JP6436703B2 - 移乗支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被介護者の移乗を支援する移乗支援装置の技術に関する。
従来、被介護者の移乗を支援する移乗支援装置の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、支持部と、一端が支持部に揺動可能に接続されるアーム部と、アーム部の他端に接続される前面保持部(身体保持部)と、アーム部を揺動させるアーム軸モータと、を具備する移乗支援装置が記載されている。
このように構成された移乗支援装置において、前面保持部によって被介護者を保持した状態で、アーム軸モータを駆動させることで、当該被介護者を任意の高さに持ち上げることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、支持部に対するアーム部の揺動角度を調整することでしか前面保持部の位置(高さ)を調整することができない。このため、前面保持部の位置を細かく調整することが困難である点で不利であった。
特開2013−90845号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、容易に身体保持部の位置を細かく調整することが可能な移乗支援装置を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、移動可能な本体部と、搭乗した被介護者の身体を保持する身体保持部と、前記身体保持部を前記本体部に対して支持する支持部と、を具備し、前記支持部は、第一揺動軸を中心として前記本体部に対して前後に揺動可能な第一揺動部と、前記身体保持部を支持すると共に、前記第一揺動軸とは異なる軸線上に配置された第二揺動軸を中心として前記第一揺動部に対して前後に揺動可能な第二揺動部と、前記第一揺動部を前記本体部に対して前後に揺動させる第一駆動源と、前記第一駆動源と独立して駆動させることが可能であり、前記第二揺動部を前記第一揺動部に対して前後に揺動させる第二駆動源と、を具備し、前記第二揺動軸は、前記被介護者が搭乗した状態で、当該被介護者の左右方向両側に一対設けられる、ものである。
請求項2においては、前記支持部は、前記第一揺動部を支持すると共に、前記第一揺動軸とは異なる軸線上に配置された第三揺動軸を中心として前記本体部に対して前後に揺動可能な第三揺動部と、前記第一駆動源及び前記第二駆動源と独立して駆動させることが可能であり、前記第三揺動部を前記本体部に対して前後に揺動させる第三駆動源と、をさらに具備するものである。
請求項3においては、前記第一揺動軸は、側面視において、前記被介護者の膝関節の近傍に設けられ、前記第二揺動軸は、側面視において、前記被介護者の股関節の近傍に設けられ、前記第三揺動軸は、側面視において、前記被介護者の足関節の近傍に設けられるものである。
請求項4においては、前記支持部は、前記第三揺動部に対して着脱可能に設けられ、前記被介護者が着座可能な着座部をさらに具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、容易に身体保持部の位置を細かく調整することができる。
請求項2においては、より容易に身体保持部の位置を細かく調整することができる。
請求項3においては、第一揺動部、第二揺動部及び第三揺動部がそれぞれ揺動する際に、被介護者の身体に加わる負担を軽減することができる。
請求項4においては、移乗支援装置に搭乗した被介護者を着座させることができ、当該被介護者の身体に加わる負担を軽減することができる。また、第一揺動部及び第二揺動部を適宜揺動させることで、被介護者を着座部から浮かせることができ、着座部の着脱や移乗作業等を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る移乗支援装置の前方斜視図。 同じく、後方斜視図。 被介護者が搭乗した状態の移乗支援装置を示した左側面図。 主に台車部及び大腿フレームを示した移乗支援装置の左側面図。 主に下腿フレーム及び上体フレームを示した移乗支援装置の左側面図。 下腿シリンダを伸縮させる様子を示した移乗支援装置の左側面図。 大腿シリンダを伸縮させる様子を示した移乗支援装置の左側面図。 上体シリンダを伸縮させる様子を示した移乗支援装置の左側面図。 (a)移乗支援装置を被介護者に近づける様子を示した左側面図。(b)被介護者を正面保持部にもたれさせる様子を示した左側面図。 (a)被介護者の上体を前方に傾ける様子を示した左側面図。(b)被介護者の重心位置を前方に移動させる様子を示した左側面図。 (a)被介護者の膝を伸ばす様子を示した左側面図。(b)着座部を取り付ける様子を示した左側面図。 (a)被介護者を着座部に着座させる様子を示した左側面図。(b)下腿フレームを後方に揺動させる様子を示した左側面図。
以下では、図中の矢印に基づいて、前後方向、左右方向及び上下方向を定義して説明を行う。
まず、図1から図3までを用いて、本発明の実施の一形態に係る移乗支援装置1の概略について説明する。
移乗支援装置1は、被介護者(介護を受ける者)Pを乗せて移動することにより、当該被介護者Pの移乗(例えば、ベッドとトイレ間の移乗、ベッドと車椅子間の移乗や、移乗支援装置自体への移乗等)を支援するものである。移乗支援装置1は、主として台車部2、支持部3及び上体保持部4を具備する。また、支持部3は、主として下腿フレーム10、大腿フレーム30及び上体フレーム50を具備する。
台車部2は、地面(床面)上を移動することができる。台車部2の上部には、支持部3が設けられる。支持部3の上部には、上体保持部4が設けられる。上体保持部4は、移乗支援装置1に搭乗した被介護者Pの身体(特に上体)を保持することができる。
台車部2には、下腿フレーム10が前後に揺動可能に連結される。下腿フレーム10には、大腿フレーム30が前後に揺動可能に連結される。大腿フレーム30には、上体フレーム50が前後に揺動可能に連結される。上体フレーム50には、上体保持部4が設けられる。下腿フレーム10、大腿フレーム30及び上体フレーム50をそれぞれ任意に揺動させることで、上体保持部4の位置(高さ、傾き等)を細かく調整することができる。
次に、図1から図5までを用いて、移乗支援装置1の各部(台車部2及び支持部3)の構成について説明する。
図1から図4までに示す台車部2は、移乗支援装置1の最下部を形成するものであり、地面(床面)上を移動可能なものである。台車部2は、主として台車部本体2a及び車輪2bを具備する。
台車部本体2aは、台車部2の主たる構造体を形成するものである。台車部本体2aは、棒状の部材や板状の部材等を適宜組み合わせて形成される。台車部本体2aは、平面視略矩形状の範囲に亘るように形成される。
車輪2bは、台車部本体2aの下部に複数設けられる。これによって、台車部本体2aは車輪2bを介して地面(床面)上を任意の方向に移動することができる。
図1から図5までに示す支持部3は、台車部2の上部に設けられ、移乗支援装置1に搭乗した被介護者Pの身体を保持するものである。支持部3は、主として下腿フレーム10、下腿シリンダ20、大腿フレーム30、大腿シリンダ40、上体フレーム50、上体シリンダ60及び着座部70を具備する。
図1から図3まで、並びに図5に示す下腿フレーム10は、支持部3の最下部を形成するものである。下腿フレーム10は、主として下腿フレーム本体11、揺動軸12、当接部13、膝受け部14及び連結部15を具備する。
下腿フレーム本体11は、下腿フレーム10の主たる構造体を形成するものである。下腿フレーム本体11は、棒状の部材や板状の部材等を適宜組み合わせて形成される。
揺動軸12は、下腿フレーム本体11と台車部2とを連結するものである。揺動軸12は、軸線を左右方向に向けた状態で配置される。揺動軸12は、下腿フレーム本体11のうち、下方に延びるように形成された部分の端部(下端部)と、台車部本体2a(図4も参照)の前後中途部とを回動可能に連結する。これによって、下腿フレーム本体11(下腿フレーム10)は、揺動軸12を中心として、台車部2に対して前後に揺動することができる。
当接部13は、下腿フレーム本体11の後下部に設けられる部分である。当接部13は、軸線を上下方向に向けた円柱状に形成される。当接部13の下端部は、台車部2の台車部本体2aの上面に当接することができる。当該当接部13が台車部2に当接することによって、下腿フレーム本体11(下腿フレーム10)の左側面視(図3等参照)における時計回り方向への回動(揺動)が所定の位置で規制される。
膝受け部14は、移乗支援装置1に搭乗した被介護者Pの膝を受ける部分である。膝受け部14は、板面を略前後方向に向けた略矩形板状に形成される。膝受け部14は、下腿フレーム本体11の前上部に左右一対設けられる。
連結部15は、後述する着座部70が連結される部分である。連結部15は、軸線を略前後方向に向けた円筒状に形成される。連結部15は、下腿フレーム本体11の後上部に左右一対設けられる。
図1から図3までに示す下腿シリンダ20は、下腿フレーム10を台車部2に対して前後に揺動させるものである。下腿シリンダ20は、長手方向に伸縮可能なアクチュエータである。下腿シリンダ20は左右一対設けられる。下腿シリンダ20の下端部は、第一連結軸21を介して台車部本体2aの前後中途部(前後方向において、揺動軸12よりも後方)に回動可能に連結される。下腿シリンダ20の上端部は、第二連結軸22を介して下腿フレーム本体11の上下中途部に連結される。
図1から図4までに示す大腿フレーム30は、支持部3の上下中途部を形成するものである。大腿フレーム30は、主として大腿フレーム本体31及び揺動軸32を具備する。
大腿フレーム本体31は、大腿フレーム30の主たる構造体を形成するものである。大腿フレーム本体31は、棒状の部材や板状の部材等を適宜組み合わせて形成される。
揺動軸32は、大腿フレーム本体31と下腿フレーム10とを連結するものである。揺動軸32は、軸線を左右方向に向けた状態で配置される。揺動軸32は、左側面視(図3参照)において、下腿フレーム10と台車部2とを連結する揺動軸12の略上方に配置される。揺動軸32は、大腿フレーム本体31の前部と、下腿フレーム本体11の前上部とを回動可能に連結する。これによって、大腿フレーム本体31(大腿フレーム30)は、揺動軸32を中心として、下腿フレーム10に対して前後に揺動することができる。
図3に示す大腿シリンダ40は、大腿フレーム30を下腿フレーム10に対して前後に揺動させるものである。大腿シリンダ40は、長手方向に伸縮可能なアクチュエータである。大腿シリンダ40の下端部は、第一連結軸41を介して下腿フレーム本体11の前下部(左側面視において、揺動軸12と第二連結軸22との間)に回動可能に連結される。大腿シリンダ40の上端部は、第二連結軸42を介して大腿フレーム本体31の上下中途部(前後方向において、揺動軸32よりも後方)に連結される。
図1から図3まで、並びに図5に示す上体フレーム50は、支持部3の最上部を形成するものである。上体フレーム50は、主として上体フレーム本体51及び揺動軸52を具備する。
上体フレーム本体51は、上体フレーム50の主たる構造体を形成するものである。上体フレーム本体51は、棒状の部材や板状の部材等を適宜組み合わせて形成される。
揺動軸52は、上体フレーム本体51と大腿フレーム30とを連結するものである。揺動軸52は、軸線を左右方向に向けた状態で配置される。揺動軸52は、左側面視(図3参照)において、大腿フレーム30と下腿フレーム10とを連結する揺動軸32の略後方に配置される。揺動軸52は、左右一対設けられる。揺動軸52は、上体フレーム本体51の左右両側部のうち、後下方に延びるように形成された部分の端部(後下端部)と、大腿フレーム本体31の左右両側部のうち、後方に延びるように形成された部分の端部(後端部)とをそれぞれ回動可能に連結する。これによって、上体フレーム本体51(上体フレーム50)は、揺動軸52を中心として、大腿フレーム30に対して前後に揺動することができる。
図3に示す上体シリンダ60は、上体フレーム50を大腿フレーム30に対して前後に揺動させるものである。上体シリンダ60は、長手方向に伸縮可能なアクチュエータである。上体シリンダ60の下端部は、第一連結軸61を介して大腿フレーム本体31の下部(上下方向において、第二連結軸42よりも下方)に連結される。上体シリンダ60の上端部は、第二連結軸62を介して上体フレーム本体51の前下部(前後方向において、揺動軸52よりも前方)に連結される。
図1から図3まで、並びに図5に示す着座部70は、移乗支援装置1に搭乗した被介護者Pが着座可能なものである。着座部70は、主として着座部本体71及び軸部72を具備する。
着座部本体71は、被介護者Pが着座する部分である。着座部本体71は、板面を略上下方向に向けた板状に形成される。着座部本体71は、適宜被介護者Pが着座しやすい形状に形成される。
軸部72は、着座部本体71を下腿フレーム10に連結するための部分である。軸部72は、軸線を略前後方向に向けた円柱状に形成される。軸部72は、着座部本体71の前端下部に左右一対設けられる。軸部72は、着座部本体71から前方に向かって突出するように設けられる。
着座部70は、軸部72を下腿フレーム10の連結部15に挿通することで、当該下腿フレーム10に取り付けられる。また、着座部70は、軸部72を連結部15から抜き取ることで、下腿フレーム10から取り外される。
上体保持部4は、移乗支援装置1に搭乗した被介護者Pの身体(上体)を保持する部分である。上体保持部4は、主として正面保持部4a及び側面保持部4bを具備する。
正面保持部4aは、移乗支援装置1に搭乗した被介護者Pの胸部から腹部に亘る部分を保持する部分である。正面保持部4aは、板面を略前後方向に向けた板状に形成される。正面保持部4aは、上体フレーム本体51の上部から下部に亘って上下方向に延びるように配置される。
側面保持部4bは、移乗支援装置1に搭乗した被介護者Pを左右両側方から保持する部分である。側面保持部4bは、板面を左右方向に向けた略矩形板状に形成される。側面保持部4bは、左右方向において正面保持部4aを挟むようにして左右一対設けられる。側面保持部4bは、上体フレーム本体51の上部から後方に向かって延びるように配置される。
このような上体保持部4において、正面保持部4aが被介護者Pの胸部から腹部に亘る部分を支持すると共に、左右の側面保持部4bが当該被介護者Pの脇の下を支持する。これによって、上体保持部4は、被介護者Pの上体(上半身)を安定して保持することができる。
このように構成された移乗支援装置1には、図3に示すように、被介護者Pが着座部70に着座した状態で搭乗することができる。この状態で、左側面視(図3参照)において下腿フレーム10は、被介護者Pの下腿(膝から足首まで)に概ね沿うように配置される。また、左側面視において大腿フレーム30は、被介護者Pの大腿(脚の付け根から膝まで)に概ね沿うように配置される。また、左側面視において上体フレーム50は、被介護者Pの上体(腰から上の部分)に概ね沿うように配置される。
また、左側面視(図3参照)において下腿フレーム10の揺動軸12は、被介護者Pの足関節J1(足首にある関節(内果点))の近傍(地面の近傍)に位置する。また、左側面視において大腿フレーム30の揺動軸32は、被介護者Pの膝関節J2(膝にある関節(脛骨点))の近傍(揺動軸12の上方)に位置する。また、左側面視において上体フレーム50の揺動軸52は、被介護者Pの股関節J3(大腿骨の関節(転子点))の近傍(揺動軸32の後方)に位置する。
このように、揺動軸12、揺動軸32及び揺動軸52を、それぞれ足関節J1、膝関節J2及び股関節J3の近傍に配置することで、下腿フレーム10、大腿フレーム30及び上体フレーム50をそれぞれ揺動させる際に、被介護者Pの身体(関節)を自然に曲げたり伸ばしたりすることができる。これによって、被介護者Pの身体に加わる負担を軽減することができる。
次に、図6から図8までを用いて、移乗支援装置1の各部が揺動する様子について説明する。
移乗支援装置1は、下腿シリンダ20、大腿シリンダ40及び上体シリンダ60をそれぞれ伸縮させることで、下腿フレーム10、大腿フレーム30及び上体フレーム50をそれぞれ前後に揺動させることができる。下腿シリンダ20、大腿シリンダ40及び上体シリンダ60は、図示せぬリモコン等の操作具を操作することにより、任意に伸縮させることができる。下腿シリンダ20、大腿シリンダ40及び上体シリンダ60は、互いに独立して駆動させることができる。
具体的には、図6に示すように、下腿シリンダ20を伸縮させることで、下腿フレーム10を台車部2に対して前後に揺動させることができる。この場合、揺動軸12が下腿フレーム10の揺動中心となる。大腿フレーム30及び上体フレーム50は下腿フレーム10に支持されているため、下腿フレーム10が揺動すると、当該下腿フレーム10と一体的に大腿フレーム30及び上体フレーム50も揺動する。
また、図7に示すように、大腿シリンダ40を伸縮させることで、大腿フレーム30を下腿フレーム10及び台車部2に対して前後に揺動させることができる。この場合、揺動軸32が大腿フレーム30の揺動中心となる。上体フレーム50は大腿フレーム30に支持されているため、大腿フレーム30が揺動すると、当該大腿フレーム30と一体的に上体フレーム50も揺動する。
また、図8に示すように、上体シリンダ60を伸縮させることで、上体フレーム50を大腿フレーム30、下腿フレーム10及び台車部2に対して前後に揺動させることができる。この場合、揺動軸52が上体フレーム50の揺動中心となる。
次に、図9から図12までを用いて、上述の如く構成された移乗支援装置1を用いて被介護者Pを移乗する作業(移乗作業)の一例について具体的に説明する。なお、以下の説明では、便宜上、移乗支援装置1を操作する者(介助者)の図示は省略している。
図9から図12までには、移乗作業の一例として、前方を向いて便器等に着座した状態の被介護者Pを、移乗支援装置1に搭乗させる様子を示している。以下、順に説明する。
まず、図9(a)に示すように、介助者は、移乗支援装置1を前方から被介護者Pに近づける。この際、介助者は、下腿シリンダ20を収縮させ、下腿フレーム10の当接部13を台車部2に当接させる。これによって、被介護者Pを支持部3で保持する際の荷重を、当接部13を介して台車部2で受けることができ、安定して被介護者Pを保持することができる。またこの際、介助者は、大腿シリンダ40及び上体シリンダ60の長さを調整し、正面保持部4aの鉛直方向に対する前方向への傾斜角度a1を、約5度に調整しておく。以下では、この状態の移乗支援装置1を、初期姿勢と称する。
次に、図9(b)に示すように、介助者は、側面保持部4bを被介護者Pの脇の下に挿通する。この状態で、介助者は、被介護者Pの上体を正面保持部4aにもたれさせる。この際、正面保持部4aは傾斜角度a1だけ前方向に傾斜しているため(図9(a)参照)、被介護者Pは正面保持部4aに楽にもたれることができる。
次に、図10(a)に示すように、介助者は、上体シリンダ60を収縮させ、上体フレーム50を大腿フレーム30に対して前方に揺動させる。この際、正面保持部4aの水平方向に対する傾斜角度a2は、約45度になるように調整される。このように上体フレーム50を揺動させると、当該上体フレーム50と共に被介護者Pの上体も前方に傾く。これによって、被介護者Pの上体部分の体重を正面保持部4aに預けることができる。
次に、図10(b)に示すように、介助者は、下腿シリンダ20を伸張させ、下腿フレーム10を台車部2に対して角度a3だけ前方に揺動させる。角度a3は、具体的には約15度になるように調整される。このように下腿フレーム10を揺動させると、当該下腿フレーム10と共に大腿フレーム30及び上体フレーム50も一体的に揺動する。このため、被介護者Pの身体全体が前方に揺動する。これによって、被介護者Pの重心位置が前方(移乗支援装置1側)に移動し、当該被介護者Pは身体を完全に移乗支援装置1に預けることができる。なお、この状態では、正面保持部4aの水平方向に対する傾斜角度a4は、約30度になる。
次に、図11(a)に示すように、介助者は、大腿シリンダ40を伸張させ、大腿フレーム30を下腿フレーム10に対して角度a5だけ前方に揺動させる。これによって、被介護者Pの膝が伸ばされる。このように大腿シリンダ40を伸張させる際には、介助者は、被介護者Pの上体の傾斜角度が維持されるように、すなわち正面保持部4aの水平方向に対する傾斜角度a4が一定(約30度)に保たれるように、上体シリンダ60を同時に伸張させる。なお、この際の角度a5は、後述するように着座部70を下腿フレーム10に取り付ける際(図11(b)参照)に、被介護者Pの臀部が当該着座部70と干渉しない程度の角度(例えば、約20度)に調整される。
次に、図11(b)に示すように、介助者は、着座部70の軸部72を下腿フレーム10の連結部15に挿通し、当該着座部70を下腿フレーム10に取り付ける。
次に、図12(a)に示すように、介助者は、大腿シリンダ40を収縮させて、被介護者Pが着座部70に着座するまで大腿フレーム30を下腿フレーム10に対して後方に揺動させる。このように大腿フレーム30を揺動させると、当該大腿フレーム30と共に上体フレーム50も一体的に揺動する。
次に、図12(b)に示すように、介助者は、下腿シリンダ20を収縮させ、当接部13が台車部2に当接するまで、すなわち角度a3(約15度)だけ、下腿フレーム10を台車部2に対して後方に揺動させる。
介助者は、この状態からさらに上体シリンダ60を伸張させ、上体フレーム50を大腿フレーム30に対して後方に揺動させ、移乗支援装置1を初期姿勢に戻す。初期姿勢に戻った移乗支援装置1を移動させることで、被介護者Pを任意の場所に容易に移動させることができる。
このように、移乗支援装置1を用いることで、力のない介助者でも容易に被介護者Pの移乗作業を行うことができる。また、大がかりな装置等も必要ないため、室内等の限られたスペースであっても移乗作業を行うことができる。
また、移乗支援装置1が図11に示す状態にある場合には、被介護者Pの膝が伸ばされて腰がやや浮いた状態(中腰)になっている。したがって、介助者は、この状態で被介護者Pのズボンの上げ下げを容易に行うこともできる。
なお、被介護者Pを移乗支援装置1から降ろす場合には、図9から図12までに示した手順とは逆の手順で移乗作業を行えば良い。
以上の如く、本実施形態に係る移乗支援装置1は、
移動可能な台車部2(本体部)と、
搭乗した被介護者Pの身体を保持する上体保持部4(身体保持部)と、
上体保持部4を台車部2に対して支持する支持部3と、
を具備し、
支持部3は、
揺動軸32(第一揺動軸)を中心として台車部2に対して前後に揺動可能な大腿フレーム30(第一揺動部)と、
上体保持部4を支持すると共に、揺動軸32とは異なる軸線上に配置された揺動軸52(第二揺動軸)を中心として大腿フレーム30に対して前後に揺動可能な上体フレーム50(第二揺動部)と、
大腿フレーム30を台車部2に対して前後に揺動させる大腿シリンダ40(第一駆動源)と、
大腿シリンダ40と独立して駆動させることが可能であり、上体フレーム50を大腿フレーム30に対して前後に揺動させる上体シリンダ60(第二駆動源)と、
を具備するものである。
このように構成することにより、容易に上体保持部4の位置を細かく調整することができる。すなわち、大腿フレーム30と上体フレーム50とをそれぞれ任意に揺動させることで、上体保持部4の位置の細かい調整ができる。これによって、移乗作業を容易に行うことができる。また、移乗作業を行う際に被介護者Pに加わる負担を軽減することができる。
また、支持部3は、
大腿フレーム30を支持すると共に、揺動軸32とは異なる軸線上に配置された揺動軸12(第三揺動軸)を中心として台車部2に対して前後に揺動可能な下腿フレーム10(第三揺動部)と、
大腿シリンダ40及び上体シリンダ60と独立して駆動させることが可能であり、下腿フレーム10を台車部2に対して前後に揺動させる下腿シリンダ20(第三駆動源)と、
をさらに具備するものである。
このように構成することにより、より容易に上体保持部4の位置を細かく調整することができる。すなわち、大腿フレーム30及び上体フレーム50に加えて、下腿フレーム10も任意に揺動させることで、上体保持部4の位置の細かい調整ができる。
また、揺動軸32は、
側面視において、被介護者Pの膝関節J2の近傍に設けられ、
揺動軸52は、
側面視において、被介護者Pの股関節J3の近傍に設けられ、
揺動軸12は、
側面視において、被介護者Pの足関節J1の近傍に設けられるものである。
このように構成することにより、大腿フレーム30、上体フレーム50及び下腿フレーム10がそれぞれ揺動する際に、被介護者Pの身体に加わる負担を軽減することができる。すなわち、当該大腿フレーム30、上体フレーム50及び下腿フレーム10がそれぞれ揺動する際に、被介護者Pの関節を自然に曲げたり伸ばしたりすることができるため、当該被介護者Pの身体に加わる負担を軽減することができる。また、大腿フレーム30、上体フレーム50及び下腿フレーム10を適宜揺動させることで、被介護者Pの膝を曲げ伸ばししたり、腰を曲げ伸ばししたり、重心位置を移動させたりすることができ、移乗作業を容易に行うことができる。
また、支持部3は、
下腿フレーム10に対して着脱可能に設けられ、被介護者Pが着座可能な着座部70をさらに具備するものである。
このように構成することにより、移乗支援装置1に搭乗した被介護者Pを着座させることができ、当該被介護者Pの身体に加わる負担を軽減することができる。また、大腿フレーム30及び上体フレーム50を適宜揺動させることで、被介護者Pを着座部70から浮かせることができ、着座部70の着脱や移乗作業等を容易に行うことができる。
なお、本実施形態に係る台車部2は、本発明に係る本体部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る上体保持部4は、本発明に係る身体保持部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る揺動軸32は、本発明に係る第一揺動軸の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る大腿フレーム30は、本発明に係る第一揺動部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る揺動軸52は、本発明に係る第二揺動軸の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る上体フレーム50は、本発明に係る第二揺動部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る大腿シリンダ40は、本発明に係る第一駆動源の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る上体シリンダ60は、本発明に係る第二駆動源の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る揺動軸12は、本発明に係る第三揺動軸の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る下腿フレーム10は、本発明に係る第三揺動部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る下腿シリンダ20は、本発明に係る第三駆動源の実施の一形態である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては下腿フレーム10、大腿フレーム30及び上体フレーム50をそれぞれ揺動可能な構成としたが、大腿フレーム30及び上体フレーム50のみ揺動可能な構成(下腿フレーム10は台車部2に揺動不能に支持される構成)とすることも可能である。
また、本実施形態においては、下腿シリンダ20、大腿シリンダ40及び上体シリンダ60を用いて下腿フレーム10、大腿フレーム30及び上体フレーム50をそれぞれ揺動させる構成としたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、本発明に係る第一駆動源、第二駆動源及び第三駆動源は、第一揺動部、第二揺動部及び第三揺動部をそれぞれ揺動させることができるものであれば、その構成を限定するものではない。当該第一駆動源、第二駆動源及び第三駆動源としては、例えば各種シリンダ(電動シリンダ、空圧シリンダ、油圧シリンダ等)やモータ等を用いることも可能である。
また、本実施形態においては、上体保持部4は被介護者Pを前方及び左右両側方から保持するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、本発明に係る身体保持部は、被介護者Pの身体の少なくとも一部分を保持することができるものであれば、その構成(形状、大きさ、被介護者Pの保持方法)を限定するものではない。
また、本実施形態においては、本発明に係る支持部(第一揺動部、第二揺動部及び第三揺動部)の実施の一形態として支持部3(大腿フレーム30、上体フレーム50及び下腿フレーム10)を例示したが、本発明に係る支持部の構成はこれに限定するものではない。すなわち、本発明に係る支持部は、身体保持部を本体部に対して支持することができるものであれば、その構成(形状、大きさ等)を限定するものではない。
また、本実施形態においては、着座部70の軸部72を下腿フレーム10の連結部15に挿通することで、当該着座部70を下腿フレーム10に取り付ける構成としたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、本発明に係る着座部は、支持部(第三揺動部)に対して着脱可能であれば、当該着脱を行うための構成を限定するものではない。
また、本実施形態においては、角度a1、角度a2、角度a3、角度a4及び角度a5の値を具体的に例示して、移乗支援装置1を用いた移乗作業について説明したが、本発明は移乗支援装置の各部(第一揺動部、第二揺動部及び第三揺動部)が揺動する際の角度を限定するものではない。すなわち、移乗支援装置の各部が揺動する際の角度は、被介護者の体格や移乗作業の内容(場所や目的等)に応じて任意に調整することが可能である。
1 移乗支援装置
2 台車部(本体部)
3 支持部
4 上体保持部(身体保持部)
10 下腿フレーム(第三揺動部)
12 揺動軸(第三揺動軸)
20 下腿シリンダ(第三駆動源)
30 大腿フレーム(第一揺動部)
32 揺動軸(第一揺動軸)
40 大腿シリンダ(第一駆動源)
50 上体フレーム(第二揺動部)
52 揺動軸(第二揺動軸)
60 上体シリンダ(第二駆動源)
70 着座部

Claims (4)

  1. 移動可能な本体部と、
    搭乗した被介護者の身体を保持する身体保持部と、
    前記身体保持部を前記本体部に対して支持する支持部と、
    を具備し、
    前記支持部は、
    第一揺動軸を中心として前記本体部に対して前後に揺動可能な第一揺動部と、
    前記身体保持部を支持すると共に、前記第一揺動軸とは異なる軸線上に配置された第二揺動軸を中心として前記第一揺動部に対して前後に揺動可能な第二揺動部と、
    前記第一揺動部を前記本体部に対して前後に揺動させる第一駆動源と、
    前記第一駆動源と独立して駆動させることが可能であり、前記第二揺動部を前記第一揺動部に対して前後に揺動させる第二駆動源と、
    を具備し、
    前記第二揺動軸は、前記被介護者が搭乗した状態で、当該被介護者の左右方向両側に一対設けられる、
    移乗支援装置。
  2. 前記支持部は、
    前記第一揺動部を支持すると共に、前記第一揺動軸とは異なる軸線上に配置された第三揺動軸を中心として前記本体部に対して前後に揺動可能な第三揺動部と、
    前記第一駆動源及び前記第二駆動源と独立して駆動させることが可能であり、前記第三揺動部を前記本体部に対して前後に揺動させる第三駆動源と、
    をさらに具備する、
    請求項1に記載の移乗支援装置。
  3. 前記第一揺動軸は、
    側面視において、前記被介護者の膝関節の近傍に設けられ、
    前記第二揺動軸は、
    側面視において、前記被介護者の股関節の近傍に設けられ、
    前記第三揺動軸は、
    側面視において、前記被介護者の足関節の近傍に設けられる、
    請求項2に記載の移乗支援装置。
  4. 前記支持部は、
    前記第三揺動部に対して着脱可能に設けられ、前記被介護者が着座可能な着座部をさらに具備する、
    請求項2又は請求項3に記載の移乗支援装置。
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