JP6428515B2 - 送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気を送風する送風機に関するものである。
送風機の構造によっては、その送風機が電気的なノイズを発生させる場合があり、電気的なノイズの放射を抑える電磁シールド構造が従来から種々提案されている。その電磁シールド構造の一例として特許文献1に記載されたものが挙げられる。
特許文献1に記載された電磁シールド構造は、電動パワーステアリング用モータに適用されるものである。具体的に、その特許文献1の電磁シールド構造は、複数の絶縁被覆されたケーブルを覆う一つの金属編組と、その金属編組と電気的に接続されたシェルとを有している。
そして、その電磁シールド構造において、そのシェルは、モータのフレームに取り付けられた端子台に、パワーケーブルのケーブルターミナルとバスバーのターミナルとの接続端子部を覆う導電性のカバーとともに共締めされている。更に、上記フレームはステアリング装置を介して接地されている。
特開2009−112133号公報
ところで、送風機に温風を吹き出させるために、例えば、送風機に誘導加熱コイルを設け、送風機が有する羽根車であるファンをその誘導加熱コイルで誘導加熱することが考えられる。そのようにした場合、誘導加熱では、誘導加熱コイルからノイズが放射されるので、その誘導加熱コイルからのノイズの放射を抑える必要がある。
しかし、上記送風機に対し、特許文献1に記載された電磁シールド構造を適用することはできない。なぜなら、誘導加熱コイルはファンを誘導加熱するので、その誘導加熱コイルを金属編組等で覆うことはできないからである。また、ファンは誘導加熱コイルに対して回転するので、その誘導加熱コイルをファンと共締めすることもできないからである。
更に、誘導加熱コイルにフィルタを接続することも考えられるが、そのようにした場合、誘導加熱コイルには大電流が流れるのでフィルタが大型になる。すなわち、ノイズ低減のためにフィルタを設けることは、部品点数が増してコストアップになると共に送風機の体格が大きくなるので、デメリットが大きい。
本発明は上記点に鑑みて、特許文献1の電磁シールド構造とは異なる新たな構造により、フィルタを必要とせずに誘導加熱コイルから放射される放射ノイズを低減することができる送風機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の送風機の発明では、ファン軸心(CLf)まわりに相互に間隔をあけて配置された複数枚の翼(241)、および、その複数枚の翼の一端(241a)がそれぞれ連結されており電動機(26)からの回転駆動力を複数枚の翼へ伝達する連結部(243)を含み、誘導加熱により加熱可能な材質で構成されたファン(24)と、
連結部に含まれる被加熱部位(243d)に対して間隔を空けて配置され、その被加熱部位を誘導加熱により加熱する誘導加熱コイル(28)と、
導電性を有し、誘導加熱コイルへ電力を供給する電力供給回路(30)を収容すると共にグランドへ電気的に接続され、ファン軸心の軸方向(DRa)での誘導加熱コイルの被加熱部位側とは反対側を覆うシールドケース(34)とを備え、
連結部は、ファン軸心の径方向(DRr)で誘導加熱コイルよりも外側に設けられファン軸心の周方向に延びると共に径方向を向いたファン側環状面(243d、243e)を有し、
シールドケースは、ファン側環状面との間に隙間を空けてそのファン側環状面に対向するケース側環状面(343d、343e)を有することを特徴とする。
上述の発明によれば、ファンに含まれる連結部は、ファン軸心の径方向で誘導加熱コイルよりも外側に設けられファン軸心の周方向に延びると共に径方向を向いたファン側環状面を有し、シールドケースは、そのファン側環状面との間に隙間を空けてファン側環状面に対向するケース側環状面を有するので、ファンの回転を許容しつつ、グランドとファンとの間のインピーダンスを低下させることが可能である。そして、誘導加熱コイルから放射される放射ノイズがケース側環状面とファン側環状面との間の隙間を通って漏れ出ることを抑制することが可能である。そのため、誘導加熱コイルから送風機の外部へ放射される放射ノイズを低減することが可能である。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載の具体的内容との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の送風機20の模式的な全体構成図である。 第1実施形態において図1のII部を拡大した拡大図である。 第1実施形態において、互いに対向するケース側環状面343d、343eとファン側環状面243d、243eとの間の径方向隙間とノイズ低減効果との関係を示した図である。 第1実施形態において、ファン24の凸状部243cとシールドケース34の凹状部343との間のインピーダンスとノイズ低減効果との関係を示した図である。 第2実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。 第3実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。 第4実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。 第5実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した斜視図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。 第6実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した斜視図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。 第7実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した図であって、図1に相当する断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の送風機20の模式的な全体構成図である。図1において送風機20は、その送風機20の回転軸心であるファン軸心CLfを含む断面で切断されて断面図示されている。この送風機20は、車室内の空調を行う車両用空調装置に適用され、車室内へ送風する。
図1に示すように、送風機20は遠心式の送風機であり、詳しく言えばシロッコファンである。送風機20は、送風ケース22、ファン24、電動機26、誘導加熱コイル28、誘導加熱用交流回路30、電動機用駆動回路32、および、シールドケース34等を備えている。
送風ケース22は、その送風ケース22内に、羽根車すなわちファン24を収容している。ファンケースである送風ケース22は、例えば、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)により成形されている。
送風ケース22には、矢印FLinのように空気を吸い込む吸込口221と、矢印FLoutのように空気を吐出する吐出口223とが形成されている。その送風ケース22の吸込口221は、ファン軸心CLfの軸方向DRa(以下、ファン軸心方向DRaとも呼ぶ)の一方を向いて開口している。送風ケース22の吐出口223は、ファン軸心CLfの径方向DRrにおける外側を向いて開口している。
ファン24は、ファン軸心CLfまわりに回転することにより、送風ケース22の外部から吸込口221を介して空気を吸い込むと共に、その吸い込んだ空気を吐出口223を介して送風ケース22の外部へ吐出する。本実施形態のファン24は、ファン軸心方向DRaの一方から吸い込んだ空気を径方向外側に吹き出す遠心ファンで構成されている。また、ファン24は、誘導加熱により加熱可能な材質(例えば、S45C等の鉄)で構成された金属ファンである。ファン24は、電動機26によって回転駆動される。ファン24の直径は150mm程度である。
具体的には、ファン24は、ファンブレードまたは羽根とも呼ばれる複数枚の翼241、主板243、およびシュラウド244を有している。複数枚の翼241は、各翼241の間を空気が流通可能なように、ファン軸心CLfまわりに相互に間隔をあけて環状に配置されている。
各翼241において、ファン軸心方向DRaにおける翼241の一端241aは主板243に連結され、ファン軸心方向DRaにおける翼241の他端241bはシュラウド244に連結されている。
主板243は、中央部がファン軸心方向DRaにおける吸込口221側へ窪んだ略円錐状の形状を成している。そして、主板243は、複数枚の翼241の一端241aがそれぞれ連結された連結部となっており、電動機26からの回転駆動力を各翼241へ伝達する。
主板243は、プレート部243aと回転軸部243bと凸状部243c(図2参照)とを有している。そのプレート部243aには各翼241の一端241aが連結されている。それと共に、プレート部243aは、吸込口221からの空気を径方向外側向きに導く。
主板243の回転軸部243bは、ファン軸心CLfを中心軸とする円筒形状を成しており、回転軸部243bには電動機26の回転軸262が嵌入され固定されている。これにより、主板243は、電動機26の回転軸262と一体に回転する。
主板243の凸状部243cは、図1と図1のII部を拡大した拡大図である図2とに示すように、ファン軸心方向DRaでの吸込口221側とは反対側すなわちシールドケース34側へリブ状に突き出ている。それと共に、凸状部243cは、ファン軸心CLfの周方向に延びて円環形状を成している。そして、凸状部243cは、ファン軸心CLfの径方向DRrで誘導加熱コイル28よりも外側に設けられている。
従って、凸状部243cには、ファン軸心CLfの径方向DRrにおいて内側を向いた内側向きのファン側環状面243dと、その径方向DRrにおいて外側を向いた外側向きのファン側環状面243eとが形成されている。そして、それらのファン側環状面243d、243eは、凸状部243cの形状および配置から判るように、ファン軸心CLfの径方向DRrで誘導加熱コイル28よりも外側に設けられており、ファン軸心CLfの周方向に延びる環状曲面で構成されている。
シュラウド244は、図1に示すように、中央部に吸込口221に対応する大きさの開口部が形成された円盤状の形状を有する部材である。複数枚の翼241の回転によって流れる空気は、このシュラウド244と主板243との間を通過する。
電動機26は電動機用駆動回路32に電気的に接続されており、その電動機用駆動回路32は不図示の電動機制御回路に電気的に接続されている。そして、その電動機制御回路からの制御信号に従って電動機用駆動回路32は電力を電動機26へ供給し、電動機26の回転軸262を回転させる。電動機用駆動回路32は例えばプリント基板を基本として構成されている。
具体的に電動機26は、電動機本体部261、および金属製(例えば、鉄製)の回転軸262を有している。電動機本体部261は、その内部にモータステータとモータロータとを有し、電動機用駆動回路32からの電力供給を受けることにより回転軸262を介してファン24を回転駆動する駆動力発生部である。
電動機本体部261は、その外殻として金属製の電動機ケースを有し、その電動機ケースはグランドへ電気的に接続されている。そのグランドとは接地電位となる部位であり、例えば車両ボデーであってもよいし、誘導加熱用交流回路30または電動機用駆動回路32のグランドパターンであってもよい。
また、電動機本体部261の電動機ケースは、支持具等を介して送風ケース22に支持されている。
誘導加熱コイル28は、ファン軸心CLfまわりに電線が複数回巻回されてなる円環形状のコイルであり、主板243に対し翼241側とは反対側に配置されている。例えば、誘導加熱コイル28を構成する電線の線径は直径1.5mm程度であり、その電線の巻数は8ターン程度である。
詳細には、誘導加熱コイル28は、プレート部243aの一部分である被加熱部位243fに対して間隔を空けて配置されており、通電されることで、その被加熱部位243fを誘導加熱によって加熱する。その誘導加熱コイル28と被加熱部位243fとの間の間隔は、ファン軸心方向DRaにおいて3mm程度の一定ギャップとなっている。
また、誘導加熱コイル28は、その誘導加熱コイル28へ電力を供給する電力供給回路としての誘導加熱用交流回路30に電気的に接続されており、その誘導加熱用交流回路30は、誘導加熱コイル28の誘導加熱を制御する不図示の誘導加熱制御回路に電気的に接続されている。誘導加熱用交流回路30は例えばプリント基板を基本として構成されている。
そして、その誘導加熱制御回路からの制御信号に従って誘導加熱用交流回路30は、誘導加熱コイル28へ例えば周波数25kHzの交流電流を送電する。この送電に伴い、ファン24の主板243に含まれる被加熱部位243fに渦電流が流れ、ファン24が加熱される。
このとき誘導加熱コイル28からは、25kHzの高調波ノイズである放射ノイズが放射される。この放射ノイズは、車載機器へ悪影響を与えるレベルで放射されることも想定されるので、図1の送風機ではその放射ノイズが後述するように適切にシールドされている。
シールドケース34は、アルミニウム合金等の金属材料で構成され導電性を有している。それと共に、シールドケース34は、上述した電動機本体部261の電動機ケースと同様に、グランドへ電気的に接続されている。また、シールドケース34は、箱状のケース本体部341と、そのケース本体部341に対して一体に連結された環状リブ342とを有している。
シールドケース34のケース本体部341は、誘導加熱用交流回路30と電動機用駆動回路32とを収容するケースである。ケース本体部341は、電動機本体部261から径方向外側へ円盤状に拡がるように形成されている。ケース本体部341は例えば、ファン24の主板243よりも径方向外側にまで拡がっている。これにより、ケース本体部341は、ファン軸心方向DRaにおける主板243の吸込口221側とは反対側を、電動機本体部261と共に覆っている。すなわち、ケース本体部341は、ファン軸心方向DRaでの誘導加熱コイル28の被加熱部位243f側とは反対側を覆っている。
シールドケース34の環状リブ342は、ファン軸心方向DRaでの主板243側へケース本体部341から突き出ている。それと共に、環状リブ342はファン軸心CLfの周方向へ延びて円環形状を成している。
また、環状リブ342は、図2に示すように、凹状部343を環状リブ342の先端部分に有している。その凹状部343は、ファン軸心方向DRaでの主板243側が開放された環状溝343aを形成している。この凹状部343の環状溝343aには、主板243の凸状部243cが嵌め入れられており、その環状溝343aにおいて凹状部343と凸状部243cとの間には隙間が空いている。
また、凹状部343は、ファン軸心CLfの径方向DRrにおいて外側を向いた外側向きのケース側環状面343dと、その径方向DRrにおいて内側を向いた内側向きのケース側環状面343eとをそれぞれ、環状溝343aの一部を形成する面として有している。そして、その外側向きのケース側環状面343dは、主板243が有する内側向きのファン側環状面243dに対向して配置されており、そのケース側環状面343dとファン側環状面243dとの間には径方向隙間が空いている。これと同様に、内側向きのケース側環状面343eは、主板243が有する外側向きのファン側環状面243eに対向して配置されており、そのケース側環状面343eとファン側環状面243eとの間にも径方向隙間が空いている。
更に、凹状部343の環状溝343a内には、導電性および粘性を有する粘性液体36が注入されている。すなわち、その環状溝343a内の粘性液体36は、凹状部343のケース側環状面343d、343eに接触すると共に、凸状部243cのファン側環状面243d、243eにも接触している。その粘性液体36は例えば、カーボンが配合された導電グリスなどで構成されている。
上述したように、本実施形態によれば、ファン24の主板243は、ファン軸心CLfの径方向DRrで誘導加熱コイル28よりも外側に設けられファン軸心CLfの周方向に延びると共に径方向DRrを向いたファン側環状面243d、243eを有している。そして、シールドケース34は、そのファン側環状面243d、243eとの間に隙間を空けてファン側環状面243d、243eにそれぞれ対向するケース側環状面343d、343eを有している。これにより、ファン24の回転を許容しつつ、グランドとファン24との間のインピーダンスを低下させることが可能である。そして、誘導加熱コイル28から放射される放射ノイズがケース側環状面343d、343eとファン側環状面243d、243eとの間の隙間を通って漏れ出ることを抑制することが可能である。そのため、誘導加熱コイル28から送風機20の外部へ放射される放射ノイズを低減することが可能である。
ここで、互いに対向するケース側環状面343d、343eとファン側環状面243d、243eとの間の径方向隙間とノイズ低減効果との関係が図3に示すように得られている。この図3に示されたデータは、誘導加熱コイル28へ周波数25kHzの交流電流が送電された場合のものであって、粘性液体36によるノイズ低減効果を排除するために、粘性液体36が環状溝343aへ注入されていない状態で得られたものである。また、図3の「凹凸形状部なし」とは、ファン24の凸状部243cとシールドケース34の凹状部343との両方が無い構成を意味している。
図3から判るように、ファン24の凸状部243cがシールドケース34の凹状部343に嵌め入れられ、ファン側環状面243d、243eとケース側環状面343d、343eとが径方向DRrに互いに対向していることにより、例えば径方向隙間2mmのときには約2.5dBのノイズ低減効果が確認された。そして、その径方向隙間を縮めれば、更なるノイズ低減効果があると考えられる。以上のように、本実施形態では、ファン24に凸状部243cを設けると共に、その凸状部243cが嵌め入れられる凹状部343をシールドケース34に設けることで、送風機20の外部への放射ノイズの放射を低減するノイズ低減効果を得ることが可能である。
また、本実施形態によれば、シールドケース34の凹状部343は、図1および図2に示すように、ファン24の凸状部243cが嵌め入れられている環状溝343aを形成し、その環状溝343a内には、導電性および粘性を有し凹状部343と凸状部243cとに接触する粘性液体36が注入されている。これにより、この粘性液体36の注入が無い場合と比較して、グランドとファン24との間のインピーダンスを低下させ、グランドに対するファン24の電位変化を低減して更なるシールド効果を実現ことが可能である。
ここで、ファン24の凸状部243cとシールドケース34の凹状部343との間のインピーダンスとノイズ低減効果との関係が図4に示すように得られている。この図4に示されたデータは、誘導加熱コイル28へ周波数25kHzの交流電流が送電された場合のものであって、ファン側環状面243d、243eとケース側環状面343d、343eとの間の径方向隙間が全部2mmとされた状態で得られたものである。
図4から判るように、導電性を有する粘性液体36がシールドケース34の環状溝343a内に注入されていることにより、例えばその粘性液体36の抵抗値が1kΩのときには約15dBのノイズ低減効果が確認された。そして、その粘性液体36の抵抗値を小さくすれば、更なるノイズ低減効果があると考えられる。以上のように、シールドケース34の凹状部343にファン24の凸状部243cを嵌め入れると共にその凹状部343の環状溝343a内に導電性の粘性液体36を注入することで、その粘性液体36が無い場合と比較して高いノイズ低減効果を得ることが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。また、前述の実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。後述の第3実施形態以降でも同様である。
図5は、本実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。この図5に示すように、ファン24の主板243は凸状部243cを複数有し、シールドケース34は凹状部343を複数有している。この点が第1実施形態とは異なる。
具体的に主板243の凸状部243cは、ファン軸心CLfを中心として同心状に2つ設けられている。そして、その2つの凸状部243cのうちの一方の凸状部243cは他方の凸状部243cに対し、ファン軸心CLfの径方向DRrにおいて内側に配置されている。
これと同様に、シールドケース34の凹状部343も、ファン軸心CLfを中心として同心状に2つ設けられている。そして、その2つの凹状部343のうちの一方の凹状部343は他方の凹状部343に対し、ファン軸心CLfの径方向DRrにおいて内側に配置されている。
また、上記一方の凹状部343が形成する環状溝343a内には上記一方の凸状部243cが第1実施形態と同様に嵌め入れられ、その環状溝343a内には粘性液体36が注入されている。これと同様に、上記他方の凹状部343が形成する環状溝343a内には上記他方の凸状部243cが嵌め入れられ、その環状溝343a内には粘性液体36が注入されている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。また、本実施形態によれば、ファン24の主板243は凸状部243cを複数有し、シールドケース34は凹状部343を複数有しているので、第1実施形態と比較して更に高いシールド効果を得ることが可能である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図6は、本実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。この図6に示すように、ファン24の主板243は凸状部243cを有さず、シールドケース34は凹状部343を有していない。この点が第1実施形態とは異なる。
そのため、本実施形態においてファン24の主板243は、その主板243の周縁部分に外側向きのファン側環状面243eを有している。そして、シールドケース34の環状リブ342は、ファン側環状面243eに対して径方向DRr(図1参照)に対向する内側向きのケース側環状面343eを環状リブ342の先端部分に有している。そのファン側環状面243eとケース側環状面343eとの間には、第1実施形態と同様に径方向隙間が形成されており、その径方向隙間には粘性液体36が注入されている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図7は、本実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。この図7に示すように、ファン24の主板243は凸状部243cを有しているが、シールドケース34は凹状部343を有していない。この点が第1実施形態とは異なる。
具体的には、シールドケース34の環状リブ342は、内側向きのケース側環状面343eを環状リブ342の先端部分に有している。そして、そのケース側環状面343eが、主板243の凸状部243cに形成された外側向きのファン側環状面243eに対して径方向DRr(図1参照)に対向している。
また、上述の第3実施形態と同様に、主板243のファン側環状面243eと環状リブ342のケース側環状面343eとの間には径方向隙間が形成されており、その径方向隙間には粘性液体36が注入されている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図8は、本実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した斜視図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。この図8に示すように、シールドケース34の環状リブ342には、ファン軸心CLfの径方向DRrにおける環状リブ342の内側の空間と外側の空間とをつなぐ通気口342aが形成されている。この点が第1実施形態とは異なる。
具体的に、環状リブ342には、環状リブ342をファン軸心CLfの径方向DRrに貫通する貫通孔が通気口342aとして形成されている。この通気口342aは例えば複数形成されており、ファン軸心CLfの周方向に所定の相互間隔を空けて配置されている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。また、本実施形態によれば、シールドケース34の環状リブ342には、ファン軸心CLfの径方向DRrにおける環状リブ342の内側の空間と外側の空間とをつなぐ通気口342aが形成されているので、その環状リブ342の内側の空間内に配置されている誘導加熱コイル28の熱を外部へ放散させ易くなる。
なお、本実施形態は第1実施形態に基づいた変形例であるが、本実施形態を前述の第2〜4実施形態と組み合わせることも可能である。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図9は、本実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した斜視図であって、図1のII部に相当する部分を拡大した拡大図である。この図9に示すように、主板243の凸状部243cには、ファン軸心CLfの径方向DRrにおける凸状部243cの内側の空間と外側の空間とをつなぐ通気口243gが形成されている。この点が第1実施形態とは異なる。
具体的に、主板243の凸状部243cには、凸状部243cをファン軸心CLfの径方向DRrに貫通する貫通孔が通気口243gとして形成されている。この通気口243gは例えば複数形成されており、ファン軸心CLfの周方向に所定の相互間隔を空けて配置されている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。また、本実施形態によれば、主板243の凸状部243cには、ファン軸心CLfの径方向DRrにおける凸状部243cの内側の空間と外側の空間とをつなぐ通気口243gが形成されているので、その凸状部243cの内側の空間内に配置されている誘導加熱コイル28の熱を外部へ放散させ易くなる。
なお、本実施形態は第1実施形態に基づいた変形例であるが、本実施形態を前述の第2実施形態と組み合わせることも可能である。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図10は、本実施形態の送風機20において第1実施形態と異なる点を示した図であって、図1に相当する断面図である。本実施形態の送風ケース22は第1実施形態のものと同様であるので、この図10では送風ケース22の図示が省略されている。
図10に示すように本実施形態では、送風機20は、ファン軸心CLfまわりに環状に形成された環状部であるシーリング部38を備えている。この点が第1実施形態とは異なる。
具体的に、シーリング部38の内側には、ファン24の回転軸部243bが、シーリング部38に対して相対回転可能に挿通されている。そして、シーリング部38は、導電性を有する金属製のシーリング筐体381と、導電性および粘性を有する粘性液体382とを有している。そのシーリング部38の粘性液体382を、シールドケース34の環状溝343a内に注入された粘性液体36と明確に区別して説明するために、本実施形態の説明では、環状溝343a内の粘性液体36を第1の粘性液体36と呼び、シーリング部38の粘性液体382を第2の粘性液体382と呼ぶものとする。
シーリング部38のシーリング筐体381は、ファン軸心CLfの径方向DRrにおいて内側を向いて開口したシーリング溝381aを形成している。そして、そのシーリング溝381a内には第2の粘性液体382が充填されている。更に、そのシーリング溝381aの径方向内側の開口部分は回転軸部243bの外周側面によって塞がれていると共に、シーリング筐体381は、シーリング溝381aを気密な空間とするようにシール材などが用いられて、回転軸部243bの外周側面に接触している。
これにより、シーリング部38が有する第2の粘性液体382は、回転軸部243bに面すると共にシーリング筐体381に囲まれた気密な空間としてのシーリング溝381a内に封入され、そのシーリング溝381aから漏れ出ないようになっている。
また、シーリング筐体381は、電動機26が有する非回転部材としての電動機ケースに対して固定され、それにより電動機ケースを介してグランドへ電気的に接続されている。また、第2の粘性液体382は、凹状部343の環状溝343a内に注入されている第1の粘性液体36と同じ導電グリスで構成されているが、その環状溝343a内の第1の粘性液体36と異なるものであっても構わない。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。また、本実施形態によれば、シーリング筐体381は導電性を有しグランドへ電気的に接続されている。そして、導電性および粘性を有する第2の粘性液体382が、シーリング筐体381のシーリング溝381a内に封入されている。従って、第1実施形態と比較して、グランドとファン24との間のインピーダンスを更に低下させ、高いシールド効果を得ることが可能である。
なお、本実施形態は第1実施形態に基づいた変形例であるが、本実施形態を前述の第2〜6実施形態と組み合わせることも可能である。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、送風機20を車両用空調装置に適用する例について説明したが、これに限定されない。送風機20は、車両等の移動体に限らず、家庭や工場等に利用される定置型の空調装置に適用してもよい。また、送風機20は、空調装置に限らず、例えば、機器の温度を調整する装置に適用してもよい。
(2)上述の各実施形態において、送風機20は遠心式の送風機であるが、軸流式など他の形式の送風機であっても差し支えない。例えば軸流式の送風機では、複数枚の翼の径方向内周端がそれぞれ連結されると共に電動機の回転軸が連結されるファンボスが本発明の連結部に対応する。
(3)上述の各実施形態において、凹状部343の環状溝343a内には粘性液体36が注入されているが、その粘性液体36が無い構成も考え得る。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
24 ファン
28 誘導加熱コイル
34 シールドケース
241 翼
243 主板(連結部)
243d 内側向きのファン側環状面
243e 外側向きのファン側環状面
243f 被加熱部位
343d 外側向きのケース側環状面
343e 内側向きのケース側環状面

Claims (6)

  1. ファン軸心(CLf)まわりに相互に間隔をあけて配置された複数枚の翼(241)、および、該複数枚の翼の一端(241a)がそれぞれ連結されており電動機(26)からの回転駆動力を前記複数枚の翼へ伝達する連結部(243)を含み、誘導加熱により加熱可能な材質で構成されたファン(24)と、
    前記連結部に含まれる被加熱部位(243d)に対して間隔を空けて配置され、該被加熱部位を誘導加熱により加熱する誘導加熱コイル(28)と、
    導電性を有し、前記誘導加熱コイルへ電力を供給する電力供給回路(30)を収容すると共にグランドへ電気的に接続され、前記ファン軸心の軸方向(DRa)での前記誘導加熱コイルの前記被加熱部位側とは反対側を覆うシールドケース(34)とを備え、
    前記連結部は、前記ファン軸心の径方向(DRr)で前記誘導加熱コイルよりも外側に設けられ前記ファン軸心の周方向に延びると共に前記径方向を向いたファン側環状面(243d、243e)を有し、
    前記シールドケースは、前記ファン側環状面との間に隙間を空けて該ファン側環状面に対向するケース側環状面(343d、343e)を有することを特徴とする送風機。
  2. 前記連結部は、前記軸方向での前記シールドケース側へ突き出て前記周方向に延びると共に前記ファン側環状面が形成された凸状部(243c)を有し、
    前記シールドケースは、前記凸状部が嵌め入れられる環状溝(343a)を形成する凹状部(343)を有し、
    該凹状部は、前記凸状部との間に隙間を空けて設けられると共に、前記環状溝の一部を形成する面として前記ケース側環状面を有し、
    前記凹状部の環状溝内には、導電性および粘性を有し前記凹状部と前記凸状部とに接触する粘性液体(36)が注入されることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記連結部は前記凸状部を複数有し、前記シールドケースは前記凹状部を複数有していることを特徴とする請求項2に記載の送風機。
  4. 前記シールドケースは、前記軸方向での前記連結部側へ突き出て前記周方向に延びると共に前記凹状部を先端部分に含む環状リブ(342)を有し、
    該環状リブには、前記径方向における該環状リブの内側の空間と外側の空間とをつなぐ通気口(342a)が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の送風機。
  5. 前記連結部の凸状部には、前記径方向における該凸状部の内側の空間と外側の空間とをつなぐ通気口(243g)が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の送風機。
  6. 前記ファン軸心まわりに環状に形成されたシーリング部(38)を備え、
    前記ファンの連結部は、前記シーリング部の内側に挿通され前記ファン軸心を中心軸とする回転軸部(243b)を有し、
    前記シーリング部は、非回転部材に対して固定されると共に前記グランドへ電気的に接続され導電性を有するシーリング筐体(381)と、前記回転軸部に面すると共に前記シーリング筐体に囲まれた空間(381a)内に封入され導電性および粘性を有する粘性液体(382)とを有していることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
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