JP6439325B2 - 利用管理システム、料金提供方法、及びプログラム - Google Patents

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本発明は、各伝送端末が通信するための通信料金及び各伝送端末がサービスを受けるためのサービス料金のうち少なくともサービス料金を表示するための発明に関する。
近年、中継装置を介して複数の通信(伝送)端末間でコンテンツデータを送受信する伝送システムの一例として、インターネット等の通信ネットワークを介してビデオ会議(「テレビ会議」ともいう)などを行うビデオ会議システムが挙げられる。このようなビデオ会議システムは、近年の出張経費及び出張時間の削減に伴い、必要性が向上している。このようなビデオ会議システムでは、伝送端末の一例であるビデオ会議端末が複数台用いられている。そして、これらビデオ会議端末間で通信用のプラットフォームを利用して画像データ及び音データの送受信が行われることにより、ビデオ会議を実現することができる(特許文献1参照)。
また、インターネット接続サービスプロバイダ等の接続サービス提供者は、末端の通信(伝送)端末が相互通信を行なえるように、電気通信サービス提供者が提供している通信用プラットフォームを利用している。そして、接続サービス提供者は、通信用プラットフォームを利用するにあたって、電気通信サービス提供者に対して、画質やフレームレート等の画像の品質等の上限に応じたサービス料金を支払っている。これに対して、末端の通信端末の利用者は、上記品質で通信用プラットフォームを利用するにあたって、接続サービス提供者に対して、パケット通信するための通信料金を支払っている。
しかしながら、接続サービス提供者が電気通信サービス提供者によって提供されている通信用プラットフォームを利用して、末端の利用者にインターネット接続サービスを行なうにあたって、どの程度の品質パラメータに決定するかを迅速に判断することが困難であるという課題が生じている。
請求項1に係る発明は、通信ネットワークを介して、各伝送端末が通信用プラットフォームを利用することによって動画の品質の上限に応じたサービスを受けるためのサービス料金を表示する情報処理端末と通信すると共に、前記各伝送端末が通信するための通信料金及び前記サービス料金のうち当該サービス料金を管理する利用管理システムであって、前記サービス料金と動画の品質を示す所定の品質パラメータとを関連付けて管理するサービス料金管理手段と、前記情報処理端末から、該情報処理端末が受け付けた操作入力に応じて特定された動画の品質パラメータを受信すると共に、当該特定された動画品質パラメータに対応する前記サービスを前記伝送端末が利用する場合の特定のサービス料金の要求を受信する受信手段と、前記特定のサービス料金の要求の受信に応じて、前記受信手段によって受信された前記動画の品質パラメータに前記サービス料金管理手段で関連付けられている特定のサービス料金を、前記情報処理端末に送信する送信手段と、を有し、前記送信手段は、さらに、前記伝送端末が前記サービスを利用する際の動画のサンプルデータであって、前記受信手段によって受信された前記動画の品質パラメータに対応する動画のサンプルデータを前記情報処理端末へ送信することによって、前記情報処理端末の表示画面において前記送信手段によって送信した特定のサービス料金と前記動画のサンプルデータを対応付けて表示させることを特徴とする利用管理システムである。
以上説明したように本発明によれば、情報処理端末で受け付けた操作入力に応じて特定された動画の品質パラメータに基づいて、利用管理システムから動画の品質パラメータに対応するサンプルデータ及び特定のサービス料金を送信するため、情報処理端末ではサービス料金及び動画のサンプルデータを対応づけて表示させることができる。これにより、情報処理端末の利用者は、情報処理端末が受け付けた操作入力に応じて動画の品質パラメータが特定させると、この特定された動画の品質パラメータに対応する動画のサンプルデータの表示に基づいて視覚的に動画の品質を確認することができるとともに、対応するサービス料金もセットで確認することができるため、迅速に品質パラメータを決定することができるという効果を奏する。
本実施形態の伝送システムのうちビデオ会議の通信部分を示した概略図である。 本実施形態に係る伝送端末の外観図である。 本実施形態に係る伝送端末のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る伝送管理システムのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る伝送システムの全体構成図である。 本実施形態に係る利用管理システム及び表示端末の機能ブロック図である。 (a)はサービス料金管理テーブル(1)を示す概念図、(b)はサービス料金管理テーブル(2)を示す概念図である。 料金表示画面の一例を示した図である。 表示端末におけるサービス料金の表示処理を示したフローチャートである。 サービス料金の取得方法を示したシーケンス図である。 利用管理システムにおけるサービス料金の算出方法を示したフローチャートである。 サンプルデータの取得方法を示したシーケンス図である。 利用管理システムにおける変換可否の判断処理を示したフローチャートである。 利用管理システムにおける変換処理を示したフローチャートである。 表示端末におけるサンプル表示処理を示したシーケンス図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態について説明する。
<<ビデオ会議用の全体構成>>
まず、図1を用いて、複数の伝送端末(10aa,10db)間でビデオ会議を行なうための伝送システム1について説明する。図1は、本実施形態の伝送システムのうちビデオ会議の通信部分を示した概略図である。
伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10db)、中継装置30、及び伝送管理50によって構築されている。なお、以降、複数の伝送端末(10aa,10db)等のうち、任意の伝送端末は「伝送端末10」と表されている。
伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの送受信による伝送を行なう。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
また、ビデオ会議の開始を要求する要求元としての伝送端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての伝送端末は「宛先端末」と表されている。図1では、伝送端末10aaが要求元端末として、伝送端末10dbが宛先端末として表されている。但し、伝送端末10dbからビデオ会議の開始を要求する場合は、伝送端末10dbが要求元端末となり、伝送端末10aaが宛先端末となる。なお、各伝送端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各伝送端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
中継装置30は、複数の伝送端末10間で、コンテンツデータを中継する処理を行なう。伝送管理システム50は、伝送端末10からのログイン認証、伝送端末10の通信状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。
また、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、伝送管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。図1では、これら4つのセッションをまとめて、画像・音データ用セッションsedとして示している。なお、画像・音データ用セッションsedは、必ずしも4つのセッションである必要はなく、4つのセッション数より少ない又は多いセッション数であってもよい。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。低解像度の画像データは、例えば、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる。中解像度の画像データは、横が320画素、縦が240画素から成る。高解像度の画像データは、例えば、横が640画素、縦が480画素から成る。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。音データは、画像データに比べてデータ量が少ないため、狭帯域経路であっても中継される。
なお、伝送システム1には、伝送管理システム50を介して一方の伝送端末10から他方の伝送端末10に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、ビデオ会議システムやビデオ電話システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのビデオ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのビデオ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのビデオ会議端末を想定した上で、伝送システム、伝送管理システム、及び伝送端末について説明する。即ち、本発明の伝送端末及び伝送管理システムは、ビデオ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は伝送システムにも適用される。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施形態に係る伝送端末10の外観図である。図2に示されているように、伝送端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された不図示の吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、不図示の吸気面を介して伝送端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して伝送端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音、物音、雑音、鼓動等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための不図示の接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられており、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。カメラやマイクは必ずしも内蔵型である必要はなく外付けであってもよい。また、伝送管理システム50は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、本発明の本実施形態に係る伝送端末10のハードウェア構成図である。図3に示されているように、本実施形態の伝送端末10は、伝送端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、伝送用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、伝送端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、伝送端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。なお、SSDに代えてHDDを用いてもよい。
また、伝送端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示手段の一例である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、伝送端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記伝送用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
図4は、本発明の本実施形態に係る伝送管理システムのハードウェア構成図である。
伝送管理システム50は、伝送管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、伝送管理用プログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、図1に示されている中継装置30のハードウェア構成は、伝送管理システムのハードウェア構成と同様であるため、その説明を省略する。但し、中継装置30の場合は、HD204に中継用プログラムが記憶されている。
<<伝送システムの全体構成>>
続いて、図5を用いて、伝送システムの全体構成について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る伝送システムの全体構成図である。
図5において、伝送端末10、利用管理システム20、中継装置30、伝送管理システム50、表示端末80、及び伝送制御システム100は、通信ネットワーク2に接続されている。これらのうち、利用管理システム20、中継装置30、及び伝送管理システム5は、電気通信サービス提供者Aによって管理されている。表示端末80及び伝送制御システム100は、接続サービス提供者Bによって管理されている。伝送端末10aは利用者C1によって利用され、伝送端末10bは利用者C2によって利用される。また、電気通信サービス提供者Aは、各伝送端末(10a,10b)が相互通信するための通信用プラットフォームを提供する電気通信サービス提供者等である。サービス提供者は、インターネット接続サービスプロバイダ等である。利用者(C1,C2)は、ビデオ会議等を行なう末端ユーザである。なお、以降、利用者(C1,C2)のうち、任意の利用者は「利用者C」と表されている。
接続サービス提供者Bは、通信用プラットフォームを利用するにあたって、電気通信サービス提供者Aに対して、画質やフレームレート等の画像の品質等の上限に応じたサービス料金を支払う。これに対して、末端の伝送端末の利用者Cは、上記品質で通信用プラットフォームを利用するにあたって、接続サービス提供者に対して、(パケット)通信するための通信料金を支払う。
図5において、利用管理システム20は、表示端末80に対して、接続サービス提供者Bがプラットフォームを利用する際のサービス料金や、利用時の動画のサンプルデータを提供する。表示端末80は、利用管理システム20から、上記サービス料金やサンプルデータを受信して表示する。伝送制御システム100は、伝送端末10に対してインターネット接続サービスを行なう。
なお、利用管理システム20、表示端末80、及び伝送制御システム100のハードウェア構成は、図4に示されている伝送管理システム50のハードウェア構成と同様であるため、それらの説明を省略する。また、利用管理システム20の場合には、利用管理システム20におけるHD204に料金提供用プログラムが記憶されている。表示端末80の場合には、表示端末80のHD204に表示プログラムが記憶される。伝送制御システム100の場合には、伝送制御システム100におけるHD204に伝送制御用プログラムが記憶されている。これら各プログラムも、伝送管理用プログラムと同様に、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよいし、HD204ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る利用管理システム及び表示端末の機能ブロック図である。図7は、サービス料金管理テーブル(1)を示す概念図である。図6では、利用管理システム20及び表示端末80が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。なお、本実施形態では、主に、利用管理システム20と表示端末80との間の通信処理について説明するため、伝送端末10、中継装置30、伝送管理システム50、及び伝送制御システム100は、図6では省略されている。
<利用管理システムの機能構成>
利用管理システム20は、送受信部21、算出部22、判断部23、管理部24、変換部25、及び記憶・読出処理部29を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された料金提供用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、利用管理システム20は、図4に示されているRAM203、及び/又は図4に示されているHD204によって構築される記憶部2000を有している。また、記憶部2000には、サンプルデータの一例である画像データ及び音データが、最高の品質パラメータの状態で記憶されている。なお、サンプルデータに予め定められている品質パラメータが必ずしも最高の状態でなくてもよく、サンプルデータの品質パラメータの設定は後から変更することもできる。
(サービス料金管理テーブル)
記憶部2000には、図7に示されているような第1のサービス料金管理テーブル(1)、及び第2のサービス料金管理テーブル(2)によって構成されているサービス料金管理DB(Data Base)2001が構築される。図7(a)はサービス料金管理テーブル(1)を示す概念図、図7(b)はサービス料金管理テーブル(2)を示す概念図である。
図7(a)に示されているサービス料金管理テーブル(1)では、動画の品質パラメータの一例である解像度、及び基本料金が関連付けられて管理される。また、図7(b)に示されているサービス料金管理テーブル(2)では、動画の品質パラメータの一例であるフレームレート、及び係数が関連付けられて管理される。なお、解像度についても同様に係数と関連付けて、基本料金は別途設定して管理してもよい。また、係数ではなく加算料金または減算料金の情報と関連付けて管理してもよい。
(各機能構成)
次に、図4及び図6を用いて、利用管理システム20の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、利用管理システム20の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、利用管理システム20の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部21は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
算出部22は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、記憶・読出処理部29によって読み出された基本料金に、記憶・読出処理部29によって読み出された係数を掛けて、サービス料金を算出する。
判断部23は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、利用管理システム20の処理負荷の状態に基づいて、動画データの変換が可能であるか否かを判断する。また、判断部23は、所定時間内にサンプルデータの要求を受信したか否かを判断する。更に、判断部23は、全てのサンプルデータの送信が完了したか否かを判断する。
管理部24は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、受信応答に対して「変換可能」である旨のコード又は「変換不可」である旨のコードを埋め込む。また、管理部24は、開始された画像データの変換処理を中断し、変換中の動画データを破棄する。
変換部25は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、特定の品質パラメータに基づいて、記憶部2000に記憶されているサンプルデータの品質パラメータが特定の品質パラメータになるように、画像変換を行なう。これにより、変換部25はサンプルデータを作成する作成手段としての役割を果たす。
記憶・読出処理部29は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているHDD205によって実現され、記憶部2000に各種データを記憶したり、記憶部2000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。例えば、記憶・読出処理部29は、品質パラメータのうちの解像度を検索キーとしてサービス料金管理テーブル(1)を検索することで、対応する基本料金を読み出す。また、記憶・読出処理部29は、品質パラメータのうちのフレームレートを検索キーとしてサービス料金管理テーブル(2)を検索することで、対応する係数を読み出す。
<表示端末の機能構成>
表示端末80は、送受信部81、操作入力受付部82、検知部83、判断部84、特定部85、管理部86、表示制御部87、及び記憶・読出処理部89を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された表示用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。
(各機能構成)
次に、図4及び図6を用いて、表示端末80の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、表示端末80の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、表示端末80の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている表示端末80の送受信部81は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
操作入力受付部82は、図4に示されているCPU201からの命令、並びに図4に示されているキーボード211及びマウス212による操作入力の受け付けによって実現され、表示端末80の利用者による各種入力を受け付ける。
検知部83は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、後述のスライドバー10031,10032の移動状態を検知する。
判断部84は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、後述のスライドバー10031及びスライドバー10032のいずれか一方が移動中か否かを判断する。また、判断部84が、スライドバー10031及びスライドバー10032のいずれか一方の位置が変更されたか否かを判断する。また、判断部84は、送受信部81が利用管理システム20から送られて来る結果応答を受信したか否かを判断する。更に、判断部84は、送受信部81によって受信されたと判断した結果応答に含まれる品質パラメータと、現在のスライドバーの位置に係る品質パラメータが一致しているか否かを判断する。また、判断部84は、送受信部81が利用管理システム20からサンプルデータを受信したか否かを判断する。更に、判断部84は、一連の全てのサンプルデータの受信が完了したか否かを判断する。
特定部85は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、後述のスライドバー10031,10032が止まっている位置に基づいて、品質パラメータを特定する。
管理部86は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、結果応答から品質パラメータ及びサービス料金を取得する。
表示制御部87は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、動画又は静止画の画像データを、表示手段の一例としてのディスプレイ209に送信して表示させるための制御を行う。
記憶・読出処理部89は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているHDD205によって実現され、記憶部8000に各種データを記憶したり、記憶部8000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<実施形態の処理または動作>>
次に、図8乃至図15を用いて、本実施形態に係る伝送システム1における処理方法を説明する。ここでは、図5に示されている接続サービス提供者Bが、各利用者Cに対してインターネット接続サービスを行なうために、電気通信サービス提供者Aに対して、プラットフォームを利用するためのサービス料金及びサービスを受けることによって得られる映像データ(動画データ及び音データ)のサンプルデータを要求する場合の一連の処理または動作を示す。
<サービス料金の表示処理>
最初に、図8乃至図11を用いて、サービス料金の表示処理について説明する。図9は、表示端末におけるサービス料金の表示処理を示したフローチャートである。図10は、サービス料金の取得方法を示したシーケンス図である。図11は、利用管理システムにおけるサービス料金の算出方法を示したフローチャートである。
まず、表示端末80の利用者は、表示プログラムを実行させることで、表示端末80のディスプレイ208に、図8に示されているような料金表示画面10000を表示させる。この料金表示画面10000には、左上側にサンプルデータを表示させるためのサンプルデータ表示領域10010、右上側にサンプルデータのステータス情報を表示させるステータス表示領域10020、並びに、下側にサンプルデータのパラメータ設定、料金表示、及びサンプルデータ表示を行なうための設定表示領域10030が表示されている。更に、設定表示領域10030には、サンプルデータの一例として動画データの品質パラメータを設定するためのスライドバー10031,10032及び音の有無を設定するためのラジオボタン10033が表示されている。そして、左側から右側にスライドされるに応じて、品質が高くなる。このうち、スライドバー10031は動画の画質を設定する場合にスライドされ、スライドバー10032は動画の滑らかさ(フレームレート)を設定する場合にスライドされる。また、サンプルデータの音を出力する場合には、ラジオボタン10033の「あり」が選択され、サンプルデータの音を出力しない場合には、ラジオボタン10033の「なし」が選択される。更に、料金表示画面10000の最下部には、表示端末80から利用管理システム20にサービス料金を問い合わせて、ステータス表示領域10020にサービス料金等を表示させる際に押下される「料金要求」ボタン10040が表示されている。同様に、料金表示画面10000の最下部には、表示端末80から利用管理システム20にサンプルデータを要求して、サンプルデータ表示領域10010にサンプルデータを表示させる際に押下される「サンプル要求」ボタン10050が表示されている。
続いて、図9に示されているように、表示端末80の操作入力受付部82が、図8に示されているスライドバー10031,10032のスライド受け付けると、検知部83が、スライドバー10031,10032の移動状態を検知する(ステップS21)。
判断部84は、スライドバー10031及びスライドバー10032のいずれか一方が移動中か否かを判断する(ステップS22)。そして、ステップS22において移動中と判断された場合には(YES)、再び、上記ステップS21の処理が行なわれる。一方、ステップS22において移動中ではない(移動していない)と判断された場合には(YES)、判断部84は、スライドバー10031,10032が止まっている位置から、品質パラメータを特定する(ステップS23)。
次に、操作入力受付部82が、図8に示されている「料金要求」ボタン10040が押下されたこと受け付けると、送受信部81は、利用管理システム20に対して、上記ステップS23によって特定された品質パラメータを含んだサービス料金要求を送信する(ステップS24)。このステップS24によって、図10に示されているように、表示端末80から利用管理システム20に対して品質パラメータが含まれたサービス料金要求(1)が送信され、利用管理システム20の送受信部21がサービス料金要求を受信する。なお、「料金要求」ボタン10040が押下されなくでも、自動的に送受信部81がサービス料金要求を送信するようにしてもよい。
次に、図9に示されているように、表示端末80では、判断部84が、スライドバー10031及びスライドバー10032のいずれか一方の位置が変更されたか否かを判断する(ステップS25)。このステップS25において、判断部84が、変更されたと判断した場合には(YES)、上記ステップS21の処理に戻る。図10では、表示端末80がサービス料金要求(1)を送信してから、利用管理システム20によって後述の結果応答(1)が送信されて来るまでの間に、スライドバー10031及びスライドバー10032のいずれか一方の位置が変更されたために、表示端末80は結果応答(1)を受信する前に、新たなサービス料金要求(2)を送信した場合(ステップS2)が示されている。
一方、利用管理システム20では、図11に示されているように、記憶・読出処理部29が、送受信部21によって受信された品質パラメータのうちの「解像度」を検索キーとして、図7(a)に示されているサービス料金管理テーブル(1)を検索することにより、対応する「基本料金」を読み出す(ステップS41)。更に、記憶・読出処理部29が、送受信部21によって受信された品質パラメータのうちの「フレームレート」を検索キーとして、図7(b)に示されているサービス料金管理テーブル(2)を検索することにより、対応する「係数」を読み出す(ステップS42)。そして、算出部22が、上記ステップS41の処理によって読み出された「基本料金」に、上記ステップS42の処理によって読み出された「係数」を掛けることにより、サービス料金を算出する(ステップS43)。なお、上記料金の算出方法はあくまで一例であって、「基本料金」に対して減算または加算することによって算出してもよい。
次に、利用管理システム20の送受信部21は、表示端末80に対して、上記ステップS1に対応する結果応答(1)を送信する(ステップS3)。この結果応答(1)には、上記ステップS1によって送信された品質パラメータ、及び上記ステップS43によって算出されたサービス料金が含まれている。これにより、表示端末80の送受信部81は、結果応答(1)を受信する。同様にして、利用管理システム20の送受信部21は、表示端末80に対して、上記ステップS2に対応する結果応答(2)を送信する(ステップS4)。この結果応答(2)には、上記ステップS2によって送信された品質パラメータ、及び上記ステップS43によって算出されたサービス料金が含まれている。これにより、表示端末80の送受信部81は、結果応答(2)を受信する。
一方、表示端末80では、上記ステップS25において、判断部84が、変更されていないと判断した場合には(N0)、更に、判断部84は、送受信部81が利用管理システム20から送られて来る結果応答を受信したか否かを判断する(ステップS26)。このステップS26において、判断部84が結果応答を受信していないと判断した場合には(NO)、上記ステップS25の処理に戻る。一方、上記ステップS26において、判断部84が結果応答を受信したと判断した場合には(YES)、更に、判断部84は、上記ステップS26によって受信されたと判断した結果応答に含まれる品質パラメータと、現在のスライドバーの位置に係る品質パラメータが一致しているか否かを判断する(ステップS27)。
次に、上記ステップS27において、一致していると判断された場合には(YES)、管理部86が、結果応答からサービス料金を示す料金情報を取得する(ステップS28)。そして、表示制御部87は、ディスプレイ208に表示されている料金表示画面10000のステータス表示領域10020上に、品質パラメータ及びサービス料金を表示させる(ステップS29)。図8では、品質パラメータとして、サンプルデータの一例としての動画の画素及びフレームレート、並びにサンプルデータの一例としての動画の音の有無が表示されている。
<サンプルデータの表示処理>
続いて、図8、及び図12乃至図15を用いて、サンプルデータの表示処理について説明する。上述のサービス料金の表示処理だけでは、表示端末80の利用者(接続サービス提供者B)が、ステータス表示領域10020を見ても、実際にどの程度の画像データを通信することができるか分からない場合がある。そこで、表示端末80がサンプルデータ表示領域10010にサンプルデータを表示させることで、表示端末80の利用者に、この利用者が選択した品質パラメータを視覚的に伝える処理が行なわれる。
なお、図12は、サンプルデータの取得方法を示したシーケンス図である。図13は、利用管理システムにおける変換可否の判断処理を示したフローチャートである。図14は、利用管理システムにおける変換処理を示したフローチャートである。図15は、表示端末におけるサンプル表示処理を示したシーケンス図である。
まず、操作入力受付部82が、図8に示されている「サンプル要求」ボタン10050が押下されたこと受け付けると、送受信部81は、利用管理システム20に対して、上記ステップS23によって特定された品質パラメータを含んだサンプルデータの変換要求を送信する(ステップS11)。このステップS11によって、図12に示されているように、表示端末80から料金管理システム20に対して品質パラメータが含まれたサンプルデータの変換要求が送信され、利用管理システム20の送受信部21がサンプルデータの変換要求を受信する。
次に、図13に示されているように、利用管理システム20では、判断部23が、自己の処理負荷の状態に基づいて、動画データの変換が可能であるか否かを判断する(ステップS51)。例えば、複数の表示端末からサンプルデータの変換要求が集中している場合には、判断部23は、現時点では動画データの変換ができないと判断する。
次に、上記ステップS51において、動画データの変換が可能であると判断された場合には、管理部24が、受信応答に対して「変換可能」である旨のコードを埋め込み、受信応答を送信する(ステップS52)。そして、記憶・読出処理部29が、記憶部2000から最高の品質パラメータのサンプルデータを読み出し、変換部25が上記ステップS11によって受信された品質パラメータにすべく、画像データを変換する(ステップS53)。なお、本実施形態では、サンプルデータのうちの音データは変換されないが、図8において、音データについてもスライドバー等で品質パラメータが変更できるようにすることで、音データを変換するようにしてもよい。一方、上記ステップS51において、動画データの変換が可能でない(不可能である)と判断された場合には、管理部24が、受信応答に対して「変換不可」である旨のコードを埋め込み、受信応答を送信する(ステップS54)。
次に、図12に示されているように、利用管理システム20の送受信部21は、表示端末80に対して、上記ステップS52又はステップS54によって埋め込まれた後の受信応答を送信する(ステップS12)。これにより、表示端末80の送受信部81は、受信応答を受信する。
そして、上記ステップS12によって送信される受信応答が「変換可能」である旨のコードを含んでいる場合には、図12に示されているように、ポーリング処理により、表示端末80から利用管理システム20に対してサンプルデータの要求が送信され(ステップS13,S15,S17,S19,…)、利用管理システム20でサンプルデータの送信準備が完了するまでは、利用管理システム20から表示端末80に対して否定応答が送信される(ステップS14,S16)。そして、利用管理システム20でサンプルデータの送信準備が完了すると、表示端末80から利用管理システム20に対してサンプルデータが送信される(ステップS18,S20,…)。
続いて、図13乃至図15を用いて、図12に示す処理を更に詳細に説明する。
図14に示されているように、利用管理システム20では、判断部23が、所定時間内(例えば、上記ステップS12の受信応答を送信してから1分以内)にサンプルデータの要求を受信したか否かを判断している(ステップS61)。そして、このステップS61において、判断部23が、所定時間内に受信したと判断した場合には(YES)、更に、上記ステップS53によって開始された画像データの変換の処理が完了したかを判断する(ステップS62)。そして、このステップS62において、変換が完了したと判断された場合には(YES)、利用管理システム20の送受信部21が表示端末80に対して、サンプルデータを送信する(ステップS63)。この処理は、図12において、ステップS18に相当する。更に、判断部23は、全てのサンプルデータの送信が完了したか否かを判断する(ステップS64)。そして、このステップS64において、完了したと判断された場合には、サンプルデータの送信処理が完了する。
一方、上記ステップS61において、判断部23が、所定時間内に受信しないと判断した場合には(NO)、管理部24は、上記ステップS53によって開始された画像データの変換を中断し、変換中の動画データを破棄する(ステップS65)。また、上記ステップS62において、変換が完了していないと判断された場合には(NO)、送受信部21が、表示端末80に対して、否定応答を送信して、上記ステップS61に戻る(ステップS66)。この処理は、図12において、ステップS14,S16に相当する。更に、上記ステップS64において、完了していないと判断された場合には、上記ステップS62の処理に戻る。これにより、再度、ステップS62,S63の処理が行なわれる。この再度行なわれたステップS63の処理は、図12において、ステップS20に相当する。
これに対して、表示端末80側では、図15に示されているように、上記ステップS12によって受信された受信応答に基づいて、画像データの変換が可能であるか否かを判断する(ステップS81)。そして、変換不可であると判断された場合には、表示制御部87は、表示端末80のディスプレイ208に対して、「作成不可」である旨の表示を行なうことで(ステップS82)、図15に示されている処理が終了する。一方、上記ステップS81において、変換可能であると判断された場合には、送受信部81は、利用管理システム20に対してサンプルデータの要求の送信を開始する(ステップS83)。この処理は、図12において、ステップS13に相当する。
次に、表示端末80の判断部84は、送受信部81が利用管理システム20からサンプルデータを受信したか否かを判断する(ステップS84)。そして、判断部84がステップS84においてサンプルデータを受信していないと判断した場合には(NO)、再度、ステップS84の処理を繰り返す。一方、上記ステップS84において、判断部23が、サンプルデータを受信したと判断した場合には(YES)、更に、判断部84は、サンプルデータの受信が完了したか否かを判断する(ステップS85)。このステップS85の処理は、一連の動画データの全てを一旦表示端末80側で受信したか否かを判断するための処理である。そして、上記ステップS85において、判断部84がステップS85においてサンプルデータの受信を完了していないと判断した場合には(NO)、再度、ステップS84の処理を繰り返す。一方、上記ステップS85において、判断部23が、サンプルデータの受信を完了したと判断した場合には(YES)、表示制御部87は、図8に示されているサンプルデータ表示領域10010に、サンプルデータの表示を開始する(ステップS86)。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように本実施形態によれば、表示端末80で設定された品質パラメメータに応じて、利用管理システム20からサービス料金及び品質パラメータが送られて来るため、表示端末80ではサービス料金及び品質パラメータの関係を表示させることができる。即ち、表示端末80では、サービス料金及び品質パラメータをセットで表示させることができる。これにより、表示端末80の利用者は、品質パラメータを変化させる度に、この変化後のサービス料金を取得することができるため、迅速に品質パラメータを決定することができるという効果を奏する。
また、表示端末80で設定された品質パラメータに応じて、利用管理システム20から画像データを含んだサンプルデータが送られて来るため、表示端末80ではサンプルデータ及び品質パラメータの関係を表示させることができる。即ち、表示端末80では、サンプルデータ及び品質パラメータをセットで表示させることができる。これにより、表示端末80の利用者は、品質パラメータを変化させる度に、この変化後のサンプルデータの表示に基づいて視覚的に品質を確認することができるため、更に迅速に品質パラメータを決定することができるという効果を奏する。
〔実施形態の補足〕
上記実施形態では、利用管理システム20が、「サービス料金の表示処理」及び「サンプルデータの表示処理」を行なう場合について説明したが、サービス料金の表示処理及びサンプルデータの表示処理のうち、いずれか一方の処理のみを行なってもよい。
また、上記実施形態では、ステップS3,S4において、サービス料金及び品質パラメータが送られているが、サービス料金及び品質パラメータのうち、サービス料金が送られてもよい。
また、上記実施形態における利用管理システム20、中継装置30、伝送管理システム50、表示端末80、及び伝送制御システム100は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
また、上記各実施形態の伝送端末10で実行される伝送用プログラム、利用管理システム20で実行される料金提供用プログラム、中継装置30で実行される中継用プログラム、伝送管理システム50で実行される伝送管理用プログラム、表示端末80で実行される表示プログラム、及び伝送制御システム100で実行される伝送制御用プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録媒体は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることが可能である。
また、上記実施形態では、伝送端末の一例として、ビデオ会議端末の場合について説明したが、これに限るものではなく、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話等の電話システムであってもよい。また、スマートフォン、携帯電話機、カーナビゲーション端末、ウェアラブルコンピュータ、監視カメラ、電子黒板、プロジェクタ、ゲーム機、又は、通信機能を備えた産業用機器であってもよい。ウェアラブルコンピュータには、腕時計やヘッドマウントディスプレイ等が含まれる。また、産業用機器には、MFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)等のオフィス機器、内視鏡等の医療用機器、耕運機等の農業用機器などが含まれる。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
また、上記実施形態では、伝送システム1によってビデオ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
1 伝送システム
10 伝送端末
20 利用管理システム
21 送受信部(受信手段の一例、送信手段の一例)
22 算出部
23 判断部
24 管理部
25 変換部(作成手段の一例)
29 記憶・読出処理部
30 中継装置
50 伝送管理システム
80 表示端末(情報処理端末の一例)
81 送受信部
82 操作入力受付部
83 検知部
84 判断部
85 特定部
86 管理部
87 表示制御部
89 記憶・読出処理部
100 伝送制御システム
2000 記憶部
2001 サービス料金管理DB(サービス料金管理手段の一例)
8000 記憶部
特開2008−227577号公報

Claims (5)

  1. 通信ネットワークを介して、各伝送端末が通信用プラットフォームを利用することによって動画の品質の上限に応じたサービスを受けるためのサービス料金を表示する情報処理端末と通信すると共に、前記各伝送端末が通信するための通信料金及び前記サービス料金のうち当該サービス料金を管理する利用管理システムであって、
    前記サービス料金と動画の品質を示す所定の品質パラメータとを関連付けて管理するサービス料金管理手段と、
    前記情報処理端末から、該情報処理端末が受け付けた操作入力に応じて特定された動画の品質パラメータを受信すると共に、当該特定された動画の品質パラメータに対応する前記サービスを前記伝送端末が利用する場合の特定のサービス料金の要求を受信する受信手段と、
    前記特定のサービス料金の要求の受信に応じて、前記受信手段によって受信された前記動画の品質パラメータに前記サービス料金管理手段で関連付けられている特定のサービス料金を、前記情報処理端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記送信手段は、さらに、前記伝送端末が前記サービスを利用する際の動画のサンプルデータであって、前記受信手段によって受信された前記動画の品質パラメータに対応する動画のサンプルデータを前記情報処理端末へ送信することによって、前記情報処理端末の表示画面において前記送信手段によって送信した特定のサービス料金と前記動画のサンプルデータを対応付けて表示させることを特徴とする利用管理システム。
  2. 請求項1に記載の利用管理システムであって、
    前記受信手段によって受信された前記動画の品質パラメータに基づき、前記伝送端末が前記サービスを利用する際の動画のサンプルデータを作成する作成手段を有し、
    前記受信手段は、前記情報処理端末から、前記サンプルデータの要求を受信し、
    前記作成手段は、前記サンプルデータの要求の受信に応じて、前記伝送端末が前記サービスを利用する際の動画のサンプルデータを作成し、
    前記送信手段は、前記作成された動画のサンプルデータを、前記情報処理端末へ送信することを特徴とする利用管理システム。
  3. 前記所定の品質パラメータは、動画の画質又はフレームレートを示すことを特徴とする請求項1又は2に記載の利用管理システム。
  4. 通信ネットワークを介して、各伝送端末が通信用プラットフォームを利用することによって動画の品質の上限に応じたサービスを受けるためのサービス料金を表示する情報処理端末と通信すると共に、前記各伝送端末が通信するための通信料金及び前記サービス料金のうち当該サービス料金を管理する利用管理システムが実行する料金提供方法であって、
    前記利用管理システムは、前記サービス料金と動画の品質を示す所定の品質パラメータとを関連付けて管理するサービス料金管理手段を有し、
    前記利用管理システムは、
    前記情報処理端末から、該情報処理端末が受け付けた操作入力に応じて特定された動画の品質パラメータを受信すると共に、当該特定された動画の品質パラメータに対応する前記サービスを前記伝送端末が利用する場合の特定のサービス料金の要求を受信する受信ステップと、
    前記特定のサービス料金の要求の受信に応じて、前記受信ステップによって受信された前記動画の品質パラメータに前記サービス料金管理手段で関連付けられている特定のサービス料金を、前記情報処理端末に送信する送信ステップと、
    を実行し、
    前記送信ステップは、さらに、前記伝送端末が前記サービスを利用する際の動画のサンプルデータであって、前記受信ステップによって受信された前記動画の品質パラメータに対応する動画のサンプルデータを前記情報処理端末へ送信することによって、前記情報処理端末の表示画面において前記送信ステップによって送信した特定のサービス料金と前記動画のサンプルデータを対応付けて表示させることを特徴とする料金提供方法。
  5. コンピュータに、請求項4に記載の各ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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