JP2007179145A - アドレス情報検索システム、およびアドレス情報検索プログラム - Google Patents

アドレス情報検索システム、およびアドレス情報検索プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アドレス情報を検索するための条件となるディレクトリを簡単に設定登録できるアドレス情報検索システム及びアドレス情報検索プログラムを提供する。
【解決手段】キーワードを検索条件として、複数のディレクトリの中から特定ディレクトリを検索し、その特定ディレクトリを登録する。データをメール送信する際など、複合機において、キーワードにより送信先情報を検索する際には、この登録された特定ディレクトリより下位に記憶されたアドレス情報の中からのみ、任意のアドレス情報であるメールアドレス等を検索し、取得する。
【選択図】図8

Description

本発明は、アドレス情報検索システム、およびアドレス情報検索プログラムに関する。
情報管理サーバとして、社員情報、顧客情報、住民情報等のアドレス情報を管理するLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバが知られている。LDAPサーバでは、人間や組織を階層ツリー構造に配置し、個々の人間に関する情報は、個々のエントリ情報としてデータベースに格納される。
LDAPクライアントとして複合機は、LDAPサーバとの間で、様々な要求と応答が繰り返され、複合機からLDAPサーバに「検索」が要求されると、LDAPサーバから「検索結果」が応答される。この機能を利用して、複合機からLDAPサーバにエントリ情報の検索を要求し、その検索結果をLDAPサーバから取得することができる。
特開2004−274486号公報
このようなエントリ情報(アドレス情報)の検索を要求するために、従来では予めデータベースに格納されたエントリ情報のうち、どの階層に配置されたエントリ情報を検索するのか設定しなければならなかった。このような設定には、予め決められたフォーマットでの入力が強いられるため、ユーザにとっての入力操作が煩雑であった。また、デフォルト設定により全ての階層に配置されたエントリ情報を検索する設定にしておくことも考えられるが、この場合には、膨大な量の中から任意のエントリ情報の検索をしなければならなくなり、やはりユーザにとっての作業が煩雑のものとなってしまう。
そこで、本発明は、アドレス情報を検索するための条件となる階層を簡単に設定登録できるアドレス情報検索システム及びアドレス情報検索プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のアドレス情報検索システムは、複数の階層別に構成され、各階層には複数のディレクトリを有し、そのディレクトリごとにそれぞれアドレス情報を記憶する情報管理装置から前記アドレス情報を取得し使用するアドレス情報検索装置と、前記アドレス情報検索装置が前記情報管理装置から前記アドレス情報を取得するための設定操作を受け付ける設定装置と、を備えたアドレス情報検索システムであって、前記設定装置は、使用者により入力されたキーワードを検索条件として、前記複数のディレクトリから特定ディレクトリを検索するディレクトリ検索手段と、前記ディレクトリ検索手段により検索された前記特定ディレクトリを設定登録する登録手段と、を備え、前記アドレス情報検索装置は、前記登録手段により設定登録された前記特定ディレクトリより下位の階層に記憶された前記アドレス情報の中から、任意のアドレス情報を検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段により検索された任意のアドレス情報を取得する取得手段と、を備えることを特徴とする。
さらに、前記設定装置は、前記ディレクトリ検索手段により特定ディレクトリが複数検索された場合に、その検索された特定ディレクトリを全て表示手段に一覧表示させる表示制御手段と、前記表示手段により表示された特定ディレクトリの中から使用者の操作により一の特定ディレクトリを選択する選択手段と、をさらに備え、前記登録手段は、前記選択手段により選択された特定ディレクトリを設定登録するように構成するとよい。
さらに、この場合において、前記表示制御手段は、前記表示手段に表示される特定ディレクトリの上位の階層の位置するディレクトリ情報を、前記特定ディレクトリと対応付けて表示するように構成するとよい。
また、前記アドレス情報は、データを送信するための送信先情報を含んでおり、前記アドレス情報検索装置は、前記取得手段により取得されたアドレス情報のうち、前記送信先情報の送信先として、データ送信手段にデータを送信させるデータ送信制御手段を、さらに備えるように構成するとよい。
また、本発明のアドレス情報検索プログラムは、コンピュータを、使用者により入力されたキーワードを検索条件として、アドレス情報が記憶された複数の階層ごとに配置された複数のディレクトリの中から特定ディレクトリを検索するディレクトリ検索手段と、前記階層検索手段により検索された前記特定ディレクトリを設定登録する登録手段と、前記登録手段により設定登録された前記特定ディレクトリより下位の階層に記憶された前記アドレス情報を使用可能な条件とし、任意のアドレス情報を検索するアドレス情報検索手段と、前記アドレス情報検索手段により検索された任意のアドレス情報を取得する取得手段として機能させることを特徴とする。
本発明によると、設定装置のディレクトリ検索手段が複数のディレクトリの中から特定ディレクトリを検索し、登録手段がその特定ディレクトリを設定登録する。アドレス情報検索手段は、登録手段により登録された特定ディレクトリより下位の階層に記憶されたアドレス情報を検索し取得する。このような構成により、例えば、データを送信したい際に送信先メールアドレスを情報管理装置に記憶されたアドレス情報から読み出したいときに、そのアドレス情報を登録手段により登録された特定ディレクトリより下位の階層に記憶されたアドレス情報の中から検索できる。よって、最上位の階層からアドレス情報を検索する必要がなくなり、また、予め決められたフォーマットにより検索条件としての特定ディレクトリの設定登録を行うといった煩雑な作業をすることなく、簡単にアドレス情報を検索する特定ディレクトリの設定登録ができる。
なお、アドレス情報は、電話番号やFAX番号等に限らず、ディレクトリ内に記憶された情報(例えば、会社情報や組織情報等)を示している。
なお、設定装置とアドレス情報検索装置とは一体であっても別体であってもよいが、別体で設けられた場合には、設定装置は、キーボードなどの入力手段やディスプレイなどの表示手段の性能が優れたパーソナルコンピュータなどを用いるとよい。このようにすると、アドレス情報検索装置が、プリンタ、スキャナ、FAXなどの機能を統合した複合機のような簡単な操作パネルしか備えていない装置であっても、特定ディレクトリの設定登録は、設定装置を用いるため簡単な操作にて行える。
また、登録手段により特定ディレクトリが設定登録される登録部は、設定装置、アドレス情報検索装置、それ以外のネットワーク上の装置のいずれにあってもよいが、この登録部に登録された特定ディレクトリを検索条件の対象とすることから、特定ディレクトリは自装置に記憶されている、すなわちアドレス情報検索装置に備えていることが好ましい。
さらに、特定ディレクトリを検索する際に、検索条件としたキーワードと一致するディレクトリが複数存在する場合であっても、該当するディレクトリの中から一のディレクトリを選択させることにより、簡単にアドレス情報を検索する特定ディレクトリの設定登録ができる。
特に、表示手段に表示される特定ディレクトリの一覧として、それぞれのディレクトリにおける上位の階層に位置するディレクトリ情報が表示されると、使用者がそれぞれのディレクトリがどの階層のどの位置に配置されたディレクトリであるかが簡単に把握でき、簡単にアドレス情報を検索する特定ディレクトリの設定登録ができる。
また、アドレス情報に送信先情報が含まれている場合には、本発明の構成により、データを送信する際に必要なアドレス情報の検索を、簡単な設定登録により行った特定ディレクトリの下位の階層に配置されたアドレス情報の中から行うことができる。
また、本発明のアドレス情報検索プログラムをコンピュータに組み込むことで、上述のようなアドレス情報検索システムを構築することができる。
以下図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のアドレス情報検索システムの一例を示す概略図である。図1のアドレス情報検索システム1は、アドレス情報検索装置である複合機10が、送信先情報を含むエントリ情報(アドレス情報)を記憶する情報管理装置であるディレクトリサーバ(例えば、LDAPサーバ)30と、設定装置である端末装置50に対し有線通信ネットワーク100を介して接続されている。有線通信ネットワーク100には、シリアル通信ケーブル、パラレル通信ケーブル、有線LANケーブル等を用いることができる。なお、本実施例においては、有線通信ネットワーク100には有線LANケーブル等が用いられている。
或いは、端末装置50の替わりに、持ち運びの容易なモバイル端末である端末装置が無線通信ネットワークを介して接続されていてもよい。無線通信ネットワークには、無線LAN、IEEE 802.11x、Bluetooth(登録商標)等を用いることができる。
図2は、複合機10の電気的構成を示すブロック図である。この複合機10は、FAX機能、メール送信機能、印刷機能、スキャナ機能、コピー機能等の機能を1台に集約している。複合機10は、CPU11、ワークメモリ12aを備えるRAM12、各種プログラムを記憶するROM13、バスライン14、入出力部(図中では「I/O」と表示)15、不揮発性メモリであるメモリ16(例えばEEPROMなどの不揮発性メモリで構成される)、有線通信ネットワーク100に接続されてディレクトリサーバ30、端末装置50とデータ等を送受信する送受信用の通信インターフェース(図中では「I/F」と表示)18、及び受信した印刷制御データを一時格納する受信バッファメモリ(以下、受信バッファともいう)17を備えて構成される。入出力部15には、タッチパネル、押しボタンスイッチあるいはテンキーなどから構成された入力部21、LCD等からなる表示部22、及び、周知のインクジェット印字機構、レーザー印字機構、熱転写印字機構、あるいはドットインパクト式印字機構などからなる印刷部23が接続されている。なお、通信インターフェース18は、有線通信用インターフェースであり有線通信ネットワーク100に接続されている。ROM13には、印刷制御プログラム13a、スキャナ制御プログラム13b、FAX制御プログラム13c、通信プログラム13d、接続確認プログラム13e及び検索プログラム13fが格納されている。
複合機10内のメモリ16には、人名又は会社名等に電話番号,メールアドレス等の送信先情報が付加された電話帳、およびエントリ情報を検索する際に利用される検索条件が記憶されている。電話帳は、複合機10の入力部21を操作することにより検索することが可能で、その電話番号にファクシミリ送信や、メールアドレスにネットワークを介したインターネットファクシミリ送信をすることができる。また、このメモリ16には、ワンタッチダイヤルボタン21bやスピードダイヤルの番号に対応付けて、送信先情報がそれぞれ記憶されている。
図3に、複合機10の入力部21及び表示部22を構成する操作パネルの例を示す。操作パネルは、表示部22としての表示パネル22pと,入力部21としての入力ボタン21a,ワンタッチダイヤルボタン21b,選択ボタン21c,決定ボタン21d,送信ボタン21e等を含む。
ユーザは、入力ボタン21aによって、電話番号等の入力を行うことができる。また、図示しない変換ボタンを入力すると、入力ボタン21aを押下することで、アルファベットを入力可能とし、メール送信のためのメールアドレスや、送信先情報の検索時に用いられるキーワード等の入力も入力ボタン21aを操作することにより行える。また操作パネルは、例えば1〜4までの番号を備えた押しボタンのワンタッチダイヤルボタン21bを備えている。ワンタッチダイヤルボタン21bは、その1〜4までの各番号に対応づけて電話番号、FAX番号、メールアドレス、フォルダ名等の情報を登録することができる。また、ワンタッチダイヤルボタン21bは、該当する番号の押しボタンスイッチを指定するだけで、その該当する番号に対応づけられた情報を選択できる。つまりワンタッチダイヤルボタン21bを押下することにより、1回の押下で設定された送信先へ送信が可能である。
さらに、操作パネルは、スピードダイヤルを選択することを指定するための指定ボタン21fを備えており、スピードダイヤルは、該当する番号と指定ボタン21fとの組み合わせにより指定するものである。スピードダイヤルには、例えば、10〜99までの各番号に対応づけて電話番号、FAX番号、メールアドレス等の情報を登録することができる。また、スピードダイヤルは、該当する番号と指定ボタンとを指定するだけで、該当する番号に対応づけられた情報を選択できる。
さらに、操作パネルは、検索ボタン21gを備えている。検索ボタン21gは、ユーザがキーワードなどから所定の送信先情報を検索する際に用いられる。この検索ボタン22gを押下し、読み出したい送信先情報の人名等を入力することにより、ディレクトリサーバ30のHDD34内に格納されたデータベース34cに記憶されたエントリ情報又は自装置である複合機10のメモリ16に記憶された電話帳から送信先情報を検索することができる。
さらに表示パネル22pは、入力ボタン21a等により指定された番号等を表示するためのものであり、例えば、LCD等により液晶表示される。選択ボタン21c、決定ボタン21dで、表示パネル22pに表示されたメニュー選択を行い、送信ボタン21eでデータの送信を行うことができる。
また、本実施形態においてアドレス情報検索装置は、いわゆる複合機10として構成され、印刷部23、複写や画像取り込みに使用するスキャナ部24、FAX部25が制御対象として入出力部15に接続されている。これら印刷部23、スキャナ部24及びFAX部25の動作は周知のものであり、ROM13に格納された対応する制御プログラム13a,13b,13cを、CPU11がRAM12のワークメモリ12aにて実行することで動作制御される。
また、複合機10は、有線通信ネットワーク100に接続された外部通信網を経由して印刷画像データが組み込まれた電子メールを送受信するメール送受信装置の機能を具備してなる。このメール送受信機能を実現するプログラムは周知のものであり、ROM13に格納された通信プログラム13dに組み込まれている。
接続確認プログラム13eは、複合機10からディレクトリサーバ30内に記憶された送信先情報を取得できるかを確認するためのプログラムである。検索プログラム13fは、複合機10からデータを送信する際に、複合機10からディレクトリサーバ30内に記憶された送信先情報を取得するためのプログラムである。
図4は、ディレクトリサーバ30の電気的構成を示すブロック図である。ディレクトリサーバ30は、CPU31、ワークメモリ32aを備えるRAM32、各種プログラムを記憶するROM33、記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)34、バスライン35、入出力部(図中では「I/O」と表示)36、CD−ROMドライブ39及び有線通信ネットワーク100に接続されて印刷制御データ等を送受信する送受信用の通信インターフェース40等を備えたパーソナルコンピュータ(あるいはワークステーション)として構成される。HDD34やCD−ROMドライブ39は、インターフェース44、49を介してバスライン35に接続されている。HDD34は、ディレクトリサーバ30の基盤ソフトウェアとなるOS34a、LDAPサーバとしての機能を実現するLDAPプログラム34b、エントリ情報を格納するデータベース34c等が記憶されている。入出力部36には、キーボードあるいはマウス等からなる入力部37、LCDあるいはCRTからなる表示部38が接続されている。
本実施例において、ディレクトリサーバ30は、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)でアクセスすることのできるLDAPサーバとして構成されており、ディレクトリサーバ30は、送信先情報を含むエントリ情報を格納するデータベース34cを有する。このデータベース34cは、人名、およびその人名に付随する種々のアドレス情報(所属、電話番号、FAX番号、メールアドレス等)であるエントリ情報を記憶する。
LDAPサーバでは、人間や組織を階層ツリー構造に配置し、個々の人間に関する情報は、個々のエントリ情報としてデータベース34cに格納されている。図5にLDAPサーバの階層ツリー構造の例を示し、図6にエントリ情報の例を示す。エントリ情報は、c(国),ou(組織内単位),cn(姓名),sn(姓),mail(メールアドレス),telephone(電話番号),fax(ファクシミリ電話番号)等の属性を含む。なお、このエントリ情報に含まれる属性は、図6に示されたものに限らない。例えば、o(組織)や,dc(ドメインコンポーネント)のようにエントリ情報が記憶されているディレクトリ情報をエントリ情報に含ませてもよい。各エントリ情報は、階層化されている。
LDAPサーバ30とLDAPクライアントとしての複合機10との間では、様々な要求と応答が繰り返され、例えば、複合機10からLDAPサーバ30に「検索」が要求されると、LDAPサーバ30から複合機10に「検索結果」が応答される。この機能を利用して、複合機10からLDAPサーバ30に、送信先情報(ファクシミリ電話番号、メールアドレス等)を含むエントリ情報の検索を要求し、その検索結果に従って、ファクシミリ送信やインターネットファクシミリ送信、メール送信を行うことができる。
図7は、端末装置50の電気的構成を示すブロック図である。端末装置50は、CPU51、ワークメモリ52aを備えるRAM52、各種プログラムを記憶するROM53、記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)54、バスライン55、入出力部(図中では「I/O」と表示)56、CD−ROMドライブ59及び有線通信ネットワーク100に接続されて印刷制御データ等を送信する送受信用の通信インターフェース60等を備えたパーソナルコンピュータ(あるいはワークステーション)として構成される。HDD54やCD−ROMドライブ59は、インターフェース64、69を介してバスライン55に接続されている。HDD54は、端末装置30の基盤ソフトウェアとなるOS54a、複合機10と接続してディレクトリサーバ30との接続設定を複合機10に行うための通信プログラム54b等がインストールされている。入出力部56には、キーボードあるいはマウス等からなる入力部57、LCDあるいはCRTからなる表示部58が接続されている。
端末装置50は、前述のように有線通信ネットワーク100に接続され、同じく有線通信ネットワーク100に接続された複合機10の操作を、端末装置50をユーザが操作することにより行うことができる。
端末装置50のHDD54に格納されている通信プログラム54bは、CD−ROMなどの記録媒体に格納した形で配布され、CD−ROMドライブ59にてこれを読み取ることにより端末装置50にインストール可能であるし、また、有線通信ネットワーク100を介してダウンロードすることによりインストールすることも可能である。
本実施例では、端末装置50において、HDD54に記憶された通信プログラム54bを実行することで、端末装置50から複合機10へ接続し、端末装置50からの指示を受けて、接続確認プログラム13eが実行されることで、複合機10からディレクトリサーバ30への接続確認を行うことができるようになっている。以下、接続確認プログラム13eによる接続確認処理の流れを説明する。
図8に複合機10が備えるディレクトリサーバ30への接続設定画面を示す。端末装置50をユーザが操作することにより、複合機10に接続し、接続設定画面を端末装置50の表示部58に表示させる。この接続設定画面は、複合機10のROM13に記憶された接続確認プログラム13eが実行されることにより、表示部58に表示される。「LDAP Server Address」において、複合機10が利用するLDAPサーバであるディレクトリサーバ30が指定される。「SearchRoot」において、ディレクトリサーバ30内の検索されるディレクトリが指定される。
ここで、「SearchRoot」において指定される、ディレクトリサーバ30内の検索されるディレクトリは、この「SearchRoot」項目に直接入力することも可能であるが、「RootKeyword」を用いて入力も可能である。直接「SearchRoot」の項目に入力する場合には、例えば、図8に示すような予め定められたフォーマットでの入力が必要となる。一方、「RootKeyword」を用いて入力する際には、指定したいディレクトリの情報を含むキーワード(例えば、ディレクトリ名の一部)を入力し検索することで、検索されたディレクトリが、指定ディレクトリとして予め定められたフォーマットにて入力することなく「SearchRoot」に指定されたディレクトリとして決定される。
「Attribute of Detail」において、情報検索を行った場合に表示される情報の指定がなされる。すなわち、ここで指定された情報が、検索結果として表示される。「Setting for Connection Test」において、接続確認処理における条件の指定がなされる。具体的には、「Random access」のチェックがされると、ディレクトリ内のエントリ情報にランダムにアクセスされる。「DirectlyCheck」のチェックがされていれると、エントリ情報を検索する際に、ディレクトリを変更して、次のエントリ情報を検索する。「Full Attribute Check」のチェックがされていると、エントリ情報の内容が全部表示される。「Secret Mode」のチェックがされていると、シークレットモード(エントリ情報の一部を表示しない)でエントリ情報を表示する。図8のような接続設定画面において、ユーザが接続確認処理の検索条件等の諸条件を指定して、「Submit」を選択することによって、接続確認処理が行われる。
次に、「RootKeyword」にキーワードを入力し、「Search」ボタンを押下した際におけるディレクトリの登録処理について、図9のフローチャートにより説明する。
まず、図8の「Search」ボタンが押下されると、複合機10のCPU11が「LDAP Server Address」に登録されたディレクトリサーバ30への通信を行う(S105)。ここで、ディレクトリサーバ30への通信が行えなかった場合には、表示部58に通信が行えなかった旨のエラー表示を数秒間表示し(S130)、本処理を終了する。S105にてディレクトリサーバ30への通信が成功すると(S105:Yes)、次にユーザにより認証が必要と設定されているかを判断する(S110)。認証設定有りと判断されると(S110:Yes)、登録されたユーザ名及びパスワードにて認証が成功したかを判断する(S115)。認証が失敗、すなわちユーザ名若しくはパスワードが設定されたものと異なっていれば(S115:No)、その旨のエラー表示をして(S130)、本処理を終了する。
一方、S115にて、認証に成功した場合(S115:Yes)、および認証が不要であると判断された場合(S110:No)は、S120にて「RootKeyword」が使われているディレクトリを検索する。具体的には、「RootKeyword」に入力されたキーワード(図8では、「Kaihatu」)を含むディレクトリ名を通信先のディレクトリサーバ30のデータベース34cから検索する。このとき、検索対象となるキーワードと一致するディレクトリ名が見つかった場合には、そのディレクトリ情報として、そのディレクトリが位置する上位の階層のディレクトリ情報も合わせて取得する。このように、上位の階層のディレクトリ情報も取得しておくことで、「SearchRoot」として設定されるディレクトリの登録時に再度、ディレクトリ情報を取得するといった処理が省略される。
「RootKeyword」に入力されたキーワードをディレクトリ名に含むディレクトリが、データベース34cの中から一件も発見されなかった場合には、S130へ移行し、その旨のエラー表示を行い(S130)、本処理を終了する。
「RootKeyword」に入力されたキーワードをディレクトリ名に含むディレクトリが、データベース34cの中から1件のみ発見された場合には、発見されたディレクトリを特定ディレクトリとして、図8の「SearchRoot」に設定する(S135)。具体的には、「SearchRoot」の項目に予め定められたフォーマットにてそのディレクトリの情報が自動的に入力されることとなる(図8では「o=KaihatuCenter,dc=YourCompany,dc=JP」)。
また、S125にて「RootKeyword」に入力されたキーワードをディレクトリ名に含むディレクトリが、データベース34cの中から複数発見された場合には、図10に示すように、発見した全てのディレクトリの情報を示す選択ダイアログボックスを表示する(S140)。ここでは、発見したディレクトリの上位の階層におけるディレクトリの情報も合わせて表示している。そして、ユーザが一覧表示されたディレクトリの情報の中から、一つのディレクトリを選択する(図10では、一番上の「o=KaihatuCenter,dc=YourCompany,dc=JP」に対応するラジオボタンにより選択されている)。そして、ユーザが図10に示す「OK」ボタンを押下すると、ここで選択されたディレクトリが特定ディレクトリとして「SearchRoot」に設定される(S145:Yes,S150)。このように発見したディレクトリの上位の階層におけるディレクトリの情報も表示することで、ユーザが所望のエントリ情報を検索するための検索条件となるディレクトリを特定しやすくなる他、図8において「SearchRoot」として登録する入力方式と同じ方式にて表示しているため、選択設定された後、正しく選択設定されたかどうかの確認が容易となる。
次に、図11に従って、接続確認処理について説明する。接続設定画面において、接続確認処理の諸条件が指定され、「Submit」ボタンが押されると、複合機10のCPU11は、ワークメモリ13a内に形成されたStatusとReceivedEntryを初期化する(S1)。次に複合機10のCPU11は、接続設定画面において指定された「LDAP Server Address」のディレクトリサーバ30と通信が可能であるかを判断する(S2)。そのアドレスのディレクトリサーバ30と通信が不可能であれば(S2:No)、Statusを「Server Not Found」に設定する(S3)。そのアドレスのディレクトリサーバ30と通信が可能であれば(S2:Yes)、複合機10のCPU11は、ディレクトリサーバ30に接続するための認証が有りに設定されているかを判断する(S4)。認証設定がなければ(S4:No)、S9へ進む。
認証設定が有りの場合には(S4:Yes)、複合機10のCPU11は、ディレクトリサーバ30によるユーザ名の確認が成功したかを判断する(S5)。ディレクトリサーバ30によるユーザ名の確認が成功しなかった場合には(S5:No)、Statusを「User Not Found」に設定する(S6)。
ディレクトリサーバ30によるユーザ名の確認が成功した場合には(S5:Yes)、複合機10のCPU11は、ディレクトリサーバ30によるパスワードの確認が成功したかを判断する(S7)。ディレクトリサーバ30によるパスワードの確認が成功しなかった場合には(S7:No)、Statusを「Invalid Password」に設定する(S8)。
ディレクトリサーバ30によるパスワードの確認が成功した場合(S7:Yes)、または、認証設定がなしの場合(S4:No)に、複合機10のCPU11は、ディレクトリサーバ30の「Search Root」の検索が成功したかを判断する(S9)。「Search Root」は、接続設定画面において設定された検索するルートディレクトリである。ディレクトリサーバ30の「Search Root」の検索が成功しなかった場合には(S9:No)、Statusを「Search Root Not Found」に設定する(S10)。
ディレクトリサーバ30による「Search Root」の検索が成功した場合(S9:Yes)、複合機10のCPU11は、接続設定画面の「Setting for Connection Test」において、ランダムアクセスが指示されているかを判断する(S11)。ランダムアクセスが指示されている場合(S11:Yes)には、複合機10のCPU11は、エントリの数を取得する(S12)。ここで、エントリの数とは、ディレクトリサーバ30内のデータベース34cのルートディレクトリの配下に属するエントリ情報の数である。次に複合機10のCPU11は、エントリの数内で乱数を発生させる(S13)。この処理は、ランダムアクセスが指示されているため、ルートディレクトリの配下に属するどのエントリ情報を取得するかをランダムに決定する処理である。つまり、ランダムにエントリ情報を取得する。そして、複合機10のCPU11は、ディレクトリサーバ30のデータベース34cのアクセス先のインデクスを発生させた乱数に設定する(S14)。ここでインデクスは、後述するように、どのエントリ情報にアクセスするかを決定するものである。
一方、ランダムアクセスが指示されていない場合(S11:No)には、複合機10のCPU11は、ディレクトリサーバ30のデータベース34cのアクセス先のインデクスを1に設定する(S15)。
そして、複合機10のCPU11は、ディレクトリサーバ30のデータベース34cに記憶された、設定されたインデクスのエントリ情報にアクセスする(S16)。
図12を用いて、エントリアクセス処理(図11のS16)について説明する。複合機10のCPU11は、ワークメモリ12aに形成されたカウンタ値を1に初期化する(S31)。複合機10のCPU11は、前ステップにおいて設定したインデクスが、ディレクトリサーバ30内のデータベース34cに記憶されたエントリ情報の数以下であるかを判断する(S32)。インデクスが、ディレクトリサーバ30内のデータベース34cに記憶されたエントリ情報の数以下でないならば(S32:No)、インデクスをエントリ情報の数に設定する(S33)。次に、複合機10のCPU11は、インデクスが1以上であるかを判断する(S34)。インデクスが、1以上でないならば(S34:No)、インデクスを1に設定する(S35)。以上のステップにおいて、インデクスが1以上エントリ情報の数以下の範囲内に設定される。
S36において、複合機10のCPU11は、前ステップにおいて設定されたインデクスの、ディレクトリサーバ30内のデータベース34cに記憶されたエントリ情報にアクセスする。例えば、図13に示すように、インデクスが1に設定されていれば、1番目のエントリ情報にアクセスする。設定インデクスのエントリ情報にアクセスが成功しなければ(S36:No)、複合機10のCPU11は、Statusを「Invalid Search Root」に設定する。設定インデクスのエントリ情報にアクセスが成功すれば(S36:Yes)、複合機10のCPU11は、設定インデクスのエントリ情報の指定Attribute値を取得する(S38)。指定Attribute値とは、接続設定画面において、取得するように指定された項目である(「Attribute of Detail」)。
複合機10のCPU11は、指定Attribute値があるかを判断し(S39)、指定Attribute値がなければ(S39:No)、他の記憶されたエントリ情報があるかを判断する(S40)。設定インデクスのエントリ情報に指定Attribute値がなくても他に記憶されたエントリ情報があれば、S44へ進む。指定Attribute値がなく、さらに他のエントリ情報も記憶されていないならば(S40:No)、複合機10のCPU11は、Statusを「Entry Not Found」に設定して、S44へ進む。
一方、複合機10のCPU11は、設定インデクスのエントリ情報に、指定Attribute値があれば(S39:Yes)、エントリ情報を表示情報としてワークメモリ12aに保存し(S42)、Statusをクリアする(S43)。
複合機10のCPU11は、カウンタ値が、接続設定画面において設定したエントリ要求数(「Number of Entry」)に一致しているかを判断する(S44)。エントリ要求数とは、一画面に表示させるエントリ情報の数であり、エントリ要求数だけエントリ情報を読み出していれば(S44:Yes)、エントリアクセス処理を終了する。
一方、カウンタ値が、エントリ要求数(「Number of Entry」)に一致していなければ(S44:No)、複合機10のCPU11は、カウンタ値及びインデスクをインクリメントする(S45)。接続設定画面において、ディレクトリ毎(「Setting for Connection Test」の「Directory Check」)のチェックがされていなければ、S32に戻る。ディレクトリ毎のチェックがされていれば(S46:Yes)、エントリ情報を検索する検索ディレクトリを変更して(S47)、S32に戻り、カウンタ値がエントリ要求数となるまでエントリ情報を取得する。複合機10のCPU11は、エントリ要求数だけエントリ情報を読み出せば(S44:Yes)、エントリアクセス処理を終了し、接続結果表示処理を行う。
次に、図14を用いて接続結果表示処理(図11のS17)について説明する。複合機10のCPU11は、表示データを初期化する(S51)。複合機10のCPU11は、Status情報があるかを判断し(S52)、Status情報があれば(S52:YES)、Status情報を端末装置50の画面(表示部58)に表示する(S53)。これによって、エントリ情報を取得できなかったことが、ユーザに報知される。つまり、この場合は、複合機10からディレクトリサーバ30のエントリ情報を利用できないということが報知されたことになる。
Status情報がなければ、複合機10のCPU11は、端末装置50の画面(表示部58)に「Status:OK」と表示し(S54)、カウンタ値を1に初期化する(S55)。そして、複合機10のCPU11は、表示情報としてワークメモリ12aに保存されているエントリ情報の一番目のエントリ情報を読み出す(S56)。
複合機10のCPU11は、接続設定画面において、シークレットモード(「Settingfor Connection Test」の「Secret Mode」)のチェックがされていれば(S57:Yes)、表示情報としてワークメモリ12aに保存されているエントリ情報の内容の最初と最後の文字以外をxに変更して、情報の一部が表示されないようにする(S58)。つまりシークレットモードでは、個人情報やパスワード等の容易に知られては困る情報を報知しないようにする。
複合機10のCPU11は、接続設定画面において、ディレクトリ毎(「Setting forConnection Test」の「Directory Check」)のチェックがされているかを判断し(S59)、チェックがされていれば(S59:Yes)、そのエントリ情報が検索されたディレクトリを画面に表示するようにセットする(S60)。
複合機10のCPU11は、接続設定画面において、「Full Attribute Check」(「Setting for Connection Test」の「Full Attribute Check」)のチェックがされているかを判断し(S61)、チェックがされていなければ(S61:No)、図15に示すように、エントリ情報の指定Attribute値を画面(端末装置50の表示部58)に表示する(S62)。図15では、「Number of Entry」が1、「Directory Check」がチェックされている場合の画面表示の例を示す。したがって、ディレクトリが表示されている。また図16は、「Number of Entry」が3で、シークレットモードの指定がされている場合の画面表示の例を示す。シークレットモードでは、エントリ情報の一部が認識されない態様で表示されている。このような表示を行うことにより、情報漏洩の危険性が低くなる。
複合機10のCPU11は、接続設定画面において、「Full Attribute Check」(「Setting for Connection Test」の「Full Attribute Check」)のチェックがされていれば(S61:Yes)、エントリ情報の内容を全部表示するようにセットする(S63)。そして、LDAPで使用するAttributeの項目名を付加し(S64)、LDAPで使うAttributeの文字の文字色を、例えば赤に変更し(S65)、このエントリ情報を画面に表示する(S66)。この場合の画面表示の例を図17に示す。図は、赤字にて表示されるところを太字にて表示している。このように、色を変えて表示することより、ユーザが情報を把握しやすくなる。
複合機10のCPU11は、カウンタ値がエントリ要求数に一致しているかを判断し(S67)、一致していれば、接続結果表示処理を終了する。
カウンタ値がエントリ要求数に一致していなければ(S67:No)、複合機10のCPU11は、保存されたエントリ情報の中に、次のエントリ情報があるかを判断する(S68)。なければ(S68:No)、接続結果画面表示処理を終了する。次のエントリ情報があれば(S68:Yes)、保存してある次のエントリ情報を読み出し(S69)、カウンタ値をインクリメントし(S70)、S57へ戻り、S62またはS66において、そのエントリ情報を画面に表示する。
図11に戻り、S17の接続結果表示処理が終了すると、複合機10のCPU11は、Nextボタンが押されたかを判断し(S18)、Nextボタンが押されれば(S18:Yes)、アクセス先のインデクスを1増やして(S19)、S16へ戻り、エントリアクセス処理(S16)、接続画面結果表示処理(S17)を繰り返す。
Nextボタンが押されずに(S18:No)、Prevボタンが押されれば(S20:Yes)、複合機10のCPU11は、アクセス先のインデクスを1減らして(S21)、S16へ戻り、エントリアクセス処理(S16)、接続画面結果表示処理(S17)を繰り返す。
Closeボタンが押されなければ(S22:No)、複合機10のCPU11は、S18へ戻って、同様の処理を繰り返し、Closeボタンが押されれば(S22:Yes)、検索条件(図8参照)をメモリ16に保存し(S23)、全ての処理を終了する。すなわち、接続確認の処理が終了する。
以上の接続確認処理が終了した後に、複合機10から実際にデータを送信する場合の処理について、図18および図19を用いて説明する。ユーザは、送信するデータとなる原稿を複合機10にセットすると、ユーザによる入力部21からの入力待ち状態となる。ユーザは、次のいずれかの操作を入力部21から行う。(1)送信先のFAX番号を複合機10のボタンを操作して直接入力をする(S210:Yes)。(2)複合機10のワンタッチダイヤルボタンを押下する(S220:Yes)。(3)複合機10のスピードダイヤル呼び出しを利用する(S230:Yes)。(4)登録された電話帳を参照するため、送信先情報を検索する操作をする(S240:Yes)。
(1)の操作が行われた場合には(S220:Yes)、所定のFAX番号が入力された後送信ボタン21eが押下されると(S270:Yes)、複合機10にセットされた原稿を読み取り(S280)、入力ボタン21aにより入力されたFAX番号やメールアドレスに対してデータの送信処理を行う(S290)。また、(2)および(3)の操作が行われた場合には(S230:Yes,又はS240:Yes)、ワンタッチダイヤルボタン又はスピードダイヤルに対応付けて記憶された送信先情報をメモリ16から読み出し(S250)、読み出された送信先情報におけるFAX番号やメールアドレスに対してデータの送信処理を行う(S270からS290)。したがって、(1)から(3)の場合には、ディレクトリサーバ30内のエントリ情報の検索は行われない。
(4)の操作が行われた場合には(S240:Yes)、複合機10は、メモリ16に記憶された検索条件でディレクトリサーバ30内に登録されたエントリ情報、又は、複合機10内に登録された電話帳を検索する(S260)。そして、検索されたエントリ情報から、データ送信を行うためのファクシミリ電話番号検索、メール送信を行うためのメールアドレスが読み出され、データの送信処理が行われる(S270からS290)。
次に、S260におけるアドレス帳検索処理について、図19のフローチャートを用いて、詳細に説明する。
まず、ユーザにより検索ボタン21gが押下されると(図18におけるS240:Yes)、検索文字列入力および検索指示待ち状態となる(S310)。ここで例えば、ユーザが入力ボタン21aを操作して“Yamada”を入力して決定ボタン21dを押下した場合、ディレクトリサーバ30に記憶されているデータベース34c中から検索条件に合うエントリ情報を検索し、取得する(S320)。
ディレクトリサーバ30に記憶されているデータベース34cの中からエントリ情報を検索する際には、メモリ16に記憶された検索条件を元にエントリ情報が検索される。すなわち、図8で設定した検索条件では、「JP」のディレクトリ内であり、「YourCompany」のディレクトリ内に位置する「KaihatuCenter」のディレクトリ内におけるエントリ情報が検索される。具体的には、図5に示す「Dai1 Kaihatubu」および「Dai2 Kaihatubu」のディレクトリ内に格納されたエントリ情報が検索対象となる。
続いて、S330に移行し、複合機10のメモリ16に記憶された電話帳の中から、S310で入力された検索文字列を検索条件として、エントリ情報が検索される。なお、本実施例では、ディレクトリサーバ30の検索を行ってからメモリ16内の検索を行っているが、特にこの順番に限られるものではない。
S320及びS330で検索した結果、該当するエントリ情報がなかった場合には、その旨を表示し(S350)、再びS310の検索文字入力画面に戻り、ユーザからの入力待ち状態となる。
一方、S320及びS330で検索した結果、該当するエントリ情報が検索された場合は、検索結果リスト(エントリ情報のうち氏名の部分)を表示パネル22pに表示する。ディレクトリサーバ30のデータベース34cに記憶されたエントリ情報のうち、「Taro Yamada」および「Jiro Yamada」が該当するので(図5参照)、これらを検索結果リストとして表示パネル22pに表示する。なお、この検索結果リストには、メモリ16内に記憶された電話帳から該当するエントリ情報があれば、そのエントリ情報についても検索結果リストとして合わせて一覧表示される(S360)。
続けて、S370では、S360にて一覧表示した検索結果リストの中から、ユーザがいずれかを送信先として選択指示する選択指示待ち状態となる。ユーザは、選択ボタン21cを押下することにより、一覧表示した検索結果リストの中から任意の送信先を選択指示できる。そして、図18のS270へ移行する。
なお、ディレクトリサーバ30のデータベース34cから検索されたエントリ情報について、選択ボタン(右三角キー)21cを操作することで、さらにそのエントリ情報についての詳細情報を表示するようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様を採ることができる。
例えば、本実施形態では、「SearchRoot」を設定登録する際に入力されるキーワードは、ディレクトリ名の一部であるが、それに限らず、ディレクトリ名に付加された付属情報がディレクトリと合わせて記憶されている場合には、その付属情報で検索することも可能である。
また、このようにディレクトリに付属情報が合わせて記憶されている際には、キーワードにより複数のディレクトリが検索された場合に、ディレクトリごとに付加された付属情報を合わせて表示するようにしてもよい。
また、検索条件として入力したキーワード部分の色を変えるなど、強調して表示するようにしてもよい。
本発明のデータ送信システムの一例を示す概略図。 複合機の電気的構成例を示すブロック図。 操作パネルの例を示す図。 ディレクトリサーバの電気的構成例を示すブロック図。 ディレクトリサーバ内のツリー構造の例を示す図。 ディレクトリサーバ内のエントリ情報の例を示す図。 端末装置の電気的構成例を示すブロック図。 ディレクトリサーバへの接続設定画面の例を示す図。 ディレクトリ検索処理の一例を示すフローチャート。 ディレクトリ検索結果一覧を表示する表示画面の例を示す図。 接続確認処理の一例を示すフローチャート。 エントリアクセス処理の一例を示すフローチャート。 エントリ情報取得を概念的に示す図。 接続結果表示処理の一例を示すフローチャート。 接続確認結果表示画面の第一例を示す図。 接続確認結果表示画面の第二例を示す図。 接続確認結果表示画面の第三例を示す図。 データ送信処理の一例を示すフローチャート。 アドレス帳検索処理の一例を示すフローチャート。
符号の説明
1 アドレス情報検索システム
10 複合機(アドレス情報検索装置)
11 CPU
12 RAM
16 メモリ
25 FAX部(データ送信手段)
30 ディレクトリサーバ(情報管理装置)
34c データベース
50 端末装置(設定装置)
58 表示部(表示手段)
100 有線通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 複数の階層別に構成され、各階層には複数のディレクトリを有し、そのディレクトリごとにそれぞれアドレス情報を記憶する情報管理装置から前記アドレス情報を取得し使用するアドレス情報検索装置と、前記アドレス情報検索装置が前記情報管理装置から前記アドレス情報を取得するための設定操作を受け付ける設定装置と、を備えたアドレス情報検索システムであって、
    前記設定装置は、
    使用者により入力されたキーワードを検索条件として、前記複数のディレクトリから特定ディレクトリを検索するディレクトリ検索手段と、
    前記ディレクトリ検索手段により検索された前記特定ディレクトリを設定登録する登録手段と、を備え、
    前記アドレス情報検索装置は、
    前記登録手段により設定登録された前記特定ディレクトリより下位の階層に記憶された前記アドレス情報の中から、任意のアドレス情報を検索するアドレス情報検索手段と、
    前記アドレス情報検索手段により検索された任意のアドレス情報を取得する取得手段と、
    を備えることを特徴とするアドレス情報検索システム。
  2. 前記設定装置は、
    前記ディレクトリ検索手段により特定ディレクトリが複数検索された場合に、その検索された特定ディレクトリを全て表示手段に一覧表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段により表示された特定ディレクトリの中から使用者の操作により一の特定ディレクトリを選択する選択手段と、をさらに備え、
    前記登録手段は、前記選択手段により選択された特定ディレクトリを設定登録することを特徴とする請求項1に記載のアドレス情報検索システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記表示手段に表示される特定ディレクトリの上位の階層の位置するディレクトリ情報を、前記特定ディレクトリと対応付けて表示することを特徴とする請求項2に記載のアドレス情報検索システム。
  4. 前記アドレス情報は、データを送信するための送信先情報を含んでおり、
    前記アドレス情報検索装置は、前記取得手段により取得されたアドレス情報のうち、前記送信先情報の送信先として、データ送信手段にデータを送信させるデータ送信制御手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアドレス情報検索システム。
  5. コンピュータを、
    使用者により入力されたキーワードを検索条件として、アドレス情報が記憶された複数の階層ごとに配置された複数のディレクトリの中から特定ディレクトリを検索するディレクトリ検索手段と、
    前記階層検索手段により検索された前記特定ディレクトリを設定登録する登録手段と、 前記登録手段により設定登録された前記特定ディレクトリより下位の階層に記憶された前記アドレス情報を使用可能な条件とし、任意のアドレス情報を検索するアドレス情報検索手段と、
    前記アドレス情報検索手段により検索された任意のアドレス情報を取得する取得手段として機能させるアドレス情報検索プログラム。
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