JP6425498B2 - 搬送装置、及び分析装置 - Google Patents

搬送装置、及び分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6425498B2
JP6425498B2 JP2014225358A JP2014225358A JP6425498B2 JP 6425498 B2 JP6425498 B2 JP 6425498B2 JP 2014225358 A JP2014225358 A JP 2014225358A JP 2014225358 A JP2014225358 A JP 2014225358A JP 6425498 B2 JP6425498 B2 JP 6425498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal arm
timing
feed screw
pair
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014225358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015111118A (ja
Inventor
陽介 村瀬
陽介 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Chemical Diagnostics Systems Co Ltd
Minaris Medical Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Medex Co Ltd
Hitachi Chemical Diagnostics Systems Co Ltd
Minaris Medical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Medex Co Ltd, Hitachi Chemical Diagnostics Systems Co Ltd, Minaris Medical Co Ltd filed Critical Kyowa Medex Co Ltd
Priority to JP2014225358A priority Critical patent/JP6425498B2/ja
Publication of JP2015111118A publication Critical patent/JP2015111118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6425498B2 publication Critical patent/JP6425498B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、搬送対象物を搬送する搬送装置、及び当該搬送装置を備えた分析装置に関する。
生体試料等の検体の分析において、凹部を有するプレートがしばしば用いられており、このプレートを用いる検体の分析においては、抗体が固相化された凹部に検体を分注する操作がしばしば行われる。このようなプレートを用いる検体の分析は、近年は、分析装置により自動で行われる。
この種の分析装置では、検体をプレートに分注するステージ、試薬をプレートに分注するステージ、プレートを所定の温度で所定時間保持するインキュベーター、検体の分析を行うステージ等の複数の搬送箇所がある。
プレートを上下方向に搬送するには、プレートを把持する把持装置を上下に移動する機構が必要となる。
把持装置等の装置を上下に移動する機構としては、例えば、特許文献1,2に開示されている機構を用いることが考えられる。
特開2006―105754号公報。 特開2009―53114号公報。
特許文献1の装置では、鉛直に配置された一対のボール送りねじ軸を備え、ボール送りねじ軸の上部がフレームに回転自在に支持されている。ボール送りねじ軸にはナットが螺合されており、ボール送りねじ軸を回転させることで、ナットを取り付けたヘッド本体ユニットが昇降する。
しかしながら、ボール送りねじ軸は、下部が支持されていないため、フレームに取り付けられた部分を中心に傾いたり、振れ回る場合があり、ヘッド本体ユニットを正規の位置に配置できない、搬送中にヘッド本体ユニットが安定しない等の懸念がある。
したがって、特許文献1の機構をハンドユニットの上下機構として用いると、ハンドユニットを搬送対象物の受け渡し箇所に適正に配置できず、搬送対象物をハンドユニットで適正に把持できなくなる、搬送対象物を安定した状態で搬送できなくなる等の不具合を生じる虞がある。
また、特許文献2の装置は、反応テーブルを一対のガイドで支持し、1本のねじ軸で上下に移動させている。しかしながら、反応テーブル上の搭載物の位置によって反応テーブルに作用する荷重の位置が偏ると、ガイドに負担が掛かり、昇降がスムーズに行われなくなる懸念がある。
したがって、特許文献2の機構を把持装置の上下機構として用いると、搬送対象物を安定した状態で搬送できなくなる虞がある。
本発明は上記事実を考慮し、プレートや、ディスポチップボックス等の搬送対象物の正確な受け渡し、及び搬送対象物の安定した搬送を行うことができる搬送装置、及び当該搬送装置を備えた分析装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の搬送装置は、搬送対象物を把持する把持装置と、
把持装置を支持する水平方向に延びる水平アームと、
前記把持装置及び前記水平アームを収容する筐体と、
前記筐体に取り付けられ、前記水平アームの長手方向両端部を支持して前記水平アームを上下方向に移動自在とする支持部材と、
前記支持部材に沿って延在する一対の送りねじと、
前記筐体に取り付けられ前記送りねじの上部、及び下部を回転自在に支持する軸受と、
前記水平アームの長手方向両端部に取り付けられ、前記送りねじに螺合するナットと、
前記一方の送りねじの回転と前記他方の送りねじの回転とを同期させる同期部材と、
前記同期部材を駆動する駆動装置と、
を備え、
前記同期部材は、前記送りねじの下端に取り付けられた一対の第1のタイミングプーリーと、前記一対の第1のタイミングプーリーに架け渡される無端のタイミングベルトと、を含んで構成されており、
前記駆動装置は、前記タイミングベルトが架け渡される第2のタイミングプーリーと、前記筐体の底部に取り付けられ前記第2のタイミングプーリーを回転させるモーターと、を含んで構成されており、
前記第2のタイミングプーリー、及び前記モーターは、前記筐体の底板に配置されると共に、前記水平アームの下方に位置する領域とは異なる領域に配置されている
請求項1に記載の搬送装置では、搬送を行う搬送対象物を把持装置で把持する。
把持装置を支持する水平アームは、支持部材によって両端部が支持され、上下方向に移動自在、即ち、昇降自在となっている。
搬送対象物を上下に搬送するには、駆動装置で同期部材を駆動する。
同期部材が駆動されると、鉛直方向に沿って延在する一対の送りねじが同期して回転する。
送りねじを回転させることで、送りねじに螺合したナットが取り付けられた水平アームを上下方向に移動することができる。
一対の送りねじを同期して回転させるので、水平アームを水平の状態を保ったまま上下移動させることができる。
同期して回転する一対の送りねじ、及びナットは、水平アームの水平の状態を保つように水平アームの両端部を支持するので、ナットにモーメントが作用せず、送りねじをスムーズに回転させることができる。このため、水平アームをスムーズに昇降させることができる。
仮に、1本の送りねじで水平アームの荷重を支持する場合、荷重の偏りによって水平アームが傾こうとする。傾こうとする水平アームを支持部材で支持すると、支持部材に大きな負担が掛かることになり、水平アームをスムーズに昇降させることができなくなる懸念があるが、請求項1に記載の搬送装置ではそのような懸念は生じない。
さらに、送りねじは、上部と下部が筐体に取り付けられた軸受で回転自在に支持されているので、傾いたり、振れ回ることは無く、把持装置を支持する水平アームを安定した状態で上下移動させることができる。
また、請求項1に記載の搬送装置では、一対の送りねじの内の一方の送りねじの下端に取り付けられた第1のタイミングプーリーと、他方の送りねじの下端に取り付けられた第1のタイミングプーリーとにタイミングベルトが架け渡されているので、一方の送りねじと他方の送りねじとを同期して回転させることが出来る。
さらに、請求項1に記載の搬送装置では、モーターを回転させることで、第2のタイミングプーリーを回転させ、第2のタイミングプーリーに架け渡されたタイミングベルトを駆動することができる。
さらに、請求項1に記載の搬送装置では、第2のタイミングプーリー、及びモーターを、筐体の底板に配置すると共に、水平アームの下方に位置する領域とは異なる領域に配置しているので、水平アームを下降させた際に、水平アームが第2のタイミングプーリー、及びモーターに干渉することが無い。したがって、水平アームを下降させて筐体の底部に近づけることができ、底部の近くに配置した搬送対象物を受け渡しすることが可能となり、また、上下方向の移動距離(ストローク)を大きくとることも可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の搬送装置において、前記一対の第1のタイミングプーリーと前記第2のタイミングプーリーとの間に架け渡される前記タイミングベルトが巻き掛けられ、前記一対の第1のタイミングプーリーを結ぶ仮想線と直交する方向へ前記タイミングベルトが移動する経路を形成する一対の方向変換用タイミングプーリーを備えている。
請求項3に記載の分析装置は、請求項1または請求項2に記載の搬送装置を備えている。
請求項3に記載の分析装置では、請求項1または請求項2に記載の搬送装置を備えているので、プレートやディスポチップボックス等の搬送対象物を正確に受け渡すことができ、かつ、搬送対象物を安定して搬送することができ、従って、検体の分析を正確かつ効率的に行うことができる。
以上説明したように、本発明の搬送装置は、搬送対象物の正確な受け渡し、及び搬送対象物の安定した搬送を行える、という優れた効果を有する。
また、本発明の分析装置は、検体の分析を正確かつ効率的に行うことができる、という優れた効果を有する。
本発明の搬送装置が適用された分析装置の概略構成を示す正面図である。 (A)は搬送装置で搬送を行う反応プレートを示す斜視図であり、(B)は搬送装置で搬送を行う検体プレートを示す斜視図である。 搬送装置が示された分析装置の正面図である。 図1に示す分析装置の4−4線断面図である。 搬送装置が示された分析装置の平面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る搬送装置56を備えた分析装置10について説明する。
[分析装置の全体概略構成]
図1に示すように、分析装置10は、箱状の筐体12を備えており、筐体12の上下方向中間部には、筐体内部を上下に区画する第1の棚板14が配置されている。
第1の棚板14の上側には、装置左側(図面矢印L方向側)に反応プレート16を複数枚格納可能とする反応プレートストッカ18が設けられている。反応プレートストッカ18は、装置左側に分注前の反応プレート16を格納する格納部を6個備え、装置右側に分注後の反応プレート16を格納する格納部を6個備えている。
図2(A)に示すように、反応プレート16は矩形状に形成され、上部には複数(本実施形態では、8×12=96個)の凹部16Aが形成されている。これらの凹部16Aには予め抗体が固相化されている。
また、反応プレート16の側面には、反応プレート16を判別するためのバーコード17が付与されている。
図1に示すように、反応プレートストッカ18の装置右側には、試薬容器を装填する試薬容器ステージ19が2個設けられている。例えば、装置左側の試薬容器ステージ19の試薬容器20に標識抗体液を入れ、装置右側の試薬容器ステージ19の試薬容器22に発色基質液を入れることができる。なお、装置左側の試薬容器ステージ19の試薬容器20に発色基質液を入れ、装置右側の試薬容器ステージ19の試薬容器22に標識抗体液を入れても良い。
試薬容器ステージ19の装置右側には、分注ステージ26が設けられている。分注ステージ26は、反応プレート16を載置する第1分注台26A、及び、検体プレート23を搭載する第2分注台26Bを備えている。第1分注台26A、及び第2分注台26Bには、図示しない加振装置が設けられている。
図2(B)に示すように、検体プレート23も反応プレート16と同様に矩形状に形成され、上部には複数(本実施形態では、8×12=96個)の凹部23Aが形成されている。これらの凹部23Aには検査を行う検体(液体の試料)が入れられる。
また、検体プレート23の側面には、検体プレート23を判別するためのバーコード24が付与されている。
図1に示すように、分注ステージ26の装置右側には、ディスポチップボックス28を配置するディスポチップ配置部30が設けられている。ディスポチップボックス28には、後述する分注ユニット38に用いる交換用のディスポチップ(図示省略)が複数収容される。
ディスポチップ配置部30の装置右側には、検体プレート23を複数枚格納するための検体プレートストッカ32が設けられている。検体プレートストッカ32は、装置左側に使用前の検体プレート23を格納する格納部を6個備え、装置右側に使用後の検体プレート23を格納する格納部を6個備えている。
筐体12の背面側に設けられる背面板34には、装置左右方向に沿って分注ユニット支持レール36が取り付けられている。この分注ユニット支持レール36には、図示しないガイドブロックがスライド自在に支持されており、このガイドブロックに分注ユニット38が取り付けられている。また、背面板34には、分注ユニット38を移動する図示しない駆動装置が取り付けられている。
分注ユニット38は、分注チップを下端において着脱自在に支持する8本分の分注ノズル38Aと、分注ノズル38Aを上下方向に移動する駆動装置38B、液体の真空吸引、及び真空吸引した液体の吐出を行う図示しない吸排装置等を備えている。この分注ノズル38Aの先端にはディスポチップ(図示省略)が装着され、分注ユニット38は、ディスポチップから液体を真空吸引し、また、真空吸引した液体を吐出することができる。
第1の棚板14と筐体12の底板40との間の空間は、仕切り壁42によって装置幅方向に区画され、仕切り壁42の装置左側には、複数(本実施形態では12個)のインキュベーター44が配置されている。インキュベーター44は、図示しない加熱ヒータを備えており反応プレート16を収容して所定の反応温度に保持する。
仕切り壁42の装置右側には、第1の棚板14と底板40との間を上下に区画する第2の棚板46が配置されている。
第1の棚板14と第2の棚板46との間には、装置左側から反応停止液分注部48、測光分析部50、洗浄部52が順に配置されている。
反応停止液分注部48は、反応プレート16の凹部16Aに反応停止液を吐出する。
洗浄部52は、反応プレート16の凹部16Aに洗浄液を吐出し、凹部16Aに吐出された洗浄液を吸引する。
また、測光分析部50は、反応プレート16の凹部16Aに所定の波長の光を投光するための投光器、凹部16Aを透過した光を受光するための受光器等を含んで構成されており、所定の波長での強度(吸光度、蛍光強度、発光強度等の強度)を測定することにより、試料の分析を行う。
第2の棚板46と底板40の間には、分析装置10の格納部55Aが設けられており、この格納部55Aにはラック格納装置55が設けられている。このラック格納装置55には、複数のディスポチップを収容したディスポチップボックス28を多段に複数個(本実施形態では、16個)収容したディスポチップラック54が格納される。
[搬送装置]
図3〜5にしたがって、反応プレート16、検体プレート23、及びディスポチップボックス28を搬送する搬送装置56の構成を説明する。
図3〜5に示すように、右側壁12R、及び左側壁12Lには、装置正面側に、昇降用スライドレール58が鉛直方向に取り付けられている。
一方の昇降用スライドレール58と他方の昇降用スライドレール58との間には、長手方向を装置幅方向とした水平アーム60が配置されている。
水平アーム60の両端部には、昇降用スライドレール58に沿って移動自在に支持される昇降用スライドブロック61が取り付けられている。
さらに、右側壁12R、及び左側壁12Lには、昇降用スライドレール58の近傍に、鉛直方向に配置された送りねじ62が軸受64を介して回転自在に取り付けられている。この送りねじ62は、回転時等に振れが生じないように、一対の軸受64で上部及び下部が支持されている。
送りねじ62の下端には、後述する無端の昇降用タイミングベルト66が巻き掛けられる送りねじ用タイミングプーリー68が取り付けられている。
底板40の装置幅方向中央には、一対の方向変換用タイミングプーリー70が配置されている。方向変換用タイミングプーリー70は、底板40に固定された軸71に回転自在に支持されている。
図5に示すように、底板40の装置幅方向中央には、ディスポチップラック54と干渉しない様に、回転軸(図示省略)を下方に向けた昇降用モーター72がディスポチップラック54よりも装置奥側に配置されている。昇降用モーター72の回転軸には、昇降駆動用タイミングプーリー74が取り付けられている。
これら昇降駆動用タイミングプーリー74、送りねじ用タイミングプーリー68、及び方向変換用タイミングプーリー70には、昇降用タイミングベルト66が略T字状に巻き掛けられている。これにより、昇降用モーター72を回転させることで一対の送りねじ62を同期して回転させることができる。
水平アーム60の両端部には、送りねじ62に螺合するナット部材76が取り付けられている。したがって、送りねじ62を回転させることで、ナット部材76が送りねじ62の軸方向に沿って移動し、水平アーム60を昇降させることが出来る。
水平アーム60には、反応プレート16、検体プレート23、及びディスポチップボックス28の受け渡しを行うハンドユニット78、及びハンドユニット78をアーム長手方向(装置左右方向)に移動するハンドユニット左右移動装置80が設けられている。
(ハンドユニット左右移動装置)
先ず、ハンドユニット左右移動装置80の構成を説明する。
水平アーム60の上面には、アーム長手方向に沿ってスライドレール82が取り付けられている。スライドレール82には、図示しないスライドブロックがレール長手方向にスライド自在に支持されており、このスライドブロックの上面にハンドユニット78が取り付けられている。
また、水平アーム60には、一対のタイミングプーリー(図示せず)に架け渡された無端のタイミングベルト84がスライドレール82と平行に配置されている。一方のタイミングプーリーは、装置幅方向移動用モーター88によって回転される。
ハンドユニット78はタイミングベルト84に連結されており、タイミングベルト84を装置幅方向移動用モーター88で駆動することで、ハンドユニット78を水平アーム60の長手方向に沿って移動させることが出来る。
(ハンドユニット)
ハンドユニット78は開閉ハンド装置100を備えており、開閉ハンド装置100は、図示しないアクチュエータで装置前後方向(矢印F方向、及び矢印B方向)へ移動される。
開閉ハンド装置100は、反応プレート16、検体プレート23、及びディスポチップボックス28を側部から把持可能な一対のハンド102を備えている。一対のハンド102は装置前後方向に沿って延びており、図示しないアクチュエータで互いに接離する方向(装置幅方向)に開閉移動する。なお、開閉ハンド装置100には、反応プレート16のバーコード17、及び検体プレート23のバーコード24を読み取るバーコードリーダー90が取り付けられている。
(作用、効果)
次に、本実施形態の搬送装置56の作用を説明する。
本実施形態の搬送装置56で、ハンドユニット78を装置幅方向に移動する場合は、装置幅方向移動用モーター88を回転させてタイミングベルト84を駆動する。これにより、タイミングベルト84に連結されたハンドユニット78を装置幅方向に移動することが出来る。
一方、ハンドユニット78を昇降する場合は、昇降用モーター72を回転させる。昇降用モーター72の回転力は、昇降駆動用タイミングプーリー74、昇降用タイミングベルト66、及び送りねじ用タイミングプーリー68を介して送りねじ62に伝達され、送りねじ62が回転することで、ハンドユニット78を搭載した水平アーム60が昇降する。
水平アーム60は、長手方向両側が送りねじ62によって支持され、かつ両側の送りねじ62が同期して回転するので、水平アーム60は水平の状態を保ったまま昇降する。
水平アーム60の上のハンドユニット78の停止位置によって水平アーム60に掛かる荷重の位置(重心の位置)が装置左右方向に変わるが、水平アーム60は長手方向両側が送りねじ62によって支持され、2本の送りねじ62で荷重を支持するので、ナット部材76にモーメントが作用せず、送りねじ62をスムーズに回転させることができる。
なお、長尺状の水平アーム60を、仮に1本の送りねじ62のみで支持すると、水平アーム60は片持ち状態となり、ナット部材76に大きなモーメントが作用し、送りねじ62がスムーズに回転できなくなる。また、荷重の偏りによって傾こうとする水平アーム60を昇降用スライドレール58及び昇降用スライドブロック61で支持するので、昇降用スライドレール58及び昇降用スライドブロック61に大きな負担が掛かる等により、水平アーム60をスムーズに昇降できなくなる懸念がある。
一方、本実施形態の水平アーム60は、荷重が両側2本の送りねじ62で支持されており、アーム長手方向が水平方向に対して傾かないので、ハンドユニット78の位置に関係なく、昇降用スライドレール58及び昇降用スライドブロック61に大きな負担が掛かることはなく、昇降用スライドブロック61は昇降用スライドレール58をスムーズにスライドでき、また、前述した様に送りねじ62をスムーズに回転させることができるので、水平アーム60をスムーズに昇降させることができる。
また、本実施形態の搬送装置56では、送りねじ62の上下が筐体12に取り付けられた軸受64で支持されているので、送りねじ62が振れたり傾いたりすることが無く、水平アーム60を安定した状態で昇降させることができる。
このため、本実施形態の搬送装置56は、反応プレート16、検体プレート23、及びディスポチップボックス28等の把持対象物を、安定して搬送できると共に、受け取る場所、及び受け渡す場所で、ハンドユニット78を正確に停止させることができ、把持対象物の正確な受け渡しを行うことが出来る。
ハンドユニット78で、例えば、反応プレート16を把持する場合には、反応プレート16の正面にハンドユニット78を移動し、一対のハンド102を開いて、ハンドユニット78を反応プレート16に向けて前進させる。ハンド102を反応プレート16の側部に配置し、その後、一対のハンド102を閉じることで反応プレート16を把持することができる。
そして、ハンド102で反応プレート16を把持した後、反応プレート16を若干持ち上げてハンドユニット78を後退させ、ハンドユニット78を装置幅方向及び上下方向に移動することで所望の受け渡し場所へ反応プレート16を移動することができる。
なお、検体プレート23、及びディスポチップボックス28も反応プレート16と同様にして搬送することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態では、一対の送りねじ62を同期させる同期部材としてタイミングベルトを用いたが、本発明はこれに限らず、一対の送りねじ62をチェーンや、歯車等の他の部材を用いて同期させても良い。
10 分析装置
12 筐体
16 反応プレート(搬送対象物)
56 搬送装置
58 昇降用スライドレール(支持部材)
60 水平アーム
62 送りねじ
61 昇降用スライドブロック(支持部材)
64 軸受
66 昇降用タイミングベルト(同期部材、タイミングベルト)
68 送りねじ用タイミングプーリー(同期部材、第1のタイミングプーリー)
70 方向変換用タイミングプーリー(同期部材)
71 軸(同期部材)
72 昇降用モーター(駆動装置、モーター)
74 昇降駆動用タイミングプーリー(同期部材、第2のタイミングプーリー)
76 ナット部材(ナット)
78 ハンドユニット(把持装置)

Claims (3)

  1. 搬送対象物を把持する把持装置と、
    把持装置を支持する水平方向に延びる水平アームと、
    前記把持装置及び前記水平アームを収容する筐体と、
    前記筐体に取り付けられ、前記水平アームの長手方向両端部を支持して前記水平アームを上下方向に移動自在とする支持部材と、
    前記支持部材に沿って延在する一対の送りねじと、
    前記筐体に取り付けられ前記送りねじの上部、及び下部を回転自在に支持する軸受と、
    前記水平アームの長手方向両端部に取り付けられ、前記送りねじに螺合するナットと、
    前記一方の送りねじの回転と前記他方の送りねじの回転とを同期させる同期部材と、
    前記同期部材を駆動する駆動装置と、
    を備え、
    前記同期部材は、前記送りねじの下端に取り付けられた一対の第1のタイミングプーリーと、前記一対の第1のタイミングプーリーに架け渡される無端のタイミングベルトと、を含んで構成されており、
    前記駆動装置は、前記タイミングベルトが架け渡される第2のタイミングプーリーと、前記筐体の底部に取り付けられ前記第2のタイミングプーリーを回転させるモーターと、を含んで構成されており、
    前記第2のタイミングプーリー、及び前記モーターは、前記筐体の底板に配置されると共に、前記水平アームの下方に位置する領域とは異なる領域に配置されている、搬送装置。
  2. 前記一対の第1のタイミングプーリーと前記第2のタイミングプーリーとの間に架け渡される前記タイミングベルトが巻き掛けられ、前記一対の第1のタイミングプーリーを結ぶ仮想線と直交する方向へ前記タイミングベルトが移動する経路を形成する一対の方向変換用タイミングプーリーを備えた、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の搬送装置を備えた分析装置。
JP2014225358A 2013-11-06 2014-11-05 搬送装置、及び分析装置 Active JP6425498B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225358A JP6425498B2 (ja) 2013-11-06 2014-11-05 搬送装置、及び分析装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013230658 2013-11-06
JP2013230658 2013-11-06
JP2014225358A JP6425498B2 (ja) 2013-11-06 2014-11-05 搬送装置、及び分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015111118A JP2015111118A (ja) 2015-06-18
JP6425498B2 true JP6425498B2 (ja) 2018-11-21

Family

ID=53526020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014225358A Active JP6425498B2 (ja) 2013-11-06 2014-11-05 搬送装置、及び分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6425498B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107283661A (zh) * 2017-07-29 2017-10-24 南通戈雅石业有限公司 一种大理石板材送料机构
CN110125901B (zh) * 2019-05-24 2021-03-26 合肥工业大学 操作变配电柜的机械手设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524624A (ja) * 1991-01-28 1993-02-02 Tescon:Kk 幅可変式押込装置
JPH068319U (ja) * 1992-06-30 1994-02-01 株式会社島津製作所 分析装置における試料搬送機構
JP4196923B2 (ja) * 2004-10-05 2008-12-17 パナソニック株式会社 液体分注ヘッド装置及び液体分注装置
DE102008058755A1 (de) * 2008-11-14 2010-05-27 Pvt Probenverteiltechnik Gmbh Rackvorrichtung für ein Probenverteilsystem

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015111118A (ja) 2015-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6475955B2 (ja) 検体処理装置及び検体処理方法
CN213456680U (zh) 精子质量分析仪
JP2000019182A (ja) ピペットチップセット機
JP6425498B2 (ja) 搬送装置、及び分析装置
TWI742572B (zh) 容器檢查裝置
JP5618498B2 (ja) 自動分析装置
JP2023164665A (ja) ホルダ搬送装置
WO2015046425A1 (ja) 試験片ピックアップ機構、試験片移動装置、液体試料分析装置及び試験片ピックアップ方法
JP3987102B2 (ja) 自動標本作製装置
JP6726197B2 (ja) 自動分析装置
JP6619928B2 (ja) 把持装置、搬送装置、及び分析装置
JP2001149062A (ja) トレイ型シャーレ収容装置及びこれを備えた検体検査サンプル自動作成装置
JP5714667B2 (ja) 自動分析装置
JP2019194578A (ja) ホルダ搬送装置
JP6641212B2 (ja) 検体容器搬送装置および検体容器ホルダ
WO2010041482A1 (ja) サンプルラック供給装置
CN112591455A (zh) 一种上杯装置及医疗设备
CN112591454A (zh) 一种上杯装置及医疗设备
JP2009031025A (ja) カップセット機
JP2010276376A (ja) 自動分析装置
JPH10148601A (ja) サンプル容器の搬送装置
JPH0323866B2 (ja)
CN214217398U (zh) 一种上杯装置及医疗设备
TWI840092B (zh) 電子元件載運機構及作業機
WO2020262359A1 (ja) 自動分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6425498

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250