JP6424638B2 - 車両のスライドドアの支持構造 - Google Patents
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また、バネ材の働きで、スライドドアをリンク機構により安定的に全閉位置、あるいはスライド位置で支持できるようになる。
以下、図1から図9に基づいて本発明における車両のスライドドア支持構造について説明する。本実施形態は、ワンボックス車両の右側スライドドアの上部支持構造に関するものである。ここで、図中に示す前後左右及び上下はワンボックス車両の前後左右及び上下に対応している。
図1等に示すように、ワンボックス車両Cのボディ10の右側面には、前部ドア開口部11と後部ドア開口部13とが形成されている。そして、ボディ10の前部ドア開口部11が扉状のフロントドア12によって開閉される。また、ボディ10の後部ドア開口部13がスライドドア15によって開閉される。ボディ10の後部ドア開口部13の周囲には、全閉位置まで前進スライドしたスライドドア15を収納する窪み部Kが形成されている。また、後部ドア開口部13の周縁には、全閉位置のスライドドア15とボディ10間をシールするゴム製のウエザーストリップ(図示省略)が設けられている。後部ドア開口部13の上側に位置する窪み部Kの上辺部には、上側スライドレール22が車両前後方向に延びるように設けられている。また、後部ドア開口部13の下側に位置する窪み部Kの下辺部には、下側スライドレール24が車両前後方向に延びるように設けられている。さらに、ボディ10の後部右側面には、後部ドア開口部13の高さ方向中央位置から後方に延びる中央スライドレール26が設けられている。
上側スライドレール22は、図4に示すように、ボディ10の窪み部Kの上辺部を構成するルーフサイド部30の側面にボディ側ブラケット(図示省略)により水平に取付けられている。ルーフサイド部30は、図1等に示すように、車両のルーフパネル31の車幅方向両側で車両前後方向に延びる筒状に形成されている。ルーフサイド部30は、図4に示すように、ルーフサイドアウタ33とルーフサイドインナ35とルーフサイドリインフォース34とから構成されている。
スライドドア15の前側上部15uには、図4等に示すように、そのスライドドア15を構成するインナパネル151に対してブラケット50が前後の複数個所でボルト・ナットBNにより固定されている。ブラケット50は、図3、図4に示すように、前後に長い縦板部51と横板部52とにより縦断面L字形に成形されている。そして、ブラケット50の縦板部51が、図4に示すように、前記ボルト・ナットBNによりスライドドア15のインナパネル151に固定されている。ブラケット50の横板部52は、中央前寄りの位置が高所平坦部52uとなっており、中央後寄りの位置が低所平坦部52dとなっている。そして、図3、図4に示すように、ブラケット50の横板部52の高所平坦部52u上にリンク機構40の第1リンク41の基端部41fが第1連結機構55によって水平に相対回動可能な状態で連結されている。また、ブラケット50の横板部52の低所平坦部52d下側にリンク機構40の第2リンク43の基端部43fが第2連結機構56によって水平に相対回動可能な状態で連結されている。
スライドドア15が全開位置にある状態では、図4に示すように、スライドドア15の前側上部15uは展開状態のリンク機構40と、そのリンク機構40に設けられた第1ローラ401、第2ローラ402とを介してボディ10側の上側スライドレール22に支持されている。この状態からスライドドア15を閉じる場合には、リンク機構40の第1ローラ401、第2ローラ402を上側スライドレール22に沿って前方に転動させ、スライドドア15を前進スライドさせる。このとき、リンク機構40はバネ材45のバネ力と回動ストッパ41sの働きで展開状態に保持される。この状態で、スライドドア15が、図2に示すように、全閉位置の近傍まで到達すると、図3に示すように、第1ローラ401が上側スライドレール22のレールエンド220に当接する。これにより、第1ローラ401、第2ローラ402の転動が停止し、第1ローラ401と第2ローラ402とは上側スライドレール22の前端位置に保持される。
本実施形態に係る車両のスライドドア支持構造によると、スライドドア15が全閉位置までスライドする過程で、リンク機構40のリンク41,43がローラ401,402を中心に上側スライドレール22の仮想延長線と重なる配置まで水平回動するように構成されている。このため、スライドドア15が全閉位置にある状態では、平面視において上側スライドレール22の延長線上にリンク機構40のリンク41,43が配置されて、リンク機構40の車幅方向の寸法が最小になる。したがって、スライドドア15側、あるいはボディ10側のリンク機構用収納スペースを極力小さくできる。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、リンク機構40を第1リンク41と第2リンク43と連結リンク44とから構成する例を示した。しかし、例えば、第2リンク43を省略して第1リンク41の強度を向上させる構成でも可能である。また、バネ材45としてコイルバネを例示したが、例えば、板バネ等を使用することも可能である。また、本実施形態では、スライドドア15の上部支持構造について例示したが、スライドドア15の下部を下側スライドレール24により支持するスライドドア15の下部支持構造について本発明を適用することも可能である。また、車両の右側スライドドア機構に本発明を適用する例を示したが、左側スライドドア機構に本発明を適用することも可能である。
22・・・・上側スライドレール(スライドレール)
30・・・・ルーフサイド部(ボディ)
33x・・・棚状壁部(ボディ)
40・・・・リンク機構
41・・・・第1リンク
43・・・・第2リンク
44・・・・連結リンク
45・・・・バネ材
55・・・・第1連結機構(連結部)
56・・・・第2連結機構(連結部)
401・・・第1ローラ
402・・・第2ローラ
K・・・・・窪み部
Claims (5)
- 車両のボディに取付けられており、スライドドアのスライド方向に延びる直線状のスライドレールと、前記スライドレールに沿って転動可能なローラを備え、前記スライドドアに連結されたリンク機構とからなる車両のスライドドアの支持構造であって、
前記リンク機構は、前記スライドレールに沿って一定間隔で配置された複数のローラと、前記ローラを中心に回動可能に構成されたリンクとを備えており、前記スライドレールに対する前記リンクの傾斜角度に応じて、前記スライドドアと前記スライドレール間の車幅方向の距離が変化し、さらに前記スライドドアが全閉位置まで移動する過程で、前記リンクが前記ローラを中心に前記スライドレールの仮想延長線と重なる位置まで水平回動する構成であり、
前記リンク機構は、前記リンクを前記スライドレールの仮想延長線と重なる位置、あるいは前記スライドレールに対してほぼ直角な位置に保持できるように付勢されたバネ材を備えている車両のスライドドアの支持構造。 - 請求項1に記載された車両のスライドドアの支持構造であって、
前記リンク機構は、第1ローラを一端に備え、他端がスライドドアに回動可能な状態で連結された第1リンクと、第2ローラを一端に備え、他端が前記スライドドアに回動可能な状態で連結された第2リンクと、前記第1ローラと第2ローラとを連結する連結リンクを備え、
前記スライドドアが全閉位置の近傍までスライドすると、前記第1ローラ、第2ローラのいずれか一方が前記スライドレールのレールエンドに当接して両ローラの転動が停止し、前記スライドドアが全閉位置まで移動する間に前記第1リンクと第2リンクとが各々のローラを中心に水平回動する車両のスライドドアの支持構造。 - 請求項2に記載された車両のスライドドアの支持構造であって、
前記リンク機構の前記第1ローラと第2ローラ間の距離は、前記スライドドアにおける第1リンクの連結部と第2リンクの連結部間の距離に等しく設定されている車両のスライドドアの支持構造。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両のスライドドアの支持構造であって、
前記スライドレールに沿って前記ローラが転動している状態では、前記スライドレールに対する前記リンクの角度がほぼ直角になるように構成されている車両のスライドドアの支持構造。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両のスライドドアの支持構造であって、
前記複数のローラは前記スライドレールの内側に収納されており、前記スライドレールのレールエンドに当接するローラを備えるリンクには、そのリンクが前記ローラを中心に前記スライドレールの仮想延長線と重なる位置まで水平回動する際に、前記レールエンドの外側面に沿って転動可能な外側ローラが設けられている車両のスライドドアの支持構造。
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