JP6424545B2 - 光通信装置及び光通信ネットワークシステム - Google Patents

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本発明は、IEEE(Institute of Electrical and Electric Engineers)やITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)で規定されたPON(Passive Optical Network)システム等で用いられる光通信装置及び光通信ネットワークシステムに関する。
近年、モバイルサービスのブロードバンド化がますます促進され、無線ネットワークの帯域不足を解消するためのモバイルバックホールとして、光アクセスネットワークへの役割が重要となりつつある。
光アクセスの動向としては、10G−EPON(IEEE Standard 802.3av)と並行して、XG−PON(ITU-T G.987)が標準化されており、今後、10G[bps]ベースのPONシステムが様々なアクセスサービスを牽引すると期待されている。
さらに、40G[bps]級のNG−PON2がFSAN(Full Service Access Network)/ITU−Tで議論され、TDM(Time Division Multiplexing) とWDM(Wavelength Division Multiplexing) のハイブリッドであるTWDM−PON(ITU-T G.989)が一つの方式として採用されている。
PONは局舎に設置されるOLT(Optical Line Terminal)とユーザ宅内に設置されるONU(Optical Network Unit)、及び局舎からユーザまで敷設された光ファイバと、光ファイバを分岐する光スプリッタにて構成される。一般的な1G[bps]や10G[bps]ベースのPONの構成例を図5(A)に示し、40G[bps]ベースのTWDM−PONの構成例を図5(B)に示す。共にOLT112は光ファイバ118及び光スプリッタ116を介してONU114と接続され、光スプリッタ116が設置されることにより1つのOLT112に複数のONU114が接続されるネットワーク形態である。OLT112はONU114からの信号を上位の装置もしくは上位ネットワーク120へ転送し、逆に上位の装置もしくは上位ネットワーク120からの信号をONU114へ転送する機能を有している。また、PON区間やONU114の制御監視機能についても有している。ONU114はOLT112からの信号をユーザ端末122へ転送し、逆にユーザ端末122からの信号をOLT112へ転送する機能を有している。
特許文献1や特許文献2に記載されるような、10G−EPONやTWDM−PONシステムでは、PON区間の下り通信(OLTからONUへの通信)は、TDMにより、各ONUへの信号が時間的に重ならないように連続的に多重化されている。ONUはOLTのクロック周波数に従属するために、OLTより受信した光信号を電気信号に変換したのち、CDR(Clock Data Recovery)にてクロックの抽出を行っている。
PON区間の上り通信(ONUからOLTへの通信)は、光スプリッタで合波するため、各ONUからの上り信号がスプリッタにて衝突しないように制御することが必要であり、OLTから各ONUに対して送信許可時間を通知することでONUの信号出力タイミングを制御し、各ONUからの上り信号を時間的に分離するTDMA (Time Division Multiple Access)によって多重化している。OLTでは、各ONUからの信号間に無信号区間が生じ、下り通信とは異なり連続信号とはならないので、クロック抽出には、例えば、特許文献3に記載されるような、入力されたバーストデータ信号の位相情報から高速にクロック信号を抽出可能なバースト信号に対応したCDRが用いられる。
また、OLTとONUの間で通信ができるようになるためにはOLTのONU登録シーケンスを実施する必要がある。OLTからは新規登録を受け付ける制御メッセージ(Discovery Gate)を定期的に送信しているため、ONUがPONに接続されるとONUは受信した制御メッセージ(Discovery Gate)に対し、OLTへの登録要求(Register Request)をOLTに対し送信する。そうすることで通信を行うONUの登録を行う。この一連の動作においてOLTはONUとの間のフレーム往復時間であるRTT(Round Trip Time)測定を行い、ONUはOLTとの時刻同期を行う。RTT測定および時刻同期は定期的に行われ、差分が生じた場合には随時補正が行われる。
一方、特許文献1に記載されるような信頼性の向上を目的に冗長構成の検討が行われている。特許文献1に示される信頼性の向上方法は、通信路切り替え(プロテクション)実施時にOLTとONUの時刻同期が外れることによるエラー(タイムスタンプドリフトエラー)の発出を、OLTからONUに対し送信する制御パケットによってマスクすることで、OLTがONUを登録するシーケンスの再実行が実施されないようにし、回復時間の短縮を図るものである。
特開2013−110772号公報 特開2011−55407号公報 特開2012−23657号公報
しかしながら、TWDM−PON(WDM/TDM-PON)システムにおいては、OLTに含まれるOSU(Optical Subscriber Unit)の故障によるプロテクション動作や収容効率改善(ロードバランシング)のため、動的な波長変更を実施して接続するOSUとONUの組み合わせを変更することがある。通常下り信号は途切れることがなく連続であるが、波長の切り替え時は不連続(光信号の断続とそれによるクロックの位相飛び)が発生するため、ONUのCDRでクロック抽出の擾乱が発生する。そのためONUは波長切り替え後、新しいOSUのクロック周波数に追従するまでに時間を要していた。
また、サービスの高品質化のためには、波長の切り替え処理等の条件変更を行う場合に、通信は無瞬断であることが望ましいが、波長の切り替え処理時間などの条件変更時の処理時間等に比例してデータ蓄積量が増加することになり、メモリの増大を招いてしまう。このメモリの増大は、コストアップに繋がる。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、クロックを再抽出する際のクロック抽出・同期時間の短縮を図ることを目的とする。
本発明に係る光通信装置は、自装置を含む複数の子局が光ファイバを介して接続され、上り方向及び下り方向の少なくとも一方向の通信を波長の異なる複数の光信号を用いて行う親局から、自装置に割り当てられた波長に関する情報を含む制御信号を受信し、受信した前記制御信号に基づく波長の光信号を用いて前記親局との通信を行う光送受信部と、前記制御信号に基づき自装置に割り当てられた波長が切替えられると、当該切り替え後に検出した下り方向の不連続である光信号に含まれるデータ信号からクロックを抽出するクロック抽出部と、前記クロック抽出部で抽出したクロックに基づき、前記親局への送信データを生成する生成部と、を備えている。
また、本発明に係る光通信ネットワークシステムは、複数の子局が光ファイバを介して接続され、上下方向の少なくとも一方向通信を複数の波長を用いて行う親局と、上記光通信装置と、前記親局と前記光通信装置との間に設けられ、前記親局及び前記子局の各々と光ファイバを介して接続された光スプリッタと、を備えている。
本発明によれば、クロックを再抽出する際のクロック抽出・同期時間の短縮を図ることができる。
本実施形態に係る光通信ネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る光通信ネットワークシステムのOLTの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る光通信ネットワークシステムのONUの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る光通信ネットワークシステムの動作の一例を説明するための図である。 (A)は一般的な1Gや10GベースのPONの構成例を示す図であり、(B)は40GベースのTWDM−PONの構成例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る光通信ネットワークシステムの概略構成を示す図である。なお、本実施形態に係る光通信ネットワークシステム10は、TWDM−PON方式のPONシステムが採用される例を示す。
本実施形態に係る光通信ネットワークシステム10は、OLT12、ONU14、光スプリッタ16、及び光ファイバ18を有する。
OLT12は、局舎内に設置され、ONU14は、ユーザ宅内に設置される。OLT12とONU14間に光スプリッタ16が設けられている。光スプリッタ16は、光信号の分岐及び結合を行うデバイスであり、OLT12と光スプリッタ16、光スプリッタ16とONU14との間が各々光ファイバ18によって接続されている。
すなわち、OLT12は、光ファイバ18及び光スプリッタ16を介して複数のONU14と接続されており、光スプリッタ16により、1つのOLT12と複数のONU14とが接続される形態とされている。
ONU14は、本発明の光通信装置に相当し、OLT12からの光信号を電気信号に変換すると共に、ユーザの端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)からの電気信号を光信号に変換してOLT12へ転送する役割を有する。OLT12は、ONU14からの光信号の上位装置(例えば、インターネット等)への転送、上位装置からの信号のONU14への転送、PON区間やONU14の制御監視をする役割を有する。
図2は、本実施形態に係る光通信ネットワークシステム10のOLT12の構成を示すブロック図である。
OLT12は、上位ネットワークインタフェース部22、OLT受信処理部24、OLT送信処理部26、OLT制御部28、及び複数のOSU30を備えている。各OSU30は、同一構成であり、各々制御フレーム処理部32、PON送信バッファ部34、PON送信処理部36、光送受信部38、クロック抽出部40、及びPON受信処理部42を備えている。
上位ネットワークインタフェース部22は、上位のネットワークからの信号を終端し、OLT受信処理部24へ終端した信号をデータフレーム(データ信号)として出力する。また、上位ネットワークインタフェース部22は、各OSU30からのデータフレームが束ねられた信号を受信し、上位のネットワークのインタフェースに対応するフォーマットに変換し出力する。
OLT受信処理部24は、上位ネットワークインタフェース部22で終端された信号をOLT制御部28より指示された情報を元に各OSU30への振り分けを行う。例えば、ONU14とユーザに割り当てられた仮想的な識別番号(VID:VLAN Identifier)の関連付けを予め登録し、登録されたONU14とリンクしたOSU30へ信号を出力するように制御される。
OLT送信処理部26は、メモリを有し、各OSU30からのデータフレームを多重して上位ネットワークインタフェース部22へ出力するために、各OSU30からのデータフレームをメモリに蓄積しフレームの蓄積状態によって読出し制御を実施して多重する。
OLT制御部28は、OLT12の監視制御を行うが、特に、OLT受信処理部24へのOSU30のデータ振り分け指示や、各OSU30からの制御情報の収集及び制御情報の挿入指示を行う。ここで、制御情報とは、例えば、OLT12がONU14を新規登録する際のシーケンス処理で使用されるOLT12が未登録のONU14に対し登録要求を行うタイミングを知らせるDiscovery Gate、ONU14がOLT12に対し登録の要求を行うRegister Request、OLT12がONU14の登録要求を受け付けた応答であるRegister、Registerの受信応答であるRegister ACK、ONU14のデータ送信タイミングを示す情報及び/又はそのデータ量を通知するGate、ONU14のデータ送信要求量を示したReport、波長切り替え指示、ONU14がOLT12と時刻同期するための時刻情報などである。
制御フレーム処理部32は、OLT制御部28からの情報を元に波長切り替え制御フレームの生成や、ONU登録のためのシーケンスで使用される制御フレーム情報の生成を行う。また、ONU14からの制御フレームの情報をOLT制御部28へ通知する。
PON送信バッファ部34は、OLT受信処理部24からのデータを蓄積するためのメモリとして機能する。波長切り替え処理を行っている間は、送信ができなくなるため、PON送信バッファ部34に蓄積してデータの欠落を防止している。また、後段のPON送信処理部36では、制御フレームの多重が行われるため、多重処理の遅延を吸収する役割も有する。
PON送信処理部36は、上述のように、制御フレーム処理部32からの制御フレームとPON送信バッファ部34からのデータフレームを多重し、光送受信部38へデータの出力を行う。
PON受信処理部42は、クロック抽出部40によってクロック抽出された信号から制御フレームとデータフレームを判別し、制御フレームの場合にはそのフレームを抜き出して制御フレーム処理部32へ出力する。制御フレームが抜き出された信号はデータフレームのみとなり、OLT送信処理部26へ出力される。
クロック抽出部40は、不連続な信号(所謂、バースト信号)に対応したクロック抽出方法でクロックを抽出する。具体的には、バースト信号からクロックを抽出するバーストCDRで構成されている。クロック抽出部40は、光送受信部38からの上りシリアル電気信号からクロックを抽出し、OSU30の上りデータ処理のクロックとして使用する。
光送受信部38は、OLT制御部28からの指示により波長が設定され、PON送信処理部36からのシリアル電気信号を設定された波長の光信号に変換して出力する。また、光送受信部38は、ONU14から受信した光信号に対し、波長フィルタを通して設定された波長の光信号のみを受信して、光信号から電気信号に変換し、変換した電気信号をクロック抽出部40へ出力する。
図3は、本実施形態に係る光通信ネットワークシステム10のONU14の構成を示すブロック図である。
ONU14は、ユーザインタフェース部44、PON送信バッファ部46、PON送信処理部48、光送受信部50、クロック抽出部52、PON受信処理部54、及びONU制御部56を備えている。
ユーザインタフェース部44は、ユーザの端末装置からの信号を終端し、PON送信バッファ部46へデータフレームを出力する。また、PON受信処理部54にて制御フレームが抜き出されたデータフレームを受信し、受信したデータフレームをユーザの端末装置のインタフェースに変換して出力する。
PON送信バッファ部46は、ユーザインタフェース部44からのデータを蓄積するためのメモリとして機能する。波長切り替え処理の間は、送信ができなくなるため、PON送信バッファ部46に蓄積してデータの欠落を防止している。また、後段のPON送信処理部48では、制御フレームの多重が行われるため、多重処理の遅延を吸収する役割も有する。
PON送信処理部48は、上述のようにONU制御部56からの制御フレームとPON送信バッファ部46からのデータフレームを多重してOLT12への送信データを生成し光送受信部50へ出力する。このとき、PON送信処理部48によるOLT12への送信データの生成は、クロック抽出部52によって抽出されたクロックに基づいて行われる。
光送受信部50は、ONU制御部56からの指示により波長が設定され、PON送信処理部48からのシリアル電気信号を設定された波長の光信号に変換して出力する。また、光送受信部50は、OLT12からの光信号に対し、波長フィルタを通して設定された波長の光信号のみを受信して、受信した光信号から電気信号に変換し、変換した電気信号をクロック抽出部52へ出力する。
クロック抽出部52は、従来とは異なり、バースト信号に対応したクロック抽出方法でクロックを抽出する。すなわち、OLTと同等のバーストCDRで構成されており、バースト信号からクロックの抽出が可能である。クロック抽出部52は、光送受信部50からの下りシリアル電気信号からクロックを抽出し、ONU14のデータ処理のクロックとして使用するようになっている。
PON受信処理部54は、クロック抽出された信号から制御フレームとデータフレームを判別し、制御フレームの場合にはそのフレームを抜き出してONU制御部56へ出力する。制御フレームが抜き出された信号は、データフレームのみとなり、ユーザインタフェース部44へと出力される。
ONU制御部56は、OLT12からの制御情報の収集及び制御情報の挿入指示を行う。制御情報とは、上述したように、例えば、OLT12がONU14を新規登録する際のシーケンス処理で使用される制御情報(Discovery Gate、Register Request、Register、Register ACK、Gate、Report)、波長切り替え指示、時刻情報などである。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る光通信ネットワークシステム10の動作について説明する。
以下では、一例として、図4に示すように、OLT12に光スプリッタ16を介して3つのONU14(ONU14A〜14C)が接続された場合の動作例を説明する。
図4の例において、OLT12は2つのOSU30(OSU30A、OSU30B)を有して、OSU30AにONU14A、及びONU14Bが登録されていて、上り波長a、下り波長bにて通信を行っていたとする。また、OSU30BにはONU14Cが登録され、上り波長c、下り波長dにて通信を行っていたとする。この状態でONU14CをOSU30Bの配下からOSU30Aの配下に変更するものとする。
OLT制御部28よりOLT受信処理部24に対して上位ネットワーク20からのデータフレームの出力先をOSU30BからOSU30Aへ変更するように指示を行い、切り替えはフレームを境に実施される。
OSU30Bは、データフレームの出力先がOSU30BからOSU30Aに切り替えられると、OLT受信処理部24からのデータフレームが入力されなくなり、OSU30BのPON送信バッファ部34内に蓄積されたデータフレームを送信する。
OLT制御部28は、OSU30BのPON送信バッファ部34に蓄積されたデータフレームが全て送信された後に、OSU30Bの制御フレーム処理部32に対してONU14Cの送信波長をaに、受信波長をbに各々変更する制御フレームの送信指示を行う。
また、OSU30Aは、OLT受信処理部24からデータフレームが入力されるが、ONU14Cとの通信が再開されるまではOSU30AのPON送信バッファ部34にデータフレームを蓄積する。OSU30AのPON送信バッファ部34からの読出し再開は、ONU14Cからの波長切り替え完了を示す制御フレーム受信後に行われる。
一方、ONU14Cでは、波長変更の制御フレームを受信すると、ONU14CのPON受信処理部54で制御フレームが抜き出され、さらにONU制御部56で解析され、OLT12からの波長変更指示を認識する。それから、フレームを境に一旦ONU14CのPON送信バッファ部46からのデータフレームの読出しを停止する。停止する前までにONU14CのPON送信バッファ部46より読出したデータフレームは、OSU30Bの受信波長cにて送信し、読出したデータを全て送出した後に、波長変更が完了したことを通知する制御フレームを送信する。これと同時にONU制御部56は光送受信部50に対して上り波長aでの発光と、下り波長bでの受光を指示する。この時、ONU14CのPON送信バッファ部46では、OSU30Aとの通信が再開されるまでデータフレームの蓄積を行っている。また、受信波長が変更されることから、クロック抽出部52でクロックを抽出する際に、バースト信号から抽出することになるが、本実施形態では、クロック抽出部52では、バーストCDRでクロックを再抽出するので、バースト信号からのクロックの再抽出が可能となる。
また、バースト信号からクロックを再抽出することでクロック抽出が乱れるため、本実施形態では、予め定めたトリガ信号(例えば、波長変更指示後の光送受信部50からのLOS(Loss Of Signal)信号やデータフレームのデコードエラー等のエラー信号など)を元にクロックの再抽出指示を行う。これにより、クロック抽出部52では新しい波長で受信した光信号より高速にクロックを再抽出することが可能となり、クロックの乱れる時間の短縮を図ることができる。
以上のように、本実施形態に係る光通信ネットワークシステム10では、ONU14のクロック再生にバーストCDRを使用して、波長切り替え時のクロックの乱れる時間を短くし、波長の切り替えに要する時間を短縮することができる。これにより、システムの信頼性の向上が期待できる。
また、波長の切り替えに要する時間が短縮されることで、無瞬断切り替えのためのデータバッファ蓄積時間を短くことができ、バッファ容量を大きくする必要がないので、コスト低減が可能となる。
なお、上記の実施形態では、予め定めたトリガ信号(一例としてLOS信号やエラー信号)でクロックの再抽出を行う例を説明したが、これに限るものではない。例えば、FEC(Forward Error Correction)信号などの他の信号を元にクロックの再抽出を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、TWDM−PONシステムのONU14における波長切り替え時を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、波長切り替え以外のクロックを再抽出する必要がある場合としてもよい。例えば、波長切り替えではなく、ONU14へのバーストCDR適用によって10−EPON やGE−PONなどのプロテクション時の早期普及にも適用することが可能である。
また、上記の実施形態では、TWDM−PONを例として、ONU14の上下方向の通信を複数の波長を用いて行う場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、上り方向又は下り方向の通信を複数の波長を用いて行う場合としてもよい。
10 光通信ネットワークシステム
12 OLT
14 ONU
16 光スプリッタ
18 光ファイバ
48 PON送信処理部
50 光送受信部
52 クロック抽出部

Claims (4)

  1. 自装置を含む複数の子局が光ファイバを介して接続され、上り方向及び下り方向の少なくとも一方向の通信を波長の異なる複数の光信号を用いて行う親局から、自装置に割り当てられた波長に関する情報を含む制御信号を受信し、受信した前記制御信号に基づく波長の光信号を用いて前記親局との通信を行う光送受信部と、
    前記制御信号に基づき自装置に割り当てられた波長が切り替えられると、当該切り替え後に検出した下り方向の不連続である光信号に含まれるデータ信号からクロックを抽出するクロック抽出部と、
    前記クロック抽出部で抽出したクロックに基づき、前記親局への送信データを生成する生成部と、
    を備えた光通信装置。
  2. 前記クロック抽出部は、自装置に割り当てられた波長が切り替えられた後における予め定めたトリガ信号を元に前記クロックを抽出する請求項1に記載の光通信装置。
  3. 前記トリガ信号は、波長切換後に発生するLOS信号、前記データ信号のデコードエラーを含むエラー信号、及びFEC信号の少なくとも一つの信号である請求項に記載の光通信装置。
  4. 複数の子局が光ファイバを介して接続され、上下方向の少なくとも一方向通信を複数の波長を用いて行う親局と、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の光通信装置と、
    前記親局と前記光通信装置との間に設けられ、前記親局及び前記子局の各々と光ファイバを介して接続された光スプリッタと、
    を備えた光通信ネットワークシステム。
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