター、ブラックマトリックス、隔壁材料、フォトスペーサー、リブ、液晶用配向膜、FPD用シール剤等)、光学部材、成形材料(建築材料用、光学部品、レンズ)、注型材料、パテ、ガラス繊維含浸剤、目止め材、シーリング材、封止材、光半導体(LED)封止材、光導波路材料、ナノインプリント材料、光造用、及びマイクロ光造形用材料等に使用される光酸発生剤として好適に用いられる。

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で示されるスルホニウム塩。
    Figure 0006442370
    〔式(1)中、R〜R4フッ素原子を表し;R5は炭素数1〜5のアルキル基、アルコキシ基、アシル基もしくはハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、またはニトロ基を表し;pはであり;Xは一価の対アニオンを表す。〕
  2. がCl、Br、SbF 、PF 、BF 、(CFCFPF 、(CFCFPF 、(CFCFPF 、(C、((CF、(CGa、((CFGa、トリフルオロメタンスルホン酸アニオン、ノナフルオロブタンスルホン酸アニオン、メタンスルホン酸アニオン、ブタンスルホン酸アニオン、カンファースルホン酸アニオン、ベンゼンスルホン酸アニオン、p−トルエンスルホン酸アニオン、(CFSO、(CFSO及び(CSOからなる群から選ばれるアニオンである請求項に記載のスルホニウム塩。
  3. 請求項1又は2に記載のスルホニウム塩を含有することを特徴とする光酸発生剤。
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