JP6439318B2 - 情報処理装置、画像読取装置及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像読取装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、画像読取装置及びプログラムに関する。
複合機で読取った画像データをLAN上のPCに送信するのに必要な宛先情報(ホスト名やディレクトリ名)を探索し、その探索結果のリストを液晶タッチパネルに表示して選択させることにより設定する際、探索の進行操作は、UI画面を介して行う技術は知られている(例えば、特許文献1参照)。
FAXサ−バ(ネットワ−クスキャナ)で読み取り画像の画デ−タを形成し、LAN等の通信ネットワ−クに接続されているファイルサ−バ、他のFAXサ−バ、クライアントPC等の配信先端末装置に配信する際に、部門コ−ド、ユ−ザコ−ドを指定すると、対応するフォルダに画デ−タが格納される技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−274102号公報 特開2002−77500号公報
ここで、画像読取装置で読み取られた画像の送信先をブラウジングにより選択する場合、階層構造の最上位を起点として送信先を探索するため、操作手順が多かった。
本発明の目的は、画像読取装置で読み取られた画像の送信先をブラウジングにより選択する場合、階層構造の最上位を起点として送信先を探索する構成に比較して、操作手順を少なくすることにある。
請求項1に記載の発明は、第1の操作者が画像読取装置で、複数の階層からなり記憶領域を識別する識別情報を対象とする操作を行うと、当該識別情報を取得する取得手段と、前記画像読取装置で読み取られた画像の送信先を探索するための情報を表示する操作を、前記第1の操作者とは異なる第2の操作者が行うと、前記取得手段により取得された前記識別情報のうち、前記複数の階層における最上位の階層と当該最上位の階層の下位の階層とを少なくとも含む一部を、当該送信先を探索するための起点として表示する表示手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記取得手段は、前記画像読取装置で読み取られた画像の送信先を識別する前記識別情報を指定する操作を前記第1の操作者が行うと、当該識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記取得手段は、複数の識別情報を保持する保持部に登録する前記識別情報を前記画像読取装置で指定する操作を前記第1の操作者が行うと、当該識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記取得手段は、複数の識別情報を保持する保持部から前記識別情報を読み込む処理を前記画像読取装置で指示する操作を前記第1の操作者が行うと、当該識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記表示手段は、前記識別情報により識別される記憶領域に接続可能な場合に、当該識別情報の前記一部を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記表示手段は、前記識別情報により識別される記憶領域を前記第2の操作者が使用可能な場合に、当該識別情報の前記一部を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、第1の操作者が自装置で、複数の階層からなり記憶領域を識別する識別情報を対象とする操作を行うと、当該識別情報を取得する取得手段と、画像が記録された記録媒体から当該画像を読み取る読取手段と、前記画像の送信先を探索するための情報を表示する操作を、前記第1の操作者とは異なる第2の操作者が行うと、前記取得手段により取得された前記識別情報のうち、前記複数の階層における最上位の階層と当該最上位の階層の下位の階層とを少なくとも含む一部を表示する表示手段と、前記識別情報の一部を起点として探索することにより前記第2の操作者が指定した前記送信先に前記画像を送信する送信手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、第1の操作者が画像読取装置で、複数の階層からなり記憶領域を識別する識別情報を対象とする操作を行うと、当該識別情報を取得する機能と、前記画像読取装置で読み取られた画像の送信先を探索するための情報を表示する操作を、前記第1の操作者とは異なる第2の操作者が行うと、取得された前記識別情報のうち、前記複数の階層における最上位の階層と当該最上位の階層の下位の階層とを少なくとも含む一部を、当該送信先を探索するための起点として表示する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、画像読取装置で読み取られた画像の送信先をブラウジングにより選択する場合、階層構造の最上位を起点として送信先を探索する構成に比較して、操作手順が少なくなる。
請求項2の発明によれば、画像読取装置で読み取られた画像の送信先を第1の操作者が指定したことがある状態で、画像読取装置で読み取られた画像の送信先を第2の操作者がブラウジングにより選択する場合、階層構造の最上位を起点として送信先を探索する構成に比較して、操作手順が少なくなる。
請求項3の発明によれば、保持部に登録する送信先を第1の操作者が指定したことがある状態で、画像読取装置で読み取られた画像の送信先を第2の操作者がブラウジングにより選択する場合、階層構造の最上位を起点として送信先を探索する構成に比較して、操作手順が少なくなる。
請求項4の発明によれば、保持部からの送信先の読み込みを第1の操作者が指示したことがある状態で、画像読取装置で読み取られた画像の送信先を第2の操作者がブラウジングにより選択する場合、階層構造の最上位を起点として送信先を探索する構成に比較して、操作手順が少なくなる。
請求項5の発明によれば、記憶領域に接続可能でなくても記憶領域の識別情報の一部を探索の起点として表示する場合に比較して、画像読取装置で読み取られた画像の送信先を探索することにより指定された送信先に画像を送信できる可能性が高まる。
請求項6の発明によれば、記憶領域を第2の操作者が使用可能でなくても記憶領域の識別情報の一部を探索の起点として表示する場合に比較して、画像読取装置で読み取られた画像の送信先を探索することにより第2の操作者が指定した送信先に画像を送信できる可能性が高まる。
請求項7の発明によれば、自装置で読み取られた画像の送信先をブラウジングにより選択する場合、階層構造の最上位を起点として送信先を探索する構成に比較して、操作手順が少なくなる。
請求項8の発明によれば、画像読取装置で読み取られた画像の送信先をブラウジングにより選択する場合、階層構造の最上位を起点として送信先を探索する構成に比較して、操作手順が少なくなる。
本発明の実施の形態が適用される画像読取システムの全体構成例を示した図である。 本発明の実施の形態における画像読取装置のハードウェア構成例を示した図である。 画像読み取りに関する設定を行うための設定画面の一例を示した図である。 ブラウジング起点リストモードで表示されるブラウジング起点リスト画面の一例を示した図である。 本発明の実施の形態における保存先指定支援装置の機能構成例を示したブロック図である。 (a)〜(c)はブラウジング起点リスト保持部に保持されるブラウジング起点リストの例を示した図である。 本発明の実施の形態における保存先指定支援装置のブラウジング起点パス登録時の第1の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における保存先指定支援装置のブラウジング起点パス登録時の第2の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における保存先指定支援装置のブラウジング起点パス登録時の第3の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における保存先指定支援装置のブラウジング起点リスト利用時の第1の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における保存先指定支援装置のブラウジング起点リスト利用時の第2の動作例を示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成システムの全体構成]
図1は、本実施の形態が適用される画像読取システムの全体構成例を示した図である。図示するように、この画像読取システムは、画像読取装置10と、端末装置40a〜40cとが、通信回線80を介して接続されることにより、構成されている。尚、図では、端末装置40a〜40cを示したが、これらを区別する必要がない場合は、端末装置40と称する。また、図には、2つの端末装置40しか示していないが、3つ以上の端末装置40を設けてもよい。
画像読取装置10は、画像が記録された紙等の記録媒体から画像を読み取る装置である。読み取った画像は、画像データとして、自装置内に保存したり、端末装置40に送信したりする。また、画像読取装置10は、記録媒体から画像を読み取るスキャナ機能のみを備えたものでもよいが、以下では、記録媒体に画像を形成するプリンタ機能や画像データを送受信するファクシミリ機能も備えたものとする。
端末装置40は、画像読取装置10が送信した画像データを保存するコンピュータ装置である。
通信回線80は、画像読取装置10と端末装置40との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネットである。
[画像読取装置のハードウェア構成]
図2は、本実施の形態における画像読取装置10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、画像読取装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、操作パネル15と、画像読取部16と、画像形成部17と、通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)18とを備える。
CPU11は、ROM13等に記憶された各種プログラムをRAM12にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD14は、画像読取部16が読み取った画像データや画像形成部17における画像形成にて用いる画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
操作パネル15は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う例えばタッチパネルである。ここで、操作パネル15は、各種情報が表示されるディスプレイと、指やスタイラスペン等で指示された位置を検出する位置検出シートとからなる。或いは、タッチパネルに代えて、ディスプレイ及びキーボードを用いてもよい。
画像読取部16は、読取手段の一例であり、紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る。ここで、画像読取部16は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部17は、記録媒体に画像を形成する。ここで、画像形成部17は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
通信I/F18は、送信手段の一例であり、通信回線80を介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
[本実施の形態の背景]
このような画像読取装置10で読み取られた画像データを、通信回線80上で共有される端末装置40等のフォルダにSMB(Server Message Block)プロトコルで送信し保存したい場合がある。その場合、ユーザは、画像読取装置10の操作パネル15から保存先を指定して、読み取った画像データを直接その保存先に保存する。
しかしながら、そのような操作を行う場合、ユーザは、保存先(送信先)の端末装置40のID(ホスト名やIPアドレス)に加え、その保存先のパス、その端末装置40にログインするためのユーザ名及びパスワードを正しく設定する必要がある。従って、画像読取装置10からの画像データの送信において、保存先(送信先)を指定する作業に手間がかかっていた。また、保存先(送信先)を事前に画像読取装置10に登録しておくこともあるが、そのような作業にも手間がかかっていた。
特に、画像読取装置10で読み取った画像データを端末装置40等のフォルダに保存する機能を初めて使うユーザは、画像読取装置10の操作パネル15から保存先を文字で入力しなければならない場合もあり、このような機能を初めて使うユーザにとっては使い難いものであった。
そこで、本実施の形態では、例えばユーザが初めて画像読取装置10で読み取った画像データを端末装置40等のフォルダに保存する際にも、保存先(送信先)を指定する処理又は保存先(送信先)を画像読取装置10に登録する処理を、簡単に実行可能とする。具体的には、既に他のユーザが利用した保存先のパスの全体又は一部を、SMBブラウジング(以下、単に「ブラウジング」という)を行う際の起点としてリスト表示し、その中から所望の起点を選択してブラウジングを行うことを可能とする。
[本実施の形態の概要]
図3は、画像読取装置10の操作パネル15に表示される画像読み取りに関する設定を行うための設定画面の一例を示した図である。図は、この設定画面において、保存先タブ31を選択したときの状態を示している。この状態で、例えば、ブラウジング起点リストボタン32を押下すると、ブラウジング起点リストを参照して保存先を決定するブラウジング起点リストモードに切り替わる。
図4は、ブラウジング起点リストモードで表示されるブラウジング起点リスト画面の一例を示した図である。このブラウジング起点リスト画面には、ブラウジング起点パスとユーザIDとの組み合わせをリスト化したブラウジング起点リストが表示される。
ここで、ブラウジング起点パスは、対応するユーザIDでログインされているときに利用されたフォルダのパスの全部又は一部である。これから画像データを保存するユーザは、過去に他のユーザが利用した保存先をそのまま自分の保存先として指定したり、過去に他のユーザが利用した保存先の配下の保存先を自分の保存先として指定したり、過去に他のユーザが利用した保存先の上位の保存先を自分の保存先として指定したりする。また、ユーザIDは、これから画像データを保存するユーザがブラウジング起点パスを自分の保存先を指定するために利用できるかどうかを判断するための手がかりとして表示される。
そして、このブラウジング起点リスト画面において、ユーザは、決定ボタン33a〜33dの何れかを押下することにより、対応するブラウジング起点パスの選択を確定し、決定ボタン34を押下することにより、選択されたブラウジング起点パスを利用した保存先の指定を確定する。また、ログイン確認ボタン35を押下すると、画像読取装置10は、図11の動作例に示すように、選択されたブラウジング起点パスに、入力されたユーザID及びパスワードでログインできるかを確認する動作を行う。
更に、このブラウジング起点リスト画面において、ブラウジング起点リストは、ブラウジング起点パスの絞り込みが行われたものであってもよいし、ブラウジング起点パスの表示順序の入れ替えが行われたものであってもよい。このうち、表示順序の入れ替えの例としては、多くのユーザが利用したブラウジング起点パスほど上位に表示するというものがある。或いは、送信可能であることやパスが実在すること等を確認することにより、画像データを送信できる可能性が高いブラウジング起点パスほど上位に表示するというものでもよい。尚、ここでいう「上位」とは、ブラウジング起点リスト画面の上側には限らず、ブラウジング起点リストにおける優先度が高いブラウジング起点パスが表示される位置をいうものとする。
[保存先指定支援装置の機能構成]
図5は、このような画面を表示することにより画像データの保存先の指定を支援する保存先指定支援装置20の機能構成例を示したブロック図である。ここで、保存先指定支援装置20は、情報処理装置の一例であり、画像読取装置10のCPU11(図2参照)が、後述する各機能部を実現するプログラムを例えばROM13(図2参照)からRAM12(図2参照)に読み込んで実行することにより、実現される装置として捉えられる。
図示するように、保存先指定支援装置20は、ブラウジング起点リスト保持部21と、ブラウジング起点リスト管理部22と、画像取得部23と、操作受付部24と、送信情報生成部25と、送信部26と、受信部27と、表示情報生成部28と、表示制御部29とを備える。
ブラウジング起点リスト保持部21は、上述したようにブラウジング起点パスとログインユーザとの組み合わせをリスト化したブラウジング起点リストを保持する。尚、ブラウジング起点リストの詳細については、後述する。
ブラウジング起点リスト管理部22は、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されるブラウジング起点リストを管理する。具体的には、保存先のパス及びユーザIDを操作受付部24又は受信部27から受け取ると、予め定められた規則に従って保存先のパスの全部又は一部をブラウジング起点パスとして抽出し、これとユーザIDとをブラウジング起点リストに登録する。また、ブラウジング起点リスト画面を表示するユーザ操作があった旨を操作受付部24から受け取ると、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されるブラウジング起点リストからブラウジング起点パス及びユーザIDを読み出して表示情報生成部28に出力する。更に、ブラウジング起点リスト画面上でユーザID及びパスワードを入力するユーザ操作があった旨を操作受付部24から受け取ると、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されるブラウジング起点リストからそのユーザID及びパスワードでログイン可能なブラウジング起点パス及び対応するユーザIDを読み出して表示情報生成部28に出力する。
画像取得部23は、画像読取部16が読み取った画像データをHDD14(図2参照)から取得する。
操作受付部24は、操作パネル15(図2参照)上でのユーザ操作を受け付ける。具体的には、画像データを送信する保存先のパスを指定するユーザ操作を受け付けた場合、自装置で保持するアドレス帳(以下、「ローカルアドレス帳」という)に登録する保存先のパスを指定するユーザ操作を受け付けた場合、又は、外部のアドレスサーバ(図示せず)に保持されたアドレス帳(以下、「リモートアドレス帳」という)からの保存先のパスの取り込みを指示するユーザ操作を受け付けた場合は、その旨の情報をブラウジング起点リスト管理部22及び送信情報生成部25に出力する。また、ブラウジング起点リスト画面上でログイン確認ボタン35(図4参照)を押下するユーザ操作を受け付けた場合は、その旨の情報を表示情報生成部28に出力し、その後、ユーザID及びパスワードを入力するユーザ操作を受け付けた場合は、その旨の情報をブラウジング起点リスト管理部22に出力する。本実施の形態では、記憶領域を識別する識別情報の一例として、保存先のパスを用いており、識別情報を取得する取得手段の一例として、操作受付部24を設けている。また、複数の識別情報を保持する保持部の一例として、ローカルアドレス帳又はリモートアドレス帳を用いている。
送信情報生成部25は、送信部26により送信する送信情報を生成する。具体的には、画像データを保存する保存先のパスを指定するユーザ操作があった旨を操作受付部24から受け取ると、画像取得部23が取得した画像を含む送信情報を生成する。また、ローカルアドレス帳に登録する保存先のパスを指定するユーザ操作があった旨を操作受付部24から受け取ると、自身が管理するローカルアドレス帳にその保存先を登録し、その保存先にアクセスできるかどうかの検証要求を含む送信情報を生成する。更に、リモートアドレス帳からの保存先のパスの取り込みを指示するユーザ操作があった旨を操作受付部24から受け取ると、保存先の取得要求を含む送信情報を生成し、その後、取得した保存先にアクセスできるかどうかの検証要求を含む送信情報を生成する。更にまた、ブラウジング起点リスト管理部22からブラウジング起点パス、ユーザID及びパスワードを受け取ると、そのブラウジング起点パスにそのユーザID及びパスワードでログインできるかどうかの検証要求を含む送信情報を生成する。
送信部26は、送信情報生成部25により生成された送信情報を送信する。具体的には、画像取得部23が取得した画像を含む送信情報が送信情報生成部25により生成されると、指定された保存先である端末装置40のフォルダにその送信情報を送信する。また、保存先の取得要求を含む送信情報が送信情報生成部25により生成されると、アドレスサーバ(図示せず)にその送信情報を送信する。更に、保存先にアクセスできるかどうかの検証要求を含む送信情報が送信情報生成部25により生成されると、その保存先を有する端末装置40にその送信情報を送信する。更にまた、ブラウジング起点パスにログインできるかどうかの検証要求を含む送信情報が送信情報生成部25により生成されると、そのパスに対応する端末装置40にその送信情報を送信する。
受信部27は、他の装置から情報を受信する。具体的には、画像データの保存先への保存が正常終了したかどうかの応答を端末装置40から受信する。また、リモートアドレス帳に登録されている保存先のパスをアドレスサーバ(図示せず)から受信する。更に、保存先にアクセスできるかどうかの検証要求に対する応答を端末装置40から受信する。更にまた、ブラウジング起点パスにログインできるかどうかの検証要求に対する応答を端末装置40から受信する。
表示情報生成部28は、表示制御部29が操作パネル15(図2参照)に表示されるように制御する画面等の元となる表示情報を生成する。具体的には、ブラウジング起点パス及びユーザIDをブラウジング起点リスト管理部22から受け取ると、これらをリスト化したブラウジング起点リストを含むブラウジング起点リスト画面の元となる表示情報を生成する。また、ブラウジング起点リスト画面上でログイン確認ボタン35(図4参照)を押下するユーザ操作があった旨を操作受付部24から受け取ると、ユーザID及びパスワードを入力するための画面の元となる表示情報を生成する。
表示制御部29は、表示情報生成部28により生成された表示情報に基づく画面等が操作パネル15(図2参照)に表示されるように制御する。例えば、保存先のパスの全部又は一部を含むブラウジング起点リスト画面が表示されるように制御する。本実施の形態では、識別情報の一部を表示する表示手段の一例として、表示制御部29を設けている。
尚、これらの処理部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、CPU11(図2参照)が、ブラウジング起点リスト保持部21、ブラウジング起点リスト管理部22、画像取得部23、操作受付部24、送信情報生成部25、送信部26、受信部27、表示情報生成部28及び表示制御部29を実現するプログラムを例えばROM13(図2参照)からRAM12(図2参照)に読み込んで実行することにより、これらの処理部は実現される。
図6(a)〜(c)は、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されるブラウジング起点リストの例を示した図である。既に述べた通り、ブラウジング起点リストは、ブラウジング起点パスと、ユーザIDとからなる。また、ブラウジング起点リストは、予め定められた規則に従って保存先のパスの全部又は一部がブラウジング起点パスとして登録されたものなので、ここでは、3種類の規則に従って登録されたブラウジング起点リストを示す。
(a)は、ユーザが指定した保存先のパスの全部をブラウジング起点パスとするという規則に従って登録されたブラウジング起点リストの例である。この例では、各ユーザが保存先のパスとして指定した「\\Server\Share1\Folder1\FolderA」、「\\Server\Share1\Folder1\FolderB」、「\\Server\Share1\Folder2\FolderC」及び「\\Server\Share2\Folder3\FolderD」がそのまま登録されていることが示されている。
(b)は、ユーザが指定した保存先のパスのうちのサーバ名と共有名とフォルダの第1階層までをブラウジング起点パスとするという規則に従って登録されたブラウジング起点リストの例である。この例では、上位3階層までが同じ「\\Server\Share1\Folder1\FolderA」及び「\\Server\Share1\Folder1\FolderB」が「\\Server\Share1\Folder1」に集約して登録され、「\\Server\Share1\Folder2\FolderC」が「\\Server\Share1\Folder2」として登録され、「\\Server\Share2\Folder3\FolderD」が「\\Server\Share2\Folder3」として登録されていることが示されている。
(c)は、ユーザが指定した保存先のパスのうちのサーバ名と共有名をブラウジング起点パスとするという規則に従って登録されたブラウジング起点リストの例である。この例では、上位2階層までが同じ「\\Server\Share1\Folder1」及び「\\Server\Share1\Folder2」が「\\Server\Share1」に集約して登録され、「\\Server\Share2\Folder3」が「\\Server\Share2」として登録されていることが示されている。
[保存先指定支援装置の動作]
図7は、本実施の形態における保存先指定支援装置20のブラウジング起点パス登録時の第1の動作例を示したフローチャートである。この第1の動作例において、保存先指定支援装置20は、ユーザが画像データを保存する保存先を指定したときにブラウジング起点パスを登録する。
動作が開始すると、保存先指定支援装置20では、まず、操作受付部24が、画像データを保存する保存先を入力して確定するユーザ操作を受け付ける(ステップ101)。このとき、保存先のパス及びログインユーザのユーザIDが、送信情報生成部25及びブラウジング起点リスト管理部22に送られる。
次に、画像読取装置10に原稿がセットされ、原稿からの画像読み取りを指示するスタートボタンが押下されると、保存先指定支援装置20は、原稿から読み取られた画像データを、ステップ101で確定された保存先を有する端末装置40に送信する(ステップ102)。具体的には、スタートボタンが押下されると、画像読取部16(図2参照)により読み取られた画像データがHDD14(図2参照)に記憶されるので、まず、画像取得部23がHDD14から画像データを取得する。次に、送信情報生成部25が、画像取得部23が取得した画像を含む送信情報を生成する。次いで、送信部26が、送信情報生成部25から保存先の情報を受け取り、その保存先を有する端末装置40に送信情報を送信する。
その後、保存先指定支援装置20は、画像データの保存先への保存が正常終了したかどうかを判定する(ステップ103)。具体的には、まず、受信部27が、ステップ102で実行した画像データの保存先への送信に対する応答を受信する。次に、ブラウジング起点リスト管理部22が、受信部27から応答を受け取り、応答内容に基づいて、画像データの保存先への送信が正常終了したかどうかを判定する。
画像データの保存先への送信が正常終了しなかったと判定されれば、処理は終了する。画像データの保存先への送信が正常終了したと判定すれば、ブラウジング起点リスト管理部22は、保存先のパスの全部又は一部をブラウジング起点パスとして抽出する(ステップ104)。尚、このパスの全部又は一部の抽出は、予め定められた規則に従って行えばよい。この予め定められた規則としては、サーバ名のみ、サーバ名と共有名、サーバ名と共有名とフォルダの第1階層まで、サーバ名と共有名とフォルダの第2階層まで、サーバ名と共有名とフォルダの全ての階層等を抽出する規則が考えられる。
そして、ブラウジング起点リスト管理部22は、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されたブラウジング起点リストに、ステップ104でブラウジング起点パスとして抽出したパスと同じパスが登録されているかどうかを判定する(ステップ105)。
ブラウジング起点リストに同じパスが登録されていると判定されれば、処理は終了する。ブラウジング起点リストに同じパスが登録されていないと判定すれば、ブラウジング起点リスト管理部22は、ステップ104でブラウジング起点パスとして抽出したパスを、ブラウジング起点リストに登録する(ステップ106)。尚、このとき、ブラウジング起点リスト管理部22は、ステップ101で操作受付部24から送られてきたユーザIDもブラウジング起点リストに登録するものとする。
図8は、本実施の形態における保存先指定支援装置20のブラウジング起点パス登録時の第2の動作例を示したフローチャートである。この第2の動作例において、保存先指定支援装置20は、ユーザがローカルアドレス帳に保存先を登録したときにブラウジング起点パスを登録する。
動作が開始すると、保存先指定支援装置20では、まず、操作受付部24が、ローカルアドレス帳に登録する保存先を入力して確定するユーザ操作を受け付ける(ステップ121)。このとき、保存先のパス及びログインユーザのユーザIDが、送信情報生成部25及びブラウジング起点リスト管理部22に送られる。
次に、送信情報生成部25が、ステップ121で確定された保存先を、自身が保持するローカルアドレス帳に登録する(ステップ122)。
次いで、保存先指定支援装置20は、ローカルアドレス帳に登録した保存先に現在アクセス可能であるかどうかを問い合わせる(ステップ123)。具体的には、まず、ブラウジング起点リスト管理部22が、操作受付部24から受け取った保存先のパスを送信情報生成部25に出力する。次に、送信情報生成部25が、この保存先にアクセスできるかどうかの検証要求を含む送信情報を生成する。次いで、送信部26が、この送信情報をその保存先を有する端末装置40に送信する。
その後、保存先指定支援装置20は、ステップ123での問い合わせに対する応答に基づいて、ローカルアドレス帳に登録した保存先に現在アクセス可能であるかどうかを判定する(ステップ124)。具体的には、まず、受信部27が、ステップ123で送信した検証要求に対する応答を受信する。次に、ブラウジング起点リスト管理部22が、受信部27から応答を受け取り、応答内容に基づいて、保存先に現在アクセス可能かどうかを判定する。
ローカルアドレス帳に登録した保存先に現在アクセス可能でないと判定されれば、処理は終了する。ローカルアドレス帳に登録した保存先に現在アクセス可能であると判定すれば、ブラウジング起点リスト管理部22は、保存先のパスの全部又は一部をブラウジング起点パスとして抽出する(ステップ125)。尚、このパスの全部又は一部の抽出は、予め定められた規則に従って行えばよい。この予め定められた規則としては、サーバ名のみ、サーバ名と共有名、サーバ名と共有名とフォルダの第1階層まで、サーバ名と共有名とフォルダの第2階層まで、サーバ名と共有名とフォルダの全ての階層等を抽出する規則が考えられる。
そして、ブラウジング起点リスト管理部22は、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されたブラウジング起点リストに、ステップ125でブラウジング起点パスとして抽出したパスと同じパスが登録されているかどうかを判定する(ステップ126)。
ブラウジング起点リストに同じパスが登録されていると判定されれば、処理は終了する。ブラウジング起点リストに同じパスが登録されていないと判定すれば、ブラウジング起点リスト管理部22は、ステップ125でブラウジング起点パスとして抽出したパスを、ブラウジング起点リストに登録する(ステップ127)。尚、このとき、ブラウジング起点リスト管理部22は、ステップ121で操作受付部24から送られてきたユーザIDもブラウジング起点リストに登録するものとする。
尚、この動作例は、ローカルアドレス帳に適用するものとしたが、リモートアドレス帳に適用するものとしてもよい。即ち、ユーザがリモートアドレス帳に保存先を登録したときにブラウジング起点パスを登録することとしてもよい。
図9は、本実施の形態における保存先指定支援装置20のブラウジング起点パス登録時の第3の動作例を示したフローチャートである。この第3の動作例において、保存先指定支援装置20は、ユーザがリモートアドレス帳から保存先を取得したときにブラウジング起点パスを登録する。
動作が開始すると、保存先指定支援装置20では、まず、操作受付部24が、リモートアドレス帳から保存先を選択して取得するユーザ操作を受け付ける(ステップ141)。このとき、ログインユーザのユーザIDが、ブラウジング起点リスト管理部22に送られる。
次に、保存先指定支援装置20は、ステップ141で選択された保存先を、アドレスサーバ(図示せず)に保持されたリモートアドレス帳から取得する(ステップ142)。具体的には、まず、送信情報生成部25が、保存先の取得要求を含む送信情報を生成し、送信部26が、この送信情報をアドレスサーバに送信する。次に、受信部27が、保存先のパスをアドレスサーバから受信し、ブラウジング起点リスト管理部22が、保存先のパスを受信部27から受け取る。
次いで、保存先指定支援装置20は、リモートアドレス帳から取得した保存先に現在アクセス可能であるかどうかを問い合わせる(ステップ143)。具体的には、まず、ブラウジング起点リスト管理部22が、受信部27から受け取った保存先のパスを送信情報生成部25に出力する。次に、送信情報生成部25が、この保存先にアクセスできるかどうかの検証要求を含む送信情報を生成する。次いで、送信部26が、この送信情報をその保存先を有する端末装置40に送信する。
その後、保存先指定支援装置20は、ステップ143での問い合わせに対する応答に基づいて、リモートアドレス帳から取得した保存先に現在アクセス可能であるかどうかを判定する(ステップ144)。具体的には、まず、受信部27が、ステップ143で送信した検証要求に対する応答を受信する。次に、ブラウジング起点リスト管理部22が、受信部27から応答を受け取り、応答内容に基づいて、保存先に現在アクセス可能かどうかを判定する。
リモートアドレス帳から取得した保存先に現在アクセス可能でないと判定されれば、処理は終了する。リモートアドレス帳から取得した保存先に現在アクセス可能であると判定すれば、ブラウジング起点リスト管理部22は、保存先のパスの全部又は一部をブラウジング起点パスとして抽出する(ステップ145)。尚、このパスの全部又は一部の抽出は、予め定められた規則に従って行えばよい。この予め定められた規則としては、サーバ名のみ、サーバ名と共有名、サーバ名と共有名とフォルダの第1階層まで、サーバ名と共有名とフォルダの第2階層まで、サーバ名と共有名とフォルダの全ての階層等を抽出する規則が考えられる。
そして、ブラウジング起点リスト管理部22は、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されたブラウジング起点リストに、ステップ145でブラウジング起点パスとして抽出したパスと同じパスが登録されているかどうかを判定する(ステップ146)。
ブラウジング起点リストに同じパスが登録されていると判定されれば、処理は終了する。ブラウジング起点リストに同じパスが登録されていないと判定すれば、ブラウジング起点リスト管理部22は、ステップ145でブラウジング起点パスとして抽出したパスを、ブラウジング起点リストに登録する(ステップ147)。尚、このとき、ブラウジング起点リスト管理部22は、ステップ141で操作受付部24から送られてきたユーザIDもブラウジング起点リストに登録するものとする。
尚、この動作例は、リモートアドレス帳に適用するものとしたが、ローカルアドレス帳に適用するものとしてもよい。即ち、ユーザがローカルアドレス帳から保存先を取得したときにブラウジング起点パスを登録することとしてもよい。
図10は、本実施の形態における保存先指定支援装置20のブラウジング起点リスト利用時の第1の動作例を示したフローチャートである。この第1の動作例において、保存先指定支援装置20は、ユーザに、ブラウジング起点リストをそのまま利用させる。尚、この動作は、図3に示した状態の設定画面が操作パネル15(図2参照)に表示されているときに開始するものとする。
動作が開始すると、保存先指定支援装置20では、まず、操作受付部24が、ブラウジング起点リストボタン32(図3参照)を押下するユーザ操作を受け付ける(ステップ161)。
すると、保存先指定支援装置20は、ブラウジング起点リストを表示する(ステップ162)。具体的には、まず、ブラウジング起点リスト管理部22が、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されているブラウジング起点リストを表示情報生成部28に出力する。次に、表示情報生成部28が、このブラウジング起点リストを含むブラウジング起点リスト画面を表示するための表示情報を生成する。次いで、表示制御部29が、この表示情報に基づいてブラウジング起点リスト画面が操作パネル15(図2参照)に表示されるように制御する。
その後、操作受付部24が、ブラウジング起点リスト上でブラウジング起点パスを選択するユーザ操作を受け付ける(ステップ163)。そして、この選択されたブラウジング起点パスを起点としてブラウジングを行い、画像データの保存先を決定するユーザ操作を受け付ける(ステップ164)。
尚、ここで決定された保存先の情報は、送信情報生成部25に渡され、画像取得部23が取得した画像データと共に、送信情報生成部25から送信部26へ渡されることになる。そして、送信部26により、画像データがその決定された保存先に送信されることになる。
また、図7の動作例で説明したように、ステップ164で決定された保存先のパスも、ブラウジング起点リスト管理部22に渡され、ブラウジング起点パスとして登録する処理の対象となってよい。
図11は、本実施の形態における保存先指定支援装置20のブラウジング起点リスト利用時の第2の動作例を示したフローチャートである。この第2の動作例において、保存先指定支援装置20は、ユーザに、ブラウジング起点リストのうちそのユーザがログイン可能なもののみを利用させる。尚、この動作は、図3に示した状態の設定画面が操作パネル15(図2参照)に表示されているときに開始するものとする。
動作が開始すると、保存先指定支援装置20では、まず、操作受付部24が、ブラウジング起点リストボタン32(図3参照)を押下するユーザ操作を受け付ける(ステップ181)。
すると、保存先指定支援装置20は、ブラウジング起点リスト画面を表示する(ステップ182)。具体的には、まず、表示情報生成部28が、ブラウジング起点リスト画面を表示するための表示情報を生成する。次に、表示制御部29が、この表示情報に基づいてブラウジング起点リスト画面が操作パネル15(図2参照)に表示されるように制御する。但し、この時点では、ブラウジング起点リスト画面にブラウジング起点リストは含まれていない。
その後、操作受付部24が、ブラウジング起点リスト画面上でログイン確認ボタン35(図4参照)を押下するユーザ操作を受け付ける(ステップ183)。すると、ユーザID及びパスワードの入力画面が表示されるので、操作受付部24は、SMBによりログインするためのユーザID及びパスワードを入力するユーザ操作を受け付ける(ステップ184)。このとき、ユーザID及びパスワードは、ブラウジング起点リスト管理部22に渡されるものとする。
これにより、ブラウジング起点リスト管理部22は、ブラウジング起点リスト保持部21に保持されているブラウジング起点リストに含まれるブラウジング起点パスの中で、ログイン未確認のパスがあるかどうかを判定する(ステップ185)。
ログイン未確認のパスがあると判定されれば、保存先指定支援装置20は、そのようなパスの1つに対して、ステップ184で入力されたユーザID及びパスワードを用いて、ログインを実施する(ステップ186)。具体的には、まず、ブラウジング起点リスト管理部22が、ログイン未確認のブラウジング起点パスと、操作受付部24から受け取ったユーザID及びパスワードとを送信情報生成部25に出力する。次に、送信情報生成部25が、そのブラウジング起点パスにそのユーザID及びパスワードでログインできるかどうかの検証要求を含む送信情報を生成する。次いで、送信部26が、ブラウジング起点パスにログインできるかどうかの検証要求を含む送信情報を、そのパスに対応する端末装置40に送信する。
保存先指定支援装置20は、ステップ185で実施したログインに対する応答に基づいて、そのブラウジング起点パスに対するログインが成功したかどうかを判定する(ステップ187)。具体的には、まず、受信部27が、ステップ186で送信した検証要求に対する応答を受信する。次に、ブラウジング起点リスト管理部22が、受信部27から応答を受け取り、応答内容に基づいて、そのブラウジング起点パスにログイン可能であるかを判定する。
ログインが成功しなかったと判定されれば、処理はステップ185へ戻り、他の未確認のブラウジング起点パスについて同じ処理を繰り返す。ログインが成功したと判定すれば、保存先指定支援装置20は、ログイン確認済みのブラウジング起点リストに、このログインが成功したブラウジング起点パスと、ブラウジング起点リストにおいてこのブラウジング起点パスに対応づけられたユーザIDとを含める(ステップ188)。具体的には、ブラウジング起点リスト管理部22が、ログイン確認済みのブラウジング起点リストを保持する表示情報生成部28に対して、ログインが成功したブラウジング起点パスと対応するユーザIDとを出力する。
ステップ185でログイン未確認のパスがないと判定されれば、保存先指定支援装置20は、ログイン確認済みのブラウジング起点リストを表示する(ステップ189)。具体的には、まず、表示情報生成部28が、ステップ188でブラウジング起点リスト管理部22から受け取ったブラウジング起点パス及びユーザIDをリスト化したブラウジング起点リストを含むブラウジング起点リスト画面を表示するための表示情報を生成する。次いで、表示制御部29が、この表示情報に基づいてブラウジング起点リスト画面が操作パネル15(図2参照)に表示されるように制御する。
その後、操作受付部24が、ブラウジング起点リスト上でブラウジング起点パスを選択するユーザ操作を受け付ける(ステップ190)。そして、この選択されたブラウジング起点パスを起点としてブラウジングを行い、画像データの保存先を決定するユーザ操作を受け付ける(ステップ191)。
尚、ここで決定された保存先の情報は、送信情報生成部25に渡され、画像取得部23が取得した画像データと共に、送信情報生成部25から送信部26へ渡されることになる。そして、送信部26により、画像データがその決定された保存先に送信されることになる。
また、図7の動作例で説明したように、ステップ191で決定された保存先のパスも、ブラウジング起点リスト管理部22に渡され、ブラウジング起点パスとして登録する処理の対象となってよい。
尚、本実施の形態では、ユーザが、画像データの保存先への送信の指示、アドレス帳への保存先の登録の指示、又は、アドレス帳からの保存先の取得の指示を行えば、ブラウジング起点パスの登録の指示を明示的に行わなくても、ブラウジング起点パスが登録されるようにした。しかしながら、ユーザが、画像データの保存先への送信の指示、アドレス帳への保存先の登録の指示、又は、アドレス帳からの保存先の取得の指示を行った後に、ブラウジング起点パスの登録の指示を明示的に行うことにより、ブラウジング起点パスが登録されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、画像データを送信する保存先を指定する操作、アドレス帳に登録する保存先を指定する操作、又は、アドレス帳からの保存先の取得を指示する操作を行った際に、保存先のパスの全部又は一部を抽出するようにしたが、これには限らない。より一般化して、保存先を対象とする何らかの操作を行った際に、保存先のパスの全部又は一部を抽出するものと捉えてもよい。
更に、本実施の形態では、ブラウジング起点パスを記憶する際に保存先のパスの全部又は一部を抽出した。これにより、特に、保存先のパスの一部を抽出する場合は、ブラウジング起点リスト保持部21で用いる記憶領域が削減されることとなる。しかしながら、保存先のパスの全部又は一部を抽出するタイミングはこれには限らない。保存先のパスを全て記憶しておき、ブラウジング起点パスを表示する際に保存先のパスの全部又は一部を抽出するようにしてもよい。
更にまた、本実施の形態では、画像読取装置10で読み取られた画像データが複数の端末装置40の何れかに送信される環境を前提としたが、これには限らない。複数のユーザが利用する画像読取装置10を設置するような環境では、複数のユーザが利用するファイルサーバが設置され、そのファイルサーバには複数のユーザがアクセス可能であることが多い。また、複数のユーザが利用するファイルサーバでは、フォルダについてユーザごとのアクセス権が管理されている場合もあるが、その場合においても、より上位の共用のフォルダは複数のユーザがアクセス可能となっている。従って、本実施の形態では、このような環境を前提としてもよい。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10…画像読取装置、20…保存先指定支援装置、21…ブラウジング起点リスト保持部、22…ブラウジング起点リスト管理部、23…画像取得部、24…操作受付部、25…送信情報生成部、26…送信部、27…受信部、28…表示情報生成部、29…表示制御部、40…端末装置、80…通信回線

Claims (8)

  1. 第1の操作者が画像読取装置で、複数の階層からなり記憶領域を識別する識別情報を対象とする操作を行うと、当該識別情報を取得する取得手段と、
    前記画像読取装置で読み取られた画像の送信先を探索するための情報を表示する操作を、前記第1の操作者とは異なる第2の操作者が行うと、前記取得手段により取得された前記識別情報のうち、前記複数の階層における最上位の階層と当該最上位の階層の下位の階層とを少なくとも含む一部を、当該送信先を探索するための起点として表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得手段は、前記画像読取装置で読み取られた画像の送信先を識別する前記識別情報を指定する操作を前記第1の操作者が行うと、当該識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、複数の識別情報を保持する保持部に登録する前記識別情報を前記画像読取装置で指定する操作を前記第1の操作者が行うと、当該識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、複数の識別情報を保持する保持部から前記識別情報を読み込む処理を前記画像読取装置で指示する操作を前記第1の操作者が行うと、当該識別情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示手段は、前記識別情報により識別される記憶領域に接続可能な場合に、当該識別情報の前記一部を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
  6. 前記表示手段は、前記識別情報により識別される記憶領域を前記第2の操作者が使用可能な場合に、当該識別情報の前記一部を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
  7. 第1の操作者が自装置で、複数の階層からなり記憶領域を識別する識別情報を対象とする操作を行うと、当該識別情報を取得する取得手段と、
    画像が記録された記録媒体から当該画像を読み取る読取手段と、
    前記画像の送信先を探索するための情報を表示する操作を、前記第1の操作者とは異なる第2の操作者が行うと、前記取得手段により取得された前記識別情報のうち、前記複数の階層における最上位の階層と当該最上位の階層の下位の階層とを少なくとも含む一部を表示する表示手段と、
    前記識別情報の一部を起点として探索することにより前記第2の操作者が指定した前記送信先に前記画像を送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  8. コンピュータに、
    第1の操作者が画像読取装置で、複数の階層からなり記憶領域を識別する識別情報を対象とする操作を行うと、当該識別情報を取得する機能と、
    前記画像読取装置で読み取られた画像の送信先を探索するための情報を表示する操作を、前記第1の操作者とは異なる第2の操作者が行うと、取得された前記識別情報のうち、前記複数の階層における最上位の階層と当該最上位の階層の下位の階層とを少なくとも含む一部を、当該送信先を探索するための起点として表示する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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