JP6441558B2 - 物体位置判定装置 - Google Patents

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本発明は、自車両の周囲に存在する物体の位置を判定する物体位置判定装置に関する。
自車両の周囲に存在する物体の位置を判定する技術が公知である(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、カメラおよびレーダ等で車両が走行する道路上の区画線と物体の位置についての情報、ならびに車両から物体までの距離を検出することにより、区画線と物体との相対位置関係を測定することが記載されている。
特開平8−315299号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、区画線がないために区画線を検出できない場合、あるいは区画線は存在するが、例えば区画線を検出するためのカメラの作動不良または積雪等により区画線を検出できない場合には、区画線と物体の相対位置関係を測定することができない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、道路上の区画線を検出できない場合にも物体の位置を判定する物体位置判定装置を提供することを目的とする。
本発明の物体位置判定装置は、周囲情報取得手段と、物体検出手段と、特徴点生成手段と、識別面生成手段と、位置判定手段と、を備えている。

周囲情報取得手段は自車両の周囲情報を取得し、物体検出手段は周囲情報取得手段が取得する周囲情報に基づいて自車両の周囲の物体を検出し、特徴点生成手段は自車両が走行する走行領域の境界を示す特徴点を生成する。
識別面生成手段は、特徴点生成手段が生成する特徴点に基づいて、自車両の進行方向に向かって走行領域を左右に分類する識別面を生成し、位置判定手段は特徴点と識別面生成手段が生成する識別面とに基づいて物体検出手段が検出する物体の位置を判定する。
この構成によれば、特徴点を生成して自車両が走行する走行領域の境界を示すので、車両が走行する道路上の区画線を検出できない場合にも、特徴点により車両が走行する走行領域を認識できる。そして、特徴点に基づいて走行領域を左右に分類する識別面を生成することにより、区画線を検出できない場合にも、特徴点と走行領域を左右に分類する識別面に基づいて物体の位置を判定できる。
例えば、特徴点と識別面とに基づいて、物体が自車両の進行方向に向かって右側または左側または中央のいずれに存在するかを判定できる。
第1実施形態の物体位置判定装置を示す機能ブロック図。 進行方向に基づく特徴点の生成を説明する模式図。 走行経路に基づく特徴点の生成を説明する模式図。 道路幅に基づく特徴点の生成を説明する模式図。 識別面と特徴点との関係を説明する模式図。 (A)はレーダの走査情報、(B)はカメラの画像データ、(C)はステレオカメラの立体画像データに基づいて検出する物体の代表点を説明する模式図。 (A)はレーダの走査情報、(B)はカメラの画像データ、(C)はステレオカメラの立体画像データに基づいて検出する物体の範囲を説明する模式図。 識別関数の値に基づく物体の位置の判定を説明する模式図。 識別関数の値に基づく物体の位置の判定を説明する模式図。 クラスに分類される確率に基づく物体の位置の判定を説明する模式図。 クラスに分類される確率に基づく物体の位置の判定を説明する模式図。 物体位置判定処理1を示すフローチャート。 第2実施形態による特徴点の生成を説明する模式図。 特徴点の生成を説明する模式図。 物体位置判定処理2を示すフローチャート。 第3実施形態の物体位置判定装置を示す機能ブロック図。 特徴点の生成を説明する模式図。 物体位置判定処理3を示すフローチャート。 第4実施形態による移動物体を説明する模式図。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1に示す第1実施形態の物体位置判定装置2は、周囲情報取得部10と、走行情報取得部12と、特徴点生成部20と、識別面生成部22と、物体検出部24と、物体位置判定部30とを備えており、CPU、RAM、ROM等を有するマイクロコンピュータにより主に構成されている。
周囲情報取得部10は、車両前方の直進方向を中心とする所定角度範囲を検出エリアとする前方センサと、車両左側方の車幅方向を中心とする所定角度範囲を検出エリアとする左側方センサと、車両右側方の所定角度範囲(左側方センサと同様)を検出エリアとする右側方センサとが出力する信号に基づいて、車両周囲の物体および道路状況を表わす周囲情報を取得する。
また、周囲情報取得部10は、前記センサ群と、車両後方の所定角度範囲を検出エリアとする後方センサとが出力する信号に基づいて、車両周囲の物体および道路状況を表す周囲情報を取得してもよい。
前方センサ、左右の側方センサおよび後方センサは、カメラ等の画像センサ、レーザレーダ、ミリ波レーダ、ソナー等の少なくともいずれかから構成されている。
車両周囲の物体は、車線区画突起物、他車両、歩行者等の他、自車両の走行領域を制限する地形や建造物等を含む。周囲情報取得部10は、個々の物体の情報として、位置、大きさ、高さ、道路に沿った長さ等を取得する。
また、周囲情報取得部10は、道路状況として、車線境界線、車道中央線、車道外側線等の路面に描かれた道路の区画線の種類と、区画線上の複数の位置座標に基づいて規定される直線、曲線等の道路形状の情報と、道路幅とを取得する。周囲情報取得部10は、道路状況として、ナビゲーション装置から道路形状および道路幅を取得してもよい。
走行情報取得部12は、自車両の走行情報として、GPS装置などの衛星測位装置から自車両の位置(自車位置)を取得し、シフトセンサから前進または後進を示すシフト位置を取得し、操舵角センサから操舵角度を取得する。
そして、走行情報取得部12は、前進または後進を示すシフト位置と操舵角センサが示す操舵方向とに基づいて自車両の進行方向を走行情報として取得する。これに対し、操舵角センサが示す操舵角から自車両の進路を予測し、自車位置から進路上の点を結ぶ直線の方向を進行方向としてもよい。また、走行情報取得部12は、GPS装置から取得する自車位置の変化から自車両の進行方向を走行情報として取得してもよい。
特徴点生成部20は、走行情報取得部12が取得する自車位置と進行方向とに基づいて、特徴点を生成して自車両が走行する走行領域の境界を示す。
特徴点生成部20は、例えば図2に示すように、自車位置102と進行方向上の点200とを結ぶ直線202の両側に、走行領域の境界として特徴点300、310を生成する。特徴点300は自車両100の進行方向に向かって右側の特徴点であり、特徴点310は自車両100の進行方向に向かって左側の特徴点である。特徴点300を通る境界線302と特徴点310を通る境界線312とが自車両100が走行する走行領域の境界を示している。
また、特徴点生成部20は、例えば図3に示すように、走行情報取得部12がナビゲーション装置等から自車両100がこれから走行する走行経路210を取得する場合には、走行経路210の両側に、走行領域の境界として特徴点300、310を生成してもよい。尚、走行経路とは車両が走行するラインを表わす。
尚、走行情報取得部12が取得する自車両100の走行経路210は、自車両100の現在位置からの走行経路であることが望ましいが、現在位置において走行経路が取得できない場合には、走行経路が取得できた位置まで遡ってもよい。ただし、現在位置が含まれた走行経路である必要がある。
特徴点生成部20は、図4に示すように、境界線302と境界線312とにより境界が示される道路の幅dが、周囲情報取得部10がカメラの画像データから取得する道路幅、あるいは走行情報取得部12がナビゲーション装置の地図データから取得する幅になるように特徴点300、310を生成してもよい。
識別面生成部22は、特徴点生成部20が生成する特徴点が境界を示す自車両の走行領域について、自車両の進行方向に向かって走行領域を左右に分類する識別面を生成する。
識別面生成部22は、図5に示すように、識別面320に近い特徴点300、310と識別面320との距離が最大となるように特徴点300と特徴点310とを分類する識別面320を生成する。識別面生成部22は、このような識別面320を、識別関数により特徴点を分類する識別器、例えばサポートベクターマシン(SVM)により生成する。
物体検出部24は、周囲情報取得部10が周囲情報として取得するレーダの走査情報またはカメラの画像データに基づいて、自車両の周囲に存在する物体を検出し、検出した物体の代表点を求める。カメラの場合、ステレオカメラのように立体を表わす立体画像データを採用してもよい。尚、後述するように、必要に応じて物体の範囲を求めてもよい。
物体の代表点の求め方について、図6に示す駐車車両110を物体の例として以下に説明する。
図6の(A)に示すレーダの走査情報の場合、物体検出部24は、レーダの走査情報により駐車車両110を検出した複数の検出点112により、駐車車両110の代表点の検出範囲114を求める。物体検出部24は、四角形状の検出範囲114内から駐車車両110の代表点を1個以上抽出する。レーダの検出点112を代表点としてもよい。
尚、図6の(A)では、レーダにより駐車車両110を右後方側から走査した例を示しているので、駐車車両110を表わす四角形の4辺のうち、後部および右側部の2辺をレーダによる検出結果としている。これに対し、レーダの走査情報に基づいて物体の位置および大きさを判定する場合には、例えば駐車車両110を表わす4辺をレーダによる検出結果としてもよい。
図6の(B)に示すカメラの画像データの場合、物体検出部24は、画像データにより駐車車両110を検出した四角形状の検出範囲120から、駐車車両110の代表点の範囲122を求める。本実施形態では、高さ情報を含まずに物体の位置を表わすので、物体検出部24は、画像データによる検出範囲120から高さを含まない直線状の代表点の範囲122を求める。物体検出部24は、範囲122内から駐車車両110の代表点を1個以上抽出する。
図6の(C)に示す立体画像データの場合、物体検出部24は、立体画像データにより駐車車両110を検出した立方体状の検出範囲130から、駐車車両110の代表点の範囲132を求める。図6の(C)では駐車車両110を省略している。物体検出部24は、高さ情報を含まずに物体の位置を表わすために、立体画像データによる3次元の検出範囲130から高さを含まない四角形状の代表点の範囲132を求める。物体検出部24は、範囲132内から駐車車両110の代表点を1個以上抽出する。
次に、物体の範囲の求め方について、駐車車両110を例にして図7に基づいて説明する。物体の範囲は、自車両の進行方向に向かって左右の横方向の長さで表わすものとする。
図7の(A)に示すレーダの走査情報の場合、物体検出部24は、複数の検出点112から駐車車両110の横幅を規定する一対の直線116を求め、一方の直線116上の点と他方の直線116上の点との間隔を駐車車両110の範囲とする。図7の(A)では、各直線116と駐車車両110の横方向に延びる直線118との交点同士の間隔を駐車車両110の範囲とすることが望ましい。
図7の(B)に示すカメラの画像データの場合、物体検出部24は、検出範囲120から駐車車両110の横幅を規定する一対の直線124を求め、一方の直線124上の点と他方の直線124上の点との間隔を駐車車両110の範囲とする。本実施形態では高さ情報を含まずに物体の位置を表わすので、各直線124上の任意の点を選択してよい。
図7の(C)に示す立体画像データの場合、物体検出部24は、立体画像データから駐車車両110の横幅を規定する一対の平面134を求め、一方の平面134上の点と他方の平面134上の点との間隔を駐車車両110の範囲とする。図7の(C)では、各平面134と駐車車両110の横方向に延びる直線136との交点同士の間隔を駐車車両110の範囲とすることが望ましい。本実施形態では高さ情報を含まずに物体の位置を表わすので、直線136は高さ方向に位置がずれてもよい。
物体位置判定部30は、識別面生成部22が生成する識別面に基づいて、物体検出部24が検出する物体の位置を判定する。
ここで、図8に示すように、識別器の識別関数の値は、識別面320において0になり、識別面320から特徴点300を通る境界線302に近づくにしたがい境界線302における識別関数の値に近づく。また、識別関数の値は、識別面320から特徴点310を通る境界線312に近づくにしたがい境界線312における識別関数の値に近づく。
したがって、図6で説明した駐車車両110の代表点における識別関数の値を算出すれば、物体である駐車車両110が、識別面320上に存在するか、識別面320よりも特徴点300側に存在するか、識別面320よりも特徴点310側に存在するかを判定できる。
言い換えれば、自車両の進行方向に向かって、駐車車両110が識別面320に対して中央に存在するのか、右側に存在するのか、左側に存在するのかを判定できる。
また、図9に示すように、識別面320に対して特徴点300側に分類されるクラスのラベルを1、識別面320に対して特徴点310側に分類されるクラスのラベルを−1とすると、特徴点300において識別関数の値は1になり、特徴点310において識別関数の値は−1になる。そして、識別面320から特徴点300に近づくにしたがい識別関数の値は0から1に近づき、識別面320から特徴点310に近づくにしたがい識別関数の値は0から−1に近づく。
したがって、駐車車両110の代表点における識別関数の値を算出すれば、境界線302と境界線312とで境界が示される走行領域において、識別面320に基づいて物体である駐車車両110の位置を判定できる。
識別関数の値に代えて、分類確率によって物体の位置を判定してもよい。図10に示すように、識別面320において、特徴点300側のラベル1のクラス[1]に分類される分類確率と特徴点310側のラベル−1のクラス[−1]に分類される分類確率とは同じである。
そして、識別面320から特徴点300に近づくにしたがい次式(1)が成立し、識別面320から特徴点310に近づくにしたがい次式(2)が成立する。
クラス[1]に分類される分類確率>クラス[−1]に分類される分類確率・・・(1)
クラス[1]に分類される分類確率<クラス[−1]に分類される分類確率・・・(2)
したがって、駐車車両110の代表点における分類確率の値を算出すれば、物体である駐車車両110が、識別面320上に存在するか、識別面320よりも特徴点300側に存在するか、識別面320よりも特徴点310側に存在するかを判定できる。
言い換えれば、自車両の進行方向に向かって、駐車車両110が識別面320に対して中央に存在するのか、右側に存在するのか、左側に存在するのかを判定できる。
ここで、図10に示すように、識別面320において、特徴点300側のラベル1のクラス[1]に分類される分類確率と特徴点310側のラベル−1のクラス[−1]に分類される分類確率とは同じで50%である。
また、境界線302上の点がクラス[1]に分類される分類確率は100%であり、クラス[−1]に分類される分類確率は0%である。境界線312上の点がクラス[1]に分類される分類確率は0%であり、クラス[−1]に分類される分類確率は100%である。
したがって、駐車車両110の代表点における識別関数の値を算出すれば、境界線302と境界線312とで境界が示される走行領域において、識別面320に基づいて物体である駐車車両110の位置を判定できる。
また、図9および図11のように、走行領域において識別面320に基づいて物体の位置を判定できる場合、図7で説明した物体の範囲に基づいて、走行領域における物体の占有率を推定できる。
(物体位置判定処理1)
図12に示す物体位置判定処理1は物体位置判定装置2により常時実行される。図12において「S」はステップを表わしている。
図12において物体位置判定装置2は、各種センサ、GPS装置およびナビゲーション装置等から自車両の進行方向、自車位置、走行経路等の走行情報を取得し(S400)、図2または図3に示すように、取得した走行情報に基づいて特徴点300、310を生成して走行領域の境界を示す(S402)。
物体位置判定装置2は、生成した特徴点300、310に基づいて、自車両の進行方向に向かって走行領域を左右に分類する識別面をSVM等の識別器により生成する(S404)。
物体位置判定装置2は、カメラの画像データまたはレーダの走査情報を周囲情報として取得し(S406)、自車両の周囲の物体を検出する(S408)。
そして、物体位置判定装置2は、走行領域を左右に分類する識別面に基づいて、検出した物体の位置を判定する(S410)。
以上説明した第1実施形態では、自車位置と進行方向上の点とを結ぶ直線の両側、あるいは自車両の走行経路の両側に特徴点を生成することにより、自車両が走行する走行領域の境界を示す。これにより、自車両が走行している道路上に区画線がないか、区画線は存在するが検出できない場合に、特徴点を生成して走行領域の境界を示すことにより、生成した特徴点により走行領域を認識できる。
その結果、自車両の進行方向に向かって走行領域を左右に分類する識別面を生成し、この識別面に基づいて物体の位置を判定できる。
[第2実施形態]
第2実施形態の物体位置判定装置は、図1に示す第1実施形態の物体位置判定装置2と実質的に同じ構成であるから、第1実施形態と同じ符号に基づいて説明する。
第2実施形態の物体位置判定装置2では、走行情報取得部12が、ナビゲーション装置から自車両の目的地点を取得する。
特徴点生成部20は、図13に示すように、走行情報取得部12が走行情報としてそれぞれ取得する自車両100の自車位置102と目的地点220とを結ぶ直線222の両側に、走行領域の境界として特徴点300、310を生成する。
特徴点生成部20は、自車位置102と目的地点220との距離が所定距離以下になってから、直線222の両側に特徴点300、310を生成してもよい。
この場合、特徴点生成部20は、図14に示すように、自車位置102と目的地点220との距離が所定距離以下になるまでは、自車位置102と自車両100の進行方向上の点200とを直線202で結び、直線202の両側に特徴点300、310を生成してもよい。
(物体位置判定処理2)
図15に示す物体位置判定処理2は物体位置判定装置2により常時実行される。図15において「S」はステップを表わしている。
図15において物体位置判定装置2は、各種センサ、GPS装置およびナビゲーション装置等から自車両の位置、進行方向、走行経路等の走行情報を取得し(S420)、さらにナビゲーション装置等から自車両の目的地点を走行情報として取得する(S422)。
S424において物体位置判定装置2は、ナビゲーション装置に目的地点が設定されており、自車位置102と目的地点220との距離が所定距離以下であるか否かを判定する。自車位置102と目的地点220との距離が所定距離以下であれば(S424:Yes)、物体位置判定装置2は、自車位置102と目的地点220とを結ぶ直線222の両側に、走行領域の境界を示す特徴点300、310を生成し(S426)、S430に処理を移行する。
ナビゲーション装置に目的地点が設定されていないか、あるいは自車位置102と目的地点220との距離が所定距離よりも遠い場合(S424:No)、物体位置判定装置2は、図2または図3に示すように、取得した走行情報に基づいて走行領域の境界を示す特徴点300、310を生成し(S428)、S430に処理を移行する。
S430〜S436の処理は、図12に示す物体位置判定処理1のS404〜S410と実質的に同一であるから説明を省略する。
以上説明した第2実施形態では、自車位置と自車両の目的地点とを結ぶ直線の両側に、走行領域の境界を示す特徴点を生成する。これにより、自車両が走行している道路上に区画線がないか、区画線は存在するが検出できない場合に、特徴点を生成して走行領域の境界を示すことにより、生成した特徴点により走行領域を認識できる。
その結果、自車両の進行方向に向かって走行領域を左右に分類する識別面を生成し、この識別面に基づいて物体の位置を判定できる。
[第3実施形態]
図16に示す第3実施形態の物体位置判定装置4は、第2実施形態の物体位置判定装置2に対し、走行領域検出部14が追加されている。それ以外の構成は第2実施形態と実質的に同一である。
走行領域検出部14は、図17に示すように、周囲情報取得部10が取得する画像データから自車両100の進行方向に向かって左右両側の道路上に区画線230、232を検出すると、区画線230、232を自車両100が走行する走行領域の境界線とする。
特徴点生成部20は、走行領域検出部14が検出する区画線230、232上にそれぞれ特徴点300、310を生成する。
(物体位置判定処理3)
図18に示す物体位置判定処理3は物体位置判定装置4により常時実行される。図18において「S」はステップを表わしている。
図18において物体位置判定装置4は、例えばカメラの画像データを周囲情報として取得し(S440)、画像データに基づいて区画線等から走行領域を検出する(S442)。
区画線により走行領域を検出できた場合(S444:Yes)、物体位置判定装置4は、自車両100の進行方向に向かって左右両側に検出した区画線上にそれぞれ特徴点300、310を生成し(S446)、S458に処理を移行する。
S458〜S464の処理は、図15に示す物体位置判定処理2のS430〜S436と実質的に同一であるから説明を省略する。
走行領域を検出できなかった場合(S444:No)、物体位置判定装置4は、S448〜S464の処理を実行する。S458〜S464の処理は、図15に示す物体位置判定処理2のS420〜S436と実質的に同一であるから説明を省略する。
以上説明した第3実施形態では、区画線により自車両が走行している走行領域を検出できる場合には、区画線上に特徴点を生成する。これにより、自車両が走行している走行領域を高精度に認識できる。
第3実施形態において、ナビゲーション装置により自車両100の目的地点が設定されている場合には、自車位置と目的地点との距離が所定距離以下になるまでは、検出した区画線上にそれぞれ特徴点300、310を生成し、自車位置と目的地点との距離が所定距離以下になると、自車位置と目的地点とを直線で結び、この直線の両側に特徴点300、310を生成してもよい。
ただし、第3実施形態においては、区画線により走行領域を高精度に検出できるので、目的地点に極力近づいてから、自車位置と目的地点とを結んだ直線の両側に特徴点300、310を生成することが望ましい。したがって、第3実施形態と目的地点とを組み合わせる場合の所定距離は、第2実施形態の図14で説明した所定距離よりも短いことが望ましい。
また、区画線により走行領域を検出する場合、車線変更するときに区画線を跨ぐ場合には、跨いでいる区画線の両側の区画線により2車線を一つの走行領域として検出してもよい。さらに、車線変更により区画線を跨いで隣の車線に入ると、跨いできた区画線と車線変更先の区画線とにより隣の車線を走行領域として検出してもよい。

[第4実施形態]
図19に示す第4実施形態では、自車両の周囲に存在する物体が移動する場合の物体位置判定処理について説明する。物体位置判定装置の構成は、上記第1実施形態〜第3実施形態のいずれでもよい。
周囲情報取得部10が取得するカメラの画像データおよびレーダの走査情報から物体検出部24が歩行者140等の移動物体を検出した場合、物体検出部24は、歩行者140の位置の変化等から歩行者140の移動方向および移動速度を検出する。そして、物体検出部24は、歩行者140の移動方向および移動速度に基づき、所定時間経過後の歩行者140の移動領域150を推定する。
物体位置判定部30は、移動物体の移動領域150における1個以上の任意の点152の位置を、識別面生成部22が生成する識別面に基づいて判定する。
以上説明した第4実施形態では、移動物体の移動領域150を推定することにより、移動物体の位置を識別面に基づいて判定できる。
第4実施形態では、移動物体として歩行者を例示したが、歩行者以外にも自車両の前方を走行している車両等を移動物体として検出してもよい。
[他の実施形態]
上記実施形態では、自車位置と自車両の進行方向、自車位置と自車両の目的地点、自車両の走行経路、道路の区画線等に基づいて特徴点を生成し、自車両が走行する走行領域の境界を示した。これら以外にも、周囲情報および走行情報の少なくとも一方に基づいて、特徴点を生成して走行領域の境界を示してもよい。
例えば、区画線を検出できない場合には、雪道であれば道路の路肩の位置を示すスノーポール等を画像データまたはレーダの走査情報から検出し、スノーポールから所定幅入った位置に特徴点を生成してもよい。
また、識別面を生成する識別器として、SVM以外にも、パーセプトロン、ニューラルネットワークを用いてもよい。
上記実施形態では、GPS装置などの衛星測位装置から自車位置を取得したが、周囲情報取得部10が取得する周囲情報として、例えば実際の建物、横断歩道、信号等の情報と地図DBが示す情報とを照合して自車位置を取得してもよい。
上記実施形態の物体位置判定装置を、例えば、物体位置判定装置が判定した物体の位置に基づき、物体との衝突を避けて車両が走行する走行経路を生成する装置に適用してもよい。
また、上記実施形態の物体位置判定装置を、物体位置判定装置が判定した物体の位置に基づき、車速、操舵角、制動力等を自動的に制御して物体との衝突を避ける走行支援装置に適用してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用可能である。例えば、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態の構成要件を組み合わせてもよいし、上記実施形態の一部の構成要件を省略してもよい。
2、4:物体位置判定装置、10:周囲情報取得部(周囲情報取得手段)、12:走行情報取得部(走行情報取得手段)、14:走行領域検出部(走行領域検出手段)、20:特徴点生成部(特徴点生成手段)、22:識別面生成部(識別面生成手段)、24:物体検出部(物体検出手段)、30:物体位置判定部(位置判定手段)

Claims (7)

  1. 自車両の周囲情報を取得する周囲情報取得手段(10、S406、S432、S440、S460)と、
    前記周囲情報取得手段が取得する前記周囲情報に基づいて前記自車両の周囲の物体を検出する物体検出手段(24、S408、S434、S462)と、
    前記自車両の走行情報を取得する走行情報取得手段(12、S420、S422)と、
    前記周囲情報に基づいて前記自車両が走行する道路の左右両側の区画線を検出すると、前記区画線に基づいて前記自車両が走行する走行領域を検出する走行領域検出手段(14、S442)と、
    前記走行領域検出手段が前記区画線に基づいて前記走行領域を検出できる場合、前記区画線上に前記走行領域の境界を示す特徴点を生成し、前記走行領域検出手段が前記区画線に基づいて前記走行領域を検出できない場合、前記区画線を除く前記周囲情報と前記走行情報取得手段が取得する前記走行情報との少なくとも一方に基づいて前記特徴点を生成する特徴点生成手段(20、S402、S426、S428、S446、S454、S456)と、
    前記特徴点生成手段が生成する前記特徴点に基づいて、前記自車両の進行方向に向かって前記走行領域を左右に分類する識別面を生成する識別面生成手段(22、S404、S430、S458)と、
    前記特徴点生成手段が生成する前記特徴点と前記識別面生成手段が生成する前記識別面とに基づいて、前記物体検出手段が検出する前記物体の位置を判定する位置判定手段(30、S410、S436、S464)と、
    を備えることを特徴とする物体位置判定装置(2、4、6)。
  2. 前記位置判定手段は、前記識別面に対して、前記物体が前記自車両の進行方向に向かって右側または左側または中央のいずれに存在するかを判定することを特徴とする請求項1に記載の物体位置判定装置。
  3. 前記識別面生成手段は、前記識別面に最も近い前記特徴点との距離が最大になるように前記識別面を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の物体位置判定装置。
  4. 前記識別面生成手段は、前記特徴点を分類する識別関数を用いた識別器により前記識別面を生成することを特徴とする請求項3に記載の物体位置判定装置。
  5. 前記位置判定手段は、前記識別関数の値に基づいて前記物体の位置を判定することを特徴とする請求項4に記載の物体位置判定装置。
  6. 前記位置判定手段は、前記識別面に基づいて設定される分類確率に基づいて前記物体の位置を判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の物体位置判定装置。
  7. 前記物体検出手段は、前記物体が移動する場合、前記物体の移動領域を推定し、前記移動領域内の少なくとも1個以上の点により移動先の前記物体を検出し、
    前記位置判定手段は、前記物体が移動する場合、前記識別面に基づいて、前記物体検出手段が検出する移動先の前記物体の位置を判定する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の物体位置判定装置。
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