JP6436845B2 - 手術器具 - Google Patents

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Description

本発明は、手術器具、特に、関節を形成する骨の小骨折部を処置するための手術器具に関する。
例えば、特許文献1には、関節周囲の骨折部を処置するための骨プレーティング・システムが開示されている。この骨プレーティング・システムは、低プロファイルのプレートと、プレートを骨に固定するためのネジと、周囲軟質組織をプレートに固定するための可撓性デバイスとを備えている。
このような骨プレーティング・システムでは、骨折により骨から離脱した骨片と骨との双方に、それぞれプレートの端部をネジによって固定する。このため、骨片が十分な大きさを有する場合には、問題が生じないが、骨片が十分な大きさを有していない場合には、これにネジをねじ込むと、骨片自体が破砕してしまうおそれがある。したがって、特許文献1に開示された骨プレーティング・システムでは、関節周囲のサイズが比較的小さい骨折部を処置することが極めて困難であった。
特表2014−533144号公報
本発明の目的は、骨欠損部のサイズが比較的小さい場合であっても、この骨欠損部の形状に対応する小片を、骨欠損部が形成された骨に確実に固定することができる手術器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(14)に記載の本発明により達成される。
(1) 骨欠損部に対応する形状の小片を、前記骨欠損部が形成された骨に固定するための手術器具であって、
前記骨に形成された第1の貫通孔に挿通され、かつ前記小片を前記骨欠損部に保持する可撓性を備える線材と、
該線材を前記第1の貫通孔に挿通し、かつ、前記線材で前記小片を保持した状態で、前記小片に当接して前記線材の前記小片の保持した状態からの離脱を阻止する離脱阻止部とを有し、
前記小片は、第2の貫通孔を有し、前記小片の前記骨欠損部への保持は、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の双方に、前記線材を挿通することで行われており、
前記離脱阻止部は、前記第2の貫通孔に挿入可能に構成されていることを特徴とする手術器具。
かかる構成の手術器具によれば、骨欠損部のサイズが比較的小さい場合であっても、
線材を骨に形成された第1の貫通孔に挿通した状態で、かかる線材により小片を保持するだけでよいので、小片の破砕を防止して、かかる小片を骨欠損部が形成された骨に固定することができる。
また、小片は、第2の貫通孔を有し、小片の骨欠損部への保持は、第1の貫通孔および第2の貫通孔の双方に、線材を挿通することで行われることにより、骨欠損部の形状に対応する小片に、線材を挿通可能なサイズの細径の貫通孔を形成するだけで、小片を保持することができるため、小片の破砕を防止して、かかる小片を骨欠損部が形成された骨に確実に固定することができる。
さらに、離脱阻止部は、第2の貫通孔に挿入可能に構成されていることにより、小片が切断される切っ掛けとなり易い領域に、線材が直接接触しないようにして、手術器具による小片の切断をより確実に防止することができる。
(2) 前記離脱阻止部は、前記線材を前記骨欠損部に保持した状態で、前記小片の前記骨と反対側の領域の少なくとも一部に当接するように構成されている上記(1)に記載の手術器具。
これにより、小片が切断される切っ掛けとなり易い領域に、線材が直接接触しないようにできるため、手術器具による小片の切断を防止することができる。
) 前記離脱阻止部は、その幅が前記線材の幅より大きく設定されることにより、前記線材による前記小片の切断を防止するように機能する上記(1)または(2)に記載の手術器具。
これにより、離脱阻止部の小片との接触面積を増大させることができ、小片の切断をより確実に防止することができる。
) 前記離脱阻止部は、前記線材自体を撚ること、および/または、編むことにより形成されている上記()に記載の手術器具。
かかる構成によれば、離脱阻止部を簡便に形成することができる。
) 前記離脱阻止部は、前記線材自体の一部を拡幅することにより形成されている上記()に記載の手術器具。
これにより、離脱阻止部を簡便に形成することができるとともに、離脱阻止部の線材に対する位置ズレを防止することができる。
) 前記離脱阻止部は、前記線材の外周を覆うように設けられた少なくとも1つの管体で構成されている上記()に記載の手術器具。
これにより、管体の周方向の如何なる位置を小片に当接させても同様に使用することができるため、手術器具の使用時に、その向きを確認する手間を省くことができる。
) 前記線材の幅をA[mm]とし、前記離脱阻止部の幅をB[mm]としたとき、B/Aが1.5〜5である上記()ないし()のいずれかに記載の手術器具。
これにより、線材の幅を比較的小さく設定しても、離脱阻止部の幅を十分に確保することができるため、線材の種類に係らず、手術器具による小片の切断をより確実に防止することができる。
) 前記離脱阻止部は、その幅が1〜2mmである上記()ないし()のいずれかに記載の手術器具。
これにより、離脱阻止部と小片との接触面積を十分に確保することができ、小片の切断をより確実に防止することができる。このため、手術器具により小片を骨により確実かつ強固に固定することができる。
) 前記離脱阻止部は、その長さが0.5〜2cmである上記(1)ないし()のいずれかに記載の手術器具。
これにより、小片に2つの貫通孔を形成する場合には、それらの離間距離を十分に確保することができ、小片の強度が不要に低下することを防止することができる。
10) 前記線材は、非金属材料で構成されている上記(1)ないし()のいずれかに記載の手術器具。
これにより、仮に線材が小片に直接当接しても、線材により小片が切断される程度を低減することができる。
11) 前記線材の幅は、0.1〜0.7mmである上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の手術器具。
これにより、小片に太径の貫通孔を形成する必要がないため、小片の強度を十分に確保することができ、手術器具により小片を骨により確実かつ強固に固定することができる。
12) さらに、前記離脱阻止部と反対側において、前記線材を前記骨に固定するための固定部材を有する上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の手術器具。
これにより、手術器具による小片の締め付け力をより増大させ、小片を骨により確実に固定することができる。
13) 前記小片は、前記骨欠損部に本来存在していた骨片、または、前記骨欠損部に対応する形状に形成された人工骨片である上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の手術器具。
本発明の手術器具によれば、小片として、骨欠損部に本来存在していた骨片、または、骨欠損部に対応する形状に形成された人工骨片のいずれも使用することができる。
14) 前記骨は、橈骨、尺骨、脛骨または腓骨であり、前記骨欠損部は、前記骨の遠位端に形成された部位である上記(1)ないし(13)のいずれかに記載の手術器具。
本発明の手術器具によれば、橈骨、尺骨、脛骨または腓骨のような関節を形成する骨の小骨折部を好適に処置することができる。
本発明によれば、小片に形成された貫通孔に線材を挿通して、小片を骨に固定するよう構成したので、小片のサイズが比較的小さい場合であっても、小片の破砕を防止して骨に確実に固定することができる。
本発明の手術器具の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す手術器具を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(掌側から見た図)である。 図1に示す手術器具を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(背側から見た図)である。 図2中のA−A線断面図である。 第1実施形態の固定用糸が備える太幅部の他の構成例を示す斜視図である。 本発明の手術器具の第2実施形態が備える固定用糸を示す斜視図である。 本発明の手術器具の第3実施形態が備える固定用糸を示す斜視図である。 図7に示す固定用糸を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す断面図である。 第3実施形態の固定用糸が備える管状部の他の構成例を示す斜視図である。 図9に示す固定用糸を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す断面図である。 本発明の手術器具の第4実施形態を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(掌側から見た図)である。 本発明の手術器具の第4実施形態を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(背側から見た図)である。 本発明の手術器具の第5実施形態が備える固定用糸を示す斜視図である。 図13に示す固定用糸を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(背側から見た図)である。 第5実施形態の固定用糸の他の構成例を示す斜視図である。
以下、本発明の手術器具を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
なお、以下では、本発明の手術器具を橈骨の遠位端の背側における小骨折部の処置に用いる場合を一例に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の手術器具の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す手術器具を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(掌側から見た図)、図3は、図1に示す手術器具を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(背側から見た図)、図4は、図2中のA−A線断面図、図5は、第1実施形態の固定用糸が備える太幅部の他の構成例を示す斜視図である。
図1に示す手術器具1は、固定用糸2と、固定用ボタン(固定部材)3とで構成されている。
固定用糸2は、本実施形態では、骨片(骨欠損部に対応する形状の小片)11および橈骨(骨欠損部が形成された骨)12に連続して形成された貫通孔10(貫通孔10aおよび貫通孔10b)に挿通され、骨片11を橈骨12に固定するために用いられる部材である。この固定用糸2は、可撓性を備える線材で構成された細幅部21と、固定用糸2の長手方向の中央部に位置し、細幅部21の幅より大きい幅の太幅部22とを有する。本実施形態では、太幅部22は、細幅部21を構成する線材自体を撚る(片撚りする)ことにより円柱状に形成されており、太幅部22も可撓性を備えている。かかる構成によれば、太幅部22を簡便に形成することができる。
このような固定用糸2は、図4に示すように、貫通孔10に挿通された状態で、太幅部22が貫通孔10の外側開口(橈骨12と反対側の開口)101を規定する骨片11の領域(以下、「骨片11の開口縁部111」と言う。)および骨片11の外面112に当接するようにして使用される。ここで、骨片11は、サイズが比較的小さいため、従来のプレートとネジとを用いて橈骨12に固定しようとすると、骨片11が破砕されるおそれがある。これに対して、上記構成の固定用糸2での固定によれば、骨片11に細径の貫通孔(第2の貫通孔)10aを形成するだけでよいので、骨片11の破砕を防止して、骨片11を橈骨12により確実に固定することができる。
特に、本実施形態では、太幅部22を骨片11の開口縁部111および外面112に当接させるため、細幅部21を直接骨片11に当接させる場合と比較して接触面積を増大させることができる。これにより、固定用糸2(細幅部21)が骨片11に当接した状態で往復してズレることに起因する、固定用糸2による骨片11の切断現象(いわゆる「チーズカット現象」)が生じて、固定用糸2が骨片11の貫通孔10aから離脱するのを好適に阻止することができる。すなわち、本実施形態では、太幅部22は、固定用糸2の骨片11との接触面積を増大させることにより、骨片11の切断を防止して、固定用糸2(線材)の貫通孔10aからの離脱(固定用糸2により骨片11を保持した状態からの離脱)を阻止する離脱阻止部を構成している。なお、チーズカット現象は、後述する固定用糸2を結ぶ際に生じやすい。また骨片11は比較的小さいので、チーズカット現象が若干生じるだけで切断に至ってしまい、骨片11を戻す骨折部の修復ができなくなる恐れがある。
細幅部21を構成する線材は、1本の長繊維で構成されていてもよく、2本以上の長繊維を撚った撚糸で構成されていてもよい。また、線材は、線材(細幅部21)に可撓性を付与することができれば、いかなる材料で構成されていてもよいが、非金属材料で構成されているのが好ましい。これにより、仮に細幅部21が骨片11に直接接触しても、固定用糸2により骨片11が切断される程度を低減することができる。かかる非金属材料で構成される線材としては、例えば、ウール、麻、木綿、絹のような天然繊維、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリジオキサノン製の合成繊維等が挙げられる。
なお、本実施形態では、線材の横断面における形状は、円形状(または楕円形状)をなしているが、例えば、三角形状、四角形状(正方形状または長方形状)、五角形状、六角形状のような多角形状、星形状のような異形状であってもよい。
また、細幅部21(線材)の幅(最大幅)をA[mm]とし、太幅部22(離脱阻止部)の幅をB[mm]としたとき、B/Aが1.5〜5程度であることが好ましく、1.5〜3程度であるのがより好ましい。これにより、細幅部21の幅を比較的小さく設定しても、太幅部22の幅を十分に確保することができるため、線材の種類に係らず、固定用糸2による骨片11の切断を確実に防止することができる。
さらに、細幅部21の幅(直径)は、特に限定されないが、0.1〜0.7mm程度であることが好ましく、0.3〜0.5mm程度であることがより好ましい。また、太幅部22の幅(直径)も、特に限定されないが、1〜2.0mm程度であることが好ましく、1〜1.5mm程度であることがより好ましい。これにより、骨片11に太径の貫通孔10aを形成する必要がないため、骨片11の強度を十分に確保することができる。また、太幅部22と骨片11との接触面積を十分に確保することができ、骨片11の切断をより確実に防止することができる。このようなことから、固定用糸2により骨片11を橈骨12により確実かつ強固に固定することができる。
本実施形態では、骨片11に2つの貫通孔10aを形成するが、太幅部22は、図4(a)に示すように、一方の端部が貫通孔10aに挿入されるのが好ましく、図4(b)に示すように、双方の端部が貫通孔10aに挿入されるのがより好ましい。すなわち、太幅部22を少なくとも一方の貫通孔10aに挿入可能に構成し、骨片11の開口縁部111に当接させることが好ましい。骨片11の切断は、固定用糸2の応力がかかる開口縁部111から生じ易いが、かかる構成とすることにより、固定用糸2による骨片11の切断をさらに確実に防止することができる。
したがって、太幅部22の長さLは、形成すべき貫通孔10aの離間距離を考慮して、0.5〜2cm程度とすることが好ましく、0.8〜1.2cm程度とすることがより好ましい。これにより、貫通孔10aの離間距離を十分に確保することができ、骨片11の強度が不要に低下することを防止することができる。また、太幅部22の少なくとも一端部を確実に貫通孔10aに挿入することもできる。
固定用糸2は、貫通孔10に挿通され、橈骨12から露出する細幅部21の端部同士を、そのまま結んで固定してもよいが、本実施形態では、図3に示すように、固定用ボタン3に結び付けることにより固定される。これにより、固定用糸2による骨片11の締め付け力をより増大させ、骨片11を橈骨12により確実に固定することができる。かかる固定用ボタン3は、平面視で長方形状の平板で構成され、その厚さ方向に貫通する2つの貫通孔31が形成されている。また、固定用ボタン3の角部は、面取り(R付け)されており、固定用ボタン3に結び付けた固定用糸2の切断や、周辺組織の損傷が防止されている。なお、固定用ボタン3の平面視形状は、長方形状に限定されず、例えば、円形状、楕円形状、正方形状、五角形状、六角形状等の多角形状、星形状等の異形状であってもよい。固定用ボタン3の平面視での大きさは、特に限定されないが、8〜65mm程度であることが好ましく、15〜40mm程度であることがより好ましい。また、固定用ボタン3の厚さも、特に限定されないが、0.4〜2.5mm程度であることが好ましく、0.8〜1.5mm程度であることがより好ましい。これにより、固定用ボタン3の大型化を防止しつつ、固定用糸2を確実に結び付けることができる。
このような固定用ボタン3は、固定用糸2で切断されないような強度を有していることが好ましく、金属材料や高分子材料を主材料として構成することができる。これらの材料は、優れた強度と弾性を有しているため好ましい。金属材料としては、例えば、チタンまたはチタン合金等を用いることができる。また、高分子材料としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート等を用いることができる。その他、固定用ボタン3は、リン酸カルシウム系化合物(ハイドロキシアパタイト)のようなセラミックス材料を主材料として構成することもできる。また固定用ボタン3には、スクリュー挿入用の孔を設け、橈骨12にスクリューによって固定してもよい。
以上説明した手術器具1は、例えば、図2および図3に示すようにして用いることができる。
[1] まず、骨折線13が一致するように、骨片11を橈骨12の骨欠損部に戻す。その後、例えば、ドリルを用いて、骨片11を貫通する2つの貫通孔(第2の貫通孔)10aを形成し、これらの貫通孔10aに連続して、橈骨12を貫通する貫通孔(第1の貫通孔)10bを形成する。
これにより、骨片11および橈骨12を連続して貫通する2つの貫通孔10が形成される。なお、各貫通孔10の(直径)は、例えば、2mm程度とされる。また、貫通孔10の離間距離は、1cm程度とされる。本発明によれば、骨片11を橈骨12に固定する際に、上記サイズの貫通孔10を形成するだけでよいので、骨片11の破砕を確実に防止することができる。
[2] 次に、固定用糸2の一端部側を、掌側から一方の貫通孔10に挿通し、同様に他端部側を、掌側から他方の貫通孔10に挿通する。その後、背側において貫通孔10から露出(突出)する固定用糸2の両端部を引張り、太幅部22を骨片11の外面112および開口縁部111に当接させるように位置決めする。
なお、固定用糸2の一端部側を、背側から一方の貫通孔10に挿通し、その後、掌側から他方の貫通孔10に挿通して、背側に戻すようにしてもよい。
[3] 次に、固定用ボタン3の貫通孔31に、それぞれ固定用糸2の端部を挿通した後、両端部を結ぶ。
これにより、骨片11を橈骨12に固定することができる。太幅部22を骨片11に当接させた状態で、固定用糸2で骨片11を橈骨12に固定するため、骨片11の固定用糸2による切断を確実に防止することができる。その結果、固定用糸2が貫通孔10(10a)から不本意に離脱するのを防止しつつ、これらを固定することができ、骨片11の橈骨12への骨癒合が早期かつ正確になされる。
また、このような固定用糸2および固定用ボタン3は、いずれもサイズが比較的小さいため、術後には、皮下に固定用糸2および固定用ボタン3が埋設されていることが判り難い。このため、固定用糸2および固定用ボタン3を生体適合性の材料で構成した場合には、骨片11が橈骨12に骨癒合した後に、これらを取り出す再手術を省略することができ、患者の負担を軽減することができるという利点もある。
なお、太幅部22は、図1に示す構成に代えて、図5に示す構成とすることもできる。図5に示す太幅部22は、線材自体を編む(結ぶ)ことにより平板状に形成されている。かかる構成によれば、図1に示す固定用糸2と同様の作用・効果が得られる。さらに、図1に示す太幅部22と比較して、骨片11との接触面積をより増大させることができるため、固定用糸2による骨片11の切断をより好適に防止することができる。
また、太幅部22は、図1および図5に示す双方の構成を備えていてもよい。また、太幅部22は、細幅部21を構成する線材とは別に短い線材を1本以上用意し、この短い線材と細幅部21を構成する線材とを撚ること、および/または、編むことより形成することもできる。
<第2実施形態>
次に、本発明の手術器具の第2実施形態について説明する。図6は、本発明の手術器具の第2実施形態が備える固定用糸を示す斜視図である。
以下、第2実施形態について、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。第2実施形態では、固定用糸2の構成が異なること以外は、第1実施形態と同様である。
すなわち、図6に示す固定用糸2は、可撓性を備える線材で構成された細幅部21と、固定用糸2の長手方向の中央部に位置し、細幅部21の幅より大きい幅の複数の球状部221を含む太幅部22とを有する。本実施形態では、球状部221は、細幅部21を構成する線材自体の一部を拡径(周方向において拡幅)することにより形成されている。
また、複数の球状部221は、固定用糸2の長手方向に沿って、ほぼ等間隔で配置されており、球状部221同士の間には、細幅部21が存在している。隣接する球状部221同士の離間距離は、固定用糸2により骨片11を橈骨12に固定した状態で、これらの間に存在する細幅部21が骨片11に直接接触しないように好ましくは設定される。具体的な離間距離lは、特に限定されないが、0.01〜0.1mm程度であることが好ましく、0.03〜0.07mm程度であることがより好ましい。
かかる構成によれば、骨片11および橈骨12の貫通孔10を規定する内周面と球状部221とを点接触とすることができるため、太幅部22(球状部221)を貫通孔10に挿通する場合には、その挿通操作を円滑に行うことができる。また、骨片11を橈骨12に固定する際に、球状部221同士の間に骨片11の開口縁部111を位置させるようにすれば、固定用糸2の骨片11に対する位置決めも行うことができる。このため、固定用糸2による骨片11の締め付け力をより高めることができ、骨片11の橈骨12に対する固定をより強固に行うことができる。
かかる構成の太幅部22を設ける場合には、固定用糸2の構成材料として、例えば合成樹脂を用いて、細幅部21と複数の球状部221とを一体的に形成するのが好ましい。これにより、固定用糸2の強度を高めることができるとともに、太幅部22(球状部221)の細幅部21に対する位置ズレを防止することができる。また、この場合、球状部221を、固定用糸2の長手方向を高さ方向とする円錐形状、円錐台形状、角錐形状、角錐台形状等の任意の形状に形成することができる。
また、球状部221は、細幅部21を構成する線材自体を複数個所で玉状に結ぶことにより形成してもよい。この場合、線材は、天然繊維で構成するのが好ましい。
<第3実施形態>
次に、本発明の手術器具の第3実施形態について説明する。図7は、本発明の手術器具の第3実施形態が備える固定用糸を示す斜視図、図8は、図7に示す固定用糸を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す断面図、図9は、第3実施形態の固定用糸が備える管状部の他の構成例を示す斜視図、図10は、図9に示す固定用糸を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す断面図である。
以下、第3実施形態について、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。第3実施形態では、固定用糸2の構成が異なること以外は、第1実施形態と同様である。
すなわち、図7に示す固定用糸2は、可撓性を備える線材で構成された糸状部23と、糸状部23の外周を覆うように設けられた可撓性を備える管状部(管体)24とを有する。糸状部23の横断面における形状および幅(直径)は、第1実施形態の細幅部21と同様に設定することができる。
管状部24の横断面における形状(外形)は、図示の構成では、円形状(または楕円形状)をなしているが、例えば、三角形状、四角形状(正方形状または長方形状)、五角形状、六角形状のような多角形状、星形状のような異形状とすることもできる。この管状部24の幅(外径)は、第1実施形態の太幅部22と同様に設定することができる。これにより、管状部24は、骨片11に形成される貫通孔10aに挿入可能に構成されている。
骨片11を橈骨12に固定する際には、図8に示すように、管状部24の両端部をそれぞれ貫通孔10aに挿入し、この状態で、糸状部23の両端部同士を直接または固定用ボタン3を用いて締め付け、結ぶことにより固定する。これにより、細幅の糸状部23が骨片11の開口縁部111に直接接触することがないため、糸状部23(固定用糸2)による骨片の切断をより確実に防止することができる。その結果、糸状部23の貫通孔10(10a)からの不本意な離脱を確実に阻止することができる。
すなわち、本実施形態では、管状部24は、糸状部23を貫通孔10aに挿通した状態で、骨片11に当接して糸状部23の貫通孔10aからの離脱を阻止する離脱阻止部を構成している。なお、管状部24の一端部のみを一方の貫通孔10aに挿入するようにしてもよい。これによっても、糸状部23による骨片11の切断を十分に防止することができる。
また、かかる構成によれば、管状部24の周方向の如何なる位置を骨片11に当接させても同様に使用することができるため、固定用糸2の使用時に、その向きを確認する手間を省くことができる。
この管状部24の構成材料には、例えば、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等を好適に用いることができる。
なお、管状部24は、1つに限らず、図9に示すように、2つ設けるようにしてもよい。さらに、図9に示す管状部24は、それぞれ貫通孔10aに挿入された状態で、骨片11に当接するフランジ部(円環状のリブ)241を備えている。これにより、骨片11を橈骨12に固定する際には、図10に示すように、管状部24を、それぞれ貫通孔10aに挿入し、フランジ部241を骨片11の開口縁部111に当接させておけば、管状部24の骨片11に対する位置決めを行うこと、すなわち位置ズレを防止することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の手術器具の第4実施形態について説明する。図11は、本発明の手術器具の第4実施形態を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(掌側から見た図)、図12は、本発明の手術器具の第4実施形態を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(背側から見た図)である。
以下、第4実施形態について、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。第4実施形態では、貫通孔10を形成する位置が異なること以外は、第1実施形態と同様である。
すなわち、図11、12に示すように、本実施形態では、骨片11における貫通孔10aの形成が省略され、橈骨12における貫通孔10b単独で、貫通孔10が構成されている。そして、固定用糸2は、この橈骨12に単独で形成された貫通孔10bに挿通され、この状態で、骨片11に当接することで、橈骨12の骨欠損部に骨片11が保持され、その結果、骨片11が橈骨12に固定される。
本実施形態では、固定用糸2は、貫通孔10bに挿通された状態で、太幅部22が骨片11の外面(骨片11の橈骨12と反対側の領域)112に当接するようにして使用され、これにより、橈骨12の骨欠損部に骨片11が保持される。このように、骨片11に貫通孔10aを形成することなく、外面112に太幅部22を当接させることで、橈骨12の骨欠損部に骨片11を保持するため、骨片11としてよりサイズが小さいものを用いたとしても、骨片11の破砕をより確実に防止した状態で、骨片11を橈骨12に固定することができる。
また、外面112に太幅部22が当接されることから、細幅部21を外面112に当接させる場合と比較して接触面積を増大させることができるため、チーズカット現象により、固定用糸2が骨片11から離脱するのを好適に阻止することができる。すなわち、本実施形態では、太幅部22は、固定用糸2の骨片11との接触面積を増大させることにより、骨片11の切断を防止して、固定用糸2(線材)の骨片11を保持した状態からの離脱を阻止する離脱阻止部を構成している。
<第5実施形態>
次に、本発明の手術器具の第5実施形態について説明する。図13は、本発明の手術器具の第5実施形態が備える固定用糸を示す斜視図、図14は、図13に示す固定用糸を用いて橈骨の遠位端の小骨折部を処置した状態を示す図(背側から見た図)、図15は、第5実施形態の固定用糸の他の構成例を示す斜視図である。
以下、第5実施形態について、前記第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。第5実施形態では、固定用糸2の構成が異なること以外は、第1および第3実施形態と同様である。
すなわち、図13に示す固定用糸2は、可撓性を備える線材で構成された糸状部23と、糸状部23の長手方向の途中(中央部)に接続された棒状部(棒体)25とを有する。棒状部25は、中空であっても中実であってもよい。棒状部25は、比較的剛性が高いことが好ましく、その構成材料としては、例えば、固定用ボタン3と同様の材料を用いることができる。また、糸状部23は、棒状部25の長手方向の中央部に、結着、接着剤による接着、融着(超音波融着、高周波融着)またはこれらの組み合わせにより固定されている。
このような固定用糸2は、図14に示すように、骨片11および橈骨12に連続して1つの貫通孔10を形成し、2つに分岐する糸状部23をまとめて貫通孔10に挿入し、この状態で、糸状部23の橈骨12から露出する両端部同士を直接または固定用ボタン3を用いて締め付け、結ぶことにより固定する。骨片11を橈骨12に固定した状態で、棒状部25は、骨片11の開口縁部111を含む外面112に当接する。これにより、糸状部23の貫通孔10からの不本意な離脱を確実に阻止することができる。
特に、細幅の糸状部23が骨片11の開口縁部111に直接接触することがないため、糸状部23により骨片11が切断されることもない。すなわち、本実施形態では、棒状部25は、糸状部23を貫通孔10aに挿通した状態で、骨片11に当接して糸状部23の貫通孔10aからの離脱を阻止する離脱阻止部を構成している。また、本実施形態では、1つの貫通孔10を形成すればよいため、骨片11の破砕をより確実に防止することができる。
また、図13に示す構成とする場合、棒状部25の糸状部23を接続する箇所には、棒状部25の周方向に沿って溝を形成するようにしてもよい。これにより、糸状部23の棒状部25に対する位置ズレを防止することができる。
なお、棒状部25には、図15に示すように、糸状部23の一端部を接続するように構成することもできる。図15に示す棒状部25は、その長手方向の途中(中央部)に形成された半リング状の取付部251を有しており、当該取付部251に糸状部23の一端部が結着、接着剤による接着、融着(超音波融着、高周波融着)またはこれらの組み合わせにより固定されている。
かかる構成とすることにより、図13に示す固定用糸2と同様の作用・効果が得られる。特に、取付部251の幅を貫通孔10の直径とほぼ等しいか若干小さく設定しておくことで、固定用糸2により骨片11を橈骨12に固定する際に、取付部251を貫通孔10に挿入することにより、棒状部25の骨片11に対する位置決めを行うことができる。そのため、固定用糸2により骨片11を橈骨12に対してより確実に固定することができる。
また、図15に示す構成では、分岐しない直鎖状(直線状)の糸状部23を貫通孔10に挿通すればよいので、貫通孔10の直径をさらに小さく設定すること、すなわち、糸状部23の幅より若干大きく設定するだけでよいので、骨片11の破砕をより確実に防止することができる。
なお、以上では、小骨折部の処置に用いる小片として、橈骨12の骨欠損部に本来存在していた骨片を一例として説明したが、小骨折部の処置に用いる小片には、骨欠損部に対応する形状に形成された人工骨片を用いるようにしてもよい。この場合、人工骨片の構成材料としては、例えば、リン酸カルシウム系化合物(好ましくはハイドロキシアパタイト)が挙げられる。
また、固定用ボタン3の貫通孔31に、固定用糸2の端部を挿通した状態で、両端部を結ぶことで、骨片11を橈骨12に固定する場合について説明したが、この固定用ボタン3に代えて、固定用ボタン3よりもサイズが大きく、スクリューを用いて橈骨12に固定するプレートを用いることもできる。このプレートには、固定用ボタン3と同様に貫通孔31が形成されるとともに、スクリュー挿通用の貫通孔が形成されている。そして、貫通孔31に、固定用糸2の端部を挿通した状態で、両端部を結ぶことで、骨片11が橈骨12に固定され、さらに、スクリュー挿通用の貫通孔にスクリューを挿通した状態で、このスクリューを橈骨12に固定することで、プレートが橈骨12に固定される。このようなプレートは、固定用ボタン3を設置すべき箇所の橈骨12が欠損または複雑に骨折している場合に適用され、橈骨12の骨欠損部や骨折線13を跨ぐようにして、プレートをスクリューで橈骨12に固定することで、骨片11を橈骨12に固定することができる。
さらに、処置する箇所として、橈骨の小骨折部を一例として説明したが、本発明により処置可能な箇所としては、例えば、尺骨、脛骨または腓骨のような関節を形成する骨の小骨折部が挙げられる。
以上、本発明の手術器具を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、本発明の手術器具において、各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、任意の構成のものを付加することができる。
また、例えば、本発明では、図1〜図15に示した任意の2以上の構成を組み合わせるようにしてもよい。
1 手術器具
2 固定用糸
21 細幅部
22 太幅部
221 球状部
23 糸状部
24 管状部
241 フランジ部
25 棒状部
251 取付部
3 固定用ボタン
31 貫通孔
10、10a、10b 貫通孔
101 外側開口
11 骨片
111 開口縁部
112 外面
12 橈骨
13 骨折線

Claims (14)

  1. 骨欠損部に対応する形状の小片を、前記骨欠損部が形成された骨に固定するための手術器具であって、
    前記骨に形成された第1の貫通孔に挿通され、かつ前記小片を前記骨欠損部に保持する可撓性を備える線材と、
    該線材を前記第1の貫通孔に挿通し、かつ、前記線材で前記小片を保持した状態で、前記小片に当接して前記線材の前記小片の保持した状態からの離脱を阻止する離脱阻止部とを有し、
    前記小片は、第2の貫通孔を有し、前記小片の前記骨欠損部への保持は、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔の双方に、前記線材を挿通することで行われており、
    前記離脱阻止部は、前記第2の貫通孔に挿入可能に構成されていることを特徴とする手術器具。
  2. 前記離脱阻止部は、前記線材を前記骨欠損部に保持した状態で、前記小片の前記骨と反対側の領域の少なくとも一部に当接するように構成されている請求項1に記載の手術器具。
  3. 前記離脱阻止部は、その幅が前記線材の幅より大きく設定されることにより、前記線材による前記小片の切断を防止するように機能する請求項1または2に記載の手術器具。
  4. 前記離脱阻止部は、前記線材自体を撚ること、および/または、編むことにより形成されている請求項に記載の手術器具。
  5. 前記離脱阻止部は、前記線材自体の一部を拡幅することにより形成されている請求項に記載の手術器具。
  6. 前記離脱阻止部は、前記線材の外周を覆うように設けられた少なくとも1つの管体で構成されている請求項に記載の手術器具。
  7. 前記線材の幅をA[mm]とし、前記離脱阻止部の幅をB[mm]としたとき、B/Aが1.5〜5である請求項ないしのいずれか1項に記載の手術器具。
  8. 前記離脱阻止部は、その幅が1〜2mmである請求項ないしのいずれか1項に記載の手術器具。
  9. 前記離脱阻止部は、その長さが0.5〜2cmである請求項1ないしのいずれか1項に記載の手術器具。
  10. 前記線材は、非金属材料で構成されている請求項1ないしのいずれか1項に記載の手術器具。
  11. 前記線材の幅は、0.1〜0.7mmである請求項1ないし10のいずれか1項に記載の手術器具。
  12. さらに、前記離脱阻止部と反対側において、前記線材を前記骨に固定するための固定部材を有する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の手術器具。
  13. 前記小片は、前記骨欠損部に本来存在していた骨片、または、前記骨欠損部に対応する形状に形成された人工骨片である請求項1ないし12のいずれか1項に記載の手術器具。
  14. 前記骨は、橈骨、尺骨、脛骨または腓骨であり、前記骨欠損部は、前記骨の遠位端に形成された部位である請求項1ないし13のいずれか1項に記載の手術器具。
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