JP6433649B2 - 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルに関する。
磁気共鳴イメージングは、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンを、そのラーモア(Larmor)周波数のRF(Radio Frequency)パルスで磁気的に励起し、励起に伴い発生する磁気共鳴信号のデータから画像を生成する撮像法である。磁気共鳴イメージング装置は、静磁場磁石の内側に、傾斜磁場コイルを備える。この傾斜磁場コイルには大電流が印加されるため、発熱しやすい。このため、傾斜磁場コイルには温度センサが取り付けられている。しかしながら、温度センサでは、傾斜磁場コイルの温度上昇を検出できない場合があった。
特開2007−330777号公報
本発明が解決しようとする課題は、傾斜磁場コイルの温度上昇を検出することができる磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルを提供することである。
実施形態の磁気共鳴イメージング装置は、傾斜磁場コイルと、線材と、検出部とを備える。傾斜磁場コイルは、電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する。線材は、前記傾斜磁場コイルよりも低く、前記傾斜磁場コイルの製造過程で融解しない融点を有し、前記傾斜磁場コイルの接合部付近に設けられる。検出部は、前記線材の融解に伴って前記線材に電流が流れなくなることを検出する。
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る傾斜磁場コイルの構造を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る線材の配置の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る線材の配置の変形例を示す図である。 図5は、第2の実施形態に係るスイッチ制御部の処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルを説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置100の構成を示す機能ブロック図である。なお、以下では、磁気共鳴イメージング装置をMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置と称する。
図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石101と、静磁場電源102と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源104と、寝台105と、寝台制御部106と、送信コイル107と、送信部108と、受信コイル109と、受信部110と、シーケンス制御装置120と、計算機130とを備える。なお、MRI装置100に、被検体P(例えば、人体)は含まれない。また、図1に示す構成は一例に過ぎない。例えば、シーケンス制御装置120及び計算機130内の各部は、適宜統合若しくは分離して構成されてもよい。
静磁場磁石101は、中空の円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、超伝導磁石等であり、静磁場電源102から電流の供給を受けて励磁する。静磁場電源102は、静磁場磁石101に電流を供給する。なお、静磁場磁石101は、永久磁石でもよく、この場合、MRI装置100は、静磁場電源102を備えなくてもよい。また、静磁場電源102は、MRI装置100とは別に備えられてもよい。
傾斜磁場コイル103は、中空の円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するx、y、及びzの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されており、これら3つのコイルは、傾斜磁場電源104から個別に電流の供給を受けて、x、y、及びzの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。傾斜磁場コイル103によって発生するx、y、及びzの各軸の傾斜磁場は、例えば、スライスエンコード傾斜磁場GSE(若しくはスライス選択傾斜磁場GSS)、位相エンコード傾斜磁場GPE、及び周波数エンコード傾斜磁場GROである。傾斜磁場電源104は、傾斜磁場コイル103に電流を供給する。
寝台105は、被検体Pが載置される天板105aを備え、寝台制御部106による制御の下、天板105aを、被検体Pが載置された状態で、傾斜磁場コイル103の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、寝台105は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御部106は、計算機130による制御の下、寝台105を駆動して天板105aを長手方向及び上下方向へ移動する。
送信コイル107は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、送信部108からRFパルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。送信部108は、対象とする原子の種類及び磁場強度で定まるラーモア周波数に対応するRFパルスを送信コイル107に供給する。
受信コイル109は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられるMR信号を受信する。受信コイル109は、MR信号を受信すると、受信したMR信号を受信部110へ出力する。
なお、上述した送信コイル107及び受信コイル109は一例に過ぎない。例えば、送信コイル107及び受信コイル109は、送受信機能を備えたコイルによって構成されても良い。また、送信コイル107及び受信コイル109は、送信機能のみを備えたコイル、受信機能のみを備えたコイル、及び送受信機能を備えたコイルのうち、1つ若しくは複数を組み合わせることによって構成されても良い。
受信部110は、受信コイル109から出力されるMR信号を検出し、検出したMR信号に基づいてMRデータを生成する。具体的には、受信部110は、受信コイル109から出力されるMR信号をデジタル変換することによってMRデータを生成する。また、受信部110は、生成したMRデータをシーケンス制御装置120へ送信する。なお、受信部110は、静磁場磁石101や傾斜磁場コイル103等を備える架台装置側に備えられてもよい。
シーケンス制御装置120は、シーケンス制御部121と、検出部122と、スイッチ制御部123を備える。シーケンス制御部121は、計算機130から送信されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源104、送信部108及び受信部110を駆動することによって、被検体Pの撮像を行う。ここで、シーケンス情報は、撮像を行うための手順を定義した情報である。シーケンス情報には、傾斜磁場電源104が傾斜磁場コイル103に供給する電流の強さや電流を供給するタイミング、送信部108が送信コイル107に供給するRFパルスの強さやRFパルスを印加するタイミング、受信部110がMR信号を検出するタイミング等が定義される。
また、シーケンス制御部121は、傾斜磁場電源104、送信部108及び受信部110を駆動して被検体Pを撮像した結果、受信部110からMRデータを受信すると、受信したMRデータを計算機130へ転送する。例えば、シーケンス制御部121は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。
検出部122は、後述する線材140(図3以降に例示)に電流が流れるか否かに応じて、傾斜磁場コイル103の温度上昇を検出する。なお、検出部122の処理については、後述する。
スイッチ制御部123は、スイッチ126(図3以降に例示)の切り替えを制御する。なお、スイッチ制御部123の処理については、後述する。
計算機130は、MRI装置100の全体制御や、MR画像の生成等を行う。例えば、計算機130は、操作者から入力される撮像条件に基づいてシーケンス制御部121に撮像シーケンスを実行させる。また、計算機130は、シーケンス制御装置120から送信されたMRデータに基づいて画像を再構成する。計算機130は、再構成された画像を記憶部に格納したり、表示部に表示したりする。なお、計算機130は、例えば、コンピュータ等の情報処理装置である。
図2は、第1の実施形態に係る傾斜磁場コイル103の構造を示す図である。図2の吹き出しには、傾斜磁場コイル103のxy平面における一断面を例示する。ここで、第1の実施形態において、傾斜磁場コイル103は、ASGC(Actively Shielded Gradient Coil)であり、傾斜磁場を発生するメインコイルと、漏洩磁場を打ち消すシールド用の磁場を発生するシールドコイルとを有する。図2に示すように、傾斜磁場コイル103においては、円筒内部の空間からの距離が近い順に、冷却管と、メインコイルと、冷却管と、シムトレイと、冷却管と、シールドコイルとが設置される。
冷却管は、典型的には、傾斜磁場コイル103の円筒形状に沿って螺旋状に配管される。図1において図示を省略したが、第1の実施形態に係るMRI装置100は、熱交換器や循環ポンプを有する冷却装置を更に備える。この冷却装置は、20℃程度の水等の冷媒を10〜25L/min程度の流量で冷却管に循環させることで、傾斜磁場コイル103を冷却する。
シムトレイには、傾斜磁場コイル103の長軸方向全長に亘って貫通するシムトレイ挿入ガイドに挿入される。シムトレイは、長手方向に複数のポケットを有し、静磁場の不均一性を補正するために、所定のポケットに所定の枚数の鉄シムが収納される。
メインコイルは、互いに直交するx、y、及びzの各軸に対応する3つのコイル、即ち、INNER Xコイル、INNER Yコイル、及びINNER Zコイルが積層されて形成される。INNER Xコイルは、サドルコイル型に加工されたコイルであり、x軸、即ち、傾斜磁場コイル103の円筒の水平軸に沿って、傾斜磁場を発生する。また、INNER Yコイルは、INNER Xコイルと同様、サドルコイル型に加工されたコイルであるが、y軸、即ち、傾斜磁場コイル103の円筒の垂直軸に沿って、傾斜磁場を発生する。また、INNER Zコイルは、螺旋状に加工されたコイルであり、z軸、即ち、傾斜磁場コイル103の円筒の長軸に沿って、傾斜磁場を発生する。これら、INNER Xコイル、INNER Yコイル、及びINNER Zコイルのそれぞれは、傾斜磁場電源104から個別に電流の供給を受け、x、y、及びzの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。なお、シールドコイルも同様に、互いに直交するx、y、及びzの各軸に対応する3つのコイル、即ち、OUTER Xコイル、OUTER Yコイル、及びOUTER Zコイルが積層されて形成される。OUTER Xコイル、OUTER Yコイル、及びOUTER Zコイルのそれぞれは、x、y、及びzの各軸に沿ってシールド用の磁場を発生する。また、6つのコイル(INNER Xコイル、INNER Yコイル、INNER Zコイル、OUTER Xコイル、OUTER Yコイル、及びOUTER Zコイル)を区別無く総称する場合に、単に「コイル」と表記する。また、各コイルの積層順は、適宜変更することができる。
このような構成のもと、傾斜磁場コイル103には、温度センサが取り付けられている。例えば、温度センサは、INNER Xコイルと、INNER Yコイルと、OUTER Yコイルにそれぞれ1箇所ずつ取り付けられている。そして、傾斜磁場コイル103の温度が高くなると撮像を停止するインターロック機能が備えられている。
しかしながら、温度センサでは必ずしも傾斜磁場コイル103の温度上昇を検出できない場合がある。例えば、温度センサの取り付け部位から離れた位置で局所的な温度上昇が発生した場合、この温度上昇を検出できず、インターロック機能が動作しない恐れがある。
このような局所的な温度上昇は、例えば、傾斜磁場コイル103の内部配線の接合部において発生することがある。ここで、接合部とは、各コイルに電流を流すために、各コイルを繋ぐ導線(電流を流す導体の線)とコイルとが接合される部である。傾斜磁場コイル103には数百Aといった大電流が流れるので、製品検査でも検知できない程度の僅かな接続不良があるだけで、接合部の温度が局所的に上昇する恐れがある。この局所的な温度上昇は、接続不良も相まって接合部を断線させてしまうことも考えられる。
ところで、傾斜磁場コイル103には、各コイルのそれぞれを繋ぐために、通常、50箇所以上の接合部がある。このため、局所的な温度上昇を検出するために、全ての接合部付近に温度センサを取り付けることは製造的にも制御的にも非効率である。
そこで、第1の実施形態では、傾斜磁場コイル103の局所的な温度上昇を検出することができる手法を提案する。
第1の実施形態に係る傾斜磁場コイル103は、コイルよりも低い融点を有する線材140を備える。線材140は、温度上昇が発生する場所に配置される。線材140は、温度上昇が発生すると、コイルより先に融解して断線する。このため、第1の実施形態に係る傾斜磁場コイル103は、傾斜磁場コイル103の温度上昇を検出することが可能となる。
例えば、線材140は、100℃〜200℃程度の融点を有する合金が好ましい。この第1の理由は、線材140の融点としては、コイルとして使用される導電性の板よりも低い融点が要求されるからである。また、第2の理由は、傾斜磁場コイル103の製造過程には90℃の含浸工程があるため、この含浸工程にて線材140が融解しないことが要求されるからである。なお、線材140の融点は必ずしも100℃〜200℃に限定されない。例えば、線材140としては、上記の第1の理由及び第2の理由に基づいて、適切な融点を有する合金が適用されて良い。
図3は、第1の実施形態に係る線材140の配置の一例を示す図である。図3の左側には、傾斜磁場コイル103の斜視図を例示し、図3の右側には、線材140に電流を供給する回路を例示する。
図3の領域141に示すように、例えば、線材140は、傾斜磁場コイル103の端部に配置される。具体的には、線材140は、傾斜磁場コイル103の中心軸方向(z軸方向)における両端において、傾斜磁場コイル103に巻き付けられる。これは、傾斜磁場コイル103の端部に接合部が多いからである。このため、線材140が配置された付近において、接合部の接続不良による局所的な温度上昇が発生すると、線材140が融解して断線することとなる。なお、図3に示す例では、説明の都合上、傾斜磁場コイル103の外周面に線材140を配置したが、実際には、傾斜磁場コイル103の内部に配置される。具体的には、線材140は、図2に例示した層のいずれかの間に、絶縁板(絶縁体)で囲まれた状態で配置される。また、図3に示す配置は一例に過ぎない。例えば、傾斜磁場コイル103の中心軸方向(z軸方向)における中心部において接合部が多い場合には、線材140は、傾斜磁場コイル103の中心部に配置されて良い。すなわち、線材140は、接合部が多い部に配置される。
図3の領域142に示すように、例えば、線材140は、傾斜磁場コイル103の中心軸方向に沿って配置される。この線材140は、傾斜磁場コイル103の一端に配置された線材140と、他端に配置された線材140とを繋ぐものである。図3に示す例では、線材140は、傾斜磁場コイル103の一端から他端へ線材140を這わせる場合に、傾斜磁場コイル103の中心軸方向に沿って一直線状に配置される。これは、線材140がローレンツ力によって断線することを防ぐためである。例えば、線材140に電流を流すと、線材140には静磁場からのローレンツ力がかかり、これにより断線する恐れがある。この静磁場は中心軸方向に印加されているため、中心軸方向に配置される物体に対してはローレンツ力がかかり難い。このため、線材140は、傾斜磁場コイル103の中心軸方向に沿って配置される。なお、必ずしも領域142に線材140を配置しなくても良い。例えば、線材140は、中心軸方向に沿っていれば、傾斜磁場コイル103の下部に配置されても良い。また、傾斜磁場コイル103の一端から他端へ這わせる線材140は無くても良い。例えば、傾斜磁場コイル103の一端の線材140と他端の線材140とは、傾斜磁場コイル103の外部において接続されていても良い。
また、線材140には、シーケンス制御部121の電源から電流が供給される。例えば、シーケンス制御部121は、電源124と、抵抗125と、スイッチ126と、コンパレータ127とを含む回路を備える。この回路において、コンパレータ127は、抵抗125の両端における電圧を比較する。そして、コンパレータ127は、比較した電圧の差が閾値以上であれば1を出力し、閾値未満であれば0を出力する。なお、図3に示した回路は一例に過ぎない。例えば、電源124は、設備電源であっても良い。また、例えば、抵抗125は、電源124の陰極端子側に接続されても良い。
このように、傾斜磁場コイル103は、傾斜磁場コイル103の端部に、コイル及び導線よりも低い融点を有する線材140を備える。
図1の説明に戻る。第1の実施形態に係る検出部122は、線材140に電流が流れるか否かに応じて、温度上昇を検出する。例えば、検出部122は、コンパレータ127から1が出力される場合には、温度上昇が発生していない旨の検出結果をシーケンス制御部121へ出力する。一方、検出部122は、コンパレータ127から0が出力される場合には、温度上昇が発生した旨の検出結果をシーケンス制御部121へ出力する。なお、検出部122は、コンパレータ127から1が出力される場合には、検出結果を出力しなくても良い。
第1の実施形態に係るスイッチ制御部123は、操作者からの指示に応じて、スイッチを切り替える。例えば、スイッチ制御部123は、操作者からスイッチ126を切り替える旨の指示を受け付けると、指示に基づいてスイッチ126を切り替える。具体的には、スイッチ制御部123は、スイッチ126がオフである場合に、スイッチ126を切り替える旨の指示を受け付けると、スイッチ126をオンにする。また、スイッチ制御部123は、スイッチ126がオンである場合に、スイッチ126を切り替える旨の指示を受け付けると、スイッチ126をオフにする。なお、スイッチ126を切り替える旨の指示は、例えば、計算機130に入力される。
第1の実施形態に係るシーケンス制御部121は、検出結果に応じて、撮像を停止する制御を行う。例えば、シーケンス制御部121は、温度上昇が発生した旨の検出結果を検出部122から受け付けると、撮像シーケンスを停止させるインターロック制御を行う。また、例えば、シーケンス制御部121は、検出結果を計算機130のモニタに表示させる。
ここで、温度上昇を検出する手順を説明する。例えば、操作者は、プレスキャンが終了し、メインスキャンを開始する前に、スイッチ126をオンに切り替える。なお、メインスキャンとは、各種診断用の画像(例えば、T1強調画像、T2強調画像、シネ画像等)を収集するためのスキャンである。また、プレスキャンとは、メインスキャンに先行して行われるスキャンである。
スイッチ126がオンに切り替えられた場合に線材140が断線してなければ、図3の回路に電流が流れて抵抗125の両端に電圧の差が生じるので、コンパレータ127から1が出力される。この場合、検出部122は、温度上昇が発生していない旨の検出結果をシーケンス制御部121へ出力する。シーケンス制御部121は、温度上昇が発生していない旨の検出結果を計算機130のモニタに表示させる。このため、操作者は、モニタに表示された検出結果を確認した後に、スイッチ126を開放させ、メインスキャンを開始する。
これに対して、スイッチ126がオンに切り替えられた場合に線材140が断線していれば、図3の回路に電流が流れず、抵抗125の両端に電圧の差が生じないので、コンパレータ127から0が出力される。この場合、検出部122は、温度上昇が発生した旨の検出結果をシーケンス制御部121へ出力する。シーケンス制御部121は、温度上昇が発生した旨の検出結果を計算機130のモニタに表示させる。このため、操作者は、温度上昇が発生した旨を確認することができる。
なお、ここで説明した手順はあくまで一例である。例えば、スイッチ126は常時オンであっても良い。また、例えば、撮像シーケンスの実行中に、温度上昇が発生した場合には、シーケンス制御部121は、インターロック制御を行う。
上述したように、第1の実施形態に係る傾斜磁場コイル103は、コイル及び導線よりも低い融点を有する線材140を備える。線材140は、温度上昇が発生する場所に配置される。このため、傾斜磁場コイル103は、傾斜磁場コイル103の温度上昇を検出することが可能となる。
例えば、MRI装置100は、線材140に電流を流し、線材140に電流が流れるか否かに応じて、温度上昇を検出する。そして、MRI装置100は、検出結果に応じて、撮像を停止する制御を行う。このため、MRI装置100は、傾斜磁場コイル103の局所的な温度上昇を検出することができ、更に、傾斜磁場コイル103の焼損を防ぐことができる。
(第1の実施形態の変形例)
図3に示した線材140の配置はあくまで一例であり、他の配置にて実施されても良い。例えば、線材140は、傾斜磁場コイル103の円筒面を覆うように配置されても良い。
図4は、第1の実施形態に係る線材140の配置の変形例を示す図である。図4の左側には、傾斜磁場コイル103の斜視図を例示し、図4の右側には、線材140に電流を供給する回路を例示する。
図4の左側に示すように、線材140は、傾斜磁場コイル103に螺旋状に巻き付けられる。具体的には、線材140は、傾斜磁場コイル103の中心軸方向における一端から他端に亘って、傾斜磁場コイル103に螺旋状に巻き付けられる。これにより、線材140は、傾斜磁場コイル103の如何なる部位で局所的な温度上昇が発生したとしても融解して断線するので、局所的な温度上昇を広く検出することが可能となる。なお、図4に示す例では、説明の都合上、傾斜磁場コイル103の外周面に線材140を配置したが、実際には、傾斜磁場コイル103の内部に含浸される。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、操作者が任意のタイミングで温度上昇の検出を実行する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、MRI装置100は、撮像条件に基づいて、温度上昇を検出するタイミングを制御しても良い。そこで、第2の実施形態では、MRI装置100が、撮像条件に基づいて、温度上昇を検出するタイミングを制御する場合を説明する。
第2の実施形態に係るMRI装置100は、図1に例示したMRI装置100と同様の構成を備え、スイッチ制御部123の処理が一部相違する。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態と相違する点を中心に説明することとし、第1の実施形態において説明した構成と同様の機能を有する点については説明を省略する。
第2の実施形態に係るスイッチ制御部123は、撮像条件に基づいて、スイッチ126の切り替えを制御する。例えば、スイッチ制御部123は、計算機130から送信されるシーケンス情報に基づいて、温度上昇を検出するタイミングを特定する。そして、スイッチ制御部123は、特定したタイミングでスイッチ126をオンに切り替える。スイッチ制御部123は、検出部122により検出結果が出力されると、スイッチ126をオフに切り替える。
図5は、第2の実施形態に係るスイッチ制御部123の処理を説明するための図である。図5には、FSE(fast spin echo)法によるMRI撮影のパルスシーケンスを例示する。図5において、RFは、RFパルスを印加するタイミングを示す。また、Gssは、スライス選択(SS:slice selection)傾斜磁場を印加するタイミングを示し、Groは、リードアウト(RO:readout)傾斜磁場を印加するタイミングを示し、Gpeは、位相エンコード(PE:phase encode)傾斜磁場を印加するタイミングを示す。また、ECHOは、エコー信号のタイミングを示す。なお、図5では、FSE法によるMRI撮影のパルスシーケンスを例示するが、実施形態はこれに限定されるものではない。
図5に例示のパルスシーケンスでは、フリップアングル(FA:flip angle)が90度のフリップパルスRFI1がRF励起パルスとして印加される。また、フリップパルスRFI1に続いて複数のリフォーカスパルスRFI2、RFI3、RFI4・・・が所定間隔で印加される。リフォーカスパルスRFI2、RFI3、RFI4・・・のFAは180度である。
また、フリップパルスRFI1に対応するスライス選択傾斜磁場パルスGss1、及び、リフォーカスパルスRFI2、RFI3、RFI4・・・にそれぞれ対応するスライス選択傾斜磁場パルスGss2、Gss3、Gss4・・・が印加される。スライス選択傾斜磁場パルスGss1は、ディフェーズ(Dephase)部分を有する。また、スライス選択傾斜磁場パルスGss2、Gss3、Gss4・・・の前後において、横磁化を消去するためのスポイラー(spoiler)傾斜磁場パルスが印加される。
また、リフォーカスパルスRFI2、RFI3、RFI4・・・に続いてリードアウト傾斜磁場パルスGro2、Gro3、Gro4(図示せず)・・・がそれぞれ印加される。またフリップパルスRFI1に続いてディフェーズ用のリードアウト傾斜磁場パルスGro1が印加される。
また、リフォーカスパルスRFI2、RFI3、RFI4・・・がそれぞれ印加される間において位相エンコード傾斜磁場パルスGpe1、Gpe2、Gpe3、Gpe4・・・が印加される。
そして、リードアウト傾斜磁場パルスGro2、Gro3・・・の印加によってエコー信号ECHO1、ECHO2・・・がそれぞれ発生する。
このようなパルスシーケンスにおいて、スイッチ制御部123は、例えば、リードアウト傾斜磁場パルスGro2、Gro3・・・がそれぞれ印加されてから次にスポイラー傾斜磁場パルスが印加されるまでのタイミングt1、t2・・・をシーケンス情報から特定する。そして、スイッチ制御部123は、特定したタイミングt1、t2・・・において、スイッチ126をオンに切り替える。これは、線材140に電流が流れることにより生じうる磁場の影響を最小限にするためである。すなわち、仮に、線材140に電流が流れることにより磁場が生じたとしても、その後にスポイラー傾斜磁場パルスが印加されることで、生じた磁場の影響を最小限にすることができるからである。線材140に電流が流れると、上述したように、検出部122によって温度上昇の検出が行われる。検出部122により検出結果が出力されると、スイッチ制御部123は、すみやかにスイッチ126をオフに切り替える。
このように、スイッチ制御部123は、撮像条件に基づいて、スイッチ126の切り替えを制御する。なお、図5に示したタイミングは一例に過ぎない。例えば、スイッチ制御部123は、任意のタイミングでスイッチ126をオンに切り替えても良い。ただし、リードアウト傾斜磁場パルスGro2、Gro3・・・が印加される間は好ましくない。
上述したように、第2の実施形態に係るMRI装置100は、撮像条件に基づいて、温度上昇を検出するタイミングを制御する。このため、MRI装置100は、撮像条件において適切なタイミングで傾斜磁場コイル103の温度上昇の検出を実行することができる。
(第3の実施形態)
さて、これまで第1及び第2の実施形態について説明したが、これ以外にも、種々の異なる形態にて実施されて良い。
(線材140の収納部)
上記の実施形態では、線材140が絶縁板(絶縁体)で囲まれた状態で傾斜磁場コイル103のいずれかの層に配置される場合を説明したが、実施形態はこれに限定されない。例えば、傾斜磁場コイル103は、線材140を収納する収納部を有していても良い。一例としては、傾斜磁場コイル103は、図3に例示した領域141及び領域142の位置に筒状の収納部を備える。この収納部は、傾斜磁場コイル103の外部へ通じる挿入口を有し、例えば、INNER XコイルとINNER Yコイルとの間に備えられる。線材140は、傾斜磁場コイル103の外部から挿入口を経由して収納部に挿入されることで、領域141及び領域142の位置に配置される。これにより、傾斜磁場コイル103の線材140は、交換可能となる。このため、傾斜磁場コイル103は、線材140が断線したとしても、線材140の交換により温度上昇の検出機能を復旧可能となる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、傾斜磁場コイルの温度上昇を検出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 MRI装置
103 傾斜磁場コイル
140 線材

Claims (13)

  1. 電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルよりも低く、前記傾斜磁場コイルの製造過程で融解しない融点を有し、前記傾斜磁場コイルの接合部付近に設けられた線材と、
    前記線材の融解に伴って前記線材に電流が流れなくなることを検出する検出部と、
    を備えた磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記線材は、温度上昇が発生する場所に配置されることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記線材は、前記傾斜磁場コイルの端部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記線材は、前記傾斜磁場コイルの円筒面を覆うように配置されることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記検出部により前記線材に電流が流れなくなることが検出されると、撮像を停止する制御を行う制御部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記線材に電流を供給する電源を更に備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記線材を収納する収納部を更に備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 撮像条件に基づいて、前記線材に電流を流すためのスイッチの切り替えを制御するスイッチ制御部を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 各種診断用の画像を収集するためのメインスキャンと、当該メインスキャンに先行して行われるプレスキャンとの間に、前記線材に電流を流すことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. パルスシーケンスの実行中に、前記線材に電流を流すことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記線材は、前記傾斜磁場コイルの内部に配置される、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記傾斜磁場コイルは、導電性の板であるコイルが複数積層された構造を有し、
    前記線材は、前記コイルの積層により形成される複数の層のうち少なくともいずれかの間に、絶縁体で囲まれた状態で配置される、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルであって、
    前記傾斜磁場コイルよりも低く、前記傾斜磁場コイルの製造過程で融解しない融点を有し、前記傾斜磁場コイルの接合部付近に設けられた線材を備えた傾斜磁場コイル。
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