JP6920226B2 - 集塵システム - Google Patents

集塵システム Download PDF

Info

Publication number
JP6920226B2
JP6920226B2 JP2018012467A JP2018012467A JP6920226B2 JP 6920226 B2 JP6920226 B2 JP 6920226B2 JP 2018012467 A JP2018012467 A JP 2018012467A JP 2018012467 A JP2018012467 A JP 2018012467A JP 6920226 B2 JP6920226 B2 JP 6920226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
unit
turbulent flow
filter
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018012467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019130437A (ja
Inventor
紘司 長坂
紘司 長坂
剛 長坂
剛 長坂
廣勝 岸
廣勝 岸
寧 村井
寧 村井
Original Assignee
株式会社小泉
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小泉 filed Critical 株式会社小泉
Priority to JP2018012467A priority Critical patent/JP6920226B2/ja
Publication of JP2019130437A publication Critical patent/JP2019130437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6920226B2 publication Critical patent/JP6920226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、粉塵を回収する集塵システムに関する。
サイクロン(粉末分離機)による乾式集塵法は、簡便な方法として広く知られている。例えば、特許文献1に記載のサイクロン分離装置では、上昇気流による粉塵の流出を防ぐため、円盤形状遮蔽部材を配置して、できるだけ集積室に粉塵を留める工夫をしている。
しかし、それでも全ての粉塵を集積室内にとどめることは難しく、HEPAフィルターによる集塵に頼らざるを得えない。しかし、アスベストなどのように針状の粉体については、HEPAフィルターの目を潜り抜けるおそれがあるため、粉塵を水で湿らせて粉塵汚泥にし、乾式集塵法より粉塵の舞い上がりによる流出を抑えることができる湿式集塵法が、集塵には有効な方法と考えられる。
湿式集塵法の例として、例えば特許文献2に記載の湿式集塵機では、粉塵に散水することが、その回収に対して有効であると示されている。また、特許文献3に記載の粉塵の除去方法では、給散水をサイクロン部前にあるミストルームで行っている。これらの除去方法では、水平に飛び散る粉塵をブロワによって、サイクロン部へ移行回収し、さらに回収できなかった粉塵を噴霧散水後、上昇気流に乗せて気液分離部を経て回収させたり、又は噴霧散水後、粉塵汚泥としてミストルーム下部の排水口に移行させたりして、粉塵を除去するとしている。さらに、特許文献4に記載の集塵装置では、サイクロンやフィルターによって集塵された粉塵を加水後、練成機にて作成された粉塵練成物を廃棄している。
特許第5031807号公報 特許第5317953号公報 特許第5413762号公報 特許第3697698号公報
しかしながら、特許文献2に記載の湿式集塵機では、粉塵汚泥によって、気液分離部のメッシュが詰まりやすくなるという問題がある。
また、特許文献3に記載の粉塵の除去方法では、粉塵汚泥の一部がミストルームや回転槽に付着するなどして、粉塵汚泥の全てがサイクロン部やミストルーム下部の排水口へ移行されないなどの問題がある。
さらに、特許文献4に記載の集塵装置では、粉塵の性状に合わせて、練成に適したエアー圧や水量を繊細に調整しなければならないため、常時一定性状の練成物を作成することは難しい。また、このような機能を備えることは装置を大型化することにつながり、狭所や高所では装置を動かし難いという問題がある。
以上のように、湿式集塵法においては、粉塵汚泥によるフィルター、メッシュ、及び、排水口等の詰まりや付着が生じやすく、頻繁なフィルター交換を強いられるため、作業効率や経済性が有意でなくなる。
また、装置が大型となって常設型や車体ユニット型となるため、可動性を欠くとともに、作業現場まで装置を移動させることが難しくなる。さらに、狭い現場に搬入することも困難である。また、装置自体も複雑化し、高額になってしまうことが多い。加えて、大型であるために設置場所が限定されることから、作業現場から集塵装置まで長い配管を引き回して集塵しなければならないこともある。よって、集塵作業の効率が悪くなるとともに、洗浄や部品交換等の補修作業も簡便に行うことが難しくなる。ついては、大型化された、あるいは常設された集塵装置は、作業経済性をみても比較的大規模な現場にしか対応できず、小規模の現場には対応できないため、このような大型集塵装置を導入できない小規模の現場では、粉塵の回収を十分に行うことができず、そこで働く作業員の健康に関して重大な問題が生じるおそれがある。
そこで本発明は、小型軽量化、作業操作性の改善、及び、保守点検の簡便化を図ることができる集塵システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の集塵システムは、吸引装置の吸引力によって、吸引口から粉塵を吸引する集塵システムであって、吸引口側から吸引装置側への経路において、吸引口から吸引された粉塵を回収するサイクロン型遠心分離装置と、水の噴霧によって粉塵を泥化する水噴霧部と、粉塵汚泥を回収する粉塵汚泥回収部と、微粉塵を回収するフィルター部と、が順に設けられており、吸引口から吸引され、サイクロン型遠心分離装置で回収されなかった粉塵の流れに乱れを含ませる乱流発生部を設けたことを特徴としている。
本発明の集塵システムにおいて、フィルター部はHEPAフィルター及びHEPAフィルターに順ずるフィルターを有することが好ましい。
本発明の集塵システムにおいて、乱流発生部は、水噴霧部と粉塵汚泥回収部との間、及び、サイクロン型遠心分離装置と水噴霧部の間のいずれか一方、又は両方に設けることができる。また、これに代えて、又は、これに加えて、水噴霧部を乱流発生部に設ける構成も可能である。
本発明の集塵システムにおいて、乱流発生部は、経路に沿って延びる管部において、その内周面の周方向に周回形成された螺旋溝を備えた構成、経路と交差するようにメッシュ部を設ける構成、及び、複数の羽根状部材を配置する構成のいずれか一つ、又は、2つ以上の組み合わせの構成として形成することができる。
本発明の集塵システムにおいて、水噴霧部は、水を噴霧する噴霧ノズルを備え、噴霧ノズルは広がり角度を有する扇状に噴霧できる構造を成していることが好ましい。
本発明によると、小型軽量化、作業操作性の改善、及び、保守点検の簡便化を図ることができる集塵システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る集塵システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるサイクロン型遠心分離装置の概略構成を示す図3のA−A線における断面図である。 本発明の実施形態におけるサイクロン型遠心分離装置の内部の概略構成を側方から見た図である。 (a)は、水噴霧部と乱流発生部の内部の概略構成を側方から見た図、(b)は水噴霧部と乱流発生部の内部の概略構成を上方から見た図である。 吸引装置におけるモーターの構成を変えたときの真空度と風量を示す表である。 サイクロン型遠心分離装置、水噴霧部、粉塵汚泥回収部、フィルター部、及び、吸引装置の有無や配置順序を変更した構成においてフィルター部で回収された粉塵量を示す表である。 乱流発生部を設けた構成と設けない構成における粉塵の回収量を示す表である。
以下、本発明の実施形態に係る集塵システムについて図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、本実施形態の集塵システム10の概略構成を示す図、図2は、サイクロン型遠心分離装置30の概略構成を示す、図3のA−A線における断面図、図3は、サイクロン型遠心分離装置30の内部の概略構成を側方から見た図、図4(a)は、水噴霧部40と乱流発生部70の内部の概略構成を側方から見た図、(b)は水噴霧部40と乱流発生部70の内部の概略構成を上方から見た図である。各図においては、吸引口11から吸引された粉塵の流れを太い矢印によって概略的に示している。
<全体構成・概要>
図1に示す本実施形態の集塵システム10は、吸引装置20の吸引力によって、吸引口11から粉塵を吸引する集塵システムである。吸引口11側から吸引装置20側への管路(経路)12において、サイクロン型遠心分離装置30と、水噴霧部40と、粉塵汚泥回収部50と、フィルター部60とが順に設けられている。本実施形態では、吸引口11から吸引され、サイクロン型遠心分離装置30で回収されなかった粉塵の流れに乱れを含ませる乱流発生部70が設けられている。本実施形態で例示する乱流発生部70は、水噴霧部40と粉塵汚泥回収部50との間に設けられている。
集塵システム10は、簡易な手法で広く用いられている乾式集塵法と、乾式集塵法で集塵できない粉塵を水によって湿らして集塵する湿式集塵法とを併用し、両者の優れた点を最大限利用する。すなわち、グラインダー等で発生する粉塵等を吸引口11から吸引し、乾式集塵法としてのサイクロン型遠心分離装置30で回収するとともに、サイクロン型遠心分離装置30で回収しきれなかった粉塵等を含む粉塵汚泥を発生させ、これを湿式集塵法としての粉塵汚泥回収部50で回収するものである。さらに、粉塵を泥化させる機能を有する水噴霧部40を、粉塵汚泥回収部50の直前に設けることで、工程における粉塵汚泥をできるだけ効率的に作り出すように図っている。
以下、集塵システム10を構成する装置等のそれぞれについて説明する。
<吸引装置20>
吸引装置20は、吸引口11から吸引された粉塵を、管路(経路)12で順に接続された、サイクロン型遠心分離装置30、水噴霧部40、乱流発生部70、粉塵汚泥回収部50、及び、フィルター部60を通じて吸引する吸引力を備えた装置である。吸引装置20としては、例えば、AMETEK社製モーター116119−00(型番)を3基直列に繋いだ装備で構成する。この構成では、吸引装置20の電源として100Vと200Vのいずれかの電圧が使用できる。一般に200V仕様の方が吸引風量は大きくなるため、例えば、吸引ホース15mを4本以上接続し、ホースの長さが30m以上になるような配置でも、粉塵を吸収回収する。
また、吸引装置20としては、上記構成のほか、クリンテック小泉社製のCKバキューム装置(吸引力4663mm/Aq(0.046MPa)、排気風量 6m/分、平地で約60m吸引可能)のような1個の吸引装置を接続して用いても良いし、又はその能力に準じる、あるいはその能力以上の性能を有する吸引力があるバキュームモーター等を用いても良い。例えば、直列にバキュームモーターを配列すると、真空度は増すため、このような配列にして用いても良い。
図5は、吸引装置におけるモーターの構成を変えたときの真空度と流量を示す表である。図5に示す各構成の詳細は次の通りである。
全体構成:吸引口→サイクロン型遠心分離装置→水噴霧部→粉塵汚泥回収部→フィルター部→吸引装置
吸引装置:AMETEK社製モーター116119−00
吸引口(吸引ホース):内径38mm、長さ10m
流入口:口径48mm
測定箇所:吸引ホース先端(グラインダー接続口)
サイクロン型遠心分離装置:HTC社(スウェーデン)製GL PS
図5に示す結果によれば、モーターが1機の場合とモーターを2機並列に配置した場合とでは真空度が同一であるのに対して、モーターを2機直列に配置した場合には大幅に真空度が高くなっており、風量も増えている。この結果に基づいて、粉塵の種類等に応じて、適切な真空度と風量が得られるモーター構成を選択することが好ましい。
また、サイクロン型遠心分離装置30からフィルター部60までの構成において、すべての粉塵が集塵されきれずに吸引装置20にまで至る可能性を考慮し、吸引装置20の排気口から粉塵が排出される事態が起きることを防ぐために、吸引装置20の排気口にフィルターを設置することが好ましい。ここで用いるフィルターはHEPAフィルターが望ましい。
<サイクロン型遠心分離装置30>
集塵システム10では、図2と図3に例示する構成のサイクロン型遠心分離装置30を2つ用いるが、この分離装置を1つ、又は、3つ以上用いても良い。また、図2と図3に例示するサイクロン型遠心分離装置30以外の構成のサイクロン型遠心分離装置を用いることもできる。
図2・図3に示すように、吸引口11から吸引された粉塵は、管路(経路)12に連なる入口管部12aからサイクロン型遠心分離装置30の内部へ導入される。サイクロン型遠心分離装置30内に導入された粉塵は、外筒31と内筒32との間の第1空間35a内で中心軸AXの周りを一定方向(方向D1)に沿って回る旋回流となる。
第1空間35a内で方向D1に沿って回る粉塵のうち、重量が大きなものは、第1空間35aの下方の第2空間35bへ落下する(図3の方向D2)。これに対して、重量が小さな微細粉塵は、内筒32と、下へ行くほど狭くなるホーン状の第2サイクロン33aと、の間の第3空間35cを経て、サイクロン入口33bからサイクロン内へ導かれる(図3の方向D3)。
サイクロン内へ導かれた微細粉塵は、第2サイクロン33aの内部の第4空間35dにおいて中心軸AXの周りを高速で旋回する(図2・図3の方向D4)。第4空間35d内で高速旋回する微細粉塵のうち、重量の大きなものは、第4空間35dの下方に位置する第5空間35e内へ落下する(図3の方向D5)。この第5空間35eは、略円筒形の隔壁34によって、第2空間35bと分離されている。
図3に示すように、サイクロン型遠心分離装置30は、シールパッキン37が付設され、底壁36は、その端部に設けたヒンジ38によって回動可能とされており、手動のトグルクランプによって開閉可能となっており、その下方には、バケツやビニール袋などの回収容器等が配置されている。したがって、第2空間35bと第5空間35e内に落下・堆積した粉塵は、底壁36を開いて回収容器等内へ落下させることによって、簡便に回収することができる。
また、集積された粉塵が周囲に飛び散らないように、ビニール袋等で、外筒31の外周面を含むサイクロン型遠心分離装置30の下部を囲うことが好ましい。さらにまた、底壁36の下部にホース等を連結させ、粉塵を回収するようにしても良い。
一方、第4空間35d内で高速旋回する微細粉塵のうち、重量の小さな超微細粉塵は、第4空間35dの上部から上方へ延びる出口管部12bから、サイクロン型遠心分離装置30の外部へ排出される(図2・図3の方向D6)。上記出口管部12bは管路(経路)12に連なっている。
ここで、サイクロン型遠心分離装置30は、金属の平板の曲げ加工によって製造されている。このため、従来のような旋盤加工による製造と比べて、小型化や軽量化を図ることができる。また、接続箇所を減らすことができるため、このような箇所で生じやすい、流体に対する抵抗を大幅に削減できることから、粉塵の旋回や進行を妨げることがなくなって回収効率を高めることができる。また、プラスチックを用いる場合よりも高い耐久性を得ることができる。サイクロン型遠心分離装置30のサイズとしては、例えば、直径90mm、長さ370mm程度とすることができ、耐久性の高いサイクロン型遠心分離装置を製造することができる。
上から見た平面視において、サイクロン型遠心分離装置30を略円形として、その外周に入口管部12aを接続したことにより、粉塵の旋回流を発生させやすくし、サイクロンに至る前に重量の大きいものを第2空間35bに落下させて分離し易くしている。さらに、内筒32によって外側と区切られた空間内に第2サイクロン33aを設けたことにより、サイクロン内の高速旋回を効率的に発生させることが可能となり、これによって粉塵の回収効率を高めている。そして、内筒32で囲まれた領域内において、平面視でサイクロン型遠心分離装置30の中心に当たる位置で、上側へ抜けるように出口管部12bを設けたことにより、微細な粉塵のみが出口管部12bを経て粉塵汚泥回収部50側へ吸引されるようになる。
<水噴霧部40>
乾式集塵法であるサイクロン型遠心分離装置30によって、吸引口11から吸引された粉塵の99%以上を回収することができる。しかし、すべての粉塵を捕集することは難しい。そこで、捕集できなかった微細粉塵を、サイクロン型遠心分離装置30の下流に配置された粉塵汚泥回収部50において回収する。粉塵汚泥回収部50においてより多く回収できるようにするため、粉塵汚泥回収部50の直前に水噴霧部40を配置し、水噴霧部40における水の噴霧によって、微粉塵を泥化している。
図4に示すように、水噴霧部40は、管路(経路)12に対して連結管13を介して結合された管状をなし、その側面を貫通する孔に噴霧ノズル41が取り付けられている。この噴霧ノズル41には、水タンク80にから延びる噴霧管83が接続されている。噴霧管83には、水噴霧ポンプ81を通じて所定圧力の水が、水タンク80から供給される。
一方、噴霧ノズル41は、図4(a)、(b)に示すように、ニップル43を介して、ノズルホルダー(パッキン付)44を接続している。さらにノズルホルダー(パッキン付)44がカラン(留め)45によって管路(経路)12から分岐した水噴霧部40に固定された構成を成している。
さらに、カラン(留め)45によって固定された噴霧ノズル41は、このような構成したため水噴霧部40から簡単に取り外すことができ、噴霧ノズル41が詰まったときなどの補修等が簡便に行える。水噴霧部40内に供給する水の量や圧力は、水噴霧ポンプ81によって調整可能であるが、予め様々なサイズのノズルを用意しておけば、ノズルの交換によっても調整可能となる。さらに、水噴霧部40を透明な材料で構成すると、水噴霧部40における粉塵の泥化状況を確認できるため好ましい。噴霧ノズル41の数は、1つでもよいし、2つ以上であってもよい。ここで、粉塵汚泥量を少なくして、効率よく回収するための水量としては、例えば、ノズル1個当たり50〜200mL/分が好ましい。
また、噴霧ノズル41の噴霧孔42は、管路(経路)12を遮蔽するように噴霧される向き、つまり、管路(経路)12に対して縦方向(図4(b)における上下方向)に設置される。さらに、その噴霧が扇状に成すことで、管路(経路)12を通過する粉体が満遍なく水に接触されることが好ましい。
さらに、噴霧ノズル41の配置や個数については次のようにすることが好ましい。まず、噴霧ノズル41が管路(経路)12内にある場合、噴霧ノズル41が流体の妨害物になる場合があり、粉塵がその妨害物に引っかかるような状態でたまり、強いてはノズルの孔を塞ぎ、噴霧できなくなることもある。一方、噴霧水量を多くすることは粉塵汚泥量を多くすることになり、回収処理には好ましくない。よって、集塵システム10における噴霧ノズル41は管路(経路)12内に突出させない構造を成し、その数は基本的に単数個とし、最適な噴射角度を考慮される。
<乱流発生部70>
粉塵汚泥回収部50で効率よく粉塵汚泥を回収し、フィルター部60での粉塵回収量を少なくするため、管路(経路)12において、水噴霧部40の直後であって粉塵汚泥回収部50の手前に乱流発生部70を設けている(図4参照)。乱流発生部70を設けることによって、サイクロン型遠心分離装置30から粉塵汚泥回収部50ヘ向かう粉塵の流れに乱れを含ませて乱流を発生させる。乱流を発生させることによって、水噴霧部40において噴霧される水を粉塵の広い範囲に接触させることが可能となるため、粉塵に対してより多くの水分を含ませることができる。よって、粉塵汚泥回収部50における粉塵の回収効率を高めることができる。
乱流発生部70では、水噴霧部40側(上流側)においては、管路(経路)12の内周面の周方向に周回形成される螺旋溝からなる溝部71を設けており、この溝部71よりも粉塵汚泥回収部50側(下流側)には、管路(経路)12内にブラシ部72を固定している。溝部71は、サイクロン型遠心分離装置30側から粉塵汚泥回収部50側へ管路(経路)12が延びる方向に対して、平行及び直角を除いた、傾いた角度でスクリュー状に形成され、管路(経路)12の軸方向において2〜10mm間隔の所定ピッチで形成されている。ブラシ部72は、粉塵の流れに対して機械的な耐久性があり、また、防錆性の高い材料で構成し、管路(経路)12が延びる方向に沿って延びる棒材から、多数の枝材が外向きに延びた構成を備える。
なお、乱流発生部70は、粉塵汚泥回収部50へ向かって流れる粉塵の流れに乱れを含ませることができれば、本実施形態に示す構成に限定されない。上述の螺旋溝(スクリュー)やブラシのほか、例えば、管路(経路)12の途中に、管路(経路)12と交差するようにメッシュ部を1つ又は複数設けても良い。メッシュ部の網目の大きさは、想定される粉塵の大きさに合わせて適宜設定する。また、プロペラ状に複数の羽根状部材を管路内に配置してもよい。
乱流発生部70の位置は、本実施形態のように水噴霧部40の直後のほか、サイクロン型遠心分離装置30と水噴霧部40との間や、水噴霧部40と粉塵汚泥回収部50との中間の領域に設けても良く、これらの位置(領域)のうちの複数を組み合わせても良い。また、乱流発生部を設ける管路に噴霧ノズルを連結し、これによって、乱流発生部に水噴霧部を設けた構成としても良い。
本実施形態では、溝部71とブラシ部72の2つのユニットで乱流発生部70を構成したが、回収する粉塵の大きさや、サイクロン型遠心分離装置30、粉塵汚泥回収部50、及びフィルター部60の構成に応じて、1つのユニットで構成してもよいし、3つ以上のユニットを用いても良い。
また、乱流発生部70から入口管部12cへの距離は、乱流発生部70で生成された乱流が維持され、乱流の状態で粉塵が粉塵汚泥回収部50内へ導かれるように設定することが好ましい。これによって、粉塵汚泥回収部50における粉塵の回収効率を高くすることができる。
<粉塵汚泥回収部50>
乱流発生部70が設けられた管路(経路)12は、その下流において直角に曲げられ、粉塵汚泥回収部50の入口管部12cに接続される。粉塵汚泥回収部50は、水噴霧部40によって泥化された粉塵汚泥を回収排出する。別言すると、サイクロン型遠心分離装置30で集塵されなかった微粉塵は、水噴霧部40において粉塵汚泥化され、粉塵汚泥回収部50において回収される。粉塵汚泥回収部50で回収することによって、微粉塵が次の工程にあたるフィルター部60へ流入する量を少なくすることができる。このため、HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62の寿命を延ばすことができ、同時に集塵システム10の外への粉塵の排出の危険性を低減できる。また、上述のとおり、粉塵汚泥回収部50の入口管部12cへの経路において、管路(経路)12が直角に曲げられているため、ここでも粉塵の流れに乱れが生じ、微粉塵がより湿りやすくなっている。
図1に示すように、粉塵汚泥回収部50は、入口管部12cが上部に接続された、略円筒状で有底の缶体51を備える。この缶体51の周側面には、出口管部12dが設けられ、下流のフィルター部60につながる管路(経路)12が接続されている。
缶体51の所定高さ位置には、オーバーフロー排出口52が設けられている。このオーバーフロー排出口52はオーバーフロー管路が接続され、さらにオーバーフロータンクにつながっている(いずれも不図示)。オーバーフロータンクは、例えば、吸引口と流入口を備えたペール缶や、クリンテック小泉社製ビューフィルターやインターリンクサプライ社(アメリカ)製ハイドロフィルター等も用いることができる。オーバーフロータンクの排水流入口にはフロートが付設されており、排水が満たされ、フロートが上昇すると、排水流口がフロートによって塞がれ、排水がオーバーフロータンクから溢れ出ることはない。
缶体51には水位センサー53が設けられている。水位センサー53は、缶体51の内周面において、オーバーフロー排出口52よりも高い位置に設けられており、センサー接続ケーブル82によって、基盤ボックス14及び水噴霧ポンプ81に電気的に接続されている。
缶体51内には、処理が進むにしたがって、汚泥や汚水が徐々に貯留されていくが、上記水位センサー53の位置まで貯留されると、水位センサー53によってその貯留状態が検知される。この検知信号は、基盤ボックス14及び水噴霧ポンプ81にそれぞれ出力され、基盤ボックス14においては警告の表示や警告音の発生などが実行され、また、水噴霧ポンプ81では水噴霧部40に対する水の供給が停止される。これによって、缶体51に対して汚泥や汚水がさらに貯留されることを防止できる。
ここで、管路(経路)12や、各部(サイクロン型遠心分離装置30、水噴霧部40、粉塵汚泥回収部50、フィルター部60、乱流発生部70)や、噴霧管83の出口などに、粉塵及び粉塵汚泥量を検知するセンサーを設けるとよい。これにより、管路(経路)12などにおいて粉塵汚泥が蓄積したことを検知できるため、該当箇所における機能不全を予防でき、又は、迅速に対応することができる。このセンサーとしては、光学式センサー、風量センサー、流量センサー、ダストセンサなどを用いることができる。
缶体51内においては、オーバーフロー排出口52及び水位センサー53よりも高い位置に遮蔽板54が設けられている。遮蔽板54は、管路(経路)12の出口管部12dの下方において、缶体51の内周面から内側に延びるように設けられている。遮蔽板54は、入口管部12cから導入された粉塵が缶体51の下方に落ちるのを妨げない範囲に設けられている。
粉塵汚泥回収部50には、水噴霧部40で汚泥となった粉塵のほかに、水噴霧部40による噴霧水が十分に吸着されずに、ほぼ乾いた非汚泥状態の微粉塵のまま缶体51内に至るものもある。このような微粉塵は、缶体51内で汚泥粉塵と混じり合って回収されるものもあるが、非汚泥状態のまま出口管部12dへ向かうものもある。これに対して、出口管部12dの近傍に遮蔽板54を設けることにより、非汚泥状態の微粉塵が出口管部12dに向かうことを妨げることができ、遮蔽板54に衝突することによって再び缶体51内で落下することによって汚泥粉塵と混じり合わせることが可能となる。このような微粉塵の流れを作ることによって、粉塵汚泥回収部50における回収量を増やすことができるため、出口管部12dを経てフィルター部60へ流れる微粉時の量を減らすことができる。
なお、図1に示す例では、出口管部12dの近傍であって出口管部12dの下方に遮蔽板54を設けたが、入口管部12cと出口管部12dを結ぶ経路上にも設けると、非汚泥状態の微粉塵が入口管部12cから出口管部12d側へ直接吸引されることを防ぐことができるため好ましい。一方、入口管部12cを下方に伸ばし、缶体51に貯められた汚泥や汚水に接するもしくは埋没させることによって、入口管部12cから運ばれたほぼ乾いた微粉塵をできるだけ缶体51にて回収できる。
<フィルター部60>
フィルター部60は、交換可能なHEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62を有し、粉塵汚泥回収部50までの工程で集塵されなかった微粉塵を収集する。HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62は、フィルタハウジング61内に配置された状態で、吸引装置20の流入口に設けられている。フィルター部60を設けることで、管路(経路)12を通じて流れてきた微粉塵が吸引装置20に流入することを防ぐことができ、これにより、吸引装置20の故障を未然に防ぐことができる。さらに、吸引装置20から排出される排気に含有される微粉塵を削減する効果も有する。
HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62に代えて、紙製等で微粉塵を回収できる能力を有するフィルターを用いることも考えられるが、微粉塵の回収効率を考慮するとHEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62を使用することが望ましい。例えば、紙製のフィルターの場合、微粉塵の回収率の低下のほかに、その多くは袋とじ部が接着剤によって接着されている場合が多く、微粉塵の流入量や吸引力によってはその接着が取れ、破損する場合がある。これに対して、HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62は、袋状、又は、通気性のあるカートリッジの内側に収納できる形状を有しており、縫合部が真空圧や風量に耐えうるように製造されている。このようなHEPAフィルターとしては、例えば、カービー社(アメリカ)製ミクロマジックハイヘパフィルターを用いると良い。また、HEPAフィルターに準じたフィルターとして中尾フィルター社製TR−UME、同社TR1535−1−50CB、及び、同社製テトラテックスePTFEメンブレンを用いても良い。また、フィルタハウジング61は、アクリル製等による透明もしくは半透明の性状を有し、内部が確認できる機能を持つものが望ましい。これによって、HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62が詰まった場合や、破損した場合等に、速やかに判断がつきやすく、吸引装置20への粉塵の吸い込みを防ぐことが容易になる。
以下、本実施形態に関する作用効果について説明する。図6は、サイクロン型遠心分離装置、水噴霧部、粉塵汚泥回収部、フィルター部、及び、吸引装置の有無や配置順序を変更した構成においてフィルター部で回収された粉塵量を示す表である。図7は、乱流発生部を設けた構成と設けない構成における粉塵の回収量を示す表である。
図6に示す構成1、2、3は次のとおりである。矢印は吸引装置による粉塵の流れを示している。フィルター部ではHEPAフィルターを用いている。なお、いずれの構成においても乱流発生部は設けていない。
(1)構成1
本実施形態の集塵システム10と同様の順序で配置された構成である。集塵システム10と同様に、水噴霧部は粉塵汚泥回収部の直前に配置されている。
吸引口→サイクロン型遠心分離装置→水噴霧部→粉塵汚泥回収部→フィルター部→吸引装置
(2)構成2
吸引口→水噴霧部→サイクロン型遠心分離装置→フィルター部→吸引装置
(3)構成3
吸引口→サイクロン型遠心分離装置→フィルター部→吸引装置
図6に示す各構成で用いた装置・部材・条件等は次の通りである。
吸引装置:モーター2機直列搭載パワーユニット、AMETEK社製モーター116119−00
吸引する粉塵:寒水粉、1kg
吸引時間:5分
水噴霧部での噴霧水量:200ミリリットル/分
吸引口(吸引ホース):内径38mm、長さ10m
サイクロン型遠心分離装置:HTC社(スウェーデン)製GL PS
図6に示すように、水噴霧部を有しない構成3における回収量は29g、水噴霧部をサイクロン型遠心分離装置の前に配置した構成2における回収量は22gであった。これに対し、水噴霧部をサイクロン型遠心分離装置の後に配置した構成1における回収量は11gであった。
図6に示す結果から、まず、水噴霧部を設けることによって、粉塵を汚泥化することができるため、フィルター部より前の段階で回収しやすくなることが分かる。さらに、水噴霧部をサイクロン型遠心分離装置の後に設けるとともに、その後に粉塵汚泥回収部を設けることにより、フィルター部より前の段階での回収量をさらに増やすことができることが分かる。このようにしてフィルター部での回収量を減らすことによって、吸引装置の負担を低減でき、また、吸引装置からの排気に粉塵が混入する割合を減らすことができる。
図6に示す結果に基づいて、本実施形態の集塵システム10では、上記構成1と同様に、サイクロン型遠心分離装置30による乾式集塵法と、水噴霧部40及び粉塵汚泥回収部50をサイクロン型遠心分離装置30の後に順に配置した湿式集塵法とを併用するようにした。この配置によって、集塵システム10では、HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター62に過大な負担をかけることがなくなるため、吸引した粉塵が集塵システム10の外に排出される危険性を大幅に低減することができる。
図7は、以下の2つの構成A、Bについての粉塵回収の結果を示している。下記構成Aは本実施形態の集塵システム10を用い、構成Bは構成Aから乱流発生部を除いた構成である。
(1)構成A:吸引口→サイクロン型遠心分離装置→水噴霧部→乱流発生部→粉塵汚泥回収部→フィルター部→吸引装置
(2)構成B:吸引口→サイクロン型遠心分離装置→水噴霧部→粉塵汚泥回収部→フィルター部→吸引装置
乱流発生部としては、筒内で乱流を起こし、かつ、粉塵が垂直に噴霧水に接触される割合を高めるように、筒の内周面に4〜6mmの溝を有するカフス(長さ3cm)と、ブラシ(長さ13cm、直径4cm)を備えた構成としている。
図7に示す各構成で用いた装置・部材・条件等は次の通りである。
吸引装置:モーター3機直列、AMETEK社製モーター116119−00
吸引する粉塵:コンクリートブロック粉塵、2kg
吸引時間:10分
吸引装置の稼働条件:電圧100V、周波数50Hz
水噴霧部での噴霧水量:200ミリリットル/分
吸引口(吸引ホース):内径38mm、長さ10m
水噴霧部の噴霧ノズルの噴射角度(広がり角度):50度
図7に示すように、サイクロン型遠心分離装置における回収量は構成Aと構成Bとほぼ同量である。これに対して、HEPAフィルターでの回収量は、乱流発生部を設けた構成Aの方が構成Bよりも明らかに少なくなっている。したがって、乱流発生部を設けることによって、粉塵汚泥回収部における回収率が高まっていることが分かる。これは、水噴霧部において水が十分付着されなかった粉塵があったとしても、乱流発生部で粉塵の流れに乱れを生じさせることによって、汚泥化されていない粉塵に多くの水分を接触させることが可能となっていると考えられる。よって、構成Aのように乱流発生部を設ければ、サイクロン型遠心分離装置と粉塵汚泥回収部によって、全吸引量の99.9%以上の粉塵が回収されるため、フィルター部において目詰まりを起こしづらくなり、かつ、吸引装置の排気口から粉塵が漏れることを十分に抑えることができる。よって、作業現場における労働環境の改善に資することができ、集塵システム10の性能の向上に乱流発生部が有効であることが分かる。
集塵システム10を構成する、サイクロン型遠心分離装置30、水噴霧部40、乱流発生部70、粉塵汚泥回収部50、及び、フィルター部60は、互いに独立したものを管路(経路)12によって結合して用いている。このため、それぞれを取り出して簡便に保守点検や補修を行うことができる。また、各部・各装置においては、回収する粉塵の種類などに応じた適切な仕様の装置等に置き換えることを簡単に行うことができる。さらに、各部・各装置において、小型化された装置等を用いることによって、集塵システム10全体として小型軽量化を図ることができる。これにより、小型トラックなどによって現場へ運搬することができる可動性が得られる。また、小型であるため、小規模な現場、狭所、高所の現場などのあらゆる作業現場で使用することができる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的又は本発明の思想の範囲内において改良又は変更が可能である。
以上のように、本発明に係る集塵システムは、効率よく粉塵を回収でき、かつ、保守点検の簡便化等の点で有用である。
10 集塵システム
11 吸引口
12 管路(経路)
12a、12c 入口管部
12b、12d 出口管部
13 連結管
14 基盤ボックス(操作パネル)
20 吸引装置
30 サイクロン型遠心分離装置
31 外筒
32 内筒
33a 第2サイクロン
33b サイクロン入口
34 隔壁
35a 第1空間
35b 第2空間
35c 第3空間
35d 第4空間
35e 第5空間
36 底壁
37 シールパッキン
38 ヒンジ
40 水噴霧部
41 噴霧ノズル
42 噴霧孔
43 ニップル
44 ノズルホルダー(パッキン付)
45 カラン(留め)
46 カプラー
50 粉塵汚泥回収部
51 缶体
52 オーバーフロー排出口
53 水位センサー
54 遮蔽板
60 フィルター部
61 フィルタハウジング
62 HEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルター
70 乱流発生部
71 溝部
72 ブラシ部
80 水タンク
81 水噴霧ポンプ
82 センサー接続ケーブル
83 噴霧管

Claims (8)

  1. 吸引装置の吸引力によって、吸引口から粉塵を吸引する集塵システムであって、
    前記吸引口側から前記吸引装置側への経路において、
    前記吸引口から吸引された粉塵を回収するサイクロン型遠心分離装置と、
    水の噴霧によって粉塵を泥化する水噴霧部と、
    粉塵汚泥を回収する粉塵汚泥回収部と、
    微粉塵を回収するフィルター部と、
    が順に設けられており、
    前記吸引口から吸引され、前記サイクロン型遠心分離装置で回収されなかった粉塵の流れに乱れを含ませる乱流発生部を設け、
    前記フィルター部はHEPAフィルター及びHEPAフィルターに準じたフィルターを有することを特徴とする集塵システム。
  2. 前記乱流発生部は、前記水噴霧部と前記粉塵汚泥回収部との間に設けられている請求項1に記載の集塵システム。
  3. 前記乱流発生部は、前記サイクロン型遠心分離装置と前記水噴霧部の間に設けられている請求項1又は請求項2に記載の集塵システム。
  4. 前記水噴霧部は、前記乱流発生部に設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の集塵システム。
  5. 前記乱流発生部は、前記経路に沿って延びる管部において、その内周面の周方向に周回形成された螺旋溝を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の集塵システム。
  6. 前記乱流発生部は、前記経路に沿って延びる管部内に、前記経路と交差するようにメッシュ部を設けることで形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の集塵システム。
  7. 前記乱流発生部は、前記経路に沿って延びる管部内に、複数の羽根状部材を配置することで形成される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の集塵システム。
  8. 前記水噴霧部は、水を噴霧する噴霧ノズルを備え、前記噴霧ノズルは広がり角度を有する扇状に噴霧できる構造を成している請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の集塵システム。
JP2018012467A 2018-01-29 2018-01-29 集塵システム Active JP6920226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018012467A JP6920226B2 (ja) 2018-01-29 2018-01-29 集塵システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018012467A JP6920226B2 (ja) 2018-01-29 2018-01-29 集塵システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019130437A JP2019130437A (ja) 2019-08-08
JP6920226B2 true JP6920226B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=67545340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018012467A Active JP6920226B2 (ja) 2018-01-29 2018-01-29 集塵システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6920226B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7159114B2 (ja) * 2019-06-14 2022-10-24 株式会社小泉 集塵システム
CN110327720B (zh) * 2019-08-16 2024-03-12 大连交通大学 一种水雾炮车
CN114225606B (zh) * 2020-09-09 2023-05-02 财团法人工业技术研究院 微粒捕集系统
TW202211972A (zh) * 2020-09-18 2022-04-01 日揚科技股份有限公司 氣固分離系統
CN113578540B (zh) * 2021-07-31 2022-03-22 江苏新动力沭北热电有限公司 一种分离式旋风分离器及其使用方法
CN114160501A (zh) * 2021-12-06 2022-03-11 洪江市丰源农业开发有限责任公司 一种大米加工用离心集尘风机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019130437A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6920226B2 (ja) 集塵システム
CN113117401B (zh) 分离装置和清洁设备
CN101730495B (zh) 旋流式通用真空装置
CN107213739B (zh) 一种新型煤矿高效复合式湿式除尘器
US20080083333A1 (en) Dust collector
EP1849512A1 (en) Auxiliary dust collection system
JP2004358442A (ja) 粉塵類の回収装置
CN111298584B (zh) 一种双文丘里式气动湿法除尘系统
CN112568785A (zh) 工业吸尘器
JP2017077503A (ja) 除塵装置
CN213467277U (zh) 一种锅炉捞渣机用清洁装置
CN107789918A (zh) 一种气箱脉冲布袋除尘器
CN101816536A (zh) 一种自清洗无扬尘集尘筒
CN200991624Y (zh) 除尘风机
KR102247189B1 (ko) 원심 분리식 페인트 미스트 및 오일 미스트 집진기
CN107684800A (zh) 一种环保除尘器
KR100485929B1 (ko) 회전 스크린 및 싸이크론 세정탑을 이용한 분진 및 악취제거장치
KR200479874Y1 (ko) 유량 자동 조절형 사이클론 집진장치
KR101219406B1 (ko) 무동력 사이클론 방식을 이용한 먼지 저감장치
CN220470002U (zh) 一种掘进面湿式除尘装置
KR100967186B1 (ko) 건식 여과 장치
JP3117947U (ja) アスベスト等粉塵用集塵機
RU207894U1 (ru) Очистной аппарат
JP7159114B2 (ja) 集塵システム
CN108114783A (zh) 一种具有旋风除尘器的垃圾处理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6920226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150