JP6431662B2 - 信号処理装置および信号処理システム - Google Patents

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本発明は、SDI[Serial Digital Interface]信号を処理する信号処理装置、およびこれを備えた信号処理システムに関する。
従来、SDI信号を処理する信号処理装置、およびこれを備えた信号処理システムが利用されている。SDI信号は、高速シリアル・インターフェース規格であるSDI規格に準拠した信号である。またSDI信号は、基本的に非圧縮の高周波信号であり、例えば画像情報等を伝送するための信号として用いられる。
上記の信号処理システムによれば、圧縮処理や伸長処理による信号の伝送遅延や劣化を抑えることが可能である。このような利点を活かして、当該信号処理システムは、監視カメラを備える遠隔監視システムなどにも適用され始めている。
特開2000−269873号公報
SDI信号を処理する信号処理装置としては、入力されるSDI信号のレベルの監視(以下、単に「SDI信号の監視」と称することがある)を行う機能を備えたものもある。しかし従来のこのような信号処理装置は、SDI信号の監視のために比較的高価なIC等が必要であり、製造コストを抑えることが難しいという問題がある。またSDI信号の監視結果は、出来るだけ有効に活用されることが望ましいと言える。
本発明は上述した問題点に鑑み、製造コストを抑えた構成でSDI信号の監視を可能としつつ、当該監視の結果を有効に活用することが可能となる信号処理装置、およびこれを備えた信号処理システムの提供を目的とする。
本発明に係る信号処理装置は、SDI信号を出力する外部装置に接続され、前記外部装置への電源供給、および、前記外部装置からの前記SDI信号の入力受付を行う信号処理装置であって、ダイオードを用いて前記SDI信号の検波を行う検波回路と、前記検波により検出された前記SDI信号のレベルに応じて、前記電源供給を停止させる供給停止部と、を備えた構成とする。
本構成によれば、製造コストを抑えた構成でSDI信号の監視を可能としつつ、当該監視の結果を有効に活用することが可能となる。なおここでのSDI信号は、どの種類のSDI信号であるか(SD−SDI信号、HD−SDI信号、および3G−SDI信号等のうちの何れであるか)を問わないものとする。
また上記構成としてより具体的には、前記供給停止部は、前記検出されたレベルが所定の基準レベルを下回った場合に、前記電源供給を停止させる構成としてもよい。本構成によれば、例えば、外部装置の故障等の異常が生じたときに電源供給を停止させ、省電力や安全性を向上させることが可能となる。
また複数の前記外部装置に接続され、前記外部装置ごとに前記電源供給および前記入力受付を行う上記構成の信号処理装置において、前記外部装置ごとに対応する前記検波回路の各々が備えられ、前記供給停止部は、何れかの前記外部装置に対応する前記検出されたレベルが前記基準レベルを下回った場合に、当該外部装置に対応する前記電源供給を停止させる構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記検出されたレベルに応じた表示を行う表示部を備えた構成としてもよい。本構成によれば、ユーザは当該表示を見ることにより、検出信号レベルに関する情報を知ることが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記検出されたレベルに応じて前記SDI信号を増幅させる増幅部を備えた構成としてもよい。本構成によれば、SDI信号のレベルを適切に増幅させることが容易となる。
また本発明に係る信号処理システムは、上記構成の信号処理装置と、同軸ケーブルを用いて前記信号処理装置に接続される前記外部装置と、を備え、前記同軸ケーブルを、前記電源供給と前記SDI信号の伝送に共用する構成とする。また本構成としてより具体的には、前記外部装置は、撮像して得られた画像情報を含む前記SDI信号を、前記信号処理装置へ出力する構成としてもよい。
本発明に係る信号処理装置によれば、製造コストを抑えた構成でSDI信号の監視を可能としつつ、当該監視の結果を有効に活用することが可能となる。また本発明に係る信号処理システムによれば、本発明に係る信号処理装置の利点を享受することが可能となる。
本実施形態に係る遠隔監視システムの構成図である。 レコーダーおよびモニターの設置に関する説明図である。 第1実施形態に係る信号処理部およびその周辺の構成図である。 SDI信号検波回路およびその周辺の回路構成に関する説明図である。 SDI信号検波回路およびその周辺の回路構成に関する説明図である。 第1実施形態に係る信号レベル監視動作のフローチャートである。 表示部の一形態に関する説明図である。 表示部の他の形態に関する説明図である。 第2実施形態に係る信号処理部およびその周辺の構成図である。 第2実施形態に係る信号レベル監視動作のフローチャートである。
本発明の実施形態について、第1および第2実施形態を例に挙げて、以下に説明する。
1.第1実施形態
[遠隔監視システムの全体構成]
まず第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る遠隔監視システムXの構成図である。本図に示すように遠隔監視システムXは、カメラ(監視カメラ)1、カメラドライブ2、レコーダー3、モニター4、および同軸ケーブル5を備えている。
なおカメラドライバ2は、4個のカメラ1に対応可能となるようにch1〜ch4の各チャンネル(ch)が設定されている。図1等に示される引用符の添え字は、ch1〜ch4の何れに対応するものであるかを表している。但し以降の説明において、各チャンネルに対応するものを総称する場合には、引用符の添え字を省略する。また図1に示す通り、カメラ1および同軸ケーブル5は、チャンネルごとに設けられている。
カメラ1は、撮像部11、電源分離部12、信号ラインLs1、および電源ラインLb1を備えており、同軸ケーブル5を介してカメラドライブ2(入力端子TA)に接続されている。また撮像部11は、信号ラインLs1と電源ラインLb1を介して、電源分離部12に接続されている。
撮像部11は、撮像素子等を有しており、被写体を撮像して得られた画像情報を含むSDI信号を生成して出力する。撮像部11から出力されたSDI信号は、信号ラインLs1、電源分離部12、および同軸ケーブル5を経由して、カメラドライブ2に出力される。なお撮像部11が生成して出力するSDI信号は、SDI規格に準拠した各種信号(SD−SDI信号、HD−SDI信号、および3G−SDI信号など)のうちの何れであっても構わない。
電源分離部12は、同軸ケーブル5に重畳されている直流電力E(後述する通り、カメラドライブ2から供給される電力)を分離し、電源ラインLb1を介して撮像部11に供給する。撮像部11は、電源分離部12から供給された直流電力Eを、駆動用電源として利用する。なお上記のように同軸ケーブル5は、カメラドライブ2からカメラ1への電源供給と、カメラ1からカメラドライブ2へのSDI信号の伝送に共用される。
カメラドライブ2は、入力端子TA、出力端子TB、信号処理部21、電源部22、制御部23、および表示部24を備えており、カメラ1への電源供給およびカメラ1からのSDI信号の入力受付を行う。なお入力端子TA、出力端子TB、および信号処理部21については、チャンネルごとに設けられている。
入力端子TAは、カメラ1との接続に用いられる端子であり、同チャンネルのカメラ1からSDI信号が入力されることになる。出力端子TBは、レコーダー3との接続に用いられる端子である。各チャンネルの入力端子TAと出力端子TBは、同チャンネルの信号処理部21を介して互いに接続されており、入力端子TAに入力されたSDI信号は、信号処理部21を介して出力端子TBから出力される。
信号処理部21は、入力端子TAに入力されたSDI信号に対して、所定の処理を施すように構成されている。信号処理部21のより詳細な構成については、改めて説明する。
電源部22は、カメラ1の電源となる直流電力Eを出力するように構成されている。電源部22は、例えば、交流電力を直流電力に変換する機能を有しており、商用の交流電力を用いて直流電力Eを生成する。なお電源部22は、カメラドライブ2の各部へ電源供給を行う役割を兼ねていても良い。
制御部23は、例えばマイクロコンピュータであり、カメラドライブ2が適切に動作するように各部を制御する。また制御部23は、各チャンネルの信号処理部21から検波信号SAを受けるとともに、各チャンネルの信号処理部21へ遮断信号SBを送出するように構成されている。なお検波信号SAおよび遮断信号SBの内容や用途等については、後述の説明により明らかとなる。
表示部24は、制御部23の指示に従った表示を行うように構成されている。表示部24の具体的な構成や表示内容等については、改めて説明する。
レコーダー3は、カメラドライブ2から入力される各チャンネルのSDI信号に対して、所定の信号変換処理を実行し、処理済みの信号をモニター4へ出力する。この信号変換処理の内容は、モニター4において適切な画像表示が可能となるように設定されている。
モニター4は、レコーダー3から入力された信号に基づいて、各チャンネルのカメラ1により得られた撮像画像を表示させる。モニター4は、例えばモニター画面の4分割表示により、ch1〜ch4の各撮像画像をリアルタイムに表示させる。なおカメラドライブ2とレコーダー3の接続、およびレコーダー3とモニター4の接続には、基本的に同軸ケーブルが用いられる。
なおレコーダー3およびモニター4は、図2に示すように、チャンネルごとに設けられていても良い。この場合、各レコーダー3は、同チャンネルの出力端子TBに接続され、カメラドライブ2から入力される同チャンネルのSDI信号に対して信号変換処理を実行し、処理済みの信号を同チャンネルのモニター4へ出力する。また各モニター4は、入力された信号に基づいて、同チャンネルのカメラ1により得られた撮像画像を表示させる。またレコーダー3およびモニター4の配置形態は上記のものに限られず、例えば、レコーダー3とモニター4の何れか一方がチャンネルごとに設けられるようにし、他方は一つだけが設けられる(一つの機器が各チャンネルの処理を纏めて行う)ようにしても良い。
[信号処理部の構成]
次に信号処理部21の詳細な構成について説明する。図3は、信号処理部21およびその周辺の構成図である。信号処理部21は、電源スイッチ211、電源挿入部212、フィルター213、オペアンプ214、およびSDI信号検波回路215を備えている。
電源スイッチ211は、電源部22と電源挿入部212を結ぶ電源ラインLb2上に設けられている。電源スイッチ211は、通常は導通状態(電源ラインLb2を導通させる状態)に維持されるが、制御部23から遮断信号SBを受けた後は、遮断状態(電源ラインLb2を遮断させる状態)となる。電源スイッチ211が導通状態のときには、電源部22から電源挿入部212へ直流電力Eの供給がなされるが、電源スイッチ211が遮断状態のときには、当該供給は停止されることになる。
電源挿入部212は、電源スイッチ211を介して電源部22へ接続されているとともに、入力端子TAと出力端子TBを結ぶ信号ラインLs2上に介在するように設けられている。電源挿入部212は、電源部22から供給される直流電力Eを信号ラインLs2に重畳させ、端子TAを介してカメラ1へ供給されるようにする。また電源挿入部212は、入力端子TA側から信号ラインLs2を介してなされるSDI信号の伝送を、妨げないように構成されている。
フィルター213は、主にインピーダンスマッチング用のフィルターとして、信号ラインLs2上の電源挿入部212と出力端子TBの間に設けられている。カメラ1から入力端子TAに入力されたSDI信号は、電源挿入部212、フィルター213、および出力端子TBを順に介して、レコーダー3へ出力されることになる。
また信号ラインLs2上の電源挿入部212とフィルター213の間には分岐点Pが設けられており、分岐点Pは、オペアンプ214を介してSDI信号検波回路215に接続されている。これにより、カメラ1から入力端子TAに入力されたSDI信号は、オペアンプ214にも伝送される。
オペアンプ214は、分岐点P側から受けたSDI信号を一定の増幅度で増幅させて、SDI信号検波回路215へ送出する。オペアンプ214の増幅度は、後述するSDI信号のレベル検出が適切になされるように設定されている。なおオペアンプ214は、SDI信号を増幅させる機能を有した部品の一例であり、これに準じた機能を有する他の部品が代用されても構わない。
SDI信号検波回路215は、ダイオードを用いたSDI信号の検波を行う回路である。SDI信号検波回路215は、オペアンプ214から受けたSDI信号に検波の処理を施して、当該処理済みの信号を制御部23に向けて送出する。
図4Aは、SDI信号検波回路215およびその周辺の回路構成の一例を示している。本図に示すようにSDI信号検波回路215は、高周波用の2個のダイオード(D1、D2)を有している。ダイオードD1は、アノードがオペアンプ214へ向くように、オペアンプ214と制御部23を結ぶライン上に設けられている。またダイオードD2は、アノードが接地されており、カソードがダイオードD1のアノードに接続されている。なおダイオードD1のカソードは、平滑コンデンサCを介して接地されている。
オペアンプ214から送出されたSDI信号は、SDI信号検波回路215によって検波(整流)され、更に平滑コンデンサCによって平滑化されることになる。このようにして得られた検波信号SAは、SDI信号検波回路215に入力されたSDI信号のレベルを表している。すなわち当該検波によって、SDI信号のレベルが検出されることになる。なお当該検出されるSDI信号のレベル(以下、「検出信号レベル」と称する)の高低は、カメラ1からカメラドライブ2へ入力される段階におけるSDI信号のレベルの高低を反映している。
なおSDI信号検波回路215の具体的構成については、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形を加えることが可能である。例えば、ダイオードD2は検波をより精度良く行うために有効であるが、図4Bに示すように、ダイオードD2を省略しておくことも可能である。
[信号レベル監視動作]
既に説明した通りカメラドライブ2は、同軸ケーブル5を用いたカメラ1への電源供給、およびカメラ1からのSDI信号の入力受付を行う。そして更にカメラドライブ2は、各チャンネルの検出信号レベルを監視して、その結果に応じて所定処理を行う動作(以下、「信号レベル監視動作」と称する)を実行する。信号レベル監視動作の内容について、図5に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
制御部23は、各チャンネルの検波信号SAに基づいて、各チャンネルの検出信号レベルを監視する(ステップS11)。また制御部23は、当該監視の実行中において、検出信号レベルが所定の基準レベルα1を下回ったチャンネルの有無を判別する(ステップS12)。
基準レベルα1は、カメラ1から入力されるSDI信号のレベルが殆どゼロとなる状況に対応するように(すなわち、この状況では検出信号レベルが基準レベルα1を下回るように)、予め適切に設定されている。なおこのようにSDI信号のレベルが殆どゼロとなる状況としては、例えば、カメラ1の故障、カメラ1の誤接続、或いは同軸ケーブル5等の断線といった異常が生じた状況が想定される。
検出信号レベルが基準レベルα1を下回ったチャンネルが有ると判別された場合(ステップS12のY)、制御部23は、当該チャンネルの電源スイッチ211に遮断信号SBを送出し、この電源スイッチ211を遮断状態とする(ステップS13)。これにより以降は、当該チャンネルのカメラ1への電源供給が停止されることになる。
その後、制御部23は、電源供給を停止したチャンネルを監視対象から除外した上で(ステップS14)、ステップS11の監視の動作を繰返す。例えばch3のカメラ1への電源供給を停止した場合、制御部23は以降、ch3をステップS11の監視の対象から除外し、ch1、ch2、およびch4の検出信号レベルを当該監視の対象とする。
上述した信号レベル監視動作が実行されることにより、何れかのチャンネルにおいて検出信号レベルが基準レベルα1を下回る場合(すなわち、カメラ1の故障等の異常が生じた場合)に、そのチャンネルのカメラ1への電源供給を停止させることが可能である。そのため、無駄な電源供給が行われないようにし、省電力や安全性を向上させることが可能である。
[検出信号レベルに応じた表示]
またカメラドライブ2は、各チャンネルの検出信号レベルに応じた表示動作を行う機能を有している。なおこの表示動作は、種々の形態で実行され得る。
上記表示動作の一例としては、各チャンネルの検出信号レベルが基準レベルα1を下回っているか否かを示すように、表示を行う例が挙げられる。この場合に表示部24は、図6に例示するように、チャンネルごとにランプ241(例えばLEDランプ)を有するように構成される。そして制御部23は、何れかのチャンネルの検出信号レベルが基準レベルα1を下回った場合には、そのチャンネルのランプ241を点灯させるように表示部24を制御する。この例によれば、ユーザは、どのチャンネルに異常が生じているかを一目で把握することが可能となる。
また上記表示動作の他の例としては、各チャンネルの検出信号レベルの数値を示すように、表示を行う例が挙げられる。この場合に表示部24は、図7に例示するように、チャンネルごとに数値を表示することが可能なディスプレイ242(図7の例では、4チャンネル分の7セグメントLEDディスプレイ)を有するように構成される。そして制御部23は、各チャンネルの検出信号レベルの数値がリアルタイムに表示されるよう表示部24を制御する。この例によれば、ユーザは、各チャンネルの検出信号レベルを詳細に知ることが可能となる。
なお遠隔監視システムXにおいては、同軸ケーブル5が長いほど、カメラ1からカメラドライブ2への伝送に伴うSDI信号の減衰度合が大きくなり、その分だけ検出信号レベルは低くなる。このように同軸ケーブル5の長さと検出信号レベルには相関性があることから、検出信号レベルに基づいて、同軸ケーブル5の延長可能長さ(検出信号レベルが所定の下限値を下回らない範囲において、最大でどれだけの延長が可能であるか)を算出することが可能である。
そこで上記表示動作の更に他の例としては、各チャンネルにおける同軸ケーブル5の延長可能長さを示すように、表示を行う例が挙げられる。この場合にも表示部24は、図7に例示するように、チャンネルごとに数値を表示することが可能なディスプレイ242を有するように構成される。そして制御部23は、各チャンネルの検出信号レベルに基づいて同軸ケーブル5の延長可能長さを逐次算出し、各チャンネルの算出結果の数値がリアルタイムに表示されるよう表示部24を制御する。この例によれば、ユーザは、各チャンネルの同軸ケーブル5の延長可能長さを知ることが可能となる。
2.第2実施形態
次に第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、検出信号レベルに応じてSDI信号を増幅させる点およびこれに関する点を除いて、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる点の説明に重点をおき、共通する点については説明を省略することがある。
図8は、第2実施形態における信号処理部21およびその周辺の構成図である。本図に示すように信号処理部21は、電源スイッチ211、電源挿入部212、フィルター213、オペアンプ214、およびSDI信号検波回路215を備えるとともに、増幅部216をも備えている。
増幅部216は、入力端子TAと出力端子TBを結ぶ信号ラインLs2上に介在するように(図8の例では、分岐点Pとフィルター213の間に)設けられており、SDI信号を増幅させる機能を有している。また増幅部216は、通常はオフ状態(増幅を行わない状態)に維持されるが、制御部23からオン信号SCを受けた後に、オン状態(増幅を行う状態)となる。
次に、第2実施形態における信号レベル監視動作の内容について、図9に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
制御部23は、各チャンネルの検波信号SAに基づいて、各チャンネルの検出信号レベルを監視する(ステップS21)。また制御部23は、当該監視の実行中において、検出信号レベルが所定の基準レベルα2を下回ったチャンネルの有無を判別する(ステップS22)。
基準レベルα2は、既に説明済みの基準レベルα1より高いレベルであり、増幅部216を用いたSDI信号の増幅が望ましい状況に対応するように(すなわち、この状況では検出信号レベルが基準レベルα2を下回るように)、予め適切に設定されている。なおこのようなSDI信号の増幅が望ましい状況とは、例えば、カメラ1から入力されるSDI信号が何らかの原因で弱まっており、増幅しておかなければ以降の処理に支障を来す虞のある状況が想定される。
検出信号レベルが基準レベルα2を下回ったチャンネルが有ると判別された場合(ステップS22のY)、制御部23は、当該チャンネルの検出信号レベルが更に基準レベルα1をも下回っているか否かに応じて、既定の動作を実行する。
より具体的に説明すると、当該チャンネルの検出信号レベルが基準レベルα1を下回っているときには(ステップS23のY)、制御部23は第1実施形態の場合と同様に、当該チャンネルの電源スイッチ211に遮断信号SBを送出し、この電源スイッチ211を遮断状態とする(ステップS24)。その後、制御部23は、電源供給を停止したチャンネルを監視対象から除外した上で(ステップS25)、ステップS21の監視の動作を繰返す。
一方で、当該チャンネルの検出信号レベルが基準レベルα1を下回っていない場合には(ステップS23のN)、制御部23は、当該チャンネルの増幅部216へオン信号SCを送出し、当該チャンネルの増幅部216をオン状態とする(ステップS26)。これにより以降は、当該チャンネルのSDI信号は増幅部216によって増幅されることになる。その後、制御部23は、ステップS21の監視の動作を繰返す。
上述した信号レベル監視動作が実行されることにより、何れかのチャンネルにおいて検出信号レベルが基準レベルα1を下回る場合(すなわち、カメラ1の故障等の異常が生じた場合)に、そのチャンネルのカメラ1への電源供給を停止させることが可能である。そのため、無駄な電源供給が行われないようにし、省電力や安全性を向上させることが可能である。
また更に、何れかのチャンネルにおいて検出信号レベルが基準レベルα1以上であって基準レベルα2を下回る場合(すなわち、SDI信号を増幅することが望ましい場合)に、増幅部216を用いてSDI信号を増幅することが可能である。なお増幅部216のゲイン(増幅度)は、SDI信号のレベルが出来るだけ適切な状態となるように設定されている。
また増幅部216のゲインは、検出信号レベルに応じて調節される(具体的には、検出信号レベルが低いほど増幅度が高くなる)ようにしても良い。このようにすれば、SDI信号を出来るだけ過不足なく増幅させ、SDI信号のレベルをより適切な状態にすることが容易となる。
3.その他
以上に説明した通りカメラドライブ2(信号処理装置)は、同軸ケーブル5を介してSDI信号を出力するカメラ1(外部装置)に接続され、同軸ケーブル5を用いたカメラ1への電源供給、および、カメラ1からのSDI信号の入力受付を行う。またカメラドライブ2は、ダイオードを用いてSDI信号の検波を行うSDI信号検波回路215と、検出信号レベルに応じて電源供給を停止させる供給停止部(主に制御部23や電源スイッチ211により構成される機能部)を備えている。
そのためカメラドライブ2は、SDI信号検波回路215が行う検波によって検波信号SAを得ることができ、SDI信号のレベルを容易に検出することが可能である。これによりカメラドライブ2は、SDI信号の監視のために比較的高価なIC等を必要とせず、製造コストを抑えることが容易となっている。また更にカメラドライブ2は、検出信号レベルに応じて電源供給を停止させることから、SDI信号の監視の結果を有効に活用することが可能である。
またカメラドライブ2は、複数のカメラ1に接続され、カメラ1ごとに電源供給およびSDI信号の入力受付を行うようになっており、更に、カメラ1ごとに対応するSDI信号検波回路215の各々が備えられている。そして供給停止部は、何れかのカメラ1に対応する検出信号レベルが基準レベルα1を下回った場合に、当該カメラ1に対応する電源供給を停止させる。
またカメラドライブ2は、検出信号レベルに応じた表示を行う表示部24を備えている。そのためユーザは、当該表示を見ることにより、検出信号レベルに関する情報を知ることが可能である。また第2実施形態のカメラドライブ2は、検出信号レベルに応じてSDI信号を増幅させる増幅部216を備えている。そのため、SDI信号のレベルを適切に増幅させることが容易となっている。
また本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
1 カメラ(外部装置)
11 撮像部
12 電源分離部
2 カメラドライブ(信号処理装置)
21 信号処理部
211 電源スイッチ
212 電源挿入部
213 フィルター
214 オペアンプ
215 SDI信号検波回路
216 増幅部
22 電源部
23 制御部
24 表示部
241 ランプ
242 ディスプレイ
3 レコーダー
4 モニター
5 同軸ケーブル
Ls1 (カメラ1内の)信号ライン
Lb1 (カメラ1内の)電源ライン
Ls2 (カメラドライブ2内の)信号ライン
Lb2 (カメラドライブ2内の)電源ライン
TA 入力端子
TB 出力端子
X 遠隔監視システム(信号処理システム)

Claims (6)

  1. SDI信号を出力する外部装置に接続可能な入力端子を複数備え、前記入力端子ごとにチャンネルが設定されており、前記外部装置への電源供給、および、前記外部装置からの前記SDI信号の入力受付を各々の前記チャンネルで行う信号処理装置であって、
    ダイオードを用いて前記SDI信号の検波を行う検波回路を前記チャンネルごとに備え、
    前記電源供給をすでに停止した前記チャンネルを監視対象から除外し、前記検波により検出された前記SDI信号のレベルを監視し、前記監視対象である前記検出されたレベルに応じて、前記電源供給を前記チャンネル単位で停止させる供給停止部を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記供給停止部は、
    前記検出されたレベルが所定の基準レベルを下回った場合に、前記電源供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記検出されたレベルに応じた表示を行う表示部を、備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 前記検出されたレベルに応じて前記SDI信号を増幅させる増幅部を、前記チャンネルごとに備えたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の信号処理装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載の信号処理装置と、
    同軸ケーブルを用いて前記信号処理装置に接続される前記外部装置と、を備え、
    前記同軸ケーブルを、前記電源供給と前記SDI信号の伝送に共用することを特徴とする信号処理システム。
  6. 前記外部装置は、
    撮像して得られた画像情報を含む前記SDI信号を、前記信号処理装置へ出力することを特徴とする請求項5に記載の信号処理システム。
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