JP6440595B2 - コンバイン及び農業作業車 - Google Patents

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本発明は、機体フレームと、機体フレームを支持するクローラ走行装置と、クローラ走行装置に対する機体フレームの姿勢を制御する姿勢制御装置と、が備えられたコンバイン及び農業作業車に関する。
上記のようなコンバイン及び農業作業車として、例えば、特許文献1に記載のコンバインが既に知られている。特許文献1に記載のコンバインでは、姿勢制御装置に、機体フレーム側のアーム部材(文献では「揺動アーム」)と、クローラ走行装置のトラックフレーム(文献では「昇降トラックフレーム」)側のボス部材(文献では「第二ボス部」)と、ボス部材に挿通されてアーム部材とボス部材とを相対回転可能に連結する連結軸(文献では「支軸」)と、が備えられている。
特開2011−158088号公報
特許文献1に記載のコンバインでは、アーム部材とボス部材の端部とが、互いに対向する面同士が突き合わせられた状態で連結されており、アーム部材とボス部材との連結箇所から泥水等が侵入し易い。そして、泥水等の侵入によって内部が傷んでしまうと、トラックフレームにガタつきが生じたりする虞がある。
上記状況に鑑み、アーム部材とボス部材との連結箇所から泥水等が侵入し難いコンバイン及び農業作業車が要望されている。
本発明の特徴は、
機体フレームと、
前記機体フレームを支持するクローラ走行装置と、
前記クローラ走行装置に対する前記機体フレームの姿勢を制御する姿勢制御装置と、が備えられたコンバインであって、
前記姿勢制御装置に、前記機体フレーム側のアーム部材と、前記クローラ走行装置のトラックフレーム側のボス部材と、前記ボス部材に挿通されて前記アーム部材と前記ボス部材とを相対回転可能に連結する連結軸と、が備えられ、
前記アーム部材のうち前記ボス部材の端部との連結部分に、前記ボス部材側に突出して前記ボス部材の端部外周を覆うボス部が形成され、
前記ボス部材の端部で、前記ボス部に覆われる部位に、前記ボス部の内奥側で前記ボス部の内周面との間にシール部材装填用空間を隔てて対向する第一縮径部と、前記第一縮径部よりも前記ボス部内の入り口側箇所で前記第一縮径部よりも大径の第二縮径部と、が形成され、
前記第二縮径部と、前記第二縮径部に外嵌する位置の前記ボス部の内周面と、がインロー構造部によって連結され、
前記シール部材装填用空間にシール部材が装填され、
前記連結軸の外周面と前記ボス部材の内周面との間に潤滑油通路が形成され、この潤滑油通路が前記シール部材装填用空間に接続されていることにある。
本特徴構成によれば、アーム部材とボス部材の端部とがインロー構造部によって連結されていることにより、アーム部材とボス部材との連結箇所がラビリンス構造となってシール性が向上する。これにより、アーム部材とボス部材との連結箇所から泥水等が侵入し難くなる。
また、ボス部材の端部の外周がボス部によって覆われて、アーム部材とボス部材との連結箇所のシール性が更に向上する。
さらに、泥水等の侵入がシール部材によっても阻止されることになり、アーム部材とボス部材との連結箇所のシール性が飛躍的に向上する。
そしてまた、ボス部の径を大きくすることなく、シール部材をコンパクトに設けることができる。
さらに、本発明において、
前記潤滑油通路が、前記ボス部材の端部と前記アーム部材の端部との対向間隔を経て、前記シール部材装填用空間に接続され、
前記潤滑油通路のうち、前記連結軸の外周面と前記ボス部材の端部における内周面との間に、前記シール部材装填用空間側への潤滑油の漏れ出しを制限するOリングが介装されていると好適である。
さらに、本発明において、
前記アーム部材にブリーダプラグが備えられ、
前記シール部材充填用空間が前記ブリーダプラグに接続されていると好適である。
さらに、本発明において、
前記ボス部材は、前記トラックフレームから機体内側に延出され、
前記アーム部材は、前記トラックフレームに対して機体内側に位置ズレした状態で、前記ボス部材のうち機体内側の端部に連結され、
前記トラックフレームから前記アーム部材の下方まで片持ち状に延出されて前記アーム部材を受け止め支持可能な受け部材が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、アーム部材が通常の下降限界よりも更に下降する事態が発生した場合、アーム部材が受け部材によって受け止め支持されて、アーム部材の落下を阻止することができる。
さらに、本発明における農業作業車の特徴は、
機体フレームと、
前記機体フレームを支持するクローラ走行装置と、
前記クローラ走行装置に対する前記機体フレームの姿勢を制御する姿勢制御装置と、が備えられた農業作業車であって、
前記姿勢制御装置に、前記機体フレーム側のアーム部材と、前記クローラ走行装置のトラックフレーム側のボス部材と、前記ボス部材に挿通されて前記アーム部材と前記ボス部材とを相対回転可能に連結する連結軸と、が備えられ、
前記アーム部材のうち前記ボス部材の端部との連結部分に、前記ボス部材側に突出して前記ボス部材の端部外周を覆うボス部が形成され、
前記ボス部材の端部で、前記ボス部に覆われる部位に、前記ボス部の内奥側で前記ボス部の内周面との間にシール部材装填用空間を隔てて対向する第一縮径部と、前記第一縮径部よりも前記ボス部内の入り口側箇所で前記第一縮径部よりも大径の第二縮径部と、が形成され、
前記第二縮径部と、前記第二縮径部に外嵌する位置の前記ボス部の内周面と、がインロー構造部によって連結され、
前記シール部材装填用空間にシール部材が装填され、
前記連結軸の外周面と前記ボス部材の内周面との間に潤滑油通路が形成され、この潤滑油通路が前記シール部材装填用空間に接続されていることにある。
普通型コンバインを示す左側面図である。 クローラ走行装置及び機体フレームを示す左側面図である。 クローラ走行装置及び機体フレームを示す平面図である。 前リンク機構を示す背面断面図である。 前リンク機構を示す分解斜視図である。 前アーム部材と前ボス部材との連結構造を示す背面断面図である。 後リンク機構を示す背面断面図である。 後アーム部材と後ボス部材との連結構造を示す背面断面図である。 クローラ走行装置に対して機体フレームを上昇させた状態を示す左側面図。 テンション輪を示す背面断面図である。 テンション輪の支持構造を示す分解斜視図である。 ローラ部がボス部に取り付けられた状態を示す左側面図である。 ローラ部がボス部に取り付けられた状態を示す平面断面図である。 後側の分割ローラ体をボス部から取り外した状態を示す左側面図である。 後側の分割ローラ体をボス部から取り外した状態を示す平面断面図である。 残りの分割ローラ体を回転させた状態を示す左側面図である。 残りの分割ローラ体をボス部から取り外した状態を示す平面断面図である。 ボス部を支持部から取り外す状態を示す左側面図である。 ボス部を支持部から取り外す状態を示す平面図である。 後アーム部材の支持構造を示す上方斜視図である。 後アーム部材の支持構造を示す下方斜視図である。 後アーム部材の支持構造を示す平面図である。 後アーム部材の支持構造を示す左側面図である。 ミッションケースを示す左側面図である。 ミッションケースの支持構造を示す平面断面図である。 左分割ケース体を右分割ケース体から取り外す状態を示す平面断面図である。 別実施形態に係るインロー構造部を示す背面断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、図1及び図3に示す矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Bの方向を「機体後側」、図3に示す矢印Lの方向を「機体左側」、矢印Rの方向を「機体右側」とする。
〔普通型コンバインの全体構成〕
図1には、普通型コンバインを示している。このコンバインには、機体フレーム1と、走行機体を自走可能に支持する左右一対のクローラ走行装置2と、が備えられている。左右一対のクローラ走行装置2に対する機体フレーム1の姿勢を制御する姿勢制御装置3が設けられている。機体フレーム1の前部には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられている。刈取部4の後方には、運転部5が設けられている。
運転部5の下方には、エンジンEが設けられている。左右一対のクローラ走行装置2の間には、ミッションケース6が設けられている。
ミッションケース6には、エンジンEからの動力を変速する変速装置(図示省略)が収容されている。ミッションケース6には、クローラ走行装置2(駆動輪14)を駆動する左右一対の車軸6aが備えられている。ミッションケース6は、左分割ケース体6Aと右分割ケース体6Bとに機体左右方向に分割可能に構成されている(図3参照)。
運転部5の後方には、刈取作物を脱穀する脱穀装置7及び収穫粒を貯留するグレンタンク8が機体左右方向に隣り合う状態で設けられている。グレンタンク8には、グレンタンク8内の収穫粒を排出するアンローダ9が設けられている。
〔機体フレーム〕
図2及び図3に示すように、機体フレーム1には、機体前後方向に延びる左右一対の主フレーム10と、左右一対の主フレーム10に亘る前横フレーム11及び後横フレーム12と、が備えられている。前横フレーム11と後横フレーム12とに亘って、主フレーム10よりも短めの主フレーム13が設けられている。
〔クローラ走行装置〕
図2及び図3に示すように、クローラ走行装置2には、駆動輪14と、テンション輪15と、駆動輪14とテンション輪15との間に設けられた複数(例えば、七つ)の接地転輪16と、テンション輪15及び接地転輪16を支持するトラックフレーム17と、駆動輪14、テンション輪15及び接地転輪16に巻き回されたクローラベルト18と、が備えられている。
駆動輪14は、クローラ走行装置2の前端部に設けられている。駆動輪14は、車軸6aに相対回転不能に支持されている。
テンション輪15は、クローラ走行装置2の後端部に設けられている。テンション輪15は、テンションフレーム19に回転可能に支持されている。
トラックフレーム17は、機体前後方向に延びる中空状の部材(例えば、角パイプ)によって構成されている。トラックフレーム17の下面には、前固定プレート20、中固定プレート21及び後固定プレート22が溶接固定されている。トラックフレーム17の前部側において、前固定プレート20及び中固定プレート21には、前フレーム23がボルト24(図4参照)によって固定されている。トラックフレーム17の後部側において、中固定プレート21及び後固定プレート22には、後フレーム25がボルト26(図7参照)によって固定されている。
前フレーム23には、複数(例えば、四つ)の接地転輪16が回転可能に支持されている。前フレーム23には、前クローラガイド27がボルト28によって固定されている。後フレーム25には、複数(例えば、三つ)の接地転輪16が回転可能に支持されている。後フレーム25には、後クローラガイド29がボルト28によって固定されている。
テンションフレーム19は、トラックフレーム17の後端部に挿通されて、前後進方向(機体前後方向)に沿って位置変更可能にトラックフレーム17に支持されている。テンションフレーム19とトラックフレーム17とに亘って、テンションボルト30が設けられている。
テンションボルト30は、トラックフレーム17側の支持プレート17aに支持されている。テンションボルト30を回転操作することにより、テンションフレーム19を機体前後方向に沿って位置変更することができる。
トラックフレーム17と中固定プレート21とに亘って連結プレート31が設けられている。連結プレート31は、トラックフレーム17及び中固定プレート21に溶接固定されている。
トラックフレーム17と中固定プレート21とを連結プレート31によって連結して、トラックフレーム17の前後中央部付近の応力が低減されると共に、トラックフレーム17と中固定プレート21との剛性差(通常、中固定プレート21の方がトラックフレーム17よりも剛性が高い)が緩和されるようにしている。また、連結プレート31の前後両端部をそれぞれ延ばして、トラックフレーム17の前後中央部付近の応力をトラックフレーム17の前後両端部側に逃すようにしている。
〔姿勢制御装置〕
図2及び図3に示すように、姿勢制御装置3には、左右一対の前リンク機構32と、左右一対の後リンク機構33と、後リンク機構33を揺動駆動する左右一対の油圧シリンダ34と、前リンク機構32と後リンク機構33とを連動連結する左右一対の連係ロッド35と、が備えられている。
〔前側リンク機構〕
図4から図6に示すように、前リンク機構32には、機体フレーム1側の前アーム部材36(本発明に係る「アーム部材」に相当)と、トラックフレーム17側の前ボス部材37(本発明に係る「ボス部材」に相当)と、前ボス部材37に挿通されて前アーム部材36と前ボス部材37とを相対回転可能に連結する前連結軸38(本発明に係る「連結軸」に相当)と、が備えられている。前リンク機構32は、リンク機構の構成部品の製作誤差や組み付け誤差に起因するこじれ等を防止するリンク(いわゆるキャンセルリンク)として構成されている。
前アーム部材36は、機体フレーム1側の前アーム支点部39に支持されている。前アーム部材36は、前第一アーム体40と前第二アーム体41とが支軸42によって相対回転不能に連結されて構成されている。前アーム部材36は、トラックフレーム17に対して機体横内側に位置ズレした状態で、前ボス部材37の機体横内側端部に連結されている。
前第一アーム体40の基端部は、支軸42の機体横内側端部に相対回転不能に連結されている。前第一アーム体40の先端部には、連係ロッド35の前端部が連結されている。
前第二アーム体41の基端部は、支軸42の機体横外側端部に相対回転不能に連結されている。前第二アーム体41の先端部には、前連結軸38を支持するボス形状の支持部41Aが形成されている。支持部41Aには、ブリーダプラグ43が設けられている。
支軸42は、前アーム支点部39の前ボス部44にブッシュ45を介して軸心X1周りで回転可能に支持されている。支軸42と前ボス部44の左右両端部との間には、Oリング46が設けられている。
前ボス部材37には、トラックフレーム17を左右両側から挟む左右一対の側板37Aが形成されている。側板37Aは、トラックフレーム17側のボス部47に連結軸48を介して軸心X2周りで揺動可能に連結されている。前ボス部材37は、トラックフレーム17から機体横内側に延出されている。前ボス部材37の機体横外側端部は、カバー49によって塞がれている。前ボス部材37には、グリスニップル50が設けられている。グリスニップル50からグリスが前ボス部材37と前連結軸38との間に注入されて、ブリーダプラグ43から空気等が外部に排出される。つまり、前連結軸38の外周面と前ボス部材37の内周面との間に潤滑油通路R1が形成されており、この潤滑油通路R1が後述するシール部材装填用空間S1に接続され、そのシール部材装填用空間S1が、ブリーダプラグ43に連通している。
前連結軸38は、その機体横内側端部が支持部41Aに挿通されて溶接固定されている。前連結軸38は、前ボス部材37にブッシュ51を介して軸心X3周りで回転可能に支持されている。前連結軸38は、前ボス部材37に挿通された状態で、機体横外方からボルト52及び抜止プレート53によって抜け止めされている。前連結軸38と前ボス部材37の左右両端部との間における潤滑油通路R1には、シール部材装填用空間S1側への潤滑油の漏れ出しを制限するOリング54及びカラー55が設けられている。
〔前側アーム部材と前側ボス部材との連結構造〕
図6に示すように、前第二アーム体41の支持部41Aと前ボス部材37の機体横内側端部とが、インロー構造部Sf(凹部としてのボス部41a、凸部としての前ボス部材37の機体横内側端部)によって連結されている。これについて、以下に詳述する。
支持部41Aのうち前ボス部材37の機体横内側端部との連結部分には、前ボス部材37側に突出するボス部41aが形成されている。ボス部41aには、前ボス部材37の機体横内側端部が嵌め込まれている。つまり、ボス部41aは、前ボス部材37の機体横内側端部の外周を覆っている。また、ボス部41aの先端部の内周角部は、前ボス部材37の機体横内側端部を嵌め合せ易いように、テーパー加工されている。
前ボス部材37の機体横内側端部には、嵌め込み対象の前記ボス部41aによって覆われる部位に、第一縮径部37aと第二縮径部37bが形成されている。第一縮径部37aと第二縮径部37bのうち、ボス部41aへの挿入方向で先端側に形成された第一縮径部37aの先端面は、その先端面に対向するボス部41a側面に突き当てられている。
この第一縮径部37aは、ボス部41aの内奥側に位置して、ボス部41aの内周面との間にシール部材装填用空間S1を隔てて対向するように、シール部材装填用空間S1の径方向寸法に相当する量だけ、前ボス部材37の外径よりも小さい外径を有している。第一縮径部37aの外周面とボス部41aの内周面との間に形成されたシール部材装填用空間S1には、Oリング56(本発明に係る「シール部材」に相当)及びカラー57が設けられている。第一縮径部37aの先端部の外周角部は、Oリング56やカラー57を第一縮径部37aに外嵌させ易いように、テーパー加工されている。
第二縮径部37bは、第一縮径部37aよりもボス部41a内の入り口側箇所に位置して、前ボス部材37のボス部41aに嵌め込まれていない部位の外径よりは少し小さく、第一縮径部37aよりは大きい外径を有している。この第二縮径部37bの外周面と、第二縮径部37bに外嵌する位置のボス部41aの内周面と、がインロー構造部Sfとなっている。
〔後側リンク機構〕
図7及び図8に示すように、後リンク機構33には、機体フレーム1側の後アーム部材58(本発明に係る「アーム部材」に相当)と、トラックフレーム17側の後ボス部材59(本発明に係る「ボス部材」に相当)と、後ボス部材59に挿通されて後アーム部材58と後ボス部材59とを相対回転可能に連結する後連結軸60(本発明に係る「連結軸」に相当)と、が備えられている。
後アーム部材58は、機体フレーム1側の後アーム支点部61に支持されている。後アーム部材58は、後第一アーム体62と後第二アーム体63とが支軸64によって相対回転不能に連結されて構成されている。後アーム部材58は、トラックフレーム17に対して機体横内側に位置ズレした状態で、後ボス部材59の機体横内側端部に連結されている。
後第一アーム体62の基端部は、支軸64の機体横内側端部に相対回転不能に連結されている。後第一アーム体62の先端部には、連係ロッド35の後端部と油圧シリンダ34の先端部がそれぞれ連結されている。
後第二アーム体63の基端部は、支軸64の機体横外側端部に相対回転不能に連結されている。後第二アーム体63の先端部には、後連結軸60を支持するボス形状の支持部63Aが形成されている。支持部63Aには、ブリーダプラグ65が設けられている。
支軸64は、後アーム支点部61の後ボス部66にブッシュ67を介して軸心X4周りで回転可能に支持されている。支軸64と後ボス部66の左右両端部との間には、Oリング68が設けられている。支軸64の機体横外側端部には、クローラベルト18に作用するローラ69が設けられている。
後ボス部材59は、トラックフレーム17側の左右一対の側板70を貫通する状態でこれに溶接固定されている。後ボス部材59は、トラックフレーム17から機体横内側に延出されている。後ボス部材59の機体横外側端部は、カバー71によって塞がれている。
後ボス部材59には、グリスニップル72が設けられている。グリスニップル72からグリスが後ボス部材59と後連結軸60との間に注入されて、ブリーダプラグ65から空気等が外部に排出される。つまり、後連結軸60の外周面と後ボス部材59の内周面との間に潤滑油通路R1が形成されており、この潤滑油通路R1が後述するシール部材装填用空間S1に接続され、そのシール部材装填用空間S1が、ブリーダプラグ65に連通している。
後連結軸60は、その機体横内側端部が支持部63Aに挿通されて溶接固定されている。後連結軸60は、後ボス部材59にブッシュ73を介して軸心X5周りで回転可能に支持されている。後連結軸60は、後ボス部材59に挿通された状態で、機体横外方側からボルト74及び抜止プレート75によって抜け止めされている。後連結軸60と後ボス部材59の左右両端部との間における潤滑油通路R1には、シール部材装填用空間S1側への潤滑油の漏れ出しを制限するOリング76及びカラー77が設けられている。
〔後側アーム部材と後側ボス部材との連結構造〕
図8に示すように、後第二アーム体63の支持部63Aと後ボス部材59の機体横内側端部とが、インロー構造部Sb(凹部としてのボス部63a、凸部としての後ボス部材59の機体横内側端部)によって連結されている。これについて、以下に詳述する。
支持部63Aのうち後ボス部材59の機体横内側端部との連結部分には、後ボス部材59側に突出するボス部63aが形成されている。ボス部63aには、後ボス部材59の機体横内側端部が嵌め込まれている。つまり、ボス部63aは、後ボス部材59の機体横内側端部の外周を覆っている。また、ボス部63aの先端部の内周角部は、後ボス部材59の機体横内側端部を嵌め合せ易いように、テーパー加工されている。
後ボス部材59の機体横内側端部には、嵌め込み対象の前記ボス部63aによって覆われる部位に、第二縮径部59a及び第一縮径部59bが機体横外側からこの順で形成されている。第一縮径部59bと第二縮径部59aのうち、ボス部63aへの挿入方向で先端側に形成された第一縮径部59bの先端面は、その先端面に対向するボス部63aの側面に突き当てられている。
この第一縮径部59bは、ボス部63aの内奥側に位置して、ボス部63aの内周面との間にシール部材装填用空間S1を隔てて対向するように、シール部材装填用空間S1の径方向寸法に相当する量だけ、後ボス部材59の外径よりも小さい外径を有している。第一縮径部59bの外周面とボス部63aの内周面との間に形成されたシール部材装填用空間S1には、Oリング78(本発明に係る「シール部材」に相当)及びカラー79が設けられている。第一縮径部59bの先端部の外周角部は、Oリング78やカラー79を第一縮径部59bに外嵌させ易いように、テーパー加工されている。
第二縮径部59aは、第一縮径部59bよりもボス部63a内の入り口側箇所に位置して、後ボス部材59のボス部63aに嵌め込まれていない部位の外径よりは少し小さく、第一縮径部59bよりは大きい外径を有している。この第二縮径部59aの外周面と、第二縮径部59aに外嵌する位置のボス部63aの内周面と、がインロー構造部Sbとなっている。
〔姿勢制御装置の動作〕
図9に示すように、油圧シリンダ34が伸長操作されると、後アーム部材58が軸心X4周り及び軸心X5周りで揺動されて、その動作が連係ロッド35によって前リンク機構32に伝達される。これにより、前アーム部材36が軸心X1周り及び軸心X3周りで揺動されると共に、前ボス部材37が軸心X2周りで揺動される。こうして、機体フレーム1がクローラ走行装置2に対して上昇される。そして、地面の傾斜に応じて、左右一対の油圧シリンダ34を各別に伸長操作することにより、機体を機体左右方向に略水平に保つことができる。
ここで、トラックフレーム17の前端部から機体横内側に前第二アーム体41の下方まで片持ち状に受け部材80が延出されている。受け部材80は、下方に開口する溝形部材によって構成されている。
このような構成によれば、前アーム部材36が通常の下降限界よりも更に下降する事態が発生した場合(例えば、前第二アーム体41と前連結軸38との溶接固定が外れた場合)、前第二アーム体41のうち支軸42側の端部が、受け部材80に対して上方から当接することになる。これにより、前第二アーム体41が受け部材80によって受け止め支持されて、前アーム部材36の落下を阻止することができる。
〔テンション輪〕
図10及び図11に示すように、テンション輪15には、ボス部81と、ローラ部82と、が備えられている。
ボス部81は、左右一対のベアリング83を介して支軸84に軸心X6周りで回転可能に支持されている。ボス部81の左右両端部と支軸84との間には、それぞれオイルシール85が設けられている。
ボス部81の機体横内側端部とオイルシール85との間には、カラー86が設けられている。カラー86は、サークリップ87によって固定されている。ボス部81の機体横内側端部とカラー86との間には、Oリング88が設けられている。
ボス部81の外周部のうち軸心X6方向の略中央部には、フランジ部81Aが形成されている。フランジ部81Aは、側面視で略円形状に形成されている。フランジ部81Aは、ボス部81の外周部の全周に亘って形成されている。フランジ部81Aには、ボルト89に対応するボルト孔81aが形成されている。フランジ部81Aには、ブリーダプラグ90が設けられている。
支軸84のうち軸心X6方向の略中央部には、左右一対のベアリング83が外嵌されている。左右一対のベアリング83は、支軸84に外嵌された状態で左右一対のサークリップ91によって固定されている。
支軸84のうち左右一対のベアリング83の間の部分には、スラストカラー92が外嵌されている。支軸84のうち左右一対のベアリング83を挟んで左右両側の部分には、それぞれオイルシール85、カラー93及びカバー94が、ベアリング83に近い側からこの順で外嵌されている。
支軸84の機体横外側端部には、グリスニップル95が設けられている。グリスニップル95からグリスがベアリング室96に注入されて、ブリーダプラグ90から空気等が外部に排出される。
ローラ部82は、ボス部81の外周部に取り付けられると共にクローラベルト18に作用する。ローラ部82は、二つの分割ローラ体97を周方向に並べて構成されている。一方の分割ローラ体97と他方の分割ローラ体97とは、同一の構造である。
分割ローラ体97には、クローラベルト18が巻き回される巻回部97Aと、ボス部81の外周部に取り付けられる基部97Bと、巻回部97Aと基部97Bとに亘る円板部97Cと、が備えられている。一方の分割ローラ体97の基部97Bと他方の分割ローラ体97の基部97Bとが合わさることにより、ボス部81の外周部の形状に沿った形状のボス形状の基部となる。
円板部97Cには、ボルト89に対応するボルト孔97aが形成されている。円板部97Cの内周部のうちフランジ部81Aに対向する側の側部には、フランジ部81Aとは反対側に凹入する凹部97bが形成されている。凹部97bは、フランジ部81Aの形状に対応する形状に形成されている。
〔フランジ部と分割ローラ体との連結構造〕
フランジ部81Aと分割ローラ体97との連結箇所に、インロー構造部St(凸部としてのフランジ部81A、凹部97b)が備えられている。ボルト89、ボルト孔81a(ボス部81)及びボルト孔97a(ローラ部82)によって、連結部Cが構成されている。
分割ローラ体97は、凹部97bがフランジ部81Aに嵌め合わされて、フランジ部81Aに、機体横外側から当て付けられた状態で機体横外側からボルト89によって固定されている。フランジ部81Aと分割ローラ体97との連結箇所において、フランジ部81Aの肉厚W1は、円板部97Cの肉厚W2よりも厚く設定されている。
〔支持部〕
図11から図13に示すように、テンションフレーム19の先端部には、テンション輪15をその軸心X6方向の両側(左右両側)から挟んだ状態で支軸84の左右両端部を支持する二股形状の支持部19Aが形成されている。支持部19Aには、支軸84の左右両端部が挿入支持される左右一対の切込部19aが形成されている。切込部19aは、テンション輪15によるテンション付与方向とは反対側向き(前方)に切り込まれている。支軸84は、その左右両端部が左右一対の切込部19aに挿入支持された状態で、支持部19Aに対して機体横外側から平座金98、バネ座金99及びナット100によって固定されている。
支持部19Aには、支持部19Aの二股形状基端部の上部とローラ部82との空間を上方から覆う天井部19bが形成されている。天井部19bは、平面視において、ローラ部82の外周部(巻回部97A)と重複するように、支持部19Aの二股形状基端部から先端部側に張り出している。天井部19bの先端位置は、ローラ部82の外周端の回転軌跡内に入り込まない位置に設定されている。
〔テンション輪の取り外し方〕
先ず、図14及び図15に示すように、テンションボルト30の回転操作によってテンションフレーム19を前方に移動させて、クローラベルト18へのテンション付与を解除する。これにより、ローラ部82とクローラベルト18との間に、テンション輪15を取り外すための隙間ができることになる。そして、ボルト89を機体横外側から緩めて、ローラ部82のうち支軸84に対して後側の分割ローラ体97をボス部81から機体横外側に取り外す。
次に、図16及び図17に示すように、残りの分割ローラ体97を支軸84に対して後側に位置するように回転させる。そして、ボルト89を機体横外側から緩めて、残りの分割ローラ体97をボス部81から機体横外側に取り外す。
最後に、図18及び図19に示すように、ナット100等を外して、支軸84を一対の切込部19aから後方に引き抜くようにして、ボス部81を支持部19Aから機体横外側に取り外す。
〔後側アーム部材の支点構造〕
図20から図23に示すように、後アーム支点部61には、後ボス部66を支持する左右一対の前フレーム101が備えられている。左右一対の前フレーム101を貫通する状態で、後ボス部66が設けられている。
左右一対の前フレーム101は、主フレーム10、13を左右両側から挟むように設けられている。前フレーム101は、主フレーム10、13に溶接固定されている。前フレーム101は、後ボス部66側から前方に後横フレーム12よりも前側まで延びている。
前フレーム101を前方に延ばして、応力を分散させて前側に逃すようにしている。
左右一対の前フレーム101のうち後横フレーム12よりも後側の部分に亘って、底板102が設けられている。左右一対の前フレーム101の後端部に亘って、中間プレート103が設けられている。中間プレート103には、前フレーム101の後端部が溶接固定されている。
後横フレーム12の機体横外側端部と後ボス部66とに亘って、連結プレート104が設けられている。連結プレート104と機体横外側の前フレーム101とに亘って、天板105及び底板106が設けられている。
主フレーム13の機体横外側面と後横フレーム12の前面との間と、機体横外側の前フレーム101の機体横外側面と後横フレーム12の前面との間には、それぞれ補強用のリブ107が設けられている。左右一対の前フレーム101の間と、連結プレート104と機体横外側の前フレーム101との間には、それぞれ補強用のリブ108が設けられている。
左右一対の後アーム支点部61に亘って、横補強プレート109が設けられている。横補強プレート109は、後横フレーム12の下面に沿って機体左右方向に延びている。横補強プレート109は、その後端部が後下がりに傾斜するように折曲形成されている。横補強プレート109の左右両端部は、それぞれ幅広に形成されて、機体横内側の前フレーム101に溶接固定されている。左右一対の後アーム支点部61と主フレーム13と後横フレーム12を、横補強プレート109によって一体化して、これらの骨格としての剛性を高めるようにしている。
後ボス部66に対して後側には、左右一対の後フレーム110が主フレーム10を左右両側から挟むように設けられている。後フレーム110は、主フレーム10に溶接固定されている。後フレーム110は、後ボス部66側から後方に延びている。後フレーム110の長さ(機体前後方向の長さ)を短めにして、後フレーム110に作用するモーメント(軸心X4周りのモーメント)が小さくなるようにしている。
後フレーム110の前端部は、中間プレート103に溶接固定されている。後フレーム110のうち前端部と前後中間部と後端部には、それぞれ屈曲部110a、110b、110cが形成されている。屈曲部110a、110b、110cによって応力の分散を図るようにしている。
後フレーム110のうち前端部と後端部には、それぞれ前延出部110dと後延出部110eが形成されている。前延出部110dを後アーム支点部61の下方まで前方に延ばすと共に後アーム支点部61に溶接固定して、後フレーム110と後アーム支点部61との連結部の強度を高めるようにしている。後延出部110eを後方に延ばすと共に主フレーム10に溶接固定して、応力を分散させて後アーム支点部61から離れた位置に逃すようにしている。左右一対の前延出部110dの間には、補強用のリブ111が設けられている。
左右一対の後フレーム110に亘って、底板112が設けられている。底板112を後フレーム110に溶接固して、応力を後アーム支点部61から離れた位置に逃すようにしている。
〔ミッションケースの給油構造〕
図24に示すように、ミッションケース6には、給油パイプ113を介してタンク114が連通されている。タンク114内には、オイルが貯留されており、タンク114内のオイルが給油パイプ113を介してミッションケース6に供給される。タンク114の上部には、給油栓115が設けられている。タンク114は、デッキフレーム116に支持されている。
タンク114には、油面の位置を示す目印として、例えば、上限位置H及び下限位置Lが記されている。これにより、タンク114内の油面を目視して、油面が上限位置Hと下限位置Lとの範囲内に位置するように、タンク114内の油量を適切に管理することができる。
ここで、ミッションケース6内の油面が低下してミッションケース6内の上部に空気層が発生した状態で、ミッションケース6内のギヤ(図示省略)が回転すると、当該ギヤによってオイルが掻き回されて気泡が発生し易くなる。このため、従来は、ミッションケース6内のオイルが減少してミッションケース6内の油面が低下すると、オイルに空気が混入してクローラ走行装置2の動作(例えば、クローラ走行装置2の旋回時のフィーリング)に悪影響を及ぼすことがあった。
本実施形態によれば、タンク114内のオイルが給油パイプ113を介してミッションケース6に供給されるため、ミッションケース6内のオイルが満杯状態に保たれて、ミッションケース6内の油面が低下することがない。これにより、オイルに空気が混入してクローラ走行装置2の動作に悪影響を及ぼす事態を回避することができる。
〔ミッションケースの支持構造〕
図24及び図25に示すように、ミッションケース6は、斜フレーム117を介して前横フレーム11に支持されている。斜フレーム117は、左分割ケース体6Aと前横フレーム11とに亘って前上がりに傾斜する状態で設けられている。斜フレーム117は、下方に開口する溝形部材によって構成されている。斜フレーム117の後端部(前横フレーム11側の端部)は、前横フレーム11に溶接固定されている。斜フレーム117の前端部(左分割ケース体6A側の端部)には、ステー118がボルト119によって固定されている。
ステー118は、ボルト121によって左分割ケース体6Aの後部に固定されている。ボルト119のうち斜フレーム117の左右両側部の間の部分には、補強用のパイプ120が外嵌されている。
ミッションケース6は、側面視で後倒れの傾斜姿勢となっている。ミッションケース6を機体フレーム1に支持させる部材(本実施形態では、斜フレーム117)ができるだけ短くなるように、ミッションケース6近傍の前横フレーム11に、ミッションケース6を斜フレーム117によって支持させている。
左分割ケース体6Aを右分割ケース体6Bから取り外す場合は、図26に示すように、先ず、ボルト119を緩めてボルト119及びパイプ120を外す。これにより、斜フレーム117の前端部が開放されて、斜フレーム117の下方開口からボルト121にアクセスすることができる。そして、ボルト121を緩めてステー118の左分割ケース体6Aへの固定を解除する。最後に、左分割ケース体6Aの右分割ケース体6Bへのボルト固定を解除すれば、左分割ケース体6Aを右分割ケース体6Bから機体横外側(左側)に取り外すことができる。
〔別実施形態〕
(1)インロー構造部Sf(Sb)としては、上記実施形態に係る態様に限らず、各種の態様を採用することができる。例えば、インロー構造部Sf(Sb)は、図27に示す態様であってもよい。
(2)上記実施形態では、インロー構造部Sfの凸部(前ボス部材37の機体横内側端部)が前ボス部材37に備えられ、インロー構造部Sfの凹部(ボス部41a)が前アーム部材36に備えられているが、インロー構造部Sfの凹部が前ボス部材37に備えられ、インロー構造部Sfの凸部が前アーム部材36に備えられていてもよい。また、インロー構造部Sbの凸部(後ボス部材59の機体横内側端部)が後ボス部材59に備えられ、インロー構造部Sbの凹部(ボス部63a)が後アーム部材58に備えられているが、インロー構造部Sbの凹部が後ボス部材59に備えられ、インロー構造部Sbの凸部が後アーム部材58に備えられていてもよい。
(3)上記実施形態では、前アーム部材36用の受け部材80が設けられているが、これに代えて又はこれと共に、後アーム部材58用の受け部材が設けられていてもよい。
本発明は、普通型コンバインの他、自脱型コンバインやトラクタ等の農業作業車、建設作業車にも利用可能である。
1 機体フレーム
2 クローラ走行装置
3 姿勢制御装置
17 トラックフレーム
36 前アーム部材(アーム部材)
37 前ボス部材(ボス部材)
37a 縮径部
38 前連結軸(連結軸)
41a ボス部
56 Oリング(シール部材)
58 後アーム部材(アーム部材)
59 後ボス部材(ボス部材)
59b 第二縮径部(縮径部)
60 後連結軸(連結軸)
63a ボス部
78 Oリング(シール部材)
80 受け部材
Sf インロー構造部
Sb インロー構造部

Claims (5)

  1. 機体フレームと、
    前記機体フレームを支持するクローラ走行装置と、
    前記クローラ走行装置に対する前記機体フレームの姿勢を制御する姿勢制御装置と、が備えられたコンバインであって、
    前記姿勢制御装置に、前記機体フレーム側のアーム部材と、前記クローラ走行装置のトラックフレーム側のボス部材と、前記ボス部材に挿通されて前記アーム部材と前記ボス部材とを相対回転可能に連結する連結軸と、が備えられ、
    前記アーム部材のうち前記ボス部材の端部との連結部分に、前記ボス部材側に突出して前記ボス部材の端部外周を覆うボス部が形成され、
    前記ボス部材の端部で、前記ボス部に覆われる部位に、前記ボス部の内奥側で前記ボス部の内周面との間にシール部材装填用空間を隔てて対向する第一縮径部と、前記第一縮径部よりも前記ボス部内の入り口側箇所で前記第一縮径部よりも大径の第二縮径部と、が形成され、
    前記第二縮径部と、前記第二縮径部に外嵌する位置の前記ボス部の内周面と、がインロー構造部によって連結され、
    前記シール部材装填用空間にシール部材が装填され、
    前記連結軸の外周面と前記ボス部材の内周面との間に潤滑油通路が形成され、この潤滑油通路が前記シール部材装填用空間に接続されているコンバイン。
  2. 前記潤滑油通路が、前記ボス部材の端部と前記アーム部材の端部との対向間隔を経て、前記シール部材装填用空間に接続され、
    前記潤滑油通路のうち、前記連結軸の外周面と前記ボス部材の端部における内周面との間に、前記シール部材装填用空間側への潤滑油の漏れ出しを制限するOリングが介装されている請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記アーム部材にブリーダプラグが備えられ、
    前記シール部材装填用空間が前記ブリーダプラグに接続されている請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記ボス部材は、前記トラックフレームから機体内側に延出され、
    前記アーム部材は、前記トラックフレームに対して機体内側に位置ズレした状態で、前記ボス部材のうち機体内側の端部に連結され、
    前記トラックフレームから前記アーム部材の下方まで片持ち状に延出されて前記アーム部材を受け止め支持可能な受け部材が備えられている請求項1から3の何れか一項記載のコンバイン。
  5. 機体フレームと、
    前記機体フレームを支持するクローラ走行装置と、
    前記クローラ走行装置に対する前記機体フレームの姿勢を制御する姿勢制御装置と、が備えられた農業作業車であって、
    前記姿勢制御装置に、前記機体フレーム側のアーム部材と、前記クローラ走行装置のトラックフレーム側のボス部材と、前記ボス部材に挿通されて前記アーム部材と前記ボス部材とを相対回転可能に連結する連結軸と、が備えられ、
    前記アーム部材のうち前記ボス部材の端部との連結部分に、前記ボス部材側に突出して前記ボス部材の端部外周を覆うボス部が形成され、
    前記ボス部材の端部で、前記ボス部に覆われる部位に、前記ボス部の内奥側で前記ボス部の内周面との間にシール部材装填用空間を隔てて対向する第一縮径部と、前記第一縮径部よりも前記ボス部内の入り口側箇所で前記第一縮径部よりも大径の第二縮径部と、が形成され、
    前記第二縮径部と、前記第二縮径部に外嵌する位置の前記ボス部の内周面と、がインロー構造部によって連結され、
    前記シール部材装填用空間にシール部材が装填され、
    前記連結軸の外周面と前記ボス部材の内周面との間に潤滑油通路が形成され、この潤滑油通路が前記シール部材装填用空間に接続されている農業作業車
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