JP6438799B2 - 静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器 - Google Patents

静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6438799B2
JP6438799B2 JP2015037490A JP2015037490A JP6438799B2 JP 6438799 B2 JP6438799 B2 JP 6438799B2 JP 2015037490 A JP2015037490 A JP 2015037490A JP 2015037490 A JP2015037490 A JP 2015037490A JP 6438799 B2 JP6438799 B2 JP 6438799B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
electrode
lead
line
protective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015037490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016162003A (ja
Inventor
佐藤 弘樹
弘樹 佐藤
佐々木 真
真 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2015037490A priority Critical patent/JP6438799B2/ja
Publication of JP2016162003A publication Critical patent/JP2016162003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6438799B2 publication Critical patent/JP6438799B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

本発明は、静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器に関し、特に静電気放電耐性を高めた静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器に関する。
特許文献1には、単層構造の透明導電膜を備えた静電容量式センサであるタッチスイッチが開示されている。特許文献1に記載のタッチスイッチにおいては、タッチ電極部及びタッチ電極部から延びる配線部が網目状の金属線で形成されている。このタッチスイッチの構成は、小型のタッチパネルでは実現できるものの、パネルサイズが大型になると細く長い配線を多数配置する必要がある。また、配線部が金属線で形成されているため、配線部を細く長くすると、配線部の電気抵抗が高くなる。
特許文献2に記載のタッチパネルにおいては、基板の表面に複数の透明な導電構造体が形成され、この導電構造体をカーボンナノチューブで構成している。また、導電構造体から延び出る導電線はITO(Indium Tin Oxide)で形成されている。
しかし、導電線をITOで形成すると電気抵抗が高くなり、検知感度を低下させる原因となる。このような問題を解決するために、低抵抗の透光性導電膜として金属ナノワイヤを含んだ材料を用いることが検討されている。
特開2010−191504号公報 特開2009−146419号公報
しかしながら、単層構造の透光性導電膜に金属ナノワイヤを用いた場合、ITOに比べて静電気放電(ESD:Electro Static Discharge)耐性が低いという問題がある。その理由として、(1)金属ナノワイヤを用いた透光性導電膜では、ITOに比べると電気抵抗が低いこと、(2)同じパターンであってもESDにおいてより多くの電気が流れやすいこと、(3)金属ナノワイヤはナノサイズのコネクションでの導電性発現であるため、バルク金属の融点に比べると低い温度で溶融してしまうこと(短時間に多くの電流が流れた場合の熱量で溶融してしまう)、(4)導通している実際の体積自体が少ないこと、などが挙げられる。
本発明は、透光性導電膜を用いた場合であっても十分なESD耐性を得ることができる静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の静電容量式センサは、導電性材料を含み透光性を有する電極材料によって形成され、検知領域に設けられた電極線と、電極線と接続され、検知領域の外側へ引き出され、電極線に駆動電圧を印加するための引き出し線と、引き出し線及び電極線の少なくとも一方に一端が接続され、他端が引き出し線及び電極線とは異なる配線に接続された第1保護配線と、を備え、第1保護配線は、電圧の増加に従い電気抵抗値が低下する電気的特性を有し、駆動電圧が印加された際の第1保護配線の電流量は、電極線の電流量よりも低いことを特徴とする。
このような構成によれば、電極線に駆動電圧が印加されている状態では第1保護配線に流れる電流は少なく、電極線に流れる電荷の移動に基づき検知を行うことができる。一方、静電気放電などで電極線や引き出し線に駆動電圧よりも高い電圧が印加されると第1保護配線に多くの電流が流れる。これにより、引き出し線への瞬間的な電流の流れ込みを抑制して、ESD耐性を高めることができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、第1保護配線の他端は接地配線に接続されていてもよい。これにより、瞬間的な電流を第1保護配線から接地配線に逃がすことができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、複数の電極線及び複数の引き出し線を含み、第1保護配線の一端は複数の引き出し線のうちの一つに接続され、第1保護配線の他端は複数の引き出し線のうちの他の一つに接続されていてもよい。これにより、ある引き出し配線に向けて瞬間的な電流が流れようとした場合に第1保護配線から他の引き出し配線にその電流の一部を逃がすことができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、第1保護配線と同等の電気的特性を有する第2保護配線と、接地された第1接地配線及び第2接地配線と、をさらに備え、第1保護配線は、引き出し線と第1接地配線との間に接続され、第2保護配線は、電極線と第2接地配線との間に接続されていてもよい。また、第1接地配線は、検知領域の外側の引き出し線の側に設けられ、第2接地配線は、検知領域の外側の引き出し線とは反対側に設けられていてもよい。
このように、電極線の一端側に第1保護配線が設けられ、他端側に第2保護配線が設けられていることで、電極線の一端側に近い位置で発生した静電気放電などの電流は第1保護配線から第1接地配線に流れ、他端側に近い位置で発生した電流は第2保護配線から第2接地配線に流れることになる。これにより、ESD耐性が高まる。
本発明の静電容量式センサにおいて、複数の電極線が設けられ、複数の電極線は互いに交差する第1電極線と第2電極線とを含み、第1電極線及び第2電極線のそれぞれに対応して第1保護配線が設けられていてもよい。このような構成によれば、X,Y方向のそれぞれの位置を検出するセンサにおいて、ESD耐性を高めることができる。
本発明の静電容量式センサにおいて、導電性材料は、導電性ナノ材料を含んでいても良い。導電性ナノ材料は、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1種の材料を含んでいてもよい。このような構成によれば、銀ナノワイヤなどの導電性ナノ材料を含む電極線のESD耐性を高めることができる。
本発明のタッチパネルは、表示パネルと、表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、を備え、タッチセンサは、上記の静電容量式センサであることを特徴とする。このような構成によれば、導電性材料を含み透光性を有する電極材料によって形成され電極線を含むタッチパネルのESD耐性を高めることができる。
本発明の電子機器は、上記のタッチパネルを備えたことを特徴とする。このような構成によれば、ESD耐性を高めたタッチパネルを備えた電子機器を提供することができる。
本発明によれば、導電性材料を含み透光性を有する電極材料によって形成され検知電極を用いた場合であっても十分なESD耐性を得ることができる静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器を提供することが可能になる。
第1実施形態に係る静電容量式センサを例示する模式平面図である。 保護配線の電気的特性を例示する図である。 (a)及び(b)は、通常時及び大電流時の動作を説明する模式図である。 比較例を示す模式的平面図である。 本実施形態の電流の流れを示す模式的平面図である。 第2実施形態に係る静電容量式センサを例示する模式的平面図である。 (a)及び(b)は、適用例について示す模式図である。 (a)及び(b)は、適用例について示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る静電容量式センサを例示する模式平面図である。
図1に表したように、本実施形態に係る静電容量式センサ1は、検出領域Sに設けられた電極線10と、電極線10に駆動電圧を印加するための引き出し線20と、第1保護配線31と、を備える。
電極線10は導電性材料を含み、透光性を有する電極材料によって形成される。導電性材料として、例えば導電性ナノ材料が用いられる。導電性ナノ材料としては、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1つが用いられる。導電性ナノ材料を用いることで、電極線10の高い透光性とともに低電気抵抗化を図ることができる。
電極線10は第1電極11及び第2電極12を備える。第1電極11は検出領域Sの一方向(X方向)に延在し、第2電極12は検出領域SのX方向と直交するY方向に延在する。第1電極11及び第2電極12は互い絶縁される。本実施形態では、Y方向に所定のピッチで複数の第1電極11が配置され、X方向に所定のピッチで複数の第2電極12が配置される。第1電極11及び第2電極12のそれぞれは、複数の島状電極部と、島状電極部同士を電気的に接続する接続部とを有する。島状電極部は例えば菱形に近い形状を有する。第1電極11では複数の島状電極部がX方向に配置され、第2電極12では複数の島状電極部がY方向に配置される。第1電極11の接続部と第2電極12の接続部とは絶縁膜を介して互いに交差する。接続部は交差しやすく、かつ視認されにくいよう幅狭に形成されている。
引き出し線20は、電極線10と接続され、検出領域Sの外側へ引き出される。引き出し線20は第1電極11及び第2電極12のそれぞれに接続される。第1電極11及び第2電極12には引き出し線20を介して駆動電圧が与えられる。引き出し線20は、電極線10と同様な導電性ナノ材料を含む材料によって形成される。これにより、線幅が細くなっても高い導電性を得ることができる。
電極線10及び引き出し線20のそれぞれは、例えばスクリーン印刷によって形成される。また、電極線10及び引き出し線20のそれぞれは、感光型導電性シート(いわゆる、ドライフィルムレジストに導電層を有したシート)によって形成されてもよい。感光型導電性シートを用いることで、このシートを貼り付けて露光及び現像を行って電極線10及び引き出し線20を生産性高く形成することができる。
第1保護配線31の一端は引き出し線20に接続され、他端は引き出し線20及び電極線10とは異なる配線に接続される。本実施形態では、第1保護配線31は、第1電極11に接続された引き出し線20と、第1接地配線G1と、の間に接続される。第1保護配線31は、電極線10及び引き出し線20とは別にスクリーン印刷や感光型導電シートによって形成される。
第1保護配線31は、電圧の増加に従い電気抵抗が低下する電気的特性を有する。さらに、電極線10に駆動電圧が印加された際の第1保護配線31の電流量は、電極線10の電流量よりも低くなるよう設定されている。第1保護配線31の電気的特性については後述する。
静電容量式センサ1においては、第2保護配線32や第3保護配線33が設けられていてもよい。第2保護配線32は、第1電極11と、第2接地配線G2と、の間に接続される。第3保護配線33は、第2電極12に接続された引き出し線20と、第3接地配線G3と、の間に接続される。第2保護配線32及び第3保護配線33とも第1保護配線31と同様な電気的特性を有する。
図2は、保護配線の電気的特性を例示する図である。
図2には、保護配線の電流(I)―電圧(V)特性が示される。図2において、特性SP1は第1保護配線31の電気的特性を示し、特性SP2は電極線10及び引き出し線20の電気的特性を示す。また、Vdは駆動電圧を示す。なお、ここでは第1保護配線31の特性SP1を例とするが、第2保護配線32及び第3保護配線33の電気的特性も特性SP1と同様である。
図2に示すように、第1保護配線31の特性SP1は非線形になっている。すなわち、特性SP1は下向きに凸となる電気的特性(電圧の増加に従い電気抵抗が低下する特性)を有する。一方、電極線10及び引き出し線20の特性SP2は、ほぼ線形(電圧に関わらず電気抵抗はほぼ一定)である。つまり、第1保護配線31は、低電圧時には電気抵抗が高いため電流が流れ難く、高電圧時には電気抵抗が低いため電流が流れやすいという特性を有する。
特性SP1と特性SP2とでは、駆動電圧Vdでの電流量に相違がある。すなわち、駆動電圧Vdである3V〜5V程度の電圧を印加した場合に第1保護配線31にはほとんど電流が流れず、電極線10及び引き出し線20には電流が流れるようになる。一方、駆動電圧Vdを大きく超えた電圧が印加された場合には、第1保護配線31にも電流が流れるようになる。
このような特性により、通常の動作時(駆動電圧Vdが印加されるとき)、第1保護配線31は導体として実質的に機能せず、電極線10及び引き出し線20を流れる検知電流に影響を与えない。しかし、ESD等の高電圧が印加された場合、第1保護配線31は導体として機能して、引き出し線20に向けて流れようとする電流の一部を逃がすことができる。これにより、引き出し線20のESD耐性が高まる。
(動作)
静電容量式センサ1では、各引き出し線20を流れる電流の変化を図示しない検出回路で検出する。すなわち、第1電極11及び第2電極12に駆動電圧Vdを印加した状態で、検出領域Sに指を近づけると、第1電極11及び第2電極12のそれぞれと指との間に容量が生じる。この容量によって生じる電位低下を検出することで、指が接近した検出領域S内でのX,Y座標を判定する。
図3(a)及び(b)は通常時及び大電流時の動作を説明する模式図である。
図3(a)には通常時の電流の流れが示される。ここでは、一例として第1電極11の電流の流れが示される。第1電極11に駆動電圧Vdが印加されている状態では、検知電流i11が第1電極11から引き出し線20へ流れる。この際、第1保護配線31の電気抵抗は高く、第1保護配線31には電流はほとんど流れない。また、第2保護配線32が設けられていても、第2保護配線32にも電流はほとんど流れない。これにより、検知電流のほとんどは第1電極11から引き出し線20に流れ、通常の位置検知を行うことができる。
図3(b)にはESD等において高電圧が印加された場合の電流の流れが示される。高電圧の印加によって第1電極11に電流iS11が流れると、第1保護配線31の電気抵抗が低くなり、電流iS11の一部である電流iS111が第1保護配線31から第1接地配線G1に流れる。残りの電流iS112は引き出し線20に流れる。つまり、ESD等において高電圧が印加された場合には、電流iS11の一部が第1保護配線31を介して第1接地配線G1に流れて、電流iS11の全てが引き出し線20に流れ込むことを防止する。
また、第2保護配線32が設けられている場合、第2保護配線32の電気抵抗も低くなり、電流iS11の一部である電流iS113が第2保護配線32から第2接地配線G2に流れる。ここで、X方向に延びる第1電極11のうち、第1接地配線G1に近い位置に高電圧が印加された場合には、第1保護配線31を介して第1接地配線G1により多くの電流iS111が流れて引き出し線20を保護することになる。一方、第1電極11のうち、第2接地配線G2に近い位置に高電圧が印加された場合には、第2保護配線32を介して第2接地配線G2により多くの電流iS113が流れて第1電極11を保護することになる。
図4は、比較例を示す模式的平面図である。
図4に表した比較例に係る静電容量式センサ2においては、第1保護配線31、第2保護配線32及び第3保護配線33は設けられていない。この静電容量式センサ2に静電気放電SGが発生したとすると、電極線10(例えば、第1電極11)から引き出し線20に大電流iSGが瞬間的に流れ込む。これにより、引き出し線20が局所的に発熱して溶断などが発生する。
図5は、本実施形態の電流の流れを示す模式的平面図である。
本実施形態に係る静電容量式センサ1に静電気放電SGが発生したとすると、電極線10(例えば、第1電極11)から引き出し線20に向かう大電流iSGの一部は、第1保護配線31を経由して第1接地配線G1に流れる。また、引き出し線20とは反対側に向かう大電流iSGの一部は、第2保護配線32を経由して第2接地配線G2に流れる。これにより、引き出し線20に大電流iSGの全てが流れ込むことを防止でき、引き出し線20の局所的な発熱を抑制する。また、本実施形態の場合には大電流iSGが第1接地配線G1と、第2接地配線G2とに分散するため、第1電極11、第2電極12の接続部に流れる電流が減少し、幅狭の接続部における局所的な発熱も抑制することができる。
このような本実施形態によれば、駆動電圧Vdの印加時には機能せず、高電圧印加時に機能する第1保護配線31、第2保護配線32及び第3保護配線33によって、引き出し線20のESD耐性を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態に係る静電容量式センサを例示する模式的平面図である。
図6に表したように、本実施形態に係る静電容量式センサ1Bは、第1保護配線31の接続が第1実施形態に係る静電容量式センサ1とは相違する。それ以外は同様である。
静電容量式センサ1Bにおいては、第1保護配線31の一端が複数の引き出し線20のうちの一つに接続され、他端が複数の引き出し線20のうちの他の一つに接続される。すなわち、第1保護配線31は、隣り合う2つの引き出し線20の間に接続される。
このような第1保護配線31の接続であっても、駆動電圧Vdの印加時には電気抵抗が高いためにほとんど電流は流れない。一方、ESD等において高電圧が印加された場合には第1保護配線31の電気抵抗が低くなり、大電流iSGの一部が第1保護配線31を介して別の引き出し線20に流れる。つまり、高電圧の印加によって大電流iSGが流れる場合には、その大電流iSGを2つの引き出し線20に分散させることができる。これにより、1つの引き出し線20に大電流iSGが集中することを防ぎ、ESD耐性を高めることができる。
なお、図6に示す例では隣り合う2つの引き出し線20の間に第1保護配線31を接続したが、3つ以上の引き出し線20に第1保護配線31を接続してもよい。また、第2電極12に接続される複数の引き出し線20の間に第3保護配線33を接続してもよい。
(適用例)
次に、本実施形態に係る静電容量式センサ1の適用例について説明する。
図7(a)〜図8(b)は適用例について示す模式図である。
図7(a)には静電容量式センサ1をタッチパネル200に適用した例が表される。タッチパネル200は、表示パネル210と、この表示パネル210の上に設けられた静電容量式センサ1とを備える。表示パネル210としては、例えば液晶表示パネルが用いられる。液晶表示パネルからなる表示パネル210は、互いに対向配置された駆動基板211及び対向基板212を有し、駆動基板211と対向基板212との間に液晶層213が設けられる。タッチセンサ220は、対向基板212の表側に設けられる。
図7(b)にはタッチパネル200を備えた電子機器300の例が表される。電子機器300は、例えばテレビである。電子機器300は、筐体310と表示部320とを備える。この表示部320の表面にタッチパネル200が設けられる。なお、電子機器300はテレビに限定されず、スマートフォン、携帯電話、タブレット型端末など他の機器であってもよい。
図8(a)にはタッチパネル200を備えたコンピュータ400の例(ノート型コンピュータ)が表される。コンピュータ400は、ディスプレイ410、キーボード420、入力パッド430などを備える。図8(b)に表したように、コンピュータ400は、中央演算部401、主記憶部402、副記憶部403、入力部404、出力部405及びインタフェース406を備える。キーボード420及び入力パッド430は入力部404の一例である。ディスプレイ410は出力部405の一例である。このディスプレイ410にタッチパネル200が含まれる。タッチパネル200は、入力部404及び出力部405の両方を兼ねた例である。
これらの機器に本実施形態の静電容量式センサ1を適用することで、ESD耐性に優れたタッチパネル200、電子機器300及びコンピュータ400を提供することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態に係る静電容量式センサ1、タッチパネル200及び電子機器300よれば、透光性導電膜を用いた場合であっても十分なESD耐性を得ることができる。
なお、上記に本実施形態およびその適用例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態またはその適用例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
1,1B,2…静電容量式センサ
10…電極線
11…第1電極
12…第2電極
20…引き出し線
31…第1保護配線
32…第2保護配線
33…第3保護配線
200…タッチパネル
210…表示パネル
211…駆動基板
212…対向基板
213…液晶層
220…タッチセンサ
300…電子機器
310…筐体
320…表示部
400…コンピュータ
401…中央演算部
402…主記憶部
403…副記憶部
404…入力部
405…出力部
406…インタフェース
410…ディスプレイ
420…キーボード
430…入力パッド
G1…第1接地配線
G2…第2接地配線
G3…第3接地配線
S…検出領域

Claims (11)

  1. 導電性材料を含み透光性を有する電極材料によって形成され、検知領域に設けられた電極線と、
    前記電極線と接続され、前記検知領域の外側へ引き出され、前記電極線に駆動電圧を印加するための引き出し線と、
    前記引き出し線及び前記電極線の少なくとも前記引き出し線に一端が接続され、他端が前記引き出し線及び前記電極線とは異なる配線に接続された第1保護配線と、
    を備え、
    前記引き出し配線は金属ナノワイヤを含む材料によって形成され、
    前記第1保護配線は、電圧の増加に従い電気抵抗値が低下する電気的特性を有し、
    前記駆動電圧が印加された際の前記第1保護配線の電流量は、前記電極線の電流量よりも低いことを特徴とする静電容量式センサ。
  2. 前記第1保護配線の前記他端は接地配線に接続される、請求項1記載の静電容量式センサ。
  3. 複数の前記電極線及び複数の前記引き出し線を含み、
    前記第1保護配線の前記一端は前記複数の引き出し線のうちの一つに接続され、前記第1保護配線の前記他端は前記複数の引き出し線のうちの他の一つに接続される、請求項1記載の静電容量式センサ。
  4. 前記第1保護配線と同等の電気的特性を有する第2保護配線と、
    接地された第1接地配線及び第2接地配線と、
    をさらに備え、
    前記第1保護配線は、前記引き出し線と前記第1接地配線との間に接続され、
    前記第2保護配線は、前記電極線と前記第2接地配線との間に接続される、請求項1記載の静電容量式センサ。
  5. 前記第1接地配線は、前記検知領域の外側の前記引き出し線の側に設けられ、
    前記第2接地配線は、前記検知領域の外側の前記引き出し線とは反対側に設けられている、請求項4記載の静電容量式センサ。
  6. 複数の前記電極線が設けられ、
    前記複数の電極線は互いに交差する第1電極線と第2電極線とを含み、
    前記第1電極線及び前記第2電極線のそれぞれに対応して前記第1保護配線が設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の静電容量式センサ。
  7. 複数の前記電極線が設けられ、
    前記複数の電極線は互いに交差する第1電極線と第2電極線とを含み、
    前記第1電極線及び前記第2電極線のそれぞれに対応して前記第1保護配線及び前記第2保護配線が設けられている、請求項4または5に記載の静電容量式センサ。
  8. 前記導電性材料は、導電性ナノ材料を含む、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の静電容量式センサ。
  9. 前記導電性ナノ材料は、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、銅ナノワイヤ及びカーボンナノチューブよりなる群から選択された少なくとも1種の材料を含む、請求項8記載の静電容量式センサ。
  10. 表示パネルと、
    前記表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、
    を備え、
    前記タッチセンサは、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の静電容量式センサであることを特徴とするタッチパネル。
  11. 請求項10記載のタッチパネルを備えたことを特徴とする電子機器。
JP2015037490A 2015-02-26 2015-02-26 静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器 Expired - Fee Related JP6438799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015037490A JP6438799B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015037490A JP6438799B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016162003A JP2016162003A (ja) 2016-09-05
JP6438799B2 true JP6438799B2 (ja) 2018-12-19

Family

ID=56847042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015037490A Expired - Fee Related JP6438799B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6438799B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6815300B2 (ja) 2017-09-22 2021-01-20 三菱製紙株式会社 光透過性導電材料
US20200249053A1 (en) * 2017-10-20 2020-08-06 Panasonics Intellectual Property Management Co., Ltd. Touch sensor
CN108132557B (zh) * 2018-01-23 2020-11-27 厦门天马微电子有限公司 一种触控显示面板、触控显示装置及防静电方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03289715A (ja) * 1990-04-06 1991-12-19 Mochida Pharmaceut Co Ltd 容量変化検出装置およびそれを用いたタッチパネル
JP2007265713A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 静電気保護材料ペーストおよびそれを用いた静電気対策部品
JP5763492B2 (ja) * 2011-09-30 2015-08-12 富士フイルム株式会社 静電容量型入力装置の製造方法および静電容量型入力装置、並びに、これを備えた画像表示装置
KR102029437B1 (ko) * 2012-12-17 2019-10-07 엘지디스플레이 주식회사 터치센서 일체형 표시장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016162003A (ja) 2016-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10133436B2 (en) Touch screen panel
JP5174575B2 (ja) タッチパネル
CN103092397B (zh) 具静电放电保护的触控面板及使用其的电子装置
EP2843519B1 (en) Touch window and touch device including the same
US9176611B2 (en) Touch screen panel including a plurality of relay patterns and an auxiliary pattern
JP6404091B2 (ja) タッチセンサー用基板
US20170045979A1 (en) Touch Panel and Mobile Terminal
JP6233075B2 (ja) タッチパネルセンサおよびタッチパネルセンサを備える入出力装置
KR20150138719A (ko) 정전기 방지를 위한 정전기 방지 전극이 배선된 터치 패널
KR101059382B1 (ko) 정전용량 터치패널 및 그 제조방법
JP6438799B2 (ja) 静電容量式センサ、タッチパネル及び電子機器
TW201502893A (zh) 觸控面板
KR101878858B1 (ko) 입력 장치 및 그의 제조 방법
JP2013101504A (ja) タッチパネル
KR20170015821A (ko) 터치 스크린 패널
JP6405298B2 (ja) 静電容量式センサ、タッチパネルおよび電子機器
JP6331897B2 (ja) タッチセンサー用基板
CN102654797A (zh) 触控面板
JP6727094B2 (ja) タッチスクリーンパネル、インターフェース回路、及び情報処理装置
CN204695283U (zh) 输入装置
JP2013156949A (ja) タッチパネル
JP2018026055A (ja) タッチパネル
CN108459765B (zh) 触控显示器的电路防护装置
JP6529866B2 (ja) 静電容量式センサ、タッチパネルおよび電子機器
JP2014153790A (ja) 入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6438799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees