JP6424384B2 - 化学気相成長方法 - Google Patents
化学気相成長方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6424384B2 JP6424384B2 JP2014158079A JP2014158079A JP6424384B2 JP 6424384 B2 JP6424384 B2 JP 6424384B2 JP 2014158079 A JP2014158079 A JP 2014158079A JP 2014158079 A JP2014158079 A JP 2014158079A JP 6424384 B2 JP6424384 B2 JP 6424384B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- substrate
- carrier gas
- vapor deposition
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000005229 chemical vapour deposition Methods 0.000 title claims description 61
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 33
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 190
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 137
- 239000012159 carrier gas Substances 0.000 claims description 120
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 131
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 83
- 239000010408 film Substances 0.000 description 37
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 36
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 31
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 20
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 20
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 20
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 12
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 10
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- ATUOYWHBWRKTHZ-UHFFFAOYSA-N Propane Chemical compound CCC ATUOYWHBWRKTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 7
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 7
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 7
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N Silane Chemical compound [SiH4] BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000001294 propane Substances 0.000 description 4
- 229910000077 silane Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 150000002431 hydrogen Chemical class 0.000 description 2
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 2
- 229910052743 krypton Inorganic materials 0.000 description 2
- DNNSSWSSYDEUBZ-UHFFFAOYSA-N krypton atom Chemical compound [Kr] DNNSSWSSYDEUBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052756 noble gas Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002835 noble gases Chemical class 0.000 description 2
- VXEGSRKPIUDPQT-UHFFFAOYSA-N 4-[4-(4-methoxyphenyl)piperazin-1-yl]aniline Chemical compound C1=CC(OC)=CC=C1N1CCN(C=2C=CC(N)=CC=2)CC1 VXEGSRKPIUDPQT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- OTMSDBZUPAUEDD-UHFFFAOYSA-N Ethane Chemical compound CC OTMSDBZUPAUEDD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 1
- 206010037660 Pyrexia Diseases 0.000 description 1
- 229910003902 SiCl 4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- SLLGVCUQYRMELA-UHFFFAOYSA-N chlorosilicon Chemical compound Cl[Si] SLLGVCUQYRMELA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012050 conventional carrier Substances 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- BUMGIEFFCMBQDG-UHFFFAOYSA-N dichlorosilicon Chemical compound Cl[Si]Cl BUMGIEFFCMBQDG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000007770 graphite material Substances 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 1
- 239000005049 silicon tetrachloride Substances 0.000 description 1
- 239000011343 solid material Substances 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 238000005092 sublimation method Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- ZDHXKXAHOVTTAH-UHFFFAOYSA-N trichlorosilane Chemical compound Cl[SiH](Cl)Cl ZDHXKXAHOVTTAH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000005052 trichlorosilane Substances 0.000 description 1
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Description
例えば、SiCエピタキシャルウェハは、SiCエピタキシャル膜を形成する基板として昇華法等で作製したSiCのバルク単結晶から加工したSiC単結晶基板を用い、通常、この上に化学的気相成長法(CVD)によってSiC半導体デバイスの活性領域となるSiCエピタキシャル膜を成長させることによって製造する。
ソレー効果とは、溶液や気体に温度勾配を与えて放置すると、この温度勾配により濃度勾配が生じるという熱拡散現象のことである。例えば、温度勾配を有する気体中において分子量の異なる複数種の分子が存在する場合、分子量の大きな分子は低温側へ、分子量の小さな分子は高温側へ移動し、気体中における分子の濃度勾配が生じる現象である。
天井表面側の温度を高くすると、ソレー効果によりアルゴンガスが天井表面から離れようとし、水素ガスは天井側に移動しようとするため、アルゴンガスによる原料ガスが天井側に移動しようとすることを阻止する効果が薄れ、原料輸送効率を悪化させるという問題を十分に解消することができない。
また、基板と基板の反対側の両方の壁を加熱するため及びアルゴンガスを加熱するためには、専用のヒーターが必要であり設備コストがかかってしまう。特に、天井側にヒーターを設けると、装置をそのヒーターの重量に耐えられる構造にする必要があり、より設備コストを必要とする。
即ち、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
また第2キャリアガスが、基板と反対側の第2壁面側を覆うため、基板以外の部分に付着物が堆積することを抑制することができる。これらの付着物は落下等により、基板表面を汚染するため、付着物の発生を抑制することで得られる膜の品質を高くすることができる。
なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。また、以下の説明において例示される材質、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
図1に示すように、化学気相成長装置100は、炉体10と、炉体10へ第1キャリアガスを含むガスG1および第2キャリアガスを含むガスG2を供給する複数のガス供給口20と、炉体10からこれらのガスを排出する排出口を有する。炉体10内には、サセプタ30が配置され、サセプタ30上に載置された基板40を回転することができる。炉体10内の基板側の壁が第1壁であり、その炉体内面が第1壁面11である。また、基板と反対側の壁が第2壁であり、その炉体内面が第2壁面12である。また基板40を加熱するためのヒーター50が、炉体10の基板40側の外部に設置されている。ヒーター50は、図示上では基板40直下にのみ設置しているが、炉体10の基板側の面を全て加熱するように設置しても良い。
このとき、第2キャリアガスの分子量は、第1キャリアガスの分子量より大きく、化学気相成長装置100の基板40側の第1壁面11の温度が、基板40と反対側の第2壁面12の温度以上である。そのため、第2キャリアガスは、ソレー効果により第2壁面12表面を覆うようにガス供給口20から排出口へ向けて供給される。第2キャリアガスが、第2壁面12を覆うことで、原料ガスが第2壁面12側に移動することを抑制することができる。すなわち、基板40表面への原料輸送効率を高くすることができる。また第2キャリアガスが、第2壁面12側を覆うため、第2壁面12に付着物が堆積することを抑制することができる。これらの付着物は落下等により基板40表面を汚染するため、第2壁面12に付着物が堆積することを抑制することで、得られる膜の品質を高くすることができる。
第1キャリアガスおよび第2キャリアガスと同時に、原料ガスを供給してもよいが、最も第2壁に近いガス供給口から供給されるガスは、第2キャリアガスのみであり、原料ガスを含まないことが好ましい。最も第2壁に近いガス供給口から供給されるガスが、原料ガスを含まなければ、より原料ガスが第2壁面と接触する確率を下げることができ、基板以外の部分に付着物が堆積することもより抑制することができる。
例えば、SiC薄膜を成長させる場合、原料ガスとしてSi系原料ガスとC系原料ガスを供給する。Si系原料ガスとしては、シラン(SiH4)、ジクロロシラン(SiH2Cl2)、トリクロロシラン(SiHCl3)、四塩化ケイ素(SiCl4)等を用いることができる。C系原料ガスとしては、プロパン(C3H8)、エタン(C2H6)等を用いることができる。
第1キャリアガスと第2キャリアガスとしては、水素、窒素、アルゴン等を用いることができる。第2キャリアガスは第1キャリアガスの分子量より大きく、かつ、それぞれのキャリアガスの分子量の差が大きい方が好ましいため、例えば第1キャリアガスとして水素、第2キャリアガスとしてアルゴンを好適に選択することができる。特に第2キャリアガスとしてアルゴンを用いることは、希ガスで化学的に安定なため、その他のガスへの影響が少なく好ましい。なお、SiC薄膜を成長させる場合は、窒素は不純物となり得るため、使用しないことが好ましい。
具体的に例を挙げて説明すると、例えば、SiC薄膜を成長させる場合に、上述のようにSi系原料ガスとC系原料ガスとを供給する。このとき、Si系原料ガスとしてシラン、C系原料ガスとしてプロパンを用いると、シランの分子量は32で、プロパンの分子量は44である。そのため、第2キャリアガスとしては、分子量が32以上であるアルゴン(分子量:40)、クリプトン(分子量:84)等を用いることが好ましい。アルゴン、クリプトンは、希ガスであるため化学的に安定的で特に好ましいが、分子量が32程度より大きければ、希ガスである必要はない。
ソレー効果では分子量の大きいものは低温側に移動し、分子量の小さいものは高温側に移動するため、例えば、第1キャリアガスとして水素(分子量:2)、第2キャリアガスとしてアルゴン(分子量:40)、原料ガスとしてシラン(分子量:32)とプロパン(分子量:44)を用いると、原料ガスを第1キャリアガスと第2キャリアガスとで挟む構成となり、より炉体10面に原料ガスが付着することを抑制できる。なお、これらの3層構造は、ガス供給口から排出口まで完全に形成されるわけではなく、基板40が配置される排出口側ではある程度拡散しているため、基板40への原料供給は問題なく行うことができる。
最も第2壁面側のガス供給口から供給されるガスに占める第2キャリアガスの割合が6%未満だと、従来の水素のみをキャリアガスとして用いた場合と比較して10%以上のエピタキシャル膜の成長率を実現することが難しくなる。また最も第2壁面側のガス供給口から供給されるガスに占める第2キャリアガスの割合が30%未満だと、従来の水素のみをキャリアガスとして用いた場合と比較して50%以上のエピタキシャル膜の成長率を実現することが難しくなる。
各ガス供給口から供給されるガスの流速差が同一であれば、炉体10内において不要な渦が生じることを抑制することができる。不要な渦が生じると、原料ガス中のそれぞれの原料の供給率に変化が生じ、均質な膜を成膜することが難しくなる。
この温度差は大きい方が好ましく、1000℃以上であることが好ましい。後述するが1000℃以上の温度差があると、特に原料輸送効率を高くすることができる。
1000℃以上の温度は、SiC等の非常に高温で成膜する場合において初めて実現されるため、SiCを含む膜を形成する場合に特に好適に用いることができる。そのため、SiCを成長させる化学気相成長方法で従来のキャリアガスとして水素のみを用いた場合と比較して、ソレー効果による原料輸送効率の向上をより効果的に得ることができる。
またサセプタ40下部には、基板40を加熱するヒーター50を有する。ヒーター50は、成膜温度が比較的低い(〜1000℃)材料であるGaAsやInP等をエピタキシャル成長させる場合に、炉体10の第1壁面11を全面に渡って加熱するより、基板40下部のみ集中的に加熱することが好ましい。基板40下部を加熱すると、基板40下部の第1壁の温度と、ガス供給口20付近の第1壁の温度差が大きくなる。温度差が大きくなれば、分子量の大きい原料ガスは高温側に移動する。そのため、より基板40表面に原料を効率的に輸送することができる。
これに対し、成膜温度が比較的高い(1000℃〜)SiC等をエピタキシャル成長させる場合には、基板40下部のみ集中的に加熱すると、ガスが被成膜基板上で十分分解しないおそれがある。そのため、成膜温度が比較的高いSiC等では、炉体10の第1壁面11を全面に渡って加熱することが好ましい。
本実施例においては、基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。シミュレーションは、2次元モデルを用いて炉体10内の輸送現象と化学反応とを無撞着に計算し、その結果から壁面での成長率を求めた。このシミュレーション手法は、例えば、非特許文献1と同じANSYS社製商用ソフトウェアの有限速度反応モデルを利用しており、現実の結果と対応が取れることが確認されている。
化学気相成長装置として、プラネタリ型の化学気相成長装置を用いた。基板上にSiCを成長させるものとし、3つの供給口からそれぞれ以下の条件で、第1キャリアガス、第2キャリアガスおよび原料ガスを供給した。
基板から最も離れたガス供給口(以下「上段供給口」という。):Ar(第2キャリアガス)
3段の真ん中のガス供給口(以下「中段供給口」という):H2(第1キャリアガス)、C3H8(原料ガス)、SiH4(原料ガス)
基板に最も近いガス供給口(以下「下段供給口」という):H2(第1キャリアガス)
またそれぞれのガス供給口からは、200℃の温度、50slmの流量で、各ガスが供給されるものとした。
また化学気相成長装置は、基板と反対側の天井側(第2壁面)の温度を400℃とし、基板が載置されているサセプタ側の壁面(第1壁面)の温度を1600℃とした。
上記条件のもとで、基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
上段供給口から供給されるガスが、ArとH2を1:2の割合で混合したガスであること以外は、実施例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
上段供給口から供給されるガスが、H2であること以外は、実施例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
同様に図4は、比較例1における各種の分布を示しており、図4(a)はC3H8の濃度分布であり、図4(b)はC3H8の分解により発生したC元素の濃度分布であり、図4(c)はSiH4の濃度分布であり、図4(d)はSiH4の分解により発生したSi元素の濃度分布であり、図4(e)は炉内の流速分布であり、図4(f)は炉内の温度分布である。図3および図4において、色の濃い部分が濃度の高い部分、温度の高い部分、流速の早い部分を意味し、図示左側が供給口側で、図示右側が排出口側で、図示下側が基板側、図示上側が天井側である。
図3と図4を比較すると、実施例1において、原料ガスの濃度分布が図示右下側に移動しており、化学気相成長装置における基板側に原料ガスが効率的に輸送されていることがわかる。また、第2キャリアガスとして供給されたArは、供給口から一部自然拡散で下方に移動しているものの、概ね天井付近を流動していることがわかる。さらに、流速は一定であり、異常な乱流等が発生していないことも分かる。
基板と反対側の天井側の温度を1000℃としたこと以外は、実施例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
基板と反対側の天井側の温度を1000℃としたこと以外は、比較例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
図7と図8を比較すると、実施例3において、原料ガスの濃度分布が図示右下側に移動しており、化学気相成長装置における基板側に原料ガスが効率的に輸送されていることがわかる。また、第2キャリアガスとして供給されたArは、供給口から一部自然拡散で下方に移動しているものの、概ね天井付近を流動していることがわかる。さらに、流速は一定であり、異常な乱流等が発生していないことも分かる。
基板と反対側の天井側の温度を1600℃としたこと以外は、実施例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
基板と反対側の天井側の温度を1600℃としたこと以外は、比較例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
図10と図11を比較すると、原料ガスの濃度分布が図示右下側に移動しており、化学気相成長装置における基板側に原料ガスが効率的に輸送されていることがわかる。また、第2キャリアガスとして供給されたArは、ガス供給口から一部自然拡散で下方に移動しているものの、概ね天井付近を流動していることがわかる。さらに、流速は一定であり、異常な乱流等が発生していないことも分かる。
基板と反対側の天井側の温度を2000℃としたこと以外は、実施例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
基板と反対側の天井側の温度を2000℃としたこと以外は、比較例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
基板と反対側の天井側の温度を2000℃とし、上部供給口から供給されるガスの温度を1600℃としたこと以外は、実施例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
基板と反対側の天井側の温度を2000℃とし、上部給口から供給されるガスの温度を1600℃としたこと以外は、比較例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
基板と反対側の天井側の温度を2000℃とし、上部供給口から供給されるガスの温度を1600℃、流量を13.2slmとしたこと以外は、実施例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
基板と反対側の天井側の温度を2000℃とし、上部供給口から供給されるガスの温度を1600℃、流量を13.2slmとしたこと以外は、比較例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
化学気相成長装置をプラネタリ型から直方型(供給口から排出口の長さ×幅:22cm×20cm)に変更し、各供給口からの流量を20slmとしたこと以外は、実施例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
化学気相成長装置をプラネタリ型から直方型(供給口から排出口の長さ×幅:22cm×20cm)に変更し、各供給口からの流量を20slmとしたこと以外は、比較例1と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
図16と図17を比較すると、原料ガスの濃度分布が図示右下側に移動しており、化学気相成長装置における基板側に原料ガスが効率的に輸送されていることがわかる。また、第2キャリアガスとして供給されたArは、ガス供給口から一部自然拡散で下方に移動しているものの、概ね天井付近を流動していることがわかる。さらに、流速は一定であり、異常な乱流等が発生していないことも分かる。
各ガス供給口からの流量を10slmとしたこと以外は、実施例5と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
各ガス供給口からの流量を10slmとしたこと以外は、比較例10と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
図19と図20を比較すると、原料ガスの濃度分布が図示右下側に移動しており、化学気相成長装置における基板側に原料ガスが効率的に輸送されていることがわかる。また、第2キャリアガスとして供給されたArは、供給口から一部分子拡散で下方に移動しているものの、概ね天井付近を流動していることがわかる。さらに、流速は一定であり、異常な乱流等が発生していないことも分かる。
基板と反対側の天井側の温度を2000℃とし、上部供給口から供給されるガスの温度を1600℃、流量を5.3slmとした。その他の点は、実施例5と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
基板と反対側の天井側の温度を2000℃とし、上部供給口から供給されるガスの温度を1600℃、流量を5.3slmとした。その他の点は、比較例10と同様にして基板表面における成長率をシミュレーションで計算した。
Claims (4)
- 第1壁とそれに対向する第2壁とを有し、第1壁側に基板を設置でき、かつ、少なくとも二つのガス供給口を有する化学気相成長装置を用いて、分離して供給される第1キャリアガスと第2キャリアガスにより原料ガスを前記基板と平行な方向から前記基板に供給し、SiCエピタキシャル膜を成長させる化学気相成長方法であって、
前記第1キャリアガスを前記第2キャリアガスより基板に近いガス供給口から供給し、
前記第1壁の温度を、前記第2壁の温度より600℃以上高くし、
前記第2キャリアガスの分子量を、前記第1キャリアガスの分子量より大きくすることを特徴とする化学気相成長方法。 - 前記第2キャリアガスの分子量が、原料ガスとして供給される少なくとも一つの分子の分子量以上であることを特徴とする請求項1に記載の化学気相成長方法。
- 第2壁に最も近いガス供給口から供給されるガスが、前記第2キャリアガスであり、原料ガスを同時に含まないことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の化学気相成長方法。
- 各ガス供給口から供給されるガスの流速が同一であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の化学気相成長方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014158079A JP6424384B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | 化学気相成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014158079A JP6424384B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | 化学気相成長方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016035087A JP2016035087A (ja) | 2016-03-17 |
JP6424384B2 true JP6424384B2 (ja) | 2018-11-21 |
Family
ID=55523129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014158079A Active JP6424384B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | 化学気相成長方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6424384B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112017007406T8 (de) * | 2017-04-06 | 2020-02-13 | Mitsubishi Electric Corporation | SiC-Epitaxiewafer, Verfahren zum Herstellen eines SiC-Epitaxiewafers, SiC-Vorrichtung und Leistungsumwandlungsgerät |
US11486038B2 (en) | 2019-01-30 | 2022-11-01 | Applied Materials, Inc. | Asymmetric injection for better wafer uniformity |
CN114599816A (zh) * | 2019-09-09 | 2022-06-07 | 应用材料公司 | 输送反应物气体的处理系统和方法 |
EP4215649A1 (en) | 2022-01-24 | 2023-07-26 | Ivan Timokhin | Preparation of shaped crystalline layers by use of the inner shape/surface of the ampule as a shape forming surface |
CN115862750B (zh) * | 2022-12-23 | 2024-10-11 | 南京邮电大学 | 一种研究α-Ga2O3生长的雾化学沉积系统及其构建方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06338466A (ja) * | 1993-05-31 | 1994-12-06 | Sony Corp | 気相成長装置 |
US7118781B1 (en) * | 2003-04-16 | 2006-10-10 | Cree, Inc. | Methods for controlling formation of deposits in a deposition system and deposition methods including the same |
DE102007009145A1 (de) * | 2007-02-24 | 2008-08-28 | Aixtron Ag | Vorrichtung zum Abscheiden kristalliner Schichten wahlweise mittels MOCVD oder HVPE |
US20110247556A1 (en) * | 2010-03-31 | 2011-10-13 | Soraa, Inc. | Tapered Horizontal Growth Chamber |
-
2014
- 2014-08-01 JP JP2014158079A patent/JP6424384B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016035087A (ja) | 2016-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6424384B2 (ja) | 化学気相成長方法 | |
RU2718927C2 (ru) | Способ получения двумерного материала | |
TWI521089B (zh) | 氣相成膜裝置 | |
TW201840887A (zh) | 氣相成膜裝置 | |
US10262863B2 (en) | Method for manufacturing SiC epitaxial wafer by simultaneously utilizing an N-based gas and a CI-based gas, and SiC epitaxial growth apparatus | |
JP6065762B2 (ja) | 炭化珪素半導体成膜装置およびそれを用いた成膜方法 | |
JP7365761B2 (ja) | 気相成長装置 | |
TWI537416B (zh) | A CVD reactor with a strip inlet region and a method of depositing a layer on the substrate in such a CVD reactor | |
KR20130029011A (ko) | 배기 트랩 | |
JP2018107398A (ja) | p型SiCエピタキシャルウェハ及びその製造方法 | |
JP2016162921A (ja) | SiC化学気相成長装置 | |
CN210030883U (zh) | 具有多区域引射器块的化学气相沉积设备 | |
JP2016050164A (ja) | SiC化学気相成長装置 | |
US20190085454A1 (en) | Vertical deposition system | |
US11692266B2 (en) | SiC chemical vapor deposition apparatus | |
CN111455458B (zh) | 外延装置及应用于外延装置的进气结构 | |
US11326275B2 (en) | SiC epitaxial growth apparatus having purge gas supply ports which surround a vicinity of a raw material gas supply port | |
US20150144963A1 (en) | Silicon carbide epi-wafer and method of fabricating the same | |
US20180119277A1 (en) | Gas Distribution Apparatus for Deposition System | |
JP5481415B2 (ja) | 気相成長装置、及び気相成長方法 | |
Beccard et al. | High temperature CVD systems to grow GaN or SiC based structures | |
Chengyan et al. | Design of a three-layer hot-wall horizontal flow MOCVD reactor | |
JP2017069239A (ja) | 炭化珪素のエピタキシャル成長方法 | |
Gu et al. | Design of a three-layer hot-wall horizontal flow MOCVD reactor | |
KR20150075195A (ko) | 탄화규소 에피택시 고속 성장 공정 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170605 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180925 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181004 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6424384 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |