JP6428234B2 - 長尺材の供給装置及び長尺材の供給方法 - Google Patents

長尺材の供給装置及び長尺材の供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、長尺材の供給装置及び長尺材の供給方法に関する。
長尺材を使用する製品の製造ラインでは、長尺材を一本ずつ供給する部品供給装置が使用されている。部品供給装置は、例えば、V溝が形成されたホッパーを有する。ホッパーの先端部には、V溝を閉鎖するプレートが取り付けられており、プレートにはV溝の幅が最も狭い部分に長尺材を一本だけ通過可能な開口部が形成されている。ホッパーは長尺材の長さ方向に振動可能なリニアフィーダの上に固定されており、V溝内に多数の長尺材を供給した状態でリニアフィーダを振動させると、V溝内で長尺材が先端側に向けて移動し、開口部から長尺材が一本だけ送り出される。他の長尺材は、プレートに当たるので移動が規制される。開口部から送り出された長尺材は、ロボットハンド等で掴まれ、製品等に組み付けられる。
ここで、従来の部品供給装置では、ロボットハンドの代わりに、回転する分離ドラムを開口部に近接して配置し、回転する分離ドラムの外周に形成された収容部が開口部と一致したときに、長尺材が一本取り出されるように構成されている。
また、別の従来の部品供給装置では、リニアフィーダ上で搬送される長尺材を吸着パッドで1つずつ順番にピックアップしている。この部品供給装置では、2つ以上の長尺材が同時に吸着パッドによるピックアップ位置に進入しないように、シャッター部材で2つ目以降の長尺材の移動を規制している。
特開昭63−106939号公報 実開昭59−105339号公報
従来の部品供給装置では、ピックアップされる一本の長尺材以外の他の長尺材は、長さ方向の先端部が分離ドラムの側面や、シャッター部材に当接することにより、同時に二本以上の長尺材が送り出されないようにしている。このために、他の長尺材の端面が分離ドラムの側面や、シャッター部材に当接したときに、他の長尺材の端面に負荷が加わる。例えば、長尺材が分離ドラム等より柔らかい材料から製造されていた場合には、長尺材の端面を傷付ける可能性がある。
本発明は、これらの事情に鑑み、一つの側面として、長尺材の端面に負荷を与えることなく一本ずつ確実に供給できるようにすることを目的とする。
実施形態の一観点によれば、複数の長尺材を収容する溝が長尺材の長さ方向に延在し、複数の前記長尺材の中から一本の前記長尺材を前記長尺材の長さ方向に平行な第1の方向に移動させる搬送部と、前記搬送部の駆動を制御する制御装置と、を含み、前記搬送部は、前記溝の底部が一本の前記長尺材を収容可能に形成され、前記第1の方向に一本の前記長尺材を移動させる第1のリニアフィーダと、前記溝内に収容された他の前記長尺材を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させる第2のリニアフィーダと、を有することを特徴とする長尺材の供給装置が提供される。
また、実施形態の別の観点によれば、長尺材の長さ方向に延びる溝内に収容された複数の長尺材の中の一番下の前記長尺材を第1のリニアフィーダで前記長尺材の長さ方向と平行な第1の方向に移動させながら、前記第1の方向で前記第1のリニアフィーダより先端側に配置された第2のリニアフィーダで前記溝内の他の前記長尺材を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させることを特徴とする長尺材の供給方法が提供される。
搬送方向が反対に設定された第1のリニアフィーダと第2のリニアフィーダを協働させることにより、長尺材の端部に接触することなく、長尺材を一本ずつ供給することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給装置の概略構成の一例を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給装置の概略構成における直線分離部の一例を示す正面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給装置の概略構成における直線分離部のXZ平面の一例を示す断面図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法において長尺材を移載部に搬送する工程の一例を説明する図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法において長尺材を移載部から直線分離部に搬送する工程の一例を説明する図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法において長尺材が直線分離部に搬送された状態の一例を説明する図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法の直線分離部で長尺材を搬送する工程の一例を説明する図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法の直線分離部で長尺材を搬送する工程の一例を説明する図である。 図9は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法の直線分離部で長尺材を搬送する工程の一例を説明する図である。 図10は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方向の直線分離部で搬送した長尺材をピックアップする工程の一例を説明する図である。 図11は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法においてカメラを使用した長尺材の搬送過程の制御の一例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法においてカメラで取得した画像の一例を示す図である。 図13は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法においてカメラで取得した画像であって、他の長尺材が突出した状態の一例を示す図である。 図14は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給方法においてカメラで取得した画像であって、他の長尺材が閾値を超えて突出した状態の一例を示す図である。 図15は、本発明の第2の実施の形態に係る長尺材の供給装置の概略構成の一例を示す斜視図である。 図16は、本発明の第2の実施の形態に係る長尺材の供給装置の概略構成における直線分離部の一例を示す正面図である。 図17は、本発明の第1の実施の形態に係る長尺材の供給装置の概略構成における直線分離部のXZ平面の一例を示す断面図である。 図18は、本発明の第2の実施の形態に係る長尺材の供給方法において長尺材を移載部に搬送する工程の一例を説明する図である。 図19は、本発明の第2の実施の形態に係る長尺材の供給方法において長尺材を移載部から直線分離部に搬送する工程の一例を説明する図である。 図20は、本発明の第2の実施の形態に係る長尺材の供給方法において長尺材を移載部から直線分離部に搬送する工程の一例を説明する図である。
発明の目的及び利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素及び組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、典型例及び説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
(第1の実施の形態)
図1に長尺材の供給装置1(以下、供給装置1という)の概略構成を示す。
供給装置1は、多数の長尺材Wを載置し、長尺材Wを矢印D1方向(第3の方向)に搬送する供給部10を有する。供給部10のD1方向の一方の端部側には、移載部11と、直進分離部12(搬送部)が順番に配置されている。直進分離部12は、矢印D2方向(第1の方向)に一本の長尺材Wを搬送する機構を有する。さらに、供給装置1には、供給装置1の各部10〜12の制御を司る制御装置13が設けられている。ここで、供給装置1の供給対象となるワーク又は部品である長尺材Wは、細長い直線状の剛体又は、柔軟性を有する部材である。長尺材Wの断面形状は、円形や楕円、四角など、様々な形状でも良い。このような長尺材Wとしては、例えば、光ファイバーがある。長尺材Wの用途は、材料は様々な変更が可能である。
供給部10は、多数の長尺材Wを載置可能なリニアフィーダ21を有する。リニアフィーダ21は、ベース21A上に多数の長尺材Wを載せる架台21Bが配置されている。ベース21A内には、長尺材Wが一定の方向に移動するように架台21Bを振動させる不図示の機構が内蔵されている。架台21Bは、例えば、ベース21Aに直接に固定されたり、ゴムを介して固定されたり、板バネ等の弾性部材を介して連結されたりしている。このような構成によって、リニアフィーダ21は、ベース21Aによって架台21Bを振動させて長尺材Wを一定の方向に移動させることが可能になっている。この供給装置1において、リニアフィーダ21の搬送方向は、矢印D1に示すように、細長の長尺材Wが延びる長さ方向(X方向)と直交するY方向である。Y方向は、供給部10、移載部11及び直進分離部12の配列方向である。リニアフィーダ21のX方向の長さは、長尺材Wの長さに等しいか、長尺材Wの長さ以上である。
さらに、供給部10は、リニアフィーダ21の移載部11側の端部の上方に、ガイド22を有する。ガイド22は、不図示の支持部材によって、例えばリニアフィーダ21のベース21Aに固定されている。ガイド22の下面は、移載部11に向かって直線的に下がる勾配を有する。ガイド22の下面が最も低い位置では、ガイド22とリニアフィーダ21の架台21Aの上面の間には、長尺材Wが1本〜数本通過できるだけの空間が形成されている。
移載部11は、X方向に平行に延びる分離板31と固定板32とを有する。分離板31は、供給部10に接して、又は僅かな隙間を有して配置されている。さらに、分離板31は、不図示のエアシリンダや、モータなどの駆動機構に連結されており、X方向及びY方向に直交するZ方向、図1においては上下方向への往復移動が可能である。分離板31の移動範囲は、上端が供給部10のリニアフィーダ21の上面と略一致、又は上面より下がる高さから、固定板32及び直線分離部12より上方の位置までである。固定板32は、分離板31より直線分離部12側に固定されている。分離板31及び固定板32は、上端部が直進分離部12に向かって下がる勾配を有する。固定板32は、傾斜する上端部において、直線分離部12側の最も低い部分が、直線分離部12の上端部と略一致する高さ、又はそれ以上の高さになっている。
直進分離部12は、移載部11に隣接して配置されるリニアフィーダ41(第1のリニアフィーダ)を有する。リニアフィーダ41の上方には、サイドガイド42が配置されている。リニアフィーダ41及びサイドガイド42のX方向の長さは、長尺材Wの長さに等しいか、長尺材Wの長さ以上である。図2に正面図を示すように、リニアフィーダ41及びサイドガイド42は、全体として略V字形の溝(V溝)43を有する。V溝43の一番下の底部43Aは、主にリニアフィーダ41側に形成され、一本の長尺材Wが収容可能なサイズになっている。一例としては、リニアフィーダ41側のV溝43の底部43Aは、長尺材Wの半径に略等しい深さを有し、最大幅が長尺材Wの直径に略等しい。V溝43の上側の溝部43Bは、サイドガイド42に形成されている。ここで、リニアフィーダ41は、ベース41Aと、振動する架台41Bとを有する。ベース41Aは、架台41Bの側方に配置されているが、下方に配置しても良い。リニアフィーダ41の振動機構は、リニアフィーダ21と同様である。また、サイドガイド42は、不図示の支持部材によって固定されており、リニアフィーダ41とサイドガイド42の間には、リニアフィーダ41の振動を阻害しない程度の隙間が形成されている。
図1及び図1のA矢視図である図3に示すように、リニアフィーダ41及びサイドガイド42は、X方向に延びている。リニアフィーダ41のD2方向の先端側には、ガイド部材45が配置されている。ガイド部材45は、リニアフィーダ41と同様の底部43Aが同軸上に形成されており、リニアフィーダ41の振動を阻害しない距離だけ離れた位置に固定された搬送路である。また、リニアフィーダ41とガイド部材45の間の距離は、長尺材Wが撓んでも先端部がガイド部材45に衝突することを防止できる距離である。また、ガイド部材45の端面は、リニアフィーダ41からガイド部材45への長尺材Wの移動を容易にするために面取り処理することが望ましい。
さらに、サイドガイド42のD2方向の一端部側で、ガイド部材45の上方には、リニアフィーダ46(第2のリニアフィーダ)が配置されている。リニアフィーダ46は、ベース46Aと、振動する架台46Bとを有する。ベース46Aは、架台46Bの側方に配置されている。ベース46Aは、図示を省略する反対側にも配置しても良い。リニアフィーダ46の振動機構は、リニアフィーダ21と同様である。リニアフィーダ46による長尺材Wの搬送方向は、X方向で、かつリニアフィーダ41による長尺材Wの搬送方向の反対側であるD2方向(第2の方向)になるように制御装置13によって制御される。リニアフィーダ46は、サイドガイド42と同様の溝部43Bが同軸上に形成されており、振動時にサイドガイド42に衝突しない距離だけ離して配置されている。サイドガイド42とリニアフィーダ46の間の距離は、長尺材Wが撓んでも先端部がリニアフィーダ46に衝突することを防止できる距離である。また、リニアフィーダ46の端面は、サイドガイド42からリニアフィーダ46への長尺材Wの移動を容易にするために面取り処理することが望ましい。
さらに、ガイド部材45のD2方向の先端側には、リニアフィーダ48が配置されている。リニアフィーダ48は、ベース48Aと、振動する架台48Bとを有する。ベース48Aは、架台48Bの側方に配置されている。リニアフィーダ48の振動機構は、リニアフィーダ21と同様である。リニアフィーダ48は、X方向に延びており、振動時には長尺材W1をX方向で、かつリニアフィーダ41と同じ方向に搬送するように制御装置13によって制御される。リニアフィーダ48には、リニアフィーダ41及びガイド部材45と同様の凹形の底部43Aが同軸上に形成されている。リニアフィーダ48とガイド部材45の間には、リニアフィーダ48の振動を阻害しない隙間が形成されている。リニアフィーダ48とガイド部材45の間の距離は、長尺材Wが撓んでも先端部がリニアフィーダ48に衝突することを防止できる距離である。また、リニアフィーダ48の端面は、ガイド部材45からリニアフィーダ48への長尺材Wの移動を容易にするために面取り処理することが望ましい。
さらに、リニアフィーダ46の一端部で、ガイド部材45の上方には、サイドガイド49が配置されている。サイドガイド49には、リニアフィーダ46及びサイドガイド42と同様の溝部43Bが同軸上に形成されており、不図示の支持部材で固定されている。サイドガイド49とリニアフィーダ46の間には、リニアフィーダ46の振動を阻害しない隙間が形成されている。リニアフィーダ46とサイドガイド49の間の距離は、長尺材Wが撓んで先端部がサイドガイド49に衝突することを防止できる距離である。また、サイドガイド49の端面は、リニアフィーダ46からサイドガイド49への長尺材Wの移動を容易にするために面取り処理することが望ましい。
また、リニアフィーダ48及びサイドガイド49の上方には、カメラ47が配置されている。カメラ47は、リニアフィーダ48及びサイドガイド49を平面視した画像信号を作成し、制御装置13に出力するように構成されている。
制御装置13は、各フィーダ21,41,46を駆動又は停止させる制御信号を出力するように構成されている。また、移載部11の分離板31の駆動制御を実施する。さらに、制御装置13は、カメラ47で取得した画像データを取得し、画像処理を行い、前進用のリニアフィーダ41,48と後進用のリニアフィーダ46の駆動制御を行うように構成されている。
次に、供給装置1による長尺材Wの供給方法について説明する。
最初に、図1に示すように、作業者又は不図示のロボットが、供給部10上に任意の数の長尺材Wを載せる。このとき、長尺材Wの長軸は、X方向に略平行に配置する。この後、制御装置13が供給部10に対して制御信号を出力し、リニアフィーダ21をY方向に振動させる。図2に示すように、リニアフィーダ21の振動に伴って、長尺材Wが一端部に向けて矢印D1方向に移動する。この際、図4に示すように、移載部11に向かって移動する長尺材Wの数量がガイド22によって減少させられる。リニアフィーダ21とガイド22の間からは、所定数の長尺材Wが移載部11に向けて移動する。なお、長尺材Wが柔軟性を有し、一部が絡まっている場合には、リニアフィーダ21で振動を与えることにより、長尺材W同士の絡みが解かれる。
供給部10上のリニアフィーダ21上を搬送された長尺材Wは、移載部11に導入される。移載部11は、制御装置13から駆動信号に従って分離板31を周期的に上下動させている。このために、図4に示すように、分離板31が下がっているときに、複数の長尺材Wが、リニアフィーダ21と固定板32、分離板31の間に形成された空間11Aに入り込む。分離板31が最も下がったときの空間11Aの大きさは、直進分離部12のV溝43に収容可能な長尺材Wの数に応じて設定されている。
この後、図5に示すように、分離板31が上昇すると、分離板31によって空間11A内の長尺材Wが押し上げられる。分離板31が最も上昇すると、長尺材Wが供給部10及び直線分離部12より高い位置まで上げられる。ここで、分離板31の上端は、直線分離部12に向けて下り勾配を有するので、空間11A内にあった複数の長尺材Wが直線分離部12に移動する。空間11Aの容量と分離板31の移動周期は決まっているので、直線分離部12に供給される長尺材Wの量と、供給タイミングは一定に制御される。なお、制御装置13は、分離板31を一度、上昇させたら、予め定められた時間、例えば、供給した長尺材Wの全てが搬出されるまで、又は一定数の長尺材Wが搬出されるまで上昇した状態を維持させる。また、この間、上昇した分離板31によって他の長尺材Wの移載部11への進入は、停止される。長尺材Wは、側部の広い領域で分離板31に当接するので、長尺材Wが分離板31で破損することはない。制御装置13は、次に長尺材Wを直線分離部12に供給するまでの間、供給部10のリニアフィーダ21を停止させても良い。
図6に示すように、直線分離部12に供給された一定量の長尺材Wは、V溝43内に収容される。一番下の長尺材Wは、V溝43の底部43A、即ちリニアフィーダ41に収容される。この状態で、制御装置13は、リニアフィーダ41に制御信号を出力し、矢印に示すように底部43A内の一本の長尺材WをD2方向に前進させるように振動させると、図7に示すように、リニアフィーダ41の振動によって底部43A内の一本の長尺材Wが前方のガイド部材45に向けて搬送される。さらに、図8に示すように、制御装置13は、リニアフィーダ46に制御信号を出力して溝43内の他の長尺材WをD3方向に後退させるように振動させる。一番下の長尺材Wがリニアフィーダ41で前進させられることに伴って、その上の数本の長尺材Wも前進することがあるが、ガイド部材45の上方に配置されたリニアフィーダ46が後側に長尺材Wを搬送するように振動しているので、一番下の長尺材Wに連なって前進した数本の長尺材Wは、サイドガイド42に戻される。なお、リニアフィーダ46は、一番下の長尺材Wに全く接触しないか、殆ど接触していないため、リニアフィーダ41による搬送が優位に作用する。このために、一番下の長尺材Wが、リニアフィーダ41側に戻されることはない。
制御装置13は、カメラ47で長尺材Wの搬送過程を撮像しつつ、リニアフィーダ41,46を制御して一番下の長尺材Wのみを搬出し、さらに先端側に配置されたリニアフィーダ48に送り出す。リニアフィーダ48は、リニアフィーダ41と同期して振動させているので、図9に示すように、長尺材Wはさらに前進し、リニアフィーダ48の一端部から長尺材Wの先端が突出する。制御装置13は、不図示のセンサ等により長尺材Wの先端が予め定められた量だけリニアフィーダ48の一端部から送り出されたことを確認したら、リニアフィーダ41,46,48を停止させる。さらに、図10に示す多関節ロボット48等で一本の長尺材Wをピックアップする。長尺材Wは、不図示の製品の予め定められた位置に取り付けられる。
ここで、図8及び図9を参照して説明した直線分離部12におけるカメラ47を使用した長尺材Wの搬送過程の制御の具体例について、図11のフローチャートを主に参照して説明する。なお、長尺材Wの搬送過程の制御は、本実施の形態に必須の要素ではない。
ステップS101で、制御装置13は、最初にリニアフィーダ41を長尺材Wの長さ方向に平行なD2方向に前進させ、リニアフィーダ46をD2方向と反対のD3方向に後進させる。制御装置13は、ステップS102において、一本の長尺材Wが予め定められた位置に搬送されたことを不図示のセンサで検出するまで、ステップS101からステップS105の処理を繰り返す。一本の長尺材Wが予め定められた位置に搬送されたことを検出したら、ステップS106に進み、リニアフィーダ41,46,48を停止させ、ここでの処理を終了する。
ステップS103では、直線分離部12のカメラ47が、リニアフィーダ48及びサイドガイド49の平面視における画像を取得し、制御装置13に出力する。制御装置13は、画像処理を行って長尺材Wのエッジを検出するなどして長尺材Wの位置及び本数を計算する。例えば、図12に一例を示すように、カメラ47で撮影した画像51の中央に一本の長尺材Wのみが存在する場合には、制御装置13は、搬送対象の長尺材Wが一本のみ搬送できていると判定し、ステップS101に戻って搬送処理を継続する。なお、図12の画像51は、図7に示す搬送過程でリニアフィーダ48及びサイドガイド49を上方から撮影したもので、ガイド部材49の溝部43Bと、リニアフィーダ48の架台48Bの底部43Aと、一本の長尺材Wとを映した状態を示している。なお、画像51には、リニアフィーダ46の先端部も一部含まれている。
また、ステップS103において、図13に一例を示すように、カメラ47で撮影した画像52の中央に長尺材W1が一本存在するが、他の長尺材W2,W3の存在も確認される場合、制御装置13は、他の長尺材W2,W3の後進用のリニアフィーダ46の先端からX方向に突出する突出長さL1を画像処理によって算出する。続いて、制御装置13は、突出長さL1と予め定められた閾値Laとを比較し、閾値La未満であれば、一番下の長尺材W1を一本だけ搬送できると判定し、ステップS101に戻って搬送処理を継続する。
これに対し、図14に一例を示すように、画像53の他の長尺材W2,W3の突出長さL2が閾値La以上であれば、制御装置13は長尺材W1を一本だけ搬送できないと判定する。この場合、ステップS104に進み、制御装置13が前進用のリニアフィーダ41に制御信号を出力して停止させる。これにより、後進用のリニアフィーダ46のみが駆動するので、他の長尺材W2,W3がサイドガイド42に戻される。一番下の長尺材W1は、他の長尺材W2,W3の後退により引き戻される。
ステップS105において、制御装置13は、全ての長尺材W1〜W3が画像中に存在しなくなったことを確認したら、ステップS101に戻り、搬送処理を最初から実行する。それ以外の場合は、ステップS104を継続する。なお、制御装置13は、ステップS104で、他の長尺材W2,W3が後退しても一番下の一本の長尺材W1が残る場合には、他の長尺材Wのリニアフィーダ46からの突出長さL1,L2が閾値La未満であれば、ステップS101に戻って搬送処理を再開するように制御しても良い。また、ステップS104及びステップS105で長尺材Wを一度戻した場合に、制御装置13は、前進用のリニアフィーダ41と、後進用のリニアフィーダ46の振動強度や振幅を予め定められたステップで増加又は低下させることにより、長尺材Wを前進させる力と後退させる力のバランスを変化させた後にステップS101に戻るように構成しても良い。特に、振動強度や振幅を増大させることにより、長尺材W同士の絡まりが解消されてスムーズに一本の長尺材Wが搬送できるようになる。
以上、説明したように、供給装置1では、溝43の底部43Aに収容された一本の長尺材Wをフィーダ41で、長尺材Wの長さ方向に平行な搬送方向である第1の方向D2に搬送しながら、溝43内の他の複数の長尺材Wをフィーダ46で反対側の第2の方向D3に搬送するようにした。即ち、供給装置1によれば、搬送方向が反対となる2つのリニアフィーダ41,46を協働させることにより、一本の長尺材Wのみを搬送することが可能になる。他の長尺材Wの端面に壁面に押し当てることにより、他の長尺材Wの搬送方向への移動を規制する場合に比べて、長尺材Wの端面に負荷が加わることを防止できる。
また、後進用のリニアフィーダ46を前進用のリニアフィーダ41より搬送方向の先端側に配置したので、リニアフィーダ41による一本の長尺材Wの搬送に伴って移動する他の長尺材Wの移動を抑制し易い。
さらに、カメラ47で長尺材Wの搬送過程を監視し、リニアフィーダ41,46の駆動制御を調整することにより、他の長尺材Wの第2のリニアフィーダ46からの突出長さを制御するようにしたので、一本の長尺材Wを確実に搬送することが可能になる。なお、制御装置13は、リニアフィーダ48の駆動開始及び停止は、リニアフィーダ41と同時でも良いし、溝43内の一番下の長尺材Wがリニアフィーダ48に搬送されたときだけ駆動させても良い。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態について図面を参照して説明する。第1の実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、第1の実施の形態と重複する説明は省略する。
図15に長尺材の供給装置61(以下、供給装置61という)の概略構成を示す。この実施の形態の供給装置61は、移載部11から長尺材Wが搬入される部分にリニアフィーダ65(第3のリニアフィーダ)が設けられている。
より詳細には、直進分離部12は、移載部11に隣接して配置されるリニアフィーダ41を有する。リニアフィーダ41上にはリニアフィーダ65が配置されている。リニアフィーダ41,65のX方向の長さは、長尺材Wの長さに等しいか、長尺材Wの長さ以上である。図16の断面図に示すように、リニアフィーダ41,65には、全体として略V字形の溝(V溝)43が形成されている。V溝43の一番下の底部43Aは、主にリニアフィーダ41側に形成され、一本の長尺材Wが収容可能なサイズになっている。ここで、リニアフィーダ65は、ベース65Aと、振動する架台65Bとを有する。架台65Bには、V溝43を構成する溝部43Bが形成されている。ベース65Aは、図示を省略する反対側にも配置しても良い。架台65Bによる長尺材Wの搬送方向は、下側のリニアフィーダ41と反対側、即ち長尺材Wを後退させる方向である。ベース65Aは、架台65Bの側方に配置されているが、下方に配置しても良い。リニアフィーダ65の振動機構は、リニアフィーダ21と同様である。また、リニアフィーダ41とリニアフィーダ65の間には、互いの振動を阻害しない程度の隙間が形成されている。
制御装置13は、各リニアフィーダ21,41,46,65を駆動又は停止させる制御信号を出力するように構成されている。また、移載部11の分離板31の駆動制御を実施する。さらに、制御装置13は、カメラ47で取得した画像データを取得し、画像処理を行い、前進用のリニアフィーダ41と後進用のリニアフィーダ46,65の駆動制御を行うように構成されている。供給装置61のその他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
次に、供給装置1による長尺材Wの供給方法について説明する。
制御装置13が供給部10に対して制御信号を出力し、リニアフィーダ21をY方向に振動させ、リニアフィーダ21上の長尺材Wを移載部11に移動させる。さらに、移載部11からは、略一定の数の長尺材Wが直線分離部12に搬入される。図16及び図17に示すように、直線分離部12では、一定量の長尺材WがV溝43内に収容される。一番下の長尺材Wは、主にV溝43の底部43A、即ちリニアフィーダ41に収容される。他の長尺材Wは、リニアフィーダ65に収容される。
この状態で、制御装置13は、リニアフィーダ41を前進させ、リニアフィーダ46,65を後退させる。すると、図18に示すように、リニアフィーダ41の振動によって底部43A内の一本の長尺材Wが前方のガイド部材45に向けて搬送される。一番下の長尺材Wの前進に伴って、その上の数本の長尺材Wも前進することがあるが、2つのリニアフィーダ46,65が後側に長尺材Wを搬送するように振動しているので、一番下の長尺材Wに連なって前進した数本の長尺材Wは前進しない。なお、リニアフィーダ46,51は、一番下の長尺材Wに全く接触しないか、殆ど接触しないので、リニアフィーダ41による搬送が優位に作用する。このために、一番下の長尺材Wがリニアフィーダ41側に戻されることはない。
図19に示すように、制御装置13は、カメラ47で長尺材Wの搬送過程を撮像しつつ、リニアフィーダ41,46,65を制御して一番下の長尺材Wのみを搬出し、さらに一端側に配置されたリニアフィーダ48に送り出す。リニアフィーダ48は、リニアフィーダ41と同期して振動させているので、図20に示すように、長尺材Wはさらに前進する。そして、前進する一本の長尺材Wの先端部は、リニアフィーダ48の一端部から突出する。長尺材Wの先端が予め定められた本数だけリニアフィーダ48の一端部から送り出されたら、制御装置13はリニアフィーダ41,46,48,65を停止させる。さらに、不図示の多関節ロボット等で一本の長尺材Wをピックアップする。長尺材Wは、不図示の製品の予め定められた位置に取り付けられる。
ここで、供給装置51におけるカメラ47を使用した長尺材Wの搬送過程の制御は、図11のフローチャートを参照して説明した第1の実施の形態の処理と同様である。例えば、ステップS101で、制御装置13は、リニアフィーダ41を前進させ、リニアフィーダ46及びリニアフィーダ65を後進させる。制御装置13は、ステップS102において、一本の長尺材Wが予め定められた位置に搬送されたことを不図示のセンサで検出するまで、ステップS101からステップS105の処理を繰り返す。一本の長尺材Wが予め定められた位置に搬送されたことを検出したら、ステップS106に進み、リニアフィーダ41,46,48,65を停止させ、ここでの処理を終了する。
続くステップS103の処理は、第1の実施の形態と同様である。図14に一例を示すように、画像53中で後進用のリニアフィーダ46の先端からの他の長尺材W2,W3の突出長さL1が閾値La以上の場合は、ステップS104で、制御装置13が制御信号を出力してリニアフィーダ41を停止させ、リニアフィーダ46及びリニアフィーダ65を駆動させる。これにより、他の長尺材W2,W3がサイドガイド42に戻される。一番下の長尺材W1は、他の長尺材W2,W3の後退により引き戻される。ステップS105において、制御装置13は、全ての長尺材W1〜W3が画像中に存在しなくなったことを確認したら、ステップS101に戻り、搬送処理を最初から実行する。それ以外の場合は、ステップS104を継続する。なお、制御装置13は、ステップS104で、他の長尺材W2,W3が後退しても一番下の一本の長尺材W1が残る場合には、他の長尺材Wの突出長さL1が閾値La未満であれば、ステップS101に戻って搬送処理を再開するように制御しても良い。
ここで、ステップS104で、制御装置13は、搬送方向で先端側のリニアフィーダ46のみを駆動させ、後端側のリニアフィーダ65は停止させても良い。また、ステップS104において、制御装置13は、最初にリニアフィーダ46のみを駆動させ、後端側のリニアフィーダ65は停止させ、予め定められた時間内に他の長尺材Wの長さや、全ての長尺材Wの長さをゼロにできない場合に、2つのリニアフィーダ46,65を同時に振動させるように構成しても良い。
このように供給装置61では、溝43の底部43Aに収容された一本の長尺材Wをリニアフィーダ41で長さ方向に平行な第1の方向D2に搬送しながら、溝43内の他の複数の長尺材Wをリニアフィーダ46,65で反対側の第2の方向D3に搬送するようにしたので、一本の長尺材Wのみを搬送することが可能になる。他の長尺材Wの端面に壁面に押し当てることにより、他の長尺材Wの搬送方向への移動を規制する場合に比べて、長尺材Wの端面に負荷が加わることを防止できる。
また、後進用のリニアフィーダ65を前進用のリニアフィーダ41の上方に配置し、2つの後進用のリニアフィーダ46,65でリニアフィーダ41による一本の長尺材Wの搬送に伴って移動する他の長尺材Wの移動を抑制するようにしたので、一本の長尺材Wのみを確実に搬送できる。
さらに、カメラ47で長尺材Wの搬送過程を監視し、リニアフィーダ41,46,65の駆動制御を調整することにより、一本の長尺材Wを確実に搬送することが可能になる。
ここで挙げた全ての例及び条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明及び概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例及び条件に限定することなく解釈するものであり、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換及び変形を施すことができる。
以下に、前記の実施の形態の特徴を付記する。
(付記1) 複数の長尺材を収容する溝が長尺材の長さ方向に延在し、複数の前記長尺材の中から一本の前記長尺材を前記長尺材の長さ方向に平行な第1の方向に移動させる搬送部と、前記搬送部の駆動を制御する制御装置と、を含み、前記搬送部は、前記溝の底部が一本の前記長尺材を収容可能に形成され、前記第1の方向に一本の前記長尺材を移動させる第1のリニアフィーダと、前記溝内に収容された他の前記長尺材を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させる第2のリニアフィーダと、を有することを特徴とする長尺材の供給装置。
(付記2) 前記第1のリニアフィーダから送り出された一本の前記長尺材を受け取る搬送路を有し、前記搬送路の上方に前記第2のリニアフィーダを配置したことを特徴とする付記1に記載の長尺材の供給装置。
(付記3) 前記第1のリニアフィーダの上方に前記第3のリニアフィーダを配置し、前記第3のリニアフィーダに前記溝内の他の前記長尺材を収容する部分が形成されていることを特徴とする付記1又は付記2に記載の長尺材の供給装置。
(付記4) 前記搬送路と、前記搬送路上の前記第2のリニアフィーダの画像を上方から取得する撮像装置を有し、前記制御装置は、前記撮像装置で撮影した画像を画像処理し、他の前記長尺材の前記第2のリニアフィーダからの突出長さが予め定められた長さ以上のときに、他の前記長尺材の前記突出長さが予め定められた長さ未満になるまで前記第1のリニアフィーダを停止させると共に前記第2のリニアフィーダを駆動させる制御信号を出力するように構成したことを特徴とする付記2又は付記3に記載の長尺材の供給装置。
(付記5) 前記搬送部に供給する複数の長尺材を前記第1の方向と直交する第3の方向に移動可能に載置する供給部と、前記供給部の前記第3の方向の搬送方向の先端部と、前記搬送部の前記第1のリニアフィーダの間に配置され、上下に往復移動可能な分離板と、を有することを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか一項に記載に長尺材の供給装置。
(付記6) 長尺材の長さ方向に延びる溝内に収容された複数の長尺材の中の一番下の前記長尺材を第1のリニアフィーダで前記長尺材の長さ方向と平行な第1の方向に移動させながら、前記第1の方向で前記第1のリニアフィーダより先端側に配置された第2のリニアフィーダで前記溝内の他の前記長尺材を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させることを特徴とする長尺材の供給方法。
(付記7)
他の前記長尺材の前記第2のリニアフィーダからの突出長さが予め定められた長さ以上である場合に、他の前記長尺材の前記突出長さが予め定められた長さ未満になるまで、前記第1のリニアフィーダを停止すると共に第2のリニアフィーダを駆動させることを特徴とする付記7に記載の長尺材の供給方法。
(付記8) 前記第1のリニアフィーダの上方に配置した前記第3のリニアフィーダを前記第2のリニアフィーダと同時に駆動させ、前記第2のリニアフィーダ及び前記第3のリニアフィーダで前記溝内の他の前記長尺材を前記第2の方向に移動させることを特徴とする付記6又は付記7に記載の長尺材の供給方法。
(付記9) 前記第1のリニアフィーダの上方に配置した前記第3のリニアフィーダを前記第2のリニアフィーダと同時に駆動させて前記溝内の他の前記長尺材を前記第2の方向に移動させ、前記長尺材の前記第2のリニアフィーダからの突出長さが予め定められた長さ以上である場合に、予め定められた時間が経過するまでの間は前記第1のリニアフィーダ及び前記第3のリニアフィーダを停止すると共に第2のリニアフィーダを駆動させ、予め定められた時間経過後に前記長尺材の前記第2のリニアフィーダからの突出長さが予め定められた長さ以上である場合に前記第1のリニアフィーダを停止すると共に第2のリニアフィーダ及び前記第3のリニアフィーダを駆動させることを特徴とする付記7に記載の長尺材の供給方法。
(付記10) 前記溝内に複数の前記長尺材を供給するにあたり、複数の前記長尺材を前記第1の方向と直交する第3の方向に移動させ、分離板を上下に往復移動させて予め定められた数の前記長尺材を前記溝内に供給することを特徴する付記6乃至付記9のいずれか一項に記載の長尺材の供給方法。
1,61 供給装置
12 直線分離部(搬送部)
13 制御装置
41 リニアフィーダ(第1のリニアフィーダ)
43 溝
43A 底部
43B 溝部
45 ガイド部材(搬送路)
46 リニアフィーダ(第2のリニアフィーダ)
65 リニアフィーダ(第3のリニアフィーダ)
D2 第1の方向
D3 第2の方向
La 閾値
W 長尺材

Claims (6)

  1. 複数の長尺材を収容する溝が長尺材の長さ方向に延在し、複数の前記長尺材の中から一本の前記長尺材を前記長尺材の長さ方向に平行な第1の方向に移動させる搬送部と、
    前記搬送部の駆動を制御する制御装置と、
    を含み、
    前記搬送部は、
    前記溝の底部が一本の前記長尺材を収容可能に形成され、前記第1の方向に一本の前記長尺材を移動させる第1のリニアフィーダと、
    前記溝内に収容された他の前記長尺材を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させる第2のリニアフィーダと、
    を有することを特徴とする長尺材の供給装置。
  2. 前記第1のリニアフィーダから送り出された一本の前記長尺材を受け取る搬送路を有し、前記搬送路の上方に前記第2のリニアフィーダを配置したことを特徴とする請求項1に記載の長尺材の供給装置。
  3. 前記第1のリニアフィーダの上方に第3のリニアフィーダを配置し、前記第3のリニアフィーダに前記溝内の他の前記長尺材を収容する部分が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の長尺材の供給装置。
  4. 前記搬送路と、前記搬送路上の前記第2のリニアフィーダの画像を上方から取得する撮像装置を有し、
    前記制御装置は、前記撮像装置で撮影した画像を画像処理し、他の前記長尺材の前記第2のリニアフィーダからの突出長さが予め定められた長さ以上のときに、前記他の前記長尺材の前記突出長さが前記予め定められた長さ未満になるまで前記第1のリニアフィーダを停止させると共に前記第2のリニアフィーダを駆動させる制御信号を出力するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の長尺材の供給装置。
  5. 長尺材の長さ方向に延びる溝内に収容された複数の長尺材の中の一番下の前記長尺材を第1のリニアフィーダで前記長尺材の長さ方向と平行な第1の方向に移動させながら、前記第1の方向で前記第1のリニアフィーダより先端側に配置された第2のリニアフィーダで前記溝内の他の前記長尺材を前記第1の方向と反対の第2の方向に移動させることを特徴とする長尺材の供給方法。
  6. 前記他の前記長尺材の前記第2のリニアフィーダからの突出長さが予め定められた長さ以上である場合に、前記他の前記長尺材の前記突出長さが前記予め定められた長さ未満になるまで、前記第1のリニアフィーダを停止すると共に前記第2のリニアフィーダを駆動させることを特徴とする請求項5に記載の長尺材の供給方法。
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