JP6428291B2 - 画像処理装置、同装置における送信宛先設定方法及び送信宛先設定プログラム - Google Patents

画像処理装置、同装置における送信宛先設定方法及び送信宛先設定プログラム Download PDF

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この発明は、例えば、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等の複数の機能を有する多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像処理装置、同装置における送信宛先設定方法及び送信宛先設定プログラムに関する。
通信機能を有するスマートフォンやタブレット端末などの携帯端末装置には、通常、宛名/メールアドレス/電話番号等がアドレス帳登録番号と紐付けられてアドレス帳に保存されている。
一方、原稿の画像を読取り、その画像データを添付ファイルとして添付した電子メールを作成し、ユーザーが選択した宛先に送信するといったScantoEmail機能を有する画像処理装置が普及しており、この画像処理装置にもアドレス帳と同様の機能が備えられている。また、昨今では、携帯端末装置のアドレス帳をNFC等の近距離無線通信を通じて画像処理装置のアドレス帳に保存することなどが行われている。
ここで、アドレス帳データは宛先件数の分だけ宛名とアドレスを保有する必要があり、特にアドレスは256バイト固定で必要であるためにメモリの使用量が大きい。さらに、多数のユーザーで使用するためにユーザー毎に個別アドレス帳を保有する必要のある画像形成装置の場合は、ユーザーの数だけアドレス帳データが必要となり、メモリ使用量が更に大きくなる。このためメモリサイズが小さな画像処理装置では負荷が大きくなるという問題がある。
そこで特許文献1には、画像処理装置に最も近い携帯端末装置から通信によりアドレス帳保存先情報を取得し、ユーザーによりScantoEmail機能が選択されると、該当の端末装置の保存先からアドレス帳データを取得して、画像処理装置にアドレス一覧を表示する画像処理装置が開示されている。
この画像処理装置では、アドレス帳データはユーザーによってScantoEmail機能が選択されたときにのみ携帯端末装置から取得されるため、画像処理装置はアドレス帳のために必要なメモリが、表示に必要なユーザー一人分で良いという利点がある。
特開2004−40206号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像処理装置では、ScantoEmail機能が選択される度に携帯端末装置からそのユーザーのアドレス帳の全データを取得するために、アドレス帳内の宛先件数が多い場合にはScantoEmail機能を選択してからデータの取得までに時間がかかる。このため、アドレス一覧画面の表示が遅くなりユーザーは画面遷移が完了するまで待つ必要があり、ひいてはユーザーが宛先設定を行ってデータを送信するのが遅くなってしまい、ユーザーの操作性が低下するという課題が発生する。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、アドレス帳のためのメモリ使用量を削減しつつ、ユーザーが宛先設定を行ってデータを送信するまでの時間を短縮して、ユーザーの操作性の低下を防止できる画像処理装置、該画像処理装置における送信宛先設定方法を送信宛先設定プログラムを提供することを目的とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)携帯端末装置と無線通信を行う通信手段と、前記通信手段により自装置にログインしたユーザーの携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置を識別するための端末装置識別情報を取得すると共に、携帯端末装置のアドレス帳に登録されている宛先情報のうち、アドレスに関連付けられた、当該アドレスを識別するアドレス識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段により取得した端末装置識別情報とアドレス識別情報とをユーザーと対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたアドレス識別情報の中から、自装置にログインしているユーザーに対応付けられているアドレス識別情報を表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたアドレス識別情報の中から、前記ユーザーの操作に基づいて、いずれかのアドレス識別情報を選択する選択手段と、前記ユーザーと対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記端末装置識別情報を有する携帯端末装置と前記通信手段により無線通信を行って、前記携帯端末装置のアドレス帳の中から、前記選択手段により選択されたアドレス識別情報に対応する少なくともアドレスを取得するアドレス取得手段と、前記アドレス取得手段により取得したアドレスを、前記ユーザーの送信宛先として設定する宛先設定手段と、前記宛先設定手段により設定された送信宛先にデータを送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(2)送信履歴データを保存する履歴データ保存手段と、前記アドレス取得手段により前記携帯端末装置から取得されたアドレスが複数存在するときは、前記複数のアドレスの中に、前記履歴データ保存手段に保存された前記送信履歴データに含まれる宛先済みアドレスと一致するアドレスが存在するかどうかを判定するアドレス判定手段と、を備え、前記アドレス判定手段により、一致するアドレスが存在すると判定された場合は、前記宛先設定手段は、前記一致するアドレスを前記送信宛先として設定する前項1に記載の画像処理装置。
(3)前記アドレス判定手段により、一致するアドレスが存在しなかったと判定された場合は、前記宛先設定手段は前記アドレス取得手段により取得された前記複数のアドレスの全てを表示手段に表示し、その中からユーザーによって選択されたアドレスを前記送信宛先として設定する前項2に記載の画像処理装置。
(4)前記識別情報取得手段により取得される前記アドレス識別情報には宛名情報が含まれ、前記送信手段によるデータの送信が正常に行われなかった場合に、前記送信宛先に設定された前記アドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報を、前記記憶手段に記憶されている他のユーザーと対応付けられた宛名情報の中から検索する検索手段を備え、前記検索手段により、前記アドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が検索された場合は、前記表示手段は、前記同一の宛名が前記他のユーザーに登録されていることを表示する前項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記識別情報取得手段により取得される前記アドレス識別情報には宛名情報が含まれ、送信履歴データを保存する履歴データ保存手段と、前記送信手段によるデータの送信が正常に行われなかった場合に、前記送信宛先に設定された前記アドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報を、前記記憶手段に記憶されている他のユーザーと対応付けられた宛名情報の中から検索する検索手段と、前記検索手段により、前記アドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が検索された場合に、前記履歴データ保存手段に保存されている前記他のユーザーの送信履歴データの中に、前記宛名情報に対応するアドレスを送信宛先とする送信履歴データが存在するかどうかを判定する履歴データ判定手段と、前記履歴データ判定手段により、前記宛名情報に対応するアドレスを送信宛先とする送信履歴データが存在していると判定された場合、該履歴データの中のアドレスと、データの送信が正常に行われなかった場合の前記アドレスとが異なるかどうかを判定する同一性判定手段と、を備え、前記同一性判定手段により、前記アドレスが異なると判定された場合に、前記表示手段は、前記同一の宛名情報が前記他のユーザーに登録されていることを表示する前項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
(6)前記識別情報取得手段により取得される前記アドレス識別情報には登録番号と宛名情報が含まれ、前記選択手段は、前記表示手段に表示された登録番号と宛名情報の中から、いずれかの登録番号と宛名情報を選択し、前記アドレス取得手段は、前記携帯端末装置のアドレス帳の中から、前記選択手段により選択された登録番号に対応する宛名情報とアドレスを取得するとともに、取得された宛名情報が前記選択手段により選択された宛名情報と一致するかどうかを判定し、前記宛先設定手段は、前記取得した宛名情報が前記選択された宛名情報と一致すると判定された場合に、前記取得したアドレスを前記ユーザーの送信宛先として設定し、一致すると判定されなかった場合は、前記記憶手段に記憶されている前記選択された宛名情報を、前記取得した宛名情報に変更する前項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
(7)自装置にログインしたユーザーの携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置を識別するための端末装置識別情報を取得すると共に、携帯端末装置のアドレス帳に登録されている宛先情報のうち、アドレスに関連付けられた、当該アドレスを識別するアドレス識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記識別情報取得ステップにより取得した端末装置識別情報とアドレス識別情報とをユーザーと対応付けて記憶する記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにより記憶されたアドレス識別情報の中から、自装置にログインしているユーザーに対応付けられているアドレス識別情報を表示手段に表示する表示ステップと、前記表示ステップにより前記表示手段に表示されたアドレス識別情報の中から、前記ユーザーの操作に基づいて、いずれかのアドレス識別情報を選択する選択ステップと、前記ユーザーと対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記端末装置識別情報を有する携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置のアドレス帳の中から、前記選択ステップにより選択されたアドレス識別情報に対応する少なくともアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記アドレス取得ステップにより取得したアドレスを、前記ユーザーの送信宛先として設定する宛先設定ステップと、前記宛先設定ステップにより設定された送信宛先にデータを送信する送信ステップと、を備えたことを特徴とする画像処理装置における送信宛先設定方法。
(8)自装置にログインしたユーザーの携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置を識別するための端末装置識別情報を取得すると共に、携帯端末装置のアドレス帳に登録されている宛先情報のうち、アドレスに関連付けられた、当該アドレスを識別するアドレス識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記識別情報取得ステップにより取得した端末装置識別情報とアドレス識別情報とをユーザーと対応付けて記憶する記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにより記憶されたアドレス識別情報の中から、自装置にログインしているユーザーに対応付けられているアドレス識別情報を表示手段に表示する表示ステップと、前記表示ステップにより前記表示手段に表示されたアドレス識別情報の中から、前記ユーザーの操作に基づいて、いずれかのアドレス識別情報を選択する選択ステップと、前記ユーザーと対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記端末装置識別情報を有する携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置のアドレス帳の中から、前記選択ステップにより選択されたアドレス識別情報に対応する少なくともアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記アドレス取得ステップにより取得したアドレスを、前記ユーザーの送信宛先として設定する宛先設定ステップと、前記宛先設定ステップにより設定された送信宛先にデータを送信する送信ステップと、を、画像処理装置のコンピュータに実行させるための送信宛先設定プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、画像処理装置は、自装置にログインしたユーザーの携帯端末装置と無線通信を行って、携帯端末装置から、該携帯端末装置を識別するための端末装置識別情報を取得すると共に、宛先情報のうち、アドレスに関連付けられた、当該アドレスを識別するアドレス識別情報を取得し、これらの取得された端末装置識別情報とアドレス識別情報をユーザーと対応付けてユーザー毎に記憶手段に記憶する。つまり、画像処理装置には、端末装置識別情報とアドレス識別情報がユーザー毎に記憶され、アドレスは記憶されないから、アドレスを含むアドレス帳のすべての宛先情報がユーザー毎に記憶される場合に較べて、記憶する情報量が少なくなり、その分メモリの使用量を削減できる。
しかも、ScantoEmail機能等を用いたデータの送信時には、表示手段に表示されユーザーによって選択されたアドレス識別情報に対応する少なくともアドレスが携帯端末装置から取得され、その取得されたアドレスが送信宛先として設定されてデータが送信される。従って、特許文献1に記載の技術のように、ScantoEmail機能等が選択される度にユーザーのアドレス帳の全データを携帯端末装置から取得する場合に較べて、アドレスの取得時間が短くなるから、ユーザーが宛先設定を行ってデータを送信するまでの時間を短縮でき、ユーザーの操作性の低下を防止できる。
前項(2)に記載の発明によれば、携帯端末装置から取得したアドレスが複数存在するときは、それらのアドレスのうち、送信履歴データに含まれる送信済みアドレスと一致するアドレスが送信宛先として設定されるから、送信宛先を正確に設定することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、携帯端末装置から取得した複数のアドレスの中に、送信履歴データに含まれる送信済みアドレスと一致するアドレスが存在しなかった場合は、複数のアドレスの全てが表示手段に表示され、その中からユーザーによって選択されたアドレスが送信宛先として設定される。
前項(4)に記載の発明によれば、データの送信が正常に行われなかった場合に、送信宛先に設定されたアドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が、他のユーザーと対応付けられた宛名情報の中から検索される。そして、同一の宛名情報が検索された場合は、同一の宛名情報が他のユーザーの宛名情報として登録されていることが表示手段に表示されるから、ユーザーは他のユーザーから宛名情報に対応するアドレスを入手する等の措置を講ずることができる。
前項(5)に記載の発明によれば、データの送信が正常に行われなかった場合に、送信宛先に設定されたアドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が、他のユーザーと対応付けられた宛名情報の中から検索され、同一の宛名情報が検索された場合は、他のユーザーの送信履歴データの中から、その宛名情報に対応するアドレスを送信宛先とする送信履歴データが存在しているかどうかが判定される。存在している場合、その送信履歴データに含まれるアドレスと、データの送信が正常に行われなかった場合のアドレスとが異なるかどうかが判定され、異なれば、履歴データ中のアドレスは送信可能なアドレスである可能性が高いので、同一の宛名情報が他のユーザーに登録されていることが表示手段に表示される。従って、ユーザーは他のユーザーから宛名情報に対応する正しいアドレスを入手する等の措置を講ずることができる。
前項(6)に記載の発明によれば、携帯端末装置のアドレス帳の中から、アドレスに加えて、選択された登録番号に対応する宛名情報も取得され、取得された宛名情報が選択された宛名情報と一致する場合に、取得したアドレスがユーザーの送信宛先として設定され、一致すると判定されなかった場合は、記憶手段に記憶されている選択された宛名情報が、取得した宛名情報に変更更新される。
前項(7)に記載の発明によれば、画像処理装置には、端末装置識別情報とアドレス識別情報がユーザー毎に記憶され、アドレスは記憶されないから、アドレスを含むアドレス帳のすべての宛先情報がユーザー毎に記憶される場合に較べて、記憶する情報量が少なくなり、その分メモリの使用量を削減できる。しかも、ScantoEmail機能等を用いたデータの送信時には、表示手段に表示されユーザーによって選択されたアドレス識別情報に対応する少なくともアドレスが携帯端末装置から取得され、その取得されたアドレスが送信宛先として設定されてデータが送信されるから、ScantoEmail機能等が選択される度にユーザーのアドレス帳の全データを携帯端末装置から取得する場合に較べて、アドレスの取得時間、ひいてはユーザーが宛先設定を行ってデータを送信するまでの時間を短縮でき、ユーザーの操作性の低下を防止できる。
前項(8)に記載の発明によれば、アドレスを含むアドレス帳のすべての宛先情報がユーザー毎に記憶される場合に較べて、記憶する情報量を少なくし、その分メモリの使用量を削減し、しかもユーザーが宛先設定を行ってデータを送信するまでの時間が短縮する処理を、画像処理装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成図である。 画像処理装置に各ユーザー毎の個人アドレス帳データが記憶されていることを説明するための図である。 画像処理装置にユーザーのアドレス帳を登録する際の手順を説明するための図である。 画像処理装置が実行するアドレス帳登録処理を示すフローチャートである。 画像処理装置によりユーザーが所望の宛先にデータを送信する場合の宛先設定動作を説明するための図である。 画像処理装置が実行する送信宛先の設定処理を示すフローチャートである。 図6のステップS31で、一致するアドレス識別情報に対してアドレスを複数所持している場合(ステップS31でYES)の処理を説明するための図である。 図6のステップS31で、一致するアドレス識別情報に対してアドレスを複数所持している場合(ステップS31でYES)に画像処理装置で実行される処理を示すフローチャートである。 図6のステップS35で送信失敗の場合(ステップS35でNO)の処理例を説明するための図である。 図6のステップS35または図8のステップS47で送信失敗の場合に(ステップS35でNO、またはステップS47でNO)、図9で説明したような処理を画像処理装置が実行する場合のフローチャートである。 図6のステップS35または図8のステップS47で送信失敗の場合に(ステップS35でNO、またはステップS47でNO)、画像処理装置が実行する他の処理例を示すフローチャートである。 図6のステップS30で、取得した宛名情報とアドレスの中に、選択された宛名及び登録番号と一致するものがないと判断された場合(ステップS30でNO)の処理を説明するための図である。 図6のステップS30で、取得した宛名情報とアドレスの中に、選択された宛名及び登録番号に一致するデータがない(ステップS30でNO)と判断された場合の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置1の構成図である。この実施形態では、画像処理装置1として、前述した多機能デジタル画像処理装置であるMFPが用いられている。
画像処理装置1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、スキャナ部14と、記憶部15と、プリンタ部16と、操作パネル17と、ネットワークコントローラ18と、無線通信部19等を備えている。
前記CPU11は、画像処理装置1の全体を統括制御し、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の基本機能を使用可能に制御する。また、原稿の画像をスキャナ部14で読み取り、その画像データを添付した電子メールを作成し、ユーザーが選択した宛先に送信するScantoEmail機能が使用されるときに、携帯端末装置2と協働して宛先設定処理を行うが、この処理については後述する。
ROM12はCPU11の動作プログラム等を格納するメモリである。
RAM13は、CPU11が動作プログラムに基づいて動作する際の作業領域を提供するメモリである。
スキャナ部14は、原稿台(図示せず)に置かれた原稿の画像を読み取り、画像データを出力する読み取り手段である。
記憶部15は、例えばハードディスクドライブ(HDD)などの不揮発性の記憶デバイスにより構成されており、各ユーザー毎の認証情報、送信履歴データを含むジョブ履歴、スキャナ部14で読み取られた原稿の画像データや各種アプリケーション等が記憶されている。またこの実施形態では、記憶部15には、図2に示すような各ユーザー毎の個人アドレス帳データが記憶されている。図2の例では、U1、U2、U3という3人のユーザーの個人アドレス帳データが保存されている。
プリンタ部16は、スキャナ部14で読み取られた原稿の画像データや外部からのプリントデータ等を、指示されたモードに従って印刷するものである。
操作パネル17は、各種入力操作等のために使用されるものであり、メッセージや操作画面等を表示するタッチパネル式液晶等からなる表示部171と、テンキー、スタートキー、ストップキー等を備えたキー入力部172を備えている。
ネットワークコントローラ18は、ネットワーク上の他の画像形成装置や、その他の外部機器例えばユーザー端末等との間での通信を制御することにより、データの送受信を行うものである。
無線通信部19は、画像処理装置1にログインしたユーザーの携帯端末装置2との間で、NFC(Near Field Communication)等による無線通信を行い、アドレス帳データ等の送受信を行う。
携帯端末装置2は、例えばスマートフォンやタブレット端末等からなり、図3に示すように、携帯端末装置2の所有者であるユーザーのアドレス帳20がインストールされている。アドレス帳20には、宛先情報として登録番号と宛名情報とアドレスが対応付けて登録されている。なお、以下の説明において、携帯端末装置を単に携帯端末ともいう。
図1に示した画像処理装置1では、まず、記憶部15に記憶されているアドレス帳(本体アドレス帳)に各ユーザーについての情報を登録する。登録は次のようにして行われる。
すなわち、図3に示すように、画像処理装置1にログインしたユーザーの携帯端末2から、必要な情報を取得する。取得する情報は、この実施形態では、携帯端末2を一意に識別するための端末装置識別情報としての携帯固有番号と、携帯端末2のアドレス帳に登録されているアドレスと関連付けられ、アドレスを識別するためのアドレス識別情報としての登録番号と宛名情報である。前述したように、アドレス帳20には登録番号と宛名情報とアドレスが対応付けて登録されているが、アドレスは取得しない。
画像処理装置1は、取得した登録番号と宛名情報を、画像処理装置1内の本体アドレス帳に、ユーザー個人のアドレス帳200として携帯固有番号(図示せず)とともに登録する。
このような処理がユーザー毎に繰り返されることにより、本体アドレス帳には複数のユーザーのそれぞれに対応付けて、携帯固有番号、登録番号及び宛名情報が登録される。しかし、携帯端末2に登録されているアドレスはアドレス帳200には登録されないから、アドレスを含む携帯端末2のアドレス帳のすべての宛先情報がユーザー毎に登録される場合に較べて、記憶する情報量が少なくて済み、その分記憶部15等のメモリの使用量を削減できる。
図4は、画像処理装置1が実行するアドレス帳へのアドレス帳登録処理を示すフローチャートである。なお、図4以降のフローチャートに示す処理は、画像処理装置1のCPU11がROM12等に格納された動作プログラムに基づいて動作することにより実行される。
ステップS01では、表示部171に認証画面を表示する。ユーザーが識別情報やパスワード等の認証情報を入力すると、入力された認証情報と記憶部15等に記憶されている照合用の認証情報とを比較し、ステップS02で認証成功かどうかを判断する。認証成功でなければ(ステップS02でNO)、ステップS01に戻る。認証成功であれば(ステップS02でYES)、ステップS03で表示部171にメニュー画面を表示する。
次いでステップS04でアドレス帳登録が選択されたかどうかを判断する。アドレス帳登録が選択されなければ(ステップS04でNO)、ステップS10で選択されたメニューに応じた画面を表示したのち、ステップS11でユーザーの操作に応じた処理を行い、本処理を終了する。
ステップS04でアドレス帳登録が選択されると(ステップS04でYES)、ステップS05で、アドレス帳登録画面を表示する。次いで、ユーザーが携帯端末2から画像処理装置1に無線通信接続することにより、携帯端末2と無線通信を開始する。
次にステップS07で、画像処理装置1は携帯端末2のアドレス帳にアクセスして情報取得を要求したのち、ステップS08で、携帯端末2から送信された携帯端末装置を一意に識別するための携帯固有番号を取得する。さらに、携帯端末2のアドレス帳に登録されている全ての登録番号と宛名情報とアドレスのうち、アドレスを除く全ての登録番号と宛名情報とを取得する。
ステップS09では、自装置内の本体アドレス帳に、ユーザー個人のアドレス帳200として携帯固有番号(図示せず)とともに登録番号及び宛名情報を対応付けて登録する。
次に、画像処理装置1によりユーザーが所望の宛先にデータを送信する場合の宛先設定動作を、図5を参照して説明する。
画像処理装置1にログインしたユーザー(この例ではユーザーU1)が、例えば送信宛先の設定が必要な機能、例えばスキャナ部14で読み取った原稿の画像データを所定の宛先に電子メールル送信するScantoEmail機能を使用する場合、メニュー選択画面でその機能を選択すると、表示部171にそのユーザーのアドレス帳200が表示される。図5に斜線で示すように、ユーザーが例えば登録番号2の宛名Bさんを選択すると(丸数字1)、画像処理装置1はそのユーザーについて登録されている携帯固有番号を有する携帯端末、つまりそのユーザーの携帯端末2と無線通信を行い、携帯端末2に対して登録番号2を通知し、携帯端末2のアドレス帳20から登録番号2と対応付けられた宛名情報とアドレスを送信するよう、携帯端末2に要求する(丸数字2)。
携帯端末2は、この要求に基づいて、自身のアドレス帳から登録番号2に対応付けられた宛名情報であるBさんとそのアドレスを抽出し、画像処理装置1に送信する(丸数字3)。画像処理装置1は、携帯端末2から取得した宛名情報がBさんであることを確認すると、携帯端末2から取得したアドレスを、送信宛先に設定する。なお、携帯端末2からアドレスのみを取得して送信宛先に設定しても良い。
このように、ScantoEmail機能等を用いたデータの送信時には、表示部171に表示されユーザーによって選択された登録番号に対応する宛名情報とアドレスが携帯端末装置から取得され、その取得されたアドレスが送信宛先として設定されてデータが送信される。従って、ScantoEmail機能等が選択される度にユーザーのアドレス帳の全データを携帯端末2から取得する場合に較べて、アドレスの取得時間が短くなるから、ユーザーが宛先設定を行ってデータを送信するまでの時間を短縮でき、ユーザーの操作性の低下を防止できる。
図6は、画像処理装置1が実行する送信宛先の設定処理を示すフローチャートである。
ステップS21では、表示部171に認証画面を表示する。ユーザーが識別情報やパスワード等の認証情報を入力すると、入力された認証情報と記憶部15等に記憶されている照合用の認証情報とを比較し、ステップS22で認証成功かどうかを判断する。認証成功でなければ(ステップS22でNO)、ステップS21に戻る。認証成功であれば(ステップS22でYES)、ステップS23で表示部171にメニュー画面を表示する。
次いでステップS24で例えばScantoEmail機能が選択されたかどうかを判断する。ScantoEmail機能が選択されなければ(ステップS24でNO)、ステップS38で選択されたメニューに応じた画面を表示したのち、ステップS39でユーザーの操作に応じた処理を行い、本処理を終了する。
ステップS24でScantoEmail機能が選択されると(ステップS24でYES)、ステップS25で、そのユーザーの個人アドレス帳画面を表示したのち、ステップS26で宛名情報が選択されるまで待つ(ステップS26でNO)。宛名情報が選択されると(ステップS26でYES)、ステップS27で、そのユーザーに対応付けられている携帯固有番号を有する携帯端末2に無線接続し、通信を開始する。そして、ステップS28で携帯端末2のアドレス帳20にアクセスし、ステップS29で、ユーザーにより選択された宛名の登録番号を基に、携帯端末2から登録番号に対応する宛名情報とアドレスを取得する。
次いでステップS30で、取得した宛名情報とアドレスの中に、選択された宛名及び登録番号に一致するデータがあるかどうかを判断する。なければ(ステップS30でNO)、図13のステップS91に進む。一致するデータがあれば(ステップS30でYES)、ステップS31に進む。
ステップS31では、一致するデータがアドレスを複数所持しているか、換言すれば携帯端末2のアドレス帳から登録番号を基に取得したアドレスが複数存在しているかどうかを判断する。アドレスを複数所持している場合は(ステップS31でYES)、図8のステップS41に進む。一致するデータが複数所持していなければ(ステップS31でNO)、つまり1個の場合はステップS32に進む。
ステップS32では、取得したアドレスをジョブの送信宛先に設定した後、ステップS33で、ジョブ開始ボタンが押されたかどうかを判断する。押されなければ(ステップS33でNO)、ステップS33に留まり押されるのを待つ。押されると(ステップS33でYES)、ステップS34で、原稿をスキャナ部14で読み込み送信を開始する。
次いで、ステップS35で送信が成功したかどうかを判断する。送信失敗の場合(ステップS35でNO)、図10のステップS61または図11のステップS71に進む。送信成功であれば(ステップS35でYES)、ステップS36で送信アドレスを履歴に保存した後、ステップS37でメニュー画面を表示し、本処理を終了する。
次に、ステップS31で、一致するデータがアドレスを複数所持している場合(ステップS31でYES)の処理について、図7を参照して説明する。
上述したように、表示部171に表示されたユーザーのアドレス帳200において、ユーザーが例えば登録番号2の宛名Bさんを選択すると(丸数字1)、画像処理装置1はそのユーザーについて登録されている携帯固有番号を有する携帯端末2と無線通信を行い、携帯端末2に対してアドレス帳の登録番号2を通知し(丸数字2)、携帯端末2のアドレス帳から登録番号2に対応付けられた宛名情報とアドレスを送信するよう、携帯端末2に要求する。
携帯端末2は、この要求に基づいて、自身のアドレス帳20から登録番号2に対応付けられた宛名情報であるBさんとそのアドレスを抽出し、画像処理装置1に送信する(丸数字3)。ここで、アドレス帳20に、登録番号2の宛名Bさんのアドレスが2個登録されているものとすると、携帯端末2は2つのアドレスを宛名Bさんとともに抽出し、画像処理装置1に送信する。
画像処理装置1は、記憶部15に記憶されているジョブ履歴を参照し、携帯端末2から取得した複数のアドレスの中に、送信履歴データに含まれる宛先済みアドレスと一致するアドレスが存在するかどうかを判定する(丸数字4)。一致するアドレスが存在すれば、その一致するアドレスを取得し(丸数字5)、送信宛先に設定する。一致するアドレスが存在しない場合は、携帯端末2から取得した複数のアドレスを表示部171に表示し、ユーザーに選択させる。
図8は、図6のステップS31で、一致するデータがアドレスを複数所持している場合(ステップS31でYES)に画像処理装置1で実行される処理を示すフローチャートである。
ステップS41で送信履歴データに含まれるアドレスを取得した後、ステップS42で、携帯端末2から取得した複数のアドレスと、送信履歴データから取得したアドレスとを比較する。
次いでステップS43で、携帯端末2から取得した複数のアドレスの中に、送信履歴データから取得したアドレスと一致するものが存在するかどうかを判定し、存在する場合は(ステップS43でYES)、ステップS44で、一致したアドレスをジョブの送信宛先に設定した後、ステップS45で、ジョブ開始ボタンが押されたかどうかを判断する。押されなければ(ステップS45でNO)、ステップS45に留まり押されるのを待つ。押されると(ステップS45でYES)、ステップS46で、原稿をスキャナ部14で読み込み送信を開始する。
次いで、ステップS47で送信が成功したかどうかを判断する。送信失敗の場合(ステップS47でNO)、図10のステップS61または図11のステップS71に進む。送信成功であれば(ステップS47でYES)、ステップS48で送信アドレスを履歴に保存した後、ステップS49でメニュー画面を表示し、本処理を終了する。
ステップS43で、携帯端末2から取得した複数のアドレスの中に、送信履歴データから取得したアドレスと一致するものが存在しなかった場合は(ステップS43でNO)、ステップS50で、携帯端末2から取得した複数の全てのアドレスを表示部171に表示したのち、ステップS51でアドレスが選択されるのを待つ(ステップS51でNO)。選択されると(ステップS51でYES)、ステップS52で、選択されたアドレスをジョブの送信宛先に設定した後、ステップS45に進む。
このように、この実施形態では、携帯端末2から取得したアドレスが複数存在するときは、それらのアドレスのうち、送信履歴データに含まれる送信済みアドレスと一致するアドレスが送信宛先として設定されるから、送信宛先を正確に設定することができる。一方、送信済みアドレスと一致するアドレスが存在しなかった場合は、複数のアドレスの全てが表示部171に表示され、その中からユーザーによって選択されたアドレスが送信宛先として設定されるから、ユーザーの意図するアドレスを送信宛先として設定することができる。
次に、図6のステップS35または図8のステップS47で送信失敗の場合(ステップS35でNOまたはステップS47でNO)の処理例を、図9を参照して説明する。
ログインしたユーザー(この例ではユーザーU1)が、自己のアドレス帳200から登録番号1、宛名Aさんを選択し、携帯端末2から対応するアドレスを取得し、このアドレスを送信宛先に設定して送信ジョブを実行したが、送信失敗したとする(図9の丸数字1)。
すると、画像処理装置1は記憶部15に保存されている本体アドレス帳の中から、別ユーザー(例えばユーザーU2、U3)のアドレス帳201、202を検索し(丸数字2)、送信失敗したアドレスに対応する宛名情報(この例ではAさん)と同一の宛名情報が存在するかどうかを判定する。この例では、ユーザーU3のアドレス帳にAさんという宛名情報が存在するから、画像処理装置1はユーザーU3がAさんという同一の宛名情報を登録していること、及び送信が失敗したことを表示部171に表示し、ユーザーU1に通知する(丸数字3)。
図10は、図6のステップS35または図8のステップS47で送信失敗の場合に(ステップS35でNOまたはステップS47でNO)、図9で説明したような処理を画像処理装置1が実行する場合のフローチャートである。
ステップS61では、記憶部15に保存されている本体アドレス帳の中から、別ユーザーのアドレス帳を検索し、ステップS62で、送信失敗したアドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が存在するかどうかを判定する。
同一の宛名情報が存在する場合(ステップS62でYES)、ステップS63で、同一の宛名情報が登録されたアドレス帳を有するユーザー名を取得したのち、ステップS64で、取得したユーザー名のユーザーが同一の宛名情報を登録していること、及び送信が失敗したことを表示部171に表示して、本処理を終了する。
ステップS62で、送信失敗したアドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が存在しなかった場合は(ステップS62でNO)、ステップS65で送信が失敗したことを表示部171に表示して、本処理を終了する。
このように、送信が失敗した場合は、同一の宛名情報が他のユーザーに登録されていることが表示部171に表示されるから、ユーザーは他のユーザーから宛名情報に対応する正しいアドレスを入手する等の措置を講ずることができる。
図11は、図6のステップS35または図8のステップS47で送信失敗の場合に(ステップS35でNOまたはステップS47でNO)、画像処理装置1が実行する他の処理例を示すフローチャートである。
ステップS71では、記憶部15に保存されている本体アドレス帳の中から、別ユーザーのアドレス帳を検索し、ステップS72で、送信失敗したアドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が存在するかどうかを判定する。
同一の宛名情報が存在する場合(ステップS72でYES)、ステップS73で、前記別ユーザーの送信履歴データの中に、同一の宛名情報に対応するアドレスを有する履歴データがあるかどうかを判定する。履歴があれば(ステップS73でYES)、ステップS74で、そのアドレスとユーザー名を取得した後、ステップS75で、取得したアドレスと送信失敗したアドレスを比較し、ステップS76で不一致かどうかを判定する。不一致の場合(ステップS76でYES)、ステップS77で、取得したユーザー名のユーザーが同一の宛名情報を登録していること、及び送信が失敗したことを表示部171に表示して、本処理を終了する。
ステップS72で、送信失敗したアドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が存在しなかった場合(ステップS72でNO)、及びステップS76で、取得したアドレスと送信失敗したアドレスが一致していた場合は(ステップS76でNO)、ステップS80で、送信が失敗したことを表示部171に表示して、本処理を終了する。
また、ステップS73で、別ユーザーの送信履歴データの中に、同一の宛名情報に対応するアドレスを有する履歴データがなければ(ステップS73でNO)、ステップS78で、同一の宛名情報が登録されたアドレス帳を有するユーザー名を取得したのち、ステップS79で、取得したユーザー名のユーザーが同一の宛名情報を登録していること、及び送信が失敗したことを表示部171に表示して、本処理を終了する。
この実施形態では、別ユーザーの送信履歴データの中に、同一の宛名情報に対応するアドレスを有する履歴データが存在している場合、その送信履歴データに含まれるアドレスと、データの送信が正常に行われなかった場合のアドレスとが異なるかどうかが判定され、異なれば、履歴データ中のアドレスは送信可能なアドレスである可能性が高いので、同一の宛名情報が他のユーザーに登録されていることが表示部171に表示される。従って、ユーザーは他のユーザーから宛名情報に対応する正しいアドレスを入手する等の措置を講ずることができる。
次に、図6のステップS30で、取得した宛名情報とアドレスの中に、選択された宛名及び登録番号に一致するデータがない(ステップS30でNO)と判断された場合の処理を、図12を参照して説明する。
画像処理装置1にログインしたユーザー(この例ではユーザーU1)が、表示部171に表示されたアドレス帳200の中から、例えば登録番号1の宛名Aさんを選択すると(丸数字1)、画像処理装置1は携帯端末2と無線通信を行い、携帯端末2のアドレス帳20から登録番号1と対応付けられた宛名情報とアドレスを送信するよう、携帯端末2に要求する(丸数字2)。
携帯端末2は、この要求に基づいて、自身のアドレス帳から登録番号1に対応付けられた宛名情報とそのアドレスを抽出し、画像処理装置1に送信する(丸数字3)。
画像処理装置1のアドレス帳に個人アドレス帳が作成された後、ユーザーが携帯端末2のアドレス帳の宛名情報を変更する場合がある。例えば、図12に示す例では、携帯端末2のアドレス帳20の登録番号1に登録されている宛名情報はAP子さんに変更されており、Aさんとは異なる。そこで、画像処理装置1は携帯端末2から取得した宛名情報と本体アドレス帳200に登録された宛名情報とが異なると判定し(図6のステップS30)、アドレスを取得したことを条件として、個人アドレス帳200の宛名情報Aさんを、携帯端末2から取得した宛名情報であるAP子さんに変更し、内容を更新する(丸数字4)。図12の符号200aは更新後のユーザーU1のアドレス帳を示す。このような更新処理により、画像処理装置1の本体アドレス帳に最新の宛名情報を保持させることができる。
図13は、図6のステップS30で、取得した宛名情報とアドレスの中に、選択された宛名情報及び登録番号に一致するデータがない(ステップS30でNO)と判断された場合の画像処理装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップS91では、携帯端末2から登録番号に対応するアドレスを取得したかどうかを判断し、取得していれば(ステップS91でYES)、ステップS92で、個人アドレス帳200の宛名情報を携帯端末2から取得した宛名情報に変更して、内容を更新する。そして、ステップS93で、更新されたアドレス帳200aの画面を表示部171に表示して、本処理を終了する。ユーザーは、表示されたアドレス帳から再度所望の宛名情報を選択することができる。
ステップS91で、登録番号に対応するアドレスがない場合は(ステップS91でNO)、アドレスがないことを表示部171に表示して、本処理を終了する。
1 画像処理装置
11 CPU
12 ROM
14 スキャナ部
15 記憶部
17 操作部
171 表示部
19 無線通信部
2 携帯端末装置
20 携帯端末装置のアドレス帳
200〜201 画像処理装置の個人アドレス帳
200a 宛名情報を更新後のアドレス帳

Claims (8)

  1. 携帯端末装置と無線通信を行う通信手段と、
    前記通信手段により自装置にログインしたユーザーの携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置を識別するための端末装置識別情報を取得すると共に、携帯端末装置のアドレス帳に登録されている宛先情報のうち、アドレスに関連付けられた、当該アドレスを識別するアドレス識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段により取得した端末装置識別情報とアドレス識別情報とをユーザーと対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたアドレス識別情報の中から、自装置にログインしているユーザーに対応付けられているアドレス識別情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示されたアドレス識別情報の中から、前記ユーザーの操作に基づいて、いずれかのアドレス識別情報を選択する選択手段と、
    前記ユーザーと対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記端末装置識別情報を有する携帯端末装置と前記通信手段により無線通信を行って、前記携帯端末装置のアドレス帳の中から、前記選択手段により選択されたアドレス識別情報に対応する少なくともアドレスを取得するアドレス取得手段と、
    前記アドレス取得手段により取得したアドレスを、前記ユーザーの送信宛先として設定する宛先設定手段と、
    前記宛先設定手段により設定された送信宛先にデータを送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 送信履歴データを保存する履歴データ保存手段と、
    前記アドレス取得手段により前記携帯端末装置から取得されたアドレスが複数存在するときは、前記複数のアドレスの中に、前記履歴データ保存手段に保存された前記送信履歴データに含まれる宛先済みアドレスと一致するアドレスが存在するかどうかを判定するアドレス判定手段と、
    を備え、
    前記アドレス判定手段により、一致するアドレスが存在すると判定された場合は、前記宛先設定手段は、前記一致するアドレスを前記送信宛先として設定する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記アドレス判定手段により、一致するアドレスが存在しなかったと判定された場合は、前記宛先設定手段は前記アドレス取得手段により取得された前記複数のアドレスの全てを表示手段に表示し、その中からユーザーによって選択されたアドレスを前記送信宛先として設定する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記識別情報取得手段により取得される前記アドレス識別情報には宛名情報が含まれ、前記送信手段によるデータの送信が正常に行われなかった場合に、前記送信宛先に設定された前記アドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報を、前記記憶手段に記憶されている他のユーザーと対応付けられた宛名情報の中から検索する検索手段を備え、
    前記検索手段により、前記アドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が検索された場合は、前記表示手段は、前記同一の宛名が前記他のユーザーに登録されていることを表示する請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記識別情報取得手段により取得される前記アドレス識別情報には宛名情報が含まれ、
    送信履歴データを保存する履歴データ保存手段と、
    前記送信手段によるデータの送信が正常に行われなかった場合に、前記送信宛先に設定された前記アドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報を、前記記憶手段に記憶されている他のユーザーと対応付けられた宛名情報の中から検索する検索手段と、
    前記検索手段により、前記アドレスに対応する宛名情報と同一の宛名情報が検索された場合に、前記履歴データ保存手段に保存されている前記他のユーザーの送信履歴データの中に、前記宛名情報に対応するアドレスを送信宛先とする送信履歴データが存在するかどうかを判定する履歴データ判定手段と、
    前記履歴データ判定手段により、前記宛名情報に対応するアドレスを送信宛先とする送信履歴データが存在していると判定された場合、該履歴データの中のアドレスと、データの送信が正常に行われなかった場合の前記アドレスとが異なるかどうかを判定する同一性判定手段と、
    を備え、
    前記同一性判定手段により、前記アドレスが異なると判定された場合に、前記表示手段は、前記同一の宛名情報が前記他のユーザーに登録されていることを表示する請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記識別情報取得手段により取得される前記アドレス識別情報には登録番号と宛名情報が含まれ、
    前記選択手段は、前記表示手段に表示された登録番号と宛名情報の中から、いずれかの登録番号と宛名情報を選択し、
    前記アドレス取得手段は、前記携帯端末装置のアドレス帳の中から、前記選択手段により選択された登録番号に対応する宛名情報とアドレスを取得するとともに、取得された宛名情報が前記選択手段により選択された宛名情報と一致するかどうかを判定し、
    前記宛先設定手段は、前記取得した宛名情報が前記選択された宛名情報と一致すると判定された場合に、前記取得したアドレスを前記ユーザーの送信宛先として設定し、一致すると判定されなかった場合は、前記記憶手段に記憶されている前記選択された宛名情報を、前記取得した宛名情報に変更する請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 自装置にログインしたユーザーの携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置を識別するための端末装置識別情報を取得すると共に、携帯端末装置のアドレス帳に登録されている宛先情報のうち、アドレスに関連付けられた、当該アドレスを識別するアドレス識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップにより取得した端末装置識別情報とアドレス識別情報とをユーザーと対応付けて記憶する記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップにより記憶されたアドレス識別情報の中から、自装置にログインしているユーザーに対応付けられているアドレス識別情報を表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより前記表示手段に表示されたアドレス識別情報の中から、前記ユーザーの操作に基づいて、いずれかのアドレス識別情報を選択する選択ステップと、
    前記ユーザーと対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記端末装置識別情報を有する携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置のアドレス帳の中から、前記選択ステップにより選択されたアドレス識別情報に対応する少なくともアドレスを取得するアドレス取得ステップと、
    前記アドレス取得ステップにより取得したアドレスを、前記ユーザーの送信宛先として設定する宛先設定ステップと、
    前記宛先設定ステップにより設定された送信宛先にデータを送信する送信ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置における送信宛先設定方法。
  8. 自装置にログインしたユーザーの携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置を識別するための端末装置識別情報を取得すると共に、携帯端末装置のアドレス帳に登録されている宛先情報のうち、アドレスに関連付けられた、当該アドレスを識別するアドレス識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップにより取得した端末装置識別情報とアドレス識別情報とをユーザーと対応付けて記憶する記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップにより記憶されたアドレス識別情報の中から、自装置にログインしているユーザーに対応付けられているアドレス識別情報を表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより前記表示手段に表示されたアドレス識別情報の中から、前記ユーザーの操作に基づいて、いずれかのアドレス識別情報を選択する選択ステップと、
    前記ユーザーと対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記端末装置識別情報を有する携帯端末装置と無線通信を行って、前記携帯端末装置のアドレス帳の中から、前記選択ステップにより選択されたアドレス識別情報に対応する少なくともアドレスを取得するアドレス取得ステップと、
    前記アドレス取得ステップにより取得したアドレスを、前記ユーザーの送信宛先として設定する宛先設定ステップと、
    前記宛先設定ステップにより設定された送信宛先にデータを送信する送信ステップと、
    を、画像処理装置のコンピュータに実行させるための送信宛先設定プログラム。
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