JP6440483B2 - 通信システム、サーバ装置、ロボット、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

通信システム、サーバ装置、ロボット、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、サーバ装置、ロボット、情報処理方法、およびプログラムに関する。
ネットワーク環境の普及、あらゆるモノがネットに繋がるIOT(Internet of Things)の浸透、さらにはロボット技術の進化に伴い、社会のありとあらゆる所に特定の目的に特化したロボット等が、人に代わって作業や業務を担うような世界になりつつある。工場で利用される生産ロボットに加え、警備ロボット、掃除ロボット、音声にて簡単なコミュニケーションをとれる接客ロボットなども出現しつつある。
たとえば、特許文献1には、上記接客ロボットとして自律的に移動可能なロボットを利用した接客システムが開示されている。この接客システムは、接客すべき人物が複数存在する場合、各人物のロボットに対する関心度を考慮して、接客順を決定する。
また、特許文献2には、自動改札機および券売機等の駅務機器と連携する支援ロボットが開示されている。この支援ロボットは、顧客の行為情報の内容に応じて、移動速度と接客態度とを決定する。支援ロボットは、決定された移動速度で駅務機器に接近し、決定された接客態度で駅務機器等を支援(たとえば、客とのトラブル対応を実行)する。
また、従来、デジタルサイネージが知られている。たとえば、特許文献3には、デジタルサイネージと通信するストアサーバが開示されている。このストアサーバは、デジタルサイネージで表示される広告を見ている接客対象の客を特定する。さらに、ストアサーバは、接客対象の客が見ている広告および各店員の位置の少なくとも一つに基づいて、通知対象の店員を特定する。
特開2009−248193号公報 特開2013−140539号公報 特開2013−84182号公報
しかしながら、特許文献1,2では、個人を認証することはできない。よって、特許文献1,2におけるロボットは、認証された個人毎に、当該個人に応じた接客を行なうことはできない。
また、特許文献3のストアサーバは、客を特定できるが、客が誰であるかまでは特定できない。つまり、ストアサーバは、個人を認証することはできない。また、店舗にある端末やサイネージ端末(デジタルサイネージ)にて、カメラやIC(integrated circuit)カードを活用することにより個人を特定し、端末が個人に応じた対応等の実施も可能ではある。しかしながら、店頭の接客という観点からは、煩雑な作業が発生してしまう。
本願発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、個人に応じた接客を行なうことが通信システム、当該通信システムを構成するサーバ装置およびロボット、通信システムにおける情報処理方法、サーバ装置における情報処理方法、ロボットにおける情報処理方法、サーバ装置を制御するためのプログラム、および、ロボットを制御するためのプログラムに関する。
本発明のある局面に従うと、通信システムは、発話可能なロボットと、移動体端末と、サーバ装置とを備える。移動体端末のユーザが、ロボットと移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、移動体端末は、キーワードを録音して、録音されたキーワードをユーザの識別情報と関連付けてサーバ装置に送信し、ロボットは、キーワードを録音して、録音されたキーワードをサーバ装置に送信する。サーバ装置は、移動体端末から受信したキーワードとロボットから受信したキーワードとが一致している場合、受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報をロボットに送信する。ロボットは、情報に基づいて発話する。
好ましくは、サーバ装置は、キーワードが第1のキーワードの場合には、情報として、第1のキーワードに関連付けられた第1の情報をロボットに送信し、キーワードが第2のキーワードの場合には、情報として、第2のキーワードに関連付けられた第2の情報をロボットに送信する。
好ましくは、移動体端末は、キーワードに、識別情報と移動体端末装置の現在位置を表す第1の位置情報とを関連付けて、サーバ装置に送信する。ロボットは、キーワードに、ロボットの現在位置を表す第2の位置情報を関連付けて、サーバ装置に送信する。サーバ装置は、第1の位置情報と第2の位置情報とに基づき、移動体端末の現在位置とロボットの現在位置とが一致すると判断したことを条件に、情報をロボットに送信する。
好ましくは、ロボットは、情報に基づいた発話の際には、ユーザが特定され得る情報の発話を制限する。
好ましくは、ロボットは、予め定められた基準に基づいて、ロボットの周囲の通行人のうちからロボットに興味を示していると判断し得る人物を特定し、特定された人物に対して、キーワードの発話を要求する。特定された人物が、ユーザが要求に応じて、ロボットおよび人物をユーザとする移動体端末に対してキーワードを発話したことに基づいて、移動体端末は、キーワードを識別情報と関連付けてサーバ装置に送信し、ロボットは、キーワードをサーバ装置に送信する。
好ましくは、ロボットは、通行人に対して、ロボットを利用している店への呼び込みをするための発話をさらに行なう。
好ましくは、ロボットは、通行人をカメラで撮像し、撮像により得られた画像の特徴点に基づき、通行人のうちから呼び込みの対象とする人物を選択する。ロボットは、選択された人物の中から、予め定められた基準に基づいて、ロボットの周囲の通行人のうちからロボットに興味を示していると判断し得る人物を特定する。
好ましくは、通信システムは、表示装置をさらに備える。ロボットは、情報に基づいた表示を表示装置に実行させる。
好ましくは、通信システムは、表示装置として、第1の表示装置と、第2の表示装置とを備える。ロボットは、自走式であり、第1の表示装置および第2の表示装置のうちロボットに近い方の表示装置に、情報に基づいた表示を実行させる。
本発明の他の局面に従うと、サーバ装置は、発話可能なロボットおよび移動体端末と通信可能である。サーバ装置は、移動体端末のユーザがロボットと移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、移動体端末において録音されたキーワードをユーザの識別情報と関連付けて移動体端末から受信するとともに、ロボットにおいて録音されたキーワードをロボットから受信する受信手段と、移動体端末から受信したキーワードとロボットから受信したキーワードとが一致している場合、受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報をロボットに送信する送信手段とを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、ロボットは、サーバ装置と通信する発話可能である。ロボットは、サーバ装置と通信可能な移動体端末のユーザがロボットに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、キーワードを録音し、録音されたキーワードをサーバ装置に送信する送信手段と、ロボットから受信したキーワードと移動体端末から受信したキーワードとが一致していることを条件に、サーバ装置から、移動体端末の識別情報によって特定されるユーザに関する情報を受信する受信手段と、情報に基づいて発話する発話手段とを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、発話可能なロボットと移動体端末とサーバ装置とを備えた通信システムにおいて実行される。情報処理方法は、移動体端末のユーザが、ロボットと移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、移動体端末が、キーワードを録音して、録音されたキーワードをユーザの識別情報と関連付けてサーバ装置に送信するステップと、ロボットが、キーワードを録音して、録音されたキーワードをサーバ装置に送信するステップとを備える。情報処理方法は、サーバ装置が、移動体端末から受信したキーワードとロボットから受信したキーワードとが一致している場合、受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報をロボットに送信するステップと、ロボットが、情報に基づいて発話するステップとをさらに備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、発話可能なロボットおよび移動体端末と通信可能なサーバ装置において実行される。情報処理方法は、移動体端末のユーザがロボットと移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、移動体端末において録音されたキーワードをユーザの識別情報と関連付けて移動体端末から受信するとともに、ロボットにおいて録音されたキーワードをロボットから受信するステップと、移動体端末から受信したキーワードとロボットから受信したキーワードとが一致している場合、受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報をロボットに送信するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、サーバ装置と通信する発話可能なロボットにおいて実行される。情報処理方法は、サーバ装置と通信可能な移動体端末のユーザがロボットに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、キーワードを録音し、録音されたキーワードをサーバ装置に送信するステップと、ロボットから受信したキーワードと移動体端末から受信したキーワードとが一致していることを条件に、サーバ装置から、移動体端末の識別情報によって特定されるユーザに関する情報を受信するステップと、情報に基づいてロボットが発話するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、発話可能なロボットおよび移動体端末と通信可能なサーバ装置を制御する。プログラムは、移動体端末のユーザがロボットと移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、移動体端末において録音されたキーワードをユーザの識別情報と関連付けて移動体端末から受信するとともに、ロボットにおいて録音されたキーワードをロボットから受信するステップと、移動体端末から受信したキーワードとロボットから受信したキーワードとが一致している場合、受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報をロボットに送信するステップとを、サーバ装置のプロセッサに実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、サーバ装置と通信する発話可能なロボットを制御する。プログラムは、サーバ装置と通信可能な移動体端末のユーザがロボットに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、キーワードを録音し、録音されたキーワードをサーバ装置に送信するステップと、ロボットから受信したキーワードと移動体端末から受信したキーワードとが一致していることを条件に、サーバ装置から、移動体端末の識別情報によって特定されるユーザに関する情報を受信するステップと、情報に基づいて発話するステップとを、ロボットのプロセッサに実行させる。
上記の発明によれば、ロボットは、個人に応じた接客を行なうことが可能となる。
本実施の形態に係る通信システムが活用される場所の一例を表した図である。 通信システム1で実行される処理の概要を説明するための図である。 複数の個人情報が格納された個人DB(Data Base)3の概要を説明するための図である。 デジタルサイネージ400から出力される情報の一例を表した図である。 通信システム1で行われる処理の流れを説明するためのシーケンス図である。 通信システム1を構成する各機器の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 ウェアラブル端末100のハードウェア構成の典型例を表した図である。 サーバ装置200のハードウェア構成の典型例を表した図である。 ロボット300のハードウェア構成を表した図である。 サーバ装置200において、個人DB3の代わりに格納されている個人DB3Aの概要を説明するための図である。 店舗800に複数のデジタルサイネージが備えられている構成を表した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る通信システムについて説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<A.処理の概要>
図1は、本実施の形態に係る通信システムが活用される場所の一例を表した図である。図1を参照して、店舗800の前を複数の通行人900が往来している。店舗800は、典型的には、商品を販売あるいはサービスを提供する店である。図1では、店舗800として、商品を販売するブティックを例に挙げている。
店舗800の店頭の壁面には、デジタルサイネージ400が設置されている。デジタルサイネージ400は、店舗800で扱っている商品等の広告を表示するための表示装置(たとえば、液晶ディスプレイ)である。
また、店舗800には、自走式のロボット300が接客を行なために配置されている。ロボット300は、一例として、店舗800の店員に代わり、通行人900に対する店舗800への呼び込みを行なう。
図2は、通信システム1で実行される処理の概要を説明するための図である。図2を参照して、通信システム1は、通行人900が所有するウェアラブル端末100と、クラウド上のサーバ装置200と、ロボット300と、デジタルサイネージ400とを備えている。以下、通信システム1で実行される処理を順に説明する。
まず、ロボット300は、店舗800の前の通路を歩いている通行人900(図1参照)に対して、ロボット300を利用している店舗800への呼び込み(声掛け)をするための発話をする(処理(i))。ロボット300は、典型的には、複数の通行人900のうちから選択した1または複数の通行人900に対して、上記呼び込みのための発話を行なう。なお、上記選択処理の詳細については、後述する。
ロボット300は、呼び込みを行なう度に、呼び込み対象となった通行人900の当該呼び込み(発話)への反応を確認する(処理(ii))。ロボット300は、ロボット300が呼び込みを行なった複数の通行人900のうち、呼び込みに反応した通行人900(すなわち、ロボット300に興味を示していると判断し得る人物)を特定する。
ロボット300は、呼び込みに反応した通行人900に対して、キーワードの発話要求を発話により行なう(処理(iii))。発話要求を受けた通行人900(図2に示した通行人900)は、キーワードを発話する(処理(iv))。詳しくは、通行人900は、ロボット300およびウェアラブル端末100に対して、キーワードを発話する。
ウェアラブル端末100は、通行人900が発話したキーワードを録音して、当該録音されたキーワードを、ユーザの識別情報(以下、「ユーザID」と称する)およびウェアラブル端末100の現在位置を表す情報(以下、「位置情報」とも称する)と関連付けてサーバ装置200に送信する(処理(v))。ロボット300は、通行人900が発話したキーワードを録音して、当該録音されたキーワードをロボット300の位置情報と関連付けてサーバ装置200に送信する(処理(vi))。なお、説明の便宜上、処理(v)の後に処理(vi)が行われる構成を例挙げて説明しているが、通常は、処理(v)と処理(vi)とは並行して行われる。
サーバ装置200は、ウェアラブル端末100からユーザIDを受信することにより、通行人900を認証する。また、サーバ装置200は、ウェアラブル端末100から受信した情報とロボット300から受信した情報とに基づいて、照合処理を行なう(処理(vii))。具体的には、サーバ装置200は、ウェアラブル端末100から受信したキーワードとロボット300から受信したキーワードとが一致しているか否かを判断する。さらに、サーバ装置200は、ウェアラブル端末100から受信した位置情報とロボット300から受信した位置情報とに基づき、ウェアラブル端末100の現在位置とロボット300の現在位置とが一致するか(詳しくは、両者が所定の距離以内にいるか)否かを判断する。
サーバ装置200は、キーワード同士が一致し、かつウェアラブル端末100の現在位置とロボット300の現在位置とが一致していると判断された場合、受信したユーザIDによって特定されるユーザに関する情報(以下、「個人情報」と称する)をロボット300に送信する(処理(viii))。
ロボット300は、通行人900の個人情報を受信したことに基づき、通行人900との間で個人情報を用いた接客を行なう(処理(ix))。典型的には、ロボット300は、個人情報を参考にして、通行人900に対して、通行人900が興味を引くであろうと思われる内容を含んだ発話を行なう。さらに、ロボット300は、個人情報を利用して、接客をしている通行人900におすすめの商品の広告をデジタルサイネージ400に表示させる(処理(x))。つまり、ロボット300は、デジタルサイネージ400から出力される広告を、接客を行なっている通行人900に適した広告に変更する。
ここで、「キーワード」とは、本システムを適用する際に、その個人しか知りえない情報であり、個人はキーワードに応じて提供する情報を知り得ることができる(後述の図10)。
以上のように、通信システム1によれば、ロボット300は個人情報を利用するため、個人に応じた接客を行なうことが可能となる。よって、ロボット300を活用した接客の効率化を図ることができる。また、ウェアラブル端末100からユーザIDを取得するため、通行人900にユーザIDの送信操作(たとえば、ロボット300に対するIDカードの提示等)を行なわせる必要がなくなる。
なお、図2においては、ウェアラブル端末100を用いた例を挙げているが、ウェアラブル端末100に限定されるものではない。通信システム1がスマートフォン等の移動体端末を利用する構成であればよい。また、上記においては、ウェアラブル端末100から受信した位置情報とロボット300から受信した位置情報とに基づき、ウェアラブル端末100の現在位置とロボット300の現在位置とが一致するかを判定したが、当該処理は必須の処理ではない。
<B.処理の具体的内容>
以下では、通信システム1で実行される処理の詳細について説明する。具体的には、通行人900に対する呼び込みの詳細と、呼び込み後の接客相手の絞り込み(特定)の詳細と、キーワード要求処理の詳細と、照合後の接客の詳細とについて説明する。
<b1.通行人に対する呼び込み>
ロボット300は、ロボット300に搭載したカメラで複数の通行人900を撮像し、撮像により得られた画像の特徴点に基づき、複数の通行人900のうちから呼び込みの対象とする人物を選択する。
詳しくは、ロボット300は、画像に基づき、性別、年代(年齢層)、服装、歩行スピード等を判断する。これにより、ロボット300は、複数の通行人900から、売りたい商品の販売対象となる通行人900を含む店舗800がターゲットとする通行人900を選択する。ロボット300は、選択された通行人900に対して、呼び込みを行なう(処理(i))。
より詳しくは、ロボット300は、選択された通行人900の服装を加味し、当該通行人900にしか気づかない特徴を織り交ぜて呼び込みを行なう。たとえば、ロボット300は、「そこの帽子をかぶったお嬢さん、僕の話を聞いて」と発話する。
<b2.接客相手の絞り込み>
ロボット300は、予め定められた基準に基づいて、ロボット300が呼び込みを行なった複数の通行人900のうちから、呼び込みに反応した通行人900を特定する。つまり、ロボット300は、ロボット300が呼び込みを行なった複数の通行人900から接客相手の絞り込みを行なう。
具体的には、ロボット300は、ロボット300が呼び込みを行なった通行人900が上記予め定められた基準としての以下の動作を行なったと判断した場、接客相手を当該動作を行なった通行人900に絞り込む。上記動作としては、たとえば、「振り向いた」、「振り向いて笑顔」、「目線があった」、「ロボット300の方に近づいてきた」、または「話しかけてきた」等が挙げられる。
<b3.キーワード要求処理>
ロボット300は、上記絞り込みを行なうと、当該絞り込まれた通行人900に対して、上述したように、キーワードの発話を要求する(図2の処理(iii))。具体的には、ロボット300は、上記撮像により得られた特徴点を考慮した会話の中に、キーワードの発話要求を織り交ぜる。たとえば、ロボット300は、「黄色い色の服の貴方、貴方のことを教えて。よければキーワードを言ってみて!」と発話する。
なお、ウェアラブル端末100は、ロボット300の発話に基づき、ウェアラブル端末100のディスプレイ1591(図7)に補足説明を表示する。ウェアラブル端末100は、たとえば、「キーワードを発話すると、あなたの個人情報がクラウドからロボット300に送られます」との表示を行なう。なお、これに限定されず、実際に提供する情報を表示することによって、当該情報をユーザに確認させてもよい。
<b4.照合後の接客>
サーバ装置200は、キーワード同士の照合と位置情報同士の照合に成功すると、ユーザIDに基づき特定される個人情報をロボット300に送信する。この場合、ロボット300は、上述したように、通行人900に対して当該通行人900の個人情報を用いた接客を行なう。
図3は、複数の個人情報が格納された個人DB(Data Base)3の概要を説明するための図である。図3を参照して、個人DB3においては、ユーザID毎に、個人情報として、性別、年齢、趣味、職業、服のサイズ、服の好み、好きな色、保有している服、欲しい商品、…等の各種情報が記憶されている。
サーバ装置200は、複数の個人情報のうちから、ウェアラブル端末100から受信したユーザIDに対応付けられている個人情報をロボット300に送信する。たとえば、サーバ装置200は、ウェアラブル端末100から「80001」のユーザIDを受信した場合、性別“男”、年齢“28”、趣味“ドライブ”、職業“会社員”、服のサイズ“170〜175cm,M”、服の好み“モード系”、好きな色“黒”、…といった個人情報を、ロボット300に送信する。ロボット300は、上述したように、個人情報を利用した接客を通行人900に対して行なう。
また、ロボット300は、上述したように、デジタルサイネージ400から出力される広告を、接客を行なっている通行人900に適した広告に変更する。つまり、ロボット300は、デジタルサイネージ400の動作モードを、一般の広告を表示するモードから、接客用のモードに変更する。以下、当該変更処理を具体例を挙げて説明する。
図4は、デジタルサイネージ400から出力される情報の一例を表した図である。図4(A)は、変更前の広告(通常時の表示内容)を表した図であり、図4(B)は、変更後の広告を表した図である。図4(A)を参照して、デジタルサイネージ400は、複数の取扱商品のうち、新商品の広告を表示している。図4(B)を参照して、デジタルサイネージ400は、個人情報を用いた接客の開始に伴い、一例として、新商品の代わりに、ユーザIDで特定される通行人900へのおすすめ商品の広告を表示する。
ロボット300が、このような変更処理(表示内容切り替え処理)をデジタルサイネージ400に実行させることにより、ロボット300は、通行人900に対して、より具体的な情報提示を伴った接客を行なうことが可能となる。なお、表示の変更指示は、ロボット300から送られてくるが、表示させる内容(商品広告)は、ロボット300から送られてきてもよいし、ロボット300を経由することなくサーバ装置200から送られてきてもよい。
なお、接客が終了すると、ロボット300は、デジタルサイネージ400の動作モードを、接客用のモードから一般の広告を表示するモードに戻す。「接客が終了」したことは、たとえば、(i)対象者がロボット300および店舗800から離れていくことや対象者が店舗800の会計レジに進むなどの接客対象者の動きに基づき判断、あるいは(ii)接客対象者がロボットに対して「ありがとう」とか接客の断りを入れる文言が発せられることに基づき判断される。
<C.制御構造>
図5は、通信システム1で行われる処理の流れを説明するためのシーケンス図である。図5を参照して、ステップS2において、ロボット300は、通行人900に対して、店舗800への呼び込みを行なう。ステップS4において、ロボット300は、各種センサー、カメラ、および/またはマイク等を用いて、通行人900の反応を検知する。ステップS6において、ロボット300は、キーワードの発話要求を行なう。ステップS8において、通行人900がキーワードを発話したことに基づき、当該発話されたキーワードを録音する。ステップS10において、ウェアラブル端末100は、発話されたキーワードを録音する。
ステップS12において、ウェアラブル端末100は、ウェアラブル端末100に予め記憶されたまたは入力されたユーザIDと、ウェアラブル端末100の位置情報とを、キーワードに関連付けて、サーバ装置200に送信する。ステップS14において、ロボット300は、ロボット300の位置情報にキーワードを関連付けて、サーバ装置200に送信する。
ステップS16において、サーバ装置200は、キーワードおよび位置情報による照合を行なう。具体的には、サーバ装置200は、上述したとおり、キーワード同士が一致するか否かと、ウェアラブル端末100の現在位置とロボット300の現在位置とが一致するか否かとの判断を行なう。照合に成功した場合、ステップS18において、サーバ装置200は、ウェアラブル端末100から受信したユーザIDに基づき、個人DB3の中から個人情報を抽出する。
ステップS20において、サーバ装置200は、抽出された個人情報をロボット300に送信する。ステップS22において、ロボット300は、個人情報を利用した接客を開始する。ステップS24において、ロボット300は、商品の広告情報をデジタルサイネージ400に送信する。ステップS26において、デジタルサイネージ400は、受信された広告情報に基づいて、商品の広告を表示する。
<D.機能的構成>
図6は、通信システム1を構成する各機器(100,200,300,400)の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図6を参照して、通信システム1は、上述したように、ウェアラブル端末100と、サーバ装置200と、ロボット300と、デジタルサイネージ400とを備える。
(d1.ウェアラブル端末100)
ウェアラブル端末100は、記憶部101と、制御部102と、通信処理部103と、位置情報取得部104と、録音処理部105と、図示しない表示部とを備える。通信処理部103は、送信部1031と、受信部1032とを有する。
記憶部101は、ウェアラブル端末100のオペレーティングシステム、各種のアプリケーションプログラム、各種のデータを記憶している。記憶部101は、後述する、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)153、フラッシュメモリ154(図7)に対応する。
制御部102は、ウェアラブル端末100の動作を制御する。具体的には、制御部102は、オペレーティングシステムおよび各種のアプリケーション等に基づいて、ウェアラブル端末100の動作を制御する。制御部102は、後述するCPU(Central Processing Unit)151(図7)がオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを実行することにより実現される。
通信処理部103は、典型的には、サーバ装置200との通信に利用される。送信部1031は、各種のデータをサーバ装置200に送信する。受信部1032は、各種のデータをサーバ装置200から受信する。なお、通信処理部103は、後述する通信IF(InterFace)157(図7)に対応する。
位置情報取得部104は、ウェアラブル端末100の現在位置の位置情報を取得する。位置情報取得部104は、後述するGPS受信機162(図7)に対応する。
録音処理部105は、音声等の音を集音し、記憶部101に記憶させる。具体的には、録音処理部105は、集音したアナログデータをデジタルデータに変換する。録音処理部105によって当該デジタルデータが制御部102に送られることにより、当該デジタルデータが記憶部101に記憶される。
さらに詳しくは、録音処理部105は、ウェアラブル端末100のユーザが発したキーワードを録音する。制御部102は、当該録音されたキーワードと、位置情報取得部104から受け取った位置情報と、ユーザIDとを対応付けて、通信処理部103に送る。送信部1031は、キーワードと、ウェアラブル端末100の位置情報と、ユーザIDとを関連付けて、サーバ装置200に送信する。
(d2.サーバ装置200)
サーバ装置200は、記憶部201と、制御部202と、通信処理部203とを備える。制御部202は、照合処理部2021を有する。通信処理部203は、送信部2031と、受信部2032とを有する。
記憶部201は、サーバ装置200のオペレーティングシステム、各種のアプリケーションプログラム、各種のデータを記憶している。また、記憶部201は、個人DB3(図3)を記憶している。記憶部201は、後述する、ROM252、RAM253、およびHDD(Hard Disc Drive)254に対応する(図8)。
制御部202は、サーバ装置200の動作を制御する。具体的には、制御部202は、オペレーティングシステムおよび各種のアプリケーション等に基づいて、サーバ装置200の動作を制御する。制御部202は、後述するCPU251(図8)がオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを実行することにより実現される。
通信処理部203は、典型的には、ウェアラブル端末100およびロボット300との通信に利用される。送信部2031は、各種のデータをウェアラブル端末100およびロボット300に送信する。受信部2032は、各種のデータをウェアラブル端末100およびロボット300から受信する。なお、通信処理部203は、後述する通信IF257(図8)に対応する。
さらに詳しくは、受信部2032は、ウェアラブル端末100から、キーワードと、ウェアラブル端末100の位置情報と、ユーザIDとを受信する。また、受信部2032は、ロボット300から、キーワードと、サーバ装置200の位置情報とを受信する。
照合処理部2021は、ウェアラブル端末100から受信したキーワードとロボット300から受信したキーワードとを照合する。さらに、照合処理部2021は、ウェアラブル端末100から受信した位置情報とロボット300から受信した位置情報とを照合する。すわち、照合処理部2021は、ウェアラブル端末100のユーザがロボット300の近くにいるか否かを判断する。
照合に成功した場合、制御部202は、記憶部201に記憶された個人DB3から、受信したユーザIDに対応する個人情報を読み出す。送信部2031は、当該読み出された個人情報をロボット300に送信する。
(d3.ロボット300)
ロボット300は、記憶部301と、制御部302と、通信処理部303と、位置情報取得部304と、撮像部305と、画像処理部306と、録音処理部307と、駆動部308と、音声出力部309とを備える。制御部302は、駆動制御部3021と、発話制御部3022とを有する。通信処理部303は、送信部3031と、受信部3032とを有する。
記憶部301は、ロボット300のオペレーティングシステム、各種のアプリケーションプログラム、各種のデータを記憶している。記憶部301は、後述する、ROM352、RAM353、およびフラッシュメモリ354に対応する(図9)。
制御部302は、ロボット300の動作を制御する。具体的には、制御部302は、オペレーティングシステムおよび各種のアプリケーション等に基づいて、ロボット300の動作を制御する。制御部302は、後述するCPU351(図9)がオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを実行することにより実現される。
通信処理部303は、典型的には、サーバ装置200およびデジタルサイネージ400との通信に利用される。送信部3031は、各種のデータをサーバ装置200およびデジタルサイネージ400に送信する。受信部3032は、各種のデータをサーバ装置200およびデジタルサイネージ400から受信する。なお、通信処理部303は、後述する通信IF361(図9)に対応する。
位置情報取得部304は、ロボット300の現在位置の位置情報を取得する。位置情報取得部304は、後述するGPS受信機358(図9)に対応する。
撮像部305は、通行人900等の被写体を撮像する。画像処理部306は、撮像により得られた画像データに対して、所定の画像処理を実行する。撮像部305および画像処理部306は、後述するカメラ357(図9)に対応する。
録音処理部307は、音声等の音を集音し、記憶部301に記憶させる。具体的には、録音処理部307は、集音したアナログデータをデジタルデータに変換する。録音処理部307によって当該デジタルデータが制御部302に送られることにより、当該デジタルデータが記憶部301に記憶される。
駆動制御部3021は、駆動部308の駆動を制御する。駆動部308は、後述する、モータ359および車輪360に対応する(図9)。駆動制御部3021および駆動部308によって、ロボット300は自走することができる。
発話制御部3022は、音声出力部309からの音声出力を制御する。具体的には、発話制御部3022は、発話の内容、声の声質、抑揚等を制御する。音声出力部309は、後述するスピーカ356(図9)に対応する。
さらに詳しくは、制御部302は、音声出力部309に、通行人900を店舗800に呼び込むための発話を行なわせる。その際、制御部302は、撮像部305による撮像によって得られた画像の特徴点に基づき、ロボット300の周囲の通行人900のうちから呼び込みの対象とする人物を選択する。
呼び込みを行なった後、制御部302は、予め定められた基準に基づいて、ロボット300の周囲の通行人900のうちからロボット300に興味を示していると判断し得る人物を特定する。つまり、制御部302は、通行人900の絞り込みを行なう。具体的には、制御部302は、上述したように、接客対象を、予め定められた動作を行なった通行人900に絞り込む。絞り込みは、撮像部305により得られた画像の特徴(通行人900が振り向いた)、録音された声の内容(たとえば、通行人900が話しかけてきた)等に基づき行われる。
制御部302は、絞り込んだ通行人900に対して、キーワードの発話要求を音声にて音声出力部309から出力させる。録音処理部307は、通行人900(ウェアラブル端末100のユーザ)が発したキーワードを録音する。制御部302は、当該録音されたキーワードと、位置情報取得部104から受け取った位置情報とを対応付けて、通信処理部303に送る。送信部3031は、キーワードとロボット300の位置情報とを関連付けて、サーバ装置200に送信する。その後、受信部3032は、サーバ装置200から個人情報を受信する。送信部3031は、受信された個人情報に基づいた商品の広告情報を、デジタルサイネージ400に送信する。
(d4.デジタルサイネージ400)
デジタルサイネージ400は、記憶部401と、制御部402と、通信処理部403と、表示部404とを備える。制御部402は、表示制御部4021を有する。
記憶部401は、デジタルサイネージ400のオペレーティングシステム、各種のアプリケーションプログラム、各種のデータを記憶している。制御部402は、デジタルサイネージ400の動作を制御する。具体的には、制御部402は、オペレーティングシステムおよび各種のアプリケーション等に基づいて、デジタルサイネージ400の動作を制御する。通信処理部403は、典型的には、ロボット300との通信に利用される。送信部4031は、各種のロボット300に送信する。受信部4032は、各種のデータをロボット300から受信する。
表示制御部4021は、表示部404における画像の表示を制御する。受信部4032がロボット300から上述した商品情報を受信すると、表示制御部4021は、現在表示している情報の表示から、当該商品情報の表示へと表示内容を変更する。たとえば、表示制御部4021は、表示部404における表示内容を図4(A)の状態から図4(B)の状態に切り替える処理を行なう。
<E.ハードウェア構成>
図7は、ウェアラブル端末100のハードウェア構成の典型例を表した図である。図7を参照して、ウェアラブル端末100は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU151と、データを不揮発的に格納するROM152と、CPU151によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM153と、データを不揮発的に格納するフラッシュメモリ154と、LED155と、スイッチ156と、通信IF(Interface)157と、電源回路158と、タッチスクリーン159と、操作キー160と、カメラ161と、GPS(Global Positioning System)受信機162と、マイク163とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。タッチスクリーンは、ディスプレイ1591と、タッチパネル1592により構成される。
電源回路158は、コンセントを介して受信した商用電源の電圧を降圧し、ウェアラブル端末100の各部に電源供給を行なう回路である。スイッチ156は、電源回路158に給電を行なうか否かを切替えるための主電源用のスイッチ、およびその他の各種の押しボタンスイッチである。
タッチスクリーン159は、各種のデータを表示および入力を受け付けるためのデバイスである。ディスプレイ1591は、画像を表示するための画面を含んで構成されている。
通信IF157は、サーバ装置200に対するデータの送信処理およびサーバ装置200から送信されたデータの受信処理を行なう。LED155は、ウェアラブル端末100の動作状態を表す各種の表示ランプである。たとえば、LED155は、ウェアラブル端末100の主電源のオンまたはオフ状態、およびフラッシュメモリ154への読み出しまたは書き込み状態等を表す。操作キー160は、ウェアラブル端末100のユーザが主電源のオンまたはオフ等するためのキー(操作ボタン)である。カメラ161は、上述したように、ウェアラブル端末100の前にいる人物等の被写体を撮像するための撮像装置である。
GPS受信機162は、GPSを用いて、ウェアラブル端末100の現在位置を取得するための機器である。マイク163は、ウェアラブル端末100のユーザの音声等を集音するための装置である。本実施の形態では、マイク163によって、発話されたキーワードが集音される。なお、集音された音(デジタル変換後の音声データ)は、CPU151に送られ、所定の処理がなされる。
ウェアラブル端末100における処理は、各ハードウェアおよびCPU151により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ154に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF157等を介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ154に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU151によってフラッシュメモリ154から読み出され、RAM153に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU151は、そのプログラムを実行する。
同図に示されるウェアラブル端末100を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM153、フラッシュメモリ154、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、ウェアラブル端末100の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図8は、サーバ装置200のハードウェア構成の典型例を表した図である。図8を参照して、サーバ装置200は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU251と、データを不揮発的に格納するROM252と、CPU251によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM253と、データを不揮発的に格納するHDD254と、LED255と、スイッチ256と、通信IF(Interface)257と、電源回路258と、ディスプレイ259と、操作キー260とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。
電源回路258は、コンセントを介して受信した商用電源の電圧を降圧し、サーバ装置200の各部に電源供給を行なう回路である。スイッチ256は、電源回路258に給電を行なうか否かを切替えるための主電源用のスイッチ、およびその他の各種の押しボタンスイッチである。ディスプレイ259は、各種のデータを表示するためのデバイスである。
通信IF257は、ウェアラブル端末100に対するデータの送信処理およびウェアラブル端末100から送信されたデータの受信処理を行なう。
LED255は、サーバ装置200の動作状態を表す各種の表示ランプである。たとえば、LED255は、サーバ装置200の主電源のオンまたはオフ状態、およびHDD254への読み出しまたは書き込み状態等を表す。操作キー260は、サーバ装置200のユーザがサーバ装置200へデータを入力するための用いるキー(キーボード)である。
サーバ装置200における処理は、各ハードウェアおよびCPU251により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、HDD254に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF257等を介してダウンロードされた後、HDD254に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU251によってHDD254から読み出され、RAM253に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU251は、そのプログラムを実行する。
同図に示されるサーバ装置200を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM253、HDD254、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、サーバ装置200の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図9は、ロボット300のハードウェア構成を表した図である。図9を参照して、ロボット300は、プログラムを実行するCPU351と、ROM(Read Only Memory)352と、RAM(Random Access Memory)353と、フラッシュメモリ354と、操作キー355と、スピーカ356と、カメラ357と、マイク358と、GPS受信機358と、モータ359と、車輪360と、通信IF(Interface)361と、マイク362とを、少なくとも含んで構成されている。各構成要素351〜359,361は、相互にデータバスによって接続されている。
アンテナ113は、通信IF112に接続されている。アンテナ113および通信IF112は、たとえば、基地局を介した、他の移動体端末、固定電話、およびPC(Personal Computer)との間における無線通信に用いられる。
ROM352は、不揮発性の半導体メモリである。ROM352は、ロボット300のブートプログラムが予め格納されている。フラッシュメモリ354は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ354は、一例としてNAND型で構成してもよい。フラッシュメモリ354は、ロボット300のオペレーティングシステム、ロボット300を制御するための各種のプログラム、並びに、ロボット300が生成したデータ、ロボット300の外部装置から取得したデータ等の各種データを揮発的に格納する。
GPS受信機358は、GPSを用いて、ロボット300の現在位置を取得するための機器である。マイク362は、ロボット300のユーザの音声等を集音するための装置である。本実施の形態では、マイク362によって、発話されたキーワードが集音される。なお、集音された音(デジタル変換後の音声データ)は、CPU351に送られ、所定の処理がなされる。
ロボット300における処理は、各ハードウェアおよびCPU351により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ354に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、図示しないメモリカードその他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、アンテナ113および通信IF112を介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ354に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU351によってフラッシュメモリ354から読み出され、さらにフラッシュメモリ354に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU351は、そのプログラムを実行する。
本発明の本質的な部分は、フラッシュメモリ354その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
[実施の形態2]
上記の実施の形態1においては、サーバ装置200において、ユーザIDに対して、1つの個人情報が対応付けられていた構成を説明した。本実施の形態では、ユーザIDに対して、複数の個人情報が対応付けられている構成を説明する。
図10は、サーバ装置200において、個人DB3の代わりに格納されている個人DB3Aの概要を説明するための図である。図10を参照して、個人DB3Aにおいては、ユーザID毎およびキーワード毎に、個人情報として、性別、年齢、趣味、職業、服のサイズ、服の好み、好きな色、保有している服、欲しい商品、…等の各種情報が記憶されている。つまり、サーバ装置200では、各個人に対して、キーワードが複数登録可能であって、キーワード毎に個人情報を登録可能となっている。
なお、図10に示した個人DB3Aの構成は一例であって、服のサイズ、靴のサイズ、持っている洋服、商品の送付先等をそれぞれキーワードに設定しておくことも可能である。この場合には、ユーザはロボット300との対話の中でキーワードを発話することによって、周りに個人情報を聞かれることなく情報を伝えたりすることも可能である。
上記のような構成の場合、以下の処理が実行される。ウェアラブル端末100のユーザによってサーバ装置200に複数のキーワードが登録されている場合、ロボット300からのキーワードの発話要求に対して、当該ユーザは複数のキーワードのうちの1つのキーワードを発話する。
たとえば、ユーザIDが“80001”のユーザの場合、キーワードとして、“ひまわり”と“フライパン”とが登録されている。また、“ひまわり”と“フライパン”とに対して、別々の個人情報が対応付けられている。
この場合において、ユーザが“ひまわり”と発話すると、サーバ装置200は、上述した照合が成功したことを条件に、個人情報として、性別“男”、年齢“28”、趣味“ドライブ”、服のサイズ“175cm,M”、服の好み“モード系”、好きな色“黒”といった個人情報を、ロボット300に送信する。一方、ユーザが、“フライパン”と発話すると、サーバ装置200は、上述した照合が成功したことを条件に、個人情報として、性別“男”、年齢“28”、職業“会社員”、好きな食べ物“焼肉”、嫌いな食べ物“ピーマン”といった個人情報を、ロボット300に送信する。
サーバ装置200は、上記のように、キーワードに応じた個人情報をロボット300に送信する。したがって、ロボット300は、ユーザが発話したキーワードに対応した個人情報を利用して、当該ユーザと接客することになる。
ユーザは、複数のキーワードのうちの何れのキーワードに基づく個人情報をロボット300に通知したいかを考慮した上で1つのキーワードを発話することにより、当該個人情報に基づく接客をロボット300から受けることができる。つまり、ユーザはキーワードを使い分けることにより、ロボット300から異なる接客を受けることが可能となる。
なお、複数のキーワードをウェアラブル端末100から受け付けて、複数のキーワードの各々に対応する各個人情報をロボット300に通知するように、サーバ装置200を構成してもよい。また、サーバ装置200においては、キーワードに対する個人情報の登録を、各個人が手動または自動で可能である。
[実施の形態3]
本実施の形態では、サーバ装置200に店舗800の顧客情報が格納されており、呼び込みの際にロボット300が顧客情報を利用する構成について説明する。
サーバ装置200は、顧客情報として、以前に来店した客の顔画像(正確には、顔の特徴量)と、購入商品の履歴情報とを記憶している。ロボット300は、呼び込みの際に、通行人900の撮像により得られた画像と上記記憶されている画像とが一致した場合(つまり、顧客が特定できた場合)、当該顧客のみが理解できる内容の呼び込みを行なう。たとえば、ロボット300は、パンツを購入した顧客に対して、“先日は有難うございました。パンツにぴったりのベストが入荷しております。”との発話を行なう。
このような構成によれば、呼び込みに成功する確率を高めることが可能となる。すなわち、通行人900である顧客をロボット300によって接客できる可能性が高まる。ひいては、顧客が店舗800に入店してもらえる可能性が高まる。
なお、画像同士が一致するか否かの判定は、ロボット300において行われてもよいし、サーバ装置200で行われてもよい。
[実施の形態4]
ロボット300は、呼び込みを行なう前に、ウェアラブル端末100からウェアラブル端末100のユーザ(通行人900)の要望を表した情報を取得し、当該ユーザの要望を加味した呼び込みを行なってもよい。たとえば、ロボット300は、ウェアラブル端末100から“XXX社”という情報を取得した場合、呼び込みとして、ウェアラブル端末100のユーザに対して、“最新のXXX社製のダウンジャケットが入荷しました”との発話を行なう。このような構成によれば、呼び込みに成功する確率を高めることが可能となる。
[実施の形態5]
本実施の形態では、店舗800に複数のデジタルサイネージが備えられている場合における処理について説明する。
図11は、店舗800に複数のデジタルサイネージが備えられている構成を表した図である。図11を参照して、店舗800の前を複数の通行人900が往来している。店舗800の店頭の壁面には、互い離れた位置に、2つのデジタルサイネージ400A,400Bが設置されている。
ロボット300は、個人情報を利用した接客を開始すると、2つのデジタルサイネージ400A,400Bのうちロボット300に近い方のデジタルサイネージに、商品の情報を表示させる。たとえば、図11の場合、ロボット300は、複数のデジタルサイネージ400A,400Bのうちのデジタルサイネージ400Aのみに、個人情報を利用した接客を行なっている通行人900に応じた商品の情報(たとえば、図4(B)の表示)を表示させる。つまり、ロボット300は、ロボット300に近い位置にあるデジタルサイネージの表示のみを変更する。
このような処理をロボット300が行なうことにより、接客を受けている通行人900は、デジタルサイネージに表示されている情報を確認しやすくなる。
[実施の形態6]
実施の形態1等では、ロボット300がディスプレイを有していない構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。ロボット300がディスプレイを有する場合、ロボット300は、個人情報を利用した接客を行なっている通行人900に応じた商品の情報をデジタルサイネージ400に表示させる代わりに、ロボット300のディスプレイに当該商品の情報を表示してもよい。
<まとめ>
(1)通信システム1は、発話可能なロボット300と、ウェアラブル端末100と、サーバ装置200とを備える。ウェアラブル端末100のユーザが、ロボット300とウェアラブル端末100とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、ウェアラブル端末100は、キーワードを録音して、録音されたキーワードをユーザの識別情報と関連付けてサーバ装置200に送信し、ロボット300は、キーワードを録音して、録音されたキーワードをサーバ装置200に送信する。サーバ装置200は、ウェアラブル端末100から受信したキーワードとロボット300から受信したキーワードとが一致している場合、受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報(個人情報)をロボット300に送信する。ロボット300は、情報に基づいて発話する。
上記の構成によれば、ロボット300は、ウェアラブル端末100のユーザ(個人)に応じた接客を行なうことが可能となる。
(2)サーバ装置200は、キーワードが第1のキーワードの場合には、情報として、第1のキーワードに関連付けられた第1の情報をロボット300に送信し、キーワードが第2のキーワードの場合には、情報として、第2のキーワードに関連付けられた第2の情報をロボット300に送信する。
上記の構成によれば、ユーザはキーワードを使い分けることにより、ロボット300から異なる接客を受けることが可能となる。
(3)ウェアラブル端末100は、キーワードに、識別情報とウェアラブル端末100装置の現在位置を表す第1の位置情報とを関連付けて、サーバ装置200に送信する。ロボット300は、キーワードに、ロボット300の現在位置を表す第2の位置情報を関連付けて、サーバ装置200に送信する。サーバ装置200は、第1の位置情報と第2の位置情報とに基づき、ウェアラブル端末100の現在位置とロボット300の現在位置とが一致すると判断したことを条件に、情報をロボット300に送信する。
上記の構成によれば、ウェアラブル端末100のユーザがロボット300の近くにいなければ、情報はロボット300に送信されない。よって、ユーザの意図しない情報の送信を防止できる。
(4)ロボット300は、情報に基づいた発話の際には、ユーザが特定され得る情報の発話を制限する。上記の構成によれば、他人(他の通行人900)に個人名等の個人を特定し得る情報を知られることを防ぐことができる。
(5)ロボット300は、予め定められた基準に基づいて、ロボット300の周囲の通行人900のうちからロボット300に興味を示していると判断し得る人物を特定し、特定された人物に対して、キーワードの発話を要求する。特定された人物が、ユーザが要求に応じて、ロボット300および人物をユーザとするウェアラブル端末100に対してキーワードを発話したことに基づいて、ウェアラブル端末100は、キーワードを識別情報と関連付けてサーバ装置200に送信し、ロボット300は、キーワードをサーバ装置200に送信する。
上記の構成によれば、ロボット300に興味を示していると判断し得る人物に対して、上記情報(個人情報)を利用した接客が可能となる。
(6)ロボット300は、通行人900に対して、ロボット300を利用している店への呼び込みをするための発話をさらに行なう。それゆえ、ロボット300は、通行人900の反応を確認することにより、接客を受けてくれそうな通行人900を特定できる。
(7)ロボット300は、通行人900をカメラ357で撮像し、撮像により得られた画像の特徴点に基づき、通行人900のうちから呼び込みの対象とする人物を選択する。ロボット300は、選択された人物の中から、予め定められた基準に基づいて、ロボット300の周囲の通行人900のうちからロボット300に興味を示していると判断し得る人物を特定する。上記の構成によれば、通行人900の特徴を用いて、通行人900のうちからロボット300に興味を示していると判断し得る人物を特定できる。
(8)通信システム1は、デジタルサイネージ400をさらに備える。ロボット300は、情報に基づいた表示をデジタルサイネージ400に実行させる。それゆえ、ロボット300は、デジタルサイネージ400を用いた接客が可能となる。
(9)通信システム1は、デジタルサイネージ400として、デジタルサイネージ400Aと、デジタルサイネージ400Bとを備える。ロボット300は、自走式であり、デジタルサイネージ400Aおよびデジタルサイネージ400Bのうちロボット300に近い方のデジタルサイネージ400に、情報に基づいた表示を実行させる。上記の構成によれば、ロボット300は、ロボット300に近い方のデジタルサイネージ400を用いた接客が可能となる。
(10)サーバ装置200は、発話可能なロボット300およびウェアラブル端末100と通信可能である。サーバ装置200は、ウェアラブル端末100のユーザがロボット300とウェアラブル端末100とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、ウェアラブル端末100において録音されたキーワードをユーザの識別情報と関連付けてウェアラブル端末100から受信するとともに、ロボット300において録音されたキーワードをロボット300から受信する受信部2032と、ウェアラブル端末100から受信したキーワードとロボット300から受信したキーワードとが一致している場合、受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報をロボット300に送信する送信部2031とを備える。
(11)ロボット300は、サーバ装置200と通信する発話可能である。ロボット300は、サーバ装置200と通信可能なウェアラブル端末100のユーザがロボット300に対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、キーワードを録音し、録音されたキーワードをサーバ装置200に送信する送信部3031と、ロボット300から受信したキーワードとウェアラブル端末100から受信したキーワードとが一致していることを条件に、サーバ装置200から、ウェアラブル端末100の識別情報によって特定されるユーザに関する情報を受信する受信部3032と、情報に基づいて発話する発話部(発話制御部3022および音声出力部309)とを備える。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 通信システム、100 ウェアラブル端末、200 サーバ装置、300 ロボット、400,400A,400B デジタルサイネージ、800 店舗、900 通行人、3,3A 個人DB。

Claims (16)

  1. 発話可能なロボットと、移動体端末と、サーバ装置とを備えた通信システムであって、
    前記移動体端末のユーザが、前記ロボットと前記移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、
    前記移動体端末は、前記キーワードを録音して、前記録音されたキーワードを前記ユーザの識別情報と関連付けて前記サーバ装置に送信し、
    前記ロボットは、前記キーワードを録音して、前記録音されたキーワードを前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記移動体端末から受信したキーワードと前記ロボットから受信したキーワードとが一致している場合、前記受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報を前記ロボットに送信し、
    前記ロボットは、前記情報に基づいて発話する、通信システム。
  2. 前記サーバ装置は、
    前記キーワードが第1のキーワードの場合には、前記情報として、前記第1のキーワードに関連付けられた第1の情報を前記ロボットに送信し、
    前記キーワードが第2のキーワードの場合には、前記情報として、前記第2のキーワードに関連付けられた第2の情報を前記ロボットに送信する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記移動体端末は、前記キーワードに、前記識別情報と前記移動体端末装置の現在位置を表す第1の位置情報とを関連付けて、前記サーバ装置に送信し、
    前記ロボットは、前記キーワードに、前記ロボットの現在位置を表す第2の位置情報を関連付けて、前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とに基づき、前記移動体端末の現在位置と前記ロボットの現在位置とが一致すると判断したことを条件に、前記情報を前記ロボットに送信する、請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記ロボットは、前記情報に基づいた発話の際には、前記ユーザが特定され得る情報の発話を制限する、請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記ロボットは、
    予め定められた基準に基づいて、前記ロボットの周囲の通行人のうちから前記ロボットに興味を示していると判断し得る人物を特定し、
    前記特定された人物に対して、前記キーワードの発話を要求し、
    前記特定された人物が、前記ユーザが前記要求に応じて、前記ロボットおよび前記人物をユーザとする前記移動体端末に対して前記キーワードを発話したことに基づいて、
    前記移動体端末は、前記キーワードを前記識別情報と関連付けて前記サーバ装置に送信し、
    前記ロボットは、前記キーワードを前記サーバ装置に送信する、請求項1から4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記ロボットは、前記通行人に対して、前記ロボットを利用している店への呼び込みをするための発話をさらに行なう、請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記ロボットは、
    通行人をカメラで撮像し、
    前記撮像により得られた画像の特徴点に基づき、前記通行人のうちから前記呼び込みの対象とする人物を選択し、
    前記選択された人物の中から、前記予め定められた基準に基づいて、前記ロボットの周囲の通行人のうちから前記ロボットに興味を示していると判断し得る人物を特定する、請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記通信システムは、表示装置をさらに備え、
    前記ロボットは、前記情報に基づいた表示を前記表示装置に実行させる、請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. 前記通信システムは、前記表示装置として、第1の表示装置と、第2の表示装置とを備え、
    前記ロボットは、
    自走式であり、
    前記第1の表示装置および前記第2の表示装置のうち前記ロボットに近い方の表示装置に、前記情報に基づいた表示を実行させる、請求項8に記載の通信システム。
  10. 発話可能なロボットおよび移動体端末と通信可能なサーバ装置であって、
    前記移動体端末のユーザが前記ロボットと前記移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、前記移動体端末において録音された前記キーワードを前記ユーザの識別情報と関連付けて前記移動体端末から受信するとともに、前記ロボットにおいて録音された前記キーワードを前記ロボットから受信する受信手段と、
    前記移動体端末から受信したキーワードと前記ロボットから受信したキーワードとが一致している場合、前記受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報を前記ロボットに送信する送信手段とを備える、サーバ装置。
  11. サーバ装置と通信する発話可能なロボットであって、
    前記サーバ装置と通信可能な移動体端末のユーザが前記ロボットに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、前記キーワードを録音し、前記録音されたキーワードを前記サーバ装置に送信する送信手段と、
    前記ロボットから受信した前記キーワードと前記移動体端末から受信したキーワードとが一致していることを条件に、前記サーバ装置から、前記移動体端末の識別情報によって特定されるユーザに関する情報を受信する受信手段と、
    前記情報に基づいて発話する発話手段とを備える、ロボット。
  12. 発話可能なロボットと移動体端末とサーバ装置とを備えた通信システムにおける情報処理方法であって、
    前記移動体端末のユーザが、前記ロボットと前記移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、
    前記移動体端末が、前記キーワードを録音して、前記録音されたキーワードを前記ユーザの識別情報と関連付けて前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記ロボットが、前記キーワードを録音して、前記録音されたキーワードを前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記移動体端末から受信したキーワードと前記ロボットから受信したキーワードとが一致している場合、前記受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報を前記ロボットに送信するステップと、
    前記ロボットが、前記情報に基づいて発話するステップとを備える、情報処理方法。
  13. 発話可能なロボットおよび移動体端末と通信可能なサーバ装置における情報処理方法であって、
    前記移動体端末のユーザが前記ロボットと前記移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、前記移動体端末において録音された前記キーワードを前記ユーザの識別情報と関連付けて前記移動体端末から受信するとともに、前記ロボットにおいて録音された前記キーワードを前記ロボットから受信するステップと、
    前記移動体端末から受信したキーワードと前記ロボットから受信したキーワードとが一致している場合、前記受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報を前記ロボットに送信するステップとを備える、情報処理方法。
  14. サーバ装置と通信する発話可能なロボットにおける情報処理方法であって、
    前記サーバ装置と通信可能な移動体端末のユーザが前記ロボットに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、前記キーワードを録音し、前記録音されたキーワードを前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記ロボットから受信した前記キーワードと前記移動体端末から受信したキーワードとが一致していることを条件に、前記サーバ装置から、前記移動体端末の識別情報によって特定されるユーザに関する情報を受信するステップと、
    前記情報に基づいて前記ロボットが発話するステップとを備える、情報処理方法。
  15. 発話可能なロボットおよび移動体端末と通信可能なサーバ装置を制御するためのプログラムであって、
    前記移動体端末のユーザが前記ロボットと前記移動体端末とに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、前記移動体端末において録音された前記キーワードを前記ユーザの識別情報と関連付けて前記移動体端末から受信するとともに、前記ロボットにおいて録音された前記キーワードを前記ロボットから受信するステップと、
    前記移動体端末から受信したキーワードと前記ロボットから受信したキーワードとが一致している場合、前記受信した識別情報によって特定されるユーザに関する情報を前記ロボットに送信するステップとを、前記サーバ装置のプロセッサに実行させる、プログラム。
  16. サーバ装置と通信する発話可能なロボットを制御するためのプログラムであって、
    前記サーバ装置と通信可能な移動体端末のユーザが前記ロボットに対して予め定められたキーワードを発話したことに基づいて、前記キーワードを録音し、前記録音されたキーワードを前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記ロボットから受信した前記キーワードと前記移動体端末から受信したキーワードとが一致していることを条件に、前記サーバ装置から、前記移動体端末の識別情報によって特定されるユーザに関する情報を受信するステップと、
    前記情報に基づいて発話するステップとを、前記ロボットのプロセッサに実行させる、プログラム。
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