本開示が開示および説明される前に、当業者には理解されるように、本開示が本明細書に開示される特定の構造、処理動作、または材料に限定されるものではなく、それらの均等物に拡張されることを理解されたい。また、本明細書において使用される用語は、具体的な例を説明することのみを目的として用いられ、限定を意図したものではないことも理解されたい。異なる図面における同一の符号は、同一の要素を表す。フロー図および処理において提供される番号は、複数のアクションおよび動作を示す際に分かりやすくするべく提供され、特定の順序またはシーケンスを必ずしも示すものではない。
[例示的な実施形態] 複数の技術例に関する初期的概要が以下に提供され、次に具体的な複数の技術例がその後に更に詳細に説明される。この初期的要約は、読者が技術をより迅速に理解するのに役立つことを意図しており、技術の重要な特徴または不可欠な特徴を識別することを意図せず、特許請求される主題の範囲を限定することを意図するものでもない。
新たに定義されたコーデック(例えば、enhanced voice services、「EVS」)をサポートする第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)で構成されたシステムを介したIPマルチメディアサブシステム(IMS)サービスにおいて、単一無線音声通信継続(SRVCC)手順は、ターゲット無線レグとアクセストランスファーゲートウェイ(access transfer gateway、ATGW)との間の更なるトランスコーディングをもたらし得る。これは、ユーザ機器(UE)が3GPP LTEをサポートしてパケット交換(PS)ネットワークを提供するネットワークから回線交換(CS)ネットワークへと移動するときに行われ、またはその逆もあり得る。結果として、SRVCC手順は、通話のための1または複数のトランスコーディングポイントを追加し、それにより進行中の通話の品質が低下する可能性がある。トランスコーダフリー動作(TrFO)により効率的な音質を実現することが所望である。優れた音質を得る機能が、高精細度(HD)の音声通話にとり特に重要である。
単一無線音声通信継続(SRVCC)手順中にトランスコーディングを回避するための技術が開示される。パケット交換ネットワークと回線交換ネットワークとの間を移動するときに不要なトランスコーディング動作を回避することにより、煩雑さが低減され得、通話の品質が向上され得る。一例において、移動交換局(MSC)は、SRVCCパケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージにおいてモビリティ管理エンティティ(MME)から、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIPマルチメディアサブシステム(IMS)におけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を受信し、ターゲットMSCがUE用の選択コーデックを識別することを可能にし、CSドメインにおいて選択コーデックが用いられることを可能にするべく、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信するように構成された回路を含み得る。
単一無線音声通信継続(SRVCC)手順中にトランスコーディングを回避するための技術が開示される。一実施形態において、トランスコーディングを回避するように動作可能な移動交換局(MSC)サーバが開示される。MSCサーバは、モビリティ管理エンティティ(MME)から、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージを受信し、コーデック要求メッセージをIPマルチメディアサブシステム(IMS)に通信し、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージをIMSから受信し、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にし、CSドメインにおいて選択コーデックが用いられることを可能にするべく、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信するように構成された回路を含み得る。
SRVCC手順中に、ターゲット移動交換局(MSC)がLTEを介した音声用の選択コーデックを知っている場合、ターゲットMSCは、LTE(すなわち、パケット交換(PS)ネットワーク)において既に用いられたコーデック、既に用いられたコーデック機能、およびUEのコーデック機能にも応じて、回線交換(CS)ドメインにおいて用いられるべきユーザ機器(UE)用の適切なコーデックを選択し得る。トランスコーディングを回避するべく、CSネットワークがこのコーデックのサポートする場合、ターゲットMSCは、LTEにおいて既に用いられたコーデックを選択することを優先し得る。次に、ターゲットMSCは、ターゲットの進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E‐UTRAN)または汎ヨーロッパデジタル移動通信システム(GSM(登録商標))EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)に、選択コーデックを通知し得る。ターゲットのUTRANまたはGERANは、このコーデック情報をターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含め、コーデック情報をMSCに送信して、次にハンドオーバー準備(Handover Preparation)手順中にモビリティ管理エンティティ(MME)およびE‐UTRANに送信し得る。次に、セッション転送(Session Transfer)手順中に、MSCは、ATCFにCSネットワークにおいて用いるための選択コーデックを通知し得る。アクセスレグにおいて用いられらコーデックが遠隔レグにおいて用いられるコーデックと全く同一であることをATCFが知り得る場合、ATGWとの通信中に、そのような情報がATGWに更に伝達され得、次にATGWにおいてトランスコーディングが回避され得る。
従って、これらの問題を克服するべく、本技術は、音声通話の品質を向上させるべく、トランスコーディングを回避するためのソリューションを提供する。一態様において、単一無線音声通信継続(SRVCC)手順中にトランスコーディングを回避するための技術が開示される。一例において、移動交換局(MSC)は、SRVCC PS‐CS要求メッセージにおいてモビリティ管理エンティティ(MME)から、3GPP LTEシステムを介してIPマルチメディアサブシステム(IMS)におけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を受信し、ターゲットMSCがUE用の選択コーデックを識別することを可能にし、CSドメインにおいて選択コーデックが用いられることを可能にするべく、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信するように構成された回路を含み得る。
別の技術において、単一無線音声通信継続(SRVCC)手順中にトランスコーディングを回避するための技術が開示される。一例において、移動交換局(MSC)は、モビリティ管理エンティティ(MME)から、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐CS要求メッセージを受信し、コーデック要求メッセージをIPマルチメディアサブシステム(IMS)に通信し、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージをIMSから受信し、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にし、CSドメインにおいて選択コーデックが用いられることを可能にするべく、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信するように構成された回路を含み得る。
一実施形態において、IMSセッションセットアップ手順中に、プロキシ呼び出しセッション制御機能(P‐CSCF)は、ポリシ・変更ルール機能(PCRF)に選択コーデック情報を通知するように構成され得る。結果的に、PCRFは、このコーデック情報をPCEFおよびMMEに渡すことができる。次にSRVCC手順中に、MMEは、SRVCC PS‐CS要求メッセージにこのコーデック情報を含め、Svインタフェースを介してコーデック情報をMSCサーバ/メディアゲートウェイ(MGW)に送信し得る。MSCサーバ/MGWがLTEシステムを介してIMSにより選択コーデックもサポートする場合、MSCサーバ/MGWは、選択コーデックを用いることを決定し、更に、この情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システムRNS/BSSに渡し得る。次に、RNS/BSSは、選択コーデック情報をターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナのRRCコンテナに含め、選択コーデック情報をeNBに送信し得る。eNBは、E‐UTRANコマンドメッセージからのハンドオーバーにおいてそのような情報をUEに送信し得る。
代替的な実施形態において、SRVCC手順中にMSCサーバ/MGWがSRVCC PS‐CS要求メッセージを受信した場合、MSCサーバ/MGWは、IMSコアから選択コーデックにクエリを実行し得る。MSCサーバ/MGWがLTEシステムを介してIMSにより選択されるコーデックもサポートする場合、MSCサーバ/MGWは、選択コーデックを用いることを決定し、更に、そのような情報をターゲットMSCおよびRNS/BSSに渡し得る。次に、RNS/BSSは、選択コーデック情報をターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナのRRCコンテナに含め、選択コーデック情報をeNBに送信し得る。eNBは、ハンドオーバー・フロム・E‐UTRANコマンド(Handover from E−UTRAN Command)メッセージにおいてそのような情報をUEに送信し得る。
図1は、3GPP LTE規格に基づいて通信するように動作可能な1タイプの無線ネットワーク100の例を示す。本例において、3GPP LTE無線アクセスネットワーク(RAN)システムが示される。本システムは、3GPP LTE仕様に基づいて動作する。本例が提供されるが、限定を意図するものではない。一般にWiMAX(登録商標)(Worldwide interoperability for Microwave Access)と呼ばれる米国電気電子学会(IEEE)802.16規格等、他の複数の無線ネットワークも用いられ得る。
例えば、いくつかの無線デバイスは、ダウンリンク(DL)送信において直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)を用い、アップリンク(UL)送信において単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC‐FDMA)を用いて通信する。信号伝送に直交周波数分割多重(OFDM)を用いる複数の規格およびプロトコルとしては、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のロングタームエボリューション(LTE)、上記のようにWiMAX(登録商標)として一般に業界団体に知られている米国電気電子学会(IEEE)802.16規格(例えば、802.16e、802.16m)、および一般にWiFiとして業界団体に知られているIEEE 802.11規格が挙げられる。3GPP無線アクセスネットワーク(RAN)LTEシステムにおいて、ノードは、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E‐UTRAN])Node B(一般に、進化型Node B、拡張型Node B、eNodeB、またはeNBとしても示される)および無線ネットワークコントローラ(RNC)の組み合わせであり得、これらは、ユーザ機器(UE)として知られる無線デバイスと通信する。ダウンリンク(DL)送信は、ノード(例えば、eNodeB)から無線デバイス(例えば、UE)への通信であり得、アップリンク(UL)送信は、無線デバイスからノードへの通信であり得る。より新しいE‐UTRANネットワークは、パケット交換(PS)ドメインにおいて動作し得る。UTRANまたはGERANネットワーク等のより古いネットワークは、回線交換(CS)ドメインにおいて動作し得る。UEがPSネットワークとCSネットワークとの間で移動するとき、異なるネットワークで異なるコーデックを用いるので、更なるトランスコーディングが実行されてきた。上述のように、更なるトランスコーディングを用いることにより、通話の品質を下げ、ネットワークの煩雑さを増大させる可能性がある。
図1に示される無線ネットワーク100は、無線アクセスネットワーク(RAN)110および進化型パケットコア(EPC)160から構成される。3GPP LTEにおいては、図1に示されるRAN110は、eNodeB112Aおよび112Bと表された進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E‐UTRANもしくはEUTRAN)またはUTRANモジュール等の複数の送信ノードを含み得る。RANは、進化型パケットコア(EPC)モジュールと通信し得る。EPCは、サービングゲートウェイ(S‐GW)およびモビリティ管理エンティティ(MME)130を含み得る。EPCは、サービングゲートウェイ(S‐GW)を、インターネット180、イントラネット、または他の類似のネットワーク等のパケットデータネットワーク(PDN)に結合するためのPDNゲートウェイ(P‐GW)142も含み得る。S‐GWは、RANに関連付けられた複数のモバイルデバイスのためのインターネットのネットワークアクセスおよび標準的ネットワークアクセスを提供し得る。S‐GWおよびMMEは、ケーブル配線、有線、光ファイバ、および/またはルータもしくはリピータ等の伝送ハードウェアを介して互いに直接に通信し得る。eNodeB112A〜Bは、LTE無線リンク115A〜Bを介して各々、ユーザ機器(UE)150A〜Bに接続され得る。X2リンク等のバックホールリンク114は、eNBを接続するべく用いられ得る。無線接続が用いられ得るが、通常、X2リンクは、複数のeNB間の有線ブロードバンドまたは光接続を介して形成される。
eNB112A〜B、S‐GW120、およびMME130の間の接続は、S1タイプの接続124A〜Bおよび126A〜Bを介して行われ得る。S1インタフェースは、公衆に利用可能なバージョン8(2008‐12‐11)、Version 9(2009‐12‐10)、Version 10(2011‐03‐23)、Version 11(2012‐09‐12)、およびVersion 12(2014‐09‐17)等、様々な3GPP Technical Specification(TS)36.410のバージョンにおいて記載されている。
EPC160は、ほぼリアルタイムで無線ネットワークにおけるポリシルールを決定するべく用いられ得るポリシ・課金ルール機能(PCRF)ノード144も含み得る。PCRFノードは、理解され得るように、課金システム等の複数の加入者データベースおよび他の専用機能にアクセスし得る。
eNB112A〜Bは、1もしくは複数のアンテナ、エアインタフェース上で送信もしくは受信された複数の信号を変調および/もしくは復調するための1もしくは複数の無線モジュール、ならびにエアインタフェース上で送受信された複数の信号を処理するための1もしくは複数のデジタルモジュールを含み得る。複数のeNBは、「マクロノード」と呼ばれる比較的高電力のノード、または比較的低電力のノード(LPN)であり得る。LPNとしては、マイクロノード、ピコノード、ホームeNB(HeNB)、遠隔無線ヘッド(RRM)、遠隔無線エンティティ(RRE)等が挙げられ得る。
図2は、一例による専用ベアラアクティブ化手順を示す。一実施形態において、セッションイニシエータは、発信者がこのセッションのためにサポートする意思があるあらゆるメディア特性(複数のコーデックを含む)を列記するセッション開始プロトコル(SIP)INVITEメッセージにセッション記述プロトコル(SDP)を含めることができる。メッセージがデスティネーションエンドポイントに到着すると、デスティネーションエンドポイントは、やはりセッションのためにサポートする意思があるメディア特性(例えば、複数のコーデックの共通サブセット)で応答する。これらのメディア特性に対してメディア承認が実行され得る。共通サブセットを受信すると、セッションイニシエータは、最初に用いられるべきメディア特性(複数のコーデックを含む)を決定し得る。
アクション1において、IPマルチメディアサブシステム(IMS)は、セッション確立/変更要求を開始する。すなわち、P‐CSCFは、セッション確立/変更要求メッセージをPCRFに送信し得る。セッション確立/変更要求は、ネゴシエート済みコーデックまたは変更済みコーデックの情報、および他のPCRF関連情報を含み得る。SEM要求およびコーデック情報は、Rxインタフェースを介して通信され得る。RXインタフェースを介した情報のPCRFへの通信は、3GPP Technical Specification(TS)29.214に記載されている。例えば、2014年6月にリリースされた3GPP TS 29.214 Version 12.4.0は、RXインタフェースを介した情報のPCRFへの通信を説明する。アクション2において、動的ポリシ制御・課金(PCC)機能が配備されている場合、PCRFは、PCC決定プロビジョン(サービス品質(QoS)ポリシ)メッセージをP‐GWに送信し得る。これは、PDN GWがIP−CANベアラシグナリングを要求する時点までの、PCRFにより開始されるインターネットプロトコル接続アクセスネットワーク(IP‐CAN)セッション変更手順の複数の初期アクション、またはPCEFにより開始されるIP−CANセッション変更手順におけるPCRF応答に対応する。PCC決定プロビジョンメッセージは、ユーザ位置情報および/またはUEタイムゾーン情報がPCRFに提供されることを示し得る。動的PCCが配備されない場合、PDN GW(PGW)は、ローカルQoSポリシを適用し得る。
アクション3において、PGWは、このQoSポリシを用いて進化型パケットシステム(EPS)ベアラQoSを割り当てることができる。すなわち、PGWは、QoSクラス識別子(QCI)、割り当て・保持・優先度(ARP)、保証ビットレート(GBR)、および最大ビットレート(MBR)等、複数のベアラレベルQoSパラメータに複数の値を割り当てる。この専用ベアラがGTPベースのS2a/S2bを用いる非3GPPアクセスからのハンドオーバーの手順の一部として作成される場合、PGWは、UEが非3GPPアクセス状態にある間に、対応する専用ベアラ(すなわち、非3GPPアクセスにおけるのと同一のQCIおよびARPを用いるベアラ)が既に用いられている課金Idを適用し得る。そうでなければ、PGWは、専用ベアラに対する課金Idを生成し得る。PDN GWは、ベアラ設定要求メッセージ[国際移動体加入者識別番号(IMSI)、手順トランザクションId(PTI)、EPSベアラQoS、トラフィックフローテンプレート(TFT)、S5/S8トンネルエンドポイント識別子(TEID)、課金Id、Linked EPS Bearer Identity(LBI)、およびプロトコル構成オプション]をサービングGWに送信し得、Linked EPS Bearer Identityは、デフォルトのベアラのEPSベアラアイデンティティである。手順トランザクションId(PTI)パラメータは、手順がUEにより要求されるベアラリソース変更手順により開始された場合にのみ用いられ得る。プロトコル構成オプションは、UEとPGWとの間で複数のアプリケーションレベルパラメータを転送するべく用いられ得、MMEおよびサービングGWを介してトランスペアレントに送信される。プロトコル構成オプション(PCO)は、UEから受信されたPCOに応答し、またはUEにより提供されるPCOに応答を送信することを必要とせずに、例えば、ベアラがIMSシグナリング専用となることをネットワークが希望する場合に、専用ベアラアクティブ化手順において送信され得ることに留意されたい。
アクション4において、サービングGWは、ベアラ設定要求メッセージをMMEに送信し得る。UEがECMアイドル状態にある場合、MMEは、アクション3からネットワークトリガサービス要求をトリガし得る。その場合、以下のアクション5〜8は、ネットワークトリガサービス要求手順に組み合わされるか、またはスタンドアロンで実行され得る。
選択コーデック情報は、アクション2〜4において用いられる複数のメッセージに含まれ得ることに留意されたい。
アクション5において、MMEは、UEにまだ割り当てられていないEPSベアラアイデンティティを選択し得る。次に、MMEは、PTI、TFT、複数のEPSベアラQoSパラメータ(ARPを除く)、プロトコル構成オプション、EPSベアラアイデンティティ、LBI(Linked EPS Bearer Identity)、およびWLANのオフロード可能性インジケーションを含むセッション管理要求を作成し得る。UEがUTRANまたはGERAN機能を有し、ネットワークがUTRANまたはGERANに対するモビリティをサポートする場合、MMEは、複数のEPSベアラQoSパラメータを用いて、対応する複数のPDPコンテキストパラメータであるQoS Negotiated(R99QoSプロファイル)、無線優先度、パケットフローIdおよびTIを派生させることができ、それらをセッション管理要求に含める。BSSパケットフロー手順をサポートしないとUEがUEネットワーク機能(UE Network Capability)において示した場合、MMEは、パケットフローIDを含めないように構成され得る。次に、MMEは、ベアラセットアップ要求(EPSベアラアイデンティティ、EPSベアラQoS、セッション管理要求、S1‐TEID)メッセージをeNodeBにシグナリングし得る。MMEは、このPDN接続のトラフィックがWLANにオフロードされることを許容されるか否かのインジケーションを含み得る。
アクション6において、eNodeBは、EPSベアラQoSを無線ベアラ(RB)QoSにマッピングし得る。次に、eNodeBは、RRC接続再構成(無線ベアラQoS、セッション管理要求、EPS RBアイデンティティ)メッセージをUEにシグナリングし得る。UEは、GERANまたはUTRANを介してアクセスするときに用いられるセッション管理要求において受信したQoS Negotiated、無線優先度、パケットフローIdおよびTIを格納するように構成され得る。UE NASは、EPSベアラアイデンティティを格納し、Linked EPS Bearer Identity(LBI)により示されるデフォルトのベアラに専用ベアラをリンクし得る。UEは、トラフィックフローを無線ベアラにマッピングすることを決定するべく、アップリンクパケットフィルタ(UL TFT)を用い得る。UEは、トラフィックフローを処理するアプリケーションに複数のEPSベアラQoSパラメータを提供し得る。EPSベアラQoSのアプリケーション使用量は、実装に依存し得る。UEは、セッション管理要求に含まれる複数のEPSベアラQoSパラメータに基づいてRRC接続再構成を拒否しないように構成され得る。
アクション7において、UEは、RRC接続構成完了メッセージを用いて無線ベアラアクティブ化をeNodeBに通知し得る。アクション8において、eNodeBは、ベアラセットアップ応答(EPSベアラアイデンティティ、S1‐TEID)メッセージを用いてMMEにベアラアクティブ化を通知し得る。eNodeBは、要求されたEPSベアラQoSが割り当てられ得るか否かを示し得る。MMEは、(アクション10において送信される)セッション管理応答メッセージの前または後のいずれかでRRC接続構成完了メッセージを受信する準備をするように構成され得る。
アクション9において、UE NASレイヤは、EPSベアラアイデンティティを含むセッション管理応答を作成し得る。次に、UEは、直接転送(セッション管理応答)メッセージをeNodeBに送信し得る。アクション10において、eNodeBは、アップリンクNAS搬送(セッション管理応答)メッセージをMMEに送信し得る。
アクション11において、アクション8におけるベアラセットアップ応答メッセージ、およびアクション10におけるセッション管理応答メッセージを受信すると、MMEは、ベアラ応答作成(EPSベアラアイデンティティ、S1‐TEID、ユーザ位置情報(ECGI)、または別名E‐UTRANセルモバイル識別子(ECGI)として知られる)メッセージを送信することによりベアラアクティブ化をサービングGWに通知し得る。
アクション12において、サービングGWは、ベアラ応答作成(EPSベアラアイデンティティ、S5/S8‐TEID、ユーザ位置情報(ECGI))メッセージを送信することによりベアラアクティブ化をPDN GWに通知し得る。
アクション13において、専用ベアラアクティブ化手順がPCRFからのPCC決定プロビジョンメッセージによりトリガされた場合、PDN GWは、要求されたPCC決定(QoSポリシ)が実施され得るか否かをPCRFに示し、IP−CANベアラシグナリングの完了後に、PCRFにより開始されたIP−CANセッション変更手順またはPCEFにより開始されたIP−CANセッション変更手順が完了することを可能にする。PCRFにより要求された場合、PDN GWは、ユーザ位置情報および/またはUEタイムゾーン情報をPCRFに示す。(例えば、ローカルのブレークアウトに対する)アクション2および13の正確なシグナリングは、本明細書の範囲外である。このシグナリングおよび専用ベアラアクティブ化手順とのインタラクションが指定され得る。アクション14において、PCRFは、セッション確立/変更応答メッセージを用いてP‐CSCFに応答し得る。
図3は、本開示の一実施形態による、単一無線音声通信継続(SRVCC)手順中にトランスコーディングを回避するためのパケット交換(PS)ハンドオーバーを用いるSRVCCを示す。より具体的には、図3は、非音声コンポーネントの処理を含む、デュアルトランファーモード(DTM)ハンドオーバー(HO)サポートを用いたE‐UTRANからUTRANまたはGERANへのSRVCCの呼び出しフローを示す。フローは、ターゲットがPS HOを用いるUTRANであるか、またはターゲットがDTMサポートを用いるGERANであり、UEがDTMをサポートすると、eNBが判断し得るように構成される。アクション1において、UEは、測定レポートをE‐UTRANに送信するように構成され得る。アクション2において、複数のUE測定レポートに基づいて、ソースE‐UTRANは、UTRAN/GERANへのSRVCCハンドオーバー(HO)をトリガし得る。アクション3において、ターゲットがUTRANである場合、ソースE‐UTRANは、ハンドオーバー要求(ターゲットID、汎用ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、SRVCC HOインジケーション)メッセージをソースMMEに送信し得る。SRVCC HOインジケーションは、これが回線交換(CS)およびパケット交換(PS)HO(CS+PSハンドオーバー)のためのものであることをMMEに示し得る。ソースE‐UTRANがSRVCC HOインジケーションを用いて、ターゲットがCSおよびPSの双方に対応し、これがCS+PS HO要求であることを示す場合、ソースMMEは、単一の受信済みトランスペアレント・コンテナをターゲットCSドメインおよびターゲットPSドメインの双方に送信するように構成され得ることに留意されたい。ターゲットがGERANである場合、ソースEUTRANは、ハンドオーバー要求(ターゲットID、汎用ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、追加のソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、SRVCC HOインジケーション)メッセージをソースMMEに送信し得る。E‐UTRANは、追加のソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナに、CSドメイン用の「旧BSS‐新BSS情報IE」を配置し得る。この場合、MMEは、これがCS+PSハンドオーバーの要求であることをSRVCC HOインジケーションから識別する。
アクション4において、音声ベアラ(QCI1)に関連付けられたQCIおよびSRVCC HOインジケーションに基づいて、ソースMMEは、音声ベアラを他の全てのPSベアラから分割して、他の全てのPSベアラおよび/または音声ベアラをMSCサーバおよびSGSNに各々再配置することを開始するように構成され得る。
アクション5aにおいて、ソースMMEは、SRVCC PS‐CS要求(IMSI、ターゲットID、セッション転送番号・単一無線(STN‐SR)、相関移動局国際加入者ディレクトリ番号(C‐MSISDN)、ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、MMコンテキスト、および/または緊急インジケーション)メッセージをMSCサーバに送信することにより、音声ベアラのためのPS‐CSハンドオーバー手順を開始し得る。SRVCC PS‐CS要求メッセージは、LTEを介してIMSにおいて選択された選択コーデック情報も含み得る。選択コーデック情報は、NAS同期インジケータに含まれ、RNS/BSSに渡され得る。RNS/BSSは、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナのRRCコンテナにNAS同期インジケータを含め、NAS同期インジケータをeNodeBに送信し得る。次に、eNodeBは、アクション13および14で、ハンドオーバー・フロム・E‐UTRANコマンドメッセージにおいてコーデック情報をUEに送信し得る。
優先されるSRVCCがサポートされる場合、MMEは、SRVCCが優先処理を必要とすることを検出したときに、優先度インジケーションもSRVCC PS‐CS要求に含めることができる。検出は、IMSシグナリングに用いられたEPSベアラに関連付けられるARPに基づいている。優先度インジケーションは、ARP情報要素に対応し得る。進行中のセッションが緊急セッションである場合には、緊急インジケーションおよび機器識別子が含まれ得る。利用可能である場合には、認証済みのIMSIおよびC‐MSISDNも含まれなければならない。メッセージは、CSドメインのみに関連する情報を含み得る。MMEは、E‐UTRANアタッチ(attach)手順中にダウンロードされる加入プロファイルの一部としてHSSからSTN‐SRおよびC‐MSISDNを受信し得る。MMコンテキストは、セキュリティ関連情報を含み得る。CSセキュリティキーは、MMEによってE‐UTRAN/EPSドメインキーから派生し得る。CSセキュリティキーは、MMコンテキストにおいて送信され得る。
アクション5bにおいて、MSCサーバは、ハンドオーバー準備要求メッセージをターゲットMSCに送信することにより、PS‐CSハンドオーバー要求をCS MSC間ハンドオーバー要求とインターワークさせ得る。優先されるSRVCCがサポートされ、MSCサーバがSRVCC PS‐CS要求において優先度インジケーション(すなわち、ARP)を受信した場合、MSCサーバ/MGWは、優先度インジケーションをARPからマッピングさせるハンドオーバー準備要求メッセージをターゲットMSCに送信し得る。MSCサーバは、ローカル規則またはオペレータの設定に基づいて、ARPを複数のCSサービスのための優先レベル、優先機能/脆弱性にマッピングし得る。優先度インジケーションは、ハンドオーバー中のCS呼び出しの優先度がUMTSおよびGSM(登録商標)/EDGEに対して指定され得ることを示し得る。ターゲットシステムがGERANである場合、MSCサーバは、インタフェース上のソースIDとしてデフォルトのサービスエリア識別(SAI)をターゲットBSSに割り当て、ハンドオーバー準備要求のためにカプセル化された基地局サブネットワーク管理アプリケーション部(BSSMAP)を用い得る。ターゲットシステムがUTRANである場合、MSCサーバは、ハンドオーバー準備要求のためにカプセル化されたRANAPを用い得る。
デフォルトのSAIの値は、MSCにおいて構成され、SRVCCハンドオーバーのためのソースがE‐UTRANであることをリリースが、そしてその後には基地局コントローラ(BSC)が識別することを可能にし得ることに留意されたい。ターゲットの基地局サブネットワーク(BSS)において正しい統計を保証するべく、デフォルトのSAIは、UTRANにおいて用いられるSAIとは異なっているべきである。
アクション5cにおいて、ターゲットMSCは、再配置要求/ハンドオーバー要求メッセージをターゲットRNS/BSSに送信することにより、CS再配置のためのリソース割り当てを要求し得る。MSCサーバが優先を示した場合、無線ネットワークコントローラ/基地局サブネットワーク(RNC/BSS)は、GSM(登録商標)/EDGEの優先度インジケーションを用いる既存の複数の手順に基づいて無線リソースを割り当て得る。ターゲット無線アクセス技術(RAT)がUTRANである場合、再配置要求/ハンドオーバー要求メッセージは、汎用ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナを含み得る。ターゲットRATがGERANである場合、再配置要求/ハンドオーバー要求メッセージは、追加のソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナを含み得る。
アクション6a〜6bでは、前の複数のアクション(例えば、アクション5a〜5c)と並行して、ソースMMEは、PSベアラの再配置を開始するように構成され得る。アクション6aにおいて、ソースMMEは、フォワード再配置要求(汎用ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、MMコンテキスト、PDN接続IE)メッセージをターゲットSGSNに送信する。ターゲットのサービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)がS‐GWおよびP‐GWとのS4ベースのインタラクションを用いる場合、PDN接続IEは、音声ベアラ以外の全てのベアラのためのベアラ情報を含み得る。残りの複数の非音声PSベアラのPSハンドオーバー用の複数のセキュリティキーの処理も指定され得る。
ターゲットSGSNがGGSNとのGn/Gpインタフェースベースのインタラクションを用いる場合、フォワード再配置要求は、PDN接続IEに代えて、音声ベアラ以外の全てのベアラのためのベアラ情報を含む、PDPコンテキストを含み得ることに留意されたい。
アクション6bにおいて、ターゲットSGSNは、再配置要求/ハンドオーバー要求(ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをターゲットRNS/BSSに送信することにより、PS再配置のためのリソース割り当てを要求し得る。
アクション7a〜7bにおいて、ターゲットRNS/BSSがCS再配置/ハンドオーバー要求およびPS再配置/ハンドオーバー要求の双方を受信した後、ターゲットRNS/BSSは、適切なCSおよびPSリソースを割り当てる。アクション7aにおいて、ターゲットRNS/BSSは、再配置要求確認/ハンドオーバー要求確認(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをターゲットSGSNに送信することにより、準備されたPS再配置/ハンドオーバーを通知し得る。アクション7bにおいて、ターゲットSGSNは、フォワード再配置応答(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをソースMMEに送信し得る。
アクション8a〜8cは、前のアクションと並行に実行され得る。アクション8aにおいて、ターゲットRNS/BSSは、再配置要求確認/ハンドオーバー要求確認(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをターゲットMSCに送信することにより、準備されたCS再配置/ハンドオーバーを通知し得る。アクション8bにおいて、ターゲットMSCは、ハンドオーバー準備応答(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをMSCサーバに送信し得る。アクション8cにおいて、(例えば、サービス総合デジタル網ユーザ部(ISUP)、初期アドレスメッセージ(IAM)、およびアドレス完了メッセージ(ACM)を用いて)ターゲットMSCとMSCサーバに関連付けられたMGWとの間に、回線接続が確立され得る。
アクション7aにおいてターゲットSGSNに送信されたターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ、およびアクション8aにおいてターゲットMSCに送信されたターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナは、CSおよびPSリソースの同一の割り当てを含み得ることに留意されたい(例えば、ターゲットBSSは、双方のコンテナに同一のDTMハンドオーバーコマンドを含む)。
アクション9において、非緊急セッションのために、MSCサーバは、STN‐SRを用いることにより、例えば、ISUP IAM(STN‐SR)メッセージをIMSに送信することによりセッション転送を開始するように構成され得る。これが優先セッションである場合、MSCサーバは、優先度インジケーションのあるSIPセッション・トランスファー・メッセージをIMSに送信し得、IMSエンティティは、優先されるセッション転送手順を処理する。SIPセッション・トランスファー・メッセージにおける優先度インジケーションは、アクション5において受信されたSRVCC PS‐CS要求における優先度インジケーション(すなわち、ARP)から、MSCサーバによりマッピングされ得る。優先レベルのマッピングは、オペレータポリシおよび/またはローカル構成に基づき得、IMS優先度インジケータは、PSを介して作成された元のIMSに対するものと同一であるべきである。緊急セッションのために、MSCサーバは、ローカルに構成されたSRVCC用の緊急セッション転送番号(E‐STN‐SR)を用いて、機器識別子を含めることによりセッション転送を開始するように構成され得る。IMSサービス継続または緊急IMSサービス継続手順は、セッション転送の実行に適用され得る。アクション9は、アクション8bの後に開始され得ることに留意されたい。MSCサーバがISUPインタフェースを用いている場合、非緊急セッションのためのセッション転送の開始は、複数のCAMELトリガを含む加入者プロファイルがハンドオーバー前に利用可能でないときにはフェイルし得、CAMELトリガが利用可能であり、ローカルアンカー転送機能が用いられるときにもフェイルし得る。加入者プロファイルがハンドオーバー前に利用可能である場合、CAMELは、転送中に用いられるものおよび用いられないもの以外の他のものをトリガし得る。
アクション10において、セッション転送手順の実行中に、リモートエンドは、CSアクセスレグのSDPでアップデートされ得る。VoIPパケットのダウンリンクフローは、この時点でCSアクセスレグに切り替えられ得る。
アクション11において、ソースIMSアクセスレグがリリースされ得る。一実施形態において、アクション10および11は、アクション12から独立し得ることに留意されたい。
アクション12において、MSCサーバは、SRVCC PS‐CS応答(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをソースMMEに送信し得る。アクション13において、ソースMMEは、準備された2つの最配置を同期し得、ハンドオーバーコマンド(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをソースE‐UTRANに送信し得る。ターゲットセルがGERANである場合、MMEは、MSCサーバおよびSGSNから異なるターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナを受信し得る。すなわち、「新BSS‐旧BSS情報」は、MSCサーバから受信され得、「ターゲットBSS‐ソースBSSトランスペアレント・コンテナ」は、SGSNから受信され得る。
アクション14において、E‐UTRANは、ハンドオーバー・フロム・E‐UTRANコマンドメッセージをUEに送信するように構成され得る。
アクション15において、UEは、ターゲットUTRAN/GERANセルに対して同調する。アクション16において、ターゲットRNS/BSSにおけるハンドオーバー検出が行われ得る。UEは、ターゲットRNS/BSSを介してハンドオーバー完了メッセージをターゲットMSCに送信し得る。ターゲットMSCがMSCサーバでない場合、ターゲットMSCは、SES(ハンドオーバー完了)メッセージをMSCサーバに送信し得る。この段階で、UEは、ネットワークとの接続を再確立し得、音声データを送受信し得る。
アクション17において、CS再配置/ハンドオーバーが完了し得る。アクション17aにおいて、ターゲットRNS/BSSは、再配置完了/ハンドオーバー完了メッセージをターゲットMSCに送信する。アクション17bにおいて、ターゲットMSCは、SES(ハンドオーバー完了)メッセージをMSCサーバに送信し得る。音声回線は、MSCサーバ/MGWにおいて接続される。アクション17cにおいて、MSCサーバへのISUP回答メッセージを用いた確立手順が完了し得る。アクション17dにおいて、MSCサーバは、SRVCC PS‐CS完了通知メッセージをソースMMEに送信し得る。ソースMMEは、SRVCC PS‐CS完了確認メッセージをMSCサーバに送信することにより、情報を通知するように構成され得る。
アクション17eにおいて、ソースMMEは、S‐GW/P‐GWへの音声ベアラを非アクティブ化し得、PS‐CSハンドオーバーインジケータをベアラ削除コマンドメッセージに設定し得る。これにより、MMEにより開始される専用ベアラ非アクティブ化手順をトリガし得る。MMEは、アクション17dにおいてPS‐CS完了通知を受信すると、eNodeBに非アクティブ化要求を送信しない。動的PCCが配備される場合、PGWは、PCRFとインタラクトし得る。HLRがアップデートされる場合、すなわち、IMSIが認証されているが、ビジタ位置レジスタ(VLR)において未知である場合、MSCサーバは、自身の非ブロードキャストLAIを用いてUEへのTMSI再割り当てを実行し得、MSCサーバおよび他のMSC/VLRが同一の(ターゲット)LAIに適う場合には、自身のネットワークリソース識別子(NRI)を用いる。TMSI再割り当ては、ターゲットMSCを介してMSCサーバによりUEに対して実行される。
アクション17gにおいて、MSCサーバがアクション17fでTMSI再割り当てを実行した場合、およびこのTMSI再割り当てが成功裏に完了した場合、MSCサーバは、HSS/HLRにMAP位置更新(MAP Update Location)を実行し得る。この位置更新は、UEにより開始されないことに留意されたい。
アクション18a〜18eにおいて、前のアクションと並行して、PS再配置/ハンドオーバーが完了し得る。アクション18aにおいて、ターゲットRNS/BSSは、再配置完了/ハンドオーバー完了メッセージをターゲットSGSNに送信し得る。アクション18bにおいて、ターゲットSGSNは、フォワード再配置完了メッセージをソースMMEに送信するように構成され得る。アクション17eを完了した後、ソースMMEは、フォワード再配置完了確認メッセージをターゲットSGSNに送信することにより、情報を通知するように構成され得る。アクション18cにおいて、ターゲットSGSNがアクション18bでフォワード再配置完了確認(Ack)メッセージをMMEから受信した場合、ターゲットSGSNは、S‐GW/P‐GW/GGSNでベアラをアップデートし得る。アクション18dにおいて、MMEは、セッション要求削除をSGWに送信し得る。
アクション18eにおいて、ソースMMEは、リソース・リリースメッセージをソースeNodeBに送信し得る。ソースeNodeBは、UEに関連する複数のリソースをリリースし得、再びMMEに応答し得る。経路登録更新(Routing Area Update)手順は、UEにより実行され得る。
アクション19において、ハンドオーバーが完了した後の緊急サービスセッションのために、ソースMMEまたはMSCサーバは、MSCサーバのアイデンティティを搬送する加入者位置レポートを、ソース側またはターゲット側に各々関連付けられたゲートウェイモバイル位置センタ(GMLC)に送信して、位置の継続性をサポートし得る。GMLCに対するアップデートにソースMMEか、MSCサーバかを選択する任意の構成は、制御プレーン位置(control plane location)ソリューションがソースおよび/またはターゲット側で用いられる場合に、単一のアップデートがこれらのエンティティのうちの1つから行われることを保証する必要がある。1または複数のPSベアラの再配置ではなく、音声ベアラの再配置のみが成功したとMMEが判断した場合、MMEは、アクション12においてSRVCC PS‐CS応答をMSCサーバから受信した後にアクション13へと進み得、UEおよびMMEの双方が手順を継続する。
図4は、本開示の一実施形態による、トランスコーディングを回避するためのSRVCC中のIPマルチメディアサブシステム(IMS)からのコーデッククエリを示す。より具体的には、図4は、SRVCC中におけるコーデッククエリのための、IMSからの呼び出しフローを示す。フロー400は、ターゲットがPS HOを用いるUTRANであるか、またはターゲットがDTMサポートを用いるGERANであり、UEがDTMをサポートしていると、eNBが判断し得ることを要求する。アクション1において、UEは、測定レポートをE‐UTRANに送信し得る。アクション2において、複数のUE測定レポートに基づいて、ソースE‐UTRANは、UTRAN/GERANへのSRVCCハンドオーバー(HO)をトリガし得る。アクション3において、ターゲットがUTRANである場合、ソースE‐UTRANは、ハンドオーバー要求(ターゲットID、汎用ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、SRVCC HOインジケーション)メッセージをソースMMEに送信し得る。SRVCC HOインジケーションは、これが回線交換(CS)およびパケット交換(PS)HOのためのものであることをMMEに示し得る。ソースE‐UTRANがSRVCC HOインジケーションを用いて、ターゲットがCSおよびPSの双方に対応し、これがCS+PS HO要求であることを示す場合、ソースMMEは、単一の受信済みトランスペアレント・コンテナをターゲットCSドメインおよびターゲットPSドメインの双方に送信し得ることに留意されたい。ターゲットがGERANである場合、ソースEUTRANは、ハンドオーバー要求(ターゲットID、汎用ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、追加のソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、SRVCC HOインジケーション)メッセージをソースMMEに送信し得る。E‐UTRANは、追加のソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナに、CSドメイン用の「旧BSS‐新BSS情報IE」を配置し得る。この場合、MMEは、これがCS+PSハンドオーバーの要求であることをSRVCC HOインジケーションから識別し得る。
アクション4において、音声ベアラ(QCI1)に関連付けられたQCIおよびSRVCC HOインジケーションに基づいて、ソースMMEは、音声ベアラを他の全てのPSベアラから分割して、それらをMSCサーバおよびSGSNに各々再配置することを開始し得る。
アクション5において、ソースMMEは、SRVCC PS‐CS要求(IMSI、ターゲットID、STN‐SR、C‐MSISDN)、ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、MMコンテキスト、緊急インジケーション)メッセージをMSCサーバに送信することにより、音声ベアラのためのPS‐CSハンドオーバー手順を開始し得る。優先されるSRVCCがサポートされる場合、MMEは、SRVCCが優先処理を必要とすることを検出したときに、優先度インジケーションもSRVCC PS‐CS要求に含めることができる。換言すれば、アクション5において、MSCサーバは、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐CS要求メッセージにおいてモビリティ管理エンティティ(MME)から、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIPマルチメディアサブシステム(IMS)におけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を受信し得る。
アクション6aにおいて、MSCサーバは、コーデック要求メッセージをIPマルチメディアサブシステム(IMS)に通信し得る。MSCサーバがSRVCC PS‐CS要求メッセージを受信する場合、MSCサーバはまず、ユーザの適切な識別子(例えば、相関移動局国際加入者ディレクトリ番号「C‐MSISDN」)およびSCC(service centralization and continuity)アプリケーションサーバ(AS)(SCC AS)またはATCF(access transfer control function)(例えば、STN‐SRもしくはE‐STN‐SR)を用いて、コーデッククエリ要求メッセージをP‐CSCFに送信することにより、LTEを介してIMSにおける選択コーデックに関するクエリを実行し得る。
アクション6bにおいて、MSCサーバは、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージをIMSから受信し得る。この後、MSCサーバは、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信して、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にし、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にし得る。別の例において、アクション6bでは、P‐CSCFは、LTEを介してIMSにおいて選択された元のコーデック情報を含めることにより、コーデッククエリ応答メッセージを用いて応答し得る。
アクション7aにおいて、MSCサーバは、ハンドオーバー準備要求メッセージをターゲットMSCに送信することにより、PS‐CSハンドオーバー要求をCS MSC間ハンドオーバー要求とインターワークさせ得る。優先されるSRVCCがサポートされ、MSCサーバがSRVCC PS‐CS要求において優先度インジケーション(すなわち、ARP)を受信した場合、MSCサーバ/MGWは、優先度インジケーションをARPからマッピングさせるハンドオーバー準備要求メッセージをターゲットMSCに送信し得る。MSCサーバは、ローカル規則またはオペレータの設定に基づいて、ARPを複数のCSサービスのための優先レベル、優先機能/脆弱性にマッピングし得る。優先度インジケーションは、ハンドオーバー中のCS呼び出しの優先度がUMTSおよびGSM(登録商標)/EDGEに対して指定され得ることを示し得る。ターゲットシステムがGERANである場合、MSCサーバは、インタフェース上のソースIDとしてデフォルトのSAIをターゲットBSSに割り当て、ハンドオーバー準備要求のためにカプセル化されたBSSMAPを用い得る。ターゲットシステムがUTRANである場合、MSCサーバは、ハンドオーバー準備要求のためにカプセル化されたRANAPを用い得る。
デフォルトのSAIの値は、MSCにおいて構成され得、SRVCCハンドオーバーのためのソースがE‐UTRANであることをリリースが、そしてその後にはBSCが識別することを可能にし得ることに留意されたい。ターゲットBSSにおいて正しい統計を保証するべく、デフォルトのSAIは、UTRANにおいて用いられるSAIとは異なっているべきである。
アクション7bにおいて、ターゲットMSCは、再配置要求/ハンドオーバー要求メッセージをターゲットRNS/BSSに送信することにより、CS再配置のためのリソース割り当てを要求し得る。MSCサーバが優先を示した場合、RNC/BSSは、GSM(登録商標)/EDGEの優先度インジケーションを用いる既存の複数の手順に基づいて無線リソースを割り当て得る。ターゲットRATがUTRANである場合、再配置要求/ハンドオーバー要求メッセージは、汎用ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナを含み得る。ターゲットRATがGERANである場合、再配置要求/ハンドオーバー要求メッセージは、追加のソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナを含み得る。
アクション8a〜8bでは、前の複数のアクションと並行して、ソースMMEは、PSベアラの再配置を開始し得る。アクション8aにおいて、ソースMMEは、フォワード再配置要求(汎用ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ、MMコンテキスト、PDN接続IE)メッセージをターゲットSGSNに送信し得る。ターゲットSGSNがS‐GWおよびP‐GWとのS4ベースのインタラクションを用いる場合、PDN接続IEは、音声ベアラ以外の全てのベアラのためのベアラ情報を含み得る。残りの複数の非音声PSベアラのPSハンドオーバー用の複数のセキュリティキーの処理も指定され得る。
ターゲットSGSNがGGSNとのGn/Gpベースのインタラクションを用い得る場合、フォワード再配置要求は、PDN接続IEに代えて、音声ベアラ以外の全てのベアラのためのベアラ情報を含む、PDPコンテキストを含み得ることに留意されたい。
アクション8bにおいて、ターゲットSGSNは、再配置要求/ハンドオーバー要求(ソース・トゥー・ターゲット・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをターゲットRNS/BSSに送信することにより、PS再配置のためのリソース割り当てを要求する。
アクション9a〜9bにおいて、ターゲットRNS/BSSは、CS再配置/ハンドオーバー要求およびPS再配置/ハンドオーバー要求の双方を受信した後、適切なCSおよびPSリソースを割り当てる。アクション9aにおいて、ターゲットRNS/BSSは、再配置要求確認/ハンドオーバー要求確認(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをターゲットSGSNに送信することにより、準備されたPS再配置/ハンドオーバーを通知し得る。アクション9bにおいて、ターゲットSGSNは、フォワード再配置応答(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをソースMMEに送信し得る。
アクション10a〜10bは、前のアクションと並行に実行され得る。アクション10aにおいて、ターゲットRNS/BSSは、再配置要求確認/ハンドオーバー要求確認(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをターゲットMSCに送信することにより、準備されたCS再配置/ハンドオーバーを通知し得る。アクション10bにおいて、ターゲットMSCは、ハンドオーバー準備応答(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをMSCサーバに送信し得る。
アクション9aにおいてターゲットSGSNに送信されたターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ、およびアクション10aにおいてターゲットMSCに送信されたターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナは、CSおよびPSリソースの同一の割り当てを含み得ることに留意されたい(例えば、ターゲットBSSは、双方のコンテナに同一のDTMハンドオーバーコマンドを含む)。
アクション11において、(例えば、ISUP IAMおよびACMメッセージを用いて)ターゲットMSCとMSCサーバと関連付けられたMGWとの間に、回線接続が確立され得る。
アクション12において、非緊急セッションのために、MSCサーバは、STN‐SRを用いることにより、例えば、ISUP IAM(STN‐SR)メッセージをIMSに送信することによりセッション転送を開始し得る。これが優先セッションである場合、MSCサーバは、優先度インジケーションのあるSIPセッション・トランスファー・メッセージをIMSに送信し得、IMSエンティティは、優先されるセッション転送手順を処理し得る。SIP セッション転送メッセージにおける優先度インジケーションは、アクション5において受信されたSRVCC PS‐CS要求における優先度インジケーション(すなわち、ARP)から、MSCサーバによりマッピングされ得る。優先レベルのマッピングは、オペレータポリシおよび/またはローカル構成に基づき得、IMS優先度インジケータは、PSを介して作成された元のIMSに対するものと同一であるべきである。緊急セッションのために、MSCサーバは、ローカルに構成されたE‐STN‐SRを用いて、機器識別子を含めることによりセッション転送を開始するように構成され得る。IMSサービス継続または緊急IMSサービス継続手順は、セッション転送の実行に適用される。アクション12は、アクション10bの後に開始され得ることに留意されたい。MSCサーバがISUPインタフェースを用いている場合、非緊急セッションのためのセッション転送の開始は、複数のCAMELトリガを含む加入者プロファイルがハンドオーバー前に利用可能でないときにはフェイルし得、CAMELトリガが利用可能であり、ローカルアンカー転送機能が用いられるときにもフェイルし得る。加入者プロファイルがハンドオーバー前に利用可能である場合、CAMELトリガは、転送中に用いられるものおよび用いられないもの以外の他のものをトリガする。
アクション13において、セッション転送手順の実行中に、リモートエンドは、CSアクセスレグのSDPでアップデートされ得る。VoIPパケットのダウンリンクフローは、この時点でCSアクセスレグに切り替えられ得る。
アクション14において、ソースIMSアクセスレグがリリースされ得る。一実施形態において、アクション13および14は、アクション15から独立し得ることに留意されたい。
アクション15において、MSCサーバは、SRVCC PS‐CS応答(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをソースMMEに送信し得る。アクション16において、ソースMMEは、準備された2つの最配置を同期し得、ハンドオーバーコマンド(ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナ)メッセージをソースE‐UTRANに送信し得る。ターゲットセルがGERANである場合、MMEは、MSCサーバおよびSGSNから異なるターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナを受信し得る。すなわち、「新BSS‐旧BSS情報」は、MSCサーバから受信され得、「ターゲットBSS‐ソースBSSトランスペアレント・コンテナ」は、SGSNから受信され得る。
アクション17において、E‐UTRANは、ハンドオーバー・フロム・E‐UTRANコマンドメッセージをUEに送信し得る。
アクション18において、UEは、ターゲットUTRAN/GERANセルに対して同調し得る。アクション19において、ターゲットRNS/BSSにおけるハンドオーバー検出が行われ得る。UEは、ターゲットRNS/BSSを介してハンドオーバー完了メッセージをターゲットMSCに送信し得る。ターゲットMSCがMSCサーバでない場合、ターゲットMSCは、SES(ハンドオーバー完了)メッセージをMSCサーバに送信し得る。この段階で、UEは、ネットワークとの接続を再確立するように構成され得、音声データを送受信し得る。
アクション20において、CS再配置/ハンドオーバーが完了し得る。アクション20aにおいて、ターゲットRNS/BSSは、再配置完了/ハンドオーバー完了メッセージをターゲットMSCに送信し得る。アクション20bにおいて、ターゲットMSCは、SES(ハンドオーバー完了)メッセージをMSCサーバに送信し得る。音声回線は、MSCサーバ/MGWにおいて接続される。アクション20cにおいて、MSCサーバへのISUP回答メッセージを用いた確立手順が完了し得る。アクション20dにおいて、MSCサーバは、SRVCC PS‐CS完了通知メッセージをソースMMEに送信し得る。ソースMMEは、SRVCC PS‐CS完了確認メッセージをMSCサーバに送信することにより、情報を通知し得る。
アクション20eにおいて、ソースMMEは、S‐GW/P‐GWへの音声ベアラを非アクティブ化し得、PS‐CSハンドオーバーインジケータをベアラ削除コマンドメッセージに設定し得る。これにより、MMEにより開始される専用ベアラ非アクティブ化手順をトリガし得る。MMEは、アクション20dにおいてPS‐CS完了通知を受信すると、eNodeBに非アクティブ化要求を送信しないように構成され得る。動的PCCが配備される場合、PGWは、PCRFとインタラクトし得る。HLRがアップデートされる場合、すなわち、IMSIが認証されているが、VLRにおいて未知である場合、MSCサーバは、自身の非ブロードキャストLAIを用いてUEへの一時的移動体加入者識別(TMSI)再割り当てを実行し、MSCサーバおよび他のMSC/VLRが同一の(ターゲット)LAIに適う場合には、自身のネットワークリソース識別子(NRI)を用いる。TMSI再割り当ては、ターゲットMSCを介してMSCサーバによりUEに対して実行され得る。
アクション20gにおいて、MSCサーバがアクション20fでTMSI再割り当てを実行した場合、およびこのTMSI再割り当てが成功裏に完了した場合、MSCサーバは、HSS/HLRにMAP位置更新を実行し得る。この位置更新は、UEにより開始されないことに留意されたい。
アクション21a〜21eにおいて、前のアクションと並行して、PS再配置/ハンドオーバーが完了し得る。アクション21aにおいて、ターゲットRNS/BSSは、再配置完了/ハンドオーバー完了メッセージをターゲットSGSNに送信し得る。アクション21bにおいて、ターゲットSGSNは、フォワード再配置完了メッセージをソースMMEに送信し得る。アクション20eを完了した後、ソースMMEは、フォワード再配置完了確認メッセージをターゲットSGSNに送信することにより、情報を通知し得る。アクション21cにおいて、ターゲットSGSNがアクション21bでフォワード再配置完了AckメッセージをMMEから受信した場合、ターゲットSGSNは、S‐GW/P‐GW/GGSNでベアラをアップデートし得る。アクション21dにおいて、MMEは、セッション要求削除をSGWに送信し得る。
アクション21eにおいて、ソースMMEは、リソース・リリースメッセージをソースeNodeBに送信し得る。ソースeNodeBは、UEに関連する複数のリソースをリリースし得、再びMMEに応答し得る。経路登録更新手順は、UEにより実行され得る。
アクション22において、ハンドオーバーが完了した後の緊急サービスセッションのために、ソースMMEまたはMSCサーバは、MSCサーバのアイデンティティを搬送する加入者位置レポートを、ソース側またはターゲット側に各々関連付けられたGMLCに送信して、位置の継続性をサポートし得る。GMLCに対するアップデートにソースMMEか、MSCサーバかを選択する任意の構成は、制御プレーン位置ソリューションがソースおよび/またはターゲット側で用いられる場合に、単一のアップデートがこれらのエンティティのうちの1つから行われることを保証する必要がある。1または複数のPSベアラの再配置ではなく、音声ベアラの再配置のみが成功したとMMEが判断した場合、MMEは、アクション15においてSRVCC PS‐CS応答をMSCサーバから受信した後にアクション16へと進み得、UEおよびMMEの双方が手順を継続する。
図5は、本開示の一実施形態による、SRVCC中にトランスコーディングを回避するための方法500のフロー図を示す。より具体的には、図5は、本開示の一実施形態による、SRVCC中にトランスコーディング回避のために実行するように動作可能な移動交換局(MSC)サーバの機能を示す。例えば、MSCサーバの機能は、方法500として実装され得、または機能は、機械上で複数の命令として実行され得、これらの命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体または1つの非一時的機械可読ストレージ媒体に含まれる。1または複数のプロセッサは、ブロック510におけるように、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージにおいてモビリティ管理エンティティ(MME)から、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)におけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を受信するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、ブロック520におけるように、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信して、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にし、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にするように構成され得る。また、方法500の一部として、ブロック510および/またはブロック520の前、後、および/または同時のいずれかで、MSCサーバがLTEシステムを介してIMSにより用いられる選択コーデックをサポートするか否かを1または複数のプロセッサが判断するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、SRV中にLTEシステムを介してIMSにおいて既に用いられた選択コーデックに応じて、回線交換(CS)ドメインにおいて用いられる選択コーデックを用いるように構成され得る。1または複数のプロセッサは、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システムk(RNS/BSS)に通信し、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にするように構成され得る。1または複数のプロセッサは、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システムk(RNS/BSS)に通信し、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にするように構成され得る。1または複数のプロセッサは、セッション転送動作中にアクセス転送制御機能(ATCF)に選択コーデック情報を通知するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達するように構成され得る。
図6は、本開示の一実施形態による、SRVCC中にトランスコーディングを回避するための更なる方法600のフロー図を示す。より具体的には、図6は、本開示の一実施形態による、SRVCC中にトランスコーディング回避のために実行するように動作可能な移動交換局(MSC)サーバの機能を示す。例えば、MSCサーバの機能は、方法500として実装され得、または機能は、機械上で複数の命令として実行され得、これらの命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体または1つの非一時的機械可読ストレージ媒体に含まれる。1または複数のプロセッサは、ブロック610におけるように、モビリティ管理エンティティ(MME)から単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージを受信するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、ブロック620におけるように、コーデック要求メッセージをインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)に通信するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、ブロック630におけるように、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)により用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージをIMSから受信するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、ブロック640におけるように、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信して、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にし、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にするように構成され得る。
また、方法600の一部として、ブロック610、620、630、および/または640の前、後、および/または同時のいずれかで、1または複数のプロセッサは、コーデック要求メッセージにおける選択コーデック情報についてIMSにクエリを実行するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システム(RNS/BSS)に通信し、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にするように構成され得る。1または複数のプロセッサは、セッション転送動作中にアクセス転送制御機能(ATCF)に選択コーデック情報を通知するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)のために選択された既に用いられたコーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージをIMSから受信するように構成され得る。1または複数のプロセッサは、選択コーデックを用いるターゲットMSCのためのSRVCC PS to CS要求メッセージにおいて優先度インジケーションを示すように構成され得る。1または複数のプロセッサは、SRVCC PS‐CS要求メッセージにおいて優先度インジケーションを用いてターゲットMSCにハンドオーバー準備要求を送信するように構成され得る。
図7は、ユーザ機器(UE)、移動局(MS)、移動無線デバイス、移動通信デバイス、タブレット、ハンドセット、または他のタイプの無線デバイス等の無線デバイス700の例示を提供する。無線デバイスは、基地局(BS)、進化型ノードB(eNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、中継局(RS)、無線機器(RE)、遠隔無線ユニット(RRU)、中央処理モジュール(CPM)、または他のタイプの無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)アクセスポイント等、ノードまたは送信局と通信するように構成された1または複数のアンテナを含み得る。無線デバイスは、3GPP LTE、WiMAX(登録商標)、高速パケットアクセス(HSPA)、Bluetooth(登録商標)、およびWiFiを含む、少なくとも1つの無線通信規格を用いて通信するように構成され得る。無線デバイスは、各無線通信規格用の別個の複数のアンテナを用い、または複数の無線通信規格用の複数の共有アンテナを用いて通信し得る。無線デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、および/またはWWANにおいて通信し得る。
[例]
例1は、トランスコーディングを回避するように動作可能な移動交換局(MSC)サーバであって、MSCサーバは、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージにおいてモビリティ管理エンティティ(MME)から、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)におけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を受信し、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信し、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にして、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にするように構成された回路を備える。
例2は、例1のMSCサーバを含み、回路は、更に、選択コーデック情報を同期インジケータに含めるように構成される。
例3は、例1のMSCサーバを含み、回路は、更に、MSCサーバがLTEシステムを介してIMSにより用いられる選択コーデックをサポートするか否かを判断するように構成される。
例4は、例1のMSCサーバを含み、回路は、SRVCC中にLTEシステムを介してIMSにおいて既に用いられた選択コーデックに応じて、回線交換(CS)ドメインにおいて用いられる選択コーデックを用いるように構成される。
例5は、例1のMSCサーバを含み、回路は、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システムk(RNS/BSS)に通信し、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にするように構成される。
例6は、例1のMSCサーバを含み、回路は、更に、セッション転送動作中にアクセス転送制御機能(ATCF)に選択コーデック情報を通知するように構成される。
例7は、例1のMSCサーバを含み、回路は、更に、選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達するように構成される。
例8は、トランスコーディングを回避するように動作可能な移動交換局(MSC)サーバを含み、MSCサーバは、モビリティ管理エンティティ(MME)から、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージを受信し、コーデック要求メッセージをインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)に通信し、IMSから、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージを受信し、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信し、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にして、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にするように構成された回路を備える。
例9は、例8のMSCサーバを含み、回路は、更に、コーデック要求メッセージにおける選択コーデック情報についてIMSにクエリを実行するように構成される。
例10は、例8のMSCサーバを含み、回路は、更に、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システム(RNS/BSS)に通信し、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にするように構成される。
例11は、例8のMSCサーバを含み、回路は、更に、セッション転送動作中にアクセス転送制御機能(ATCF)に選択コーデック情報を通知するように構成される。
例12は、例8のMSCサーバを含み、回路は、更に、選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達するように構成される。
例13は、例8のMSCサーバを含み、回路は、更に、IMSから、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に対して選択された既に用いられたコーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージを受信するように構成される。
例14は、例8のMSCサーバを含み、回路は、更に、選択コーデックを用いるターゲットMSCのためのSRVCC PS‐CS要求メッセージにおいて優先度インジケーションを示すように構成される。
例15は、例8〜14のいずれかのMSCサーバを含み、回路は、更に、SRVCC PS‐CS要求メッセージにおいて優先度インジケーションを用いて、ハンドオーバー準備要求をターゲットMSCに送信するように構成される。
例16は、トランスコーディングを回避するための複数の命令を含み、少なくとも1つのプロセッサを有する移動交換局(MSC)における少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体を含み、複数の命令は、実行されると、UEに、モビリティ管理エンティティ(MME)から、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージを受信させ、コーデック要求メッセージをインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)に通信させ、IMSから、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージを受信させ、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信させ、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にして、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にさせる。
例17は、例16のコンピュータ可読ストレージ媒体を含み、実行されると、MSCサーバに、UEの識別を用いてコーデック要求メッセージにおける選択コーデック情報についてIMSにクエリを実行させる更なる複数の命令を含む。
例18は、例16または17のいずれかのコンピュータ可読ストレージ媒体を含み、実行されると、MSCサーバに、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システム(RNS/BSS)に通信させ、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にさせる、更なる複数の命令を含む。
例19は、例16〜18のいずれかのコンピュータ可読ストレージ媒体を含み、実行されると、MSCサーバに、SRVCC PS‐CS要求メッセージにおける優先度インジケーションを用いて、ハンドオーバー準備要求をターゲットMSCに送信させる更なる複数の命令を含む。
例20は、例16〜19のいずれかのコンピュータ可読ストレージ媒体を含み、実行されると、MSCサーバに、選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達させる更なる複数の命令を含む。
例21は、トランスコーディングを回避するように動作可能な移動交換局(MSC)サーバであって、MSCサーバは、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージにおいてモビリティ管理エンティティ(MME)から、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)におけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を受信し、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信し、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にして、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にするように構成された回路を備える。
例22は、例21のMSCサーバを含み、回路は、更に、同期インジケータに選択コーデック情報を含み、MSCサーバがLTEシステムを介してIMSにより用いられる選択コーデックをサポートするか否かを判断し、またはSRVCC中にLTEシステムを介してIMSにおいて既に用いられた選択コーデックに応じて、回線交換(CS)ドメインにおいて用いられる選択コーデックを用いるように構成される。
例23は、例21または22のいずれかのMSCサーバを含み、回路は、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システムk(RNS/BSS)に通信し、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にするように構成される。
例24は、例21〜23のいずれかのMSCサーバを含み、回路は、更に、セッション転送動作中にアクセス転送制御機能(ATCF)に選択コーデック情報を通知するように構成される。
例25は、例21〜24のいずれかのMSCサーバを含み、回路は、更に、選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達するように構成される。
例26は、トランスコーディングを回避するように動作可能な移動交換局(MSC)サーバを含み、MSCサーバは、モビリティ管理エンティティ(MME)から、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージを受信し、コーデック要求メッセージをインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)に通信し、IMSから、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージを受信し、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信し、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にして、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にするように構成された回路を備える。
例27は、例26のMSCサーバを含み、回路は、更に、コーデック要求メッセージにおける選択コーデック情報についてIMSにクエリを実行し、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システム(RNS/BSS)に通信し、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にするように構成される。
例28は、例26または27のいずれかのMSCサーバを含み、回路は、更に、セッション転送動作中にアクセス転送制御機能(ATCF)に選択コーデック情報を通知するように構成される。
例29は、例26〜28のいずれかのMSCサーバを含み、回路は、更に、選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達するように構成される。
例30は、例26〜29のいずれかのMSCサーバを含み、回路は、更に、IMSから、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に対して選択された既に用いられたコーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージを受信するように構成される。
例31は、例26〜30のいずれかのMSCサーバを含み、回路は、更に、選択コーデックを用いるターゲットMSCのためのSRVCC PS‐CS要求メッセージにおいて優先度インジケーションを示すように構成される。
例32は、例31のMSCサーバを含み、回路は、更に、SRVCC PS‐CS要求メッセージにおいて優先度インジケーションを用いて、ハンドオーバー準備要求をターゲットMSCに送信するように構成される。
例33は、トランスコーディングを回避するための複数の命令を備え、少なくとも1つのプロセッサを有する移動交換局(MSC)における少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体を含み、複数の命令は、実行されると、UEに、モビリティ管理エンティティ(MME)から、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージを受信させ、コーデック要求メッセージをインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)に通信させ、IMSから、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージを受信させ、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信させ、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にして、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にさせる。
例34は、例33のコンピュータ可読ストレージ媒体を含み、実行されると、MSCサーバに、UEの識別を用いてコーデック要求メッセージにおける選択コーデック情報についてIMSにクエリを実行させる更なる複数の命令を含む。
例35は、例33または34ののいずれかのコンピュータ可読ストレージ媒体を含み、実行されると、MSCサーバに、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システム(RNS/BSS)に通信させ、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にさせ、MSCサーバに、SRVCC PS‐CS要求メッセージにおける優先度インジケーションを用いて、ハンドオーバー準備要求をターゲットMSCに送信させ、または選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達させる、更なる複数の命令を含む。
例36は、トランスコーディングを回避するためのデバイスを含み、デバイスは、モビリティ管理エンティティ(MME)から、単一無線音声通信継続(SRVCC)パケット交換(PS)‐回線交換(CS)要求メッセージを受信するための手段と、コーデック要求メッセージをインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)に通信するための手段と、IMSから、ロングタームエボリューション(LTE)システムを介してIMSにおけるユーザ機器(UE)に用いられる選択コーデックのための選択コーデック情報を含むコーデッククエリ応答メッセージを受信するための手段と、選択コーデック情報をターゲットMSCに通信し、ターゲットMSCがUEのための選択コーデックを識別することを可能にして、選択コーデックがCSドメインにおいて用いられることを可能にするための手段とを備える。
例37は、例36のデバイスを含み、UEの識別を用いてコーデック要求メッセージにおける選択コーデック情報についてIMSにクエリを実行するための手段を更に備える。
例38は、例36または37のいずれかのデバイスを含み、選択コーデック情報をターゲットMSCおよび無線局サブシステム/基地局システム(RNS/BSS)に通信し、RNS/BSSが進化型ノードB(eNB)に、ターゲット・トゥー・ソース・トランスペアレント・コンテナの無線リソース制御(RRC)コンテナに含まれる選択コーデック情報を送信することを可能にするための手段を更に備える。
例39は、例36〜38のいずれかのデバイスを含み、SRVCC PS‐CS要求メッセージにおける優先度インジケーションを用いて、ハンドオーバー準備要求をターゲットMSCに送信するための手段を更に備える。
例40は、例36〜39のいずれかのデバイスを含み、選択コーデック情報をアクセストランスファーゲートウェイ(ATGW)に伝達するための手段を更に備える。
様々な技術、またはそれらの特定の態様もしくは一部は、フロッピ(登録商標)ディスク、リードオンリコンパクトディスクメモリ(CD‐ROM)、ハードドライブ、非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体、またはその他の機械可読ストレージ媒体等の有形媒体において実施されるプログラムコード(すなわち、命令)の形態を取り得、プログラムコードがコンピュータのような機械によりロードされて実行されると、機械は、様々な技術を実施するための装置となる。回路は、ハードウェア、ファームウェア、プログラムコード、実行可能コード、コンピュータ命令、および/またはソフトウェアを含み得る。非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体は、信号を含まないコンピュータ可読ストレージ媒体であり得る。プログラミング可能なコンピュータにおけるプログラムコードの実行の場合、コンピューティングデバイスは、プロセッサ、(揮発性・不揮発性メモリ、および/またはストレージ要素を含む)プロセッサにより可読なストレージ媒体、少なくとも1つの入力デバイス、ならびに少なくとも1つの出力デバイスを含み得る。揮発性・不揮発性メモリおよび/またはストレージ要素は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、フラッシュドライブ、光ドライブ、磁気ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、または電子データを格納するための他の媒体であり得る。ノードおよび無線デバイスは、トランシーバモジュール(すなわち、トランシーバ)、カウンタモジュール(すなわち、カウンタ)、プロセッシングモジュール(すなわち、プロセッサ)、および/またはクロックモジュール(すなわち、クロック)もしくはタイマモジュール(すなわち、タイマ)も含み得る。本明細書に説明される様々な技術を実装または利用し得る1または複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、再利用可能制御器等を用い得る。そのような複数のプログラムは、コンピュータシステムと通信するべく、高水準手続型またはオブジェクト指向型のプログラミング言語で実装され得る。しかし、所望であれば、プログラムは、アセンブリ言語または機械言語で実装され得る。いずれの場合であっても、言語は、コンパイルまたは変換される言語であり、ハードウェア実装と組み合わされ得る。
本明細書に用いられるように、プロセッサという用語は、汎用プロセッサ、VLSI、FPGA等の専用プロセッサ、他のタイプの専用プロセッサ、ならびに無線通信を送受信して処理するべくトランシーバにおいて用いられるベースバンドプロセッサを含み得る。
本明細書に説明される機能ユニットの多くは、それらの実装の独立性をより具体的に強調するべく、モジュールと呼ばれていることを理解されたい。例えば、モジュールは、複数のカスタムの超大規模集積(VLSI)回路もしくはゲートアレイ、ロジックチップ等の既製の半導体、トランジスタ、または他のディスクリートコンポーネントを備えるハードウェア回路として実装され得る。モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブルロジックデバイス等のプログラマブルハードウェアデバイスにおいても実装され得る。
モジュールは、様々なタイプのプロセッサにより実行するためのソフトウェアにも実装され得る。実行可能コードの識別モジュールは、例えば、複数のコンピュータ命令の1または複数の物理または論理ブロックを含み得、これらは例えば、オブジェクト、手順、または関数として編成され得る。それでもなお、識別モジュールの複数のエグゼキュータブルは、互いに物理的に位置付けられる必要はなく、異なる位置に格納された異なる命令を含み得、これらの命令は、論理的に互いに結合されると、モジュールを構成し、モジュールの一定の目的を実現する。
現に、実行可能コードのモジュールは、単一の命令または多くの命令であり得、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラム間にいくつかのメモリデバイスにわたって更に分散され得る。同様に、演算データは、本明細書ではモジュール内に識別されて示され得、任意の好適な形態で実施され、任意の好適なタイプのデータ構造体内に編成され得る。演算データは、1つのデータセットとして収集され得、または異なるストレージデバイスを含む異なる位置にわたって分散され得、システムまたはネットワーク上に単に電子信号として、少なくとも部分的に存在し得る。モジュールは、パッシブまたはアクティブであり得、所望の複数の機能を実行するように動作可能な複数のエージェントを含む。
本明細書全体を通して、「例」または「例示的」なものを参照する場合、例に関して説明される特定の機能、構造、または特性が少なくとも本開示の一実施形態に含まれることを意味する。従って、本明細書全体を通して様々な箇所で「一例において」という文言または「例示的」という語が現われても、それらの全てが同一の実施形態を必ずしも指すわけではない。
本明細書において用いられるように、複数のアイテム、構造的要素、組成要素、および/または材料は、便宜上共通の一覧において提示され得る。しかし、これらの一覧は、一覧の各部材が別個の固有の部材として個別に識別されるのと同様に解釈されるべきである。従って、そのような一覧の個別の部材は、共通の群における表示のみに基づいて、相反する指示のない限り、同一の一覧におけるその他の部材の事実上の均等物として解釈されるべきではない。更に、本開示の様々な実施形態および例は、本明細書においてそれらの様々な構成要素に対する複数の代替形態と共に参照され得る。そのような複数の実施形態、例、および代替形態が互いの事実上の均等物として解釈されるものではなく、本開示の別個の自立した表現とみなされるものであることが理解される。
更に、説明される複数の特徴、構造、または特性は、1または複数の実施形態において任意の好適な態様で組み合わされ得る。以下の説明において、本開示の複数の実施形態について完全な理解を提供するべく、レイアウトの例、距離、ネットワーク例等、多数の具体的な詳細が提供される。しかし、当業者は、本開示が複数の具体的詳細のうちの1または複数がなくとも、または他の方法、構成要素、レイアウト等を用いて実施され得ることを理解し得る。他の複数の例において、本開示の複数の態様を分かりにくくすることを回避するべく、周知の構造、材料、または動作は詳細に示されず、説明されない。
上述の複数の例は、1または複数の特定の用途における本開示の原理を例示するが、当業者には、発明能力を発揮することなく、また本開示の原理およびコンセプトを逸脱することなく、実装の形式、使用、および詳細における多数の変更が行われ得ることが明らかとなり得る。従って、下記の特許請求の範囲よる以外に本開示を限定することは意図されない。