JP6431802B2 - 医療機器、及び医療機器システム - Google Patents

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Description

本発明は医療機器、医療機器システム、及びセンサデバイスに関する。
生体情報モニタをはじめとする医療機器は、各種のセンサプローブと接続する。この接続は、物理的なピンコネクタを介して行われる。また搬送用の小型ターミナルモニタと病棟等に設置されるホストモニタについて検討すると、両者は電気的な接点を持った入力コネクタを介して接続される。このような医療機器間の接続に関する技術として例えば特許文献1には、パルスオキシメータと生体情報モニタの間の電気的な接続を行うコネクタ(ケーブル)が開示されている。
米国特許出願公開第2013/0079609号明細書
ベッドサイドモニタ BSM-1700 シリーズ ライフスコープPT, [online]、[平成27年2月23日検索]、インターネット<URL: http://www.nihonkohden.co.jp/iryo/products/monitor/01_bedside/bsm1700.html>
ところで一般的な医療機器用ピンコネクタ(特許文献1のコネクタ(ケーブル)を含む)は、漏れ電流の問題、及び劣化や破損に起因する接続不良等が生じる恐れがあった。またこれらの医療機器用ピンコネクタは、装置の消毒や洗浄に不便な場合があるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、一般的な医療機器用ピンコネクタの問題点を解消する接続機構を有する医療機器、及び医療機器システムを提供することを主たる目的とする。
本発明にかかる医療機器の一態様は、
対向機器との接続によって光量が変化する入射光を検出する受光部と、
前記受光部の検出した前記入射光の光量に応じて前記対向機器との接続状態を判定し、
接続していると判定した場合に前記対向機器とのデータ送受信の制御を行う制御部と、を備える、ものである。
上記の構成において医療機器は、対向機器の接続に応じて光量が変化する入射光を基に、対向機器の接続を検知している。すなわち医療機器は、物理的なピンを用いることなく対向機器の接続を検出している。これにより、物理的なピンを用いていた際に問題となった各種の問題(漏れ電流、物理的ピンの破損による接続不良、形状複雑化による装置の消毒/洗浄の不便性)を解決することができる。
本発明にかかる医療機器システムの一態様は、
第1医療機器と第2医療機器を備え、
前記第1医療機器は、
前記第2医療機器との接続によって光量が変化する入射光を検出する受光部と、
前記受光部の検出した前記入射光の光量に応じて、前記第1医療機器との接続状態を判定する制御部と、を備え、
前記第1医療機器及び前記第2医療機器は、前記制御部により前記第1医療機器と前記第2医療機器が接続していると判定された場合、相互にデータ送受信を行う、ものである。
上記の構成において第1医療機器は、第2医療機器の接続に応じて光量が変化する入射光を基に、第2医療機器の接続を検知している。すなわち第1医療機器は、物理的なピンを用いることなく第2医療機器の接続を検出している。これにより、物理的なピンを用いていた際に問題となった各種の問題(漏れ電流、物理的ピンの破損による接続不良、形状複雑化による装置の消毒/洗浄の不便性)を解決することができる。
本発明は、一般的な医療機器用ピンコネクタの問題点を解消する接続機構を有する医療機器、及び医療機器システムを提供することができる。
実施の形態1にかかる医療機器システム1の構成を示す概念図である。 実施の形態1にかかる医療機器システム1の構成を示す概念図である。 実施の形態1にかかる医療機器システム1の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる制御部18の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる医療機器システム1の構成を示す概念図である。 実施の形態2にかかる医療機器システム1の構成を示す概念図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる医療機器システム1の構成を示す概念図である。医療機器システム1は、2つの医療機器(第1医療機器、第2医療機器)を有する。以下の説明では第1医療機器は生体情報モニタ10であり、第2医療機器はセンサデバイス20とする。なお実施の形態2に示すように他の医療機器の組み合わせであってもよく、第1医療機器は除細動器等であってもよい。
生体情報モニタ10は、発光部11、受光部12、送電コイル13、挿入口14、固定機構15、及び電源プラグ16を備える。また生体情報モニタ10は、図示しない記憶部、制御部18(図3において図示する。図1においては不図示)、表示部等についても備える。なお図1の例では説明の明確化のため、生体情報モニタ10は挿入口14を一つのみ有する構成を図示しているが、実際には複数のセンサデバイス20と接続可能な構成である。
生体情報モニタ10は、例えば各種の生体データをディスプレイに表示するものである。ここで生体データとは、例えば心電図(ECG)、心拍数、血圧、体温、動脈血酸素飽和度、心拍出量、脈拍数等のデータである。
センサデバイス20は、被験者の体表から生体データを取得するものであり、例えばSpO2プローブ、心電図電極、血圧測定用のカフ、をはじめとするバイタルセンサである。センサデバイス20は、コネクタ21とセンシング部25を備える。またコネクタ21の内部には、発光部22、受光部23、及び受電コイル24を有する。センサデバイス20は、コネクタ21を挿入口14に差し込むことにより生体情報モニタ10と接続する。図2は、生体情報モニタ10とセンサデバイス20が接続状態となっている場合の構成を示す概念図である。
この図1と図2を参照して、生体情報モニタ10及びセンサデバイス20の各処理部の構成について説明する。はじめに生体情報モニタ10の各処理部の動作について説明する。
発光部11は、挿入口14に対して発射光を出射する。この発射光は、コネクタ21の非挿入時(図1)には受光部12に入射する。また発射光は、コネクタ21の挿入時(図2)には受光部23に入射する。この受光部23に対する入射により、生体情報モニタ10からセンサデバイス20へのデータ送信を行う。すなわち発光部11は、光通信によりデータを送信する。そのため発射光は、例えば送信データが埋め込まれた赤外線であればよい。
受光部12は、対向機器であるセンサデバイス20との接続によって光量が変化する入射光を検出する。本例では発光部11からの発射光を、センサデバイス20の接続を検知するための入射光として扱う。発光部11からの発射光は、コネクタ21の非挿入時(図1)には受光部12に入射する。一方、発光部11からの発射光は、コネクタ21の挿入時(図2)には受光部12に入射しない。受光部12は、この入射光(発光部11からの発射光)の光量を検知する。
また受光部12は、コネクタ21の接続後に発光部22からのデータ受信も行う。すなわち発光部22は、データが埋め込まれた発射光(例えば赤外線)を受信する。換言すると受光部12は、データ受信を行う受信部としても動作する。
電源プラグ16は、電源コンセント等から電源供給を受ける。送電コイル13は、コネクタ21が接続状態となった後に、センサデバイス20の受電コイル24に対してワイヤレスでの電源供給を行う。送電コイル13は、例えば電磁誘導の原理を用いて受電コイル24に対して電源供給を行えばよい。
挿入口14は、コネクタ21が挿入される空洞である。挿入口14の形状には特に限定はないものの、細長の円筒形状の穴であることが好ましい。挿入口14は、物理的なピンを有する構成ではなく、表面が非金属により構成される。
固定機構15は、挿入口14の入り口付近に設けられ、コネクタ21が挿入された際にコネクタ21が外れないように固定する。例えば固定機構15は、コネクタ21を固定するツメのような形状であればよい。なお固定機構15は、必ずしも挿入口14の入り口付近に設けられる必要はなく、コネクタ21を固定するものであればどのような形状や構成であってもよい。
続いてセンサデバイス20の各構成について説明する。コネクタ21は、挿入口14に挿入される接続部である。コネクタ21は、物理的なピンを有する構成ではなく、表面が非金属により構成される。コネクタ21の形状は特に限定されないものの、図示するように表面に凹凸がない円柱形状であることが好ましい。当該形状であることにより、洗浄が容易となり、清潔を保つことが容易となる。
発光部22は、コネクタ21が挿入口14に挿入されている場合に(図2)、生体データ等の各種データを発射光として受光部12に対して送信する。当該発射光は、例えば赤外線である。
受光部23は、コネクタ21が挿入口14に挿入されている場合に(図2)、制御データ等の各種データを発光部11から受信する。受光部23は、入射光(例えば赤外線)を受光することによって各種のデータを受信する。なお発光部22と受光部23は、生体情報モニタ10からの接続確立に関する通知の後にデータの送受信を行ってもよい。例えば生体情報モニタ10は、発光部11を介して給電後に接続確立に関する特殊コードを発光部22に送信する。当該特殊コードを受信した後にセンサデバイス20(受光部23、発光部22)は、データ送受信を開始すればよい。
受電コイル24は、送電コイル13からのワイヤレスでの電源供給を受ける。受電コイル24は、例えば電磁誘導の原理を利用して電源供給を受ければよい。センサデバイス20は、受電コイル24が受けた電源供給により各種の動作を行う。
センシング部25は、被験者の体表に取り付けられる電極やプローブ等である。センシング部25は、被験者から生体データを取得する。当該生体データは、発光部22を介して生体情報モニタ10に送信される。
続いて図3を参照して、医療機器システム1の構成について更に説明する。図3は、医療機器システム1の機能的な構成を示すブロック図である。図3において図1及び図2と同一の名称及び符号を付した処理部は、図1及び図2と同様の処理部である。以下、図3を参照して制御の流れやデータの流れを説明する。
生体情報モニタ10は、図1や図2には図示しなかった報知部17、制御部18、及び操作部19を更に有する。報知部17は、生体情報モニタ10の筐体上に設けられた液晶ディスプレイやスピーカを含むものである。報知部17は、被験者から取得した生体データを基にした各種パラメータの波形や測定値を表示するとともに、異常値である場合にはアラーム音等で通知する。制御部18は、生体情報モニタ10の各種の制御を行う。制御部18は、制御回路や各種のプログラムを読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)を含む概念である。制御部18は、後述するようにコネクタ14の接続判定を行うと共に、データ送受信の制御を行う。操作部19は、操作者(医師や看護師等)が操作を行うインターフェイスであり、例えば生体情報モニタ10の筐体上に設けられたボタンやツマミである。なお操作部19と報知部17は、タッチパネルとして一体化されていてもよい。
はじめに操作部19の操作(電源ONボタンの押下等)により生体情報モニタ10が動作状態となる。電源ONとなった後に、制御部18は発光部11からの発光を開始させる。発光部11は、制御部18からの制御に応じてコネクタ21の接続検出のための発射光の出射をはじめる。
受光部12は、発光部11が発射した光の入射光量を検出し、検出した入射光量を制御部18に定期的に通知する。制御部18は、受光部12が検出した入射光量(換言すると入射光の検出状態)を基にコネクタ21の接続状態(接続、未接続、接続不充分)を検出する。
詳細には制御部18は、発光部11からの入射光量が第1閾値以上である場合(充分な光量がある場合)、コネクタ21が未接続と判定する。一方、発光部11からの入射光量が第2閾値以下である場合(光量がほとんど無い場合)、制御部18はコネクタ21が接続されたと判定する。
また制御部18は、挿入口14に対するコネクタ21の接続不充分を検出してもよい。すなわち制御部18は、発光部11からの入射光量が第1閾値未満であり第2閾値以上である場合、コネクタ21が挿入されているものの挿入口14への接続不充分(奥まで挿入されていない)と判定する。接続不充分を検出した場合、制御部18は報知部17に所定の報知(アラーム音の出力、接続不充分の表示)を行わせる。
制御部18はコネクタ21の挿入を検出した後に、送電コイル13に送電を開始させる。受電コイル24は、送電コイル13からの電源供給をうける。これによりセンサデバイス20は、電源ONの状態となる。
その後に制御部26は、センシング部25の制御を行い、生体データの取得を行う。制御部26は、取得した生体データを発光部22を介して生体情報モニタ10に送信する。
また制御部18は、発光部11を介してセンサデバイス20に対してデータ(例えば制御内容を示すデータ)を送信する。制御部26は、受光部23を介して生体情報モニタ10からのデータを受信し、データに応じた制御等を行う。すなわち生体情報モニタ10とセンサデバイス20は、相互にデータ送受信を行う。
図4を参照して、生体情報モニタ10内の制御部18の処理の流れを改めて説明する。図4は、生体情報モニタ10内の制御の流れを示すフローチャートである。制御部18は、受光部12から入射光量の情報を適宜受信する(S11)。制御部18は入射光量が第1閾値以上(充分な光量)と判断した場合、コネクタ21が未接続であると判定し(S12)、引き続きコネクタ21の接続判定を行う。
制御部18は入射光量が第1閾値未満だが第2閾値以上と判断した場合、コネクタ21の挿入口14への接続不充分と判定する(S13)。そのため制御部18は、報知部17に対してコネクタ21の接続不充分を報知させる(S14)。例えば報知部17は、ディスプレイに「コネクタが奥まで挿入されていません。」といったメッセージを表示する(S14)。
制御部18は入射光量が第2閾値以下と判断した場合、コネクタ21が挿入口14に正常に接続されたと判定する(S15)。この場合に制御部18は、送電コイル13を介してセンサデバイス20に送電を行う(S16)。そして制御部18は、発光部11及び受光部12を介してセンサデバイス20とのデータ送受信を行う(S17)。
続いて本実施の形態にかかる医療機器システム1の効果について説明する。上述のように生体情報モニタ10(第1医療機器)は、対向機器であるセンサデバイス20(第2医療機器)の接続に応じて光量が変化する入射光を基に、センサデバイス20の接続を検知している。すなわち生体情報モニタ10は、物理的なピンを用いることなくセンサデバイス20の接続を検出している。これにより、物理的なピンを用いていた際に問題となった各種の問題(漏れ電流、物理的ピンの破損による接続不良、形状複雑化による装置の消毒/洗浄の不便性)を解決することができる。
また発光部11の発射光は、コネクタ21の接続検出に用いられると共に、センサデバイス20へのデータ送信にも利用される。接続検出とデータ送信を同一発光源を用いて行うことが出来るため、装置の単純化や部品削減を図ることができる。
同様に受光部12は、コネクタ21の接続検出のための光量検出を行うと共に、センサデバイス20からのデータ受信も行う。接続検出とデータ受信を同一処理部で行うために、装置の単純化や部品削減を図ることができる。
さらに生体情報モニタ10は、コネクタ21との接続後に、送電コイル13を介してセンサデバイス20に電源供給を行う。これによりセンサデバイス20内における電源が不要となり、装置の簡素化を図ることができる。
また生体情報モニタ10は、コネクタ21が接続された場合に、コネクタ21を挿入口14に固定する固定機構15を有する。これにより生体情報モニタ10の使用時に、コネクタ21が意図せずに外れてしまうことを防止できる。
また制御部18は、受光部12への光量を2つの閾値と比較することにより、コネクタ21接続不充分を検出している。これにより生体情報モニタ10は、使用者がコネクタ21を挿入していると感じているが実際には正しく接続できていない場合に、適切な報知を行うことができる。
また図1及び図2に示すように、挿入口14及びコネクタ21は凹凸のない円柱形状であることが望ましい。これによりコネクタ21の差し込み方向に限定がなくなり、素早い接続を行うことができる。また凹凸のない円柱形状であることにより、洗浄や消毒を容易に行うことができる。
(変形例)
以上の説明では、生体情報モニタ10及びセンサデバイス20の好適例について説明した。しかしながら物理的なピンを用いずに生体情報モニタ10とセンサデバイス20を接続する構成には様々なものがある。以下、変形例について言及する。
例えば生体情報モニタ10が送電コイル13を有さず、センサデバイス20が受電コイル24を持たない構成とすることもできる。この場合、センサデバイス20は例えば蓄電池を内部に有する。当該構成であったとしても、物理的なピンによる接続が不要となる。
送電コイル13による給電を行わない場合、生体情報モニタ10はセンサデバイス20からの発光を利用してセンサデバイス20の接続を検出してもよい。すなわちセンサデバイス20内の発光部22は、接続前から発光を行う。制御部18は、受光部12を介して発光部22からの入射光を検出する。入射光は、コネクタ21がどこまで挿入口14に挿入されたかによって光量が変化する。センサデバイス20から受光部12への入射光が所定レベル以上となった場合、制御部18はセンサデバイス20が接続されたと判定する。当該構成であってもコネクタ21の表面に金属部分が必要とならないため、物理的なピンによる接続による種々の問題を解決できる。
また発光部11及び受光部12は、コネクタ21の接続検出のためにのみ発光/受光を行ってもよい。この場合、生体情報モニタ10及びセンサデバイス20は、近距離用の音波データ通信やコイルによるデータ通信を行う。当該構成であってもコネクタ21の表面に金属部分が必要とならないため、物理的なピンによる接続による種々の問題を解決できる。
また挿入口14及びコネクタ21の形状は円柱形上のみならず、角柱形状等であってもよい。この場合には挿入の容易性が若干悪くなるものの、接続時にコネクタ21が回転してしまうことを防止することができる。
(センサデバイス20について)
上述のセンサデバイス20について改めて説明する。センサデバイス20は、発射光を出力することによりデータ送信を行う発光部22と、入射光(例えば赤外線)を受光することによって各種のデータを受信する受光部23と、を有する。そしてコネクタ21は、物理的なピンを有する構成ではなく、表面が非金属により構成される。すなわちセンサデバイス20は、電気的なピンを用いることなく、非金属の構成でデータ送受信を実現する構成である。これにより、センサデバイス20に対する消毒洗浄を容易に行うことが出来ると共に、漏れ電流等の問題も解決することができる。
またセンサデバイス20は、受電コイル24から受電を行うことによりバッテリレスでの動作を実現することができる。これにより、センサデバイス20の構成を簡略化できると共に、内部電源を不要とすることができる。
<実施の形態2>
続いて実施の形態2にかかる医療機器システム1について説明する。以下、実施の形態1と異なる点を中心に説明を行う。なお、以下の説明において実施の形態1と同様の名称及び符号を付した処理部は、特に言及しない限り実施の形態1と同様のものとする。
図5及び図6は、本実施の形態にかかる医療機器システム1の構成を示す概念図である。なお、医療機器システム1の動作イメージは、非特許文献1と同様であるため適宜参照されたい。医療機器システム1は、ホストモニタ30(第1医療機器)及び搬送用モニタ40(第2医療機器)を有する。なおホストモニタ30と搬送用モニタ40は、医療機器システム1を構成する装置の一例であり、この他の装置であってもよい。例えば搬送用モニタ40に代わり計測ユニット(表示ディスプレイを持たない生体パラメータの計測ユニット)等がシステムを構成してもよい。ホストモニタ30は、主に病室等において備え付けられ、大容量の生体データを記憶する。搬送用モニタ40は、ホストモニタ30と着脱可能に構成されている。搬送用モニタ40は、ホストモニタ30と取り外された場合にはホストモニタ30のモニタリングを引き継いで生体データの保存を開始する。
ホストモニタ30は、一般的なベッドサイド用のホストモニタの機能を有するとともに、実施の形態1の生体情報モニタ10の各機能を有する。すなわちホストモニタ30は、発光部11、受光部12、送電コイル13、固定機構15、電源プラグ16、報知部17(図示せず)、制御部18(図示せず)、及び操作部19(図示せず)を有する。また搬送用モニタ40は、一般的な搬送用の生体情報モニタの機能を有すると共に、実施の形態1のセンサデバイス20の各機能を有する。すなわち搬送用モニタ40は、発光部22、受光部23、受電コイル24、センシング部25、及び制御部26(図示せず)を有する。また搬送用モニタ40は、ホストモニタ30と取り外された場合にも動作可能であるため、図示しないバッテリも内蔵している。
ホストモニタ30による接続検出処理は、実施の形態1と概ね同一であるため、図5及び図6を参照して簡略的に説明する。ホストモニタ30内の制御部18は、発光部11から受光部12に入射する入射光量に応じて搬送用モニタ40の接続状態を判定する。なお、本実施の形態では受光部12は外来光の影響を強く受ける。そのため発光部11は、特定波長の発射光を出力する、または特定の発光パターンで発射光を出力する。制御部18は、入射光の波長や受光パターン(受光タイミング)を基に発光部11からの発射光の成分のみを抽出し、抽出した発射光を判定に用いる。
搬送用モニタ40の接続を検出した場合、送電コイル13は搬送用モニタ40への送電を開始する。また発光部11は搬送用モニタ40へのデータの送信を開始し、受光部12は搬送用モニタ40からのデータ受信を開始する。
一方、搬送用モニタ40は、ホストモニタ30と接続した後に、赤外線によりデータを送受信する。
なお、他方の発射光を両機器が検出した場合に接続が確立されたと判定することも可能である。つまり制御部18は、発光部22からの発射光を受光部12が受光したかを判定する。また制御部26は、発光部11からの発射光を受光部23が受光したかを判定する。そして両機器がそれぞれ他方の機器からの受光を行った場合、両制御部(18、26)は、ホストモニタ30と搬送用モニタ40の接続が確立したと判定してもよい。この場合であっても「接続の有無により光量が変化する入射光の検出により接続状態を判定する」という点は同様である。
なお図5や図6に示すように、ホストモニタ30における搬送用モニタ40との接触面31及び32は、凹凸がなく略平面に構成される。同様に搬送用モニタ40におけるホストモニタ30との接触面41及び42は、凹凸がなく略平面に構成される。つまり物理的なピンにより接続する構成と比べて、接続面が平面的になる。これにより、接触不良のリスクを回避でき、防水性が向上すると共に、消毒や洗浄が容易となる。
続いて本実施の形態にかかる医療機器システム1の効果について説明する。本実施の形態においてもホストモニタ30は、搬送用モニタ40の接続によって光量が変化する入射光を基に、搬送用モニタ40の接続を検知している。すなわちホストモニタ30は、物理的なピンを用いることなく搬送用モニタ40の接続を検出している。これにより、物理的なピンを用いていた際に問題となった各種の問題(漏れ電流、物理的ピンの破損による接続不良、形状複雑化による装置の消毒/洗浄の不便性)を解決することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 医療機器システム
10 生体情報モニタ
11 発光部
12 受光部
13 送電コイル
14 挿入口
15 固定機構
16 電源プラグ
17 報知部
18 制御部
19 操作部
20 センサデバイス
21 コネクタ
22 発光部
23 受光部
24 受電コイル
25 センシング部
26 制御部
30 ホストモニタ
40 搬送用モニタ

Claims (14)

  1. 対向機器との接続によって光量が変化する入射光を検出する受光部と、
    前記受光部の検出した前記入射光の光量と閾値との比較に応じて前記対向機器との接続状態を判定し、
    正常に接続していると判定した場合に前記対向機器とのデータ送受信を行う制御部と、を備える医療機器。
  2. 前記対向機器のコネクタが挿入される挿入口と、
    前記挿入口に対して発射光を出力する発光部と、を備え、
    前記受光部は、前記入射光として前記発光部の出力した前記発射光を検出する、請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記制御部により前記対向機器が接続されていると判定された場合、前記対向機器に対してワイヤレスでの給電を行う送電コイルを有する、請求項1または請求項2に記載の医療機器。
  4. 前記入射光は赤外線であり、
    前記受光部は、前記赤外線を受信することにより前記対向機器からのデータ受信を行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療機器。
  5. 前記発光部は、赤外線の送信により前記対向機器へのデータ送信を行う、ことを特徴とする請求項に記載の医療機器。
  6. 前記制御部により前記コネクタが接続されていると判定された場合に前記コネクタを前記挿入口に固定する固定機構を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の医療機器。
  7. 前記制御部は、前記入射光の光量が第1閾値以上であり、かつ第2閾値以下である場合、前記対向機器との接続が不充分であると判定する、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療機器。
  8. 前記制御部により前記対向機器との接続が不充分であると判定された場合に報知を行う報知部を更に備える、ことを特徴とする請求項7に記載の医療機器。
  9. 前記挿入口は非金属によって構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の医療機器。
  10. 前記挿入口及び前記コネクタは円柱形状である、ことを特徴とする請求項2に記載の医療機器。
  11. 第1医療機器と第2医療機器を備え、
    前記第1医療機器は、
    前記第2医療機器との接続によって光量が変化する入射光を検出する受光部と、
    前記受光部の検出した前記入射光の光量と閾値との比較に応じて、前記第1医療機器との接続状態を判定する制御部と、を備え、
    前記第1医療機器及び前記第2医療機器は、前記制御部により前記第1医療機器と前記第2医療機器が正常に接続していると判定された場合、相互にデータ送受信を行う、
    医療機器システム。
  12. 前記第1医療機器及び前記第2医療機器は、光通信によって相互のデータの送受信を行う、ことを特徴とする請求項11に記載の医療機器システム。
  13. 前記第1医療機器は、前記制御部により前記第1医療機器と前記第2医療機器が接続していると判定された場合、前記第2医療機器に対してワイヤレスでの送電を行う送電コイルを有する、ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の医療機器システム。
  14. 前記第1医療機器と前記第2医療機器の接触面は、それぞれ平面的に構成されている、ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の医療機器システム。
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