JP6435566B1 - ごみ真空輸送システム及びごみ真空輸送システムの改造方法 - Google Patents

ごみ真空輸送システム及びごみ真空輸送システムの改造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】輸送管の負担を軽減することができ、システムのメンテナンス費用を抑制する。
【解決手段】ごみGが投入されるごみ投入口53と、ごみ投入口53に直接的または間接的に接続される第一の輸送管51と、第一の輸送管51に接続された貯留排出装置1と、貯留排出装置1に接続された第二の輸送管52と、第二の輸送管52に接続されたブロア54と、を有し、ブロア54が空気を吸引することで、ごみGは第一の輸送管51を真空輸送されて貯留排出装置1に貯留され、かつ、実質的に空気Aのみが、第二の輸送管内52を真空輸送されるごみ真空輸送システム50を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ごみ真空輸送システム及びごみ真空輸送システムの改造方法に関する。
例えば、マンションなどの複数階層を有する集合住宅では、居住者のごみ廃棄の簡便化を測るため、各階に設けられたごみ投入口を介したごみの廃棄を可能にするごみ真空輸送システムが採用されている(例えば、特許文献1参照)。
ごみ投入口に投入されたごみ(塵芥)は、集合住宅を上下に貫通する投入シュート中を落下した後、投入シュート毎に設けられた回転ドラム式の貯留排出装置に貯留される。ごみは一時的に貯留排出装置に貯留された後、収集センタに設置された強力なブロアによって、収集センタまで真空輸送される。
特開平7−285608号公報
ところで、上記従来のごみ真空輸送システムでは、貯留排出装置と収集センタとの間を接続する輸送管が経年劣化により摩耗などした場合、輸送管の早期交換が必要となるが、輸送管が長くなるほどシステムメンテナンス費用が大きなものとなるという課題がある。
この発明は、輸送管の負担を軽減することができ、システムのメンテナンス費用を抑制することができるごみ真空輸送システム及びごみ真空輸送システムの改造方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、ごみ真空輸送システムは、ごみが投入されるごみ投入口と、前記ごみ投入口に直接的または間接的に接続される第一の輸送管と、前記第一の輸送管に接続された貯留排出装置と、前記貯留排出装置に接続された第二の輸送管と、前記第二の輸送管に接続されたブロアと、を有し、前記ブロアが空気を吸引することで、前記ごみは前記第一の輸送管を真空輸送されて前記貯留排出装置に貯留され、かつ、実質的に前記空気のみが、前記第二の輸送管内を真空輸送され、前記貯留排出装置は、内部に送り羽根を有し、軸線回りに回転することによって被処理物を軸方向下流側に搬送する回転ドラムと、前記軸線と同軸の円筒形状に形成され、前記回転ドラムの軸方向上流側の端壁の軸方向上流側から軸方向下流側にわたって配置され、かつ、前記第一の輸送管に接続されて前記回転ドラム内に前記空気とともに前記ごみを導入する導入配管と、前記回転ドラムの内部空間を前記ブロアに接続する排気部と、を備え、前記排気部は、前記導入配管の径方向外側にて前記軸線と同軸の円筒形状に形成され、前記端壁の内外に亘って延在し、軸方向上流側の端部が前記第二の輸送管を介して前記ブロアに接続されている排気配管と、前記排気配管の軸方向下流側に設けられ、前記回転ドラムの内部空間と連通する複数の通気孔を有する筒状網と、前記排気配管と前記回転ドラムとの間をシールするシール機構と、を備え、前記筒状網は、前記排気配管の軸方向下流側の端部から径方向外側に突出する後端面と、前記後端面の径方向外側の端部に接続された筒形状の筒部と、前記導入配管の軸方向下流側の端部近傍から径方向外側に突出する前端面と、前記筒部の軸方向下流側の端部と前記前端面の径方向外側の端部とを接続し、軸方向下流側に向かうに従って漸次細くなるテーパ部と、前記軸方向下流側から見て、前記テーパ部の下端を基準として前記回転ドラムの回転方向に向かって最小で前記下端から180°の範囲であり最大で前記下端から270°に至る範囲の前記テーパ部を閉塞する閉塞部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、ごみは貯留排出装置に貯留されて、第二の輸送管内をごみが輸送されることがないため、第二の輸送管の負担を軽減することができる。これにより、劣化した第二の輸送管の活用が可能となる。
このような構成によれば、導入配管と排気配管とが二重管構造をなしていることによって、導入配管と排気配管とを小径化でき、排気配管と回転ドラムとの間のシール機構をより簡易化することができる。
また、回転ドラム内に貯留され、回転ドラムが回転することにより上方に掻き上げられた被処理物がテーパ部上に落下する際に、閉塞部に落下した被処理物をスムーズに落下させることができる。また、被処理物が落下する箇所に閉塞部が配置されているため、通気孔が被処理物によって塞がれてしまい、負圧源によって発生する空気の流速が変動することを防止することができる。
上記ごみ真空輸送システムにおいて、前記第一の輸送管と前記導入配管とを接続するジョイント部をさらに有し、前記ジョイント部は、後端が前記第一の輸送管に接続された第一のフレキシブルジョイントと、後端が前記導入配管に接続された第二のフレキシブルジョイントとを備え、前記第一のフレキシブルジョイントの先端と、前記第二のフレキシブルジョイントの先端とを嵌合して接続してよい。
このような構成によれば、フレキシブルジョイントの機能により、第一の輸送管と導入配管とが完全に同一直線上にない場合においても、このズレを吸収することができる。
上記ごみ真空輸送システムにおいて、前記嵌合される前記第一のフレキシブルジョイントの先端と、前記第二のフレキシブルジョイントとの先端は、それぞれ金属とゴム、または、ゴムと金属のいずれか一方の組み合わせで形成されてよい。
このような構成によれば、金属によって形成されたフレキシブルジョイントの先端を、ゴムによって形成されたフレキシブルジョイントの先端に食い込ませることによって、気密性を向上させることができる。
上記ごみ真空輸送システムにおいて、前記貯留排出装置の前記導入配管は、前記前端面から軸方向下流側に突出してよい。
このような構成によれば、回転ドラム内に貯留された被処理物が筒状網に接触することによって筒状網が破損することを防止することができる。
上記ごみ真空輸送システムにおいて、前記貯留排出装置は、前記前端面の上端を基準として前記軸線の周方向の少なくとも±45°の範囲の前記前端面を閉塞する第二閉塞部を備えてよい。
このような構成によれば、導入配管の上方に堆積した被処理物によって負圧源で発生する空気の流速が変動することを防止することができる。
上記ごみ真空輸送システムにおいて、前記貯留排出装置の前記送り羽根は、前記導入配管の延びている範囲に配置されている第一送り羽根と、前記第一送り羽根の軸方向下流側に配置されている第二送り羽根と、を有し、前記第二送り羽根は、軸方向から見て前記第二送り羽根の一部と前記筒状網の一部とが重なってよい。
このような構成によれば、第二送り羽根の径方向の高さが高くなることによって、より多くの被処理物を堰き止めることができる。これにより、回転ドラム内に貯留される被処理物の量をより多くすることができる。
上記ごみ真空輸送システムにおいて、前記貯留排出装置の前記回転ドラムは、前記端壁に形成され前記排気配管が配置された配管挿通孔と、第一フランジと第二フランジと、第三のフレキシブルジョイントと、を備え、前記第二フランジは前記配管挿通孔にて前記端壁と一体に形成され、前記第一フランジは、前記排気配管と前記シール機構にてシールされ、前記第一フランジと前記第二フランジは、前記第三のフレキシブルジョイントで接続されてよい。
このような構成によれば、例えば回転ドラムが振動した場合においても、振動がシール機構に及ぶのを防止することができる。換言すれば、フランジを分割してシール機構側の第一フランジと回転ドラム側の第二フランジとをフレキシブルジョイントで接続したことによって、回転ドラム側の動きをフレキシブルジョイントで吸収することができる。
また、フレキシブルジョイントにより、導入配管と回転ドラムとを正確に同軸に合わせて配置する必要がなくなり、略同軸、すなわち同軸状とすることができるため、据付が容易となる。
本発明の第二の態様によれば、ごみ真空輸送システムの改造方法は、ごみ投入口から投入されたごみを貯留する貯留排出装置と収集センタに設置したブロアとを輸送管に接続し、前記ブロアで空気を吸引することで前記貯留されたごみを真空輸送するごみ真空輸送システムの改造方法であって、前記貯留排出装置とは別個の貯留排出装置を前記輸送管の経路に介在して設置する貯留排出装置設置工程を有し、前記貯留されたごみを前記別箇の貯留排出装置に真空輸送して貯留するとともに、前記空気を前記収集センタへ真空輸送し、前記ごみは前記収集センタへ真空輸送しないことを特徴とする。
上記ごみ真空輸送システムの改造方法において、貯留排出装置設置工程は、前記輸送管を前記ごみ投入口側の第一の輸送管と、前記ブロア側の第二の輸送管に切り離す切り離し工程と、前記第一の輸送管にフレキシブルジョイントを設置するジョイント設置工程と、前記別箇の貯留排出装置に前記フレキシブルジョイントを接続する第一の輸送管接続工程と、前記別箇の貯留排出装置に前記第二の輸送管を接続する第二の輸送管接続工程と、を備え、前記第二の輸送管は前記収集センタに接続されてよい。
本発明によれば、ごみは貯留排出装置に貯留されて、第二の輸送管内をごみが輸送されることがないため、第二の輸送管の負担を軽減することができる。これにより、劣化した第二の輸送管の活用が可能となる。
本発明の実施形態のごみ真空輸送システムの概略図である。 本発明の実施形態のごみ真空輸送システムにおける貯留排出装置などの配置を説明する概略図である。 本発明の実施形態の貯留排出装置の断面図である。 本発明の実施形態の貯留排出装置の導入配管及び排気部の詳細断面図である。 本発明の実施形態の貯留排出装置の筒状網の斜視図である。 図5の筒状網の軸方向下流側から見た正面図である。 本発明の実施形態のごみ真空輸送システムの接続装置の断面図である。 本発明の実施形態のごみ真空輸送システムの接続装置のジョイント部の断面図である。 本発明の実施形態の接続装置の作用について説明する図である。 図3のX−X断面図であり、本発明の実施形態の貯留排出装置の作用を説明する図であって、貯留排出装置の筒状網の軸方向下流側から見た正面図である。 本発明の実施形態の変形例の接続装置のジョイント部の断面図である。 本発明の実施形態の変形例の接続装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態のごみ真空輸送システム及びごみ真空輸送システムの改造方法について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のごみ真空輸送システム50は、ごみ(廃棄物)が投入されるごみ投入口53と、ごみ投入口53に接続されている第一の輸送管51と、第一の輸送管51に接続されている貯留排出装置1と、貯留排出装置1に接続されている第二の輸送管52と、第二の輸送管52に接続されているブロア54とを有している。ブロア54は、第一の輸送管51及び第二の輸送管52の内部を減圧して、ごみ輸送用の空気流を発生させる送風機であり、収集センタ56に設けられている。
ブロア54が空気を吸引することで、ごみGと空気Aが第一の輸送管51内を真空輸送されて、貯留排出装置1に貯留される。貯留排出装置1に真空輸送された空気Aは、さらに第二の輸送管52内を真空輸送されて、ブロア54に吸引される。即ち、ごみ投入口53を介して投入されたごみGは、第二の輸送管52を真空輸送されることはなく、貯留排出装置1の排気部5の通気孔22(後述する)を通過する塵や埃(ごみGに付着した塵埃や第一の輸送管51内の塵埃)と空気Aのみが第二の輸送管52を真空輸送される。換言すれば、実質的に空気Aのみが第二の輸送管52の内部を真空輸送される。「実質的に空気のみ」が真空輸送されるという概念は、空気が真空輸送される際、空気が塵埃を含んで真空輸送されることを許容する概念である。
なお、ここで、「真空輸送」とは、輸送管の内部をブロア等で減圧し、かつ、輸送管の内部を一方向に流れる空気流を発生させることで、当該空気流に乗せてごみ等を輸送する輸送方法をいう。「真空輸送」という名称を使用するが、厳密な意味の真空である必要はなく、ごみ等を輸送することができる程度に輸送管の内部が減圧されていればよい。また、ここでは、当該空気流となる空気Aも、真空輸送される対象として説明する。
本実施形態のごみ真空輸送システム50は、既存のごみ真空輸送システムが経年劣化した際などに改造することにより得ることができる。既存のごみ真空輸送システムでは、本実施形態の第一の輸送管51に相当する輸送管と第二の輸送管52に相当する輸送管とが直接的に接続されている。すなわち、既存のごみ真空輸送システムは、既存の貯留排出装置58に一時的に貯留されたごみが収集センタ56まで真空輸送されるシステムである。
なお、本実施形態のごみ真空輸送システム50は、既存のごみ真空輸送システムの改造を行う場合にのみ適用されるものではなく、新規にごみ真空輸送システムを設置する場合にも適用することができる。新規にごみ真空輸送システム50を設置する場合、図1に示されている既存の貯留排出装置58は省略することができる。
ごみ投入口53は、複数階層を有するマンションなどの建築物Bや、道路近傍などに設けられている。ごみ投入口53は、建築物Bを上下方向に貫通する投入シュート59及び既存の貯留排出装置58を介して、間接的に第一の輸送管51に接続されている。ごみ投入口53は、直接的に第一の輸送管51に接続されてよい。建築物Bでは、ごみGは、ごみ袋に収容された塊の状態(例えば、ごみ袋に入れたごみがこぼれ出ないように、ごみ袋の開口部を結んで塊とした状態)で、ごみ投入口53から投入される。
第一の輸送管51の内部空間と、貯留排出装置1の回転ドラム3の内部空間とは、連通している。ごみ投入口53を介して投入されたごみGは、貯留排出装置1の回転ドラム3の内部空間に導入される。貯留排出装置1の回転ドラム3の内部空間と、第二の輸送管52の内部空間とは、連通している。回転ドラム3内の空気A及び塵埃(例えば、通気孔22を通過する大きさの塵埃であり、例えば直径が約1cm以下の大きさの塵や埃)は、第二の輸送管52を真空輸送される。
ブロア54は、建築物Bとは離れた場所に配置されている収集センタ56に設置されている。ブロア54が空気Aを吸引することで、ごみ投入口53から投入されたごみGと空気A、さらにはごみGに付着した塵埃や第一の輸送管51内の塵埃は、第一の輸送管51内を貯留排出装置1に向けて真空輸送される。第一の輸送管51内を真空輸送されたごみGは、貯留排出装置1の回転ドラム3内に導入されて、貯留排出装置1に貯留される。貯留排出装置1に貯留されたごみGは、適宜回収される。
一方、貯留排出装置1内に真空輸送された空気Aと塵埃のうち、空気Aと通気孔22を通過する大きさの塵埃は、第二の輸送管52内を真空輸送されて、収集センタ56の除塵装置57に導入される。空気Aと塵埃は除塵装置57に導入されて塵埃のみが取り除かれ、塵埃が回収される。
貯留排出装置1と輸送管51、52とは、接続装置60を介して接続されている。接続装置60は、地中から突出するように設けられており、カバーや建屋などで囲うことができる。
次に、ごみ投入口53が設けられる建築物B、貯留排出装置1、ブロア54(収集センタ56)、これらを接続する第一の輸送管51、第二の輸送管52の配置について説明する。
図2に示すように、ごみ投入口53(図1参照)が設置されている建築物Bは、所定のエリアに点在するように配置されている。
第二の輸送管52は、ブロア54が設置される収集センタ56と建築物Bが配置されるエリアとの間に延在している。第二の輸送管52は、建築物B毎に設けられている必要はなく、複数の建築物Bで、一本の第二の輸送管52を共有してもよい。例えば、図2に示す例では、第二の輸送管52は、複数のメインの第二の輸送管52Aと、メインの第二の輸送管52Aから枝分かれするサブの第二の輸送管52Bとを有してよい。建築物Bに対して、収集センタ56は離れて配置(例えば、最寄の建築物Bから数百メートル離れて配置)することが好ましいため、第二の輸送管52は、長距離にわたって敷設される。
建築物Bには、既存の貯留排出装置58が設けられている。既存の貯留排出装置58は、ごみ投入口53を介して投入されたごみGが落下して貯留排出装置58の内部に入り、一時的に貯留される装置である。貯留されたごみGは、機械的に第一の輸送管へ押し出される。
改造によって新設される貯留排出装置1は車載等された移動式の装置であり、必要な際に、建築物Bの近傍に配置されている接続装置60に接続される。なお、ここでは、貯留排出装置1は、移動式の装置として説明するが、所定の場所に据え付ける固定式の装置としてもよい。
接続装置60は、可能な限り、建築物Bに近い位置に配置される(結果として、収集センタ56のブロア54と接続される第二の輸送管52は長くなる)。また、接続装置60は、一以上のごみ投入口53(例えば、1棟以上の複数の建築物B)に対して一つ設ける構成としてもよい。一つの接続装置60に対するごみ投入口53の数は、ごみ投入量の傾向などにより適宜決定することができる。接続装置60の配置は、利用者の多いごみ投入口53などを考慮して決定することができる。
図3に示すように、本実施形態の貯留排出装置1は、ごみ(固体)が貯留される回転ドラム3と、ごみを空気Aの気流とともに回転ドラム3に導入する導入配管4と、回転ドラム3内の空気Aを排気するための排気部5と、を備えている。
本実施形態の貯留排出装置1は、自動車Cに搭載されている。即ち、貯留排出装置1は、移動式の装置である。
なお、以下の説明では、回転ドラム3の軸線Oが延びている方向を軸方向Daとする。また、軸線Oに直交する方向を径方向とし、径方向で軸線Oから遠ざかる側を径方向外側といい、径方向で軸線Oに近づく側を径方向内側という。また、軸方向Daであって、貯留排出装置1におけるごみの搬送方向Tの上流側を軸方向上流側Da1、搬送方向Tの下流側を軸方向下流側Da2という。
回転ドラム3は、軸線Oが水平方向に延びる円筒形状をなしている。回転ドラム3は、ごみを収容する内部空間6を有している。回転ドラム3は自転によってごみを軸方向下流側Da2に搬送する。回転ドラム3の配置は水平に限らず、軸方向下流側Da2に向かって下がるような配置としてもよい。
回転ドラム3の内部には、送り羽根7(羽根部、スクリュー羽根)が設けられている。送り羽根7は、ごみを軸方向下流側Da2に押し込む押し込み機構として機能する。送り羽根7は螺旋状に形成され、その外周端が回転ドラム3の内壁に溶接によって接合されている。回転ドラム3が回転することによって、送り羽根7も回転する。
回転ドラム3が所定の回転方向(本実施形態では、軸方向下流側Da2から見て時計回り)に回転すると、回転ドラム3の内部に投入されたごみが軸方向下流側Da2へ押し込まれて圧縮される。即ち、回転ドラム3は、ごみを貯留する機能を有するとともに、回転力を与えることにより、ごみを圧送する機能を有している。
回転ドラム3の軸方向下流側Da2には、ごみを排出する排出開口8が設けられている。排出開口8は筒状をなし、回転ドラム3の軸方向下流側の端部に回転ドラム3と同軸状に設けられている。
貯留排出装置1は、回転ドラム3を回転させる駆動部9を有している。駆動部9は、電動モーター10と、電動モーター10の出力軸に設けられている駆動歯車11と、回転ドラム3の外周面に設けられている被駆動歯車12と、を有している。
回転ドラム3は、下方から四つの受けローラー14(図3には二つのみ示す)によって回転可能に支持されている。回転ドラム3は、回転ドラム3の軸方向Daの一方の端部近傍にて下方から二つの受けローラー14によって支持され、回転ドラム3の軸方向Daの一方の端部とは反対側の端部近傍にて下方から二つの受けローラー14によって支持されている。
各々の受けローラー14は、タイヤ形状のローラー本体15と、ローラー本体15を回転可能に支持するローラー支持台16とから構成されている。回転ドラム3の外周面におけるローラー本体15の接触部には、円筒形状のレールリング17が取り付けられている。
図4、図5に示すように、導入配管4は、回転ドラム3の軸方向上流側Da1の端壁19の軸方向上流側Da1から軸方向下流側Da2にわたって配置されている円筒状の管である。即ち、導入配管4は、回転ドラムの内部空間6から回転ドラムの外部に亘って延在している。また、回転ドラム3の軸線O(中心軸)と、導入配管4の中心軸とは一致している。すなわち、回転ドラム3の軸線O(中心軸)と導入配管4の中心軸は、同軸となるように配置されている。
導入配管4の軸方向上流側の端部は、接続装置60を介して、ごみ及び空気を真空輸送する第一の輸送管51に接続することができる。
排気部5は、接続装置60を介して第二の輸送管52に接続される。従って、接続装置60及び第二の輸送管52を介して、回転ドラム3の内部空間6は、負圧源であるブロア54と接続される。排気部5は、回転ドラム端壁19の内外に亘って延在する排気配管20と、排気配管20の軸方向下流側Da2に設けられている筒状網21と、排気配管20と回転ドラム3との間をシールするシール機構29と、を有している。
排気配管20は、導入配管4の径方向外側にて軸線Oと同軸の円筒形状に形成された配管である。即ち、排気配管20と導入配管4は二重管の構造である。
筒状網21は、回転ドラム3の内部空間6と連通する複数の通気孔22を有する円筒籠状の部材である。筒状網21は、回転ドラム3の内部空間6と排気配管20との間に介在するフィルター(スクリーン)として機能する。筒状網21は、導入配管4の軸方向下流側Da2の端部近傍まで延在している。
筒状網21は、金網31(例えば金属メッシュ)と金網31を補強するためのリブ32(骨組み)と、筒状網21の一部を塞ぐ閉塞部である金属板38と、から形成されている。即ち、筒状網21の金網31の目が複数の通気孔22である。
筒状網21は、金網31に限らず、面上に規則的に通気孔が形成された部材から形成することができる。筒状網21は、例えば、パンチングメタルから形成してもよい。
通気孔22の大きさは、塵や埃以外のごみを確実に回転ドラム3の内部空間6に貯留することができるように、例えば約1cm角または直径約1cm程度の大きさとしている。
次に、筒状網21の詳細形状について説明する。
筒状網21は、排気配管20の軸方向下流側Da2の端部から径方向外側に突出する円板状の後端面23(図4参照)と、後端面23の径方向外側の端部に接続された円筒形状の円筒部24(筒部)と、導入配管4の軸方向下流側Da2の端部近傍から径方向外側に突出する円板状の前端面25と、円筒部24の軸方向下流側Da2の端部と前端面25の径方向外側の端部とを接続するテーパ部26と、を有している。
後端面23は、その主面が軸線Oに直交している円形の部位である。後端面23は、リブ32を除き、金網31によって形成されている。即ち、後端面23の全面には、複数の通気孔22が規則的に形成されている。
円筒部24は、回転ドラム3と同軸状の円筒形状の部位である。円筒部24は、リブ32を除き、全面が金網31によって形成されている。即ち、円筒部24の全面には、複数の通気孔22が規則的に形成されている。
テーパ部26は、軸方向下流側Da2に向かうに従って漸次縮径しているコーン状(錐体状)の部位である。
テーパ部26の水平面からの傾斜角度θは、回転ドラム3内に貯留されるごみGの堆積物M1の安息角に応じて適宜設定されている。本実施形態のテーパ部26は、円筒部24とのなす角度が50°となるように形成されている。テーパ部26の円筒部24とのなす角度は、30°から60°の間としてよい。換言すれば、軸線Oを含む鉛直面とテーパ部26とのなす角度は、30°から60°の間である。
テーパ部26は、周方向から見た断面形状を直線状にする必要はなく、円弧状としてもよい。即ち、テーパ部26は、軸方向下流側Da2に向かうに従って漸次細くなっていればよい。
図6に示すように、テーパ部26は、全面が金網31によって形成されておらず、一部が閉塞部である金属板38によって形成されている。テーパ部26は、軸方向下流側Da2から見て、テーパ部26の下端を基準として回転ドラム3の回転方向Rに向かって235°に至る範囲A1が金属板38によって形成されている。即ち、軸方向下流側Da2から見て、テーパ部26の周方向の下端を基準として時計回りに235°までの範囲A1は、通気孔22がない。即ち、テーパ部26が金属板38によって閉塞されている。
テーパ部26において金属板38によって形成される範囲は、テーパ部26の下端を基準として回転ドラム3の回転方向Rに向かって235°に至る範囲A1のみであり、それ以外の範囲には、通気孔22が形成されている。
なお、本実施形態では、金属板38を設けることによって通気孔をなくしているが、金網31の通気孔22を閉塞部として機能する部材で塞いでもよいし、金網31の通気孔22を金属板によって塞ぐ構成としてもよい。
通気孔22をなくす範囲は、上記した範囲が最も好ましいが、下端から回転ドラム3の回転方向Rに向かって225±45°の範囲としてもよい。通気孔22をなくす範囲は、最小で下端から回転ドラム3の回転方向Rに向かって180°の範囲であり、最大で下端から回転ドラム3の回転方向Rに向かって270°の範囲である。すなわち、閉塞部である金属板38は、テーパ部26の下端を基準として回転ドラム3の回転方向に向かって180°以上270°以下の範囲のテーパ部26を閉塞している。
換言すれば、軸方向下流側Da2から見て回転ドラム3が時計回りで回転する場合は、軸方向下流側Da2から見てテーパ部26の少なくとも左半面(左半分)の通気孔22がない。図示しないが、軸方向下流側Da2から見て回転ドラム3が反時計回りで回転する場合は、軸方向下流側Da2から見てテーパ部26の少なくとも右半面(右半分)の通気孔22がない。
さらに換言すれば、テーパ部26では、少なくとも回転ドラム3の周面のうち、下方から上方に向かって回転する回転ドラム3の周面に面する部分の通気孔22がない。
導入配管4は、筒状網21の前端面25から突出している。導入配管4の筒状網21の前端面25からの長さLは、約50mmから100mmである。
前端面25は、全面が金網31によって形成されておらず、一部が閉塞部として機能する金属板39(第二閉塞部)によって形成されている。前端面25は、前端面25の上端から±45°の範囲A2が金属板39によって形成されている。換言すれば、前端面25の上方には、扇形の金属板39が配置されており、通気孔22がない。即ち、前端面25は、金属板39によって閉塞されている。
通気孔22をなくす範囲は、上記した範囲が最も好ましい。
図4に示すように、導入配管4の一部には、導入配管4の内周側と導入配管4の外周側とを連通する配管通気孔33が形成されている。配管通気孔33は、導入配管4の軸方向Daにおいて、筒状網21の前端面25よりも軸方向上流側Da1であって、前端面25の近傍に設けられている。
筒状網21に形成される通気孔22の数は、貯留排出装置1の運転時において、通気孔22を通過する空気Aの流速に基づいて決定される。
通気孔22を通過する空気Aの流速は、通気孔22の数が多い程低下する。通気孔22の数は、通気孔22を通過する空気Aの流速が、例えば、1m/sから5m/sの間の速度となるように設定される。本実施形態の通気孔22の数は、通気孔22を通過する空気Aの流速が遅くなるように設定されている。
回転ドラム3の送り羽根7は、軸方向上流側Da1に配置されている第一送り羽根7aと、軸方向下流側Da2に配置されている第二送り羽根7bと、を有している。
第一送り羽根7aは、導入配管4が延びている軸方向の範囲に設けられている。換言すれば、第一送り羽根7aは、排気部5が存在する軸方向の範囲に設けられている。
第一送り羽根7aの径方向の高さは、筒状網21に干渉しない高さである。
第二送り羽根7bの径方向の高さは、第一送り羽根7aの径方向の高さよりも高い。具体的には、第二送り羽根7bの径方向の高さは、回転ドラム3の内周面と軸線Oとの径方向の間隔の100%までの高さとしてよい。即ち、軸方向Daから見て第二送り羽根7b径方向内側の一部と筒状網21の径方向外側の一部とは重なっている。
第一送り羽根7aのピッチP1は、第二送り羽根7bのピッチよりも小さい。第一送り羽根7aのピッチP1は、第二送り羽根7bのピッチの1/3から1/2である。
本実施形態の送り羽根7は、連続した螺旋形状(7a、7b)であるが、断続した螺旋形状としてもよい。
図3及び図4に示すように、回転ドラム3の端壁19には、導入配管4及び排気配管20が挿通する配管挿通孔27が形成されている。配管挿通孔27には、円筒形状のフランジ28が回転ドラム3の外方に突出して形成されている。フランジ28は、フランジ28の中心軸と回転ドラム3の軸線Oとが一致するように形成されている。
フランジ28と排気配管20との間には、シール機構29が設けられている。シール機構29は、砲金(銅合金)によって形成されたブッシュ34と、シール部材35によって構成されている。
ブッシュ34を形成する材料は、砲金に限ることはなく、他の金属やプラスチックでもよい。シール部材35としては、例えば、グランドパッキンや、オイルシールパッキンを採用することができる。シール機構29は、回転する回転ドラム3(フランジ28)と、固定されている排気配管20との間をシールできればよく、簡易なシール機構を用いることができる。
フランジ28は、軸方向上流側Da1の第一フランジ28aと軸方向下流側Da2の第二フランジ28bとに分割されている。シール機構29は、第一フランジ28aと排気配管20との間に設けられている。第二フランジ28bは端壁19に一体に形成されている。
第一フランジ28aと第二フランジ28bとは、環状のフレキシブルジョイント36(第三のフレキシブルジョイント)によって接続されている。フレキシブルジョイント36は、環状部材同士を接続する継手であって、例えば、高い耐圧性を有するゴムによって形成されている。フレキシブルジョイント36を形成する材料としては、ゴムに限ることはなく、メタルホース、フッ素樹脂などの高耐圧性で柔軟性を有する材料の採用も可能である。
次に、貯留排出装置1と、輸送管51、52とを接続する接続装置60(ドッキングポイント)について説明する。
接続装置60は、移動式の貯留排出装置1に設けられている導入配管4と第一の輸送管51とを接続するとともに、貯留排出装置1に設けられている排気配管20と第二の輸送管52とを接続する装置である。
接続装置60は、既存のごみ真空輸送システムの輸送管を切断して、この切断部に設けられる。
図7に示すように、接続装置60は、建築物B(図1参照)の近傍の地中に配置されている輸送管51、52を地上に引き出す輸送管延長部62と、輸送管延長部62と貯留排出装置1を接続するジョイント部63と、輸送管延長部62を支持する支持部64と、を有している。
輸送管延長部62は、第一の輸送管51を地上に引き出す第一の輸送管延長部65と、第二の輸送管52を地上に引き出す第二の輸送管延長部66と、を有している。第一の輸送管延長部65は、第一の輸送管51として機能し、ジョイント部63を介して貯留排出装置1の導入配管4と接続される。第二の輸送管延長部66は、第二の輸送管52として機能し、貯留排出装置1の排気配管20と接続される。
第一の輸送管延長部65は、水平方向に延在する第一の輸送管51を上方に屈曲させる第一のエルボ部67と、鉛直方向に延在する第一鉛直部68と、鉛直方向に延在する第一鉛直部68を水平方向に屈曲させる第二のエルボ部69と、を有している。
第一のエルボ部67の所定位置における全周は、第二の輸送管延長部66の壁面に密着している。このため、第二の輸送管延長部66は、空気Aと貯留排出装置1の筒状網21の通気孔22を通過する塵埃のみを第二の輸送管52を介して真空輸送することができる。
エルボ部67、69は、円管を90°曲げた形状をなしており、エルボ部67、69のそれぞれの両端に接続される輸送管同士は、90°の交差角で交差する。
第二の輸送管延長部66は、第一鉛直部68の径方向外側に配置され、第一鉛直部68とともに二重管構造をなす第二鉛直部70と、第二のエルボ部69とともに二重管構造をなし、第二鉛直部70を水平方向に屈曲させる第三エルボ部71と、第三エルボ部71を水平方向に延長する水平部72と、を有している。
水平部72の直径は、排気配管20の直径と略同一である。第二鉛直部70は、地中で第二の輸送管52と接続されている。
第一鉛直部68と第二鉛直部70とは複数の支持部材73によって接続されている。換言すれば、第一鉛直部68は、複数の支持部材73を介して第二鉛直部70に支持されている。第二の輸送管延長部66は、支持部64によって支持されている。支持部64は、地面に固定されている支柱部74と、支柱部74と第二の輸送管延長部66とを接続する梁部75と、を有している。
図8に示すように、ジョイント部63は、後端が第一の輸送管延長部65(第一の輸送管51)に接続された第一のフレキシブルジョイント77と、後端が導入配管4に接続された第二のフレキシブルジョイント81と、を有している。第一のフレキシブルジョイント77のみで導入配管5に第一の輸送管延長部65を接続することができる場合は、第二のフレキシブルジョイント81を省くことができる。
第一のフレキシブルジョイント77と第二のフレキシブルジョイント81は、貯留排出装置1に設けられているフレキシブルジョイント36と同様に、例えば、高い耐圧性を有するゴムによって形成されている。第一のフレキシブルジョイント77は、第一フレキシブル管78と、第一フレキシブル管78の先端をなす第一嵌合部79と、を有している。
第一嵌合部79は、円環状をなす部材であり、第一嵌合部79の外周面79aは、先端側に向かうにしたがって漸次縮径するように形成されている。第一嵌合部79の先端とは反対側の端部には、径方向外側に突出する円板状の円板部80が設けられている。第一嵌合部79は、ゴムによって形成されている。
第二のフレキシブルジョイント81は、第二フレキシブル管82と、第二フレキシブル管82の先端をなす第二嵌合部83と、を有している。
第二嵌合部83は、円環状をなす部材であり、第二嵌合部83の内周面83aは、先端側に向かうにしたがって漸次拡径するように形成されている。第二嵌合部83の内周面83aの形状は、第一嵌合部79の外周面79aの形状に対応している。即ち、第二嵌合部83の内周面83aのテーパ角は、第二嵌合部83の内周面83aと第一嵌合部79の外周面79aとが面接触するように形成されている。
第二嵌合部83の先端側の端部には、径方向外側から前方に突出する円筒状の突出部84が設けられている。第二嵌合部83は、例えば、金属によって形成されている。
第二の輸送管延長部66の水平部72の端部には、径方向外側に突出するフランジ形状の第一環状接続部85が形成されている。排気配管20の端部には、径方向外側に突出するフランジ形状の第二環状接続部87が形成されている。
第一環状接続部85と第二環状接続部87は、ゴムによって形成されている。第一環状接続部85には、軸方向に突出する突出部86が形成されている。突出部86は、円環状に形成されている。突出部86は、第二の輸送管延長部66の水平部72の端部と排気配管20の端部とを突き合わせることによって、全周にわたって第二環状接続部87に接触するように形成されている。突出部86は、第一環状接続部85ではなく、第二環状接続部87に形成してもよい。
なお、第一環状接続部85と第二環状接続部87は、突出部86のない単なる金属製のフランジであってもよい。
次に、接続装置60を用いた輸送管51、52と貯留排出装置1との接続方法について説明する。
作業者は、貯留排出装置1の導入配管4の中心軸と接続装置60の水平部72の中心軸とが可能な限り同一直線上となるように、移動式の貯留排出装置1を移動させる。
次いで、作業者は、第一嵌合部79と第二嵌合部83、及び、第一環状接続部85と第二環状接続部87とが突き合わされ、かつ接触するように、移動式の貯留排出装置1を移動させる。
これにより、図9に示すように、第一嵌合部79の外周面79aと第二嵌合部83の内周面83aとが面接触するとともに、第二嵌合部83の突出部84が第一嵌合部79の円板部80に食い込んで、第一の輸送管延長部65(第一の輸送管51)と、導入配管4とが接続される。
また、第一環状接続部85の突出部86と第二環状接続部87とが、周方向の全周にわたって接触することによって、第二の輸送管延長部66(第二の輸送管52)と排気配管20とが接続される。
次に、ごみ真空輸送システムの改造方法について説明する。ごみ真空輸送システムの改造方法は、既存のごみ真空輸送システムを改造して、本発明のごみ真空輸送システム50とする方法である。即ち、ごみ真空輸送システムの改造方法は、ごみ投入口53から投入されたごみを貯留する既存の貯留排出装置58と収集センタ56に設置したブロア54とを輸送管に接続し、ブロア54で空気Aを吸引することで貯留されたごみGを収集センタ56へ真空輸送する既存のごみ真空輸送システムを改造する方法である。
既存のごみ真空輸送システムは、建築物B毎に設けられた既存の貯留排出装置58を有している。既存のごみ真空輸送システムは、既存の貯留排出装置58に貯留されたごみGを空気Aと共に収集センタ56に集める構成となっている。
ごみ真空輸送システムの改造方法は、既存の貯留排出装置58とは別個の貯留排出装置1(図3〜図6に示す貯留排出装置)を輸送管の経路に介在して設置する貯留排出装置設置工程を有している。
貯留排出装置設置工程は、既存の貯留排出装置58と収集センタ56とを接続する輸送管を切り離す、すなわち既存の貯留排出装置58に接続された第一の輸送管51と、収集センタ56(ブロア54)に接続された第二の輸送管52に切り離す切り離し工程と、第一の輸送管延長部65(第一の輸送管51)に第一のフレキシブルジョイント77を設置するジョイント設置工程と、既存の貯留排出装置58とは別箇の貯留排出装置1に第一のフレキシブルジョイント77を接続する第一の輸送管接続工程と、当該別箇の貯留排出装置1に第二の輸送管延長部66(第二の輸送管52)を接続する第二の輸送管接続工程と、を備えている。
上記改造を行うことにより、ごみGは別箇の貯留排出装置1に貯留され、貯留排出装置1から排出された空気A及び塵埃は収集センタ56へ真空輸送される。即ち、ごみGは収集センタ56へ真空輸送されず、実質的に空気Aのみ(具体的には、空気Aと貯留排出装置1の通気孔22を通過した塵埃)が収集センタ56へ真空輸送される。
よって、ごみ真空輸送システムの改造方法において、既存の収集センタ56に設けられているごみ圧縮機や、分離機をなくすことができる。
次に、本実施形態のごみ真空輸送システム50の作用について説明する。
まず、ごみ投入口53から投入されたごみGは、ブロア54(図1参照)によって発生した気流に乗って第一の輸送管51を介して真空輸送される。即ち、ブロア54が運転されると、排気部5を介して回転ドラム3の内部空間6の空気Aが吸引されて、これにより、導入配管4の上流側に設けられている第一の輸送管51に気流が発生し、ごみG及び空気Aが第一の輸送管51及び導入配管4を介して回転ドラム3内に導入される(図3及び図4にInと記す。)。
導入配管4より回転ドラム3内に導入されたごみGは回転ドラム3内に落下する。導入配管4より回転ドラム3内に導入された空気Aは、筒状網21の通気孔22を介して排気配管20に流入し、第二の輸送管52を介してブロア54に吸引される(図3及び図4にOutと記す。)。即ち、第二の輸送管52によって、空気A及び貯留排出装置1の通気孔22を通過した微小な大きさの塵埃のみが輸送される。
ごみGは、送り羽根7によって排出開口8側へ移送される。排出開口8は図示しない密閉扉を備えており、ごみ排出時以外は閉じられている。ごみGは、適宜、排出開口8より排出される。
回転ドラム3内に貯留されるごみGは、回転ドラム3の回転に伴い、上方に掻き上げられた後、下方に落下を繰り返しながら送り羽根7によって移送される。ごみGは、搬送方向Tとは逆方向である軸方向上流側Da1に向かうに従って、徐々に低くなるように堆積する。即ち、貯留されるごみGは所定の安息角を持って堆積する。
上記実施形態によれば、ごみGは貯留排出装置1に貯留されて、第二の輸送管52内をごみGが輸送されることがないため、第二の輸送管52の負担を軽減することができる。すなわち、ごみGが真空輸送されないため、第二の輸送管52の内壁がごみGにより削れたり、傷んだりすることがなく、また、すでに進行していた経年劣化がさらに加速して進行することもない。
従って、劣化した既存のごみ真空輸送システムを改造する場合は、劣化した輸送管の活用が可能となる。即ち、第二の輸送管52が劣化していても、穴が開くなどして真空輸送できない場合を除き、既存のごみ真空輸送システムの設備を極力利用しながら、ごみ真空輸送システムを再構築することができる。従って、例えば劣化した地中の輸送管を全て交換する等のメンテナンスが不要となるため、既存のごみ真空輸送システムのメンテナンス費用を低減することができる。
また、新規にごみ真空輸送システム50を設置したり、輸送管の更新をしたりする場合、第二の輸送管52に関して、ごみGの輸送を考慮する必要がなくなるので比較的安価な輸送管を使用することができ、このため第二の輸送管52にかかるコストを低減することができる。
また、収集センタ56にごみGが輸送されることがなくなるため、収集センタ56の小型化を図ることができる。また、部分的な輸送管の切り替えで改造が行えるため、改造の施工期間を短くすることができる。
また、ジョイント部63が第一のフレキシブルジョイント77と第二のフレキシブルジョイント81とを備えることによって、フレキシブルジョイントの可撓性により、第一の輸送管51と導入配管4とが完全に同一直線上にない場合においても、このズレを吸収することができる。
また、金属によって形成された第二のフレキシブルジョイント81の突出部84を、ゴムによって形成された第一のフレキシブルジョイント77の円板部80に食い込ませることによって、気密性を向上させることができる。
また、回転ドラム3内にごみG及び空気Aを吸引する管である導入配管4と空気Aを排出する排気配管20とが円筒形状をなしているとともに、二重管構造とされていることによって、導入配管4と排気配管20とを小径化でき、排気配管20と回転ドラム3との間のシール機構29をより簡易化することができる。
シール機構29は、円筒形状の排気配管20と、回転ドラム3の直径よりも十分小さいフランジ28との間をシールできればよく、一般的なグランドパッキンやオイルシールパッキンの採用が可能となる。またシールすべき部分が小さくなるので、高真空の要求にも対応しやすくなる。
また、テーパ部26の範囲A1に通気孔22がないことによって、図10に示すように、回転ドラム3内に貯留され、回転ドラム3が回転することにより上方に掻き上げられたごみM2がテーパ部26上に落下する際に、テーパ部26上に落下したごみをスムーズに下方に落下させることができる。テーパ部26の範囲A1の通気孔が塞がれていない場合には、筒状網21の通気孔22がごみによって塞がれることにより、負圧源によって発生する空気の流速が早くなるなどの変動が生じるが、本実施形態によればこれを防止することができる。
また、テーパ部26の範囲A1に配置される閉塞部である金属板38は、筒状網21のテーパ部26上に落下したごみをスムーズに下方に落下させることができる。
また、筒状網21にテーパ部26が設けられていることによって、ごみの堆積物M1と筒状網21とが干渉する箇所をより軸方向上流側Da1にずらすことができる。これにより、回転ドラム3内に貯留されるごみの量をより多くすることができる。即ち、少ない空間により多くのごみを貯留することができる。
また、導入配管4が筒状網21の前端面25よりも突出していることによって、回転ドラム3内に貯留されたごみが筒状網21に接触して筒状網21が破損することを防止することができる。
また、前端面25の範囲A2に通気孔22がないことによって、図10に示すように、導入配管4の上面に溜まったごみM3によって負圧源によって発生する空気の流速が所定値から変動するのを防止することができる。
また、軸方向Daから見て第二送り羽根7bと筒状網21とがオーバーラップするように形成されていることによって、より多くのごみを堰き止めることができる。これにより、回転ドラム3内に貯留されるごみの量をより多くすることができる。
また、回転ドラム3と排気部5との間をシールするシール機構29が設けられているフランジ28にフレキシブルジョイント36を設けたことによって、例えば回転ドラム3が振動した場合においても、振動がシール機構29に及ぶのを防止することができる。換言すれば、フランジ28を分割してシール機構29側の第一フランジ28aと回転ドラム3側の第二フランジ28bとをフレキシブルジョイント36で接続したことによって、回転ドラム3側の動きをフレキシブルジョイント36で吸収することができる。
また、フレキシブルジョイント36により、導入配管4と回転ドラム3とを正確に同軸に合わせて配置する必要がなくなり、略同軸、すなわち同軸状とすることができるため、据付が容易となる。
また、導入配管4に配管通気孔33が形成されていることによって、導入される空気Aの一部を配管通気孔33を介して排気部5に送ることができる。これにより、配管通気孔33の軸方向下流側Da2の風速を遅くすることができる。これにより、ごみ堆積物M1が舞い上がるなどの要因で通気孔22が塞がれることを防止することができる。
〔変形例〕
以下、本発明の実施形態の変形例について図面を参照して説明する。なお、本変形例では、上述した実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図11に示すように、変形例のジョイント部63Bは、嵌合部の形状が実施形態とは異なっている。変形例の第一嵌合部79Bは、円筒状の嵌合部本体89と、嵌合部本体89の基端側に設けられて、嵌合部本体89の先端側に向かうに従って漸次縮径するテーパ面90と、を有している。テーパ面90は、先端側が滑らかに嵌合部本体89の外周面に接続されるように形成されている。
嵌合部本体89の先端は、周方向の一部が切り取られている。嵌合部本体89の先端は、半円形状の切欠き部91が設けられている。変形例の第一嵌合部79Bは、金属によって形成されている。
変形例の第二嵌合部83Bは、円筒形状をなしている。第二嵌合部83Bは、ゴムによって形成されている。第二嵌合部83Bの内径は、第一嵌合部79Bの嵌合部本体89の外径よりも大きく、第一嵌合部79Bのテーパ面90の最大外径よりも小さい。
上記変形例のように、第一のフレキシブルジョイント77側に金属の第一嵌合部79Bを採用し、第二のフレキシブルジョイント81側にゴムの第二嵌合部83Bを採用してもよい。即ち、嵌合される第一のフレキシブルジョイント77の先端と、第二のフレキシブルジョイント81との先端は、それぞれ金属とゴム、または、ゴムと金属のいずれか一方の組み合わせで形成されていればよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、接続装置60の構成は上記したものに限ることはなく、例えば、図12に示すように、輸送管延長部62を地中に格納し、未使用時にマンホールMで蓋をする構成として、地上設置時に考慮される必要なスペース及びコストの削減を図ってもよい。
また、筒状網21は、円筒状に限ることはなく、角筒形状(例えば、八角筒形状)としてもよい。
また、配管通気孔33は必ずしも設ける必要はない。
1 貯留排出装置
3 回転ドラム
4 導入配管
5 排気部
6 内部空間
7 送り羽根
7a 第一送り羽根
7b 第二送り羽根
8 排出開口
9 駆動部
10 電動モーター
11 駆動歯車
12 被駆動歯車
14 受けローラー
19 端壁
20 排気配管
21 筒状網
22 通気孔
23 後端面
24 円筒部(筒部)
25 前端面
26 テーパ部
27 配管挿通孔
28 フランジ
28a 第一フランジ
28b 第二フランジ
29 シール機構
31 金網
32 リブ
33 配管通気孔
34 ブッシュ
35 シール部材
36 フレキシブルジョイント
38 金属板(閉塞部)
39 金属板(第二閉塞部)
50 ごみ真空輸送システム
51 第一の輸送管
52 第二の輸送管
53 ごみ投入口
54 ブロア
56 収集センタ
57 除塵装置
58 既存の貯留排出装置
59 投入シュート
60 接続装置
62 輸送管延長部
63 ジョイント部
64 支持部
65 第一の輸送管延長部
66 第二の輸送管延長部
67 第一のエルボ部
68 第一鉛直部
69 第二のエルボ部
70 第二鉛直部
71 第三エルボ部
72 水平部
73 支持部材
74 支柱部
75 梁部
77 第一のフレキシブルジョイント
78 第一フレキシブル管
79 第一嵌合部
80 円板部
81 第二のフレキシブルジョイント
82 第二フレキシブル管
83 第二嵌合部
84 突出部
85 第一環状接続部
87 第二環状接続部
A 空気
B 建築物
G ごみ
Da 軸方向
Da1 軸方向上流側
Da2 軸方向下流側
O 軸線
T 搬送方向

Claims (9)

  1. ごみが投入されるごみ投入口と、
    前記ごみ投入口に直接的または間接的に接続される第一の輸送管と、
    前記第一の輸送管に接続された貯留排出装置と、
    前記貯留排出装置に接続された第二の輸送管と、
    前記第二の輸送管に接続されたブロアと、を有し、
    前記ブロアが空気を吸引することで、前記ごみは前記第一の輸送管を真空輸送されて前記貯留排出装置に貯留され、
    かつ、実質的に前記空気のみが、前記第二の輸送管内を真空輸送され
    前記貯留排出装置は、
    内部に送り羽根を有し、軸線回りに回転することによって被処理物を軸方向下流側に搬送する回転ドラムと、
    前記軸線と同軸の円筒形状に形成され、前記回転ドラムの軸方向上流側の端壁の軸方向上流側から軸方向下流側にわたって配置され、かつ、前記第一の輸送管に接続されて前記回転ドラム内に前記空気とともに前記ごみを導入する導入配管と、
    前記回転ドラムの内部空間を前記ブロアに接続する排気部と、を備え、
    前記排気部は、
    前記導入配管の径方向外側にて前記軸線と同軸の円筒形状に形成され、前記端壁の内外に亘って延在し、軸方向上流側の端部が前記第二の輸送管を介して前記ブロアに接続されている排気配管と、
    前記排気配管の軸方向下流側に設けられ、前記回転ドラムの内部空間と連通する複数の通気孔を有する筒状網と、
    前記排気配管と前記回転ドラムとの間をシールするシール機構と、を備え、
    前記筒状網は、
    前記排気配管の軸方向下流側の端部から径方向外側に突出する後端面と、
    前記後端面の径方向外側の端部に接続された筒形状の筒部と、
    前記導入配管の軸方向下流側の端部近傍から径方向外側に突出する前端面と、
    前記筒部の軸方向下流側の端部と前記前端面の径方向外側の端部とを接続し、軸方向下流側に向かうに従って漸次細くなるテーパ部と、
    前記軸方向下流側から見て、前記テーパ部の下端を基準として前記回転ドラムの回転方向に向かって最小で前記下端から180°の範囲であり最大で前記下端から270°に至る範囲の前記テーパ部を閉塞する閉塞部と、を備えることを特徴とするごみ真空輸送システム。
  2. 前記第一の輸送管と前記導入配管とを接続するジョイント部をさらに有し、
    前記ジョイント部は、後端が前記第一の輸送管に接続された第一のフレキシブルジョイントと、後端が前記導入配管に接続された第二のフレキシブルジョイントとを備え、
    前記第一のフレキシブルジョイントの先端と、前記第二のフレキシブルジョイントの先端とを嵌合して接続することを特徴とする請求項に記載のごみ真空輸送システム。
  3. 前記嵌合される前記第一のフレキシブルジョイントの先端と、前記第二のフレキシブルジョイントとの先端は、それぞれ金属とゴム、または、ゴムと金属のいずれか一方の組み合わせで形成されていることを特徴とする請求項に記載のごみ真空輸送システム。
  4. 前記貯留排出装置の前記導入配管は、前記前端面から軸方向下流側に突出していることを特徴とする請求項に記載のごみ真空輸送システム。
  5. 前記貯留排出装置は、前記前端面の上端を基準として前記軸線の周方向の少なくとも±45°の範囲の前記前端面を閉塞する第二閉塞部を備えることを特徴とする請求項に記載のごみ真空輸送システム。
  6. 前記貯留排出装置の前記送り羽根は、前記導入配管の延びている範囲に配置されている第一送り羽根と、前記第一送り羽根の軸方向下流側に配置されている第二送り羽根と、を有し、前記第二送り羽根は、軸方向から見て前記第二送り羽根の一部と前記筒状網の一部とが重なっていることを特徴とする請求項に記載のごみ真空輸送システム。
  7. 前記貯留排出装置の前記回転ドラムは、前記端壁に形成され前記排気配管が配置された配管挿通孔と、第一フランジと第二フランジと、第三のフレキシブルジョイントと、を備え、
    前記第二フランジは前記配管挿通孔にて前記端壁と一体に形成され、
    前記第一フランジは、前記排気配管と前記シール機構にてシールされ、前記第一フランジと前記第二フランジは、前記第三のフレキシブルジョイントで接続されていることを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載のごみ真空輸送システム。
  8. ごみ投入口から投入されたごみを貯留する貯留排出装置と収集センタに設置したブロアとを輸送管に接続し、前記ブロアで空気を吸引することで前記貯留されたごみを真空輸送するごみ真空輸送システムの改造方法であって、
    前記貯留排出装置とは別個の貯留排出装置を前記輸送管の経路に介在して設置する貯留排出装置設置工程を有し、
    前記貯留されたごみを前記別箇の貯留排出装置に真空輸送して貯留するとともに、前記空気を前記収集センタへ真空輸送し、前記ごみは前記収集センタへ真空輸送しないことを特徴とするごみ真空輸送システムの改造方法。
  9. 貯留排出装置設置工程は、
    前記輸送管を前記ごみ投入口側の第一の輸送管と、前記ブロア側の第二の輸送管に切り離す切り離し工程と、
    前記第一の輸送管にフレキシブルジョイントを設置するジョイント設置工程と、
    前記別箇の貯留排出装置に前記フレキシブルジョイントを接続する第一の輸送管接続工程と、
    前記別箇の貯留排出装置に前記第二の輸送管を接続する第二の輸送管接続工程と、を備え、
    前記第二の輸送管は前記収集センタに接続されていることを特徴とする請求項に記載のごみ真空輸送システムの改造方法。
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