JPH09187428A - 医療用電子装置 - Google Patents
医療用電子装置Info
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- JPH09187428A JPH09187428A JP8096A JP8096A JPH09187428A JP H09187428 A JPH09187428 A JP H09187428A JP 8096 A JP8096 A JP 8096A JP 8096 A JP8096 A JP 8096A JP H09187428 A JPH09187428 A JP H09187428A
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- JP
- Japan
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- medical
- electronic device
- medical electronic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 商用電源に発生する予期しない高電圧に対す
る安全対策として商用電源と医療用電子装置との間に設
けられる絶縁トランスを、データ処理ユニットについて
は不要として、絶縁トランスの小型化を図り、医療を安
全に行うことができかつ小型軽量化された医療用電子装
置を提供する。 【解決手段】 医療処置ユニットである超音波骨評価装
置2は、動作に必要な電力を、その内部に設けた絶縁ト
ランス4を介して商用電源6から供給される。データ処
理ユニットである汎用コンピュータ8は絶縁トランスを
介さずに商用電源6から電力供給される。超音波骨評価
装置2と汎用コンピュータ8とはそれぞれ赤外線を用い
た光通信により相互にデータを受け渡しできるように構
成される。赤外線の通信路は電気的絶縁性を有し、一
方、超音波骨評価装置2は絶縁トランスを介して電力供
給をされているため、電撃はデータ処理ユニットからも
医療処置ユニットからも被測定中の患者に与えられるこ
とがない。
る安全対策として商用電源と医療用電子装置との間に設
けられる絶縁トランスを、データ処理ユニットについて
は不要として、絶縁トランスの小型化を図り、医療を安
全に行うことができかつ小型軽量化された医療用電子装
置を提供する。 【解決手段】 医療処置ユニットである超音波骨評価装
置2は、動作に必要な電力を、その内部に設けた絶縁ト
ランス4を介して商用電源6から供給される。データ処
理ユニットである汎用コンピュータ8は絶縁トランスを
介さずに商用電源6から電力供給される。超音波骨評価
装置2と汎用コンピュータ8とはそれぞれ赤外線を用い
た光通信により相互にデータを受け渡しできるように構
成される。赤外線の通信路は電気的絶縁性を有し、一
方、超音波骨評価装置2は絶縁トランスを介して電力供
給をされているため、電撃はデータ処理ユニットからも
医療処置ユニットからも被測定中の患者に与えられるこ
とがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者に接触して使
用される医療用電子装置に関し、特に装置の安全性向上
と装置の小型・軽量化とに関する。
用される医療用電子装置に関し、特に装置の安全性向上
と装置の小型・軽量化とに関する。
【0002】
【従来の技術】骨塩量測定装置や超音波骨評価装置に代
表される、患者の計測、検査、診断などを行う医療用電
子装置は、患者に対するこれらの行為を直接行う機器
(以下、医療処置ユニットという。)に、それにより得
られたデータを処理するための汎用コンピュータ、プリ
ンタ、ビデオ機器などの機器(以下、データ処理ユニッ
トという。)を付加したシステムとしての形態を有する
場合が多い。上記医療処置ユニットは通常、例えば超音
波骨評価装置の超音波計測部のように、患者に接触又は
近接させて使用される部分を有する。また、医療処置ユ
ニットとデータ処理ユニットとの間でのデータの受け渡
しは、例えばRS−232Cといった方式で電気的通信
用ケーブルを介した通信により行われている。
表される、患者の計測、検査、診断などを行う医療用電
子装置は、患者に対するこれらの行為を直接行う機器
(以下、医療処置ユニットという。)に、それにより得
られたデータを処理するための汎用コンピュータ、プリ
ンタ、ビデオ機器などの機器(以下、データ処理ユニッ
トという。)を付加したシステムとしての形態を有する
場合が多い。上記医療処置ユニットは通常、例えば超音
波骨評価装置の超音波計測部のように、患者に接触又は
近接させて使用される部分を有する。また、医療処置ユ
ニットとデータ処理ユニットとの間でのデータの受け渡
しは、例えばRS−232Cといった方式で電気的通信
用ケーブルを介した通信により行われている。
【0003】さて、医療用装置においては、患者に対す
る様々な安全対策が必要となる。安全対策が必要な場合
の1つとして、落雷による柱上トランスの絶縁破壊や柱
上トランスにおける混触などにより、商用電源に予期し
ない異常な高電圧が発生する場合がある。通常、医療用
ではない一般的な電子装置はトランスを用いて商用電源
の変圧を行っているが、落雷等により発生する商用電源
の異常な高電圧は通常のトランスを絶縁破壊し本体回路
に流れ込むおそれがあり、安全性に問題がある。特に、
上記医療用電子装置では、患者接触部分を有した医療処
理ユニットは、絶対に患者に電撃を与えてはならない。
そのため医療機器メーカーでは、医療処置ユニットは絶
縁トランスを介して商用電源から電力を取得するように
している。しかし、汎用コンピュータをはじめかなりの
データ処理ユニットは非医療機器メーカーにより製造さ
れた市販のものが用いられ、その絶縁破壊対策は医療用
の基準を必ずしも満足しない。つまりこのデータ処理ユ
ニットを商用電源に直接接続すると商用電源に予期しな
い高電圧が発生した場合、電源入力部分は絶縁破壊さ
れ、さらに予期しない高電圧が電気的通信用ケーブルを
経由して患者に及び電撃を与える恐れがある。これに対
し、データ処理ユニットに個々に絶縁トランスを接続す
ることが考えられるが、この場合、システムを構成する
ユニット数が増加し、それらの配置・配線が煩わしくな
る。そのため従来においては以下に示すように構成して
いた。図3は従来の医療用電子装置の構成の模式図であ
る。図3(a)では絶縁トランス50が医療処置ユニッ
ト52と独立であり、同図(b)では、絶縁トランス5
4が医療処置ユニット56内に設けられている。いずれ
の場合も、データ処理ユニットである汎用コンピュータ
58、60は絶縁トランスに接続され、医療処置ユニッ
トと汎用コンピュータとは共に、絶縁トランスを介して
商用電源62に接続されるので、患者に電撃が及ぶこと
はない。このように、絶縁トランスを1つにすることに
よって、データ処理ユニットに個々に絶縁トランスを外
部接続する場合より医療装置全体のユニット数が減少
し、それらの配置、配線が楽になるとともに、絶縁トラ
ンスのコストが割安となる。図中、通信線64、66は
導電性ケーブルである。
る様々な安全対策が必要となる。安全対策が必要な場合
の1つとして、落雷による柱上トランスの絶縁破壊や柱
上トランスにおける混触などにより、商用電源に予期し
ない異常な高電圧が発生する場合がある。通常、医療用
ではない一般的な電子装置はトランスを用いて商用電源
の変圧を行っているが、落雷等により発生する商用電源
の異常な高電圧は通常のトランスを絶縁破壊し本体回路
に流れ込むおそれがあり、安全性に問題がある。特に、
上記医療用電子装置では、患者接触部分を有した医療処
理ユニットは、絶対に患者に電撃を与えてはならない。
そのため医療機器メーカーでは、医療処置ユニットは絶
縁トランスを介して商用電源から電力を取得するように
している。しかし、汎用コンピュータをはじめかなりの
データ処理ユニットは非医療機器メーカーにより製造さ
れた市販のものが用いられ、その絶縁破壊対策は医療用
の基準を必ずしも満足しない。つまりこのデータ処理ユ
ニットを商用電源に直接接続すると商用電源に予期しな
い高電圧が発生した場合、電源入力部分は絶縁破壊さ
れ、さらに予期しない高電圧が電気的通信用ケーブルを
経由して患者に及び電撃を与える恐れがある。これに対
し、データ処理ユニットに個々に絶縁トランスを接続す
ることが考えられるが、この場合、システムを構成する
ユニット数が増加し、それらの配置・配線が煩わしくな
る。そのため従来においては以下に示すように構成して
いた。図3は従来の医療用電子装置の構成の模式図であ
る。図3(a)では絶縁トランス50が医療処置ユニッ
ト52と独立であり、同図(b)では、絶縁トランス5
4が医療処置ユニット56内に設けられている。いずれ
の場合も、データ処理ユニットである汎用コンピュータ
58、60は絶縁トランスに接続され、医療処置ユニッ
トと汎用コンピュータとは共に、絶縁トランスを介して
商用電源62に接続されるので、患者に電撃が及ぶこと
はない。このように、絶縁トランスを1つにすることに
よって、データ処理ユニットに個々に絶縁トランスを外
部接続する場合より医療装置全体のユニット数が減少
し、それらの配置、配線が楽になるとともに、絶縁トラ
ンスのコストが割安となる。図中、通信線64、66は
導電性ケーブルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成では
大電力容量の絶縁トランスが必要であり、そのためその
絶縁トランスが大きく、重くなり、医療用電子装置全体
の小型軽量化を図れないという問題があった。特に、デ
ータ処理ユニットとして必要に応じて各種のものを同時
に使用する場合があり、この場合、絶縁トランスは、使
用上想定される最大電力をまかなえるものでなければな
らず、著しく大型化する。更に、図3(a)の構成で
は、図3(b)の構成に比べてユニット数が多くなり、
それらを医療行為に支障がないような安全な形態に配
置、配線しなければならず据付作業が煩雑であるという
問題や、絶縁トランスを独立ユニットに製造するためコ
スト増となるという問題があった。一方、図3(b)の
構成では、医療処置ユニットが大型重量化し、限られた
スペースの診察室などへの設置が難しい、また他の医療
行為を行う際に邪魔になるといった問題があった。
大電力容量の絶縁トランスが必要であり、そのためその
絶縁トランスが大きく、重くなり、医療用電子装置全体
の小型軽量化を図れないという問題があった。特に、デ
ータ処理ユニットとして必要に応じて各種のものを同時
に使用する場合があり、この場合、絶縁トランスは、使
用上想定される最大電力をまかなえるものでなければな
らず、著しく大型化する。更に、図3(a)の構成で
は、図3(b)の構成に比べてユニット数が多くなり、
それらを医療行為に支障がないような安全な形態に配
置、配線しなければならず据付作業が煩雑であるという
問題や、絶縁トランスを独立ユニットに製造するためコ
スト増となるという問題があった。一方、図3(b)の
構成では、医療処置ユニットが大型重量化し、限られた
スペースの診察室などへの設置が難しい、また他の医療
行為を行う際に邪魔になるといった問題があった。
【0005】本発明は、データ処理ユニットについては
絶縁トランスを不要として、絶縁トランスの小型化を図
り、医療を安全に行うことができかつ小型軽量化された
医療用電子装置を提供することを目的とする。
絶縁トランスを不要として、絶縁トランスの小型化を図
り、医療を安全に行うことができかつ小型軽量化された
医療用電子装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る医療用電子
装置は、絶縁トランスを介して接続された商用電源から
電力供給されて動作するユニットであって患者に接触し
て使用される部分を含む医療処置ユニットと、商用電源
から電力供給されて動作するユニットであって前記医療
処置ユニットから得られるデータを処理するデータ処理
ユニットと、電気的絶縁媒体からなる通信路を有して前
記両ユニット間のデータ通信を行う通信手段と、を有す
ることを特徴とする。
装置は、絶縁トランスを介して接続された商用電源から
電力供給されて動作するユニットであって患者に接触し
て使用される部分を含む医療処置ユニットと、商用電源
から電力供給されて動作するユニットであって前記医療
処置ユニットから得られるデータを処理するデータ処理
ユニットと、電気的絶縁媒体からなる通信路を有して前
記両ユニット間のデータ通信を行う通信手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、患者に接触する医療処置
ユニットとデータ処理ユニットとが電気的に絶縁され
る。そのため、患者を商用電源の異常な高電圧から保護
するためには、医療処置ユニットのみ絶縁トランスを介
して電力供給される構成とすればよい。ここで、絶縁ト
ランスは、各巻線間の耐電圧が高い信頼性の高いトラン
スである。また患者に接触するとは、直接接触する場合
のみならず、患者に間接的に接触する場合や近接する場
合も含む意味である。医療処置ユニットとは、例えば骨
塩量測定装置や超音波骨評価装置である。データ処理ユ
ニットは、例えば汎用コンピュータ、プリンタ、ビデオ
機器であり、データ処理を行うだけでなく医療処置ユニ
ットの制御を行う機器も含む。よってデータ処理ユニッ
トと医療処置ユニットとのデータ通信は一方向だけでな
く双方向の場合もある。電気的絶縁媒体からなる通信路
とは、例えば空気中に設けられる電波、光、音波の伝播
路や、光ファイバーである。
ユニットとデータ処理ユニットとが電気的に絶縁され
る。そのため、患者を商用電源の異常な高電圧から保護
するためには、医療処置ユニットのみ絶縁トランスを介
して電力供給される構成とすればよい。ここで、絶縁ト
ランスは、各巻線間の耐電圧が高い信頼性の高いトラン
スである。また患者に接触するとは、直接接触する場合
のみならず、患者に間接的に接触する場合や近接する場
合も含む意味である。医療処置ユニットとは、例えば骨
塩量測定装置や超音波骨評価装置である。データ処理ユ
ニットは、例えば汎用コンピュータ、プリンタ、ビデオ
機器であり、データ処理を行うだけでなく医療処置ユニ
ットの制御を行う機器も含む。よってデータ処理ユニッ
トと医療処置ユニットとのデータ通信は一方向だけでな
く双方向の場合もある。電気的絶縁媒体からなる通信路
とは、例えば空気中に設けられる電波、光、音波の伝播
路や、光ファイバーである。
【0008】本発明に係る医療用電子装置では上記通信
手段が、赤外線を空間に放射してデータを送信する赤外
線送信器と、前記赤外線を受信する赤外線受信器と、を
含むことを特徴とし、また本発明に係る医療用電子装置
は、上記通信手段の通信路が光ファイバーであることを
特徴とする。また本発明に係る医療用電子装置では上記
通信手段が、電波を利用してデータを送信する電波送信
器と、前記電波を受信する電波受信器と、を含むことを
特徴とする。
手段が、赤外線を空間に放射してデータを送信する赤外
線送信器と、前記赤外線を受信する赤外線受信器と、を
含むことを特徴とし、また本発明に係る医療用電子装置
は、上記通信手段の通信路が光ファイバーであることを
特徴とする。また本発明に係る医療用電子装置では上記
通信手段が、電波を利用してデータを送信する電波送信
器と、前記電波を受信する電波受信器と、を含むことを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明に係る医療用電子装置の構
成の模式図である。ここで医療処置ユニットは、患者の
踵に超音波振動子をあてがって骨の計測・評価を行う超
音波骨評価装置2である。超音波骨評価装置2は動作に
必要な電力を、その内部に設けた絶縁トランス4を介し
て商用電源6から供給される。データ処理ユニットはこ
こでは汎用コンピュータ8である。図示しないが、この
汎用コンピュータ8は、その周辺機器としてプリンタな
どの出力ユニットや、各種補助記録ユニットを接続して
いてもよい。汎用コンピュータ8及びその周辺装置は一
般の装置と同様に絶縁トランスを介さずに商用電源6か
ら電力供給される。汎用コンピュータ8は、超音波骨評
価装置2から送られる測定データを蓄積、解析するだけ
でなく、超音波骨評価装置2に制御データを送信して、
その動作を制御する機能も担う。そこで超音波骨評価装
置2と汎用コンピュータ8とはそれぞれ相互にデータを
送受信できる必要がある。本実施形態では、電気的に絶
縁された通信手段、すなわち非導電的通信手段として赤
外線を用いた光通信を用いて、相互にデータを受け渡し
できるように構成される。
成の模式図である。ここで医療処置ユニットは、患者の
踵に超音波振動子をあてがって骨の計測・評価を行う超
音波骨評価装置2である。超音波骨評価装置2は動作に
必要な電力を、その内部に設けた絶縁トランス4を介し
て商用電源6から供給される。データ処理ユニットはこ
こでは汎用コンピュータ8である。図示しないが、この
汎用コンピュータ8は、その周辺機器としてプリンタな
どの出力ユニットや、各種補助記録ユニットを接続して
いてもよい。汎用コンピュータ8及びその周辺装置は一
般の装置と同様に絶縁トランスを介さずに商用電源6か
ら電力供給される。汎用コンピュータ8は、超音波骨評
価装置2から送られる測定データを蓄積、解析するだけ
でなく、超音波骨評価装置2に制御データを送信して、
その動作を制御する機能も担う。そこで超音波骨評価装
置2と汎用コンピュータ8とはそれぞれ相互にデータを
送受信できる必要がある。本実施形態では、電気的に絶
縁された通信手段、すなわち非導電的通信手段として赤
外線を用いた光通信を用いて、相互にデータを受け渡し
できるように構成される。
【0011】赤外線の通信路は電気的絶縁性を有するの
で、商用電源に落雷等の原因により異常な高電圧が生じ
汎用コンピュータ8内が電撃を受けても、その高電圧は
超音波骨評価装置2には伝わらない。一方、超音波骨評
価装置2は絶縁トランスを介して電力供給されているた
め、商用電源6から直接、超音波骨評価装置2内に電撃
を受けることもない。そのため電撃が被測定中の患者に
及ぶ恐れはない。
で、商用電源に落雷等の原因により異常な高電圧が生じ
汎用コンピュータ8内が電撃を受けても、その高電圧は
超音波骨評価装置2には伝わらない。一方、超音波骨評
価装置2は絶縁トランスを介して電力供給されているた
め、商用電源6から直接、超音波骨評価装置2内に電撃
を受けることもない。そのため電撃が被測定中の患者に
及ぶ恐れはない。
【0012】絶縁トランス4は、汎用コンピュータ8等
のデータ処理ユニットの電力をまかなう必要はない、す
なわち超音波骨評価装置2で用いる電力のみを供給でき
る能力があれば充分であるので、小型軽量のものでよ
い。
のデータ処理ユニットの電力をまかなう必要はない、す
なわち超音波骨評価装置2で用いる電力のみを供給でき
る能力があれば充分であるので、小型軽量のものでよ
い。
【0013】なお、本実施形態は医療処置ユニットとし
て上記骨評価装置の他、X線透視装置、X線CT装置、
MRI装置、心電図測定装置など、患者に接触又は近接
する部分を有する医療用電子装置全般に応用可能であ
る。また、医療処置ユニットとデータ処理ユニットとの
間の通信は、双方向に限らず、どちらか一方向である医
療用電子装置も可能である。
て上記骨評価装置の他、X線透視装置、X線CT装置、
MRI装置、心電図測定装置など、患者に接触又は近接
する部分を有する医療用電子装置全般に応用可能であ
る。また、医療処置ユニットとデータ処理ユニットとの
間の通信は、双方向に限らず、どちらか一方向である医
療用電子装置も可能である。
【0014】図2は、上記実施形態の斜視図である。超
音波骨評価装置2と汎用コンピュータ8とは赤外線通信
モジュールを有している。この汎用コンピュータ8側の
赤外線通信モジュール20は汎用コンピュータ8に外付
けされており、データを送信する発光部22とデータを
受信する受光部24とがその表面に露出している。超音
波骨評価装置2側のモジュールは骨評価装置2内にあ
り、外部からは発光部26と受光部28とが超音波骨評
価装置2の外部表面に現れている。超音波骨評価装置2
と汎用コンピュータ8とは、通常その各受光部がそれぞ
れ通信相手の発光部を臨める位置に配置されて使用され
る。
音波骨評価装置2と汎用コンピュータ8とは赤外線通信
モジュールを有している。この汎用コンピュータ8側の
赤外線通信モジュール20は汎用コンピュータ8に外付
けされており、データを送信する発光部22とデータを
受信する受光部24とがその表面に露出している。超音
波骨評価装置2側のモジュールは骨評価装置2内にあ
り、外部からは発光部26と受光部28とが超音波骨評
価装置2の外部表面に現れている。超音波骨評価装置2
と汎用コンピュータ8とは、通常その各受光部がそれぞ
れ通信相手の発光部を臨める位置に配置されて使用され
る。
【0015】また、光カプラー30は光ファイバー32
のその両端にアダプター34、36を有し、これを用い
て赤外線通信モジュール間を接続してもよい。ここでア
ダプター34、36は各赤外線通信モジュールの発光
部、受光部に着脱自在に構成されている。つまり、赤外
線通信モジュール間の通信は空間送受波と光カプラー3
0にいずれによっても可能である。この光カプラー30
を用いることにより、超音波骨評価装置2と汎用コンピ
ュータ8との配置、使用条件に関する制限が緩和され
る。すなわち、第1に、各受光部が通信相手の発光部を
臨める位置に配置されなくてもよい、第2に汎用コンピ
ュータ8と超音波骨評価装置2との間の距離を大きくす
ることができる、第3に同一の室内において、赤外線通
信を利用する複数の装置を使用する場合でも、各装置間
で混信を生じ誤動作する恐れがなくなる、第4に、快晴
の昼間の屋外のように、他に強力な発光源がある場合で
も、動作が不安定になることがない、といった効果があ
る。なお、光カプラー30の光ファイバー32は1本
で、双方向通信を時分割で行ってもよいし、光ファイバ
ー32を2本として、常時双方向通信可能とすることも
できる。光ファイバー32の長さは、例えば数メートル
である。
のその両端にアダプター34、36を有し、これを用い
て赤外線通信モジュール間を接続してもよい。ここでア
ダプター34、36は各赤外線通信モジュールの発光
部、受光部に着脱自在に構成されている。つまり、赤外
線通信モジュール間の通信は空間送受波と光カプラー3
0にいずれによっても可能である。この光カプラー30
を用いることにより、超音波骨評価装置2と汎用コンピ
ュータ8との配置、使用条件に関する制限が緩和され
る。すなわち、第1に、各受光部が通信相手の発光部を
臨める位置に配置されなくてもよい、第2に汎用コンピ
ュータ8と超音波骨評価装置2との間の距離を大きくす
ることができる、第3に同一の室内において、赤外線通
信を利用する複数の装置を使用する場合でも、各装置間
で混信を生じ誤動作する恐れがなくなる、第4に、快晴
の昼間の屋外のように、他に強力な発光源がある場合で
も、動作が不安定になることがない、といった効果があ
る。なお、光カプラー30の光ファイバー32は1本
で、双方向通信を時分割で行ってもよいし、光ファイバ
ー32を2本として、常時双方向通信可能とすることも
できる。光ファイバー32の長さは、例えば数メートル
である。
【0016】また、超音波骨評価装置2と汎用コンピュ
ータ8との間のデータ通信を、電波、例えば耐雑音性の
よいFM波を用いて、無線で行うこともできる。この場
合は、上記赤外線の場合のような配置上の制約はあまり
ない。但し、複数の装置を用いる場合には異なる周波数
を使用するといった配慮が必要である。これは、通信器
にあらかじめ、周波数の異なる複数のチャネルを用意
し、これを選択して使用するようにすればよい。
ータ8との間のデータ通信を、電波、例えば耐雑音性の
よいFM波を用いて、無線で行うこともできる。この場
合は、上記赤外線の場合のような配置上の制約はあまり
ない。但し、複数の装置を用いる場合には異なる周波数
を使用するといった配慮が必要である。これは、通信器
にあらかじめ、周波数の異なる複数のチャネルを用意
し、これを選択して使用するようにすればよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の医療用電子装置によれば、デー
タ処理ユニットを商用電源に接続する際、患者の安全を
確保しつつ絶縁トランスを不要とすることができる。そ
のため、医療処置ユニットは自らが使用する電力のみの
容量を有した絶縁トランスを備えればよく、必要な絶縁
トランスが小型軽量化となり、これにより医療用電子装
置が小型軽量化されるという効果がある。
タ処理ユニットを商用電源に接続する際、患者の安全を
確保しつつ絶縁トランスを不要とすることができる。そ
のため、医療処置ユニットは自らが使用する電力のみの
容量を有した絶縁トランスを備えればよく、必要な絶縁
トランスが小型軽量化となり、これにより医療用電子装
置が小型軽量化されるという効果がある。
【図1】 本発明に係る医療用電子装置の構成の模式
図。
図。
【図2】 本実施形態の斜視図。
【図3】 従来の医療用装置の構成の模式図。
2 超音波骨評価装置、4,50,54 絶縁トラン
ス、6 商用電源、8,58,60 汎用コンピュー
タ、20 赤外線通信モジュール、22,26 発光
部、24,28 受光部、30 光カプラー、32 光
ファイバー、34,36 アダプター、52,56 医
療処置ユニット。
ス、6 商用電源、8,58,60 汎用コンピュー
タ、20 赤外線通信モジュール、22,26 発光
部、24,28 受光部、30 光カプラー、32 光
ファイバー、34,36 アダプター、52,56 医
療処置ユニット。
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁トランスを介して接続された商用電
源から電力供給されて動作し、患者に接触して使用され
る部分を含む医療処置ユニットと、 商用電源から電力供給されて動作し、前記医療処置ユニ
ットから得られるデータを処理するデータ処理ユニット
と、 電気的絶縁性をもって前記両ユニット間のデータ通信を
行う通信手段と、 を有することを特徴とする医療用電子装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の医療用電子装置におい
て、 上記通信手段が、 赤外線を空間に放射してデータを送信する赤外線送信器
と、 前記赤外線を受信する赤外線受信器と、 を含むことを特徴とする医療用電子装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の医療用電子装置におい
て、 光ファイバーを含む通信路であり、上記赤外線送信器と
上記赤外線受信器とに着脱自在な送受信器接続器を有
し、 空間を介して送受波される上記赤外線を、必要に応じて
上記送受信器接続器を介して送受波できることを特徴と
する医療用電子装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の医療用電子装置におい
て、 上記通信手段が、 電波を利用してデータを送信する電波送信器と、 前記電波を受信する電波受信器と、 を含むことを特徴とする医療用電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096A JPH09187428A (ja) | 1996-01-04 | 1996-01-04 | 医療用電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096A JPH09187428A (ja) | 1996-01-04 | 1996-01-04 | 医療用電子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09187428A true JPH09187428A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11464184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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