JP2016071880A - 伝送管理システム、伝送システム、伝送管理方法、及びプログラム - Google Patents

伝送管理システム、伝送システム、伝送管理方法、及びプログラム Download PDF

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達也 永瀬
浅井 貴浩
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Abstract

【課題】伝送端末の利用の用途や目的を契約後に変更する場合に、伝送端末の利用者に、どの程度コンテンツデータの品質を変更すれば用途や目的にあった利用ができるかと、その課金額を提示する。【解決手段】伝送管理システム50は、コンテンツデータの品質パラメータと、この品質パラメータによるサービスを提供する場合の課金額を構成する基本料金及び追加料金のうちの当該追加料金とを関連付けて管理する追加料金管理DB5004を有し、伝送端末10aaから受信した変更後の品質パラメータに対応する追加料金を基本料金に加え、新たな課金額として伝送端末10aaに送信する。【選択図】図14

Description

本発明は、コンテンツデータを送受信する複数の伝送端末を管理する発明に関する。
中継装置を介して複数の伝送端末間で、画像データや音データ等のコンテンツデータを送受信する伝送システムの一例として、インターネット等の通信ネットワークを介してビデオ会議(「テレビ会議」ともいう)などを行うビデオ会議システムが挙げられる。このようなビデオ会議システムは、近年の出張経費及び出張時間の削減に伴い、必要性が向上している。ビデオ会議システムでは、伝送端末の一例であるビデオ会議端末が複数台用いられている。そして、これらビデオ会議端末間でコンテンツデータの送受信が行われることにより、ビデオ会議を実現することができる(特許文献1参照)。
ところで、同じ種類の伝送端末であっても、異なる用途又は目的で利用されることがある。例えば、遠隔医療で伝送端末が利用される場合、患者の患部の画像を遠隔地に送る必要があるため、画像データは高画質の方がよい。これに対して、単に連絡事項の伝達程度で伝送端末が利用される場合、画像データの画質は低画質でもよい。そのため、伝送端末へのサービス提供者は、画像又は音の通信品質の高さに応じて課金額を設定することで、伝送端末の利用者のニーズに合った通信品質及び課金額の契約を伝送端末の利用者と結んでいる。
しかしながら、伝送端末の利用の用途や目的が契約後に変更される場合がある。このような場合、伝送端末の利用者は、どの程度、コンテンツデータの品質を変更すれば用途や目的にあった利用ができるかを、課金額との兼ね合いで判断することが困難であるという課題がある。
請求項1に係る発明は、中継装置を介してコンテンツデータを送受信する複数の伝送端末を管理する伝送管理システムであって、前記コンテンツデータの品質パラメータと、当該品質パラメータによるサービスを提供する場合の課金額を構成する基本料金及び追加料金のうちの当該追加料金とを関連付けて管理する追加料金管理手段と、前記所定の伝送端末から変更後の品質パラメータを受信する受信手段と、前記変更後の品質パラメータに対して前記追加料金管理手段で関連付けられている追加料金と、前記基本料金とに基づいて、前記新たな課金額を算出する算出手段と、前記新たな課金額を、前記所定の伝送端末に送信する送信手段と、を有することを特徴とする伝送管理システムである。
以上説明したように本発明によれば、伝送端末の利用者は、どの程度、コンテンツデータの品質を変更すれば用途や目的にあった利用ができるかを、課金額との兼ね合いで判断することが容易になるという効果を奏する。
本実施形態の伝送システムのうちビデオ会議の通信部分を示した概略図である。 本実施形態に係る伝送端末の外観図である。 本実施形態に係る伝送端末のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る伝送管理システムのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る伝送システムの全体構成図である。 本実施形態に係る伝送システムの各機能ブロック図である。 サービス内容管理テーブルを示す概念図である。 認証管理テーブルを示す概念図である。 端末管理テーブルを示す概念図である。 宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 追加料金管理テーブルを示す概念図である。 サービス管理テーブルを示す概念図である。 伝送端末がログインする場合の処理を示したシーケンス図である。 品質パラメータ及び課金額を取得するための処理を示したシーケンス図である。 通信品質設定画面を示した概念図である。 通信品質設定画面を示した概念図である。 通信品質設定画面を示した概念図である。 通信品質設定画面を示した概念図である。 通話を開始する準備をするための処理を示したシーケンス図である。 通話の処理示したシーケンス図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態について説明する。
<<ビデオ会議用の全体構成>>
まず、図1を用いて、複数の伝送端末(10aa,10db)間でコミュニケーションの一例としてのビデオ会議を行なうための伝送システム1について説明する。図1は、本実施形態の伝送システムのうちビデオ会議の通信部分を示した概略図である。
伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10db)、中継装置30、及び伝送管理50によって構築されている。なお、以降、複数の伝送端末(10aa,10db)等のうち、任意の伝送端末は「伝送端末10」と表されている。
伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの送受信による伝送を行なう。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
また、ビデオ会議の開始を要求する要求元としての伝送端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての伝送端末は「宛先端末」と表されている。図1では、伝送端末10aaが要求元端末として、伝送端末10dbが宛先端末として表されている。但し、伝送端末10dbからビデオ会議の開始を要求する場合は、伝送端末10dbが要求元端末となり、伝送端末10aaが宛先端末となる。なお、各伝送端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各伝送端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
中継装置30は、複数の伝送端末10間で、コンテンツデータを中継する処理を行なう。伝送管理システム50は、伝送端末10からのログイン認証、伝送端末10の通信状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。
また、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、伝送管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。図1では、これら4つのセッションをまとめて、画像・音データ用セッションsedとして示している。なお、画像・音データ用セッションsedは、必ずしも4つのセッションである必要はなく、4つのセッション数より少ない又は多いセッション数であってもよい。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。低解像度の画像データは、例えば、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる。中解像度の画像データは、横が320画素、縦が240画素から成る。高解像度の画像データは、例えば、横が640画素、縦が480画素から成る。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。音データは、画像データに比べてデータ量が少ないため、狭帯域経路であっても中継される。
なお、伝送システム1には、伝送管理システム50を介して一方の伝送端末10から他方の伝送端末10に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、ビデオ会議システムやビデオ電話システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのビデオ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのビデオ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのビデオ会議端末を想定した上で、伝送システム、伝送管理システム、及び伝送端末について説明する。即ち、本発明の伝送端末及び伝送管理システムは、ビデオ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は伝送システムにも適用される。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施形態に係る伝送端末10の外観図である。図2に示されているように、伝送端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された不図示の吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、不図示の吸気面を介して伝送端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して伝送端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音、物音、雑音、鼓動等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための不図示の接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられており、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。カメラやマイクは必ずしも内蔵型である必要はなく外付けであってもよい。また、伝送管理システム50は、一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、本発明の本実施形態に係る伝送端末10のハードウェア構成図である。図3に示されているように、本実施形態の伝送端末10は、伝送端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、伝送用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、伝送端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、伝送端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。なお、SSDに代えてHDDを用いてもよい。
また、伝送端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成されている。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、伝送端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記伝送用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
図4は、本発明の本実施形態に係る伝送管理システムのハードウェア構成図である。
伝送管理システム50は、伝送管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、伝送管理用プログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、図1に示されている中継装置30のハードウェア構成は、伝送管理システムのハードウェア構成と同様であるため、その説明を省略する。但し、中継装置30の場合は、HD204に中継用プログラムが記憶されている。
<<伝送システムの全体構成>>
続いて、図5を用いて、伝送システムの全体構成について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る伝送システムの全体構成図である。
図5において、要求元端末(伝送端末10aa)、宛先端末(伝送端末10db)、中継装置30、及び伝送管理システム50は、インターネットを含む通信ネットワーク2に接続されている。通信ネットワーク2を介する通信には、有線通信だけでなく、無線通信が含まれてもよい。伝送端末10aaは利用者C1によって利用され、伝送端末10dbは利用者C2によって利用される。伝送管理システム50は、各伝送端末10に対して、各種サービスを提供する。
<<実施形態の機能構成>>
次に、図3、図4及び図6を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る伝送システムの各機能ブロック図である。
<伝送端末の機能構成>
伝送端末10は、送受信部11、受付部12、通信制御部13、表示制御部17、及び記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された伝送用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、伝送端末10は、図3に示されているRAM103、及び図3に示されているフラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。更に、伝送端末10には、図3に示されている記録メディア106によって構築される記録媒体1010が挿入されており、記憶・読出処理部19によって各種データの読み出し又は書き込みが行なわれる。
(伝送端末の各機能構成)
次に、図3及び図6を用いて、伝送端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、伝送端末10の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、伝送端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている伝送端末10の送受信部11は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、伝送管理システム50より、宛先候補としての各伝送端末10の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各伝送端末10の稼動状態(ONラインかOFFラインかの状態)だけでなく、ONラインであっても更に通話可能であるか、通話中であるか、離席中であるか等の詳細な状態を示す。また、この状態情報は、各伝送端末10の稼動状態だけでなく、伝送端末10でケーブル120cが伝送端末10から外れていたり、音を出力するが画像は出力させなかったり、音を出力さないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼動状態を示す場合について説明する。
受付部12は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
通信制御部13は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。また、通信制御部13は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音データを入力する。更に、通信制御部13は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部17は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているディスプレイI/F117によって実現され、受信された解像度の異なる画像データを組み合わせ、この組み合わされた画像データをディスプレイ120に送信するための制御を行う。表示制御部17は、伝送管理システム50から受信した宛先リストの情報をディスプレイ120に送信して、ディスプレイ120に宛先リストを表示させることができる。また、表示制御部17は、ディスプレイ120に後述の通信品質設定画面を表示させる。
記憶・読出処理部19は、図3に示されているCPU101からの命令及び図3に示すSSD105によって実行され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000又は記録媒体1010に各種データを記憶したり、記憶部1000又は記録媒体1010に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。記憶部1000には、伝送端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。更に、記憶部1000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音データによってスピーカ150から音声が出力される。
なお、本実施形態の端末IDは、伝送端末10を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報の一例を示す。また、端末IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。また、端末IDに代えて、端末10の利用者を識別するための利用者IDを利用してもよい。この場合、端末識別情報には、端末IDだけでなく、利用者IDも含まれる。
<中継装置の機能構成>
中継装置30は、転送部を兼ねた送受信部31、判断部32、変更部33、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された中継用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、中継装置30は、図4に示されているRAM203及びHD204の少なくとも一方によって構築される記憶部3000を有している。
(サービス内容管理テーブル)
記憶部3000には、図7に示されているようなサービス内容管理テーブルによって構成されているサービス内容管理DB(Data Base)3001が構築される。サービス内容管理テーブルでは、複数の伝送端末10間の通信に用いられるセッションを識別するためのセッションID、サービス内容、及びセッションを利用中の各端末10のIPアドレスが関連づけられて管理される。このサービス内容の一例として、図7では、中継装置30の動作に用いられる各種品質パラメータが示されている。各種品質パラメータの例として、ここでは、画像のフレームレート(fps:frame per second)、画像の解像度、最大データ転送速度(Mbps:Mega kilo bits per second)、及び音質(例えば、音のサンプリングレート)が示されている。また、この例で示されている品質パラメータは、伝送端末10が受信する画像データや音データの品質に影響を及ぼすパラメータである。
なお、パラメータは、数値や文字を含み、品質の高低を示すレベルや度合いによって表現されていてもよい。また、サービス内容は、これに限るものではなく、音のサンプリングレート、色深度、符号化方式等が含まれてもよい。中継装置30は、サービス内容管理テーブルを参照して、伝送端末10の一例である第1の伝送端末から送られて来た画像データ及び音データ品質を変更した後、伝送端末10の他の例である第2の伝送端末に転送する。
(中継装置の各機能構成)
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている中継装置30の送受信部31は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図6に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。また、送受信部31は、転送部としての役割も果たし、第1の伝送端末から送信されて来た画像データ及び音データを、第2の伝送端末に転送する。
判断部32は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、伝送端末10から送られて来た画像データ及び音データの品質が、通信品質のパラメータに係る品質と同じであるか否かを判断する。
変更部33は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、第1の伝送端末から送られて来た画像データ及び音データを、サービス内容管理テーブル(図7参照)を考慮して、第2の伝送端末に転送する画像データ及び音データの各通信品質のパラメータを変更させる。
記憶・読出処理部39は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているHDD205によって実現され、記憶部3000に各種データを記憶したり、記憶部3000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<伝送管理システムの機能構成>
伝送管理システム50は、送受信部51、管理部53、作成部54、算出部55、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図6に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された伝送管理用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、伝送管理システム50は、図4に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。
(認証管理テーブル)
図8は、認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8に示されているような認証管理テーブルによって構成されている認証管理DB5001が構築されている。この認証管理テーブルでは、伝送管理システム50によって管理される全ての伝送端末10の各端末IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図8示されている認証管理テーブルにおいて、伝送端末10aaの端末IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
(端末管理テーブル)
図9は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各伝送端末10の端末ID毎に、各伝送端末10を宛先とした場合の宛先名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が伝送管理システム50で受信された受信日時、及び伝送端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図9に示されている端末管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「ONライン(通話可能)」で、伝送管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2014年4月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
図10は、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図10に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5003が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通話の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。例えば、図10に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」である要求元端末(端末10aa)から通話の開始を要求することができる宛先端末(端末10db)の候補は、端末IDが「01ab」の端末10ab、端末IDが「01ba」の端末10ba、及び端末IDが「01bb」の端末10bb等であることが示されている。この宛先端末の候補は、任意の要求元端末から伝送管理システム50に対する追加又は削除の要求により、追加又は削除されることで更新される。
(追加料金管理テーブル)
図11は、追加料金管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図11(A)乃至(D)に示されているような複数の追加料金管理テーブルによって構成されている追加料金管理DB5002が構築されている。これら各追加料金管理テーブルは、図7に示されている各種品質パラメータ毎に存在している。
即ち、図7に示されている「フレームレート」は図11(A)で、図7に示されている「解像度」は図11(B)で、図7に示されている「最大データ転送速度」は図11(C)で、及び、図7に示されている「音質」は図11(D)で、それぞれ追加料金が定められている。本実施形態では、基本料金(ここでは、50円/分)に対して各追加料金が加算され、最終的に課金額が決定される。
(サービス管理テーブル)
図12は、サービス管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図12に示されているようなサービス管理テーブルによって構成されているサービス管理DB5005が構築されている。このサービス管理テーブルでは、端末ID毎に、サービス内容及び課金額が関連付けられて管理される。このサービス内容は、サービス内容管理テーブル(図7参照)で管理されているフレームレート、解像度、最大データ転送速度、及び音質と同じであるため、これらの説明を省略する。課金額は、この課金額に関連付けられている端末IDで示される伝送端末10の利用者が、伝送管理システム50の管理者又は伝送管理システム50を利用したサービス提供者に支払う料金である。
なお、サービス管理テーブル(図12参照)の内容は、予め伝送管理システムの管理者又は伝送管理システム50を利用したサービス提供者によって設定された品質パラメータ及び課金額であるのに対して、サービス内容管理テーブル(図7参照)の内容は、伝送管理システム50から中継装置30に送信される度に、中継装置30で記憶される品質パラメータである。
(伝送管理システムの各機能構成)
次に、図4及び図6を用いて、伝送管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、伝送管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、伝送管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている伝送管理システム50の送受信部51は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
管理部53は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、記憶・読出処理部59を介して、サービス管理テーブル(図12参照)における端末IDのレコードにおいて、サービス変更後の品質パラメータ及び課金額に変更する。
作成部54は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、記憶・読出処理部59によって読み出された最高品質の画像データ及び音データの品質パラメータを、サービス管理テーブル(図12参照)で管理されている品質パラメータに変換することで、サンプルデータを作成する。なお、サンプルデータは、静止画データ、動画データ、及び音データの少なくとも一つを含む。
算出部55は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、現在の契約内容の課金額に追加料金を加えて、変更後の課金額を算出する。
記憶・読出処理部59は、図4に示されているCPU201からの命令及び図4に示すHDD205によって実行され、又はCPU201からの命令によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<実施形態の処理または動作>>
次に、図13至図20を用いて、本実施形態に係る伝送システム1における処理方法を説明する。
まず、図13を用いて、伝送端末10aaがログインする場合の処理について説明する。図13は、伝送端末がログインする場合の処理を示したシーケンス図である。なお、図13では、全て図1に示されている管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。
まず、要求元端末(端末10aa)の利用者が、図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS21)。そして、送受信部11は、上記電源ONの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して伝送管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。なお、ログイン要求情報は、電源スイッチ109のONによって送信されるのではなく、利用者による操作ボタン108の操作によって送信されてもよい。また、ログイン要求情報には、要求元としての自端末である伝送端末10aaを識別するための端末ID及びパスワードが含まれている。これら端末ID及びパスワードは、記憶・読出処理部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、端末ID及びパスワードは、記録媒体1010に記録されており、記録媒体1010から読み出されるようにしてもよい。また、伝送端末10aaから伝送管理システム50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である伝送管理システム50は、送信側である伝送端末10abのIPアドレスを取得することができる。
次に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、認証管理テーブル(図8参照)を検索し、送受信部51は、認証管理テーブルに同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS23)。この端末認証によって、同一の端末ID及びパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する伝送端末10からのログイン要求であると判断された場合には、記憶・読出処理部59は、端末管理テーブル(図9参照)に、伝送端末10aaの端末ID、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び伝送端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS24)。これにより、図9に示されている端末管理テーブルには、端末ID「01aa」に、稼動状態「ONライン(通話可能)」、受信日時「2014.4.10.13:40」及び端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
そして、伝送管理システム50の送受信部51は、上記端末認証の結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS25)。本実施形態では、正当な利用権限を有する端末であると判断された場合につき、以下続けて説明する。
伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、ログイン要求した要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図10参照)を検索し、要求元端末(伝送端末10aa)と通信することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことによって抽出する(ステップS26)。ここでは、説明の簡略化のため、要求元端末(端末10aa)の宛先候補の端末として、伝送端末(10ab,10ba,10db)の3台がある場合について説明する。
次に、記憶・読出処理部59は、上記抽出した宛先端末の候補の端末ID(「01ba」、「01db」)を検索キーとして、端末管理テーブル(図9参照)を検索し、上記抽出した端末ID毎に稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)を読み出すことにより、伝送端末(10ab,10ba,10db)の各稼動状態を取得する(ステップS27)。
次に、送受信部51は、上記ステップS27で使用された検索キーとしての端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)と、それぞれに対応する宛先端末(伝送端末10ab,10ba,10db)のそれぞれの稼動状態(「OFFライン」、「ONライン(通話可能)」、「ONライン(通話可能)」)とが含まれた宛先状態情報を、通信ネットワーク2を介して要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS28)。これにより、要求元端末(端末10aa)は、この要求元端末(伝送端末10aa)と通信することができる宛先端末の候補である伝送端末(10ab,10ba,10db)の現時点のそれぞれの稼動状態(「ONライン(通話可能)」、「ONライン(通話可能)」)を取得することができる。
更に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、ログイン要求してきた要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図10参照)を検索し、上記要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の端末IDを抽出する(ステップS29)。ここでは、宛先リスト管理テーブルにおいて、抽出される他の要求元端末の端末IDは、「01ba」、及び「01db」である。
次に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、上記ログイン要求して来た要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、端末管理テーブル(図9参照)を検索し、ログイン要求してきた要求元端末(伝送端末10aa)の稼動状態を取得する(ステップS30)。
そして、送受信部51は、上記ステップS29で抽出された端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)に係るそれぞれの伝送端末(10ab,10ba,10db)のうち、端末管理テーブル(図9参照)で稼動状態が「ONライン」となっている端末(10ba,10db)に、上記ステップS30で取得された要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」と稼動状態「ONライン」が含まれる宛先状態情報を送信する(ステップS31−1,2)。なお、送受信部51が伝送端末(10ba,10db)に宛先状態情報を送信する際に、各端末ID(「01ba」、「01db」)に基づいて、端末管理テーブルで管理されている伝送端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求した要求元端末(伝送端末10aa)を宛先として通信することができる他の宛先端末(伝送端末10db,10ba)のそれぞれに、上記ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び稼動状態「ONライン」を伝えることができる。
一方、伝送端末10aa以外の伝送端末10でも、上記ステップ21と同様に、利用者が電源スイッチ109をONにすると、受付部12が電源ONを受け付け、上記ステップS22〜S31−1,2の処理と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
続いて、図14乃至図18を用い、伝送端末10aaが伝送管理システム50から取得した品質パラメータを変更すると、伝送管理システム50から変更後の課金額及びサンプル画像を取得することができる処理について説明する。なお、図14は、品質パラメータ及び課金額を取得するための処理を示したシーケンス図である。図15乃至図18は、通信品質設定画面を示した概念図である。図16乃至図18の画面では、品質パラメータ、課金額、及びサンプル画像がまとめて同時に表示される。
まず、伝送端末10aaでは、表示制御部17が、ディスプレイ120に通信品質設定画面を表示させる(ステップS41)。この時点の通信品質設定画面は、図15に示されており、各品質パラメータ、課金額、サンプル画像の各項目名が表示されているが、契約中の内容は表示されていない。なお、画面右下には、現在の契約内容を要求する際に押下される「契約内容要求」ボタン、及び、この画面を閉じる際に押下される「キャンセル」ボタンが表示されている。
次に、伝送端末10aaの利用者が、「契約内容要求」ボタンを押下すると、受付部12が、契約内容の要求を受け付ける(ステップS42)。これにより、送受信部11が伝送管理システム50に対して、現在の契約内容の品質パラメータ、課金額、及びサンプルデータの要求を行う(ステップS43)。この際、伝送端末10aaの端末IDが送信される。これにより、伝送管理システム50の送受信部51は、品質パラメータ、課金額、及びサンプルデータの要求を受信すると共に、伝送端末10aaの端末IDを受信する。
次に、伝送管理システム50では、記憶・読出処理部59が、ステップS43によって受信された端末IDを検索キーとしてサービス管理テーブル(図12参照)を検索することにより、対応する品質パラメータ及び課金額を読み出す(ステップS44)。そして、作成部54は、記憶・読出処理部59によって読み出された画像データ及び音データの品質パラメータを、上記ステップS44によって読み出された最高品質の品質パラメータに変換することで、サンプルデータを作成する(ステップS45)。
次に、送受信部51は、伝送端末10aaに対して、上記ステップS44によって読み出された品質パラメータ及び課金額、並びに、上記ステップS45によって作成されたサンプルデータを送信する(ステップS46)。これにより、伝送端末10aaの送受信部11は、品質パラメータ、課金額、及びサンプルデータを受信する。
次に、伝送端末10aaでは、表示制御部17が、ディスプレイ120に対して、品質パラメータ、課金額、及びサンプルデータを表示する(ステップS47)。この時点の通信品質設定画面は、図16に示されており、各品質パラメータ、課金額、サンプル画像が表示される。なお、画面右下には、現在の品質パラメータの変更を要求する際に押下される「変更要求」ボタン、及び、この画面を閉じる際に押下される「キャンセル」ボタンが表示されている。なお、サンプルデータに静止画データが含まれている場合には、サンプル画像が静止画として表示され、サンプルデータに動画データが含まれている場合には、サンプル画像が動画として表示される。また、サンプルデータに音データが含まれている場合には、音が出力される。
次に、伝送端末10aaの利用者が、操作ボタン108によって、例えば、解像度を「SD」から「HD」に変更し、「変更要求」ボタンを押下すると、受付部12が、通信品質の変更の要求を受け付ける(ステップS48)。そして、送受信部11が伝送管理システム50に対して、変更後の、品質パラメータ、課金額、及びサンプルデータの要求を行う(ステップS49)。この際、受付部12によって受け付けられた、変更後の品質パラメータが送信される。これにより、伝送管理システム50の送受信部51は、変更後の品質パラメータ、課金額、及びサンプルデータの要求を受信すると共に、変更後の品質パラメータを受信する。
次に、算出部55は、ステップS49によって受信された変更後の品質パラメータ、及び追加料金管理テーブル(図11参照)を利用して、変更後の課金額を算出する(ステップS50)。具体的には、記憶・読出処理部59は、ステップS49によって受信された変更後の品質パラメータ(ここでは、解像度)を検索キーとして追加料金管理テーブル(ここでは、図11(b)参照)を検索することにより、対応する追加料金を読み出す。そして、算出部55は、現在の契約内容の課金額に追加料金を加えて、変更後の課金額を算出する。また、作成部54は、記憶・読出処理部59によって読み出された最高品質の画像データ及び音データの品質パラメータを、上記ステップS44によって読み出された品質パラメータに変換することで、サンプルデータを作成する(ステップS51)。
次に、送受信部51は、伝送端末10aaに対して、上記ステップS49によって受信された変更後の品質パラメータ、上記ステップS50によって算出された課金額、及び、上記ステップS51によって作成されたサンプルデータを送信する(ステップS52)。これにより、伝送端末10aaの送受信部11は、変更後の、品質パラメータ、課金額、及びサンプルデータを受信する。
次に、伝送端末10aaでは、表示制御部17が、ディスプレイ120に対して、変更後の、品質パラメータ、課金額及びサンプルデータを表示する(ステップS53)。この時点の通信品質設定画面は、図17に示されており、変更前の、課金額、及びサンプル画像が表示されると共に、変更後の、品質パラメータ、課金額、及びサンプル画像が表示される。なお、画面右下には、変更後の品質パラメータを確定する際に押下される「変更確定」ボタン、及び、変更を止めて、この画面を閉じる際に押下される「キャンセル」ボタンが表示されている。これにより、伝送端末10aaの利用者は、サンプル画像(動画)を見比べて、課金額を変更してでも、品質パラメータを変更する意義があるか否かを判断することができる。
次に、伝送端末10aaの利用者が、操作ボタン108によって、例えば、「要求確定」ボタンを押下すると、受付部12が、通信品質の変更の確定を受け付ける(ステップS54)。そして、送受信部11が伝送管理システム50に対して、変更の確定を要求する(ステップS55)。これにより、伝送管理システム50の送受信部51は、変更の確定の要求を受信する。
次に、伝送管理システム50の管理部53は、記憶・読出処理部59を介して、サービス管理テーブル(図12参照)における端末ID「01aa」のレコードにおいて、変更後の品質パラメータ及び課金額に変更する(ステップS56)。そして、送受信部51は、伝送端末10aaに対して、変更完了通知を送信する(ステップS57)。これにより、伝送端末10aaの送受信部11は、変更完了通知を受信する。
次に、伝送端末10aaでは、表示制御部17が、ディスプレイ120に対して、「変更完了」のメッセージを表示する(ステップS58)。この時点の通信品質設定画面は、図18に示されており、図17に示されている画面上部に「変更完了」のメッセージが表示される。なお、画面右下には、「変更確定」ボタン及び「キャンセル」ボタンに代えて、「確認」ボタンが表示されている。これにより、伝送端末10aaの利用者が、「確認」ボタンを押下すれば、品質パラメータを変更する一連の処理が終了する。
続いて、図19を用いて、通話を開始する準備をするための処理について説明する。図19は、通話を開始する準備をするための処理である。
図19に示されているように、まず、要求元端末(伝送端末10aa)の利用者が、要求元端末(伝送端末10aa)において、図3に示されている操作ボタン108を操作して伝送端末10dbを選択すると、図6に示されている受付部12は、宛先候補のうち特定の宛先端末(伝送端末10db)との通話を開始する要求を受け付ける(ステップS61)。そして、要求元端末(伝送端末10aa)の送受信部11は伝送管理システム50に対して、宛先端末(伝送端末10db)との通話を開始したい旨を示す開始要求を送信する(ステップS62)。この開始要求には、要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(伝送端末10db)の端末ID「01db」が含まれている。これにより、伝送管理システム50の送受信部51は、上記開始要求を受信すると共に、送信元である要求元端末(伝送端末10aa)のIPアドレスを取得することができる。
そして、管理部53は、開始要求に含まれる要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」及び宛先端末(伝送端末10db)の端末ID「01db」に基づき、端末管理テーブル(図9参照)において、上記端末ID「01aa」及び端末ID「01db」がそれぞれ含まれるレコードの稼動状態のフィールド部分を、ともに「ONライン(通話中)」に変更する(ステップS63)。なお、この状態では、要求元端末(伝送端末10aa)、及び宛先端末(伝送端末10ba)は、通話を開始していないが、通話中状態となり、他の伝送端末10が要求元端末(伝送端末10aa)及び宛先端末(伝送端末10db)と通話しようとすると、いわゆる通話中状態を示す旨の通知音又は表示が出力される。
次に、記憶・読出処理部59は、要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとしてサービス管理テーブル(図12参照)を検索することにより、対応する品質パラメータを読み出す(ステップS64)。そして、管理部53は、セッションIDを作成する(ステップS65)。
次に、送受信部51は、要求元端末(伝送端末10aa)に対して、セッション確立要求を送信する(ステップS66−1)。このセッション確立要求には、上記ステップS65によって生成されたセッションIDが含まれている。これにより、要求元端末(伝送端末10aa)の送受信部11は、上記セッション確立要求及び伝送管理システム50のIPアドレスを受信する。同様に、伝送管理システム50の送受信部51は、宛先端末(伝送端末10db)に対して、セッション確立要求を送信する(ステップS66−2)。このセッション確立要求には、上記ステップS65によって生成されたセッションIDが含まれている。これにより、宛先端末(伝送端末10db)の送受信部11は、上記セッション確立要求及び伝送管理システム50のIPアドレスを受信する。
次に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、上記ステップS62によって受信された要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID及び宛先端末(伝送端末10db)の端末IDをそれぞれ検索キーとして、端末管理テーブル(図9参照)を検索することにより、対応する各IPアドレスを読み出す(ステップS67)。
次に、伝送管理システム50の送受信部51は、中継装置30に対して、上記ステップS67によって読み出された要求元端末(伝送端末10aa)のIPアドレス及び宛先端末(伝送端末10db)のIPアドレス、並びに、上記ステップS64によって読み出された品質パラメータ、及び上記ステップS65によって生成されたセッションIDを送信する(ステップS68)。これにより、中継装置30の送受信部31は、要求元端末(伝送端末10aa)のIPアドレス及び宛先端末(伝送端末10db)のIPアドレス、並びに、上記ステップS64によって読み出された品質パラメータ、及び上記ステップS65によって生成されたセッションIDを受信する。
次に、中継装置30の記憶・読出処理部39は、サービス内容管理テーブル(図7参照)に、新たなレコードとして、上記セッションID、品質パラメータ、及び各伝送端末のIPアドレスを記憶して管理する(ステップS69)。これにより、中継装置30の送受信部31は、上記ステップS69によって管理したセッションID及び各伝送端末のIPアドレスに基づいて、要求元端末(伝送端末10aa)との通信セッションを確立すると共に(ステップS70−1)、宛先端末(伝送端末10db)との通信セッションを確立する(ステップS70−2)。
続いて、図20を用いて、伝送端末10aa及び伝送端末10dbの間の通話の処理を説明する。図20は、通話の処理を示したシーケンス図である。なお、伝送端末10aaから伝送端末10dbに画像データ及び音データを送信する一方向の処理と、伝送端末10dbから伝送端末10aaに画像データ及び音データを送信する逆方向の処理とで、画像データ及び音データの送受信等は同じ処理であるため、上記一方向の通信について説明し、上記逆方向の通信は省略する。
まず、要求元端末(伝送端末10aa)は、セッションID「se1」によって特定されたセッション(図1に示されている画像・音データ用セッションsed)によって、通信制御部13で撮像された被写体の画像データ及び音声の音データを、送受信部11から通信ネットワーク2を介して中継装置30へ送信する(ステップS81)。
中継装置30では、送受信部31が画像データ及び音データを受信すると、変更部33は、画像データ及び音データの品質パラメータを、サービス内容管理テーブル(図7参照)で管理されている品質パラメータに変更する(ステップS82)。この場合、要求元端末(伝送端末10aa)から送られて来た画像データ及び音データの品質が、それぞれサービス内容管理テーブル(図7参照)で管理されている品質パラメータ以下の値の場合には、変更部33は、画像データ及び音データの品質を変更しない。これに対して、要求元端末(伝送端末10aa)から送られて来た画像データの画質が、サービス内容管理テーブル(図7参照)で管理されている画質パラメータを越える値の場合には、変更部33は、画像データの画質を画質パラメータの値まで下げる。同様に、要求元端末(端伝送末10aa)から送られて来た音データの音質が、サービス内容管理テーブル(図7参照)で管理されている音質パラメータを越える値の場合には、変更部33は、音データの音質を音質パラメータの値まで下げる。
そして、中継装置30の送受信部31は、画像・音データ用セッションsedによって、画像データ及び音データを宛先端末(伝送端末10db)に転送する(ステップS83)。これにより、要求元端末(伝送端末10aa)は、自己のサービスIDに基づいた品質の画像データ及び音データを送信することができる。なお、宛先端末(伝送端末10db)から中継装置30を介して要求元端末(伝送端末10aa)に画像データ及び音データを送信する場合には、要求元端末(伝送端末10aa)側のサービスIDに基づいた品質の画像データ及び音データを送信することができる。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように本実施形態によれば、伝送端末10の利用者が契約内容を示す品質パラメータを仮変更すると、これに応じて、伝送管理システム50から伝送端末10に変更後の課金額及びサンプルデータが送られて来る。この際、伝送管理システム50は、コンテンツデータの品質パラメータと、この品質パラメータによるサービスを提供する場合の課金額を構成する基本料金及び追加料金のうちの当該追加料金とを関連付けて管理する追加料金管理DB5004を有しており、伝送端末10から受信した変更後の品質パラメータに対応する追加料金を基本料金に加え、新たな課金額として伝送端末10に送信する。そして、伝送端末10は、ディスプレイ120上に、品質パラメータ、課金額、及びサンプルデータを表示させる。これにより、伝送端末10の利用者は、課金額やサンプルデータを参照しながら、自分に最適な品質パパラメータに変更することができるという効果を奏する。
〔実施形態の補足〕
上記実施形態における中継装置30、及び伝送管理システム50は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
また、上記各実施形態の伝送端末10で実行される伝送用プログラム、中継装置30で実行される中継用プログラム、及び伝送管理システム50で実行される伝送管理用プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録媒体は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることが可能である。
また、上述のディスプレイ120は表示手段の一例であり、この表示手段の他の例として、プロジェクタや、他の装置や端末のディスプレイも含まれる。
また、上記実施形態では、伝送端末の一例として、ビデオ会議端末の場合について説明したが、これに限るものではなく、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話等の電話システムであってもよい。また、スマートフォン、携帯電話機、カーナビゲーション端末、ウェアラブルコンピュータ等の通信機器であってもよい。更に、通信が可能な機能を有するに至った機器(例えば、監視カメラ、デジタルカメラ、電子黒板、プロジェクタ、ゲーム機、デジタルサイネージ、又は、産業用機器等)であってもよい。ウェアラブルコンピュータには、腕時計やヘッドマウントディスプレイ等が含まれる。また、産業用機器には、MFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)等のオフィス機器、内視鏡等の医療用機器、耕運機等の農業用機器などが含まれる。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、電子データに変換されて他方の端末側に伝達され、他方の端末側で受信した電子データに基づく触覚(touch)を再現する。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、同様にして一方の端末側で取得された匂い(臭い)が、電子データに変換されて他方の端末側に伝達され、他方の端末側で受信した電子データに基づく嗅覚(smell)を再現する。また、コンテンツデータは、画像データ、音データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
また、上記実施形態では、伝送システム1によってビデオ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
1 伝送システム
10 伝送端末
11 送受信部
12 受付部
13 通信制御手段
17 表示制御部
19 記憶・読出処理部
30 中継装置
50 伝送管理システム
51 送受信部(受信手段の一例、送信手段の一例)
52 判断部
53 管理部(管理手段の一例)
54 作成部(作成手段の一例)
55 算出部(算出手段の一例)
59 記憶・読出処理部59
1000 記憶部
3000 記憶部
3001 サービス内容管理DB
5000 記憶部
5001 認証管理DB
5002 端末管理DB
5003 宛先リスト管理DB
5004 追加料金管理DB(追加料金管理手段の一例)
5005 サービス管理DB(サービス管理手段の一例)
特開2008−227577号公報

Claims (7)

  1. コンテンツデータを送受信する複数の伝送端末を管理する伝送管理システムであって、
    前記コンテンツデータの品質パラメータと、当該品質パラメータによるサービスを提供する場合の課金額を構成する基本料金及び追加料金のうちの当該追加料金とを関連付けて管理する追加料金管理手段と、
    前記所定の伝送端末から変更後の品質パラメータを受信する受信手段と、
    前記変更後の品質パラメータに対して前記追加料金管理手段で関連付けられている追加料金と、前記基本料金とに基づいて、前記新たな課金額を算出する算出手段と、
    前記新たな課金額を、前記所定の伝送端末に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする伝送管理システム。
  2. 請求項1に記載の伝送管理システムであって、
    前記受信手段によって受信された前記変更後の品質パラメータに基づいて、画像のサンプルデータを作成する作成手段を有し、
    前記送信手段は、前記作成されたサンプルデータを、前記所定の伝送端末に送信することを特徴とする伝送管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の伝送管理システムであって、
    所定の伝送端末を識別するための端末識別情報、前記コンテンツデータの品質パラメータ、及び課金額を管理するサービス管理手段と、
    前記所定の端末識別情報に対して前記サービス管理手段で関連づけられる前記課金額を前記新たな課金額に変更する管理手段とを有し、
    前記受信手段は、前記所定の伝送端末から当該所定の伝送端末を識別するための特定の端末識別情報を受信し、
    前記管理手段は、前記受信手段によって受信された前記特定の端末識別情報に対して前記サービス管理手段で関連づけられる前記課金額を前記新たな課金額に変更することを特徴とする伝送管理システム。
  4. 前記品質パラメータは、画像のフレームレート、画像の解像度、最大データ転送速度、音のサンプリングレート、色深度、又は符号化方式を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の伝送管理システム。
  5. 請求項1乃至4に記載の伝送管理システムと、
    前記所定の伝送端末と、
    を有することを特徴とする伝送システム。
  6. 中継装置を介してコンテンツデータを送受信する複数の伝送端末を管理する伝送管理システムが実行する伝送管理方法であって、
    前記伝送管理システムは、前記コンテンツデータの品質パラメータと、当該品質パラメータによるサービスを提供する場合の課金額を構成する基本料金及び追加料金のうちの当該追加料金とを関連付けて管理する追加料金管理手段を有し、
    前記伝送管理システムは、
    前記所定の伝送端末から変更後の品質パラメータを受信する受信ステップと、
    前記変更後の品質パラメータに対して前記追加料金管理手段で関連付けられている追加料金と、前記基本料金とに基づいて、前記新たな課金額を算出する算出ステップと、
    前記新たな課金額を、前記所定の伝送端末に送信する送信ステップと、
    を実行することを特徴とする伝送管理方法。
  7. コンピュータに、請求項6に記載の各ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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