JP6430660B2 - ダブルキャンバスドア - Google Patents

Description

発明の目的
本発明の目的は、ダブルキャンバスドアであり、ドアが閉鎖位置にあるときに、その動作を単純にし、かつ２つのキャンバスによって形成されるチャンバの防水性を増進させることを狙いとする一連の特定の構成を提供する。

発明の適用分野
この発明は、ドア、特定的には分離ドアの製造に寄与する分野に適用できる。

技術水準
垂直ガイド上に取り付けられた２つの閉鎖するキャンバスと、駆動ローラに固定された各上端部とを備えるドアであって、一方向または他の方向に回転するときにそれぞれのキャンバスを回転および非回転にさせ、結果としてドアを開放および閉鎖させることが知られている。

ドアが閉鎖位置にあるときに、２つのキャンバスは中間チャンバを形成する。
中間チャンバは、ドアによって分けられた２つのゾーン間の断熱を提供し、このタイプのドアに加熱セットを組み込んで、温度制御された空気を中間チャンバに提供することもまた知られている。

このタイプのドアは、たとえば、実用新案ＥＳ １ １１０ ８５７ Ｕに開示されている。

西国実用新案第１１１０８５７号

このタイプのドアの一般的な欠点の１つは、２つの巻き取りローラおよびそれらを駆動するために必要な手段の使用の結果として、構造の複雑さおよびコストがある。前述の従来の実用新案ＥＳ １ １１０ ８５７ Ｕの場合のように、これらのモータリゼーションの手段は、各ローラに１ずつの２つのモータ、または両方のローラを同時に作動させる１つのモータおよびトランスミッションで構成され得る。

２つの巻き取りローラの使用は、ドアが閉鎖されたときに中間チャンバの防水性の問題を提起する。巻き取りローラは上部カバーまたはハウジングに収容されるが、上端部の先に開示した中間チャンバの閉鎖は、実際には実行不可能であり、チャンバに吹き込まれた温度制御された空気の著しい漏れを引き起こす。

本発明の出願人は、前述の問題を満足に解決する如何なる従来の存在も認識していない。

発明の説明
本発明のダブルキャンバスドアは、前述の問題を解決可能な一連の構成を提供し、ドアの２つのキャンバスの同時移動を大幅に簡素化し、かつ中間チャンバの上部を閉鎖して、閉鎖位置でのドアの分離を十分に改善することを可能とする。

提案された目的を達成するために、両方のキャンバスを同時に巻き取る１つのローラと、１つの駆動モータとを備えるダブルキャンバスドアが開発され、ドア構造およびコストを大幅に簡素化する。

キャンバスの上端部は、互いに接続され、かつ巻き取りローラに結合されたバンドに接続され、中間チャンバの上端部を閉鎖するこの接続部は、ドアが閉鎖されるときにドア内部の温度および大気状態を保つことを助ける。

本発明のある実施形態では、この接続部を形成するために、ドアは、２つのキャンバスの端部と巻き取りローラに結合されたバンドの第１端部とを固定するいくつかの平行スロットを含む接続プロファイルを備える。

巻き取りローラは、バンドを固定する第１長手方向スロットと、接続プロファイルを保持する第２長手方向スロットとを備え、キャンバスが巻き付け位置にあるときに、キャンバスとバンドとの間の接続部が巻き取りローラの一般的なプロファイルを超えて拡張しないように、そして接続プロファイルと第２開放ワークとの間の接続が協働して、キャンバスの張りを支持するようになっている。

図の説明
提供される説明を補足するために、また本発明の特徴のより良い理解を提供するために、この説明的な要約に従って図面のセットが含まれており、以下の要素が例示のために示されているが、限定されない。

閉鎖位置における本発明に従うダブルキャンバスドアの例示的な実施形態の正面図である。 前図において垂直平面で切断したダブルキャンバスドアの側面図およびドアの上部の詳細な拡大図である。 図１において水平面で切断したダブルキャンバスドアの上からの平面図である。 開放位置にあるキャンバスを示すドア上部の拡大した側面図、およびキャンバスとバンドとの接続プロファイルがシャフトの第２長手方向スロットに適合することを示すローラの詳細な拡大図である。

本発明の好ましい実施形態
図１〜図３に示されるように、このダブルキャンバスドアは、下端部に適合されたキャンバス（３ａ，３ｂ）をテンションウェイト（３１）で移動させる一対のガイド（２ａ，２ｂ）が互いの側に設けられ、かつ駆動セット（６１）によって作動される１つの巻き取りローラ（６）に結合するバンド（５）に対する接続プロファイル（４）によって上端部で互いに接続されたフレーム（１）を備え、一方向または他の方向に巻き取りローラが回転するときに、２つのキャンバス（３ａ，３ｂ）がローラ（６）を同時に巻いたり巻き戻したりすることで、結果としてドアを開放または閉鎖する。ドアの上部には、カバー（７）が備えられている。

図２および図３に示されるように、キャンバス（３ａ，３ｂ）は、中間チャンバ（８）をそれらの間に形成し、中間チャンバには、前述の中間空間に温度制御された空気を吹き込むことを担う加熱セット（１０）に対する一連の導管（９１）によって接続される一連の送風ノズル（９）が両側部に装備されている。

図２および図４における詳細な拡大図に示されるように、ドアは、ガイド（２ａ，２ｂ）の上端部の間でキャンバス（３ａ，３ｂ）のためのセンタリングプロファイル（１１）を備える。

図２および図４における詳細図に示されるように、三角形の一般的な断面を伴う場合、接続プロファイル（３）は、２つのキャンバス（３ａ，３ｂ）の上端部と巻き取りローラ（５）に結合されたバンドの第１端部とを固定するいくつかの平行スロット（４１）を有する。

この例示的な実施形態において、キャンバス（３ａ，３ｂ）および巻き取りローラ（５）に結合されたバンドは、キャンバス（３ａ，３ｂ）における一連の厚みを、スロット（４１）およびそれぞれの丸ビードで形成された巻き取りローラ（５）に結合されたバンドに挿入することによって、既知の方法で接続プロファイルに固定されている。

巻き取りローラは、巻き取りローラ（５）に結合されたバンドの第２端部を固定する第１長手方向スロット（６２）と、図４に示されるようにキャンバス（３ａ，３ｂ）がローラ（６）上に巻かれるときに接続プロファイル（４）を保持する第２長手方向スロット（６３）とを備える。

この巻き取り位置において、接続プロファイル（４）、それとキャンバス（３ａ，３ｂ）との間の接続ゾーン、および巻き取りローラ（５）に結合されたバンドは、巻き取りローラの一般的な円筒面に対して凹んでおり、キャンバス（３ａ，３ｂ）の傷や変形を引き起こし得る如何なる隆起も回避する。

図２の詳細な拡大図に示されるように、接続プロファイル（４）に対するキャンバス（３ａ，３ｂ）の上端部の接続部は、中間チャンバ（８）の上部を閉鎖し、前述した中間チャンバ（８）内の大気中に存在している温度条件を維持することを助ける。

好ましい実施形態と同様に、本発明の性質を十分に説明し、適切な目的のためにここに記載されている前述の要素の材料、形、サイズ、および配置は、以下で請求される発明の本質的な特徴を変えない限り変更してもよい。

Claims (4)

1. ドア開放と閉鎖位置との間で２つのキャンバス（３ａ，３ｂ）を移動させるガイド（２ａ，２ｂ）と、それらの間に中間チャンバ（８）を規定する前記キャンバスとが設けられたフレーム（１）を備え、両方のキャンバスを同時に巻き取る１つのモータ駆動ローラ（６）と、前記ローラを作動させる１つのモータ（６１）とを備え、キャンバス（３ａ，３ｂ）の上端部は、互いにおよび前記巻き取りローラ（６）に結合されたバンド（５）に接続され、当該接続により、ドアが閉鎖されるときに中間チャンバ（８）の上端部を閉鎖することを特徴とする、ダブルキャンバスドア。
2. 前記上端部は、互いに、および前記２つのキャンバス（３ａ，３ｂ）の上端部と前記巻き取りローラ（５）に結合された前記バンドの第１端部とを固定する複数の平行スロット（４１）を有する接続プロファイル（４）によって前記巻き取りローラに結合された前記バンドに接続されることを特徴とする、請求項１に記載のダブルキャンバスドア。
3. 前記巻き取りローラは、前記巻き取りローラ（５）に結合された前記バンドの第２端部を固定する第１長手方向スロット（６２）と、前記巻き取りローラ（５）に結合された前記バンドおよびキャンバス（３ａ，３ｂ）がローラ（６）上で巻かれるときに前記接続プロファイル（４）を保持する第２長手方向スロット（６３）とを備えることを特徴とする、請求項２に記載のダブルキャンバスドア。
4. 前記ガイド（２ａ，２ｂ）の上端部の間の前記キャンバス（３ａ，３ｂ）のためのセンタリングプロファイル（１１）を備えることを特徴とする、請求項１〜請求項３のいずれか１項に記載のダブルキャンバスドア。

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