JP6429201B2 - チャッキング式中堀テーブルマシーン及びチャッキング式中堀テーブルマシーンを用いたケーシング埋め立て方法 - Google Patents
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本実施形態に係る中堀テーブルマシーンは、埋め立てられたケーシングCの内側を先端に掘削ビットを有するロッドRにより掘削する中堀テーブルマシーンであり、ロッドRを上下方向に挿通させ、ロッドRを回転させる回転駆動装置1と、回転駆動装置1の下方に設けられ、ロッドRを囲繞すると共にケーシングCの上端を嵌合する筒状部2と、筒状部2の下方に固設され、ケーシングCを周囲より挟持するチャック部3とを備える。回転駆動装置1は、ロッドRを周囲より係合するボス部11と、ボス部11を回転させてロッドRを回転させる回転動力部12とを有し、筒状部2は、ケーシングC内を通り抜けて吹き上げられた掘削土を外側に排出するための排土口21を有する。
ケーシングCは、筒状の杭体や鋼管矢板である。ケーシングCは、例えばミューラー社(ドイツ)のバイブロフォンサー等によって打設されている。
ロータリーテーブルマシーンの中心にはロッドRを挿通させ、ロッドRを周方向に係合するボス部11が設けられており、ボス部11の近傍にはボス部11を回転駆動させる回転動力部12が設けられている。ボス部11が回転駆動することによってロッドRが回転する。回転動力部12には、電気モーター、油圧モーター、エアーモーター等の何れを用いてもよい。
筒状部2の上方には、ロッドRが挿通する大きさの孔が開いており、その孔の周囲は、掘削土が上方に排出されないように面によって仕切られている。
排土口21には排土管22が接続されており、排土管22の先端にはホースHが接続されている。
筒状部2の下方の内面の周方向には、ケーシングCの上端と当接する当接部23が設けられている。この当接部23は、ケーシングCが筒状部2の内部に入り込むことを防ぐ。
2本のアーム部31a、31bの内の1本のアーム部31aの上面の一部(図2において網点で示す部分)は、溶接によって筒状部2の下面に接合されており、これによってチャック部3は筒状部2に固設されている。
伸縮部33は例えば油圧シリンダーであり、伸縮部33の伸縮によってアーム部31bが開閉する。アーム部31bの閉動作によってケーシングCを周囲より挟持するので、チャック部3がケーシングCから回転反力を得ることができる。
なお、アーム部31の形状は図3の形状に限定されない。例えば、ケーシングCが鋼管矢板であって周囲に継手を有する場合には、図4に示すように、チャック部3aのアーム部31aが継手に当接しないように逃げ部34を形成してもよい。また、継手と係合する形状とし、回転反力が容易に得られるようにしてもよい。
また、支持部32は、図3のように2本のアーム部31a、31bを1本の軸で軸支する構造であってもよいし、例えば図5の支持部32aように、2本のアーム部31a、31bを個別に2本の軸で軸支する構造であってもよい。
このように、本実施形態の中堀テーブルマシーンにおいては、ダウンザホールハンマの回転反力を容易にとることができる。
ケーシングCの埋め立ては次の手順で行う。
(1)クローラクレーンでケーシングCを吊り下げ、H型鋼で組んだ導材にケーシングCをセットする(図示せず)。
(2)バイブロフォンサーをケーシングCの上に取り付け、打ち込める深さまでバイブロフォンサーでケーシングCを打ち込む(図6(a)参照)。
(3)それ以上打ち込めなくなる、又はケーシングCに損傷が生じる前にバイブロフォンサーを取り外し、中堀テーブルマシーンをケーシングCの上端に取り付け、チャック部3でケーシングCを周囲より挟持する。さらにロッドRを回転駆動装置1のボス部11を通してケーシングCの中に挿入する(図6(b)参照)。
(4)ロッドRのダウンザホールによる打撃と、ボス部11の回転とにより掘削ビットでケーシングCの内側を掘削する。掘削土は、ダウンザホールハンマのエアーによって、ケーシングC内を吹き上げられ排土口21から排土管22、ホースHを経由して排出される(図6(c)参照)。なお、図6(c)では、排土口21、排土管22及びホースHを図示していない。
(5)所定深さまで掘削すると、ロッドRを引き抜く(図6(d)参照)。
(6)さらに中堀テーブルマシーンを撤去する(図6(e)参照)。
(7)上記(2)〜(6)を繰り返し、ケーシングCを所定深さまで打ち込む。
このように、ケーシングCを容易に埋め立てることができる。
なお、埋め立て手順は上記に限らず、例えば上記(3)においてバイブロフォンサーを取り外したあと、導材とは別の場所に設けた準備台に中堀テーブルマシーンを置き、その中堀テーブルマシーンにクローラクレーンでロッドRをセットし(図7(a)参照)、セットした中堀テーブルマシーンとロッドRをケーシングCに取り付ける(図7(b)参照)ようにしてもよい。
図8(a)に、鋼管矢板の正面図を示し、図8(b)に鋼管矢板の断面図を示す。なお、図8の鋼管矢板は、継手が所謂P−P型であるが、L−T型(図9(a)参照)でもP−T型(図9(b)参照)でも構わない。
また、図10及び図11(a)に、この埋め立て方法において埋め立てる鋼管矢板の位置を制御するのに用いる導材4を示す。図10及び図11では、埋め立てる鋼管矢板を2点鎖線で表している。
導材4は、鋼管矢板C’を周囲から嵌合し、上下方向に自由に挿通させるが平面方向の位置を固定する。この導材4は1列に埋め立てられる鋼管矢板C’の1本おきの位置に対応して複数の鋼管矢板C’を嵌合する。
導材4は、複数の鋼管矢板C’の位置を挟んでその両側に設けられた一対の長尺部材41と、その一対の長尺部材41に渡され、複数の鋼管矢板の位置毎を挟む複数の短尺部材42を有している。
短尺部材42には、上下方向に回転する複数のローラ43が鋼管矢板C’の継手C’aを嵌合するように設けられている。この導材4により、鋼管矢板C’の埋め立ての位置精度がよくなる。
なお、図11(a)の導材4は、鋼管矢板4本用だが、複数本なら何本用でもよい。
11 ボス部
12 回転動力部
2 筒状部
21 排土口
22 排土管
3 チャック部
31、31a、31b アーム部
32、32a 支持部
33 伸縮部
34 逃げ部
H ホース
4 導材
41 長尺部材
42 短尺部材
43 ローラ
C ケーシング
C’ 鋼管矢板
C’a継手
R ロッド
Claims (3)
- 埋め立てられたケーシングの内側を先端に掘削ビットを有するロッドにより掘削するチャッキング式中堀テーブルマシーンであって、
前記ロッドを上下方向に挿通させ、該ロッドを回転させる回転駆動装置と、
前記回転駆動装置の下方に設けられるとともに前記回転駆動装置に直接に接続され、前記ロッドを囲繞すると共に前記ケーシングの上端を嵌合する筒状部と、
前記筒状部の下方に固設され、前記ケーシングを周囲より挟持するチャック部とを備え、前記チャック部は前記筒状部に固設されており、
前記回転駆動装置は、前記ロッドを周囲より係合するボス部と、前記ボス部を回転させて前記ロッドを回転させる回転動力部とを有し、
前記筒状部の周壁には、前記ケーシング内を通り抜けて吹き上げられた掘削土を外側に排出するための排土口を有することを特徴とするチャッキング式中堀テーブルマシーン。 - 埋め立てられたケーシングの内側を先端に掘削ビットを有するロッドにより掘削するチャッキング式中堀テーブルマシーンであって、
前記ロッドを上下方向に挿通させ、該ロッドを回転させる回転駆動装置と、
前記回転駆動装置の下方に設けられ、前記ロッドを囲繞すると共に前記ケーシングの上端を嵌合する筒状部と、
前記筒状部の下方に固設され、前記ケーシングを周囲より挟持するチャック部と
を備え、
前記回転駆動装置は、前記ロッドを周囲より係合するボス部と、前記ボス部を回転させて前記ロッドを回転させる回転動力部とを有し、
前記筒状部は、前記ケーシング内を通り抜けて吹き上げられた掘削土を外側に排出するための排土口を有することを特徴とするチャッキング式中堀テーブルマシーンと、
埋め立てられるケーシングである鋼管矢板を周囲から嵌合し、上下方向に自由に挿通させるが平面方向の位置を固定する導材であり、
前記導材は、複数の鋼管矢板の位置を挟んでその両側に設けられた一対の長尺部材と、その一対の長尺部材に渡され、複数の鋼管矢板の位置毎を挟む複数の短尺部材とを備え、
1列に埋め立てられる鋼管矢板の1本おきの位置に対応して前記複数の短尺部材が配置されて複数の鋼管矢板を嵌合する前記導材とを用い、
前記1本おきの位置に複数の鋼管矢板を先に埋め立ててから残りの鋼管矢板を埋め立てることを特徴とする鋼管矢板の埋め立て方法。 - 前記短尺部材には、上下方向に回転する複数のローラが鋼管矢板の継手を嵌合するように設けられていることを特徴とする請求項2記載の鋼管矢板の埋め立て方法。
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