JP6705500B2 - 通信装置、通信デバイス及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムに関する。本発明は、限定ではないが特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)規格又はその均等物又は派生物に従って動作する無線通信システム及びそのデバイスに関する。本発明は、限定するものではないが特に、LTEアドバンストを含むUTRANのロングタームエボリューション(LTE)(発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と呼ばれる)及び複数の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)等の複数の異なるアクセス技術の間の相互作用の制御に関連している。
3GPP規格の下では、「NodeB」(又はLTEにおける「eNB」)は、複数の移動デバイスがコアネットワークに接続し、他の複数の移動デバイス又は複数の遠隔サーバと通信する際に介する基地局である。簡単にするために、本出願は、任意のそのような複数の基地局を指すために基地局という用語を用いる。複数の通信デバイスは、例えば、複数の移動電話機、複数のスマートフォン、ユーザ機器、複数の携帯情報端末、複数のラップトップコンピュータ、複数のウェブブラウザ等の複数の移動通信デバイスであってよい。3GPP規格は、(概ね)固定式の機器の一部として実装され得る、複数のWi−Fiルータ、複数のモデム等の非移動ユーザ機器をネットワークに接続することも可能にする。簡単にするために、本出願は、明細書において複数の移動通信デバイス(又は複数の移動デバイス)に言及するが、記載の技術は、そのようなコアネットワークに接続することができる任意の移動機器及び「非移動」機器において実施されえることが分かるだろう。
3GPP規格の最新の開発は、EPC(発展型パケットコア)ネットワーク及びE−UTRA(発展型UMTS陸上無線アクセス)ネットワークのロングタームエボリューション(LTE)と呼ばれる。LTE(より最近ではLTEアドバンスト、又は「LTE−A」)は、複数の移動デバイス等のユーザ機器(UE)が、代替的な非3GPP無線アクセス技術(RAT)を用いて、例えば、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格等を用いてコアネットワークに効率的に接続することも可能にしている。サポートされるアクセス技術は、「Architecture enhancements for non-3GPP accesses(非3GPPアクセスのためのアーキテクチャ強化)」というタイトルの3GPP TS23.402標準規格文書(バージョン13.2.0)に含まれている。
3GPP技術報告(TR)36.875 V13.0.0は、複数のLTE UEのいわゆる「LTE−WLANアグリゲーション」サービス(「デュアル無線接続」とも呼ばれえる)を記載している。この場合におけるLTE−WLANアグリゲーション(LWA)は、互換性のあるUEがLTE基地局及び非LTE基地局(WLANのアクセスポイント等)の双方によって同時にサービングされるシナリオを指す。LWAは、(測定された)信号品質、ネットワーク負荷、必要とされるサービス品質(QoS)、UEの移動/位置等に応じて、LTEネットワーク(例えば、サービング基地局/E−UTRAN)によってUE用に構成されてよい。UEは、アクセスポイントごとのWLAN測定値をそのサービング基地局に提供することによって、LWAサービスのセットアップを容易にする。これに基づいて、サービング基地局は、複数の候補アクセスポイントを選択し、これらの候補アクセスポイントを識別するリストをUEに送信する。UEは、このリストから、事実上、LWAサービスのセカンダリセル(SCell)を提供するアクセスポイントを選択する。UEは、その選択をサービング基地局に通知する。
UEは、WLANにも接続されると、例えば、最も最適な信号品質(そのUEにとって)を有する基地局を介したUEのサービングを維持するために、及び/又はWLAN性能を最適化するために、そのWLANの複数のアクセスポイント間でハンドオーバされてよい。
しかしながら、UEが、特定のWLANのエッジ、及び/又は、UEを現在サービングしているLTE基地局のセルのエッジに位置するアクセスポイントにハンドオーバされていると、場合によっては、サービング基地局がUEのLWAサービスを構成解除する機会を有する前に、UEは、WLAN及び/又はLTE基地局によってサービングされるエリアの外部に移動するかもしれない。この結果、LWAサービスのWLAN(非LTE)又はLTE部分のいずれかにおいて接続が失われるかもしれず、その結果、UEの通信に必要とされるQoSを満たすことができないおそれがある。
同様に、必要とされるQoSを満たすことができないことは、UEが、WLAN内で、ハンドオーバが行われる起点のアクセスポイントと同じQoSを提供することができない、アクセスポイントにハンドオーバされたときにも起こり得る。この場合、サービング基地局は、時間内に、すなわち、必要とされるQoSを満たすことができなくなる前に、UEのLWAサービスを構成解除(又は更新)することができないだろう。
さらに、無線リンク障害(RLF)は、例えば、予期しない干渉等の劣悪な無線条件に起因して、UEのLWAサービスのWLAN又はLTE部分のいずれに対しても発生し得る。そのようなRLFが、WLAN接続に対して発生した場合、上記で説明した欠点が当てはまる(すなわち、LTE基地局は、必要とされるQoSを維持するようにタイミングよく動作することができない)。他方、RLFが、UEのLTE接続に対して発生した場合、UEは、E−UTRAN、通常は最良の信号品質を有する基地局との自身の無線リソース制御(RRC)接続の再確立を試みるだろう。しかしながら、現在のサービング基地局のRLFの場合、最良の信号品質を有する基地局は、ほぼ確実に、LWAサービスを管理する基地局と異なる基地局であり、これは、WLANとの潜在的に良好な接続をやめければならないことを意味する。
その上、UEが、E−UTRANのカバレッジ内を移動しているとき、このUEを新たなサービング基地局にハンドオーバすることが必要になるかもしれない。しかしながら、複数の(LTE)基地局間のハンドオーバは、古いサービング基地局が関与するあらゆる接続の終了(LWAサービスの関連付けられたWLAN接続の終了を含む)及び新たなサービング基地局の制御の下でのUEの新たなLWAサービスのセットアップも必要とする。本発明者らは、特に、通常ならば、現在のWLANアクセスポイントが提供するサービス品質が十分であることから、現在のWLANアクセスポイントを変更する必要がないときに、このことが、UEとサービング基地局との間の不要なシグナリングをもたらし得るとともに、UEとWLANとの間の不要なシグナリングももたらし得ることを認識している。
したがって、ハンドオーバ及び/又は無線リンク障害が発生したときの、UEの必要とされるサービス品質を損なうこと、ユーザエクスペリエンスを劣化させること、及び/又は(特にエアインターフェース上の)ネットワークリソースを浪費することのないUEのLWAのハンドリングは、重要な問題である。
したがって、本発明の好ましい実施形態は、上記の問題のうちの少なくとも幾つかを克服するか又は少なくとも部分的に緩和する方法及び装置を提供することを目的とする。
当業者の理解の効率のために、本発明を、3GPPシステム(UMTS、LTE)との状況について詳細に説明するけれども、本発明の原理は、複数のアクセス技術を用いて複数の移動デバイス又はユーザ機器(UE)がシステムにアクセスする他のシステムにも適用されえる。
一態様において、本発明は、通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置であって、該通信装置は、通信セルを運用するように適合されたコントローラと;少なくとも1つの通信デバイスによる第1の通信アクセスポイントを介したユーザプレーン通信を容易にする、制御プレーンデータを上記通信セルにおける上記少なくとも1つの通信デバイスに送信し;かつ上記ユーザプレーン通信が、上記第1の通信アクセスポイントから第2の通信アクセスポイントにハンドオーバされるとき、該第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を受信するように動作可能なトランシーバと、を備える通信装置を提供する。
一態様において、本発明は、通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置であって、該通信装置は、ターゲット通信装置として動作するように構成され、ソース通信装置から、該ソース通信装置によってサービングされる通信デバイスの通信のハンドオーバを要求するハンドオーバ要求シグナリングであって、上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成されたアクセスポイント識別情報から成る、上記ハンドオーバ要求シグナリングを受信するように動作可能なトランシーバと;上記アクセスポイント識別情報によって識別された上記通信アクセスポイントを介した上記ユーザプレーン通信を維持しながら、上記ソース通信装置から該ターゲット通信装置への上記通信デバイスの上記通信のハンドオーバを管理するように適合されたコントローラと;を備える通信装置を提供する。
一態様において、本発明は、通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置であって、該通信装置は、ソース通信装置として動作するように構成され、該ソース通信装置によってサービングされる通信デバイスの通信のハンドオーバを要求するハンドオーバ要求シグナリングであって、上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成されたアクセスポイント識別情報から成る上記ハンドオーバ要求シグナリングを、ターゲット通信装置に送信するように動作可能なトランシーバを備える通信装置を提供する。
一態様において、本発明は、ユーザプレーン通信を少なくとも1つの通信デバイスに提供するように構成された複数の通信アクセスポイントを備える無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の通信装置であって、ユーザプレーン通信が第1の通信アクセスポイントから第2の通信アクセスポイントにハンドオーバされるとき、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を取得するように動作可能なコントローラと;ユーザプレーン通信を上記少なくとも1つの通信デバイスに提供する別の通信ネットワークの通信装置に、上記第2の通信アクセスポイントを識別する情報を送信するように動作可能なトランシーバと;を備える通信装置を提供する。
一態様において、本発明は、i)第1の無線アクセスネットワーク(RAN)との該第1のRANの基地局を介した制御プレーン接続と、ii)上記第1の基地局を介した第1のユーザプレーン接続と、iii)第2のRANのアクセスポイントを介した第2のユーザプレーン接続とを確立するように動作可能なトランシーバと;上記トランシーバが上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を再確立する必要があると判断するように動作可能なプロセッサと;を備え、上記トランシーバは、少なくとも上記第1のRANを介した上記無線接続の再確立の完了まで上記第2のユーザプレーン接続を維持するように動作可能である、通信デバイスを提供する。
一態様において、本発明は、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)との該第1のRANの基地局を介した制御プレーン接続と;上記基地局を介した第1のユーザプレーン接続と;第2のRANの第1の通信アクセスポイントを介した第2のユーザプレーン接続と;を確立するように動作可能なトランシーバを備え、上記トランシーバは、上記ユーザプレーン通信が上記第1の通信アクセスポイントから上記第2のRANの第2の通信アクセスポイントにハンドオーバされることに応答して、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を上記基地局に送信するように動作可能である、通信デバイスを提供する。
本発明の態様は、対応する複数のシステム、複数の方法、並びに上記で示した又は特許請求の範囲において記載される態様及び可能な形態において記載されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピュータをプログラムするように動作可能である命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体等のコンピュータプログラム製品にまで及ぶ。
本明細書(特許請求の範囲を含む)において開示され、及び/又は図面において示される各特徴は、開示され、及び/又は図示される任意の他の特徴から独立して(又はそれらと組み合わせて)本発明に組み込まれてよい。詳細には、限定はしないが、特定の独立請求項に従属する請求項のうちのいずれかの特徴は、任意の組み合わせにおいて又は個々に、その独立請求項に取り込まれてよい。
ここで、本発明の実施形態を、例として、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態が適用されてよいセルラ遠距離通信システムを概略的に示す図である。 LTE−WLANアグリゲーションの複数の例示的な移動シナリオを概略的に示す図である。 図1に示すシステムの一部をなす移動デバイスのブロック図である。 図1に示すシステムの一部をなす基地局のブロック図である。 図1に示すシステムの一部をなすWLAN終端ノードのブロック図である。 LTE−WLANアグリゲーションサービスに関する手順を示す一例示的なタイミング図である。 既存のWLAN終端を維持しながらの2つの基地局間のハンドオーバを示す一例示的なタイミング図である。 アダプテーションレイヤを有する一例示的なLTE−WLANアグリゲーションアーキテクチャを概略的に示すブロック図である。 一例示的なトンネルベースのLTE−WLANアグリゲーションアーキテクチャを概略的に示すブロック図である。
概要
図1は、複数の移動デバイス3の複数のユーザが、複数のE−UTRAN基地局5を介して互いに及び他のユーザと通信し、E−UTRA無線アクセス技術(RAT)を用いてコアネットワーク7と通信することができる、移動(セルラ)遠距離通信ネットワーク1を概略的に示している。当業者であれば、説明の目的で図1には1つの移動デバイス3と2つの基地局5A、5Bとが示されているが、システムは、実施時に通常、他の基地局及び移動デバイスを含むことが分かるだろう。
よく知られているように、移動デバイス3は、遠距離通信ネットワーク1によってカバーされている地理的エリア内で動き回っているときに、複数の基地局5によってサービングされている複数のエリア(すなわち、複数の無線セル)を出入りしてよい。移動デバイス3の経過を追跡するとともに、複数の異なる基地局5の間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、当該コアネットワーク7に結合された複数の基地局5と通信する移動管理装置(MME)9を備える。コアネットワーク7は、HSS(図1に図示せず)、並びにサービングゲートウェイ(S−GW)及び/又はパケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)等の1つ以上のゲートウェイ10も備える。各移動デバイス3について、HSSは、関係のある加入データ(3GPP加入者がネットワーク1にアクセスするのに必要とされる設定及び加入データ等)を記憶する。
移動デバイス3とそのサービング基地局(この例では、基地局5A)とは、LTEエアインターフェース、いわゆる「Uu」インターフェースを介して接続される。複数の基地局5は、いわゆる「X2」インターフェースを介して互いに接続される。各基地局5は、いわゆる「S1」インターフェースを介してコアネットワーク7の複数のノード(すなわち、MME9及びS−GW10)にも接続される。コアネットワーク7からは、インターネット等の外部のIPネットワーク12への接続も、ゲートウェイ10(例えば、P−GW)を介して提供される。図1に図示していないが、MME9は、HSS及びゲートウェイ(ら)10にもそれぞれの3GPPインターフェースを介して接続される。
このシステムでは、移動デバイス3は、WLAN20のアクセスポイント(AP)21(この例では、アクセスポイント21A)のカバレッジエリア内にいるとき、そのアクセスポイント21を介してWLAN20にも接続することができる。WLAN20に接続されると、移動デバイス3とアクセスポイント21とは、適切なWLAN(すなわち、「非LTE」)エアインターフェース、例えば、米国電気電子技術者協会(IEEE)等によって規定された標準規格の802.11ファミリに準拠したエアインターフェースを用いて互いに通信する。
この例では、複数のアクセスポイント21A、21Bは、WLAN終端(WT)ノード22を介して基地局5に結合されている(ただし、アクセスポイント21は、基地局5に直接結合されてもよく、及び/又はアクセスポイントの機能及びWLAN終端ノードの機能は、単一のネットワークノード内に実施されてもよい)。WLAN終端ノード22と基地局5とは、それぞれのインターフェース、例えば、いわゆる「Xw」インターフェースを介して接続される。このインターフェースは、3GPP TR37.870 V13.0.0のセクション5.1.2.3に解説されており、この内容は、引用することによって本明細書の一部をなす。Xwインターフェースは、LTEネットワークと非LTE無線アクセスネットワーク(WLAN20)との間の相互作用を援助する適切なGPRSトンネリングプロトコル(GTP)のトンネル(及び/又は同様のもの)を用いて提供されてよいことが分かるだろう。図1には図示していないが、WLAN終端ノード22及び/又はアクセスポイント21は、外部のIPネットワーク12(例えば、インターネット)及び/又はコアネットワーク7にも結合されてもよい。
WLAN終端ノード22は、接続されるWLANデバイス又は参加するWLANデバイスの認可及び認証、WLANリソースの割り当て及び共有、並びにパケットブロードキャスト又は省電力制御のような他のサービス等の、WLAN20とサービング基地局5との間の相互作用の管理を行う。そのような相互作用は、移動デバイス3のLWAサービスの提供のためのLTE無線リソース及び非LTE無線リソースのアグリゲーションも含む。
最初に、移動デバイス3は、基地局5Aによってサービングされ、その基地局5Aを介してコアネットワーク7への通信ベアラを確立している。一方、ネットワーク負荷の最適化又は類似の理由のために、サービング基地局5Aは、移動デバイス3のユーザプレーントラフィック(のうちの少なくとも一部)をWLAN20に操縦することが可能である。そのような操縦をサポートするために、基地局5は、移動デバイス3が、複数のWLAN信号(すなわち、アクセスポイント21の複数の信号)の測定を行い、関連付けられた測定報告(ら)を提供して、基地局5が、移動デバイス3の複数のユーザプレーン通信の負荷を(少なくとも部分的に)軽減することを試みる適切なアクセスポイント21(又は一組のアクセスポイント)を選択することを可能にするように、移動デバイス3を構成することができる。
図1に示す移動デバイス3は、LWAサービスを用いるように構成され、したがって、基地局(この例では、基地局5A)とアクセスポイント(この例では、アクセスポイント21B)とを介して同時に通信することができる。LWAサービスに関与するアクセスポイント21Bが、例えば、複数のWLAN測定報告に基づいて(移動デバイス3又はそのサービング基地局5Aのいずれかによって)選択される。移動デバイス3は、このアクセスポイントを選択した場合、そのサービング基地局5Aにその初期アクセスポイント選択を(例えば、LWAサービスをセットアップすることに成功したことを確認するメッセージにおいて)通知してよい。
一方、移動デバイス3は、WLAN20に接続されると、(測定された)信号品質、ネットワーク(WLAN)負荷、必要とされるサービス品質、移動デバイス3の移動等に応じて、WLAN20の複数のアクセスポイント21A、21Bの間でハンドオーバされかもしれない。
WLAN終端ノード22は、そのようなハンドオーバが、WLAN20への移動デバイス3の初期接続後の任意の時点に複数のアクセスポイント21の間で行われると常にサービング基地局5Aに通知するように構成されているので有利である。WT22は、移動デバイス3の現在のWLAN接続についての情報(例えば、現在のアクセスポイントを識別する情報)をサービング基地局5Aに送信することによってこれを行う。受信されたWLAN情報を用いて、サービング基地局5Aは、移動デバイス3の現在用いられているアクセスポイント21の経過を追跡することができ、必要な場合には、LWAサービス(の少なくともWLAN部分)を再構成するように移動デバイス3及び/又はWLAN終端ノード22に要求することができるので有利である。WLAN終端ノード22によって提供された受信したWLAN情報は、移動デバイス3の現在のWLAN接続についての追加の情報も含んでよい。そのような追加のWLAN情報は、WLANチャネル利用状態、WLANバックホールデータレート、WLAN信号強度、WLAN識別子、WLAN AP可用性、基本サービスセット(BSS)平均アクセス遅延/BSS ACアクセス遅延、移動デバイス3の現在のWLAN構成(例えば、QoS)等を含んでよいが、これらに限定されるものではない。
移動デバイス3は、遠距離通信ネットワーク1によってカバーされる地理的エリア内を(図1に矢印によって示すように)移動しているとき、E−UTRANとの適切な移動手順も同様に実行することが必要な場合がある。このシステムでは、(ソース基地局として動作する)サービング基地局5Aは、移動デバイス3の現在用いられているアクセスポイント21及び/又はWLAN終端ノード22から受信した移動デバイス3の現在のWLAN接続に関する任意の情報(ただし、いずれの場合にも、少なくとも現在のアクセスポイントを識別する情報)をハンドオーバターゲット基地局(この場合、基地局5B)に通知するように構成されているので有利である。
移動デバイス3のWLAN接続に関する情報を用いて、ターゲット基地局5Bは、移動デバイス3のLWAサービスを維持するか否かを判断することができるので有利であり、LWAサービスが維持される場合、ターゲット基地局5Bは、(例えば、適切な測定に基づいて)移動デバイス3の現在のアクセスポイント21Bを維持するのか又は新たなアクセスポイントを選択するのかを判断することができる。
同様に、移動デバイス3が、例えば、無線リンク障害に起因して、E−UTRANとの自身のRRC接続を再確立する必要がある場合、新たなサービング基地局(異なる場合)は、移動デバイス3の既存のWLAN接続に関する情報を古いサービング基地局5Aから(X2インターフェースを介して)取得することができる。これは可能である。なぜならば、移動デバイス3が、RRC接続の再確立を要求するとき、それは、自身の直前のサービング基地局5Aを識別する情報を有し、(RRC接続再確立手順の一部として)古いサービング基地局5Aは、(無線リンク障害に至るまでの)移動デバイス3の現行の接続についての情報を新たなサービング基地局5Bに提供するからである。
したがって、新たなサービング基地局5Bは、ハンドオーバ又は無線リンク障害の場合に、移動デバイス3の既存のLWAサービス(存在する場合)を解除して新たなLWAサービスを構成する必要はない。これによって、移動デバイス3のサービス連続性が改善され、システムリソースの浪費が低減される。
更なる利点は、基地局対基地局ハンドオーバ中、又はUuインターフェースに影響を及ぼす無線リンク障害中であっても、移動デバイス3は、(新たな又は古い)LTE基地局5A、5Bへの自身の接続を再確立することができるまで、少なくとも自身のWLAN接続を維持することができるということである。
LTE−WLANアグリゲーションを適切にするハンドオーバシナリオ
特に有利な実施形態を詳細に説明する前に、LTE−WLANアグリゲーションの場合における移動シナリオの簡潔な概略を、図2を参照して述べる。
具体的には、図2は、LWAにおける2つの例示的な移動シナリオ(すなわち、移動デバイス3がLTEネットワークと非LTEネットワークとの双方に接続されているとき)を示している。
シナリオ1では、「eNB1」及び「eNB2」で示す複数の基地局は、複数のLTE基地局(図1の基地局5A、5B等)から成り、「WT/AP」で示すノードは、非LTEアクセスポイント(図1に示すアクセスポイント21A、21B等)から成る。シナリオ2では、「eNB1」及び「eNB2」で示す複数の基地局は、複数のLTE基地局から成り、「WT/AP」で示す複数のノードは、複数の非LTEアクセスポイントから成る。
図2に示す双方のシナリオにおいて、移動デバイス3は、第1のLWA構成から第2のLWA構成へのハンドオーバを実行する。
しかしながら、シナリオ1では、移動デバイス3は、第1の基地局5A及びアクセスポイント21とのLWAサービス内にあり、その後、移動デバイス3は、その現在のアクセスポイント21への移動デバイス3のWLAN接続を維持しながら、第2の基地局5Bにハンドオーバされる。したがって、シナリオ1におけるハンドオーバは、移動デバイス3のLTE接続にしか影響を及ぼさず、第2の基地局5Bは、ハンドオーバ後に移動デバイス3について同じアクセスポイント21を維持する。換言すれば、シナリオ1は、アクセスポイントの変化を伴わないLTEハンドオーバと等価である。
他方、シナリオ2では、移動デバイス3は、当初、第1の基地局5A及びアクセスポイント21AとのLWAサービス内にあり、その後、移動デバイス3は、第2の基地局5Bにハンドオーバされるとともに、移動デバイスの非LTE接続も異なるアクセスポイント21Bに変更される。したがって、シナリオ2におけるハンドオーバは、移動デバイス3のLTE接続及びその非LTE接続の双方に影響を及ぼす。換言すれば、シナリオ2は、アクセスポイントの変化を伴うLTEハンドオーバと等価である。
移動デバイス
図3は、図1に示される移動デバイス3の複数の主要コンポーネントを示すブロック図である。示されるように、移動デバイス3は、1つ以上のアンテナ33を介して、基地局5に対して信号を送受信するように動作可能であるとともに、アクセスポイント21に対して信号を送受信するように動作可能であるトランシーバ回路31を有する。移動デバイス3は、移動デバイス3の動作を制御するコントローラ37を有する。コントローラ37はメモリ39に関連付けられ、トランシーバ回路31に結合される。図3には必ずしも示されていないが、移動デバイス3は当然ながら、従来の移動デバイス3の全ての通常機能(ユーザインターフェース35等)を有し、これは適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意の1つ又は任意の組み合わせによって提供されてよい。ソフトウェアはメモリ39にプレインストールされてよく、及び/又は、例えば、遠距離通信ネットワークを介して又は取り外し可能なデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてよい。
コントローラ37は、この例では、メモリ39内に記憶されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって移動デバイス3の全体動作を制御する。示されるように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム41と、通信制御モジュール43と、RRCモジュール45と、WLANモジュール47と、測定報告モジュール49とを含む。
通信制御モジュール43は、移動デバイス3と基地局5との間の通信、及び移動デバイス3とアクセスポイント21との間の通信を制御する。また、通信制御モジュール43は、基地局5及び/又はアクセスポイント21に送信される、(アップリンク及びダウンリンクのための)制御データ及びユーザデータの複数の別個のフローを制御する。
RRCモジュール45は、RRCプロトコルに従って、トランシーバ回路31を介してメッセージを送受信する。このメッセージには、例えば、(1つ以上の基地局/アクセスポイントに関する)複数の信号測定を構成する制御データ及び/又はそのような複数の信号測定の複数の結果を報告する制御データから成るRRCメッセージが含まれる。RRCモジュール45は、E−UTRANとの無線接続のハンドオーバ及び/又は(再)確立に関する複数のメッセージ(例えば、ランダムアクセス手順に関する複数のメッセージ、複数のRRC再構成メッセージ等)の送受信も担当する。
WLANモジュール47は、移動デバイス3のメモリ39に記憶された情報に基づいて、及び/又は(例えば、RRCメッセージ又は他のメッセージにおいて)基地局5から受信された情報及び/又はアクセスノード21から受信された情報に基づいて、アクセスポイント21を介した通信を制御する。WLANモジュール47は、(LWAサービスの一部として)移動デバイス3をサービングする現在の(選択された)アクセスポイント21を識別する情報を(RRCモジュール45を介して)基地局5に提供するように構成されたアクセスポイント情報モジュール48の部分も含む。
測定報告モジュール49は、(アクセスポイント21A、21Bを備える)WLAN20及び/又は基地局5A、5Bを備えるE−UTRAN等の移動デバイス3の近傍の複数の無線アクセスネットワークに関する信号測定を構成する制御データを(例えば、適切なRRCシグナリングを用いてRRCモジュール45を介して)受信する。測定報告モジュール49は、受信した構成に従って信号品質/複数の強度測定を実行し、受信した制御データにおいて指定されるように、そのような複数の測定の複数の結果を含む報告を生成し、基地局5に(例えば、RRCモジュール45を介して)送信する。
基地局
図4は、図1に示される複数の基地局5のうちの1つの基地局の複数の主要コンポーネントを示すブロック図である。示されるように、基地局5は、1つ以上のアンテナ53を介して移動デバイス3に対して信号を送受信するトランシーバ回路51と、他の複数の基地局に対して信号を送受信する基地局インターフェース(X2)54と、コアネットワークエンティティ(例えば、MME9及びゲートウェイ10)に対して信号を送受信するコアネットワークインターフェース(S1)55と、WLAN終端ノード22(及びこれに接続されたアクセスポイント21A、21B)に対して信号を送受信するWLANインターフェース(Xw)56とを有する。基地局5は、基地局5の動作を制御するコントローラ57を有する。コントローラ57はメモリ59に関連付けられる。図4には必ずしも示されていないが、基地局5は当然ながら、セルラ電話ネットワーク基地局の全ての通常機能を有し、これは適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意の1つ又は任意の組み合わせによって提供されてよい。ソフトウェアはメモリ59にプレインストールされてよく、及び/又は、例えば、通信ネットワーク1を介して又は取り外し可能なデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてよい。コントローラ57は、この例では、メモリ59内に記憶されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって、基地局5の全体動作を制御するように構成されている。示されるように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム61と、通信制御モジュール63と、RRCモジュール65と、UE移動制御モジュール67と、LTE−WLANアグリゲーション(LWA)モジュール69とを備える。
通信制御モジュール63は、基地局5と、移動デバイスと、基地局5に接続された他の複数のネットワークエンティティとの間の通信を制御する。通信制御モジュール63は、例えば移動デバイス3用のベアラの測定構成及び維持のための制御データ(信号とLWA接続ベアラとを含む)を含む、基地局5に関連付けられた移動デバイス3に送信されるアップリンク/ダウンリンクユーザートラフィック及び制御データの複数の別個のフローも制御する。
RRCモジュール65は、RRC規格に従ってフォーマット設定された複数のシグナリングメッセージを生成、送信及び受信するように動作可能である。例えば、そのようなメッセージは、基地局5と、この基地局5に関連付けられた移動デバイス3との間で交換される。複数のRRCメッセージは、例えば、1つ以上の特定の基地局5及び/又はアクセスポイント21の複数の信号を測定するように移動デバイス3に要求する(UE移動制御モジュール67からの)制御データから成る複数のRRCメッセージを含んでよい。RRCモジュール65は、移動デバイス3とE−UTRANとの間の無線接続のハンドオーバ及び/又は(再)確立に関する複数のメッセージ(例えば、ランダムアクセス手順に関する複数のメッセージ、複数のRRC再構成メッセージ等)の送受信も担当する。
UE移動制御モジュール67は、移動に関する複数の手順(セル選択及びハンドオーバ等)を実行するように、この基地局5に関連付けられた移動電話機3を構成する。そのような手順は、E−UTRAN及びWLAN20等の様々な無線アクセスネットワークに関する信号測定を含む。UE移動制御モジュール67は、移動デバイス3によって実行される測定のタイプと、これらの測定の結果を報告する複数の条件とを指定する制御データを(例えば、適切なRRCシグナリングを用いてRRCモジュール65を介して)移動デバイス3に送信する。ハンドオーバの場合において、移動デバイス3のアクティブなLWAサービスが存在する場合、UE移動制御モジュール67は、LWAサービスに用いるアクセスポイント21(又は複数の候補アクセスポイントのリスト)を指定する制御データを移動デバイス3に送信する。
LTE−WLANアグリゲーションモジュール69は、移動電話機3のLWAを提供するアクセスポイント21の選択を制御及び維持する。LTE−WLANアグリゲーションモジュール69は、移動デバイス3からの複数の信号測定報告に依拠し、WLAN終端ノード22によって提供される任意のWLANアグリゲーション情報も考慮する。LTE−WLANアグリゲーションモジュール69は、例えば、ハンドオーバ及び/又は(RRC)接続確立手順の一部として、そのようなWLANアグリゲーション情報を他の複数の基地局に提供するように動作可能である。
WLAN終端ノード
図5は、図1に示すWLAN終端ノード22の複数の主要コンポーネントを示すブロック図である。示されるように、WLAN終端ノード22は、トランシーバ回路71と、複数のアクセスポイント21に対して信号を送受信するアクセスポイントインターフェース75と、複数の基地局5に対して信号を送受信する基地局インターフェース(Xw)76とを有する。WLAN終端ノード22は、当該WLAN終端ノード22の動作を制御するコントローラ77を有する。コントローラ77は、メモリ79に関連付けられている。
ソフトウェアは、メモリ79にプレインストールされてよく、及び/又は、例えば、通信ネットワーク1を介して若しくは取り外し可能なデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてよい。コントローラ77は、この例では、メモリ79に記憶されたプログラム命令又はソフトウェア命令によってWLAN終端ノード22の全体動作を制御するように構成されている。示されるように、これらのソフトウェア命令は、中でも、オペレーティングシステム81と、通信制御モジュール83と、AP情報モジュール88と、LTE−WLANアグリゲーションモジュール89とを備える。
通信制御モジュール83は、WLAN終端ノード22と、WLAN終端ノード22に接続された他の複数のネットワークエンティティ(例えば、複数の基地局5、複数のアクセスポイント21、及びWLAN20に接続されているときの任意の複数の移動デバイス3)との間の通信を制御する。通信制御モジュール83は、メモリ79に記憶された情報に基づいて、及び/又は基地局5、アクセスポイント21、及び/又は接続された複数の移動デバイス3から受信された情報に基づいて、複数のアクセスポイント21と複数の接続された移動デバイス3との間の通信(及びハンドオーバ)も制御する。
AP情報モジュール88は、移動デバイス3をサービングする現在のアクセスポイント21を識別する情報を(基地局インターフェース76を介して)基地局5に提供するように構成されている。具体的には、AP情報モジュール88は、移動デバイス3がこのWLAN終端ノード22に関連付けられた複数のアクセスポイント21間でハンドオーバを実行した際に、現在のアクセスポイント21を識別する情報を提供するように構成されている。AP情報モジュール88は、移動デバイス3のLWAサービスに関するWLANアグリゲーション情報もこのLWAサービスを管理する基地局5に提供する。
LTE−WLANアグリゲーションモジュール89は、WLAN20に接続された移動デバイス3のLWAサービスのWLAN接続部分のセットアップ及びメンテナンスを制御する。
上記の説明において、理解を容易にするために、移動デバイス3、基地局5、及びWLAN終端ノード22は、複数の分離したモジュール(AP情報モジュール及びLTE−WLANアグリゲーションモジュール等)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、幾つかの応用形態の場合、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更された場合には、このようにして設けられてよいが、他の応用形態、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されるシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込まれてよく、これらのモジュールは別個の実体として区別可能でない場合もある。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせにおいて実施されてもよい。
ここで、上記の移動デバイス3、複数の基地局5、及びWLAN終端ノード22を用いて本発明の様々な態様をどのように実施することができるのかを例示する複数の異なる実施形態を説明するだろう。実施形態を、図6及び図7に示す複数のシグナリング(又は「タイミング」)図を参照して説明する。
動作−LWA及びWLANの移動
図6は、LTE−WLANアグリゲーションサービスに関する複数の手順を示す一例示的なタイミング図である。具体的には、図6は、LWAが、図1に示す移動デバイス3用にどのように初期構成されるのかと、移動デバイス3がWLAN20のアクセスポイント21間でハンドオーバされるときに実行される複数のステップとを示している。
ステップS600に一般的に示すように、移動デバイス3は、初めに、ネットワークとの単一の(LTE)接続(すなわち、移動デバイス3のサービング基地局として動作する第1の基地局5Aを介した接続)を有する。
一方、ステップS601において、サービング基地局5Aは、例えば、現在の信号品質、ネットワーク負荷、移動デバイス3によって必要とされるQoS、移動デバイス3の移動/位置等に基づいて、LWAサービスを移動デバイス3用に構成する必要があると判断する。したがって、サービング基地局5Aは、ステップS602において、LWAサービスの適切な通信パスのセットアップ(例えば、WLAN終端ノード22とサービング基地局5Aとの間の適切なトンネルのセットアップ)を準備するようにWLAN終端ノード22に(自身のLWAモジュール69を用いて)要求する。
続いて、サービング基地局5Aは、ステップS603において、移動デバイス3のLWAサービスを構成するための適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを(自身のRRCモジュール65を用いて)生成し、送信する。サービング基地局5Aは、移動デバイス3がLWAサービスの非LTE部分のアクセスポイントを選択することができる一組のアクセスポイント21を識別する情報(例えば、リスト)(又は移動デバイス3によって用いられる特定のアクセスポイント21を識別する情報)を上記メッセージに含める。アクセスポイントを識別する情報は、アクセスポイントID、媒体アクセス制御(MAC)アドレス、インターネットプロトコル(IP)アドレス等の任意の適した識別子から成ることが分かるだろう。
次に、例えば、WLAN20との適切な認証及び接続確立の手順に従って、移動デバイス3は、ステップS604において、LWAサービスが構成されることに成功したことを確認する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを(自身のRRCモジュール45を用いて)生成し、アクセスポイント21Aを介してサービング基地局5Aに送信する。したがって、ステップS605に一般的に示すように、移動デバイス3は、この時、LTE基地局5A及びWLANアクセスポイント21Aの双方とアクティブな接続を有し、この接続を用いて、他の複数のノードに対してデータを送受信することができる。
一方、LWAの初期確立に従って、移動デバイス3は、WLAN20内においてハンドオーバを実行することが必要な場合がある。そのようなハンドオーバは、WLAN終端ノード22によって制御され、ステップS607に一般的に示されている。この例では、移動デバイス3は、その古いアクセスポイント21Aから新たなアクセスポイント21Bにハンドオーバされる。この結果、古いアクセスポイント21Aを介して移動デバイス3の既存のWLAN接続は有効に終了し、LWAサービスの新たなアクセスポイントとして動作する新たなアクセスポイント21Bを介した移動デバイス3の新たなWLAN接続(ステップS609に示す)が有効に確立される。新たなアクセスポイント21Bを介して提供されるWLAN接続は、この時、ステップS605において確立されたLTE接続とともに、移動デバイス3のLWAの一部を形成する。
WLAN終端ノード22は、ステップS610において、移動デバイス3のWLANハンドオーバをサービング基地局5Aに通知する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、Xwシグナリングメッセージ)を(自身のAP情報モジュール88を用いて)生成し、送信するように構成されているので有利である。WLAN終端ノード22は、新たに選択されたアクセスポイント21Bを識別する情報(例えば、このアクセスポイントが関連付けられているアクセスポイントID)と、任意選択で、LWAサービスを担当する基地局5Aに有用であるかもしれない任意の更なるWLAN情報(移動デバイス3に関連したもの)とを上記メッセージに含める。そのような更なるWLAN情報は、WLANチャネル利用状態を識別する情報、WLANバックホールデータレートを識別する情報、WLAN信号強度を識別する情報、WLANを識別する情報、(アクセスポイントごとの)アクセスポイント可用性を識別する情報、BSS平均アクセス遅延を識別する情報、BSS ACアクセス遅延を識別する情報、及び移動デバイス3の現在のWLAN構成(例えば、QoS)を識別する情報のうちの1つ以上を含んでよい。
ステップS612において、サービング基地局5Aは、WLAN終端ノード22から受信されたWLAN情報を(メモリ59に)記憶する。このWLAN情報によって、LTE基地局5Aは、各アクセスポイント21において提供されるQoS及び/又はスループットを認識するとともに、移動デバイス3のLWAサービスを維持するか否かに関するその判断においてこの情報を(現在のアクセスポイント21Bを識別する情報とともに)用いることが可能になるので有利である。したがって、基地局5Aは、WLAN20内において移動デバイス3の経過を追跡することができ、LWAが必要とされるQoSを満たさないというリスクを低減することができる。
例えば、WLAN終端ノード22から取得したWLAN情報に基づいて、サービング基地局5Aは、移動デバイス3の現在のLWAサービスが必要とされるQoS(及び/又は同様のもの)を満たしていないと判断した場合、又は、移動デバイス3が現在、WLAN20のサービスエリア若しくは基地局5Aのサービスエリアのエッジに位置するアクセスポイントに接続されていると判断した場合、ステップS603に戻り、移動デバイス3の更新された構成を提供する。例えば、そのような更新された構成は、異なるアクセスポイント/基地局の組み合わせを用いる要求、又は、現在のLWAサービスを終了する(及びLTE基地局のみを介して引き続き通信する)要求から成ってよい。サービング基地局5Aは、そのような更新された構成を移動デバイス3に提供する前に、(1つ以上の基地局/アクセスポイントに関して)複数の信号測定を実行するように移動デバイス3に要求してよいことが分かるだろう。
代替的に、サービング基地局5Aは、例えば、LWAサービスのQoS要件が満たされない場合に、(移動デバイス3を再構成する代わりに、又は再構成することに加えて)或る特定のアクセスポイントを(そのAP IDに基づいて)除外する(又は含める)ようにWLAN終端ノード22に要求してもよい。
その上、WLAN終端ノード22から取得したWLAN情報を用いて、サービング基地局5Aは、例えば、移動デバイス3のハンドオーバを実行するときに、他の複数のLTE基地局も同様に援助することができる。この手順は、図7を参照して以下で説明する。
動作−LWA及びLTEの移動
図7は、LWAの既存のWLAN終端を維持しながらの2つの基地局5の間のハンドオーバを示す一例示的なタイミング図である。具体的には、この例では、移動デバイス3は、(例えば、図1のAP21Bを介した)WLAN20への移動デバイス3の接続を変更することなく、ソースeNBとしての基地局5AからターゲットeNBとしての基地局5Bへのハンドオーバを実行する。
示されるように、移動デバイス3は、(例えば、図6を参照して上記で説明したように)LWA用に初期構成されてよい。
この手順は、ステップS701において開始する。このステップにおいて、移動デバイス3は、適切にフォーマットされた測定報告を(自身の測定報告モジュール49を用いて)生成し、自身のサービング基地局5A(図7では「ソースeNB」で示す)に送信する。この場合、サービング基地局5Aは、(自身のUE移動制御モジュール67を用いて)ハンドオーバが移動デバイス3に必要とされていると判断する。
したがって、サービング基地局5Aは、ステップS702において、ターゲット基地局5Bのセルへの移動デバイス3のハンドオーバを要求する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを生成し、ターゲット基地局5Bに送信する。ソース基地局5Aは、WLAN終端ノード22及び/又は移動デバイス3から取得した任意のWLAN情報(移動デバイス3の現在のアクセスポイントに関連付けられた少なくともAP ID)及び/又は移動デバイス3から取得した測定報告もこのメッセージに含める。S702におけるソース基地局5Aのメッセージ(又は、例えば、ステップS704におけるその後のメッセージ)は、移動デバイス3から取得した任意の情報(複数の基地局/複数のアクセスポイントの測定報告(ら)等)及び/又はWLAN終端ノード22から取得した任意の情報(GTPトンネルエンドポイント情報、AP ID、例えば、チャネル利用状態、バックホールレート等を含む複数の測定値等)も含んでもよい。
ターゲット基地局5Bは、(ステップS703において)受信情報に基づいてハンドオーバ要求を受理した場合(及び、移動デバイス3のLWAを構成又は維持することを決定した場合)、ステップS704に進む(そうでない場合、ターゲット基地局5Bは、適切な応答をソース基地局5Aに送信することによってハンドオーバ要求を拒否する)。
ステップS704に一般的に示すように、この時点から、ターゲット基地局5Bは、移動デバイス3のLWAサービスの管理を担当し、適宜、LWAサービスを構成する(及び/又はLWAサービスを終了する)。したがって、ターゲット基地局5Bは、WLAN終端ノード22との接続(移動電話機3のLWAサービス用のソース基地局5AとWLAN終端ノード22との間の接続に取って代わる接続)を確立する。移動デバイス3は、ハンドオーバ前にアクセスポイント21B(及びソース基地局5A)を用いてLWAサービスを既に受けていたので、ターゲット基地局5Bも、(例えば、アクセスポイント21Bを識別する情報及び/又はソース基地局5Aによって確立されたアクセスポイント21BにおけるUEコンテキストを提供することによって)WLAN終端ノード22のアクセスポイント21Bを識別してよい。
一方、ターゲット基地局5Bは、移動デバイス3によって現在用いられているものとは異なるアクセスポイント21(例えば、図1のアクセスポイント21A)を選択してもよいことが分かるだろう。ターゲット基地局5Bは、例えば、ステップS704又はその後のステップにおいて、(それらのそれぞれのAP IDによって識別される)一組の候補アクセスポイントを識別してもよく、これらの候補アクセスポイントから、WLAN終端ノード22は、ハンドオーバ後における移動デバイス3のLWAサービスの適切なアクセスポイントを選択する。
次に、ステップS705において、ターゲット基地局5Bは、(ステップS702において受信された)ソース基地局5Aのハンドオーバ要求メッセージに対して、適切にフォーマットされた肯定応答メッセージ(例えば、「ハンドオーバ要求肯定応答(Handover Request Acknowledge)」メッセージ)を用いて返答する。
ステップS706において、任意選択で、ソース基地局5Aは、適切にフォーマットされた解放要求メッセージをWLAN終端ノード22(又はアクセスポイント21B)に向けて送信することによって、ソース基地局5Aに現在関連付けられているアクセスポイントを解放するようにWLAN終端ノード22(又はアクセスポイント21B)に要求してよ。ただし、ターゲット基地局5Bが(例えば、ステップS704において)LWAサービスの管理を開始したときに、(ソース基地局5Aの)アクセスポイント21Bを解放してよいことが分かるだろう。
次に、ソース基地局5Aは、(自身のRRCモジュール65を用いて)、ステップS707において、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、「RRC再構成(RRC Reconfiguration)」メッセージ及び/又は「ハンドオーバコマンド(Handover Command)」メッセージ)を生成して移動デバイス3に送信することによって、ターゲット基地局5Bとの無線接続確立手順を開始するように移動デバイス3に要求する。この例では、RRCメッセージは、LWAサービスを移動デバイス3に提供する新たなサービング基地局5Bを識別する必要な情報(例えば、ターゲット基地局5Bを識別するLWA構成)も含むので有利である。
ステップS708において、移動デバイスは、ステップS707において識別されたターゲット基地局5Bとのランダムアクセス手順を実行する。このランダムアクセス手順が成功して完了した場合、移動デバイス3は、ステップS709において、適切なシグナリングメッセージ(例えば、「RRC接続再構成完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)」メッセージ)を(自身のRRCモジュール45を用いて)生成し、ターゲット基地局5Bに送信することによって、RRC再構成が完了したことを確認する。
RRC接続再構成手順が完了すると、ターゲット基地局5Bは、ステップS711において、ターゲット基地局5Bを新たなLTE基地局として用いるが、同じアクセスポイントを介したユーザプレーン通信を維持するLWA再構成が完了したことも、WLAN終端ノード22に対して確認する。
次に、ターゲット基地局5Bは、ステップS712において、ベアラを(ソース基地局5Aからターゲット基地局5Bに)切り替えるようにMME9に要求する「パス切り替え要求(Path Switch Request)」を生成し、MME9に送信する。
ステップS713において、MME9は、パス切り替えを実行し、「パス切り替え要求肯定応答(Path Switch Request Acknowledge)」メッセージをターゲット基地局5Bに送信することによってパス切り替え要求を確認する。このメッセージに応答して、ターゲット基地局5Bは、ステップS714において、(この時点では、ターゲット基地局5Bへのハンドオーバに成功している)移動デバイス3に関連付けられたUEコンテキストを解放するようにソース基地局5Aに要求する適切な要求(例えば、「UEコンテキスト解放(UE Context Release)」メッセージ)をソース基地局5Aに送信する。任意選択で、ステップS715に一般的に示すように、ソース基地局5Aも、適切にフォーマットされた「UEコンテキスト解放」メッセージをWLAN終端ノード22に向けて送信することによって、移動デバイス3についてのソース基地局5Aに関連付けられたUEコンテキストを解放するようにWLAN終端ノード22(又はアクセスポイント21B)に要求してもよい。
したがって、移動デバイスが(WLAN及びLTEネットワークを同時に介して)LWAに関与している場合、移動デバイスがLTE基地局の間でハンドオーバを実行しても、LWAサービスを終了する必要(及び新たな基地局によってこのLWAサービスを再開する必要)はないので有利である。この結果、LTE(及びWLAN)無線リソースのより効率的な使用がもたらされる。
動作−無線リンク障害
上記で説明したように、無線リンク障害が、例えば、予期しない干渉等の劣悪な無線条件に起因して、UEのLWAサービスのLTE部分に対して発生するかもしれない。そのような無線リンク障害が、移動デバイス3とそのサービング基地局5Aとの接続に対して発生した場合、移動デバイス3は、E−UTRAN、通常は最良の測定信号品質を有する基地局(すなわち、自身の現在のサービング基地局又は異なる基地局のいずれか)とのそのRRC接続の再確立を試みる。
しかしながら、WLAN20において用いられている周波数帯域及び/又はアクセス技術と、LTEネットワークにおいて用いられている周波数帯域及び/又はアクセス技術とが異なる可能性が高いと仮定すると、移動デバイスのWLAN接続は、必ずしもLTE基地局に関連付けられた無線リンク障害による影響を受けない。したがって、LWAサービスのLTE部分に対して発生した無線リンク障害の場合、移動デバイス3の対応するWLAN接続をハンドリングする2つの選択肢がある。
選択肢1
RRC接続再確立の場合、移動デバイス3のWLAN接続を除去又は再構成する必要があり得る(この接続は、適切な場合には、新たなサービング基地局によって再度追加されるかもしれない)。この選択肢は、LTEにおけるキャリアアグリゲーション(CA)中の無線リンク障害のハンドリングと類似している。
しかしながら、この場合、サービング基地局5A(すなわち、無線リンク障害による影響を受けている基地局)は、ターゲット基地局5Bに送信されるハンドオーバ準備メッセージ(例えば、ハンドオーバ要求メッセージ等)に任意のWLANアグリゲーション情報を含めるように構成されている。具体的には、ソース基地局5Aは、次のもの、すなわち、移動デバイス3によって用いられるWLAN20を識別する情報、移動デバイス3の現在のアクセスポイント21を(例えば、その関連付けられたAP IDによって)識別する情報、現在のWLANチャネル利用状態を識別する情報、WLANバックホールデータレートを識別する情報、現在のWLAN信号強度を識別する情報、(アクセスポイントごとの)アクセスポイント可用性を識別する情報、BSS平均アクセス遅延を識別する情報、BSS ACアクセス遅延を識別する情報、移動デバイス3の現在のWLAN構成(例えば、必要とされる/提供されるQoS)を識別する情報、及び移動デバイス3のLWAサービスについての基地局5AとWLAN終端ノード22との間で用いられるトンネルを識別するGTPトンネル終端情報、のうちの1つ以上を含めるように構成されている。
LTE無線リンク障害中に、WLAN20を介してトラフィック(例えば、アップリンクトラフィック)を継続することが可能でない場合において、移動デバイス3が、LTEネットワーク(基地局5A、5B)のカバレッジ外になると、移動デバイス3のWLAN接続も解放される。一方、新たなサービング基地局5は、移動デバイス3の新たなLWAサービスをいつでも構成してよく、例えば、成功したRRC接続確立後に(又はその一部として)構成してよい。
選択肢2
RRC接続再確立の場合、移動デバイス3の既存のWLAN接続を維持する必要があり得る(すなわち、新たなサービング基地局がWLAN接続を再度追加する必要を回避するために維持する必要があり得る)。
これは、CAと異なり、LTE−WLANアグリゲーションをカバレッジ強化に用いることができる(すなわち、LTEカバレッジが微弱であるか又は利用可能でないエリアにおいてWLAN20のカバレッジを用いることができる)ので、有利であり得る。また、WLAN20における無線条件は、必ずしもLTEネットワークにおける無線条件に関連していないかもしれない。したがって、幾つかの場合には、移動デバイス3のLTE接続に無線リンク障害がある場合であっても、移動デバイス3のWLAN接続を維持することがより望ましいかもしれない。
選択肢2では、移動デバイス3は、その進行中のWLANアグリゲーション(及び複数の関連したパラメータ)をそのターゲット基地局5に通知するように構成されている。具体的には、移動デバイス3は、無線接続再確立手順中に送信された適したメッセージに、ターゲット基地局5との接続確立前に移動デバイス3が訪れた任意のアクセスポイント21(例えば、移動デバイス3によってLWAに引き続き用いられているアクセスポイント21)を識別する情報を含める。この情報は、アクセスポイントID、又は単純に移動デバイス3がLWAサービスに関与していることを示すフラグを含んでよい。ハンドオーバ準備フェーズにおいて、適切な場合には、サービング基地局5Aは、移動デバイス3が以前に(例えば、LTE−WLANアグリゲーションサービスの一部として)用いていた任意のアクセスポイント(ら)21についての情報をターゲット基地局5Bに伝達してよい。例えば、サービング基地局5Aは、いわゆる「UE履歴情報」情報要素(IE)を用いてこの情報を伝達してよい。
さらに、選択肢1と同様に、サービング基地局5A(すなわち、無線リンク障害による影響を受ける基地局)は、任意のWLANアグリゲーション情報を、ターゲット基地局5Bに送信された複数のハンドオーバ準備メッセージ(例えば、ハンドオーバ要求メッセージ等)に含めるように構成される。
LTE無線リンク障害中に、WLAN20を介してトラフィック(例えば、アップリンクトラフィック)を継続することが可能である場合、移動デバイス3は、LTEネットワーク(基地局5A、5B)のカバレッジ外になっても、WLAN20を介して通信を継続することができる。この場合、移動デバイス3がWLANカバレッジ外にも同様に移動すると、(サービング基地局5A及びWLAN終端ノード22における)LWAサービスのUEコンテキストのみが解放されることが分かるだろう。UEコンテキストの解放は、(WLAN終端ノード22とサービング基地局5Aとの間の)Xwインターフェースを介した適切なシグナリングによって達成される。
Xwインターフェースを介したUEコンテキストの解放は、(古い)サービング基地局5A又はWLAN終端ノード22のいずれかによって開始されてよいことが分かるだろう。例えば、移動デバイス3がWLAN20のカバレッジの外部にあるとみなされると、WLAN終端ノード22は、UEコンテキスト解放要求メッセージをサービング基地局5Aに送信するように構成されてよい。サービング基地局5Aは、移動デバイス3がそのセル(ら)のカバレッジの外部にあるとみなすと、UEコンテキスト解放要求メッセージをWLAN終端ノード22に送信するように構成してよい。その上、サービング基地局5Aは、(例えば、移動デバイス3によって提供される信号測定報告及び/又は輻輳等の他の任意の理由に基づいて)移動デバイス3がWLAN20のカバレッジの外部にあるとみなしたときも、UEコンテキスト解放要求メッセージをWLAN終端ノード22に送信してよい。そのようなUEコンテキスト解放要求は、図2のシナリオ1及びシナリオ2の双方において送信されることが分かるだろう。
移動デバイスによるRRC再確立の試みが成功した後、移動デバイスのWLAN接続を(終了し、その後)再構成する不要なシグナリングは、移動デバイスがその現行のWLANアグリゲーション(及び複数の関連したパラメータ)をそのターゲット基地局に通知することによって回避することができるので有利である。
UE履歴情報
3GPP TS36.413 V13.0.0のセクション9.2.1.42は、UE履歴情報IEが、移動デバイス3がターゲットセル(この場合、基地局5B)にハンドオーバされる前にアクティブ状態においてサービングされていた複数のセルについての情報を含むことを記載している。UE履歴情報IEは、(RRC接続状態にある移動デバイスのハンドオーバを準備しているときに)ソース基地局5Aからターゲット基地局5Bに送信されるハンドオーバ準備メッセージに含まれる。
一方、このシステムでは、UE履歴情報IEは、移動デバイス3の現行のLWAサービス(例えば、用いられているWLAN/AP)に関する情報も含むので有利である。
具体的には、ソース基地局5Aは、移動デバイス3が以前に接続されていたWLAN20及び/又はアクセスポイント(ら)21を識別する情報をUE履歴情報IEに含めるとともに、移動デバイス3がその特定のWLAN/APに接続された時間を識別する時間パラメータ(タイムスタンプ及び/又は継続時間等)もUE履歴情報IEに含めるように構成されている。以下の表1は、UE履歴情報IEの可能な実施態様を示している。
ターゲット基地局5Bは、この移動デバイス3に(現在のアクセスポイントを介して)LTE−WLANアグリゲーションを用いるか否か(又は引き続き用い続けるか否か)を判断する際にこの情報を用いるように構成されている。例えば、ターゲット基地局5Bが、移動デバイス3が所定の閾値継続時間よりも短い期間の間WLAN20内に留まっていたと判断した場合、又は移動デバイス3が所定の閾値数よりも多くのアクセスポイントに接続していたと判断した場合、ターゲット基地局5Bは、単一のLTEベアラがこの移動デバイス3にはより有利であり得ると判定してよい。この場合、ターゲット基地局5Bは、移動デバイス3がそのセル内に入ることを認めても、移動デバイス3のLWAを構成しない(及び/又はあらゆる既存のWLAN接続を終了するように移動デバイス3を構成する)。
ターゲット基地局5Bは、無線リソース管理の目的でもUE履歴情報を用いてよい。例えば、ターゲット基地局5Bは、移動デバイス3のLWAサービスを維持するか否かについて判断する前に、移動デバイス3が、WLAN20のみ、LTEアクセスネットワーク、又は双方(すなわち、LWA)を用いてより良好なスループットを達成する可能性があるか否かを推定するように構成されてよい。
Figure 0006705500
変更形態及び代替形態
上記で、幾つかの詳細な実施形態を説明した。当業者であれば理解するように、上記の実施形態において具現される発明から依然として利益を享受しながら、上記の実施形態に対して複数の変更形態及び代替形態を実施することができる。例示としてのみ、ここで、これらの代替形態及び変更形態のうちの幾つかを説明する。
図6を参照して上記で説明したステップS610において、WLAN終端ノードは、サービング基地局と通信して、どのアクセスポイントが移動デバイスによって現在用いられているのかを(例えば、特定のアクセスポイントを識別する情報を送信することによって)示す。ただし、例えば、WLAN終端ノードの代わりに又はこれに加えて、移動デバイスは、(例えば、適切なRRCシグナリング等を用いて)この情報を基地局にも通信してもよいことが分かるだろう。
用いられるWLAN技術に応じて、WLAN終端ノードの特徴を図1に提示されているような専用のインフラストラクチャ機器上に集中化することもできるし、複数のデバイス、例えば、WLANに参加しているデバイス(例えば、アクセスポイント)上に分散させることもできることが分かるだろう。WLAN技術に応じて、この管理機能は、異なる名称を有することがある。例えば、この管理機能は、802.11技術ではアクセスポイントと呼ばれることがあり、Bluetooth(登録商標)技術ではマスタと呼ばれることがあり、他のWLAN技術では場合によっては異なって呼ばれることがある。
図6に図示していないが、サービング基地局は、WLAN内の一組の(UE固有の)好ましい(及び/又は好ましくない、すなわち、ブラックリストの)アクセスポイントを識別する情報等の援助情報をWLAN終端ノード及び/又は移動デバイスに提供するように構成されてよいことが分かるだろう。この場合、WLANハンドオーバを実行するとき、WLAN終端ノード及び/又は移動デバイスは、好ましいアクセスポイントのみが移動デバイスのLWAサービスに関与することを確保することができるので有利である。
上記説明では、WLAN終端ノードは、ステップS610において、LWAサービスを担当するサービング基地局に有用であり得る更なるWLAN情報をサービング基地局に送信するように構成されている。しかしながら、移動デバイスは、WLANチャネル利用状態を識別する情報、WLANバックホールデータレートを識別する情報、WLAN信号強度を識別する情報、WLANを識別する情報、(アクセスポイントごとの)アクセスポイント可用性を識別する情報、BSS平均アクセス遅延を識別する情報、BSS ACアクセス遅延を識別する情報、及び移動デバイスの現在のWLAN構成(例えば、QoS)を識別する情報のうちの1つ以上を含むそのようなWLAN情報を、そのサービング基地局に送信するように構成されてもよいことが分かるだろう。
上記説明では、UE履歴情報IEは、移動デバイスがサービングされていた複数のセル(複数のWLANセルを含む)についての情報を(ソース基地局とターゲット基地局との間で)転送するのに用いられる。一方、複数の基地局の間でUE履歴情報IEを用いることに代えて(又はこれに加えて)、移動デバイスは、自身が訪れたWLANセルについての情報を自身のサービング基地局に提供してもよいことが分かるだろう。例えば、移動デバイスは、移動デバイスの移動状態を(ハンドオーバ前の)ソース基地局又は(ハンドオーバ後の)ターゲット基地局に報告するように構成されたメッセージ(例えば、RRCメッセージ)の1つ以上の適切にフォーマットされたWLAN固有情報要素に、表1に示す情報のうちの任意のものを含めるように構成されてよい。そのようなWLAN固有情報要素(ら)は、次のもの、すなわち、「mobilityState−r12 IE」、「mobilityHistoryAvail−r12 IE」、及び「mobilityStateParameters IE」のうちの1つ以上から成ってよいことが分かるだろう。
したがって、上記情報要素は、移動デバイスが自身の移動状態を自身のサービング基地局に報告するときに、(LTEのパラメータだけでなく)WLANの一組のパラメータも同様に搬送するように適合されてよいことが有効である。移動デバイスから複数のWLANパラメータを受信すると、ソース基地局及びターゲット基地局は、移動デバイスが訪れた複数のWLANセルに関する情報を交換することができるので有利である。
上記の実施形態では、移動デバイスは携帯電話である。上記の実施形態は、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ウェブブラウザ等の複数の移動電話機以外のデバイスを用いて実施され得ることが分かるだろう。
上記の実施形態では、アクセスポイントという用語は説明の目的のみで用いられており、いかなる形においても、本発明を何らかの特定の規格に限定するものとみなされない。本発明の実施形態は、用いられるアクセス技術に関わらず、ローカルエリアネットワークにアクセスするために任意のタイプのノードを用いるシステムに適用可能である。上記の実施形態において、WLANは例示的な非3GPP無線アクセス技術として用いられてきた。しかしながら、3GPP TS23.402規格(V13.2.0)においてカバーされる任意のアクセス技術、このため任意の他の無線アクセス技術(すなわち、WiFi、WiMAX)又は任意の有線若しくは無線通信技術(すなわち、LAN、Bluetooth)を、上記の実施形態に従って用いられ得る。上記で説明した実施形態は、(LTE基地局及び非LTEアクセスノードを伴うLWAサービスではなく)2つのLTE基地局を伴うデュアル接続を管理することにも特に有利であり得る。この場合、複数のアクセスノード(及び/又は図2に「WT/LT」で示す複数のノード)は、基地局に置き換えられてよい。上記の実施形態は、非移動型ユーザ機器又は一般的に固定式のユーザ機器にも適用可能である。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールを説明した。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えられてよく、コンピュータネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局、WLAN終端ノードに、又は移動デバイスに供給されてよい。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ以上の専用のハードウェア回路を用いて実行されてよい。しかしながら、ソフトウェアモジュールの使用によって、基地局、WLAN終端ノード、及び移動デバイスの機能を更新するために当該基地局、WLAN終端ノード、及び移動デバイスを更新することが容易になるため、ソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
通信装置は、上記少なくとも1つの通信デバイスから、又は上記第1の通信アクセスポイント及び上記第2の通信アクセスポイントの双方をサービングする更なる通信装置から、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された上記情報を受信してよい。上記更なる通信装置は、無線ローカルエリアネットワーク終端ノードから成ってよい。
上記第1の通信アクセスポイント及び上記第2の通信アクセスポイントは、通信装置によって用いられる無線アクセス技術と異なる無線アクセス技術を用いてよい。例えば、第1の通信アクセスポイント及び第2の通信アクセスポイントは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイントから成ってよい。トランシーバは、上記通信デバイスの移動に関する1つ以上の情報要素(IE)(例えば、UE履歴情報IE、mobilityState−r12 IE、mobilityHistoryAvail−r12 IE、及びMobilityStateParameters IE)を受信するように動作可能であってよく、その場合、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された上記情報は、上記1つ以上の受信IEに含められてよい。コントローラは、上記通信セルから別の通信セル(例えば、異なる通信装置によって運用される通信セル)への上記通信デバイスのハンドオーバの制御と、上記通信装置と上記第1のアクセスポイント及び上記第2のアクセスポイントを動作させるネットワークとの間の相互作用(例えば、2つの異なる無線アクセス技術のアグリゲーション)の制御とのうちの少なくとも一方において、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された上記情報を用いるように動作可能であってよい。
トランシーバは、上記通信デバイスの通信の上記ハンドオーバ中に、上記通信アクセスポイントが属する無線エリアネットワーク(WLAN)に関する情報を上記ソース通信装置から取得するように動作可能であってよい。WLANに関する情報は、WLANチャネル利用状態を識別する情報、WLANバックホールデータレートを識別する情報、WLAN信号強度を識別する情報、上記WLANを識別する情報、(例えば、アクセスポイントごとの)上記WLANのアクセスポイント可用性を識別する情報、基本サービスセット(BSS)平均アクセス遅延を識別する情報、BSSアクセスカテゴリアクセス遅延を識別する情報、及び通信デバイスのWLAN構成(例えば、関連付けられたサービス品質)を識別する情報のうちの1つ以上から成ってよい。この場合、コントローラは、WLANに関する上記取得した情報から独立して、上記ハンドオーバと、上記通信アクセスポイントを介した上記ユーザプレーン通信の上記維持とを管理するように適合されてよい。
トランシーバは、上記WLANの1つ以上の通信アクセスポイントのそれぞれの測定結果を識別する情報を上記ソース通信装置又は上記通信デバイスから取得するように動作可能であってよい。この場合、コントローラは、上記WLANの1つ以上の通信アクセスポイントのそれぞれの測定結果を識別する上記取得した情報から独立して、上記ハンドオーバと、上記通信アクセスポイントを介した上記ユーザプレーン通信の上記維持とを管理するように適合されてよい。
トランシーバは、(例えば、上記通信デバイスと上記通信アクセスポイントとの間のユーザプレーン通信が開始されるときに)上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成された上記アクセスポイント識別情報を、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の通信装置から取得するように動作可能であってよい。
通信装置は、ロングタームエボリューション(LTE)ファミリの標準規格に従って動作する基地局から成ってよい。第2のRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)から成ってよい。
通信デバイスは、上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を再確立するときに、上記第2のユーザプレーン接続を識別する情報を上記第1のRANに送信するように動作可能であってよい。
通信デバイスは、上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を、同じ基地局又は上記第1のRANの異なる基地局を介して再確立するように動作可能であってよい。通信デバイスが、上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を、上記第1のRANの異なる基地局を介して再確立するように動作可能である場合、通信デバイスは、上記第1のRANの上記基地局からハンドオーバ要求を受信し、該ハンドオーバ要求の受信に応答して、上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を上記異なる基地局を介して再確立するように動作可能であってよい。
様々な他の変更は、当業者に明らかであり、ここでは、更に詳細に説明しないことにする。
上記の実施形態の一部又は全体は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置であって、通信セルを運用するように適合されたコントローラと;少なくとも1つの通信デバイスによる第1の通信アクセスポイントを介したユーザプレーン通信を容易にする、制御プレーンデータを上記通信セルにおける上記少なくとも1つの通信デバイスに送信し;かつ上記ユーザプレーン通信が、上記第1の通信アクセスポイントから第2の通信アクセスポイントにハンドオーバされるとき、該第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を受信するように動作可能なトランシーバと、を備える通信装置。
(付記2)
上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された上記情報は、上記少なくとも1つの通信デバイスから受信される、付記1に記載の通信装置。
(付記3)
上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された上記情報は、上記第1の通信アクセスポイントと上記第2の通信アクセスポイントとの双方をサービングする更なる通信装置から受信される、付記1に記載の通信装置。
(付記4)
上記更なる通信装置は、無線ローカルエリアネットワーク終端ノードから成る、付記3に記載の通信装置。
(付記5)
上記第1の通信アクセスポイントと上記第2の通信アクセスポイントとは、上記通信装置によって用いられる無線アクセス技術と異なる無線アクセス技術を用いる、付記1〜4のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記6)
上記第1の通信アクセスポイントと上記第2の通信アクセスポイントとは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイントから成る、付記1〜5のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記7)
上記トランシーバは、上記通信デバイスの移動に関する1つ以上の情報要素(IE)(例えば、UE履歴情報IE、mobility State-r12IE、mobility History Avaial-r12IE、及びMobility State ParametersIE)を受信するように動作可能であり、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された上記情報は、上記1つ以上の受信されたIEに含まれる、付記1〜6のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記8)
上記コントローラは、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された上記情報を、上記通信セルから別の通信セル(例えば、異なる通信装置によって運用される通信セル)への上記通信デバイスのハンドオーバを制御することと、上記通信装置と、上記第1のアクセスポイントと上記第2のアクセスポイントとを動作させるネットワークとの間の相互作用(例えば、2つの異なる無線アクセス技術のアグリゲーション)を制御することと、のうちの少なくとも一方において用いるように動作可能である、付記1〜7のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記9)
通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置であって、該通信装置は、ターゲット通信装置として動作するように構成され、ソース通信装置から、該ソース通信装置によってサービングされる通信デバイスの通信のハンドオーバを要求するハンドオーバ要求シグナリングであって、上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成されたアクセスポイント識別情報から成る、上記ハンドオーバ要求シグナリングを受信するように動作可能なトランシーバと;上記アクセスポイント識別情報によって識別された上記通信アクセスポイントを介した上記ユーザプレーン通信を維持しながら、上記ソース通信装置から該ターゲット通信装置への上記通信デバイスの上記通信のハンドオーバを管理するように適合されたコントローラと;を備える、通信装置。
(付記10)
上記トランシーバは、上記ソース通信装置から、上記通信デバイスの通信の上記ハンドオーバ中に、上記通信アクセスポイントが属する無線エリアネットワーク(WLAN)に関する情報を取得するように動作可能である、付記9に記載の通信装置。
(付記11)
上記WLANに関する上記情報は、WLANチャネル利用状態を識別する情報、WLANバックホールデータレートを識別する情報、WLAN信号強度を識別する情報、上記WLANを識別する情報、上記WLANのアクセスポイント(例えば、アクセスポイントごと)の可用性を識別する情報、基本サービスセット(BSS)平均アクセス遅延を識別する情報、BSSアクセスカテゴリアクセス遅延を識別する情報、及び上記通信デバイスのWLAN構成(例えば、関連付けられたサービス品質)を識別する情報のうちの1つ以上から成る、付記10に記載の通信装置。
(付記12)
上記コントローラは、上記WLANに関する上記取得した情報に応じて、上記通信アクセスポイントを介した上記ユーザプレーン通信の上記ハンドオーバ及び上記維持を管理するように適合されている、付記10又は11に記載の通信装置。
(付記13)
上記トランシーバは、上記WLANの1つ以上の通信アクセスポイントのそれぞれの測定結果を識別する情報を、上記ソース通信装置から又は上記通信デバイスから取得するように動作可能である、付記9〜12のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記14)
上記コントローラは、上記WLANの1つ以上の通信アクセスポイントのそれぞれの測定結果を識別する上記取得した情報に応じて、上記通信アクセスポイントを介した上記ユーザプレーン通信の上記ハンドオーバ及び上記維持を管理するように適合されている、付記13に記載の通信装置。
(付記15)
通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置であって、該通信装置は、ソース通信装置として動作するように構成され、該ソース通信装置によってサービングされる通信デバイスの通信のハンドオーバを要求するハンドオーバ要求シグナリングであって、上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成されたアクセスポイント識別情報から成る上記ハンドオーバ要求シグナリングを、ターゲット通信装置に送信するように動作可能なトランシーバを備える、通信装置。
(付記16)
上記トランシーバは、上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成された上記アクセスポイント識別情報を、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の通信装置から取得するように動作可能である、付記15に記載の通信装置。
(付記17)
上記トランシーバは、上記通信デバイスと上記通信アクセスポイントとの間のユーザプレーン通信が開始されたときに、上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成された上記アクセスポイント識別情報を、取得するように動作可能である、付記16に記載の通信装置。
(付記18)
上記トランシーバは、上記通信アクセスポイントが属する無線エリアネットワーク(WLAN)に関する情報を取得するように動作可能である、付記15〜17のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記19)
上記WLANに関する上記情報は、WLANチャネル利用状態を識別する情報、WLANバックホールデータレートを識別する情報、WLAN信号強度を識別する情報、上記WLANを識別する情報、上記WLANのアクセスポイント(例えば、アクセスポイントごと)の可用性を識別する情報、基本サービスセット(BSS)平均アクセス遅延を識別する情報、BSSアクセスカテゴリアクセス遅延を識別する情報、及び上記通信デバイスのWLAN構成(例えば、関連付けられたサービス品質)を識別する情報のうちの1つ以上から成る、付記18に記載の通信装置。
(付記20)
ロングタームエボリューション(LTE)ファミリの標準規格に従って動作する基地局から成る、付記1〜19のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記21)
ユーザプレーン通信を少なくとも1つの通信デバイスに提供するように構成された複数の通信アクセスポイントを備える無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の通信装置であって、ユーザプレーン通信が第1の通信アクセスポイントから第2の通信アクセスポイントにハンドオーバされるとき、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を取得するように動作可能なコントローラと;ユーザプレーン通信を上記少なくとも1つの通信デバイスに提供する別の通信ネットワークの通信装置に、上記第2の通信アクセスポイントを識別する情報を送信するように動作可能なトランシーバと;を備える、通信装置。
(付記22)
第1の無線アクセスネットワーク(RAN)との該第1のRANの基地局を介した制御プレーン接続と、上記第1の基地局を介した第1のユーザプレーン接続と、第2のRANのアクセスポイントを介した第2のユーザプレーン接続とを確立するように動作可能なトランシーバと;上記トランシーバが上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を再確立する必要があると判断するように動作可能なプロセッサと;を備え、上記トランシーバは、少なくとも上記第1のRANを介した上記無線接続の再確立の完了まで上記第2のユーザプレーン接続を維持するように動作可能である、通信デバイス。
(付記23)
上記トランシーバは、上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を再確立したときに、上記第2のユーザプレーン接続を識別する情報を上記第1のRANに送信するように動作可能である、付記22に記載の通信デバイス。
(付記24)
上記第2のRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)から成る、付記22又は23に記載の通信デバイス。
(付記25)
上記トランシーバは、上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を、同じ基地局を介して再確立するように動作可能である、付記22〜24のいずれか1つに記載の通信デバイス。
(付記26)
上記トランシーバは、上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を、上記第1のRANの異なる基地局を介して再確立するように動作可能である、付記22〜24のいずれか1つに記載の通信デバイス。
(付記27)
上記トランシーバは、上記第1のRANの上記基地局からハンドオーバ要求を受信し、該ハンドオーバ要求の受信に応答して、上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を上記異なる基地局を介して再確立するように動作可能である、付記26に記載の通信デバイス。
(付記28)
第1の無線アクセスネットワーク(RAN)との該第1のRANの基地局を介した制御プレーン接続と;上記基地局を介した第1のユーザプレーン接続と;第2のRANの第1の通信アクセスポイントを介した第2のユーザプレーン接続と;を確立するように動作可能なトランシーバを備え、上記トランシーバは、上記ユーザプレーン通信が上記第1の通信アクセスポイントから上記第2のRANの第2の通信アクセスポイントにハンドオーバされることに応答して、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を上記基地局に送信するように動作可能である、通信デバイス。
(付記29)
付記1〜8及び付記15〜20のいずれか1つに記載の通信装置と、付記9〜14のいずれか1つに記載の通信装置と、付記21に記載の通信装置と、付記22〜28のいずれか1つに記載の通信デバイスとを備えるシステム。
(付記30)
通信セルを介して通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置によって実行される方法であって、上記通信セルにおける少なくとも1つの通信デバイスに、該少なくとも1つの通信デバイスによる第1の通信アクセスポイントを介したユーザプレーン通信を容易にする、制御プレーンデータを送信し;上記ユーザプレーン通信が、上記第1の通信アクセスポイントから第2の通信アクセスポイントにハンドオーバされるとき、該第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を受信する、方法。
(付記31)
通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置によって実行される方法であって、該通信装置は、ターゲット通信装置として動作するように構成され、該方法は、ソース通信装置から、該ソース通信装置によってサービングされる通信デバイスの通信のハンドオーバを要求するハンドオーバ要求シグナリングであって、上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成されたアクセスポイント識別情報から成る、上記ハンドオーバ要求シグナリングを受信し:上記アクセスポイント識別情報によって識別された上記通信アクセスポイントを介した上記ユーザプレーン通信を維持しながら、上記ソース通信装置から上記ターゲット通信装置への上記通信デバイスの上記通信のハンドオーバを管理する;方法。
(付記32)
通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置によって実行される方法であって、該通信装置は、ソース通信装置として動作するように構成され、該方法は、前記ソース通信装置によってサービングされる通信デバイスの通信のハンドオーバを要求するハンドオーバ要求シグナリングであって、上記通信デバイスがユーザプレーン通信に関与する際に経由する通信アクセスポイントを識別するように構成されたアクセスポイント識別情報から成る、上記ハンドオーバ要求シグナリングを、ターゲット通信装置に送信する、方法。
(付記33)
ユーザプレーン通信を少なくとも1つの通信デバイスに提供するように構成された複数の通信アクセスポイントを備える無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の通信装置によって実行される方法であって、上記ユーザプレーン通信が第1の通信アクセスポイントから第2の通信アクセスポイントにハンドオーバされたときに、上記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を取得し;ユーザプレーン通信を上記少なくとも1つの通信デバイスに提供する別の通信ネットワークの通信装置に、上記第2の通信アクセスポイントを識別する情報を送信する;方法。
(付記34)
通信デバイスによって実行される方法であって、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)との該第1のRANの基地局を介した制御プレーン接続と;上記第1の基地局を介した第1のユーザプレーン接続と;第2のRANのアクセスポイントを介した第2のユーザプレーン接続と;を確立し、上記第1のRANとの上記制御プレーン接続及び/又は上記第1のユーザプレーン接続を再確立する必要があると判断し、少なくとも上記第1のRANを介した上記無線接続再確立の完了まで、上記第2のユーザプレーン接続を維持する、方法。
(付記35)
プログラム可能な通信デバイスに付記30〜34のいずれか1つに記載の方法を実行させるためのコンピュータ実施可能命令を含む、コンピュータ実施可能命令製品。
この出願は、2015年8月14日に出願された英国特許出願第1514539.4号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (13)

  1. 通信装置によって実行される方法であって、
    少なくとも1つの通信デバイスによるユーザプレーン通信を容易にする、制御プレーンデータを前記少なくとも1つの通信デバイスに送信し、
    第1の通信アクセスポイント及び第2の通信アクセスポイントをサービングする終端ノードが前記ユーザプレーン通信を前記第1の通信アクセスポイントから前記第2の通信アクセスポイントにハンドオーバするとき、前記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を、前記終端ノード又は前記少なくとも1つの通信デバイスから受信し、
    前記第1の通信アクセスポイント及び前記第2の通信アクセスポイントを含み、前記通信装置が含まれるネットワークと異なるネットワークにおける前記少なくとも1つの通信デバイスのモビリティに関する情報を前記少なくとも1つの通信デバイスから受信する、方法。
  2. 前記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された前記情報は、前記少なくとも1つの通信デバイスから受信される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された前記情報は、前記終端ノードから受信される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記終端ノードは、無線ローカルエリアネットワーク終端ノードから成る、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の通信アクセスポイントと前記第2の通信アクセスポイントとは、前記通信装置によって用いられる無線アクセス技術と異なる無線アクセス技術を用いる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記第1の通信アクセスポイントと前記第2の通信アクセスポイントとは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイントから成る、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記制御プレーンデータは、前記第1の通信アクセスポイントを介して送信される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された前記情報を、
    前記第1の通信アクセスポイントから前記第2の通信アクセスポイントへの前記通信デバイスのハンドオーバを制御することと、
    前記通信装置と、前記第1の通信アクセスポイント及び前記第2の通信アクセスポイントを動作させる前記ネットワークとの間の相互作用を制御することと、
    のうちの少なくとも一方において用いることを更に含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 通信ネットワークへの通信アクセスを提供する通信装置であって、
    少なくとも1つの通信デバイスによるユーザプレーン通信を容易にする、制御プレーンデータを前記少なくとも1つの通信デバイスに送信するように構成された送信機と、
    第1の通信アクセスポイント及び第2の通信アクセスポイントをサービングする終端ノードが前記ユーザプレーン通信を前記第1の通信アクセスポイントから前記第2の通信アクセスポイントにハンドオーバするとき、前記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を、前記終端ノード又は前記少なくとも1つの通信デバイスから受信するように構成された受信機と、
    を備え、
    前記受信機は、前記第1の通信アクセスポイント及び前記第2の通信アクセスポイントを含み、前記通信装置が含まれるネットワークと異なるネットワークにおける前記少なくとも1つの通信デバイスのモビリティに関する情報を前記少なくとも1つの通信デバイスから受信する、通信装置。
  10. 通信デバイスによって実行される方法であって、
    第1の無線アクセスネットワーク(RAN)との制御プレーン接続を確立し、
    基地局を介して第1のユーザプレーン接続を確立し、
    第2のRANの第1の通信アクセスポイントを介して第2のユーザプレーン接続を確立し、
    前記第1の通信アクセスポイント及び前記第2のRANの第2の通信アクセスポイントをサービングする終端ノードがユーザプレーン通信を前記第2のRANの前記第1の通信アクセスポイントから前記第2のRANの前記第2の通信アクセスポイントにハンドオーバするとき、前記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を前記基地局に送信し、
    前記第2のRANにおける前記通信デバイスのモビリティに関する情報を前記基地局に送信する、方法。
  11. 前記第1のRANとの前記制御プレーン接続は、前記基地局を介して確立される、請求項10に記載の方法。
  12. 第1の無線アクセスネットワーク(RAN)との制御プレーン接続と、
    基地局を介した第1のユーザプレーン接続と、
    第2のRANの第1の通信アクセスポイントを介した第2のユーザプレーン接続と、
    を確立するように構成されたコントローラと、
    前記第1の通信アクセスポイント及び前記第2のRANの第2の通信アクセスポイントをサービングする終端ノードがユーザプレーン通信を前記第2のRANの前記第1の通信アクセスポイントから前記第2のRANの前記第2の通信アクセスポイントにハンドオーバするとき、前記第2の通信アクセスポイントを識別するように構成された情報を前記基地局に送信するように構成されたトランシーバと、
    を備え、
    前記トランシーバは、前記第2のRANにおける自装置のモビリティに関する情報を前記基地局に送信する、
    通信デバイス。
  13. 前記第1のRANとの前記制御プレーン接続は、前記基地局を介して確立される、請求項12に記載の通信デバイス。
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