JP6428584B2 - 鋼管の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼管の製造方法に関し、特に、拡管加工性の良好な鋼管の製造方法に関する。
近年、自動車の排気系部品に多く用いられるフェライト系ステンレス鋼製の鋼管は、マフラーやコンバータなどの機能部品の中に挿入されたり、これら機能部品を接続するために曲げ加工されたり、又は、鋼管の管端部が拡管や縮管されることが多い。
しかしながら、鋼板を板巻きして短尺で造管した鋼管の管端部を拡管する場合、造管した際の溶接部やその周辺が割れの起点となりやすい。
そこで、拡管する場合において溶接部の割れを防ぐ技術として、特許文献1には、鋼管の管端の全周にわたって外側に屈曲した縁部を形成し、縁部を含めて鋼管を拡管することにより、管端における先割れを防止する技術が開示されている。
特開2009−28757号公報
鋼管を拡管する場合、溶接部でも特に溶接開始点や溶接終止点は材質的にも形状的にも不安定であるため、溶接部に起因する割れを抑制するためには注意が必要である。
特許文献1に開示された技術によれば、管端の全周にわたって外側に屈曲した縁部を形成し、この縁部を含めて拡管することにより、管端における先割れを抑制することができる。しかしながら、当該技術は、溶接ビードの両側の熱影響部等に生じる応力集中に起因する先割れの発生を防止するものであり、後工程において、全周にわたって管端に形成した縁部を切除する必要があるため、素材コストや製造コストに関して問題がある。
そのために、製造コスト等にも優れ、かつ、溶接開始点や溶接終止点の管端形状を安定にしつつ、拡管した時の割れ(拡管割れ)を防止することができる鋼管の製造方法が望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、素材コストや製造コストを抑えつつ、管端部の不整変形を防ぎつつ拡管する際に発生する割れを防ぐことができる鋼管の製造方法を提供することを目的とする。
これまでに、鋼板を板巻きして造管するに際して溶接部の先端の形状を安定させるため、図6に示すように、ブランク1を筒状に成形し、管端部23にタブ11および13を設け、タブ11および13上に溶接部31の先端33(溶接開始点又は溶接終止点)が位置するように一方側のタブ11から他方側のタブ13にわたって線溶接し、線溶接の後工程においてタブ11および13を切除した後に管端部23を拡管する方法が一般的に用いられている。
当該方法は、鋼板を板巻きした後、管端部のタブのみを切除するので、特許文献1に記載の方法に比べて、素材コストや製造コストを抑えることができる。
しかしながら、タブ11または13を切除した後に拡管すると溶接の母材であるブランク1と溶接部31の材質の違いから、図7に示すように、溶接部31の溶接開始点又は溶接終止点である先端33は、溶接部31がブランク1よりも硬い場合においては凹状に引込んだ形状(図7(a))、又は、溶接部31がブランク1より軟らかい場合においては凸状に出っ張った形状(図7(b))といった不整変形が生じる。
管端部23を拡管した際に溶接部31の先端33を図7(c)に示すような理想的な形状とするためには、ブランク1と溶接部31の材質を同じにする必要があるが、厳密には実現困難である。
そのために、上記のような不整変形が大きい場合や、小さくても部品の用途によっては、管端部23の切断や切削による再加工処理が必要になり、製造コストに悪影響を及ぼす。
そこで発明者らは、素材コストや製造コストを抑えつつ、溶接部31の先端33の形状を安定させるとともに、溶接開始点や溶接終止点に起因する拡管割れを防止する方法について検討を重ねた。その結果、タブ11または13に溶接開始点又は溶接終了点が位置するようにタブ11からタブ13にわたって線溶接し、さらに、タブ11を切除せずそのまま管端部23を拡管し、その後、タブ11を切除することで、溶接部31の先端33における不整変形を解消するとともに、管端部23における拡管割れを抑制できるという知見を得た。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものであり、具体的には以下の構成からなるものである。
(1)本発明に係る鋼管の製造方法は、管端部が拡管された鋼管を製造する方法であって、
長手方向の両端のコーナー部に前記長手方向に突出するタブを有する矩形状の鋼板からなるブランクを製造するブランク製造ステップ(S1)と、
該ブランクの幅方向における両側端面を突き合わせて筒状に成形する成形ステップ(S2)と、
該筒状に成形されたブランクにおいて、前記突き合わされた部位を、前記タブに溶接終止点が位置しかつ未溶接部を残さないように線溶接する溶接ステップ(S3)と、
該線溶接されたブランクの少なくとも一方の管端部を拡管する拡管ステップ(S4)と、
該拡管された管端部のタブを切除するタブ切除ステップ(S5)とを備え、
上記の各ステップを(S1)から(S5)の順に行い、拡管割れを抑制し、管端部の不整変形のない所望の製品を得ることを特徴とするものである。
本発明においては、長手方向の両端のコーナー部に前記長手方向に突出するタブを有する矩形状の鋼板からなるブランクを製造するブランク製造ステップ(S1)と、該ブランクの幅方向における両側端面を突き合わせ、筒状に成形する成形ステップ(S2)と、該筒状に成形された鋼板において、一方側のタブから他方側のタブに向かって前記突き合わされた部位を線溶接して鋼管とする溶接ステップ(S3)と、該鋼管の少なくとも一方の管端部を拡管する拡管ステップ(S4)と、該拡管された管端部のタブを切除するタブ切除ステップ(S5)とを備え、上記の各ステップを(S1)から(S5)の順に行うことにより、管端部を拡管した際に生じる溶接部の先端の不整変形を解消するとともに、管端部における拡管割れを抑制することができる。
本実施の形態に係る鋼管の製造方法を説明する図である。 本実施の形態に係る鋼管の製造方法において溶接開始点及び溶接終止点の位置を説明する図である。 鋼管を拡管した場合における拡管割れを説明する図である。 タブにおける未溶接部及び溶接部の形状を説明する図である。 実施例において未溶接長さと拡管割れが生じた鋼管の本数との関係を表すグラフである。 従来の鋼管の製造方法を説明する図である。 従来の鋼管の製造方法において溶接部の先端における不整変形を示す図である。
本発明の実施の形態に係る鋼管の製造方法は、図1(f)に一例を示すように鋼管21の少なくとも一方の管端部23が拡管されたフェライト系ステンレス鋼製の鋼管21を製造するものであって、ブランク1を製造するブランク製造ステップ(S1)と、ブランク1の両側端面を突き合わせ、筒状に成形する成形ステップ(S2)と、該筒状に成形されたブランク1において前記突き合わされた部位を線溶接して鋼管21とする溶接ステップ(S3)と、鋼管21の管端部23を拡管する拡管ステップ(S4)と、管端部23のタブ11を切除するタブ切除ステップ(S5)を備え、上記の各ステップを(S1)から(S5)の順に行うものである。
以下、各ステップを図1に基づいて説明する。
<ブランク製造ステップ(S1)>
ブランク製造ステップ(S1)は、図1(a)に示すように、矩形状であって、長手方向の両端である先端3及び後端5それぞれの両コーナー部に前記長手方向に突出するタブ11及び13を有するフェライト系ステンレス鋼板からなるブランク1を製造するステップである。
ブランク製造ステップにおいては、例えば、フェライト系ステンレス鋼板を抜き加工することによりブランク1を製造することができるが、先端3及び後端5それぞれの両コーナー部にタブ11及び13を有するブランク1を製造できるものであれば、その製造方法に特に限定はない。
<成形ステップ(S2)>
成形ステップ(S2)は、図1(b)に示すように、ブランク製造ステップにおいて製造されたブランク1を、ブランク1の幅方向の側端面7と側端面9とを付き合わせ、筒状に成形するステップである。
<溶接ステップ(S3)>
溶接ステップ(S3)は、図1(c)に示すように、筒状に成形されたブランク1において突き合わされた部位である側端面7及び9を一方側のタブ11から他方側のタブ13に向かって線溶接して鋼管21(図1(d)参照)とするステップであり、タブ11に溶接部31の溶接開始点33aが、タブ13に溶接終止点33bが位置する。
溶接ステップは、後工程にて拡管される側のタブ11に溶接開始点33aが位置するように線溶接するものに限らず(図2(a)参照)、タブ11に溶接終止点33bが位置するように線溶接するものであっても良い(図2(b)参照)。
また、溶接ステップにおいて、例えばレーザ溶接やアーク溶接により線溶接することができるが、これに限るものではない。
<拡管ステップ(S4)>
拡管ステップ(S4)は、鋼管21の管端部23を拡管するステップであり、例えば、図1(d)に示すようにコーン50を管端部23に押し込むことにより、図1(e)に示すように管端部23を拡管する。
なお、鋼管21の両管端部を拡管する必要がある場合は、管端部25も拡管するとよい。
<タブ切除ステップ(S5)>
タブ切除ステップ(S5)は、拡管ステップにおいて拡管された管端部23のタブ11及び管端部25のタブ13を切除し(図1(e)参照)、管端部23が拡管された鋼管21(図1(f)参照)とするステップである。
上記のように、タブ11を切除せずに管端部23を拡管することで、図7に示すような溶接部31の先端33における不整変形を解消することができる。
もっとも、溶接ステップ(S3)において、溶接条件等の製造条件によっては、図3に示すように、拡管により管端部23のタブ11周辺から割れが発生する場合があった。ここで、図3(a)に示す割れは、タブ11に残った未溶接部27(図4(a)参照)が起点となった拡管割れであるのに対し、図3(b)に示す割れは、タブ11の脇が起点となった拡管割れである。
タブ11の脇が起点となる拡管割れは、タブ11から管端部23に至るR部(図2)の曲率半径が小さいときに発生しやすいため、タブ11の脇におけるR部の曲率半径を大きくすることで緩和できる。
一方、図3(a)に示すようなタブ11に残った未溶接部27が起点となる拡管割れに対して、本実施形態においてはタブ11に未溶接部27が残らないように線溶接することにより、拡管割れの発生を抑制する。
ただし、タブ11に溶接開始点33aが位置するように線溶接すると、図4(a)に示すように、タブ11に未溶接部27が残ってしまう場合がある。そこで、本実施の形態において、鋼管21の片側のみ拡管する場合は、タブ11に溶接終止点33bが位置するように線溶接することにより、タブ11に未溶接部27を残さずに線溶接して鋼管21を造管することができ、管端部23における拡管割れの発生を格段に低減することができる。
なお、本実施の形態に係る鋼管の製造方法は上記の(S1)から(S5)の順序に従って実施するべきであるが、その各ステップ内における操作(例えば、溶接ステップにおけるアーク溶接)は、上記の記載のものに限定されるわけではなく、適宜選択すれば良い。
また、上記において、フェライト系ステンレス鋼板からなるブランク1を用いて造管した鋼管21の管端部23を拡管するものであったが、ブランク1の材質はフェライト系ステンレス鋼に限るものではない。
本発明に係る鋼管の製造方法による作用効果について確認するため、次の2つの実験を行った。
第1の実験は、図1に示すように、板厚1.5mmのフェライト系ステンレス鋼板からなるブランク1を用いて造管した外径φ48.6mmの鋼管21について片側の管端部23を拡管するものであり、ブランク1の先端3及び後端5それぞれの両コーナー部にあるタブ11及び13は5mm×5mmとし、タブ11またはタブ13からブランク1の先端3または後端5に至るR部の曲率半径を1mmとしてタブ脇の割れを防いでおいて、タブ11からタブ13に向かってアーク溶接により線溶接した後、タブ11側の管端部23を拡管した。
実験は、線溶接において、溶接開始点33aの位置を調整してタブ11における未溶接部27の長さ(未溶接長さL)を変更した。
さらに、管端部23における拡管後の管径(拡管率)の異なる2条件について実験を行った。条件1は管端部23を管径φ54.0mm(拡管率11%)に、条件2は管端部23をφ60.5mm(拡管率24%)とした。ここで、条件1及び2における拡管率は、((拡管後の管径−拡管前の管径)/拡管前の管径×100[%])である。
条件1及び2ともに20本の鋼管21を作製し、鋼管21の管端部23を拡管した時に管端部23において割れが生じた拡管割れ本数n(本)を求めた。実験結果を図5に示す。
未溶接長さLが3.0mm以上ではほぼ全数が拡管割れを生じ、未溶接長さLが短くなるほど拡管割れ本数nは減少した。更に、未溶接部27が残らないように線溶接した場合、すなわち未溶接長L=0mmでは拡管割れは発生しなかった。
なお、条件1と条件2とを比較すると、拡管率の違いによる拡管割れ本数に関して有意差は見られなかった。
以上の結果より、タブ11に未溶接部27が残らないように線溶接することで拡管割れの発生を顕著に抑制できることが明確になった。ただし、実際に線溶接を施工する場合、溶接開始点33aにおいてはアークが不安定なため線溶接の開始位置を調整するだけではタブ11に未溶接部27がわずかに残ったり(図4(a)参照)、若しくは、逆に溶け過ぎによって溶接部31に穴開きが生じたりして(図4(b)参照)、量産を想定した場合における溶接部31の先端33を安定して同一形状とするには問題があった。
次に、第2の実験について説明する。
第2の実験では、前記第1の実験と同一のフェライト系ステンレス鋼板からなるブランク1を用い、2つの溶接条件で造管した鋼管21の管端部23を拡管した。
条件1は、タブ11に溶接部31の先端33である溶接開始点33aが位置することを狙って線溶接するものであり(図2(a))、タブ11における未溶接長さLが0mmとなるように溶接開始位置を調整した。
条件2は、タブ11に溶接終止点33bが位置することを狙って線溶接するものであり(図2(b))、タブ11の未溶接長さLが0mmとなるように溶接終止位置を調整した。
条件1及び条件2ともに、20本を造管したところ、表1に示すように、溶接部31の先端33の形状(先端形状)は、表1に示すようにAタイプ、Bタイプ、Cタイプ及びDタイプのいずれかに分類されるものとなった。
Aタイプは、タブ11において溶融不足であり、未溶接長さLを0mmとすることができず、タブ11に未溶接部27が残ったものである。
Bタイプは、適正に未溶接長さLを0mmとなるように溶接できたものである。
Cタイプは、Bタイプと同様に未溶接長さLが0mmとなるように溶接されているものの、溶融過剰で溶接部31の先端33が凹状となったものである。
Dタイプは、溶接部31が溶け落ちて穴開きとなったものである。
タブ11に溶接開始点33aが位置する条件1においては、適正に未溶接長さLを0mmにできたBタイプは5本であった。その他、溶融不足で未溶接部27が残ったAタイプが3本、溶融過剰で溶接部31の先端33が凹状となったCタイプが6本、溶け落ちて穴開きとなったDタイプが6本であった。
これに対し、タブ11に溶接終止点33bが位置する条件2においては、Bタイプが7本、Cタイプが13本であり、Aタイプ及びDタイプのものはなかった。
さらに、溶接部31の先端形状がAタイプ、Bタイプ及びCタイプのものであった鋼管21の管端部23を、図1に示すよう拡管し、拡管割れが生じた本数を求めた。ここで、管端部23は管径φ48.6mmからφ54.0mmに拡管され、拡管率は11%であった。
前掲した表1に、拡管割れの有無とその本数の結果を示す。
表1より、溶接部31の先端形状がBタイプ及びCタイプの場合、条件1及び条件2ともに、拡管割れが発生しなかった。
さらに、タブ11に溶接開始点33aを設けた条件1に比べて、タブ11に溶接終止点33bを設けた条件2においては溶接部31の先端形状は安定してBタイプ又はCタイプにすることができるため、拡管割れの防止に有効であることがわかる。
上記の2つの実験より、拡管割れはタブ11における未溶接部27の長さを短くすることで発生しにくくなり、さらに未溶接部27が残らないように線溶接することで、拡管割れを顕著に防止できることが明らかになった。
さらに、拡管する側の管端部23におけるタブ11に溶接終止点33bが位置するように線溶接することで、タブ11に未溶接部27を残さずに溶融することができる。このとき、溶接部31の先端形状は、表1に示すCタイプのように凹状となる場合があるものの、割れを発生させずに拡管できることがわかった。
なお、拡管割れの発生しなかった鋼管21は、タブ11及び13を切除することにより、管端部23及び25に不整変形のない所望の製品を得ることができた。
さらに、特許文献1に記載のように管端全周にわたって縁部を切除する必要がなく、本発明は素材コストや製造コストにおいても有利である。
以上、長手方向の両端のコーナー部にタブを備えた形状のブランクを、その幅方向の側端面同士を付き合わせて筒状に成形し、タブを含めて突き合わせた部位を線溶接して鋼管とし、該鋼管の管端部を拡管した後にタブを切除することにより、溶接部の先端における不整変形を解消しつつ拡管割れを低減でき、しかもコストにおいても有利であることが示された。さらに、タブに未溶接部を残さずに線溶接することにより、拡管割れの発生率を大幅に低減できることが実証された。
1 ブランク
3 先端
5 後端
7 側端面
9 側端面
11 タブ(拡管側)
13 タブ
21 鋼管
23 管端部(拡管側)
25 管端部
27 未溶接部
31 溶接部
33 先端
33a 溶接開始点
33b 溶接終止点
50 コーン

Claims (1)

  1. 管端部が拡管された鋼管の製造方法であって、
    長手方向の両端のコーナー部に前記長手方向に突出するタブを有する矩形状の鋼板からなるブランクを製造するブランク製造ステップ(S1)と、
    該ブランクの幅方向における両側端面を突き合わせて筒状に成形する成形ステップ(S2)と、
    該筒状に成形されたブランクにおいて、前記突き合わされた部位を、前記タブに溶接終止点が位置しかつ未溶接部を残さないように線溶接する溶接ステップ(S3)と、
    該線溶接されたブランクの少なくとも一方の管端部を拡管する拡管ステップ(S4)と、
    該拡管された管端部のタブを切除するタブ切除ステップ(S5)とを備え、
    上記の各ステップを(S1)から(S5)の順に行い、拡管割れを抑制し、管端部の不整変形のない所望の製品を得ることを特徴とする鋼管の製造方法。
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