JP6429657B2 - 経路検索支援システム、経路検索支援方法、および経路検索支援プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、経路検索支援システム、経路検索支援方法、および経路検索支援プログラムに関する。
鉄道利用者に対する運行情報の提供は、各鉄道事業者が駅ホーム設置の表示器などを通じて随時提供している。また近年のスマートフォン、タブレット端末等のモバイル端末の普及により、モバイル端末からの出発地、目的地、目標時刻等の入力に基づいて、利用すべき鉄道路線の経路と乗車列車を推奨する機能を有する経路検索ソフトウェアが種々提案されている。モバイル端末にインストールされたクライアントソフトウェアからの入力データにより、経路検索機能を提供している事業者が運営するサーバコンピュータで動作している経路検索サーバソフトウェアが、鉄道事業者からの運行管理情報等に基づいて推奨乗車経路を算出してクライアントソフトウェアに結果を返す。
このようなサービスを提供するための技術としては、例えば、特許文献1、特許文献2があげられる。特許文献1は、案内対象となる列車個々の在線位置情報を運行管理システムから取得し、逐次列車個々の遅延情報に編集することにより、線路番号や列車種別及び行先などに加えて列車個々の遅れを報知できるようにした列車運行案内システムを開示している。また、特許文献2には、リアルタイムの列車運行状況を直接利用者に対して提供することを可能とすべく、運行ダイヤ情報を管理するダイヤ管理装置と、運行管理装置とを含む列車運行システムに対して通信可能であり、利用者の通信端末に対して列車運行状況を表す情報を提供可能な運行状況提供システムが開示されている。
特開2009−12649号公報 特開2002−274382号公報
しかしながら、特許文献1では各利用者の個別のニーズに合わせて列車運行状況が提供されるわけではない。また、特許文献2では、経路検索において、検索結果の列車と実際に運行されている列車とを紐付けることはされておらず、実際に駅に到着した列車が経路検索結果の列車であるかは利用者が判断せざるをえない。また、実際の列車の運行では、なんらかの原因(天候、利用者混雑、車両・施設の障害など)により、列車遅延が発生し、時刻表情報通りに列車が運行されなくなることが多々ある。この列車遅延時においては、遅延している旨の情報提供はあるものの、利用者が経路検索により検索して、乗車しようとしていた列車がいつ到着する列車なのかは、利用者が提供された列車運行状況や遅延時間を元に検索結果を補正して判断し、もしくは、駅係員に問合せてわかり易く情報提供してもらわなければならないという問題点があった。
本発明は、上記の課題および他の課題を解決するためになされたもので、利用者が行った経路検索結果を実際の交通機関の運行状況に基づいて補正することにより利用者の利便性をより高めることができる経路検索支援システム、経路検索支援方法、および経路検索支援プログラムを提供することを目的としている。
上記および他の目的を達成するために、本発明の一態様は、交通機関の利用に関して少なくとも出発点と目的点と時間的条件とを検索条件として利用すべき経路候補を検索して出力する経路検索機能を支援するための経路検索支援システムであって、前記交通機関で運行される各運行便の各停車点での到着時刻及び出発時刻を含む時刻表情報と、前記各運行便の路線上における存在位置と規定の運行時刻からの遅延情報とを含む運行便情報とを外部から取得し、前記出発点と前記時間的条件と前記時刻表情報とから算出した前記出発点から最初に利用する運行便に遅延が発生していると判定した場合、当該出発点に接近している運行便のうちもっとも近い運行便を前記運行便情報から最初に利用可能な運行便であると特定し、当該最初に利用可能な運行便が前記出発点を出発すると予測される出発予測時刻を算出し、当該出発予測時刻を用いて前記出発点から前記目的点までの経路候補を算出する経路検索支援処理部を有する経路検索支援システムである。
本発明の一態様によれば、利用者が行った経路検索結果を実際の交通機関の運行状況に基づいて補正することにより利用者の利便性をより高めることができる。
本発明の一実施態様による経路検索支援システム1の全体構成例を表した構成図である 位置コード表172のデータ構成例を示す図である。 位置コード定義表174のデータ構成例を示す図である。 経路検索条件表162(その1)のデータ構成例を示す図である。 経路検索条件表162(その2)のデータ構成例を示す図である。 経路検索実行例での最初の出発駅に関する時刻表情報168のデータ構成例を示す図である。 経路検索結果表164のデータ構成例を示す図である。 列車在線情報表166(列車遅延なし時)のデータ構成例を示す図である。 最初の出発駅から最も近い列車の在線列車情報(列車遅延なし時)のデータ構成例を示す図である。 経路検索結果表示データ(列車遅延なし時)の構成例を示す図である。 列車在線情報表166(列車遅延発生時)のデータ構成例を示す図である。 最初の出発駅から最も近い列車の在線列車情報(列車遅延発生時)の構成例を示す図である。 補正処理しきい値の例を示す図である。 経路検索条件表162(その3)のデータ構成例を示す図である。 経路検索結果表164(その3)のデータ構成例を示す図である。 遅延補正後経路検索結果表示データのデータ構成例を示す図である。 列車在線情報表166(列車遅延補正時)のデータ構成例を示す図である。 遅延補正後経路検索結果表示データ(列車遅延補正時)の構成例を示す図である。 車両内アクセスポイントIDと列車番号との対応テーブル178のデータ構成例を示す図である。 経路検索システム1による経路検索処理例のフローチャートを表した図である。 経路検索システム1による経路検索処理例のフローチャートを表した図である。 経路検索システム1による経路検索処理例のフローチャートを表した図である。
以下、図面を用いて本発明に関する実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる経路検索支援システム1の全体構成例を示す図である。経路検索支援システム1は、利用者端末110と、経路検索システム310と、列車在線情報提供システム510とが通信ネットワーク710を通じて連携動作することにより経路検索支援機能を実現している。なお、この実施形態では鉄道を利用する場合の乗車経路検索を例にとって説明しているが、これに限定されることなく、本発明は、定時運行される運航便を運行している他の交通機関、例えば乗り合いバス等にも適用することができる。
図1において、利用者端末110は、無線通信によりインターネットへの接続が可能な携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等のモバイル端末であり、鉄道路線の利用者が経路検索を行うために持ち歩き可能なものである。経路検索システム310は、インターネットを通じて公開されたサービスであり、利用者が出発駅、到着駅および出発時刻または到着時刻等の経路検索条件を入力すると、経路検索サーバ320が時刻表情報330と経路検索条件とから経路検索結果を算出し、利用者へ応答する機能を有する。一般に、利用者端末110には経路探索システム310と連携動作するクライアントプログラムをインストールしておく。時刻表情報330は、鉄道事業者から経路検索システム310の運営事業者に提供される。
列車在線情報提供システム510は、鉄道事業者が公開している列車在線情報530を更新し、列車在線情報提供サーバ520を介して、利用者へ提供するものである。列車在線情報としては、後述するように、列車番号等の列車識別符号と、当該列車が在線している閉塞区間の識別符号との組合せが含まれる。
通信ネットワーク710は、一般にはインターネットであるがそれに限定されない。無線通信基地局720、駅ホームアクセスポイント730、車両内アクセスポイント740は、一般利用者が利用可能な通信ネットワークの構成要素である。駅ホームアクセスポイント730、車両内アクセスポイント740は、例えば無線LANのアクセスポイントである。
次に、利用者端末110の構成について説明する。利用者端末110は、前記のように、ハードウェアとしてはスマートフォン等のモバイル端末であり、プロセッサ180、一次記憶装置(メモリ)160、記憶装置170、表示部140、および無線通信機能部120を有する。プロセッサ180は、CPU等の演算デバイス、一次記憶装置160はプロセッサ180が処理するデータを一時的に保存する不揮発性メモリ等のメモリデバイス、記憶装置170は動的に変化することのないプログラム、データテーブル等を予め保存しておくストレージデバイス、無線通信機能部120は、3G、4G(LTE等含む)回線により無線通信基地局720と、または無線LANにより駅ホームアクセスポイント730、車両内アクセスポイント740を介して、インターネット710への通信を可能とする一般的な回路ブロックである。表示部140は経路検索条件の入力および経路検索結果の表示を行うためのタッチスクリーンである。
次に利用者端末110のソフトウェア構成について説明する。利用者端末110には、経路検索アプリケーション130および経路検索支援プログラム150(経路検索支援処理部)がインストールされており、記憶装置170に格納されている。経路検索アプリケーション130は、通信ネットワーク710を介して、経路検索システム310へ接続し、経路検索を実行するためのクライアントプログラムであり、通常経路検索システム310の運営事業者から提供される。経路検索支援プログラム150は、本発明の根幹を成すプログラムであり、実行する処理内容は、以降で説明する。なお、利用者端末110には
、上記以外の種々のアプリケーションソフトウェアを実装してもよい。
次に、図1の経路検索支援システム1で使用される情報テーブル類について説明する。図2〜図19に、本実施形態の経路検索支援システム1で使用される情報テーブルの構成例を示している。なお、各テーブルに格納されている語句、数値は実施形態の経路検索システム1の動作例を説明するための単なる一例である。
図2の位置コード表172は、路線毎の駅または区間とその位置を指定する位置コードを紐付けるものである。図2の例では、列車がA路線のA10駅に停車しているとき、当該列車の位置コードは100で特定される。本実施形態では位置コードは、それぞれ信号保安システムにおける各閉塞区間を代表する。図3の位置コード定義表174は、路線毎の位置コードの定義を決めるものであり、列車の進行方向により位置コードが昇順(値が大きくなっていく)となっているか、降順(値が小さくなっていく)となっているかを示すものである。列車や他の交通機関の移動体の位置は、GPS(Global Positioning System)等の測位手段によって特定するようにしてもよい。
図4の経路検索条件表162(その1)、図5の経路検索条件表162(その2)は、それぞれ経路検索アプリケーション130を使用する際に入力する出発駅、出発時刻、到着駅の検索条件である。図4と図5は、後述する経路検索実行のタイミングを示している。図4の場合、利用者が事前に最初の出発駅であるA13駅を13時に出発する条件を与えて検索を行っていたときに、経路検索支援プログラム150は、5分前の12時55分になったとき処理を開始する。図5の場合には利用者が直接現在時刻である12時55分を入力しており、経路検索支援プログラム150は直ちに処理を開始する。図6はA13駅に関する時刻表情報であり、A13駅に関して路線、方向、列車番号、列車種別、始発駅、行先駅、到着時刻、出発時刻が対応付けて記録される。なお、利用者が出発時刻として現在時刻よりも一定時間以上先の時刻を指定して経路検索を実行した場合、当該経路検索で使用した条件を利用して、指定時刻が近づいたときに再度経路検索を実行して本実施形態の経路検索支援機能を適用すれば、利用者は意識することなく直近の運行状況を反映した経路検索結果の提供を受けることができ便利である。
図7の経路検索結果表164(その2)は、図5の経路検索条件表162(その2)に基づいて経路検索アプリケーション130が算出した経路検索結果である。図7の例では3つの経路候補が示されている。図8の列車在線情報表166(列車遅延なし時)は、列車在線情報提供システム510が提供する列車在線情報について、平常時(列車遅延がない場合)を例として示している。図9の最初の出発駅から最も近い列車の在線列車情報(列車遅延なし時)は、図8の列車在線情報表166(列車遅延なし時)から、最初の出発駅から最も近い位置の列車情報を抜き出して示すデータテーブルである。図10の経路検索結果表示データは、利用者端末110の表示部140に表示する経路検索結果の元の情報である。基本的には、図7の経路検索結果表164の情報に、該当列車への乗車可否、該当列車の在線位置、出発駅差分、および到着順を付加している。
図11の列車在線情報表166(列車遅延時)は、列車在線情報提供システム510が提供する列車在線情報の遅延時を例としたものであり、列車遅延なし時の図8に対応する。図12の最初の出発駅から最も近い列車の在線列車情報(列車遅延時)は、図11の列車在線情報表166(列車遅延時)から、最初の出発駅から最も近い列車の在線列車情報を抜き出して示すデータテーブルである。
図13の補正処理しきい値は、経路検索結果に対する補正処理を実施するかしないかを決定する遅延時間のしきい値である。補正処理については後述する。図14の経路検索条件表162(その3)は、経路検索アプリケーション130を使用する際に入力する出発
駅、出発時刻、到着駅の検索条件である。図15の経路検索結果表164(その3)は、図14の経路検索条件表162(その3)に従い、経路検索アプリケーション130が算出した経路検索結果である。図16の遅延補正後経路検索結果表示データは、表示部140に表示する経路検索結果の元の情報であり、図10に対応する。図17の列車在線情報表166(列車遅延補正時)は、列車在線情報提供システム510が提供する列車在線情報の列車遅延時の補正された到着順を例としたものである。図18の遅延補正後経路検索結果表示データ(列車遅延補正時)は、列車到着順更新中を例とした表示部140に表示する経路検索結果の元の情報である。図19の車両内アクセスポイントのSSID(Service Set IDentifier)と列車番号の対応テーブル178は、車両内に設置した無線アクセスポイントのSSIDと設置場所である列車番号と車両番号とを紐付けるものである。
次に、以上のデータテーブル例を使用して実行される本実施形態の経路検索支援機能について説明する。図20A〜図20Cに経路検索支援処理フロー例を示している。本例では、経路検索支援プログラム150は、利用者が経路検索条件の出発時刻に、現在時刻または現在時刻から5分後までの時間を指定した場合に以下に説明する処理を行うものとする。もしくは、利用者が事前に検索を行った際の経路検索条件の出発時刻に対して、現在時刻が5分前になったことを契機として処理を行う設定を考慮してもよい。例えば、利用者が図5の経路検索条件表162(その2)の出発時刻に現在時刻を設定した場合、経路検索支援プログラム150が起動する。ここで例として現在時刻を12:55とする。もう一つの例としては、利用者が事前に経路検索を行った際の図4の経路検索条件表162(その1)の出発時刻を13:00としていた場合、現在時刻が12:55になった際に、経路検索アプリケーション130が経路検索支援プログラム150を起動する(S200)。
経路検索支援プログラム150は、図5の経路検索条件表162(その2)を最初の出発駅、最終到着駅、最初の出発駅の出発時刻を現在時刻として、経路検索アプリケーション130に経路検索を指示し、あわせて、経路検索システム310へ最初の出発駅の時刻表情報も要求する。また、図5の経路検索条件を一時記憶装置160へ保存する(S202)。
経路検索システム310は、図5の経路検索条件表162(その2)に従い経路を検索し、図7の経路検索結果表164(その2)、および、図6の最初の出発駅の時刻表情報表168を経路検索アプリケーション130へ応答する。図示の例では図7の経路検索結果表164(その2)の経路候補は3つとし、以降の処理においても3つの候補に対応する処理としているが、経路候補は2以下、あるいは4以上であっても差し支えない(S204)。
経路検索アプリケーション130は、図7の経路検索結果表164(その2)、および、図6の最初の出発駅の時刻表情報表168を受信し、一時記憶装置160へ保存し、経路検索支援プログラム150へ格納場所を通知する(S206)。
経路検索支援プログラム150は、一時記憶装置160に保存された図7の経路検索結果表164(その2)の経路から、最初に乗車する列車の路線を抽出し、その路線の列車在線情報を列車在線情報提供システム510から取得する。図示の例では、図7の経路検索結果表164(その2)の最初に乗車する列車の路線はA路線であるので、経路検索支援プログラム150は、A路線の列車在線情報を列車在線情報提供システム510から取得する。ここでは、平常時の例として図8の列車在線情報表166(列車遅延なし時)、遅延時の例として図11の列車在線情報表166(列車遅延時)を示している。図8の列車在線情報表166(列車遅延なし時)では、遅延時間(分)が0となっている。一方、遅延時の図11の列車在線情報表166(遅延時)では、遅延時間(分)が0以外の整数
となっている(S208)。
経路検索支援プログラム150は、取得した在線列車情報を一時記憶装置160へ保存し、列車在線情報の在線位置から、列車在線情報取得時点で最初の出発駅に向かって走行している列車のうち、最初の出発駅に最も近い位置にある列車の列車情報を抽出する。抽出条件として、列車種別から出発駅で乗客が乗車可能な列車種別(具体的には、普通、快速、特急など)であることも条件とする。
ここで、最初の出発駅に向かって走行している列車のうち、最初の出発駅に最も近い在線列車を求める方法を記す。図2にある最初の出発駅の位置コードを基準値とし、この基準値とした位置コードと列車の在線位置の位置コードとの差分の絶対値が最も小さいものが該当の列車となる。まず、最初の出発駅の位置コードは、最初の出発駅の駅名を図2の位置コード表162の駅または区間から検索し、その駅または区間に紐付く位置コードが該当の位置コードとして求められる。次に、基準値とした最初の出発駅の位置コードと列車の在線位置の位置コードとの差分を求める方法であるが、列車の運行方向による位置コードの定義(昇順または降順)を考慮する必要がある。図3の位置コード定義表164を参照して位置コードが列車の進行方向に沿って昇順(値が大きくなる)に定義されている場合は、在線位置が基準値よりも小さい位置コードの列車は出発駅に向かって走行している列車であり、在線位置が基準値よりも大きい位置コードの列車は出発駅から遠ざかって走行している列車である。逆に位置コードが列車の進行方向に沿って降順(値が小さくなる)に定義されている場合は、在線位置が基準値よりも小さい位置コードの列車は出発駅から遠ざかって走行している列車であり、在線位置が基準値よりも大きい位置コードの列車は出発駅に向かって走行している列車である。したがって、位置コードが列車の進行方向に沿って昇順(値が大きくなる)に定義されている場合は、基準値の位置コードから在線位置の位置コードを減算した値が正(プラス)で絶対値が最小のものが、該当の列車となる。逆に、位置コードが列車の進行方向に沿って降順(値が小さくなる)に定義されている場合は、基準値の位置コードから在線位置の位置コードを減算した値が負(マイナス)で絶対値が最小のものが、該当の列車となる。
上記の手法に従い最初の出発駅から最も近い在線列車の列車情報の抽出処理を、図2を例に説明する。第一に、図5の経路検索条件表164(その2)の最初の出発駅「A13駅」と同じ駅名を図2の位置コード表162の「駅または区間」から検索すると、位置コードは「130」でありこれを基準値とする。
第二の列車遅延なし時の例として、図8の列車在線情報表168(列車遅延なし時)の路線は「A路線」、方向は「上り」であるので、図3の位置コード定義表163より、位置コード定義は「昇順」となる。従って、基準値130から図8の列車在線情報表168(列車遅延なし時)の在線位置を減算した値が正(プラス)の値で一番小さいものは、列車番号「A140」の在線位置「123」のときの130−123=7となり、かつ、列車種別は「普通」であるので、最初の出発駅から図9の最初の出発駅から最も近い在線列車情報(列車遅延なし時)として、列車番号「A140」の情報を抽出する。
第二の列車遅延時の例として、図11の列車在線情報表168(列車遅延時)の路線は「A路線」、方向は「上り」であるので、図3の位置コード定義表163より、位置コード定義は同様に「昇順」となる。従って、基準値「130」から図11の列車在線情報表168(列車遅延時)の在線位置を減算した値が正(プラス)の値で一番小さいものは、列車番号「A120」の在線位置「123」のときの130−123=7となり、かつ、列車種別は「普通」であるので、図12の最初の出発駅から最も近い列車の在線列車情報(列車遅延時)として、列車番号「A120」の情報を抽出する(S212)。
次に、経路検索支援プログラム150は、最初の出発駅に最も近い在線列車の列車在線情報(図9または図12)の遅延時間を参照し、0(ゼロ)の場合は遅延なし、0(ゼロ)以外の場合は遅延ありとして、次の処理を行う(S214)。なお、遅延時間が数分程度の比較的小さな値であれば、列車の速度調整により遅延回復が行われることもあるため、例えば、遅延時間が10分以上の場合に補正処理を実施する、遅延時間が10分未満の場合は補正処理を実施しないという取り扱いをしてもよい。列車遅延時補正処理の有無を決定するためのしきい値は、例えば図13に示すように予め決定して記憶装置170に格納しておく。
本実施形態では、列車遅延なし時の例として、経路検索支援プログラム150は、図9の最初の出発駅から最も近い在線列車情報(列車遅延なし時)の遅延時間が0(ゼロ)であるので、「遅延なし」と判定し、次の処理をS216に引き継ぐ。一方、遅延時の例として、経路検索支援プログラム150は、図12の最初の出発駅から最も近い在線列車情報(遅延時)の遅延時間は、「20」で0(ゼロ)以外であるので遅延ありと判定し、次の処理をS218へ引き継ぐ。前記のように、図13の補正処理しきい値が設定されている場合、遅延時間がしきい値未満と判定された場合には遅延時間0として処理を行う。図13のように補正処理しきい値が10と設定されていると想定した場合、経路検索支援プログラム150は取得した遅延時間をしきい値である10と比較して実行する処理を決定する。図12に例示するように、対象列車の遅延時間が20分であった場合には、しきい値の10以上であるため遅延ありと判定し、処理はS216へ引き継がれることとなる。
最初の出発駅から最も近い在線列車が遅延なしと判定された場合、経路検索システム310から取得した経路検索結果に、補完情報として最初の出発駅への列車到着順の情報を加え、経路検索結果表示データを生成する。これは、S214において、列車在線情報の遅延時間が0以外の場合でも補正処理しきい値未満の場合には、列車遅延に関する補正を行わないために、実際の列車が最初の出発駅へ到着する時刻が、経路検索結果として提供される時刻よりも遅れることを列車の到着順を提供することで補完するための処理である。遅延時間の補正処理にしきい値を設ける場合には、経路検索結果の表示に際して、補正処理しきい値未満の遅延時間は補正されないことを利用者に提示しておくことが望ましい。
例では、経路検索支援プログラム150は、一時記憶装置160へ保存された図7の経路検索結果表(その2)から、最初の乗車する列車の列車番号「A220」、「A140」、「A230」を取得する。次に、一時記憶装置160へ保存した図8の列車在線情報(列車遅延なし時)から列車番号「A220」、「A140」、「A230」の列車種別、遅延時間、在線位置をそれぞれ取得し、図10の経路検索結果表示データを生成し、一時記憶装置160へ保存する。
図10の経路検索結果表示データを生成するための、各パラメータの処理を以下に説明する。列車種別は、乗客が乗車可能な列車種別(具体的には、普通、快速、特急などは乗車可能、回送、試運転などは乗車不可)であることを判定するために使用する。図8の列車在線情報表166(列車遅延なし時)では、列車番号A220は「快速」、列車番号A140は「普通」、列車番号A230は「快速」となっており、いずれも乗客が乗車可能な列車種別なので図10の経路検索結果表示データの乗車可否パラメータを「乗車可」とする。
遅延時間は、列車遅延ありの場合、経路検索結果の出発時刻および到着時刻に遅延時間を加算して出発予測時刻および到着予測時刻を算出するのに使用する。遅延なしの場合は、処理には使用せず、記録するのみとする。図8の列車在線情報表166(列車遅延なし時)では、列車番号A220、列車番号A140、列車番号A230とも遅延時間は0(
ゼロ)であり、図10の経路検索結果表示データの遅延時間に0(ゼロ)を記録する。
在線位置は、最初の出発駅への列車の到着順を算出するために使用する。到着順の算出は、S212と同様に最初の出発駅の位置コードを基準値とし、この基準値とした位置コードと列車の在線位置の位置コードの差分の絶対値が小さいものから最初の出発駅への到着することとなる。図8の列車在線情報表166(列車遅延なし時)では、列車番号A220は「122」、列車番号A140は「123」、列車番号A230は「112」となっており、最初の出発駅の位置コード130を基準値として在線位置の位置コードとの差分を算出すると、列車番号A220は8、列車番号A140は7、列車番号A230は18となる。これらの差分が図10の経路検索結果表示データの出発駅差分のパラメータとなる。この出発駅差分のパラメータが小さい順に図10の経路検索結果表示データの到着順の値となる(S216)。このように、最初の出発駅への列車の到着順が提供されるので、利用者は、経路候補で取得された列車と実際の出発駅に到着する列車との対応関係を、駅員にいちいち問い合わせすることなく把握することができる。
一方、最初の出発駅から最も近い在線列車に遅延ありと判定された場合、実時刻を出発時刻として経路検索を行った経路検索結果は、時刻表情報に従い算出されているため、実時刻以降に出発時刻をもつ列車が検索されるため、遅延している列車の出発時刻とは一致しない。また、遅延時間が大きい場合は、遅延回復のための運転整理により、時刻表情報に運行計画があっても運行休止となる列車もあり、実際に走行している列車と時刻表情報とが一致しない場合がある。そこで、最初の出発駅から最も近い在線列車の本来の出発時刻を経路検索の出発時刻とし、最初の出発駅と最初の到着駅で再度経路検索を行い、その経路検索結果の最初の出発駅の出発時刻に、列車在線情報の遅延時間を加え、最初の出発駅の出発時刻の補正値とする。また、列車在線情報に列車番号が存在し、かつ、列車種別は乗客が乗車可能な列車種別(具体的には、普通、快速、特急など)である列車の経路検索結果を表示することで、実際に走行している列車の状況で補正した経路検索結果とする。
まず、経路検索支援プログラム150は、図12の最初の出発駅から最も近い在線列車情報(遅延時)から列車番号A120を取得し、図6の最初の出発駅の時刻表情報を参照し、列車番号A120の最初の出発駅A13駅の本来の出発時刻12:40を取得する。次に、経路検索支援プログラム150は、一時記憶装置160に保存した図7の経路検索結果表164(その2)から、最初の出発駅A13駅と最初の到着駅A18駅を取得し、最初の出発駅から最も近い在線列車の本来の出発時刻12:40を図14の経路検索条件表162(その3)として、経路検索アプリケーション130へ入力する。経路検索アプリケーション130は、図14の経路検索条件(その3)を使用して経路検索システム310へ経路検索を要求する(S218)。
経路検索システム310は、図14の経路検索条件(その3)に従い経路を検索し、図15の経路検索結果(その3)を経路検索アプリケーション130へ応答し、経路検索アプリケーション130は、図15の経路検索結果(その3)を一時記憶装置160へ保存する(S220)。
経路検索支援プログラム150は、一時記憶装置160へ保存された図15の経路検索結果(その3)の列車番号A120、A130、A220を取得する。次に、一時記憶装置160へ保存した図11の列車在線情報(遅延時)から列車番号A120、A130、A220の列車種別、遅延時間、在線位置をそれぞれ取得し、図16の遅延補正後経路検索結果表示データを生成し、一時記憶装置160へ保存する。
図16の遅延補正後経路検索結果表示データを生成するための、各パラメータの処理を
以下に説明する。列車種別は、乗客が乗車可能な列車種別(具体的には、普通、快速、特急などは乗車可能、回送、試運転などは乗車不可)であることを判定するために使用される。図11の列車在線情報(遅延時)では列車番号A120は「普通」、列車番号A220は「快速」となっており、列車番号A120およびA220は乗客が乗車可能な列車種別なので図16の遅延補正後経路検索結果表示データの乗車可否パラメータを「乗車可」とする。一方、列車番号A130は図11の列車在線情報(遅延時)に存在していないため、運転整理等による運転休止などが想定される。そこで、列車番号A130について、図16の遅延補正後経路検索結果表示データでは、路線、方向、列車番号のみを残し、他のパラメータは情報なし(ハイフン)とする。
遅延時間は、経路検索結果の出発時刻および到着時刻に遅延時間を加算して出発予測時刻および到着予測時刻を算出するために使用する。図11の列車在線情報(列車遅延時)では、列車番号A120の遅延時間は20、列車番号A220の遅延時間は15となっているので、各列車番号の遅延時間を図15の経路検索結果(その3)の出発時刻および到着時刻に加算し、図16の遅延補正後経路検索結果表示データの出発予測時刻および到着予測時刻とする。
在線位置は、最初の出発駅への列車の到着順を算出するために使用される。遅延時の列車運行状況は時々刻々と変化しており、実際の出発時刻は予測出発時刻通りとならないことが想定される。そこで、本実施形態では、最初の出発駅への列車の到着順を補完情報として利用者に提供する。到着順の算出は、S212と同様に最初の出発駅の位置コードを基準値とし、この基準値とした位置コードと列車の在線位置の位置コードとの差分の絶対値が小さいものからの順番を最初の出発駅への到着順とする。図11の列車在線情報(列車遅延時)では、在線位置の位置コードは、列車番号A120は123、列車番号A220は111となっており、最初の出発駅の位置コード130を基準値として在線位置の位置コードとの差分を算出すると、列車番号A120は7、列車番号A220は19となる。これらの算出された差分が、図16の遅延補正後経路検索結果表示データの出発駅差分のパラメータとなる。この出発駅差分のパラメータが小さいものから図16の遅延補正後経路検索結果表示データの到着順の値となる(S222)。
経路検索支援プログラム150は、経路検索アプリケーション130に対して、列車遅延なしの場合のS216、または、列車遅延ありの場合のS222で、一時記憶装置160へ保存した、図10の経路検索結果表示データ、または、図16の遅延補正後経路検索結果表示データを呼び出し、表示部140へ出力することを指示する。なお、図16の遅延補正後経路検索結果表示データの表示においては、列車運行に遅延が発生しており、時刻表情報を補正した最初の出発駅への出発予測時刻、最初の到着駅への到着予測時刻を表示している旨を表示することが望ましい(S224)。
次いで、経路検索支援プログラム150は、表示部140での経路検索結果表示データの表示以降、経路検索結果に表示した全ての列車が、最初の出発駅に到着するまで、もしくは、利用者が経路検索アプリケーション130の終了操作を行うまで、列車在線情報を周期的に取得し、列車の最初の出発駅への到着順の情報を更新する(S226)。本実施形態では、経路検索支援プログラム150が予め設定した周期で、列車在線情報提供システム510から図17の列車在線情報(遅延時更新中)を取得し、一時記憶装置160へ保存するものとする。この際、先に保存されていた列車在線情報が、新しい列車在線情報によって上書き更新される。取得周期は、列車在線情報提供システム510の列車在線情報更新周期以上の周期に設定することが望ましい。
次に、経路検索支援プログラム150は、一時記憶装置160に保存されている遅延ありの場合の図16の遅延補正後経路検索結果表示データから列車番号を取得し、一時記憶
装置160に保存されている図17の列車在線情報(遅延時更新中)から、その列車番号に該当する在線位置を取得する。図示の例では、遅延ありの場合の図16の遅延補正後経路検索結果表示データから列車番号A120、A130、A220を取得し、図17の列車在線情報(遅延時更新中)からそれぞれの列車番号の在線位置、すなわち列車番号A120は133、列車番号A130は在線していないためデータなし、列車番号A220は121を取得する。
次に、経路検索支援プログラム150は、一時記憶装置160に保存されている図16の遅延補正後経路検索結果表示データの在線位置を前記新たに取得した在線位置によってそれぞれ更新し、併せて出発駅差分と到着順も算出する。更新後のデータは、図18の遅延補正後経路検索結果表示データ(更新中)の例のようになる。ここで、出発駅に既に到着した列車については、出発駅差分が負(マイナス)の値となることで判断できる。出発駅に既に到着した列車については、乗車可否および到着順に対象外を示す値を入力して更新する。更新を繰り返した結果、図18の遅延補正後経路検索結果表示データ(遅延時更新中)の全ての列車の乗車可否の値が全て対象外を示す値となったところで、経路検索支援プログラム150は、図17の列車在線情報(遅延時更新中)の取得を終了する(S226)。このような到着順の更新により、利用者は経路検索実行後も最初の利用可能な列車についての更新された情報の提供を受けることができる。
以上のように本実施形態の経路検索支援機能が実現されるが、オプションとして、列車の車両内に設けられている無線アクセスポイントとの通信を利用する処理について説明する。本オプションを有する場合、列車が出発駅に進入した場合には以下のような処理が実行される。利用者端末110の無線通信機能部120がアクセスポイントからの電波を受信した場合、無線通信機能部120はそのアクセスポイントのSSIDを経路検索支援プログラム150に通知する。経路検索支援プログラム150は、記憶装置170に保存している、図19の車両内アクセスポイントのSSIDと列車番号の対応テーブルを参照し、該当するSSIDがあった場合は、対応付けられている列車番号を取得し、経路検索結果表示データの列車番号と照合する。両方の列車番号が一致する場合には、経路検索支援プログラム150は、経路検索結果の列車がホームに到着した旨を表示部140に表示する。
図19の車両内アクセスポイントのSSIDと列車番号の対応テーブルに照会し、該当するSSIDがなかった場合、および、経路検索結果表示データに一致する列車番号がなかった場合、経路検索支援プログラム150は、そのまま処理を終了する。図示の例では、無線通信機能部120が受信した電波のSSIDがA220−1−001とした場合、図19の車両内アクセスポイントのSSIDと列車番号の対応テーブルによれば、列車番号A220の車両内アクセスポイントであることが判明する。さらに図18の遅延補正後経路検索結果表示データ(更新中)によれば、列車番号A220が経路検索結果で表示中の列車であることが判明するので、経路検索支援プログラム150は、経路検索アプリケーション130に、表示部140へ経路検索結果で表示中の列車が到着した旨を表示することを指示して処理を終了する(S230、S232)。このように車両内アクセスポイントのSSIDを利用すれば、実際に駅に到着する列車が経路検索によって抽出された乗車列車であるかを明確に示すことができる。
本発明の実施形態によれば、列車の運行に遅延が発生した場合でも、出発駅に到着する列車の列車種別、目的駅への到着時刻がわかるため、利用者は駅係員へ問合せすることなく乗車するべきか判断することができる。また、駅係員は、利用者からの問合せが減ることで、業務の負担軽減をすることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、また
は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
110 利用者端末
120 無線通信機能部
130 経路検索アプリケーション
140 表示部
150 経路検索支援プログラム
160 一時記憶装置
170 記憶装置
310 経路検索システム
320 経路検索サーバ
330 時刻表情報
510 列車在線情報提供システム
520 列車在線情報提供サーバ
530 列車在線情報
710 通信ネットワーク
720 無線通信基地局
730 駅ホーム無線アクセスポイント
740 車両内無線アクセスポイント

Claims (8)

  1. 交通機関の利用に関して少なくとも出発点と目的点と時間的条件とを検索条件として利用すべき経路候補を検索して出力する経路検索機能を支援するための経路検索支援システムであって、
    前記交通機関で運行される各運行便の各停車点での到着時刻及び出発時刻を含む時刻表情報と、前記各運行便の路線上における存在位置と規定の運行時刻からの遅延情報とを含む運行便情報とを外部から取得し、
    前記出発点と前記時間的条件と前記時刻表情報とから算出した前記出発点から最初に利用する運行便に遅延が発生していると判定した場合、当該出発点に接近している運行便のうちもっとも近い運行便を前記運行便情報から最初に利用可能な運行便であると特定し、当該最初に利用可能な運行便が前記出発点を出発すると予測される出発予測時刻を算出し、当該出発予測時刻を用いて前記出発点から前記目的点までの経路候補を算出する経路検索支援処理部を備えている
    経路検索支援システム。
  2. 請求項1に記載の経路検索支援システムであって、前記経路検索支援処理部が、
    前記運行便情報の前記出発点に接近している運行便に関する情報から前記最初に利用する運行便の前記出発点への到着順を特定して経路候補とともに出力する経路検索支援システム。
  3. 請求項1に記載の経路検索支援システムであって、前記経路検索支援処理部が、
    前記最初に利用する運行便の前記出発点への到着順を、所定の時間間隔で更新される前記運行便情報の前記出発点に接近している運行便に関する情報に基づいて、前記経路候補に含まれるすべての前記最初に利用する運行便が利用不可と判定されるまで定期的に算出して出力する経路検索支援システム。
  4. 請求項1に記載の経路検索支援システムであって、前記経路検索支援処理部が、
    前記出発点と前記時間的条件と前記時刻表情報とから算出した前記出発点から最初に利用する運行便に遅延が発生していると判定した場合であって、当該遅延の時間があらかじめ設定したしきい値未満であると判定した場合、前記遅延が発生していないものとして検索候補を出力する経路検索支援システム。
  5. 請求項1に記載の経路検索支援システムであって、前記経路検索支援処理部が、
    前記運行便の識別情報と前記各運行便に設置されている無線通信アクセスポイントの識別情報との対応関係を記憶しており、前記経路候補における利用すべき運行便の識別情報に対応する無線アクセスポイントの識別情報を受信したと判定した場合、当該運行便の到着を報知出力する経路検索支援システム。
  6. 請求項1に記載の経路検索支援システムであって、前記経路検索支援処理部が、
    前記検索条件の前記時間的条件として設定された出発予定時刻が当該検索条件による検索実行の時刻よりも一定時間先の時刻であると判定した場合、前記出発予定時刻の所定時間前になった時に再度前記検索条件により検索を実行して経路候補を出力する経路検索支援システム。
  7. 交通機関の利用に関して少なくとも出発点と目的点と時間的条件とを検索条件として利用すべき経路候補を検索して出力する経路検索機能を支援するための経路検索支援方法であって、プロセッサと前記プロセッサが使用するデータを記憶しているメモリとを備えるコンピュータが、
    前記交通機関で運行される各運行便の各停車点での到着時刻及び出発時刻を含む時刻表情報と、前記各運行便の路線上における存在位置と規定の運行時刻からの遅延情報とを含む運行便情報とを外部から取得し、
    前記出発点と前記時間的条件と前記時刻表情報とから算出した前記出発点から最初に利用する運行便に遅延が発生していると判定した場合、当該出発点に接近している運行便のうちもっとも近い運行便を前記運行便情報から最初に利用可能な運行便であると特定し、当該最初に利用可能な運行便が前記出発点を出発すると予測される出発予測時刻を算出し、当該出発予測時刻を用いて前記出発点から前記目的点までの経路候補を算出する
    経路検索支援方法。
  8. 交通機関の利用に関して少なくとも出発点と目的点と時間的条件とを検索条件として利用すべき経路候補を検索して出力する経路検索機能を支援するための経路検索支援プログラムであって、プロセッサと前記プロセッサが使用するデータを記憶しているメモリとを備えるコンピュータに、
    前記交通機関で運行される各運行便の各停車点での到着時刻及び出発時刻を含む時刻表情報と、前記各運行便の路線上における存在位置と規定の運行時刻からの遅延情報とを含む運行便情報とを外部から取得し、
    前記出発点と前記時間的条件と前記時刻表情報とから算出した前記出発点から最初に利用する運行便に遅延が発生していると判定した場合、当該出発点に接近している運行便のうちもっとも近い運行便を前記運行便情報から最初に利用可能な運行便であると特定し、当該最初に利用可能な運行便が前記出発点を出発すると予測される出発予測時刻を算出し、当該出発予測時刻を用いて前記出発点から前記目的点までの経路候補を算出する処理を実行させる
    経路検索支援プログラム。
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