JP6430493B2 - 歯科用インプラントのソケット配列 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、少なくとも1つのアバットメント(abutment)を支持するために顎骨にねじ込まれることが意図された歯科用インプラントに関する。また、本発明は、特に、一方で挿入具と協働し、他方でアバットメントと協働する歯科用インプラントの改良されたソケット配列に関する。さらに、本発明は、歯科用インプラントのソケット配列と係合するように構成された挿入具に関する。
本発明の技術分野でよく知られているように、少なくとも1つのアバットメントを支持するための顎骨にねじ込むためのねじ込み式歯科用インプラントは、横方向接触面および上方接触面を有し、決められた安定位置で、長い間、アバットメントを固定できる特定のソケット配列を備える必要がある。さらに、本発明の技術分野でよく知られているように、ねじ込み式歯科用インプラントは、最大約150Ncmまでの特定のトルク力で、顎骨にねじ込まれなければならない。このねじ込み操作中に、挿入具、例えば、ソケット配列の一部としてのアレンソケット(Allen socket)と係合するアレンレンチ(Allen wrench)が、アレンソケットの横方向接触面で、材料溶着、あるいは、ずれを引き起こすという問題に直面する。このため、同じ横方向接触面が、アバットメントの位置決め、および、挿入具との係合のために用いられる場合、言い換えると、第1接触面が第2接触面である場合、ソケットが変更されると、アバットメントが、決められた位置で、インプラントにフィットしないというリスクが存在する。
EP 1 427 348 B1は、第1接触面を含むソケット配列を有し、アバットメントと挿入具とが同じ第1接触面に係合する、ねじ込み式歯科用インプラントを開示する。
EP 1 128 778 B1は、アバットメントに係合する第1接触面と、挿入具に係合する第2接触面とを含むソケット配列を有し、第1接触面が、好ましくは、インプラントの冠端(coronal end)の外側に設けられ、第2接触面が、インプラントの冠端の内側に設けられている、ねじ込み式歯科用インプラントを開示する。このように、第1,第2接触面は、幾何学的に完全に分離されている。一方で、前述の周知のインプラントは、冠端の外側および内側で一度ずつ、ソケット配列の2つの完全に分離された部分を圧延(mill)しなければならないので、より生産が困難で、費用がかかる。一方はインプラントの冠端の外側に、他方はインプラントの冠端の内側に、第1,第2接触面を幾何学的に分離することで、第2接触面が長いレバーアームを有する場合と比較して、高い接触力が発生し、インプラントを顎骨にねじ込むために必要なトルクを作り出すという結果を伴って、内側の第2接触面が、インプラントの長手方向の中心軸に必然的に近づく。高い接触力の存在は、ソケットの材料溶着の危険を増大させ、外側の第1接触面の変形に影響を与え、第1接触面の変形を引き起こす場合がある。ソケットの材料の溶着、あるいは、変形は、妨害(jamming)あるいは保持(gripping)が発生するため、挿入具とインプラントとの間の係合をより困難にし、最悪の場合、インプラントとアバットメントとの間の係合を不可能にするかもしれない。
EP 1 419 746 B1は、第1回転止め手段、例えば、多角接触面が、第2回転止め手段から分離されている。これは、第2回転止め多角接触面が、第1回転止め手段から長手方向に離れているからである。しかし、2つの長手方向に離れた回転止め手段を有することによって、インプラントのソケットが好ましくない深いものになり、インプラントの全長が、実質的に制限される。
本発明に照らして、「インプラント(implant)」という表現は、この明細書では、歯科用インプラント、好ましくは、ねじ込み式歯科用インプラントを表している。さらに、本発明に照らして、「アバットメント(abutment)」という表現は、この明細書では、少なくとも1つのインプラントに直接的に接続され、かつ、1以上の人工歯または冠部(crown)を支え、あるいは、支えるように構成された上部構造(superstructure)を表している。
本発明の目的は、前述の弱点を克服することであり、インプラントを顎骨にねじ込むための挿入具と協働し、決められた位置で、長い間、アバットメントを維持するように働かせるためのソケット配列を有し、インプラントにアバットメントを位置決めするためのソケット配列の第1部分が、挿入具の力とかみ合うためのソケット配列の第2部分によって影響を受けない、好ましくはねじ込み式の歯科用インプラントを提供することである。
これらの目的に加え、本願明細書の記載から明らかな更なる目的は、好ましくはねじ込み式の歯科用インプラントの構成、および、独立請求項1および14に記載された挿入具のそれぞれによって達成される。本発明のさらなる構成および特徴は、従属請求項に記載されている。
有利なことに、本発明は、歯科用インプラントを顎骨にねじ込むための挿入具と、レバーアームを有する歯科用インプラントとの係合を可能にする。このレバーアームは、歯科用インプラントの冠端の外径を小さくできないので、アバットメントに他の外側ソケットを提供するために、歯科用インプラントの外側面および多角面を圧延する、または、旋盤にかける必要がある状態と比較すると、歯科用インプラントの長手方向の中心軸に関してかなり長い。この第2接触面を介して必要な力を伝達するための長いアームレバーは、インプラントを顎骨にねじ込むための特定のトルクを得るために、第2接触面に小さい力をもたらす。さらに、特に、第2接触面がもたらされる力に対して直交する場合、小さい力により、第2接触面の材料歪みが小さくなる。また、例えば、第2接触面の断面形状としてもたらされるノッチの径方向の広がりが小さくなるように、第2接触面を小さく設けることができる。これにより、挿入具からの挿入トルクを伝達するための第2接触面、および、アバットメントに長い間係合するための第1接触面は共に、短いアームレバーと比べて、よりよい力の伝達、より大きい各接触面、および、より少ない各接触面の溶着または変形をもたらす、長いアームレバーを有している。外側冠ソケットを設ける場合のように、インプラントの外径を小さくする場合、長いアームレバーを実現できる。
また、インプラントネック(implant neck)と本発明に従って設けられたアバットメントとの間の冠上接触面(coronal upper contact surface)は、インプラント上のアバットメントの高さを定め、従来の冠上接触面よりもかなり長く、冠側面(coronal lateral surface)が、圧延され、固縛され(lashed)、そうでなければ取り除かれる。
また、従来のインプラントに求められるように、インプラントの冠側面および冠内部の両方の固縛または圧延を避けることにより、そして代わりに、インプラントマシンの冠端の内部のみを固縛し、圧延し、または、加工することによって、時間と費用を節約できる。
有利なことに、本発明によれば、第1,第2接触面が、インプラントの長手方向軸に沿って、そして冠端の近くに、同じ高さで配置され、インプラントと挿入具またはアバットメントとの間に、それぞれ長いアームレバーが実現される。これにより、インプラントと挿入具との間、および、インプラントとアバットメントとの間で、同様の力およびトルクを良好に伝達することができる。さらに、従来のインプラントとは対照的に、本発明は、歯科用インプラントの長手方向軸に直交する方向の側壁の厚さを維持しながら、同時に、長手方向軸に平行な方向のインプラントの合計の最小長さを提示するので、ソケット内への進入を最小にすることができる。
第1接触面の八角形の断面配列は、本発明の特に有利な態様を提供する。八角形の外側表面は、同じ高さおよび外周を有する六角形の表面よりも大きい。このため、8つの第1接触面を有する八角形断面ソケットは、六角形断面ソケットよりも大きいアバットメントに係合する接触領域と、インプラント上のアバットメント対するさらに十分な回転止め抵抗とを有する。大きな第1接触面によって、インプラントを変形させることなく、アバットメントとインプラントとの間に高い横力(lateral force)を加えることができる。第1接触面に関して、インプラントの長手方向の中心軸周りのトルク力が、第2接触面に関するものよりもはるかに小さいので、アバットメントは、挿入具ほど高いトルクを加えない。挿入具に対するトルク伝達面は、ノッチの数、および、各々が冠断面のノッチ(coronal cross-sectional notches)から長手方向に伸び、かつ、第2接触面を有するリッジ(ridge)の数と共に増加する。このため、インプラントをねじ込むためのトルクに応じて、および/または、第1,第2接触面の頂部に残っているインプラントの冠側壁の材料強度および厚さに応じて、最大8つまでのノッチを設けることができる。
本発明は、メインクレームに示され、特徴付けられていると同時に、従属請求項に、本発明の他の有利な特徴が記載されている。
本発明に従った好ましい実施形態が、以下の図面および詳細な説明に開示されているが、本発明を限定するように解釈されるべきでない。
ねじ込み式歯科用インプラントの縦断側面図である。 アバットメントに係合するための第1接触面と、挿入具に係合するための第2接触面とを有し、第2接触面が断面矩形状を有するソケット配列に単純化した第1実施形態のねじ込み式歯科用インプラントの上断面図である。 第2接触面の数を少なくした図2aのバリエーションである。 第2接触面の数を少なくした図2aのバリエーションである。 図2aとは異なる断面の第2接触面を有する図2aのバリエーションである。 第1接触面と第2接触面とを有し、第2接触面が断面矩形状を有する別のソケット配列に単純化した第2実施形態のねじ込み式歯科用インプラントの上断面図である。 第2接触面の数を少なくした図3aのバリエーションである。 第2接触面の数を少なくした図3aのバリエーションである。 図3aとは異なる断面の第2接触面を有する図3aのバリエーションである。 第1接触面と第2接触面とを有し、第2接触面が断面三角状を有する8つのノッチの形をとっている別のソケット配列に単純化した第3実施形態のねじ込み式歯科用インプラントの上断面図である。 第1接触面と第2接触面とを有し、第2接触面が断面三角状を有する6つのノッチの形をとっている別のソケット配列に単純化した第3実施形態のねじ込み式歯科用インプラントの上断面図である。 第1接触面と第2接触面とを有し、第2接触面が断面台形状を有する6つのノッチの形をとっている別のソケット配列に単純化した第3実施形態のねじ込み式歯科用インプラントの上断面図である。 第2接触面の数を少なくした図5aのバリエーションである。 図2cの実施形態の上面図である。 第5実施形態のねじ込み式歯科用インプラントの斜視図である。 長手方向軸(L−L’)に平行なソケット配列を示している、図7の実施形態の縦断側面図である。 図7aに示す縦断面図の方向を示している、図7の実施形態の上面図である。 長手方向軸(L−L’)に平行なソケット配列を示している、図7の実施形態の縦断側面図である。 図7cに示す縦断面図の方向を示している、図7の実施形態の上面図である。 長手方向軸(L−L’)に平行なソケット配列を示している、図7の実施形態の縦断側面図である。 図7eに示す縦断面図の方向を示している、図7の実施形態の上面図である。 挿入具を有し、下側接触台がインプラント内に具体化され、対応する接触面が挿入具に具体化されている他の実施形態のねじ込み式歯科用インプラントの縦断側面図である。
図1は、冠部に係合された挿入具、すなわち伝達片11(以下、便宜上、単に挿入具とする)を有するねじ込み式歯科用インプラント1の縦断側面図である。以下において、好ましい実施形態として、ねじ込み式歯科用インプラントのみが示され、あるいは、記載されているが、本発明は、非ねじ込み式歯科用インプラントに対して同様に適用可能であることにも留意すべきである。インプラント1の先端の外側部分は、雄ねじを支えている。この雄ねじは、図示していないが、好ましくは、例えば、鋭角的な凹部または溝のようなセルフカッティング手段を有し、インプラント1は、顎骨にねじを切ることができる。インプラント1を顎骨に挿入するために、挿入具11は、一次的にインプラント1に接続される。好ましくは、顎骨は、インプラント1に適した孔を有している。インプラントを顎骨に挿入している間、挿入具11からインプラント1に伝達されなければならない最大約150Ncmのトルクが発生する。インプラント1が顎骨に挿入され、生着された後、図示していないアバットメントが配置され、インプラント1の冠端上に固定される。このアバットメントの位置決めは、決められた高さ、および、決められた回転位置または角度において、正確に実現されなければならない。図1に示すように、挿入具11は、表面に取り付けられ、かつ、冠端部に係合された弾性O(オー)リングまたはスプリットCリング11aを有している。
インプラント1は、第1,第2セクションを有するソケット配列を備えている。第1,第2セクションは、それぞれ、ソケット配列の少なくとも高さ1aの範囲内に幾何学的形状を有している。ソケット配列は、第2セクションによって挿入具11と協働し、第1セクションによって挿入具11を回転固定するためのアバットメントと協働するように設けられている。第1,第2セクションは、内側開放端の軸方向穴のインプラントの冠部に配置されている。ねじ込みによってインプラント1にアバットメントを固定するために、インプラント1は、好ましくは、先端方向のソケットの高さ1aよりも低いねじ部1bの範囲内に雌ねじを備える。図示されているように、ねじ部1bは、好ましくは、挿入具11のためのガイドおよび軸安定手段としても使用される。このましい挿入具11は、前述のように、インプラントに弱い力で、すなわち、顎骨に挿入後、インプラント1から挿入具11を容易に解放できる程度に小さく、他方、インプラント1を挿入具11に保持し、患者の口内に搬送している間に落下しない程度に大きい力で、係合するための弾性OリングまたはスプリットCリング11aを有している。
インプラント1に対して、アバットメントを決められた位置に固定するために、インプラント1は、その上端に、冠上接触面4を備えている。インプラント1の長手方向中心軸の方向におけるアバットメントの高さを定めるため、この冠上接触面4に、アバットメントが押圧されている。
図2a〜図2dは、第1,第2セクションの底部におけるソケット配列の断面に単純化した、図1のA−A線から見た歯科用インプラントの上断面に沿った本発明の第1実施形態のバリエーションを示す。見やすいように、図2a〜図5では、インプラント1から抜き取った長手方向軸に直交する断面円盤を示す。
ソケット配列の第1セクションは、多角形、好ましくは正多角形の断面形状を有する第1接触面3を画定する。第1接触面3は、冠端からインプラント1の長手方向中心軸の先端方向の下方に、ソケットの高さ1aに沿って伸びており、インプラント1の長手方向軸に平行である。そうはいっても、第1接触面3は、傾斜部または円錐台部3bによって部分的に切り出すこともできる。この円錐台部(3b)には、ソケットの高さ1aの範囲内に、部分的に円錐台が形成されている。一方、第1接触面3は、傾斜部または円錐台部3bではなく、歯科用インプラントの長手方向軸に平行である各セクションでアバットメントと接触する。第1接触面3は、多角形の面として設けられている。この多角形状の第1接触面3は、外側に伸びるノッチ2によって、部分的に中断されている。このノッチ2で、長方向に伸びるリッジが画定されている。このリッジは、第2接触面2a,2bを有している。図2a〜図2dの第1実施形態のバリエーションでは、第1接触面3が、多角形の角の範囲内で中断されている。本発明に照らして、ノッチ2は、リッジの断面として定められており、このリッジは、説明した通り、歯科用インプラント1の長手方向に伸びている。リッジは、第2接触面2a,2b間に広がる側面2cを含んでいる。第1接触面3は、アバットメント(図示せず)の対応する接触面に係合するように構成されている。リッジは、好ましくは、テーパー部を切り欠いている。第1接触面は、CNCフライス盤により加工または形成できるが、ここで記載された形状がフライス作業よりも早く加工または形成される、チッピング(chipping)あるいは削剥(eroding)等の冷間成形作業により加工または形成されるのが好ましい。
第1接触面3は、好ましくは移行面で、一部分が第2接触面2a,2bに合流している。第1接触面3は、アバットメントの接触面に対応するソケット配列の表面であり、第2接触面2a,2bは、挿入具11の接触面に対応するソケット配列の表面である。
第1接触面3の多角形状の径方向の外側に伸びるノッチ2は、図2a〜図2cの第1実施形態のバリエーションにおいて、好ましくは、矩形または略矩形状に形成されている。このため、リッジは同様に形作られている。実際、本発明に照らしてノッチ2の特定の形状が記載されたときはいつでも、対応するリッジは、常に同じ断面形状を有していると理解される。好ましくは、第2接触面2a,2bは、ノッチ2の面の挿入具11に係合する領域に配置されている。好ましくは、第2接触面2a,2bは、挿入具11の接触面によって加えられたトルク力に対して、10度以下の公差を有する実質的に垂直な角度を成すように、位置決めされ、配置されている。好ましくは、第2接触面2a,2bは、トルク力を加える挿入具11のリブの接触面に対して平行になるように構成されている。
第1接触面3の多角形状の角にそれぞれ設けられたノッチ2およびリッジによって、第1接触面3が十分に大きい領域になり、さらに、一方のノッチ2と、このノッチ2に対向するノッチ2との間の対角距離が大きくなるように第2接触面2a,2bが設けられる。
好ましくは、第2接触面2aは、その直交ベクトルが、インプラント1の長手方向中心軸に対する第1接線方向に実質的に向いており、第2接触面2bは、その直交ベクトルが、インプラント1の長手方向中心軸に対する第2接線方向に実質的に向いている。
また、ノッチ2は、図2dに示すように、横方向に僅かに湾曲したノッチ2として形作られており、側面2cが、第2接触面2a,2b間に構成されている横方向湾曲面として設けられている。好ましくは、この横方向湾曲面は、円筒面または円錐台面の一部分であり、インプラント1の長手方向中心軸周りの回転に対するトルクが、横方向湾曲面を介して伝達されず、第2接触面2a,2bによってのみ伝達される。
好ましくは、多角形は、八角形であり、有利なことに、より長い側壁または第1接触面3と、角の少ない多角形、例えば六角形と同じ対角線を有する。
ノッチ2またはリッジの数が増加するにつれて、伝達可能なトルクも同様に増加する。このため、第1接触面3の断面形状が八角形の好ましい実施形態は、有利なことに、第1接触面3の接触領域を大きくする一方、第2接触面2a,2bによって、インプラント1とアバットメントまたは挿入具11との間の伝達可能な横力およびトルク力を高めることを特徴としている。従って、最大8つのノッチ2またはリッジは、4または6つのノッチと比べて、トルク伝達中にノッチ2またはリッジ単体にかかる応力集中が低くなり、その結果、トルク機能を改善する。
図2a〜図2cに示すように、ノッチ2またはリッジの数は変更可能である。角形の1以上の角により隣接または離隔可能なノッチ2またはリッジの多角形状の角における位置も同様である。いずれにしても、ノッチまたはリッジの数および位置は、当業者により選択され、トルクの伝達が最適化されると同時に、その後、安定した角度位置にアバットメントを位置決めするために十分な領域が準備される。さらに、例えば、上方および下方のノッチ/リッジに隣接して配置されている図2cの横方向のノッチまたはリッジのように、ノッチまたはリッジが互いに隣接して配置される場合、特に、ノッチまたはリッジが冷間成形により得られる場合、製造上の利点が得られる。同じバリエーションおよび考察事項が、図2dに示すノッチまたはリッジに適用される。
図3a〜図3dは、ねじ込み式歯科用インプラントの第2の好ましい実施形態のバリエーションの上断面図であり、図2a〜図2dと同様に、ソケット配列の円盤状断面に単純化したものである。図2a〜図2dの第1実施形態と、図3a〜図3dの第2実施形態とは、後者の実施形態において、ノッチ2またはリッジが、第1接触面3の多角形状の面の中間に設けられている点で異なっている。その他の点では、第1実施形態(すなわち、図2a〜図2dの第1実施形態のバリエーション)に関して示された全ての考察事項が、全て適用される。さらに、第2実施形態のバリエーションでは、第2接触面2a,2bが第1接触面3の中間に設けられているので、ノッチ2は、第1実施形態のバリエーションに関して多角形の角に配置されたノッチ2と比較して、径方向の深さが大きく、その結果、接触領域が大きいことを特徴とすることができる。このため、トルクを分散させるため、大きな表面領域を利用できる。
図4a,図4bは、ねじ込み式歯科用インプラントの第3の好ましい実施形態のバリエーションの上断面図であり、図2a〜図3dと同様に、ソケット配列の円盤状断面に単純化したものである。先の実施形態に関して実質的に同じ特徴がここに適用され、第2接触面2a,2bを有するリッジの断面としての三角形状のノッチ2に相違点がある。また、ノッチまたはリッジの数および位置は、先の実施形態で説明したように、変更可能である。
好ましくは、第3実施形態のバリエーションにおいて、第2接触面2a,2bが、第2接触面2a,2b間の角に鋭角が存在しないように2つの面を橋渡しする移行面(図示せず)によって接続されている。この移行面は、好ましくは湾曲している。
第2接触面2a,2bのこのような配列は、矩形状のノッチと比べて、挿入具11のリブよって加えられる力に対して、有利ではない。トルクの力ベクトルは、第2接触面2a,2bに対して垂直ではなく、インプラントの挿入中における挿入具の妨害/溶着に対してより好ましくない低角度に方向付けられている。図2a〜図3dに示すノッチ2またはリッジの形状と比較して、図4a,図4bの実施形態のノッチ2またはリッジの形状は、第1接触面3から取り除かれる材料を最小にする。このため、この構造の短いフライスまたは冷間成形時間と同時に、インプラントの高い安定性を予期できる。
図5a,図5bは、ねじ込み式歯科用インプラントの第4の好ましい実施形態のバリエーションの上断面図であり、図2a〜図4bと同様に、ソケット配列の円盤状断面に単純化したものである。先の実施形態に関して実質的に同じ特徴がここに適用され、ノッチ2の形状に相違点がある。
本発明の第4実施形態は、リッジの断面が、台形の面を形成する第1,第2接触面2a,2bを有する台形形状である点で、先の実施形態とは異なっている。この台形形状は、径方向の外側に向かって先細りになっている。この第2接触面2a,2bの配置は、矩形のノッチと比較して、挿入具11のリブによって加えられる力に関して有利ではなく、第2接触面2a,2bに対するトルクベクトルがより大きい角度にあるような三角形状よりも有利である。加えて、この台形形状は、冷間圧造作業に適しているため、より多くの時間を消費するように圧延してはならない。
図5a,図5bの第4実施形態と同じ特徴を有しているが、台形形状が径方向の内側に向かって先細りになっている別の変更形態(図示せず)がまた考えられる。後者のバリエーションは、挿入具11のリブから加えられる力に関して、より垂直な形状を有している。加えられる力に垂直な第2接触面2a,2bを有する内側に向かって先細りになっているノッチ2を備えたこの実施形態は、高い接線方向成分で加えられた場合に違ったふうに接触面を溶かすであろう接触面の溶着を防ぐ。
図4a〜図5bに示す第3,第4実施形態の記載された全てのバージョンにおいて、第2接触面2a,2b間の角度は、30度から90度までの範囲で変動できる。トルク伝達中のノッチ2およびリッジの溶着のリスクは、角度が大きくなるにつれて増大する。
図2a〜図5bは、第1接触面3の面または角に配置された4つ、または、6つ、または、8つのノッチ2またはリッジを示している。この数は、ノッチ2またはリッジの形状および第1接触面3に対する位置と無関係であってもよい。言い換えれば、本発明によれば、任意のノッチの数(多角形の面の数以下)と、任意のノッチの位置(多角形の角または面)および前述の任意のノッチの形状との組み合わせが想定される。
好ましくは、本発明の全ての実施形態において、ノッチ2の数は、第1接触面3の多角形の角の数よりも少ない。ノッチの数を減らすことにより、インプラントのソケット配列の第1セクションの安定性および堅実性が増加する。このため、インプラントは、ソケットの高さ1aの範囲内の特定の横方向の角部において、高い堅実性を有することを特徴とすることができる。同時に、圧延時間を低減する。
図6は、図2cの実施形態の上面図である。図示されているように、4つのノッチ2が、八角形である第1接触面3の多角形内に、90度の角度位置で配置されている。この好ましい実施形態は、a)長いアームのレバーをもたらす対向するノッチ2の大きい径寸法(対角線)と、b)第1接触面の大きい領域とインプラント1の高い安定性および堅実性とをもたらすソケット配列の第1セクションの固い領域(solid area)と、を兼ね備えている。
図7は、好ましい歯科用インプラント1の図6または図2cの実施形態の斜視図であり、2つの第2接触面2a,2bと、第1接触面3と、下側接触台6とを示している。第2接触面2a,2bは、その間の距離としてのノッチ幅5を有している。また、第1接触面3は、正八角形状を有している。前述のように、第1接触面3は、平行な接触面として設けられている。第1接触面3が円錐台部3bのような僅かに傾斜したセクションを有している場合、このセクションは、角錐台形状を有するインプラントの先端に向かって僅かに傾斜し、アバットメントのインプラント1への挿入中に、アバットメントを自己検出することを可能にする。円錐台部3bは、第1接触面3の冠部から僅かに切り出し、または、形成されている。また、円錐台部3bは、インプラントの長手方向軸に沿った特定の高さに対して、第1接触面3の対向する面間の内側間隔よりも僅かに大きい対向する面の寸法を有している。対向する面間の円錐台部3bの寸法は、エッジが残る、あるいは、切り取られている正多角形のエッジ間の距離よりも小さい。好ましくは、下側接触台6は、インプラント1および挿入具11の長手方向で定められた係合が発生するように、挿入具11に対する接触面として機能する。下側接触台6は、挿入具11のノッチ2またはリッジへの挿入を容易にする。ノッチ幅5は、好ましくは、0.4〜0.7mmであり、最も好ましくは約0.55mmである。ノッチ幅5は、第2接触面2a,2bの領域を大きくし、有利であるが、同時に、アバットメントに対する第1接触面3を小さくし、不利である。このため、0.4〜0.7mm、最も好ましくは約0.55mmの好ましいノッチ幅5は、前述の相反する要求に対する良い妥協である。さらに図7に示すように、歯科用インプラント1は、その冠端および後述の冠開口(coronal opening)に、規定のテーパーが設けられた上側円錐部7を有している。
図7a,図7c,および図7eは、図6の内部インプラント構造(ソケット)の詳細な縦断側面図であり、図7b,図7d,および図7fは、図6の内部インプラント構造(ソケット)の長手方向に沿った上面図の対応図である。図7a,図7c,および図7eに示すように、上側円錐部7は、インプラント1の長手方向軸に対して先細り(10度±5度、好ましくは8度)になっており、インプラントの肩部の頂きから始まって、短円筒部8、第1凹部(アンダーカット)9、および、実質的に水平な下側接触台6の順に続いている。図7aおよび図7eでは、下側接触台6の後に、第1接触面3を形成する平行壁部3’が続いている。図7cでは、下側接触台6の後に、上側円錐部7と同じテーパーを有し、円錐台部3bを形成するテーパー壁部3’’が続いている。円錐台部3bは、平行壁部3’’’を通過した後、先端方向に伸びている。さらに、図7a,図7c,および図7eの先端方向には、第2凹部(アンダーカット)10が、内部インプラントソケットの下部に続いている。
上側円錐部7は、挿入具11に接触しないが、アバットメントに向かうシール部に相当する。第1凹部9は、2つの機能性を有しており、素手で扱えない状況下で、挿入具11を取り付けるためのプラットフォームを提供する。下側接触台6は、挿入装置のリッジと係合可能なノッチ2にたどり着く前に、挿入具11をその長手方向(最も摩擦のない)に沿って回転させるのに役立つ。第2に、第1凹部9は、挿入具11のCまたはOリングと係合するように用いられ、移送(ロジスティカル)中および(開封後に)患者の口内に運ぶ間に、2つの部分が、確実に固く接続されるために、インプラント1に保持力を提供する。この保持力は、しかしながら、十分に低く、インプラントの挿入後にこのインプラントを容易に解放できる。
図7a〜図7fの内部インプラント構造(ソケット)の特徴は、図7の実施形態に関連して記載されている一方で、このような特徴は、全て等しく本明細書に記載された他の実施形態に適用可能であることが認められるべきである。
図8は、一実施形態のインプラント1およびインプラント1に挿入されている挿入具11の断側面図である。図8には、挿入具11がインプラント1の下側接触台6に当接し、ノッチ2に係合するための角度位置を見出すことができる長手方向軸周りに、挿入具11が回転できることが示されている。
前述の全ての実施形態において、好ましくは、多角形状が八角形である。さらに、前述の全ての実施形態において、好ましくは、ノッチ2またはリッジの各々は、インプラント1の容易な加工または製造を可能にするために、角を僅かに湾曲させることができる。
好ましくは、前述の全ての実施形態において、ノッチ2またはリッジの第2接触面の各々は、挿入具11のリブによって加えられる力に対して、好ましくは10度、より好ましくは5度の公差を有する垂直な角度で設けられている。
好ましくは、前述の全ての実施形態において、ソケット配列の第1,第2セクションは、実質的にソケット配列の高さ1aの範囲内にある。しかし、第1および/または第2セクションの高さが、高さ1aにより定められたセクションを超えて伸びることも考えられる。この場合、インプラントの安定性のため、ソケット配列の第1,第2セクション間で、少なくとも50%重複させるべきである。好ましくは、前述の全ての実施形態において、ソケット配列は、インプラント1の長手方向中心軸に沿って設けられ、第1接触面3および第2接触面2a,2bが、共に、長手方向軸に対して軸対称になるように配置されている。
長手方向中心軸に対して水平に直交し、かつ、ソケット配列の第2セクションに冠状に隣接する下側接触台6の内径および外径は、好ましくは、リブがノッチ2またはリッジと重なるまで、挿入具11のリブを下側接触台6で回転可能に案内できるように構成されている。
挿入具11は、特に、先端力伝達部に関し、強固かつ容易に解放可能な方法で、歯科用インプラント1に対応かつ係合するように構成されている。挿入具11は、第2接触面2a,2bに対応かつ係合するように構成されているリブを有し、リブの接触面が、第2接触面2a,2bに対応している。挿入具11が反時計回りに回転すると、第2接触面2aが挿入具11の接触面に係合し、挿入具11が時計回りに回転すると、第2接触面2bが挿入具11の他の接触面に係合する。インプラント1のノッチ2またはリッジは、インプラント1を顎骨に挿入するためのトルク力を伝達するための挿入具11に係合するための第2回転止め手段である。リブは、対向する第2接触面2a,2b間、あるいは、インプラント1のリッジの対向する径方向の側面2c間において、詰まったり圧迫したりしないように構成されている。リブは、伝達せざるを得ないトルク力に対する材料および強度に適合している。リブを有する挿入具11の先端は、インプラント1の第1接触面3に対する距離を維持するように構成されており、トルクが加えられ、伝達された場合、第1接触面3は押圧されないか、あるいは、変形するかもしれない。
好ましくは、挿入具11は、インプラントの内部冠状凹部(第1凹部9)に係合するための寸法および強度に適合したOリングを有し、インプラント1の長手方向における保持力が、患者の口内に挿入されている間に、もたらされる。OリングまたはスプリットCリングは、さらに、インプラント1の保持力が僅かに維持されて、挿入具11を解放する間に、保持力が、顎骨に挿入されたインプラント1の位置に影響を与えないように、構成されている。OリングまたはスプリットCリングは、好ましくは、プラスチック、あるいは、例えばチタンのような金属で作られた中断または非中断リングである。
好ましくは、挿入具11の先端力伝達部は、下側環状部によって、先端方向に伸びている。この下側環状部は、歯科用インプラント1のねじ部1bの穴に回転可能に係合するように構成され、傾斜(tilting)に対して更なる安定性をもたらす。
好ましくは、挿入具11の先端力伝達部は、機械的ねじれを防止するような硬質の材料で作られている。
好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのアバットメントを支持するための顎骨にねじ込まれることが意図された歯科用インプラントが提供される。この歯科用インプラントは、幾何学的形状を有する第1,第2セクションが設けられたソケット配列を有している。また、この歯科用インプラントにおいて、ソケット配列は、一方では、決められた位置でアバットメントを回転固定するためにアバットメントと協働し、他方では、インプラントをねじ込むための挿入具と協働するように設けられている。また、ソケット配列は、歯科用インプラントの冠端に開口を有する中央内部ソケットとして、歯科用インプラントの長手方向中心軸の方向に設けられている。ソケット配列の第1セクションは、第1接触面を画定し、ソケット配列の第2セクションは、第2接触面を画定する。この第1,第2接触面は、インプラントの長手方向中心軸に関して、実質的に同じ高さに配置されている。第1接触面は、この第1接触面の冠端におけるインプラントの長手方向中心軸に対して垂直な断面から見て、外側に伸びるノッチによって部分的に中断された正多角形を形成し、インプラントの長手方向中心軸に対して平行、または、平行かつ部分的に傾斜しており、この傾斜が、冠端から内側に先細りになっている。中断し、外側に伸びる(interrupting and outwardly extending)リッジが、第1接触面から現れる。このリッジは、歯科用インプラントの先端方向にノッチから伸び、第1接触面は、アバットメントに係合し、かつ、アバットメントを回転固定するように構成されている。第2接触面は、リッジの範囲内で、ノッチから長手方向中心軸の方向に伸び、挿入具に係合するように構成されている。ノッチは、正多角形の面または角に配置されており、正多角形は好ましくは八角形である。
好ましい実施形態では、ノッチが、好ましくは、正方形状または長方形状である。さらに好ましい態様の実施形態では、ノッチが、横方向に僅かに湾曲しており、ノッチに形成されたリッジが、第2接触面間に設けられた少なくとも1つの横方向に湾曲した面を有している。好ましくは、横方向に湾曲した面が、第2接触面間に円弧として形作られている。
さらに、好ましい実施形態では、ノッチは、三角形状または台形状であってもよい。
さらに、好ましい実施形態では、八角形であってもよい多角形が、4つ,6つ,または8つのノッチにより中断してもよい。さらに、八角形であってもよい多角形は、八角形の角に配置されている6つのノッチにより中断してもよい。好ましい実施形態では、多角形(または、多角形が八角形として実現される場合は八角形)の角に、ノッチを配置することができる。また、好ましい実施形態では、多角形(または、多角形が八角形として実現される場合は八角形)の面に、ノッチを配置することができる。
好ましい実施形態では、第2接触面が、挿入具に係合する領域内に位置すると共に、インプラントを顎骨にねじ込むプロセスの間に挿入具の接触面によって加えられるトルク力が、第2接触面に対して直交するように、曲げられている。好ましくは、第2接触面は、挿入具のトルク力に対して垂直な角度、あるいは、45度以下の公差を有する垂直な角度で、曲げられている。
好ましい実施形態では、正多角形(または八角形)は、丸められた角を有し、第1接触面に対応する複数の面により実質的に表現されており、および/または、リッジが、丸められた角を有している。
好ましい実施形態では、インプラントの冠端から始まり、先端方向に伸びる第1接触面が、リッジと同じ伸びを有し、リッジと同じ高さに設けられている。
好ましい実施形態では、長手方向中心軸に対して水平に直交し、かつ、ソケット配列の第2セクションに冠状に隣接する下側接触台の内径および外径は、挿入具のリブを、リッジと重なるまで、下側接触台で回転可能にガイドできるように構成されている。
好ましい実施形態では、リッジは、テーパー部を切り欠いている。
好ましい歯科用インプラントは、挿入具と共に用いることができる。この挿入具は、歯科用インプラントに係合可能な先端力伝達部を有している。また、挿入具は、インプラントのリッジの第2接触面に対応かつ係合可能なリブを有し、このリブが、挿入トルク力を伝達するための挿入具に係合するための第2回転止め手段を提供する。さらに、挿入具は、インプラントの第1接触面に係合するソケットに嵌まる形状を有し、第1接触面が、アバットメントをインプラントに保持するための第1回転止め手段を提供する。このような挿入具の形状は、第1接触面に対する距離を維持するように、あるいは、第1接触面に丸められた部分を設け、第1接触面にトルクを伝達しないように、構成されている。
好ましくは、挿入具の下端部には、OリングまたはスプリットCリングが設けられている。このOリングまたはスプリットCリングは、インプラントのソケット配列に係合し、長手方向のインプラントの保持力が患者の口内に挿入されている間に発揮され、この保持力が、挿入具を解放している間に、インプラントの位置に影響を与えないような外径を有している。
好ましくは、挿入具の先端力伝達部は、下側環状部によって先端方向に伸びている。この下側環状部は、歯科用インプラントのねじ部の穴に回転可能に係合し、傾きに対するさらなる安定性がもたらされるように、構成されている。および/または、挿入具の先端力伝達部は、硬質の材料で作られており、機械的ねじれを防止している。
任意の請求項に記載された技術的特徴は、参照番号に従っている。これらの参照番号は、特許請求の範囲の理解度を高める目的のためだけに含まれている。従って、これらの参照番号は、参照番号により一例として識別される各要素の範囲に効果を限定しない。
1 歯科用インプラント
1a ソケットの高さ
1b ねじ部
2 ノッチ
2a,2b 第2接触面
2c 側面
3 第1接触面
3b 円錐台部
3’,3’’’ 平行壁部
3’’ テーパー壁部
4 冠上接触面
5 ノッチ幅
6 下側接触台
7 上側円錐部
8 短円筒部
9 第1凹部(アンダーカット)
10 第2凹部(アンダーカット)
11 挿入具
11a 弾性OリングまたはスプリットCリング

Claims (16)

  1. 少なくとも1つのアバットメントを支持するために顎骨にねじ込まれることが意図された歯科用インプラント(1)であって、幾何学的形状を有する第1,第2セクションが設けられたソケット配列を有し、前記ソケット配列が、一方では、決められた位置で前記アバットメントを回転固定するために前記アバットメントと協働し、他方では、前記歯科用インプラントをねじ込むための挿入具(11)と協働するように設けられており、
    前記ソケット配列が、前記歯科用インプラント(1)の冠端に開口を有する中央内部ソケットとして、前記歯科用インプラント(1)の長手方向中心軸の方向に設けられ、前記ソケット配列の前記第1セクションが、第1接触面(3)を画定し、前記ソケット配列の前記第2セクションが、第2接触面(2a,2b)を画定し、前記第1,第2接触面(3,2a,2b)が、前記歯科用インプラント(1)の前記長手方向中心軸に関して、実質的に同じ高さ(1a)に配置されており、
    前記第1接触面(3)が、この第1接触面の冠端における前記歯科用インプラント(1)の前記長手方向中心軸に対して垂直な断面から見て、外側に伸びるノッチ(2)によって部分的に中断された正多角形を形成し、また、前記第1接触面(3)が、前記歯科用インプラント(1)の前記長手方向中心軸に対して平行、または、平行かつ部分的に傾斜し、この傾斜が、前記冠端から内側に先細りになっており、中断し外側に伸びるリッジが、前記第1接触面(3)から現れ、前記リッジが、前記歯科用インプラント(1)の先端方向に前記ノッチ(2)から伸び、前記第1接触面(3)が、前記アバットメントに係合し、かつ、前記アバットメントを回転固定するように構成されており、
    前記第2接触面(2a,2b)が、前記リッジの範囲内で、前記ノッチから長手方向中心軸の方向に伸び、前記挿入具(11)に係合するように構成され、
    前記ノッチ(2)が、前記正多角形の面または角に位置し、
    前記正多角形が八角形である、歯科用インプラント。
  2. 請求項1に記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記ノッチ(2)が矩形である、歯科用インプラント。
  3. 請求項1に記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記ノッチ(2)が、横方向に僅かに湾曲しており、前記ノッチに形成された前記リッジが、前記第2接触面(2a,2b)間に設けられている少なくとも1つの横方向に湾曲した面(2c)を有する、歯科用インプラント。
  4. 請求項3に記載の歯科用インプラントにおいて、
    前記横方向に湾曲した面(2c)が、前記第2接触面(2a,2b)間に円弧として形作られているか、または、前記ノッチ(2)が三角形状、または、四角形状、または、台形状である、歯科用インプラント。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記八角形が、4つ,6つ,または8つの前記ノッチにより中断している、歯科用インプラント。
  6. 請求項1からのいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記八角形が、前記八角形の角に配置されている6つのノッチにより中断している、歯科用インプラント。
  7. 請求項1からのいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記第2接触面(2a,2b)が、前記挿入具(11)に係合する領域内に位置し、また、前記第2接触面(2a,2b)が、前記歯科用インプラント(1)を前記顎骨にねじ込むプロセスの間に前記挿入具(11)の接触面によって加えられるトルク力が、前記第2接触面に対して直交するように、曲げられ、または、
    前記第2接触面(2a,2b)が、前記挿入具(11)の前記トルク力に対して垂直であるか、あるいは、前記挿入具(11)の前記トルク力に対して45度以下に傾斜している、歯科用インプラント。
  8. 請求項1からのいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記八角形が、丸められた角を有し、前記第1接触面(3)に対応する複数の面により実質的に表現され、および/または、前記リッジが、丸められた角を有している、歯科用インプラント。
  9. 請求項1からのいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記歯科用インプラントの冠端から始まり、先端方向に伸びる前記第1接触面(3)が、前記リッジと同じ伸びを有し、前記リッジと同じ高さに設けられている、歯科用インプラント。
  10. 請求項1からのいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記長手方向中心軸に対して水平に直交し、かつ、前記ソケット配列の前記第2セクションに冠状に隣接する下側接触台(6)の内径および外径は、前記挿入具(11)のリブを、前記リッジと重なるまで、前記下側接触台(6)で回転可能にガイドできるように構成されている、歯科用インプラント。
  11. 請求項1から10のいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記第1接触面(3)が、テーパー壁部(3’’)と平行壁部(3’’’)とを有し、
    前記リッジが、前記テーパー部を切り欠いている、歯科用インプラント。
  12. 請求項1から11のいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)において、
    前記ノッチ(2)の数が、前記八角形の角の数未満である、歯科用インプラント。
  13. 請求項1から12のいずれか1つに記載の歯科用インプラント(1)と組み合わせる挿入具(11)であって、前記歯科用インプラント(1)に係合可能な先端力伝達部を有し、
    前記歯科用インプラント(1)の前記リッジの前記第2接触面(2a,2b)に対応かつ係合可能なリブを有し、このリブが、挿入トルク力を伝達するための前記挿入具(11)に係合するための第2回転止め手段を提供し、
    前記歯科用インプラント(1)の前記第1接触面(3)に係合するソケットに嵌まる形状を有し、前記第1接触面(3)が、アバットメントを前記歯科用インプラント(1)に保持するための第1回転止め手段を提供し、前記挿入具(11)の前記形状が、前記第1接触面(3)に対する距離を維持するように、あるいは、前記第1接触面(3)に丸められた部分を設け、前記第1接触面(3)にトルクを伝達しないように、構成されている、挿入具。
  14. 請求項13に記載の挿入具(11)において、
    前記挿入具の下端部に、OリングまたはスプリットCリングが設けられ、このOリングまたはスプリットCリングが、前記歯科用インプラント(1)の前記ソケット配列に係合し、その長手方向の前記歯科用インプラント(1)の保持力が、患者の口内に挿入されている間に発揮され、この保持力が、前記挿入具(11)を解放している間に、前記歯科用インプラント(1)の位置に影響を与えないような外径を有している、挿入具。
  15. 請求項13または14に記載の挿入具(11)において、
    前記挿入具(11)の前記先端力伝達部が、下側環状部によって先端方向に伸びており、前記下側環状部が、前記歯科用インプラント(1)のねじ部(1b)の穴に回転可能に係合し、傾きに対するさらなる安定性がもたらされるように、構成され、および/または、
    前記挿入具(11)の前記先端力伝達部が、機械的ねじれを防止するように、硬質の材料で作られている、挿入具。
  16. 請求項13から15のいずれか1つに記載の挿入具(11)において、
    前記リブの数が、前記第2接触面の数に一致している、挿入具。
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