JP6440560B2 - 修正器具 - Google Patents

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本発明は、切削ブレードを支持する固定フランジの支持面(端面)を修正する修正器具に関する。
半導体ウェーハや樹脂パッケージ基板、セラミックスやガラス等の板状物を複数のチップに分割するのに、高速回転する切削ブレードを用いる切削装置がよく使用されている。切削装置の切削ユニットは、モータにより回転駆動されるスピンドルと、スピンドルの先端部に取り付けられた固定フランジを有するブレードマウントと、このブレードマウントに装着された薄い切り刃を有する切削ブレードと、切削ブレードをブレードマウントに固定する固定ナットとを含んでいる。
切削ブレードは、固定ナットによってブレードマウントの固定フランジの支持面に押圧された状態で固定されるため、支持面が平滑面でないと切削ブレードは斜めに固定されたり、がたついたりしてしまうため、正常な切削ができなくなる。
また、切削ブレードは固定ナットの締め付けにより円形基台が固定フランジの支持面に圧接されるため、円形基台の金属粉が固定フランジの支持面に付着して円形基台の固定フランジに対する密着性が経時的に悪化する。
その結果、スピンドルの回転に対して切削ブレードの切り刃が蛇行して回転するようになり、分割されたチップの側面や角部に欠けやクラックが発生してデバイスの品質を低下させるという問題がある。
そこで、固定フランジの支持面を平滑にするために、ブレード交換のタイミングで定期的に支持面を砥石で削り、支持面を平滑面とする修正治具が特許第3472390号に開示されている。
特許第3472390号公報 特許第5081600号公報 特開平6−326186号公報
特許文献1に開示された修正治具では、修正治具をチャックテーブルで保持し、固定フランジの支持面の近くに砥石を位置付けてから支持面に砥石を往復させるため、通常の加工とはかけ離れた作業となり、作業者は作業内容を別途覚える必要がある。また、砥石を誤って支持面に衝突させると、逆に支持面を傷つけてしまうという問題があった。
特許文献2に開示された修正器具によると、修正器具を手で持って固定フランジの支持面に付着したごみ等を除去して固定フランジの支持面を滑面に修正できるので、熟練を要することなく誰でも簡単に固定フランジの支持面を滑面に修正できるというメリットがあるが、特許文献3に開示された切削ブレードの交換を全自動化した切削装置においては、手作業での支持面(端面)修正作業は避けたい作業である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、切削ブレードをブレードマウントに装着するのと同様な作業で修正器具をブレードマウントの支持面に対面させることができ、切削ブレードの交換を全自動化した切削装置にも容易に適用可能な修正器具を提供することである。
本発明によると、切削装置のスピンドルの先端部に装着され、ボス部と該ボス部と一体的に形成され切削ブレードを支持する支持面を備えた固定フランジとからなるブレードマウントの該支持面を修正する修正器具であって、該ブレードマウントに装着される切削ブレードの円形基台と同等の形状及びサイズに形成され、中心部に開口を有する環状基台と、該固定フランジの該支持面に対応する領域の該環状基台の側面に配設され、該支持面を研磨する研磨部材と、を備え、該修正器具の該開口に該ブレードマウントの該ボス部を挿入し、該支持面に該研磨部材を圧接させた状態で該ブレードマウントと該修正器具とを互いに逆回転する向きに相対移動させて、該ブレードマウントの該支持面を研磨して滑面に修正することを特徴とする修正器具が提供される。
本発明の修正器具は切削ブレードの円形基台と同等な形状及びサイズを有しているため、切削ブレードをブレードマウントに装着するのと同様な作業で修正器具を支持面に対面させることができるため、修正作業が容易であり、誤って支持面を傷つけることがない。
また、切削ブレードを保持するのと同じ工具で修正器具を保持できるため、切削ブレードの交換を全自動化した切削装置では、ブレード交換装置を利用して支持面(端面)修正作業を実施することができる。
切削ブレードをスピンドルに装着する様子を示す分解斜視図である。 切削ブレードをブレードマウントのボス部に挿入した様子を示す断面図である。 図3(A)は固定ナットをブレードマウントのボス部に挿入しようとする状態を示す断面図、図3(B)は固定ナットをブレードマウントのボス部に形成された雄ねじに螺合して切削ブレードを固定した状態の断面図である。 図4(A)は本発明実施形態に係る修正器具の斜視図、図4(B)はその断面図である。 図5(A)は修正器具をブレードマウントに装着する様子を示す分解斜視図、図5(B)は修正器具をブレードマウントのボス部に挿入した状態の断面図である。 図6(A)は第1実施形態に係る修正器具を保持工具で保持してブレードマウントのボス部に挿入した状態の断面図、図6(B)は保持工具で保持した修正器具を回転してブレードマウントの支持面を修正している状態の断面図である。 図7(A)は第2実施形態の修正器具を螺合工具で保持してブレードマウントのボス部に挿入した状態の断面図、図7(B)は螺合工具で保持した修正器具でブレードマウントの支持面を修正している状態の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、切削ブレードをスピンドルに装着する様子を示す分解斜視図が示されている。切削ユニット2は、スピンドルハウジング4中に回転可能に収容されたスピンドルを有しており、スピンドルハウジング4から突出したスピンドル先端部6は先端に行くにつれて細くなるテーパー形状に形成されている。
スピンドル先端部6の端面には雌ねじ8を有するねじ穴7が形成されている。10はブレードマウントであり、円筒状ボス部12と、円筒状ボス部12と一体的に形成された固定フランジ(鍔部)14とから構成される。
固定フランジ14の外周前面側には切削ブレードに当接して切削ブレードを支持する支持面(端面)14aが形成されている。円筒状ボス部12には雄ねじ16が形成されていると共に、スピンドル先端部6のテーパー形状に対応したテーパー状の係合穴18を有している。
ブレードマウント10の係合穴18をテーパー状のスピンドル先端部6に挿入し、座金20及びねじ22をブレードマウント10の係合穴18を通してねじ穴7に挿入しねじ22を螺合して締め付けることにより、図2に示すように、ブレードマウント10はテーパー状のスピンドル先端部6に装着される。
切削ブレード24はアルミニウム合金から形成された円形基台26の外周に電鋳された切り刃30を有するハブブレードであり、円形基台26の前面側に円形のハブ28が形成されている。32は装着穴である。
34は固定ナットであり、内周にブレードマウント10の円筒状ボス部12に形成された雄ねじ16に螺合する雌ねじ36が形成されている。固定ナット34には、固定ナット34をブレードマウント10の雄ねじ16に螺合するための螺合工具のピンが挿入される複数の(本実施形態では4個)ピン穴38が形成されている。
切削ブレード24のテーパー状のスピンドル先端部6に装着するには、図2に示すように保持工具40で切削ブレード24を保持し、スピンドル先端部6に固定されたブレードマウント10の円筒状ボス部12に切削ブレード24を挿入する。
次いで、図3(A)に示すように、固定ナット34のピン穴38中に螺合工具42のピン44を挿入することにより、固定ナット34を螺合工具34で保持し、図3(B)に示すように、固定ナット34をブレードマウント10の円筒状ボス部12に形成された雄ねじ16に螺合して締め付ける。
これにより、切削ブレード24がブレードマウント10の固定フランジ14の支持面(端面)14aと固定ナット34とで挟持されて、テーパー状のスピンドル先端部6に装着される。
次に、図4乃至図7を参照して、本発明実施形態に係る修正器具46について詳細に説明する。図4(A)を参照すると、本発明実施形態に係る修正器具46の斜視図が示されている。図4(B)はその縦断面図を示している。
修正器具46は、切削ブレード24の円形基台26と同等の形状及びサイズを有する環状基台48と、固定フランジ14の環状の支持面14aに対応する領域の環状基台48の側面に固着された支持面14aを研磨する研磨部材52とを含んでいる。研磨部材52は、環状の砥石又はシート状の研磨布などから構成される。環状基台50の中心部には開口54が形成されている。
図5(A)を参照すると、修正器具46をブレードマウント10に装着する様子を示す分解斜視図が示されており、図5(B)には修正器具46がブレードマウント10の円筒状ボス部12に挿入された状態の縦断面図が示されている。
次に、図6を参照して、本発明第1実施形態に係る修正器具46でブレードマウント10の支持面14aを研磨して修正する修正作業について説明する。まず、図6(A)に示すように、切削ブレード24を保持する保持工具40で修正器具46を保持する。
これは、修正器具46の環状基台48が切削ブレード24の円形基台26と同等な形状及びサイズに形成されているため、保持工具40で修正器具46を容易に保持できるためである。
保持工具40で保持した修正器具46を、図6(A)に示すように、ブレードマウント10の円筒状ボス部12に挿入し、図6(B)に示すように、研磨部材52をブレードマウント10の支持面14aに当接させて保持工具40を回転させることにより、研磨部材52で支持面14aを研磨して支持面14aを修正することができる。
次に、図7を参照して、本発明第2実施形態に係る修正器具46Aについて説明する。本実施形態の修正器具46Aは、環状基台48と一体的に形成された環状凸部56を有している。
環状凸部56の形状は図1に示された固定ナット34の形状と同等であり、固定ねじ34を螺合するために使用する螺合工具42のピン44が挿入される4個のピン穴57を有している。
修正器具46Aでブレードマウント10の支持面10aを研磨して修正するには、まず図7(A)に示すように、螺合工具42のピン44を修正器具46Aのピン穴47に挿入し、螺合工具42で修正器具46Aを保持する。
螺合工具42で修正器具46Aを保持した状態で、図7(A)に示すように、修正器具46Aをブレードマウント10の円筒状ボス部12に挿入する。次いで、修正器具46Aの研磨部材52をブレードマウント10の支持面14aに当接させた状態で、図7(B)に示すように、螺合工具42を回転して研磨部材52で支持面14aを研磨して支持面14aを修正する。
第2実施形態の修正器具46Aによると、環状基台48が切削ブレード28の円形基台26と固定ナット34とが合体した形状をしている。これにより、固定ナット34を螺合する螺合工具42で修正器具46Aをブレードマウント10の円筒状ボス部12に装着した後、螺合工具42で修正器具46Aを回転して研磨部材52で支持面14aを研磨して支持面14aの修正作業を容易に実施することができる。
第1実施形態の修正器具46では、切削ブレード24を保持する保持工具40で保持することができ、第2実施形態の修正器具46Aは固定ナット34を保持する螺合工具42で保持できるため、切削ブレード24の交換を全自動化した切削装置では、ブレード交換装置を利用して支持面(端面)の修正作業を容易に実施することができる。
2 切削ユニット
6 テーパー状のスピンドル先端部
10 ブレードマウント
12 円筒状ボス部
14 固定フランジ
14a 支持面(端面)
16 雄ねじ
24 切削ブレード
26 円形基台
30 切り刃
34 固定ナット
38 ピン穴
40 保持工具
42 螺合工具
44 ピン
46,46A 修正器具
48 環状基台
52 研磨部材

Claims (1)

  1. 切削装置のスピンドルの先端部に装着され、ボス部と該ボス部と一体的に形成され切削ブレードを支持する支持面を備えた固定フランジとからなるブレードマウントの該支持面を修正する修正器具であって、
    該ブレードマウントに装着される切削ブレードの円形基台と同等の形状及びサイズに形成され、中心部に開口を有する環状基台と、
    該固定フランジの該支持面に対応する領域の該環状基台の側面に配設され、該支持面を研磨する研磨部材と、を備え、
    該修正器具の該開口に該ブレードマウントの該ボス部を挿入し、該支持面に該研磨部材を圧接させた状態で該ブレードマウントと該修正器具とを互いに逆回転する向きに相対移動させて、該ブレードマウントの該支持面を研磨して滑面に修正することを特徴とする修正器具。
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