JP6431574B1 - 電子管 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の時間的特性を確実に得ることが可能な電子管を提供する。
【解決手段】電子管1は、光に応じた電子を放出する光電面3と、光電面3に対面するように配置されたアバランシェフォトダイオード6と、光電面3からアバランシェフォトダイオード6へ向けて電子を加速すると共に電子を集束させる集束電極部4と、アバランシェフォトダイオード6が設けられるステム9を有する筐体2と、を備える。ステム9には、光を通過させる光入射孔26が設けられ、その周囲はステム9により遮光されている。集束電極部4は、光通過孔37が設けられる第1領域34aと、電子をアバランシェフォトダイオード6へ導く電子通過孔38が設けられる第2領域34bとを有する。第1領域34aは、光入射孔26と光電面3とを結ぶ軸線A1上に形成される。第2領域34bは、光電面3とアバランシェフォトダイオード6とを結ぶ軸線A2上に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子管に関する。
光を検出するための電子管として、光の入射によって光電面から放出された電子(光電子)を半導体素子へ向けて加速し、当該半導体素子により電子を捉えるものが知られている。例えば、特許文献1に開示された電子管は、チャンバの一端側に設けられた入射窓から光を受け入れる。受け入れられた光が、入射窓と対面する他端側に設けられた光電変換部に入射すると、光電変換部は電子(光電子)を生じる。当該電子は、光電変換部に対面するように入射窓に設けられたセンサに入射する。
米国特許第6674063号明細書
特許文献1には、電子検出素子を設けたステム全面を入射窓とする反射型の電子打ち込み増倍型光センサが開示されている。特許文献1に開示された電子管では、入射窓から受け入れられた光は、その入射態様によって、直接に光電面に入射することもあれば、チャンバの内壁に入射してしまうこともあるが、そのような場合であっても、チャンバの内壁に反射面を設けることで、光を当該反射面によって反射させた後に光電面に入射させている。そのため、光の入射態様に起因して、入射窓から光電面に到達するまでの距離が変わってしまうことがある。また、特許文献1の光センサでは、ステム全面を入射窓とするために、入射した光が種々の経路をたどり得る。そうすると、ステムと光電面との間に構成物を配置した場合に、光を遮ることが生じ得る。従って、ステムに設けた電子検出素子と光電面との間に集束電極を設けることが困難である。このため、入射する光の態様に応じて、電子検出素子から出力される信号が時間的に揺らいでしまい、所望の時間的特性を確実に得ることが難しかった。
そこで、本発明は、所望の時間的特性を確実に得ることが可能な電子管を提供することを目的とする。
本発明の一形態は、入射した光に応じた電子を放出する光電変換部と、光電変換部に対面するように配置され、電子を受ける電子検出部と、光電変換部と電子検出部との間に配置された電極板を含み、光電変換部から電子検出部へ向けて電子を加速すると共に電子を集束させる集束電極部と、電子検出部が設けられるステム部を有し、光電変換部及び電子検出部が配置される真空に保持された内部空間を形成する筐体と、を備え、ステム部は、光を通過させる光入射窓部が設けられるとともに、光入射窓部の周囲を遮光する遮光部を有し、電極板は、光入射窓部から導かれた光を通過させることにより、光を光電変換部に導く光通過部が設けられる第1領域と、光電変換部から放出された電子を通過させることにより、電子を電子検出部へ導く電子通過部が設けられる第2領域とを有し、第1領域は、光入射窓部と光電変換部とを結ぶ第1軸線上に形成され、第2領域は、光電変換部と電子検出部とを結ぶ第2軸線上に形成される。
この構成によれば、光は、ステム部に設けられ、その周囲が遮光された光入射窓から筐体内に受け入れられ、電極板の光通過部を通過した後に、光電変換部に到達する。換言すると、ステム部側からの光の入射を光入射窓部に限定し、さらに光入射窓部からの光は光通過部を通過することなしに、光電変換部に到達することはない。そうすると、光入射窓部のあるステム部側から入射し、光電変換部まで到達するまでの光の態様は、入射窓部及び光通過部を通過する態様に制限されるため、入射経路のばらつきが抑制される、従って、光入射窓部から光電変換面まで到達するまでの距離が所定の範囲に収まる。そして、光電変換部から放出された電子は、集束電極部によって集束されて、電子検出部に導かれる。このため、電子検出部から出力される信号の時間的な揺らぎが低減するので、所望の時間的特性を確実に得ることができる。
光通過部は、電子通過部に対して離間してもよい。この構成によれば、電子通過部に形成される電界に影響を及ぼすことなく光通過部を設けることができる。従って、所望の電子軌道を得つつ、光電変換部へ到達する光の入射経路を確実に特定することができる。
筐体は、ステム部と対面する蓋部をさらに有し、蓋部は、ステム部と対面すると共に内部空間に露出した面に設けられた光電変換部を有してもよい。この構成によれば、光電変換部を精度よく設けることが可能になる。従って、所望の電子軌道を得ることができる。
光入射窓部は、第1軸線を中心軸線とするステム部に設けられた貫通孔と、貫通孔を閉鎖するようにステム部に固定された光透過部材と、を含んでもよい。この構成によれば、光電変換部へ到達する光の入射経路を確実に特定することができる。
光透過部材は、光が入射する光入射面を有し、光入射面は、第1軸線に対して直交してもよい。この構成によれば、入射光を光電変換部まで効率よく導くことができる。
ステム部は、金属材料により形成されてもよい。この構成によれば、ステム部自体が遮光部として機能することが可能になる。従って、光電変換部へ到達する光の入射経路を確実に特定することができる。さらに、金属材料により形成されたステム部は、良好な熱伝導性を有する。従って、電子検出部で発生する熱が効率よく外部へ排出されるので、電子検出部の動作を安定化できる。
蓋部は、金属材料により形成されてもよい。この構成によれば、蓋部においても遮光できるので、蓋部からのノイズ光の入射を抑制できる。
本発明によれば、所望の時間的特性を確実に得ることが可能な電子管が提供される。
図1は、実施形態に係る電子管の断面を示す斜視図である。 図2は、図1に示されたステム部の断面を示す斜視図である。 図3は、電子管の断面を示す分解図である。 図4は、実施形態に係る電子管の断面を示す図である。 図5は、変形例1に係る電子管の断面を示す図である。 図6は、変形例2に係る電子管の断面を示す図である。 図7は、変形例3に係る電子管の断面を示す斜視図である。 図8は、変形例4に係る電子管の断面を示す斜視図である。 図9は、変形例5に係る電子管の断面を示す斜視図である。 図10は、変形例6に係る電子管の断面を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示される電子管1は、いわゆる電子打ち込み増倍型光センサ(HPD:Hybrid Photo−Detector)である。電子管1は、光の入射に応じて光電面より放出した電子(光電子)を加速する。そして、電子管1は、加速した電子を半導体素子であるアバランシェフォトダイオードに入射することにより微弱な光を検出する。アバランシェフォトダイオードは、濃度の高いP領域とN領域とを接合し、そこでアバランシェ増幅に十分な高い電界を形成する半導体素子である。アバランシェフォトダイオードの入射面に電子が入射されると、その電子を増倍して電気信号を出力する。よって、アバランシェフォトダイオードは電子増倍部であるとともに、電子検出部でもあると言える。
電子管1は、内部が真空に保たれた内部空間を形成する筐体2を有する。筐体2は、略円筒状を呈する。筐体2の内部には、光電面3(光電変換部)と、集束電極部4と、アバランシェフォトダイオード6(電子検出部)とが配置される。
円筒状の筐体2は、一例として、外径が30mm程度であり高さが25mm程度で有り得る。筐体2は、軸線A2(第2軸線)に沿って配置された側管部7と、蓋8(蓋部)と、ステム9(ステム部)と、を有する。側管部7は、円筒状である筐体2の本体部を呈し、上端及び下端は開放される。開放された上端は、蓋8によって封止される。開放された下端は、ステム9によって封止される。蓋8と側管部7との接続箇所及びステム9と側管部7との接続箇所は、気密が保たれる。このような構成により、筐体2の内部は、真空に保たれる。
側管部7は、下側電極部11と、下側絶縁筒部12と、中間電極部13と、上側絶縁筒部14と、上側電極部16と、を有する。下側電極部11と、下側絶縁筒部12と、中間電極部13と、上側絶縁筒部14と、上側電極部16と、は、それぞれ略環状を呈し、軸線A2に沿って下から順に下側電極部11、下側絶縁筒部12、中間電極部13、上側絶縁筒部14、及び上側電極部16の順に積み重ねられる。つまり、集束電極部4である下側電極部11と、中間電極部13と、上側電極部16の少なくとも一部は、筐体2の一部を構成する。そして、上側電極部16は、側管部7の上端の開口を形成し、光電面3に最も近い集束電極部4として機能する。下側電極部11は、側管部7の下端の開口を形成し、アバランシェフォトダイオード6に最も近い集束電極部4として機能する。側管部7の構成については後に詳述する。
蓋8は、上側電極部16の開口を閉鎖する。蓋8は、遮光性を持つ導電性部材、例えばコバールといった金属材料により形成された円板状の部材である。蓋8は、蓋上面8aと、蓋下面8bとを有する。蓋上面8aは、筐体2の外部に露出する。蓋下面8bは、筐体2の内部に露出する。蓋8は、その軸線が筐体2の軸線A2と重複する。そして、蓋8の蓋下面8bにおいて軸線A2と重複する領域には、光電面3が形成される。光電面3は、蓋上面8a側に向かって窪んだ凹状の湾曲面上に形成された膜状の部分であり、例えばSb-K-Cs等からなるアルカリ光電面である。なお、光電面材料としては、GaAsP等の結晶光電面材料も採用し得る。蓋上面8aは、上側電極部16に対して封止部31によって気密に固定される。封止部31として、コバールが例示され、蓋上面8aおよび上側電極部16との間に図示しない接合部材、例えばインジウム等の低融点金属を含む接合部材を挟むことによって気密に固定される。このような構成によれば、蓋8が軸線A2上に配置され、ステム9も軸線A2上に配置される。従って、蓋8の蓋下面8bは、ステム9と対面する。また、本実施形態においては、蓋8は遮光性を持つ導電性部材からなるので、蓋8側から光電面3へのノイズ光の入射を抑制するとともに、光電面3への電位供給を蓋8及び上側電極部16を介して行うことができる。
図2に示されるように、ステム9は、ベース17と給電ピン18と信号ピン19とピン保護筒部21とを有する。円板状のベース17は、ベース主面22とベース裏面23とを有する。ベース主面22は、筐体2の内側に露出した面である。ベース裏面23は、筐体2の外側に露出した面である。ベース主面22は、接続領域22aと、ダイオード配置領域22bと、貫通孔形成領域22cと、を有する。接続領域22aは、ベース主面22の周縁部に設定され、下側電極部11に気密に固定される。ダイオード配置領域22bは、ベース主面22の中心軸線を含む中央部分に設定され、アバランシェフォトダイオード6が取り付けられる。具体的には、ベース主面22上に基板24が固定され、当該基板24上にアバランシェフォトダイオード6が取り付けられる。すなわち、アバランシェフォトダイオード6は、基板24を介してステム9に取り付けられる。このような構成によれば、アバランシェフォトダイオード6が軸線A2に配置されると共に、光電面3も軸線A2上に配置される。従って、アバランシェフォトダイオード6は光電面3に対面する。なお、アバランシェフォトダイオード6は動作中の発熱がノイズ成分になりうるため、ステム9を介して放熱するのが好ましい。よって、ステム9の材料としては、例えば、放熱性の高い金属材料である銅が挙げられるが、コバールといった金属材料やセラミックなども採用し得る。
貫通孔形成領域22cは、接続領域22aとダイオード配置領域22bとの間に設定され、光入射孔26(光入射窓部)の一方の内側開口26aが形成される。光入射孔26は、筐体2の内部に光を受け入れる。光入射孔26は、ベース17を貫通する孔である。光入射孔26の中心軸である軸線A1(第1軸線)は、筐体2に入射する光の光軸であるともいえる。この軸線A1は、光電面3の中心を通過するとともに、筐体2の軸線A2に対して傾いている。
前述したように光入射孔26の内側開口26aは、ベース主面22の貫通孔形成領域22cに形成される。光入射孔26のベース裏面23には、ざぐり27が設けられる。このざぐり27には、光入射孔26の外側開口26bが形成され、当該外側開口26bを気密に封止するように、入射面板28(光透過部材)が嵌め込まれる。入射面板28は、光に対して透明なガラスであり、具体的にはサファイアガラスを例示できる。なお、入射面板28は、検出する光の波長に応じてその材料を選択してよい。例えば、入射面板28は、石英であってもよい。つまり、ステム9は、本実施形態においては銅といった光透過性のない材料からなるため、入射面板28を備えた光入射孔26以外には筐体2の内部への光の入射部を備えない。つまり、光入射孔26の周囲(具体的にはベース裏面23における外側開口26bを除く領域)に加え、ベース主面22とベース裏面23とをつなぐ側壁領域は、ステム9側から照射された光に対する遮光部10となる。また同様に、光入射孔26の内壁面やベース主面22も遮光されているため、入射面板28から入射した光がステム9内を透過して、筐体2の内部に入射することもない。なお、ステム9は、それ自身が光透過性のない材料からなる場合に限らず、光透過性のある材料からなっても良いが、その場合、光入射孔26の周囲に加え、ベース主面22とベース裏面23とをつなぐ側壁領域に遮光部材を設ける(または遮光処理を施す)のが好ましく、光入射孔26の内壁面やベース主面22も同様の構成とすると、より好ましい。
入射面板28は、光入射面28aと光出射面28bとを有する。光入射面28aは、筐体2の外部に露出した面である。光出射面28bは、筐体2の内部に露出する部分を含む面である。光出射面28bの周縁部分はざぐり27に対して固定される。入射面板28は、その光入射面28aが軸線A1に対して直交する。
給電ピン18は、アバランシェフォトダイオード6が取り付けられた基板24に電圧を付与する。給電ピン18は、接続領域22aとダイオード配置領域22bとの間であって、貫通孔形成領域22cと重複しない領域に配置される。給電ピン18は、軸線A2に対して平行に延びる棒状の導電部材である。給電ピン18の一端は、筐体2の外部に露出する。給電ピン18の他端は、筐体2の内部に露出する。給電ピン18の他端には、ワイヤ29の一端が接続される。ワイヤ29の他端は、アバランシェフォトダイオード6が取り付けられた基板24に接続される。なお、給電ピン18は、図示しない絶縁構造によってステム9とは絶縁されている。
信号ピン19は、アバランシェフォトダイオード6から信号を取り出す。信号ピン19は、ダイオード配置領域22bに配置される。信号ピン19も給電ピン18と同様に、軸線A2に対して平行に延びる棒状の導電部材である。信号ピン19の一端は、筐体2の外部に露出する。信号ピン19の他端は、ベース17のベース主面22に露出し、基板24を介してアバランシェフォトダイオード6に接続される。なお、信号ピン19は、図示しない絶縁構造によってステム9とは絶縁されている。
SMAコネクタとしてのピン保護筒部21は、信号ピン19の他端を保護する。ピン保護筒部21は、ベース裏面23の略中央に設けられる筒状の部分である。ピン保護筒部21の内径D21は、信号ピン19の外径D19よりも大きい。ピン保護筒部21の高さ、すなわちベース裏面23からピン保護筒部21の先端21aまでの長さは、ベース裏面23から突出する信号ピン19の長さよりも長い。
続いて、図3を参照しつつ、側管部7の構造についてさらに詳細に説明する。既に述べたように、側管部7は、下側電極部11と、下側絶縁筒部12と、中間電極部13と、上側絶縁筒部14と、上側電極部16と、を有する。
下側電極部11は、下側電極基体部32と、電極カバー33とを有し、アバランシェフォトダイオード6に最も近い集束電極部4として機能する。下側電極基体部32は、環状を呈する導電性部材であり、電気的に接続された電源(不図示)から一例として8kVの電圧が与えられる。下側電極基体部32は、上面32aと、下面32bと、貫通孔32hを形成する内周面32cと、外周面32dと、を有する。電極カバー33は、略キャップ状を呈する導電性部材である。電極カバー33は、光電面3およびアバランシェフォトダイオード6と対向する平板状の集束電極部34(電極板)と、集束電極部34の外周辺部から立設するカバー壁部36と、を有し、これらは一体に成形される。電極カバー33は、下側電極基体部32と下側絶縁筒部12との間に配置される。より詳細には、電極カバー33の集束電極部34は、下側電極基体部32の上面32aと下側絶縁筒部12の下面12bとの間に挟まれる。集束電極部34の外周辺部から立設するカバー壁部36は、下側電極基体部32の外周面32dを覆う。
下側電極部11は、光通過孔37(光通過部)と電子通過孔38(電子通過部)と壁部38Wとを有する。具体的には、電極カバー33の集束電極部34の平板部において、隣り合いつつも離間して形成された貫通孔である光通過孔37と電子通過孔38と有し、壁部38Wは電子通過孔38を囲むように立設されている。なお、本実施形態においては、集束電極部34は光通過孔37と電子通過孔38以外に貫通孔を備えない。光通過孔37は、光入射孔26から受け入れた光を光電面3に導く。また、光通過孔37の大きさは、軸線A1に沿って光入射孔26を集束電極部34に投影した大きさ以下とされており、本実施形態においては、ほぼ等しい大きさとされている。さらに、光通過孔37は、壁部38Wを介して電子通過孔38と離間するように集束電極部34の平板部に設けられているために、電子の集束に関与する電界に影響がないような配置とされている。そして、光通過孔37の周辺部は集束電極部34によって遮光されている。電子通過孔38は、光電面3から放出された電子を集束しながらアバランシェフォトダイオード6に導く。光通過孔37は、集束電極部34における第1領域34a(図1参照)に設けられる。また、電子通過孔38は、集束電極部34における第2領域34b(図1参照)に設けられる。電子通過孔38は、軸線A2の方向に沿って光電面3に向かって起立した壁部38Wにより形成される。壁部38Wは、軸線A1に沿って光通過孔37を通過して光電面3へ到るような光の経路を妨げない高さとされており、少なくとも軸線A1とは交わらないような高さとされている。第1領域34aは、軸線A1と交差する点を含む領域である(図1参照)。従って、第1領域34aは、軸線A1上に形成される。第2領域34bは、軸線A2と交差する点を含む領域である。従って、第2領域34bは、軸線A2上に形成される。なお、光通過部は、光を透過可能な構成であればよく、光通過孔37のように貫通孔である必要はない。
下側絶縁筒部12は、環状を呈する絶縁性部材である。下側絶縁筒部12は、例えば、セラミック材料により構成される。下側絶縁筒部12は、下側電極部11と中間電極部13とを電気的に絶縁する。また、下側絶縁筒部12は、下側電極部11と中間電極部13との間の物理的な距離を維持するスペーサである。下側絶縁筒部12は、上面12aと、下面12bと、貫通孔12hを形成する内周面12cと、外周面12dと、を有する。
中間電極部13は、円板状を呈する導電性部材であり、中間部での集束電極部4として機能する。中間電極部13は、下側絶縁筒部12と上側絶縁筒部14との間に配置され、電気的に接続された電源(不図示)から一例として4kVの電圧が与えられる。中間電極部13は、上面13aと、下面13bと、中央に設けられた貫通孔13hと、外周面13dと、を有する。貫通孔13hの内径D13は、筐体2の内径よりも小さい。また貫通孔13hの内径D13は、電子通過孔38の内径D38よりも大きい。
上側絶縁筒部14は、環状を呈する絶縁性部材である。上側絶縁筒部14は、例えば、セラミック材料により構成される。従って、上側絶縁筒部14の単体構成は、下側絶縁筒部12と同じであり得る。上側絶縁筒部14は、中間電極部13と上側電極部16とを電気的に絶縁する。また、上側絶縁筒部14は、中間電極部13と上側電極部16との間の物理的な距離を維持するスペーサである。上側絶縁筒部14は、上面14aと、下面14bと、貫通孔14hを形成する内周面14cと、外周面14dと、を有する。
上側電極部16は、上側電極本体39と起立部41とが一体化された形状を呈する導電性部材であり、光電面3に最も近い集束電極部4として機能する。カソード電極である上側電極部16には、電気的に接続された電源(不図示)から一例として0Vの電圧(接地電位)が与えられる。上側電極本体39は、環状を呈する。上側電極本体39は、上面39aと、下面39bと、貫通孔39hを形成する内周面39cと、外周面39dと、を有する。貫通孔39hの内径D39は、筐体2の内径よりも小さい。すなわち、貫通孔39hの内径D39は、上側絶縁筒部14の内径D14、下側絶縁筒部12の内径D12及び下側電極部11における下側電極基体部32の内径D32より小さい。一方、貫通孔39hの内径D39は、電子通過孔38の内径D38、中間電極部13の貫通孔13hの内径D13及び光電面3の直径D3よりも大きい。
電子が光電面3からアバランシェフォトダイオード6に至るまでには、上側電極部16の貫通孔39hと、中間電極部13の貫通孔13hと、下側電極部11の電子通過孔38とをこの順に通過する。これら貫通孔39h,13h及び電子通過孔38は、それぞれの中心軸線は、軸線A2に重複している。一方、これら貫通孔39h,13h及び電子通過孔38のそれぞれの内径D39,D13,D38は、電子の進行方向に沿って段階的に小さくなる。つまり、内径D39が最も大きい。内径D13は内径D39より小さいが内径D38より大きい。内径D38は最も小さい。なお、最も重要なのは、これら貫通孔39h,13h及び電子通過孔38のそれぞれの内径D39,D13,D38のうち、アバランシェフォトダイオード6に最も近い電子通過孔38の内径D38が最も小さいことであり、貫通孔39h及び13hのそれぞれの内径D39及びD13の大小は、適宜変更しても良い。
上側電極本体39の下面39bは、上側絶縁筒部14の上面14aに固定される。上側電極本体39の上面39aには、起立部41が設けられる。起立部41は、環状を呈する。起立部41の内径D41は、上側電極本体39の内径D39よりも大きい。従って、上側電極部16は、起立部41の内周面と上側電極本体39の上面とに囲まれた領域を有する。蓋8は、この領域に嵌め込まれる。
ここで、図4を参照しつつ、本実施形態に係る電子管1の特徴的な構成について説明する。
電子管1は、軸線A1,A2を有する。軸線A1は、光入射孔26と光電面3とを結ぶ直線である。より詳細には、光入射孔26の中心軸線であって、光電面3の中心を通過し得る。軸線A2は、光電面3とアバランシェフォトダイオード6とを結ぶ直線である。より詳細には、光電面3の中心とアバランシェフォトダイオード6の中心とを結ぶ直線であり、筐体2の中心軸線でもあり得る。軸線A1は、軸線A2に対して傾いている。例えば、軸線A1は、光電面3おいて軸線A2と交差する。
このような構成によれば、まず、ステム9側から照射された光Lは、ステム9による遮光によって光入射孔26からのみ、筐体2の内部に入射する。次に、光Lは、ステム9と下側電極部11の集束電極部34との間を進行する。次に、光Lは、光通過孔37を通過する。次に、光Lは、下側電極部11と中間電極部13との間を進行する。次に、光Lは、中間電極部13の貫通孔13hを通過する。次に、光Lは、中間電極部13と上側電極部16との間を進行する。次に、光Lは、上側電極部16の貫通孔16hを通過する。そして、光Lは、光電面3に到達する。要するに、光電面3に到達する光Lは、光入射孔26と、光通過孔37とを通過したもののみとなる。従って、光電面3に到達する光Lは、その経路が制限されている。
次に、光電面3から放出された電子Eは、集束電極部4により形成された電界によりアバランシェフォトダイオード6に向けて加速される。電子Eは、上側電極部16の貫通孔16hを通過する。次に、上側電極部16と中間電極部13との間を進行する。次に、中間電極部13の貫通孔13hを通過する。次に、中間電極部13と下側電極部11との間を進行する。次に、下側電極部11の電子通過孔38を通過する。そして、下側電極部11とステム9との間を進行し、アバランシェフォトダイオード6に入射する。要するに、アバランシェフォトダイオード6に到達する電子Eは、電子通過孔38を通過する。従って、光電面3からアバランシェフォトダイオード6に到達する電子Eは、その経路が直線的であるため、集束させるための電界形成が容易である。
電子管1によれば、光Lは、ステム9に設けられ、その周囲が遮光された光入射孔26から筐体2内に受け入れられ、中間電極部13の光通過孔37を通過した後に、光電面3に到達する。換言すると、ステム9側からの光の入射を光入射孔26に限定し、さらに光入射孔26からの光Lは光通過孔37を通過することなしに、光電面3に到達することはない。そうすると、光入射孔26のあるステム9側から入射し、光電面3まで到達するまでの光Lの態様は、光入射孔26及び光通過孔37を通過する態様に制限されるため、入射経路のばらつきが抑制される。従って、光入射孔26から光電面3まで到達するまでの距離が所定の範囲に収まる。そして、光電面3から放出された電子Eは、集束電極部4によって集束されて、アバランシェフォトダイオード6に導かれる。このため、アバランシェフォトダイオード6から出力される信号の時間的な揺らぎが低減するので、所望の時間的特性を確実に得ることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
<変形例1>
上記実施形態に係る電子管1は、蓋8が金属製であった。しかし、蓋は、金属製に限定されることはない。図5に示されるように、例えば、変形例1に係る電子管1Aの蓋8Aは、ガラス製であってもよい。ガラス材料として、例えばサファイアが挙げられる。このような構成によれば、蓋8Aからも光L2を受け入れることができる。そうすると、電子管1Aの光電面3Aは、光入射孔26から光L1を受け入れる反射型光電面であると同時に、さらに、蓋8Aの蓋上面8aから光L2を受け入れる透過型光電面としても用いることが可能である。
<変形例2>
上記実施形態に係る電子管1は、光電面3が放物面といった曲面を呈していた。しかし、光電面は、曲面に限定されることはない。図6に示されるように、変形例2に係る電子管1Bの光電面3Bは、蓋下面8bに沿って設けられた平面状であってもよい。このような構成によれば、光電面3Bを例えばGaAsP等のような結晶光電面とした場合に、湾曲面と比べて結晶の固定を容易に行うことができる。
<変形例3>
上記実施形態に係る電子管1は、中間電極部13の電極カバー33が略平板状であった。しかし、電極カバーは、略平板状に限定されることはない。図7に示されるように、変形例3に係る電子管1Cが備える下側電極部11Cの電極カバー33Cは、カバー枠42と、集束電極部43と、集束電極部43を支持する複数のフレーム44とを有する。この構成によれば、光は、離間したフレーム44同士の間に形成される隙間(光通過部)を通って光電面3に至る。集束電極部43は、電子通過孔38と同じ内径D38を有する筒状の部材である。集束電極部43の中心軸線は、軸線A2に重複する。集束電極部43は、複数(例えば4本)のフレーム44によって、その位置が保持される。フレーム44の一端は、集束電極部43に連結される。フレーム44の他端は、カバー枠42に連結される。このような構成によれば、電子管1Cの製造時に行われるガス抜き工程を容易に行うことができる。
<変形例4>
上記実施形態に係る電子管1は、入射面板28の光入射面28aが軸線A1と直交していた。しかし、入射面板の構成は、この構成に限定されることはない。図8に示されるように、変形例4に係る電子管1Dの入射面板28Dは、その光入射面28aが軸線A1に対して傾斜するように配置されてもよい。具体的には、光入射孔26Dの外側開口26cは、ベース裏面23に設けられている。つまり、筐体2Dを構成するステム9Dは、ざぐり27(図1参照)を有しない。そして、入射面板28Dは、外側開口26cを気密に封止するように、ベース裏面23に対して取り付けられる。このような構成によれば、入射面板28Dをステム9Dに対して容易に固定できる。また、さらなる変形例として、ステム9D全体を光透過性材料で形成し、光入射孔としての貫通孔を設けることなく、光入射孔26Dにおける内側開口および外側開口に相当する領域を除いて遮光部材を設ける(または遮光処理を施す)ことで、実質的に光入射孔に相当する光入射経路を形成しても良い。
<変形例5>
上記実施形態に係る電子管1は、ステム9がざぐり27を有し、ざぐり27に対して入射面板28が嵌め込まれていた。しかし、この構成に限定されることはない。図9に示されるように、変形例5に係る電子管1Eのステム9Eは、光入射孔26Eを構成する筒部46を有する。具体的には、光入射孔26Eは、内側開口26aと、外側開口26eとを有する。外側開口26eは、ベース裏面23から軸線A1に沿って筐体2の外部方向に向かって突出する筒部46の先端に設けられる。そして、入射面板28Eは、外側開口26eを気密に封止するように、筒部46の先端に設けられたフランジ47に対して取り付けられる。この入射面板28Eは、石英により形成される。石英により形成された入射面板28Eによれば、紫外光領域のような短い波長の光を好適に透過させ得る。そして、石英製の入射面板28Eをフランジ47に接合するためには、アルミシールを用いる。つまり、入射面板28Eとフランジ47との間に、アルミリング48が挟み込まれた接合構造となる。そして、アルミシールを行う場合、入射面板28Eをステム9Eに取り付けるために、アルミリング48を挟んだ状態で入射面板28Eをフランジ47に所定の圧力で押圧する必要があるが、変形例5に係る電子管1Eによれば、筒部46が突出しているので、入射面板28Eをフランジ47に押圧する工程を容易に行うことができる。さらに、電子管1Eに対する光の入射位置がステム9Eから突出しているので、入射面板28Eに対して光を送る外部光学系とのカップリングを容易に行うことができる。
<変形例6>
図10に示されるように、変形例6に係る電子管1Fの蓋8Fは、排気孔8cを有していてもよい。排気孔8cは、蓋8Fの蓋上面8aから蓋下面8bまで貫通する孔である。さらに、排気孔8cには、排気管49が気密に嵌め込まれる。排気管49の下端は、蓋8Fの蓋下面8bに一致するか、排気孔8c内に配置され、少なくとも蓋下面8bからは突出しないのが好ましい。排気管49の上端は、蓋8Fの蓋上面8aより上方に突出し、封止されている。
なお、排気管49は、ステム9に設けるよりも蓋8に設ける方が好ましい。ステム9には、光入射孔26や入射面板28、給電ピン18や信号ピン19などが配置されており、排気管49を設置可能な場所が限定される。また、ステム9に設けた場合、排気作業の際に、中間電極部13より上側の領域に存在する空気は、中間電極部13の電子通過孔38及び光通過孔37を介してステム9の側に移動した後に、排気されることになる。そうすると、集束電極部4が排気の抵抗となり得る。一方、排気管49を蓋8Fに設ける構成によれば、光の入射への考慮が不要であるとともに、給電ピン18などの構成要素が突出していないので、設置場所の自由度も高い。また、排気作業が行いやすいといった有利な点を有する。さらに、通常の排気工程を採用できるので、トランスファー装置を用いることなく製造でき、製造コストを低減することが可能になる。
また、前述したいずれの例においても、電子検出部にはアバランシェフォトダイオード6を用いているが、それに限らず、他の半導体電子検出素子でも良い。さらに、半導体電子検出素子に限らず、単なるアノードや、ダイノードとアノードを備えた電子検出部を用いても良い。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F…電子管、2,2D…筐体、3,3A,3B…光電面(光電変換部)、4…集束電極部、6…アバランシェフォトダイオード(電子検出部)、7…側管部、8,8A,8F…蓋(蓋部)、8a…蓋上面、8b…蓋下面、8c…排気孔、9,9D,9E…ステム(ステム部)、10…遮光部、11,11C…下側電極部、12…下側絶縁筒部、13…中間電極部、14…上側絶縁筒部、16…上側電極部、17…ベース、18…給電ピン、19…信号ピン、21…ピン保護筒部、22…ベース主面、22a…接続領域、22b…ダイオード配置領域、22c…貫通孔形成領域、23…ベース裏面、24…基板、26,26D,26E…光入射孔(光入射窓部、貫通孔)、28,28D,28E…入射面板(光透過部材)、28a…光入射面、29…ワイヤ、31…封止部、32…下側電極基体部、33,33C…電極カバー、34…集束電極部(電極板)、34a…第1領域、34b…第2領域、36…カバー壁部、37…光通過孔(光通過部)、38…電子通過孔(電子通過部)、38W…壁部、39…上側電極本体、41…起立部、46…筒部、47…フランジ、48…アルミリング、49…排気管、42…カバー枠、43…集束電極部、44…フレーム、A1…軸線(第1軸線)、A2…軸線(第2軸線)、E…電子、L,L1,L2…光。

Claims (7)

  1. 入射した光に応じた電子を放出する光電変換部と、
    前記光電変換部に対面するように配置され、前記電子を受ける電子検出部と、
    前記光電変換部と前記電子検出部との間に配置された電極板を含み、前記光電変換部から前記電子検出部へ向けて前記電子を加速すると共に前記電子を集束させる集束電極部と、
    前記電子検出部が設けられるステム部を有し、前記光電変換部及び前記電子検出部が配置される真空に保持された内部空間を形成する筐体と、を備え、
    前記ステム部は、前記光を通過させる光入射窓部が設けられるとともに、前記光入射窓部の周囲を遮光する遮光部を有し、
    前記電極板は、前記光入射窓部から導かれた前記光を通過させることにより、前記光を前記光電変換部に導く光通過部が設けられる第1領域と、前記光電変換部から放出された前記電子を通過させることにより、前記電子を前記電子検出部へ導く電子通過部が設けられる第2領域とを有し、
    前記第1領域は、前記光入射窓部と前記光電変換部とを結ぶ第1軸線上に形成され、
    前記第2領域は、前記光電変換部と前記電子検出部とを結ぶ第2軸線上に形成される、電子管。
  2. 前記光通過部は、前記電子通過部に対して離間している、請求項1に記載の電子管。
  3. 前記筐体は、前記ステム部と対面する蓋部をさらに有し、
    前記蓋部は、前記ステム部と対面すると共に前記内部空間に露出した面に設けられた前記光電変換部を有する、請求項1又は2に記載の電子管。
  4. 前記光入射窓部は、前記第1軸線を中心軸線とする前記ステム部に設けられた貫通孔と、前記貫通孔を閉鎖するように前記ステム部に固定された光透過部材と、を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子管。
  5. 前記光透過部材は、前記光が入射する光入射面を有し、
    前記光入射面は、前記第1軸線に対して直交する、請求項4に記載の電子管。
  6. 前記ステム部は、金属材料により形成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子管。
  7. 前記蓋部は、金属材料により形成される、請求項3に記載の電子管。
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