JP6434268B2 - クロロフィルおよびカロテノイド高含有クロレラ - Google Patents

クロロフィルおよびカロテノイド高含有クロレラ Download PDF

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本発明はクロロフィルおよびカロテノイドを高濃度に含有するクロレラに関する。
クロレラは、クロロコックム目(Chlorococcales)、オオシスティス科(Oocystanceae)、クロレラ属(Chlorella)に分類される直径2〜10μmの球状または卵形の単細胞緑藻である。その藻体には、良質なタンパク質や、ビタミン、ミネラル類が豊富に含まれているため、健康食品や食品素材として利用されている。また、クロレラは光合成により独立栄養的に増殖することができるだけでなく、有機炭素源を利用して従属栄養的に増殖することも可能であり、培養条件の変動がなく、品質や収量を一定に保ちやすくなるとともに、微生物等による汚染を防止できるなどの利点があるため、日本では従属栄養的培養が主に採用されている。
上記したように、クロレラは様々な栄養成分を含有するが、特に食物繊維を豊富に含むとともに、クロロフィルやカロテノイドなどの色素を多く含有することから、緑黄色野菜の代替あるいは補助食品として主に利用されている。またクロロフィルやカロテノイドは、抗酸化活性など種々の生理活性を有することが知られており、例えば、クロロフィルには、抗胃潰瘍作用、抗肝障害作用、抗アレルギー等の他、抗変異原作用やダイオキシン類排泄促進作用があることが報告されている。したがって、クロロフィルや総カロテノイド含量が高いことはクロレラの品質上重要である。
しかし、従属栄養的培養では、クロロフィルやカロテノイドの含量が独立栄養的培養のクロレラに比べて低くなる。このため、既存の株に紫外線照射や突然変異剤投与等を行って変異を生じさせ、クロロフィル等を高濃度に含有する変異株が報告されているが、乾燥藻体に対し、クロロフィル含量は35mg/g、総カロテノイド含量は5mg/g程度にとどまっていた(特許文献1)。
特開平11−75823号公報
本発明は、短時間培養で、高濃度のクロロフィルおよびカロテノイドを含有するクロレラを提供することを課題とする。
本発明者は鋭意研究の結果、短時間の従属栄養的培養で、高濃度のクロロフィルおよび総カロテノイドを含有するクロレラを得、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明はグルコースを5.0%(w/v)含む培地1.2Lに、細胞濃度がPCV(Packed Cell Volume)で32mL/Lのクロレラ細胞液を200mL接種して36℃で培養し、培養開始18時間後からグルコースを50%(w/v)含む培地を0.03L/時間で10時間流加したとき、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が47mg/g以上、かつ総カロテノイド含量が7mg/g以上のクロレラである。
また、本発明は、前記培養条件で培養したとき、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が培養開始18時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量の1.5倍以上、かつ培養開始48時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量が培養開始18時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量の1.5倍以上のクロレラである。
本発明のクロレラは、品質上非常に重要なクロロフィルおよび総カロテノイドを多く含有するものであり、培養開始48時間後におけるクロロフィルおよび総カロテノイド含有量が高いものである。このクロレラを従属栄養的培養方法で培養することにより、クロロフィルおよび総カロテノイド含量が高いクロレラを短い培養時間で効率的に安定して生産することが可能である。さらに培養したクロレラからクロロフィルやカロテノイドを抽出することにより、これらの色素を効率的に高収率で生産することができる。
本発明のクロレラは、グルコースを5.0%(w/v)含む培地(基礎培地)1.2Lに、細胞濃度がPCV(Packed Cell Volume)で32mL/Lのクロレラ細胞液を200mL接種して36℃で培養し、培養開始18時間後からグルコースを50%(w/v)含む培地(添加培地)を0.03L/時間で10時間流加したとき、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が47mg/g以上、かつ総カロテノイド含量が7mg/g以上のクロレラである。また、本発明のクロレラは、前記培養条件で培養したときに、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が培養開始18時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量の1.5倍以上、かつ培養開始48時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量が培養開始18時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量の1.5倍以上のクロレラである。
また、前記培養条件で培養したときに、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が47mg/g以上、かつ総カロテノイド含量が7mg/g以上であり、さらに、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が培養開始18時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量の1.5倍以上、かつ培養開始48時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量が培養開始18時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量の1.5倍以上であることが好ましい。
さらに、前記培養条件で培養したときに、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が培養開始18時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量の1.7倍以上であることがより好ましく、2倍以上であることがさらに好ましい。また、前記培養条件で培養したときに、培養開始48時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量が培養開始18時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量の1.7倍以上であることがより好ましく、1.9倍以上であることがさらに好ましい。
ここで、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量の上限は特に限定されるものではないが、培養開始18時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量の3.5倍以下、または3倍以下を例示することができる。
そして、培養開始48時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量の上限は特に限定されるものではないが、培養開始18時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量の3.5倍以下、または3倍以下を例示することができる。
さらに、前記方法で培養を行ったときの、培養開始48時間後の培養液あたりのクロロフィル含量は特に限定されないが、培養開始18時間後の培養液あたりのクロロフィル含量の1.3倍以上であることが好ましく、1.5倍以上がより好ましく、1.7倍以上がさらに好ましい。また、その上限は特に限定されないが、3倍以下、または2.5倍以下を例示することができる。
そして、前記方法で培養を行ったときの、培養開始48時間後の培養液あたりの総カロテノイド含量は特に限定されないが、培養開始18時間後の培養液あたりの総カロテノイド含量の1.3倍以上であることが好ましく、1.5倍以上がより好ましく、1.7倍以上がさらに好ましい。また、その上限は特に限定されないが、3倍以下、または2.5倍以下を例示することができる。
また、基礎培地、添加培地は表1に示す組成のものを用いることができる。なお、培養液のPCVは、ヘマトクリット遠沈管(藤本理化製)に培養液を加え、1,610×gで30分間遠心分離した後、藻体の容積値を遠沈管の目盛りから読み取ることにより測定できる。そして、添加培地を流加しながら行う流加培養は、通気撹拌培養(1.0vvm(volume per volume per minute)、550rpm)で、36℃、10時間行う。
そして、本発明のクロレラは前記培養条件における、培養開始18時間後から培養開始48時間後での比増殖速度が0.02〜0.1/時間であることが好ましい。
本発明のクロレラは、例えば、湖沼等から採取された水等から分離される野生株や、公知のクロレラに公知の変異処理を施した変異株の中から、前記培養条件で培養した際の培養開始から48時間後のクロロフィル含量および総カロテノイド含量を指標として選抜され得る。
また、本発明のクロレラは、特に限定されるものではないが、例えばクロレラ・レギュラリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロレラ・ブルガリス、クロレラ・エリプソイデア、クロレラ・ソロキニアナ等が挙げられ、中でも工業的に生産されており、安全性が確認されているクロレラ・レギュラリスが好ましい。また、本発明のクロレラの好適な一例として、クロレラ・レギュラリスZ−192株を挙げることができ、前記株は独立行政法人製品評価技術基盤機構に、寄託番号FERM P−22239として寄託されている。
本発明において、比増殖速度は、下記式1および2で求めることができる。また、本発明において、クロロフィル含量および総カロテノイド含量は、実施例1に記載の方法による測定値を指す。
(比増殖速度の算出方法)
次式(式1)で示すように、細胞の増加率が細胞数(X)に比例する場合、比例定数μ(h-1)を比増殖速度と定義し、細胞増殖の指標とすることが出来る。
dX/dt = μX (式1)
式1を積分すると、式2となる。
lnX2 −lnX1 = μ(t2 - t1) (式2)
ここで、X1、X2はそれぞれ培養時間t1、t2における細胞数、あるいは細胞濃度やPCVなどの細胞数と比例関係にある測定値を示す。
本発明のクロレラは、上記のように培養開始48時間後におけるクロロフィル含量と総カロテノイド含量が高いという特徴を有するものである。例えば、特許文献1に記載の、クロロフィル等を高濃度で含有する変異株として知られているY−21株と比較すると、本発明のクロレラは、培養開始18時間後までにおいては、クロロフィルおよび総カロテノイド含量はY−21株と同程度であるが、培養開始18時間後から48時間後までの間にY−21株よりも活発に色素合成を行い、培養開始48時間後では、Y−21株よりも著しくクロロフィル含量および総カロテノイド含量が高くなる(表2、表3参照)。このように、本発明のクロレラは培養開始48時間後という短時間で、実用上十分な量までクロロフィルおよび総カロテノイド含量が増加するという特徴を有する。Y−21株等の従来のクロレラで、同等の量までクロロフィル量および総カロテノイド量を増加させようとすると48時間以上培養する必要があり、培養時間が長くなると、年間のタンク当たりのクロレラ生産量が減少するだけでなく、1回の培養当たりの光熱費や労務費が増加し、製造費用が増大する。従って、本発明のクロレラは培養時間48時間という従来よりも短い時間で、すなわち低い製造費用で、クロロフィルおよび総カロテノイド含量が高くなるという高付加価値を有する産業上優れたクロレラである。
本発明のクロレラの前々培養および前培養の培養条件は特に限定されるものではないが、例えば、前々培養では、300mL容の三角フラスコに表1記載の前培養培地を100mL入れ、スラントで継代したクロレラを一白金耳接種し、培養温度30℃、回転数160rpmで3〜4日間振とう培養すればよい。また、前培養では300mL容の三角フラスコに表1記載の前培養培地を100mL入れ、前々培養で得られたクロレラ細胞液を1mL加え、培養温度30℃、回転数160rpmで3〜4日間振とう培養すればよい。
本発明のクロレラの本培養の条件は特に限定されるものではないが、例えば、グルコース濃度が1〜10%(w/v)である基礎培地に、細胞濃度がPCVで20〜50mL/Lのクロレラ細胞液(クロレラの前培養で得られた細胞液)を、基礎培地の量に対して12〜20%(v/v)接種し、32〜38℃で培養し、培養開始18時間後から、グルコース濃度が30〜60%(w/v)である添加培地を0.01〜0.05L/時間で、6〜30時間流加する培養方法を挙げることができる。
上記で用いる基礎培地としては、クロレラの培養において、従来用いられてきた液体培地であれば特に制限されないが、例えば、炭素源としてグルコースや酢酸、窒素源として尿素、硫酸アンモニウムを含有し、その他にKHPO、MgSO、FeSO、微量無機成分(ホウ酸塩、マンガン塩、硫酸亜鉛、硫酸銅、モリブデン)等を含有する培地を挙げることができ、表1に記載の基礎培地を好適に用いることができる。
また、上記で用いる添加培地としては、クロレラの培養において従来用いられている液体培地であれば特に制限されないが、例えば、炭素源としてグルコースや酢酸、窒素源として尿素、硫酸アンモニウムを含有し、その他にKHPO等を含有する培地を挙げることができ、表1に記載の添加培地を好適に用いることができる。
本発明のクロレラの培養方法は特に限定されないが、通気撹拌培養が好ましく、その通気量は特に限定されないが、0.5〜1.5vvmを例示することができる。また、撹拌の回転数も特に限定されるものではないが、300〜700rpmを例示することができる。
培養時のpHは6.7以下にならないように、適宜、アルカリ性溶液、例えば水酸化ナトリウム水溶液等を添加して調整することが好ましい。
本発明のクロレラは、その生細胞を餌料等として使用してもよく、また、加熱し、乾燥粉末としたものを錠剤等の形状で使用することもできる。さらにはクロレラ中の色素や栄養成分等を抽出して使用することもできる。その用途としては、健康食品、餌料、色素としての利用の他、食品素材、医薬品原料等にも好適に使用し得る。
以下に実施例を挙げて本発明について更に詳細に説明するが、本発明がこれら実施例に限定を受けないことは言うまでもない。
実施例1
(クロロフィルおよび総カロテノイド定量法)
クロレラのクロロフィル含量および総カロテノイド含量の測定は、定量法(植物色素:林 考三、養賢堂)に従い行った。すなわち、培養装置で培養したクロレラ培養液をグラスファイバーフィルターで吸引濾過し、得られた藻体をフィルターごと摩砕した。これにアセトンを加え遠心分離(1,610×g、10分)により藻体とフィルターの破砕物を沈殿させた後、上清の吸光度(480nm、630nm、645nm、663nm、750nm)を測定し、下記の計算式より抽出溶媒中のクロロフィル濃度(クロロフィルaおよびクロロフィルbの合計量)および総カロテノイド濃度を算出した。また、クロレラの乾燥重量を測定するために、培養装置から、クロロフィル濃度と総カロテノイド濃度を測定した時と同量のクロレラ培養液を分取し、遠心分離(10,000×g、10分)後、精製水で洗浄して、再度遠心分離(10,000×g、10分)した後、ペレットを105℃で8時間乾燥させ、クロレラの乾燥重量を求めた。乾燥藻体あたりのクロロフィル含量、総カロテノイド含量は、抽出溶媒中のクロロフィルおよび総カロテノイドの濃度とクロレラの乾燥重量を用いて算出した。
(計算式)
クロロフィルa(μg/ml)=11.64(A663-A750)-2.16(A645-A750)+0.1(A630-A750)
クロロフィルb(μg/ml)=3.94(A663-A750)-20.97(A645-A750)+3.66(A630-A750)
カロテノイド (μg/ml)=4.0(A480-3.0A750)
(クロロフィル含量および総カロテノイド含量の経時変化)
クロレラ・レギュラリスY−21株およびZ−192株について、下記培養条件に従って培養し、培養期間中の乾燥藻体あたりのクロロフィル含量および総カロテノイド含量を上記定量法により測定した。結果を表2、3に示す。また、18時間培養時におけるクロロフィル含量または総カロテノイド含量に対する48時間培養時におけるそれぞれの含量の比を表4、5に示す。
(培養条件)
前々培養では、表1に記載の前培養培地を100mL入れた300mL容三角フラスコにスラントで継代したクロレラを一白金耳接種し、培養温度30℃、回転数160rpmで4日間振とう培養した。また、前培養では、表1に記載の前培養培地を100mL入れた300mL容三角フラスコに、前々培養で得られたクロレラ細胞液を1mL加え、前培養と同様の条件で培養した。次いで、3Lジャーファーメンターに表1記載の基礎培地を1.2L加え、121℃、20分間オートクレーブ滅菌した後、前培養で得られたクロレラ細胞液(PCV:32mL/L)を、200mL接種し、5N NaOH溶液でpH6.8に調整し、48時間通気撹拌培養(36℃、1.0vvm、550rpm)した。また、培養開始18時間後から、表1に記載の添加培地0.3Lを10時間かけて流加した(流加速度:0.03L/時)。なお、培養中は、pHが6.7以下にならないように5N NaOH溶液を加え、pHを調整した。基礎培地、添加培地および前培養培地の組成を表1に示す。
Figure 0006434268
Figure 0006434268
Figure 0006434268
Figure 0006434268
Figure 0006434268
表2、3、4および5に示すとおり、Z−192株は、Y−21株と比較し、培養開始18時間後において、クロロフィルおよび総カロテノイドの含量は、ほぼ同量であったが、培養開始18時間後から48時間後までにZ−192株はY−21株よりも乾燥藻体におけるクロロフィル含量および総カロテノイド含量が顕著に増大した。
実施例2
(培養液あたりのクロロフィル含量および総カロテノイド含量)
実施例1と同様の方法で、培養液あたりのクロロフィル含量および総カロテノイド含量を測定した。結果を表6に示す。
Figure 0006434268
表6に示すとおり、培養開始48時間後において、Z−192株の培養液あたりのクロロフィル含量および総カロテノイド含量は、Y−21株と比べて約1.8倍多い。このため、Z−192株はY−21株に比べ、48時間の培養でより多くのクロロフィルおよびカロテノイドを得ることができる。
本発明のクロレラは、短時間培養でクロロフィル含量および総カロテノイド含量が高くなるため、生産効率が高く、有用なものである。
以上

Claims (3)

  1. グルコースを5.0%(w/v)含む培地1.2Lに、細胞濃度がPCV(Packed Cell Volume)で32mL/Lのクロレラ細胞液を200mL接種して36℃で培養し、培養開始18時間後からグルコースを50%(w/v)含む培地を0.03L/時間で10時間流加したとき、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が47mg/以上、かつ総カロテノイド含量が7mg/g以上であることを特徴とするクロレラ・レギュラリス Z−192株(FERM P−22239)
  2. 請求項1に記載の培養条件で培養したとき、培養開始48時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量が培養開始18時間後の乾燥藻体におけるクロロフィル含量の1.5倍以上、かつ培養開始48時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量が培養開始18時間後の乾燥藻体における総カロテノイド含量の1.5倍以上である請求項1記載のクロレラ・レギュラリス Z−192株(FERM P−22239)
  3. クロレラ・レギュラリス Z−192株(FERM P−22239)。
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