本発明は、呼吸器疾患及び/又は障害、心臓及び心臓血管疾患及び/又は障害、自己免疫疾患及び/又は障害、発癌、及びそれらの関連する症状又は合併症を含むがそれらに限定されない多くの疾患及び/又は障害を予防、治療、又は改善するための新規なFLAP調節因子及びその組成物に関するものである。
本発明の実施形態はまた、これらの光学異性体、水和物、代謝産物、エナンチオマー、ジアステレオマー、cis−trans異性体、ラセミ化合物、プロドラッグ又は医薬的に許容される塩も含む。
本発明の別の実施形態は、表1に示される化合物から選択される少なくとも1つの化合物を含む本発明の医薬組成物である。本発明の別の実施形態は、表3に示される化合物から選択される少なくとも1つの化合物を含む本発明の医薬組成物である。
本発明は更に、FLAP活性により媒介される疾患及び/又は障害を罹患しているか又は診断された対象を治療する方法であって、上記対象に少なくとも1つの式(I)の化合物の治療上の有効量を投与することを含む方法に関する。
本発明はまた、FLAP媒介性疾患及び/又は障害の進行の予防、治療、改善を要する対象において、当該疾患及び/又は障害の進行を阻害することを含むがこれに限定されない、当該疾患及び/又は障害の進行を予防、治療、改善するための方法であって、上記対象に、少なくとも1つの式(I)の化合物の治療上の有効量を投与することを含む方法にも関する。このような疾患及び/又は障害としては、これらに限定されるものではないが、糖尿病、呼吸器疾患、及びそれらの関連する症状又は合併症が挙げられる。より詳細には、本発明は、これらに限定されるものではないが、増悪、非アレルギー性喘息、線維性肺疾患、急性呼吸窮迫症候群、及び慢性閉塞性肺疾患、並びにそれらの関連する症状若しくは合併症を罹患した対象におけるこうした疾患及び/又は障害を治療する方法に関する。
別の実施形態では、本発明の化合物は、以下の心臓及び心臓血管疾患及び/又は障害、すなわち、心筋梗塞、アテローム性動脈硬化症、脳卒中、大動脈瘤、アテローム性動脈硬化症、又はそれらの関連する症状若しくは合併症を罹患した対象におけるこうした疾患及び/又は障害に関連した症状の改善及び/又はその治療に有用である。
別の実施形態において、本発明の化合物は、自己免疫疾患又はアレルギー性疾患及び/又は障害を罹患した対象におけるこうした疾患及び/又は障害に関連した症状の改善及び/又はその治療に有用であり、上記自己免疫又はアレルギー性疾患及び/又は障害は、これらに限定されるものではないが、関節リウマチ、炎症性腸疾患、腎炎、脊椎関節炎、多発性筋炎、皮膚筋炎、痛風性滲出液、全身性エリテマトーデス、全身性硬化症、アルツハイマー病、多発性硬化症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎及び喘息、又はそれらの関連する症状若しくは合併症を含む。更なる実施形態では、本発明の化合物は、これらに限定されるものではないが、腫瘍細胞の増殖、分化、及びアポトーシス、腫瘍関連血管新生、並びに癌細胞の遊走及び浸潤を含む、発癌に関連した症状の改善及び/又はその予防又は治療に有用である。
本発明の更なる実施形態は、式(I)の化合物のいずれかと医薬的に許容される担体とを混合することを含む、医薬組成物を製造するためのプロセスを提供することである。
本発明の更なる実施形態では、FLAP媒介性疾患及び/又は障害の治療又は改善を要する対象におけるこうした疾患及び/又は障害を治療又は改善する方法は、少なくとも1つの式(I)の化合物の治療上の有効量を対象に投与することを含み、上記式(I)の化合物の治療上の有効量は、約0.1mg/投与〜約5g/投与である。詳細には、式(I)の化合物の治療上の有効量は、約0.5mg/投与〜約1000mg/投与である。
より詳細には、式(I)の化合物の治療上の有効量は、約1mg/投与〜約100mg/投与である。本発明の更なる実施形態では、式(I)の化合物の1日当たりの投与回数は1〜3回である。本発明の更なる実施形態では、式(I)の化合物の治療上の有効量は、約0.001mg/kg/日〜約30mg/kg/日である。より詳細には、式(I)の化合物の治療上の有効量は、約0.01mg/kg/日〜約2mg/kg/日である。
本明細書の本文、スキーム、実施例、構造式、及び任意の表において未充足の価数を有する任意の原子は、価数を満たすための水素原子を有するものと仮定される点にも留意されたい。
本明細書で使用するところの以下の用語は以下の定義を有するものとする。本明細書の定義は、化学用語が示された式を有することを指定しうる。与えられる特定の式は、本発明の範囲を限定することを目的としたものではなく、その用語を説明するものとして与えられるものである。用語の定義自体の範囲は、当業者によって含まれることが予想される複数の変例を含むものとする。
「アリール」なる用語は、不飽和の芳香族単環式、又は多環式炭化水素環基を意味する。例としては、フェニルなど、及び下記実施例において例示されるものすべてが挙げられる。アリール基は、利用可能な価数によって可能な位置でどの環原子によりコア分子と結合してもよい。
「ヘテロアリール」なる用語は、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ベンズイミダゾリル、及びテトラゾリルからなる群から選択される不飽和の単環式、多環式芳香族「複素」環基を意味する。例としては、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリミジン−4−イル、ピラジン−2−イル、ピラジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリダジン−3−イル、1H−ベンズイミダゾール−2−イル、2H−テトラゾール−5−イルなど、及び下記実施例において例示されるものすべてが挙げられる。ヘテロアリール基は、利用可能な価数によって可能な位置でどの環原子によりコア分子と結合してもよい。
「ヘテロシクリル」なる用語は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ピラゾイル、チオモルホリニル、アゼパニル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、テトラヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、ジアザビシクロ[2.2.1]−ヘプタニル、ジヒドロ−インドリル、テトラヒドロピラニル、アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、オキセタニル、イソチアゾリジニル、チアジアニル、チオピラニル、チア−アザスピロ[3.3]ヘプタニル、オキサ−アザスピロ[3.3]ヘプタニル、テトラヒドロ−チオピラニル、ジヒドロキナゾリニル、オキサジアゾリル、オキサ−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ピペラジン−2−オン−イル、2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ピロリジン−2−オン−イル、イミダゾリン−2−オン−イル、1,2−チアジアン1,1−ジオキシド−イル、イソチアゾリジン1,1−ジオキシド−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、及びイミダゾリジニルからなる群から選択される飽和単環式又は多環式「複素」環基を意味する。例としては、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−3−イル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−3−イル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、ピペラジン−1−イル、モルホリン−2−イル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−4−イル、アゼパン−1−イル、アゼパン−3−イル、ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル、1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル、オキセタン−3−イル、イソチアゾリジン−2−イル、1,2−チアジアン−2−イル、2H−チオピラン−4−イル、2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル、2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル、3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イル、1,2,3−オキサジアゾール−5−イル、2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル、イミダゾリジン−1−イル、チオモルホリン1,1−ジオキシド−イル、4−アミノ−テトラヒドロ−2H−ピラン−イル、テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド−イルなど、及び下記実施例において例示されるものすべてが挙げられる。ヘテロシクリル基は、利用可能な価数によって可能な位置でどの環原子によりコア分子と結合してもよい。
「置換された」なる用語は、1以上の水素原子が同じか又は異なる置換基にそれぞれ独立して置き換えられた基を指す。好ましい一実施形態では、最大で3個の水素原子がそれぞれ独立して置き換えられる。
分子内の特定の位置における任意の置換基又は可変要素の定義は、その分子内の他の場所における定義とは無関係であるものとする。本発明の化合物における置換基及び置換パターンは、化学的に安定であり、かつ当該技術分野における周知の技術及び本明細書に記載される方法によって容易に合成可能な化合物を与えるために当業者によって選択することができるものと理解される。
本明細書における「約」なる用語は、本明細書に示される定量的表現に関して明示的に用いられているか否かによらず、この語又は他の語により修飾された本明細書に示されるすべての量が、実際に示された値、及び、そのような示された値の実験及び/又は測定条件による推定値を含む、当該技術における通常の技術に基づいて合理的に推測されるそのような示された値の近似値の両方を指すものであることを意味する。
本発明の化合物に関して「形態(form)」なる用語は、これらに限定されるものではないが、塩、立体異性体、互変異性体、結晶質、多形体、非晶質、溶媒和物、水和物、エステル、プロドラッグ又は代謝産物の形態として存在しうるものを意味する。本発明は、このような化合物の形態及びそれらの混合物をすべて包含するものである。
本発明の化合物に関して「単離された形態」なる用語は、これらに限定されるものではないが、エナンチオマー、ラセミ混合物、幾何異性体(cis又はtrans立体異性体など)、幾何異性体の混合物などの本質的に純粋な状態で存在しうるものを意味する。本発明は、このような化合物の形態及びそれらの混合物をすべて包含するものである。
本明細書で使用するところの「対象」なる用語は、治療、観察、又は実験の対象となっておりかつFLAP媒介性疾患を発症するリスクのある(又は発症しやすい)、動物、哺乳類、又はヒトなどの患者を指す。
用語「投与する」は、組み合わせられた各原材料が、治療期間中に同時に、又は別の時点で、1つの製剤として、又は異なる製剤として投与され得ることを更に意味する。適宜に、本発明は、同時点、又は異なる時点における、任意の及び全ての投与形態を包含するものと解釈すべきである。上記に意図される疾患に有用な本発明の化合物及びその他の治療薬の組み合わせ範囲には、原則として、本発明の化合物、並びに上記に意図される疾患に有用ないずれかの及び全ての医薬品の全ての組み合わせが包含される。
「治療する」なる用語は、これらに限定されるものではないが、FLAP媒介性疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症の根絶を促進する、当該疾患及び/又は障害を予防する、当該疾患及び/又は障害を改善する、又は当該疾患及び/又は障害の進行を阻害する、又は当該疾患及び/又は障害の停止を促進することを指す。
「プロドラッグ」なる用語は、生体内において治療的生物活性に寄与しうる機能性誘導体に変換される式(I)の化合物又はその一形態を意味し、変換後の形態は、1)比較的活性の高い形態、2)比較的不活性な形態、3)比較的活性の低い形態、又は4)このような生体内変換により直接的又は間接的に生じる任意の形態でありうる。上記化合物が、全身投与するうえで毒性が強すぎる場合、消化管で吸収されにくい場合、又は標的に到達する前に身体によって分解されるような場合にプロドラッグが有用である。適当なプロドラッグ誘導体を選択及び調製するための従来の方法については、例えば「Design of Prodrugs」,ed.H.Bundgaard,Elsevier,1985に記載されている。
「代謝産物」なる用語は、生体内での代謝又は代謝プロセスによって、上記化合物の比較的活性の低い機能性誘導体に変換された式(I)の化合物のプロドラッグ形態又はその一形態のことを指す。
「薬剤」又は「医薬」なる用語は、式(I)の化合物又はその一形態を含有する製品のことを指す。本発明には、FLAP媒介性疾患を治療するためのこうした薬剤の使用が含まれる。
「併用形態」なる用語は、式(I)の化合物又はその一形態、医薬組成物、医薬又は薬剤と、FLAP媒介性疾患を治療するための少なくとも1つの治療薬とを含む併用製剤の使用のことを指す。
同一組成物中に配合されるか否かによらず、本開示の医薬組成物又は本開示の複合薬の治療及び予防目的での有効量を判定するための方法は、当該技術分野では周知のものである。
治療目的では、本明細書で使用するところの「治療有効量」又は「有効量」なる用語は、治療される疾患及び/又は障害の症状の緩和を含む、研究者、獣医、医師、又は他の臨床医によって求められる組織系、動物、又はヒトにおける生体応答又は薬剤応答を単独又は組み合わせで生じるそれぞれの活性化合物又は医薬品の量を意味する。予防目的(すなわち、障害の進行の阻害)では、「治療上の有効量」なる用語は、研究者、獣医、医師、又は他の臨床医によって求められる、対象の障害を単独又は組み合わせで治療するか又はその進行を阻害するそれぞれの活性化合物あるいは医薬品の量のことを指す。したがって、本発明は、2以上の薬剤の組み合わせを提供するものであり、その場合、例えば、(a)それぞれの薬剤は、独立して治療上又は予防上の有効量で投与されるか、(b)組み合わせのうちの少なくとも1つの薬剤が単独で投与される場合には治療有効量未満又は予防有効量未満の量で投与されるが、本発明による第2の又は更なる薬剤と併用して投与される場合には治療又は予防有効量で投与されるか、又は(c)両方(又はそれ以上)の薬剤が単独で投与される場合には治療有効量未満又は予防有効量未満の量で投与されるが、共に投与される場合には治療又は予防有効量で投与される。上記化合物の有効量は、約0.001mg/kg/日〜約300mg/kg/日である。
有利な点として、FLAP媒介性疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症を治療するための併用製剤の有効量は、当該疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症を治療するうえで推奨される化合物又は治療薬の有効量と比較して、化合物又は治療薬の一方又は両方が低減された量でありうる。したがって、本化合物を、治療薬の投与前、投与中、又は投与後に対象に投与することが考えられる。
「医薬的に許容される塩」なる用語は、無毒性の医薬的に許容される塩のことを指す(Ref.Int’l J.Pharm.,1986,33:201〜217;J.Pharm.Sci.,1997(Jan),66(1):1)。しかしながら、当業者に周知の他の塩も、本発明に基づく化合物又は医薬的に許容されるその塩の調製に有用でありうる。代表的な有機又は無機酸としては、これらに限定されるものではないが、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、過塩素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、乳酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、シュウ酸、パモ酸、2−ナフタレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクロヘキサンスルファミン酸、サリチル酸、サッカリン酸又はトリフルオロ酢酸が挙げられる。代表的な有機又は無機塩基としては、これらに限定されるものではないが、ベンザチン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン、プロカイン、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム及び亜鉛などの塩基性又はカチオン性塩が挙げられる。
本発明の化合物は医薬的に許容される塩の形態で存在しうる。薬剤における使用では、本発明の化合物の「医薬的に許容される塩」とは、無毒性の酸性/アニオン性又は塩基性/カチオン性の塩のことを指す。
適当な塩としては、例えば本発明の方法に基づく化合物の溶液を、酢酸、アジピン酸、安息香酸、炭酸、クエン酸、フマル酸、グリコール酸、塩酸、マレイン酸、マロン酸、リン酸、サッカリン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、トリフルオロ酢酸などの酸溶液と混合することにより生成することが可能な酸付加塩が挙げられる。
更に、本発明の化合物が酸性部分を有するものである場合、適当な塩としては、アルカリ金属塩(例えばナトリウム又はカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシウム又はマグネシウム塩)、及び適当な有機配位子と形成される塩(例えば第四級アンモニウム塩)が含まれうる。
本発明の化合物の調製プロセスのいずれにおいても、関係する分子のいずれかの感受性又は反応性基を保護することが必要かつ/又は望ましい場合がある。これは、Protective Groups in Organic Chemistry,ed.J.F.W.McOmie,Plenum Press,1973;and T.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,3rd Edition,John Wiley & Sons,1999に述べられるような従来の保護基によって実現することができる。このような保護基は本技術分野では周知の方法を用いて便宜のよい後の段階で除去することができる。本発明の範囲には、これらの保護された化合物の形態及びその混合物がすべて包含される。
本発明には異なる異性体化合物及びその混合物が含まれる。「異性体」なる用語は、組成及び分子量は同じであるが、物理的及び/又は化学的特性が異なる化合物を指す。このような物質が有する原子の数及び種類は同じであるが、構造が異なっている。その構造的相違は構造の違い(幾何異性体)又は偏光面を回転させる能力の違い(光学異性体)でありうる。
「光学異性体」なる用語は、それらの基の空間的配置のみが異なる同じ構造の異性体を意味する。光学異性体は異なる方向に偏光面を回転させる。「光学活性」なる用語は、光学異性体が偏光面を回転させる程度を意味する。
「ラセミ化合物」又は「ラセミ混合物」なる用語は、2つのエナンチオマー種の等モル量の混合物を意味し、単離された種のそれぞれが反対方向に偏光面を回転させるためにこの混合物は光学活性を示さない。
「エナンチオマー」なる用語は、重ね合わせることができない鏡像を有する異性体を意味する。「ジアステレオマー」なる用語は、エナンチオマーではない立体異性体を意味する。
「キラル」なる用語は、特定の立体配置でその鏡像と重ね合わせることができない分子を意味する。これは、その鏡像と重ね合わせることができるアキラル分子とは対照的である。
キラル分子の2つの異なる鏡像体は、それが偏光を回転させる方向によって、左旋性(左巻き)(Lとして表記)、又は右旋性(右巻き)(Dとして表記)として知られている。記号「R」及び「S」は、不斉炭素原子の周りの基の配置を表す。
「幾何異性体」なる用語は、炭素−炭素二重結合、シクロアルキル環又は架橋二環系に対する置換原子の配向が異なる異性体を意味する。炭素−炭素二重結合のそれぞれの側の置換原子(水素以外の)は、カーン・インゴルド・プレローグ順位則にしたがってE又はZ配置とされる。「E」配置では優先順位の最も高い置換基が、炭素−炭素二重結合に対して反対側に位置する。「Z」配置では優先順位の最も高い置換基が炭素−炭素二重結合に対して同じ側に位置している。
環系に結合している置換原子(水素以外の)は、cis又はtrans配置のどちらかでありうる。「cis」配置では置換基は環の平面に対して同じ側に位置し、「trans」配置では置換基は環の平面に対して反対側に位置する。「cis」種と「trans」種の混合物を有する化合物を「cis/trans」と表記する。
本発明の化合物は、異性体特異的な合成法によるか、又は異性体混合物から分割することによって、個々の異性体として調製することが可能である。従来の分割技術としては、光学的に活性な酸(又は塩基)を用いて異性体のペアの各異性体の遊離塩基(又は遊離酸)を組み合わせて、光学的に活性な塩を形成すること(その後、分別晶出及び遊離塩基の再生成を行う)、適当なキラル補助剤と反応させることにより異性体のペアの各異性体のエステル又はアミドを形成すること(その後、分別晶出又はクロマトグラフ分離及びキラル補助剤の除去を行う)、又は各種の周知のクロマトグラフィー法を用いて中間体又は最終生成物のいずれかの異性体混合物を分離することが挙げられる。
更に、本発明の化合物は1以上の多形体又は非晶質形態を有しうるが、これらも本発明の範囲に含まれるものとする。更に本化合物の一部のものは、水(すなわち水和物)又は一般的な有機溶媒(例えば、エタノレートなどの有機エステル)と溶媒和物を形成することができ、これらもやはり本発明の範囲内に含まれるものとする。
本発明に基づく化合物が少なくとも1つのキラル中心を有する場合、これらの化合物はエナンチオマーとして存在しうる。化合物が2以上のキラル中心を有する場合、これらの化合物は更にジアステレオマーとしても存在しうる。本発明に基づく化合物を調製するプロセスが立体異性体の混合物を生じる場合、これらの異性体は分取クロマトグラフィーなどの従来の技術によって分離することができる。本化合物は、ラセミ体として、又は立体特異的合成法か若しくは分割法により個々のエナンチオマー又はジアステレオマーとして調製することができる。本化合物は、例えば、光学的に活性な塩基と塩を形成させることによって立体異性体のペアを形成させた後、分別結晶化及び遊離酸の再生成を行うなどの標準的な技術によって、その構成成分であるエナンチオマー又はジアステレオマーに分割することができる。本化合物は、立体異性体エステル又はアミドを形成させた後、クロマトグラフィー分離及びキラル補助剤の除去を行うことによって分割することもできる。また、本化合物は、キラルHPLCカラムを使用して分割することもできる。本化合物のすべての立体異性体、ラセミ及びスカレミ(scalemic)混合物、並びにジアステレオマー、幾何異性体、及びエナンチオマーが本発明の範囲内に包含される点は理解されるべきである。
本発明の代表的な化合物は、下記に述べられる一般的な合成スキームにしたがって合成することが可能であり、それに続く具体的な合成例においてより詳細に説明する。これらの一般的なスキームは説明を目的として与えられるものであり、本発明は、示される化学反応及び条件によって限定されるものとして解釈されるべきではない。これらのスキーム及び実施例で使用した様々な出発物質の調製方法は当業者の技術の範囲内で周知のものである。実施例の反応のいずれにおいても、得られた収率を最適化する試みはいっさい行っていない。当業者には、反応時間、温度、溶媒及び/又は試薬を慣例にしたがって変えることでこうした収率を高める方法は周知のものである。
更に、化合物の結晶形態の一部は多形体として存在しうるが、それらも本発明に含まれるものとする。更に、化合物の一部のものは、水(すなわち水和物)又は一般的な有機溶媒と溶媒和物を形成しうるが、これらの溶媒和物も本発明の範囲内に包含されるものとする。
記載される合成経路の例には、スキームA〜G、中間体A〜HZ、実施例1〜588、及び予想例1〜247が含まれる。これらの例の標的化合物に類似した化合物を同様の経路によって調製することが可能である。本開示の化合物は本明細書に述べられるように医薬品として有用である。
逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は以下の条件下で行った。すなわち、1)器具=Shimadzu;カラム=Waters XBridge C18 10μm(250×50mm)、Phenomenex Geminiカラム 5μmC18(150×21.2mm)又はWaters Xterra RP18 OBD 5μm(100×30mm);勾配=95:5〜0:100の水(0.05%トリフルオロ酢酸(TFA))/CH3CN(0.05%TFA);流速=30〜80mL/分;検出=λ=220〜254nMのUV;2)器具=Gilson;カラム=Phenomenex LUNAカラム5μmC18(250×50mm)又はWaters XBridge PrepC18 OBD5μm(30×150mm);勾配=95:5〜0:100の水(0.05% TFA)/CH3CN(0.05% TFA);流速=30〜80mL/分;検出=λ=220〜254nMのUV;3)器具=Gilson/Shimadzu:カラム=Inertsil ODS−3カラム(30×100mm)又はInertsil ODS−3(30×50mm,5μm);勾配=いずれの相も0.05体積%のトリフルオロ酢酸を含む水/アセトニトリル;5% ACNで1分間保持の後、99% ACNまで6分間の勾配の後、その濃度で3分間保持、流速=80ml/分;46℃にカラムを加熱し、λ=254nmの紫外線で検出;及び4)器具=Dionex:UVD 170Uダイオードアレイ検出器及びThermo Finnegan Surveyor MSQ plus質量分析計でデータ収集、Waters XBridge C18 5μm OBD 50×100mm分取カラム。
NMRスペクトルは、Bruker社のモデルDPX400(400MHz)、DPX500(500MHz)、DRX600(600MHz)分光計のいずれかによって得た。下記の1H NMRデータのフォーマットは、ppmでのテトラメチルシラン基準の低磁場側への化学シフトである(多重度、結合定数J(Hz)、積分)。
化学名は、ChemDraw Ultra 12.0(CambridgeSoft社、マサチューセッツ州ケンブリッジ)又はACD/Nameバージョン10.01(Advanced Chemistry社)を使用して生成した。
スキームAを参照すると、式(XI)の化合物は、化合物(XIII)から出発する、金属によって媒介される一連のクロスカップリング反応によって得ることができる。式(XIV)の化合物[式中、Ar1は、アミン置換されるか又はデスアミノ5、6員又は5/6若しくは6/6−縮合芳香族又は複素芳香族窒素含有環系であってよい]は、アリール又はヘテロアリールボロン酸若しくはエステル(Ar1−B(OP)2)のいずれかと、構造式(XIII)の中間体[式中、Wは臭素又は塩素であり、Yはアルキル、ヘテロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、ZはH、フッ素、アルキル、又はヘテロアルキルである]とのPd媒介クロスカップリングによって調製することができる。Wが臭素又は塩素である場合、化合物(XIII)のボロン酸又はエステルは、0〜100℃の範囲の温度で1,4−ジオキサン又はDMSOなどの溶媒中、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−ジクロロ−パラジウム(II)・CH2Cl2(Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2)又はX−Phosプレ触媒の存在下でビス(ピナコラト)ジボロン及びKOAcを用いたパラジウム触媒反応によって生成することができる。また、式(XIII)の化合物[式中、WはB(OP)2である]を、アリール又はヘテロアリールハライド(Ar1-X)[式中、Xは臭素又は塩素である]とクロスカップリングさせて式(XII)の化合物を得ることもできる。好ましくは、式(XII)の化合物において、Yはt−ブチル、シクロブチル、トリフルオロメトキシ、又はSF5であり、ZはH、又はAr1に対してオルト位にあるフッ素であり、Ar1は、CN、CH3、OCH3、CF3、Cl、F、OH、及びNH2により置換されてもされなくともよいアミノ−ピラジン、アミノーピリミジン、又はアミノーピリジンである。クロスカップリング反応の好ましい溶媒としては、DME、DMSO、1,4−ジオキサン、THF、EtOH、DMF、水、及びトルエン又はそれらの混合物が挙げられ、Na2CO3、K2CO3、KOAc、KH2PO4、及びK3PO4などの塩基の存在下で、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2、トリフルオロ酢酸パラジウム及びPhP3、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル)]−パラジウム(II)、1,1’−ビス[ジ−t−ブチルホスフィノ)フェロセン]パラジウムクロリドなどの触媒を使用して室温から100℃の範囲の温度で行われる。
式(XI)の化合物は、式(XIII)の化合物から上記に述べたものと同様の方法及び中間体を用いて連続的な(XIII→XIV→XI又はXIII→XV→XI)Pd媒介クロスカップリングによって調製することができる。式(XV)の化合物は、式(XIII)の化合物[式中、Yはボロン酸又はエステルであり、Wは臭素又は塩素である]を介して得ることができる。式(XIII)の化合物[式中、Yはボロン酸又はエステルである]は、対応するヨウ化物[ただし、Wは臭素又は塩素である]から得ることができる。このヨウ化物を対応するボロン酸又はエステルに変換するための好ましい方法は、上記に述べた方法と同様のものである。特定の場合では、アリール及びヘテロアリールハライド、ボロン酸エステル及び酸は市販のものであるか、又は周知の方法によって調製することができる。
化合物(XIV)[式中、Yはアルキル又はシクロアルキルである]は、室温〜100℃の範囲の温度で、酢酸パラジウム及び2−ジシクロヘキシルホスフィン−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニルの存在下において、THFなどの溶媒中でアルキル臭化亜鉛を用いることによって対応する臭化物から得ることができる。
スキームBを参照すると、0〜3個のG基を有する置換アリール及びヘテロアリールスルホンアミド(XVI)[式中、G基は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、CF3、F、Cl、Br、又はこれらの組み合わせであり、Xは臭素又は塩素である]は、−20℃〜100℃の範囲の温度で、ピリジン、Et3N及びi−Pr2EtNHなどの塩基の存在下において、CH2Cl2、CH3CN、THF、及びDMFなどの溶媒中で、異なる第一級及び第二級アミンをアリール又はヘテロアリールスルホニルクロリドに付加することによって調製することができる。
スキームEを参照すると、様々な置換基を有するアミド(XXIV)を、標準的なアミドカップリング反応を用いて調製することができる。0〜3個のG基(各種のアルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、F、Cl、Br、CF3、又はこれらの組み合わせであってよい)を有する置換カルボン酸(XXV)[式中、Xは臭素又は塩素である]を、0〜60℃の範囲の温度で、DMF及びCH2Cl2などの溶媒中、HATU又はEDCIなどの標準的なカルボジイミドペプチドカップリング試薬を用いて異なる第一級及び第二級アミンで処理することによってアミド(XXIV)を得ることができる。
スキームFを参照すると、式(XXVI)のフェニルエーテルを、0〜3個のG基を有する対応するフェノール(XXVII)から調製することができる[ただし、Xは臭素又は塩素であり、G基は各種のアルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、F、Cl、Br、CF3、又はこれらの組み合わせであってよく、n=0、1である]。フェノール(XXII)を、室温〜100℃の温度で、DMSO、CH3CN、又はDMFなどの極性溶媒中で、Cs2CO3、K2CO3、又はNa2CO3などの塩基の存在下において、適当に置換されたハロ芳香族ヘテロ環式化合物[ただし、ハロはF、Cl、及びBrを指す]、又はハロメチル芳香族ヘテロ環式化合物[ただし、ハロはCl又はBrを指す]で処理することにより、エーテル(XXVI)が得られる。
以下の例は例示を目的としたものであり、本発明は、示される化学反応及び条件によって限定されるものとして解釈すべきではない。
中間体A
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン
方法1:
250mLの丸底フラスコに、攪拌子、5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(3.07g、11.5mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(5.82g、22.9mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(512mg、0.623mmol)、及びKOAc(2.30g、23.4mmol)を加えた。次いでフラスコを窒素で充分にパージしてから1,4−ジオキサン(114mL、N2で30分パージしたもの)を加えた。次いでフラスコを80℃に19.5時間加熱した後、室温にまで冷却し、反応混合物をNa2SO4に通して濾過し、濾液を乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C16H19BFN3O2の質量計算値315.16;m/z実測値316.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.38(dd,J=2.4,1.5,1H),8.02(d,J=1.5,1H),7.96−7.89(m,1H),7.56(dd,J=7.7,1.1,1H),7.42(dd,J=11.8,1.1,1H),6.77(s,2H),1.31(s,12H)。
方法2:
工程A:5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
5−ブロモピラジン−2−アミン(1.74g、10.0mmol)を1,4−ジオキサン(40mL)に加えた溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.65g、10.5mmol)及びKOAc(1.96g、20.0mmol)を加えた。混合物をN2で数回パージしてからPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(0.41g、0.5mmol)を加えた。得られた混合物をN2下で、90℃で60時間攪拌した。室温に冷却後、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ヨードベンゼン(4.5g、15.0mmol)、K2CO3(2.76g、20.0mmol)、及び別分量のPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(0.41g、0.5mmol)を加えた。得られた混合物を再びN2でパージし、N2下、80℃で48時間攪拌した。次いで混合物を室温にまで冷却し、THF(30mL)で希釈してから濾過した。濾液を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにより精製して5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(0.4g、15%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.33(s,1H),8.01(s,1H),7.82(m,1H),7.63(dd,J=11.1,2.1,1H),7.50(dd,J=8.4,2.1,1H),6.75(s,2H)。
工程B:
5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(535mg、2.0mmol)を1、4−ジオキサン(20mL)に加えた溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.1g、4.0mmol)及びKOAc(0.39g、4.0mmol)を加えた。混合物にN2を10分間バブリングすることによってパージした。混合物をPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(82mg、0.1mmol)で処理してからN2下、80℃で1時間攪拌した。室温に冷却後、混合物をNa2SO4に通して濾過し、濾液を乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(460mg、72%)。
中間体B
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル
工程A:6−アミノ−3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−カルボニトリル
200mLの丸底フラスコに、攪拌子、5−アミノ−3−シアノ−2−ブロモピラジン(4.09g、20.5mmol)、4−クロロ−2−フルオロフェニルボロン酸(3.90g、22.4mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(839mg,1.03mmol)及びK2CO3(8.36g、60.5mmol)を加えた。フラスコに窒素を流し、いずれもN2でパージしたトルエン(17.5mL)、水(17.5mL)及びDMF(10.5mL)を加えた。フラスコを80℃の19時間加熱した後、室温にまで冷却し、MgSO4を加えて混合物を粘稠のペーストとした。次いで反応混合物にEtOAcを加えて攪拌し、セライトの厚いパッドに通して濾過した。濾液が無色となるまでパッドをEtOAcで洗い流した。濾液を乾燥状態にまで濃縮し、FCCにかけて6−アミノ−3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−カルボニトリルを得た。MS(ESI):C11H6ClFN4の質量計算値248.03;m/z実測値,249.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.22(s,1H),7.67−7.60(m,2H),7.46(dd,J=8.4,2.0,1H),7.37(s,2H)。
工程B:
200mLの丸底フラスコに、攪拌子、6−アミノ−3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−カルボニトリル(1.175g、4.73mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.583g、6.23mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(194mg、0.247mmol)、及びKOAc(1.43g、14.6mmol)を加えた。フラスコにセプタムを取付け、窒素で30分間パージした後、N2で充分にパージした48mLのTHFを注射器で加えた。次いで混合物を80℃に16.5時間加熱した後、混合物を室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮した。暗色の残渣をDCMに加え、セライトのプラグに通して濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにかけて表題化合物を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.23(s,1H),7.66−7.58(m,2H),7.53−7.46(d,J=10.2,1H),7.40(s,2H),1.34(s,12H)。
中間体C
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン
工程A:4−ブロモ−2−フルオロベンゾイルクロリド
4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(10.8g、50.0mmol)をSOCl2(50mL)に加えた溶液を70℃で1時間攪拌した。室温に冷却後、得られた混合物を濃縮して4−ブロモ−2−フルオロベンゾイルクロリドを無色油状物として得て、これを精製することなく次の工程で直接使用した。
工程B:2−(4−ブロモ−2−フルオロベンゾイル)−ヒドラジンカルボチオアミド
ヒドラジンカルボチオアミド(6.8g、75mmol)を、4−ブロモ−2−フルオロベンゾイルクロリド(11.8g、50.0mmol)のTHF溶液(50mL)に室温で加え、1時間攪拌した。反応混合物を濃縮して2−(4−ブロモ−2−フルオロベンゾイル)−ヒドラジンカルボチオアミドを白色固体として得て、これを精製することなく次の工程で直接使用した。MS(ESI):C8H7BFN3OSの質量計算値290.95,m/z実測値292.1[M+H]+。
工程C:5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン
H2SO4(2mL)を、2−(4−ブロモ−2−フルオロベンゾイル)−ヒドラジンカルボチオアミド(2.9g、10.0mmol)をペンタン酸(5mL)に加えた溶液に加え、得られた混合物を110℃で2時間攪拌した。室温に冷却後、反応混合物を氷水(20mL)に注ぎ入れ、NH3・H2O(15mL)で処理した。次いで5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミンを真空濾過により単離し、空気乾燥した。MS(ESI):C8H5BFN3OSの質量計算値272.94,m/z実測値274.1[M+H]+。
工程D:
5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(2.73g,10.0mmol)を1,4−ジオキサン(20mL)に加えた溶液に、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.54g、10.0mmol)及びKOAc(1.5g、20.0mmol)を加えた。この混合物をN2で10分間パージした。次いでPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(82mg、0.1mmol)を加え、混合物をN2化合物、80℃で1時間攪拌した。室温に冷却後、混合物を無水Na2SO4のパッドに通して濾過し、濾液を乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C14H17N3BO2SBrの質量計算値321.11,m/z実測値322.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.28−8.19(m,1H),7.65(dd,J=7.8,1.0,1H),7.57(d,J=11.3,1H),5.39(s,2H),1.36(s,12H)。
中間体D
3’−フルオロ−N−メチル−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程A:4’−ブロモ−3’−フルオロ−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
1−ブロモ−2−フルオロ−4−ヨードベンゼン(6.30g、20.9mmol)及び(2−(N−メチル−スルファモイル)−フェニル)ボロン酸(4.50g、20.9mmol)を、攪拌子及び還流冷却器を備えた250mLのフラスコに加えた。1,4−ジオキサン(50mL)及びNa2CO3(2M、50mL)を加えた。高速で攪拌しながら溶媒にアルゴンを10分間バブリングした後、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(766mg、1.05mmol)を加え、反応液を80℃で15時間攪拌した。次いで反応液を50mLの水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(1x50mL,3x100mL)。加え合わせた有機抽出液をNa2CO3で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して4’−ブロモ−3’−フルオロ−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドを得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.17−8.11(m,1H),7.66−7.59(m,2H),7.59−7.54(m,1H),7.33−7.29(m,1H),7.28−7.23(m,1H),7.20−7.13(m,1H),3.67−3.56(dd,J=10.1,4.5,1H),2.46−2.43(d,J=5.3,3H)。
工程B:3’−フルオロ−N−メチル−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
4’−ブロモ−3’−フルオロ−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(2.0g、5.8mmol),4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.95g、11.6mmol)及び無水KOAc(1.71g、17.4mmol)及び1,4−ジオキサン(50mL)を、攪拌子及び還流冷却器を備えたフラスコに加えた。反応混合物をアルゴンで10分間パージした後、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(0.425g、0.58mmol)を加えた。フラスコを80℃に15時間加熱した後、室温に冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、Na2SO4に通して濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.19−8.12(dd,J=7.8,1.4,1H),7.87−7.78(dd,J=7.6,6.2,1H),7.64−7.59(dd,J=7.5,1.5,1H),7.58−7.51(m,1H),7.35−7.27(m,2H),7.19−7.11(dd,J=9.6,1.5,1H),3.57−3.45(d,J=5.5,1H),2.41−2.37(d,J=5.4,3H),1.39(s,12H)。
中間体E
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程Aにおいて(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、中間体Dについて述べたのと同様にして表題化合物を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.17(dd,J=7.9,1.4,1H),7.81(dd,J=7.6,6.2,1H),7.62−7.53(m,1H),7.53−7.46(m,1H),7.36−7.30(m,1H),7.29−7.27(m,1H),7.19(dd,J=9.9,1.5,1H),3.61(s,1H),1.39(s,12H),1.04(s,9H)。
中間体F
3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程Aにおいて2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、中間体Dについて述べたのと同様にして表題化合物を得た。1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.09−8.03(dd,J=8.0,1.3,1H),7.76−7.70(dd,J=7.6,6.2,1H),7.68−7.62(m,1H),7.61−7.54(dd,J=8.5,7.1,1H),7.37−7.31(dd,J=7.5,1.4,1H),7.24−7.20(dd,J=7.6,1.5,1H),7.16−7.11(dd,J=10.0,1.5,1H),3.48−3.43(t,J=5.9,2H),2.88−2.82(t,J=5.9,2H),1.37(s,12H)。
中間体G
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−インドール−7−アミン
工程Aにおいて7−アミノ−5−ブロモインドールを使用し、中間体Dにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H22BFN2O2の質量計算値352.18;m/z実測値353.3[M+H]+。
中間体H
3−アミノ−6−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−カルボニトリル
3−アミノ−6−ブロモピラジン−2−カルボニトリル(2.00g、9.55mmol)を1、4−ジオキサン(48mL)に加えた溶液に、(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ボロン酸(1.66g、9.55mmol)及びNa2CO3水溶液(2M、24mL、48mmol)を加え、反応混合物をN2ガスで10分間パージした。次いでPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(0.349g、0.477mmol)を加え、反応混合物をN2ガスで更に10分間パージした。反応容器を密封し、80℃に3時間加熱した。混合物を室温に冷却し、セライトに通して濾過し、フィルターケーキをEtOAc(300mL)で洗浄した。濾液をブライン/H2O(2×100mL)の1:1混合物で洗浄した。有機相を乾燥状態にまで濃縮し、FCCにかけて表題化合物(1.99g、84%)を得た。MS(ESI):C11H6ClFN4の質量計算値248.03;m/z実測値249.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.67(d,J=2.0,1H),7.83(m,1H),7.25−7.08(m,2H),5.36(s,2H)。
中間体I
3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル
3−アミノ−6−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−カルボニトリル(0.290g、1.17mmol)を1,4−ジオキサン(12mL)に加えた溶液に、(4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(0.370g、1.46mmol)及びKOAc(0.343g、3.50mmol)を加えた。反応混合物をN2ガスで10分間パージした後、クロロ(2−ジシクロ−ヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(18mg、0.023mmol)を加えてからN2ガスで更に10分間パージした。反応容器を密封し、80℃に3時間加熱し、室温に冷却した。混合物をセライトに通して濾過し、フィルターケーキをEtOAc(30mL)で洗浄した。濾液をシリカゲル上で真空下で濃縮し、FCCによって精製して得られた生成物にヘキサンを加えて粉砕して3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル(0.25g、63%)を得た。MS(ESI):C17H18BFN4O2の質量計算値340.15;m/z実測値341.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.79(d,J=1.8,1H),7.94(m,1H),7.67(dd,J=7.7,1.1,1H),7.58(dd,J=11.8,1.1,1H),5.35(s,2H),1.36(s,12H)。
中間体K
2−ブロモ−N−シクロヘキシルベンゼンスルホンアミド
20mLの容器に攪拌子、2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.053g、4.12mmol)、シクロヘキシルアミン(431mg、4.34mmol)及び乾燥ピリジン(5mL)を加えた。混合物を3時間攪拌した後、1N HCl及びEtOAcが入った分液漏斗に加えた。各層をよく混合してから分離した。次いで有機相を水、次いで飽和NaHCO3で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過して、乾燥状態にまで蒸発させて表題化合物を得た。MS(ESI):C12H16NO2SBrの質量計算値317.01,m/z実測値318.0[M+H]+;1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.14(dd,J=7.9,1.7,1H),7.71(dd,J=7.9,1.2,1H),7.49−7.42(m,1H),7.42−7.35(m,1H),5.05(d,J=7.7,1H),3.19−3.04(m,1H),1.79−1.66(m,2H),1.66−1.57(m,2H),1.52−1.44(m,1H),1.28−1.04(m,5H)。
中間体L
2−ブロモ−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミド
シクロプロピルアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.19(dd,J=7.8,1.8,1H),7.73(dd,J=7.8,1.3,1H),7.51−7.45(m,1H),7.44−7.39(m,1H),5.46(s,1H),2.21−2.08(m,1H),0.69−0.60(m,2H),0.60−0.51(m,2H)。
中間体M
2−ブロモ−N−シクロペンチルベンゼンスルホンアミド
シクロペンチルアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.02(dd,J=7.7,1.8,1H),7.84(dd,J=7.8,1.3,2H),7.61−7.55(m,1H),7.55−7.50(m,1H),3.51−3.40(m,1H),1.64−1.49(m,4H),1.45−1.30(m,4H)。
中間体N
2−ブロモ−N−(2−メチルプロピル)ベンゼンスルホンアミド
イソブチルアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.12(dd,J=7.8,1.8,1H),7.72(dd,J=7.9,1.3,1H),7.48−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,1H),5.18−5.03(m,1H),2.67(t,J=6.6,2H),1.78−1.64(m,1H),0.87(d,J=6.7,6H)。
中間体O
2−ブロモ−N−(2−フェニルエチル)ベンゼンスルホンアミド
2−フェネチルアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.14−8.09(dd,J=7.9,1.7,1H),7.69−7.63(dd,J=7.8,1.2,1H),7.47−7.42(m,1H),7.42−7.36(m,1H),7.29−7.24(m,2H),7.24−7.17(m,1H),7.12−7.06(m,2H),5.16−5.00(t,J=6.1,1H),3.23−3.10(m,2H),2.84−2.73(t,J=7.0,2H)。
中間体P
2−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミド
シクロプロピルメチルアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.18(dd,J=7.8,1.7,1H),7.70(dd,J=7.9,1.2,1H),7.50−7.43(m,1H),7.42−7.36(m,1H),5.52(s,1H),1.17−1.09(m,3H),0.89−0.76(m,2H),0.50−0.41(m,2H)。
中間体Q
2−ブロモ−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−アミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.34−8.27(d,J=7.0,1H),8.09−8.04(dd,J=7.7,1.8,1H),7.91−7.85(dd,J=7.8,1.3,1H),7.64−7.54(m,2H),7.17−7.06(m,4H),4.01−3.92(m,1H),2.98−2.89(m,2H),2.87−2.79(m,2H)。
中間体R
rac−2−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)ベンゼンスルホンアミド
rac−2−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.10(dd,J=7.7,1.9,1H),7.74(dd,J=7.7,1.4,1H),7.49−7.38(m,2H),5.33(d,J=9.8,1H),4.03−3.88(m,1H),1.29(d,J=7.0,3H)。
中間体S
2−ブロモ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−2−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体T
rac−(endo)−N−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−ブロモベンゼンスルホンアミド
rac−(endo)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−アミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.8,1H),7.71(dd,J=7.9,1.3,1H),7.49−7.42(m,1H),7.42−7.37(m,1H),4.98(d,J=7.1,1H),3.17−3.04(m,1H),2.27−2.14(m,1H),2.05(d,J=3.7,1H),1.62−1.50(m,1H),1.45−1.28(m,3H),1.28−1.17(m,1H),1.17−1.08(m,1H),1.05−0.91(m,2H)。
中間体U
2−ブロモ−N−(シクロブチルメチル)ベンゼンスルホンアミド
シクロブチルメチルアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.12(dd,J=7.8,1.8,1H),7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.43(m,1H),7.43−7.36(m,1H),5.04(d,J=6.0,1H),2.89(dd,J=7.4,6.1,2H),2.45−2.31(m,1H),2.04−1.91(m,2H),1.90−1.71(m,2H),1.64−1.52(m,2H)。
中間体V
2−ブロモ−N−(1−メチルシクロブチル)ベンゼンスルホンアミド
1−アミノ−1−メチルシクロブタンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.7,1H),7.70(dd,J=7.9,1.3,1H),7.47−7.41(m,1H),7.40−7.34(m,1H),5.26(s,1H),2.26−2.13(m,2H),1.86−1.76(m,2H),1.76−1.59(m,2H),1.32(t,J=0.8,3H)。
中間体W
2−ブロモ−N−(1,1−ジメチルプロピル)ベンゼンスルホンアミド
2−メチルブタン−2−アミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 7.81(dd,J=7.8,1.7,1H),7.58(dd,J=7.8,1.3,1H),7.35−7.29(m,1H),7.29−7.24(m,1H),1.24(q,J=7.4,2H),0.80(s,6H),0.52(t,J=7.4,3H)。
中間体X
2−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチルエチル)ベンゼンスルホンアミド
1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−アミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.61(s,1H),8.05(dd,J=7.7,1.8,1H),7.86(dd,J=7.7,1.4,1H),7.62−7.57(m,1H),7.57−7.52(m,1H),1.30(s,6H)。
中間体Y
2−ブロモ−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエタンアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 9.64−9.53(d,J=10.2,1H),8.03−7.91(dd,J=7.8,1.7,1H),7.68−7.62(dd,J=7.8,1.2,1H),7.53−7.39(m,4H),7.34−7.23(m,3H),5.25−5.11(m,1H)。
中間体Z
2−ブロモ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエタンアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体AA
2−ブロモ−N−[(1R)−1−フェニルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−1−フェニルエタンアミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.46−8.34(d,J=8.4,1H),7.94−7.83(dd,J=7.7,1.9,1H),7.74−7.65(dd,J=7.7,1.4,1H),7.50−7.37(m,2H),7.27−7.07(m,5H),4.42−4.29(m,1H),1.37−1.27(d,J=7.0,3H)。
中間体AB
2−ブロモ−N−[(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.47−8.39(d,J=9.0,1H),8.14−8.06(dd,J=7.7,1.8,1H),7.93−7.87(dd,J=7.8,1.3,1H),7.64−7.53(m,2H),7.23−7.10(m,4H),4.77−4.64(m,1H),2.91−2.78(m,1H),2.72−2.61(m,1H),2.21−2.10(m,1H),1.91−1.77(m,1H)。
中間体AC
2−ブロモ−N−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。NMRスペクトルは中間体ABと同じ。
中間体AD
2−ブロモ−N−[(3S)−1−エチル−2−オキソアゼパン−3−イル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−3−アミノ−1−エチルアゼパン−2−オンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.04−7.99(dd,J=7.8,1.7,1H),7.84−7.80(dd,J=7.9,1.3,1H),7.58−7.53(m,2H),7.53−7.49(m,1H),4.13−4.04(m,1H),3.40−3.31(m,1H),3.30−3.15(m,3H),1.85−1.73(m,2H),1.73−1.63(m,1H),1.62−1.52(m,1H),1.50−1.40(m,1H),1.28−1.16(m,1H),0.96−0.88(t,J=7.1,3H)。
中間体AE
2−ブロモ−N−[(3S)−2−オキソアゼパン−3−イル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−3−アミノアゼパン−2−オンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.05−8.01(dd,J=7.8,1.7,1H),7.96−7.91(m,1H),7.85−7.81(dd,J=7.8,1.3,1H),7.60−7.55(m,1H),7.55−7.50(m,1H),7.47−7.43(d,J=6.0,1H),3.95−3.86(m,1H),3.04−2.93(m,2H),1.89−1.79(m,2H),1.71−1.62(m,1H),1.59−1.44(m,2H),1.20−1.07(m,1H)。
中間体AF
2−ブロモ−N−[(3S)−1−メチル−2−オキソアゼパン−3−イル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−3−アミノ−1−メチルアゼパン−2−オンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C13H17BrN2O3Sの質量計算値360.01,m/z実測値361.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.03−8.00(dd,J=7.8,1.8,1H),7.84−7.81(dd,J=7.8,1.3,1H),7.59−7.50(m,3H),4.17−4.07(m,1H),3.48−3.38(m,1H),3.20−3.09(m,1H),2.87−2.79(s,3H),1.92−1.81(dd,J=14.4,3.4,1H),1.81−1.70(,m,1H),1.67−1.52(m,2H),1.52−1.41(m,1H),1.34−1.21(m,1H)。
中間体AG
2−ブロモ−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−アミンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H25BrN2O2Sの質量計算値388.08,m/z実測値389.1[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.07−8.03(dd,J=7.8,1.7,1H),7.87−7.81(m,2H),7.61−7.56(m,1H),7.56−7.51(m,1H),3.32−3.21(m,1H),2.11−2.02(s,3H),1.46−1.37(m,2H),1.35−1.26(m,2H),1.01−0.92(s,6H),0.83−0.74(s,6H)。
中間体AH
2−ブロモ−N−フェニルベンゼンスルホンアミド
アニリンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 10.68−10.56(s,1H),8.13−8.02(dd,J=7.9,1.7,1H),7.85−7.75(dd,J=7.8,1.3,1H),7.62−7.46(m,2H),7.25−7.16(m,2H),7.12−7.04(m,2H),7.02−6.93(m,1H)。
中間体AI
2−ブロモ−N−ピリジン−3−イルベンゼンスルホンアミド
3−アミノピリジンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H9BrN2O2Sの質量計算値311.96,m/z実測値312.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 11.05−10.87(s,1H),8.40−8.29(m,1H),8.25−8.17(dd,J=4.7,1.4,1H),8.15−8.06(dd,J=7.8,1.8,1H),7.93−7.78(dd,J=7.8,1.3,1H),7.66−7.52(m,2H),7.47−7.44(dd,J=2.7,1.4,1H),7.32−7.23(m,2H)。
中間体AJ
2−ブロモ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−アミノプロパン−1−オールを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H12NOSBrの質量計算値292.97,m/z実測値294.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.8,1H),7.72(dd,J=7.9,1.3,1H),7.48−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,1H),5.42(d,J=7.4,1H),3.60−3.50(m,1H),3.49−3.40(m,1H),3.38−3.28(m,1H),2.16(t,J=5.4,1H),1.04(d,J=6.8,3H)。
中間体AK
2−ブロモ−N−エチルベンゼンスルホンアミド
20mLの容器に攪拌子、2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(0.995g,3.89mmol)、及びTHF(5mL)を加えた。次いで、容器にEtNH2のTHF溶液(5mL、2.0M)を加えた。混合物を24時間攪拌した後、1N HCl及びEtOAcが入った分液漏斗に加えた。各層をよく混合してから分離した。次いで有機相を水、次いで飽和NaHCO3で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過して、乾燥状態にまで濃縮して粗生成物を得た。この油状物をFCCにかけて表題化合物(580mg、56%)を得た。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.17−8.10(dd,J=7.8,1.7,1H),7.75−7.69(dd,J=7.8,1.2,1H),7.48−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,1H),5.16−4.91(t,J=6.7,1H),3.06−2.87(m,2H),1.19−1.00(t,J=7.3,3H)。
中間体AL
2−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミド
0.5Mメチルアミンの1,4−ジオキサン溶液を使用し、中間体AKで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.15−8.11(dd,J=7.8,1.7,1H),7.75−7.70(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.45(m,1H),7.44−7.39(m,1H),5.11−5.00(d,J=6.6,1H),2.66−2.55(d,J=5.4,3H)。
中間体AM
2−ブロモ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
500mLの丸底フラスコに攪拌子、(S)−2−アミノプロパン−1−オール(2.151g、28.65mmol)、乾燥DCM(100mL)、及びDIPEA(14.0mL、81.2mmol)を加えた。次いで混合物を2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(6.981g、27.32mmol)で処理し、66.5時間攪拌した後、乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(7.31g、91%)。
中間体AN
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)ベンゼンスルホンアミド
2−アミノ−2−メチルプロパン−1−オールを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H14BrNO3Sの質量計算値306.99,m/z実測値330.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.14(dd,J=7.8,1.7,1H),7.72(dd,J=7.9,1.2,1H),7.50−7.42(m,1H),7.42−7.35(m,1H),5.33(s,1H),3.46(d,J=6.3,2H),1.11(s,6H)。
中間体AO
2−ブロモ−N−[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オールを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H16BrNO3Sの質量計算値321.00,m/z実測値322.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.15−8.06(m,1H),7.78−7.67(m,1H),7.50−7.42(m,1H),7.42−7.34(m,1H),5.39(s,1H),3.65−3.54(m,1H),3.54−3.43(m,1H),3.11−3.01(m,1H),1.82(d,J=5.7,1H),0.95−0.83(m,3H),0.83−0.73(m,3H)。
中間体AP
2−ブロモ−N−[(3S)−2−オキソピペリジン−3−イル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−3−アミノピペリジン−2−オンを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H13BrN2O3Sの質量計算値331.98,m/z実測値333.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.08(dd,J=7.8,1.8,1H),7.71(dd,J=7.8,1.3,1H),7.46−7.40(m,1H),7.40−7.36(m,1H),6.77(s,1H),6.52−6.41(m,1H),3.61−3.49(m,1H),3.34−3.18(m,2H),2.43−2.32(m,1H),1.96−1.84(m,1H),1.81−1.69(m,2H)。
中間体AQ
2−ブロモ−N−(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼンスルホンアミド
20mLの容器に攪拌子、trans−4−アミノシクロヘキサノール(683mg、4.50mmol)、DMF(5mL)、及びDIPEA(2.0mL、12mmol)を加えた。次いで混合物を2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(1.00g、3.93mmol)で処理し、混合物を2時間攪拌した後、容器の内容物をFCCにかけて表題化合物を得た(978mg、74%)。MS(ESI):C12H16BrNO3Sの質量計算値333.00,m/z実測値334.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.12(dd,J=7.8,1.7,1H),7.70(dd,J=7.8,1.2,1H),7.49−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,1H),5.10(d,J=7.5,1H),3.62−3.47(m,1H),3.11−3.01(m,1H),2.12(s,1H),1.91−1.75(m,4H),1.31−1.15(m,4H)。
中間体AR
{(3S)−1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]ピロリジン−3−イル}メタノール
(S)−ピロリジン−3−イルメタノールを使用し、中間体AQで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.06(dd,J=7.9,1.7,1H),7.70(dd,J=7.9,1.2,1H),7.44−7.38(m,1H),7.38−7.32(m,1H),3.61−3.54(m,1H),3.54−3.45(m,3H),3.39−3.33(m,1H),3.17(dd,J=9.8,6.4,1H),2.53−2.39(m,2H),2.04−1.94(m,1H),1.74−1.65(m,1H)。
中間体AS
{(3R)−1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]ピロリジン−3−イル}メタノール
(R)−ピロリジン−3−イルメタノールを使用し、中間体AQで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体AT
2−ブロモ−N−[(3R)−2−オキソピペリジン−3−イル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−3−アミノピペリジン−2−オンを使用し、中間体AQで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体AU
2−ブロモ−N−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルプロピル)ベンゼンスルホンアミド
20mLの容器に、攪拌子、3−アミノ−3−メチルブタン−1−オール(428mg、4.15mmol)、ACN(5mL)、及びDIPEA(2.0mL、12mmol)を加えた。次いで混合物を、2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(994mg、3.89mmol)で処理し、12.5時間攪拌した後、乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(676mg、54%)。MS(ESI):C11H16BrNO3Sの質量計算値321.00,m/z実測値344.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.15(dd,J=7.9,1.7,1H),7.70(dd,J=7.8,1.2,1H),7.46−7.39(m,1H),7.39−7.31(m,1H),6.15(s,1H),3.93−3.81(m,2H),1.76(t,J=6.0,2H),1.20(s,6H)。
中間体AV
tert−ブチル(3S)−3−{[(2−ブロモフェニル)スルホニル](メチル)アミノ}ピペリジン−1−カルボキシラート
(S)−tert−ブチル3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H25BrN2O4Sの質量計算値432.07,m/z実測値455.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.14(dd,J=7.9,1.7,1H),7.72(dd,J=7.9,1.3,1H),7.46−7.40(m,1H),7.40−7.35(m,1H),4.06(s,2H),3.67(s,1H),2.85(s,3H),2.72(s,1H),2.47(s,1H),1.86(d,J=11.8,1H),1.75−1.65(m,1H),1.65−1.55(m,1H),1.54−1.46(m,1H),1.38(s,9H)。
中間体AW
tert−ブチル(3R)−3−{[(2−ブロモフェニル)スルホニル](メチル)アミノ}ピペリジン−1−カルボキシラート
(S)−tert−ブチル3−(メチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体AX
2−ブロモ−N−[(1S,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
(1S,2R)−1−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H14BrNO3Sの質量計算値366.99,m/z実測値389.9[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.20(dd,J=7.7,1.9,1H),7.79(dd,J=7.8,1.4,1H),7.50−7.42(m,2H),7.24−7.16(m,4H),5.85(d,J=8.2,1H),4.70−4.63(m,1H),4.38−4.31(m,1H),3.09−2.97(m,1H),2.95−2.86(m,1H),2.12(d,J=5.2,1H)。
中間体AY
2−ブロモ−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−2−フェニルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(1S,2R)−2−アミノ−1−フェニルプロパン−1,3−ジオールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H16BrNO4Sの質量計算値384.00,m/z実測値407.9[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 7.88(dd,J=7.6,1.9,1H),7.54(dd,J=7.6,1.5,1H),7.34−7.26(m,2H),7.23−7.19(m,2H),7.17−7.09(m,3H),5.89(d,J=6.4,1H),4.97(dd,J=4.3,2.4,1H),3.83−3.73(m,1H),3.73−3.64(m,1H),3.48−3.38(m,1H),3.05(d,J=2.6,1H),2.37−2.27(m,1H)。
中間体AZ
N−[(1S)−1−ベンジル−2−ヒドロキシエチル]−2−ブロモベンゼンスルホンアミド
(S)−2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H16BrNO3Sの質量計算値369.00,m/z実測値392.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.07(dd,J=7.8,1.7,1H),7.62(dd,J=7.9,1.2,1H),7.45−7.39(m,1H),7.38−7.32(m,1H),7.20−7.10(m,3H),7.05−6.95(m,2H),5.46(d,J=6.8,1H),3.63−3.54(m,1H),3.54−3.43(m,2H),2.88−2.78(m,1H),2.78−2.68(m,1H),2.14−1.97(m,1H)。
中間体BA
2−ブロモ−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.10(dd,J=7.8,1.8,1H),7.71(dd,J=7.8,1.3,1H),7.47−7.42(m,1H),7.42−7.37(m,1H),7.33−7.28(m,2H),7.28−7.25(m,3H),5.68−5.57(m,1H),4.78(dd,J=8.7,3.7,1H),3.26−3.15(m,1H),3.04−2.94(m,1H),2.41(s,1H)。
中間体BB
2−ブロモ−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−フェニルエチル]−N−メチルベンゼンスルホンアミド
(1S,2S)−2−(メチルアミノ)−1−フェニルプロパン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H18BrNO3Sの質量計算値383.02,m/z実測値406.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.19(dd,J=7.9,1.7,1H),7.73(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.44(m,1H),7.41−7.36(m,1H),7.34−7.29(m,2H),7.29−7.25(m,3H),4.45(dd,J=9.4,3.4,1H),3.95−3.85(m,1H),3.05(d,J=3.4,1H),2.98(s,3H),0.97−0.86(d,J=6.7,3H)。
中間体BC
2−ブロモ−N−[(2R)−2,3−ジヒドロキシプロピル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−1−アミノエタン−1,2−ジオールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H12BrNO4Sの質量計算値308.97,m/z実測値310.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.05(dd,J=7.8,1.7,1H),7.68(dd,J=7.9,1.3,1H),7.49−7.40(m,1H),7.40−7.32(m,1H),6.18(t,J=6.3,1H),3.95−3.75(m,3H),3.64(dd,J=11.8,3.6,1H),3.54(dd,J=11.6,6.0,1H),3.06−2.97(m,1H),2.97−2.85(m,1H)。
中間体BD
2−ブロモ−N−[(3S)−2−オキソピロリジン−3−イル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−3−アミノピロリジン−2−オンを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H11BrN2O3Sの質量計算値317.97,m/z実測値318.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.14−8.05(m,1H),7.71(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.36(m,2H),7.06(s,1H),6.22(d,J=4.7,1H),3.81−3.68(m,1H),3.41−3.29(m,1H),3.29−3.18(m,1H),2.47−2.34(m,1H),2.12−2.00(m,1H)。
中間体BE
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ベンゼンスルホンアミド
1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H14BrNO3Sの質量計算値306.99,m/z実測値290.0[M−OH]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.11(dd,J=7.8,1.7,1H),7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.48−7.43(m,1H),7.43−7.38(m,1H),5.53(t,J=6.0,1H),2.79(d,J=6.6,2H),1.22(s,6H)。
中間体BF
2−ブロモ−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−アミノ−1,1,1−トリフルオロプロパンを使用し、中間体Kで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体BG
tert−ブチル({(2R)−1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]ピロリジン−2−イル}メチル)カルバメート
(R)−tert−ブチル(ピロリジン−2−イルメチル)カルバメートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H23BrN2O4Sの質量計算値418.06,m/z実測値319.0[M−Boc+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.10(dd,J=7.9,1.7,1H),7.73(dd,J=7.9,1.3,1H),7.46−7.41(m,1H),7.41−7.36(m,1H),4.99(t,J=6.5,1H),4.05−3.95(m,1H),3.50−3.40(m,1H),3.40−3.34(m,1H),3.32−3.17(m,2H),1.98−1.86(m,2H),1.86−1.71(m,2H),1.40(s,9H)。
中間体BH
tert−ブチル4−{[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル4−アミノピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H23BrN2O4Sの質量計算値418.06,m/z実測値441.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.7,1H),7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.43(m,1H),7.43−7.38(m,1H),5.15(d,J=7.5,1H),3.86(s,2H),3.32−3.20(m,1H),2.75(s,2H),1.69(d,J=12.2,2H),1.40(s,9H),1.38−1.29(m,2H)。
中間体BI
1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アゼチジン−3−オール
アゼチジン−3−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H10BrNO3Sの質量計算値290.96,m/z実測値292.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.02(dd,J=7.8,1.8,1H),7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.44−7.40(m,1H),7.40−7.35(m,1H),4.61−4.51(m,1H),4.18−4.10(m,2H),3.97−3.91(m,2H),2.92(d,J=6.3,1H)。
中間体BJ
rac−2−ブロモ−N−[(1,2−trans)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]ベンゼンスルホンアミド
rac−(1,2−trans)−1R−2−アミノシクロヘキサノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C12H16BrNO3Sの質量計算値333.00,m/z実測値334.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.15(dd,J=7.8,1.7,1H),7.73(dd,J=7.8,1.3,1H),7.50−7.44(m,1H),7.44−7.39(m,1H),5.29(d,J=7.4,1H),3.38−3.28(m,1H),2.88−2.77(m,1H),2.58(d,J=3.0,1H),2.04−1.96(m,1H),1.77−1.69(m,1H),1.59−1.51(m,1H),1.27−1.12(m,3H),1.12−1.01(m,1H)。
中間体BK
rac−2−ブロモ−N−[(1,2−trans)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]ベンゼンスルホンアミド
rac−(1,2−trans)−1R−2−アミノシクロヘキシル)メタノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C13H18BrNO3Sの質量計算値347.02,m/z実測値348.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.7,1H),7.73(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.44(m,1H),7.44−7.38(m,1H),5.19−5.06(m,1H),4.10−4.00(m,1H),3.51−3.41(m,1H),3.08−2.97(m,1H),2.45−2.36(m,1H),1.72−1.66(m,1H),1.66−1.60(m,1H),1.59−1.53(m,1H),1.52−1.46(m,1H),1.41−1.32(m,1H),1.31−1.24(m,1H),1.20−1.07(m,2H),1.05−0.96(m,1H)。
中間体BL
rac−2−ブロモ−N−[(1,2−cis)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]ベンゼンスルホンアミド
rac−(1,2−cis)−1R−2−アミノシクロヘキサノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C12H16BrNO3Sの質量計算値333.00,m/z実測値334.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.7,1H),7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.47−7.42(m,1H),7.42−7.38(m,1H),5.52(d,J=7.7,1H),3.80−3.72(m,1H),3.27−3.15(m,1H),1.80(d,J=4.8,1H),1.74−1.63(m,1H),1.63−1.51(m,2H),1.51−1.43(m,2H),1.43−1.36(m,1H),1.36−1.26(m,1H),1.26−1.11(m,1H)。
中間体BM
rac−2−ブロモ−N−[(1,2−cis)−2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]ベンゼンスルホンアミド
rac−(1,2−cis)−1R−2−アミノシクロヘキシル)メタノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C13H18BrNO3Sの質量計算値347.02,m/z実測値348.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.8,1H),7.73(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.44(m,1H),7.44−7.39(m,1H),5.43(d,J=9.3,1H),3.76−3.65(m,1H),3.65−3.54(m,1H),3.45−3.33(m,1H),2.82(dd,J=8.9,5.2,1H),1.73−1.60(m,2H),1.58−1.51(m,1H),1.42−1.35(m,1H),1.35−1.16(m,4H),1.10−0.97(m,1H)。
中間体BN
5−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン
4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジンを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C12H12BrN3O2Sの質量計算値340.98,m/z実測値341.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.15(dd,J=7.8,1.7,1H),7.71(dd,J=7.9,1.2,1H),7.47−7.42(m,1H),7.41−7.36(m,1H),7.33(s,1H),4.45(s,2H),3.66(t,J=5.8,2H),2.83(t,J=5.8,2H)。
中間体BO
tert−ブチル({1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アゼチジン−3−イル}メチル)カルバメート
tert−ブチル(アゼチジン−3−イルメチル)カルバメートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H21BrN2O4Sの質量計算値404.04,m/z実測値349.0[M−tBu+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.04(dd,J=7.8,1.8,1H),7.73(dd,J=7.7,1.3,1H),7.44−7.40(m,1H),7.40−7.35(m,1H),4.71(s,1H),4.13−4.03(m,2H),3.70(dd,J=7.9,5.4,2H),3.35−3.22(m,2H),2.78−2.64(m,1H),1.40(s,9H)。
中間体BP
tert−ブチル3−({[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}メチル)アゼチジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル3−(アミノメチル)アゼチジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.12(dd,J=7.8,1.7,1H),7.73(dd,J=7.8,1.3,1H),7.50−7.45(m,1H),7.45−7.39(m,1H),5.42−5.30(m,1H),3.96−3.85(m,2H),3.52(d,J=9.3,2H),3.17−3.02(m,2H),2.69−2.54(m,1H),1.39(s,9H)。
中間体BQ
tert−ブチル{(3R)−1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]ピロリジン−3−イル}メチルカルバメート
(R)−tert−ブチルメチル(ピロリジン−3−イル)カルバメートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H23BrN2O4Sの質量計算値418.06,m/z実測値441.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.08(dd,J=7.9,1.8,1H),7.73(dd,J=7.8,1.3,1H),7.46−7.40(m,1H),7.40−7.34(m,1H),4.80(s,1H),3.61(s,1H),3.51(s,1H),3.38−3.30(m,1H),3.19(dd,J=9.9,7.4,1H),2.73(s,3H),2.12−2.03(m,1H),2.03−1.93(m,1H),1.41(s,9H)。
中間体BR
tert−ブチル(1R,4R)−5−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラート
tert−ブチル2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H21BrN2O4Sの質量計算値416.04,m/z実測値439.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.10(dd,J=7.9,1.8,1H),7.73(dd,J=8.0,1.2,1H),7.46−7.40(m,1H),7.40−7.34(m,1H),4.63−4.39(m,2H),3.59−3.39(m,2H),3.33−3.22(m,2H),1.88−1.76(m,2H),1.42(d,J=5.0,9H)。
中間体BS
tert−ブチル(1S,4S)−5−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラート
(1S,4S)−tert−ブチル2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体BT
4−{1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]ピペリジン−4−イル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン
4−(ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5(4H)−オンを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C13H15BrN4O3Sの質量計算値386.00,m/z実測値387.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 9.63(s,1H),8.10(dd,J=7.8,1.8,1H),7.75(dd,J=7.9,1.3,1H),7.49−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,2H),4.05−3.97(m,3H),2.97−2.89(m,2H),2.09−2.03(m,2H),1.89−1.79(m,2H)。
中間体BU
2−ブロモ−N−[(2S)−2,3−ジヒドロキシプロピル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−3−アミノプロパン−1,2−ジオールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体BV
tert−ブチル(cis−4−{[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}シクロヘキシル)カルバメート
tert−ブチル((cis)−4−アミノシクロヘキシル)カルバメートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H25BrN2O4Sの質量計算値432.07,m/z実測値455.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.7,1H),7.72(dd,J=7.8,1.2,1H),7.48−7.43(m,1H),7.43−7.38(m,1H),5.17(s,1H),4.45(s,1H),3.47(s,1H),3.30−3.20(m,1H),1.66(s,2H),1.60−1.49(m,4H),1.45(d,J=7.3,1H),1.41(s,9H)。
中間体BW
2−ブロモ−N−(5−ヒドロキシペンチル)ベンゼンスルホンアミド
5−アミノペンタン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H16BrNO3Sの質量計算値321.00,m/z実測値322.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.10(dd,J=7.8,1.7,1H),7.71(dd,J=7.9,1.3,1H),7.48−7.42(m,1H),7.42−7.35(m,1H),5.23(t,J=6.3,1H),3.62−3.50(m,2H),2.93−2.83(m,2H),1.55(s,1H),1.52−1.42(m,4H),1.39−1.29(m,2H)。
中間体BX
2−ブロモ−N−(5−ヒドロキシヘキシル)ベンゼンスルホンアミド
6−アミノヘキサン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C12H18BrNO3Sの質量計算値335.02,m/z実測値336.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.11(dd,J=7.8,1.8,1H),7.71(dd,J=7.9,1.3,1H),7.48−7.42(m,1H),7.42−7.36(m,1H),5.15(t,J=6.2,1H),3.57(t,J=6.6,2H),2.94−2.81(m,2H),1.56−1.35(m,5H),1.33−1.21(m,4H)。
中間体BY
{(2S)−1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イル}メタノール
(S)−インドリン−2−イルメタノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H14BrNO3Sの質量計算値366.99,m/z実測値389.9[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.12(dd,J=7.9,1.7,1H),7.65(dd,J=7.9,1.3,1H),7.42−7.36(m,1H),7.36−7.31(m,1H),7.27(d,J=8.1,1H),7.14−7.09(m,1H),7.09−7.04(m,1H),6.98−6.93(m,1H),4.86−4.78(m,1H),3.81−3.68(m,2H),3.28(dd,J=16.2,9.6,1H),2.88−2.79(m,1H),2.20(s,1H)。
中間体BZ
2−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミド
2−(シクロヘキシルアミノ)エタノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C14H20BrNO3Sの質量計算値361.03,m/z実測値362.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.14(dd,J=7.9,1.7,1H),7.71(dd,J=7.8,1.3,1H),7.46−7.40(m,1H),7.40−7.34(m,1H),3.71(m,2H),3.65−3.57(m,1H),3.47(t,J=6.1,2H),2.22(t,J=5.9,1H),1.80−1.67(m,4H),1.62−1.53(m,1H),1.44−1.32(m,2H),1.27−1.15(m,2H),1.07−0.94(m,1H)。
中間体CA
rac−1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アゼチジン−2−カルボキサミド
rac−アゼチジン−2−カルボキサミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H11BrN2O3Sの質量計算値319.97,m/z実測値319.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.11−8.07(m,1H),7.83−7.79(m,1H),7.53−7.46(m,2H),6.91(s,1H),5.53(s,1H),4.75(t,J=8.8,1H),4.02−3.94(m,1H),3.75−3.67(m,1H),2.49−2.39(m,2H)。
中間体CB
1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−4−(1H−イミダゾール−4−イル)ピペリジン
工程A:1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−4−{1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−1H−イミダゾール−4−イル}ピペリジン
20mLの容器に、攪拌子、4−(1H−イミダゾール−4−イル)ピペリジン・HCl(696mg、3.71mmol)、ACN(5mL)、及びDIPEA(2.0mL、12mmol)を加えた。次いで混合物を2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(900mg、3.52mmol)で処理して、混合物を15.5時間攪拌した後、乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(950mg,92%)。MS(ESI):C20H19Br2N3O4S2の質量計算値586.92m/z実測値587.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.20(dd,J=7.9,1.8,1H),8.08(dd,J=7.8,1.7,1H),8.06(d,J=1.3,1H),7.75(dd,J=7.7,1.3,1H),7.72(dd,J=7.9,1.2,1H),7.58−7.53(m,1H),7.53−7.49(m,1H),7.45−7.40(m,1H),7.39−7.34(m,1H),6.93−6.91(m,1H),3.90−3.82(m,2H),2.93−2.83(m,2H),2.68−2.59(m,1H),2.02(dd,J=13.9,3.0,2H),1.70−1.59(m,2H)。
工程B:
1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−4−{1−[(2−ブロモフェニル)−スルホニル]−1H−イミダゾール−4−イル}ピペリジン(884mg、1.50mmol)が入った20mLの容器に、攪拌子及びDMSO(10mL)を加えた。このDMSO溶液が均質となった時点でLiOH(3mL、1.0M)をゆっくり加えた。30分後に反応混合物をEtOAcで希釈し、水(x4)及びブライン(x1)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(522mg、94%)。MS(ESI):C14H16BrN3O2Sの質量計算値369.01m/z実測値370.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.08(dd,J=7.9,1.7,1H),7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.62(s,1H),7.45−7.41(m,1H),7.40−7.35(m,1H),6.76(s,1H),3.88(d,J=12.8,1H),2.90(m,2H),2.76−2.69(m,1H),2.09−2.01(m,2H),1.77−1.67(m,2H)。
中間体CC
tert−ブチル{(3S)−1−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]ピペリジン−3−イル}カルバメート
(S)−tert−ブチルピペリジン−3−イルカルバメートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H23BrN2O4Sの質量計算値418.06m/z実測値441.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.10−8.06(m,1H),7.73(dd,J=7.7,1.3,1H),7.46−7.40(m,1H),7.40−7.35(m,1H),4.88(d,J=8.5,1H),3.77(s,1H),3.44(s,1H),3.28(d,J=11.8,1H),3.23−3.03(m,2H),1.85−1.55(m,4H),1.39(s,9H)。
中間体CD
2−ブロモ−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミド
2,2’−アザネジイルジエタノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H14BrNO4Sの質量計算値322.98m/z実測値324.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.10−8.05(m,1H),7.74(dd,J=7.8,1.3,1H),7.47−7.42(m,1H),7.42−7.37(m,1H),3.83(dd,J=7.3,3.8,4H),3.48(t,J=5.0,4H),3.38(s,2H)。
中間体CE
tert−ブチル(3S)−4−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−3−メチルピペラジン−1−カルボキシラート
(S)−tert−ブチル3−メチルピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H23BrN2O4Sの質量計算値418.06m/z実測値319.0[M−Boc+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.14(dd,J=7.8,1.8,1H),7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.45−7.40(m,1H),7.40−7.35(m,1H),4.16−3.73(m,3H),3.63−3.42(m,1H),3.32−3.22(m,1H),3.17−2.68(m,2H),1.42(s,9H),1.25−1.09(m,3H)。
中間体CF
tert−ブチル(3R)−4−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−3−メチルピペラジン−1−カルボキシラート
(R)−tert−ブチル3−メチルピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体CG
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(1−メチルエチル)ベンゼンスルホンアミド
2−(イソプロピルアミノ)エタノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H16BrNO3Sの質量計算値321.00m/z実測値322.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.15(dd,J=7.9,1.7,1H),7.71(dd,J=7.9,1.3,1H),7.46−7.41(m,1H),7.39−7.34(m,1H),4.01(hept,J=6.7,1H),3.74(m,2H),3.47(t,J=6.1,2H),2.27(t,J=5.8,1H),1.13(d,J=6.8,6H)。
中間体CH
tert−ブチル(3R)−4−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシラート
(R)−tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H23BrN2O5Sの質量計算値434.05m/z実測値335.0[M−Boc+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.16(dd,J=7.8,1.8,1H),7.73(dd,J=7.9,1.3,1H),7.47−7.42(m,1H),7.42−7.37(m,1H),4.32−3.43(m,6H),3.27−3.15(m,1H),3.15−2.66(m,3H),1.44(s,9H)。
中間体CI
2−ブロモ−N−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
2−アミノ−2−メチルプロパン−1,3−ジオールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.14(dd,J=7.8,1.7,1H),7.73(dd,J=7.9,1.3,1H),7.48−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,1H),5.93(s,1H),3.72−3.56(m,4H),2.53−2.44(m,2H),0.93(s,3H)。
中間体CJ
endo−3−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミン
endo−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミンを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H13BrN2O2Sの質量計算値315.99m/z実測値317.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 7.97(dd,J=7.7,1.9,1H),7.88(dd,J=7.7,1.4,1H),7.62−7.58(m,1H),7.58−7.54(m,1H),3.42−3.38(m,2H),3.37−3.29(m,4H),2.02(t,J=2.2,1H),1.46−1.41(m,2H)。
中間体CK
tert−ブチル(2−{[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)カルバメート
tert−ブチル(2−アミノエチル)カルバメートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.10(dd,J=7.7,1.7,1H),7.71(dd,J=7.9,1.3,1H),7.47−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,1H),5.66(t,J=5.8,1H),4.86(s,1H),3.21(t,J=5.8,2H),3.03−2.95(m,2H),1.40(s,9H)。
中間体CL
2−ブロモ−N−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.11(dd,J=7.8,1.7,1H),7.72(dd,J=7.9,1.2,1H),7.47−7.42(m,1H),7.41−7.36(m,1H),5.35(d,J=8.6,1H),3.63−3.54(m,1H),3.54−3.43(m,1H),3.11−3.01(m,1H),1.88−1.75(m,2H),0.86(d,J=6.9,3H),0.80(d,J=6.8,3H)。
中間体CM
2−ブロモ−N−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2,2−ジメチルプロピル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−2−アミノ−3,3−ジメチルブタン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C12H18BrNO3Sの質量計算値335.02m/z実測値336.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.09(dd,J=7.9,1.7,1H),7.71(dd,J=7.9,1.3,1H),7.46−7.41(m,1H),7.40−7.35(m,1H),5.40(d,J=9.4,1H),3.66−3.55(m,2H),3.11−3.01(m,1H),1.81(t,J=5.6,1H),0.85(s,9H)。
中間体CN
2−ブロモ−N−[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)−2,2−ジメチルプロピル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−アミノ−3,3−ジメチルブタン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体CO
2−ブロモ−N−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)プロピル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−2−アミノブタン−1−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H14BrNO3Sの質量計算値306.99m/z実測値308.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.11(dd,J=7.8,1.7,1H),7.72(dd,J=7.9,1.3,1H),7.47−7.42(m,1H),7.42−7.37(m,1H),5.41(d,J=7.9,1H),3.59−3.46(m,2H),3.19−3.10(m,1H),2.15−1.99(m,1H),1.56−1.38(m,2H),0.78(t,J=7.5,3H)。
中間体CP
tert−ブチル(3S)−3−{[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}ピロリジン−1−カルボキシラート
(S)−tert−ブチル3−アミノピロリジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H21BrN2O4Sの質量計算値404.04m/z実測値427.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.17−8.11(m,1H),7.77−7.69(m,1H),7.51−7.45(m,1H),7.45−7.39(m,1H),5.38−5.29(m,1H),3.87−3.75(m,1H),3.46−3.32(m,2H),3.32−3.21(m,1H),3.16−3.05(m,1H),2.05−1.68(m,2H),1.39(s,9H)。
中間体CQ
2−ブロモ−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
(1S,2S)−1−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H14BrNO3Sの質量計算値366.99m/z実測値390.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.21(dd,J=7.7,1.8,1H),7.80(dd,J=7.8,1.3,1H),7.52−7.47(m,1H),7.47−7.43(m,1H),7.25−7.21(m,1H),7.21−7.13(m,3H),5.61(d,J=6.8,1H),4.58−4.47(m,1H),4.44−4.37(m,1H),3.26(dd,J=15.9,7.7,1H),3.13(d,J=2.7,1H),2.84−2.73(m,1H)。
中間体CR
2−ブロモ−N−[(1R,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
(1R,2R)−1−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体CS
2−ブロモ−N−[(1R,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
(1R,2S)−1−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体CT
2−ブロモ−N−シクロプロピル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
N−シクロプロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C14H18BrNO3Sの質量計算値359.02m/z実測値392.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.16(dd,J=7.9,1.7,1H),7.69(dd,J=7.9,1.2,1H),7.47−7.40(m,1H),7.40−7.34(m,1H),4.40−4.30(m,1H),4.05−3.96(m,2H),3.52−3.39(m,2H),2.34−2.25(m,1H),2.16−2.06(m,2H),1.85−1.75(m,2H),0.64−0.56(m,2H),0.54−0.46(m,2H)。
中間体CU
rac−{4−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]モルホリン−2−イル}メタノール
rac−モルホリン−2−イルメタノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H14BrNO4Sの質量計算値334.98m/z実測値357.9[M+Na]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.06(dd,J=7.8,1.8,1H),7.74(dd,J=7.8,1.3,1H),7.47−7.42(m,1H),7.42−7.36(m,1H),3.93(m,1H),3.70−3.58(m,5H),3.58−3.51(m,1H),2.94(m,1H),2.77(m,1H),1.96−1.83(m,1H)。
中間体CV
2−ブロモ−N−ピラジン−2−イルベンゼンスルホンアミド
2−アミノピラジンを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H8BrN3O2Sの質量計算値312.95m/z実測値313.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 11.94(s,1H),8.34(s,1H),8.25−8.16(m,2H),8.11(dd,J=2.7,1.5,1H),7.81(dd,J=7.9,1.2,1H),7.68−7.59(m,1H),7.59−7.51(m,1H)。
中間体CW
N−2−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−L−ロイシンアミド
(S)−2−アミノ−4−メチルペンタンアミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C12H17BrN2O3Sの質量計算値348.01m/z実測値349.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.01(dd,J=7.7,1.8,1H),7.92(d,J=8.3,1H),7.82(dd,J=7.8,1.3,1H),7.58−7.49(m,2H),7.24(d,J=2.3,1H),6.97(d,J=2.2,1H),3.67−3.56(m,1H),1.65−1.53(m,1H),1.51−1.40(m,1H),1.35−1.25(m,1H),0.79(d,J=6.6,3H),0.61(d,J=6.5,3H)。
中間体CX
N−2−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]グリシンアミド
2−アミノアセトアミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C8H9BrN2O3Sの質量計算値291.95m/z実測値293.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.00(dd,J=7.7,1.8,1H),7.88(s,1H),7.84(dd,J=7.8,1.3,1H),7.59−7.54(m,1H),7.54−7.50(m,1H),7.27(s,1H),7.13(s,1H),3.51(s,2H)。
中間体CY
N−α−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−L−フェニルアラニンアミド
(S)−2−アミノ−3−フェニルプロパンアミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H15BrN2O3Sの質量計算値382.00m/z実測値382.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 7.95(d,J=8.8,1H),7.71−7.65(m,2H),7.44−7.35(m,3H),7.20−7.12(m,5H),7.06(d,J=2.2,1H),3.93(m,1H),2.91(dd,J=13.7,4.9,1H),2.77(dd,J=13.7,9.4,1H)。
中間体CZ
N−2−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−L−アラニンアミド
(S)−2−アミノプロパンアミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H11BrN2O3Sの質量計算値305.97m/z実測値307.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.01(dd,J=7.7,1.8,1H),7.86(d,J=5.2,1H),7.84(dd,J=7.7,1.3,1H),7.60−7.55(m,1H),7.55−7.50(m,1H),7.24(s,1H),7.07(s,1H),3.78−3.69(m,1H),1.17(d,J=7.1,3H)。
中間体DA
tert−ブチルN−2−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−L−α−アスパラギネート
(S)−tert−ブチル3,4−ジアミノ−4−オキソブタノアートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C14H19BrN2O5Sの質量計算値406.02m/z実測値429.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.04−7.99(m,2H),7.80(dd,J=7.7,1.3,1H),7.58−7.53(m,1H),7.53−7.49(m,1H),7.24(s,1H),7.16(s,1H),4.00(m,1H),2.56−2.51(m,1H),2.45−2.39(m,1H),1.32(s,9H)。
中間体DB
(2R)−2−{[(2−ブロモフェニル)スルホニル]アミノ}−2−フェニルエタンアミド
(R)−2−アミノ−2−フェニルアセトアミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C14H13BrN2O3Sの質量計算値367.98m/z実測値369.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.20(d,J=8.8,1H),7.91−7.86(m,1H),7.76−7.71(m,1H),7.58(d,J=2.0,1H),7.49−7.43(m,2H),7.35−7.29(m,2H),7.26−7.20(m,4H),4.94(d,J=8.8,1H)。
中間体DC
tert−ブチル−N−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−L−バリネート(valinate)
(S)−tert−ブチル−2−アミノ−3−メチルブタノアートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.24(d,J=9.6,1H),8.00(dd,J=7.8,1.7,1H),7.82(dd,J=7.9,1.3,1H),7.58−7.54(m,1H),7.54−7.48(m,1H),3.45(dd,J=9.5,7.1,1H),1.97(h,J=6.8,1H),1.22(s,9H),0.87(d,J=6.7,3H),0.82(d,J=6.8,3H)。
中間体DD
tert−ブチル−N−[(2−ブロモフェニル)スルホニル]−L−アラニナート
(S)−tert−ブチル2−アミノプロパノエートを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C13H18BrNO4S 363.01の質量計算値m/z実測値386.0[M+Na]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.36(d,J=8.6,1H),7.99(dd,J=7.8,1.8,1H),7.83(dd,J=7.8,1.3,1H),7.58−7.53(m,1H),7.53−7.49(m,1H),3.87−3.78(m,1H),1.30−1.21(m,12H)。
中間体DE
(S)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
(S)−ピロリジン−3−カルボキサミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H13BrN2O3S 331.98の質量計算値,m/z実測値333.0[M+H]+;1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.05−7.97(dd,J=7.7,1.9,1H),7.92−7.85(dd,J=7.7,1.5,1H),7.64−7.53(m,2H),7.43(s,1H),6.96(s,1H),3.57−3.50(dd,J=9.5,8.0,1H),3.46−3.39(m,1H),3.37−3.27(m,2H),3.02−2.94(p,J=7.8,1H),2.12−2.02(m,1H),2.02−1.91(m,1H)。
中間体DF
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−カルボキサミド
ピペリジン−4−カルボキサミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C12H15BrN2O3Sの質量計算値346.00,m/z実測値347.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.03−7.97(dd,J=7.8,1.8,1H),7.91−7.86(dd,J=7.8,1.3,1H),7.63−7.53(m,2H),7.28(s,1H),6.82(s,1H),3.72−3.62(m,2H),2.83−2.73(m,2H),2.27−2.17(m,1H),1.79−1.70(m,2H),1.57−1.44(m,2H)。
中間体DG
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−3−オール
3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−3−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H9BrF3NO3Sの質量計算値358.94;m/z実測値359.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.03−8.00(m,1H),7.94−7.91(dd,J=7.4,1.7,1H),7.65−7.58(m,3H),4.20−4.15(m,2H),4.09−4.04(m,2H)。
中間体DH
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N−メチルアゼチジン−3−カルボキサミド
N−メチルアゼチジン−3−カルボキサミドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H13BrN2O3Sの質量計算値331.98;m/z実測値333.0[M+H]+;1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.09−8.04(dd,J=7.8,1.8,1H),7.79−7.74(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.44(m,1H),7.44−7.37(m,1H),5.72(s,1H),4.25−4.13(m,4H),3.29−3.16(m,1H),2.89−2.77(d,J=4.8,3H)。
中間体DI
6−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン
2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタンを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H12BrNO3Sの質量計算値316.97;m/z実測値317.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.00−7.96(m,1H),7.91−7.88(m,1H),7.63−7.56(m,2H),4.62(s,4H),4.11(s,4H)。
中間体DJ
6−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン2,2−ジオキシド
2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン2,2−ジオキシドを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H12BrNO4S2の質量計算値364.94;m/z実測値365.9[M+H]+;1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.02−7.98(m,1H),7.93−7.89(m,1H),7.64−7.58(m,2H),4.46(s,4H),4.17(s,4H)。
中間体DL
N−(2−ブロモフェニル)エタンスルホンアミド
2−ブロモアニリン(344mg、2.0mmol)のピリジン溶液(5mL)に、エチル−スルホニルクロリド(257mg、2.0mmol)を室温でゆっくりと加え、混合物を室温で16時間攪拌した。ピリジンを減圧下で除去し、得られた残渣を水(30mL)で希釈し、DCM(10mL×2)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過してから乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(240mg、45%)。MS(ESI):C8H10BrNO2Sの質量計算値262.96m/z実測値264.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.71(dd,J=4.8,1.5,1H),7.59(dd,J=4.8,1.5,1H),7.32−7.28(m,1H),7.08−7.05(m,1H),6.77(bs,1H),3.14(q,J=7.2,2H),1.41(t,J=7.5,3H)。
中間体DM
N−(2−ブロモフェニル)プロパン−1−スルホンアミド
n−プロピルスルホニルクロリドを使用し、中間体DLで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H12BrNO2Sの質量計算値276.98の質量計算値;m/z実測値278.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.70(dd,J=4.8,1.5,1H),7.59(dd,J=4.8,1.5,1H),7.32−7.28(m,1H),7.08−7.05(m,1H),6.72(br s,1H),3.15−2.94(m,2H),1.93−1.73(m,2H),1.00(t,J=7.4,3H)。
中間体DN
N−(2−ブロモフェニル)−2−メチルプロパン−1−スルホンアミド
イソ−ブチルスルホニルクロリドを使用し、中間体DLで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H14BrNO2Sの質量計算値290.99;m/z実測値292.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.69(dd,J=4.8,1.5,1H),7.59(dd,J=4.8,1.5,1H),7.32−7.28(m,1H),7.08−7.05(m,1H),6.77(br s,1H),2.99(d,J=4.2,2H),2.38−2.25(m,1H),1.07(d,J=6.9,6H)。
中間体DO
1−(2−ブロモフェニル)−N−メチルメタンスルホンアミド
工程A:(2−ブロモフェニル)メタンスルホン酸ナトリウム
1−ブロモ−2−(ブロモメチル)ベンゼン(20g、0.08mol)及びNa2SO3(15g、0.12mol)をメタノール/H2O(100mL/100mL)に加えた混合物を、85℃で2.5時間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮し、乾燥して(2−ブロモフェニル)メタンスルホン酸ナトリウム(34g、粗生成物)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 7.54(m,2H),7.27(m,1H),7.12(m,1H),3.91(s,2H)。
工程B:(2−ブロモフェニル)メタンスルホニルクロリド
(2−ブロモフェニル)メタンスルホン酸ナトリウムの粗生成物(34g)をトルエン(500mL)に加えた懸濁液に、PCl5(34g、0.16mol)を加えた。得られた混合物を100℃で4時間攪拌した後、乾燥状態にまで濃縮し、残渣を砕いた氷(150g)に注ぎ、5分間攪拌し、DCM(3×50mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をMgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して(2−ブロモフェニル)メタンスルホニルクロリド(16.8g、77%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 7.62−7.45(m,2H),7.29(m,1H),7.18−7.01(m,1H),3.97(s,2H)。
工程C:
(2−ブロモフェニル)メタンスルホニルクロリド(2g、7mmol)のTHF溶液(15mL)に、CH3NH2/H2O(25%、2g、20mmol)を0℃で加えた。得られた混合物を室温にまで昇温して16時間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮してからHPLCにより精製して表題化合物を得た(0.8g、41%)。MS(ESI):C8H8BrO2Sの質量計算値262.96;m/z実測値264.0[M+H]+;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.65−7.54(m,2H),7.35(m,1H),7.22(dd,J=7.6,1.7,1H),4.53(s,2H),4.10(s,1H),2.72(s,3H)。
中間体DP
1−(2−ブロモフェニル)−N−エチルメタンスルホンアミド
エチルアミンを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H12BrNO2Sの質量計算値276.98の質量計算値;m/z実測値277.9[M+H]+;1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 7.64(dd,J=8.0,1.0,1H),7.57(dd,J=7.6,1.6,1H),7.37(m,1H),7.25(m,1H),4.54(s,2H),3.03(q,J=7.2,2H),1.12(t,J=7.2,3H)。
中間体DQ
1−(2−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)メタンスルホンアミド
エタノールアミンを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H12BrNO3Sの質量計算値292.97の質量計算値;m/z実測値294.0[M+H]+;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.69−7.52(m,2H),7.35(m,1H),7.26−7.19(m,1H),4.77(t,J=6,1H),4.56(s,2H),3.65(t,J=6,2H),3.12(t,J=6,2H),2.13(br s,1H)。
中間体DR
(S)−1−(2−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)メタンスルホンアミド
(S)−3−アミノ−2−プロパノールを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。生成物をxとして単離した。MS(ESI):C7H4BrF3O2Sの質量計算値306.99;m/z実測値307.9[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.69−7.52(m,2H),7.35(m,1H),7.29−7.20(m,1H),4.67(s,1H),3.96−3.76(m,1H),3.17−2.96(m,1H),2.95−2.74(m,1H),1.90−1.63(m,2H),1.15(d,J=6.3,3H)。
中間体DS
(R)−1−(2−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)メタンスルホンアミド
(R)−3−アミノ−2−プロパノールを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体DT
(2−ブロモフェニル)メタンスルホンアミド
アンモニアを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 7.65(d,J=7.9,1H),7.52(dd,J=7.6,1.6,1H),7.41(m,1H),7.28(m,1H),7.04(s,2H),4.46(s,2H)。
中間体DU
4−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペラジン−2−オン
ピペラジン−2−オンを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。生成物を白色の固体として単離した。MS(ESI):C11H13BrN2O3Sの質量計算値331.98の質量計算値;m/z実測値333.0[M+H]+;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.68−7.57(m,2H),7.37(m,1H),7.29−7.21(m,1H),6.93(s,1H),4.55(s,2H),3.90(s,J=18.1,2H),3.43−3.17(m,4H)。
中間体DV
(1,4)−trans−1−(2−ブロモフェニル)−N−(1R−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタンスルホンアミド
trans−4−アミノシクロヘキサノールを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。生成物を白色の固体として単離した。MS(ESI):C7H4BrF3O2Sの質量計算値347.02;m/z実測値348.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 7.70−7.56(m,2H),7.37(m,1H),7.26(m,1H),4.55(s,2H),3.54−3.42(m,1H),3.10−2.93(m,1H),2.05−1.82(m,4H),1.40−1.16(m,4H)。
中間体DW
tert−ブチル(1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート
tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。生成物を白色の固体として単離した。MS(ESI):C17H25BrN2O4Sの質量計算値432.07;m/z実測値454.9[M+Na]+.1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 7.67(dd,J=7.9,1.2,1H),7.52(dd,J=7.7,1.7,1H),7.41(m,1H),7.36−7.26(m,1H),6.92(d,J=7.8,1H),4.51(s,2H),3.50(d,J=12.2,2H),3.45−3.35(m,1H),2.92(t,J=11.3,2H),1.77(d,J=12.5,2H),1.45−1.30(m,11H)。
中間体DX
N−(1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド
工程A:1−(2−ブロモベンジルスルホニル)ピペリジン−4−アミン・HCl
tert−ブチル(1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(500mg、1.15mmol)をHClメタノール(6N、20mL)に加えた混合物を室温で24時間攪拌した後、乾燥状態にまで濃縮して1−(2−ブロモベンジルスルホニル)ピペリジン−4−アミン・HCl(400mg、94%)を得て、これを更に精製することなく次の工程で直接使用した。MS(ESI):C14H19BrN2O3Sの質量計算値332.02;m/z実測値332.9[M+H]+
工程B:
1−(2−ブロモベンジルスルホニル)ピペリジン−4−アミン・HCl(200mg、0.54mmol)及びEt3N(164mg、1.62mmol)を乾燥DCM(20mL)に加えた混合物に、塩化アセチル(85mg、1.1mmol)を室温で滴下した。反応混合物を室温で2時間混合した後、乾燥状態にまで濃縮し、残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た(180mg、89%)。MS(ESI):C14H19BrN2O3Sの質量計算値374.03;m/z実測値374.8[M+H]+。
中間体DY
1−(1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)尿素
1−(2−ブロモベンジルスルホニル)ピペリジン−4−アミン・HCl(200mg、0.54mmol)及びEt3N(164mg、1.62mmol)を乾燥THF(20mL)に加えた混合物に、(COCl2)3(160mg、0.54mmol)を室温で加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌した後、NH3のTHF溶液(4N、10mL)を滴下した。得られた混合物を室温で5時間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮し、HPLCにより精製して表題化合物を得た(140mg、69%)。MS(ESI):C13H18BrN3O3Sの質量計算値375.03;m/z実測値376.0[M+H]+。
中間体DZ
1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)アゼチジン−3−オール
3−ヒドロキシアゼチジンを使用し、中間体DOで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。生成物を白色の固体として単離した。MS(ESI):C7H4BrF3O2Sの質量計算値304.97;m/z実測値306.0[M+H]+;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.59(dd,J=17.3,7.8,2H),7.33(m,1H),7.24−7.17(m,1H),4.61−4.37(m,3H),4.04−3.90(m,2H),3.87−3.75(m,2H),2.13(br s,1H)。
中間体EA
(2−ブロモフェニル)(tert−ブチル)スルファン
50mLの丸底フラスコに、攪拌子、水(3.5mL)及びH2SO4(5.0mL、18M)を加えた。次いでフラスコを約−10℃に冷却し、t−BuOH(0.70mL、7.5mmol)、次いで2−ブロモ−チオフェノール(0.60mL、5.0mmol)(3分間にわたって滴下)で処理した。得られた混合物を24時間攪拌し、室温にゆっくりと昇温させた。次いで得られた混合物をEt2O及び飽和NaHCO3が入った分液漏斗に加えた。各層をよく混合してから分離した。有機層を1N NaOHで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(686mg、56%)。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 7.75(dd,J=7.8,1.4,1H),7.68(dd,J=7.6,1.6,1H),7.43−7.37(m,1H),7.36−7.29(m,1H),1.28(s,9H)。
中間体EB
1−ブロモ−2−(tert−ブチルスルホニル)ベンゼン
411mg(1.43mmol)2−ブロモフェニル)(tert−ブチル)スルファンが入った20mLの容器にDCM(6.0mL)及び攪拌子を加えた。容器を0℃に冷却した後、m−CPBA(77%、922mg、4.43mmol)を加えた。得られた混合物を22時間攪拌し、室温にゆっくりと昇温させた。混合物をEtOAcで希釈し、Na2S2O3水溶液、次いで1N NaOHで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(304mg、77%)。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.09−8.02(dd,J=7.9,1.8,1H),7.79−7.74(dd,J=7.9,1.3,1H),7.50−7.45(m,1H),7.45−7.39(m,1H),1.42−1.37(s,9H)。
中間体EC
1−ブロモ−2−((3−(メチルスルホニル)プロピル)スルホニル)ベンゼン
工程A:(2−ブロモフェニル)(3−(メチルチオ)プロピル)スルファン
1−ブロモ−3−クロロプロパン(1.2mL、12.0mmol)及びDIPEA(2.1mL、12.0mmol)のDCM溶液(50mL)に、2−ブロモベンゼンチオール(1.08mL、6.0mmol)を5℃で加えた。反応混合物を室温にまで昇温し、4時間攪拌した。反応混合物を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をエタノール(50mL)に溶解し、NaSCH3(1.26g、18.0mmol)で処理した。得られた混合物を室内で18時間攪拌した。次いでエタノールを減圧下で除去し、残渣をDCM(100mL)に加えて水で洗浄した(3×20mL)。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して(2−ブロモフェニル)(3−(メチルチオ)プロピル)スルファンを得た(2.3g、粗生成物)。
工程B:
1−ブロモ−2−(3−(メチルスルホニル)プロピルスルホニル)ベンゼンを調製する手順は、(2−ブロモフェニル)(3−(メチルチオ)プロピル)スルファンを使用して中間体EBを調製するために用いた手順と同様である。MS(ESI):C10H13BrO4S2の質量計算値339.94;m/z実測値340.9[M+H]+;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.19−8.12(m,1H),7.83−7.75(m,1H),7.59−7.46(m,2H),3.65(t,J=7.1,2H),3.34−3.23(m,2H),2.94(s,3H),2.43−2.30(m,2H)。
中間体ED
1−ブロモ−2−(エチルスルホニル)ベンゼン
NaH(135mg、3.40mmol、鉱物油中60%)を無水DMF(5mL)に加えた懸濁液に、2−ブロモベンゼンチオール(580mg、3.10mmol)を室温で滴下した。得られた混合物を20℃で10分間攪拌した後、ブロモエタン(670mg、6.10mmol)を混合物にゆっくりと加えた。反応混合物を油浴中、30℃で14時間、攪拌した。反応液を水(60mL)で希釈し、石油エーテルで抽出した(20mL×2)。加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過してから乾燥状態にまで濃縮した。残渣をメタノール(10mL)と水(15mL)の混合物に溶解してから少量ずつのオキソン(10g、15mmol)で処理した。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。混合物を室温にまで冷却し、メタノールを除去した。残りの水性混合物を更に水(50mL)で希釈し、DCM(20mL×2)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、FCCにより精製して表題化合物を得た(570mg、75%)。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.18−8.12(m,1H),7.76(dd,J=7.8,1.5,1H),7.52−7.43(m,2H),3.46(q,J=7.5,2H),1.26(t,J=7.5,3H)。
中間体EE
1−ブロモ−2−(プロピルスルホニル)ベンゼン
1−ブロモプロパンを使用し、中間体EDで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H11BrO2Sの質量計算値261.97;m/z実測値263.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.15(dd,J=7.8,2.1,1H),7.78−7.74(m,1H),7.54−7.42(m,2H),3.45−3.37(m,2H),1.80−1.67(m,2H),1.02(t,J=7.5,3H)。
中間体EF
1−ブロモ−2−(ヘキシルスルホニル)ベンゼン
1−ブロモヘキサンを使用し、中間体EDで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C12H17BrO2Sの質量計算値304.01;m/z実測値305.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.20−8.12(m,1H),7.82−7.73(m,1H),7.58−7.44(m,2H),3.49−3.38(m,2H),1.77−1.63(m,2H),1.43−1.24(m,6H),0.86(t,J=6.6,3H)。
中間体EG
1−ブロモ−2−(イソプロピルスルホニル)ベンゼン
臭化イソプロピルを使用し、中間体EDで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H11BrO2Sの質量計算値261.97;m/z実測値263.1[M+H]+1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.14−8.10(m,1H),7.77−7.72(m,1H),7.50−7.43(m,2H),3.93−3.83(m,1H),1.30(d,J=6.9,6H)。
中間体EH
1−ブロモ−2−(イソブチルスルホニル)ベンゼン
臭化イソブチルを使用し、中間体EDで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H13BrO2Sの質量計算値275.98;m/z実測値277.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.19−8.14(m,1H),7.78−7.73(m,1H),7.55−7.42(m,2H),3.34(d,J=6.6,2H),2.30−2.19(m,1H),1.07(d,J=6.6,6H)。
中間体EI
1−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ベンゼン
ブロモシクロプロパンを使用し、中間体EDで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H9BrO2Sの質量計算値259.95;m/z実測値261.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.11−8.04(m,1H),7.76(dd,J=7.8,1.5,1H),7.52−7.43(m,2H),3.22−3.14(m,1H),1.36−1.31(m,2H),1.08−1.03(m,2H)。
中間体EJ
1−ブロモ−2−(シクロブチルスルホニル)ベンゼン
ブロモシクロブタンを使用し、中間体EDで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H11BrO2Sの質量計算値273.97;m/z実測値275.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,2.1,1H),7.73(dd,J=7.8,1.5,1H),7.53−7.38(m,2H),4.46(p,J=8.1,1H),2.65−2.46(m,2H),2.25−2.12(m,2H),2.08−1.98(m,2H)。
中間体EK
1−ブロモ−2−(シクロペンチルスルホニル)ベンゼン
ブロモシクロペンタンを使用し、中間体EDで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H13BrO2Sの質量計算値287.98;m/z実測値289.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.20−8.10(m,1H),7.80−7.72(m,1H),7.58−7.39(m,2H),4.27−4.12(m,1H),2.12−1.97(m,2H),1.93−1.75(m,4H),1.70−1.57(m,2H)。
中間体EL
1−ブロモ−2−((トリフルオロメチル)スルホニル)ベンゼン
トリフルオロヨードメタンを使用し、中間体EDで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C7H4BrF3O2Sの質量計算値287.91;m/z実測値289.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.15−8.07(m,1H),7.80−7.72(m,1H),7.52−7.43(m,2H)。
中間体EM
(2−(1−メチルエチルスルホンアミド)フェニル)ボロン酸
2−アミノフェニルボロン酸塩酸塩(347mg、2.0mmol)のピリジン溶液(5mL)にクロロスルホニルイソプロパン(300mg、2.1mmol)を加えた。この混合物を20℃以下で14時間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(280mg、収率57%)。1H NMR(300MHz,D2O+DMSO−d6)δ 8.57−8.55(m,1H),7.82−7.79(m,1H),7.49−7.46(m,1H),7.40−7.37(m,2H),7.08−7.05(m,1H),3.31−3.27(m,1H),1.26(d,J=6.9,6H)。
中間体EN
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロピロリジン
2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(0.300g、1.17mmol)及び3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩(0.169g、1.17mmol)のピリジン溶液(5mL)を60℃で16時間攪拌した。次いで反応液を室温にまで冷却し、EtOAc(25mL)で希釈し、1N HCl(2×25mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。有機層を単離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(0.335g、86%)。この生成物を更に精製することなく使用した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.13−8.09(m,1H),7.80−7.76(m,1H),7.50−7.41(m,2H),3.74(t,J=12.8,2H),3.67(t,J=7.2,2H),2.44−2.35(m,2H)。
中間体EO
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4,4−ジフルオロピペリジン
4,4−ジフルオロピペリジンを使用し、中間体ENで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.13−8.11(m,1H),7.78−7.75(m,1H),7.50−7.45(m,1H),7.44−7.39(m,1H),3.53−3.44(m,4H),2.12−2.03(m,4H)。
中間体EP
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン
ピペラジンを使用し、中間体ENで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体EQ
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロピペリジン
3,3−ジフルオロピペリジンを使用し、中間体ENで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.14−8.11(m,1H),7.77−7.74(m,1H),7.49−7.44(m,1H),7.44−7.39(m,1H),3.54(t,J=11.2,2H),3.32(t,J=5.5,2H),2.04−1.94(m,2H),1.91−1.85(m,2H)。
中間体ER
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロアゼチジン
3,3−ジフルオロアゼチジンを使用し、中間体ENで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.11−8.06(m,1H),7.80−7.76(m,1H),7.50−7.42(m,2H),4.42(t,J=12.1,4H)。
中間体ES
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アゼパン
アゼパンを使用し、中間体ENで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体ET
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−4−オール
4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−4−オールを使用し、中間体ENで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体EU
tert−ブチル(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート
2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(50mg、0.20mmol)、tert−ブチルピペリジン−4−イルカルバメート(49mg、0.25mmol),及びジイソプロピルエチルアミン(0.101mL、0.59mmol)をCH2Cl2に加えた溶液を室温で90分間攪拌した。反応混合物を乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を定量的収率で得た。この生成物を更に精製することなく使用した。
中間体EV
rac−tert−ブチル(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)カルバメート
rac−tert−ブチルピペリジン−3−イルカルバメートを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.12−8.09(m,1H),7.77−7.74(m,1H),7.48−7.38(m,2H),4.91(d,J=8.0,1H),3.79(s,1H),3.45(s,1H),3.32(d,J=12.4,1H),3.23−3.07(m,2H),1.86−1.59(m,4H),1.45(s,9H)。
中間体EW
rac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−アミン塩酸塩
rac−tert−ブチル(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)カルバメート(82mg、0.20mmol)をCH2Cl2(5mL)に加えた溶液を2NHCl/Et2O(1mL、2mmol)で処理し、室温で16時間攪拌した。反応混合物を乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を定量的収率で得た。この生成物を更に精製することなく使用した。
中間体EX
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−アミン塩酸塩
tert−ブチル(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)カルバメートを使用し、中間体EWで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体EY
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−(メチルスルホニル)ピペラジン
1−(メチルスルホニル)ピペラジンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体EZ
1−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)エタノン
1−(ピペラジン−1−イル)エタノンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FA
(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
シクロプロピル(ピペラジン−1−イル)メタノンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FB
2−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)エタノール
2−(ピペラジン−1−イル)エタノールを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FC
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−シクロプロピルピペラジン
1−シクロプロピルピペラジンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FD
rac−2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン
rac−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FE
4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オン
ピペラジン−2−オンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FF
rac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−カルボニトリル
rac−ピペリジン−3−カルボニトリルを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FG
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−カルボニトリル
ピペリジン−4−カルボニトリルを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FH
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−メチルピペラジン
1−メチルピペラジンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FI
N−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド
2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(0.500g、1.96mmol)、4−アセトアミドピペリジン(0.335g、2.45mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(1.0mL、5.8mmol)をCH2Cl2(5mL)に加えた溶液を、室温で15分間攪拌した。次いで反応混合物を1N HCl(2×5mL)次いでブライン(10mL)で洗浄した。有機層を単離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(0.672g、95%)。この生成物を更に精製することなく使用した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.09−8.05(m,1H),7.77−7.74(m,1H),7.49−7.38(m,2H),6.08(d,J=8.0,1H),3.87−3.79(m,2H),2.93−2.85(m,2H),2.00−1.93(m,5H),1.59−1.51(m,3H)。
中間体FJ
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−オール
ピペリジン−4−オールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.11−8.07(m,1H),7.77−7.73(m,1H),7.48−7.36(m,2H),3.92−3.84(m,1H),3.65−3.55(m,2H),3.18−3.11(m,2H),1.99−1.88(m,2H),1.69−1.59(m,2H)。
中間体FK
(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)メタノール
ピペリジン−4−イルメタノールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.11−8.07(m,1H),7.76−7.73(m,1H),7.47−7.36(m,2H),3.90−3.84(m,2H),3.50(d,J=6.4,2H),2.82−2.73(m,2H),1.79−1.84(m,2H),1.67−1.56(m,1H),1.37−1.24(m,2H)。
中間体FL
2−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)エタノール
2−(ピペリジン−4−イル)エタノールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.10−8.06(m,1H),7.76−7.72(m,1H),7.47−7.36(m,2H),3.86−3.79(m,2H),3.68(t,J=6.3,2H),2.80−2.72(m,2H),1.78−1.71(m,2H),1.56−1.51(m,3H),1.37−1.23(m,2H)。
中間体FM
rac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−オール
rac−ピペリジン−3−オールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.13−8.09(m,1H),7.77−7.73(m,1H),7.50−7.37(m,2H),3.89−3.82(m,1H),3.57−3.51(m,1H),3.40−3.32(m,1H),3.24−3.16(m,1H),3.06−3.00(m,1H),2.16(s,1H),1.94−1.80(m,2H),1.70−1.50(m,2H)。
中間体FN
rac−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)メタノール
rac−ピペリジン−3−イルメタノールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.11−8.07(m,1H),7.76−7.72(m,1H),7.47−7.36(m,2H),3.76−3.51(m,4H),3.02−2.94(m,1H),2.83−2.75(m,1H),1.94−1.84(m,1H),1.82−1.71(m,3H),1.67−1.57(m,1H),1.29−1.17(m,1H)。
中間体FO
rac−2−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)エタノール
rac−2−(ピペリジン−3−イル)エタノールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.10−8.06(m,1H),7.76−7.72(m,1H),7.47−7.36(m,2H),3.72−3.62(m,4H),2.88−2.80(m,1H),2.60−2.53(m,1H),1.89−1.39(m,7H),1.16−1.03(m,1H)。
中間体FP
4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.17−8.11(m,1H),7.81−7.76(m,1H),7.53−7.43(m,2H),3.92−3.86(m,4H),3.24−3.13(m,4H)。
中間体FQ
2−ブロモ−N−((1S,2S)−1,3−ジヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
(1S,2S)−2−アミノ−1−フェニルプロパン−1,3−ジオールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FR
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
(S)−2−アミノ−4−メチルペンタン−1−オールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FS
2−ブロモ−N−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミド
3−アミノプロパン−1−オールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FT
(S)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)ベンゼンスルホンアミド
(S)−2−アミノ−2−フェニルエタノールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FU
(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−アミノ−2−フェニルエタノールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FV
2−ブロモ−N−((1R,2S)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
(1R,2S)−2−アミノ−1−フェニルプロパン−1−オールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FW
2−ブロモ−N−((2S,3S)−1−ヒドロキシ−3−メチルペンタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
(2S,3S)−2−アミノ−3−メチルペンタン−1−オールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FX
2−ブロモ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼンスルホンアミド
(1R,2R)−2−アミノシクロヘキサノールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FY
2−ブロモ−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼンスルホンアミド
(1S,2R)−2−アミノシクロヘキサノールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体FZ
(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−アミノブタン−1−オールを使用し、中間体FIで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体GA
rac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,5−ジメチルピペラジン
2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド(100mg、0.39mmol)、2、6−ジメチルピペラジン(56mg、0.49mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(0.202mL、1.17mmol)をCH2Cl2(2.5mL)に加えた溶液を室温で15分間攪拌した。次いでこの反応混合物を直接FCCにより精製して表題化合物を得た(0.105g、81%)。1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.09−8.07(m,1H),7.76−7.73(m,1H),7.47−7.44(m,1H),7.43−7.37(m,1H),3.70−3.66(m,2H),2.97−2.91(m,2H),2.38−2.33(m,2H),1.06−1.04(m,6H)。
中間体GB
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N−メチルピペリジン−4−アミン
N−メチルピペリジン−4−アミンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体GC
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン
N,N−ジメチルピペリジン−4−アミンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
中間体GD
2−ブロモ−N−(1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル)ベンゼンスルホンアミド
シクロロイシノールを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.16(dd,J=7.8,1.8,1H),7.75(dd,J=7.9,1.3,1H),7.51−7.45(m,1H),7.44−7.39(m,1H),5.25(s,1H),4.23(s,1H),3.59(d,J=6.4,2H),2.36(t,J=6.5,1H),1.90−1.78(m,1H),1.77−1.60(m,4H),1.56−1.49(m,2H)。
中間体GE
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3−フェニルピロリジン−3−オール
3−フェニル−3−ピロリジノールを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.17(dd,J=7.8,1.8,1H),7.77(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.43(m,3H),7.43−7.34(m,3H),7.34−7.27(m,1H),3.82−3.75(m,3H),3.71(d,J=10.8,1H),2.46−2.37(m,1H),2.29−2.23(m,1H),2.15(s,1H)。
中間体GF
(R)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−オール
(R)−3−ヒドロキシピロリジンを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.13(dd,J=7.8,1.7,1H),7.75(dd,J=7.8,1.3,1H),7.48−7.42(m,1H),7.39(m,1H),4.57−4.47(m,1H),3.63−3.51(m,3H),3.48−3.40(m,1H),2.14−2.04(m,1H),2.04−1.94(m,1H),1.94−1.84(m,1H)。
中間体GG
(S)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−オール
(S)−3−ヒドロキシピロリジンを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.12(dd,J=7.8,1.7,1H),7.75(dd,J=7.8,1.3,1H),7.45(m,1H),7.39(m,1H),4.56−4.46(m,1H),3.65−3.50(m,3H),3.44(m,1H),2.13−2.03(m,1H),2.03−1.87(m,2H)。
中間体GH
rac−1’−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−[1,3’−ビピロリジン]−4’−オール
rac−[1,3’−ビピロリジン]−4’−オールを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.12(dd,J=7.8,1.8,1H),7.75(dd,J=7.8,1.3,1H),7.48−7.34(m,2H),4.42−4.29(m,1H),3.74(m,2H),3.36(m,2H),2.83(dd,J=10.9,6.3,1H),2.70−2.43(m,4H),1.83−1.66(m,4H)。
中間体GI
rac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−モルホリノピロリジン−3−オール
rac−4−モルホリノピロリジン−3−オールを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.11(dd,J=7.8,1.8,1H),7.76(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.44(m,1H),7.44−7.38(m,1H),4.35(t,J=7.4,1H),3.78−3.70(m,2H),3.70−3.67(m,4H),3.35−3.26(m,2H),2.89(m,1H),2.65−2.56(m,2H),2.52−2.44(m,2H)。
中間体GJ
rac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−3−オール
rac−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−3−オールを使用し、中間体AMで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.10(dd,J=7.8,1.8,1H),7.76(dd,J=7.8,1.3,1H),7.51−7.37(m,2H),4.37(dd,J=12.1,5.8,1H),3.81−3.65(m,2H),3.29(m,2H),2.99(dd,J=13.1,7.3,1H),2.91−2.57(m,8H),2.45(s,3H)。
中間体GK
4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オン
2−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロリド及びピペラジン−2−オンを使用し、中間体EUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H11BrN2O3Sの質量計算値317.96;m/z実測値319.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.12(s,1H),8.09−8.00(m,1H),7.93−7.89(m,1H),7.62(m,2H),3.79(s,2H),3.50−3.43(m,2H),3.18(m,2H)。
中間体GL
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミド
2−アミノエタノールを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.17−8.11(dd,J=7.8,1.8,1H),7.79−7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.52−7.46(m,1H),7.46−7.40(m,1H),5.79−5.66(t,J=5.7,1H),3.73−3.65(dd,J=5.6,4.6,2H),3.13−3.03(m,2H),2.14(s,1H)。
中間体GM
(R)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)メタノール
(R)−ピロリジン−2−イルメタノールを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.25−8.04(m,1H),7.86−7.70(m,1H),7.54−7.45(m,1H),7.45−7.39(m,1H),4.11−3.96(m,1H),3.75−3.57(m,2H),3.58−3.46(dd,J=10.8,4.5,1H),3.46−3.36(m,1H),2.91−2.39(m,1H),2.14−1.85(m,3H),1.85−1.74(dd,J=10.7,5.3,1H)。
中間体GN
(S)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)メタノール
(S)−ピロリジン−2−イルメタノールを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.18−8.07(dd,J=7.9,1.8,1H),7.81−7.70(dd,J=7.9,1.3,1H),7.52−7.45(m,1H),7.45−7.38(m,1H),4.08−3.92(m,1H),3.70−3.56(,m,2H),3.55−3.45(m,1H),3.45−3.35(m,1H),2.76−2.67(t,J=6.1,1H),2.03−1.87(m,3H),1.84−1.74(m,1H)。
中間体GO
(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミド
(R)−1−アミノプロパン−2−オールを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.17−8.09(dd,J=7.8,1.8,1H),7.81−7.71(dd,J=7.8,1.3,1H),7.51−7.46(m,1H),7.46−7.40(m,1H),5.65−5.60(t,J=6.1,1H),3.98−3.81(m,1H),3.08−2.96(m,1H),2.85−2.58(m,1H),2.04−2.02(d,J=4.3,1H),1.18−1.14(d,J=6.3,3H)。
中間体GP
(S)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミド
(S)−1−アミノプロパン−2−オールを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.21−8.04(dd,J=7.8,1.8,1H),7.78−7.72(dd,J=7.8,1.3,1H),7.53−7.46(m,1H),7.46−7.38(m,1H),5.71−5.54(d,J=5.9,1H),3.97−3.84(m,1H),3.07−2.96(m,1H),2.80−2.69(m,1H),2.03−1.95(d,J=4.4,1H),1.19−1.07(d,J=6.3,3H)。
中間体GQ
2−ブロモ−N−((1−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)ベンゼンスルホンアミド
1−(アミノメチル)シクロヘキサノールを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.17−8.09(dd,J=7.8,1.8,1H),7.78−7.70(dd,J=7.8,1.3,1H),7.51−7.45(m,1H),7.45−7.39(m,1H),5.56−5.45(t,J=6.3,1H),3.71(s,1H),2.89−2.77(d,J=6.4,2H),1.60−1.28(m,10H)。
中間体GR
(S)−tert−ブチル(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−イル)カルバメート
(S)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメートを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.17−8.06(dd,J=7.8,1.8,1H),7.81−7.67(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,1H),4.73(s,1H),4.25(s,1H),3.65−3.51(d,J=8.8,2H),3.51−3.43(m,1H),3.37−3.20(dd,J=10.0,3.8,1H),2.33−2.12(m,1H),1.98−1.81(dd,J=12.8,6.9,1H),1.43(s,9H)。
中間体GS
(R)−tert−ブチル(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−イル)カルバメート
(R)−tert−ブチルピロリジン−3−イルカルバメートを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.15−8.10(dd,J=7.8,1.8,1H),7.79−7.73(dd,J=7.8,1.3,1H),7.49−7.43(m,1H),7.43−7.37(m,1H),4.73(s,1H),4.25(s,1H),3.65−3.52(m,2H),3.51−3.43(m,1H),3.34−3.22(m,1H),2.25−2.13(m,1H),1.95−1.82(dd,J=12.6,7.0,1H),1.43(s,9H)。
中間体GT
2−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピラジン
2−(ピペラジン−1−イル)ピラジンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.16−8.09(m,2H),8.07−8.02(dd,J=2.6,1.5,1H),7.90−7.87(d,J=2.6,1H),7.78−7.74(dd,J=7.9,1.3,1H),7.51−7.45(m,1H),7.44−7.37(m,1H),3.74−3.58(m,4H),3.48−3.38(m,4H)。
中間体GU
2−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン
2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジンを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.33−8.27(d,J=4.7,2H),8.15−8.06(dd,J=7.9,1.7,1H),7.78−7.71(dd,J=7.9,1.3,1H),7.50−7.43(m,1H),7.43−7.36(m,1H),6.57−6.43(t,J=4.7,1H),3.98−3.78(m,4H),3.42−3.31(m,4H)。
中間体GV
2−ブロモ−N−メチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
メチルアミン及び2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.46−8.29(d,J=2.4,1H),7.99−7.79(d,J=8.3,1H),7.79−7.59(dd,J=8.3,2.3,1H),5.20−5.01(d,J=6.4,1H),2.80−2.56(d,J=5.3,3H)。
中間体GW
2−ブロモ−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
エチルアミン及び2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.43−8.38(m,1H),7.93−7.86(dd,J=8.3,0.9,1H),7.70−7.62(m,1H),5.08(s,1H),3.11−2.96(,m,2H),1.19−1.09(t,J=7.2,3H)。
中間体GX
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
2−アミノエタノール及び2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.35−8.30(m,1H),8.07−7.98(dd,J=8.2,0.9,1H),7.82−7.76(m,1H),3.59−3.50(t,J=5.9,2H),3.10−3.02(t,J=5.9,2H)。
中間体GY
1−((2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−4−メチルピペラジン
1−メチルピペラジン及び2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.37−8.28(d,J=2.2,1H),7.98−7.86(d,J=8.2,1H),7.73−7.59(d,J=8.2,1H),3.45−3.31(t,J=5.0,4H),2.60−2.42(t,J=4.9,4H),2.40−2.20(d,J=1.5,3H)。
中間体GZ
4−((2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オン
ピペラジン−2−オン及び2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1−スルホニルクロリドを使用し、中間体EUで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.43−8.35(d,J=2.3,1H),7.99−7.89(d,J=8.2,1H),7.77−7.65(dd,J=8.3,2.3,2H),6.95(s,2H),3.99(s,3H),3.73−3.58(t,J=5.3,3H),3.51−3.42(m,3H),1.36−1.04(m,1H)。
中間体HA
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン
500mLの丸底フラスコに、5−ブロモ−2−アミノピリミジン(4.0g、23mmol)、4−クロロ−2−フルオロフェニルボロン酸(3.9g、23mmol)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)(240mg、0.72mmol)、及びトリフェニルホスフィン(373mg、1.40mmol)を加えた。反応容器にラバーセプタムを取付け、窒素でパージしてから、パージしたトルエン(75mL)、エタノール(75mL)、及び炭酸ナトリウムの2M溶液(42mL、84mmol)(溶媒は窒素ガスで個々に30分間パージした)を加えた。得られた混合物を激しく攪拌して50℃に加熱した。12時間後、混合物を室温にまで冷却し、100mLの水で処理した。沈殿物を真空濾過により単離し、濾液をEtOACで抽出した。EtOAC溶液を乾燥、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた固体をIPA(80mL)から再結晶化して表題化合物を得た(3.8g、74%)。MS(ESI):C10H7ClFN3の質量計算値223.03;m/z実測値224.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.44(d,J=1.4,2H),7.59(m,1H),7.54(dd,J=10.7,2.1,1H),7.37(dd,J=8.3,2.1,1H),6.94(s,2H)。
中間体HB
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン
窒素でパージした1,4−ジオキサン(80mL)を、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.1g、8.4mmol)、5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン(1.5g、6.7mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシル−ホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1−1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(X−Phosプレ触媒)(0.1g、0.13mmol)、及び酢酸カリウム(1.9g、20mmol)が入れられた250mL丸底フラスコに加えた。反応混合物を80℃で4時間加熱した後、室温にまで冷却し、乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(1.8g、83%)。MS(ESI):C16H19BFN3O2の質量計算値315.15;m/z実測値316.4[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.53(d,J=1.3Hz,2H),7.64(dd,J=7.6,1.0Hz,1H),7.58(dd,J=11.0,0.9Hz,1H),7.38(m,1H),5.23(s,2H),1.36(s,12H)。
(実施例1)
5−[3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
方法1:
100mL丸底フラスコに、攪拌子、5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン、(3.639g、13.57mmol)(2−(メチルスルホニル)−フェニル)ボロン酸(4.076g、20.38mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(1.136g、1.391mmol)及びK2CO3(5.663g、40.97mmol)を加えた。フラスコを窒素でフラッシュしてから、56.0mLの充分にパージした(N2で1時間バブリング)DMSOを加えた。フラスコを80℃で5.25時間加熱した後、室温にまで冷却し、反応混合物をEtOAcで希釈し、混合物をセライトのパッドに通して濾過した。濾液を1N NaOHで2回洗浄し、有機層をMgSO4で乾燥した。濾液を濾過及び乾燥状態にまで濃縮して粗生成物を得た。次いで残渣の可溶部分をFCCにかけて表題化合物を得た(3.80g、81%)。
方法2:
工程A:5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
4−クロロ−2−フルオロベンゼンボロン酸(40.0g、229mmol)、2−アミノ−5−ブロモピラジン(39.9g、229mmol)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)(1.5g、4.6mmol)、及びトリフェニルホスフィン(2.4g、9.2mmol)が入れられた窒素でフラッシュしたフラスコに、パージしたトルエン(750mL)、エタノール(750mL)、及び2MNa2CO3(aq)(418mL、836mmol)を加えた。この混合物を攪拌し、50℃に15時間加熱してから室温にまで冷却した。水(750mL)を加え、各層を分離した。水層を酢酸エチル(750mL)で洗浄した。加え合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して55.4gの粗生成物を得た。粗生成物の固体を、トルエン(450mL)から結晶化して表題化合物を得た(40.0g、78%)。MS(ESI):C10H7ClFN3の質量計算値223.03;m/z実測値224.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.34(dd,J=2.6,1.5,1H),8.03(d,J=1.6,1H),7.89(m,1H),7.52(dd,J=11.3,2.1,1H),7.38(dd,J=8.5,2.1,1H),6.79(s,2H)。
工程B:5−(3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(34.0g、152mmol)、2−メチルスルホニルフェニルボロン酸(38.0g,190mmol)及びクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(2.39g、3.0mmol)が入れられた窒素パージしたフラスコに、パージしたTHF(300mL)及びK3PO4(aq)(608mL,0.5M)を加えた。混合物を室温で15時間攪拌してから減圧下で濃縮してTHFを除去した。残りの部分をトルエン(325mL)及びTHF(25mL)で処理した。2相のスラリーを室温で20時間攪拌してから濾過し、単離された固体を水(150mL)及びトルエン(150mL)で洗浄した。フィルターケーキを乾燥して表題化合物を得た(47.1g、90%)。MS(ESI):C17H14FN3O2Sの質量計算値343.08;m/z実測値、344.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.41(dd,J=2.4,1.5,1H),8.12(dd,J=7.9,1.4,1H),8.04(d,J=1.5,1H),7.93(m,1H),7.80(m,1H),7.72(m,1H),7.48(dd,J=7.6,1.4,1H),7.37(dd,J=12.3,1.7,1H),7.32(dd,J=8.1,1.7,1H),6.76(s,2H),2.95(s,3H)。
(実施例2)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]メタンスルホンアミド
(2−(メチルスルホンアミド)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H15FN4O2Sの質量計算値358.09;m/z実測値、359.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.11(s,1H),8.40(dd,J=2.3,1.4,1H),8.04(d,J=1.5,1H),7.97−7.89(m,1H),7.50−7.34(m,6H),6.71(s,2H),2.84(s,3H)。
(実施例3)
6−アミノ−3−[3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−カルボニトリル
2−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−6−シアノピラジン−2−アミンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H13FN4O2Sの質量計算値368.07;m/z実測値、369.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.26(s,1H),8.13(dd,J=8.0,1.4,1H),7.84−7.77(m,1H),7.76−7.70(m,1H),7.69−7.62(m,1H),7.51(dd,J=7.6,1.4,1H),7.46(dd,J=11.0,1.6,1H),7.42−7.35(m,3H),2.97(s,3H)。
(実施例4)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.39(dd,J=2.2,1.4,1H),8.09−8.02(m,2H),7.93−7.87(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.38(dd,J=7.5,1.4,1H),7.33−7.26(m,2H),6.94(s,1H),6.71(s,2H),1.02(s,9H)。
(実施例5)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
方法1:
50mL丸底フラスコに、1.071g(2.67mmol)4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド、攪拌子及び20mLTFAを加えた。この混合物を50℃に2時間加熱してから、激しく攪拌した300mLの飽和NaHCO3に慎重にゆっくりと加えた。得られた混合物を30分間攪拌した後、固体を真空濾過により単離した。この固体を200mLの脱イオン水で洗浄し、風乾した後、穏やかに加温しながら高真空下で更に乾燥することによって表題化合物を得た(751mg、82%)。
方法2:
工程A:4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド。
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(82.8g、370mmol)、(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸(100.0g、388.9mmol)、及びクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(5.83g、7.41mmol)が入れられた窒素でフラッシュしたフラスコに、N2でパージしたTHF(926mL)及びパージした0.5MK3PO4(aq)(1.65L、825mmol)を加えた。この混合物を室温で15時間攪拌した。各層を分離し、有機層を600mLのブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して固体残渣を得た。この固体を900mLのDMAに溶解し、60gの活性炭と80℃で2時間攪拌した後、室温で更に16時間攪拌した。活性炭を濾過により除去してから150mLのDMAで洗浄した。加え合わせた濾液を新鮮なSilicycle社のSiliaMetS Thiol PdスカベンジャーをDMAに加えた溶液で、80℃で8時間〜16時間、3回(30g、15g、7.5g)処理した。室温にまで冷却した時点でスカベンジャーを濾去し、濾液を乾燥状態にまで濃縮した。得られた固体を90℃で2時間、トルエン(1.2L)中ですりつぶした。室温にまで冷却した時点で固体を濾過により回収し、トルエン(700mL)で2回、ヘキサン(700mL)で2回洗浄して表題化合物を得た(120.0g、80.9%)。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.42−8.37(m,1H),8.10−8.02(m,2H),7.95−7.86(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.63−7.58(m,1H),7.41−7.35(m,1H),7.35−7.26(m,2H),7.00−6.92(s,1H),6.79−6.66(s,2H),1.10−0.95(s,9H)。
工程B:4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(130.0g、298.0mmol)、アニソール(97.4mL、894.0mmol)、及びTFA(228.0mL、2.98mol)の溶液を60℃で16時間攪拌した。反応液を室温にまで冷却し、乾燥状態にまで濃縮し、600mLのH2Oと600mLのアセトンとに分配した。750mLの飽和NaHCO3(aq)を30分間かけて加えた。得られた沈殿物を濾過により単離し、300mLのH2O、次いで300mLのアセトンで洗った。沈殿物を50℃で16時間、1.5Lのアセトンとすりつぶした。室温に冷却した後、濾過により固体を回収し、250mLのアセトンで2回洗ってから50℃の真空オーブン中で16時間乾燥して表題化合物を得た(74.3g、72.4%)。MS(ESI):C16H13FN4O2Sの質量計算値344.07;m/z実測値、345.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.44−8.36(s,1H),8.10−8.02(m,2H),7.92−7.85(m,1H),7.69−7.59(m,2H),7.43−7.35(m,3H),7.35−7.27(m,2H),6.77−6.69(s,2H)。元素分析:C16H13FN4O2Sの計算値C,55.80;H,3.81;N,16.27;実測値:C,55.43;H,3.54;N,16.22。
(実施例6)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−シクロヘキシル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5mLのマイクロウェーブ容器に攪拌子、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン(54mg、0.17mmol)、2−ブロモ−N−シクロヘキシルベンゼンスルホンアミド(58mg、0.18mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(10mg、0.013mmol)、及びK2CO3(80mg、0.58mmol)を加えた。容器にキャップをし、窒素でフラッシュした後、1mLのN2パージしたDMSOを加え、80℃に20時間加熱した。容器を室温にまで冷却し、反応混合物をFCC精製にかけて表題化合物を得た(45mg、62%)。MS(ESI):C22H23FN4O2Sの質量計算値426.15;m/z実測値、427.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.43−8.35(m,1H),8.05−8.03(d,J=1.4,1H),8.03−7.99(dd,J=7.9,1.4,1H),7.92−7.84(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.44−7.37(m,2H),7.32−7.24(m,2H),6.72(s,2H),2.85−2.72(m,1H),1.69−1.52(m,5H),1.48−1.39(m,1H),1.19−0.93(m,5H)。
(実施例7)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−メチルプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−メチルプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.42−8.37(m,1H),8.05−8.01(d,J=1.5,1H),7.95−7.91(dd,J=7.9,1.3,1H),7.91−7.86(m,1H),7.70−7.65(m,1H),7.64−7.59(m,1H),7.55−7.49(m,1H),7.44−7.40(dd,J=7.5,1.4,1H),7.33−7.26(m,2H),6.73(s,2H),2.55−2.51(m,2H),1.65−1.54(m,1H),0.81−0.75(d,J=6.7,6H)。
(実施例8)
rac−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
rac−2−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)−ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.54−8.47(d,J=8.9,1H),8.43−8.36(m,1H),8.09−8.00(m,2H),7.93−7.86(m,1H),7.73−7.68(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.44−7.39(dd,J=7.5,1.4,1H),7.30−7.21(m,2H),6.73(s,2H),3.96−3.83(m,1H),1.19−1.10(d,J=6.9,3H)。
(実施例9)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(シクロブチルメチル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(シクロブチルメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O2Sの質量計算値412.14;m/z実測値、413.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.41−8.36(dd,J=2.2,1.4,1H),8.06−8.01(d,J=1.5,1H),7.97−7.91(dd,J=7.9,1.4,1H),7.91−7.85(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.52−7.47(m,1H),7.44−7.39(dd,J=7.5,1.4,1H),7.33−7.24(m,2H),6.73(s,2H),2.79−2.69(dd,J=7.2,5.8,2H),2.35−2.24(m,1H),1.93−1.82(m,2H),1.81−1.67(m,2H),1.59−1.50(m,2H)。
(実施例10)
rac−(endo)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
rac−(endo)−N−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−2−ブロモベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4O2Sの質量計算値438.15;m/z実測値、439.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.42−8.36(m,1H),8.06−8.01(d,J=1.5,1H),7.99−7.94(dd,J=7.9,1.3,1H),7.91−7.85(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.43−7.39(dd,J=7.5,1.4,1H),7.39−7.34(d,J=6.9,1H),7.30−7.22(m,2H),6.73(s,2H),2.83−2.74(m,1H),2.12−2.06(m,1H),1.97−1.92(m,1H),1.47−1.37(m,2H),1.34−1.21(m,3H),1.01−0.77(m,4H)。
(実施例11)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1−メチルシクロブチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(1−メチルシクロブチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O2Sの質量計算値412.14;m/z実測値、413.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.52(s,1H),8.26(s,1H),8.16−8.11(dd,J=7.9,1.3,1H),8.11−8.05(m,1H),7.62−7.58(m,1H),7.56−7.51(m,1H),7.40−7.37(dd,J=8.1,1.7,1H),7.34−7.28(m,2H),4.37(s,1H),2.13−2.00(m,2H),1.82−1.73(m,2H),1.69−1.59(m,2H),1.24(s,3H)。
(実施例12)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(1,1−ジメチルプロピル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(1,1−ジメチルプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O2Sの質量計算値414.15;m/z実測値、415.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.56(s,1H),8.28(s,1H),8.18−8.13(dd,J=7.9,1.3,1H),8.12−8.06(m,1H),7.62−7.56(m,1H),7.55−7.49(m,1H),7.44−7.39(dd,J=8.1,1.7,1H),7.35−7.28(m,2H),3.90(s,1H),1.50−1.39(q,J=7.4,2H),1.01(s,6H),0.78−0.68(t,J=7.4,3H)。
(実施例13)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチルエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18F4N4O2Sの質量計算値454.11;m/z実測値455.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.54(s,1H),8.27(s,1H),8.15−8.10(dd,J=8.0,1.3,1H),8.10−8.04(m,1H),7.66−7.59(m,1H),7.57−7.52(m,1H),7.40−7.27(m,3H),4.49(s,1H),1.33(s,6H)。
(実施例14)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−シクロペンチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−シクロペンチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O2Sの質量計算値412.14;m/z実測値、413.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.46(s,1H),8.21(s,1H),8.14−8.10(dd,J=8.0,1.4,1H),8.10−8.04(m,1H),7.64−7.59(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.38−7.25(m,3H),4.42−4.25(d,J=6.6,1H),3.49−3.35(m,1H),1.80−1.66(m,2H),1.63−1.48(m,2H),1.48−1.38(m,2H),1.35−1.19(m,2H)。
(実施例15)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H15FN4O2Sの質量計算値358.09;m/z実測値、359.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.32(s,2H),8.07−8.01(dd,J=7.9,1.4,1H),7.99−7.94(m,1H),7.71−7.64(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.43−7.37(dd,J=7.5,1.4,1H),7.35−7.26(m,2H),2.45(s,3H)。
(実施例16)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−エチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−エチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.30(s,1H),8.10−8.01(dd,J=8.0,1.5,1H),8.01−7.93(m,1H),7.70−7.62(m,1H),7.62−7.54(m,1H),7.42−7.36(dd,J=7.6,1.5,1H),7.35−7.25(m,2H),2.91−2.74(q,J=7.2,2H),1.08−0.93(t,J=7.2,3H)。
(実施例17)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−フェニルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−フェニルエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21FN4O2Sの質量計算値448.14;m/z実測値、449.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.35(s,1H),8.14(s,1H),8.10−8.05(dd,J=7.9,1.3,1H),7.99−7.91(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.57−7.49(m,1H),7.31−7.26(dd,J=7.5,1.4,1H),7.23−7.17(m,2H),7.17−7.09(m,3H),7.05−6.98(m,2H),4.82−4.67(m,1H),3.15−3.00(m,2H),2.75−2.65(t,J=7.1,2H)。
(実施例18)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル]−ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H18F4N4O2Sの質量計算値502.08;m/z実測値503.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.37−8.31(s,1H),8.23−8.18(dd,J=8.0,1.4,1H),7.99−7.93(d,J=1.6,1H),7.87−7.80(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.55−7.49(m,1H),7.36−7.31(d,J=7.4,1H),7.30−7.25(m,2H),7.23−7.18(d,J=7.6,1H),7.20−7.10(m,2H),7.11−7.02(m,2H),5.04−4.93(s,2H),4.84−4.72(m,1H)。
(実施例19)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル]−ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
(実施例20)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.21−8.12(m,2H),7.92−7.85(s,1H),7.85−7.79(m,1H),7.62−7.55(m,1H),7.54−7.47(m,1H),7.43−7.36(d,J=8.0,1H),7.33−7.27(dd,J=7.5,1.4,1H),7.19−7.07(d,J=12.6,1H),5.45−5.13(s,2H),4.04−3.90(m,1H),1.31−1.22(d,J=7.0,3H)。
(実施例21)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4O2Sの質量計算値460.14;m/z実測値、461.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.44−8.39(m,1H),8.24−8.18(dd,J=8.0,1.4,1H),8.05−8.00(d,J=1.5,1H),7.91−7.84(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.58−7.51(m,1H),7.34−7.29(dd,J=7.5,1.4,1H),7.27−7.21(m,1H),7.15−7.04(m,5H),4.89−4.74(s,2H),4.74−4.61(d,J=6.6,1H),4.00−3.89(m,1H),3.06−2.92(dd,J=15.9,6.9,2H),2.70−2.58(dd,J=15.9,5.6,2H)。
(実施例22)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4O2Sの質量計算値460.14;m/z実測値、461.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.30−8.24(dd,J=7.9,1.4,1H),8.24−8.19(m,1H),8.00−7.95(d,J=1.5,1H),7.85−7.78(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.58−7.52(m,1H),7.34−7.27(dd,J=7.5,1.4,1H),7.23−7.18(d,J=7.7,1H),7.18−7.12(dd,J=4.9,1.1,2H),7.07−6.98(m,2H),6.96−6.88(d,J=7.6,1H),5.05−4.90(d,J=8.7,1H),4.87−4.79(s,2H),4.79−4.71(m,1H),2.86−2.74(m,1H),2.74−2.60(m,1H),2.28−2.16(m,1H),1.79−1.64(m,1H)。
(実施例23)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−[(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
(実施例24)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−1−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(1R)−1−フェニルエチル]ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21FN4O2Sの質量計算値448.14;m/z実測値、449.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.44−8.37(d,J=1.4,1H),8.19−8.12(m,1H),8.10−8.03(dd,J=8.0,1.3,1H),7.97−7.89(m,1H),7.61−7.53(m,1H),7.52−7.45(m,1H),7.22−7.15(m,4H),7.12−7.00(s,1H),6.97−6.91(m,2H),6.89−6.78(s,1H),4.68−4.51(d,J=7.0,1H),4.39−4.25(m,1H),1.45−1.33(d,J=6.9,3H)。
(実施例25)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.28(m,2H),8.16−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),8.01−7.93(m,1H),7.71−7.63(m,1H),7.62−7.55(m,1H),7.43−7.37(dd,J=7.6,1.4,1H),7.37−7.30(m,2H),3.42−3.37(m,1H),3.30−3.25(dd,J=10.9,6.3,1H),3.24−3.16(m,1H),1.04−0.98(d,J=6.6,3H)。
(実施例26)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−フェニルビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−フェニルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H17FN4O2Sの質量計算値420.11;m/z実測値、421.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 10.12(s,1H),8.45−8.37(m,1H),8.13−8.06(d,J=1.5,1H),8.06−8.00(dd,J=8.0,1.4,1H),7.92−7.84(t,J=8.3,1H),7.70−7.63(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.39−7.32(dd,J=7.6,1.4,1H),7.24−7.16(dd,J=8.5,7.3,2H),7.12(s,1H),7.11−7.08(dd,J=4.1,1.6,1H),7.01−6.96(m,1H),6.95−6.89(m,2H)。
(実施例27)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−[(3S)−1−エチル−2−オキソアゼパン−3−イル]−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(3S)−1−エチル−2−オキソアゼパン−3−イル]ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H26FN5O3Sの質量計算値483.17;m/z実測値、484.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.39−8.33(d,J=1.4,1H),8.25−8.20(d,J=1.4,1H),8.10−8.05(m,1H),8.05−8.00(dd,J=8.0,1.3,1H),7.61−7.55(m,1H),7.53−7.47(m,1H),7.43−7.38(dd,J=8.1,1.7,1H),7.34−7.30(dd,J=7.5,1.4,1H),7.30−7.25(dd,J=12.3,1.7,1H),6.02−5.93(d,J=5.5,1H),3.91−3.83(m,1H),3.45−3.20(m,3H),3.18−3.10(m,1H),2.04−1.94(m,1H),1.92−1.81(m,1H),1.81−1.70(m,1H),1.66−1.53(m,1H),1.52−1.42(m,1H),1.34−1.21(m,1H),1.09−0.99(t,J=7.2,3H)。
(実施例28)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(3S)−2−オキソアゼパン−3−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(3S)−2−オキソアゼパン−3−イル]ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN5O3Sの質量計算値455.14;m/z実測値、456.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.46−8.33(s,1H),8.24−8.14(s,1H),8.10−8.00(m,2H),7.63−7.56(m,1H),7.56−7.48(m,1H),7.41−7.35(dd,J=8.0,1.7,1H),7.35−7.29(dd,J=7.4,1.4,1H),7.29−7.25(d,J=1.8,1H),7.00−6.82(s,1H),5.88−5.71(d,J=6.0,1H),3.89−3.73(d,J=9.4,1H),3.24−3.11(m,1H),3.11−2.97(m,1H),2.09−1.98(d,J=12.5,1H),1.98−1.85(d,J=13.2,1H),1.81−1.67(m,1H),1.64−1.44(m,2H),1.37−1.21(m,1H)。
(実施例29)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(3S)−1−メチル−2−オキソアゼパン−3−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(3S)−1−メチル−2−オキソアゼパン−3−イル]ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN5O3Sの質量計算値469.16;m/z実測値、470.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.44−8.38(d,J=1.3,1H),8.22(s,1H),8.10−8.05(m,1H),8.05−8.00(dd,J=7.9,1.3,1H),7.63−7.56(m,1H),7.54−7.47(m,1H),7.43−7.37(dd,J=8.1,1.5,1H),7.34−7.29(dd,J=7.6,1.4,1H),7.28−7.24(m,1H),6.00−5.85(d,J=5.6,1H),3.98−3.86(d,J=11.4,1H),3.39−3.28(dd,J=15.2,11.4,1H),3.16−3.05(dd,J=15.3,5.1,1H),2.95(s,3H),2.04−1.93(dd,J=17.1,4.1,1H),1.91−1.81(m,1H),1.77−1.66(m,1H),1.65−1.53(m,1H),1.53−1.42(m,1H),1.38−1.26(m,1H)。
(実施例30)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H32FN5O2Sの質量計算値497.23;m/z実測値、498.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.35(d,J=1.4,1H),8.35−8.30(m,1H),8.18−8.13(dd,J=8.0,1.3,1H),8.05−7.99(m,1H),7.73−7.67(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.45−7.40(dd,J=7.6,1.3,1H),7.39−7.36(m,1H),7.36−7.32(dd,J=2.9,1.5,1H),3.49−3.39(m,1H),2.75(s,3H),1.95−1.87(m,2H),1.75−1.64(m,2H),1.38(s,6H),1.30(s,6H)。
(実施例31)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−ピリジン−3−イルビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−ピリジン−3−イルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5O2Sの質量計算値421.10;m/z実測値、422.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.38−8.34(d,J=1.5,1H),8.34−8.30(m,2H),8.29−8.23(m,2H),7.91−7.85(m,1H),7.83−7.79(m,1H),7.75−7.71(m,1H),7.71−7.68(dd,J=8.6,5.4,1H),7.68−7.64(m,1H),7.41−7.37(dd,J=7.6,1.3,1H),7.20−7.15(dd,J=12.1,1.7,1H),7.15−7.12(dd,J=8.0,1.7,1H)。
(実施例32)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
(実施例33)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファミド
tert−ブタノール(13mg、0.18mmol)のDCM溶液(5mL)にクロロスルホニルイソシアネート(25mg、0.18mmol)を0℃で加えた。得られたN−(tert−ブトキシカルボニル)スルファモイルクロリドを含む溶液を、5−(2’−アミノ−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン(50mg、0.18mmol)及びトリエチルアミン(36mg、0.36mmol)の無水DCM(10mL)溶液が入れられた反応フラスコに0℃で加えた。この混合物を室温にまで昇温し、2時間攪拌してから乾燥状態にまで濃縮し、TFA/DCM(5mL/5mL)に再溶解し、室温で1時間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣を水(10mL)及び飽和NaHCO3(aq)(10mL)で希釈し、DCM(10mL×3)で抽出し、加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た(10mg、16%)。MS(ESI):C16H14FN5O2Sの質量計算値359.09;m/z実測値360.0[M+H]+;1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.33(s,1H),8.04(d,J=1.3,1H),7.91(m,1H),7.63(d,J=7.8,1H),7.44−7.22(m,4H),7.24(m,1H),7.05(s,2H),6.70(s,2H)。
(実施例34)
N−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)プロパン−2−スルホンアミド
5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(309mg、1.15mmol)のDMSO溶液(5mL)にK2CO3(317mg、2.3mmol)を加えた。混合物をN2で数回パージした。Pd(PPh3)4(66mg、0.058mmol)及び(2−(1−メチルエチルスルホンアミド)−フェニル)ボロン酸(280mg、1.15mmol)を加え、得られた混合物をN2でパージした。混合物を80℃に14時間加熱した後、室温に冷却し、水(70mL)で希釈した。沈殿物を回収し、水で洗い、風乾してからHPLCにより精製して表題化合物を得た(40mg、9%)。MS(ESI):C19H19FN4O2Sの質量計算値386.12;m/z実測値387.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.72(s,1H),8.25(d,J=1.2,1H),8.16(m,1H),7.50(d,J=7.8,1H),7.47−7.34(m,5H),3.15−3.03(m,1H),1.23(d,J=6.8,6H)。
(実施例35)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]エタンスルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)エタンスルホンアミドを使用し、実施例34で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、372.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.08(s,1H),8.43−8.36(m,1H),8.04(d,J=1.0,1H),7.93(m,1H),7.46−7.28(m,6H),6.72(s,2H),2.91(q,J=7.4,2H),1.07(t,J=7.3,3H)。
(実施例36)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]プロパン−1−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(プロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例34で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O2Sの質量計算値386.12;m/z実測値、387.3[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.09(s,1H),8.38(s,1H),8.04(d,J=1.3,1H),7.93(m,1H),7.42−7.35(m,6H),6.71(s,2H),2.87−2.74(m,2H),1.59−1.44(m,2H),0.81(t,J=7.4,3H)。
(実施例37)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−2−メチルプロパン−1−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)イソブチルスルホンアミドを使用し、実施例34で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(s,1H),8.14(s,1H),7.96(m,1H),7.49(d,J=7.0,1H),7.45−7.30(m,5H),2.77(d,J=6.5,2H),2.15−2.02(m,1H),0.97(d,J=6.7,6H)。
(実施例38)
N−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)シクロプロパンスルホンアミド
工程A:2−(ジ−tert−ブチルオキシカルボニル)アミノ−5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン
2−アミノ−5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン(3.0g、11mmol)をピリジン(40mL)に溶解した後、室温で(Boc)2O(6.8g、34mmol)によりゆっくりと処理した。この混合物を室温で18時間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮し、FCCにより精製して2−(ジ−tert−ブチルオキシカルボニル)アミノ−5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジンを白色固体として得た(3.6g、68%)。MS(ESI):C20H23FBrN3O4Sの質量計算値467.09;m/z実測値468.0[M+H]+。
工程B:2−(ジ−tert−ブチルオキシカルボニル)アミノ−5−(2’−アミノ−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン
2−(ジ−tert−ブチルオキシカルボニル)アミノ−5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−ピラジン(232mg、0.5mmol)及び2−アミノフェニルボロン酸塩酸塩(174mg、1.0mmol)を1,4−ジオキサン/H2O(10mL/0.5mL)に加えた溶液に、Na2CO3(232mg、2.0mmol)を加えた。混合物をN2で数回パージした。Pd(PPh3)4(29mg、0.025mmol)を加え、得られた混合物をN2下、80℃で14時間攪拌した。室温にまで冷却した後、混合物を水(50mL)で希釈し、DCM(15mL×3)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して2−(ジ−tert−ブチルオキシカルボニル)アミノ−5−(2’−アミノ−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジンを得て、これを更に精製することなく次の工程で直接使用した。MS(ESI):C26H29FN4O4Sの質量計算値480.22;m/z実測値、481.0[M+H]+。
工程C:
2−(ジ−tert−ブチルオキシカルボニル)アミノ−5−(2’−アミノ−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン(280mg粗生成物、0.5mmol)のピリジン溶液(5mL)に、シクロプロパン−スルホニルクロリド(105mg、0.75mmol)を室温でゆっくりと加えた。得られた混合物を60℃で16時間攪拌した。混合物を乾燥状態にまで濃縮し、残渣を40mLの水で希釈してDCM(10mL×2)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過してから乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して230mgの不純な生成物を得た。この固体をHCl(4N)のEtOH(5mL)溶液に溶解し、室温で1時間攪拌してから乾燥状態にまで濃縮した。残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た(55mg、収率37%)。MS(ESI):C19H17FN4O4Sの質量計算値384.11;m/z実測値、385.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 9.14(s,1H),8.39(s,1H),8.05(d,J=1.3,1H),7.92(m,1H),7.51(d,J=7.8,1H),7.48−7.34(m,5H),6.81(s,2H),2.48−2.42(m,1H),0.89−0.75(m,4H)。
(実施例39)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ヘキサン−1−スルホンアミド
ヘキサン−1−スルホニルクロリドを使用し、実施例38で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H25FN4O2Sの質量計算値428.17;m/z実測値、429.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.13(s,1H),8.40(s,1H),8.04(d,J=1.1,1H),7.96(m,1H),7.48−7.34(m,6H),6.73(s,2H),2.77−2.63(m,2H),1.41−1.33(m,2H),1.16−0.95(m,6H),0.72(t,J=6.9,3H)。
(実施例40)
N−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)シクロブタンスルホンアミド
シクロブタンスルホニルクロリドを使用し、実施例38で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2Sの質量計算値398.12;m/z実測値、399.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 9.07(s,1H),8.38(s,1H),8.04(s,1H),7.92(m,1H),7.47−7.31(m,6H),6.71(s,2H),3.66(p,J=7.7,1H),2.21−2.08(m,2H),2.03−1.92(m,2H),1.86−1.70(m,2H)。
(実施例41)
[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(263mg、0.95mmol)を、2−(ジ−tert−ブチルオキシカルボニル)アミノ−5−(2’−アミノ−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン(300mg、0.62mmol)とEt3N(190mg、1.86mmol)とDCM(10mL)とからなる溶液に室温で滴下した。得られた混合物を室温で16時間混合した後、飽和NaHCO3(20mL)で反応停止し、水(40mL)で希釈し、DCM(15mL×3)で抽出した。加え合わせた有機部分をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過してから乾燥状態にまで濃縮した。この固体を4N HClのEtOH溶液(10mL)に溶解して室温で1時間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮し、HPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C17H12F4N4O2Sの質量計算値412.06;m/z実測値413.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.41(s,1H),8.06(s,1H),7.96(m,1H),7.56−7.45(m,3H),7.44−7.32(m,3H),6.77(s,2H)。
(実施例42)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N,N−ジメチルビフェニル−2−スルホンアミド
20mLの容器に、5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(50mg、0.19mmol)、(2−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸、K2CO3(43mg、0.19mmol)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(8mg、0.009mmol)、及び攪拌子を加えた。容器をテフロン(登録商標)ライニングされたキャップで密封し、N2でパージした。次いでこの容器にパージしたばかりのDMSO(2mL)を加えてから80℃で16時間攪拌した。次いで反応混合物を室温にまで冷却し、HPLCによって精製して表題化合物を得た(36mg、40%)。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.33(s,2H),8.06−7.96(m,2H),7.72−7.67(m,1H),7.64−7.59(m,1H),7.43−7.39(m,1H),7.32−7.26(m,2H),2.49(s,6H)。
(実施例43)
5−[3−フルオロ−2’−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン及び(2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例42で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O2Sの質量計算値412.14;m/z実測値、413.3[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.40−8.30(m,2H),8.10−8.06(m,1H),7.98(m,1H),7.79−7.73(m,1H),7.71−7.64(m,1H),7.62−7.56(m,1H),7.43−7.39(m,1H),7.34−7.28(m,1H),2.86(d,J=5.3,4H),1.50−1.38(m,6H)。
(実施例44)
5−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン及び(2−(モルホリノスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例42で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値、415.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(s,1H),8.31(s,1H),8.13−8.09(m,1H),7.99(m,1H),7.75−7.69(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.46−7.43(m,1H),7.37−7.31(m,2H),3.54−3.46(m,4H),2.91−2.84(m,4H)。
(実施例45)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例42で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O4S2の質量計算値462.08;m/z実測値463.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.62−8.60(m,1H),8.16−8.14(m,1H),8.13−8.12(m,1H),8.05(t,J=8.1Hz,1H),7.69−7.65(m,1H),7.59−7.54(m,1H),7.39−7.36(m,1H),7.25−7.21(m,2H),4.81(s,2H),3.36−3.30(m,4H),3.02−2.98(m,4H)。
(実施例46)
5−[3−フルオロ−2’−(ピペラジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値414.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.39(m,1H),8.21−8.13(m,2H),8.01−7.95(m,1H),7.79−7.74(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.50−7.46(m,1H),7.37−7.30(m,2H),3.14−3.08(m,4H),3.06−2.99(m,4H)。
(実施例47)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N,N−ジエチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N,N−ジエチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.29(d,J=1.4,1H),8.08−8.04(m,1H),8.0−7.94(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.61−7.55(m,1H),7.41−7.36(m,1H),7.32−7.25(m,2H),2.96(q,J=7.1,4H),1.00(t,J=7.1,6H)。
(実施例48)
5−[3−フルオロ−2’−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2Sの質量計算値398.12;m/z実測値、399.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(s,1H),8.28(d,J=1.4,1H),8.12−8.08(m,1H),8.0−7.94(m,1H),7.71−7.65(m,2H),7.62−7.56(m,1H),7.42−7.39(m,1H),7.34−7.27(m,2H),2.94(t,J=6.7,4H),1.81−1.69(m,4H)。
(実施例49)
5−{2’−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4,4−ジフルオロピペリジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19F3N4O2Sの質量計算値448.12;m/z実測値449.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.35(s,1H),8.27(d,J=1.4,1H),8.12(d,J=8.0,1H),7.98(m,1H),7.75−7.67(m,1H),7.63(m,1H),7.43(d,J=7.6,1H),7.32(d,J=10.6,2H),3.02−2.93(m,4H),1.90−1.73(m,4H)。
(実施例50)
5−{2’−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロピペリジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19F3N4O2Sの質量計算値448.12;m/z実測値449.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.35−8.27(m,2H),8.12−8.05(m,1H),8.01−7.94(m,1H),7.74−7.67(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.44−7.38(m,1H),7.32−7.24(m,2H),3.04−2.96(m,2H),2.95−2.88(m,2H),1.96−1.82(m,2H),1.69−1.61(m,2H)。
(実施例51)
5−{2’−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロピロリジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17F3N4O2Sの質量計算値434.10;m/z実測値435.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.35(d,J=1.3,1H),8.27(d,J=1.4,1H),8.11(d,J=7.9,1H),7.99(m,1H),7.77−7.69(m,1H),7.67−7.59(m,1H),7.47−7.40(m,1H),7.34−7.25(m,2H),3.23(t,J=12.9,2H),3.14(t,J=7.3,2H),2.28−2.14(m,2H)。
(実施例52)
5−{2’−[(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロアゼチジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H15F3N4O2Sの質量計算値420.09;m/z実測値421.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37−8.26(m,2H),8.14−8.07(m,1H),8.02−7.95(m,1H),7.77−7.69(m,1H),7.66−7.57(m,1H),7.48−7.40(m,1H),7.35−7.24(m,2H),4.02−3.92(m,4H)。
(実施例53)
5−[2’−(アゼパン−1−イルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アゼパンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O2Sの質量計算値426.15;m/z実測値、427.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.21(s,1H),8.02(d,J=7.9,1H),7.96(t,J=8.2,1H),7.66(m,1H),7.60−7.55(m,1H),7.38(d,J=6.5,1H),7.31−7.24(m,2H),1.63−1.52(m,12H)。
(実施例54)
5−{3−フルオロ−2’−[(4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−メチルピペラジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(m,1H),8.23(d,J=1.4,1H),8.16−8.12(m,1H),8.02−7.96(m,1H),7.78−7.73(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.48−7.45(m,1H),7.34(s,1H),7.32−7.30(m,1H),3.61−3.33(m,4H),3.01−2.70(m,7H)。
(実施例55)
1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−4−オール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−4−オールを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20F4N4O3Sの質量計算値496.12;m/z実測値497.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(s,1H),8.23(d,J=1.1,1H),8.15−8.11(m,1H),7.94(m,1H),7.75−7.67(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.45−7.41(m,1H),7.35−7.27(m,2H),3.29−3.22(m,2H),2.79−2.64(m,2H),1.65−1.48(m,4H)。
(実施例56)
5−(3−フルオロ−2’−{[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]スルホニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−(メチルスルホニル)ピペラジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O4S2の質量計算値491.11;m/z実測値492.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.23(s,1H),8.13(d,J=7.0,1H),7.97(m,1H),7.77−7.71(m,1H),7.67−7.61(m,1H),7.46(d,J=6.4,1H),7.39−7.32(m,2H),3.03−2.94(m,8H),2.78(s,3H)。
(実施例57)
5−{2’−[(4−アセチルピペラジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)エタノンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN5O3Sの質量計算値455.14;m/z実測値、456.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.34(d,J=6.0,2H),8.11−8.08(m,1H),8.00(m,1H),7.75−7.70(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.45−7.41(m,1H),7.37−7.29(m,2H),3.43−3.34(m,4H),2.96−2.81(m,4H),2.02(s,3H)。
(実施例58)
5−(2’−{[4−(シクロプロピルカルボニル)ピペラジン−1−イル]スルホニル}−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)(シクロプロピル)−メタノンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H24FN5O3Sの質量計算値481.16;m/z実測値、482.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63−8.59(m,1H),8.16−8.10(m,2H),8.00(m,1H),7.67−7.62(m,1H),7.58−7.53(m,1H),7.39−7.36(m,1H),7.32−7.30(m,1H),7.28(s,1H),4.76(s,2H),3.48(s,4H),2.94−2.82(m,4H),1.63−1.54(m,1H),0.97−0.89(m,2H),0.79−0.70(m,2H)。
(実施例59)
2−(4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペラジン−1−イル)エタノール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)エタノールを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O3Sの質量計算値457.16;m/z実測値、458.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(m,1H),8.21(d,J=1.5,1H),8.16−8.13(m,1H),7.98(m,1H),7.79−7.73(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.49−7.45(m,1H),7.36−7.30(m,2H),3.86−3.78(m,2H),3.66−3.32(m,4H),3.24−3.20(m,2H),3.15−2.72(m,4H)。
(実施例60)
5−{2’−[(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−シクロプロピルピペラジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN5O2Sの質量計算値453.16;m/z実測値、454.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.40(s,1H),8.18−8.12(m,2H),7.97(m,1H),7.79−7.74(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.49−7.46(m,1H),7.34−7.30(m,2H),3.28−2.98(d,J=1.6,8H),2.82−2.75(m,1H),0.96−0.85(m,4H)。
(実施例61)
rac−5−[3−フルオロ−2’−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN5O2Sの質量計算値453.16;m/z実測値、454.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(d,J=1.4,1H),8.24(d,J=1.4,1H),8.17−8.13(m,1H),7.99(m,1H),7.78−7.73(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.48−7.45(m,1H),7.36−7.30(m,2H),3.89−3.35(m,4H),3.26−2.53(m,6H),2.18−1.97(m,3H)。
(実施例62)
rac−{2’−[(3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,5−ジメチルピペラジンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O2Sの質量計算値441.16;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.24(d,J=1.4,1H),8.17−8.14(m,1H),7.99(m,1H),7.79−7.73(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.49−7.46(m,1H),7.37−7.32(m,2H),3.49−3.42(m,2H),3.14−3.01(m,2H),2.47−2.39(m,2H),1.17(d,J=6.6,6H)。
(実施例63)
rac−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−3−カルボニトリル
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−カルボニトリルを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20FN5O2Sの質量計算値437.13;m/z実測値、438.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.35(s,1H),8.29(d,J=1.1,1H),8.11−8.07(m,1H),7.98(m,1H),7.74−7.68(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.44−7.40(m,1H),7.36−7.30(m,2H),3.06−3.02(m,2H),2.90−2.86(m,2H),2.80−2.74(m,1H),1.89−1.80(m,1H),1.77−1.61(m,2H),1.53−1.42(m,1H)。
(実施例64)
1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−4−カルボニトリル
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−カルボニトリルを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20FN5O2Sの質量計算値437.13;m/z実測値、438.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.35(s,1H),8.29(d,J=1.1,1H),8.12−8.09(m,1H),7.99(m,1H),7.74−7.69(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.45−7.42(m,1H),7.34(s,1H),7.32−7.30(m,1H),3.10−3.02(m,2H),2.86−2.73(m,3H),1.82−1.73(m,2H),1.64−1.53(m,2H)。
(実施例65)
5−{2’−[(4−アミノピペリジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−アミンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36(s,1H),8.25−8.23(d,J=1.4,1H),8.11−8.08(m,1H),7.96(m,1H),7.74−7.69(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.45−7.41(m,1H),7.32−7.29(m,1H),7.28(s,1H),3.47−3.40(m,2H),3.18−3.08(m,1H),2.57−2.43(m,2H),1.91−1.84(m,2H),1.51−1.39(m,2H)。
(実施例66)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペラジン−2−オン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O3Sの質量計算値427.11;m/z実測値、428.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.27(d,J=1.4,1H),8.17−8.13(m,1H),7.98(m,1H),7.77−7.72(m,1H),7.67−7.62(m,1H),7.47−7.43(m,1H),7.34−7.26(m,2H),3.39(s,2H),3.14(s,4H)。
(実施例67)
1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−4−オール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−オールを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36−8.31(m,2H),8.10−8.06(m,1H),7.99(m,1H),7.73−7.67(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.44−7.40(m,1H),7.34−7.28(m,2H),3.66−3.55(m,1H),3.20−3.08(m,2H),2.71−2.61(m,2H),1.72−1.63(m,2H),1.39−1.26(m,2H)。
(実施例68)
(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−4−イル)メタノール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)メタノールを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36−8.29(m,2H),8.11−8.07(m,1H),7.98(m,1H),7.74−7.67(m,1H),7.64−7.59(m,1H),7.44−7.41(m,1H),7.36−7.29(m,2H),3.40−3.32(m,4H),2.46−2.36(m,2H),1.59(d,J=10.5,2H),1.48−1.36(m,1H),1.01−0.89(m,2H)。
(実施例69)
2−(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−4−イル)エタノール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)エタノールを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25FN4O3Sの質量計算値456.16;m/z実測値、457.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.34(s,1H),8.31(d,J=1.2,1H),8.10−8.07(m,1H),7.98(m,1H),7.73−7.67(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.44−7.41(m,1H),7.34(s,1H),7.32−7.30(m,1H),3.56−3.48(m,2H),3.32(d,J=4.5,2H),2.45−2.36(m,2H),1.61−1.54(m,2H),1.46−1.34(m,3H),1.01−0.87(m,2H)。
(実施例70)
rac−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−3−オール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−オールを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.34(s,1H),8.31(d,J=1.4,1H),8.11−8.06(m,1H),8.01−7.96(m,1H),7.73−7.68(m,1H),7.64−7.59(m,1H),7.44−7.40(m,1H),7.34−7.32(m,1H),7.31−7.29(m,1H),3.44−3.35(m,1H),3.27−3.21(m,1H),3.15−3.06(m,1H),2.48−2.38(m,1H),2.27−2.21(m,1H),1.88−1.79(m,1H),1.68−1.59(m,1H),1.41−1.28(m,1H),1.26−1.15(m,1H)。
(実施例71)
rac−2−(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−3−イル)エタノール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−2−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)エタノールを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25FN4O3Sの質量計算値456.16;m/z実測値、457.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36−8.31(m,2H),8.10−8.05(m,1H),8.01−7.95(m,1H),7.73−7.67(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.44−7.40(m,1H),7.36−7.29(m,2H),3.52−3.40(m,2H),3.26−3.16(m,2H),2.48−2.36(m,1H),2.14−2.08(m,1H),1.77−1.67(m,1H),1.62−1.53(m,1H),1.49−1.37(m,1H),1.36−1.25(m,3H),1.02−0.89(m,1H)。
(実施例72)
5−(3−フルオロ−2’−{[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]スルホニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N−メチルピペリジン−4−アミンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O2Sの質量計算値441.16;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.21(d,J=1.4,1H),8.12−8.09(m,1H),7.96(m,1H),7.75−7.70(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.45−7.41(m,1H),7.32−7.30(m,1H),7.28(s,1H),3.49−3.42(m,2H),3.10−3.01(m,1H),2.63(s,3H),2.54−2.42(m,2H),2.00−1.92(m,2H),1.47−1.35(m,2H)。
(実施例73)
5−(2’−{[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]スルホニル}−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H26FN5O2Sの質量計算値455.18;m/z実測値、456.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(m,1H),8.20(d,J=1.5,1H),8.14−8.10(m,1H),7.99−7.94(m,1H),7.76−7.71(m,1H),7.66−7.61(m,1H),7.47−7.43(m,1H),7.36−7.30(m,2H),3.52−3.45(m,2H),3.26−3.16(m,1H),2.78(s,6H),2.55−2.44(m,2H),1.93(d,J=11.6,2H),1.48−1.36(m,2H)。
(実施例74)
rac−5−{2’−[(3−アミノピペリジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−アミンを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H30FN5O4Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.45(s,1H),8.33(s,1H),8.11−8.07(m,1H),8.03(m,1H),7.76−7.70(m,1H),7.67−7.62(m,1H),7.46−7.42(m,1H),7.36−7.29(m,2H),3.40−3.41(m,1H),3.13−3.02(m,2H),2.66−2.60(m,2H),2.01−1.92(m,1H),1.78−1.67(m,1H),1.55−1.42(m,2H)。
(実施例75)
N−(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−4−イル)アセトアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びN−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN5O3Sの質量計算値469.16;m/z実測値、470.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.41−8.38(m,1H),8.08(d,J=1.4,1H),8.01−7.97(m,1H),7.90(m,1H),7.80(d,J=7.6,1H),7.77−7.72(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.46−7.42(m,1H),7.33−7.24(m,2H),3.61−3.50(m,1H),3.26−3.18(m,2H),2.59−2.52(m,2H),1.76(s,3H),1.67−1.59(m,2H),1.27−1.15(m,2H)。
(実施例76)
rac−(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−3−イル)メタノール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)メタノールを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.33(d,J=8.7,2H),8.10−8.06(m,1H),7.96(m,1H),7.73−7.67(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.44−7.40(m,1H),7.36−7.29(m,2H),3.43−3.32(m,2H),3.27−3.16(m,2H),2.43−2.34(m,1H),2.22−2.14(m,1H),1.68−1.54(m,2H),1.53−1.42(m,1H),1.35−1.21(m,1H),1.03−0.91(m,1H)。
(実施例77)
rac−tert−ブチル(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−3−イル)カルバメート
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−tert−ブチル(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)カルバメートを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H30FN5O4Sの質量計算値527.20;m/z実測値、528.3[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.34(d,J=9.1,2H),8.10−8.07(m,1H),8.00(m,1H),7.73−7.68(m,1H),7.64−7.59(m,1H),7.44−7.40(m,1H),7.35−7.29(m,2H),3.30−3.20(m,2H),3.15−3.06(m,1H),2.51−2.40(m,1H),2.30−2.21(m,1H),1.79−1.70(m,1H),1.65−1.56(m,1H),1.39−1.28(m,10H),1.26−1.14(m,1H)。
(実施例78)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−2−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−((1S,2S)−1,3−ジヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H23FN4O4Sの質量計算値494.14;m/z実測値、495.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.45(d,J=1.4,1H),8.10(s,1H),7.87−7.80(m,2H),7.55(t,J=7.5,1H),7.43−7.36(m,2H),7.30−7.14(m,8H),4.89(d,J=4.0,1H),3.65−3.57(m,1H),3.36(d,J=1.4,2H)。
(実施例79)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチルブチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H25FN4O3Sの質量計算値444.16;m/z実測値、445.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.33(s,1H),8.29(d,J=1.4,1H),8.16−8.12(m,1H),7.98−7.92(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.60−7.55(m,1H),7.40−7.28(m,3H),3.41−3.34(m,1H),3.29−3.22(m,2H),1.59−1.47(m,1H),1.35−1.17(m,2H),0.81(d,J=6.7,3H),0.73(d,J=6.5,3H)。
(実施例80)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(3−ヒドロキシプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(d,J=1.2,1H),8.30(s,1H),8.08−8.03(m,1H),8.01−7.96(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.62−7.56(m,1H),7.42−7.32(m,1H),7.36−7.28(m,2H),3.51(t,J=6.2,2H),2.88(t,J=7.0,2H),1.65−1.54(m,2H)。
(実施例81)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21FN4O3Sの質量計算値464.13;m/z実測値、465.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.30(m,2H),8.05−8.01(m,1H),7.85(t,J=8.2,1H),7.61−7.56(m,1H),7.50−7.44(m,1H),7.26−7.19(m,4H),7.10−6.97(m,4H),4.20(t,J=6.6,1H),3.69−3.58(m,2H)。
(実施例82)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21FN4O3Sの質量計算値464.13;m/z実測値、465.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36−8.32(m,1H),8.07−8.01(m,2H),7.75(t,J=8.2,1H),7.60−7.54(m,1H),7.49−7.44(m,1H),7.25−7.18(m,4H),7.07−7.00(m,3H),6.98−6.92(m,1H),4.19(t,J=6.6,1H),3.69−3.58(m,2H)。
(実施例83)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S,2R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−((1S,2S)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H23FN4O3Sの質量計算値478.15;m/z実測値、479.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36(s,1H),8.12−8.05(m,2H),7.89−7.83(m,1H),7.67−7.62(m,1H),7.59−7.54(m,1H),7.37−7.34(m,1H),7.27−7.12(m,7H),4.60(t,J=4.4,1H),3.42−3.34(m,1H),0.91−0.84(m,3H)。
(実施例84)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S,2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルブチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−((2S,3S)−1−ヒドロキシ−3−メチルペンタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H25FN4O3Sの質量計算値444.16;m/z実測値、445.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.16−8.13(m,1H),8.06(d,J=1.4,1H),7.86(m,1H),7.67−7.62(m,1H),7.58−7.53(m,1H),7.39−7.28(m,3H),3.46−3.35(m,2H),3.13(q,J=5.4,1H),1.60−1.49(m,1H),1.48−1.36(m,1H),1.07−0.93(m,1H),0.84−0.74(m,6H)。
(実施例85)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37−8.30(m,2H),8.21−8.16(m,1H),7.97(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.40−7.32(m,3H),3.26−3.18(m,1H),2.87−2.79(m,1H),1.94−1.77(m,2H),1.67−1.50(m,2H),1.26−1.09(m,4H)。
(実施例86)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)プロピル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.32(m,2H),8.16−8.12(m,1H),7.96(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.60−7.55(m,1H),7.40−7.30(m,3H),3.43−3.35(m,1H),3.33(d,J=5.9,1H),3.12−3.05(m,1H),1.60−1.48(m,1H),1.42−1.28(m,1H),0.79(t,J=7.4,3H)。
(実施例87)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例448で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.33(s,2H),8.15−8.11(m,1H),7.98(m,1H),7.69−7.64(m,1H),7.61−7.56(m,1H),7.42−7.32(m,3H),3.70−3.63(m,1H),3.09−3.03(m,1H),1.70−1.61(m,1H),1.60−1.44(m,3H),1.42−1.24(m,3H),1.22−1.10(m,1H)。
(実施例88)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン(40mg、0.13mmol)及び2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミド(53mg、0.19mmol)を、攪拌子を備えた5mLの密封可能な容器に加えた。1,4−ジオキサン(0.7mL)及びNa2CO3(0.3mL、2M)を加えた。10分間、激しく攪拌しながら溶媒にアルゴンをバブリングした後、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(5mg,0.006mmol)を加え、混合物を80℃に15時間加熱した。反応液を室温にまで冷却し、2mLの酢酸エチル、2mLの水で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。次いで加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C18H17FN4O3Sの質量計算値388.10;m/z実測値389.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.37(dd,J=2.2,1.5,1H),8.11−8.06(m,2H),7.93−7.86(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.62−7.56(m,1H),7.44−7.38(dd,J=7.6,1.3,1H),7.35−7.27(m,2H),3.49−3.44(t,J=5.9,2H),2.90−2.84(t,J=5.9,2H)。
(実施例89)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−シクロプロピル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O2Sの質量計算値384.11;m/z実測値、385.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.31(d,J=1.6,1H),8.26−8.18(d,J=1.5,1H),8.14−8.08(dd,J=8.0,1.3,1H),7.97−7.89(m,1H),7.73−7.66(m,1H),7.65−7.57(m,1H),7.46−7.37(dd,J=7.6,1.4,1H),7.33−7.23(m,3H),2.22−2.13(m,1H),0.50−0.43(m,2H),0.41−0.34(m,2H)。
(実施例90)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2Sの質量計算値398.12;m/z実測値、399.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.33(m,1H),8.15−8.10(dd,J=8.0,1.3,1H),8.09−8.06(d,J=1.5,1H),7.91−7.82(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.61−7.53(m,1H),7.40−7.35(dd,J=7.6,1.4,1H),7.25(s,1H),7.24−7.21(m,1H),1.21(m,3H),0.50−0.46(m,2H),0.39−0.28(m,2H)。
(実施例91)
(R)−(1−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)メタノール
(R)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)メタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.34(m,1H),8.24−8.19(d,J=1.5,1H),8.14−8.08(dd,J=8.0,1.3,1H),7.98−7.91(m,1H),7.73−7.66(m,1H),7.65−7.57(m,1H),7.46−7.39(dd,J=7.6,1.3,1H),7.33−7.32(m,1H),7.32−7.27(dd,J=6.0,1.6,1H),3.52−3.45(m,1H),3.41−3.34(dd,J=11.0,3.9,1H),3.24−3.13(m,1H),3.02−2.89(m,2H),1.88−1.73(m,3H),1.71−1.62(dd,J=6.9,4.6,1H)。
(実施例92)
(R)−5−(2’−((3−アミノピロリジン−1−イル)スルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
(R)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−アミンを使用して実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製し、室温でジクロロメタン中、トリフルオロ酢酸によりBoc基を除去した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値、414.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.44−8.29(m,1H),8.17−8.13(d,J=1.5,1H),8.13−8.09(dd,J=8.0,1.3,1H),7.99−7.88(m,1H),7.79−7.69(m,1H),7.69−7.59(m,1H),7.50−7.42(dd,J=7.6,1.4,1H),7.32(s,1H),7.31−7.29(dd,J=2.9,1.5,1H),3.77−3.60(m,1H),3.29−3.25(m,1H),3.21−3.12(dd,J=10.9,6.7,1H),3.12−3.01(dd,J=10.9,5.0,1H),2.98−2.86(m,1H),2.23−2.12(m,1H),1.94−1.78(m,1H)。
(実施例93)
(S)−5−(2’−((3−アミノピロリジン−1−イル)スルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
(S)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−アミンを使用して実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製し、室温でジクロロメタン中、トリフルオロ酢酸によりBoc基を除去した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値、414.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.35(m,1H),8.16−8.13(d,J=1.4,1H),8.13−8.09(dd,J=8.0,1.3,1H),7.98−7.90(m,1H),7.77−7.71(m,1H),7.68−7.60(m,1H),7.47−7.43(dd,J=7.5,1.3,1H),7.34−7.31(m,1H),7.31−7.29(q,J=1.5,1H),3.73−3.63(p,J=6.1,1H),3.29−3.23(m,1H),3.19−3.13(dd,J=10.8,6.7,1H),3.10−3.03(dd,J=10.9,5.0,1H),2.98−2.85(m,1H),2.25−2.11(m,1H),1.93−1.80(m,1H)。
(実施例94)
(R)5−(2’−{[2−(アミノメチル)ピロリジン−1−イル]スルホニル}−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(R)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)−メタン−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.38(m,1H),8.16−8.13(dd,J=8.1,1.3,1H),8.13−8.12(d,J=1.5,1H),7.94−7.89(m,1H),7.78−7.73(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.48−7.45(dd,J=7.6,1.3,1H),7.36−7.30(m,2H),3.71−3.62(m,1H),3.15−3.08(m,1H),3.05−2.98(m,1H),2.86−2.74(m,2H),1.92−1.76(m,2H),1.73−1.62(m,2H)。
(実施例95)
(S)−(1−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)メタノール
(S)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)メタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37−8.34(m,1H),8.24−8.22(d,J=1.4,1H),8.13−8.09(dd,J=8.0,1.3,1H),7.98−7.93(m,1H),7.73−7.67(m,1H),7.63−7.59(m,1H),7.44−7.40(dd,J=7.6,1.3,1H),7.34−7.32(m,1H),7.32−7.30(dd,J=5.9,1.6,1H),3.52−3.45(dd,J=7.6,4.0,1H),3.40−3.34(m,1H),3.22−3.11(dd,J=10.8,7.9,1H),3.02−2.87(m,2H),1.90−1.72(m,3H),1.71−1.62(dd,J=6.7,4.5,1H)。
(実施例96)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(メチルスルホニル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(メチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H15FN4O4S2の質量計算値422.05;m/z実測値423.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,アセトン−d6)δ 8.56(s,1H),8.25−8.18(dd,J=7.9,1.4,1H),8.16(s,1H),7.90−7.84(m,1H),7.64−7.57(m,1H),7.57−7.50(m,1H),7.46−7.40(dd,J=8.2,1.6,1H),7.38−7.31(d,J=13.3,1H),7.31−7.26(dd,J=7.4,1.4,1H),2.96(s,3H)。
(実施例97)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシプロピル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.27−8.19(m,1H),8.11−8.03(dd,J=8.0,1.3,1H),7.99−7.91(m,1H),7.72−7.64(m,1H),7.64−7.55(m,1H),7.45−7.38(d,J=7.5,1H),7.37−7.27(m,2H),3.74−3.61(m,1H),2.80−2.72(m,1H),2.72−2.64(m,1H),1.10−0.99(d,J=6.2,3H)。
(実施例98)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシプロピル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.35(m,1H),8.21−8.17(d,J=1.5,1H),8.10−8.04(dd,J=8.0,1.3,1H),7.96−7.91(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.62−7.57(m,1H),7.44−7.39(dd,J=7.5,1.3,1H),7.36−7.29(m,2H),3.73−3.60(m,1H),2.77−2.72(m,1H),2.71−2.65(m,1H),1.08−1.03(d,J=6.3,3H)。
(実施例99)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((1−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25FN4O3Sの質量計算値456.16;m/z実測値、457.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.44−8.37(dd,J=2.2,1.5,1H),8.10−8.04(m,2H),7.96−7.87(m,1H),7.71−7.64(m,1H),7.63−7.56(m,1H),7.46−7.39(dd,J=7.6,1.4,1H),7.37−7.28(m,2H),2.67(s,2H),1.61−1.22(m,10H)。
(実施例100)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.35(m,1H),8.18−8.13(m,2H),7.97−7.90(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.41−7.38(dd,J=7.7,1.4,1H),7.38−7.33(m,2H),3.27(s,2H),1.01(s,6H)。
(実施例101)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.38(dd,J=2.2,1.4,1H),8.10−8.07(d,J=1.5,1H),8.07−8.03(dd,J=7.9,1.0,1H),7.93−7.88(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.62−7.57(m,1H),7.44−7.40(dd,J=7.5,1.2,1H),7.36−7.28(m,2H),2.67(s,2H),1.09(s,6H)。
(実施例102)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.36(m,1H),8.18−8.16(d,J=1.5,1H),8.16−8.12(dd,J=8.0,1.3,1H),7.96−7.89(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.42−7.37(dd,J=7.6,1.4,1H),7.37−7.35(m,1H),7.35−7.32(dd,J=3.9,1.6,1H),3.61−3.53(t,J=6.7,2H),1.67−1.62(t,J=6.7,2H),1.08(s,6H)。
(実施例103)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.35(m,1H),8.10−8.06(d,J=1.5,1H),8.05−8.02(dd,J=8.0,1.3,1H),7.95−7.85(m,1H),7.71−7.63(m,1H),7.63−7.54(m,1H),7.45−7.39(dd,J=7.6,1.3,1H),7.38−7.28(m,2H),3.19(s,2H),2.62(s,2H),0.77(s,6H)。
(実施例104)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O4Sの質量計算値418.11;m/z実測値、419.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.33(m,1H),8.27−8.23(d,J=1.4,1H),8.11−8.05(dd,J=8.0,1.3,1H),7.99−7.93(m,1H),7.72−7.64(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.44−7.39(dd,J=7.6,1.4,1H),7.38−7.29(m,2H),3.62−3.53(m,1H),3.43−3.39(m,2H),2.97−2.90(dd,J=13.2,4.8,1H),2.79−2.71(dd,J=13.2,7.0,1H)。
(実施例105)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O4Sの質量計算値418.11;m/z実測値、419.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.32(m,1H),8.29−8.22(d,J=1.4,1H),8.11−8.05(dd,J=8.0,1.3,1H),8.00−7.91(m,1H),7.72−7.64(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.44−7.40(dd,J=7.6,1.3,1H),7.37−7.29(m,2H),3.61−3.52(m,1H),3.43−3.39(m,2H),2.97−2.90(dd,J=13.1,4.8,1H),2.80−2.72(dd,J=13.1,7.0,1H)。
(実施例106)
(trans)−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピロリジン−3,4−ジオール
(trans)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3,4−ジオールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O4Sの質量計算値430.11;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.34(m,1H),8.24−8.20(d,J=1.5Hz,1H),8.15−8.08(dd,J=8.0,1.3Hz,1H),7.97−7.88(m,1H),7.70−7.64(td,J=7.5,1.4Hz,1H),7.62−7.54(td,J=7.7,1.4Hz,1H),7.47−7.38(dd,J=7.6,1.3Hz,1H),7.34−7.31(dd,J=8.0,1.7Hz,1H),7.31−7.27(dd,J=12.3,1.7Hz,1H),4.00−3.97(m,2H),3.29−3.27(m,2H),3.07−3.03(m,2H)。
(実施例107)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−オキソピロリジン−3−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(2−オキソピロリジン−3−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):質量計算値、C20H18FN5O3S,427.11;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.38(dd,J=2.2,1.4,1H),8.26−8.22(dd,J=8.2,1.3,1H),8.08−8.06(d,J=1.5,1H),7.91−7.84(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.61−7.55(m,1H),7.41−7.38(dd,J=7.6,1.3,1H),7.38−7.32(m,2H),3.88−3.81(dd,J=10.3,8.3,1H),3.28−3.22(m,1H),3.22−3.15(m,1H),2.38−2.30(m,1H),1.96−1.86(m,1H)。
(実施例108)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−オキソピペリジン−3−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(2−オキソピペリジン−3−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O3Sの質量計算値441.13;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.25−8.15(m,2H),7.97−7.88(m,1H),7.71−7.62(m,1H),7.62−7.54(m,1H),7.42−7.30(m,3H),3.67−3.57(dd,J=10.4,5.8,1H),3.22−3.17(m,2H),2.19−2.07(d,J=10.6,1H),1.90−1.79(m,1H),1.78−1.64(m,2H)。
(実施例109)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.37(dd,J=2.2,1.4,1H),8.16−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),8.10−8.06(d,J=1.5,1H),7.91−7.84(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.60−7.53(m,1H),7.39−7.35(dd,J=7.7,1.4,1H),7.36−7.28(m,2H),3.45−3.39(m,1H),3.38−3.33(m,1H),3.10−3.03(m,1H),1.89−1.75(m,1H),0.86−0.75(dd,J=6.9,4.4,6H)。
(実施例110)
trans 4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ビフェニル−2−スルホンアミド
trans−2−ブロモ−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.34(m,1H),8.22−8.17(d,J=1.5,1H),8.14−8.08(dd,J=7.9,1.3,1H),7.96−7.90(m,1H),7.69−7.64(m,1H),7.62−7.56(m,1H),7.43−7.38(dd,J=7.7,1.3,1H),7.35−7.28(m,2H),3.43−3.36(m,1H),2.89−2.77(m,1H),1.87−1.77(m,2H),1.77−1.68(dd,J=8.3,4.0,2H),1.27−1.05(m,4H)。
(実施例111)
(R)−(1−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピロリジン−3−イル)メタノール
(R)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−イル)メタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.22−8.19(d,J=1.5,1H),8.14−8.08(dd,J=8.1,1.3,1H),7.97−7.93(m,1H),7.75−7.66(m,1H),7.65−7.57(m,1H),7.45−7.39(dd,J=7.6,1.3,1H),7.37−7.25(m,2H),3.42−3.36(m,1H),3.09−3.03(dd,J=9.5,7.5,1H),3.03−2.97(m,1H),2.95−2.85(m,1H),2.75−2.64(dd,J=9.6,7.2,1H),2.29−2.17(m,1H),1.86−1.76(m,1H),1.54−1.41(m,1H)。
(実施例112)
(S)−(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピロリジン−3−イル)メタノール
(S)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−イル)メタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.32(m,1H),8.24−8.17(d,J=1.5,1H),8.12−8.07(dd,J=8.0,1.3,1H),7.99−7.93(m,1H),7.72−7.66(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.44−7.40(dd,J=7.5,1.3,1H),7.35−7.26(m,2H),3.43−3.36(m,1H),3.33−3.28(m,1H),3.08−3.03(dd,J=9.6,7.6,1H),3.03−2.98(m,1H),2.94−2.86(m,1H),2.74−2.65(dd,J=9.6,7.1,1H),2.30−2.13(m,1H),1.87−1.74(m,1H),1.56−1.41(m,1H)。
(実施例113)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−オキソピペリジン−3−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(2−オキソピペリジン−3−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O3Sの質量計算値441.13;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37−8.34(m,1H),8.26−8.19(m,2H),7.97−7.91(m,1H),7.69−7.64(m,1H),7.62−7.54(m,1H),7.42−7.34(m,3H),3.67−3.58(dd,J=10.4,5.9,1H),3.22−3.16(m,2H),2.19−2.10(m,1H),1.88−1.80(m,1H),1.78−1.64(m,2H)。
(実施例114)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−N−ピペリジン−3−イルビフェニル−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−メチル−N−(ピペリジン−3−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O2Sの質量計算値441.16;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.37(m,1H),8.20−8.16(dd,J=8.1,1.3,1H),8.16−8.14(d,J=1.5,1H),8.00−7.92(m,1H),7.78−7.71(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.48−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.37−7.35(m,1H),7.35−7.32(dd,J=7.0,1.7,1H),3.64−3.53(m,1H),3.23−3.17(d,J=12.8,1H),3.06−3.00(t,J=5.9,1H),3.00−2.93(m,1H),2.78−2.70(m,1H),2.42(s,3H),1.92−1.81(dd,J=16.5,3.2,1H),1.68−1.57(m,1H),1.57−1.44(m,1H),1.44−1.33(d,J=12.3,1H)。
(実施例115)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−N−ピペリジン−3−イルビフェニル−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−メチル−N−(ピペリジン−3−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O2Sの質量計算値441.16;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.36(m,1H),8.21−8.15(dd,J=8.1,1.3,1H),8.14−8.09(d,J=1.5,1H),7.99−7.90(m,1H),7.78−7.72(m,1H),7.67−7.61(m,1H),7.49−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.36−7.35(m,1H),7.35−7.32(dd,J=7.1,1.7,1H),3.64−3.52(m,1H),3.22−3.17(d,J=13.2,1H),3.05−3.00(m,1H),3.00−2.93(m,1H),2.79−2.69(m,1H),2.42(s,3H),1.93−1.82(m,1H),1.67−1.56(m,1H),1.56−1.45(m,1H),1.43−1.34(m,1H)。
(実施例116)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−3−フェニルプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3−フェニルプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H23FN4O3Sの質量計算値478.15;m/z実測値、479.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.35(m,1H),8.10−8.05(d,J=1.5,1H),7.99−7.95(dd,J=8.0,1.3,1H),7.86−7.79(t,J=8.1,1H),7.63−7.57(m,1H),7.51−7.45(m,1H),7.31−7.26(dd,J=7.6,1.3,1H),7.19−7.07(m,5H),7.08−7.02(dd,J=8.0,1.5,2H),3.49−3.41(m,2H),3.41−3.34(m,1H),2.92−2.82(dd,J=13.9,6.3,1H),2.68−2.59(dd,J=13.9,6.8,1H)。
(実施例117)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21FN4O3Sの質量計算値464.13;m/z実測値、465.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.33(m,1H),8.11−8.03(m,2H),7.90−7.82(t,J=8.2,1H),7.70−7.63(m,1H),7.61−7.54(m,1H),7.42−7.36(dd,J=7.6,1.3,1H),7.30−7.16(m,7H),4.60−4.53(dd,J=7.9,4.8,1H),2.98−2.92(m,1H),2.92−2.86(m,1H)。
(実施例118)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−((1S,2S)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((1S,2S)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)−N−メチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H25FN4O3Sの質量計算値492.16;m/z実測値、493.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.35(m,1H),8.16−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),8.10−8.07(d,J=1.5,1H),7.92−7.84(t,J=8.0,1H),7.68−7.61(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.40−7.35(dd,J=7.6,1.4,1H),7.33−7.20(m,7H),4.57−4.43(d,J=8.4,1H),3.91−3.79(m,1H),2.49(s,3H),0.75−0.62(d,J=6.8,3H)。
(実施例119)
1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}アゼチジン−3−オール
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アゼチジン−3−オールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O3Sの質量計算値400.10;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.29(m,1H),8.22−8.17(d,J=1.4,1H),8.10−8.05(dd,J=8.0,1.3,1H),7.97−7.91(m,1H),7.75−7.67(m,1H),7.64−7.56(m,1H),7.46−7.40(dd,J=7.5,1.3,1H),7.36−7.27(m,2H),4.37−4.25(m,1H),3.70−3.60(m,2H),3.60−3.53(m,2H)。
(実施例120)
rac−(trans)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)ビフェニル−2−スルホンアミド
rac−(trans)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.21−8.16(m,2H),7.95−7.90(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.60−7.55(m,1H),7.40−7.36(dd,J=7.6,1.3,1H),7.36−7.35(m,1H),7.35−7.32(dd,J=6.2,1.6,1H),3.25−3.19(m,1H),2.86−2.79(m,1H),1.94−1.86(m,1H),1.85−1.77(m,1H),1.66−1.58(m,1H),1.58−1.51(m,1H),1.26−1.09(m,4H)。
(実施例121)
rac−(trans)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]ビフェニル−2−スルホンアミド
rac−(trans)−2−ブロモ−N−(2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25FN4O3Sの質量計算値456.16;m/z実測値、457.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.34(m,1H),8.20−8.14(d,J=1.5,1H),8.14−8.08(dd,J=8.1,1.3,1H),7.97−7.88(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.63−7.55(m,1H),7.43−7.36(dd,J=7.7,1.4,1H),7.35−7.25(m,2H),3.61−3.52(dd,J=11.1,3.7,1H),3.43−3.36(dd,J=11.0,6.4,1H),2.92−2.79(m,1H),1.86−1.80(m,1H),1.66−1.53(m,3H),1.34−1.26(m,1H),1.18−1.03(m,4H)。
(実施例122)
rac−(cis)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]ビフェニル−2−スルホンアミド
rac−cis−2−ブロモ−N−(2−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25FN4O3Sの質量計算値456.16;m/z実測値、457.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.37(m,1H),8.16−8.10(dd,J=8.0,1.3,1H),8.09−8.07(d,J=1.5,1H),7.92−7.85(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.62−7.55(m,1H),7.43−7.37(dd,J=7.5,1.4,1H),7.34−7.26(m,2H),3.58−3.51(dd,J=11.1,7.1,1H),3.47−3.39(m,1H),3.38−3.33(m,1H),1.69−1.59(m,1H),1.58−1.50(m,1H),1.47−1.16(m,7H)。
(実施例123)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−ピペリジン−4−イルビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.37(m,1H),8.16−8.10(m,2H),7.95−7.89(m,1H),7.74−7.66(m,1H),7.64−7.56(m,1H),7.46−7.40(dd,J=7.7,1.3,1H),7.38−7.29(m,2H),3.30−3.22(m,2H),3.21−3.14(m,1H),2.98−2.89(m,2H),1.98−1.85(dd,J=14.6,3.9,2H),1.65−1.48(m,2H)。
(実施例124)
5−(2’−{[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]スルホニル}−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アゼチジン−3−イル)メタンアミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値、414.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.37(m,1H),8.14−8.11(d,J=1.5,1H),8.11−8.07(dd,J=8.0,1.3,1H),7.97−7.90(m,1H),7.76−7.70(m,1H),7.65−7.57(m,1H),7.52−7.42(dd,J=7.7,1.3,1H),7.39−7.25(m,2H),3.81−3.67(t,J=8.1,2H),3.42−3.36(dd,J=8.1,5.5,2H),3.07−3.00(d,J=7.5,2H),2.72−2.59(m,1H)。
(実施例125)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(アゼチジン−3−イルメチル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2−ブロモベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値、414.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.37(m,1H),8.17−8.12(d,J=1.5,1H),8.09−8.05(dd,J=8.0,1.3,1H),7.97−7.88(m,1H),7.73−7.66(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.47−7.41(dd,J=7.6,1.4,1H),7.36−7.28(m,2H),4.02−3.95(dd,J=11.2,7.7,2H),3.91−3.78(dd,J=11.3,6.1,2H),3.04−2.91(m,3H)。
(実施例126)
(R)−5−(3−フルオロ−2’−{[3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル]スルホニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(R)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N−メチルピロリジン−3−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.44−8.35(m,1H),8.15−8.08(m,2H),7.98−7.91(m,1H),7.78−7.71(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.48−7.43(dd,J=7.7,1.3,1H),7.34−7.27(m,2H),3.69−3.57(m,1H),3.29−3.23(m,1H),3.22−3.16(m,1H),3.16−3.11(m,1H),2.99−2.85(m,1H),2.65(s,3H),2.28−2.14(m,1H),1.99−1.87(m,1H)。
(実施例127)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.38(dd,J=2.1,1.5,1H),8.13−8.09(dd,J=8.1,1.3,1H),8.09−8.07(d,J=1.5,1H),7.90−7.85(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.61−7.55(m,1H),7.41−7.36(dd,J=7.7,1.4,1H),7.30−7.27(dd,J=8.0,1.7,1H),7.27−7.22(dd,J=12.3,1.7,1H),3.91−3.79(m,1H),1.24−1.16(d,J=7.0,3H)。
(実施例128)
5−[3−フルオロ−2’−(1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]−ピリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H19FN6O2Sの質量計算値450.13;m/z実測値、451.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.35(m,1H),8.21−8.14(dd,J=8.1,1.3,1H),8.11−8.07(d,J=1.5,1H),7.85−7.79(m,1H),7.76−7.68(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.45−7.37(dd,J=7.5,1.4,1H),7.31−7.14(m,3H),4.02−3.88(m,2H),3.28−3.22(t,J=5.9,2H),2.59−2.48(t,J=5.9,2H)。
(実施例129)
4−(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−4−イル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン
4−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5(4H)−オンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H22FN7O3Sの質量計算値495.15;m/z実測値、496.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.35(m,1H),8.24−8.22(d,J=1.5,1H),8.15−8.11(dd,J=8.1,1.3,1H),8.01−7.96(m,1H),7.78(s,1H),7.76−7.70(m,1H),7.66−7.60(m,1H),7.48−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.41−7.33(m,2H),3.88−3.76(m,1H),3.51−3.42(m,2H),2.64−2.53(m,2H),1.88−1.79(d,J=12.3,2H),1.68−1.50(m,2H)。
(実施例130)
5−(2’−((1R,4R)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルスルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
(1R,4R)−2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O2Sの質量計算値425.13;m/z実測値、426.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.38(m,1H),8.19−8.14(dd,J=8.1,1.3,1H),8.14−8.10(d,J=1.5,1H),7.99−7.91(m,1H),7.79−7.72(m,1H),7.68−7.60(m,1H),7.51−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.38−7.35(m,1H),7.33(s,1H),4.32(s,1H),4.05(s,1H),3.38−3.33(m,1H),3.30−3.25(m,1H),3.21−3.14(dd,J=11.6,2.2,1H),3.04−2.98(dd,J=11.0,2.6,1H),1.85−1.72(m,2H)。
(実施例131)
5−(2’−((1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルスルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
(1S,4S)−2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O2Sの質量計算値425.13;m/z実測値、426.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.36(m,1H),8.17−8.14(m,2H),8.00−7.92(m,1H),7.79−7.72(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.49−7.45(dd,J=7.6,1.3,1H),7.39−7.35(m,1H),7.34(s,1H),4.38−4.28(m1H),4.05(s,1H),3.38−3.32(dd,J=11.6,1.7,1H),3.30−3.26(m,1H),3.23−3.12(dd,J=11.6,2.2,1H),3.08−2.95(dd,J=11.0,2.6,1H),1.85−1.74(m,2H)。
(実施例132)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(5−ヒドロキシペンチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(5−ヒドロキシペンチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.44−8.38(m,1H),8.10−8.07(d,J=1.5,1H),8.07−8.04(dd,J=8.0,1.3,1H),7.92−7.87(m,1H),7.68−7.64(m,1H),7.62−7.55(m,1H),7.43−7.38(dd,J=7.6,1.4,1H),7.33−7.27(m,2H),3.49−3.45(t,J=6.6,2H),2.78−2.73(t,J=7.1,2H),1.48−1.41(m,2H),1.41−1.34(m,2H),1.31−1.21(m,2H)。
(実施例133)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(6−ヒドロキシヘキシル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(6−ヒドロキシヘキシル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H25FN4O3Sの質量計算値444.16;m/z実測値、445.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.38(m,1H),8.09−8.08(d,J=1.5,1H),8.08−8.04(dd,J=7.9,1.3,1H),7.94−7.85(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.62−7.56(m,1H),7.43−7.37(dd,J=7.7,1.4,1H),7.33−7.26(m,2H),3.51−3.46(t,J=6.6,2H),2.78−2.72(t,J=7.1,2H),1.51−1.41(m,2H),1.42−1.33(p,J=7.2,2H),1.33−1.16(m,4H)。
(実施例134)
cis−N−(4−アミノシクロヘキシル)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
(cis)−N−(4−アミノシクロヘキシル)−2−ブロモベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O2Sの質量計算値441.16;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.36(m,1H),8.19−8.14(m,1H),8.13−8.07(dd,J=8.0,1.3,1H),7.97−7.91(m,1H),7.73−7.67(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.46−7.41(dd,J=7.5,1.3,1H),7.35−7.33(m,1H),7.33−7.31(dd,J=6.2,1.6,1H),3.15−3.00(m,2H),1.80−1.69(m,4H),1.68−1.57(m,2H),1.58−1.48(m,2H)。
(実施例135)
(S)−(1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イル)−メタノール
(S)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)インドリン−2−イル)メタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4O3Sの質量計算値476.13;m/z実測値、477.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36−8.33(m,1H),8.22−8.20(d,J=1.5,1H),8.19−8.14(dd,J=8.0,1.3,1H),7.85−7.79(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.61−7.56(m,1H),7.32−7.28(dd,J=7.5,1.4,1H),7.11−7.06(m,2H),7.01−6.95(dd,J=12.2,1.7,1H),6.91−6.80(m,3H),3.85−3.74(m,1H),3.67−3.58(dd,J=10.9,4.2,1H),3.40−3.33(dd,J=11.0,7.8,1H),2.89−2.72(m,2H)。
(実施例136)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−シクロヘキシル−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H27FN4O3Sの質量計算値470.18;m/z実測値、471.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.40−8.34(m,1H),8.21−8.18(d,J=1.5,1H),8.16−8.12(dd,J=8.0,1.4,1H),7.99−7.92(m,1H),7.72−7.65(m,1H),7.63−7.56(m,1H),7.42−7.38(dd,J=7.6,1.4,1H),7.35−7.32(m,1H),7.32−7.28(dd,J=5.5,1.6,1H),3.43−3.34(dd,J=8.0,6.9,2H),3.19−3.09(m,1H),2.95−2.87(dd,J=8.0,6.9,2H),1.73−1.58(d,J=12.6,2H),1.58−1.40(m,3H),1.38−1.23(m,2H),1.17−0.93(m,3H)。
(実施例137)
(S)−5−{2’−[(3−アミノピペリジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
(S)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.41−8.37(m,1H),8.18−8.14(d,J=1.5,1H),8.14−8.08(dd,J=8.0,1.3,1H),7.97−7.90(m,1H),7.79−7.71(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.49−7.42(dd,J=7.6,1.4,1H),7.33−7.31(m,1H),7.31−7.28(dd,J=5.2,1.6,1H),3.37−3.32(m,1H),3.10−2.98(m,2H),2.73−2.62(m,1H),2.62−2.50(dd,J=12.7,8.9,1H),2.00−1.88(m,1H),1.81−1.66(m,1H),1.59−1.33(m,2H)。
(実施例138)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O4Sの質量計算値432.13;m/z実測値、433.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37−8.33(m,1H),8.30−8.25(d,J=1.4,1H),8.10−8.05(dd,J=7.9,1.3,1H),8.01−7.94(m,1H),7.72−7.65(m,1H),7.65−7.56(m,1H),7.43−7.38(dd,J=7.6,1.4,1H),7.34−7.33(m,1H),7.32−7.29(dd,J=5.2,1.6,1H),3.57−3.49(t,J=6.0,4H),3.09−3.01(t,J=6.0,4H)。
(実施例139)
rac−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}アゼチジン−2−カルボキサミド
rac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アゼチジン−2−カルボキサミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O3Sの質量計算値427.11;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.38(m,1H),8.19−8.13(m,1H),8.09−8.07(d,J=1.5,1H),7.93−7.87(m,1H),7.79−7.73(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.49−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.38−7.31(m,2H),4.57−4.49(dd,J=9.5,7.8,1H),3.80−3.68(m,1H),2.39−2.28(m,1H),2.26−2.15(m,1H)。(1個のプロトンはメタノールシグナル下で不明瞭であった。)
(実施例140)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−シクロプロピル−3’−フルオロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−シクロプロピル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H25FN4O3Sの質量計算値468.16;m/z実測値、469.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.33(m,1H),8.20−8.17(dd,J=8.0,1.3,1H),8.16−8.15(d,J=1.5,1H),7.95−7.90(m,1H),7.74−7.68(m,1H),7.66−7.59(m,1H),7.44−7.39(dd,J=7.6,1.3,1H),7.35−7.27(m,2H),3.83−3.75(dd,J=11.4,4.3,2H),3.52−3.43(m,1H),3.20−3.11(m,2H),2.25−2.17(m,1H),1.93−1.81(m,2H),1.26−1.19(d,J=12.0,2H),0.54−0.47(m,2H),0.31−0.26(dd,J=4.0,2.3,2H)。
(実施例141)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(1−メチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−イソプロピルベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.36(m,1H),8.21−8.17(d,J=1.5,1H),8.14−8.10(dd,J=8.0,1.3,1H),8.00−7.91(m,1H),7.72−7.66(m,1H),7.63−7.56(m,1H),7.44−7.38(dd,J=7.5,1.3,1H),7.36−7.27(m,2H),3.69−3.55(m,1H),3.43−3.37(dd,J=7.8,6.9,2H),2.92−2.84(t,J=7.3,2H),1.01−0.97(d,J=6.7,6H)。
(実施例142)
rac−(4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}モルホリン−2−イル)メタノール
rac−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)モルホリン−2−イル)メタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O4Sの質量計算値444.13;m/z実測値、445.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.34(m,1H),8.24−8.18(d,J=1.4,1H),8.14−8.07(dd,J=8.0,1.3,1H),7.98−7.92(m,1H),7.76−7.69(m,1H),7.69−7.60(m,1H),7.49−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.35(s,1H),7.34−7.31(dd,J=3.6,1.5,1H),3.78−3.70(dd,J=11.3,3.0,1H),3.45−3.39(m,1H),3.38−3.33(m,1H),3.29−3.25(m,1H),3.22−3.16(m,2H),3.12−3.04(d,J=12.3,1H),2.62−2.49(m,1H),2.45−2.31(m,1H)。
(実施例143)
endo−3−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミン
endo−3−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O2Sの質量計算値425.13;m/z実測値、426.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.38(m,1H),8.16−8.14(d,J=1.5,1H),8.11−8.06(dd,J=8.1,1.3,1H),7.98−7.91(m,1H),7.75−7.69(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.46−7.42(dd,J=7.7,1.3,1H),7.35−7.28(m,2H),3.28(s,1H),2.99−2.90(m,2H),2.25−2.16(t,J=2.3,1H),1.90−1.80(m,2H)。
(実施例144)
(S)−5−(3−フルオロ−2’−((2−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
(S)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルピペラジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.37(m,1H),8.23−8.17(dd,J=8.0,1.3,1H),8.15−8.10(d,J=1.5,1H),8.01−7.91(m,1H),7.80−7.73(m,1H),7.69−7.60(m,1H),7.53−7.46(dd,J=7.7,1.3,1H),7.44−7.35(d,J=9.9,2H),3.93−3.80(m 1H),3.23−3.15(m,1H),3.15−3.03(m,3H),2.79−2.63(m,2H),1.21−1.14(d,J=7.1,3H)。
(実施例145)
(R)−5−(3−フルオロ−2’−((2−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
(R)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルピペラジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.38(m,1H),8.23−8.16(dd,J=8.1,1.3,1H),8.16−8.12(d,J=1.5,1H),8.01−7.95(m,1H),7.80−7.73(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.52−7.45(dd,J=7.6,1.3,1H),7.44−7.36(m,2H),3.95−3.79(dd,J=7.1,4.4,1H),3.23−3.15(m,1H),3.15−3.03(m,3H),2.79−2.64(m,2H),1.19−1.15(d,J=7.1,3H)。
(実施例146)
(R)−(1−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペラジン−2−イル)メタノール
(R)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−2−イル)メタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O3Sの質量計算値443.14;m/z実測値、444.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.37(m,1H),8.24−8.17(dd,J=8.0,1.3,1H),8.16−8.11(d,J=1.5,1H),8.01−7.94(m,1H),7.82−7.74(m,1H),7.69−7.61(m,1H),7.53−7.46(dd,J=7.7,1.3,1H),7.41(s,1H),7.40−7.36(dd,J=4.3,1.6,1H),3.79−3.64(m,3H),3.49−3.43(m,1H),3.43−3.35(m,1H),3.29−3.25(d,J=3.7,1H),3.21−3.11(m,1H),2.81−2.70(m,1H),2.70−2.62(dd,J=13.1,4.7,1H)。
(実施例147)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(1,3−ジヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O4Sの質量計算値432.13;m/z実測値、433.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.37(dd,J=2.2,1.5,1H),8.20−8.14(dd,J=8.0,1.3,1H),8.10−8.06(d,J=1.5,1H),7.93−7.84(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.42−7.38(dd,J=7.5,1.3,1H),7.38−7.32(m,2H),3.45−3.39(m,2H),3.39−3.33(m,2H),0.97(s,3H)。
(実施例148)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.38(d,J=1.7,1H),8.15−8.12(dd,J=8.0,1.3,1H),8.09−8.06(d,J=1.5,1H),7.90−7.84(m,1H),7.67−7.61(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.39−7.35(dd,J=7.6,1.4,1H),7.35−7.29(m,2H),3.46−3.39(m,1H),3.39−3.33(m,1H),3.09−3.02(q,J=5.5,1H),1.90−1.75(m,1H),0.83−0.76(dd,J=6.9,4.4,6H)。
(実施例149)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H25FN4O3Sの質量計算値444.16;m/z実測値、445.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.35(dd,J=2.2,1.5,1H),8.16−8.11(dd,J=8.1,1.3,1H),8.10−8.06(d,J=1.5,1H),7.93−7.83(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.58−7.52(m,1H),7.37−7.35(dd,J=3.3,1.6,1H),7.35−7.31(m,2H),3.55−3.49(m,1H),3.49−3.43(m,1H),3.11−3.04(dd,J=5.9,4.2,1H),0.82(s,9H)。
(実施例150)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H25FN4O3Sの質量計算値444.16;m/z実測値、445.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.37(m,1H),8.15−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),8.09−8.05(d,J=1.5,1H),7.92−7.86(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.58−7.52(m,1H),7.38−7.35(dd,J=3.3,1.5,1H),7.35−7.31(m,2H),3.55−3.49(m,1H),3.49−3.42(m,1H),3.10−3.04(dd,J=5.9,4.2,1H),0.82(s,9H)。
(実施例151)
tert−ブチル[2−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}アミノ)エチル]カルバメート
tert−ブチル−(2−(2−ブロモフェニルスルホンアミド)エチル)カルバメートを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H26FN5O4Sの質量計算値487.17;m/z実測値、488.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.57−8.54(m,1H),8.18−8.13(dd,J=8.0,1.4,1H),8.11−8.08(d,J=1.5,1H),8.05−7.98(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.58−7.52(m,1H),7.37−7.33(m,2H),7.32−7.29(dd,J=11.8,1.7,1H),4.78(s,3H),4.46(s,1H),3.17−3.04(d,J=5.9,2H),2.97−2.77(m,2H),1.38(s,9H)。
(実施例152)
N−(2−アミノエチル)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
N−(2−アミノエチル)−2−ブロモベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18FN5O2Sの質量計算値387.12;m/z実測値、388.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.38(d,J=1.7,1H),8.15−8.11(d,J=1.5,1H),8.10−8.06(dd,J=8.0,1.3,1H),7.98−7.91(m,1H),7.74−7.69(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.47−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.33−7.32(dd,J=4.1,1.8,1H),7.31−7.29(dd,J=8.2,1.6,1H),3.05−2.98(t,J=5.9,2H),2.97−2.92(m,2H)。
(実施例153)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.35(d,J=1.6,1H),8.23−8.17(d,J=1.5,1H),8.17−8.10(dd,J=8.0,1.3,1H),7.97−7.88(m,1H),7.69−7.61(m,1H),7.61−7.55(m,1H),7.41−7.36(dd,J=7.5,1.4,1H),7.36−7.28(m,2H),3.43−3.36(m,1H),3.34−3.31(m,1H),3.12−3.05(m,1H),1.60−1.46(m,1H),1.42−1.28(m,1H),0.85−0.72(t,J=7.4,3H)。
(実施例154)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(ピロリジン−3−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(ピロリジン−3−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値414.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.37(m,1H),8.15−8.10(m,2H),7.96−7.90(m,1H),7.75−7.69(m,1H),7.66−7.60(m,1H),7.45(dd,J=7.6,1.3Hz,1H),7.33(s,1H),7.31(dd,J=3.7,1.6Hz,1H),3.74−3.60(m,1H),3.33−3.32(m,1H),3.28−3.26(m,1H),3.25−3.18(m,1H),3.11(dd,J=12.3,5.4Hz,1H),2.17−2.04(m,1H),1.85−1.73(m,1H)。
(実施例155)
N−[2−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}アミノ)エチル]アセトアミド
N−(2−(2−ブロモフェニルスルホンアミド)エチル)アセトアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O3Sの質量計算値429.13;m/z実測値、430.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.33(m,1H),8.28−8.25(d,J=1.4,1H),8.09−8.03(dd,J=8.0,1.3,1H),8.00−7.93(m,1H),7.70−7.65(dd,J=7.5,1.4,1H),7.63−7.56(m,1H),7.43−7.39(dd,J=7.5,1.4,1H),7.36−7.28(m,2H),3.19−3.12(t,J=6.3,2H),2.89−2.83(t,J=6.3,2H),1.86(s,3H)。
(実施例156)
(S)−2−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イルスルホンアミド)プロパン酸
(S)−2−(2−ブロモフェニルスルホンアミド)プロパン酸を使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O4Sの質量計算値416.10;m/z実測値、417.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.34(m,1H),8.23−8.20(d,J=1.4,1H),8.13−8.08(dd,J=8.0,1.3,1H),7.96−7.89(m,1H),7.69−7.62(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.39−7.36(dd,J=7.6,1.3,1H),7.36−7.34(dd,J=8.0,1.7,1H),7.34−7.30(dd,J=12.3,1.7,1H),3.77−3.66(q,J=7.2,1H),1.33−1.25(d,J=7.2,3H)。
(実施例157)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)N−−N−[2−(カルバモイルアミノ)エチル]−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−ウレイドエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN6O3Sの質量計算値430.12;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.32(m,1H),8.29(s,1H),8.09−8.03(dd,J=8.0,1.3,1H),8.01−7.93(m,1H),7.73−7.64(m,1H),7.64−7.55(m,1H),7.45−7.38(dd,J=7.6,1.4,1H),7.37−7.28(m,2H),3.15−3.04(t,J=6.2,2H),2.87−2.78(t,J=6.2,2H)。
(実施例158)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4O3Sの質量計算値476.13;m/z実測値、477.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.34(m,1H),8.29−8.24(dd,J=8.0,1.3,1H),8.07−8.05(d,J=1.5,1H),7.84−7.79(m,1H),7.71−7.66(m,1H),7.63−7.58(m,1H),7.42−7.37(dd,J=7.6,1.3,1H),7.31−7.23(m,2H),7.21−7.13(m,2H),7.12−7.07(m,1H),7.03−6.97(m,1H),4.49−4.45(d,J=5.3,1H),4.28−4.22(m,1H),3.19−3.11(dd,J=15.8,6.7,1H),2.70−2.64(dd,J=15.8,5.9,1H)。
(実施例159)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((1R,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4O3Sの質量計算値476.13;m/z実測値、477.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.34(m,1H),8.29−8.25(dd,J=8.1,1.3,1H),8.07−8.04(d,J=1.5,1H),7.86−7.78(m,1H),7.73−7.65(m,1H),7.65−7.57(m,1H),7.44−7.36(dd,J=7.6,1.3,1H),7.32−7.23(m,2H),7.22−7.12(m,2H),7.12−7.06(m,1H),7.02−6.95(d,J=7.6,1H),4.51−4.43(d,J=5.4,1H),4.30−4.21(m,1H),3.20−3.10(dd,J=15.9,6.7,1H),2.72−2.58(dd,J=15.8,6.0,1H)。
(実施例160)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−((1S,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((1S,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4O3Sの質量計算値476.13;m/z実測値、477.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.33(m,1H),8.27−8.22(dd,J=8.0,1.3,1H),8.08−8.04(d,J=1.5,1H),7.88−7.80(m,1H),7.72−7.67(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.42−7.37(dd,J=7.7,1.4,1H),7.31−7.26(dd,J=8.0,1.7,1H),7.26−7.21(dd,J=12.2,1.7,1H),7.20−7.16(dd,J=4.7,1.2,2H),7.12−7.05(m,1H),7.06−7.01(m,1H),4.64−4.56(dd,J=5.1,1.0,1H),4.30−4.24(m,1H),3.01−2.93(dd,J=16.2,5.2,1H),2.80−2.72(dd,J=16.2,2.6,1H)。
(実施例161)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((1R,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4O3Sの質量計算値476.13;m/z実測値、477.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.32(m,1H),8.28−8.21(dd,J=8.0,1.3,1H),8.09−8.02(d,J=1.5,1H),7.88−7.79(m,1H),7.73−7.66(m,1H),7.65−7.57(m,1H),7.42−7.38(dd,J=7.6,1.4,1H),7.30−7.26(dd,J=8.0,1.7,1H),7.26−7.21(dd,J=12.2,1.7,1H),7.20−7.16(dd,J=4.7,1.2,2H),7.11−7.05(m,1H),7.06−7.01(m,1H),4.62−4.55(d,J=5.3,1H),4.30−4.21(m,1H),3.04−2.92(dd,J=16.2,5.2,1H),2.81−2.72(dd,J=16.1,2.6,1H)。
(実施例162)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.36(s,1H),8.26−8.22(d,J=1.5,2H),8.22−8.15(dd,J=8.0,1.3,2H),7.97−7.90(m,2H),7.69−7.62(m,2H),7.61−7.54(m,2H),7.41−7.32(m,5H),3.25−3.18(m,1H),2.88−2.77(m,2H),1.96−1.84(m,2H),1.85−1.77(m,2H),1.68−1.59(m,2H),1.59−1.49(m,2H),1.25−1.18(m,4H),1.18−1.11(m,3H)。
(実施例163)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H15F4N5O2Sの質量計算値489.09;m/z実測値490.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.38(m,1H),8.29−8.24(dd,J=8.0,1.4,1H),8.11−8.08(d,J=1.5,1H),8.08−8.06(d,J=2.6,1H),7.87−7.80(m,1H),7.72−7.67(m,1H),7.67−7.61(m,1H),7.58−7.52(d,J=8.7,1H),7.46−7.42(dd,J=8.7,2.5,1H),7.38−7.33(dd,J=7.5,1.4,1H),7.16−7.10(dd,J=12.1,1.7,1H),7.10−7.05(dd,J=8.0,1.7,1H)。
(実施例164)
5−(3−フルオロ−2’−{[4−(1H−イミダゾール−4−イル)ピペリジン−1−イル]スルホニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−(1H−イミダゾール−4−イル)ピペリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H23FN6O2Sの質量計算値478.16;m/z実測値、479.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.83−8.76(d,J=1.4,1H),8.39−8.33(m,1H),8.16−8.08(m,2H),7.98−7.85(m,1H),7.75−7.68(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.48−7.41(dd,J=7.5,1.3,1H),7.34(s,1H),7.32−7.31(m,1H),7.30−7.26(d,J=1.2,1H),3.48−3.39(d,J=13.3,2H),2.84−2.69(m,1H),2.64−2.48(m,2H),1.93−1.80(d,J=12.9,2H),1.52−1.33(m,2H)。
(実施例165)
N−[(4−アミノ−2−メチルピリミジン−5−イル)メチル]−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
N−((4−アミノ−2−メチルピリミジン−5−イル)メチル)−2−ブロモ−ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20FN7O2Sの質量計算値465.14;m/z実測値、466.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.36(s,1H),8.26−8.18(d,J=1.4,1H),8.12−8.06(d,J=7.9,1H),7.98−7.92(m,1H),7.90(s,1H),7.76−7.69(m,1H),7.68−7.59(m,1H),7.48−7.41(dd,J=7.6,1.4,1H),7.39−7.29(m,2H),3.88(s,2H),2.50(s,3H)。
(実施例166)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(2,6−ジメトキシピリミジン−4−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2,6−ジメトキシピリミジン−4−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H19FN6O4Sの質量計算値482.12;m/z実測値、483.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.36(m,1H),8.28−8.20(d,J=8.0,1H),8.10−8.06(d,J=1.5,1H),7.84−7.77(m,1H),7.66−7.52(m,3H),7.34−7.29(d,J=7.3,1H),7.14−7.05(m,2H),3.75(s,3H),3.60(s,3H)。
(実施例167)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(5−メチルピラジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(5−メチルピラジン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6O2Sの質量計算値436.11;m/z実測値、437.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.37(m,1H),8.25−8.21(dd,J=8.1,1.0,1H),8.10−8.07(d,J=1.5,1H),7.94−7.85(m,2H),7.82−7.76(m,1H),7.67−7.60(m,1H),7.61−7.54(m,1H),7.34−7.27(m,1H),7.15−7.05(m,2H),2.23(s,3H)。
(実施例168)
(S)−2−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イルスルホンアミド)−4−メチルペンタンアミド
(S)−2−(2−ブロモフェニルスルホンアミド)−4−メチルペンタンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O3Sの質量計算値457.16;m/z実測値、458.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.37(m,1H),8.13−8.09(dd,J=8.0,1.3,1H),8.09−8.06(d,J=1.5,1H),7.90−7.85(m,1H),7.69−7.62(m,1H),7.59−7.53(m,1H),7.40−7.36(dd,J=7.6,1.3,1H),7.36−7.29(m,2H),3.79−3.73(dd,J=9.1,5.7,1H),1.72−1.54(m,1H),1.51−1.34(m,2H),0.88−0.84(d,J=6.6,3H),0.81−0.78(d,J=6.6,3H)。
(実施例169)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(2−シアノエチル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN5O2Sの質量計算値397.10;m/z実測値、398.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.34(m,1H),8.21−8.17(d,J=1.5,1H),8.09−8.06(dd,J=8.0,1.3,1H),7.96−7.90(m,1H),7.72−7.66(m,1H),7.64−7.57(m,1H),7.43−7.39(dd,J=7.7,1.4,1H),7.37−7.27(m,2H),3.09−3.02(t,J=6.6,2H),2.56−2.50(t,J=6.6,2H)。
(実施例170)
(R)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(1−シアノプロパン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(1−シアノプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O2Sの質量計算値411.12;m/z実測値、412.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.36(m,1H),8.17−8.14(d,J=1.4,1H),8.14−8.10(dd,J=8.0,1.3,1H),7.96−7.87(m,1H),7.72−7.65(m,1H),7.63−7.56(m,1H),7.44−7.38(dd,J=7.7,1.4,1H),7.37−7.29(m,2H),3.47−3.39(dd,J=12.3,6.1,1H),2.61−2.46(m,2H),1.18−1.11(d,J=6.7,3H)。
(実施例171)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(1−シアノプロパン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−シアノプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O2Sの質量計算値411.12;m/z実測値、412.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.38(dd,J=2.2,1.5,1H),8.16−8.09(dd,J=8.0,1.3,1H),8.09−8.07(d,J=1.5,1H),7.93−7.86(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.64−7.56(m,1H),7.45−7.38(dd,J=7.5,1.3,1H),7.37−7.28(m,2H),3.51−3.37(m,1H),2.64−2.45(m,2H),1.18−1.11(d,J=6.7,3H)。
(実施例172)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(2−シアノエチル)−N−シクロプロピル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−シアノエチル)−N−シクロプロピルベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20FN5O2Sの質量計算値437.13;m/z実測値、438.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.34(d,J=1.6,1H),8.23−8.18(d,J=1.4,1H),8.18−8.13(dd,J=8.0,1.3,1H),8.00−7.92(m,1H),7.76−7.71(m,1H),7.68−7.60(m,1H),7.43−7.38(dd,J=7.6,1.3,1H),7.22(s,1H),7.21−7.19(dd,J=4.4,1.5,1H),3.02−2.95(t,J=6.7,2H),2.62−2.55(t,J=6.7,2H),2.52−2.35(m,1H),0.63−0.52(m,2H),0.42−0.34(m,2H)。
(実施例173)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(3−メチルオキセタン−3−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(3−メチルオキセタン−3−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値、415.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38(s,1H),8.17(s,1H),8.14−8.08(d,J=8.0,1H),7.97−7.88(m,1H),7.73−7.65(m,1H),7.65−7.55(m,1H),7.47−7.38(d,J=7.6,1H),7.37−7.25(m,2H),4.57−4.49(d,J=6.3,2H),4.20−4.13(d,J=6.2,2H),1.46(s,3H)。
(実施例174)
3−(4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペラジン−1−イル)プロパンニトリル
3−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)プロパンニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN6O2Sの質量計算値466.16;m/z実測値、467.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40−8.38(m,1H),8.15−8.11(m,2H),8.00−7.92(m,1H),7.78−7.70(m,1H),7.67−7.60(m,1H),7.49−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.34−7.32(d,J=0.9,1H),7.32−7.30(dd,J=3.7,1.6,1H),3.13−3.07(t,J=7.1,2H),3.07−3.02(t,J=4.7,4H),2.87−2.81(d,J=4.8,4H),2.81−2.76(t,J=7.0,2H)。
(実施例175)
(S)−4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1−メトキシプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−メトキシプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.37(m,1H),8.16−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),8.10−8.06(d,J=1.5,1H),7.91−7.86(m,1H),7.70−7.62(m,1H),7.61−7.53(m,1H),7.42−7.36(dd,J=7.5,1.4,1H),7.35−7.26(m,2H),3.37−3.31(m,1H),3.22−3.18(m,1H),3.17(s,3H),3.15−3.10(m,1H),1.06−1.00(d,J=6.7,3H)。
(実施例176)
5−{3−フルオロ−2’−[(4−ピラジン−2−イルピペラジン−1−イル)スルホニル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
2−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピラジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H22FN7O2Sの質量計算値491.15;m/z実測値、492.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.32(m,1H),8.23−8.17(d,J=1.4,1H),8.16−8.10(m,2H),8.09−8.05(m,1H),7.97−7.90(m,1H),7.80−7.76(d,J=2.7,1H),7.75−7.70(m,1H),7.67−7.60(m,1H),7.47−7.42(dd,J=7.6,1.3,1H),7.36−7.33(dd,J=5.1,1.6,1H),7.33(s,1H),3.53−3.39(t,J=5.1,4H),3.02−2.95(t,J=5.1,4H)。
(実施例177)
5−{3−フルオロ−2’−[(4−ピリミジン−2−イルピペラジン−1−イル)スルホニル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
2−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H22FN7O2Sの質量計算値491.15;m/z実測値、492.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39(s,1H),8.29−8.23(d,J=4.7,2H),8.16−8.10(d,J=8.0,1H),8.08(s,1H),7.95−7.87(m,1H),7.76−7.68(m,1H),7.66−7.57(m,1H),7.50−7.42(d,J=7.5,1H),7.34−7.32(d,J=3.6,1H),7.31(s,1H),6.68−6.51(t,J=4.8,1H),3.73−3.56(t,J=5.0,4H),2.97−2.85(t,J=4.9,4H)。
(実施例178)
5−(2’−アミノ−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモアニリンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H13FN4の質量計算値280.11;m/z実測値281.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36(s,1H),8.02(s,1H),7.91(m,1H),7.31(d,J=12.7,2H),7.04(d,J=7.3,2H),6.82−6.58(m,4H),4.94(s,2H)。
(実施例179)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(1−(ヒドロキシメチル)−シクロペンチル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例584で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.42(s,1H),8.39(s,1H),8.18(d,J=7.3,1H),8.08(m,1H),7.66−7.60(m,1H),7.58−7.52(m,1H),7.43(dd,J=8.1,1.8,1H),7.38−7.32(m,2H),4.12(s,1H),3.49(s,2H),1.64−1.39(m,8H)。
(実施例180)
rac−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−3−フェニルピロリジン−3−オール
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びrac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3−フェニルピロリジン−3−オールを使用し、実施例584で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H23FN4O3Sの質量計算値490.15;m/z実測値、491.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.57(s,1H),8.20(d,J=9.2,1H),8.11(d,J=1.5,1H),8.00(t,J=8.1,1H),7.61(dd,J=7.5,6.2,1H),7.53(m,1H),7.40−7.34(m,3H),7.34−7.28(m,5H),4.68(s,2H),3.41−3.23(m,4H),3.18(d,J=10.8,1H),2.21−2.11(m,1H),2.10−2.01(m,1H)。
(実施例181)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ピロリジン−1−スルホンアミド
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)ピロリジン−1−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値、414.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.40(dd,J=5.4,1.4,2H),8.14(m,1H),7.61(dd,J=8.3,1.1,1H),7.42−7.35(m,1H),7.32(dd,J=8.0,1.7,1H),7.23(dd,J=3.6,1.6,1H),7.22−7.15(m,1H),6.44(s,1H),3.33−3.25(m,4H),1.87(dd,J=7.0,0.9,4H)。
(実施例182)
N’−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N,N−ジメチルスルファミド
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)−N,N−ジメチルスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18FN5O2Sの質量計算値387.12;m/z実測値、388.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.60(dd,J=2.3,1.4,1H),8.12(d,J=1.5,1H),8.07(m,1H),7.61(dd,J=8.3,1.1,1H),7.40−7.34(m,1H),7.29−7.26(m,1H),7.25−7.24(m,1H),7.21−7.16(m,2H),6.42(s,1H),4.72(s,2H),2.79(s,6H)。
(実施例183)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]モルホリン−4−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)モルホリン−4−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O3Sの質量計算値429.13;m/z実測値、430.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.45(s,1H),8.34(d,J=1.4,1H),8.14(m,1H),7.63(d,J=8.0,1H),7.43−7.35(m,1H),7.31(dd,J=8.0,1.7,1H),7.24−7.19(m,2H),6.39(s,1H),3.67(dd,J=5.8,3.7,4H),3.23−3.14(m,4H)。
(実施例184)
(3S)−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピロリジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び(S)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−オールを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値、415.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.44(d,J=1.3,1H),8.33(d,J=1.5,1H),8.13(dd,J=7.9,1.3,1H),8.07(m,1H),7.62(m,1H),7.58−7.52(m,1H),7.41−7.29(m,3H),4.44−4.36(m,1H),3.23−3.15(m,3H),3.07−2.99(m,1H),1.98−1.88(m,1H),1.88−1.78(m,1H)。
(実施例185)
(3R)−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピロリジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び(R)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−3−オールを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値、415.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.43(d,J=1.4,1H),8.33(d,J=1.5,1H),8.13(dd,J=7.7,1.3,1H),8.07(m,1H),7.62(m,1H),7.55(m,1H),1.98−1.88(m,1H),7.42−7.29(m,3H),3.24−3.15(m,3H),3.04(t,J=1.5,1H),1.86(s,1H),4.44−4.35(m,1H)。
(実施例186)
rac−1’−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−1,3’−ビピロリジン−4’−オール
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びrac−1’−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−[1,3’−ビピロリジン]−4’−オールを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H26FN5O3Sの質量計算値483.17;m/z実測値、484.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.60−8.57(m,1H),8.15(d,J=6.8,1H),8.11(d,J=1.5,1H),7.97(m,1H),7.61(dd,J=7.5,6.1,1H),7.55−7.49(m,1H),7.38−7.28(m,3H),4.68(s,2H),4.18−4.12(m,1H),3.30(dd,J=10.5,6.2,1H),3.23(dd,J=10.1,6.8,1H),2.95(dd,J=10.0,6.4,1H),2.88(dd,J=10.4,4.4,1H),2.63−2.57(m,1H),2.52−2.38(m,5H),1.74−1.67(m,4H)。
(実施例187)
rac−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−4−モルホリン−4−イルピロリジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びrac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−モルホリノ−ピロリジン−3−オールを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H26FN5O4Sの質量計算値499.17;m/z実測値、500.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.41(s,1H),8.32(s,1H),8.13−8.09(m,1H),7.99(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.61−7.56(m,1H),7.38(dd,J=7.5,1.3,1H),7.35−7.30(m,2H),4.72−4.63(m,2H),3.94−3.85(m,3H),3.40−3.25(m,3H),3.22−3.10(m,3H),3.05−2.94(m,2H),2.92−2.84(m,2H),2.08−2.02(m,2H)。
(実施例188)
rac−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ピロリジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びrac−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)ピロリジン−3−オールを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H29FN6O3Sの質量計算値512.20;m/z実測値、513.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 6.90−6.87(m,1H),6.63−6.57(m,2H),6.45−6.40(m,1H),6.23−6.17(m,1H),6.12−6.07(m,1H),5.95−5.89(m,1H),5.83−5.76(m,2H),2.58−2.50(m,1H),2.46(s,2H),1.84−1.81(m,2H),1.77−1.72(m,2H),1.63−1.58(m,1H),1.32(s,3H),1.31−1.26(m,1H),1.23−1.13(m,3H),
(実施例189)
5−{3−フルオロ−2’−[(トリフルオロメチル)スルファニル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−トリフルオロチオメチルブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H11F4N3Sの質量計算値365.06;m/z実測値366.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.46−8.37(m,1H),8.09(d,J=1.3,1H),7.93(m,1H),7.87(d,J=7.7,1H),7.69−7.60(m,1H),7.55−7.50(m,2H),7.28−7.17(m,2H)。
(実施例190)
5−[2’−(tert−ブチルスルファニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
(2−ブロモフェニル)(tert−ブチル)スルファンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN3Sの質量計算値353.14;m/z実測値354.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.44−8.36(m,1H),8.10−8.03(d,J=1.5,1H),7.93−7.86(m,1H),7.73−7.65(dd,J=7.8,1.4,1H),7.56−7.49(m,1H),7.49−7.41(m,2H),7.34−7.25(m,2H),1.99(s,1H),1.02(s,9H)。
(実施例191)
5−[2’−(エチルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)エタン−1−スルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3O2Sの質量計算値357.09;m/z実測値、358.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.48−8.36(m,1H),8.16(dd,J=7.9,1.3,1H),8.09(d,J=1.4,1H),7.94(m,1H),7.78(m,1H),7.68(m,1H),7.48(dd,J=7.5,1.3,1H),7.34(s,1H),7.31(d,J=2.4,1H),2.84(q,J=7.4,2H),1.06(t,J=7.4,3H)。
(実施例192)
5−[3−フルオロ−2’−(プロピルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(プロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H18FN3O2Sの質量計算値371.11;m/z実測値、372.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40(s,1H),8.14(d,J=1.2,1H),8.08(dd,J=7.8,1.1,1H),7.95(m,1H),7.81(m,1H),7.72(m,1H),7.48(dd,J=7.4,1.1,1H),7.38(dd,J=12.4,1.4,1H),7.32(dd,J=8.0,1.6,1H),2.94−2.81(m,2H),1.49−1.32(m,2H),0.79(t,J=7.4,3H)。
(実施例193)
5−{3−フルオロ−2’−[(2−メチルプロピル)スルホニル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(イソブチルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN3O2Sの質量計算値385.13;m/z実測値、386.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42(s,1H),8.12(dd,J=7.9,1.1,1H),8.05(d,J=1.4,1H),7.96(m,1H),7.81(m,1H),7.73(m,1H),7.49(dd,J=7.5,1.0,1H),7.37(dd,J=12.4,1.5,1H),7.32(dd,J=8.0,1.6,1H),6.76(s,2H),2.81(d,J=6.4,2H),1.85−1.75(m,1H),0.82(d,J=6.7,6H)。
(実施例194)
5−[2’−(tert−ブチルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
1−ブロモ−2−(tert−ブチルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN3O2Sの質量計算値385.13;m/z実測値、386.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.51−8.44(d,J=1.4,1H),8.27−8.20(d,J=1.4,1H),8.10−8.04(dd,J=8.0,1.4,1H),8.04−7.98(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.62−7.55(m,1H),7.36−7.30(dd,J=7.6,1.4,1H),7.29−7.25(dd,J=8.1,1.7,1H),7.22−7.17(dd,J=12.3,1.7,1H),1.23−1.11(s,9H)。
(実施例195)
5−[2’−(シクロペンチルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(シクロペンチルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN3O2Sの質量計算値397.13;m/z実測値398.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.65(d,J=1.3,1H),8.30(d,J=1.3,1H),8.19(dd,J=7.9,1.2,1H),8.14(m,1H),7.79(m,1H),7.71(m,1H),7.48(dd,J=7.5,1.2,1H),7.42(s,1H),7.41−7.38(m,1H),3.23−3.15(m,1H),1.92−1.81(m,2H),1.77−1.63(m,4H),1.60−1.51(m,2H)。
(実施例196)
5−[2’−(シクロブチルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(シクロブチルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN3O2Sの質量計算値383.11;m/z実測値、384.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.44(s,1H),8.17(dd,J=7.9,1.1,1H),8.13(d,J=1.4,1H),7.96(m,1H),7.77(m,1H),7.68(m,1H),7.46(dd,J=7.6,1.1,1H),7.34(s,1H),7.31(dd,J=6.4,1.5,1H),3.65−3.53(m,1H),2.39−2.26(m,2H),2.08−1.98(m,2H),1.98−1.87(m,2H)。
(実施例197)
5−[2’−(シクロプロピルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN3O2Sの質量計算値369.09;m/z実測値、370.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.55−8.49(m,1H),8.33(s,1H),8.13(dd,J=8.0,1.2,1H),8.11−8.05(m,1H),7.77(m,1H),7.68(m,1H),7.48(dd,J=7.6,1.1,1H),7.43−7.36(m,2H),2.35−2.26(m,1H),1.04−0.91(m,4H)。
(実施例198)
5−[3−フルオロ−2’−(ヘキシルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(ヘキシルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN3O2Sの質量計算値413.16;m/z実測値414.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.66(s,1H),8.31(s,1H),8.21−8.13(m,2H),7.81(m,1H),7.72(m,1H),7.49(dd,J=7.6,1.2,1H),7.43(dd,J=3.6,1.4,1H),7.40(s,1H),2.89−2.80(m,2H),1.50(m,2H),1.31−1.11(m,6H),0.85(t,J=7.1,3H)。
(実施例199)
5−{3−フルオロ−2’−[(1−メチルエチル)スルホニル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(イソプロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H18FN3O2Sの質量計算値371.11;m/z実測値、372.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.42(s,1H),8.15(dd,J=8.0,1.1,1H),8.09(d,J=1.4,1H),7.93(m,1H),7.78(m,1H),7.68(m,1H),7.51−7.44(m,1H),7.37−7.28(m,2H),2.90−2.77(m,1H),1.09(d,J=6.8,6H)。
(実施例200)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}アセトアミド
2−((2−ブロモフェニル)チオ)アセトアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15FN4OSの質量計算値354.10;m/z実測値355.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.36(dd,J=2.2,1.4,1H),8.10−8.06(d,J=1.5,1H),7.93−7.87(m,1H),7.53−7.48(m,1H),7.39−7.34(m,1H),7.33−7.25(m,4H),3.52(s,2H)。
(実施例201)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}−N,N−ジエチルアセトアミド
2−((2−ブロモフェニル)チオ)−N,N−ジエチルアセトアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4OSの質量計算値410.16;m/z実測値411.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.42−8.35(d,J=1.9,1H),8.12−8.06(d,J=1.5,1H),7.94−7.86(m,1H),7.63−7.55(dd,J=7.1,2.1,1H),7.41−7.23(m,5H),3.62(s,2H),3.31−3.26(m,4H),1.13−1.08(t,J=7.1,3H),1.07−1.03(t,J=7.1,3H)。
(実施例202)
5−{3−フルオロ−2’−[(2−モルホリン−4−イル−2−オキソエチル)スルファニル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
2−((2−ブロモフェニル)チオ)−1−モルホリノエタノンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値、425.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.39(m,1H),8.10−8.08(d,J=1.5,1H),7.95−7.89(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.41−7.34(m,2H),7.34−7.29(m,2H),7.29−7.25(dd,J=12.2,1.7,1H),3.66(s,2H),3.58−3.53(t,J=4.9,2H),3.54−3.49(t,J=4.8,2H),3.49−3.44(m,2H),3.40−3.35(t,J=4.8,2H)。
(実施例203)
rac−5−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}メチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
rac−5−(((2−ブロモフェニル)チオ)メチル)オキサゾリジン−2−オンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4O2Sの質量計算値396.11;m/z実測値、397.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.37(m,1H),8.09−8.07(d,J=1.5,1H),7.94−7.88(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.43−7.37(m,1H),7.37−7.29(m,3H),7.28−7.23(dd,J=12.2,1.7,1H),4.68−4.54(m,1H),3.56−3.48(t,J=8.8,1H),3.29−3.22(dd,J=9.2,6.4,1H),3.20−3.13(m,1H),3.07−3.01(m,1H)。
(実施例204)
N−(2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}エチル)ベンズアミド
N−(2−((2−ブロモフェニル)チオ)エチル)ベンズアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4OSの質量計算値444.14;m/z実測値445.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.32(m,1H),8.09−8.03(d,J=1.4,1H),7.89−7.83(t,J=8.1,1H),7.73−7.67(m,2H),7.67−7.63(d,J=7.9,1H),7.52−7.45(m,1H),7.44−7.34(m,3H),7.30−7.26(m,3H),7.26−7.21(dd,J=12.4,1.7,1H),3.53−3.46(t,J=7.0,2H),3.11−3.03(t,J=7.0,2H)。
(実施例205)
5−(3−フルオロ−2’−{[4−(メチルスルホニル)ベンジル]スルファニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(2−ブロモフェニル)(4−(メチルスルホニル)ベンジル)スルファンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H20FN3O2S2の質量計算値465.10;m/z実測値466.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.35(m,1H),8.12−8.04(d,J=1.5,1H),7.87−7.81(m,1H),7.79−7.73(m,2H),7.59−7.48(m,1H),7.39−7.30(m,4H),7.29−7.24(m,1H),7.18−7.12(dd,J=8.0,1.7,1H),7.11−7.03(dd,J=12.3,1.7,1H),4.04(s,2H),3.08(s,3H)。
(実施例206)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H12F4N4O2Sの質量計算値412.06;m/z実測値413.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41(s,1H),8.38(s,1H),8.22−8.16(m,1H),8.01−7.92(m,2H),7.63−7.58(d,J=8.0,1H),7.40−7.30(m,2H)。
(実施例207)
5−[3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
1−ブロモ−2−(メチルスルホニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H13F4N3O2Sの質量計算値411.07;m/z実測値412.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.45−8.44(d,J=2.0,1H),8.43(s,1H),8.10−8.09(d,J=1.5,1H),8.09−8.06(dd,J=7.8,1.7,1H),8.02−7.97(m,1H),7.71−7.68(d,J=7.9,1H),7.41−7.39(m,1H),7.39−7.37(m,1H),2.88(s,3H)。
(実施例208)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−メチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H14F4N4O2Sの質量計算値426.08;m/z実測値427.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.36(m,1H),8.34−8.27(d,J=1.9,1H),8.21−8.14(d,J=1.4,1H),8.02−7.92(m,2H),7.66−7.61(d,J=7.9,1H),7.35(s,1H),7.34−7.32(dd,J=4.3,1.6,1H),2.46(s,3H)。
(実施例209)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペラジン−2−オン
4−((2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17F4N5O3Sの質量計算値495.10;m/z実測値496.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.37(m,2H),8.24−8.21(d,J=1.4,1H),8.08−8.04(dd,J=8.0,1.8,1H),8.04−7.99(m,1H),7.69−7.65(d,J=7.9,1H),7.38−7.35(m,1H),7.35−7.32(dd,J=5.8,1.6,1H),3.38(s,2H),3.15(s,4H)。
(実施例210)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O3Sの質量計算値456.09;m/z実測値457.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.39(m,1H),8.36(s,1H),8.16−8.13(d,J=1.5,1H),7.99−7.93(m,2H),7.64−7.61(d,J=8.0,1H),7.38−7.36(m,1H),7.36−7.33(dd,J=5.0,1.6,1H),3.49−3.45(t,J=5.9,2H),2.93−2.86(t,J=5.8,2H)。
(実施例211)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−エチル−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.37(m,1H),8.34−8.31(m,1H),8.20−8.16(d,J=1.5,1H),8.01−7.94(m,2H),7.65−7.59(d,J=7.9,1H),7.37−7.34(m,1H),7.34−7.31(dd,J=2.9,1.5,1H),2.88−2.76(q,J=7.2,2H),1.07−0.94(t,J=7.2,3H)。
(実施例212)
5−{3−フルオロ−2’−[(4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル]−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
2−ブロモ−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21F4N5O2Sの質量計算値495.14;m/z実測値496.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.44−8.41(m,1H),8.41−8.38(d,J=2.0,1H),8.13−8.10(d,J=1.5,1H),8.10−8.06(m,1H),8.05−7.97(m,1H),7.73−7.60(d,J=8.0,1H),7.39−7.37(dd,J=6.6,1.6,1H),7.37−7.35(dd,J=2.8,1.7,1H),2.85(s,3H),3.93−2.45(br m,8H)。
(実施例213)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルスルファニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン塩酸塩
工程A:3−(2−ブロモフェニルチオ)プロパン酸エチル
2−ブロモベンゼンチオール(6g、30mmol)、3−クロロプロパン酸エチル(13g、96mmol)、K2CO3(8.8g、64mmol)及びアセトン(150mL)の混合物を15時間還流した。反応混合物を濾過し、フィルターケーキをアセトン(50mL)で洗浄した。濾液を乾燥状態にまで濃縮し、FCCにかけて3−(2−ブロモフェニルチオ)プロパン酸エチルを得た(7g、78%)。MS(ESI):C11H13O2Sの質量計算値287.98;m/z実測値288.8[M+H]+。
工程B:3−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イルチオ)プロパン酸エチル
3−(2−ブロモフェニルチオ)プロパン酸エチル(7g、24mmol)、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン(7.6g、24mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(378mg、0.52mmol)及びNa2CO3(5g、48mmol)をジオキサン/水(20mL/5mL)に加えた混合物を、N2下、80℃で5時間攪拌した後、水(60mL)に注ぎ、EtOAc(50mL×3)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮し、FCCにより精製して3−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イルチオ)プロパン酸エチルを白色固体として得た(7.7g、80%)。MS(ESI):C21H20FN3O2Sの質量計算値397.13;m/z実測値、397.9[M+H]+。
工程C:4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−チオール
3−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イルチオ)プロパン酸エチル(7.7g,19.4mmol)とTHF(60mL)とからなる溶液に、t−BuOK(4.3g、38.8mmol)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を水(100mL)に注ぎ、反応系に1M HClを加えてpH=5〜6とした。混合物をEtOAc(80mL×3)で抽出し、加え合わせた抽出物をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−チオールを得た(4.6g、80%)。MS(ESI):C16H12FN3Sの質量計算値297.07;m/z実測値298.0[M+H]+。
工程D:
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−チオール(400mg、1.34mmol)及び2−クロロピリミジン(167mg、1.47mmol)のDMF溶液(8mL)に、DIPEA(345mg、2.68mmol)及びPh3P(351mg、1.34mmol)を加え、得られた混合物を80℃で1時間、N2雰囲気で15時間加熱した。混合物を室温にまで冷却し、乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(350mg、68%)。MS(ESI):C20H14FN5S・HClの質量計算値375.10;m/z実測値376.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.42(d,J=4.9,2H),8.33−8.28(m,1H),8.03(d,J=1.4,1H),7.79−7.69(m,2H),7.60−7.53(m,1H),7.51−7.43(m,2H),7.21(dd,J=8.0,1.7,1H),7.15(dd,J=12.3,1.6,1H),7.06(m,1H)。
(実施例214)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−4−イルスルファニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び4−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5Sの質量計算値375.10;m/z実測値375.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.84(d,J=1.1,1H),8.46(d,J=1.4,2H),8.44(d,J=5.6,1H),7.81−7.75(m,1H),7.73−7.65(m,1H),7.62−7.51(m,3H),7.30(dd,J=11.8,1.6,1H),7.24(dd,J=7.9,1.7,1H),6.96(dd,J=5.6,1.3,1H),6.90(s,2H)。
(実施例215)
6−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}ピリミジン−4−アミン塩酸塩
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び4−アミノ−6−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.29−8.25(m,3H),7.94(m 1H),7.82(d,J=7.4,1H),7.74(m,1H),7.67−7.58(m,2H),7.34−7.23(m,2H),5.94(s,1H)。
(実施例216)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}ピリミジン−4−アミン塩酸塩
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び4−アミノ−2−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値390.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.31(m,1H),8.16(s,1H),7.88(m,1H),7.83−7.75(m,2H),7.71−7.63(m,1H),7.58−7.52(m,2H),7.32−7.21(m,2H),6.37(d,J=7.2,1H)。
(実施例217)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}ピリミジン−5−アミン塩酸塩
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び5−アミノ−4−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35−8.30(m,1H),8.22(s,1H),8.02(d,J=1.4,1H),7.90(s,1H),7.80(m,1H),7.59−7.54(m,2H),7.52−7.44(m,2H),7.24(dd,J=6.5,1.6,1H),7.21(m,1H)。
(実施例218)
5−[3−フルオロ−2’−(ピラジン−2−イルスルファニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン塩酸塩
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び2−クロロピラジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5Sの質量計算値375.10;m/z実測値375.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.26−8.24(m,3H),8.18(d,J=2.6,1H),8.08(d,J=1.4,1H),7.84(m,1H),7.77−7.69(m,1H),7.64−7.55(m,1H),7.55−7.46(m,2H),7.27−7.14(m,2H)。
(実施例219)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}ピリミジン−5−アミン塩酸塩
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び5−アミノ−2−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36(s,1H),8.24(s,1H),7.95(s,2H),7.88(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.53−7.38(m,3H),7.27−7.16(m,2H)。
(実施例220)
1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−メチルメタンスルホンアミドギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(2−ブロモフェニル)−N−メチルメタンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.34(s,1H),8.25(s,1H),7.99(m,1H),7.68−7.60(m,1H),7.50−7.40(m,2H),7.39−7.31(m,3H),4.36(s,2H),2.49(s,3H)。
(実施例221)
1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−(2−ヒドロキシエチル)メタンスルホンアミドギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(2−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシエチル)メタンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(d,J=1.2,1H),8.31(s,1H),8.02(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.49−7.40(m,2H),7.40−7.30(m,3H),4.40(s,2H),3.51(t,J=5.9,2H),2.95(t,J=5.9,2H),2.66(s,1H)。
(実施例222)
1−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]メチル}スルホニル)アゼチジン−3−オールギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)アゼチジン−3−オールを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値、414.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.43−8.38(m,1H),8.08(d,J=1.5,1H),7.95(m,1H),7.68−7.60(m,1H),7.49−7.41(m,2H),7.39−7.28(m,3H),4.45−4.36(m,3H),3.79−3.70(m,2H),3.67−3.59(m,2H)。
(実施例223)
4−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]メチル}スルホニル)ピペラジン−2−オンギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び4−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペラジン−2−オンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O3Sの質量計算値441.13;m/z実測値441.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.41(s,1H),8.08(d,J=1.3,1H),7.96(m,1H),7.70−7.62(m,1H),7.52−7.28(m,5H),4.48(s,2H),3.63(s,2H),3.25(s,4H)。
(実施例224)
(S)−1−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−メタンスルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び(S)−1−(2−ブロモフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)メタンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、416.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.43−8.36(m,1H),8.03(d,J=1.5,1H),7.92(m,1H),7.70−7.59(m,1H),7.47−7.28(m,5H),7.12(d,J=6.6,1H),6.71(s,2H),4.75(t,J=5.4,1H),4.35(q,J=14.1,2H),3.31−3.11(m,3H),1.01(d,J=6.2,3H)。
(実施例225)
(R)−1−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−メタンスルホンアミド塩酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び(R)−1−(2−ブロモフェニル)−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)メタンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.48;m/z実測値、417.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.32(d,J=3.7,2H),7.99(m,1H),7.77−7.66(m,1H),7.50−7.39(m,2H),7.39−7.28(m,3H),4.41(q,J=13.9,2H),3.49−3.33(m,3H),1.11(d,J=6.3,3H)。
(実施例226)
1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−メタンスルホンアミドギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びtrans−1−(2−ブロモフェニル)−N−((trans)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−メタン−スルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25FN4O3S・HCO2Hの質量計算値456.16;m/z実測値457.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.40(s,1H),8.08(d,J=1.3,1H),7.94(m,1H),7.72−7.63(m,1H),7.47−7.38(m,1H),7.38−7.27(m,3H),4.36(s,2H),3.42(s,1H),2.97(s,1H),1.84(d,J=9.0,4H),1.38−1.10(m,4H)。
(実施例227)
(S)−1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−メタンスルホンアミド塩酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(S)−1−(2−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)−メタン−スルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.67(s,1H),8.28−8.23(m,1H),8.13(m,1H),7.70−7.62(m,1H),7.49−7.30(m,5H),4.40(s,2H),3.77−3.65(m,1H),2.80(d,J=5.9,2H),1.09(d,J=6.3,3H)。
(実施例228)
(R)−1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]−メタンスルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(R)−1−(2−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシプロピル)メタン−スルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
(実施例229)
5−(2’−{[(4−アミノピペリジン−1−イル)スルホニル]メチル}−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
工程A:tert−ブチル1−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メチルスルホニル)−ピペリジン−4−イルカルバメート
tert−ブチル(1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(200mg、0.46mmol)、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン(175mg、0.55mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(34mg、0.046mmol)及びNa2CO3(150mg、1.36mmol)を乾燥DMF(15mL)に加えた混合物をN2下、130℃で攪拌した。5時間後、溶媒を真空下で除去し、残渣をFCCにより精製してtert−ブチル1−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メチルスルホニル)ピペリジン−4−イルカルバメートを得た(190mg、76%)。MS(ESI):C27H32FN5O2Sの質量計算値541.22;m/z実測値、542.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.03(s,1H),7.95(s,1H),7.78−7.29(m,7H),6.87(d,J=5.2,1H),6.73(s,2H),4.34(s,2H),3.45−3.33(m,3H),2.85−2.75(m,2H),1.72(d,J=12.4,2H),1.45−1.30(m,11H)。
工程B:
tert−ブチル1−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メチルスルホニル)ピペリジン−4−イルカルバメート(190mg、0.35mmol)をHCl(20mL、6Nメタノール溶液)に加えた混合物を室温で24時間攪拌した。減圧下で溶媒を除去し、残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た(80mgHCl塩、61%)。MS(ESI):C22H24FN5O2Sの質量計算値441.16;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.38(s,1H),8.10(br,4H),7.95(m,1H),7.64−7.55(m,1H),7.52−7.32(m,4H),4.80(br,4H),4.37(s,2H),3.50(d,J=13.0,2H),3.10(s,1H),2.76(t,J=12.6,2H),1.91(d,J=11.0,3H),1.58−1.41(m,2H)。
(実施例230)
1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]メタンスルホンアミド塩酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び(2−ブロモフェニル)メタンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H15FN4O2Sの質量計算値358.09;m/z実測値、359.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36(s,1H),8.12(s,1H),7.92(m,1H),7.66−7.56(m,1H),7.38(m,5H),6.98(s,2H),4.31(s,2H)。
(実施例231)
1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−エチルメタンスルホンアミドギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(2−ブロモフェニル)−N−エチルメタンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O2Sの質量計算値386.12;m/z実測値、387.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.39(s,1H),8.08(d,J=1.4,1H),7.93(m,1H),7.71−7.61(m,1H),7.49−7.27(m,5H),4.36(s,2H),2.85(q,J=7.2,2H),1.06(t,J=7.2,3H)。
(実施例232)
1−[1−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]メチル}スルホニル)ピペリジン−4−イル]尿素塩酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)尿素を使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25FN6O3Sの質量計算値484.17;m/z実測値、485.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.16(s,1H),7.96(t,J=8.2,1H),7.66−7.28(m,6H),4.35(s,2H),3.41−3.32(m,2H),2.85−2.70(m,2H),1.83−1.70(m,2H),1.33−1.19(m,2H)。
(実施例233)
N−[1−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]メチル}スルホニル)ピペリジン−4−イル]−アセトアミドギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及びN−(1−((2−ブロモベンジル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H26FN5O3Sの質量計算値483.17;m/z実測値、484.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.03(d,J=1.3,1H),7.95(m,1H),7.81(d,J=7.3,1H),7.64−7.55(m,1H),7.50−7.31(m,5H),6.73(s,2H),4.35(s,2H),3.71−3.56(m,1H),3.39(d,J=11.6,2H),2.79(t,J=10.8,2H),1.82−1.67(m,5H),1.41−1.24(m,3H)。
(実施例234)
5−{2’−[(エチルスルファニル)メチル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン・ギ酸塩
工程A:(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メタノール
2−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸(1g、7mmol)、5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(1.76g、6.6mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(483mg、0.66mmol)及びNa2CO3(2.1g、20mmol)をDMF(50mL)に加えた混合物をN2、110℃で一晩攪拌した。この溶液を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにより精製して(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メタノールを得た(1.2g、62%)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.38(s,1H),8.02(d,J=1.4,1H),7.90(m,1H),7.57(d,J=7.4,1H),7.49−7.26(m,5H),6.69(s,2H),5.20(t,J=5.3,1H),4.44(d,J=5.3,2H)。
工程B:5−(6’−(クロロメチル)−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メタノール(1.8g、6.1mmol)及びSOCl2(6mL)をDCM(20mL)に加えた混合物を70℃で4時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮して5−(6’−(クロロメチル)−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミンを得た(1.86g、98%)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.40(s,1H),8.04(s,1H),7.96(m,1H),7.66−7.57(m,1H),7.51−7.42(m,2H),7.40−7.30(m,3H),6.89−6.62(br s,2H),4.73(s,2H)。
工程C:S−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メチルエタンチオエート
5−(6’−(クロロメチル)−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン(1.86g、5.94mmol)及びKSAc(0.81g、7.1mmol)を1,4−ジオキサン/H2O(30mL/6mL)に加えた混合物を室温で2時間攪拌した。次いで溶媒を真空下で除去し、残渣をFCCにより精製してS−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メチルエタンチオエートを得た(1.42g、68%)。MS(ESI):C19H18FN3OSの質量計算値353.10;m/z実測値353.9[M+H]+。
工程D:
S−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メチルエタンチオエート(100mg、0.28mmol)のCH3OH溶液(30mL)に、Ph3P(147mg、0.56mmol)及びK2CO3(78mg、0.56mmol)を加え、次いでブロモエタン(60mg、0.56mmol)を滴下した。16時間後、混合物を乾燥状態にまで濃縮し、残渣を分取TLC、次いでHPLCにより精製して表題化合物を得た(70mgHCOOH塩、73%)。MS(ESI):C19H18FN3Sの質量計算値339.12;m/z実測値340.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(m,1H),8.07(d,J=1.5,1H),7.89(m,1H),7.48−7.40(m,1H),7.37−7.21(m,5H),3.71(s,2H),2.42(q,J=7.4,2H),1.13(t,J=7.4,3H)。
(実施例235)
5−{3−フルオロ−2’−[(メチルスルファニル)メチル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン塩酸塩
ヨードメタンを使用し、実施例234で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3Sの質量計算値325.10;m/z実測値326.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.45(s,1H),8.30(d,J=1.0,1H),8.04(m,1H),7.49−7.24(m,6H),3.68(s,2H)。
(実施例236)
5−(3−フルオロ−2’−{[(1−メチルエチル)スルファニル]メチル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
2−ヨードプロパンを使用し、実施例234で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN3Sの質量計算値353.14;m/z実測値354.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.66(s,1H),8.23(d,J=1.2,1H),8.12(m,1H),7.48−7.23(m,6H),3.73(s,2H),2.84−2.71(m,1H),1.16(d,J=6.7,6H)。
(実施例237)
2−(((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)メチル)チオ)ピリミジン−4−アミン塩酸塩
4−アミノ−2−クロロピリミジンを使用し、実施例234で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3Sの質量計算値404.12;m/z実測値404.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.77−8.68(m,1H),8.21(d,J=1.3,1H),8.10(m,1H),7.79(d,J=6.9,1H),7.63−7.55(m,1H),7.45−7.22(m,5H),6.73(d,J=6.8,1H),4.57(s,2H).
(実施例238)
6−(((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)メチル)チオ)ピリミジン−4−アミン塩酸塩
4−アミノ−6−クロロピリミジンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6Sの質量計算値404.12;m/z実測値405.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.78−8.68(m,1H),8.38(d,J=0.6,1H),8.26(d,J=1.3,1H),8.16(m,1H),7.66−7.57(m,1H),7.50−7.44(m,2H),7.42−7.31(m,3H),6.58(d,J=3.4,1H),4.51(s,2H)。
(実施例239)
5−(3−フルオロ−2’−((ピリダジン−3−イルチオ)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
3−クロロピラジンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Sの質量計算値389.11;m/z実測値390.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.33−9.24(m,1H),8.74(s,1H),8.31−8.20(m,2H),8.14(m,2H),7.72−7.64(m,1H),7.50−7.33(m,5H),4.63(s,2H)。
(実施例240)
6−(((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)メチル)チオ)ピリダジン−3−アミン塩酸塩
3−クロロピラジンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6Sの質量計算値404.12;m/z実測値405.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.70−8.63(m,1H),8.28(d,J=1.1,1H),8.12(m,1H),7.65−7.57(m,2H),7.46−7.41(m,2H),7.39(dd,J=8.1,1.6,1H),7.36−7.30(m,3H),4.43(s,2H)。
(実施例241)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN3O4S2の質量計算値461.09;m/z実測値462.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42(s,1H),8.07−8.04(m,2H),7.92(m,1H),7.84(m,1H),7.75(m,1H),7.49(dd,J=7.5,1.0,1H),7.38−7.31(m,1H),7.29(dd,J=8.0,1.6,1H),6.74(s,2H),3.25−3.06(m,5H),2.16−2.04(m,2H),2.02−1.86(m,2H)。
(実施例242)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}ピリミジン−2−アミン塩酸塩
2−アミノ−4−クロロピリミジンを使用し、実施例234で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39−8.32(m,1H),8.01(d,J=1.5,1H),7.94(d,J=6.1,1H),7.85(m,1H),7.76(d,J=7.8,1H),7.71−7.65(m,1H),7.62−7.53(m,2H),7.35−7.24(m,2H),6.88(s,2H),6.18(d,J=6.4,1H)。
(実施例243)
5−(3−フルオロ−2’−((ピリミジン−4−イルチオ)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
4−クロロピリミジンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3Sの質量計算値389.11;m/z実測値390.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.70(d,J=1.4,1H),8.53(d,J=4.9,2H),8.20(d,J=1.3,1H),8.10(m,1H),7.65−7.55(m,1H),7.39−7.25(m,5H),7.13(m,1H),4.46(s,2H)。
(実施例244)
5−[3−フルオロ−2’−({[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}スルファニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル)−ピラジン−2−アミン及び(2−(((2−ブロモフェニル)チオ)メトキシ)エチル)トリメチルシランを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H26FN3OSSiの質量計算値427.16;m/z実測値428.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.43−8.36(m,1H),8.07(d,J=1.5,1H),7.89(m,1H),7.73(dd,J=6.7,1.4,1H),7.40−7.17(m,5H),4.90(s,2H),3.64−3.50(m,2H),0.91−0.78(m,2H),0.04(s,9H)。
(実施例245)
5−[3−フルオロ−2’−({[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}スルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン塩酸塩
5−[3−フルオロ−2’−({[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}スルファニル)−ビフェニル−4−イル]−ピラジン−2−アミンを使用し、実施例244で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H26FN3O3SSiの質量計算値459.14;m/z実測値459.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.44−8.39(m,1H),8.18(dd,J=8.0,1.3,1H),8.08(d,J=1.4,1H),7.94(m,1H),7.80−7.75(m,1H),7.72−7.65(m,1H),7.47(dd,J=7.5,1.4,1H),7.31(dd,J=3.6,1.7,1H),7.28(dd,J=7.7,1.5,1H),4.34(s,2H),3.77−3.68(m,2H),0.85−0.75(m,2H),0.08(s,9H)。
(実施例246)
5−(3−フルオロ−2’−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]スルホニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−((3−(メチルスルホニル)プロピル)スルホニル)ベンゼンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN3O4S2の質量計算値449.53;m/z実測値450.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.69(d,J=1.3,1H),8.25(d,J=1.3,1H),8.18(dd,J=7.9,1.3,1H),8.12(m,1H),7.81(m,1H),7.71(m,1H),7.48(dd,J=7.4,1.3,1H),7.44−7.34(m,2H),3.20−3.09(m,4H),2.89(s,3H),2.12−1.96(m,2H)。
(実施例247)
5−(3−フルオロ−2’−{[(2R)−2−メチルピペラジン−1−イル]スルホニル}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
工程A:(R)−tert−ブチル4−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシラート
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(R)−tert−ブチル4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H30FN5O4Sの質量計算値527.20;m/z実測値528.2[M+H]+。
工程B:
(R)−tert−ブチル4−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(42mg、0.08mmol)をDCM/TFAの50/50混合物(1mL)に溶解し、これを室温で2時間攪拌することによって表題化合物を得た。反応混合物を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た(29mg、85%)。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56(d,J=1.4,2H),8.16(dd,J=8.0,1.4,1H),7.65−7.58(m,1H),7.56−7.49(m,1H),7.48−7.39(m,1H),7.38−7.31(m,3H),5.18(s,2H),3.64−3.52(m,1H),2.99−2.87(m,2H),2.81−2.69(m,1H),2.61−2.41(m,4H),1.18(d,J=6.8,3H)。
(実施例248)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)プロピル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.47(d,J=1.3,2H),8.18(dd,J=7.9,1.4,1H),7.67−7.57(m,1H),7.59−7.49(m,1H),7.42−7.30(m,4H),5.39(s,2H),5.07(d,J=8.0,1H),3.55−3.38(m,2H),3.25−3.11(m,1H),1.93(s,1H),1.54−1.29(m,2H),0.80(t,J=7.4,3H)。
(実施例249)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−(2−シアノエチル)−N−シクロプロピル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(2−シアノエチル)−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20FN5O2Sの質量計算値437.13;m/z実測値、438.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.57(d,J=1.4,2H),8.17(dd,J=7.9,1.3,1H),7.71−7.62(m,1H),7.62−7.52(m,1H),7.49−7.40(m,1H),7.33(dd,J=7.5,1.4,1H),7.20(dd,J=8.0,1.7,1H),7.14(dd,J=11.1,1.7,1H),5.20(s,2H),3.02(t,J=7.0,2H),2.59−2.41(m,3H),0.65−0.55(m,2H),0.39−0.28(m,2H)。
(実施例250)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−(2−シアノエチル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(2−シアノエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN5O2Sの質量計算値397.10;m/z実測値、398.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.50(d,J=1.4,2H),8.18(dd,J=7.9,1.4,1H),7.70−7.64(m,1H),7.62−7.55(m,1H),7.49−7.42(m,1H),7.40−7.32(m,3H),5.36(s,2H),5.24(t,J=6.5,1H),3.07(m,2H),2.50(t,J=6.5,2H)。
(実施例251)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.53(d,J=1.4,2H),8.12(dd,J=7.8,1.5,1H),7.62−7.55(m,1H),7.55−7.48(m,1H),7.48−7.38(m,1H),7.38−7.27(m,3H),5.08(s,2H),4.23(t,J=6.6,1H),3.33−3.21(m,2H),2.61(d,J=6.8,2H),1.40(s,6H)。
(実施例252)
rac−(4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}モルホリン−2−イル)メタノール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及びrac−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)モルホリン−2−イル)メタノールを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O4Sの質量計算値444.13;m/z実測値、445.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56(d,J=1.4,2H),8.10(dd,J=7.9,1.4,1H),7.70−7.60(m,1H),7.60−7.52(m,1H),7.47−7.35(m,2H),7.33−7.26(m,2H),5.22(s,2H),3.86−3.76(m,1H),3.63−3.51(m,1H),3.51−3.29(m,3H),3.24−3.09(m,2H),2.64−2.52(m,1H),2.45(dd,J=12.4,10.5,1H),1.95(s,1H)。
(実施例253)
5−(3−フルオロ−2’−{[(2S)−2−メチルピペラジン−1−イル]スルホニル}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
工程A:(S)−tert−ブチル4−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシラート
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び)(S)−tert−ブチル4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H30FN5O4Sの質量計算値527.20;m/z実測値、528.2[M+H]+。
工程B:
(S)−tert−ブチル4−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−3−メチルピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例252の調製で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O2Sの質量計算値427.15;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56(d,J=1.4,2H),8.16(dd,J=7.9,1.3,1H),7.65−7.58(m,1H),7.56−7.49(m,1H),7.48−7.39(m,1H),7.38−7.31(m,3H),5.16(s,2H),3.64−3.51(m,1H),3.02−2.86(m,2H),2.81−2.70(m,1H),2.63−2.41(m,4H),1.18(d,J=6.8,3H)。
(実施例254)
5−[2’−(シクロプロピルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN3O2Sの質量計算値369.10;m/z実測値、370.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.59(d,J=1.5,2H),8.14(dd,J=7.9,1.5,1H),7.70−7.63(m,1H),7.62−7.54(m,1H),7.45(m,1H),7.41−7.28(m,3H),5.23(s,2H),2.19−2.06(m,1H),1.16−1.07(m,2H),0.93−0.81(m,2H)。
(実施例255)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(1,3−ジヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O4Sの質量計算値432.13;m/z実測値、433.1[M+H]+。
(実施例256)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−N−[(3S)−ピペリジン−3−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
工程A:(S)−tert−ブチル3−(4’−2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシラート
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(S)−tert−ブチル3−(2−ブロモ−N−メチルフェニルスルホンアミド)−ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製し、HPLC精製後に41mg(48%)の表題化合物を得た。MS(ESI):C27H32FN5O4Sの質量計算値541.21;m/z実測値、542.1[M+H]+。
工程B:
(S)−tert−ブチル3−(4’−2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例247の調製で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た(35mg、91%)。MS(ESI):C22H24FN5O2Sの質量計算値441.16;m/z実測値、442.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56(d,J=1.4,2H),8.14(dd,J=7.9,1.4,1H),7.65−7.57(m,1H),7.56−7.49(m,1H),7.48−7.38(m,1H),7.37−7.24(m,3H),5.19(s,2H),3.43−3.24(m,1H),2.96−2.74(m,2H),2.51(t,J=11.3,1H),2.42(s,4H),2.38−2.27(m,1H),1.78−1.21(m,4H)。
(実施例257)。
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
工程A:R)−tert−ブチル3−(4’−2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシラート
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(R)−tert−ブチル3−(2−ブロモ−N−メチルフェニルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C27H32FN5O4Sの質量計算値541.21;m/z実測値542.2[M+H]+。
工程B:
(R)−tert−ブチル3−(4’−2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例247の調製で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O2Sの質量計算値441.16;m/z実測値、442.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56(d,J=1.4,2H),8.14(dd,J=8.0,1.4,1H),7.65−7.57(m,1H),7.56−7.49(m,1H),7.47−7.36(m,1H),7.37−7.25(m,3H),5.18(s,2H),3.42−3.26(m,1H),2.93−2.73(m,2H),2.57−2.46(m,1H),2.42(s,3H),2.38−2.27(m,2H),1.73−1.23(m,4H)。
(実施例258)
[(2R)−1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペラジン−2−イル]メタノール
工程A:(R)−tert−ブチル4−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシラート
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(R)−tert−ブチル4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3−ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H30FN5O5Sの質量計算値543.20;m/z実測値、544.2[M+H]+
工程B:
(R)−tert−ブチル4−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−3−(ヒドロキシメチル)ピペラジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例247の調製で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O3Sの質量計算値443.14;m/z実測値、444.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56(d,J=1.4,2H),8.18(dd,J=8.0,1.3,1H),7.66−7.59(m,1H),7.57−7.49(m,1H),7.47−7.40(m,1H),7.39−7.31(m,3H),5.19(s,2H),3.94−3.77(m,2H),3.52−3.39(m,1H),3.34−3.18(m,1H),3.17−2.99(m,2H),2.88−2.77(m,1H),2.65−2.46(m,2H),1.65(br s,2H)。
(実施例259)
rac−cis4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(cis)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及びrac−2−ブロモ−N−((cis)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)−ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.51(d,J=1.3,2H),8.17(dd,J=8.0,1.4,1H),7.64−7.59(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.44−7.31(m,4H),5.30(s,2H),4.83(d,J=7.7,1H),3.78(s,1H),3.20−3.11(m,1H),1.72−1.65(m,1H),1.57−1.10(m,8H)。
(実施例260)
rac−4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(trans)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−((trans)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.51(d,J=1.3,2H),8.17(dd,J=8.0,1.4,1H),7.64−7.59(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.44−7.31(m,4H),5.30(s,2H),4.83(d,J=7.7,1H),3.78(s,1H),3.20−3.11(m,1H),1.72−1.65(m,1H),1.57−1.10(m,8H)。
(実施例261)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(1−メチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−イソプロピルベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56(d,J=1.4,2H),8.10(dd,J=8.0,1.4,1H),7.65−7.57(m,1H),7.58−7.49(m,1H),7.49−7.38(m,1H),7.37−7.28(m,3H),5.22(s,2H),3.72(p,J=6.7,1H),3.65−3.50(m,2H),2.99(t,J=6.0,2H),2.19(d,J=7.0,1H),1.04(d,J=6.7,6H)。
(実施例262)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及びtrans−2−ブロモ−N−4−ヒドロキシシクロヘキシル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.15;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.53(s,1H),8.22−8.15(m,1H),7.67−7.60(m,1H),7.59−7.51(m,1H),7.48−7.39(m,1H),7.39−7.31(m,3H),5.26(s,2H),4.11(d,J=7.1,1H),3.60−3.43(m,1H),3.10−2.94(m,1H),1.93−1.73(m,4H),1.38(d,J=4.4,1H),1.34−1.00(m,5H)。
(実施例263)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(3S)−2−オキソピロリジン−3−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(2−オキソピロリジン−3−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):質量計算値、C20H18FN5O3S,427.11;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.51(dd,J=2.2,1.3,2H),8.18(dd,J=7.9,1.3,1H),7.67−7.60(m,1H),7.58−7.51(m,1H),7.45−7.31(m,4H),6.05(d,J=9.3,1H),5.51(dd,J=9.8,3.3,1H),5.35(d,J=3.1,2H),3.67−3.55(m,1H),3.39−3.19(m,2H),2.65−2.50(m,1H),2.16−1.99(m,1H)。
(実施例264)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O4S2の質量計算値462.08;m/z実測値463.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.78(d,J=0.9,2H),8.15(dd,J=8.0,1.1,1H),7.75(m,1H),7.71−7.62(m,2H),7.44(dd,J=7.6,1.1,1H),7.40−7.31(m,2H),3.34(dd,J=7.8,3.2,4H),3.04−2.99(m,4H)。
(実施例265)
1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}アゼチジン−3−オールトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アゼチジン−3−オールを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O3Sの質量計算値400.10;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.79(d,J=0.7,2H),8.08(dd,J=8.0,1.1,1H),7.72(m,1H),7.68−7.55(m,2H),7.47−7.38(m,1H),7.36(dd,J=8.3,1.5,2H),4.36(m,1H),3.76−3.64(m,2H),3.60−3.53(m,2H)。
(実施例266)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(3R)−2−オキソピペリジン−3−イル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(2−オキソピペリジン−3−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O3Sの質量計算値441.13;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.71(d,J=0.7,2H),8.24(dd,J=8.0,1.2,1H),7.67(m,1H),7.58(m,2H),7.42(s,1H),7.41−7.39(m,1H),7.38(dd,J=7.6,1.2,1H),3.63(dd,J=10.5,5.8,1H),3.20(dd,J=8.9,5.1,2H),2.17(m,1H),1.89−1.80(m,1H),1.78−1.64(m,2H)。
(実施例267)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(3S)−2−オキソピペリジン−3−イル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(2−オキソピペリジン−3−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O3Sの質量計算値441.13;m/z実測値、442.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.74(d,J=0.8,2H),8.24(dd,J=8.0,1.1,1H),7.67(m,1H),7.62−7.54(m,2H),7.42(s,1H),7.42−7.40(m,1H),7.38(dd,J=7.6,1.2,1H),3.64(dd,J=10.5,5.8,1H),3.20(dd,J=8.7,5.0,2H),2.17(m,1H),1.89−1.80(m,1H),1.80−1.65(m,2H)。
(実施例268)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.0[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.64(d,J=0.9,2H),8.10(dd,J=8.0,1.1,1H),7.67(m,1H),7.59(m,1H),7.55(m,1H),7.37(dd,J=7.6,1.2,1H),7.33−7.24(m,2H),3.86(m,1H),1.22(m,3H)。
(実施例269)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)−2,2−ジメチルプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H25FN4O3Sの質量計算値444.16;m/z実測値、445.2[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.68(d,J=1.0,2H),8.15(dd,J=8.0,1.1,1H),7.62(m,1H),7.58−7.49(m,2H),7.42−7.35(m,2H),7.35−7.29(m,1H),3.50(m,2H),3.06(dd,J=5.8,4.3,1H),0.84(s,9H)。
(実施例270)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2,2−ジメチルプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H25FN4O3Sの質量計算値444.16;m/z実測値、445.2[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.69(d,J=1.0,2H),8.15(dd,J=8.0,1.1,1H),7.63(m,1H),7.59−7.47(m,2H),7.41−7.36(m,2H),7.33(m,1H),3.50(m,2H),3.06(dd,J=5.9,4.2,1H),0.84(s,9H)。
(実施例271)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.71(d,J=0.9,2H),8.15(dd,J=8.0,1.1,1H),7.66−7.61(m,1H),7.60−7.54(m,2H),7.36(m,3H),3.47−3.38(m,1H),3.38−3.32(m,1H),3.06(q,J=5.5,1H),1.84(m,1H),0.83−0.78(m,6H)。
(実施例272)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.75(d,J=1.0Hz,2H),8.04(dd,J=8.0,1.3Hz,1H),7.70−7.65(m,1H),7.64−7.58(m,2H),7.41(dd,J=7.6,1.3Hz,1H),7.39−7.35(m,2H),2.71(s,2H),1.11(s,6H)。
(実施例273)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.71(d,J=0.9,2H),8.15(dd,J=8.0,1.1,1H),7.66−7.61(m,1H),7.60−7.54(m,2H),7.36(m,3H),3.47−3.38(m,1H),3.38−3.32(m,1H),3.06(q,J=5.5,1H),1.84(m,1H),0.83−0.78(m,6H)。
(実施例274)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−[(2S)−2,3−ジヒドロキシプロピル]−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O4Sの質量計算値418.11;m/z実測値、419.1[M+H]+。
(実施例275)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O3Sの質量計算値388.10;m/z実測値389.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.75(d,J=0.9,2H),8.07(m,1H),7.71−7.66(m,1H),7.63−7.59(m,2H),7.40(dd,J=7.6,1.1,1H),7.37(m,2H),3.49(t,J=5.9,2H),2.90(t,J=5.9,2H)。
(実施例276)
[(2R)−1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピロリジン−2−イル]メタノールトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(R)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)メタノールを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.70(d,J=1.0,2H),8.10(dd,J=8.0,1.2,1H),7.70(m,1H),7.64−7.61(m,1H),7.59(dd,J=10.9,5.4,1H),7.41(dd,J=7.6,1.2,1H),7.37−7.32(m,2H),3.50(m,1H),3.37(dd,J=10.8,3.9,1H),3.21−3.15(m,1H),3.03−2.95(m,2H),1.88−1.75(m,3H),1.73−1.66(m,1H)。
(実施例277)
[(2S)−1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピロリジン−2−イル]メタノールトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピロリジン−2−イル)メタノールを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.70(d,J=1.0,2H),8.10(dd,J=8.0,1.2,1H),7.70(m,1H),7.64−7.61(m,1H),7.59(dd,J=10.9,5.4,1H),7.41(dd,J=7.6,1.2,1H),7.37−7.32(m,2H),3.50(m,1H),3.37(dd,J=10.8,3.9,1H),3.21−3.15(m,1H),3.03−2.95(m,2H),1.88−1.75(m,3H),1.73−1.66(m,1H)。
(実施例278)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミド−トリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.60(d,J=1.2Hz,2H),8.06(dd,J=8.0,1.3Hz,1H),7.71−7.65(m,1H),7.63−7.58(m,1H),7.58−7.51(m,1H),7.41(dd,J=7.5,1.4Hz,1H),7.35(s,1H),7.34−7.30(m,1H),3.74−3.63(m,1H),2.76(dd,J=13.1,5.0Hz,1H),2.69(dd,J=13.0,6.8Hz,1H),1.06(d,J=6.3Hz,3H)。
(実施例279)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.60(d,J=1.2Hz,2H),8.06(dd,J=8.0,1.3Hz,1H),7.71−7.65(m,1H),7.63−7.58(m,1H),7.58−7.51(m,1H),7.41(dd,J=7.5,1.4Hz,1H),7.35(s,1H),7.34−7.30(m,1H),3.74−3.63(m,1H),2.76(dd,J=13.1,5.0Hz,1H),2.69(dd,J=13.0,6.8Hz,1H),1.06(d,J=6.3Hz,3H)。
(実施例280)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O3Sの質量計算値416.13;m/z実測値、417.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.69(s,2H),8.16(dd,J=8.0,1.2,1H),7.66(m,1H),7.61−7.55(m,2H),7.38(dd,J=7.8,1.3,3H),3.27(s,2H),1.03(s,6H)。
(実施例281)
5−{2’−[(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4−シクロプロピルピペラジンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN5O2Sの質量計算値453.16;m/z実測値、454.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.75(d,J=0.6,2H),8.13(dd,J=8.0,1.2,1H),7.79−7.74(m,1H),7.69−7.59(m,2H),7.45(dd,J=7.6,1.2,1H),7.37−7.32(m,2H),3.59−3.33(m,4H),3.28−3.00(m,4H),2.82(m,1H),1.00−0.86(m,4H)。
(実施例282)
2−(4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペラジン−1−イル)エタノールトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−(4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)エタノールを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O3Sの質量計算値457.16;m/z実測値、458.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.72(s,2H),8.13(dd,J=8.0,1.2,1H),7.77(m,1H),7.71−7.59(m,2H),7.46(dd,J=7.6,1.2,1H),7.39−7.33(m,2H),3.85−3.80(m,2H),3.68−3.33(m,4H),3.26−3.22(m,2H),3.17−2.81(m,4H)。
(実施例283)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−(シクロプロピルメチル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2Sの質量計算値398.12;m/z実測値、399.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.67(s,2H),8.10(dd,J=8.0,1.4 Hz,1H),7.70−7.65(m,1H),7.65−7.53(m,2H),7.39−7.35(m,1H),7.31−7.25(m,2H),1.22(s,3H),0.52−0.48(m,2H),0.38−0.33(m,2H)。
(実施例284)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−シクロプロピル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O2Sの質量計算値384.10;m/z実測値、385.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.68(d,J=1.0,2H),8.11(dd,J=8.0,1.2,1H),7.69(m,1H),7.62(m,1H),7.56(m,1H),7.40(dd,J=7.6,1.2,1H),7.35−7.22(m,2H),2.20(m,1H),0.55−0.34(m,4H)。
(実施例285)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−フェニルビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−フェニルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H17FN4O2Sの質量計算値420.10;m/z実測値、421.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.66(s,1H),8.14(d,J=7.8,1H),7.57(m,3H),7.33(m,2H),7.12(m,4H),7.02−6.75(m,3H)。
(実施例286)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.11;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.59(d,J=1.3,2H),8.07(dd,J=7.9,1.4,1H),7.68(td,J=7.5,1.4,1H),7.65−7.58(m,2H),7.39(dd,J=7.5,1.4,1H),7.35(dd,J=11.8,1.8,1H),7.29(dd,J=7.9,1.8,1H),7.25(d,J=7.5,1H),3.30(dd,J=10.3,4.9,1H),3.14−3.09(m,1H),3.09−3.01(m,1H),0.96(d,J=6.5,3H)。
(実施例287)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−−N−tert−ブチル−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
6mLのマイクロウェーブ容器に、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン(60mg、0.19mmol)、N−(tert−ブチル)−2−クロロ−6−メチルベンゼンスルホンアミド(62mg、0.24mmol)、及びクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1−1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(3mg、0.004mmol)を加えた。容器を窒素でフラッシュし、N2パージしたTHF(0.3mL)及びN2パージしたK3PO4(0.8mL、0.5M)を加えた。得られた2相混合物を室温で1時間、45℃で1時間攪拌した。得られた混合物を乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C21H23FN4O2Sの質量計算値414.15;m/z実測値、415.1[M+H]+。
(実施例288)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H15FN4O2Sの質量計算値358.09;m/z実測値、359.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.59(s,2H),7.93(dd,J=7.8,1.4,1H),7.70(td,J=7.5,1.4,1H),7.67−7.58(m,2H),7.42(dd,J=7.5,1.5,1H),7.34(dd,J=11.8,1.8,1H),7.31−7.26(m,4H),2.41(d,J=4.8,3H)。
(実施例289)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
方法1:
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
方法2:
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン(30.0g、95.2mmol)、K3PO4(70.7g、333mmol)、(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(28.0g、95.2mmol)、PdCl2(dppf)・CH2Cl2(0.70g、0.95mmol)、アセトニトリル(476mL)、及び水(190mL)の混合物をN2でパージし、75℃で26時間攪拌した。濾過後に水を加え、反応混合物を室温にまで冷却した。固体沈殿物を真空濾過により回収し、70℃の真空オーブン中で乾燥した(24.0g、63%)。この固体をEtOHから再結晶させ、活性炭及びシリカ担持チオールで順次処理して残留Pdを除去し、表題化合物を得た(21.6g、57%)。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.52(d,J=1.4,2H),8.12−7.99(m,1H),7.73−7.65(m,1H),7.65−7.53(m,2H),7.39(dd,J=7.5,1.4,1H),7.36−7.31(m,1H),7.28(dd,J=7.9,1.8,1H),7.23(d,J=7.5,1H),6.92(s,2H),4.75−4.67(m,1H),3.33−3.27(m,1H),3.16−3.01(m,2H),0.96(d,J=6.4,3H)。キラルHPLC:Chiralpak IC 4.6×250mmカラム、30% EtOH+0.2% TEA、70% CO2、2mL/分、保持時間22.4分、ee>99%。
(実施例290)
5−[3−フルオロ−2’−(ピペラジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値414.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.63(s,2H),8.54(d,J=1.0,2H),8.08−8.04(m,1H),7.81(m,1H),7.74−7.68(m,1H),7.61(m,1H),7.50(d,J=7.6,1H),7.36(dd,J=11.6,1.5,1H),7.29(dd,J=7.9,1.7,1H),7.05(s,2H),3.04−2.86(m,8H)。
(実施例291)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H18F4N4O2Sの質量計算値502.11;m/z実測値503.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 9.28(d,J=10.1,1H),8.54(d,J=1.2,2H),7.88(dd,J=8.1,1.1,1H),7.59(,m,1H),7.53(t,J=8.3,1H),7.46−7.40(m,3H),7.41−7.30(m,3H),7.27(dd,J=7.6,1.2,1H),7.12−6.97(m,4H),5.14−4.96(m,1H)。
(実施例292)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H18F4N4O2Sの質量計算値502.11;m/z実測値503.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 9.29(d,J=10.1,1H),8.59(s,2H),7.88(dd,J=8.0,1.0,1H),7.60(m,1H),7.54(t,J=8.2,1H),7.47−7.42(m,3H),7.38−7.31(m,3H),7.27(dd,J=7.6,1.0,1H),7.11−7.04(m,2H),5.11−5.03(m,1H)。
(実施例293)
5−[2’−(tert−ブチルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(tert−ブチルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN3O2Sの質量計算値385.12;m/z実測値、386.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.57(d,J=0.8,2H),8.03(dd,J=8.0,1.2,1H),7.81(m,1H),7.72(m,1H),7.56(m,1H),7.41(dd,J=7.6,1.2,1H),7.32(dd,J=11.9,1.6,1H),7.25(dd,J=7.9,1.7,1H),7.14(s,2H),1.08(s,9H)。
(実施例294)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(2−メチルプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−イソブチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.53(s,2H),7.94(dd,J=7.9,1.0,1H),7.68(m,1H),7.65−7.57(m,2H),7.52(m,1H),7.41(dd,J=7.5,1.1,1H),7.33(dd,J=11.8,1.4,1H),7.29(dd,J=7.9,1.6,1H),7.03(s,2H),2.53(t,J=6.4,2H),1.60(m,1H),0.79(d,J=6.7,6H)。
(実施例295)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−エチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−エチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.57(d,J=1.3,2H),7.96(dd,J=7.9,1.4,1H),7.69(td,J=7.5,1.4,1H),7.66−7.58(m,2H),7.44−7.40(m,2H),7.34(dd,J=11.8,1.8,1H),7.29(dd,J=7.9,1.7,1H),7.18(s,2H),2.77(qd,J=7.2,5.6,2H),0.97(t,J=7.2,3H)。
(実施例296)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18F4N4O2Sの質量計算値454.11;m/z実測値455.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.65(s,2H),8.12(dd,J=8.0,1.1,1H),7.67(m,1H),7.60(m,1H),7.55(m,1H),7.39(dd,J=7.5,1.2,1H),7.32(dd,J=6.0,4.7,2H),1.29(s,6H)。
(実施例297)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.71(s,2H),8.10(d,J=7.9,1H),7.68(m,1H),7.63−7.53(m,2H),7.40−7.34(m,1H),7.33−7.26(m,2H),3.87(m,1H),1.23(d,J=7.0,3H)。
(実施例298)
5−[3−フルオロ−2’−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2Sの質量計算値398.12;m/z実測値、399.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.54(d,J=1.2,2H),7.98(dd,J=7.9,1.1,1H),7.73(m,1H),7.67−7.59(m,2H),7.43(dd,J=7.5,1.1,1H),7.34(dd,J=11.8,1.6,1H),7.28(dd,J=7.9,1.7,1H),7.05(s,2H),2.88(t,J=6.7,4H),1.76−1.60(m,4H)。
(実施例299)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N,N−ジメチルビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(N,N−ジメチル−スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.10;m/z実測値373.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.56(d,J=1.1,2H),7.95(dd,J=7.9,1.2,1H),7.73(m,1H),7.66(m,1H),7.61(m,1H),7.43(dd,J=7.5,1.2,1H),7.32(dd,J=11.8,1.6,1H),7.26(dd,J=7.9,1.7,1H),2.50(s,6H)。
(実施例300)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N,N−ジエチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(N,N−ジエチル−スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.54(d,J=1.3,2H),7.96(dd,J=8.0,1.2,1H),7.71(m,1H),7.63(m,2H),7.41(dd,J=7.5,1.2,1H),7.30(m,1H),7.26(m,1H),7.04(s,2H),2.93(q,J=7.1,4H),0.94(t,J=7.1,6H)。
(実施例301)
5−[3−フルオロ−2’−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O2Sの質量計算値412.14;m/z実測値、413.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.54(d,J=1.2,2H),7.99(dd,J=8.0,1.2,1H),7.73(m,1H),7.69−7.57(m,2H),7.44(dd,J=7.6,1.2,1H),7.33(m,1H),7.27(dd,J=7.9,1.7,1H),7.05(s,2H),2.84−2.74(m,4H),1.43−1.25(m,6H)。
(実施例302)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
トリフルオロ酢酸(1mL)を無溶媒の4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(52mg,0.13mmol)に加えた。4時間後、得られた溶液を乾燥状態にまで濃縮し、HPLCにより精製して表題化合物を透明なガラス状固体として得た(33mg、59%)。MS(ESI):C16H13FN4O2Sの質量計算値344.07;m/z実測値、345.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.54(d,J=1.3,2H),8.05(dd,J=7.8,1.4,1H),7.70−7.56(m,3H),7.40−7.28(m,5H),7.03(s,2H)。
(実施例303)
5−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(モルホリノ−スルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値、415.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.56(d,J=1.3,2H),8.02(dd,J=8.0,1.2,1H),7.77(m,1H),7.68(m,1H),7.62(m,1H),7.46(dd,J=7.6,1.2,1H),7.38(dd,J=11.8,1.6,1H),7.31(dd,J=7.9,1.7,1H),3.46−3.37(m,4H),2.83−2.73(m,4H)。
(実施例304)
5−[3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(メチル−スルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H14FN3O2Sの質量計算値343.08;m/z実測値、344.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.57(d,J=1.3,2H),8.12(dd,J=8.0,1.2,1H),7.80(m,1H),7.72(m,1H),7.65(m,1H),7.46(dd,J=7.5,1.2,1H),7.40(dd,J=11.7,1.7,1H),7.33(dd,J=7.9,1.7,1H),2.96(s,3H)。
(実施例305)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.55(s,2H),8.06(dd,J=7.9,1.3,1H),7.66(m,1H),7.63−7.57(m,2H),7.38(dd,J=7.5,1.2,1H),7.33(dd,J=11.9,1.5,1H),7.28(dd,J=7.9,1.6,1H),6.99−6.88(m,1H),1.03(s,9H)。
(実施例306)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペラジン−2−オントリフルオロ酢酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オンを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):質量計算値、C20H18FN5O3S,427.11;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 7.22(d,J=0.7,2H),6.61(m,1H),6.22(m,1H),6.12(m,1H),6.07(dd,J=11.3,4.9,1H),5.92(dd,J=7.6,1.2,1H),5.82(t,J=1.8,1H),5.80(dd,J=5.4,1.4,1H),1.81(s,2H),1.63(m,4H)。
(実施例307)
tert−ブチルN−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−L−アラニナート(alaninate)
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び(S)−tert−ブチル2−(2−ブロモフェニルスルホンアミド)プロパノアートを使用し、実施例571で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25FN4O4Sの質量計算値472.16;m/z実測値、473.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.65(d,J=1.1,2H),8.08(dd,J=8.0,1.2,1H),7.66(m,1H),7.61−7.49(m,2H),7.37(m,3H),3.66(q,J=7.2,1H),1.34(s,9H),1.26(d,J=7.2,3H)。
(実施例308)
N−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−L−アラニン
トリフルオロ酢酸(0.5mL)を、tert−ブチルN−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−L−アラニナート(alaninate)(80mg、0.17mmol)のDCM溶液(1mL)に室温で加えた。2時間後、溶液を乾燥状態にまで濃縮し、HPLCにより精製して表題化合物を得た(70mg、89%)。MS(ESI):C19H17FN4O4Sの質量計算値416.10;m/z実測値、417.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.72(s,2H),8.10(dd,J=8.0,1.2,1H),7.66(m,1H),7.61−7.53(m,2H),7.37(m,3H),3.73(q,J=7.2,1H),1.31(d,J=7.2,3H)。
(実施例309)
N−[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ピロリジン−1−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)ピロリジン−1−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13の質量計算値;m/z実測値414.4[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.63(s,2H),7.59(d,J=8.4,1H),7.50(m,1H),7.39(m,1H),7.32−7.29(m,2H),7.24−7.22(m,1H),7.22−7.15(m,1H),6.87−6.79(m,2H),6.36(s,1H),3.37−3.26(m,4H),1.94−1.83(m,4H)。
(実施例310)
N−[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]モルホリン−4−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)モルホリン−4−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O3Sの質量計算値429.13;m/z実測値430.4[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.63(d,J=1.2,2H),7.70−7.54(m,2H),7.48−7.25(m,5H),3.70−3.55(m,4H),3.05(dd,J=5.7,3.8,4H)。
(実施例311)
N’−[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N,N−ジメチルスルファミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)−N,N−ジメチルスルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18FN5O2Sの質量計算値387.12;m/z実測値、388.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.57(d,J=1.4,2H),7.61−7.55(m,1H),7.50(m,1H),7.42−7.35(m,1H),7.24−7.21(m,1H),7.21−7.17(m,2H),6.36(s,1H),5.17(s,2H),2.82(s,6H)。
(実施例312)
5−(2’−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン−6−イルスルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリミジン−2−アミン
6−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O3Sの質量計算値426.12;m/z実測値、426.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.53(s,2H),8.05−7.96(d,J=7.9,1H),7.78−7.71(m,1H),7.68−7.58(m,2H),7.47−7.41(d,J=7.5,1H),7.35−7.28(m,1H),7.28−7.23(m,1H),6.90(s,2H),4.51(d,J=1.3,4H),3.71(d,J=1.4,4H)。
(実施例313)
6−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン2,2−ジオキシド
6−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−チア−6−アザスピロ[3.3]ヘプタン2,2−ジオキシド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O4S2の質量計算値474.08;m/z実測値474.8[M+H]+.1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.56−8.50(d,J=1.4,2H),8.05−7.99(dd,J=8.0,1.3,1H),7.80−7.73(m,1H),7.69−7.60(m,2H),7.48−7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),7.38−7.32(dd,J=11.8,1.8,1H),7.31−7.26(dd,J=7.9,1.7,1H),6.90(s,2H),4.32(s,4H),3.76(s,4H)。
(実施例314)
1−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)アゼチジン−3−カルボニトリル
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アゼチジン−3−カルボニトリル及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16FN5O2Sの質量計算値409.10;m/z実測値、409.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.52(s,2H),8.08−8.00(d,J=8.0,1H),7.83−7.75(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.51−7.43(d,J=7.5,1H),7.38−7.31(d,J=11.7,1H),7.31−7.26(m,1H),6.89(s,2H),3.96−3.87(m,2H),3.68−3.59(m,3H)。
(実施例315)
1−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−3−オール
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−3−オール及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16F4N4O3Sの質量計算値468.09;m/z実測値469.0[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.53−8.47(d,J=1.4,2H),8.06−8.01(dd,J=8.0,1.3,1H),7.81−7.76(m,1H),7.70−7.65(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.51−7.45(m,2H),7.35−7.29(dd,J=11.7,1.8,1H),7.28−7.24(dd,J=7.8,1.7,1H),6.94(s,2H),3.81−3.76(d,J=9.3,2H),3.71−3.66(m,2H)。
(実施例316)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン塩酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN3O4S2の質量計算値461.09;m/z実測値461.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.55(s,2H),8.06(d,J=7.9,1H),7.85(m,1H),7.76(m,1H),7.61(m,1H),7.49(d,J=7.5,1H),7.37(d,J=11.6,1H),7.30(d,J=8.0,1H),6.94(s,2H),3.26−3.07(m,5H),2.12−2.09(m,2H),2.01−1.86(m,2H)。
(実施例317)
2−(((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)メチル)キナゾリン−4(3H)−オン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び2−(((2−ブロモフェニル)スルホニル)メチル)キナゾリン−4(3H)−オンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H18FN5O3Sの質量計算値487.11;m/z実測値、487.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 12.36(s,1H),8.60−8.43(d,J=1.4,2H),8.12−8.02(dd,J=8.0,1.5,1H),7.96−7.89(dd,J=8.0,1.3,1H),7.84−7.71(m,2H),7.66−7.42(m,4H),7.42−7.22(m,3H),6.91(s,2H),4.37(s,2H)。
(実施例318)
1−(3−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)プロピル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミン及び1−(3−((2−ブロモフェニル)スルホニル)プロピル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H22FN5O3Sの質量計算値503.14;m/z実測値、503.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 10.85(s,1H),8.45(s,2H),8.12−8.03(d,J=7.8,1H),7.83−7.75(m,1H),7.75−7.66(m,1H),7.45−7.30(m,2H),7.27−7.19(d,J=11.5,1H),7.09−6.88(m,6H),3.79−3.72(t,J=6.5,2H),2.97−2.88(dd,J=9.7,6.3,2H),1.79−1.68(m,2H)。
(実施例319)
5−(2’−{[3−(シクロヘキシルスルホニル)プロピル]スルホニル}−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
1−ブロモ−2−((3−(シクロヘキシルスルホニル)プロピル)スルホニル)ベンゼン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H28FN3O4S2の質量計算値517.15;m/z実測値518.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.59−8.51(d,J=1.4,2H),8.20−8.14(dd,J=8.0,1.3,1H),7.82−7.76(m,1H),7.72−7.67(m,1H),7.59−7.52(m,1H),7.51−7.46(dd,J=7.7,1.3,1H),7.38−7.31(m,2H),3.16−3.08(t,J=7.5,2H),3.08−3.01(t,J=7.3,2H),2.94−2.82(m,1H),2.07−1.97(m,4H),1.91−1.80(m,2H),1.79−1.62(d,J=13.0,1H),1.48−1.35(m,2H),1.35−1.25(m,2H),1.24−1.12(m,1H)。
(実施例320)
5−{3−フルオロ−2’−[(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)スルホニル]ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H18FN5O2Sの質量計算値459.12;m/z実測値、460.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 7.03−6.96(dd,J=7.8,1.5,1H),6.88−6.86(d,J=1.4,2H),6.43−6.28(m,1.5,2H),6.15−6.09(d,J=8.2,1H),6.08−5.99(m,2H),5.97−5.86(m,2H),5.64−5.53(m,1H),5.34−5.30(dd,J=7.8,1.7,1H),5.30−5.23(dd,J=11.3,1.7,1H),2.22(s,3H)。
(実施例321)
5−(2’−{[(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]スルホニル}−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
5−(((2−ブロモフェニル)スルホニル)メチル)−3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18FN5O3Sの質量計算値451.11;m/z実測値、452.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.56(s,1H),7.98−7.94(m,1H),7.85−7.77(dd,J=8.2,6.9,1H),7.67−7.61(m,1H),7.61−7.57(m,1H),7.52−7.46(d,J=7.6,1H),7.39−7.35(dd,J=7.9,1.6,1H),7.35−7.31(m,1H),2.05−1.94(m,1H),1.04−0.94(m,1H),0.79−0.72(m,1H)。
(実施例322)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H12F4N4O2Sの質量計算値412.06;m/z実測値413.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.56−8.53(d,J=1.4,2H),8.43−8.40(m,1H),7.98−7.92(d,J=7.7,1H),7.63−7.58(d,J=8.0,1H),7.58−7.52(m,1H),7.37−7.35(m,1H),7.35−7.32(m,1H)。
(実施例323)
5−[3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
1−ブロモ−2−(メチルスルホニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H13F4N3O2Sの質量計算値411.07;m/z実測値412.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.61−8.51(d,J=1.4,2H),8.44(s,1H),8.11−8.05(d,J=7.5,1H),7.72−7.66(d,J=8.0,1H),7.66−7.59(m,1H),7.45−7.35(m,2H),2.89(s,3H)。
(実施例324)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペラジン−2−オン
4−((2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−スルホニル)−ピペラジン−2−オン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17F4N5O3Sの質量計算値495.10;m/z実測値496.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.70−8.61(d,J=1.2,2H),8.40(s,1H),8.10−8.03(d,J=7.7,1H),7.71−7.64(d,J=7.9,1H),7.64−7.58(m,1H),7.39−7.37(m,1H),7.36(s,1H),3.34(s,2H),3.22−3.17(m,2H),3.17−3.12(m,2H)。
(実施例325)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−メチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H14F4N4O2Sの質量計算値426.08;m/z実測値427.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.57−8.52(d,J=1.4,2H),8.33−8.27(m,1H),8.02−7.94(m,1H),7.66−7.60(d,J=7.9,1H),7.60−7.52(m,1H),7.38−7.31(m,2H),2.46(s,3H)。
(実施例326)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン−スルホンアミド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O3Sの質量計算値456.09;m/z実測値457.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.57−8.53(d,J=1.4,2H),8.38−8.35(m,1H),8.00−7.96(dd,J=8.1,1.5,1H),7.63−7.60(d,J=8.0,1H),7.59−7.54(m,1H),7.38−7.36(dd,J=6.1,1.6,1H),7.36−7.34(m,1H),3.51−3.45(t,J=5.9,2H),2.95−2.86(t,J=5.9,2H)。
(実施例327)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−N−エチル−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.56−8.53(d,J=1.4,2H),8.34−8.31(m,1H),7.99−7.95(m,1H),7.63−7.59(d,J=8.0,1H),7.59−7.53(m,1H),7.36−7.34(dd,J=7.1,1.6,1H),7.34−7.32(m,1H),2.97−2.71(q,J=7.2,2H),1.15−0.84(t,J=7.2,3H)。
(実施例328)
5−{3−フルオロ−2’−[(4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル]−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
1−((2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−4−メチルピペラジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21F4N5O2Sの質量計算値495.14;m/z実測値496.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.63−8.61(d,J=1.4,2H),8.40−8.37(d,J=1.4,1H),8.10−8.05(m,1H),7.70−7.67(d,J=8.0,1H),7.67−7.63(m,1H),7.46−7.30(m,2H),2.86(s,3H),3.83−2.53(br m,8H)。
(実施例329)
5−{2’−[(5−アミノピリミジン−2−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び5−アミノ−2−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.4,2H),7.95(s,2H),7.66−7.59(m,1H),7.55−7.48(m,2H),7.46−7.41(m,2H),7.27−7.20(m,2H),6.89(s,2H),5.45(s,2H)。
(実施例330)
5−{2’−[(4−アミノピリミジン−2−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び4−アミノ−2−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値390.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.4,2H),7.80(d,J=5.8,1H),7.73−7.66(m,1H),7.57−7.50(m,2H),7.48−7.44(m,2H),7.32−7.23(m,2H),6.90−6.88(m,4H),6.11(d,J=5.8,1H)。
(実施例331)
5−{2’−[(5−アミノピリミジン−4−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び5−アミノ−4−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(d,J=1.4,2H),8.16(s,1H),7.92(s,1H),7.59−7.49(m,3H),7.49−7.44(m,2H),7.30−7.20(m,2H),6.89(s,2H),5.44(s,2H)。
(実施例332)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルスルファニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン塩酸塩
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び2−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5Sの質量計算値375.10;m/z実測値375.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.66(s,2H),8.56(d,J=4.9,2H),7.79−7.73(m,1H),7.63−7.56(m,2H),7.55−7.48(m,2H),7.33−7.24(m,2H),7.21(m,1H),6.23(s,2H)。
(実施例333)
5−[3−フルオロ−2’−(ピラジン−2−イルスルファニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン塩酸塩
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び2−クロロピラジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5Sの質量計算値375.10;m/z実測値375.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.70−8.57(m,2H),8.41(dd,J=2.5,1.6,1H),8.35(d,J=2.6,1H),8.27(d,J=1.5,1H),7.72(dd,J=8.0,1.2,1H),7.64−7.57(m,2H),7.56−7.50(m,2H),7.34(d,J=11.8,1H),7.27(d,J=8.0,1H),6.01(s,2H)。
(実施例334)
5−{2’−[(6−アミノピリミジン−4−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び4−アミノ−6−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値390.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.48(d,J=1.4,2H),8.06(s,1H),7.77−7.71(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.60−7.52(m,3H),7.29(dd,J=11.9,1.5,1H),7.25(dd,J=7.9,1.7,1H),6.88(s,2H),6.78(s,2H),5.78(d,J=0.9,1H)。
(実施例335)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び2−アミノ−4−クロロピリミジンを使用し、実施例213で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値390.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.3,2H),7.90(d,J=5.3,1H),7.78−7.71(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.59−7.51(m,3H),7.30(dd,J=11.8,1.6,1H),7.25(dd,J=7.9,1.7,1H),6.89(s,2H),6.64(s,2H),5.86(d,J=5.3,1H)。
(実施例336)
5−{2’−[(6−アミノピラジン−2−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−チオール及び2−アミノ−6−クロロピラジンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.3,2H),7.67−7.60(m,1H),7.59−7.51(m,3H),7.49−7.46(m,2H),7.31(dd,J=11.9,1.5,1H),7.26(dd,J=7.9,1.7,1H),7.18(s,1H),6.90(s,2H),6.57(s,2H)。
(実施例337)
5−{2’−[(5−アミノピリミジン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン塩酸塩
5−{2’−[(5−アミノピリミジン−4−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}−ピリミジン−2−アミン(200mg,0.51mmol)のMeCN/DCM/H2O溶液(5mL/5mL/5mL)に、NaIO4(326mg、1.50mmol)及びRuCl3(16mg、0.075mmol)を加えた。この反応混合物を室温で10時間攪拌した後、水(50mL)にそそぎ、EtOAc(30mLx3)で抽出した。加え合わせた有機抽出液を濃縮し、HPLCにより精製して表題化合物を白色固体として得た。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値、423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.57(s,2H),8.30−8.25(m,2H),8.22(s,1H),7.83(m,1H),7.77(m,1H),7.44−7.33(m,2H),6.88(d,J=9.5,2H),6.29(s,2H)。
(実施例338)
5−[3−フルオロ−2’−({[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}スルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
5−[3−フルオロ−2’−({[2−(トリメチルシリル)−エトキシ]メチル}−スルファニル)−ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例337で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H26FN3O3SSiの質量計算値459.14;m/z実測値460.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.63(s,2H),8.19(dd,J=7.9,1.4,1H),7.79(m,1H),7.70(m,1H),7.59(m,1H),7.46(dd,J=7.5,1.3,1H),7.34−7.31(m,2H),4.36(s,2H),3.80−3.68(m,2H),0.87−0.76(m,2H),0.08(s,9H)。
(実施例339)
5−{2’−[(5−アミノピリミジン−2−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン塩酸塩
5−{2’−[(5−アミノピリミジン−2−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩を使用し、実施例337で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.83(s,2H),8.34(dd,J=7.7,1.5,1H),7.94(s,2H),7.79−7.69(m,2H),7.44(m,1H),7.34(dd,J=7.3,1.4,1H),6.93(dd,J=7.9,1.6,1H),6.88(dd,J=11.5,1.5,1H)。
(実施例340)
5−[3−フルオロ−2’−({[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}スルファニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(((2−ブロモフェニル)チオ)メトキシ)エチル)トリメチルシランを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H26FN3OSSiの質量計算値427.16;m/z実測値428.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.47(d,J=1.4,2H),7.69(dd,J=7.7,1.1,1H),7.44(m,1H),7.34−7.15(m,5H),4.86(s,2H),3.60−3.47(m,2H),0.88−0.76(m,2H),0.06(s,9H)。
(実施例341)
5−(3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン−2−アミン
工程A:5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリジン−2−アミン
固体4−クロロ−2−フルオロベンゼンボロン酸(10.0g、57.4mmol)、2−アミノ−5−ブロモピリジン(9.92g、57.4mmol)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)(0.381g、1.15mmol)、及びトリフェニルホスフィン(0.602g、2.29mmol)を1Lのフラスコ中で、窒素下において加え合わせ、次いでトルエン(150mL)、EtOH(150mL)、及び2MNa2CO3(100mL)を加えた。この混合物を、ガス分散管を使用して30分間窒素でパージし、激しく攪拌しながら80℃に20時間加熱した。混合物を室温に冷却し、EtOAc(200mL)で希釈して分液漏斗に移した。水相を除去し、有機層をブラインで洗浄した。加え合わせた水相を等量のEtOAcで抽出し、加え合わせた有機層を乾燥して乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにかけて5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリジン−2−アミンを得た(9.10g、71%)。MS(CI):C11H8CFN2の質量計算値222.04;m/z実測値223.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.54−8.22(s,2H),8.22−8.18(d,J=2.1,1H),8.15−8.10(m,1H),7.68−7.58(m,2H),7.48−7.38(m,1H),7.16−7.06(d,J=9.3,1H)。
工程B:5−(3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン−2−アミン
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリジン−2−アミン(100mg、0.449mmol)、2−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸(112mg、0.561mmol)、及びクロロ(2−ジシクロヘキシル−ホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル)]パラジウム(II)(33mg、0.045mmol)を密封可能な反応チューブに窒素下で入れた。THF(2mL、窒素でパージしたもの)及びK3PO4(2mL、0.5M、窒素でパージしたもの)を加え、反応容器を密封し、激しく攪拌しながら60℃に16時間加熱した。混合物を室温にまで冷却し、EtOAcで希釈し、2MのK2CO3で洗浄してから乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(45mg、29%)。MS(CI):C18H15FN2O2Sの質量計算値342.08;m/z実測値343.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.38−8.31(s,1H),8.29−8.22(m,1H),7.77−7.71(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.64−7.57(m,1H),7.52−7.45(m,1H),7.42−7.37(m,1H),7.36−7.27(m,2H),6.64−6.59(m,1H),4.66−4.51(s,2H),2.81−2.69(s,2H)。
(実施例342)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程Bにおいて(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例341で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H22FN3O2Sの質量計算値399.14;m/z実測値400.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.22−8.13(s,1H),8.10−8.03(d,J=7.8,1H),7.67−7.57(m,3H),7.53−7.48(m,1H),7.40−7.36(d,J=7.4,1H),7.31−7.22(m,2H),6.94−6.89(s,1H),6.60−6.52(d,J=8.6,1H),6.24−6.11(s,2H),1.07−0.99(s,9H)。
(実施例343)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−N,N−ジエチル−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程Bにおいて(2−(N,N−ジエチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例341で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H22FN3O2Sの質量計算値399.14;m/z実測値400.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.28−8.22(d,J=1.9,1H),8.18−8.12(d,J=9.3,1H),8.12−7.88(m,1H),7.76−7.69(m,1H),7.68−7.59(m,2H),7.43−7.38(dd,J=7.5,1.1,1H),7.37−7.32(m,1H),7.32−7.27(m,1H),7.09−7.04(d,J=9.2,1H),2.99−2.90(m,3H),1.00−0.90(m,4H)。で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
(実施例344)
5−(3−フルオロ−2’−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例341で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H20FN3O2Sの質量計算値397.13;m/z実測値398.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.37−8.11(m,4H),8.01−7.95(m,1H),7.77−7.71(m,1H),7.69−7.61(m,2H),7.44−7.36(m,2H),7.35−7.30(m,1H),7.15−7.10(d,J=9.3,1H),2.99−2.80(m,4H),1.77−1.62(m,4H)。
(実施例345)
5−(3−フルオロ−2’−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例341で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C22H22FN3O2Sの質量計算値411.14;m/z実測値412.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.47−8.16(m,4H),8.02−7.96(m,1H),7.79−7.72(m,1H),7.71−7.60(m,2H),7.46−7.36(m,2H),7.35−7.29(m,1H),7.16−7.11(d,J=9.3,1H),2.86−2.74(m,4H),1.45−1.27(m,6H)。
(実施例346)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−N−シクロヘキシル−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程A:(4−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル)ボロン酸
5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリジン−2−アミン(2.0g、9.0mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.9g、11.0mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシル−ホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(0.14g、0.18mmol)、及びKOAc(2.7g、27mmol)を密封可能な反応容器中で、窒素下において加え合わせ、無水1,4−ジオキサン(100mL、窒素でパージしたもの)で処理した。容器を密封し、80℃に16時間加熱した。混合物を室温にまで冷却し、HCl(1m、50mL)を加え、混合物を20分間攪拌した。次いで、混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水相を回収した。有機相を1M HCl(2×75mL)で抽出した。加え合わせた水相を氷浴中で冷却し、固体炭酸水素ナトリウムを用いてpHを約7に調整した。得られた沈殿物を濾過により回収し、水でよく洗い、乾燥して表題化合物を得た(2.1g、98%)。MS(CI):C11H10BFN2O2の質量計算値232.08;m/z実測値233.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.29−8.20(s,2H),8.18−8.13(s,1H),7.80−7.72(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.51−7.44(m,1H),6.84−6.57(m,3H)。
工程B:4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−N−シクロヘキシル−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(4−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル)ボロン酸(75mg、0.32mmol)、2−ブロモ−N−シクロヘキシルベンゼンスルホンアミド(0.11g、0.36mmol)、1,1’−ビス[ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)クロリド(11mg、0.016mmol)、K2CO3(2M、1.6mL、窒素でパージしたもの)及びTHF(2mL、窒素でパージしたもの)の混合物を、密封可能な容器中で、窒素下において加え合わせた。混合物を室温で16時間激しく攪拌してからEtOAcで希釈した。水相を除去し、有機層を乾燥、濃縮した。残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(15mg、11%)。MS(CI):C23H24FN3O2Sの質量計算値425.16;m/z実測値426.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.20−8.14(s,1H),8.05−7.96(m,1H),7.70−7.57(m,3H),7.55−7.47(m,1H),7.44−7.35(m,2H),7.30−7.20(m,2H),6.59−6.52(d,J=8.6,1H),6.23−6.11(s,2H),2.83−2.69(d,J=7.4,1H),1.68−1.52(m,4H),1.49−1.38(s,1H),1.19−0.92(m,6H)。
(実施例347)
(S)−4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(4−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル)ボロン酸(100mg、0.43mmol)、(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(160mg、0.54mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(18mg、0.022mmol)、K2CO3(340mg、2.4mmol)、及びDMSO(3mL)の混合物を窒素でパージし、次いで反応容器を密封して80℃に16時間加熱した。混合物を室温に冷却してから濾過し、HPLCで精製して表題化合物を得た。MS(CI):C20H20FN3O3Sの質量計算値401.12;m/z実測値402.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.31−7.93(m,5H),7.72−7.57(m,3H),7.42−7.25(m,4H),7.11−7.04(d,J=9.2,1H),3.34−3.25(s,1H),3.18−3.00(m,2H),1.00−0.91(d,J=6.5,3H)。
(実施例348)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−イソブチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−イソブチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H22FN3O2Sの質量計算値399.14;m/z実測値400.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.26−8.19(d,J=2.1,1H),8.18−8.11(d,J=9.2,1H),8.08−7.79(m,3H),7.72−7.53(m,4H),7.43−7.30(m,3H),7.08−7.00(d,J=9.2,1H),2.57−2.52(m,2H),1.66−1.56(m,1H),0.82−0.75(d,J=6.7,6H)。
(実施例349)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(tert−ペンチル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(tert−ペンチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C22H24FN3O2Sの質量計算値413.16;m/z実測値414.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.23−8.19(d,J=2.0,1H),8.19−8.11(d,J=9.0,1H),8.10−8.05(m,1H),8.05−7.79(s,2H),7.69−7.57(m,3H),7.40−7.29(m,3H),7.09−7.02(d,J=9.2,1H),6.98−6.91(s,1H),1.48−1.36(m,2H),1.04−0.91(s,6H),0.79−0.67(m,3H)。
(実施例350)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H19F4N3O2Sの質量計算値453.11;m/z実測値454.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.28−8.19(m,2H),8.17−8.11(d,J=9.1,1H),8.07−8.02(m,1H),8.03−7.80(s,2H),7.74−7.65(m,2H),7.64−7.58(m,1H),7.43−7.39(m,1H),7.38−7.32(m,1H),7.32−7.28(dd,J=7.9,1.7,1H),7.07−7.00(d,J=9.2,1H),1.29−1.17(s,6H)。
(実施例351)
(S)−4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C25H19F4N3O2Sの質量計算値501.11;m/z実測値502.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.32−9.24(d,J=10.1,1H),8.24−8.20(d,J=2.1,1H),8.20−8.11(d,J=9.2,1H),8.11−7.90(s,2H),7.90−7.85(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.49−7.40(m,3H),7.40−7.31(m,3H),7.29−7.24(dd,J=7.6,1.2,1H),7.15−7.03(m,3H),5.22−4.90(m,1H)。
(実施例352)
(R)−4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C20H20FN3O3Sの質量計算値401.12;m/z実測値402.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.26−8.20(d,J=2.1,1H),8.19−8.11(d,J=9.2,1H),8.09−8.05(m,1H),8.05−7.84(s,2H),7.72−7.58(m,3H),7.41−7.35(m,2H),7.35−7.27(m,2H),7.08−7.02(d,J=9.2,1H),5.05−4.29(m,1H),3.34−3.27(dd,J=10.3,5.0,1H),3.14−3.02(m,2H),1.00−0.93(d,J=6.5,3H)。
(実施例353)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(1−メチルシクロブチル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(1−メチルシクロブチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C22H22FN3O2Sの質量計算値411.14;m/z実測値412.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.24−8.20(s,1H),8.20−8.15(d,J=9.5,1H),8.15−7.90(m,3H),7.70−7.58(m,3H),7.55−7.51(s,1H),7.41−7.28(m,3H),7.10−7.05(d,J=9.2,1H),2.15−2.05(m,2H),1.71−1.51(m,4H),1.26−1.18(s,3H)。
(実施例354)
4−((4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H20FN3O4S2の質量計算値461.09;m/z実測値462.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.27−8.21(d,J=2.0,1H),8.20−8.14(d,J=9.1,1H),8.13−7.88(m,3H),7.82−7.76(m,1H),7.72−7.62(m,2H),7.48−7.39(m,2H),7.37−7.31(m,1H),7.10−7.02(d,J=9.2,1H),3.12−3.04(m,4H),3.34−3.26(m,4H)。
(実施例355)
(S)−4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C20H17F4N3O2Sの質量計算値439.10;m/z実測値440.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.56−8.49(d,J=8.9,1H),8.26−8.20(s,1H),8.20−8.12(d,J=9.5,1H),8.09−7.82(m,3H),7.74−7.59(m,3H),7.42−7.37(m,1H),7.36−7.27(m,2H),7.09−7.01(d,J=9.1,1H),3.98−3.86(m,1H),1.22−1.11(d,J=7.0,3H)。
(実施例356)
5−(2’−((1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルスルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン−2−アミン
(1S,4S)−5−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C22H20FN3O3Sの質量計算値425.12;m/z実測値426.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.27−8.23(d,J=2.0,1H),8.20−8.15(d,J=9.2,1H),8.15−7.89(m,3H),7.79−7.74(m,1H),7.70−7.62(m,2H),7.47−7.38(m,2H),7.37−7.32(m,1H),7.10−7.03(d,J=9.2,1H),4.53−4.47(s,1H),4.01−3.96(s,1H),3.63−3.30(m,2H),2.99−2.87(m,2H),1.72−1.61(d,J=10.0,1H),1.47−1.36(m,1H)。
(実施例357)
tert−ブチル3−((4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イルスルホンアミド)メチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル3−((2−ブロモフェニルスルホンアミド)メチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C26H29FN4O5Sの質量計算値528.18;m/z実測値529.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.26−8.21(d,J=2.0,1H),8.20−8.13(d,J=9.4,1H),8.11−7.86(m,3H),7.86−7.80(m,1H),7.74−7.67(m,1H),7.67−7.58(m,2H),7.44−7.31(m,3H),7.09−7.02(d,J=9.1,1H),3.79−3.73(m,2H),3.55−3.52(m,2H),2.93−2.86(d,J=6.5,2H),1.40−1.28(s,9H)。
(実施例358)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−((3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
tert−ブチル3−((2−ブロモフェニルスルホンアミド)メチル)−3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−カルボキシラート(15mg、0.028mmol)、TFA(1mL)、及びMeOH(1mL)の混合物を室温で2時間維持した後、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た(8.0mg、52%)。MS(CI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値429.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.84−8.70(s,1H),8.68−8.52(s,1H),8.26−8.19(d,J=2.1,1H),8.13−8.03(d,J=7.4,1H),8.01−7.94(m,1H),7.94−7.88(m,1H),7.74−7.71(m,1H),7.69−7.65(m,1H),7.63−7.59(m,1H),7.48−7.42(m,1H),7.42−7.31(m,2H),7.05−6.91(d,J=8.8,1H),6.33−6.17(s,1H),3.94−3.87(m,2H),3.76−3.69(m,2H),3.05−3.00(d,J=6.5,2H)。
(実施例359)
2−(1−((4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)エタノール
2−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)エタノールを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C24H26FN3O3Sの質量計算値455.17;m/z実測値456.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.24−8.20(d,J=2.2,1H),8.17−8.09(d,J=9.1,1H),8.02−7.98(m,1H),3.37−3.36(m,5H),7.97−7.78(s,2H),7.77−7.73(m,1H),7.69−7.64(m,1H),7.64−7.59(m,1H),7.44−7.41(m,1H),7.41−7.35(m,1H),7.34−7.30(dd,J=7.9,1.7,1H),7.07−6.99(d,J=9.2,1H),3.40−3.34(m,3H),3.25−3.21(d,J=12.3,2H),2.43−2.34(m,2H),1.59−1.50(d,J=10.7,2H),1.45−1.31(s,1H),1.31−1.20(m,2H),0.89−0.78(m,2H)。
(実施例360)
1−((4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−4−オール
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−オールを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C22H22FN3O3Sの質量計算値427.14;m/z実測値428.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.26−8.22(d,J=2.0,1H),8.19−8.15(d,J=9.4,1H),8.14−7.92(m,3H),7.78−7.73(m,1H),7.69−7.65(m,1H),7.65−7.60(m,1H),7.45−7.40(dd,J=7.6,1.2,1H),7.40−7.35(m,1H),7.33−7.28(m,1H),7.09−7.04(d,J=9.2,1H),3.54−3.52(m,2H),3.09−3.01(m,2H),2.69−2.61(m,2H),1.64−1.53(m,2H),1.28−1.17(m,2H)。
(実施例361)
(1−((4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)メタノール
(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)メタノールを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C23H24FN3O3Sの質量計算値441.15;m/z実測値442.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.26−7.94(m,5H),7.78−7.72(m,1H),7.70−7.60(m,2H),7.45−7.36(m,2H),7.34−7.30(dd,J=8.0,1.6,1H),7.10−7.04(d,J=9.2,1H),3.29−3.24(d,J=12.4,2H),3.19−3.14(d,J=6.3,2H),2.45−2.36(m,2H),1.60−1.52(d,J=10.7,2H),1.41−1.29(s,1H),0.94−0.78(m,2H)。
(実施例362)
3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20FN3O3Sの質量計算値425.12;m/z実測値、426.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.57(s,1H),8.29−8.22(m,2H),7.95−7.85(m,1H),7.69−7.61(m,1H),7.61−7.53(m,1H),7.42−7.33(m,4H),7.29(d,J=7.8,1H),6.54−6.49(m,1H),5.92(d,J=6.7,1H),3.64−3.51(m,1H),3.47−3.34(m,2H),2.34(s,1H),1.03(d,J=6.5,3H)。
(実施例363)
3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20FN3O3Sの質量計算値425.12;m/z実測値、426.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.65(s,1H),8.30−8.19(m,2H),7.93−7.84(m,1H),7.69−7.61(m,1H),7.61−7.53(m,1H),7.44−7.31(m,4H),7.27(d,J=7.8,1H),6.56−7.47(m,1H),6.07(d,J=6.5,1H),3.57(t,J=7.0,1H),3.49−3.32(m,2H),2.41(s,1H),1.04(d,J=6.4,3H)。
(実施例364)
3’−フルオロ−N−[(3S)−2−オキソピロリジン−3−イル]−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H19FN4O3Sの質量計算値450.12;m/z実測値、451.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 9.35(s),9.23(s),8.51−8.42(m),8.41−8.31(m),8.24−8.17(m),8.13−8.00(m),7.68−7.61(m),7.59−7.49(m),7.46−7.38(m),7.38−7.29(m),6.57−6.51(m),6.38(s),6.13(s),6.05(s),5.68(s),3.69−3.57(m),3.40−3.18(m),2.61−2.48(m),2.25−1.96(m)。
(実施例365)
5−[2’−(シクロプロピルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び1−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H17FN2O2Sの質量計算値392.10;m/z実測値、393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.26(s,1H),8.62−8.52(m,1H),8.24−8.12(m,2H),7.71−7.63(m,1H),7.62−7.53(m,2H),7.45−7.31(m,4H),6.64−6.55(m,1H),2.19−2.08(m,1H),1.18−1.08(m,2H),0.93−0.82(m,2H)。
(実施例366)
3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18FN3O3Sの質量計算値411.11;m/z実測値、412.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.44−8.41(m,1H),8.24−8.21(m,1H),8.14−8.05(dd,J=8.0,1.3,1H),7.71−7.64(m,1H),7.63−7.55(m,2H),7.46−7.44(d,J=3.5,1H),7.44−7.41(dd,J=7.6,1.2,1H),7.36−7.34(dd,J=3.8,1.7,1H),7.34−7.31(dd,J=7.3,1.4,1H),6.59−6.55(d,J=3.5,1H),3.52−3.47(t,J=5.9,2H),2.92−2.87(t,J=5.9,2H)。
(実施例367)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H22FN3O2Sの質量計算値423.14;m/z実測値、424.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.56−8.45(m,2H),8.18−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),7.70−7.61(m,2H),7.61−7.55(m,3H),7.44−7.35(m,3H),6.76−6.69(d,J=3.5,1H),1.09(s,9H)。
(実施例368)
3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミドを生成してから、粗生成物のN−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミドを1mLのトリフルオロ酢酸に溶解し、これを60℃に2時間加熱することによりtert−ブチル基を除去した後、反応液を冷却し、乾燥状態にまで濃縮し、FCCにより精製することによって表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H14FN3O2Sの質量計算値367.08;m/z実測値、368.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43(s,1H),8.26−8.22(m,1H),8.17−8.12(dd,J=8.0,1.3,1H),7.69−7.62(m,1H),7.62−7.55(m,2H),7.47−7.44(d,J=3.5,1H),7.44−7.40(dd,J=7.6,1.4,1H),7.38−7.30(m,2H),6.60−6.56(d,J=3.5,1H)。
(実施例369)
N−[3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−イル]メタンスルホンアミド
工程A:2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
150mLのスクリューキャップ付き容器に、窒素下で、5−ブロモ−4,7−ジアザインドール(1.0g、5.05mmol)、4−ブロモ−2−フルオロフェニルボロン酸(1.33g、6.06mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(0.2g、0.24mmol)、K2CO3(2.09g、15.2mmol)、1,4−ジオキサン(35mL)及び水(13mL)を加えた。混合物を窒素で10分間パージし、容器にキャップをして反応液を95℃に24時間加熱した。次いで反応液を室温にまで冷却し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水(1×100mL)及びブライン(1×100mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで蒸発させた。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た(515mg、35%)。MS(ESI):C12H7BrFN2の質量計算値290.98;m/z実測値292.0[M+H]+。
工程B:
マイクロウェーブ容器中の2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン(50mg、0.17mmol)、N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−メタン−スルホンアミド(61mg、0.21mmol)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(6.7mg、0.009mmol)の混合物にアセトニトリル(2.0mL)及び飽和NaHCO3(2.0mL)を加えた。容器を窒素で5分間パージした後、マイクロ波照射によって110℃に90分間加熱した。室温にまで冷却した後、反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(25mL)及びブライン(25mL)で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た(45mg、69%)。MS(ESI):C19H15FN4O2Sの質量計算値382.09;m/z実測値、383.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 10.38(s,1H),8.78(d,J=2.7,1H),8.20−8.12(m,1H),7.71−7.64(m,2H),7.48−7.39(m,1H),7.37−7.31(m,2H),7.28−7.21(m,2H),6.91(s,1H),6.81−6.75(m,1H),2.93(s,3H)。
(実施例370)
3’−フルオロ−N,N−ジメチル−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
工程BにおいてN,N−ジメチル−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4O2Sの質量計算値396.11;m/z実測値、397.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 10.57(s,1H),8.79(d,J=2.6,1H),8.15−8.04(m,2H),7.69−7.59(m,2H),7.58−7.51(m,1H),7.41−7.31(m,3H),6.81−6.74(m,1H),2.48(s,6H)。
(実施例371)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいて(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値、425.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.69(d,J=2.6,1H),8.13−8.04(m,1H),8.03−7.93(m,2H),7.74−7.55(m,2H),7.47−7.32(m,3H),7.02(s,1H),6.73(d,J=3.6,1H),1.04(s,9H)。
(実施例372)
2−[3−フルオロ−2’−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H19FN4O2Sの質量計算値422.12;m/z実測値、423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.22(br s,1H),8.83(d,J=2.5,1H),8.24(d,J=2.5,1H),8.19−8.13(m,1H),8.14−8.07(m,1H),7.96−7.90(m,1H),7.72−7.65(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.57−7.49(m,1H),7.49−7.30(m,1H),6.88−6.79(m,1H),3.02−2.90(m,3H),1.77−1.66(m,3H),1.59(s,2H)。
(実施例373)
N,N−ジエチル−3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいて(2−(N,N−ジエチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):質量計算値、C22H21FN4O2S,424.14;m/z実測値、425.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.23(s,1H),8.83(d,J=2.5,1H),8.15−8.05(m,2H),7.71−7.66(m,1H),7.63−7.56(m,1H),7.55−7.48(m,1H),7.39−7.30(m,3H),6.86−6.82(m,1H),3.03−2.88(m,4H),1.00(t,J=7.15,6H)。
(実施例374)
2−[3−フルオロ−2’−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H21FN4O2Sの質量計算値436.14;m/z実測値、437.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.20(s,1H),8.83(d,J=2.5,1H),8.18−8.03(m,2H),7.71−7.65(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.41−7.32(m,3H),6.87−6.82(m,1H),2.93−2.81(m,4H),1.46−1.36(m,6H)。
(実施例375)
2−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−(モルホリノスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H19FN4O3Sの質量計算値438.12;m/z実測値、439.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 10.69(s,1H),8.79(d,J=2.6,1H),8.17−8.06(m,2H),7.71−7.61(m,2H),7.61−7.53(m,1H),7.44−7.33(m,3H),6.80−6.74(m,1H),3.54−3.45(m,4H),2.94−2.83(m,4H)。
(実施例376)
rac−3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
マイクロウェーブ容器中の2−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン(32mg、0.09mmol)、rac−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(38mg、0.11mmol)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(6mg、0.007mmol)の混合物にアセトニトリル(2.0mL)及び飽和NaHCO3(2.0mL)を加えた。混合物を窒素で5分間パージした後、容器にキャップをし、110℃に90分間加熱した。冷却後、反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(25mL)及びブライン(25mL)で洗浄した。有機層を乾燥し(Na2SO4)、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た(28mg、64%)。MS(ESI):C21H16F4N4O2Sの質量計算値464.09;m/z実測値465.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.81(s,1H),8.47(s,1H),8.27−8.17(m,1H),7.75−7.41(m,5H),7.40−7.32(m,2H),7.20(d,J=12.6,1H),6.74−6.67(m,1H),4.12−3.94(m,1H),1.39−1.19(m,3H)。
(実施例377)
2−[3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程A:2−[3−フルオロ−2’−(メチルスルファニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−(メチルチオ)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H14FN3Sの質量計算値335.09;m/z実測値336.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.97(s,1H),8.81(d,J=2.5,1H),8.11−8.01(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.44−7.19(m,6H),6.87−6.82(m,1H),2.41(s,3H)。
工程B:
10mL丸底フラスコに、窒素下、室温で、2−[3−フルオロ−2’−(メチルスルファニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン(32mg、0.07mmol)、m−CPBA(0.33mg、0.19mmol)及びDCM(1mL)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。この時点で、更なる0.5等量のmCPBAを加え、反応液を更に1時間攪拌した。次いで反応液を飽和NaHCO3に注ぎ、DCM(x2)で抽出した。次いで溶媒を除去し、粗生成物をHPLCにより生成して表題化合物を得た(12mg、35%)。MS(ESI):C19H14FN3O2Sの質量計算値481.08;m/z実測値、368.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.48(s,1H),8.82(s,1H),8.27(d,J=8.0,1H),8.18−8.09(m,1H),7.77−7.67(m,2H),7.66−7.57(m,1H),7.48−7.36(m,3H),6.89−6.83(m,1H),2.76(s,3H)。
(実施例378)
3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O3Sの質量計算値426.12;m/z実測値427.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.40(s,1H),8.74(d,J=2.7,1H),8.60(s,1H),8.29−8.20(m,1H),7.83−7.74(m,1H),7.71−7.62(m,2H),7.61−7.50(m,1H),7.47−7.36(m,2H),7.35−7.16(m,1H),5.50(s,1H),3.65−3.49(m,1H),3.48−3.28(m,2H),2.16−1.94(m,1H),1.04(d,J=6.6,3H)。
(実施例379)
3’−フルオロ−N−メチル−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H15FN4O2Sの質量計算値382.09;m/z実測値383.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.35(s,1H),8.67(d,J=2.2,1H),8.29−8.18(m,1H),8.03−7.83(m,1H),7.71−7.55(m,3H),7.47−7.29(m,3H),6.83−6.73(m,1H),4.85(s,1H),2.56(d,J=5.2,3H)。
(実施例380)
3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O3Sの質量計算値426.12;m/z実測値427.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.40(s,1H),8.74(d,J=2.7,1H),8.60(s,1H),8.29−8.20(m,1H),7.83−7.74(m,1H),7.71−7.62(m,2H),7.61−7.50(m,1H),7.47−7.36(m,2H),7.35−7.16(m,1H),5.50(s,1H),3.65−3.49(m,1H),3.48−3.28(m,2H),2.16−1.94(m,1H),1.04(d,J=6.6,3H)。
(実施例381)
1−{[3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−4−アミン
工程A:tert−ブチル(1−((3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−スルホニル)ピペリジン−4−イル)カルバメート
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及びtert−ブチル(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)カルバメートを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C28H30FN5O4Sの質量計算値551.20;m/z実測値552.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.04(s,1H),8.81(d,J=2.4,1H),8.18−8.04(m,2H),7.69−7.59(m,2H),7.60−7.48(m,1H),7.48−7.30(m,4H),6.85(dd,J=3.7,1.9,1H),4.44(d,J=8.2,1H),3.79(d,J=13.2,1H),3.49−3.27(m,3H),2.91(t,J=11.7,1H),2.47(t,J=12.2,2H),1.98(d,J=13.4,1H),1.79(d,J=11.8,2H),1.42(d,J=9.5,12H),1.31−1.10(m,3H)。
工程B:
tert−ブチル(1−((3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)カルバメートを使用し、実施例247の調製で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H22FN5O2Sの質量計算値451.15;m/z実測値、452.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.66(s,1H),8.82(d,J=2.5,1H),8.20−8.04(m,2H),7.69(d,J=3.7,1H),7.66−7.59(m,1H),7.58−7.51(m,1H),7.42−7.32(m,3H),6.83(d,J=3.7,1H),3.43−3.30(m,2H),2.70−2.59(m,1H),2.55−2.40(m,2H),1.75−1.65(m,2H),1.56(br s,2H),1.24−1.07(m,2H)。
(実施例382)
2−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H19FN4O4S2の質量計算値486.08;m/z実測値487.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.19(s,1H),8.83(d,J=2.5,1H),8.22−8.11(m,2H),7.75−7.65(m,2H),7.64−7.55(m,1H),7.43−7.37(m,1H),7.34−7.21(m,2H),6.88−6.80(m,1H),3.45−3.26(m,4H),3.09−2.94(m,4H)。
(実施例383)
2−[3,5’−ジフルオロ−2’−(メチルスルファニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(5−フルオロ−2−(メチルチオ)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H13F2N3Sの質量計算値353.08;m/z実測値354.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.98(s,1H),8.82(d,J=2.6,1H),8.14−8.05(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.41−7.28(m,3H),7.13−7.01(m,2H),6.87−6.80(m,1H),2.36(s,3H)。
(実施例384)
2−[2’−(エチルスルファニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−(エチルチオ)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16FN3Sの質量計算値349.10;m/z実測値350.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.12(s,1H),8.83(d,J=2.6,1H),8.11−8.02(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.44−7.21(m,6H),6.86−6.81(m,1H),2.85(q,J=7.4,2H),1.26(t,J=7.4,3H)。
(実施例385)
7−[3−フルオロ−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン
7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン及び1−ブロモ−2−(メチルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN2O3Sの質量計算値384.09;m/z実測値、385.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.27−8.24(m,1H),7.99−7.93(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.47(m,1H),7.41−7.38(m,1H),7.33−7.27(m,3H),4.32−4.24(m,2H),3.67−3.59(m,2H),2.76(s,3H)。
(実施例386)
7−[3−フルオロ−2’−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン
7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジンを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H24FN3O3Sの質量計算値453.15;m/z実測値、454.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.07−8.03(m,1H),7.82(d,J=1.0,1H),7.73−7.67(m,2H),7.65−7.55(m,2H),7.42−7.39(m,1H),7.36−7.30(m,2H),4.41−4.32(m,2H),3.74−3.71(m,2H),2.91−2.79(m,4H),1.49−1.37(m,6H)。
(実施例387)
4’−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン及び2−ブロモベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN3O3Sの質量計算値385.09;m/z実測値、386.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.14−8.11(m,1H),7.80(d,J=1.0,1H),7.73−7.71(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.61−7.52(m,2H),7.39−7.31(m,3H),4.40−4.34(m,2H),3.75−3.69(m,2H)。
(実施例388)
4’−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン及び(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN3O4Sの質量計算値443.13;m/z実測値、444.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.15−8.12(m,1H),7.80(m,1H),7.72(d,J=1.3,1H),7.69−7.64(m,1H),7.62−7.52(m,2H),7.40−7.33(m,3H),4.37(t,J=4.6,2H),3.76−3.69(m,2H),3.43−3.36(m,1H),3.30−3.26(m,1H),3.24−3.16(m,1H),1.04−1.01(m,3H)。
(実施例389)
1−{[4’−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピペリジン−4−アミン
7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−アミンを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H25FN4O3Sの質量計算値468.16;m/z実測値、469.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.09−8.05(m,1H),7.83(d,J=1.1,1H),7.75−7.68(m,2H),7.66−7.55(m,2H),7.43−7.39(m,1H),7.34−7.26(m,2H),4.39−4.35(m,2H),3.76−3.68(m,2H),3.47(d,J=13.4,2H),3.21−3.11(m,1H),2.60−2.50(m,2H),1.96−1.87(m,2H),1.56−1.43(m,2H)。
(実施例390)
4’−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン及び(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN3O4Sの質量計算値443.13;m/z実測値、444.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.16−8.10(m,1H),7.82−7.79(m,1H),7.74−7.71(m,1H),7.70−7.64(m,1H),7.61−7.57(m,1H),7.54−7.46(m,1H),7.40−7.33(m,3H),4.40−4.36(m,2H),3.75−3.69(m,2H),3.48−3.33(m,2H),3.24−3.16(m,1H),1.05−1.01(m,3H)。
(実施例391)
4’−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−N,N−ジエチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン及び2−ブロモ−N,N−ジエチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN3O3Sの質量計算値441.15;m/z実測値、442.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.03−8.00(m,1H),7.82(d,J=1.0,1H),7.73−7.65(m,2H),7.62−7.55(m,2H),7.40−7.36(m,1H),7.31(s,1H),7.30−7.28(m,1H),4.39−4.35(m,2H),3.74−3.70(m,2H),2.99(q,J=7.1,4H),1.01(t,J=7.1,6H)。
(実施例392)
7−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン
工程A:7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン
7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジンを(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ボロン酸とともに使用し、実施例1に見られるのと同様にして調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.84(m,1H),7.35−7.28(m,1H),7.20−7.14(m,3H),4.29−4.25(m,2H),3.64−3.58(m,2H).
工程B:7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン
100mLのフラスコに7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン(1.25g、4.72mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.5g、5.9mmol)、KOAc(1.39g、14.2mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)、186g、0.236mmol)、及び攪拌子を加えた。フラスコをラバーセプタムで密封し、N2でパージした。フラスコにパージしたばかりの1,4−ジオキサン(25mL)を加え、80℃に16時間加熱した。反応液を室温にまで冷却し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジンを得た(1.208g、71%)。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.86−7.84(m,1H),7.61−7.59(m,1H),7.56−7.53(m,1H),7.38(m,1H),7.27−7.24(m,1H),4.27−4.22(m,2H),3.61−3.58(m,2H),2.09(s,1H),1.35(s,12H).
工程C:
7−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b]−b][1,4]オキサジン7−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b]−b][1,4]オキサジンを4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシドとともに使用し、実施例444に見られるのと同様にして調製した。MS(ESI):C23H22FN3O5S2の質量計算値503.10;m/z実測値504.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.16−8.13(m,1H),7.85−7.83(m,1H),7.78−7.72(m,2H),7.69−7.60(m,2H),7.45−7.41(m,1H),7.37−7.30(m,2H),4.41−4.35(m,2H),3.76−3.68(m,2H),3.38−3.33(m,4H),3.06−2.98(m,4H)。
(実施例393)
N−tert−ブチル−4’−(3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジンを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN3O3Sの質量計算値441.15;m/z実測値、442.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.15−8.12(m,1H),7.80(d,J=0.9,1H),7.72−7.69(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.60−7.54(m,2H),7.39−7.33(m,3H),4.42−4.33(m,2H),3.75−3.69(m,2H),1.09(s,9H)。
(実施例394)
2−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルエチル)スルファニル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}フェニル)−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−(イソプロピルチオ)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16F4N4Sの質量計算値432.10;m/z実測値433.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.12(s,1H),8.83(d,J=2.6,1H),8.74−8.68(m,1H),8.19−8.10(m,1H),7.71−7.66(m,1H),7.62(d,J=1.9,1H),7.42−7.37(m,1H),7.33(dd,J=1.7,11.52,1H),6.87−6.82(m,1H),4.19−4.03(m,1H),1.40(d,J=6.8,6H)。
(実施例395)
5−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルエチル)スルホニル]ピリジン−3−イル}フェニル)ピラジン−2−アミン
工程A:3−ブロモ−2−(イソプロピルチオ)ピリジン
3−ブロモピリジン−2−チオール(500mg、2.63mmol)を、0℃のDMF(5.0mL)中で、水素化ナトリウムの鉱物油(60%、126mg、3.16mmol)懸濁液に滴下した。次いで混合物を0℃で30分間攪拌し、氷浴を外して室温で更に30分間攪拌した。次いで2−ヨードプロパン(537mg、3.16mmol)を加え、反応液を60℃で18時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、水(100mL)で慎重に希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して453mg(74%)の標的チオエーテルを得た。MS(ESI):C8H10BrNSの質量計算値230.97;m/z実測値232.1[M+H]+。
工程B:3−ブロモ−2−(イソプロピルスルホニル)ピリジン
3−ブロモ−2−(イソプロピルチオ)ピリジン(100mg、0.43mmol)をDCM(6.0mL)に溶解し、m−CPBA(198mg、1.15mmol)を加えた。反応液を1.5時間攪拌した後、更なるm−CPBA(100mg、0.058mmol)で処理した。完全な転換が達成された時点で混合物を飽和NaHCO3(50mL)に注ぎ、DCM(2×50mL)で抽出した。加え合わせた抽出液を乾燥状態にまで濃縮し、粗生成物(112mg、98%)を更に精製することなく次の工程で使用した。
工程C:
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び3−ブロモ−2−(イソプロピルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製し、52mg(88%)の表題化合物を得た。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.69(dd,J=4.6,1.7,1H),8.60(dd,J=2.1,1.5,1H),8.10(d,J=1.5,1H),8.08−7.98(m,1H),7.81(dd,J=7.8,1.6,1H),7.58(dd,J=7.8,4.6,1H),7.38(dd,J=8.0,1.8,1H),7.32(dd,J=11.7,1.7,1H),4.71(s,2H),4.19(hept,J=6.8,1H),1.31(d,J=6.9,6H)。
(実施例396)
5−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルエチル)スルファニル]ピリジン−3−イル}フェニル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び3−ブロモ−2−(イソプロピルチオ)ピリジンを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4Sの質量計算値340.12;m/z実測値341.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.62−8.57(m,1H),8.49−8.43(m,1H),8.12(d,J=1.5,1H),8.04−7.93(m,1H),7.45−7.39(m,1H),7.34−7.30(m,1H),7.29−7.22(m,1H),7.11−7.03(m,1H),4.69(s,2H),4.17−4.00(m,1H),1.37(d,J=6.8,6H)。
(実施例397)
2−{2−フルオロ−4−[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−((2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H12F4N4Oの質量計算値388.09;m/z実測値389.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.10(s,1H),8.83(d,J=2.5,1H),8.21−8.16(m,1H),8.16−8.07(m,1H),7.82−7.76(m,1H),7.71−7.64(m,1H),7.57−7.52(m,1H),7.51−7.44(m,1H),7.16−7.09(m,1H),6.87−6.82(m,1H),4.95−4.79(m,2H)。
(実施例398)
2−{2−フルオロ−4−[2−(2−メチルプロポキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−イソブトキシピリジン−3−イル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4Oの質量計算値362.15;m/z実測値363.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.26(s,1H),8.84(d,J=2.5,1H),8.23−8.15(m,1H),8.14−8.04(m,1H),7.74−7.65(m,2H),7.59−7.48(m,2H),7.03−6.96(m,1H),6.88−6.81(m,1H),4.17(d,J=6.6,2H),2.33−1.99(m,1H),1.02(d,J=6.7,6H)。
(実施例399)
2−{2−フルオロ−4−[2−(1−メチルエトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4Oの質量計算値348.14;m/z実測値349.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.22(s,1H),8.83(d,J=2.5,1H),8.17(dd,J=1.9,4.9,1H),8.11−8.01(m,1H),7.72−7.64(m,2H),7.57−7.46(m,2H),6.96(dd,J=5.0,7.3,1H),6.87−6.80(m,1H),5.52−5.37(m,1H),1.38(d,J=6.2,6H)。
(実施例400)
2−{4−[2−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−3−イル]−2−フルオロフェニル}−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
工程Bにおいて(2−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−3−イル)ボロン酸を使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN4Oの質量計算値360.14;m/z実測値361.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.28(s,1H),8.83(d,J=2.5,1H),8.19−8.14(m,1H),8.13−8.04(m,1H),7.74−7.64(m,2H),7.61−7.53(m,2H),6.99(dd,J=5.0,7.4,1H),6.84(dd,J=1.9,3.7,1H),4.25(d,J=7.0,2H),1.39−1.23(m,1H),0.67−0.57(m,2H),0.41−0.31(m,2H)。
(実施例401)
5−{2−フルオロ−4−[2−(1−メチルエトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4Oの質量計算値324.14;m/z実測値325.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63−8.57(m,1H),8.18−8.13(m,1H),8.12(d,J=1.4,1H),7.99−7.90(m,1H),7.69−7.62(m,1H),7.58−7.41(m,2H),6.98−6.91(m,1H),5.49−5.35(m,1H),4.68(s,2H),1.37(d,J=6.2,6H)。
(実施例402)
5−{4−[2−(シクロペンチルオキシ)ピリジン−3−イル]−2−フルオロフェニル}ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(シクロペンチルオキシ)ピリジン−3−イル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4Oの質量計算値350.15;m/z実測値351.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.62−8.58(m,1H),8.19−8.15(m,1H),8.12(d,J=1.5,1H),8.00−7.90(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.48−7.40(m,2H),6.98−6.92(m,1H),5.59−5.50(m,1H),4.68(s,2H),2.03−1.89(m,2H),1.89−1.70(m,4H),1.71−1.55(m,2H)。
(実施例403)
5−{4−[2−(シクロヘキシルオキシ)ピリジン−3−イル]−2−フルオロフェニル}ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(シクロヘキシルオキシ)ピリジン−3−イル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.64−8.57(m,1H),8.18−8.10(m,2H),8.00−7.92(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.52−7.43(m,2H),6.94(dd,J=5.0,7.4,1H),5.26−5.16(m,1H),4.66(s,2H),2.05−1.91(m,2H),1.82−1.68(m,2H),1.66−1.24(m,6H)。
(実施例404)
5−[2−フルオロ−4−(2−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(メトキシ)ピリジン−3−イル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H13FN4Oの質量計算値296.11;m/z実測値297.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.62−8.56(m,1H),8.19(dd,J=1.9,5.0,1H),8.12(d,J=1.5,1H),8.01−7.94(m,1H),7.70−7.65(m,1H),7.48−7.41(m,2H),7.00(dd,J=5.0,7.31,1H),4.66(s,2H),4.00(s,3H)。
(実施例405)
5−{4−[2−(シクロブチルオキシ)ピリジン−3−イル]−2−フルオロフェニル}ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(シクロブトキシ)ピリジン−3−イル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4Oの質量計算値336.14;m/z実測値337.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63−8.57(m,1H),8.17−8.10(m,2H),8.01−7.92(m,1H),7.66(dd,J=1.9,7.4,1H),7.52−7.43(m,2H),7.00−6.93(m,1H),5.38−5.22(m,1H),4.67(s,2H),2.57−2.37(m,2H),2.26−2.05(m,2H),1.90−1.61(m,2H)。
(実施例406)
tert−ブチル3−[({3−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
工程Bにおいてtert−ブチル3−(((3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)オキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H28FN5O3の質量計算値:465.22;m/z実測値:466.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63−8.58(m,1H),8.18−8.09(m,2H),8.03−7.94(m,1H),7.73−7.64(m,1H),7.48−7.36(m,2H),7.05−6.96(m,1H),4.70(s,2H),4.47−4.22(m,2H),3.68−3.26(m,3H),3.25−3.09(m,1H),2.77−2.60(m,1H),2.14−1.98(m,1H),1.84−1.68(m,1H),1.44(s,9H)。
(実施例407)
5−{2−フルオロ−4−[2−(ピロリジン−3−イルメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
工程A:tert−ブチル3−(((3−(4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル)オキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びtert−ブチル3−(((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製し、表題化合物を得た(47mg、54%)。MS(ESI):C25H28FN5O3の質量計算値:465.22;m/z実測値:466.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63−8.58(m,1H),8.18−8.09(m,2H),8.03−7.94(m,1H),7.73−7.64(m,1H),7.48−7.36(m,2H),7.05−6.96(m,1H),4.70(s,2H),4.47−4.22(m,2H),3.68−3.26(m,3H),3.25−3.09(m,1H),2.77−2.60(m,1H),2.14−1.98(m,1H),1.84−1.68(m,1H),1.44(s,9H)。
工程B:
tert−ブチル3−(((3−(4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル)オキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例249の調製で述べたのと同様にして表題化合物を調製して表題化合物を得た(15mg、41%)。MS(ESI):C20H20FN5O,365.17;m/z実測値366.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63−8.57(m,1H),8.20−8.13(m,1H),8.12(d,J=1.5,1H),8.02−7.93(m,1H),7.72−7.65(m,1H),7.49−7.38(m,2H),7.03−6.96(m,1H),4.69(s,2H),4.40−4.20(m,2H),3.09(dd,J=11.2,7.7,1H),3.04−2.83(m,2H),2.76(dd,J=11.2,6.1,1H),2.66−2.49(m,1H),2.06−1.89(m,1H),1.61−1.49(m,2H)。
(実施例408)
5−{2−フルオロ−4−[2−(1−メチルエトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
マイクロウェーブ容器に、5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−ピリミジン−2−アミン(50mg、0.22mmol)、(2−イソプロポキシピリジン−3−イル)ボロン酸(51mg、0.28mmol)及びX−Phosプレ触媒(4mg、0.005mmol)を加えた。容器を窒素でフラッシュしてからTHF(0.5mL)及び0.5M K3PO4(0.9mL)を加えた。使用する前にTHF及びK3PO4溶液の両方を別々に30分間パージした。得られた2相混合物を室温で一晩攪拌した。次いで反応混合物を飽和NaHCO3(50mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液を水(1×50mL)及びブライン(1×50mL)で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た(35mg、48%)。MS(ESI):C18H17FN4Oの質量計算値324.14.;m/z実測値325.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.57(d,J=1.4,2H),8.21−8.13(m,1H),7.68−7.60(m,1H),7.50−7.36(m,3H),6.99−6.91(m,1H),5.51−5.37(m,1H),5.15(s,2H),1.38(d,J=6.2,6H)。
(実施例409)
5−[4−(2−アミノピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル]ピリミジン−2−アミン
3−ブロモピリジン−2−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H12FN5の質量計算値281.11;m/z実測値282.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.64−8.54(m,1H),8.00−7.89(m,1H),7.74−7.64(m,1H),7.46−7.36(m,1H),7.09−7.03(m,1H)。
(実施例410)
4’−(5−アミノ−6−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド及び3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):質量計算値、C20H18FN5O3S,427.11;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.73(d,J=2.1,1H),8.16(dd,J=7.9,1.4,1H),7.93(m,1H),7.69(m,1H),7.60(m,1H),7.45−7.28(m,3H),3.47−3.36(m,1H),3.34−3.18(m,2H),1.03(d,J=6.6,3H)。
(実施例411)
3−アミノ−6−[2’−(シクロプロピルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−カルボニトリル
1−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ベンゼン及び3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN4O2Sの質量計算値394.09;m/z実測値、395.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.84(d,J=1.8,1H),8.14(dd,J=8.0,1.4,1H),8.01(m,1H),7.66(m,1H),7.58(m,1H),7.39−7.35(m,3H),5.34(s,2H),2.13−2.05(m,1H),1.13−1.06(m,2H),0.88−0.82(m,2H)。
(実施例412)
4’−(5−アミノ−6−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド及び3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):質量計算値、C20H18FN5O3S,427.11;m/z実測値、428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.78(d,J=1.6,1H),8.18(dd,J=7.9,1.4,1H),8.01(m,1H),7.63(m,1H),7.56(m,1H),7.40−7.32(m,3H),5.43(s,2H),4.46−4.36(m,1H),3.55−3.46(m,1H),3.43−3.28(m,2H),1.76(t,J=5.7,1H),0.99(d,J=6.6,3H)。
(実施例413)
4’−(5−アミノ−6−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミド及び3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN5O3Sの質量計算値413.10;m/z実測値414.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.81(d,J=1.8,1H),8.17(dd,J=8.0,1.4,1H),8.02(m,1H),7.64(m,1H),7.56(m,1H),7.40−7.31(m,3H),5.38(s,2H),4.35(s,1H),3.64−3.58(m,2H),2.95−2.87(m,2H),1.64(t,J=5.2,1H)。
(実施例414)
3−アミノ−6−{3−フルオロ−2’−[(3−オキソピペラジン−1−イル)スルホニル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−カルボニトリル
4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オン及び3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6O3Sの質量計算値452.11;m/z実測値453.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.65(d,J=2.1,1H),8.05(dd,J=8.1,1.3,1H),7.85(m,1H),7.65(m,1H),7.55(m,1H),7.36(dd,J=7.6,1.3,1H),7.26−7.17(m,2H),3.29(s,2H),3.04(s,4H)。
(実施例415)
4’−(5−アミノ−6−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミド及び3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O3Sの質量計算値427.11;m/z実測値428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.75(d,J=2.1,1H),8.09(dd,J=8.0,1.3,1H),7.95(m,1H),7.70(m,1H),7.62(m,1H),7.43(dd,J=7.6,1.4,1H),7.39−7.31(m,2H),3.74−3.62(m,1H),2.80−2.67(m,2H),1.07(d,J=6.3,3H)。
(実施例416)
3−アミノ−6−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−カルボニトリル
(2−ブロモフェニル)(モルホリノ)メタノン及び3−アミノ−6−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18FN5O2の質量計算値:403.14;m/z実測値:404.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 7.45(d,J=2.1,1H),6.71(m,1H),6.32−6.21(m,3H),6.17−6.10(m,2H),6.07(dd,J=12.4,1.8,1H),2.40−2.22(m,3H),2.13−2.03(m,2H),1.86−1.77(m,1H),1.62−1.49(m,2H)。
(実施例417)
4’−(6−アミノピリダジン−3−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び6−クロロピリダジン−3−アミンを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.26−8.22(m,1H),8.16−8.13(m,1H),7.91−7.85(m,1H),7.69−7.64(m,1H),7.63−7.56(m,2H),7.44−7.37(m,3H),1.09(s,9H)。
(実施例418)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び2−ブロモ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値、425.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.31(s,1H),8.82(s,1H),8.15(m,1H),7.90(d,J=3.6,1H),7.68(d,J=7.5,1H),7.63(d,J=6.3,1H),7.50(s,1H),7.42(d,J=7.1,1H),7.02(d,J=3.6,1H),6.66(d,J=3.6,1H),1.12(s,9H)。
(実施例419)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(1,8−ナフチリジン−3−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び3−ブロモ−1,8−ナフチリジンを使用し、実施例444で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H22FN3O2Sの質量計算値435.14;m/z実測値、436.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.46(s,1H),9.23(s,1H),8.89(s,1H),8.85(d,J=7.2,1H),8.18−8.14(m,1H),7.94−7.90(m,1H),7.80(m,1H),7.70−7.65(m,1H),7.62−7.57(m,1H),7.49−7.40(m,3H),1.11(s,9H)。
(実施例420)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−キノキサリン−6−イルビフェニル−2−スルホンアミド
工程A:4’−ブロモ−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
1−ブロモ−2−フルオロ−4−ヨードベンゼン(117mg、0.389mmol)及び(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸(100mg、0.389mmol)を、攪拌子を備えた5mLの密封可能な容器に加えた。1,4−ジオキサン(1mL)および2M Na2CO3(1mL)溶液を加えた。溶媒を激しく攪拌しながらアルゴンを溶媒に10分間バブリングした後、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(14mg、0.019mmol)を加えた。次いでアルゴン雰囲気下で混合物を15時間、80℃で攪拌した。反応液を2mLの酢酸エチル及び2mLの水で希釈し、水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。次いで加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.20−8.15(dd,J=7.9,1.4,1H),7.64−7.59(dd,J=8.2,7.1,1H),7.60−7.55(m,1H),7.54−7.49(m,1H),7.31−7.27(m,2H),7.21−7.16(dd,J=8.5,2.2,1H),3.65(s,1H),1.07(s,9H)。
工程B:N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−キノキサリン−6−イルビフェニル−2−スルホンアミド
4’−ブロモ−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(30mg、0.078mmol)及び6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノキサリン(12mg、0.085mmol)を、攪拌子を備えた5mLの密封可能な容器に加えた。ジオキサン(0.2mL)及び2M Na2CO3(0.2mL)を加えた。溶媒を激しく攪拌しながらアルゴンを溶媒に10分間バブリングした後、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(3mg、0.004mmol)を加え、混合物をアルゴン雰囲気下、80℃に15時間加熱した。反応液を2mLの酢酸エチル及び2mLの水で希釈し、水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。次いで加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C24H22FN3O2Sの質量計算値435.14;m/z実測値、436.4[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.93−8.91(d,J=1.8,1H),8.91−8.89(d,J=1.8,1H),8.37−8.34(m,1H),8.24−8.22(m,1H),8.22−8.20(m,1H),8.09−8.04(m,1H),7.71−7.66(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.58−7.52(m,1H),7.51−7.44(dd,J=7.9,1.8,1H),7.44−7.40(dd,J=11.3,1.7,1H),7.40−7.36(dd,J=7.5,1.4,1H),3.74(s,1H),1.10(s,9H)。
(実施例421)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(1H−インドール−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいてtert−ブチル5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール−1−カルボキシラートを使用し、実施例420で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。ワークアップした後、ジクロロメタン(1mL)中、室温でトリフルオロ酢酸(0.3mL)により処理することによりBoc基を除去し、次いで濃縮し、HPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C24H23FN2O2Sの質量計算値422.15;m/z実測値、423.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.27(s,1H),8.23−8.17(dd,J=8.0,1.3,1H),7.91−7.85(m,1H),7.63−7.56(m,2H),7.55−7.49(m,2H),7.48−7.43(m,1H),7.42−7.36(m,2H),7.36−7.31(dd,J=11.3,1.8,1H),7.31−7.27(dd,J=3.2,2.4,1H),6.67−6.61(m,1H),3.72(s,1H),1.06(s,9H)。
(実施例422)
4’−(1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいて5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールを使用し、実施例420で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H22FN3O2Sの質量計算値423.14;m/z実測値、424.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 9.32−9.21(d,J=6.0,1H),8.18−8.12(dd,J=8.0,1.3,1H),8.04(s,1H),7.96−7.89(m,1H),7.89−7.82(m,1H),7.69−7.55(m,3H),7.45−7.33(m,3H),1.11(s,9H)。
(実施例423)
4’−(1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−3’−フルオロ−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
工程Aにおいて(2−(N−メチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を、工程Bにおいて5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールを使用し、実施例420で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16FN3O2Sの質量計算値381.09;m/z実測値、382.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 9.35(s,1H),8.06(s,1H),8.05−8.03(dd,J=8.0,1.3,1H),7.96−7.92(m,1H),7.91−7.86(m,1H),7.72−7.67(m,1H),7.65−7.60(m,2H),7.46−7.43(dd,J=7.5,1.4,1H),7.38−7.32(m,2H),2.50(s,3H)。
(実施例424)
4’−(1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいて5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゾ[d]チアゾールを使用し、実施例420で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H21FN2O2S2の質量計算値440.10;m/z実測値441.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.07(s,1H),8.39−8.35(m,1H),8.24−8.19(dd,J=8.0,1.3,1H),8.10−8.05(dd,J=8.4,0.6,1H),7.75−7.69(m,1H),7.65−7.62(m,1H),7.62−7.58(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.45−7.42(dd,J=7.8,1.8,1H),7.41−7.38(dd,J=4.1,1.5,1H),7.38−7.36(d,J=1.6,1H),3.73(s,1H),1.08(s,9H)。
(実施例425)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいて6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンを使用し、実施例420で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H22FN3O2Sの質量計算値423.14;m/z実測値、424.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.87−8.81(m,1H),8.77−8.70(d,J=1.5,1H),8.20−8.17(d,J=3.3,1H),8.17−8.12(dd,J=8.0,1.3,1H),7.78−7.71(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.47−7.44(dd,J=4.9,1.5,1H),7.44(s,1H),7.43−7.40(dd,J=7.5,1.4,1H),6.95−6.89(dd,J=3.2,0.9,1H),1.12(s,9H)。
(実施例426)
3’−フルオロ−N−メチル−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
工程Aにおいて(2−(N−メチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を、工程Bにおいて5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを使用し、実施例420で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16FN3O2Sの質量計算値381.09;m/z実測値、382.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.49(s,1H),8.46−8.37(m,1H),8.13−7.97(dd,J=7.9,1.3,1H),7.74−7.66(m,1H),7.66−7.57(m,2H),7.57−7.52(d,J=3.5,1H),7.46−7.40(dd,J=7.7,1.4,1H),7.38−7.30(m,2H),6.72−6.63(d,J=3.5,1H),2.48(s,3H)。
(実施例427)
4’−(5−アミノピリジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(37mg、0.085mmol)及び6−ブロモピリジン−3−アミン(22mg、0.13mmol)を、攪拌子を備えた5mLの密封可能な容器に加えた。1,4−ジオキサン(0.2mL)及び2M Na2CO3(0.2mL)を加えた。溶媒を激しく攪拌しながらアルゴンを溶媒に10分間バブリングした後、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(3mg、0.004mmol)を加え、混合物をアルゴン雰囲気下、80℃で15時間攪拌した。反応液を2mLの酢酸エチル及び2mLの水で希釈し、水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。次いで加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C21H22FN3O2Sの質量計算値399.14;m/z実測値400.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.66(s,1H),8.25−8.16(dd,J=8.0,1.4,1H),7.83−7.76(dd,J=8.8,1.7,1H),7.77−7.68(m,1H),7.66−7.58(m,1H),7.58−7.48(m,2H),7.46−7.39(m,2H),7.37−7.30(dd,J=7.4,1.5,1H),4.31(s,1H),1.09(s,9H)。
(実施例428)
N−tert−ブチル−4’−(5,6−ジアミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモピラジン−2,3−ジアミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H22FN5O2Sの質量計算値415.15;m/z実測値、416.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.16−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),8.11−8.06(m,1H),7.66(s,1H),7.66−7.62(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.40−7.35(dd,J=7.5,1.4,1H),7.35−7.34(m,1H),7.34−7.31(dd,J=7.7,1.6,1H),1.07(s,9H)。
(実施例429)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O3Sの質量計算値441.13;m/z実測値、442.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.45−8.39(d,J=1.7,1H),8.17−8.10(m,1H),8.06−7.98(m,1H),7.70−7.60(m,1H),7.60−7.52(m,1H),7.42−7.38(dd,J=7.4,1.3,1H),7.38−7.33(m,2H),1.07(s,9H)。
(実施例430)
4’−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−アミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21F2N3O2Sの質量計算値417.13;m/z実測値418.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.16−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),8.04−7.97(m,2H),7.69−7.62(m,1H),7.61−7.53(m,2H),7.39−7.32(m,3H),1.24−0.86(s,9H)。
(実施例431)
N−tert−ブチル−4’−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN3O2Sの質量計算値425.16;m/z実測値、426.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.18−8.06(dd,J=7.9,1.3,1H),7.95−7.85(m,1H),7.76(s,1H),7.68−7.62(m,1H),7.61−7.49(m,2H),7.43−7.30(m,3H),4.03−3.92(dd,J=8.8,7.8,2H),3.37−3.32(m,2H),1.10(s,9H)。
(実施例432)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
6−ブロモ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値、425.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.92(s,1H),8.84−8.74(m,1H),8.40(s,1H),8.21−8.08(dd,J=8.1,1.3,1H),7.70−7.63(m,2H),7.62−7.55(m,1H),7.46−7.36(m,3H),1.10(s,9H)。
(実施例433)
4’−(5−アミノ−6−メトキシピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−3−メトキシピラジン−2−アミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.18−8.10(m,2H),7.95(s,1H),7.68−7.62(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.40−7.35(m,2H),7.35−7.32(dd,J=12.9,1.6,1H),4.19(s,3H),1.07(s,9H)。
(実施例434)
4’−(5−アミノ−6−シアノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
3−アミノ−6−ブロモピラジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O2Sの質量計算値425.13;m/z実測値、426.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.76−8.69(d,J=2.1,1H),8.18−8.10(dd,J=8.0,1.3,1H),7.96−7.89(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.61−7.53(m,1H),7.40−7.37(dd,J=7.6,1.4,1H),7.37−7.36(m,1H),7.36−7.33(dd,J=4.4,1.6,1H),1.07(s,9H)。
(実施例435)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O2Sの質量計算値425.13;m/z実測値、426.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.25(s,1H),8.19(dd,J=8.0,1.4,1H),7.64−7.56(m,2H),7.54−7.49(m,1H),7.47(dd,J=7.9,1.7,1H),7.40−7.33(m,2H),1.04(s,9H)。
(実施例436)
4’−(6−アミノ−4−シアノピリジン−3−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−アミノ−5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピリジン−4−カルボニトリル及び(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値、425.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.18(d,J=7.8,1H),8.01(s,1H),7.64−7.58(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.46−7.28(m,4H),3.91(s,1H),1.04(s,9H)。
(実施例437)
4’−(6−アミノ−2−シアノピリジン−3−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び6−アミノ−3−ブロモ−2−シアノピリジンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値、424.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.11−8.04(d,J=7.9,1H),7.71−7.64(m,1H),7.64−7.58(m,2H),7.54−7.48(m,1H),7.45−7.36(dd,J=19.2,9.2,2H),7.36−7.30(dd,J=7.9,1.6,1H),6.89−6.83(d,J=8.7,1H),6.83−6.75(d,J=10.0,3H),1.03(s,9H)。
(実施例438)
4’−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン及び2−ブロモ−N−(tert−ブチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H19FN4O2S2の質量計算値406.09;m/z実測値407.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.20−8.10(m,2H),7.69−7.56(m,2H),7.46−7.36(m,3H),1.08(s,9H)。
(実施例439)
(R)−4’−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H17FN4O3S2の質量計算値408.07;m/z実測値409.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.15−8.12(m,2H),7.68(m,1H),7.61(m,1H),7.44−7.38(m,3H),3.42−3.38(m,1H),3.30−3.25(m,1H),3.22−3.18(m,1H),1.02(d,J=6.6,3H)。
(実施例440)
4−((4’−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−アミン及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O4S2の質量計算値468.04;m/z実測値469.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.19(m,1H),8.15(dd,J=8.0,1.1,1H),7.76(m,1H),7.67(m,1H),7.45(dd,J=7.6,1.2,1H),7.39(dd,J=11.9,1.4,1H),7.36(dd,J=8.1,1.6,1H),3.42−3.33(m,4H),3.09−3.02(m,4H)。
(実施例441)
4’−(5−アミノ−6−クロロピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
25mLの丸底フラスコに、攪拌子、52mg(0.13mmol)の4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド、27mgの(0.20mmol)N−クロロスクシンアミド、及び乾燥DMF(2.0mL)を加えた。フラスコを窒素でパージし、60℃に18時間加熱した後、室温にまで冷却し、反応混合物(シリンジ濾過後)をHPLCにより精製して表題化合物を得た(29.6mg、52%)。MS(ESI):C20H20ClFN4O2Sの質量計算値434.10;m/z実測値435.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.44(d,J=2.0,1H),8.06(dd,J=8.1,1.5,1H),7.85(dd,J=9.4,6.8,1H),7.70−7.64(m,1H),7.64−7.57(m,1H),7.43−7.27(m,3H),7.13(s,2H),6.98(d,J=3.7,1H),1.02(s,9H)。
(実施例442)
4’−(5−アミノ−6−ブロモピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
25mLの丸底フラスコに、攪拌子、4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド(55mg、14mmol)、NBS(32mg、0.18mmol)、及び乾燥DMF(2.0mL)を加えた。フラスコを窒素でパージし、室温で18時間攪拌した後、反応混合物(シリンジ濾過後)をHPLCにより精製して表題化合物を得た(46mg、70%)。MS(ESI):C20H20BrFN4O2Sの質量計算値479.05;m/z実測値479.0[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.45(d,J=1.8,1H),8.06(dd,J=7.9,1.4,1H),7.88−7.81(m,1H),7.69−7.64(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.37(dd,J=7.6,1.4,1H),7.35−7.29(m,2H),7.05(s,2H),6.98(s,1H),1.02(s,9H)。
(実施例443)
6−アミノ−3−(2’−(シクロプロピルスルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピコリノニトリル
2−(2’−(シクロプロピルスルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン及び6−アミノ−3−ブロモ−2−シアノピリジンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN3O2Sの質量計算値393.09;m/z実測値、393.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.07(d,J=7.9,1H),7.71−7.64(m,1H),7.64−7.58(m,2H),7.54−7.48(m,1H),7.40(dd,J=19.2,9.2,2H),7.33(dd,J=7.9,1.6,1H),6.86(d,J=8.7,1H),6.79(d,J=10.0,3H),1.03(s,9H)。
(実施例444)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イルビフェニル−2−スルホンアミド
20mLの容器に、N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(45mg、0.10mmol)、7−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(21mg、0.10mmol)K2CO3(29mg、0.21mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(4mg、0.005mmol)、及び攪拌子を加えた。容器をテフロン(登録商標)ライニングされたキャップで密封してから容器をN2でパージした。次いでこの容器にパージしたばかりのDMSO(2mL)を加えてから80℃で16時間攪拌した。次いで反応混合物を室温にまで冷却し、HPLCによって精製して表題化合物を得た(30mg、53%)。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値、425.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.40(s,1H),8.79(s,1H),8.20−8.11(m,2H),7.77(m,1H),7.70−7.57(m,3H),7.47−7.38(m,3H),1.10(s,9H)。
(実施例445)
4’−(5−アミノ−6−メチルピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−3−メチルピラジン−2−アミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O2Sの質量計算値414.15;m/z実測値、415.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.31−8.24(m,1H),8.17−8.12(dd,J=8.2,1.3,1H),7.97−7.91(m,1H),7.68−7.61(m,1H),7.59−7.53(m,1H),7.43−7.36(dd,J=7.5,1.3,1H),7.36−7.28(m,2H),2.59−2.35(m,3H),1.06(s,9H)。
(実施例446)
4’−(5−アミノ−6−メチルピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
4’−(5−アミノ−6−メチルピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドを生成し、次いで粗生成物の4’−(5−アミノ−6−メチルピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドを1mLのトリフルオロ酢酸に溶解し、これを60℃に2時間加熱することによってtert−ブチル基を除去した後、反応液を室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮し、FCCを用いて精製することによって表題化合物を得た。MS(ESI):C17H15FN4O2Sの質量計算値358.09;m/z実測値、359.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.22(s,1H),8.16−8.10(dd,J=7.7,1.3,1H),8.03−7.97(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.61−7.54(m,1H),7.41−7.37(dd,J=7.7,1.4,1H),7.36−7.33(dd,J=8.0,1.7,1H),7.33−7.29(dd,J=12.3,1.6,1H),2.66−2.43(m,3H)。
(実施例447)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O2Sの質量計算値425.13;m/z実測値、426.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 9.06−8.88(d,J=2.1,1H),8.80(s,1H),8.18−8.11(dd,J=8.1,1.3,1H),8.13−8.04(m,1H),7.71−7.64(m,1H),7.63−7.54(m,1H),7.48−7.39(m,3H),1.09(s,9H)。
(実施例448)
N−tert−ブチル−4’−(5,6−ジアミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモピリジン−2,3−ジアミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O2Sの質量計算値414.15;m/z実測値、415.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.18−8.06(m,1H),7.69−7.62(m,1H),7.61−7.56(m,1H),7.56−7.50(m,2H),7.47−7.42(m,1H),7.40−7.30(m,3H),1.104(s,9H)。
(実施例449)
4’−(5−アミノ−6−メチルピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−3−メチルピラジン−2−アミン及び3’−フルオロ−N−メチル−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.27(s,1H),8.09−8.00(d,J=7.9,1H),7.96−7.87(m,1H),7.71−7.63(m,1H),7.63−7.55(m,1H),7.44−7.38(d,J=7.5,1H),7.34−7.21(m,2H),2.46(s,3H),2.44(s,3H)。
(実施例450)
4’−(6−アミノ−5−シアノピリジン−3−イル)−−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び2−アミノ−5−ブロモニコチノニトリルを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値、425.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.49−8.44(m,1H),8.12(d,J=1.8,1H),8.06(dd,J=7.9,1.3,1H),7.66(m,1H),7.63−7.56(m,2H),7.38(dd,J=7.5,1.3,1H),7.33(dd,J=11.9,1.6,1H),7.27(dd,J=7.9,1.7,1H),7.18(s,2H),6.90(s,1H),1.03(s,9H)。
(実施例451)
4’−(6−アミノ−5−クロロピリジン−3−イル)−−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−アミンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21ClFN3O2Sの質量計算値433.10;m/z実測値434.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.20(s,1H),8.06(dd,J=7.9,1.2,1H),7.85(s,1H),7.66(m,1H),7.62−7.54(m,2H),7.37(m,1H),7.31(dd,J=11.9,1.6,1H),7.26(dd,J=7.9,1.7,1H),6.89(s,1H),6.62(s,2H),1.03(s,9H)。
(実施例452)
4’−[6−アミノ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び5−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21F4N3O2Sの質量計算値467.13;m/z実測値468.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.47(s,1H),8.07(dd,J=7.9,1.2,1H),7.96(s,1H),7.66(m,1H),7.63−7.55(m,2H),7.38(dd,J=7.5,1.3,1H),7.33(dd,J=11.9,1.6,1H),7.27(dd,J=7.9,1.7,1H),6.88(s,1H),6.76(s,2H),1.02(s,9H)。
(実施例453)
4’−[2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び5−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20F4N4O2Sの質量計算値468.12;m/z実測値469.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.45(s,1H),8.07(dd,J=7.8,1.4,1H),7.67(m,1H),7.62(m,1H),7.53(s,2H),7.45−7.38(m,2H),7.37−7.29(m,2H),6.74(s,1H),1.01(s,9H)。
(実施例454)
4’−(2−アミノ−4−メチルピリミジン−5−イル)−−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド及び5−ブロモ−4−メチルピリミジン−2−アミンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O2Sの質量計算値414.15;m/z実測値、415.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.17(s,1H),8.08(dd,J=8.0,1.2,1H),7.67(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.43−7.38(m,2H),7.36(dd,J=10.9,1.6,1H),7.30(dd,J=7.8,1.7,1H),7.13(s,2H),6.86(s,1H),2.25(d,J=0.8,3H),1.00(s,9H)。
中間体HC
3’−フルオロ−4’−(3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程A:5−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド。
ヘキサメチレンテトラミン(1.08g、7.61mmol)を、5−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(1g、5mol)のHOAc溶液(6.34mL)に加えた。混合物を100℃に6時間加熱した。次いで反応混合物を室温にまで冷却し、水で希釈した。混合物をEtOAcで抽出し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(379mg、33%)。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 10.02(s,1H),8.77(d,J=2.2,1H),8.48(d,J=2.2,1H),7.99(d,J=2.7,1H)。
工程B:
5−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド及び3’−フルオロ−N−メチル−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN3O3S,409.09;m/z実測値、410.2[M+H]+。
中間体HD
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
5−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド及びN−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H22FN3O3Sの質量計算値451.14;m/z実測値、452.2[M+H]+。
中間体HE
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(7−ニトロ−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
5−ブロモ−7−ニトロインドール及びN−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドを使用し、実施例88で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.42(s,1H),8.27−8.18(m,2H),7.65−7.58(m,2H),7.58−7.50(m,1H),7.50−7.35(m,4H),6.83−6.77(m,1H),1.17−1.03(m,9H)。
(実施例455)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−[3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドを使用し、実施例457で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H24FN3O3Sの質量計算値453.15;m/z実測値、454.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.50(s,1H),8.26−8.20(m,2H),7.63−7.58(m,1H),7.56−7.48(m,3H),7.44−7.39(m,1H),7.39−7.34(m,3H),4.92(s,2H),1.11(d,J=12.1,9H)。
(実施例456)
4’−(7−アミノ−1H−インドール−5−イル)−3’−フルオロ−N−[1−(ヒドロキシメチル)シクロペンチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−インドール−7−アミン及び2−ブロモ−N−(1−(ヒドロキシメチル)−シクロペンチル)ベンゼン−スルホンアミドを使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H26FN3O3Sの質量計算値479.17;m/z実測値480.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.18(dd,J=8.1,1.4,1H),8.13(s,1H),7.65−7.50(m,3H),7.42(s,1H),7.41−7.31(m,3H),6.87(m,1H),6.61(dd,J=3.1,2.0,1H),4.05(s,1H),3.48(s,2H),1.50−1.34(m,4H),1.37−1.22(m,2H),0.93−0.73(m,2H)。
(実施例457)
3’−フルオロ−4’−[3−(ヒドロキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
NaBH4(4.45mg、0.13mmol)を、3’−フルオロ−4’−(3−ホルミル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(18mg、0.044mmol)のMeOH溶液(0.52mL)に加えた。混合物を室温で1時間攪拌してから乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C21H18FN3O3Sの質量計算値411.11;m/z実測値、412.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.36(s,1H),8.34(s,1H),8.23(dd,J=7.9,1.2,1H),8.12(s,1H),7.68−7.61(m,1H),7.61−7.54(m,1H),7.42−7.30(m,5H),5.21(s,1H),4.88(s,2H),2.52(dd,J=13.9,5.3,3H)。
(実施例458)
4’−(7−アミノ−1H−インドール−5−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(7−ニトロ−1H−インドール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(23mg、0.19mmol)及びNH4Cl(101mg、1.88mmol)を水(0.75mL)及びアセトン(3.76mL)に加えた溶液に、Znダスト(123mg、1.88mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌してからセライトに通して濾過した。得られた濾液を乾燥状態にまで濃縮してから水に加え、EtOAcで抽出した。有機抽出液を乾燥し(Na2SO4)、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(23mg、28%)。MS(ESI):C24H24FN3O2Sの質量計算値437.16;m/z実測値、438.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.20(dd,J=8.0,1.3,1H),8.17−8.10(m,1H),7.63−7.56(m,2H),7.54−7.48(m,1H),7.42(s,1H),7.38(dd,J=7.8,1.7,2H),7.32(dd,J=11.4,1.8,1H),6.86(m,1H),6.62(dd,J=3.2,2.0,1H),3.78−3.68(m,2H),1.05(s,9H)。
(実施例459)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]アセトアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)アセトアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15FN4Oの質量計算値322.12;m/z実測値322.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.40(s,1H),8.38(s,1H),8.02(s,1H),7.91(m,1H),7.53−7.21(m,6H),6.73(s,2H),1.92(s,3H)。
(実施例460)
1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]尿素
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(2−ブロモフェニル)尿素を使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H14FN5Oの質量計算値323.12;m/z実測値323.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38(s,1H),8.02(s,1H),7.95(m,1H),7.86(d,J=8.9,1H),7.56(s,1H),7.36−7.19(m,4H),7.08(m,1H),6.73(s,2H),6.01(s,2H)。
中間体HF
5−(4−ブロモ−2,3−ジフルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
(4−ブロモ−2,3−ジフルオロフェニル)ボロン酸(400mg、1.69mmol)と5−ブロモピラジン−2−アミン(588mg、3.38mmol)との混合物をEtOH(5.6ml)及びトルエン(5.7mL)に懸濁した。得られた混合物をNa2CO3水溶液(2.0N、4.2mL、8.45mmol)で処理した。次いで得られた混合物に窒素を通して10分間パージしからPd(PPh3)4(98mg、0.085mmol)を加えた。反応容器を密封し、80℃に17時間加熱した。反応混合物を室温にまで冷却した後、飽和NH4Cl水溶液とEtOAcとに分配した。有機層をMgSO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をDCMに懸濁し、固体を濾過により単離して表題化合物を得て(160mg、33%)、これを更に精製することなく使用した。MS(ESI):C10H6BrF2N3の質量計算値284.97;m/z実測値286.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36(s,1H),8.01(d,J=1.2,1H),7.68−7.56(m,2H),6.87(s,2H)。
(実施例461)
5−[2,3−ジフルオロ−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
窒素でパージしたDMSO(0.73ml)を、5−(4−ブロモ−2,3−ジフルオロフェニル)ピラジン−2−アミン(50mg、0.18mmol)、(2−(メチルスルホニル)フェニル)ボロン酸(35mg、0.18mmol)、K2CO3(73mg、0.532mmol)及びPdCl2(dppf)・CH2Cl2(13mg、0.018mmol)の混合物に加え、80℃に2.5時間加熱した。混合物を室温に冷却し、飽和NaHCO3とEtOAcとに分配した。有機層を単離し、MgSO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。FCCにより精製して表題化合物を得た(26mg、41%)。MS(ESI):C17H13F2N3O2Sの質量計算値361.07;m/z実測値362.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.44−8.41(m,1H),8.14(dd,J=7.9,1.4,1H),8.04(d,J=1.5,1H),7.84(m,1H),7.78(m,1H),7.75−7.66(m,1H),7.53(dd,J=7.5,1.3,1H),7.30(dd,J=11.6,4.9,1H),6.85(s,2H),3.06(s,3H)。
(実施例462)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−2’,3’−ジフルオロビフェニル−2−スルホンアミド
(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例461と同様の方法により表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20F2N4O2Sの質量計算値418.13;m/z実測値419.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.36(s,1H),8.25(dd,J=7.9,1.3,1H),7.94(d,J=1.4,1H),7.71−7.66(m,1H),7.60(m,1H),7.55(m,1H),7.34(dd,J=7.4,1.1,1H),7.33−7.28(m,1H),5.47(s,1H),5.19(s,2H),1.20(s,9H)。
(実施例463)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−2’−メチルビフェニル−2−イル]メタンスルホンアミド
工程A:5−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルフェニル)ピラジン−2−アミン
(4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルフェニル)ボロン酸を使用し、中間体HFと同様の方法により表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H9ClFN3の質量計算値237.05;m/z実測値238.0[M+H]+。
工程B:
N2でフラッシュした密封した試験管中の5−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メチルフェニル)ピラジン−2−アミン(75mg、0.32mmol)、(2−(メチルスルホンアミド)フェニル)ボロン酸(85mg、0.39mmol)及びクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(5.0mg、0.006mmol)の混合物に、N2パージしたK3PO4(1.26ml、0.5N)、次いでN2パージしたTHF(0.63ml)を加えた。反応混合物を室温で18時間攪拌した。次いで反応混合物をEtOAcとブラインとに分配した。有機層を単離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。FCCにより精製して表題化合物を得た(100mg、85%)。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.10;m/z実測値、373.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.81(s,1H),8.39−8.35(m,1H),8.02(d,J=1.5,1H),7.70(m,1H),7.47(dd,J=8.1,1.0,1H),7.45−7.39(m,1H),7.29(m,1H),7.21(dd,J=7.6,1.5,1H),7.07(d,J=8.0,1H),6.67(s,2H),2.87(s,3H),2.01(d,J=2.5,3H)。
(実施例464)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−2’,3’−ジフルオロビフェニル−2−スルホンアミド
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−2’,3’−ジフルオロビフェニル−2−スルホンアミド(168mg、0.40mmol)をTFA(3mL)に加えた懸濁液を50℃に3時間加熱した。次いで反応液を室温にまで冷却し、NaHCO3とEtOAcとに慎重に分配した。有機層を単離し、MgSO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。FCCにより精製して表題化合物を得た(140mg、96%)。MS(ESI):C16H12F2N4O2Sの質量計算値362.06;m/z実測値363.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.40(s,1H),8.12−8.01(m,2H),7.72−7.61(m,3H),7.45−7.36(m,3H),7.19(m,1H),6.81(s,2H)。
中間体HG
5−(4−ブロモ−2,3−ジフルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン
(4−ブロモ−2,3−ジフルオロフェニル)ボロン酸及び5−ブロモピリミジン−2−アミンを使用し、5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H6BrF2N3の質量計算値284.97;m/z実測値286.0[M+H]+。
(実施例465)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−2’,3’−ジフルオロ−N−メチルビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(4−ブロモ−2,3−ジフルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(N−メチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H14F2N4O2Sの質量計算値376.08;m/z実測値377.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.56(s,2H),7.98(dd,J=7.7,1.6,1H),7.72(m,2H),7.45(dd,J=7.3,1.6,1H),7.41(m,1H),7.35(m,1H),7.19(m,1H),7.12(s,2H),2.40(d,J=4.9,3H)。
(実施例466)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−−N−tert−ブチル−2’,3’−ジフルオロビフェニル−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(4−ブロモ−2,3−ジフルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20F2N4O2Sの質量計算値418.13;m/z実測値419.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CD3OD)δ 8.63(d,J=0.9,2H),8.15(dd,J=7.9,1.2,1H),7.67(m,1H),7.63−7.58(m,1H),7.38(dd,J=7.5,1.3,1H),7.35−7.29(m,1H),7.27−7.18(m,1H),1.13(s,9H)。
(実施例467)
5−[2’,3−ジフルオロ−4’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)ブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H10F5N3Oの質量計算値367.07;m/z実測値368.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40(s,1H),8.03−7.96(m,2H),7.78(m,1H),7.56−7.49(m,3H),7.37(d,J=8.2,1H),6.75(s,2H)。
(実施例468)
5−(2’,3−ジフルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモフルオロベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H11F2N3の質量計算値283.09;m/z実測値284.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.63−8.54(m,1H),8.13(d,J=1.4,1H),8.00(m,1H),7.52−7.31(m,4H),7.24−7.12(m,2H),4.72(s,2H)。
(実施例469)
5−(2’−クロロ−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモクロロベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H11ClFN3の質量計算値299.06;m/z実測値300.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.60(s,1H),8.12(s,1H),7.98(m,1H),7.54−7.44(m,1H),7.41−7.23(m,5H),4.68(s,2H)。
(実施例470)
5−(3−フルオロ−2’−メチルビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモトルエンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H14FN3の質量計算値279.12;m/z実測値280.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.59(s,1H),8.12(s,1H),7.95(m,1H),7.28−7.12(m,6H),4.66(s,2H),2.32(s,3H)。
(実施例471)
5−[2’,3−ジフルオロ−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H10F5N3の質量計算値351.08;m/z実測値351.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42(s,1H),8.11−7.97(m,2H),7.90−7.83(m,2H),7.71(d,J=8.1,1H),7.61−7.54(m,2H),6.78(s,2H)。
(実施例472)
5−[3−フルオロ−2’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−トリフルオロメチルブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H11F4N3の質量計算値333.09;m/z実測値334.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.40(s,1H),8.09(s,1H),7.91(m,1H),7.81(d,J=7.6,1H),7.69(m,1H),7.59(m,1H),7.44(d,J=7.8,1H),7.23(d,J=8.7,1H),7.17(d,J=11.8,1H)。
(実施例473)
5−(3−フルオロ−2’−メトキシビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−メトキシブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H14FN3Oの質量計算値295.11;m/z実測値296.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.38(s,1H),8.08(s,1H),7.85(m,1H),7.45−7.29(m,4H),7.14−7.00(m,2H),3.84(s,3H)。
(実施例474)
5−[3−フルオロ−2’−(メチルスルファニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−チオメチルブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H14FN3Sの質量計算値311.09;m/z実測値312.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.02(d,J=1.2,1H),7.90(m,1H),7.44−7.32(m,2H),7.30(s,1H),7.27−7.18(m,3H),6.71(s,2H),2.40(s,3H)。
(実施例475)
5−[3−フルオロ−2’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−(トリフルオロメトキシ)ブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H11F4N3Oの質量計算値349.08;m/z実測値350.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.02(s,1H),7.96(m,1H),7.65−7.47(m,4H),7.42(d,J=5.1,1H),7.39(s,1H),6.73(s,2H)。
(実施例476)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−オール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモフェノールを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H12FN3Oの質量計算値281.10;m/z実測値282.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.72(s,1H),8.36(s,1H),8.01(d,J=1.4,1H),7.87(m,1H),7.49(dd,J=4.4,1.3,1H),7.45(s,1H),7.34(dd,J=7.4,1.3,1H),7.19(m,1H),6.95(d,J=7.3,1H),6.89(m,1H),6.68(s,2H)。
(実施例477)
5−[3−フルオロ−2’−(フェニルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(フェニルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H16FN3O2Sの質量計算値405.09;m/z実測値、406.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35(s,1H),8.29(dd,J=6.7,2.5,1H),8.03(d,J=1.4,1H),7.80−7.66(m,3H),7.58(m,1H),7.41−7.28(m,5H),6.84(dd,J=8.0,1.6,1H),6.78−6.66(m,3H)。
(実施例478)
5−(2’,3,6’−トリフルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2,6−ジフルオロブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H10F3N3の質量計算値301.08;m/z実測値302.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.02(s,1H),7.97(m,1H),7.56−7.47(m,1H),7.43(d,J=12.5,1H),7.37(d,J=7.9,1H),7.25(m,2H),6.76(s,2H)。
(実施例479)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ベンゼンスルホンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びN−(2−ブロモフェニル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H17FN4O2Sの質量計算値420.11;m/z実測値、421.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.73(s,1H),8.38(s,1H),8.04(s,1H),7.85−7.75(m,1H),7.59−7.46(m,5H),7.29−7.10(m,6H),6.71(s,2H)。
(実施例480)
5−(2’−エチル−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−エチルブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3の質量計算値293.13;m/z実測値294.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.03(d,J=1.3,1H),7.92(m,1H),7.36(d,J=3.9,2H),7.32−7.19(m,4H),6.71(s,2H),2.60(q,J=7.5,2H),1.06(t,J=7.5,3H)。
(実施例481)
{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}酢酸
工程A:メチル2−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)オキシ)アセタート
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−オール(実施例476)(50mg、0.18mmol)とDMF(1mL)とからなる溶液に、Cs2CO3(116mg、0.36mmol)を加えた。混合物を室温で30分間攪拌した。2−ブロモ酢酸メチル(30mg、0.19mmol)を加え、得られた混合物を室温で1時間攪拌してから15mLの水に注いだ。沈殿物を回収し、水で洗浄し、風乾してメチル2−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)オキシ)アセタートを得た(50mg、72%)。MS(ESI):C19H16FN3O3の質量計算値353.12;m/z実測値354.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.38(s,1H),8.03(s,1H),7.93(m,1H),7.57(d,J=13.0,1H),7.54(d,J=9.2,1H),7.50(d,J=7.4,1H),7.34(m,1H),7.10−7.02(m,2H),6.70(s,2H),4.89(s,2H),3.71(s,3H)。
工程B:
メチル2−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イルオキシ)アセタート(50mg、0.14mmol)のTHF溶液(2mL)に、LiOH・H2O(63mg、1.5mmol)及びH2O(2mL)を加えた。この混合物を室温で14時間攪拌した。減圧下でTHFを除去し、残渣を15mLの水で希釈し、DCM(5mL×2)で洗浄してから1N HClによりpH=7まで酸性化した。沈殿物を回収し、水で洗浄し、高真空下で乾燥して表題化合物を得た(40mg、収率95%)。MS(ESI):C18H14FN3O3の質量計算値339.10;m/z実測値340.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 13.02(s,1H),8.36(s,1H),8.01(s,1H),7.88(m,1H),7.55(d,J=13.0,1H),7.48(d,J=9.2,1H),7.40(d,J=7.4,1H),7.33(m,1H),7.08−7.00(m,2H),6.69(s,2H),4.76(s,2H)。
(実施例482)
5−[3−フルオロ−2’−(1−メチルエチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−イソプロピルブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H18FN3の質量計算値307.15;m/z実測値308.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.03(s,1H),7.91(m,1H),7.49−7.34(m,2H),7.27−7.17(m,4H),6.71(s,2H),3.06−2.97(m,1H),1.14(d,J=6.8,6H)。
(実施例483)
1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]エタノン
5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン及び(2−アセチルフェニル)ボロン酸を使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H14FN3Oの質量計算値307.11;m/z実測値307.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.03(d,J=1.2,1H),7.91(m,1H),7.69(d,J=7.5,1H),7.61(m,1H),7.53(d,J=7.5,1H),7.48(d,J=8.2,1H),7.26(d,J=12.4,1H),7.19(dd,J=8.0,1.3,1H),6.75(s,2H),2.31(s,3H)。
(実施例484)
5−[3−フルオロ−2’−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ブロモベンゼンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H13F4N3Oの質量計算値363.10;m/z実測値363.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.03(s,1H),7.91(m,1H),7.56−7.34(m,4H),7.25(d,J=8.0,1H),7.16(m,1H),6.71(s,2H),4.82(q,J=8.8,2H)。
(実施例485)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−カルボン酸
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ安息香酸を使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H12FN3O2の質量計算値:309.09;m/z実測値:310.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 12.88(s,1H),8.36(s,1H),8.02(s,1H),7.87(m,1H),7.76(d,J=7.5,1H),7.60(m,1H),7.50(d,J=7.2,1H),7.44(d,J=8.2,1H),7.25(d,J=5.1,1H),7.22(s,1H),6.70(s,2H)。
(実施例486)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−カルボキサミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモベンズアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H13FN4Oの質量計算値308.11;m/z実測値309.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35(s,1H),8.01(s,1H),7.86(m,1H),7.75(s,1H),7.55−7.26(m,7H),6.70(s,2H)。
(実施例487)
5−[3−フルオロ−2’−(1−メチルエトキシ)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−イソプロポキシフェニル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H18FN3Oの質量計算値323.14;m/z実測値324.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63−8.57(m,1H),8.12(d,J=1.4,1H),7.97−7.87(m,1H),7.48−7.42(m,1.5H),7.42−7.34(m,1.5H),7.34−7.28(m,1H),7.07−6.97(m,2H),4.65(s,2H),4.59−4.44(m,1H),1.29(d,J=6.1,6H)。
(実施例488)
5−{4−[2−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−3−イル]−2−フルオロフェニル}ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(シクロプロピルメトキシ)ピリジン−3−イル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4Oの質量計算値336.14;m/z実測値337.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.64−8.59(m,1H),8.17−8.09(m,2H),8.02−7.93(m,1H),7.72−7.66(m,1H),7.54−7.48(m,2H),7.01−6.95(m,1H),4.67(s,2H),4.24(d,J=7.0,2H),1.37−1.22(m,1H),0.66−0.54(m,2H),0.42−0.31(m,2H)。
(実施例489)
2−[3,4’−ジフルオロ−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
2−[3,4’−ジフルオロ−2’−(メチルチオ)−[1,1’−ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジンを使用し、実施例377の工程Bで述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H13F2N3O2Sの質量計算値385.07;m/z実測値386.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.48(s,1H),8.82(s,1H),8.27(d,J=8.0,1H),8.18−8.09(m,1H),7.77−7.67(m,2H),7.66−7.57(m,1H),7.48−7.36(m,2H),6.89−6.83(m,1H),2.76(s,3H)。
(実施例490)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−メチルメタンスルホンアミド
工程A:N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタンスルホンアミド
2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(1g、5mmol)のピリジン溶液(20mL)に、メタンスルホニルクロリド(627mg、5.5mmol)を加え、混合物を室温で24時間攪拌した。次いで減圧下で溶媒を除去し、得られた残渣をDCM(200mL)に再溶解し、1N HCl(1x100mL)及び20% NaHCO3(1×100mL)で洗浄した。次いで有機層を単離し、乾燥し(Na2SO4)、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をDCM/ヘキサンから結晶化させて表題化合物を得た(700mg、52%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.43(s,1H),7.82−7.77(m,1H),7.59(d,J=8.2,1H),7.51−7.43(m,1H),7.17−7.10(m,1H),2.95(s,3H),1.37(s,12H)。
工程B:−N−メチル−N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−メタン−スルホンアミド
丸底フラスコに窒素下で、N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタンスルホンアミド(250mg、0.84mmol)、K2CO3(140mg、1.01mmol)及びアセトン(5.0mL)を加えた。次いでヨードメタン(0.06mL、1mmol)を混合物に滴下し、反応液を室温で18時間攪拌した。次いで反応液を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(2x)及びブライン(1x)で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た(230mg、88%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.82(dd,J=7.3,1.8,1H),7.51−7.43(m,1H),7.40−7.29(m,2H),3.32(s,3H),2.93(s,3H),1.36(s,12H)。
工程C:
工程BにおいてN−メチル−N−(2−(4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタンスルホンアミド及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.61−8.58(m,1H),8.12(d,J=1.5,1H),7.47−7.39(m,5H),7.37−7.31(m,1H),7.30−7.23(m,1H),4.75(s,2H),3.17(s,3H),2.76(s,3H)。
(実施例491)
N−[3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−イル]エタンスルホンアミド
工程A:N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)エタンスルホンアミド
2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンについて2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン及びエタンスルホニルクロリドを使用して、実施例490の工程Aにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.52(s,1H),7.82−7.74(m,1H),7.64(d,J=8.3,1H),7.49−7.41(m,1H),7.14−7.06(m,1H),3.12(q,J=7.4,2H),1.37(s,12H),1.32(t,J=7.4,3H)。
工程B:
N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)エタンスルホンアミド及び2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジンを使用し、実施例490の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4O2Sの質量計算値396.11;m/z実測値、397.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.16(s,1H),8.78(d,J=2.6,1H),8.20−8.11(m,2H),7.75−7.66(m,2H),7.47−7.37(m,1H),7.36−7.28(m,2H),7.27−7.20(m,1H),6.87−6.79(m,1H),6.59(s,1H),3.11(q,J=7.4,2H),1.33−1.18(m,3H)。
(実施例492)
N−[3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−イル]−N−メチルメタンスルホンアミド
2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジンを使用し、実施例490の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4O2Sの質量計算値396.11;m/z実測値397.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.69(d,J=2.6,1H),8.05−7.99(m,1H),7.97(d,J=3.6,1H),7.67−7.61(m,1H),7.57−7.48(m,3H),7.46−7.39(m,2H),6.72(d,J=3.6,1H),4.75(s,1H),3.14(s,3H),2.99(s,3H)。
(実施例493)
N−[3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−イル]−N−メチルエタンスルホンアミド
2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジンを使用し、実施例490の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O2Sの質量計算値410.12;m/z実測値411.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 11.04(s,1H),8.77(d,J=2.7,1H),8.13−8.05(m,1H),7.70−7.63(m,1H),7.53−7.42(m,4H),7.40−7.30(m,2H),6.78−6.71(m,1H),3.17(s,3H),2.99−2.88(m,2H),1.27(t,J=7.4,3H)。
(実施例494)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−メチルエタンスルホンアミド
工程BにおいてN−メチル−N−(2−(4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)エタンスルホンアミド及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O2Sの質量計算値386.12;m/z実測値387.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63−8.57(m,1H),8.13−8.09(d,J=1.5,1H),8.04−7.95(m,1H),7.72−7.62(m,0.75H),7.59−7.51(m,0.25H),7.50−7.39(m,3.75H),7.37−7.32(m,1H),7.31−7.28(m,0.25H),4.69(s,2H),3.16(s,3H),2.89(q,J=7.4,2H),1.25(t,J=7.4,3H)。
(実施例495)
N−[3’−フルオロ−4’−(5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ビフェニル−2−イル]−2−メチルプロパン−1−スルホンアミド
工程A:N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2−メチルプロパン−スルホンアミド
2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン及びイソブチルスルホニルクロリドを使用し、実施例490の工程Bにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.48(s,1H),7.81−7.75(m,1H),7.63−7.58(m,1H),7.49−7.41(m,1H),7.14−7.06(m,1H),2.96(d,J=10.1,2H),2.39−2.19(m,1H),1.37(s,12H),1.11−0.99(m,6H)。
工程B:
N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)イソブチルスルホンアミド及び2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジンを使用し、実施例490の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2Sの質量計算値424.14;m/z実測値425.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.09(s,1H),8.78(d,J=2.6,1H),8.20−8.11(m,1H),7.73−7.65(m,2H),7.46−7.37(m,1H),7.34−7.29(m,2H),7.26−7.19(m,2H),6.87−6.79(m,1H),6.59(s,1H),2.97(d,J=6.6,2H),2.31−2.13(m,1H),1.05(d,J=6.7,6H)。
(実施例496)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−エチルメタンスルホンアミド
工程A:−N−エチル−N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタン−スルホンアミド
ヨードエタンを使用し、実施例490の工程Bにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.87−7.82(m,1H),7.50−7.44(m,1H),7.40−7.31(m,2H),3.72(q,J=7.1,2H),2.93(s,3H),1.35(s,12H),1.21−1.10(m,3H)。
工程B:
N−エチル−N−(2−(4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタンスルホンアミド及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例369の工程Bにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O2S.C2HF3O2の質量計算値386.12;m/z実測値387.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.44(d,J=1.2,1H),8.33(d,J=1.2,1H),8.14−8.04(m,1H),7.51−7.33(m,6H),3.46(s,2H),2.95(s,3H),1.05(t,J=7.2,3H)。
(実施例497)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N,2−ジメチルプロパン−1−スルホンアミド
工程A:−N−メチル−N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2−メチルプロパンスルホンアミド
N−(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2−メチルプロパンスルホンアミドを使用し、実施例490の工程Bにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.83−7.78(m,1H),7.49−7.43(m,1H),7.38−7.29(m,2H),3.30(s,3H),2.97−2.91(m,2H),2.38−2.23(m,1H),1.36(s,12H),1.12−1.04(m,6H)。
工程B:
N−メチル−N−(2−(4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−2−メチルプロパンスルホンアミド及び5−(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例490の工程Bにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製し、HPLCによる精製後に表題化合物を得た(32mg、41%)。MS(ESI):C21H23FN4O2Sの質量計算値414.15;m/z実測値415.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.59(s,1H),8.11(d,J=1.3,1H),8.04−7.94(m,1H),7.47−7.37(m,4H),7.36−7.31(m,1H),7.30−7.24(m,1H),4.69(s,2H),3.13(s,3H),2.70(d,J=6.6,2H),2.26−2.11(m,1H),1.00(d,J=6.7,6H)。
(実施例498)
5−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び(2−ブロモフェニル)(モルホリノ)メタノンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H20FN3O2の質量計算値:401.15;m/z実測値:402.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.16(s,1H),8.58−8.48(m,1H),8.21−8.13(m,1H),7.61−7.30(m,8H),6.63−6.57(m,1H),3.78−3.56(m,3H),3.48−3.33(m,2H),3.14−3.00(m,1H),2.94−2.75(m,2H)。
(実施例499)
5−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(2−ブロモフェニル)(モルホリノ)メタノンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O2の質量計算値:378.15;m/z実測値:379.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56(d,J=1.4,2H),7.54−7.41(m,5H),7.36(dd,J=8.0,1.8,1H),7.32(dd,J=11.5,1.8,1H),5.20(s,2H),3.74−3.58(m,3H),3.49−3.30(m,2H),3.15−3.01(m,1H),2.94−2.77(m,2H)。
(実施例500)
2−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]−5H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
(2−ブロモフェニル)(モルホリノ)メタノンを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H19FN4O2の質量計算値402.15;m/z実測値403.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.12(s,1H),8.82(d,J=2.5,1H),8.19−8.09(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.55−7.34(m,6H),6.87−6.80(m,1H),3.74−3.57(m,3H),3.51−3.30(m,2H),3.15−3.01(m,1H),2.97−2.77(m,2H)。
(実施例501)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−カルボキサミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(tert−ブチル)ベンズアミドを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.55−8.50(m,1H),8.13(d,J=1.4,1H),8.04−7.95(m,1H),7.64−7.58(m,1H),7.51−7.44(m,1H),7.43−7.37(m,2H),7.36−7.31(m,1H),7.29−7.22(m,1H),5.69(s,1H),5.45(s,2H),2.65−2.54(m,1H),1.24(m,9H)。
(実施例502)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’,4−ジフルオロビフェニル−2−カルボキサミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(tert−ブチル)−5−フルオロベンズアミドを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20F2N4Oの質量計算値382.16;m/z実測値383.2[M+H]+。
(実施例503)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N,N−ジエチル−3’−フルオロビフェニル−2−カルボキサミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−N,N−ジエチルベンズアミドを使用し、実施例369で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.59−8.54(m,1H),8.11(d,J=1.5,1H),8.00−7.90(m,1H),7.50−7.36(m,5H),7.36−7.29(m,1H),4.69(s,2H),3.87−3.69(m,1H),3.17−2.92(m,2H),2.85−2.66(m,1H),0.99(t,J=7.1,3H),0.81(t,J=7.1,3H)。
(実施例504)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
工程A:メチル4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシラート
2−ブロモ安息香酸メチル(155mg、0.72mmol)、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン(250mg、0.79mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(31mg、0.036mmol)及びK2CO3(2mL、2N)を1,4−ジオキサン(10mL)に加えた混合物を、N2下で、60℃において3時間攪拌した。溶媒を除去し、粗生成物をFCCにより精製して所望の生成物を得た(218mg、93%)。MS(ESI):C18H14FN3O2の質量計算値:323.11;m/z実測値:323.9[M+H]+。
工程B:4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
メチル4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシラート(218mg、0.67mmol)をNaOH(8mL、2N)及びTHF(8mL)に加えた溶液を、80℃で48時間攪拌した後、乾燥状態にまで濃縮した。残渣を2N HClで酸性化した。沈殿物を濾過により回収し、水で数回洗浄し、真空下で乾燥して所望の生成物を得た(220mg、106%)。粗生成物を更に精製することなく使用した。MS(ESI):C17H12FN3O2の質量計算値:309.09;m/z実測値:309.9[M+H]+。
工程C:
DIPEA(47mg、0.36mmol)のDMF溶液(2mL)に、4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(75mg、0.24mmol)、(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミン(30mg、0.27mmol)及びHATU(110mg、0.290mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(41mg、41%)。MS(ESI):C20H16F4N4Oの質量計算値404.13;m/z実測値404.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.87(d,J=8.9,1H),8.44(d,J=1.4,2H),7.58−7.50(m,2H),7.49−7.40(m,3H),7.26−7.19(m,2H),6.86(s,2H),4.60(dd,J=15.7,7.8,1H),1.15(d,J=7.0,3H)。
(実施例505)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸を使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16F4N4Oの質量計算値404.13;m/z実測値405.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=8.9,1H),8.46−8.28(m,1H),8.01(d,J=1.4,1H),7.90−7.80(m,1H),7.57−7.52(m,1H),7.50−7.41(m,3H),7.28−7.20(m,2H),6.69(s,2H),4.66−4.57(m,1H),1.16(d,J=7.0,3H)。
(実施例506)
5−[3−フルオロ−2’−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及びピペラジンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5Oの質量計算値377.17;m/z実測値378.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.64−8.56(m,1H),8.11(d,J=1.5,1H),8.04−7.93(m,1H),7.53−7.40(m,4H),7.37(dd,J=8.1,1.8,1H),7.30(dd,J=12.2,1.7,1H),4.77(s,2H),3.72(d,J=25.1,2H),3.14(s,1H),2.92(s,2H),2.65(s,2H),2.05(s,1H)。
(実施例507)
5−{2’−[(4−アセチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及び1−(ピペラジン−1−イル)エタノンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H22FN5O2の質量計算値:419.18;m/z実測値:420.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.65−8.56(m,1H),8.11(d,J=1.5,1H),8.02(dd,J=10.4,5.8,1H),7.55−7.41(m,4H),7.42−7.32(m,1H),7.34−7.28(m,1H),4.71(s,2H),3.65(s,2H),3.51−2.93(m,4H),2.79(s,2H),1.99(d,3H)。
(実施例508)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−シクロヘキシル−3’−フルオロビフェニル−2−カルボキサミド
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及びシクロヘキサンアミンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4Oの質量計算値390.19;m/z実測値391.4[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.60−8.53(m,1H),8.11(d,J=1.5,1H),8.03−7.93(m,1H),7.74−7.62(m,1H),7.54−7.37(m,3H),7.32(dd,J=8.0,1.7,1H),7.30−7.20(m,1H),5.24(d,J=8.3,1H),4.72(s,2H),3.93−3.73(m,1H),1.78−1.67(m,2H),1.61−1.44(m,3H),1.39−1.27(m,2H),1.14−0.98(m,1H),0.97−0.81(m,2H)。
(実施例509)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)カルボニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及びチオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O3Sの質量計算値426.12;m/z実測値、427.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.60(s,1H),8.11(s,1H),8.11−8.02(m,1H),7.58−7.47(m,3H),7.43(d,J=7.5,1H),7.37(dd,J=8.1,1.8,1H),7.32(dd,J=12.1,1.7,1H),4.74(s,2H),4.23(s,1H),4.05(s,1H),3.57−3.48(m,1H),3.38(s,1H),3.01(s,1H),2.85(s,1H),2.62(s,1H),2.05(s,1H)。
(実施例510)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−メチルビフェニル−2−カルボキサミド
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及びメチルアミンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15FN4Oの質量計算値322.12;m/z実測値323.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35(dd,J=2.3,1.6,1H),8.15(d,J=4.7,1H),8.00(d,J=1.5,1H),7.84(d,J=8.1,1H),7.52−7.41(m,4H),7.27(s,1H),7.24(dd,J=5.5,1.7,1H),6.68(s,2H),2.59(d,J=4.6,3H)。
(実施例511)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及び(R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16F4N4Oの質量計算値404.13;m/z実測値405.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=8.8,1H)8.34(s,1H),8.01(d,J=1.2,1H),7.90−7.80(m,1H),7.58−7.40(m,4H),7.29−7.18(m,2H),6.69(s,2H),4.68−4.56(m,1H),1.16(d,J=7.0,3H)。
(実施例512)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及び(R)−2−アミノプロパン−1−オールを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2の質量計算値:366.15;m/z実測値:367.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.15−7.97(m,2H),7.94−7.82(m,1H),7.55−7.39(m,4H),7.37−7.26(m,2H),6.71(s,2H),4.64(s,1H),3.92−3.73(m,1H),3.26−3.10(m,2H),0.98(d,J=6.1,3H)。
(実施例513)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸、及び(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンの代わりに(S)−2−アミノプロパン−1−オールを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2の質量計算値366.15;m/z実測値367.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.05(d,J=5.1,2H),7.93−7.83(m,1H),7.54−7.43(m,3H),7.37−7.28(m,2H),6.72(s,2H),4.66(t,J=5.6,1H),3.82(d,J=7.0,1H),3.35(s,1H),3.16(d,J=10.4,2H),0.98(d,J=6.6,3H)。
(実施例514)
1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピペリジン−4−オール
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及びピペリジン−4−オールを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.54(d,J=13.9),8.11−8.05(m),7.98−7.83(m),7.47−7.27(m),6.72(s),4.68(s),4.24−4.05(m),3.76−3.53(m),3.27−3.18(m),2.91−2.80(m),2.62−2.51(m),1.82(m),1.69(m),1.51−1.45(m),1.26−1.18(m),0.48−0.41(m)。
(実施例515)
5−{2’−[(4−アミノピペリジン−1−イル)カルボニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及びピペリジン−4−アミンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN5Oの質量計算値391.18;m/z実測値392.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.34(s,1H),7.99(s,1H),7.88(s,1H),7.48(d,J=14.8,3H),7.35−7.20(m,3H),6.69(s,2H),4.31(s,1H),3.08−2.50(m,6H),1.75(t,J=80.9,2H),1.38−0.86(m,2H)。
(実施例516)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)カルボニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O3Sの質量計算値426.12;m/z実測値、426.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.43(s,2H),7.63(s,1H),7.52(d,J=20.5,4H),7.30(dd,J=16.9,9.9,2H),6.89(s,2H),3.97(s,1H),3.84(s,1H),3.46(s,1H),3.32(s,1H),3.02(s,1H),2.85(s,1H),2.47(s,1H),2.11(s,1H)。
(実施例517)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
(S)−2−アミノプロパン−1−オールを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2の質量計算値:366.15;m/z実測値:366.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(s,2H),8.00(d,J=8.1,1H),7.62−7.50(m,1H),7.48(d,J=4.1,1H),7.43(d,J=7.3,3H),7.34−7.23(m,2H),6.88(s,2H),4.61(s,1H),3.87−3.75(m,1H),3.38(s,1H),3.14(s,1H),0.96(d,J=6.6,3H)。
(実施例518)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
(R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16F4N4Oの質量計算値404.13;m/z実測値404.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.52(d,J=1.0,2H),7.68(dd,J=7.6,1.4,1H),7.60−7.49(m,1H),7.48−7.38(m,3H),7.28−7.25(m,1H),7.22(dd,J=11.1,1.7,1H),5.39(d,J=9.6,1H),5.18(s,2H),4.73(m,1H),1.12(d,J=7.0,3H)。
(実施例519)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピペラジン−2−オン
4’−(2−アミノピラジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸及びピペラジン−2−オンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18FN5O2の質量計算値:391.14;m/z実測値:392.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.58−8.55(m),8.50−8.40(m),8.10(d,J=1.5),8.04−7.98(m),7.56−7.41(m),7.37−7.27(m),6.75(s),6.43(s),5.06(s),4.83(s),4.45(d,J=19.2),4.05−3.95(m),3.72−3.46(m),3.27(s),3.14(s),2.97(s),2.67(s)。
(実施例520)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピペラジン−2−オン
ピペラジン−2−オンを使用し、実施例504の工程Cにおいて述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18FN5O2の質量計算値:391.14;m/z実測値:391.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.47(d,J=1.2),8.41(d,J=1.2),7.49−7.34(m),7.29−7.19(m),6.68(s),6.35(s),5.45(s),5.25(s),4.38(d,J=18.7),4.03(s),3.59−3.50(m),3.31−2.88(m),2.64(s)。
中間体HH
(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)(モルホリノ)メタノン
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)安息香酸(200mg、0.74mmol)をDMF(4.65mL)に溶解し、得られた混合物にHATU(424mg、1.12mmol)を室温で加えた。この溶液を10分間攪拌してからN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.51mL、3.0mmol)及びモルホリン(0.096mL、1.1mmol)で処理した。反応液を15時間攪拌してから飽和NH4Cl(5mL)及びEtOAc(5mL)を加えることによって反応を停止させた。水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.76−7.71(m,1H),7.55−7.49(m,2H),3.92−3.86(m,1H),3.83−3.69(m,4H),3.66−3.58(m,1H),3.32−3.24(m,1H),3.25−3.17(m,1H)。
(実施例521)
5−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルカルボニル)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)(モルホリノ)−メタノンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18F4N4O2の質量計算値:446.14;m/z実測値:447.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40(s,1H),8.18(s,1H),8.10−8.01(m,1H),7.90−7.82(d,J=7.9,1H),7.78−7.69(m,2H),7.47−7.35(m,2H),3.72−3.60(dd,J=10.0,4.2,2H),3.58−3.49(m,1H),3.44−3.36(m,1H),3.15−3.04(m,1H),2.90−2.80(dd,J=13.4,5.2,1H),2.80−2.72(m,1H)。
(実施例522)
5−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルカルボニル)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)(モルホリノ)メタノン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18F4N4O2の質量計算値:446.14;m/z実測値:447.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.65−8.58(d,J=1.3,2H),7.91−7.85(dd,J=8.3,1.9,1H),7.78−7.76(m,1H),7.76−7.73(d,J=8.1,1H),7.71−7.63(m,1H),7.46−7.43(dd,J=2.7,1.8,1H),7.43−7.41(dd,J=6.2,1.7,1H),3.72−3.60(m,2H),3.60−3.52(m,1H),3.46−3.39(m,1H),3.37−3.33(m,1H),3.16−3.09(m,1H),2.92−2.77(m,2H)。
(実施例523)
4−{[3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び4−(2−ブロモphenオキシ)ピリミジン−2−アミンMS(ESI):C23H16FN5Oの質量計算値397.13;m/z実測値398.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.30(s,1H),8.55−8.45(m,1H),8.18−8.08(m,1H),8.07(d,J=5.7,1H),7.55−7.28(m,8H),7.22(dd,J=8.0,1.4,1H),6.08(d,J=5.7,1H),4.95(s,2H)。
(実施例524)
2−{[3’−フルオロ−4’−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−4−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミンを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H16FN5Oの質量計算値397.13;m/z実測値398.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.94(s,1H),8.47(s,1H),8.11(d,J=2.1,1H),7.96(d,J=5.7,1H),7.54−7.30(m,9H),6.07(d,J=5.7,1H),4.96−4.85(m,2H)。
(実施例525)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)ビフェニル−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジンを使用し、実施例376で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H15FN4Oの質量計算値382.12;m/z実測値383.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.24(s,1H),8.51−8.42(m,3H),8.14−8.05(m,1H),7.57−7.28(m,8H),6.99−6.89(m,1H),6.55(dd,J=3.6,1.8,1H)。
中間体HI
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン
攪拌子が入れられた48mLの圧力管に、2−クロロピリミジン(1.69g、14.7mmol)、2−ブロモフェノール(1.63mL、14.0mmol)、Cs2CO3(5.49g、16.8mmol)及びDMSO(30mL)を加えた。この容器を密封し、120℃に15時間加熱した。次いで反応液を100mLの酢酸エチルで希釈し、ブライン(2x50mL)で抽出した。有機層を単離し、乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して粗生成物を得た後、これをFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.57(s,1H),8.56(s,1H),7.72−7.60(dd,J=8.0,1.6,1H),7.45−7.34(m,1H),7.32−7.23(m,1H),7.23−7.11(m,1H),7.10−7.01(t,J=4.8,1H)。
中間体HJ
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミン
2−クロロピリミジン−4−アミンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.04−7.94(d,J=5.7,1H),7.66−7.58(dd,J=8.0,1.5,1H),7.41−7.30(m,1H),7.30−7.20(m,1H),7.18−7.05(m,1H),6.20−6.09(d,J=5.7,1H),5.19(s,2H)。
中間体HK
4−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−2−アミン
4−クロロピリミジン−2−アミンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.15−8.12(d,J=5.6,1H),7.65−7.61(dd,J=8.0,1.6,1H),7.37−7.32(m,1H),7.20−7.16(dd,J=8.1,1.5,1H),7.16−7.09(m,1H),6.19−6.14(d,J=5.7,1H),5.21(s,2H)。
中間体HL
6−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミン
6−クロロピリミジン−4−アミンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 7.95(d,J=0.8,1H),7.67−7.62(m,1H),7.38(m,1H),7.20−7.14(m,2H),6.75(s,2H),5.77(d,J=0.9,1H)。
中間体HM
2−(2−ブロモフェノキシ)−4−メチルピリミジン
2−クロロ−4−メチルピリミジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.44(d,J=5.1,1H),7.72(dd,J=8.0,1.6,1H),7.49−7.43(m,1H),7.34(dd,J=8.0,1.6,1H),7.26−7.20(m,1H),7.17−7.14(m,1H),2.41(s,3H)。
中間体HN
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−メチルピリミジン
4−クロロ−2−メチルピリミジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.47(d,J=5.8,1H),7.64(dd,J=8.0,1.5,1H),7.42−7.33(m,1H),7.23−7.10(m,2H),6.64(d,J=5.7,1H),2.55(s,3H)。
中間体HO
2−(2−ブロモフェノキシ)ニコチノニトリル
2−クロロニコチノニトリルを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.32−8.21(dd,J=5.0,1.9,1H),8.09−7.95(dd,J=7.6,1.9,1H),7.68−7.60(dd,J=8.0,1.5,1H),7.45−7.36(m,1H),7.29−7.23(dd,J=8.1,1.5,1H),7.21−7.16(m,1H),7.15−7.09(dd,J=7.6,5.0,1H)。
中間体HP
4−(2−ブロモフェノキシ)ピコリノニトリル
4−クロロピコリノニトリルを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.60−8.55(m,1H),7.82−7.77(m,1H),7.73−7.66(m,1H),7.51(m,1H),7.42−7.36(m,1H),7.34−7.27(m,1H),7.11−7.06(m,1H)。
中間体HQ
2−(2−ブロモフェノキシ)−5−メトキシピリミジン
2−クロロ−5−メトキシピリミジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.41(d,J=0.6,2H),7.73(d,J=8.0,1H),7.46(m,1H),7.33(d,J=8.1,1H),7.23(m,1H),3.87(d,J=0.5,3H)。
中間体HR
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.92(d,J=5.8,1H),7.76(dd,J=8.0,1.5,1H),7.53−7.40(m,3H),7.29(m,1H)。
中間体HS
4−(アゼチジン−1−イル)−6−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン
4−(アゼチジン−1−イル)−6−クロロピリミジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.10(d,J=0.8,1H),7.70(dd,J=8.0,1.5,1H),7.43(m,1H),7.30−7.18(m,2H),5.84(d,J=0.8,1H),4.06−3.97(m,4H),2.41−2.30(m,2H)。
中間体HT
2−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ピリミジン
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェノールを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.62−8.49(d,J=4.8,2H),7.82−7.75(dd,J=8.4,0.9,1H),7.54−7.51(d,J=2.0,1H),7.44−7.40(m,1H),7.13−7.08(m,1H)。
中間体HU
6−((2−ブロモフェノキシ)メチル)ピコリノニトリル
6−(クロロメチル)ピコリノニトリル(100mg、0.66mmol)及び2−ブロモフェノール(113mg、0.66mmol)が入れられた密封可能な4mLの容器に、Cs2CO3(320mg、0.98mmol)及びアセトニトリル(1.7mL)を加えた。次いでこの容器を80℃に15時間加熱した。次いで反応液を酢酸エチルで希釈し、セライトプラグに通して濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。この物質を更に精製することなく使用した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.02−7.93(m,1H),7.93−7.85(m,1H),7.65−7.59(dd,J=7.7,1.1,1H),7.58−7.53(dd,J=7.9,1.6,1H),7.29−7.22(m,1H),6.93−6.90(dd,J=8.3,1.3,1H),6.90−6.86(m,1H),5.23(s,2H)。
中間体HV
2−((2−ブロモフェノキシ)メチル)ニコチノニトリル
2−(クロロメチル)ニコチノニトリルを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.83−8.74(dd,J=4.9,1.7,1H),8.02−7.97(dd,J=7.9,1.7,1H),7.57−7.49(dd,J=7.9,1.6,1H),7.42−7.35(dd,J=7.9,4.9,1H),7.27−7.20(m,1H),7.08−7.01(dd,J=8.2,1.3,1H),6.91−6.83(m,1H),5.37(s,2H)。
(実施例526)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5Oの質量計算値359.12;m/z実測値360.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.56(d,J=4.8,2H),8.35−8.30(m,1H),7.99(d,J=1.5,1H),7.82(m,1H),7.58(dd,J=7.6,1.7,1H),7.52−7.46(m,1H),7.42−7.28(m,4H),7.17(t,J=4.8,1H),6.70(s,2H)。
(実施例527)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5Oの質量計算値359.12;m/z実測値360.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.58(d,J=4.8,2H),8.43(d,J=1.4,2H),7.58−7.46(m,3H),7.42−7.27(m,4H),7.20(t,J=4.8,1H),6.88(s,2H)。
(実施例528)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−4−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Oの質量計算値374.13;m/z実測値375.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.35−8.28(dd,J=2.1,1.5,1H),8.08−8.00(d,J=1.5,1H),7.84−7.77(m,1H),7.77−7.71(d,J=5.9,1H),7.52−7.47(dd,J=7.6,1.7,1H),7.46−7.40(m,1H),7.38−7.32(m,2H),7.32−7.27(dd,J=12.6,1.7,1H),7.23−7.16(dd,J=8.1,1.2,1H),6.11−6.09(d,J=5.9,1H)。
(実施例529)
5−{2’−[(4−アミノピリミジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Oの質量計算値374.13;m/z実測値375.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.49−8.43(d,J=1.4,2H),7.79−7.72(d,J=5.9,1H),7.51−7.47(dd,J=7.6,1.7,1H),7.47−7.41(m,2H),7.39−7.28(m,3H),7.22−7.17(dd,J=8.1,1.2,1H),6.16−6.05(d,J=5.9,1H)。
(実施例530)
6−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}メチル)ピリジン−2−カルボニトリル
6−((2−ブロモフェノキシ)メチル)ピコリノニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H16FN5Oの質量計算値397.13;m/z実測値398.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.29(d,J=1.5,1H),8.24(s,1H),8.01−7.90(m,2H),7.83−7.73(m,1H),7.72−7.64(dd,J=8.2,1.0,1H),7.52−7.48(dd,J=8.1,1.6,1H),7.48−7.44(m,1H),7.44−7.40(dd,J=7.6,1.7,1H),7.40−7.34(m,1H),7.19−7.15(dd,J=8.3,1.1,1H),7.14−7.07(m,1H),5.26(s,2H)。
(実施例531)
2−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}メチル)ピリジン−3−カルボニトリル
2−((2−ブロモフェノキシ)メチル)ニコチノニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H16FN5Oの質量計算値397.13;m/z実測値398.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.80−8.73(dd,J=5.0,1.7,1H),8.32−8.27(m,1H),8.24−8.22(d,J=1.4,1H),8.22−8.15(dd,J=7.9,1.7,1H),7.89−7.82(m,1H),7.57−7.49(dd,J=7.9,5.0,1H),7.45(s,1H),7.44−7.42(dd,J=4.4,1.6,1H),7.41−7.35(m,2H),7.26−7.22(dd,J=8.2,1.0,1H),7.14−7.09(m,1H),5.34(s,2H)。
(実施例532)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリジン−3−カルボニトリル
2−(2−ブロモフェノキシ)ニコチノニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14FN5Oの質量計算値383.12;m/z実測値384.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.28−8.25(m,1H),8.22−8.18(d,J=1.4,1H),8.17−8.13(dd,J=5.0,1.9,1H),8.10−8.04(dd,J=7.6,1.9,1H),7.89−7.82(m,1H),7.57−7.53(dd,J=7.6,1.7,1H),7.53−7.47(m,1H),7.45−7.41(m,1H),7.41−7.37(dd,J=8.1,1.7,1H),7.34−7.28(m,2H),7.12−7.04(dd,J=7.6,5.0,1H)。
(実施例533)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Oの質量計算値374.13;m/z実測値375.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.35−8.29(m,1H),8.12−8.07(d,J=1.5,1H),8.05−8.00(d,J=7.0,1H),7.92−7.85(m,1H),7.59−7.55(dd,J=7.5,1.8,1H),7.55−7.49(m,1H),7.49−7.43(m,1H),7.36−7.33(dd,J=8.1,1.7,1H),7.33−7.31(dd,J=8.0,1.3,1H),7.31−7.27(dd,J=12.5,1.7,1H),6.72−6.42(d,J=7.0,1H)。
(実施例534)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−2−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Oの質量計算値374.13;m/z実測値375.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.46(s,2H),7.98−7.94(d,J=5.8,1H),7.53−7.49(d,J=7.6,1H),7.49−7.42(m,2H),7.41−7.36(m,1H),7.36−7.32(d,J=8.2,1H),7.32−7.27(m,1H),7.26−7.14(d,J=8.0,1H),6.13−6.04(d,J=5.8,1H)。
(実施例535)
6−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−4−アミン
6−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Oの質量計算値374.13;m/z実測値375.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.24(s,1H),7.97(d,J=1.4,1H),7.90(s,1H),7.74(m,1H),7.50(dd,J=7.6,1.7,1H),7.42(m,1H),7.36−7.29(m,2H),7.28−7.22(m,1H),7.13(d,J=8.1,1H),6.65(s,2H),6.52(s,2H),5.67(s,1H)。
(実施例536)
5−{2’−[(6−アミノピリミジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
6−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Oの質量計算値374.13;m/z実測値375.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.38(s,2H),7.92(s,1H),7.47(m,2H),7.40(d,J=6.4,1H),7.36−7.23(m,3H),7.11(d,J=7.7,1H),6.68(br,4H),5.68(s,1H)。
(実施例537)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリジン−2−カルボニトリル
4−(2−ブロモフェノキシ)ピコリノニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14FN5Oの質量計算値383.12;m/z実測値384.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=5.1,1H),8.29(s,1H),7.96(s,1H),7.81(s,1H),7.66−7.56(m,2H),7.48(dd,J=20.1,7.3,2H),7.39−7.20(m,3H),7.07(s,1H),6.68(s,2H)。
(実施例538)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリジン−2−カルボニトリル
4−(2−ブロモフェノキシ)ピコリノニトリル及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14FN5Oの質量計算値383.12;m/z実測値384.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.50(d,J=5.7,1H),8.40(d,J=1.3,2H),7.61(dd,J=7.9,2.0,2H),7.53(dd,J=11.1,5.0,2H),7.48−7.42(m,1H),7.36(dd,J=12.1,1.5,1H),7.31(dd,J=11.5,5.0,2H),7.11(dd,J=5.7,2.5,1H),6.86(s,2H)。
(実施例539)
5−{2’−[(6−アゼチジン−1−イルピリミジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4−(アゼチジン−1−イル)−6−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H19FN6Oの質量計算値414.16;m/z実測値415.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39−8.31(m,1H),8.08(d,J=0.9,1H),8.02(d,J=1.5,1H),7.85(m,1H),7.55(dd,J=7.6,1.7,1H),7.51−7.42(m,1H),7.40−7.29(m,3H),7.18(dd,J=8.0,1.2,1H),6.71(s,2H),5.71(d,J=0.9,1H),3.96(t,J=7.5,4H),2.39−2.24(m,2H)。
(実施例540)
5−{2’−[(6−アゼチジン−1−イルピリミジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
4−(アゼチジン−1−イル)−6−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H19FN6Oの質量計算値414.16;m/z実測値415.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(d,J=1.5,2H),8.11(d,J=0.9,1H),7.60−7.52(m,2H),7.50−7.41(m,1H),7.41−7.31(m,3H),7.17(dd,J=8.1,1.2,1H),6.89(s,2H),5.73(d,J=0.9,1H),3.98(t,J=7.5,4H),2.41−2.27(m,2H)。
(実施例541)
5−{3−フルオロ−2’−[(2−メチルピリミジン−4−イル)オキシ]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−メチルピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.13;m/z実測値374.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.53(s,1H),8.35(d,J=5.8,1H),8.08(d,J=1.3,1H),7.87(m,1H),7.51(dd,J=7.5,1.9,1H),7.45(m,1H),7.38(dd,J=7.8,6.9,1H),7.33(dd,J=7.9,1.6,1H),7.26(m,1H),7.21(d,J=8.1,1H),6.49(d,J=5.8,1H),4.73(s,2H),2.51(s,3H)。
(実施例542)
5−{3−フルオロ−2’−[(2−メチルピリミジン−4−イル)オキシ]ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−メチルピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.13;m/z実測値374.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.50(s,2H),8.38(d,J=5.8,1H),7.53−7.28(m,6H),7.21(d,J=7.9,1H),6.51(d,J=5.7,1H),5.30(s,2H),2.52(s,3H)。
(実施例543)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)ビフェニル−4−イル]−1H−ベンゾイミダゾール
5−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール及び2−((3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)オキシ)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H15FN4Oの質量計算値382.12;m/z実測値383.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 9.31(s,1H),8.52−8.45(d,J=4.9,2H),7.95(s,1H),7.92−7.87(d,J=8.6,1H),7.79−7.70(d,J=8.6,1H),7.59−7.55(dd,J=7.7,1.7,1H),7.55−7.47(m,2H),7.45−7.39(m,2H),7.38−7.32(dd,J=12.0,1.7,1H),7.30−7.23(dd,J=8.1,1.2,1H),7.13−7.08(t,J=4.8,1H)。
(実施例544)
6−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)ビフェニル−4−イル]−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン
6−ブロモ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン及び2−((3’−フルオロ−4’−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)オキシ)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14FN5Oの質量計算値383.12;m/z実測値384.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.55−8.52(m,1H),8.51−8.47(d,J=4.9,2H),8.43(s,1H),8.19−8.14(t,J=1.7,1H),7.59−7.55(dd,J=7.7,1.8,1H),7.55−7.47(m,2H),7.46−7.40(m,2H),7.39−7.33(dd,J=11.9,1.7,1H),7.30−7.25(dd,J=8.0,1.2,1H)。
(実施例545)
5−{3−フルオロ−2’−[(4−メチルピリミジン−2−イル)オキシ]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−4−メチルピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.13;m/z実測値374.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.37(d,J=5.1,1H),8.32(d,J=1.6,1H),8.00(d,J=1.6,1H),7.82(m,1H),7.56(dd,J=7.5,1.7,1H),7.51−7.44(m,1H),7.41−7.24(m,4H),7.05(d,J=5.1,1H),6.70(s,2H),2.34(s,3H)。
(実施例546)
5−{3−フルオロ−2’−[(4−メチルピリミジン−2−イル)オキシ]ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−4−メチルピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.13;m/z実測値374.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.44(s,2H),8.39(d,J=5.1,1H),7.57−7.44(m,3H),7.41−7.31(m,3H),7.25(d,J=7.2,1H),7.07(d,J=4.9,1H),6.89(s,2H),2.35(s,3H)。
(実施例547)
5−(3−フルオロ−2’−{[2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]オキシ}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H13F4N5Oの質量計算値427.11;m/z実測値428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.76(d,J=5.8,1H),8.29−8.24(m,1H),7.95(d,J=1.5,1H),7.78(m,1H),7.58(dd,J=7.5,1.8,1H),7.54−7.48(m,1H),7.45(m,1H),7.39(dd,J=8.0,1.3,1H),7.27(m,3H),6.66(s,2H)。
(実施例548)
5−(3−フルオロ−2’−{[2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]オキシ}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H13F4N5Oの質量計算値427.11;m/z実測値428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.78(d,J=5.7,1H),8.37(m,2H),7.57(dd,J=7.5,1.8,1H),7.48(m,3H),7.39(dd,J=8.0,1.3,1H),7.33−7.22(m,3H),6.85(s,2H)。
(実施例549)
5−{3−フルオロ−2’−[(5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−5−メトキシピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5O2の質量計算値:389.13;m/z実測値:390.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.45(s,1H),8.35(s,1H),7.55(m,2H),7.46(m,1H),7.42−7.32(m,3H),7.22(d,J=8.0,1H),6.89(s,2H),3.83(s,3H)。
(実施例550)
5−{3−フルオロ−2’−[(5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ]ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−5−メトキシピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5O2の質量計算値:389.13;m/z実測値:390.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.30−8.26(m,3H),7.96(d,J=1.5,1H),7.78(m,1H),7.52(dd,J=7.6,1.7,1H),7.46−7.39(m,1H),7.37−7.26(m,3H),7.19(dd,J=8.1,1.2,1H),6.66(s,2H),3.76(d,J=1.9,3H)。
(実施例551)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
2−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H13F4N5Oの質量計算値427.11;m/z実測値428.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.49(s,1H),8.48(s,1H),8.30−8.27(d,J=1.7,1H),8.13−8.10(d,J=1.4,1H),7.89−7.84(m,1H),7.77−7.73(m,1H),7.73−7.68(m,1H),7.63−7.59(d,J=2.0,1H),7.42−7.38(dd,J=8.1,1.7,1H),7.37−7.33(dd,J=12.4,1.7,1H),7.14−7.07(t,J=4.9,1H)。
(実施例552)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H13F4N5Oの質量計算値427.11;m/z実測値428.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.50(s,1H),8.49(s,1H),8.45−8.43(d,J=1.4,2H),7.76−7.73(m,1H),7.73−7.69(m,1H),7.62−7.60(d,J=1.6,1H),7.49−7.44(m,1H),7.41−7.38(m,1H),7.38−7.34(dd,J=11.9,1.7,1H),7.14−7.11(t,J=4.8,1H)。
(実施例553)
5−[3−フルオロ−2’−メトキシ−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
1−ブロモ−2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H13F4N3Oの質量計算値363.10;m/z実測値364.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39−8.37(m,1H),8.11−8.08(d,J=1.5,1H),7.93−7.87(m,1H),7.55−7.52(m,1H),7.45−7.37(m,2H),7.36−7.31(m,2H),3.90(s,3H)。
(実施例554)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−オール
5−[3−フルオロ−2’−メトキシ−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン(370mg、1.02mmol)を−78℃の乾燥ジクロロメタン(9.8mL)に加えて攪拌した溶液に、三臭化ホウ素のジクロロメタン溶液(3.1mL、1M)を加えた。フラスコを室温にまで徐々に昇温し、一晩攪拌した。反応液を飽和NH4Clに注ぎ、飽和NaHCO3によりpHを8に調整した。得られた混合物をDCM(3×30mL)で抽出し、加え合わせた抽出液をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C17H11F4N3Oの質量計算値349.08;m/z実測値350.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.35(m,1H),8.17−8.10(d,J=1.5,1H),7.99−7.88(m,1H),7.56−7.46(m,3H),7.22−7.19(m,1H),7.19−7.17(d,J=1.7,1H)。
(実施例555)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−2−アミン
5mL容器に、攪拌子、4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−オール(40mg、0.12mmol)、4−クロロピリミジン−2−アミン(17.8mg、0.14mmol)、DMSO(1mL)及びCs2CO3(52mg、0.16mmol)を加えた。容器を窒素でフラッシュし、120℃で15時間加熱した。反応液を5mLの酢酸エチル及び5mLのブラインで希釈した。次いで水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C21H14F4N6Oの質量計算値442.12;m/z実測値443.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.34(s,1H),8.09−8.07(d,J=1.4,1H),8.07−8.05(d,J=7.0,1H),7.96−7.88(m,1H),7.82−7.74(d,J=1.6,2H),7.71(s,1H),7.41−7.37(dd,J=8.1,1.7,1H),7.37−7.32(dd,J=12.4,1.7,1H),6.64−6.56(d,J=7.0,1H)。
(実施例556)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−4−アミン
2−クロロピリミジン−4−アミンを使用し、実施例555で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H14F4N6Oの質量計算値442.12;m/z実測値443.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.32(m,1H),8.10−8.04(d,J=1.5,1H),7.98−7.90(m,1H),7.89−7.84(d,J=6.9,1H),7.78(s,3H),7.40−7.37(dd,J=8.1,1.8,1H),7.37−7.33(dd,J=12.4,1.7,1H),6.36−6.26(d,J=6.9,1H)。
(実施例557)
5−[3−フルオロ−4’−(トリフルオロメチル)−2’−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メトキシ}ビフェニル−4−イル]−ピリミジン−2−アミン
(2−((2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)メトキシ)エチル)トリメチルシラン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H25F4N3O2Si,479.17;m/z実測値480.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.55−8.48(m,2H),7.60−7.51(m,3H),7.48−7.36(m,3H),5.33−5.29(d,J=1.0,2H),3.73−3.66(m,2H),0.93−0.84(t,J=8.0,2H),−0.03−−0.07(m,9H)。
(実施例558)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−オール
5−[3−フルオロ−4’−(トリフルオロメチル)−2’−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]−メトキシ}−ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミンを14mLのTHFに加えて攪拌した溶液に、水(1.40mL)、酢酸(1.40mL)及び塩酸(0.43mL,6N)を加えた。反応液を65℃で一晩攪拌した後、酢酸エチル(20mL)及び水(20mL)で希釈した。水層を酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C17H11F4N3Oの質量計算値349.08;m/z実測値350.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.61(s,2H),7.61−7.48(m,4H),7.23−7.19(dd,J=8.3,1.8,1H),7.19−7.17(d,J=1.6,1H)。
(実施例559)
5−{2’−[(4−アミノピリミジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロ−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
2−クロロピリミジン−4−アミン及び4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−オールを使用し、実施例555で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H14F4N6Oの質量計算値442.12;m/z実測値443.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.46(s,2H),7.80−7.74(m,1H),7.74−7.67(m,1H),7.67−7.62(m,1H),7.52(s,1H),7.51−7.44(m,1H),7.44−7.31(dd,J=17.9,10.0,2H),6.20−6.08(dd,J=6.0,1.4,1H)。
(実施例560)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−2−アミン
4−クロロピリミジン−2−アミン及び4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−オールを使用し、実施例555で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H14F4N6Oの質量計算値442.12;m/z実測値443.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.51−8.43(d,J=1.3,2H),8.06−7.94(d,J=5.7,1H),7.72−7.69(m,1H),7.69−7.66(m,1H),7.55(s,1H),7.52−7.47(m,1H),7.39−7.31(m,2H),6.31−6.03(d,J=5.7,1H)。
(実施例561)
5−{2’−[(6−アミノピリミジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロ−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
6−クロロピリミジン−4−アミン及び4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−オールを使用し、実施例555で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H14F4N6Oの質量計算値442.12;m/z実測値443.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.60−8.54(d,J=1.3,2H),8.11−8.07(d,J=0.9,1H),7.82−7.69(m,2H),7.60(s,1H),7.59−7.52(m,1H),7.47−7.36(m,2H),5.95−5.88(d,J=0.9,1H)。
(実施例562)
5−[3−フルオロ−2’,4’−ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
1−((2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−4−メチルピペラジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H10F7N3の質量計算値401.08;m/z実測値402.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.43−8.39(m,1H),8.11−8.07(m,2H),8.04−8.00(d,J=8.2,1H),7.99−7.93(m,1H),7.71−7.65(d,J=8.0,1H),7.29−7.25(d,J=8.2,1H),7.25−7.20(d,J=11.6,1H)。
(実施例563)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−カルボニトリル
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H10F4N4の質量計算値358.08;m/z実測値359.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.45(s,1H),8.23(s,1H),8.11−8.08(m,1H),8.08−8.03(m,2H),7.91−7.84(d,J=8.2,1H),7.58−7.49(m,2H)。
中間体HW
4’−アセチル−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸及び1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.19(dd,J=7.9,1.3,1H),7.95(m,1H),7.63−7.57(m,1H),7.57−7.52(m,1H),7.38−7.30(m,2H),7.28(dd,J=7.5,1.3,1H),2.70(d,J=4.9,3H),1.05(m,9H)。
中間体HX
4’−アセチル−N,N−ジエチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
(4−アセチル−3−フルオロフェニル)ボロン酸及び2−ブロモ−N,N−ジエチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H20FNO3Sの質量計算値349.11;m/z実測値350.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.05(dd,J=7.9,1.2,1H),7.92(m,1H),7.61−7.56(m,1H),7.55−7.49(m,1H),7.29−7.27(m,2H),7.25−7.24(m,1H),2.95(q,J=7.1,4H),2.69(d,J=4.9,3H),1.01(t,J=7.1,6H)。
中間体HY
1−[3−フルオロ−2’−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]エタノン
(4−アセチル−3−フルオロフェニル)ボロン酸及び1−(2−ブロモ−フェニルスルホニル)ピロリジンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18FNO3Sの質量計算値347.10;m/z実測値348.0[M+H]+.1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.10(dd,J=7.9,1.3,1H),7.95−7.89(m,1H),7.63−7.58(m,1H),7.58−7.51(m,1H),7.30−7.27(m,2H),7.26−7.25(m,1H),2.98−2.90(m,4H),2.69(d,J=4.9,3H),1.76−1.67(m,4H)。
(実施例564)
5−{5−[2−(ピリミジン−2−イルオキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ピリミジン及び5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H13F3N6Oの質量計算値410.11;m/z実測値411.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.98(s,2H),8.73(d,J=2.3,1H),8.50(d,J=4.8,2H),8.04(dd,J=8.3,2.4,1H),7.85(d,J=8.4,1H),7.81−7.72(m,2H),7.66(d,J=1.7,1H),7.13(t,J=4.8,1H)。
(実施例565)
4−{2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ}ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ピリミジン−2−アミン及び5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14F3N7Oの質量計算値425.12;m/z実測値426.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.89(s,2H),8.67(dd,J=2.3,0.8,1H),7.99(d,J=5.6,1H),7.95(dd,J=8.3,2.3,1H),7.81(dd,J=8.2,0.9,1H),7.76−7.69(m,2H),7.59(s,1H),6.18(d,J=5.8,1H)。
(実施例566)
5−{5−[2−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]ピリジン−2−イル}ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン及び5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H14N6Oの質量計算値342.12;m/z実測値343.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.97(s,2H),8.70(dd,J=2.3,0.8,1H),8.48(d,J=4.8,2H),8.06(dd,J=8.3,2.3,1H),7.85(dd,J=8.3,0.9,1H),7.58(dd,J=7.6,1.8,1H),7.56−7.50(m,1H),7.48−7.41(m,1H),7.30(dd,J=8.0,1.2,1H),7.10(t,J=4.8,1H)。
(実施例567)
4−{2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]フェノキシ}ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−2−アミン及び5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H15N7Oの質量計算値357.13;m/z実測値358.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.91(s,2H),8.68−8.59(m,1H),8.03(dd,J=6.9,0.9,1H),7.97−7.89(m,1H),7.83(d,J=8.3,1H),7.60−7.53(m,2H),7.52−7.44(m,1H),7.35(d,J=7.9,1H),6.53(dd,J=6.9,0.9,1H)。
(実施例568)
5−(5−{2−[(4−アミノピリミジン−2−イル)オキシ]フェニル}ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミン及び5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H15N7Oの質量計算値357.13;m/z実測値358.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.86(s,2H),8.64(dd,J=2.3,0.8,1H),7.95(dd,J=8.3,2.3,1H),7.78−7.72(m,2H),7.53−7.45(m,2H),7.38(m,1H),7.23(dd,J=8.1,1.2,1H),6.11(d,J=5.9,1H)。
(実施例569)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−メチルビフェニル−2−スルホンアミド
工程Aにおいて(4−ブロモ−2−メチルフェニル)ボロン酸を使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H24N4O2Sの質量計算値396.16;m/z実測値397.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.21−8.17(dd,J=8.0,1.3,1H),8.13−8.07(m,2H),7.61−7.54(m,1H),7.52−7.47(m,1H),7.47−7.39(m,3H),7.36−7.31(dd,J=7.5,1.4,1H),4.82(s,2H),4.16−4.09(m,1H),2.41(s,3H),1.05(s,9H)。
(実施例570)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−メトキシビフェニル−2−スルホンアミド
工程Aにおいて(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)ボロン酸を使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H24N4O3Sの質量計算値412.16;m/z実測値413.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.51−8.45(d,J=1.6,1H),8.21−8.16(d,J=1.5,1H),8.16−8.11(dd,J=8.0,1.3,1H),7.84−7.78(d,J=7.9,1H),7.67−7.61(m,1H),7.58−7.54(m,1H),7.45−7.38(dd,J=7.6,1.4,1H),7.32−7.25(d,J=1.6,1H),7.15−7.09(dd,J=7.9,1.6,1H),3.92(s,3H),1.04(s,9H)。
(実施例571)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチルビフェニル−2−スルホンアミド
工程A:5−(4−ブロモフェニル)ピラジン−2−アミン
(4−ブロモフェニル)ボロン酸(100mg、0.498mmol)及び5−ブロモピラジン−2−アミン(173mg、0.996mmol)を、攪拌子を備えた5mLの密封可能な容器に加えた。この容器に、トルエン(1.5mL)、エタノール(1.5mL)及びK2CO3(0.7mL、2M)を加えた。溶媒をアルゴンで10分間パージした後、Pd(PPh3)4(17mg、0.004mmol)を加え、容器を密封し、混合物を50℃で15時間攪拌した。反応液を室温に冷却してから酢酸エチル(50mL)及び水(50mL)で希釈し、各層を分離した。水層を酢酸エチル(3×50mL)で更に抽出した。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗物質をFCCにより精製して5−(4−ブロモフェニル)ピラジン−2−アミンを得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.52−8.31(d,J=1.5,1H),8.08−7.95(d,J=1.6,1H),7.86−7.71(d,J=8.4,2H),7.63−7.49(d,J=8.6,2H),4.70(s,2H)。
工程B:4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチルビフェニル−2−スルホンアミド
攪拌子を備えた5mLの密封可能な容器に、5−(4−ブロモフェニル)ピラジン−2−アミン(40mg、0.16mmol)、(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)−ボロン酸(62mg、0.24mmol)、K2CO3(66mg、0.48mmol)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(12mg、0.016mmol)を加えた。次いで容器を密封し、脱気し、アルゴンで再び満たし、アルゴンでパージしたDMSO(0.64mL)を加えた。容器を70℃に15時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(2mL)及び水(2mL)で希釈し、各層を分離し、水層を酢酸エチル(3x10mL)で更に抽出した。次いで加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C20H22N4O2Sの質量計算値382.15;m/z実測値383.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.48−8.39(d,J=1.5,1H),8.23−8.18(dd,J=8.0,1.4,1H),8.18−8.15(d,J=1.4,1H),7.99−7.95(d,J=8.4,1H),7.65−7.61(m,2H),7.61−7.55(m,1H),7.55−7.46(m,1H),7.38−7.31(dd,J=7.5,1.4,1H),3.70(s,1H),1.25(s,1H),1.03(s,9H)。
(実施例572)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N,N−ジメチルビフェニル−2−スルホンアミド
工程Bにおいて(2−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18N4O2Sの質量計算値354.12;m/z実測値355.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.60−8.32(d,J=1.5,1H),8.09−8.05(dd,J=8.0,1.4,1H),8.05−8.02(d,J=1.5,1H),7.95−7.86(m,2H),7.72−7.62(m,1H),7.61−7.53(m,1H),7.48−7.41(m,2H),7.41−7.35(dd,J=7.6,1.4,1H),2.40(s,6H)。
(実施例573)
5−[2’−(モルホリン−4−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(モルホリノスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20N4O3Sの質量計算値396.13;m/z実測値397.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.60−8.55(d,J=1.4,1H),8.05−8.00(dd,J=8.0,1.3,1H),8.00−7.94(m,3H),7.78−7.73(m,1H),7.69−7.62(m,1H),7.49−7.39(m,3H),6.61(s,2H),2.76−2.68(t,J=4.7,3H)。
(実施例574)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−2’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
工程Aにおいて(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)ボロン酸を使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.50−8.43(d,J=1.5,1H),8.18−8.12(dd,J=8.0,1.4,1H),8.05−8.02(d,J=1.5,1H),7.74−7.67(m,2H),7.66−7.61(m,1H),7.60−7.53(m,1H),7.47−7.39(m,1H),7.39−7.32(dd,J=7.5,1.5,1H),1.11(s,9H)。
(実施例575)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−2’−フルオロ−N,N−ジメチルビフェニル−2−スルホンアミド
工程Aにおいて(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)ボロン酸を使用し、工程Bにおいて(2−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例571で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.51−8.41(d,J=1.5,1H),8.10−8.06(dd,J=8.0,1.4,1H),8.06−8.02(d,J=1.5,1H),7.75−7.67(m,3H),7.67−7.59(m,1H),7.43−7.39(m,1H),7.39−7.34(m,1H),2.49(s,6H)。表題
(実施例576)
4’−(2−アミノ−1,3−オキサゾール−4−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
工程A:4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)オキサゾール−2−アミン.
2−ブロモ−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノン(53mg、0.18mmol)及び尿素(10.6mg、0.18mmol)のCH3CN溶液(0.7mL)を、80℃に18時間加熱した。混合物を室温に冷却してNaOH(2N)により塩基性とした。得られた溶液をEtOAcで抽出し、抽出液を乾燥し(Na2SO4)、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)オキサゾール−2−アミンを得た(37mg、82%)。MS(ESI):C9H6BrFN2Oの質量計算値255.96;m/z実測値257.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.78(m,1H),7.58(d,J=4.3,1H),7.36−7.32(m,1H),7.28(dd,J=10.5,1.9,1H),4.60(s,2H)。
工程B:
4−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)オキサゾール−2−アミン及び(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例427で述べた方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H20FN3O3Sの質量計算値389.12;m/z実測値、390.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.18(dd,J=7.9,1.4,1H),7.98(m,1H),7.66(d,J=4.2,1H),7.57(m,1H),7.54−7.48(m,1H),7.38−7.30(m,3H),4.63(s,2H),3.64(s,1H),1.03(s,9H)。
(実施例577)
4’−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
4’−アセチル−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド(100mg、0.29mmol)、ヨウ素(94.6mg、0.37mmol)、チオ尿素(44.01、0.57mmol)のEtOH溶液(1.1mL)を100℃に48時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、沈殿物を濾過により回収することにより表題化合物を得た。MS(ESI):C19H20FN3O2S2の質量計算値405.10;m/z実測値406.2[M+H]+.1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.71(s,2H),8.19(d,J=7.9,1H),7.94(m,1H),7.59(m,1H),7.54(dd,J=11.6,3.8,1H),7.44(dd,J=12.1,1.6,1H),7.38(dd,J=8.1,1.7,1H),7.33(dd,J=7.5,1.3,1H),6.96(d,J=1.3,1H),1.08(s,9H)。
(実施例578)
4’−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−N,N−ジエチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
4’−アセチル−N,N−ジエチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミドを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H20FN3O2S2の質量計算値405.10;m/z実測値406.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.64(s,2H),8.06(dd,J=7.9,1.2,1H),7.93(m,1H),7.59(td,J=7.5,1.4,1H),7.52(m,1H),7.39−7.28(m,3H),6.95(d,J=1.1,1H),2.97(q,J=7.2,4H),1.02(t,J=7.1,6H)。
(実施例579)
4−[3−フルオロ−2’−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]−1,3−チアゾール−2−アミン
1−[3−フルオロ−2’−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]エタノンを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H18FN3O2S2の質量計算値403.08;m/z実測値404.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.11(d,J=6.7,1H),7.91(m,1H),7.61(td,J=7.5,1.4,1H),7.54(m,1H),7.41−7.28(m,3H),6.94(d,J=1.2,1H),2.95(t,J=6.7,4H),1.85−1.64(m,4H)。
(実施例580)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(8−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
3−フルオロピリジン−2−アミンを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H21F2N3O2Sの質量計算値441.13;m/z実測値442.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.60−8.51(m,1H),8.51−8.45(m,2H),8.20(d,J=6.6,1H),7.68−7.53(m,3H),7.53−7.48(m,2H),7.38(d,J=7.6,2H),1.16−1.08(m,9H)。
(実施例581)
4’−(5−アミノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
ピリジン−2,3−ジアミンを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4O2Sの質量計算値438.15;m/z実測値、439.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.19−8.11(m,2H),7.99−7.95(m,1H),7.61(dd,J=8.1,6.8,1H),7.55(m,1H),7.38−7.32(m,3H),7.20−7.12(m,2H),6.36(d,J=8.5,1H),1.13(s,9H)。
(実施例582)
2−[2’−(tert−ブチルスルファモイル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド
6−アミノニコチンアミドを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H23FN4O3Sの質量計算値466.15;m/z実測値、467.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.91(s,1H),8.24(d,J=6.5,1H),8.14−8.03(m,2H),7.93−7.84(m,2H),7.64−7.52(m,3H),7.49−7.42(m,1H),7.35(d,J=11.7,1H),6.49−6.40(m,1H),1.28−1.20(m,9H)。
(実施例583)
2−[2’−(tert−ブチルスルファモイル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド
6−アミノニコチンアミドを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H23FN4O3Sの質量計算値466.15;m/z実測値、467.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.91(s,1H),8.24(d,J=6.5,1H),8.14−8.03(m,2H),7.93−7.84(m,2H),7.64−7.52(m,3H),7.49−7.42(m,1H),7.35(d,J=11.7,1H),6.49−6.40(m,1H),1.28−1.20(m,9H)。
(実施例584)
N−tert−ブチル−4’−(5−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−アミノ−4−シアノピリジンを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21FN4O2Sの質量計算値448.14;m/z実測値、449.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.38−8.33(m,2H),8.32−8.25(m,2H),8.20(dd,J=8.0,1.2,1H),7.61(m,1H),7.54(td,J=7.8,1.4,1H),7.51−7.45(m,1H),7.42(dd,J=8.0,1.7,1H),7.35(dd,J=7.5,1.3,1H),7.16(dd,J=7.0,1.6,1H),1.07(s,9H)。
(実施例585)
N−tert−ブチル−4’−(6−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
2−アミノ−5−シアノピリジンを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21FN4O2Sの質量計算値448.14;m/z実測値、449.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.70(s,1H),8.28(m,1H),8.25−8.19(m,2H),8.14(d,J=9.4,1H),7.61(m,1H),7.58−7.52(m,2H),7.51−7.47(m,1H),7.43(dd,J=8.0,1.7,1H),7.35(dd,J=7.5,1.3,1H),1.07(s,9H)。
(実施例586)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−[6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]ビフェニル−2−スルホンアミド
2−アミノ−5−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21F4N3O2Sの質量計算値491,13;m/z実測値492,2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.68(s,1H),8.31(dd,J=16.6,8.7,2H),8.25(d,J=2.8,1H),8.20(dd,J=8.0,1.2,1H),7.72−7.66(m,1H),7.65−7.59(m,1H),7.59−7.49(m,2H),7.43(dd,J=8.0,1.7,1H),7.35(dd,J=7.5,1.2,1H),1.05(m,9H)。
(実施例587)
エチル2−[2’−(tert−ブチルスルファモイル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−カルボキシラート
2−アミノニコチン酸を使用し、実施例577で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。反応をEtOH中で行った結果、エチルエステルが生成された。MS(ESI):C26H26FN3O4Sの質量計算値495.16;m/z実測値、496.3[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.62−8.55(m,1H),8.36(d,J=6.5,1H),8.23−8.18(m,2H),8.01(d,J=7.3,1H),7.62−7.55(m,1H),7.55−7.49(m,1H),7.44−7.33(m,3H),6.91(m,1H),4.54(dd,J=14.2,7.1,2H),1.51(t,J=7.2,3H),1.03(s,9H)。
(実施例588)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(5−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
工程A:2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン。
2−ブロモ−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)エタノン(100mg、0.34mmol)及び2−アミノ−3−メトキシピリジン(42mg、0.34mmol)のEtOH溶液(0.8mL)を90℃に24時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈した。得られた沈殿物を濾過により回収して2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(35mg、32%)を得て、これを更に精製することなく使用した。
工程B:
2−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン及び2−(tert−ブチルアミノ)スルホニルフェニルボロン酸を使用し、実施例88で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H24FN3O3Sの質量計算値453.15;m/z実測値、454.4[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.58(m,1H),8.19(dd,J=8.0,1.4,1H),8.10(d,J=3.9,1H),7.81(dd,J=6.7,0.9,1H),7.60−7.55(m,1H),7.54−7.48(m,1H),7.43(dd,J=12.1,1.7,1H),7.38−7.32(m,2H),6.73(dd,J=7.6,6.7,1H),6.50(d,J=7.6,1H),4.07(s,3H),3.68(s,1H),1.02(s,9H)。
中間体HZ
5−(4−ブロモフェニル)ピラジン−2−アミン
5−ブロモピラジン−2−アミン(173mg、0.99mmol)及び(4−ブロモフェニル)ボロン酸(100mg、0.490mmol)を、密封可能な容器に加え、次いでトルエン(1.5mL)、エタノール(1.5mL)、及びK2CO3(0.7mL、2M)を加えた。次いで得られた混合物をアルゴンで10分間パージした後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg、0.15mmol)を加えて50℃に加熱した。反応の進行をLCMSにより監視した。反応が終了した時点で、反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトに通して濾過し、得られた濾液を乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.52−8.31(d,J=1.5,1H),8.08−7.95(d,J=1.6,1H),7.86−7.71(d,J=8.4,2H),7.63−7.49(d,J=8.6,2H),4.81−4.61(s,2H)。
中間体IA
5−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)ピラジン−2−アミン
(4−ブロモ−2−メチルフェニル)ボロン酸を使用し、中間体HZについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.01−7.97(m,2H),7.47(dd,J=1.9,0.9,1H),7.43−7.38(m,1H),7.23(d,J=8.2,1H),2.31(s,3H)。
中間体IB
5−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミン
(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)ボロン酸を使用し、中間体HZについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
(実施例589)
5−[2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(4−ブロモフェニル)ピラジン−2−アミン(51mg、0.20mmol)、(2−(メチルスルホニル)フェニル)ボロン酸(61mg、0.31mmol)、K2CO3(85mg、0.61mmol)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(15mg、0.020mmol)を、攪拌子が入れられた密封可能な容器に秤量して入れた。容器を密封し、脱気した後、再びアルゴンで満たし、脱酸素DMSO(0.8mL)を加えた。容器を、出発物質が消費されるまで70℃に3時間加熱した。容器を室温に冷却し、MeOH(1mL)で希釈し、シリンジフィルターで濾過し、濾液をHPLC精製にかけて表題化合物を得た。MS(ESI):C17H15N3O2Sの質量計算値325.39;m/z実測値326.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.32(dd,J=8.1,1.4,2H),8.26(dd,J=8.0,1.4,1H),8.00−7.90(m,2H),7.74−7.64(m,1H),7.64−7.56(m,3H),7.41(dd,J=7.5,1.4,1H),2.70(s,3H)。
(実施例590)
5−[3−メチル−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例589で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17N3O2Sについての質量計算値339.42;m/z実測値340.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.25(dd,J=8.0,1.4,1H),8.20(d,J=1.5,1H),8.11(d,J=1.6,1H),7.70−7.63(m,1H),7.60−7.54(m,1H),7.49−7.45(m,1H),7.43−7.36(m,3H),4.75(s,2H),2.71(s,3H),2.45(s,3H)。
(実施例591)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N,N,3’−トリメチルビフェニル−2−スルホンアミド
5−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)ピラジン−2−アミン及び(2−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例589で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H20N4O2Sの質量計算値368.46;m/z実測値369.1[M+H]+.1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.16(d,J=1.5,1H),8.12(dd,J=8.0,1.3,1H),8.10(d,J=1.5,1H),7.60−7.55(m,1H),7.52−7.47(m,1H),7.43(d,J=7.8,1H),7.35−7.29(m,3H),4.77(s,2H),2.44(s,3H),2.42(s,6H)。
(実施例592)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−ヒドロキシビフェニル−2−スルホンアミド
(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例589で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。カップリングの後、4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(48mg、0.12mmol)とDCM(2mL)とからなる溶液を、BBr3(0.14mL、1M DCM溶液)で−78℃で処理することによりtert−ブチル基及びメチル基を除去した。反応混合物を室温にまで昇温した。出発物質が消費された後、反応混合物を飽和NH4Cl(10mL)に注ぎ、DCM(3×10mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をHPLC精製にかけて表題化合物を得た。MS(ESI):C16H14N4O3Sの質量計算値342.38;m/z実測値343.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.71(s,1H),8.18(dd,J=7.9,1.4,1H),7.93(d,J=1.4,1H),7.80(d,J=8.2,1H),7.64−7.57(m,1H),7.57−7.48(m,1H),7.39(dd,J=7.6,1.3,1H),7.12(dd,J=8.1,1.9,1H),7.09−7.03(m,1H),4.38(s,2H)。
(実施例593)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)ビフェニル−2−イル]メタンスルホンアミド
(2−(メチルスルホンアミド)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例589で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H16N4O2Sの質量計算値340.41;m/z実測値341.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.38(d,J=1.4,1H),8.26(d,J=1.5,1H),8.03−7.94(m,2H),7.67(dd,J=8.2,1.1,1H),7.46(d,J=8.3,2H),7.45−7.40(m,1H),7.33−7.29(m,1H),7.26−7.23(m,1H),6.49(s,1H),2.93(s,3H)。
(実施例594)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
(2−スルファモイルフェニル)ボロン酸を使用し、実施例589で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H14N4O2Sの質量計算値326.38;m/z実測値327.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.40(d,J=1.5,1H),8.22(d,J=1.4,1H),8.13(dd,J=8.0,1.3,1H),7.93(d,J=8.3,2H),7.67−7.59(m,1H),7.59−7.50(m,3H),7.37(dd,J=7.6,1.4,1H)。
(実施例595)
N−tert−ブチル−3’−フルオロ−4’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)ビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモインドリン−2−オンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H23FN2O3Sの質量計算値438.52;m/z実測値、439.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.20(dd,J=7.9,1.4,1H),8.09(s,1H),7.63−7.56(m,1H),7.56−7.50(m,1H),7.50−7.41(m,3H),7.39−7.36(m,1H),7.35(dd,J=7.6,1.4,1H),7.32(dd,J=11.4,1.8,1H),6.97(d,J=7.9,1H),3.90(s,1H),3.61(s,2H),1.08(s,9H)。
(実施例596)
N−tert−ブチル−4’−(2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン−6−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
6−ブロモキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H22FN3O4Sの質量計算値467.52;m/z実測値、468.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.30−8.21(m,1H),8.14(dd,J=8.1,1.4,1H),7.97−7.88(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.62−7.52(m,2H),7.40(dd,J=7.6,1.4,1H),7.36(s,1H),7.35−7.32(m,1H),7.29(d,J=8.5,1H),1.08(s,9H)。
(実施例597)
4’−(3−アミノ−1H−インダゾール−5−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
5−ブロモ−1H−インダゾール−3−アミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4O2Sの質量計算値438.53;m/z実測値、439.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.15(dd,J=8.0,1.3,1H),8.11(s,1H),7.80(d,J=8.6,1H),7.69−7.63(m,1H),7.63−7.55(m,2H),7.49(dd,J=8.8,0.9,1H),7.40(dd,J=7.6,1.4,1H),7.37−7.35(m,1H),7.34(dd,J=6.0,1.6,1H),1.10(s,9H)。
(実施例598)
3−アミノ−6−[2’−(tert−ブチルスルファモイル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−カルボン酸
3−アミノ−6−ブロモピラジン−2−カルボン酸を使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O4Sの質量計算値444.49;m/z実測値、445.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.50(s,1H),8.13(dd,J=8.0,1.3,1H),7.89(s,1H),7.65(td,J=7.5,1.4,1H),7.56(td,J=7.8,1.4,1H),7.43(d,J=7.4,1H),7.37−7.22(m,2H),1.07(s,8H)。
中間体IC
2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アセトアミド
工程A:2−((2−ブロモフェニル)チオ)アセトアミド
20mLの容器に、攪拌子、2−クロロアセトアミド(783mg、8.37mmol)2−ブロモチオフェノール(1.00mL、8.32mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.5ml、8.7mmol)、及び乾燥THF(5mL)を加えた。反応混合物を4日間攪拌した後、濃縮し、粗生成物をFCCにかけて表題化合物を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 7.65(s,1H),7.60(dd,J=7.9,1.4,1H),7.41−7.30(m,2H),7.25(s,1H),7.13−7.06(m,1H),3.69(s,2H)。
工程B:2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アセトアミド
40mLの容器に、2−((2−ブロモフェニル)チオ)アセトアミド(1.00g、4.06mmol)、オキソン(7.51g、12.2mmol)、メタノール(12mL)及び水(15mL)を加えた。反応混合物を21時間攪拌した時点で酢酸エチル(25mL)で希釈し、Na2S2O3水溶液(25mL)で洗浄した。有機層と水層とを分離し、水相を酢酸エチル(3×25mL)で更に抽出した。加え合わせた有機抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにかけて表題化合物を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.04−7.95(m,1H),7.93−7.87(m,1H),7.72(s,1H),7.68−7.60(m,2H),7.39(s,1H),4.41(s,2H)。
中間体ID
2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N,N−ジエチルアセトアミド
工程Aにおいて2−クロロ−N,N−ジエチルアセトアミドを使用し、2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アセトアミドについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.01−7.97(m,1H),7.91−7.87(m,1H),7.66−7.60(m,2H),4.75(s,2H),3.47−3.39(q,J=7.1,2H),3.25−3.14(q,J=7.0,2H),1.18−1.09(t,J=7.1,3H),0.99−0.87(t,J=7.0,3H)。
中間体IE
2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−1−モルホリノエタノン
工程Aにおいて2−クロロ−1−モルホリノエタノンを使用し、2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アセトアミドについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.06−8.01(m,1H),7.93−7.88(m,1H),7.68−7.60(m,2H),4.84(s,2H),3.63−3.55(m,4H),3.53−3.48(dd,J=5.6,4.0,2H),3.42−3.37(d,J=5.2,2H)。
(実施例599)
2−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}アセトアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アセトアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15FN4O3Sの質量計算値386.41;m/z実測値387.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.55(d,J=1.4,2H),8.15(dd,J=7.9,1.2,1H),7.80−7.72(m,1H),7.69−7.61(m,1H),7.59−7.53(m,1H),7.43(dd,J=7.5,1.3,1H),7.39−7.30(m,2H)。
(実施例600)
2−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−N,N−ジエチルアセトアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N,N−ジエチルアセトアミドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4O3Sの質量計算値442.52;m/z実測値、443.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.55(d,J=1.4,2H),8.13(dd,J=8.0,1.3,1H),7.81−7.73(m,1H),7.71−7.63(m,1H),7.62−7.55(m,1H),7.44(dd,J=7.6,1.3,1H),7.39(dd,J=4.5,1.7,1H),7.37(dd,J=8.0,1.3,1H),3.29−3.27(m,4H),1.07(t,J=7.2,3H),1.04(t,J=7.2,3H)。
(実施例601)
5−{3−フルオロ−2’−[(2−モルホリン−4−イル−2−オキソエチル)スルホニル]ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−1−モルホリノエタノンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O4Sの質量計算値456.5;m/z実測値、457.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.55(d,J=1.4,2H),8.15(dd,J=7.7,1.3,1H),7.83−7.72(m,1H),7.72−7.63(m,1H),7.58(dd,J=8.5,7.7,1H),7.45(dd,J=7.2,1.2,1H),7.42−7.31(m,2H),3.67−3.55(m,4H),3.48(t,J=4.8,2H),3.39(t,J=4.8,2H)。
(実施例602)
5,5’−(3,3”−ジフルオロ−1,1’:2’,1”−テルフェニル−4,4”−ジイル)ジピラジン−2−アミン
1−ブロモ−2−ヨードベンゼンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C26H18F2N6の質量計算値452.47;m/z実測値453.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.35−8.30(m,2H),8.02(d,J=1.6,2H),7.78−7.70(m,2H),7.49(s,4H),7.07(dd,J=8.1,1.7,2H),7.04(dd,J=12.4,1.7,2H)。
(実施例603)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−カルボン酸.
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)安息香酸を使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H11F4N3O2の質量計算値:377.3;m/z実測値:378.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.39(s,1H),8.13(s,1H),8.10(s,1H),8.00−7.84(m,2H),7.65(d,J=8.0,1H),7.28(d,J=8.1,1H),7.24(d,J=12.6,1H)。
(実施例604)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−カルバルデヒド.
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H11F4N3Oの質量計算値361.3;m/z実測値362.1[M+H]+表題化合物は、アルデヒド又は水和物として存在しうる(gem−ジオール)。水和物:1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.39(s,1H),8.15(d,J=1.5,1H),8.10−8.02(m,2H),7.70(d,J=7.7,1H),7.49(d,J=8.0,1H),7.36−7.27(m,2H),5.47(s,1H).アルデヒド:1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 10.04(s,1H),8.43(s,1H),8.39(s,1H),8.26(s,1H),8.02−7.94(m,2H),7.77(d,J=8.2,1H),7.44−7.36(m,2H)。
中間体IF
4−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)モルホリン
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(266mg、1.05mmol)及びモルホリン(0.10mL、1.2mmol)をDCM(2mL)に溶解し、20分間攪拌してからNaBH4(79mg、2.1mmol)で処理した。反応液を室温で一晩攪拌した後、水(10mL)をゆっくり加えて反応を停止させた。水層をDCM(3×10mL)で更に抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.77(s,1H),7.67(d,J=8.3,1H),7.37(d,J=8.3,1H),3.80−3.69(m,4H),3.63(d,J=1.7,2H),2.59−2.49(m,4H)。
中間体IG
tert−ブチル(1−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)カルバメート
tert−ブチルピペリジン−4−イルカルバメートを使用し、中間体IFで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.82(s,1H),7.71−7.59(m,1H),7.41(d,J=8.3,1H),4.80(s,2H),4.44(s,1H),3.52(s,1H),3.14−2.89(m,2H),2.65(t,J=12.0,2H),1.93(d,J=12.0,2H),1.45(s,9H),1.36−1.16(m,2H)。
(実施例605)
5−[3−フルオロ−2’−(モルホリン−4−イルメチル)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
4−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)モルホリンを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20F4N4Oの質量計算値432.42;m/z実測値433.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,MeOD)δ 8.43(s,1H),8.21−8.11(m,2H),8.11−8.04(m,1H),7.90(dd,J=8.2,1.8,1H),7.67(d,J=8.1,1H),7.40−7.27(m,2H),4.54(s,2H),3.78(s,4H),3.07(s,4H)。
(実施例606)
5−{2’−[(4−アミノピペリジン−1−イル)メチル]−3−フルオロ−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
tert−ブチル(1−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペリジン−4−イル)カルバメートを使用し、実施例6で述べたのと同様の条件を用い、次いでBoc基を除去することにより表題化合物を調製した。
Boc基の除去:tert−ブチル(1−((4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)−[1、1’−ビフェニル]−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(83mg、0.15mmol)をDCM(2.4mL)に加えて攪拌した溶液に、室温でTFA(0.64mL、8.4mmol)を加えた。LCMSによって監視される反応が終了した時点で攪拌子を取り出し、反応混合物を乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C23H23F4N5の質量計算値445.47;m/z実測値446.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.44−8.40(m,1H),8.13(d,J=1.5,1H),8.10−8.08(m,1H),8.08−8.03(m,1H),7.87(d,J=8.2,1H),7.65(d,J=8.1,1H),7.35(dd,J=11.8,1.7,1H),7.31(dd,J=8.0,1.7,1H),4.41(s,2H),3.42−3.35(m,2H),3.29−3.26(m,1H),2.82−2.69(m,2H),2.14−2.06(m,2H),1.87−1.72(m,2H)。
(実施例607)
2−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]メチル}アミノ)エタノール
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−カルボン酸及びエタノールアミンを使用し、中間体IFで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18F4N4Oの質量計算値406.39;m/z実測値407.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.41(s,1H),8.18(s,1H),8.12−8.01(m,2H),7.86(dd,J=8.1,1.7,1H),7.65(d,J=8.1,1H),7.34(dd,J=3.5,1.6,1H),7.33−7.31(m,1H),4.38(s,2H),3.78−3.63(m,2H),3.09−3.00(m,2H)。
中間体IH
2−(2−ブロモフェノキシ)−4,6−ジメチルピリミジン
2−クロロ−4,6−ジメチルピリミジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 7.72(dd,J=8.0,1.4,1H),7.48−7.41(m,1H),7.31(dd,J=8.0,1.6,1H),7.25−7.19(m,1H),7.02(s,1H),2.32(s,6H)。
中間体ZZ
2−(2−ブロモフェノキシ)−6−メチルピリミジン−4−アミン
2−クロロ−6−メチルピリミジン−4−アミンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 7.63(dd,J=8.0,1.6,1H),7.40−7.34(m,1H),7.21(dd,J=8.0,1.6,1H),7.15−7.09(m,1H),6.83(s,2H),5.99(s,1H),2.07(s,3H)。
中間体II
2−(2−ブロモフェノキシ)−4−(トリフルオロメチル)ピリミジン
2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.03(d,J=4.9,1H),7.86−7.73(m,2H),7.55−7.42(m,2H),7.32−7.24(m,1H)。
中間体IJ
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−5−アミン
2−クロロピリミジン−5−アミンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ d 7.98−7.94(m,2H),7.71−7.66(m,1H),7.45−7.37(m,1H),7.24−7.20(m,1H),7.17−7.12(m,1H),5.22(s,2H)。
中間体IK
6−(2−ブロモフェノキシ)−2−メチルピリミジン−4−アミン
6−クロロ−2−メチルピリミジン−4−アミンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 7.64(dd,J=8.3,1.5,1H),7.47−7.33(m,1H),7.17(ddd,J=7.2,3.8,1.3,2H),6.54(s,2H),5.46(s,1H),2.14(s,3H)。
中間体IL
4−(2−ブロモフェノキシ)−6−シクロプロピルピリミジン
4−クロロ−6−シクロプロピルピリミジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.48(s,1H),7.81−7.64(m,1H),7.47−7.41(m,1H),7.36−7.28(m,1H),7.26−7.21(m,1H),7.14−7.09(m,1H),2.16−2.08(m,1H),1.06−0.99(m,4H)。
中間体IM
6−(2−ブロモフェノキシ)ピコリノニトリル
6−クロロピコリノニトリルを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.13(dd,J=8.5,7.3,1H),7.82(dd,J=7.3,0.7,1H),7.77(dd,J=8.0,1.5,1H),7.53−7.47(m,2H),7.38(dd,J=8.1,1.6,1H),7.32−7.25(m,1H)。
中間体IN
6−(2−ブロモフェノキシ)ニコチノニトリル
6−クロロニコチノニトリルを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.71−8.56(m,1H),8.39−8.34(m,1H),7.78−7.74(m,1H),7.51−7.46(m,1H),7.39−7.33(m,2H),7.30−7.24(m,1H)。
中間体IO
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.60(d,J=5.7,1H),7.80(dd,J=8.0,1.5,1H),7.55−7.48(m,1H),7.43−7.36(m,2H),7.31(m 1H),7.03(dd,J=5.7,2.4,1H)。
中間体IP
2−(2−ブロモフェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン
2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.18−8.12(m,1H),7.80−7.74(m,1H),7.65(d,J=7.4,1H),7.51−7.46(m,1H),7.40−7.35(m,2H),7.29−7.24(m,1H)。
中間体IQ
4−(2−ブロモフェノキシ)ピリジン−2−アミン
4−クロロピリジン−2−アミンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.14(s,1H),7.82−7.72(m,2H),7.50−7.41(m,1H),7.29−7.18(m,2H),6.11(dd,J=5.9,2.3,1H),6.02(s,2H),5.73(d,J=2.3,1H)。
中間体IR
6−(2−ブロモフェノキシ)ピリジン−3−アミン
6−クロロピリジン−3−アミンを使用して中間体HIについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 7.63(dd,J=8.0,1.6,1H),7.40−7.34(m,1H),7.21(dd,J=8.0,1.6,1H),7.15−7.09(m,1H),6.83(s,2H),5.99(s,1H),2.07(s,3H)。
(実施例608)
5−{2’−[(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−4,6−ジメチルピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18FN5Oの質量計算値387.15;m/z実測値388.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.28(s,1H),7.96(s,1H),7.78(m,1H),7.50(d,J=7.6,1H),7.42(m 1H),7.35−7.23(m,3H),7.19(d,J=7.8,1H),6.88(s,1H),6.66(s,2H),2.22(s,6H)。
(実施例609)
5−{2’−[(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−4,6−ジメチルピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18FN5Oの質量計算値387.15;m/z実測値388.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ d 8.40(s,2H),7.52−7.46(m,2H),7.44−7.39(m,1H),7.35−7.25(m,3H),7.18(d,J=8.0,1H),6.90(s,1H),6.85(s,2H),2.24(s,6H)。
(実施例610)
5−(3−フルオロ−2’−{[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル]オキシ}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14F4N4Oの質量計算値426.11;m/z実測値426.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.51(d,J=5.7,1H),8.30−8.25(m,1H),7.96(d,J=1.5,1H),7.81(m,1H),7.64(dd,J=7.6,1.8,1H),7.50(m,2H),7.39−7.29(m,4H),7.04(dd,J=5.7,2.4,1H),6.68(s,2H)。
(実施例611)
5−(3−フルオロ−2’−{[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル]オキシ}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14F4N4Oの質量計算値426.11;m/z実測値426.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.51(d,J=5.7,1H),8.38(d,J=1.5,2H),7.62(dd,J=7.6,1.8,1H),7.56−7.42(m,3H),7.38−7.30(m,4H),7.04(dd,J=5.6,2.4,1H),6.84(s,2H)。
(実施例612)
5−(3−フルオロ−2’−{[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]オキシ}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−4−(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H13F4N5Oの質量計算値427.11;m/z実測値428.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO):δ 8.91(d,J=4.9,1H),8.34−8.28(m,1H),8.00(d,J=1.4,1H),7.82(m,1H),7.67(d,J=4.9,1H),7.61−7.58(m,1H),7.55−7.50(m,1H),7.47−7.39(m,2H),7.34−7.29(m,2H),6.70(s,2H)。
(実施例613)
5−(3−フルオロ−2’−{[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]オキシ}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−4−(トリフルオロメチル)ピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H13F4N5Oの質量計算値427.11;m/z実測値428.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.93(d,J=4.9,1H),8.41(d,J=1.4,2H),7.69(d,J=4.9,1H),7.60−7.57(m,1H),7.55−7.50(m,2H),7.46−7.38(m,2H),7.35−7.29(m,2H),6.88(s,2H)。
(実施例614)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリミジン−5−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−5−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Oの質量計算値374.13;m/z実測値375.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35−8.31(m,1H),8.01(m,1H),7.92−7.89(m,2H),7.83(m,1H),7.53(dd,J=7.6,1.7,1H),7.44−7.26(m,4H),7.13(dd,J=8.1,1.2,1H),6.68(s,2H),5.16(s,2H)。
(実施例615)
5−{2’−[(5−アミノピリミジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−5−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Oの質量計算値374.13;m/z実測値374.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.45(d,J=1.5,2H),7.95−7.90(m,2H),7.57−7.50(m,2H),7.44−7.39(m,1H),7.38−7.37(m,1H),7.36−7.34(m,1H),7.33−7.28(m,1H),7.11(dd,J=8.1,1.2,1H),6.86(s,2H),5.19(s,2H)。
(実施例616)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}−6−メチルピリミジン−4−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−6−メチルピリミジン−4−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6Oの質量計算値388.15;m/z実測値389.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.31(s,1H),7.98(s,1H),7.82(m,1H),7.47(d,J=7.6,1H),7.42−7.25(m,4H),7.13(d,J=8.0,1H),6.80(s,2H),6.66(s,2H),5.92(s,1H),2.03(s,3H)。
(実施例617)
5−{2’−[(4−アミノ−6−メチルピリミジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−6−メチルピリミジン−4−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6Oの質量計算値388.15;m/z実測値389.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.43(d,J=1.2,2H),7.53(t,J=8.2,1H),7.49−7.44(m,1H),7.41−7.36(m,1H),7.34(s,1H),7.33−7.30(m,1H),7.29−7.25(m,1H),7.12(d,J=8.0,1H),6.85(s,2H),6.82(s,2H),5.94(s,1H),2.04(s,3H)。
(実施例618)
6−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリジン−2−カルボニトリル
6−(2−ブロモフェノキシ)ピコリノニトリル及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14FN5Oの質量計算値383.12;m/z実測値383.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40(d,J=1.4,2H),7.99(dd,J=8.5,7.4,1H),7.71−7.67(m,1H),7.56(dd,J=7.6,1.7,1H),7.55−7.46(m,2H),7.42−7.37(m,1H),7.35−7.25(m,4H),6.85(s,2H)。
(実施例619)
6−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリジン−2−カルボニトリル
6−(2−ブロモフェノキシ)ピコリノニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14FN5Oの質量計算値383.12;m/z実測値383.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.30−8.27(m,1H),8.00−7.94(m,2H),7.83−7.77(m,1H),7.68−7.64(m,1H),7.57(dd,J=7.6,1.7,1H),7.52−7.45(m,1H),7.43−7.36(m,1H),7.34−7.32(m,1H),7.32−7.27(m,3H),6.67(s,2H)。
(実施例620)
5−{2’−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
6−(2−ブロモフェノキシ)ピリジン−3−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.14;m/z実測値373.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.31(s,1H),7.98(d,J=1.2,1H),7.83(m,1H),7.51−7.45(m,2H),7.42−7.31(m,3H),7.23−7.18(m,1H),7.03−6.99(m,1H),6.94−6.90(m,1H),6.71(d,J=8.6,1H),6.66(s,2H),5.01(s,2H)。
(実施例621)
5−{2’−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
6−(2−ブロモフェノキシ)ピリジン−3−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.14;m/z実測値373.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.44(s,2H),7.53(m,1H),7.50−7.45(m,2H),7.44−7.38(m,2H),7.36−7.30(m,1H),7.20(t,J=7.4,1H),7.06−7.00(m,1H),6.91(d,J=8.0,1H),6.85(s,2H),6.72(d,J=8.6,1H),5.03(s,2H)。
(実施例622)
5−{2’−[(6−アミノ−2−メチルピリミジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
6−(2−ブロモフェノキシ)−2−メチルピリミジン−4−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6Oの質量計算値388.14;m/z実測値389.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.45(d,J=1.4,2H),7.54(dd,J=7.6,1.7,1H),7.50−7.42(m,2H),7.42−7.29(m,3H),7.20(dd,J=8.0,1.2,1H),5.43−5.31(m,1H),2.25(s,3H)。
(実施例623)
6−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}−2−メチルピリミジン−4−アミン
6−(2−ブロモフェノキシ)−2−メチルピリミジン−4−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6Oの質量計算値388.14;m/z実測値389.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.31(dd,J=2.1,1.6,1H),8.02(d,J=1.5,1H),7.81(m,1H),7.55(dd,J=7.5,1.8,1H),7.49−7.44(m,1H),7.42−7.33(m,3H),7.30(dd,J=12.6,1.7,1H),7.21(dd,J=8.0,1.2,1H),5.39(s,1H),2.25(s,3H)。
(実施例624)
5−(3−フルオロ−2’−{[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14F4N4Oの質量計算値426.11;m/z実測値427.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42(s,2H),8.04(m,1H),7.59−7.48(m,4H),7.41(m,1H),7.35−7.24(m,4H),6.89(s,2H)。
(実施例625)
5−(3−フルオロ−2’−{[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14F4N4Oの質量計算値426.11;m/z実測値427.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.33−8.27(m,1H),8.05−7.98(m,2H),7.81(m,1H),7.62−7.56(m,1H),7.54−7.47(m,2H),7.44−7.38(m,1H),7.35−7.23(m,4H),6.70(s,2H)。
(実施例626)
6−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリジン−3−カルボニトリル
6−(2−ブロモフェノキシ)ニコチノニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14FN5Oの質量計算値383.12;m/z実測値384.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.57(dd,J=2.3,0.8,1H),8.34−8.31(m,1H),8.24(dd,J=8.8,2.3,1H),7.99(d,J=1.4,1H),7.83(m,1H),7.60(dd,J=7.6,1.6,1H),7.53−7.47(m,1H),7.45−7.40(m,1H),7.35−7.28(m,3H),7.19(dd,J=8.6,0.6,1H),6.70(s,2H)。
(実施例627)
6−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ピリジン−3−カルボニトリル
6−(2−ブロモフェノキシ)ニコチノニトリル及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H14FN5Oの質量計算値383.12;m/z実測値384.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.60(dd,J=2.3,0.8,1H),8.44(d,J=1.6,2H),8.26(dd,J=8.6,2.3,1H),7.59(dd,J=7.6,1.8,1H),7.56−7.48(m,2H),7.45−7.39(m,1H),7.36−7.27(m,3H),7.21(dd,J=8.7,0.7,1H),6.89(s,2H)。
(実施例628)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}エタノール
2−(2−ブロモフェノキシ)エタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3O2,325.12;m/z実測値326.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35(s,1H),8.00(d,J=1.2,1H),7.86(m,1H),7.55−7.45(m,2H),7.40−7.36(m,1H),7.35−7.29(m,1H),7.11(d,J=8.2,1H),7.02(m,1H),6.66(s,2H),4.81(s,1H),4.04(t,J=5.0,2H),3.73−3.63(m,2H)。
(実施例629)
2−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}エタノール
2−(2−ブロモフェノキシ)エタノール及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3O2の質量計算値:325.12;m/z実測値:326.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.48(d,J=1.0,2H),7.57−7.51(m,2H),7.48−7.44(m,1H),7.38−7.30(m,2H),7.12(d,J=8.4,1H),7.02(m,1H),6.90(s,2H),4.05(t,J=5.0,2H),3.68(t,J=5.0,2H)。
(実施例630)
5−[3−フルオロ−2’−(ピペリジン−4−イルオキシ)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)ピペリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36(s,1H),8.29(s,1H),8.01(s,1H),7.89(m,1H),7.46−7.31(m,4H),7.19(d,J=8.2,1H),7.05(m,1H),6.68(s,2H),4.68−4.59(m,1H),2.97−2.87(m,4H),2.07−1.93(m,2H),1.82−1.54(m,2H)。
(実施例631)
5−[3−フルオロ−2’−(ピペリジン−4−イルオキシ)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)ピペリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.48(s,2H),8.29(s,1H),7.56(m,1H),7.46−7.31(m,4H),7.20(d,J=8.4,1H),7.05(m,1H),6.86(s,2H),4.62−4.66(m,1H),2.91−2.93(m,4H),2.07−1.96(m,2H),1.77−1.65(m,2H)。
(実施例632)
5−{3−フルオロ−2’−[(3R)−ピペリジン−3−イルオキシ]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
(R)−3−(2−ブロモフェノキシ)ピペリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38(dd,J=2.1,1.6,1H),8.08(d,J=1.5,1H),7.94−7.90(m,1H),7.48−7.37(m,4H),7.23−7.13(m,2H),4.52−4.40(m,1H),3.30−3.24(m,2H),3.20−3.06(m,2H),2.01−1.69(m,4H)。
(実施例633)
5−{3−フルオロ−2’−[(3R)−ピペリジン−3−イルオキシ]ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
(R)−3−(2−ブロモフェノキシ)ピペリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.48−8.45(m,2H),7.60−7.48(m,2H),7.46−7.34(m,3H),7.23(d,J=8.0,1H),7.13−7.06(m,1H),6.87(s,2H),4.68−4.56(m,1H),3.35−3.30(m,1H),3.11−2.99(m,2H),2.98−2.89(m,1H),2.03−1.93(m,1H),1.88−1.77(m,1H),1.72−1.58(m,2H)。
(実施例634)
5−{3−フルオロ−2’−[(3S)−ピペリジン−3−イルオキシ]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
(S)−3−(2−ブロモフェノキシ)ピペリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.02(s,1H),7.91−7.87(m,1H),7.52−7.45(m,2H),7.42(d,J=7.4,1H),7.36(d,J=7.1,1H),7.22(d,J=8.3,1H),7.12−7.08(m,1H),6.69(s,2H),4.57(br m,1H),3.09−3.04(m,3H),2.98−2.92(m,1H),2.02−1.90(m,1H),1.87−1.75(m,1H),1.70−1.58(m,2H)。
(実施例635)
5−{3−フルオロ−2’−[(3S)−ピペリジン−3−イルオキシ]ビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
(S)−3−(2−ブロモフェノキシ)ピペリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4Oの質量計算値364.17;m/z実測値365.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.48(s,2H),7.59−7.48(m,2H),7.44(d,J=8.1,1H),7.40−7.35(m,2H),7.24(d,J=8.3,1H),7.11−7.07(m,1H),6.87(s,2H),4.73−4.53(m,1H),3.38−3.30(m,1H),3.12−2.86(m,3H),2.04−1.94(m,1H),1.80−1.71(m,2H),1.65−1.54(m,1H)。
(実施例636)
5−{2’−[(6−シクロプロピルピリミジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)−6−シクロプロピルピリミジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H18FN5Oの質量計算値399.15;m/z実測値399.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.43(s,1H),8.30(s,1H),7.97(s,1H),7.81(m,1H),7.58−7.54(m,1H),7.49−7.43(m,1H),7.41−7.35(m,1H),7.33−7.23(m,3H),6.98(s,1H),6.68(s,2H),2.09−2.01(m,1H),1.02−0.89(m,4H)。
(実施例637)
5−{2’−[(6−シクロプロピルピリミジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)−6−シクロプロピルピリミジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H18FN5Oの質量計算値399.15;m/z実測値399.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.45(s,1H),8.42(s,2H),7.56−7.50(m,2H),7.48−7.43(m,1H),7.41−7.36(m,1H),7.33−7.23(m,3H),6.99(s,1H),6.86(s,2H),2.09−2.01(m,1H),1.02−0.92(m,4H)。
(実施例638)
5−{2’−[(2−アミノピリジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)ピリジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.13;m/z実測値374.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36−8.30(m,1H),7.99(d,J=1.4,1H),7.90−7.82(m,1H),7.76(d,J=6.5,1H),7.63(dd,J=7.7,1.7,1H),7.57−7.48(m,1H),7.46−7.40(m,1H),7.39−7.31(m,2H),7.27(d,J=8.0,1H),6.70(s,2H),6.55(s,2H),6.23(dd,J=6.4,2.2,1H),5.86(d,J=2.3,1H)。
(実施例639)
5−{2’−[(2−アミノピリジン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)ピリジン−2−アミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.13;m/z実測値374.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.44(s,2H),7.77(d,J=6.3,1H),7.65−7.48(m,3H),7.45−7.32(m,3H),7.25(d,J=8.0,1H),6.88(s,2H),6.52(s,2H),6.23(dd,J=6.3,2.2,1H),5.87(d,J=2.2,1H)。
(実施例640)
5−[2’−(2−アミノエトキシ)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)エタンアミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4Oの質量計算値324.14;m/z実測値325.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36(s,1H),8.31(s,1H),8.01(d,J=1.3,1H),7.90−7.86(m,1H),7.50−7.45(m,2H),7.41−7.33(m,2H),7.14(d,J=8.1,1H),7.08−7.05(m,1H),6.67(s,2H),4.10(t,J=5.4,2H),3.01(t,J=5.4,2H)。
(実施例641)
5−[2’−(2−アミノエトキシ)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
2−(2−ブロモフェノキシ)エタンアミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4Oの質量計算値324.14;m/z実測値325.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=0.9,2H),8.29(s,1H),7.58−7.54(m,1H),7.53−7.49(m,1H),7.45(dd,J=8.0,1.4,1H),7.39−7.34(m,2H),7.15(d,J=8.1,1H),7.09−7.05(m,1H),6.86(s,2H),4.13(t,J=5.4,2H),3.05(t,J=5.4,2H)。
(実施例642)
{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}アセトニトリル
2−(2−ブロモフェノキシ)アセトニトリルを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H13FN4Oの質量計算値320.11;m/z実測値320.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40−8.33(m,1H),8.01(d,J=1.4,1H),7.91−7.87(m,1H),7.45−7.39(m,3H),7.37(s,1H),7.30−7.24(m,1H),7.18−7.15(m,1H),6.68(s,2H),5.18(s,2H)。
(実施例643)
{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}アセトニトリル.
2−(2−ブロモフェノキシ)アセトニトリル及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H13FN4Oの質量計算値320.11;m/z実測値320.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.5,2H),7.60−7.56(m,1H),7.46−7.34(m,4H),7.26(d,J=8.0,1H),7.18−7.14(m,1H),6.87(s,2H),5.18(s,2H)。
(実施例644)
{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}酢酸.
2−(2−ブロモフェノキシ)酢酸及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H14FN3O3の質量計算値:339.10;m/z実測値:339.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(d,J=1.4,2H),7.71(d,J=13.3,1H),7.51(d,J=5.7,2H),7.29(dd,J=7.5,1.7,1H),7.25−7.17(m,1H),6.92−6.89(m,1H),6.88−6.80(m,3H),4.14(s,2H)。
中間体IS
3−ブロモ−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン
工程A:tert−ブチル4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシラート
2−ブロモフェノール(2.0g、10mmol)、tert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラート(2.09g、10.4mmol)、及び炭酸セシウム(6.8g、21mmol)をジメチルスルホキシド(10mL)に加えた懸濁液を130℃に一晩加熱した。次いで反応混合物を室温に冷却し、水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液を水(3×10 mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空下で除去し、残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た。
工程B:3−ブロモ−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン
tert−ブチル4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシラートのMeOH溶液(10mL)にHCl(2mL、1N)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌した後、NH4OHによりpHを約9に調整した。次いで混合物を乾燥状態にまで濃縮し、粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.17(dd,J=4.8,1.7,1H),8.06(dd,J=7.7,1.7,1H),6.98(dd,J=7.7,4.9,1H),5.31(m,1H),3.18−3.07(m,4H),2.22−2.05(m,2H),1.92(m,2H)。
中間体IT
4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン 1,1−ジオキシド
工程A:3−ブロモ−2−((テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ)ピリジン
還流冷却器を備えた100mLの反応管に、窒素下で、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−オール(1.04g、8.78mmol)をDMF(2mL)に加えた溶液を加えた。この混合物を0℃に冷却してから、NaH(0.540g、鉱物油中60%分散液13.5mmol)で処理した。添加が完了した時点で反応液を室温にまで昇温して30分間攪拌した後、3−ブロモ−2−クロロピリジン(1.3g、6.8mmol)を加え、130℃に10時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、H2Oで慎重に反応停止し、濃縮して溶媒を除去し、水(20mL)及びEtOAc(3×20mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗物質をFCCにより精製して表題化合物を得た。
工程B:4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
100mLの丸底フラスコに、3−ブロモ−2−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルオキシ)ピリジン(1.6g,5.8mmol)とDCM(25mL)とからなる溶液を窒素雰囲気下で加えた。この混合物を0℃に冷却し、m−CPBA(3.63g、14.6mmol、77%)を少量ずつ加えた。添加が完了した時点で、反応液を室温にまで昇温し、3時間攪拌した。H2O(10mL)を加えて反応を停止させ、有機層を単離した。水相をDCM(3×20mL)で抽出し、加え合わせた有機抽出液を飽和NaHCO3で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.17(dd,J=4.9,1.6,1H),8.07(dd,J=7.8,1.6,1H),6.99(dd,J=7.7,4.9,1H),5.43−5.36(m,1H),3.23−3.19(m,2H),3.15(dd,J=14.3,7.3,2H),2.31−2.25(m,4H)。
中間体IU
2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)エタノール
水素化ナトリウム(1.6g、42mmol)を冷却した(氷水浴で)エタン−1,2−ジオール(5mL)に加え、得られた混合物を室温で30分間攪拌した後、3−ブロモ−2−クロロピリジン(2.0g、100mmol)を加えた。次いで混合物をN2雰囲気下で130℃に一晩加熱した後、室温にまで冷却し、反応混合物をFCC精製にかけて表題化合物を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.05(dd,J=4.9,1.7,1H),7.82(dd,J=7.6,1.7,1H),6.80(dd,J=7.6,4.9,1H),4.54−4.50(m,2H),3.97(dd,J=8.8,5.5,2H),3.18(t,J=5.8,1H)。
中間体IV
trans−4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)シクロヘキサンアミン
還流冷却器を備えた冷却した(0℃)150mLの反応管に、窒素雰囲気下、trans−4−アミノシクロヘキサノール(2.0g、17mmol)、NaH(2.08g、鉱物油中60%分散液、52.1mmol)、及びDMF(25mL)を加えて無色の溶液を得た。1時間攪拌した後、3−ブロモ−2−クロロピリジン(3.34g、17.4mmol)を混合物に加え、得られた混合物を60℃に5時間加熱した。出発物質が消費された後、反応液を室温に冷却し、H2O(2mL)で反応停止した。反応混合物を乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.11(dd,J=4.8,1.6,1H),7.98(dd,J=7.7,1.6,1H),6.89(dd,J=7.7,4.8,1H),4.92(dd,J=9.4,5.2,1H),2.98(s,1H),2.05(m,2H),1.95(m,2H),1.53−1.38(m,4H)。
中間体IW
3−ブロモ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ピリジン
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを使用し、4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドの合成について工程Aで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.11(dd,J=4.8,1.7,1H),7.99(dd,J=7.7,1.7,1H),6.90(dd,J=7.7,4.8,1H),5.22(m,1H),3.86−3.77(m,2H),3.49(m,2H),1.95(m,2H),1.61(m,2H)。
中間体IX
(R)−2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)プロパン−1−オール
工程A:(R)−2−((1−(ベンジルオキシ)プロパン−2−イル)オキシ)−3−ブロモピリジン
(R)−1−(ベンジルオキシ)プロパン−2−オール(2.0g、12mmol)を乾燥DMF(5mL)に加えて攪拌した溶液に、NaH(1.5g、36mmol)を0℃で加えた。次いで反応混合物を30分間攪拌した後、3−ブロモ−2−クロロピリジン(2.3g、12mmol)を加え、攪拌を更に4時間継続した。水(10mL)をゆっくりと加えることにより反応を停止させ、得られた混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。加え合わせた抽出液をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮し、粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。
工程B:(R)−2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)プロパン−1−オール
(R)−2−((1−(ベンジルオキシ)プロパン−2−イル)オキシ)−3−ブロモピリジン(2.4g、7.5mmol)を乾燥DCM(10mL)に加えて攪拌した溶液に、BBr3(7.5mL、22mmol、3M DCM溶液)をー78℃で滴下し、攪拌を3時間継続した。反応混合物を室温にまで昇温し、pHを飽和NaHCO3(30mL)で約7〜8に調整した。得られた混合物をDCM(2×10mL)で抽出し、加え合わせた抽出液をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.05−7.99(m,1H),7.84−7.75(m,1H),6.83−6.71(m,1H),5.25−5.12(m,1H),3.78(d,J=5.1,2H),3.29(s,1H),1.37(d,J=6.4,3H)。
中間体IY
(S)−2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)プロパン−1−オール
(S)−1−(ベンジルオキシ)プロパン−2−オールを使用し、(R)−2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)プロパン−1−オールについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.07−7.97(m,1H),7.79(m,1H),6.76(m,1H),5.26−5.12(m,1H),3.77(t,J=6.1,2H),3.35(s,1H),1.36(d,J=6.3,3H)。
(実施例645)
5−{2−フルオロ−4−[2−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5Oの質量計算値365.17;m/z実測値366.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40(dd,J=2.3,1.5,1H),8.20(dd,J=4.9,1.9,1H),8.04(d,J=1.5,1H),8.00−7.88(m,2H),7.60−7.52(m,2H),7.15(dd,J=7.4,4.9,1H),6.73(s,2H),5.45−5.32(m,1H),3.11(t,J=5.9,4H),2.23−2.06(m,2H),2.04−1.83(m,2H)。
(実施例646)
5−{2−フルオロ−4−[2−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5Oの質量計算値365.17;m/z実測値366.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.51(d,J=1.5,2H),8.20(dd,J=4.9,1.9,1H),7.89(dd,J=7.4,1.9,1H),7.68−7.51(m,3H),7.14(dd,J=7.4,4.9,1H),6.90(s,2H),5.36(s,1H),3.06(d,J=11.3,4H),2.13(s,2H),1.86(s,2H)。
(実施例647)
5−(4−{2−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値415.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40(s,1H),8.21(dd,J=4.8,1.6,1H),8.04(s,1H),7.99−7.88(m,2H),7.61−7.51(m,2H),7.16(dd,J=7.4,5.0,1H),6.71(s,2H),5.49−5.38(m,1H),3.21−3.15(m,2H),3.10−2.99(m,2H),2.30(d,J=5.1,4H)。
(実施例648)
5−(4−{2−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ]ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン
4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値415.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.51(d,J=1.3,2H),8.21(dd,J=4.9,1.8,1H),7.90(dd,J=7.4,1.8,1H),7.64(m,1H),7.58(dd,J=12.4,1.5,1H),7.53(dd,J=8.0,1.7,1H),7.16(dd,J=7.4,4.9,1H),6.89(s,2H),5.42(dd,J=6.3,3.0,1H),3.21(dd,J=14.5,8.0,2H),3.09−3.01(m,2H),2.34−2.24(m,4H)。
(実施例649)
2−({3−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)エタノール
2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)エタノール及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H15FN4O2の質量計算値:326.12;m/z実測値:326.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.3,2H),8.15(dd,J=4.9,1.8,1H),7.84(dd,J=7.4,1.8,1H),7.65−7.52(m,3H),7.08(dd,J=7.4,5.0,1H),6.87(s,2H),4.80(s,1H),4.40−4.32(m,2H),3.70(t,J=5.0,2H)。
(実施例650)
2−({3−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)エタノール
2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)エタノールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H15FN4O2の質量計算値326.12;m/z実測値327.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36(d,J=1.6,1H),8.15(dd,J=4.9,1.8,1H),8.00(d,J=1.4,1H),7.93−7.83(m,2H),7.58(m,2H),7.08(dd,J=7.4,4.9,1H),6.68(s,2H),4.80(s,1H),4.39−4.34(m,2H),3.70(d,J=4.5,2H)。
(実施例651)
5−(4−{2−[(trans−4−アミノシクロヘキシル)オキシ]ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン
trans−4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)シクロヘキサンアミン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5Oの質量計算値379.18;m/z実測値380.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.1,2H),8.15(dd,J=4.9,1.7,1H),7.81(dd,J=7.4,1.7,1H),7.53(m,3H),7.05(dd,J=7.4,5.0,1H),6.87(s,2H),5.02(m,1H),2.63(m,1H),2.05(m,2H),1.77(m,2H),1.39(m,2H),1.18(m,4H)。
(実施例652)
5−(4−{2−[(trans−4−アミノシクロヘキシル)オキシ]ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン・ギ酸塩
trans−4−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)シクロヘキサンアミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O の質量計算値379.18;m/z実測値380.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42(s,1H),8.36(d,J=1.9,1H),8.15(dd,J=4.9,1.8,1H),8.00(d,J=1.4,1H),7.88(m,1H),7.83(dd,J=7.4,1.9,1H),7.53−7.49(m,1H),7.48(s,1H),7.06(dd,J=7.4,4.9,1H),6.70(s,2H),5.02(m,1H),2.89(s,1H),2.10(m,2H),1.89(m,2H),1.45−1.33(m,4H)。
(実施例653)
5−{2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ピリジンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2の質量計算値366.15;m/z実測値367.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38−8.31(m,1H),8.15(dd,J=4.9,1.9,1H),8.00(d,J=1.5,1H),7.94−7.83(m,2H),7.57−7.48(m,2H),7.07(dd,J=7.4,4.9,1H),6.68(s,2H),5.38−5.23(m,1H),3.83−3.68(m,2H),3.50(m,2H),1.98(d,J=7.5,2H),1.71−1.54(m,2H)。
(実施例654)
5−{2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
3−ブロモ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)オキシ)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2の質量計算値366.15;m/z実測値367.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.5,2H),8.15(dd,J=4.9,1.9,1H),7.84(dd,J=7.4,1.9,1H),7.64−7.48(m,3H),7.07(dd,J=7.4,4.9,1H),6.86(s,2H),5.30(m,1H),3.81−3.72(m,2H),3.49(m,2H),1.98(m,2H),1.70−1.55(m,2H)。
(実施例655)
(2R)−2−({3−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)プロパン−1−オール
(R)−2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)プロパン−1−オールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2の質量計算値340.13;m/z実測値341.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.41−8.35(m,1H),8.17(dd,J=4.9,1.8,1H),8.03(d,J=1.4,1H),7.94−7.84(m,2H),7.66−7.55(m,2H),7.09(dd,J=7.4,4.9,1H),6.71(s,2H),5.35−5.23(m,1H),4.86(t,J=5.4,1H),3.62−3.51(m,2H),1.25(d,J=6.3,3H)。
(実施例656)
(2R)−2−({3−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)プロパン−1−オール
(R)−2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)プロパン−1−オール及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2の質量計算値340.13;m/z実測値340.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.50(d,J=1.4,2H),8.17(dd,J=4.9,1.9,1H),7.85(dd,J=7.4,1.9,1H),7.67−7.54(m,3H),7.09(dd,J=7.4,4.9,1H),6.89(s,2H),5.35−5.23(m,1H),4.86(t,J=5.4,1H),3.62−3.51(m,2H),1.25(d,J=6.3,3H)。
(実施例657)
(2S)−2−({3−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)プロパン−1−オール
(S)−2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)プロパン−1−オールを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2の質量計算値340.13;m/z実測値341.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38−8.32(m,1H),8.14(dd,J=4.9,1.9,1H),8.00(d,J=1.5,1H),7.91−7.80(m,2H),7.64−7.52(m,2H),7.05(dd,J=7.4,4.9,1H),6.68(s,2H),5.32−5.22(m,1H),4.82(t,J=5.3,1H),3.58−3.48(m,2H),1.22(d,J=6.3,3H)。
(実施例658)
(2I)−2−({3−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)プロパン−1−オール
(S)−2−((3−ブロモピリジン−2−イル)オキシ)プロパン−1−オール及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2の質量計算値340.13;m/z実測値341.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.2,2H),8.14(dd,J=4.9,1.8,1H),7.82(dd,J=7.4,1.8,1H),7.64−7.52(m,3H),7.05(dd,J=7.4,4.9,1H),6.86(s,2H),5.34−5.21(m,1H),4.83(s,1H),3.58−3.47(m,2H),1.22(d,J=6.3,3H)。
(実施例659)
N−(4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)メタンスルホンアミド
工程Bにおいて(2−(メチルスルホンアミド)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例341で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C18H16FN3O2Sの質量計算値357.09;m/z実測値358.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 14.69−13.78(m,1H),9.21−9.14(s,1H),8.52−8.10(m,5H),7.72−7.63(m,1H),7.52−7.36(m,10H),7.18−7.10(d,J=9.3,1H),2.90−2.80(s,3H),。
(実施例660)
5−(3−フルオロ−2’−(モルホリノスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(モルホリノスルホニル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例341で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H20FN3O3Sの質量計算値413.12;m/z実測値414.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.20−8.13(s,1H),8.05−7.98(m,1H),7.81−7.73(m,1H),7.70−7.60(m,3H),7.57−7.50(m,1H),7.49−7.45(dd,J=7.6,1.2,1H),7.36−7.29(dd,J=12.0,1.6,1H),7.29−7.24(m,1H),6.59−6.52(d,J=8.5,1H),6.26−6.14(s,2H),3.44−3.36(m,5H),2.82−2.72(m,5H)。
(実施例661)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程Bにおいて(2−(N−メチルスルファモイル)フェニル)ボロン酸を使用し、実施例341で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C18H16FN3O2Sの質量計算値357.09;m/z実測値358.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,アセトン−d6)δ 8.29−8.20(s,1H),7.73−7.28(m,9H),6.72−6.65(m,1H),5.74−5.53(d,J=8.2,2H),3.01−2.93(s,3H)。
(実施例662)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミドトリフルオロアセタート
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(55mg、0.14mmol)とTFA(1mL)との混合物を50℃に1.5時間加熱した。混合物を室温に冷却し、エーテル(10mL)で希釈した。得られた沈殿物を濾過により回収し、乾燥して表題化合物を得た。MS(CI):C17H14FN3O2Sの質量計算値343.08;m/z実測値344.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.29−7.90(m,4H),7.70−7.58(m,4H),7.46−7.30(m,6H),7.14−7.04(d,J=9.2,1H)。
(実施例663)
5−(2’−((1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルスルホニル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン−2−アミン
(1S,4S)−5−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H19FN4O3Sの質量計算値426.12;m/z実測値427.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.20−8.13(s,1H),8.05−7.98(m,1H),7.81−7.73(m,1H),7.70−7.60(m,3H),7.57−7.50(m,1H),7.49−7.45(dd,J=7.6,1.2,1H),7.36−7.29(dd,J=12.0,1.6,1H),7.29−7.24(m,1H),6.59−6.52(d,J=8.5,1H),6.26−6.14(s,2H),3.44−3.36(m,5H),2.82−2.72(m,5H)。
(実施例664)
4’−(6−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−((3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル)メチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C20H20FN5O3Sの質量計算値429.13;m/z実測値430.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.79−8.64(s,1H),8.63−8.51(s,1H),8.43−8.37(m,1H),8.06−8.02(d,J=1.5,1H),8.00−7.94(m,1H),7.94−7.87(m,1H),7.84−7.77(m,1H),7.75−7.69(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.49−7.43(m,1H),7.36−7.27(m,2H),6.89−6.55(s,2H),6.36−6.08(s,1H),3.93−3.88(m,2H),3.72−3.70(m,2H),3.04−2.97(d,J=6.5,2H)。
(実施例665)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H22FN3O3Sの質量計算値415.14;m/z実測値418.0(off)[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.30−7.97(m,5H),7.71−7.57(m,3H),7.42−7.29(m,3H),7.12−7.06(d,J=9.2,1H),6.70−6.63(s,1H),3.20−3.13(s,2H),1.00−0.92(s,6H)。
(実施例666)
4’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−((1S,2S)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
2−ブロモ−N−((1S,2S)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)−N−メチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例347で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C21H22FN3O3Sの質量計算値494.17;m/z実測値494.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.27−8.21(d,J=9.5,1H),8.17−8.10(m,2H),7.72−7.65(m,1H),7.65−7.54(m,2H),7.41−7.34(m,3H),7.33−7.24(m,5H),7.19−7.12(d,J=9.3,1H),4.57−4.49(d,J=8.4,1H),3.97−3.86(m,1H),2.63−2.52(s,3H),0.94−0.61(d,J=6.9,3H)。
(実施例667)
4’−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程A:(4−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル)ボロン酸.
4−クロロ−2−フルオロフェニルボロン酸(820mg、4.70mmol)、2−アミノ−3−フルオロ−5−ブロモピラジン(900mg、4.70mmol)、トリフルオロ酢酸パラジウム(31mg、0.094mmol)、トリフェニルホスフィン(49mg、0.19mmol)、トルエン(15mL)、EtOH(15mL)、及びNa2CO3(9mL、2M)の混合物を窒素でパージすることにより脱酸素化した。次いで混合物を攪拌しながら50℃で16時間加熱した。次いで混合物を室温にまで冷却し、EtOAcで希釈した。混合物を濾過し、濾液を分液漏斗に移した。有機相を単離し、水相をEtOAcで抽出した。加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、FCCにかけて5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−フルオロピリジン−2−アミンを得た(980mg)。この物質を、密封可能な容器中、窒素下で、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.03g、4.94mmol)及びクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル)]パラジウム(II)(62mg、0.079mmol)及び無水酢酸カリウム(1.06g、11.8mmol)と加え合わせた。脱酸素化した1,4−ジオキサン(150mL)を加え、反応容器を密封し、60℃に16時間加熱した。混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、シリカゲルのパッドに通して濾過し、濃縮して褐色の残渣を得た。この物質をHCl(40mL、1M)及びMeOH(約5mL)に溶解し、不溶性物質を濾過によりすべて除去した。得られた溶液を固体NaHCO3で処理してpH7とした。沈殿物を回収し、乾燥して4−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル)ボロン酸を得た(968mg、84%)。MS(CI):C11H9BF2N2O2の質量計算値250.01;m/z実測値252.0[M+H]+。
工程B:4’−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド,トリフルオロ酢酸塩。
4−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル)ボロン酸(80mg、0.32mmol)、2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(118mg、0.380mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(12mg、0.016mmol)、K2CO3(0.80mL、1.6mmol、2M)、及び1,4−ジオキサン(2mL)の混合物を、窒素で10分間パージして脱酸素化してから、80℃に16時間加熱した。この混合物をシリンジフィルターにより濾過し、直接HPLC精製にかけて表題化合物を得た(74mg、42%)。MS(CI):C21H21F2N3O3Sの質量計算値433.13;m/z実測値435.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.13−8.04(m,2H),7.80−7.73(d,J=12.3,1H),7.69−7.64(m,1H),7.64−7.56(m,2H),7.40−7.36(m,1H),7.36−7.31(m,1H),7.31−7.26(m,1H),6.62−6.55(s,1H),3.19−3.11(s,2H),1.01−0.87(s,6H)。
(実施例668)
(rac)−1−((4’−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−3−オール
工程Bにおいて(rac)−1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−オールを使用し、実施例676で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C22H21F2N3O3Sの質量計算値445.13;m/z実測値448.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.11−8.06(m,1H),8.06−7.98(m,2H),7.74−7.68(m,1H),7.66−7.55(m,2H),7.44−7.39(m,1H),7.36−7.29(m,2H),3.45−3.36(m,1H),1.71−1.62(m,1H),3.30−3.23(m,1H),3.17−3.09(d,J=12.7,1H),2.52−2.42(m,1H),2.30−2.21(dd,J=12.0,9.1,1H),1.91−1.81(m,1H),1.43−1.31(m,1H),1.28−1.17(m,1H)。
(実施例669)
4’−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−N−((1S,2S)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)−N−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程Bにおいて2−ブロモ−N−((1S,2S)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル)−N−メチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例676で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C27H25F2N3O3Sの質量計算値509.16;m/z実測値510.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.15−8.09(m,1H),8.04−7.95(m,2H),7.69−7.63(m,1H),7.62−7.52(m,2H),7.38−7.22(m,8H),4.55−4.45(d,J=8.4,1H),3.95−3.81(m,1H),2.59−2.49(s,3H),0.79−0.70(d,J=6.9,3H)。
(実施例670)
N−(1−((4’−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミド
工程BにおいてN−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)アセトアミドを使用し、実施例676で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C24H24F2N4O3Sの質量計算値486.15;m/z実測値487.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.11−8.01(m,3H),7.74−7.67(m,1H),7.65−7.57(m,2H),7.43−7.38(m,1H),7.36−7.28(m,2H),3.68−3.57(m,1H),3.38−3.32(d,J=13.1,2H),2.58−2.48(m,2H),1.90−1.86(s,3H),1.78−1.69(m,2H),1.38−1.25(m,2H)。
(実施例671)
rac−2−(1−((4’−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)エタノール
工程Bにおいてrac−2−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)エタノールを使用し、実施例676で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C24H25F2N3O3Sの質量計算値473.16;m/z実測値474.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.12−7.99(m,3H),7.73−7.67(m,1H),7.65−7.55(m,2H),7.43−7.38(m,1H),7.38−7.30(m,2H),3.51−3.45(m,2H),3.28−3.21(m,2H),2.48−2.40(m,1H),2.18−2.10(m,1H),1.78−1.69(m,1H),1.65−1.55(m,1H),1.54−1.43(m,1H),1.42−1.27(m,3H),1.04−0.89(m,1H)。
(実施例672)
rac−(1−((4’−(6−アミノ−5−フルオロピリジン−3−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)メタノール
工程Bにおいてrac−2−(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−3−イル)メタノールを使用し、実施例676で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(CI):C23H23F2N3O3Sの質量計算値459.14;m/z実測値460.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.11−8.00(m,3H),7.73−7.68(m,1H),7.66−7.55(m,2H),7.45−7.30(m,3H),3.45−3.39(m,1H),3.38−3.34(dd,J=11.0,5.2,1H),3.29−3.24(d,J=11.7,1H),3.24−3.18(dd,J=11.0,7.7,1H),2.47−2.38(m,1H),2.23−2.14(m,1H),1.68−1.56(m,2H),1.55−1.43(m,1H),1.39−1.26(m,1H),1.04−0.92(m,1H)。
(実施例673)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]ベンゼンスルホンアミド
(6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸及び(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18FN5O3Sの質量計算値403.11;m/z実測値、404.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 9.02(d,J=0.8,2H),8.52−8.47(m,1H),8.09(dd,J=7.9,1.4,1H),7.81(dd,J=11.9,1.8,1H),7.72(m,1H),7.66(m,1H),7.46(dd,J=7.5,1.4,1H),3.74−3.59(m,1H),2.84−2.66(m,2H),1.06(d,J=6.3,3H)。
(実施例674)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
(6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸及び2−ブロモ−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15F4N5O2Sの質量計算値441.09;m/z実測値442.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.94(d,J=1.1,2H),8.51−8.46(m,1H),8.37−8.31(m,1H),8.03(dd,J=8.1,1.9,1H),7.81(dd,J=11.9,1.8,1H),7.68(d,J=7.9,1H),2.86(q,J=7.3,2H),1.02(t,J=7.2,3H)。
(実施例675)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド
(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸及び5−(5−クロロ−3−フルオロピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H20FN5O2Sの質量計算値401.13;m/z実測値、402.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.97(d,J=1.1,2H),8.50−8.44(m,1H),8.17(dd,J=8.0,1.3,1H),7.79(dd,J=12.0,1.8,1H),7.70(m,1H),7.63(m,1H),7.43(dd,J=7.5,1.5,1H),1.09(s,9H)。
(実施例676)
5−{5−[2−(モルホリン−4−イルメチル)−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}ピリミジン−2−アミン
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び4−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)モルホリンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20F3N5Oの質量計算値415.16;m/z実測値416.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.96(s,2H),8.67(dd,J=2.3,0.9,1H),7.97(dd,J=8.2,2.3,1H),7.89(dd,J=8.2,0.9,1H),7.86−7.84(m,1H),7.72−7.65(m,1H),7.52(d,J=7.9,1H),3.63−3.58(m,4H),3.54−3.48(m,2H),2.41−2.28(m,4H)。
(実施例677)
5−{5−[2−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェニル]ピリジン−2−イル}ピリミジン−2−アミン
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び(2−ブロモフェニル)(モルホリノ)メタノンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19N5O2の質量計算値361.15;m/z実測値362.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.96(s,2H),8.69−8.64(m,1H),7.95−7.87(m,2H),7.64−7.59(m,1H),7.58−7.51(m,2H),7.49−7.42(m,1H),3.69−3.54(m,3H),3.48−3.33(m,2H),3.20−3.07(m,1H),2.97−2.80(m,2H)。
(実施例678)
5−[5−(2−メトキシフェニル)ピリジン−2−イル]ピリミジン−2−アミン
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−メトキシベンゼンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H14N4O.C2HF3O2の質量計算値278.12;m/z実測値279.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.00(s,2H),8.81(d,J=2.2,1H),8.28(dd,J=8.4,2.2,1H),8.02(d,J=8.4,1H),7.48−7.41(m,2H),7.16(d,J=8.4,1H),7.11(m,1H),3.87(s,3H)。
(実施例679)
5−(5−{2−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニル]フェニル}ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロピペリジンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19F2N5O2Sの質量計算値431.12;m/z実測値432.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.06(s,2H),8.62(dd,J=2.1,1.1,1H),8.12(dd,J=8.0,1.3,1H),8.00−7.91(m,2H),7.77(m,1H),7.68(m,1H),7.46(dd,J=7.6,1.4,1H),3.07(t,J=11.3,2H),2.98−2.90(m,2H),1.99−1.80(m,2H),1.70−1.55(m,2H)。
(実施例680)
5−(5−{2−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)スルホニル]フェニル}ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジフルオロピロリジンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17F2N5O2Sの質量計算値417.11;m/z実測値418.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.06(s,2H),8.63(m,1H),8.13(dd,J=8.0,1.3,1H),7.99−7.92(m,2H),7.78(m,1H),7.69(m,1H),7.48(dd,J=7.6,1.4,1H),3.30−3.25(m,2H),3.18(t,J=7.3,2H),2.35−2.06(m,2H)。
(実施例681)
5−{5−[2−(アゼパン−1−イルスルホニル)フェニル]ピリジン−2−イル}ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)アゼパンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23N5O2Sについての質量計算値409.16;m/z実測値410.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.05(s,2H),8.62(m,1H),8.01(dd,J=7.8,1.4,1H),7.98−7.92(m,2H),7.71(m,1H),7.64(m,1H),7.43(dd,J=7.5,1.4,1H),3.01−2.91(m,4H),1.65−1.51(m,8H)。
(実施例682)
5−(5−{2−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニル]フェニル}ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−4,4−ジフルオロピペリジンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19F2N5O2Sの質量計算値431.12;m/z実測値432.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.08(s,2H),8.63(m,1H),8.13(dd,J=8.0,1.3,1H),7.96(d,J=2.0,2H),7.77(m,1H),7.68(m,1H),7.47(dd,J=7.5,1.4,1H),3.09−2.95(m,4H),1.97−1.71(m,4H)。
(実施例683)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−エチルベンゼンスルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−エチルベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H17N5O2Sの質量計算値355.11;m/z実測値356.1[M+H]+.1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.06(s,2H),8.66(dd,J=2.3,0.9,1H),8.08(dd,J=7.9,1.4,1H),8.05(dd,J=8.3,2.3,1H),7.97(dd,J=8.3,0.9,1H),7.72(m,1H),7.65(m,1H),7.44(dd,J=7.5,1.4,1H),2.86(q,J=7.2,2H),1.02(t,J=7.2,3H)。
(実施例684)
(実施例14:2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−(ジシクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(ジシクロプロピルメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23N5O2Sについての質量計算値421.16;m/z実測値422.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.99(s,2H),8.65(dd,J=2.3,0.8,1H),8.16(dd,J=7.9,1.3,1H),8.03(dd,J=8.3,2.3,1H),7.93(dd,J=8.3,0.8,1H),7.70(td,J=7.5,1.4,1H),7.61(m,1H),7.40(dd,J=7.5,1.3,1H),2.07(t,J=8.3,1H),0.89−0.75(m,2H),0.49−0.36(m,2H),0.30−0.13(m,4H),0.00−−0.09(m,2H)。
(実施例685)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16F3N5O2S C18H16F3N5O2Sの質量計算値423.10;m/z実測値424.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 9.06(s,2H),8.64(dd,J=2.2,0.9,1H),8.15(dd,J=8.0,1.3,1H),8.04(dd,J=8.2,2.2,1H),7.99(dd,J=8.2,0.9,1H),7.73(m,1H),7.66(m,1H),7.43(dd,J=7.6,1.3,1H),3.96−3.71(m,1H),1.23(d,J=7.0,3H)。
(実施例686)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16F3N5O2S C18H16F3N5O2Sの質量計算値423.10;m/z実測値424.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 9.05(d,J=0.9,2H),8.63(m,1H),8.15(dd,J=8.0,1.3,1H),8.03−7.99(m,1H),7.97(m,1H),7.73(m,1H),7.65(m,1H),7.42(dd,J=7.5,1.3,1H),3.91−3.81(m,1H),1.23(d,J=7.0,3H)。
(実施例687)
4−({2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]フェニル}スルホニル)ピペラジン−2−オン
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H18N6O3Sの質量計算値410.12;m/z実測値411.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.97(s,2H),8.60(dd,J=2.2,0.9,1H),8.18(dd,J=8.0,1.3,1H),7.91(dd,J=8.2,2.2,1H),7.87(dd,J=8.2,1.0,1H),7.80(m,1H),7.70(m,1H),7.50(dd,J=7.5,1.3,1H),3.42(s,2H),3.15(s,4H)。
(実施例688)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]ベンゼンスルホンアミド
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び(S)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H19N5O3Sの質量計算値385.12;m/z実測値386.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.92(s,2H),8.61−8.57(m,1H),8.09(d,J=8.0,1H),7.91(dd,J=8.2,2.3,1H),7.82(d,J=8.2,1H),7.70(m,1H),7.62(m,1H),7.41(d,J=6.8,1H),3.70−3.61(m,1H),2.79−2.66(m,2H),1.04(d,J=6.3,3H)。
(実施例689)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]ベンゼンスルホンアミド
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H19N5O3Sについての質量計算値385.12;m/z実測値386.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.92(s,2H),8.60(dd,J=2.3,0.8,1H),8.09(dd,J=8.0,1.3,1H),7.91(dd,J=8.2,2.3,1H),7.82(dd,J=8.2,0.9,1H),7.70(m,1H),7.62(m,1H),7.41(dd,J=7.6,1.4,1H),3.70−3.59(m,1H),2.79−2.67(m,2H),1.04(d,J=6.3,3H)。
(実施例690)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16F3N5O3Sの質量計算値439.09;m/z実測値440.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.96(s,2H),8.64(d,J=1.7,1H),8.39(s,1H),8.01(d,J=8.0,1H),7.95(dd,J=8.2,2.3,1H),7.87(d,J=8.3,1H),7.64(d,J=8.0,1H),3.46(t,J=5.9,2H),2.91(t,J=5.9,2H)。
(実施例691)
5−{5−[2−(シクロプロピルスルホニル)フェニル]ピリジン−2−イル}ピリミジン−2−アミントリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16N4O2Sについての質量計算値352.10;m/z実測値353.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 7.80(s,2H),7.41−7.36(m,1H),6.86(dd,J=8.0,1.2,1H),6.74−6.70(m,1H),6.69−6.64(m,1H),6.50(m,1H),6.42(m,1H),6.20(dd,J=7.5,1.2,1H),1.08−0.98(m,1H),−0.28−−0.39(m,4H)。
(実施例692)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドトリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16F3N5O2Sの質量計算値423.10;m/z実測値424.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.95(s,2H),8.62(d,J=2.0,1H),8.35(s,1H),8.01(d,J=9.9,1H),7.93(dd,J=8.2,2.3,1H),7.87(d,J=8.2,1H),7.64(d,J=7.9,1H),2.84(q,J=7.2,2H),1.01(t,J=7.2,3H)。
(実施例693)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−N−(tert−ブチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H21N5O2Sについての質量計算値383.14;m/z実測値384.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.96(s,2H),8.62(dd,J=2.3,0.9,1H),8.34(d,J=1.8,1H),8.01(dd,J=8.0,1.6,1H),7.94(dd,J=8.2,2.3,1H),7.87(dd,J=8.2,0.9,1H),7.65(d,J=7.9,1H),2.84(q,J=7.2,2H),1.01(t,J=7.2,3H)。
(実施例694)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)ピリジン−3−イル]−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H19N5O3Sについての質量計算値385.12;m/z実測値386.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.92(s,2H),8.66−8.56(m,1H),8.19(dd,J=8.0,1.4,1H),7.95(dd,J=8.2,2.3,1H),7.83(dd,J=8.2,0.9,1H),7.72(m,1H),7.64(m,1H),7.43(dd,J=7.5,1.4,1H),3.43−3.16(m,4H),1.03(d,J=6.6,3H)。
(実施例695)
3−アミノ−6−{2’−[(4−アミノピリミジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−カルボニトリルトリフルオロ酢酸塩
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H14FN7Oの質量計算値399.12;m/z実測値400.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.73−8.70(m,1H),7.89−7.81(m,2H),7.51−7.43(m,2H),7.41−7.35(m,4H),7.23(m,1H)。
(実施例696)
5−(4’−ブロモ−2’,3−ジフルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
溶媒としてDMEを用い、100℃で16時間加熱し、2−アミノ−5−ブロモピラジン及び4−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を使用して、中間体Dについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H10BrF2N3の質量計算値361.00;m/z実測値362.0,364.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.47(s,1H),8.30(d,J=1.4,1H),8.12−8.02(m,1H),7.49−7.32(m,5H),6.37−5.94(m,1H),6.15(s,2H)。
(実施例697)
5−(4’−ブロモ−2’,3−ジフルオロビフェニル−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
90℃で16時間加熱し、5−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び4−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を使用し、中間体HFについて述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H11BrF2N2の質量計算値384.01;m/z実測値385.0,387.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 12.29(s,1H),8.47(s,2H),7.60−7.50(m,2H),7.50−7.34(m,5H),6.73(s,1H)。
(実施例698)
5−(3−フルオロ−2−メトキシ−4’−(トリフルオロメチル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミン及び4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用し、実施例850で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H13F4N3Oの質量計算値363.10;m/z実測値363.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.61−8.56(m,1H),8.12(d,J=1.5,1H),7.72−7.66(m,4H),7.22(dd,J=8.3,1.4,1H),7.28−7.24(m,1H),4.73(s,2H),3.77(d,J=1.2,3H)。
(実施例699)
5−(2’,3,4’−トリフルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン及び(2,4−ジフルオロフェニル)ボロン酸を使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H10F3N3の質量計算値301.08;m/z実測値302.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.43−8.35(m,1H),8.03(d,J=1.4,1H),7.97(m,1H),7.73−7.65(m,1H),7.54−7.35(m,3H),7.26−7.20(m,1H),6.74(s,2H)。
(実施例700)
rac−5−[3−フルオロ−2’−(メチルスルフィニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(3−フルオロ−2’−(メチルスルフィニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミンを使用し、中間体EBを調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H14FN3の質量計算値327.08;m/z実測値328.1[M+H]+.1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.41(s,1H),8.10−7.89(m,3H),7.79−7.58(m,2H),7.51−7.28(m,3H),6.75(s,2H),2.49(s,3H)。
(実施例701)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−カルボニトリル
5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン及び(2−シアノフェニル)ボロン酸を使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H11FN4の質量計算値290.10;m/z実測値291.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42(s,1H),8.05−7.98(m,3H),7.83(m,1H),7.71(d,J=7.6,1H),7.66−7.47(m,3H),6.77(s,2H)。
中間体IZ
1−(2−ブロモフェニル)イミダゾリジン−2−オン
イミダゾリジン−2−オン(86mg、1.0mmol)を1、4−ジオキサン(5mL)に加えた溶液に、Cs2CO3(651mg、2.00mmol)及びPd(OAc)2(15mg、0.050mmol)を加えた。混合物をN2で数回パージした。XantPhos(43mg、0.075mmol)及び1−ブロモ−2−ヨードベンゼン4(280mg、1.00mmol)を加え、反応混合物をN2雰囲気下で、100℃で14時間攪拌した。室温に冷却後、混合物を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(60mg、収率25%)。MS(ESI):C9H9N2OBrの質量計算値239.99,m/z実測値240.1[M+H]+;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.65−7.61(m,1H),7.38−7.34(m,2H),7.25−7.19(m,1H),3.94−3.89(m,2H),3.66−3.61(m,2H)。
(実施例702)
1−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)イミダゾリジン−2−オン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(2−ブロモフェニル)イミダゾリジン−2−オンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN5Oの質量計算値349.13;m/z実測値350.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.41(s,1H),8.10(s,1H),7.94(m,1H),7.81−7.77(m,1H),7.51−7.46(m,5H),3.51(t,J=6.2,2H),3.37(t,J=6.2,2H)。
(実施例703)
4’−(2−アミノ−4−シアノピリミジン−5−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロビフェニル−2−スルホンアミド
(2’−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)−3−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ボロン酸及び2−アミノ−5−ブロモ−4−シアノピリミジンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O2Sの質量計算値327.08;m/z実測値、328.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.64−8.59(m,1H),8.07(dd,J=7.9,1.4,1H),7.71−7.65(m,1H),7.65−7.59(m,2H),7.57(s,2H),7.45−7.39(m,2H),7.36(dd,J=7.8,1.7,1H),6.89(s,1H),1.02(s,9H)。
(実施例704)
6−アミノ−3−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−カルボニトリル
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び4−((2−ブロモフェニル)スルホニル)チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18FN5O4S2の質量計算値487.08;m/z実測値488.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.26(s,1H),8.08(dd,J=8.0,1.3,1H),7.83−7.77(m,1H),7.73−7.68(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.51(dd,J=7.6,1.3,1H),7.44(dd,J=10.9,1.7,1H),7.40(s,2H),7.35(dd,J=7.9,1.6,1H),3.31−3.23(m,4H),3.11−3.04(m,4H)。
(実施例705)
1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−N−メチルアゼチジン−3−カルボキサミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−N−メチルアゼチジン−3−カルボキサミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN5O3Sの質量計算値441.13;m/z実測値、441.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−δ6)δ 8.52(s,2H),8.02(d,J=7.9,1H),7.84(d,J=4.8,1H),7.79−7.72(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.61−7.55(m,1H),7.45(d,J=7.5,1H),7.33(d,J=11.7,1H),7.27(d,J=7.8,1H),6.89(s,2H),3.70(t,J=7.0,2H),3.63(t,J=8.0,2H),3.19−3.08(m,1H),2.56(d,J=4.4,3H)。
(実施例706)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN5O3Sの質量計算値413.10;m/z実測値、414.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−δ6)δ 8.26(s,1H),7.99(dd,J=7.9,1.4,1H),7.72−7.59(m,3H),7.47−7.41(m,2H),7.41−7.31(m,4H),4.70−4.64(t,J=5.5,1H),3.45−3.27(m,2H),2.85−2.78(m,2H)。
(実施例707)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及びS−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O3Sの質量計算値427.11;m/z実測値、428.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−δ6)δ 8.26(s,1H),7.97(dd,J=7.9,1.4,1H),7.72−7.59(m,3H),7.49−7.43(m,2H),7.41−7.33(m,4H),4.71(d,J=4.7,1H),3.61−3.53(m,1H),3.17(d,J=5.3,1H),2.73−2.59(m,2H),0.98(d,J=6.2,3H)。
(実施例708)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]ビフェニル−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及びR−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。特性評価データはエナンチオマーと同じであった(実施例X)。
(実施例709)
1−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)スルホニル)ピペリジン−4−カルボキサミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)ピペリジン−4−カルボキサミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN5O3Sの質量計算値455.14;m/z実測値、455.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−δ6)δ 8.51(d,J=1.4,2H),8.02(dd,J=8.0,1.3,1H),7.78−7.71(m,1H),7.69−7.63(m,1H),7.61−7.54(m,1H),7.45(dd,J=7.6,1.4,1H),7.32(dd,J=11.8,1.7,1H),7.26(dd,J=7.9,1.8,1H),7.17(s,1H),6.88(s,2H),6.73(s,1H),3.26−3.19(m,2H),2.47−2.38(m,2H),2.13−2.02(m,1H),1.59(dd,J=13.9,3.8,2H),1.31−1.17(m,2H)。
(実施例710)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及びR−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O3Sの質量計算値426.11;m/z実測値427.9[M+H]+1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.22(s,1H),8.15(dd,J=8.0,1.4,1H),7.72−7.64(m,1H),7.64−7.56(m,2H),7.46−7.33(m,3H),3.46−3.36(m,1H),3.30−3.25(m,1H),3.25−3.14(m,1H),1.02(d,J=6.6,3H)。
(実施例711)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ビフェニル−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及びS−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。特性評価データはエナンチオマーと同じであった(実施例X)。
(実施例712)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15F4N5O3Sの質量計算値481.08;m/z実測値482.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.35−8.31(m,1H),8.26(s,1H),8.10−8.05(m,1H),7.91−7.86(m,1H),7.71(d,J=7.9,1H),7.68−7.63(m,1H),7.46(dd,J=10.9,1.7,1H),7.43−7.36(m,3H),4.75(t,J=5.4,1H),3.40−3.33(m,2H),2.88−2.78(m,2H)。
(実施例713)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−N−エチル−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び2−ブロモ−N−エチル−5−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15F4N5O2Sの質量計算値465.09;m/z実測値465.8[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.26(s,2H),8.11−8.07(m,1H),7.87−7.81(m,1H),7.72(d,J=7.9,1H),7.69−7.63(m,1H),7.45(dd,J=10.8,1.7,1H),7.43−7.36(m,3H),2.78(qd,J=7.2,5.5,2H),0.97(t,J=7.2,3H)。
(実施例714)
4’−(5−アミノ−3−シアノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ビフェニル−2−スルホンアミド
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び2−ブロモ−N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN5OSの質量計算値455.14;m/z実測値456.0[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.26(s,1H),7.93(dd,J=7.8,1.5,1H),7.72−7.60(m,3H),7.47(dd,J=7.4,1.5,1H),7.43−7.34(m,5H),4.49(t,J=5.4,1H),3.08(d,J=5.4,2H),2.62(d,J=6.5,2H),0.73(s,6H)。
(実施例715)
6−アミノ−3−{3−フルオロ−2’−[(3−オキソピペラジン−1−イル)スルホニル]−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−カルボニトリル
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び4−((2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)ピペラジン−2−オンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H16F4N6O3Sの質量計算値520.09;m/z実測値520.8[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.29(d,J=1.9,1H),8.26(s,1H),8.19(dd,J=8.2,1.9,1H),8.07−8.01(m,1H),7.77(d,J=7.9,1H),7.70−7.64(m,1H),7.49(dd,J=10.8,1.7,1H),7.44−7.36(m,3H),3.39(s,2H),3.07−2.96(m,4H)。
(実施例716)
N−(2−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}エチル)ベンズアミド
N−(2−((4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)チオ)エチル)ベンズアミドを使用し、実施例337を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C25H21FN4O3Sの質量計算値476.13;m/z実測値、477.0[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO)δ 8.52−8.46(m,3H),8.11(dd,J=7.8,1.4,1H),7.74−7.68(m,1H),7.68−7.61(m,3H),7.61−7.56(m,1H),7.52−7.47(m,1H),7.43−7.38(m,3H),7.36(dd,J=11.7,1.7,1H),7.30(dd,J=7.9,1.7,1H),6.93(s,2H),3.47−3.40(m,2H),3.30−3.24(t,J=6.7,2H)。
(実施例717)
1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−3,3−ジメチルブタン−2−オン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−3,3−ジメチルブタン−2−オンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN3O3Sの質量計算値427.14;m/z実測値、428.0[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.51(d,J=1.5,2H),8.09(dd,J=8.0,1.3,1H),7.82−7.76(m,1H),7.75−7.69(m,1H),7.68−7.62(m,1H),7.44(dd,J=7.6,1.3,1H),7.39−7.34(dd,J=11.6,1.8,1H),7.29(dd,J=7.9,1.7,1H),6.96(s,2H),4.44(s,2H),0.94(s,9H)。
(実施例718)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
工程A:エチル3−(4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イルチオ)プロパノアート
3−((2−ブロモフェニル)チオ)プロパン酸エチル(5.8g、20mmol)、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン(6.95g、22.1mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(1.7g、2.0mmol)、Na2CO3(4.25g、40.1mmol)及び1,4−ジオキサン/水(80mL/10mL)の混合物をN2下、90℃で一晩攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液を乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をFCCにかけて表題化合物を得た(6.5g、82%)。MS(ESI):C21H20FN3O2Sの質量計算値397.13;m/z実測値397.9[M+H]+。
工程B:4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−チオール
エチル3−(4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イルチオ)プロパノアート(6.5g、16mmol)のTHF溶液(70mL)に、N2雰囲気下でt−BuOK(3.68g、32.8mmol)を加えた。10分間攪拌した後、メタノール(5mL)を加え、得られた混合物をFCCにより濾過して表題化合物を得た(4.8g、16mmol、98%)。MS(ESI):C16H12FN3Sの質量計算値297.07;m/z実測値298.1[M+H]+。
工程C:5−(3−フルオロ−6’−(ピリミジン−2−イルチオ)ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−チオール(300mg、1.00mmol)、2−クロロピリミジン(229mg、2.00mmol)、PPh3(262mg、1.00mmol)及びTEA(0.38mL)のDMF溶液(10mL)を、N2雰囲気下、120℃で一晩攪拌した。次いで反応混合物を室温にまで冷却し、乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(170mg、45%)。MS(ESI):C20H14FN5Sの質量計算値375.10;m/z実測値375.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.66(s,2H),8.56(d,J=4.9,2H),7.79−7.73(m,1H),7.63−7.56(m,2H),7.55−7.48(m,2H),7.33−7.24(m,2H),7.21(t,J=4.9,1H),6.23(s,2H)。
工程D:5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
5−(3−フルオロ−6’−(ピリミジン−2−イルチオ)ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン(100mg、0.270mmol)、NaIO4(170mg、0.810mmol)をCH3CN/DCM/H2O(5mL/5mL/5mL)に加えた室温の溶液に、RuCl3(6mg、0.03mmol)を加えた。得られた混合物を3時間攪拌した後、飽和NaHCO3(15mL)で希釈した。有機溶媒を真空下で除去し、得られた固体を濾過により単離した。フィルターケーキを水で洗浄し、真空下で乾燥し、HPLCにより精製して表題化合物を得た(12mg、11%)。MS(ESI):C20H14FN5O2Sの質量計算値407.09;m/z実測値、408.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.87(d,J=4.8,2H),8.42(s,2H),8.33(d,J=7.6,1H),7.86(m,1H),7.80(t,J=7.6,1H),7.74(m,1H),7.43(d,J=7.1,1H),7.30(m,1H),6.93(s,2H),6.80(d,J=11.7,1H),6.75(d,J=8.0,1H)。
(実施例719)
5−[3−フルオロ−2’−(ピラジン−2−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
(実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5O2Sの質量計算値407.09;m/z実測値408.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.88(d,J=2.3,1H),8.71(dd,J=2.3,1.5,1H),8.55(d,J=1.3,1H),8.44(d,J=1.4,2H),8.35(dd,J=7.8,1.4,1H),7.85(m,1H),7.81(m,1H),7.41(dd,J=7.4,1.3,1H),7.34(m,1H),6.95(s,2H),6.80(dd,J=7.9,1.7,1H),6.75(dd,J=11.4,1.6,1H)。
(実施例720)
5−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−4−イルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
(実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5O2Sの質量計算値407.09;m/z実測値408.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.28(d,J=1.3,1H),8.96(d,J=5.1,1H),8.57(s,2H),8.35(dd,J=7.8,1.3,1H),7.88(m,1H),7.83(m,1H),7.58(dd,J=5.1,1.3,1H),7.44(dd,J=7.4,1.2,1H),7.36(m,1H),6.86−6.81(m,2H)。
(実施例721)
5−{2’−[(6−アミノピリミジン−4−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
(実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.64(s,2H),8.27−8.25(m,2H),7.83(m,1H),7.78(m,1H),7.56−7.35(m,4H),6.97−6.87(m,2H),6.45(s,1H)。
(実施例722)
5−{2’−[(4−アミノピリミジン−2−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値423.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(s,2H),8.22(d,J=7.7,1H),7.98(d,J=5.8,1H),7.80(m,1H),7.74(m,1H),7.53(s,2H),7.41(d,J=7.3,1H),7.36(m,1H),7.01(s,2H),6.89−6.84(m,2H),6.43(d,J=5.9,1H)。
(実施例723)
5−{2’−[(5−アミノピラジン−2−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.88(s,2H),8.34(dd,J=7.8,1.5,1H),7.88(d,J=1.2,1H),7.79−7.68(m,3H),7.51(m,1H),7.34(dd,J=7.3,1.4,1H),7.04(dd,J=7.9,1.6,1H),6.98(dd,J=11.4,1.5,1H)。
(実施例724)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピリミジン−2−アミン
実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.43(s,2H),8.28(d,J=4.8,1H),8.24(d,J=7.6,1H),7.86−7.79(m,1H),7.76(m,1H),7.43(d,J=6.1,1H),7.36(m,1H),7.25(s,2H),6.98−6.83(m,4H),6.50(d,J=4.8,1H)。
(実施例725)
5−{2’−[(6−アミノピラジン−2−イル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値423.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.84(s,2H),8.36(dd,J=7.8,1.3,1H),7.96(s,1H),7.80(m,1H),7.75(m,1H),7.61(s,1H),7.47(m,1H),7.38(dd,J=7.4,1.2,1H),7.03(dd,J=7.9,1.6,1H),6.96(dd,J=11.4,1.5,1H)。
(実施例726)
6−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピリミジン−4−アミン
実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値423.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.25−8.22(m,2H),8.02(s,1H),7.85−7.71(m,2H),7.65(m,1H),7.42−7.39(m,3H),6.88(s,1H),6.84(d,J=7.2,1H),6.47(s,1H)。
(実施例727)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}ピリミジン−4−アミン
実施例718を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6O2Sの質量計算値422.10;m/z実測値423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.31(s,1H),8.20(d,J=7.2,1H),8.02(s,1H),7.97(d,J=5.7,1H),7.83−7.61(m,3H),7.51(s,2H),7.41(d,J=7.5,1H),6.89−6.82(m,2H),6.43(d,J=5.9,1H)。
(実施例728)
5−{2’−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び1−ブロモ−2−((シクロプロピルメチル)スルホニル)ベンゼンを使用して実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN3O2Sの質量計算値383.11;m/z実測値、384.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.53(d,J=1.5,2H),8.11(dd,J=7.9,1.2,1H),7.80(m,1H),7.72(m,1H),7.62(m,1H),7.46(dd,J=7.6,1.1,1H),7.37(dd,J=11.8,1.7,1H),7.28(dd,J=7.9,1.7,1H),6.93(s,2H),2.91(d,J=7.2,2H),0.78−0.69(m,1H),0.45−0.37(m,2H),0.13−0.05(m,2H)。
(実施例729)
6−アミノ−3−[2’−(シクロプロピルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−カルボニトリル
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び1−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN4O2Sの質量計算値394.09;m/z実測値、395.0[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.26(s,1H),8.07(dd,J=8.0,1.3,1H),7.82−7.77(m,1H),7.74−7.69(m,1H),7.66−7.62(m,1H),7.52(dd,J=7.6,1.3,1H),7.44(dd,J=10.8,1.7,1H),7.41−7.36(m,3H),2.47−2.41(m,1H),0.99−0.91(m,2H),0.90−0.83(m,2H)。
中間体JA
1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)シクロペンタンカルボニトリル
工程A:2−(2−ブロモフェニルチオ)アセトニトリル
2−ブロモベンゼンチオール(6.3mL、53mmol)、K2CO3(13.8g、100mmol)及び2−クロロアセトニトリル(3.2mL、50mmol)をDMF(50mL)に加えた混合物を25℃で6時間攪拌し、水(700mL)に注ぎ、石油エーテル(300mL)、次いでDCM(2×200mL)で抽出した。加え合わせたDCM抽出液を乾燥状態にまで濃縮し、石油エーテル/酢酸(10:1、600mL)に再溶解した。有機溶液を(250mL)及びブライン(250mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(11g、85%)。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.67(dd,J=7.8,1.5,1H),7.60(dd,J=7.8,1.5,1H),7.41(m,1H),7.25(m,1H),3.68(s,2H)。
工程B:2−(2−ブロモフェニルスルホニル)アセトニトリル
2−(2−ブロモフェニルチオ)アセトニトリル(10.8g、47.4mmol)、NaIO4(30.4g、142mmol)及びRuCl3(4mg)をDCM/ACN/H2O(1:1:1、300mL)に加えた混合物を、室温で18時間攪拌してから濾過した。濾液を水(600mL)で希釈し、DCM(3×200mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、シリカゲルのパッドに通して濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(10.4g、84%)。1HNMR(400MHz,CDCl3)δ 8.30−8.24(m,1H),7.88−7.82(m,1H),7.11−7.62(m,2H),4.48(s,2H)。
工程C:1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)シクロペンタンカルボニトリル
2−(2−ブロモフェニルスルホニル)アセトニトリル(4.4g、17mmol)、テトラブチルアンモニウムブロミド(0.82g、2.6mmol)、1,4−ジブロモブタン(3.85g、17.8mmol)及びNaOH(14mL、5N)をDCM(30mL)に加えた混合物を室温で5時間攪拌した後、DCM(200mL)で希釈し、水(2×80mL)及びブライン(60mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣をIPA(20mL)で処理し、超音波処理した後、真空濾過により表題化合物を単離した(2.2g)。濾液を乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにかけて更なる表題化合物を得た。MS(ESI):C12H12BrFN3O2Sの質量計算値312.98;m/z実測値314.0[M+H]+ 1HNMR(300MHz,CDCl3)δ 8.28(dd,J=7.5,1.5,1H),7.85(dd,J=7.5,1.5,1H),7.62−7.51(m,2H),2.80−2.68(m,2H),2.34−2.22(m,2H),2.02−1.81(m,4H)。
中間体JB
2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパンニトリル
工程AにおいてMeIを使用し、1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)シクロペンタンカルボニトリルを調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
中間体JC
1−(2−ブロモフェニルスルホニル)シクロペンタンカルボキサミド
30% H2O2溶液(1.6mL)を、室温で1−(2−ブロモフェニルスルホニル)シクロペンタンカルボニトリル(1.6g、5.1mmol)、K2CO3(2.1g、15mmol)、及びDMSO(5mL)の混合物に滴下した。この混合物を30分間攪拌した後、水(40mL)で希釈し、真空濾過により沈殿物を単離した。沈殿物を水で洗浄し、風乾して表題化合物を得た(1.5g、89%)。MS(ESI):C12H19NO3Sの質量計算値330.99;m/z実測値331.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 7.99−7.95(m,1H),7.89−7.84(m,1H),7.64−7.51(m,4H),2.41−2.25(m,4H),1.78−1.66(m,2H),1.58−1.45(m,2H)。
中間体JD
2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパンアミド
2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパンニトリルを出発物質とし、1−(2−ブロモフェニルスルホニル)シクロペンタンカルボキサミドを調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
(実施例730)
1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}シクロペンタンカルボニトリル
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)シクロペンタンカルボニトリルを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。
MS(ESI):C22H19FN4O2Sの質量計算値422.12;m/z実測値、423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40(s,1H),8.21(dd,J=8.0,1.0,1H),8.03(d,J=1.4,1H),7.92(m,1H),7.88−7.80(m,2H),7.53(d,J=7.6,1H),7.35(dd,J=12.3,1.5,1H),7.29(dd,J=8.0,1.6,1H),6.74(s,2H),2.21−2.04(m,4H),1.71−1.67(m,4H)。
(実施例731)
1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}シクロペンタンカルボキサミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(2−ブロモフェニルスルホニル)シクロペンタンカルボキサミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O3Sの質量計算値440.13;m/z実測値、441.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40(s,1H),8.05(s,1H),7.98(d,J=7.8,1H),7.86(m,1H),7.76(m,1H),7.65(m,1H),7.46(s,1H),7.37(d,J=7.4,2H),7.26−7.23(m,2H),6.77(s,2H),2.20(s,2H),2.05−1.88(m,2H),1.56(s,2H),1.43(s,2H)。
(実施例732)
2−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−2−メチルプロパンニトリル
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパンニトリルを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4O2Sの質量計算値396.11;m/z実測値、397.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.62(s,2H),8.19(d,J=7.9,1H),7.94(m,1H),7.84(m,1H),7.59(m,1H),7.52(d,J=7.5,1H),7.40(dd,J=11.8,1.1,1H),7.31(dd,J=7.9,1.4,1H),1.51(s,6H)。
(実施例733)
2−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−2−メチルプロパンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値、415.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.68(s,2H),7.97(d,J=7.9,1H),7.79(m,1H),7.68(m,1H),7.58(m,1H),7.41(s,1H),7.36(d,J=7.5,1H),7.32−7.29(m,2H),7.26(d,J=7.9,1H),1.32(s,6H)。
(実施例734)
5−{2’−[(2−アミノ−1,1−ジメチルエチル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
工程A:2−(2−ブロモフェニルスルホニル)−2−メチルプロパン−1−アミン
BH3・THF(4mL、1M THF溶液)を、2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパンニトリル(258mg、1.00mmol)のTHF溶液(1mL)に室温で滴下した。この混合物を4時間還流してから室温に冷却した。HCl水溶液(5mL、6N)を加え、攪拌を更に1時間継続した。混合物にNaOH(6N)を加えてpH=9に塩基性化し、水(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。加え合わせた抽出液を水(2×30mL)及びブライン(60mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を粗生成物(203mg、70%)として得て、これを更に精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI):C10H14NO2Sの質量計算値290.99;m/z実測値292.1[M+H]+。
工程B:tert−ブチル2−(2−ブロモフェニルスルホニル)−2−メチルプロピルカルバメート
2−(2−ブロモフェニルスルホニル)−2−メチルプロパン−1−アミン(203mg、0.700mmol)及びジ−tert−ブチルジカーボネート(152mg、0.700mmol)をMeOH(10mL)に加えた混合物を50℃で6時間攪拌し、室温にまで冷却してから乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(180mg、65%)。MS(ESI):C15H22NO4Sの質量計算値391.05;m/z実測値291.8[M−Boc+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.05(dd,J=7.8,1.7,1H),7.80(dd,J=7.7,1.0,1H),7.56−7.50(m,1H),7.52−7.42(m,1H),5.51(s,1H),3.52(d,J=6.4,2H),1.45(s,9H),1.37(s,6H)。
工程C:tert−ブチル2−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イルスルホニル)−2−メチルプロピルカルバメート
K2CO3(55mg、0.40mmol)と乾燥DMF(5mL)との混合物をN2で2分間パージしてからtert−ブチル2−(2−ブロモフェニルスルホニル)−2−メチルプロピルカルバメート(78mg、0.20mmol)、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン(66mg、0.21mmol)、t−BuXphos(14mg、0.020mmol)及びPd2(dba)3(18mg、0.020mmol)で処理した。得られた混合物をN2で数回パージしてから80℃で一晩攪拌した。反応混合物を室温にまで冷却し、EtOAc(20mL)で希釈し、濾過した。濾液を乾燥状態にまで濃縮し、FCCにかけて表題化合物を得た(52mg、52%)。MS(ESI):C25H29N4O4Sの質量計算値500.19;m/z実測値501.1[M+H]+。
工程D:5−(6’−(1−アミノ−2−メチルプロパン−2−イルスルホニル)−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
tert−ブチル2−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イルスルホニル)−2−メチルプロピルカルバメート(52mg、0.10mmol)のDCM溶液(5mL)にTFA(2mL)を加えた。得られた混合物を室温で一晩攪拌してから乾燥状態にまで濃縮した。残渣に飽和NaHCO3を加えてpHを約7〜8に塩基性化した。得られた混合物を水(30mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出し、加え合わせた抽出液をブライン(20mL)で洗浄し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた粗生成物をHPLCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値、401.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.88(s,2H),8.18(d,J=7.9,1H),7.90−7.86(m,1H),7.80−7.76(m,1H),7.68−7.64(m,1H),7.50(d,J=7.6,1H),7.40(d,J=3.1,1H),7.38(s,1H),3.18(s,2H),1.22(s,6H)。
(実施例735)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−2−メチルプロパンニトリル
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパンニトリルを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4O2Sの質量計算値396.11;m/z実測値、397.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.18(d,J=8.0,1H),8.12(d,J=1.2,1H),7.94(m,1H),7.88−7.82(m,2H),7.54(d,J=7.6,1H),7.37(dd,J=12.4,1.4,1H),7.29(dd,J=8.1,1.6,1H),1.50(s,6H)。
(実施例736)
2−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}−2−メチルプロパンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパンアミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値、415.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38(s,1H),8.16(d,J=1.2,1H),7.96(dd,J=8.0,0.9,1H),7.85(m,1H),7.78(m,1H),7.72−7.64(m,1H),7.44(s,1H),7.37(dd,J=7.6,0.9,1H),7.34(s,1H),7.27(dd,J=6.4,1.3,1H),7.24(s,1H),1.31(s,6H)。
(実施例737)
5−{2’−[(2−アミノ−1,1−ジメチルエチル)スルホニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−((2−ブロモフェニル)スルホニル)−2−メチルプロパン−1−アミンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H21FN4O2Sの質量計算値400.14;m/z実測値401.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.40(s,1H),8.11(d,J=6.9,1H),8.08(d,J=1.4,1H),7.89−7.85(m,1H),7.82−7.78(m,1H),7.72−7.68(m,1H),7.47(d,J=6.5,1H),7.30−7.26(m,2H),2.77(s,2H),1.12(s,6H)。
(実施例738)
1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}シクロペンタンカルボニトリル
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)シクロペンタンカルボニトリルを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H19FN4O2Sの質量計算値422.12;m/z実測値、423.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.52(s,2H),8.21(d,J=8.0,1H),7.91(m,1H),7.86−7.79(m,1H),7.57(m,1H),7.52(d,J=7.6,1H),7.37(dd,J=11.8,1.4,1H),7.29(dd,J=8.0,1.6,1H),6.92(s,2H),2.22−2.07(m,4H),1.72−1.68(m,4H)。
(実施例739)
1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルホニル}シクロペンタンカルボキサミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び1−(2−ブロモフェニルスルホニル)シクロペンタンカルボキサミドを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O3Sの質量計算値440.13;m/z実測値、441.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.52(s,2H),7.98(d,J=7.7,1H),7.75(m,1H),7.65(m,1H),7.54(m,1H),7.42(s,1H),7.36−7.34(m,2H),7.28−7.22(m,2H),6.93(s,2H),2.27−2.16(m,2H),2.04−1.91(m,2H),1.57(s,2H),1.49−1.35(m,2H)。
(実施例740)
5−(2’−{[1−(アミノメチル)シクロペンチル]スルホニル}−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び(1−((2−ブロモフェニル)スルホニル)シクロペンチル)メタンアミンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN5O2Sの質量計算値426.15;m/z実測値、427.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.54(d,J=1.3,2H),8.20(dd,J=7.9,1.2,1H),7.83(m,1H),7.73(m,1H),7.57−7.46(m,2H),7.35−7.32(m,2H),2.92(s,2H),2.13−1.99(m,2H),1.65−1.42(m,6H)。
(実施例741)
5−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]スルファニル}ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミンを、工程Cにおいて2−アミノ−5−クロロピラジンを使用し、実施例718の工程A〜Cを調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16FN5O3Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.05(s,1H),7.94−7.86(m,3H),7.33−7.28(m,5H),7.12−7.06(m,1H)。
(実施例742)
5−{2’−[(6−アミノピラジン−2−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミンを、工程Cにおいて2−アミノ−6−クロロピラジンを使用し、実施例718の工程A〜Cを調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.28(s,1H),8.21(s,1H),7.84(m,1H),7.73−7.65(m,1H),7.58−7.41(m,5H),7.28−7.21(m,2H),7.20−7.10(m,2H)。
(実施例743)
5−(3−フルオロ−2’−(ピリミジン−4−イルチオ)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミンを、工程Cにおいて4−クロロピリミジンを使用し、実施例718の工程A〜Cを調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5Sの質量計算値375.10;m/z実測値375.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.73(s,1H),8.32(d,J=5.7,1H),8.28(m,1H),8.19(d,J=1.4,1H),7.85(m,1H),7.81−7.74(m,1H),7.72−7.63(m,1H),7.63−7.53(m,2H),7.31−7.18(m,2H),6.90(dd,J=5.6,1.3,1H)。
(実施例744)
5−{2’−[(5−アミノピラジン−2−イル)スルファニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン
工程Cにおいて2−アミノ−5−クロロピラジンを使用し、実施例718の工程A〜Cを調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6Sの質量計算値390.11;m/z実測値391.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.51(d,J=1.4,2H),7.79(d,J=1.4,1H),7.72(d,J=1.4,1H),7.47(m,1H),7.32−7.17(m,6H)。
(実施例745)
6−アミノ−3−{2’−[(4−アミノピリミジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−カルボニトリル
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジン−4−アミンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H14FN7OS2の質量計算値399.12;m/z実測値400.2[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.22(s,1H),7.79(d,J=5.8,1H),7.62−7.51(m,2H),7.49−7.38(m,3H),7.38−7.30(m,3H),7.20(dd,J=8.0,1.2,1H),7.01(s,2H),6.10(d,J=5.8,1H)。
(実施例746)
6−アミノ−3−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−カルボニトリル
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び2−(2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ピリミジンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H12F4N6Oの質量計算値452.10;m/z実測値453.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.56(d,J=4.8,2H),8.20(s,1H),7.89−7.81(m,2H),7.81−7.75(m,1H),7.61−7.54(m,1H),7.48(dd,J=11.1,1.7,1H),7.43(dd,J=8.1,1.7,1H),7.37(s,2H),7.22−7.17(m,1H)。
(実施例747)
6−アミノ−3−[3−フルオロ−2’−(ピリミジン−2−イルオキシ)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−カルボニトリル
6−アミノ−3−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−カルボニトリル及び2−(2−ブロモフェノキシ)ピリミジンを使用し、実施例6を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H13FN6Oの質量計算値384.11;m/z実測値385.0[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 8.55(d,J=4.8,2H),8.20(s,1H),7.61(dd,J=7.7,1.7,1H),7.57−7.49(m,2H),7.44−7.37(m,3H),7.35(s,2H),7.32(dd,J=8.1,1.2,1H),7.19−7.15(m,1H)。
(実施例748)
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(5−(メチルスルホンアミド)ピラジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
工程A:N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(5−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)ピラジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
20mLの容器に、攪拌子、4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(49mg、0.12mmol)、乾燥DCM(2.0mL)、DIPEA、(0.10mL、0.58mmol)、及びメタンスルホニルクロリド(0.020mL、0.25mmol)を加えた。混合物を室温で17.25時間攪拌した後、FCCにかけて不純な表題化合物を得た。この生成物を更に精製することなく次の工程で使用した。
工程B:N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(5−(メチルスルホンアミド)ピラジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド
N−(tert−ブチル)−3’−フルオロ−4’−(5−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)ピラジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−2−スルホンアミド(38mg、0.068mmol)が入れられた20mLの容器に、攪拌子及びDMSO(1mL)を加えた。この混合物を均質となるまで超音波処理してからNaOH(0.23mL、0.23mmol、1.0N)で処理した。混合物を室温で18.7時間攪拌した後、シリンジフィルターに通し、HPLC精製にかけることによって表題化合物を得た(28mg、86%)。MS(ESI):C21H23FN4O4S2の質量計算値478.11;m/z実測値479.1[M+H]+ 1H NMR(600MHz,DMSO−δ6)δ 11.29(s,1H),8.82−8.72(m,1H),8.46(d,J=1.5,1H),8.07(dd,J=7.9,1.4,1H),7.98−7.91(m,1H),7.71−7.65(m,1H),7.65−7.58(m,1H),7.43−7.32(m,3H),7.05(s,1H),3.41(s,3H),1.03(s,9H)。
(実施例749)
5−{2’−[(エチルスルホニル)メチル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン塩化水素塩
工程A:5−(6’−(クロロメチル)−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)メタノール(1.8g、6.1mmol)及びSOCl2(6mL)をDCM(20mL)に加えた混合物を70℃で4時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(1.86g、98%)。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.40(s,1H),8.04(s,1H),7.96(m,1H),7.66−7.57(m,1H),7.51−7.42(m,2H),7.40−7.30(m,3H),6.89−6.62(m,2H),4.73(s,2H)。
工程B:S−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メチルエタンチオエート
5−(6’−(クロロメチル)−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン(1.86g、5.94mmol)及びKSAc(0.81g、7.1mmol)を1,4−ジオキサン/H2O(30mL/6mL)に加えた混合物を室温で2時間攪拌した。次いで真空下で溶媒を除去し、残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(1.42g、68%)。MS(ESI):C19H16FN3OSについての質量計算値353.10;m/z実測値353.9[M+H]+。
工程C:5−(2’−(エチルチオメチル)−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
S−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−5’−フルオロビフェニル−2−イル)メチルエタンチオエート(100mg、0.280mmol)のCH3OH(30mL)溶液に、Ph3P(150mg、0.560mmol)、K2CO3(78mg、0.56mmol)、及びブロモエタン[滴下により添加、(60mg、0.56mmol)]を室温で加えた。この反応混合物を室温で16時間攪拌した後、真空下で溶媒を除去した。粗生成物を最初に分取TLC、次いでHPLCにより精製して表題化合物を得た(70mg HCOOH塩、73%)。
工程D:5−{2’−[(エチルスルホニル)メチル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2’−(エチルチオメチル)−3−フルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン(70mg、0.21mmol)、m−CPBA(107mg、0.618mmol)及びTFA(0.2mL)を乾燥DCM(20mL)に加えた混合物を室温で5時間攪拌してから溶媒を真空下で除去した。残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た(40mg、52%)。MS(ESI):C19H18FN3O2Sの質量計算値371.11;m/z実測値、371.9[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.68(d,J=1.2,1H),8.26(d,J=1.3,1H),8.15(m,1H),7.70−7.61(m,1H),7.53−7.31(m,5H),4.43(s,2H),2.97(q,J=7.4,2H),1.20(t,J=7.4,3H)。
(実施例750)
5−{3−フルオロ−2’−[(メチルスルホニル)メチル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
工程Cにおいて2−ヨードメタンを使用し、実施例749を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3O2Sの質量計算値357.09;m/z実測値357.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.66(d,J=1.4,1H),8.26(d,J=1.3,1H),8.14(m,1H),7.70−7.61(m,1H),7.54−7.45(m,2H),7.43−7.32(m,3H),4.49(s,2H),2.83(s,3H)。
(実施例751)
5−(3−フルオロ−2’−{[(1−メチルエチル)スルホニル]メチル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
工程Cにおいて2−ヨードプロパンを使用し、実施例749を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O3Sの質量計算値385.13;m/z実測値386.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.72−8.61(m,1H),8.24(s,1H),8.13(m,1H),7.70−7.59(m,1H),7.54−7.28(m,5H),4.40(s,2H),3.18−3.07(m,1H),1.23(d,J=6.8,6H)。
(実施例752)
5−{3−フルオロ−2’−[(ピリミジン−2−イルスルホニル)メチル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
工程Dにおいて5−(3−フルオロ−2’−((ピリミジン−2−イルチオ)メチル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例749を調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5O2Sの質量計算値421.10;m/z実測値、422.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.91(d,J=4.9,2H),8.41(s,1H),8.11(d,J=1.3,1H),7.90(t,J=8.1,1H),7.71(m,1H),7.66−7.59(m,1H),7.52−7.40(m,2H),7.34(dd,J=7.3,1.5,1H),7.27−7.14(m,2H),5.02(s,2H)。
(実施例753)
2−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]メチル}スルファニル)ピリミジン−4−アミン
4−アミノ−2−クロロピリミジンを使用し、実施例749の工程A〜Cを調製するために用いたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6Sの質量計算値404.12;m/z実測値405.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.63(d,J=1.1,1H),8.25(d,J=1.2,1H),8.10(m,1H),7.86(d,J=7.2,1H),7.68−7.58(m,1H),7.51−7.39(m,2H),7.37−7.23(m,3H),6.40(d,J=7.2,1H),4.62(s,2H)。
(実施例754)
rac−5−(3−フルオロ−2’−{[2−(トリフルオロメチル)モルホリン−4−イル]カルボニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
rac−2−(トリフルオロメチル)モルホリンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18F4N4O2の質量計算値:446.14;m/z実測値:447.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.61(s),8.18−7.95(m),7.59−7.29(m),4.88−4.41(m),4.11−3.51(m),3.32(m),3.17−3.00(m),3.00−2.84(m),2.68−2.41(m),2.37−2.16(m)。
(実施例755)
1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}アゼチジン−3−オール
3−ヒドロキシアゼチジンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4O2の質量計算値:364.13;m/z実測値:364.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.02(s,1H),7.93−7.89(m,1H),7.55−7.38(m,4H),7.36−7.24(m,2H),6.67(s,2H),5.64(s,1H),4.28(s,1H),4.08−4.01(m,1H),3.79−3.75(m,1H),3.58−3.54(m,1H),3.15(s,1H)。
(実施例756)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ビフェニル−2−カルボキサミド
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値392.16;m/z実測値392.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.33(s,1H),8.22(d,J=7.7,1H),8.01(d,J=1.1,1H),7.86−7.82(m,1H),7.54−7.38(m,4H),7.29−7.25(m,2H),6.65(s,2H),3.86−3.77(m,1H),3.73−3.70(m,2H),3.26(s,2H),1.61−1.59(m,2H),1.38−1.28(m,2H)。
(実施例757)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)カルボニル]−3−フルオロ−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18F4N4O3Sの質量計算値494.10;m/z実測値494.7[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36(s,1H),8.02−7.90(m,4H),7.78−7.76(m,1H),7.36−7.29(m,2H),6.75(s,2H),4.35−4.20(m,1H),3.59−3.46(m,2H),3.31−3.12(m,4H),3.04−2.90(m,1H)。
(実施例758)
1−(4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}モルホリン−2−イル)エタノール(ジアステレオマー混合物)
1−(ピペリジン−3−イル)エタノールのジアステレオマー混合物を使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製し、表題化合物を得た。MS(ESI):C23H23FN4O3の質量計算値:422.18;m/z実測値:422.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ Complex due to the presence of multiple conformations on the NMR time−scale and diastereoisomers,peaks listed for identification purposes only:8.30(s),8.01−7.80(m),7.53−7.14(m),4.55−4.49(m),4.33−4.25(m),3.90−3.66(m),3.61−3.31(m),3.25(s),3.16−2.85(m),2.84−2.12(m),1.07−0.76(m)。
(実施例759)
1−(4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}モルホリン−2−イル)エタノール(ジアステレオマー混合物)
1−(ピペリジン−3−イル)エタノールのジアステレオマー混合物を使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4O3の質量計算値:422.18;m/z実測値:422.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.43(s),7.57−7.17(m),4.55−4.49(m),4.32−4.26(m),3.89−3.70(m),3.61−3.33(m),3.33−3.23(m),3.12−2.86(m),2.85−2.12(m),1.10−0.77(m)。
(実施例760)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ビフェニル−2−カルボキサミド
エタノールアミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O2の質量計算値:352.13;m/z実測値:352.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.06(d,J=1.2,1H),7.94−7.83(m,1H),7.59−7.39(m,4H),7.38−7.22(m,2H),3.51(t,J=6.1,2H),3.35−3.31(m,2H)。
(実施例761)
4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(2−ヒドロキシエチル)ビフェニル−2−カルボキサミド
エタノールアミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O2の質量計算値:352.13;m/z実測値:352.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.51(s,2H),7.57−7.42(m,5H),7.34−7.27(m,5H),3.52(t,J=6.0,2H),3.35−3.31(m,2H)。
(実施例762)
(3R)−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピペリジン−3−オール
(R)−3−ヒドロキシピペリジンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.37(s),8.09(br s),8.03−7.87(m),7.65−7.45(m),7.45−7.23(m),4.34−4.20(m),4.13−4.09(m),3.94−3.80(m),3.68−3.31(m),3.21−2.84(m),2.79−2.48(m),1.94−1.65(m),1.39−1.08(m)。
(実施例763)
(cis/trans)4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ビフェニル−2−カルボキサミド
(cis/trans)4−アミノシクロヘキサノールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4O2の質量計算値:406.18;m/z実測値:407.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.36(s,1H),8.07−8.04(m,1H),7.88(m,1H),7.57−7.40(m,4H),7.33−7.24(m,2H),3.69−3.62(m,1H),3.46−3.39(m,4H),3.34(br s,1H),1.87−1.76(m,4H),1.33−1.26(m,2H),1.18−1.08(m,2H)。
(実施例764)
(3R)−1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピペリジン−3−オール
(R)−ピペリジン−3−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.52−8.51(m),7.59−7.47(m),7.44−7.28(m),4.30−4.04(m),3.93−3.81(m),3.69−3.32(m),3.17−2.89(m),2.83−2.57(m),1.96−1.67(m),1.53−1.15(m)。
(実施例765)
(cis/trans)4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロ−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ビフェニル−2−カルボキサミド
(cis/trans)4−アミノシクロヘキサノールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4O2の質量計算値:406.18;m/z実測値:407.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.49(d,J=1.2,2H),7.58−7.40(m,5H),7.33−7.26(m,2H),3.69−3.61(m,1H),3.51−3.38(m,1H),3.33(br s,1H),1.88−1.76(m,4H),1.35−1.27(m,2H),1.14(m,2H)。
(実施例766)
rac−5−(3−フルオロ−2’−{[2−(トリフルオロメチル)モルホリン−4−イル]カルボニル}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
rac−2−(トリフルオロメチル)モルホリンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18F4N4O2の質量計算値:446.14;m/z実測値:447.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.57(s),7.62−7.27(m),5.21(s),4.74(dd),4.52(d),4.12−3.73(m),3.65(d),3.48−3.21(m),3.21−3.01(m),2.94(m),2.60(m),2.35(s),2.16(s)。
(実施例767)
(3S)−1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピペリジン−3−オール
(S)−ピペリジン−3−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.51(d),7.64−7.45(m),7.43−7.29(m),4.31−4.03(m),3.94−3.80(m),3.69−3.58(m),3.51−3.35(m),3.34(s),3.22−2.84(m),2.84−2.56(m),2.44(dd),2.10−1.55(m),1.52−1.15(m)。
(実施例768)
(3S)−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピペリジン−3−オール
(S)−ピペリジン−3−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.38(s),8.07(s),7.97−7.87(m),7.59−7.45(m),7.44−7.25(m),4.30−4.27(m),4.11(dd),4.30−4.27(m),3.66−3.56(m),3.49−3.32(m),3.20−2.83(m),2.79−2.50(m),2.36(dd),2.04−1.58(m),1.50−1.13(m)。
(実施例769)
(3R)−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール
(R)−ピロリジン−3−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O2の質量計算値:378.15;m/z実測値:379.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.39(s),8.00(s),7.89−7.79(m),7.45−7.22(m),5.13(m),4.30(m),4.14(m),3.70−3.36(m),3.02−2.96(m),2.59(m),1.90−1.55(m)。
(実施例770)
(3R)−1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール
(R)−ピロリジン−3−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O2の質量計算値:378.15;m/z実測値:379.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.46(d),7.46−7.23(m),5.47(m),4.31(m),4.16(m),3.65−3.37(m),3.13−2.86(m),2.81(m),1.86−1.60(m)。
(実施例771)
(3S)−1−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール
(S)−ピロリジン−3−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O2の質量計算値:378.15;m/z実測値:378.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.28(s),7.96(s),7.87−7.78(m),7.51−7.18(m),4.25−4.16(m),4.05(m),3.58−3.29(m),3.20(m),3.11−2.77(m),1.73(m),1.60(m)。
(実施例772)
(3S)−1−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール
(S)−ピロリジン−3−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN4O2の質量計算値:378.15;m/z実測値:379.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.45(d),7.45−7.23(m),5.19(m),4.33(m),4.17(m),3.63−3.56(m),3.50(d),3.06−2.87(m),1.79(m),1.67(m)。
(実施例773)
5−{2’−[(2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)カルボニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン(ジアステレオマー混合物)
2,6−ジメチルモルホリンのジアステレオマー混合物を使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4O2の質量計算値:406.18;m/z実測値:407.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)(NMR時間スケール上の複数のジアステレオマー及びコンフォメーションの存在のために複雑であり、ピークは同定の目的のみで示す):δ 8.58(d),8.11(s),8.09−8.00(m),7.55−7.29(m),4.77(br s),4.52(d),3.64−3.30(m),3.10−3.00(m),2.58−2.47(m),2.44−2.33(m),2.18−2.01(m),1.14(dd),0.97−0.84(m)。
(実施例774)
5−(3−フルオロ−2’−{[(3S)−3−メチルモルホリン−4−イル]カルボニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(S)−3−メチルモルホリンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38(d,J=9.6,1H),8.04(s,1H),8.00−7.91(m,1H),7.61−7.45(m,3H),7.45−7.20(m,3H),6.75(d,J=5.1,2H),4.54−4.01(m,1H),3.77−3.39(m,2H),3.25−3.15(m,1H),3.05−2.85(m,1H),2.85−2.63(m,1H),2.22−1.95(m,1H),1.20(d,J=6.9,3H)。
(実施例775)
5−(3−フルオロ−2’−{[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]カルボニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(R)−3−メチルモルホリンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38(d,J=9.6,1H),8.04(s,1H),8.01−7.89(m,1H),7.61−7.46(m,3H),7.45−7.19(m,3H),6.75(d,J=5.1,2H),4.53−4.03(m,1H),3.73−3.58(m,1H),3.54−3.41(m,1H),3.25−3.15(m,1H),3.05−2.86(m,1H),2.84−2.64(m,1H),2.23−1.88(m,1H),1.20(d,J=6.9,3H)。
(実施例776)
5−(3−フルオロ−2’−{[(2S)−2−メチルモルホリン−4−イル]カルボニル}ビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
(S)−2−メチルモルホリンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.04(s,1H),7.97−7.95(m,1H),7.65−7.46(m,3H),7.45−7.24(m,3H),6.76(s,2H),4.27(dd,J=23.7,13.0,1H),3.87−3.38(m,2H),3.13−2.70(m,2H),2.63−2.42(m,1H),2.19−1.90(m,1H),1.04(d,J=6.0,3H)。
(実施例777)
5−(3−フルオロ−2’−{[(2S)−2−メチルモルホリン−4−イル]カルボニル}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
(S)−2−メチルモルホリンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.50(d,J=5.2,2H),7.76−7.60(m,1H),7.60−7.46(m,3H),7.46−7.22(m,3H),6.76(s,2H),4.27(dd,J=20.9,12.6,1H),3.88−3.52(m,1H),3.43(m,1H),3.17−2.82(m,2H),2.81−2.52(m,1H),2.31−1.97(m,1H),1.05(d,J=5.9,3H)。
(実施例778)
5−(3−フルオロ−2’−{[(3S)−3−メチルモルホリン−4−イル]カルボニル}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
(S)−3−メチルモルホリンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.54−8.45(m,2H),7.72−7.60(m,1H),7.57−7.47(m,3H),7.42−7.21(m,3H),6.94(d,J=6.0,2H),4.48(s,1H),3.90(dd,J=13.9,11.2,1H),3.60(d,J=11.4,1H),3.16(s,1H),3.01−2.68(m,2H),2.27−1.96(m,1H),1.20(d,J=6.8,3H)
(実施例779)
5−(3−フルオロ−2’−{[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]カルボニル}ビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
(R)−3−メチルモルホリンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:393.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(d,J=11.5,2H),7.69−7.58(m,1H),7.56−7.42(m,3H),7.40−7.18(m,3H),6.91(d,J=5.8,2H),4.41(d,J=21.0,1H),3.87(dd,J=13.5,11.0,1H),3.56(d,J=11.2,1H),3.15(dd,J=8.0,5.6,1H),3.00−2.66(m,2H),2.12(m,1H),1.17(d,J=6.8,3H)。
(実施例780)
5−{2’−[(2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)カルボニル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピリミジン−2−アミン(ジアステレオマー混合物)
2,6−ジメチルモルホリンのジアステレオマー混合物を使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H23FN4O2の質量計算値:406.18;m/z実測値:407.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=9.3,2H),7.68−7.59(m,1H),7.54−7.45(m,3H),7.36−7.26(m,3H),6.91(d,J=10.5,2H),4.29(d,J=12.6,2H),3.00(dd,J=31.3,12.7,1H),2.59−2.50(m,1H),2.40−2.26(m,1H),2.17−2.07(m,1H),1.12−0.96(m,3H),0.89−0.72(m,3H)。
(実施例781)
5−{2−フルオロ−4−[2−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを使用し、実施例376で述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H19FN4O2の質量計算値402.15;m/z実測値403.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.34(s,1H),8.73−8.64(m,1H),8.55(s,1H),8.18(m,1H),7.88−7.79(m,1H),7.60(m,1H),7.51−7.41(m,1H),7.43−7.32(m,3H),6.65−6.55(m,1H),3.73(dd,J=5.8,4.0,2H),3.63(dd,J=5.7,4.2,2H),3.34(dd,J=5.6,4.1,2H),3.18−3.06(m,2H)。
中間体JE
(3−ブロモピリジン−2−イル)(モルホリノ)メタノン
窒素でパージした丸底フラスコに、3−ブロモピコリン酸(500mg、2.50mmol)、モルホリン(259mg、3.00mmol)、EDCI(712mg、3.70mmol)、HOBT(501mg、3.70mmol)、トリエチルアミン(1.0mL、7.4mmol)及びDMF(12mL)を加えた。この混合物を室温で24時間攪拌した後、水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液を飽和重炭酸酸塩(1×50mL)、水(2×50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C10H11BrN2O2の質量計算値270.00;m/z実測値271.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.57(dd,J=4.7,1.4,1H),7.93(dd,J=8.2,1.4,1H),7.23(dd,J=8.2,4.7,1H),3.90−3.77(m,4H),3.74−3.62(m,2H),3.30−3.15(m,2H)。
(実施例782)
5−{2−フルオロ−4−[2−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例376で述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O2の質量計算値:379.14;m/z実測値:380.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.72−8.63(m,1H),8.56(d,J=1.4,2H),7.85−7.75(m,1H),7.53−7.42(m,2H),7.39−7.28(m,2H),5.17(s,2H),3.71(dd,J=5.6,3.8,2H),3.63(dd,J=5.6,3.8,2H),3.37(dd,J=5.6,4.2,2H),3.18−3.06(m,2H)。
(実施例783)
5−{2−フルオロ−4−[2−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例376で述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O2の質量計算値379.14;m/z実測値380.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.67(dd,J=4.8,1.6,1H),8.61(m,1H),8.12(d,J=1.4,1H),8.06(m,1H),7.81(dd,J=7.9,1.6,1H),7.44(dd,J=7.9,4.8,1H),7.38(dd,J=8.1,1.8,1H),7.32(dd,J=12.1,1.8,1H),4.72(s,2H),3.69(dd,J=5.6,3.9,2H),3.60(dd,J=5.7,4.1,2H),3.30(dd,J=5.6,4.1,2H),3.07(dd,J=5.5,4.1,2H)。
(実施例784)
2−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロ−フェニル]−N−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
t−ブチルアミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20F4N4Oの質量計算値432.16;m/z実測値432.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37−8.32(m,1H),8.06−8.00(m,2H),7.92−7.88(m,1H),7.83(d,J=8.2,1H),7.68−7.65(m,2H),7.38−7.35(m,2H),6.68(s,2H),1.21(s,9H)。
(実施例785)
2−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロ−フェニル]−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
(R)−2−アミノプロパン−1−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18F4N4O2の質量計算値:434.14;m/z実測値:434.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.38(s,1H),8.29(d,J=7.9,1H),8.05(s,1H),7.97−7.84(m,2H),7.77(s,1H),7.71(d,J=7.9,1H),7.37(d,J=9.4,2H),6.71(s,2H),4.70(s,1H),3.93−3.78(m,1H),3.25−3.15(m,2H),1.00(d,J=6.2,3H)。
(実施例786)
2−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロ−フェニル]−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル]−5−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
(S)−2−アミノプロパン−1−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18F4N4O2の質量計算値:434.14;m/z実測値:434.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42−8.39(m,1H),8.31(d,J=8.1,1H),8.07(d,J=1.5,1H),7.96−7.89(m,2H),7.79(s,1H),7.74(d,J=8.0,1H),7.41(s,1H),7.38(dd,J=4.5,1.6,1H),6.74(s,2H),4.72(t,J=5.7,1H),3.92−3.83(m,1H),3.25−3.19(m,2H),1.02(d,J=6.7,3H)。
(実施例787)
2−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロ−フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル]ベンズアミド
(R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15F7N4Oの質量計算値472.11;m/z実測値472.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.11(d,J=8.8,1H),8.41−8.35(m,1H),8.04(d,J=1.4,1H),7.94−7.90(m,2H),7.80−7.72(m,2H),7.36−7.28(m,2H),6.72(s,2H),4.70−4.60(m,1H),1.22(d,J=7.0,3H)。
(実施例788)
2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル]ベンズアミド
(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15F7N4Oの質量計算値472.11;m/z実測値472.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.10(d,J=8.8,1H),8.48(s,2H),7.94(d,J=8.1,1H),7.80−7.72(m,2H),7.65−7.61(m,1H),7.34−7.30(m,2H),6.90(s,2H),4.69−4.60(m,1H),1.22(d,J=7.0,3H)。
(実施例789)
2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル]ベンズアミド
(R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15F7N4Oの質量計算値472.11;m/z実測値472.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.10(d,J=8.8,1H),8.48(s,2H),7.93(d,J=8.0,1H),7.81−7.71(m,2H),7.65−7.61(m,1H),7.37−7.26(m,2H),6.91(s,2H),4.68−4.62(m,1H),1.22(d,J=7.0,3H)。
(実施例790)
2−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロ−フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル]ベンズアミド
(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15F7N4Oの質量計算値472.11;m/z実測値472.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.13(d,J=8.8,1H),8.43−8.35(m,1H),8.06(d,J=1.4,1H),7.96−7.91(m,2H),7.77(d,J=8.8,2H),7.37−7.29(m,2H),6.73(s,2H),4.71−4.61(m,1H),1.23(d,J=7.0,3H)。
(実施例791)
[2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]フェニル]−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)メタノン
アゼチジン−3−を使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4O2,364.13;m/z実測値364.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.51(s,2H),7.65−7.61(m,1H),7.57−7.40(m,4H),7.35−7.30(m,2H),6.88(s,2H),5.65(d,J=4.8,1H),4.31(s,1H),4.11−4.04(m,1H),3.81(t,J=7.9,1H),3.60(dd,J=10.2,4.4,1H),3.39(dd,J=9.1,4.4,1H)。
(実施例792)
[2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]フェニル]−[4−(メチルアミノ)−1−ピペリジル]メタノン
N−メチルピペリジン−4−アミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H24FN5Oの質量計算値405.20;m/z実測値405.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.61(d,J=10.6,2H),7.71−7.55(m,4H),7.54−7.32(m,3H),4.57(d,J=12.6,1H),3.45−3.43(m,1H),3.05−2.90(m,1H),2.75−2.63(m,1H),2.59−2.54(m,1H),2.35(m,3H),2.02−1.92(m,1H),1.73−1.62(m,1H),1.41−1.16(m,1H),1.08−0.44(m,1H)。
(実施例793)
[2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−(1,1−ジオキソ−1,4−チアジナン−4−イル)メタノン
チオモルホリン1,1−ジオキシドを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H18F4N4O3Sの質量計算値494.10;m/z実測値494.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.49(s,2H),8.03(s,1H),7.94(d,J=8.2H,1H),7.80(d,J=8.1,1H),7.72−7.68(m,1H),7.40(d,J=11.7,1H),7.34(d,J=7.6,1H),6.92(s,2H),4.25−4.10(m,1H),3.68−3.65(m,1H),3.59−3.48(m,1H),3.26−3.11(m,3H),3.03−2.92(m,1H),2.42−2.28(m,1H)。
(実施例794)
2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]−N−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
t−ブチルアミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20F4N4Oの質量計算値432.16;m/z実測値432.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(s,2H),8.04(s,1H),7.83(d,J=8.0,1H),7.71−7.58(m,3H),7.41−7.32(m,2H),6.87(s,2H),1.22(s,9H)。
(実施例795)
[2−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロ−フェニル]−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジル)メタノン
ピペリジン−4−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H20F4N4O2の質量計算値:460.15;m/z実測値:460.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39−8.33(m,1H),8.03(s,1H),7.98−7.91(m,1H),7.86(d,J=8.2,1H),7.75(dd,J=8.1,3.2,1H),7.70(d,J=6.3,1H),7.40−7.32(m,2H),6.72(s,2H),4.69−4.61(m,1H),3.99−3.73(m,1H),3.53−3.50(m,1H),3.17−2.59(m,3H),1.66−1.34(m,2H),1.17−0.45(m,2H)。
(実施例796)
[2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジル)メタノン
ピペリジン−4−オールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H20F4N4O2の質量計算値:460,15;m/z実測値:460,9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.49(d,J=7.1,2H),7.89(d,J=8.2,1H),7.83−7.65(m,3H),7.48−7.33(m,2H),6.91(s,2H),4.05−4.02(m,1H),3.91−3.76(m,1H),3.64−3.48(m,1H),3.23−3.18(m,1H),3.05−2.63(m,2H),1.72−1.40(m,2H),1.20−0.97(m,2H)。
(実施例797)
2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]−N−テトラヒドロピラン−4−イル−ベンズアミド
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O2の質量計算値:392.16;m/z実測値:392.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.1,2H),8.24(d,J=7.8,1H),7.61−7.49(m,2H),7.48−7.41(m,3H),7.32−7.29(m,2H),6.87(s,2H),3.89−3.79(m,1H),3.76−3.73(m,2H),3.34(s,2H),1.64−1.61(m,2H),1.41−1.29(m,2H)。
(実施例798)
rac−[2−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロ−フェニル]フェニル]−[2−(ヒドロキシメチル)モルホリン−4−イル]メタノン
モルホリン−2−イルメタノールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O3の質量計算値:408.16;m/z実測値:408.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.39(s,1H),8.07(s,1H),7.97−7.91(m,1H),7.58−7.25(m,6H),4.51−4.31(m,1H),3.95−3.56(m,1H),3.55−3.43(m,2H),3.40−3.33(m,1H),3.26−2.96(m,2H),2.90−2.63(m,1H),2.60−2.19(m,1H)。
(実施例799)
rac−[2−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロ−フェニル]フェニル]−[2−(ヒドロキシメチル)モルホリン−4−イル]メタノン
rac−モルホリン−2−イルメタノールを使用し、実施例504の工程Cで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H21FN4O3の質量計算値:408.16;m/z実測値:409.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.52(s,2H),7.67−7.25(m,7H),4.49−4.33(m,1H),3.96−3.56(m,1H),3.56−3.43(m,2H),3.41−3.31(m,1H),3.23−2.95(m,2H),2.89−2.53(m,1H),2.52−2.13(m,1H)。
中間体JF
N−(3−ブロモピリジン−2−イル)ピバルアミド
3−ブロモピリジン−2−アミン(500mg、2.89mmol)及びピバロイルクロリド(420mg、3.48mmol)を50mLの丸底フラスコに加えた。次いでピリジン(10mL)を加え、混合物を攪拌しながら80℃に4時間加熱した。次いで反応液を室温に冷却し、一晩攪拌した。次いで反応混合物を乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにかけて表題化合物を得た。MS(ESI):C10H13BrN2Oの質量計算値256.02;m/z実測値257.1[M+H]+。
(実施例800)
N−{3−[4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}−2,2−ジメチルプロパンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(ジオキサボロラン(dioxaboralan))−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及びN−(3−ブロモピリジン−2−イル)ピバルアミドを使用し、実施例376で述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5Oの質量計算値365.17;m/z実測値366.15[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.65(s,1H),8.52−8.43(m,3H),7.93−7.83(m,1H),7.56−7.64(m,1H),7.47−7.68(m,1H),7.38−7.26(m,2H),6.93(s,2H),1.05(s,9H)。
(実施例801)
N−{3−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}−2,2−ジメチルプロパンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及びN−(3−ブロモピリジン−2−イル)ピバルアミドを使用し、実施例376で述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O,365.17;m/z実測値366.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.66(s,1H),8.52−8.42(m,1H),8.40−8.30(m,1H),8.03(d,J=1.4,1H),7.95−7.82(m,2H),7.47−7.38(m,1H),7.39−7.30(m,1H),6.73(s,2H),1.05(s,9H)。
(実施例802)
N−{3−[3−フルオロ−4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)フェニル]ピリジン−2−イル}−2,2−ジメチルプロパンアミド
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及びN−(3−ブロモピリジン−2−イル)ピバルアミドを使用し、実施例376で述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H21FN4Oの質量計算値388.17;m/z実測値389.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 11.81(s,1H),9.67(s,1H),8.54−8.46(m,1H),8.42−8.33(m,1H),8.18−8.09(m,1H),7.96−7.87(m,1H),7.71−7.62(m,1H),7.55(d,J=3.5,1H),7.50−7.40(m,1H),7.41−7.31(m,2H),6.54(d,J=3.5,1H),1.07(s,9H)。
(実施例803)
rac−5−(2−フルオロ−4−(2−(ピロリジン−3−イルスルホニル)ピリジン−3−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
工程A:3−ブロモピリジン−2−チオール
3−ブロモ−2−クロロピリジン(10g、0.050mol)及びNa2S(12g、0.15mol)をDMF(150mL)に加えた混合物を120℃で16時間攪拌し、反応混合物を室温に冷却してから乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣を水(80mL)で希釈し、濃HClでpH=5〜6に酸性化し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(6.4g、粗生成物)。MS(ESI):C5H4BrNSの質量計算値188.92;m/z実測値191.9[M+H]+。
工程B:tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルチオ)ピロリジン−1−カルボキシラート
3−ブロモピリジン−2−チオール(0.30g、1.6mmol)、tert−ブチル3−ブロモピロリジン−1−カルボキシラート(0.79g、3.2mmol)及びK2CO3(438mg、3.20mmol)をDMF(12mL)に加えた混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにより精製して部分的に精製された表題化合物を得た(1.05g、純度63%)。
工程C:tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピロリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルチオ)ピロリジン−1−カルボキシラート(0.9g、純度63%、1.6mmol)をDCM/CH3CN(20mL/20mL)に加えた溶液に、NaIO4(1.6g、7.6mmol)、H2O(20mL)、及びRuCl3(10mg、0.070mmol)を加えた。混合物を室温で10分間攪拌してから乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣を水(50mL)で希釈し、DCM(3×40mL)で抽出した。加え合わせた抽出液MgSOを4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して不純な表題化合物(1.0g、純度60%)を得て、これを更に精製することなく次の工程で使用した。
工程D:tert−ブチル3−(3−(4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イルスルホニル)ピロリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピロリジン−1−カルボキシラート(205mg、60%purity、0.320mmol)、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン(100mg、0.320mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(23mg、0.030mmol)、及びNa2CO3(101mg、0.950mmol)をDMF(6mL)に加えた混合物を、N2下で100℃で16時間攪拌した後、室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をFCC、次いでHPLCにより精製して表題化合物を得た(150mg、99%)。MS(ESI):C24H26FN5O4Sの質量計算値499.17;m/z実測値521.9[M+Na]+。
工程E:5−(2−フルオロ−4−(2−(ピロリジン−3−イルスルホニル)ピリジン−3−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
tert−ブチル3−(3−(4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イルスルホニル)ピロリジン−1−カルボキシラート(150mg、0.300mmol)とDCM(10mL)とからなる溶液にHCl/EtOH(5N、10mL)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をHPLCにより精製して表題化合物を得た(67mg、52%)。MS(ESI):C19H18FN5O2Sの質量計算値HCl 399.12;m/z実測値400.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 9.79(br s,1H),9.42(br s,1H),8.79(d,J=4.6,1H),8.51−8.30(m,1H),8.20−7.78(m,3H),7.51−7.02(m,3H),4.81(dd,J=14.1,7.6,1H),3.72(s,1H),3.49−3.14(m,3H),2.44−2.20(m,2H)。
(実施例804)
5−(2−フルオロ−4−(2−(ピロリジン−3−イルスルホニル)ピリジン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
tert−ブチル3−(3−(4−(5−アミノピリミジン−2−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イルスルホニル)ピロリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例803の工程Eで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H18FN5O2Sの質量計算値399.12;m/z実測値、400.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.71(dd,J=4.7,1.6,1H),8.52(d,J=1.4,2H),8.41(br s,1H),8.03(dd,J=7.9,1.5,1H),7.78(dd,J=7.9,4.7,1H),7.58(m,1H),7.49−7.35(m,2H),4.95−4.90(m,1H),3.81(dd,J=13.3,8.9,1H),3.66(dd,J=13.3,5.4,1H),3.44−3.33(m,2H),2.52−2.38(m,2H)。
(実施例805)
5−(4−(2−(シクロブチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン塩酸塩
3−ブロモ−2−(シクロブチルスルホニル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−を使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O2S.HClの質量計算値384.11;m/z実測値385.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.80(d,J=0.8,2H),8.70(dd,J=4.7,1.6,1H),7.99(dd,J=7.8,1.6,1H),7.74(dd,J=7.8,4.7,1H),7.69(m,1H),7.53−7.46(m,2H),4.80−4.69(m,1H),2.54−2.41(m,2H),2.41−2.30(m,2H),2.20−2.07(m,1H),2.05−1.94(m,1H)。
(実施例806)
5−(4−(2−(シクロブチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
3−ブロモ−2−(シクロブチルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O2S.HClの質量計算値384.11;m/z実測値385.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.69(dd,J=4.7,1.5,1H),8.52(s,1H),8.33(s,1H),8.12(m,1H),7.99(dd,J=7.8,1.5,1H),7.74(dd,J=7.8,4.7,1H),7.49(d,J=2.7,1H),7.46(s,1H),4.80−4.70(m,1H),2.54−2.42(m,2H),2.40−2.30(m,2H),2.21−2.07(m,1H),2.04−1.94(m,1H)。
(実施例807)
5−(4−(2−(シクロヘキシルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン塩酸塩
3−ブロモ−2−(シクロヘキシルスルホニル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O2S.HClの質量計算値412.14;m/z実測値413.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.74(dd,J=4.6,1.6,1H),8.56(s,2H),7.96(dd,J=7.9,1.6,1H),7.74(dd,J=7.9,4.7,1H),7.57(m,1H),7.37(dd,J=3.6,1.3,1H),7.34(s,1H),3.97−3.83(m,1H),2.01−1.63(m,5H),1.52−1.13(m,5H)。
(実施例808)
5−(4−(2−(シクロヘキシルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
3−ブロモ−2−(シクロヘキシルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O2S.HClの質量計算値412.14;m/z実測値413.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.78(d,J=4.4,1H),8.39(s,1H),8.02(d,J=6.3,2H),7.90(m,1H),7.80(dd,J=7.8,4.6,1H),7.35(dd,J=14.8,10.8,2H),6.75(s,2H),3.98−3.80(m,1H),1.80(d,J=14.9,4H),1.62(d,J=12.3,1H),1.39−1.07(m,5H)。
(実施例809)
5−(4−(2−(シクロペンチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン塩酸塩
3−ブロモ−2−(シクロペンチルスルホニル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2S.HClの質量計算値398.12;m/z実測値399.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.88(s,2H),8.73(dd,J=4.6,1.5,1H),7.96(dd,J=7.8,1.5,1H),7.80−7.62(m,2H),7.55−7.41(m,2H),4.56−4.40(m,1H),2.09−1.79(m,4H),1.69(d,J=4.7,4H)。
(実施例810)
5−(4−(2−(シクロペンチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン塩酸塩
3−ブロモ−2−(シクロペンチルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2S.HClの質量計算値398.12;m/z実測値399.10[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.80−8.68(m,2H),8.25(d,J=1.1,1H),8.13(m,1H),7.96(dd,J=7.8,1.5,1H),7.73(dd,J=7.8,4.6,1H),7.43(d,J=10.3,2H),4.52−4.39(m,1H),2.10−1.80(m,4H),1.68(d,J=5.4,4H)。
(実施例811)
5−(4−(2−(tert−ブチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
3−ブロモ−2−(tert−ブチルスルホニル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):質量計算値、C19H19FN4O2S,386.12;m/z実測値、387.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.73(dd,J=4.6,1.7,1H),8.56(d,J=1.4,2H),7.73(dd,J=7.8,1.7,1H),7.56(dd,J=7.8,4.6,1H),7.41(m,1H),7.28(dd,J=7.9,1.8,1H),7.21(d,J=1.7,1H),5.29(s,2H),1.48(s,9H)。
(実施例812)
5−(4−(2−(tert−ブチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン・ギ酸塩
3−ブロモ−2−(tert−ブチルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O2Sの質量計算値386.12;m/z実測値、387.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.73(dd,J=4.5,1.7,1H),8.54(s,1H),8.12(s,1H),7.98(m,1H),7.74(dd,J=7.8,1.7,1H),7.56(dd,J=7.8,4.6,1H),7.28(d,J=1.7,1H),7.20(d,J=1.7,1H),5.01(s,2H),1.45(s,9H)。
(実施例813)
rac−5−(4−(2−(sec−ブチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
rac−3−ブロモ−2−(sec−ブチルスルホニル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O2Sの質量計算値386.12;m/z実測値、387.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.73(dd,J=4.6,1.6,1H),8.53(d,J=1.4,2H),7.96(dd,J=7.8,1.6,1H),7.73(dd,J=7.8,4.6,1H),7.56(m,1H),7.40−7.32(m,2H),4.00−3.89(m,1H),1.95−1.81(m,1H),1.53−1.43(m,1H),1.23(d,J=8.3,3H),1.01(t,J=7.5,3H)。
(実施例814)
rac−5−(4−(2−(sec−ブチルスルホニル)ピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン・ギ酸塩
rac−3−ブロモ−2−(sec−ブチルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O2Sの質量計算値386.12;m/z実測値、387.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.73(dd,J=4.6,1.6,1H),8.41−8.35(m,1H),8.20(d,J=1.4,1H),8.03−7.94(m,2H),7.74(dd,J=7.8,4.6,1H),7.40−7.32(m,2H),3.90(s,1H),1.92−1.82(m,1H),1.53−1.42(m,1H),1.24(d,J=6.9,3H),1.00(t,J=7.5,3H)。
(実施例815)
1−((3−(4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノン
1−(4−((3−ブロモピリジン−2−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN5O3S.HClの質量計算値455.14;m/z実測値456.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.76(dd,J=4.6,1.6,1H),8.56(d,J=1.3,2H),8.00(dd,J=7.9,1.6,1H),7.78(dd,J=7.9,4.7,1H),7.59(m,1H),7.40(dd,J=4.3,1.4,1H),7.38(s,1H),4.61(d,J=13.4,1H),4.35(m,1H),4.06(d,J=14.0,1H),3.24(d,J=13.0,2.8,1H),2.76(m,1H),2.11(s,3H),2.09−1.97(m,2H),1.74(m,1H),1.61(m,1H)。
(実施例816)
1−((3−(4−(2−アミノピラジン−5−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノン塩化水素塩
1−(4−((3−ブロモピリジン−2−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN5O3S.HClの質量計算値455.14;m/z実測値456.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.76(dd,J=4.6,1.6,1H),8.46−8.39(m,1H),8.10(d,J=1.4,1H),8.01(dd,J=7.9,1.6,1H),7.96(m,1H),7.78(dd,J=7.9,4.7,1H),7.39(s,1H),7.37(dd,J=4.4,1.5,1H),4.60(d,J=13.5,1H),4.37−4.26(m,1H),4.05(d,J=14.0,1H),3.23(m,1H),2.75(m,1H),2.10(s,3H),2.07−1.97(m,2H),1.74(m,1H),1.61(m,1H)。
(実施例817)
5−(2−フルオロ−4−(2−((3−メトキシプロピル)スルホニル)ピリジン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン塩化水素塩
3−ブロモ−2−((3−メトキシプロピル)スルホニル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.74(dd,J=4.6,1.5,1H),8.61(s,2H),7.99(dd,J=7.8,1.5,1H),7.76(dd,J=7.8,4.7,1H),7.60(m,1H),7.42(dd,J=3.9,1.3,1H),7.40(s,1H),3.70−3.62(m,2H),3.48(m,2H),3.32(s,3H),2.03−1.94(m,2H)。
(実施例818)
5−(2−フルオロ−4−(2−((3−メトキシプロピル)スルホニル)ピリジン−3−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン塩化水素塩
3−ブロモ−2−((3−メトキシプロピル)スルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H19FN4O3Sの質量計算値402.12;m/z実測値、403.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.69(d,J=3.5,1H),8.35(s,1H),8.21(s,1H),8.04−7.90(m,2H),7.72(dd,J=7.8,4.7,1H),7.39(s,1H),7.35(d,J=2.0,1H),3.68−3.56(m,2H),3.45(m,2H),3.29(s,3H),2.04−1.89(m,2H)。
(実施例819)
4−((3−(4−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
4−((3−ブロモピリジン−2−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製し、HPLCによる精製後に標的分子を得た。MS(ESI):C20H19FN4O4S2.HCOOHの質量計算値462.08;m/z実測値463.00[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.67(d,J=4.1,1H),8.58(s,2H),7.87(d,J=7.3,1H),7.72−7.59(m,1H),7.56−7.44(m,1H),7.42−7.29(d,J=14.6,2H),5.22(s,2H),4.52−4.48(m,1H),3.43−3.23(m,2H),3.03(s,2H),2.68−2.47(m,4H)。
(実施例820)
4−((3−(4−(2−アミノピラジン−5−イル)−3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
4−((3−ブロモピリジン−2−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製し、HPLCによる精製後に標的分子を得た。MS(ESI):C20H19FN4O4S2.HCOOHの質量計算値462.08;m/z実測値463.00[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.66(dd,J=4.6,1.6,1H),8.63−8.59(m,1H),8.11(d,J=1.5,1H),8.06(m,1H),7.86(dd,J=7.8,1.6,1H),7.63(dd,J=7.8,4.6,1H),7.37(dd,J=8.1,1.8,1H),7.31(dd,J=11.6,1.7,1H),4.77(s,2H),4.42−4.28(m,1H),3.45−3.27(m,2H),3.10−2.94(m,2H),2.67−2.48(m,4H)。
(実施例821)
5−(2−フルオロ−4−(2−((2−モルホリノエチル)スルホニル)ピリジン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
4−(2−((3−ブロモピリジン−2−イル)スルホニル)エチル)モルホリン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O3S.HCOOHの質量計算値443.14;m/z実測値444.10[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.65(dd,J=4.7,1.6,1H),8.56(s,2H),7.82(dd,J=7.8,1.6,1H),7.61(dd,J=7.9,4.7,1H),7.47(m,1H),7.39(dd,J=8.0,1.7,1H),7.33(dd,J=11.0,1.7,1H),5.52(s,2H),3.85(t,J=9,2H),3.63(s,4H),2.93(t,J=9,2H),2.54(s,4H)。
(実施例822)
5−(2−フルオロ−4−(2−((2−モルホリノエチル)スルホニル)ピリジン−3−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン
4−(2−((3−ブロモピリジン−2−イル)スルホニル)エチル)モルホリンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製し、HPLCによる精製後に標的分子を得た。MS(ESI):C21H22FN5O3S.HCOOHの質量計算値443.14;m/z実測値444.10[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.65(dd,J=4.6,1.6,1H),8.51(s,1H),8.14(d,J=1.5,1H),8.04(m,1H),7.83(dd,J=7.8,1.6,1H),7.61(dd,J=7.8,4.7,1H),7.43−7.30(m,2H),5.28(m,2H),3.98−3.84(m,2H),3.80−3.58(m,4H),3.09−2.96(m,2H),2.78−2.54(m,4H)。
(実施例823)
5−(2−フルオロ−4−(2−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)スルホニル)ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
3−ブロモ−2−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)スルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.71(dd,J=4.6,1.5,1H),8.53(d,J=1.3,2 H),7.97(dd,J=7.8,1.6,1H),7.74(dd,J=7.9,4.6,1H),7.57(m,1H),7.44−7.35(m,2H),3.96−3.78(m,2H),3.57(d,J=6.3,2H),3.47−3.37(m,2H),2.25−2.10(m,1H),1.85−1.69(m,2H),1.54−1.36(m,2H)。
(実施例824)
5−(2−フルオロ−4−(2−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)スルホニル)ピリジン−3−イル)ピラジン−2−アミン・ギ酸塩
3−ブロモ−2−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)スルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H21FN4O3Sの質量計算値428.13;m/z実測値、429.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.65(dd,J=4.6,1.6,1H),8.60(s,1H),8.10(s,1H),8.04(m,1H),7.82(dd,J=7.8,1.6,1H),7.59(dd,J=7.8,4.7,1H),7.40(dd,J=8.0,1.7,1H),7.34(dd,J=11.8,1.6,1H),4.76(s,2H),3.92(dd,J=10.6,3.2,2H),3.56(d,J=6.4,2H),3.39(m,2H),2.40−2.26(m,1H),1.84(d,J=11.0,2H),1.49(m,2H)。
(実施例825)
5−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルエチル)スルホニル]ピリジン−3−イル}フェニル)ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び3−ブロモ−2−(イソプロピルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O2Sの質量計算値372.11;m/z実測値、373.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.69(dd,J=4.7,1.7,1H),8.57(d,J=1.4,2H),7.80(dd,J=7.8,1.6,1H),7.59(dd,J=7.8,4.6,1H),7.46(m,1H),7.39(dd,J=7.9,1.8,1H),7.32(dd,J=11.1,1.7,1H),5.17(s,2H),4.26(hept,J=6.9,1H),1.32(d,J=6.9,6H)。
(実施例826)
5−(2−フルオロ−4−(2−(イソプロピルスルホニル)ピリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン及び3−ブロモ−2−(イソプロピルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18FN4O2Sの質量計算値395.11;m/z実測値、396.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.45(s,1H),8.70(dd,J=4.6,1.6,2H),8.25−8.17(m,1H),7.84(dd,J=7.8,1.7,1H),7.64−7.54(m,2H),7.46−7.32(m,3H),6.61(s,1H),4.26(hept,J=6.8,1H),1.34(d,J=6.9,6H)。
(実施例827
5−{2−フルオロ−4−[2−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値414.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.91(s,2H),8.78(m,1H),8.03(m,1H),7.82(m,1H),7.75−7.71(m,1H),7.50−7.42(m,2H),4.52−4.46(m,1H),3.57−3.54(m,2H),3.24−3.17(m,2H),2.31−2.28(m,2H),2.13−1.96(m,2H)。
(実施例828)
5−{4−[2−(シクロプロピルスルホニル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロフェニル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
工程A:3−ブロモ−2−((3−クロロプロピル)チオ)ピリジン
3−ブロモピリジン−2−チオール(0.04g、0.2mmol)、1−ブロモ−3−クロロプロパンのDMF溶液(0.424mmol/mL、2.0mL)、及びK2CO3(60mg、0.424mmol)のDMF溶液(2.0mL)の混合物を、室温で10分間攪拌した。次いで反応混合物を乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(0.05g、純度89%)。MS(ESI):C8H9BrClNSの質量計算値264.93;m/z実測値265.8[M+H]+。
工程B:3−ブロモ−2−((3−クロロプロピル)スルホニル)ピリジン
3−ブロモ−2−((3−クロロプロピル)チオ)ピリジン(0.05g、89%purity、0.2mmol)をDCM/CH3CN(3.0mL/3.0mL)に加えた溶液に、NaIO4(0.121g、0.567mmol)、H2O(3.0mL)、及びRuCl3(2.0mg、0.014mmol)を加えた。混合物を室温で10分間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮した。残渣を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をMgSO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物(0.05g、純度89%)を得て、これを更に精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI):C8H9BrClNO2Sの質量計算値296.92;m/z実測値297.9[M+H]+。
工程C:3−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ピリジン
3−ブロモ−2−((クロロプロピル)スルホニル)ピリジン(0.05g、89%purity、0.2mmol)のTHF溶液(20mL)に、t−BuOK(0.047g、0.42mmol)をー38℃で加え、混合物を更に30分間攪拌した。飽和NH4Cl水溶液(2.5mL)を加えることにより反応を停止させ、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣を水(10mL)で希釈し、DCM(2×10mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をMgSO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物(0.08g、粗生成物)を得て、これを更に精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI):C8H8BrNO2Sの質量計算値260.95;m/z実測値262.0[M+H]+。
工程D:5−{4−[2−(シクロプロピルスルホニル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロフェニル}ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び3−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)を使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15FN4O2S.HCOOHの質量計算値370.09;m/z実測値370.9[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.67(m,1H),8.55(s,2H),7.76(m,1H),7.55(m,1H),7.49−7.27(m,3H),5.37(s,2H),3.23−3.08(m,1H),1.25−1.01(m,4H)。
(実施例829)
5−{4−[2−(シクロプロピルスルホニル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロフェニル}ピラジン−2−アミン・ギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び3−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15FN4O2Sの質量計算値370.09;m/z実測値370.9[M+H]+;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.66(m,1H),8.55(s,1H),8.06(d,J=1.4,1H),8.02−7.96(m,1H),7.77(m,1H),7.54(m,1H),7.36(m,1H),7.30(m,1H),4.70(s,2H),3.12−3.01(m,1H),1.25−0.97(m,4H)。
(実施例830)
5−{2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン塩酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び3−ブロモ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3S.HClの質量計算値414.12;m/z実測値415.1[M+H]+;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.78(d,J=4.6,1H),8.40(s,1H),8.13−7.99(m,2H),7.95−7.89(m,1H),7.87−7.78(m,1H),7.38(m,2H),6.76(s,2H),4.33−4.20(m,1H),3.92(dd,J=11.1,3.7,2H),3.50−3.35(m,2H),1.85−1.69(m,2H),1.69−1.48(m,2H)。
(実施例831)
5−{2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン・ギ酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び3−ブロモ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O3Sの質量計算値414.12;m/z実測値415.1[M+H]+;1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.78(m,1H),8.52(d,J=1.4,2H),8.04(m,1H),7.82(m,1H),7.67−7.61(m,1H),7.43(m,1H),7.36(m,1H),6.95(s,2H),4.29−4.24(m,1H),3.94−3.89(m,2H),3.45−3.35(m,2H),1.77−1.73(m,2H),1.77−1.52(m,2H)。
(実施例832)
5−{2−フルオロ−4−[2−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン塩酸塩
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたようにして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値414.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.81−8.69(m,1H),8.54(s,1H),8.29(s,1H),8.11−8.06(m,1H),8.01(m,1H),7.78(m,1H),7.42(s,1H),7.39(d,J=2.1,1H),4.55−4.38(m,1H),3.54−3.50(m,2H),3.19−3.12(m,2H),2.30−2.26(m,2H),2.09−1.88(m,2H)。
(実施例833)
5−(2,3−ジフルオロビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
フェニルボロン酸を使用し、実施例461と同様の方法により表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H11F2N3の質量計算値283.09;m/z実測値284.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.43−8.40(m,1H),8.04(d,J=1.5,1H),7.78−7.72(m,1H),7.65−7.60(m,2H),7.55−7.50(m,2H),7.50−7.41(m,2H),6.83(s,2H)。
中間体JF
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミン
工程A:(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ボロン酸
2,2’,6,6’−テトラメチルピペリジン(0.98ml、5.8mmol)のTHF(9.8ml)溶液をN2雰囲気下でー78℃に冷却した。次いでこの溶液にn−BuLi(2.21Nヘキサン溶液、2.45ml、5.41mmol)を2分間かけて滴下し、混合物を0℃に20〜30分間昇温した。次いで混合物を−78℃に再び冷却し、ホウ酸トリイソプロピル(1.25ml、5.41mmol)で処理した。5分後、1−ブロモ−3−フルオロ−2−メトキシベンゼン(1.0g、4.9mmol)を徐々に加え、反応液を−78℃で1.5時間攪拌した後、室温にまで昇温した。次いで反応混合物をAcOH(2.8ml、49mmol)で処理し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。EtOAc抽出液をMgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物を精製することなく使用した。
工程B:5−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミン
(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ボロン酸(940mg、1.69mmol)と5−ブロモピラジン−2−アミン(1.31g、7.56mmol)との混合物を、EtOH(12.4ml)、トルエン(12.8ml)、及びNa2CO3水溶液(2.0N、9.44ml、18.9mmol)で処理し、得られた混合物を10分間パージして脱酸素化した。次いでPd(PPh3)4(218 mg,0.189 mmol)を加え、混合物を80℃に17時間加熱した。反応液を室温にまで冷却した後、飽和NH4Cl水溶液とEtOAcとに分配した。有機層を単離し、MgSO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をDCMに懸濁し、表題化合物を濾過により単離して(300mg、27%)、これを更に精製することなく使用した。濾液を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにかけることによって更なる生成物を得た(560mg、50%)。MS(ESI):C11H9BrFN3Oの質量計算値296.99;m/z実測値298.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.34(dd,J=2.6,1.5,1H),8.00(d,J=1.5,1H),7.54−7.49(m,2H),6.78(s,2H),3.90(d,J=0.6,3H)。
(実施例834)
5−(3−フルオロ−2−メトキシビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
フェニルボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例461と同様の方法により表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H14FN3Oの質量計算値295.11;m/z実測値296.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.58−8.55(m,1H),8.12(d,J=1.5,1H),7.65(dd,J=8.1,7.5,1H),7.61−7.54(m,2H),7.48−7.42(m,2H),7.41−7.34(m,1H),7.23(dd,J=8.2,1.4,1H),4.69(s,2H),3.74(d,J=0.9,3H)。
(実施例835)
5−[3−フルオロ−2−メトキシ−2’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例461と同様の方法により表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H16FN3O3Sの質量計算値373.09;m/z実測値、374.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.58−8.53(m,1H),8.21(dd,J=8.0,1.3,1H),8.11(d,J=1.5,1H),7.71−7.58(m,3H),7.35(dd,J=7.5,1.2,1H),7.13(dd,J=8.1,1.3,1H),4.74(s,2H),3.82(d,J=1.9,3H),2.96(s,3H)。
(実施例836)
4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−N−tert−ブチル−3’−フルオロ−2’−メトキシビフェニル−2−スルホンアミド
(2−(N−(tert−ブチル)スルファモイル)フェニル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例461と同様の方法により表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H23FN4O3Sの質量計算値430.15;m/z実測値、431.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.53−8.48(m,1H),8.19(dd,J=7.9,1.4,1H),8.08(d,J=1.5,1H),7.64−7.55(m,2H),7.52(m,1H),7.29(dd,J=7.4,1.4,1H),7.18(dd,J=8.2,1.4,1H),4.80(s,2H),4.42(s,1H),3.85(d,J=1.8,3H),1.21(s,9H)。
(実施例837)
N−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−2’−メトキシビフェニル−2−イル]メタンスルホンアミド
(2−(メチルスルホンアミド)フェニル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例461と同様の方法により表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H17FN4O3Sの質量計算値388.10;m/z実測値、389.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.59(dd,J=2.3,1.6,1H),8.12(d,J=1.5,1H),7.75(dd,J=8.2,7.2,1H),7.69(d,J=8.0,1H),7.46(m,1H),7.37−7.32(m,2H),7.15(dd,J=8.2,1.5,1H),7.10(s,1H),4.77(s,2H),3.73(d,J=1.1,3H),2.58(s,3H)。
(実施例838)
5−(3−フルオロ−2’−(ピラジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピラジン−2−アミン
工程A:2−(2−クロロフェニル)ピラジン
2−ブロモピラジン(100mg、0.630mmol)及び((2−クロロフェニル)ボロン酸(103mg、0.660mmol)を、攪拌子を備えた5mLの密封可能な容器に加えた。1,4−ジオキサン(3mL)とNa2CO3(1.6mL、2M)とからなる溶液を加え、混合物をアルゴンで10分間パージした後、Pd(ddp)Cl2・CH2Cl2(23mg、0.031mmol)を加えて80℃に15時間加熱した。次いで反応液を室温に冷却し、5mLの酢酸エチル及び5mLの水で希釈し、混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。次いで加え合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をFCCにかけて表題化合物を得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.98−8.96(d,J=1.6,1H),8.70−8.68(dd,J=2.5,1.6,1H),8.58−8.56(d,J=2.6,1H),7.66−7.58(m,1H),7.54−7.50(m,1H),7.43−7.39(m,2H)。
工程B:5−(3−フルオロ−2’−ピラジン−2−イルビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
2−(2−クロロフェニル)ピラジン(58mg、0.31mmol)、5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン(88mg、0.28mmol)及びクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(4.4mg、0.0060mmol)を、攪拌子を備えた密封可能な5mLの容器に入れた。この容器を密封し、脱気し、アルゴンで3回再充填した。この容器に、脱酸素化したTHF(0.56mL)及びK3PO4(1.1mL、0.5M)を別々に加えた。次いで容器を45℃に1時間加熱した後、室温にまで冷却し、ブライン(5mL)で希釈し、EtOAc(1×5mL、3×10mL)で抽出した。次いで加え合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物をFCCにより精製して表題化合物を得た。MS(ESI):C20H14FN5の質量計算値343.12;m/z実測値344.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.65−8.59(dd,J=2.6,1.6,1H),8.47−8.42(d,J=2.6,1H),8.33−8.31(dd,J=2.2,1.4,1H),8.31−8.29(d,J=1.5,1H),8.04−8.02(d,J=1.5,1H),7.79−7.73(m,1H),7.72−7.69(m,1H),7.64−7.53(m,3H),7.11−6.87(m,2H)。
(実施例839)
5−(3−フルオロ−2’−ピラジン−2−イルビフェニル−4−イル)ピリミジン−2−アミン
工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5の質量計算値343.12;m/z実測値344.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.61(s,1H),8.56(s,2H),8.47−8.40(d,J=2.6,1H),8.31(s,1H),7.74−7.67(d,J=7.3,1H),7.65−7.57(m,1H),7.57−7.54(d,J=7.3,1H),7.46−7.41(m,1H),7.08−7.04(d,J=11.8,1H),7.04−7.00(d,J=8.0,1H)。
(実施例840)
5,5’−(3’−フルオロビフェニル−2,4’−ジイル)ジピラジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモピラジン−2−アミンを使用し、実施例847で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6の質量計算値358.13;m/z実測値359.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37−8.29(m,1H),8.06−8.02(d,J=1.5,1H),7.93−7.90(d,J=1.5,1H),7.82−7.73(m,1H),7.63−7.55(m,2H),7.53−7.44(m,3H),7.05−6.97(m,2H)。
(実施例841)
5−[2’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモピラジン−2−アミンを、工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6の質量計算値358.13;m/z実測値359.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.50−8.44(d,J=1.4,2H),7.95−7.90(d,J=1.5,1H),7.63−7.55(m,2H),7.52−7.44(m,3H),7.43−7.38(m,1H),7.06−7.03(m,1H),7.03−7.01(dd,J=6.2,1.6,1H)。
(実施例842)
5−[2’−(6−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて6−ブロモピラジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6の質量計算値358.13;m/z実測値359.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.34−8.25(m,1H),8.15−8.08(d,J=1.5,1H),7.86−7.78(m,1H),7.77(s,1H),7.66−7.59(m,1H),7.59−7.48(m,3H),7.40(s,1H),7.10−7.00(m,2H)。
(実施例843)
5−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6の質量計算値358.13;m/z実測値359.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.33(s,1H),8.19−8.14(m,2H),8.12−8.08(d,J=1.9,1H),7.90−7.80(dd,J=8.8,7.2,1H),7.57−7.41(m,4H),7.12(s,1H),7.10(s,1H)。
(実施例844)
5,5’−(3’−フルオロビフェニル−2,4’−ジイル)ジピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモピリミジン−2−アミンを、工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6の質量計算値358.13;m/z実測値359.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.57(s,2H),8.16(d,J=2.0,2H),7.57−7.45(m,5H),7.14(t,J=10.3,2H)。
(実施例845)
5−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]ピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−ブロモ−1−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを、工程Bにおいて5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。
MS(ESI):C21H14F4N6の質量計算値426.12;m/z実測値427.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.36(dd,J=2.1,1.5,1H),8.10(s,2H),8.05(d,J=1.5,1H),7.90−7.85(m,1H),7.81−7.77(m,1H),7.74(d,J=1.8,1H),7.66(d,J=8.0,1H),7.13(dd,J=2.6,1.7,1H),7.11(dd,J=6.5,1.6,1H)。
(実施例846)
5−[3−フルオロ−2’−(2−メトキシピリミジン−5−イル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモ−2−メトキシピリミジンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5Oの質量計算値373.13;m/z実測値374.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.36(s,2H),8.34(dd,J=2.1,1.4,1H),8.04(d,J=1.5,1H),7.84−7.74(m,1H),7.56−7.44(m,4H),7.12−6.97(m,2H),3.98(s,3H)。
(実施例847)
5−[3−フルオロ−2’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾールを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H16FN5の質量計算値345.14;m/z実測値346.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.38−8.35(m,1H),8.06(d,J=1.5,1H),7.85−7.79(m,1H),7.51−7.46(m,1H),7.42−7.37(m,1H),7.37−7.32(m,3H),7.15−7.11(m,2H),7.05(dd,J=12.2,1.7,1H),3.80(s,3H)。
(実施例848)
5−(3−フルオロ−2’−ピリミジン−5−イルビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモピリミジンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5の質量計算値343.12;m/z実測値344.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 9.01(s,1H),8.61(s,2H),8.32−8.27(m,1H),8.17(d,J=1.4,1H),7.88−7.78(m,1H),7.63−7.50(m,4H),7.11−7.00(m,2H)。
(実施例849)
5−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ピリミジン−2−カルボニトリル
工程Aにおいて5−ブロモピリミジン−2−カルボニトリルを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H13FN6の質量計算値368.12;m/z実測値369.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.73(s,2H),8.37−8.33(m,1H),8.04(d,J=1.5,1H),7.80(m,J=8.1,1H),7.68−7.55(m,4H),7.11(dd,J=12.1,1.7,1H),7.01(dd,J=8.1,1.7,1H)。
(実施例850)
5−[3−フルオロ−2’−(2−モルホリン−4−イルピリミジン−5−イル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)モルホリンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H21FN6Oの質量計算値428.18;m/z実測値429.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.36−8.32(m,1H),8.14(s,2H),8.04(d,J=1.5,1H),7.83−7.77(m,1H),7.54−7.38(m,4H),7.09−7.07(m,1H),7.06(dd,J=7.1,1.6,1H),3.76−3.66(m,8H)。
(実施例851)
1−{4−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール
工程Aにおいて1−(4−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オールを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H22FN5Oの質量計算値403.18;m/z実測値404.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.37−8.32(m,1H),8.07(d,J=1.5,1H),7.85−7.78(m,1H),7.53−7.48(m,1H),7.44−7.37(m,1H),7.35(dd,J=5.0,1.1,2H),7.32(d,J=0.9,1H),7.25(d,J=0.8,1H),7.15(dd,J=8.0,1.7,1H),7.04(dd,J=12.3,1.7,1H),3.98(s,2H),1.07(s,6H)。
(実施例852)
5−[3−フルオロ−2’−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Aにおいてtert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート及び2−ブロモ−1−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した後、Boc基を除去した。tert−ブチル4−(4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(68mg、0.13mmol)をDCM(2mL)に加えて攪拌した溶液に室温でTFA(0.56mL、7.3mmol)を加えた。LMCSによる分析によって反応が終了したことが示された時点で攪拌子を取り出し、反応混合物を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をHPCL精製にかけて表題化合物を得た。MS(ESI):C22H18F4N4の質量計算値414.15;m/z実測値415.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.41−8.37(m,1H),8.13(d,J=1.5,1H),8.03−7.96(m,1H),7.78−7.72(m,1H),7.64(d,J=1.8,1H),7.61(d,J=8.0,1H),7.37(dd,J=8.0,1.7,1H),7.33(dd,J=12.1,1.7,1H),5.89(m,1H),3.85−3.75(m,2H),3.19(t,J=6.0,2H),2.33−2.22(m,2H)。
(実施例853)
5−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]ピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び2−ブロモ−1−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H14F4N6の質量計算値426.12;m/z実測値427.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.34(s,1H),8.16(d,J=1.2,2H),8.10(s,1H),7.92−7.86(m,1H),7.80(d,J=8.3,1H),7.78(d,J=1.7,1H),7.69(d,J=8.0,1H),7.23−7.08(m,2H)。
(実施例854)
5−{2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
(6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸及び5−(2−クロロフェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H14FN7の質量計算値359.13;m/z実測値360.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.93(s,2H),8.31−8.28(m,1H),8.19(s,2H),7.64(dd,J=12.0,1.9,1H),7.59−7.51(m,4H)。
(実施例855)
5−{5−[2−(2−アミノピリミジン−5−イル)フェニル]ピリジン−2−イル}ピリミジン−2−アミン
5−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン及び5−(2−ブロモフェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例427で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H15N7の質量計算値341.14;m/z実測値342.1[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CD3OD)δ 8.97(s,2H),8.47(dd,J=2.3,0.9,1H),8.16(s,2H),7.86(dd,J=8.2,0.9,1H),7.80(dd,J=8.2,2.3,1H),7.59−7.49(m,4H)。
(実施例856)
5−[2’−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−ピラジン−2−アミン及び2−(2−ブロモフェニル)イゾチアゾリジン1,1−ジオキシドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O2Sの質量計算値384.11;m/z実測値、385.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.62−8.58(m,1H),8.12(d,J=1.5,1H),7.99(m,1H),7.76−7.71(m,1H),7.49−7.45(m,1H),7.46−7.38(m,4H),4.69(s,2H),3.30−3.04(m,4H),2.39−2.11(m,2H)。
(実施例857)
5−[2’−(1,1−ジオキシド−1,2−チアジナン−2−イル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−(2−ブロモフェニル)−1,2−チアジナンe1,1−ジオキシドを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H19FN4O2Sの質量計算値398.12;m/z実測値、399.2[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.48−8.43(m,1H),8.38−8.33(m,1H),8.08−8.02(m,1H),7.62(m,1H),7.45−7.39(m,4H),7.34(dd,J=12.5,1.7,1H),3.76−3.65(m,2H),3.24−3.10(m,2H),3.00−2.89(m,2H),2.35−2.23(m,2H),2.22−2.10(m,2H)。
(実施例858)
5−[2’−(1,1−ジオキシドイゾチアゾリジン−2−イル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン及び2−(2−ブロモフェニル)イゾチアゾリジン1,1−ジオキシドを使用し、実施例384で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H17FN4O2Sの質量計算値384.11;m/z実測値、385.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.58(d,J=1.4,2H),7.78−7.71(m,1H),7.69−7.58(m,1H),7.50−7.32(m,4H),7.29−7.20(m,1H),5.21(s,2H),3.77(t,J=6.8,1H),3.43−3.17(m,2H),2.67−2.47(m,1H),2.42−2.17(m,2H)。
(実施例859)
5−[2−フルオロ−4−(2−ピロリジン−1−イルピリジン−3−イル)フェニル]ピラジン−2−アミン
工程Bにおいて(2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ボロン酸及び5−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例377で述べたのと同様の方法を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H18FN5の質量計算値335.15;m/z実測値336.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.61−8.56(m,1H),8.22−8.17(m,1H),8.12(s,1H),7.97−7.88(m,1H),7.45−7.38(m,1H),7.29−7.23(m,1H),7.21−7.14(m,1H),6.75−6.67(m,1H),4.67(s,2H),3.28−3.10(m,4H),1.87−1.73(m,4H)。
(実施例860)
1−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ピロリジン−2−オン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び1−(2−ブロモフェニル)ピロリジン−2−オンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H17FN4Oの質量計算値348.14;m/z実測値349.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.03(s,1H),7.91(m,1H),7.54−7.14(m,6H),6.72(s,2H),3.44(t,J=6.7,2H),2.26(t,J=7.9,2H),1.97−1.87(m,2H)。
中間体JF’
4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール
1L丸底フラスコ中の2−クロロフェニルボロン酸(16.6g、106mmol)、tert−ブチル4−ブロモ−1H−ピラゾール−1−カルボキシラート(17.4g、71mmol)及びK2CO3(14.7g、142mmol)の混合物に、Pd(dppf)Cl2・DCM(0.58g、0.71mmol)、1,4−ジオキサン(200mL)及びH2O(50mL)を加えた。混合物をN2で15分間パージしてから80℃で16時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣を水(100mL)で希釈し、次いでEtOAc(3×100mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(9.2g、73%)。MS(ESI):C9H7ClN2,の質量計算値178.03;m/z実測値179.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.80(s,1H),8.59(s,1H),7.52−7.46(m,1H),7.45−7.39(m,1H),7.36−7.25(m,2H)。
中間体JG
4−(2−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール
50mLの丸底フラスコに、4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール(1.0g、5.6mmol)、1−ブロモ−2−メトキシエタン(1.17g、8.4mmol)、Cs2CO3(3.64g、11.2mmol)及びDMF(10mL)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌し、水(100mL)で希釈した。得られた混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(3×50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、FCCにより精製して表題化合物を得た(890mg、67%)。MS(ESI):C12H13ClN2Oの質量計算値236.07;m/z実測値237.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.93(s,1H),7.87(s,1H),7.47−7.43(m,2H),7.29−7.27(m,1H),7.21−7.17(m,1H),4.39(t,J=5.2 Hz,2H),3.81(t,J=5.2 Hz,2H),3.36(s,3H)。
中間体JH
tert−ブチル(2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)カルバメート
tert−ブチル(2−ブロモエチル)カルバメートを使用し、4−(2−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾールについて述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C16H20ClN3O2,の質量計算値321.12;m/z実測値322.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.82(d,J=2.2 Hz,2H),7.46−7.42(m,2H),7.32−7.13(m,2H),4.95(s,1H),4.29(t,J=5.5 Hz,2H),3.61(d,J=5.2 Hz,2H),1.44(s,9H)。
中間体JI
2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタンアミン塩酸塩
tert−ブチル2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチルカルバメート(1.0g、3.1mmol)とHCl(20mL、30% EtOH溶液)との混合物を室温で16時間攪拌した。沈殿した固体を濾過により回収し、エチルエーテル(10mL)で洗浄して表題化合物を得た(670mg、84%)。MS(ESI):C11H12ClN3の質量計算値221.07;m/z実測値222.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.31(s,1H),8.22(s,3H),7.97(s,1H),7.62(dd,J=7.7,1.4 Hz,1H),7.52(d,J=8.0 Hz,1H),7.39−7.35(m,1H),7.32−7.24(m,1H),4.46(t,J=6.2 Hz,2H),3.35−3.23(m,2H)。
中間体JJ
2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル
50mL丸底フラスコ中の4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール(1.0g、5.6mmol)、2−ブロモアセトニトリル(1.0g、8.4mmol)及びCs2CO3(3.64g、11.2mmol)及びDMF(10mL)の混合物を50℃で攪拌した。16時間後、更なる2−ブロモアセトニトリル(1g、8.4mmol)を加えた。得られた混合物を100℃で8時間攪拌し、室温に冷却し、水(100mL)で希釈した。得られた混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(3×50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(600mg、49%)。MS(ESI):C11H8ClN3の質量計算値217.04;m/z実測値218.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.96(s,1H),7.88(s,1H),7.47−7.44(m,2H),7.32−7.28(m,1H),7.26−7.21(m,1H),5.14(s,2H)。
中間体JK
2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
50mL丸底フラスコに、4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール(1.0g、5.6mmol)、2−ブロモエタノール(1.05g、8.4mmol)、Cs2CO3(3.64g、11.2mmol)及びDMF(10mL)を加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌してから更なる2−ブロモエタノール(1.05g8.4mmol)を加えた。得られた混合物を100℃で更に8時間攪拌し、室温に冷却し、水(100mL)で希釈した。得られた混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(3×50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(800mg、64%)。MS(ESI):C11H11ClN2Oの質量計算値222.06;m/z実測値O223.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.91(s,1H),7.87(s,1H),7.49−7.45(m,2H),7.32−7.29(m,1H),7.24−7.20(m,1H),4.46−4.23(m,2H),4.19−3.99(m,2H),3.31(s,1H)。
中間体JL
4−(2−クロロフェニル)イソチアゾール
工程A:(Z)−N−(2−(2−クロロフェニル)−3−(ジメチルアミノ)アリリデン)−N−メチルメタンアミニウム・クロリド
DMF(27mL、0.4mol)を250mL丸底フラスコ中、0℃で、POCl3(28mL、0.3mol)に滴下した。添加が完了した後、得られた混合物を0℃で20分間攪拌し、2−(2−クロロフェニル)酢酸(17g、0.1mol)を加えた。反応混合物を85℃で2時間攪拌し、室温に冷却し、氷水(400mL)に注いだ。得られた混合物をCH2Cl2(3×150mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液を水(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(26.2g、96%)。MS(ESI):C13H18ClN2 +の質量計算値237.12;m/z実測値237.0[M]+.1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.94(s,2H),7.43−7.38(m,1H),7.36−7.30(m,1H),7.29−7.22(m,2H),3.39(s,6H),2.44(s,6H)。
工程B:2−(2−クロロフェニル)マロンアルデヒド
250mL丸底フラスコ中の(Z)−N−(2−(2−クロロフェニル)−3−(ジメチルアミノ)アリリデン)−N−メチルメタンアミニウムクロリド(8.0g、29mmol)とEtOH(40mL)とからなる溶液にNaOH水溶液(25%、40mL)を加えた。得られた混合物を1時間還流してから室温に冷却した。EtOHを真空下で蒸発により除去し、水性混合物を氷水(100mL)で希釈し、HCl(1N)を加えてpH=1に酸性化し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(5.37g、100%)。MS(ESI):C9H7ClO2の質量計算値182.01;m/z実測値182.9[M+H]+ 1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 12.05(s,1H),8.58(s,2H),7.47−7.43(m,1H),7.36−7.25(m,2H),7.18−7.10(m,1H)。
工程C:(Z)−3−クロロ−2−(2−クロロフェニル)アクリルアルデヒド
50mL丸底フラスコ中の2−(2−クロロフェニル)マロンアルデヒド(2.82g、15.5mmol)とCH2Cl2(20mL)とからなる0℃の溶液にSOCl2(10mL、138mmol)を加えた。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、乾燥状態にまで濃縮し、FCCにより精製して表題化合物を得た(2.37g、76%)。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 9.66(s,1H),7.51(s,1H),7.51−7.46(m,1H),7.40−7.31(m,2H),7.20−7.13(m,1H)。
工程D:4−(2−クロロフェニル)イソチアゾール
(Z)−3−クロロ−2−(2−クロロフェニル)アクリルアルデヒド(2.37g、11.8mmol)とDMF(8mL)とからなる溶液が入れられた25mL丸底フラスコにNH4SCN(3.58g、47.2mmol)を加えた。反応混合物を70℃で16時間攪拌した後、室温にまで冷却し、ブライン(100mL)で希釈した。得られた混合物をエチルエーテル(3×100mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(3×100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(980mg、43%)。MS(ESI):C9H6ClNSの質量計算値:194.99;m/z実測値:195.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.78(s,1H),8.69(s,1H),7.54−7.46(m,1H),7.46−7.38(m,1H),7.37−7.27(m,2H)。
(実施例861)
5−[2’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモピリジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5の質量計算値357.14;m/z実測値358.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.34(s,1H),8.06(s,1H),7.80−7.76(m,1H),7.70(d,J=2.0 Hz,1H),7.51−7.39(m,4H),7.28(dd,J=8.6,2.2 Hz,1H),7.07(d,J=8.1 Hz,1H),7.02(d,J=12.5 Hz,1H),6.51(d,J=8.6 Hz,1H)。
(実施例862)
5−[3−フルオロ−2’−(2−ピペラジン−1−イルピリミジン−5−イル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモ−2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H22FN7の質量計算値427.19;m/z実測値427.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.34(s,1H),8.22(s,2H),8.06(d,J=1.3Hz,1H),7.82−7.76(m,1H),7.54−7.47(m,4H),7.17(d,J=12.6Hz,1H),7.07(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),4.00−3.83(m,4H),3.21−3.09(m,4H)。
(実施例863)
6−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ピリダジン−3−アミン#55495609#
工程Aにおいて6−ブロモピリダジン−3−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6の質量計算値358.13;m/z実測値358.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35(s,1H),8.17(s,1H),7.88−7.82(m,1H),7.74−7.57(m,4H),7.51(d,J=9.6 Hz,1H),7.39(dd,J=9.6,1.9 Hz,1H),7.27(d,J=12.4 Hz,1H),7.05(d,J=8.0 Hz,1H)。
(実施例864)
5−{2’−[1−(2−アミノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン#55510962#
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタンアミン塩酸塩を使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H19FN6の質量計算値374.17;m/z実測値375.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.73(d,J=1.3Hz,1H),8.23(d,J=1.3 Hz,1H),8.08−8.04(m,1H),7.60(s,1H),7.56−7.51(m,1H),7.47−7.34(m,3H),7.26(s,1H),7.23(dd,J=8.1,1.6Hz,1H),7.17(dd,J=12.7,1.6Hz,1H),4.41(t,J=5.8Hz,2H),3.38(t,J=5.8Hz,2H)。
(実施例865)
5−[2’−(6−アミノピリジン−3−イル)−3−フルオロビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモピリジン−2−アミンを、工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H16FN5の質量計算値357.14;m/z実測値358.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(d,J=1.3Hz,2H),7.71(d,J=2.0 Hz,1H),7.53−7.36(m,5H),7.14(dd,J=8.5,2.5 Hz,1H),7.09(dd,J=12.1,1.5Hz,1H),7.03(dd,J=8.0,1.7Hz,1H),6.89(s,2H),6.34(d,J=8.6Hz,1H),5.94(s,2H)。
(実施例866)
5−[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−メチルピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモ−N−メチルピリミジン−2−アミンを、工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6の質量計算値372.15;m/z実測値373.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.1Hz,2H),8.06(s,2H),7.57−7.40(m,5H),7.19−7.13(m,2H),7.06(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),6.90(s,2H),2.77(d,J=4.8Hz,3H)。
(実施例867)
4−[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて4−ブロモピリミジン−2−アミンを、工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6の質量計算値358.13;m/z実測値359.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.46(d,J=1.1Hz,2H),8.04(d,J=5.0Hz,1H),7.63−7.45(m,5H),7.16(dd,J=12.0,1.4Hz,1H),7.04(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),6.90(s,2H),6.66(s,2H),6.19(d,J=5.0Hz,1H)。
(実施例868)
4−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]ピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて4−ブロモピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H15FN6の質量計算値358.13;m/z実測値359.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35(s,1H),8.03(d,J=5.0Hz,1H),8.00(s,1H),7.81−7.77(m,1H),7.63−7.46(m,4H),7.13(d,J=12.5Hz,1H),7.05(d,J=8.7Hz,1H),6.71(s,2H),6.65(s,2H),6.17(d,J=5.1Hz,1H)。
(実施例869)
5−{3−フルオロ−2’−[1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]ビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び4−(2−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾールを使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H20FN5Oの質量計算値389.17;m/z実測値390.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.37(s,1H),8.32(s,1H),7.98−7.94(m,1H),7.53(d,J=7.4Hz,1H),7.47−7.34(m,4H),7.25(s,1H),7.19(d,J=8.1Hz,1H),7.10(d,J=12.5Hz,1H),4.21(t,J=4.9Hz,2H),3.65(t,J=4.8Hz,2H),3.25(s,3H)。
(実施例870)
5−[3−フルオロ−2’−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
工程Aにおいてtert−ブチル4−ブロモ−1H−ピラゾール−1−カルボキシラートを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H14FN5の質量計算値331.12;m/z実測値332.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 12.77(s,1H),8.37(s,1H),8.02(s,1H),7.86−7.82(m,1H),7.54(d,J=7.6Hz,1H),7.47(s,1H),7.44−7.31(m,3H),7.17(s,1H),7.12(d,J=5.4Hz,1H),7.10(s,1H),6.71(s,2H)。
(実施例871)
{4−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセトニトリル
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15FN6の質量計算値370.13;m/z実測値370.8[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.37(s,1H),8.02(d,J=1.3Hz,1H),7.87−7.82(m,1H),7.62(s,1H),7.52(d,J=7.1Hz,1H),7.47−7.33(m,3H),7.30(s,1H),7.15−7.09(m,2H),6.72(s,2H),5.42(s,2H)。
(実施例872)
5−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−N−メチルピリミジン−2−アミン
工程Aにおいて5−ブロモ−N−メチルピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H17FN6の質量計算値372.15;m/z実測値373.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.36(s,1H),8.09−8.06(m,3H),7.85−7.81(m,1H),7.55−7.44(m,4H),7.13−7.05(m,2H),2.90(s,3H)。
(実施例873)
5−(3−フルオロ−2’−イソチアゾール−4−イルビフェニル−4−イル)ピラジン−2−アミン
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び4−(2−クロロフェニル)イソチアゾールを使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H13FN4Sの質量計算値348.08;m/z実測値349.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.53(s,1H),8.30(s,1H),8.23(s,1H),8.10(d,J=1.4Hz,1H),7.87−7.82(m,1H),7.53−7.39(m,4H),7.03(dd,J=8.0,1.7Hz,1H),6.98(dd,J=12.1,1.6Hz,1H),4.76(s,2H)。
(実施例874)
2−{4−[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}エタノール
5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミン及び2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノールを使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18FN5Oの質量計算値375.15;m/z実測値376.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.40−8.35(m,1H),8.02(d,J=1.5 Hz,1H),7.86−7.82(m,1H),7.53−7.50(m,2H),7.45−7.38(m,1H),7.34−7.33(m,2H),7.15−7.11(m,2H),7.08(d,J=0.6Hz,1H),6.72(s,2H),4.84(t,J=5.3Hz,1H),4.04(t,J=5.7Hz,2H),3.66−3.62(m,2H)。
(実施例875)
{4−[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセトニトリル
2−(4−(2−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリルを使用し、実施例287で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15FN6の質量計算値370.13;m/z実測値371.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.49(d,J=1.0Hz,2H),7.61−7.50(m,3H),7.48−7.31(m,4H),7.16(dd,J=11.8,1.3Hz,1H),7.09(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),6.92(s,2H),5.43(s,2H)。
(実施例876)
5−[3−フルオロ−2’−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−4−イル]ピリミジン−2−アミン
工程Aにおいてtert−ブチル4−ブロモ−1H−ピラゾール−1−カルボキシラートを、工程Bにおいて5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H14FN5の質量計算値331.12;m/z実測値332.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 12.79(s,1H),8.49(s,2H),7.60−7.47(m,3H),7.45−7.39(m,1H),7.39−7.30(m,2H),7.26−7.07(m,3H),6.91(s,2H)。
中間体JM
(S)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミド
(S)−1−アミノプロパン−2−オールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H12BrNO3Sの質量計算値292.97;m/z実測値294.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.14(dd,J=7.7,1.8Hz,1H),7.75(dd,J=7.7,1.4Hz,1H),7.53−7.46(m,1H),7.46−7.40(m,1H),5.62(s,1H),3.98−3.78(m,1H),3.02(d,J=12.9Hz,1H),2.74(dd,J=13.0,8.1Hz,1H),2.01(d,J=4.1Hz,1H),1.16(d,J=6.3Hz,3H)。
中間体JN
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミド
2−アミノエタノールを使用し、中間体AUで述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C8H10BrNO3Sの質量計算値278.96;m/z実測値279.9[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.17−8.11(dd,J=7.8,1.8Hz,1H),7.79−7.72(dd,J=7.8,1.3Hz,1H),7.52−7.46(m,1H),7.46−7.40(m,1H),5.79−5.66(t,J=5.7Hz,1H),3.73−3.65(dd,J=5.6,4.6Hz,2H),3.13−3.03(ddd,J=6.0,5.1,4.4Hz,2H),2.22−2.10(s,1H)。
中間体JO
5−(3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン
工程A:5−(5−クロロ−3−フルオロピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン
(2−アミノピリミジン−5−イル)ボロン酸(3.4g、25mmol)、2−ブロモ−5−クロロ−3−フルオロピリジン(5.4g、25mmol)、酢酸パラジウム(II)/1,1’−ビス(ジ−t−ブチルホスフィノ)フェロセン/リン酸カリウム混合物(1.1g、1.0mmol)、Na2CO3(122mL、245mmol、2M)及びTHF(122mL)からなる溶液を室温で攪拌した。1時間後、THFを真空下で除去し、残渣をCH2Cl2(200mL)で希釈した。有機抽出液を単離し、水性混合物をCH2Cl2(2×200mL)で更に抽出した。加え合わせた有機抽出液を乾燥状態にまで濃縮し、EtOAcとすりつぶして表題化合物を得た(5.5g、44%)。MS(ESI):C9H6ClFN4の質量計算値224.03;m/z実測値225.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.76(d,J=1.4Hz,2H),8.57(m,1H),8.18(dd,J=11.1,2.0Hz,1H),7.18(s,2H)。
工程B:5−(3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン
200mLの丸底フラスコに、攪拌子、5−(5−クロロ−3−フルオロピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(2.4g、11mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(3.4g、13mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリ−i−プロピル−1,1’−ビフェニル)(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル−2−イル)パラジウム(II)(161mg、0.214mmol)、KOAc(3.1g、32mmol)及び1,4−ジオキサン(100mL)を加えた。フラスコにセプタムを取付け、N2で10分間パージし、80℃に5時間加熱した。得られた反応混合物を室温に冷却してからブフナー漏斗に通して濾過した。濾紙をCH2Cl2(50mL)で洗浄し、濾液をシリカ上に直接濃縮し、FCCにかけて表題化合物を得た(2.4g、71%)。C15H18BFN4O2の質量計算値316.15;m/z実測値235.0[M−pinacol]+.1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.83(d,J=1.2Hz,2H),8.64−8.59(m,1H),7.80(dd,J=11.7,1.3Hz,1H),7.19(s,2H),1.32(s,12H)。
(実施例877)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド(塩酸塩として)
25mLの密封された試験管中、5−(3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(420mg、1.32mmol)、(S)−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(480mg、1.46mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)(100mg、10%)、THF(4mL)及びK3PO4水溶液(0.5M、4mL)の混合物をN2で10分間パージしてから、70℃で16時間攪拌した。得られた反応混合物を室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をCH2Cl2(35mL)に溶解し、水(3×10mL)で洗浄した。有機相を単離し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣を分取HPLCにより精製して表題化合物を得た(35mg塩酸塩、6%)。MS(ESI):C18H15F4N5O2Sの質量計算値441.09;m/z実測値442.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.24(s,2H),8.50(s,1H),8.13(d,J=7.7Hz,1H),7.81−7.66(m,3H),7.44(d,J=6.7Hz,1H),3.94−3.85(m,1H),1.25(d,J=6.9Hz,3H)。
(実施例878)
5−{5−[2−(シクロプロピルスルホニル)フェニル]−3−フルオロピリジン−2−イル}ピリミジン−2−アミン
1−ブロモ−2−(シクロプロピルスルホニル)ベンゼンを使用し、実施例877で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15FN4O2Sの質量計算値370.09;m/z実測値、371.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 10.55(s,2H),9.03(s,2H),8.54(s,1H),8.11(d,J=7.8Hz,1H),7.98(d,J=12.0Hz,1H),7.86−7.83(m,1H),7.79−7.75(m,1H),7.55(d,J=7.4Hz,1H),2.63−2.55(m,1H),1.04−0.95(m,2H),0.95−0.88(m,2H)。
(実施例879)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例877で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18FN5O3Sの質量計算値403.11;m/z実測値、404.0[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 9.24(s,2H),8.61−8.53(m,1H),8.09(dd,J=7.7,1.5Hz,1H),7.90(dd,J=11.8,1.7Hz,1H),7.80−7.59(m,2H),7.47(dd,J=7.3,1.6Hz,1H),3.76−3.61(m,1H),2.87−2.69(m,2H),1.08(d,J=6.3Hz,3H)。
(実施例880)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−[(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(S)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例877で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18FN5O3Sの質量計算値403.11;m/z実測値、404.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD):δ 9.24(s,2H),8.57−8.56(m,1H),8.17(dd,J=7.7,1.3Hz,1H),7.90(dd,J=12.0,1.6Hz,1H),7.78−7.61(m,2H),7.45(dd,J=7.3,1.3Hz,1H),3.42−3.36(m,1H),3.28−3.18(m,2H),1.05(d,J=6.5Hz,3H)。
(実施例881)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−[(1R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例877で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H18FN5O3Sの質量計算値403.11;m/z実測値、404.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 9.24(s,2H),8.57−8.56(m,1H),8.17(dd,J=7.7,1.3Hz,1H),7.90(dd,J=12.0,1.6Hz,1H),7.78−7.61(m,2H),7.45(dd,J=7.3,1.3Hz,1H),3.42−3.36(m,1H),3.28−3.18(m,2H),1.05(d,J=6.5Hz,3H)。
(実施例882)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミド
2−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例877で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H16FN5O3Sの質量計算値389.10;m/z実測値、390.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 9.23(s,2H),8.55(s,1H),8.10(d,J=7.6Hz,1H),7.87(d,J=11.9Hz,1H),7.75−7.64(m,2H),7.45(d,J=7.2Hz,1H),3.49(t,J=5.8Hz,2H),2.95(t,J=5.6Hz,2H)。
(実施例883)
2−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロピリジン−3−イル]−N−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]ベンゼンスルホンアミド
(R)−2−ブロモ−N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを使用し、実施例877で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C18H15F4N5O2Sの質量計算値441.09;m/z実測値442.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.08(s,2H),8.47(s,1H),8.14(dd,J=7.8,1.3Hz,1H),7.77−7.63(m,3H),7.44(dd,J=7.5,1.3Hz,1H),3.94−3.85(m,1H),1.25(d,J=7.0Hz,3H)。
中間体JP
4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
工程A:4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン
1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(1.3g、7.4mmol)とDMF(10mL)とからなる溶液に(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メタノール(1.0g、7.4mmol)、NaH(0.6g、14.9mmol)を0℃で加えた。次いで混合物をN2下、60℃で一晩攪拌した。この後、反応混合物を室温に冷却し、氷水に注ぎ、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(20mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得て、これを更に精製することなく次の工程で使用した。
工程B:4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン 1,1−ジオキシド
4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピランとCH2Cl2(15mL)とからなる0℃の溶液に、メタクロロ過酸化安息香酸(3.4g、14.9mmol)を徐々に加えた。得られた反応混合物を室温で一晩攪拌してからNa2S2O3(20mL、10%水溶液)で希釈し、CH2Cl2(3×20mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し(20mL)、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物を酢酸エチルから再結晶化させて表題化合物を得た(1.6g、67%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.54(dd,J=8.2,1.6,1H),7.28−7.24(m,1H),6.86(dd,J=7.5,6.6,2H),3.92(d,J=5.8,2H),3.23−3.12(m,2H),3.05(dd,J=17.5,8.9,2H),2.37(d,J=11.2,2H),2.09(m,3H)。
中間体JQ
4−(2−ブロモフェノキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
工程A:4−(2−ブロモフェノキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン
1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(1.3g、7.5mmol)をDMF(10mL)に加えてなる0℃の溶液に、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−オール(740mg、6.3mmol)及びNaH(750mg、18.8mmol)を加えた。混合物をN2雰囲気下、60℃で攪拌した。12時間後、反応混合物を室温に冷却し、氷水に注ぎ、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をブライン(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得て、これを更に精製することなく使用した。
工程B:4−(2−ブロモフェノキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
4−(2−ブロモフェノキシ)テトラヒドロ−2H−チオピランとCH2Cl2(20mL)とからなる0℃の溶液に、メタクロロ過酸化安息香酸(3.7g、16.5mmol)を徐々に加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。この後、混合物をNa2S2O3(20mL、10%水溶液)で希釈し、NaOH(2N)でpH=8に塩基性化し、CH2Cl2(3×15mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液を乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(650mg、38%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.58−7.56(m,1H),7.31−7.25(m,1H),6.98−6.85(m,2H),4.72(s,1H),3.62−3.46(m,2H),2.97−2.87(m,2H),2.52−2.43(m,2H),2.41−2.34(m,2H)。
中間体JR
4−(2−ブロモフェノキシ)安息香酸
工程A:4−(2−ブロモフェノキシ)安息香酸メチル
4−フルオロ安息香酸メチル(3.0g、19.5mmol)、2−ブロモフェノール(6.7g、39mmol)、Cs2CO3(12.7g、39mmol)及びDMSO(30mL)の混合物を室温で36時間攪拌してから水(30mL)で希釈した。水性混合物をEtOAcで抽出した(3×50mL)。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(3.6g、60%)。
工程B:4−(2−ブロモフェノキシ)安息香酸
4−(2−ブロモフェノキシ)安息香酸メチル(3.5g,11.4mmol)、MeOH(30mL)及び水(10mL)からなる溶液にNaOH(910mg、22.8mmol)を加えた。反応混合物を室温で10時間攪拌した。MeOHを蒸発により除去し、得られた混合物をHCl(1N)でpH=7に酸性化した。得られた固体を濾過により単離し、水で洗浄してから真空下で乾燥して表題化合物を得た(2.9g、87%)。MS(ESI):C13H9BrO3の質量計算値291.97;m/z実測値293.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 7.93(d,J=8.6Hz,2H),7.76(d,J=8.2Hz,1H),7.50−7.41(m,1H),7.27−7.17(m,2H),6.98−6.85(m,2H)。
中間体JS
4−(2−ブロモフェノキシ)ベンズアミド
100mL丸底フラスコに、SOCl2(20mL、276mmol)、次いで4−(2−ブロモフェノキシ)安息香酸(1.8g、6.1mmol)を加え、反応混合物を2時間還流した。反応混合物を室温に冷却してから乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をTHF(30mL)に溶解し、NH4OH(10mL)で処理した。反応混合物を一晩攪拌してから乾燥状態にまで濃縮して固体残渣を得た。得られた残渣を濾過により回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥して表題化合物を得て、これを更に精製することなく使用した(1.4g、78%)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 7.92−7.84(m,3H),7.78−7.73(m,1H),7.47−7.41(m,1H),7.26(s,1H),7.23−7.15(m,2H),6.91(d,J=8.8Hz,2H)。
中間体JT
4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)安息香酸
工程A:4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)安息香酸メチル
還流冷却器を備えた10mLの反応管に、N2下、2−ブロモフェノール(1.5g、8.6mmol)、4−(ブロモメチル)安息香酸メチル(2.0g、8.6mmol)、K2CO3(2.4g、17.3mmol)及びMeCN(5mL)を加えた。得られた混合物を3時間加熱還流した後、室温にまで冷却し、EtOAc(30mL)を加え、得られた混合物を濾過してからEtOAc(2×10mL)で洗浄した。加え合わせた有機抽出液を乾燥状態にまで濃縮し、残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(2.5g、90%)。
工程B:4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)安息香酸
150mL丸底フラスコに、N2雰囲気下、4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)安息香酸メチル(2.5g、7.8mmol),NaOH(0.6g、15.6mmol)及びMeOH(50mL)を加えた。得られた混合物を室内で10時間攪拌した。この後、水(50mL)を加え、混合物を真空下で濃縮してMeOHを除去した。水性混合物を1M HClでpH=4に調整し、生成した固体を濾過により回収した。この固体を真空下で乾燥して表題化合物を得た(2.2g、92%)。MS(ESI):C14H11BrO3の質量計算値305.99;m/z実測値328.2[M+Na]+.1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 12.94(s,1H),7.95(d,J=8.1,2H),7.61−7.48(m,3H),7.35−7.28(m,1H),7.16(d,J=8.3,1H),6.89(m,1H),5.28(s,2H)。
中間体JU
trans−4−(2−ブロモフェノキシ)シクロヘキサンアミン
還流冷却器を備えた150mL丸底フラスコに、N2雰囲気下、trans−4−アミノシクロヘキサノール(2.3g、20mmol)、NaH(2.4g、純度60%、60mmol)及びDMF(25mL)を0℃で加えた。1時間後、この溶液に1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(2.051mL、19.97mmol)を加えた。得られた混合物を60℃に5時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、H2O(2mL)で反応停止し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(1.8g、33.4%)。MS(ESI):C12H16BrNOの質量計算値269.04;m/z実測値269.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.41(s,1H),7.53(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),7.32−7.24(m,1H),7.17(dd,J=8.4,1.4Hz,1H),6.88−6.81(m,1H),4.37−4.25(m,1H),3.00−2.90(m,1H),2.09−2.01(m,2H),1.96−1.88(m,2H),1.50−1.34(m,4H)。
(実施例884)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メトキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN3O3Sの質量計算値427.14;m/z実測値、427.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.36(d,J=1.5Hz,1H),8.01(d,J=1.3 Hz,1H),7.90−7.86(m,1H),7.44−7.32(m,4H),7.13(d,J=8.3Hz,1H),7.06−7.02(m,1H),6.67(s,2H),3.94(d,J=5.7Hz,2H),3.17−3.08(m,2H),3.03−3.00(m,2H),2.10−2.00(m,3H),1.79−1.73(m,2H)。
(実施例885)
5−{2’−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
4−(2−ブロモフェノキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H20FN3O3Sの質量計算値413.12;m/z実測値、413.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(s,1H),8.04(s,1H),7.95−7.91(m,1H),7.51−7.35(m,4H),7.25(d,J=8.3Hz,1H),7.13−7.09(m,1H),6.68(s,2H),4.82−4.67(m,1H),3.09−3.06(m,2H),2.92−2.87(m,2H),2.19−2.15(m,4H)。
(実施例886)
4−({[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}メチル)安息香酸
4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)安息香酸を使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H18FN3O3の質量計算値:415.13;m/z実測値:415.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.35(s,1H),8.02(d,J=1.4Hz,1H),7.89−7.84(m,1H),7.79(d,J=8.1Hz,2H),7.49−7.43(m,2H),7.40(dd,J=7.5,1.6Hz,1H),7.37−7.31(m,1H),7.26(d,J=8.1Hz,2H),7.20(d,J=8.1Hz,1H),7.06−7.03(m,1H),6.68(s,2H),5.13(s,2H)。
(実施例887)
4−({[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}メチル)安息香酸
4−((2−ブロモフェノキシ)メチル)安息香酸及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C24H18FN3O3の質量計算値:415.13;m/z実測値:415.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.47(d,J=1.2Hz,2H),7.79(d,J=8.0Hz,2H),7.58−7.54(m,1H),7.50−7.43(m,2H),7.40−7.31(m,2H),7.25(d,J=8.0Hz,2H),7.19(d,J=8.3Hz,1H),7.06−7.02(m,1H),6.85(s,2H),5.14(s,2H)。
(実施例888)
4−{[4’−(5−アミノピラジン−2−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}安息香酸
4−(2−ブロモフェノキシ)安息香酸を使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H16FN3O3の質量計算値:401.12;m/z実測値:402.4[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.31(s,1H),7.97(s,1H),7.89−7.79(m,3H),7.64−7.58(m,1H),7.50−7.44(m,1H),7.43−7.35(m,3H),7.19−7.14(m,1H),6.98−6.89(m,2H),6.67(s,2H)。
(実施例889)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}安息香酸
4−(2−ブロモフェノキシ)安息香酸及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H16FN3O3の質量計算値:401.12;m/z実測値:401.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.45−8.39(m,2H),7.89−7.85(m,2H),7.61−7.58(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.49−7.44(m,1H),7.43−7.34(m,3H),7.16−7.12(m,1H),6.98−6.93(m,2H),6.86(s,2H)。
(実施例890)
4−{[4’−(2−アミノピリミジン−5−イル)−3’−フルオロビフェニル−2−イル]オキシ}ベンズアミド
4−(2−ブロモフェノキシ)ベンズアミド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H17FN4O2の質量計算値:400.13;m/z実測値:400.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.43(s,2H),7.88−7.79(m,3H),7.62−7.50(m,2H),7.48−7.38(m,3H),7.37−7.31(m,1H),7.23(s,1H),7.09(d,J=7.8Hz,1H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),6.85(s,2H)。
(実施例891)
5−{2’−[(trans−4−アミノシクロヘキシル)オキシ]−3−フルオロビフェニル−4−イル}ピラジン−2−アミン
trans−4−(2−ブロモフェノキシ)シクロヘキサンアミンを使用し、実施例88で述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H23FN4Oの質量計算値378.19;m/z実測値379.2[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42(s,1H),8.35(s,1H),8.01(d,J=1.4Hz,1H),7.89−7.83(m,1H),7.43−7.35(m,3H),7.34−7.29(m,1H),7.17(d,J=8.2Hz,1H),7.05−6.98(m,1H),6.67(s,2H),4.34−4.24(m,1H),2.91−2.83(m,1H),2.08−2.01(m,2H),1.89−1.83(m,2H),1.40−1.29(m,4H)。
(実施例892)
5−[2’−アミノ−3−フルオロ−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]ピラジン−2−アミン
2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)アニリンを使用し、実施例1で述べたのと同様の条件を用いて表題化合物を調製した。MS(ESI):C17H12F4N4の質量計算値348.10;m/z実測値349.0[M+H]+ 1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.59−8.57(m,1H),8.12(d,J=1.5Hz,1H),8.02(m,1H),7.36−7.33(m,1H),7.31−7.22(m,3H),7.08−7.05(m,1H),7.01−6.99(m,1H),4.75(s,2H),4.00(s,2H)。
中間体JV
2−(4−((3−ブロモピリジン−2−イル)スルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノール
工程A:tert−ブチル4−(3−ブロモピリジン−2−イルチオ)ピペリジン−1−カルボキシラート
250mL丸底フラスコに、3−ブロモピリジン−2−チオール(3.0g、16mmol)、tert−ブチル4−ブロモピペリジン−1−カルボキシラート(5.0g、19mmol)、K2CO3(4.3g、31mmol)及びDMF(30mL)を加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌してから乾燥状態にまで濃縮した。粗生成物残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(3.2g、純度54%)。MS(ESI):C15H21BrN2O2Sの質量計算値372.05;m/z実測値373.1[M+H]+。
工程B:tert−ブチル4−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシラート
250mL丸底フラスコに、tert−ブチル4−(3−ブロモピリジン−2−イルチオ)ピペリジン−1−カルボキシラート(3.0g、8.0mmol、純度54%)、NaIO4(5.0g、24.0mmol)、RuCl3(10mg、0.05mmol)及びH2O/DCM/CH3CN(15mL/15mL/15mL)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌してから乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣を水(50mL)で希釈し、DCM(3×50mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、濾過し、乾燥状態にまで濃縮して得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(1.61g、50%)。MS(ESI):C15H21BrN2O4Sの質量計算値404.04;m/z実測値405.3[M+H]+。
工程C:3−ブロモ−2−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ピリジン塩酸塩
100mL丸底フラスコに、tert−ブチル4−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシラート(242mg、0.6mmol),MeOH(20mL)及びHCl(4mL、6N EtOH溶液)を加えた。混合物を室温で3時間攪拌してから乾燥状態にまで濃縮して表題化合物(210mg)を得て、これを更に精製することなく使用した。MS(ESI):C10H14BrClN2O2Sの質量計算値303.99;m/z実測値304.4[M+H]+。
工程D:2−(4−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノール
100mL丸底フラスコに、3−ブロモ−2−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ピリジン塩酸塩(500mg、1.47mmol)、1−ブロモエタン−2−オール(204mg、1.5mmol)、K2CO3(304mg、2.2mmol)及びCH3CN(20mL)を加えた。混合物を60℃で16時間攪拌し、室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮して得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(370mg、69%)。MS(ESI):C12H17BrN2O3Sの質量計算値348.01;m/z実測値349.3[M+H]+。
中間体JW
3−クロロ−2−フェニルピリジン
マイクロウェーブ容器に、フェニルボロン酸(76mg、0.62mmol)、2−ブロモ−3−クロロピリジン(100mg、0.52mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(20mg、0.025mmol)、アセトニトリル(2.0mL)及び飽和NaHCO3水溶液(1.5mL)を加えた。この2相混合物に窒素を2分間バブリングしてから容器を密封した。次いでこの反応容器を電子レンジに入れて110℃で1.5時間加熱した。得られた反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(1×25mL)、ブライン(1×25mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにかけて表題化合物を得た(48mg、49%)。MS(ESI):C11H8ClNの質量計算値189.03;m/z実測値190.0[M+H]+。
(実施例893)
5−[2−フルオロ−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)フェニル]ピラジン−2−アミン
3−クロロ−2−フェニルピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例838の工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15FN4の質量計算値342.13;m/z実測値343.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.70(dd,J=4.8,1.7Hz,1H),8.45(d,J=1.5Hz,2H),7.90(dd,J=7.7,1.7Hz,1H),7.55−7.44(m,2H),7.41−7.26(m,5H),7.16(dd,J=11.9,1.8Hz,1H),7.05(dd,J=8.0,1.8Hz,1H),6.92(s,2H)。
中間体JX
3−クロロ−2−フェノキシピリジン
50mL丸底フラスコに、窒素下で、2−ブロモ−3−クロロピリジン(250mg、1.3mmol)、フェノール(145mg、1.5mmol)、炭酸セシウム(502mg、1.5mmol)及びDMSO(5mL)を加えた。次いで混合物を60℃に24時間加熱した。次いで得られた反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(100mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(1×75mL)、水(1×75mL)で洗浄した。有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮した。次いで得られた残渣をFCCにより濾過して表題化合物を得た(205mg、77%)。MS(ESI):C11H8ClNOの質量計算値189.03;m/z実測値190.0[M+H]+
(実施例894)
5−[2−フルオロ−4−(2−フェノキシピリジン−3−イル)フェニル]ピラジン−2−アミン
3−クロロ−2−フェノキシピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピラジン−2−アミンを使用し、実施例838の工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15FN4Oの質量計算値358.12;m/z実測値359.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.39(dd,J=2.4,1.5Hz,1H),8.14(dd,J=4.9,1.9Hz,1H),8.07−8.00(m,2H),8.00−7.92(m,1H),7.70−7.60(m,2H),7.46−7.37(m,2H),7.27(dd,J=7.5,4.8Hz,1H),7.24−7.13(m,3H),6.74(s,2H)。
(実施例895)
5−[2−フルオロ−4−(2−フェノキシピリジン−3−イル)フェニル]ピリミジン−2−アミン
3−クロロ−2−フェノキシピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例838の工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15FN4Oの質量計算値358.12;m/z実測値359.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.50(d,J=1.5Hz,2H),8.14(dd,J=4.8,1.9Hz,1H),8.02(dd,J=7.5,1.9Hz,1H),7.70−7.59(m,3H),7.46−7.38(m,2H),7.30−7.13(m,4H),6.93(s,2H)。
中間体JY
3−ブロモ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン
スクリューキャップ付き容器に、3−ブロモ−2−クロロピリジン(250mg、1.3mmol)、3−ヒドロキシピリジン(150mg、1.6mmol)、炭酸セシウム(510mg、1.6mmol)及びDMSO(5.0mL)を加えた。容器にキャップをして、混合物を60℃で24時間攪拌した。得られた反応混合物を室温に冷却し、水(100mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液を水(1×50mL)及びブライン(1×50mL)で洗浄した。有機抽出液を乾燥状態にまで濃縮し、FCCにより精製して表題化合物を得た(214mg、66%)。MS(ESI):C10H7BrN2Oの質量計算値249.97;m/z実測値250.9[M+H]+。
(実施例896)
5−{2−フルオロ−4−[2−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5Oの質量計算値359.12;m/z実測値360.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.51(d,J=2.7Hz,1H),8.44(dd,J=4.6,1.4Hz,1H),8.45−8.35(m,1H),8.14(dd,J=4.9,1.8Hz,1H),8.09−8.01(m,2H),7.81−7.92(m,1H),7.74−7.62(m,3H),7.48(dd,J=8.3,4.7Hz,1H),7.31(dd,J=7.5,4.9Hz,1H)。
(実施例897)
5−{2−フルオロ−4−[2−(フェニルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(フェニルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15FN4O2Sの質量計算値406.09;m/z実測値406.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.63(dd,J=4.7,1.6Hz,1H),8.44(s,1H),8.12(d,J=1.4Hz,1H),7.94−7.88(m,2H),7.74−7.64(m,4H),7.54−7.48(m,2H),7.23(dd,J=8.0,1.7Hz,1H),7.17(dd,J=12.0,1.6Hz,1H)。
(実施例898)
5−{2−フルオロ−4−[2−(フェニルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
工程A:3−ブロモ−2−(フェニルチオ)ピリジン
チオフェノールを使用し、中間体JZで述べたのと同様にして中間体を調製した。MS(ESI):C11H8BrNSの質量計算値264.96,m/z実測値265.8[M+H]+。
工程B:3−ブロモ−2−(フェニルスルホニル)ピリジン
3−ブロモ−2−(フェニルチオ)ピリジンを使用し、中間体JVの工程Bで述べたのと同様にして中間体を調製した。MS(ESI):C11H8BrNO2Sの質量計算値296.95,m/z実測値298.1[M+H]+。
工程C:5−{2−フルオロ−4−[2−(フェニルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(フェニルスルホニル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H15FN4O2Sの質量計算値406.09;m/z実測値、407.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.73(s,2H),8.62(dd,J=4.6,1.5Hz,1H),7.92(dd,J=7.8,1.5Hz,1H),7.77−7.73(m,2H),7.73−7.67(m,2H),7.64−7.59(m,1H),7.57−7.52(m,2H),7.33−7.25(m,2H)。
中間体JZ
3−ブロモ−2−(ピリジン−3−イルチオ)ピリジン
100mL丸底フラスコに、3−ブロモ−2−クロロピリジン(500mg、2.6mmol)、ピリジン−3−チオール(291mg、2.6mmol)、Cs2CO3(2.4g、7.8mmol)及びDMSO(15mL)を加えた。この反応混合物を100℃で5時間撹拌した。この後、反応混合物を室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮し、得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(400mg、58%)。MS(ESI):C10H7BrN2Sの質量計算値265.95;m/z実測値267.1[M+H]+。
(実施例899)
5−{2−フルオロ−4−[2−(ピリジン−3−イルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
工程A:3−ブロモ−2−(ピリジン−3−イルスルホニル)ピリジン
3−ブロモ−2−(ピリジン−3−イルチオ)ピリジンを使用し、中間体JVの工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H7BrN2O2Sの質量計算値297.94,m/z実測値298.6[M+H]+。
工程B:5−{2−フルオロ−4−[2−(ピリジン−3−イルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(ピリジン−3−イルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H14FN5O2Sの質量計算値407.09;m/z実測値408.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.90(dd,J=2.3,0.6Hz,1H),8.81(dd,J=4.9,1.6Hz,1H),8.56(dd,J=4.6,1.6Hz,1H),8.48−8.42(m,1H),8.21−8.18(m,1H),8.11(d,J=1.5Hz,1H),8.01−7.94(m,2H),7.70(dd,J=7.8,4.7Hz,1H),7.63−7.59(m,1H),7.38−7.29(m,2H)。
(実施例900)
5−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルピロリジン−3−イル)スルホニル]ピリジン−3−イル}フェニル)ピラジン−2−アミン
工程A:tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルチオ)ピロリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル3−ブロモピロリジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体JVの工程Aで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C14H19BrN2O2Sの質量計算値358.04,m/z実測値381.0[M+Na]+。
工程B:tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピロリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルチオ)ピロリジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体JVの工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C14H19BrN2O4Sの質量計算値390.02,m/z実測値335.0[M−Me3C]+。
工程C:3−ブロモ−2−(ピロリジン−3−イルスルホニル)ピリジン
100mL丸底フラスコに、tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピロリジン−1−カルボキシラート(1.8g、4.2mmol)及びDCM(20mL)を加えた。次いでHCl溶液(20mL、6N EtOH溶液)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した後、乾燥状態にまで濃縮した。残渣を飽和NaHCO3水溶液(50mL)で希釈し、DCM(6×40mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をMgSO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物を得た(1g、83%)。MS(ESI):C9H11BrN2O2Sの質量計算値289.97,m/z実測値291.0[M+H]+。
工程D:3−ブロモ−2−(1−メチルピロリジン−3−イルスルホニル)ピリジン
100mL丸底フラスコに、3−ブロモ−2−(ピロリジン−3−イルスルホニル)ピリジン(1.0g、3.4mmol)及びDCM(20mL)を加えた。次いでホルムアルデヒド(37%、280mg、10.3mmol)、AcOH(0.5mL)及びNaBH(AcO)3(2.2g、10.3mmol)の水溶液を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌してから乾燥状態にまで濃縮した。残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(240mg、23%)。MS(ESI):C10H13BrN2O2Sの質量計算値303.99,m/z実測値305.0[M+H]+。
工程E:5−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルピロリジン−3−イル)スルホニル]ピリジン−3−イル}フェニル)ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(1−メチルピロリジン−3−イルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C20H20FN5O2Sの質量計算値413.13;m/z実測値414.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.63(d,J=3.2Hz,1H),8.61(s,1H),8.12(s,1H),8.11−8.07(m,1H),7.89(d,J=6.7Hz,1H),7.65(dd,J=7.8,4.7Hz,1H),7.42−7.35(m,2H),4.89−4.85(m,1H),4.80(s,2H),4.31−4.21(m,1H),3.63−3.59(m,1H),3.29−3.24(m,1H),3.05−2.98(m,1H),2.81(s,3H),2.77−2.58(m,2H)。
(実施例901)
5−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}フェニル)ピラジン−2−アミン
工程A:3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−チオール
100mL丸底フラスコに、3−ブロモ−2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(1.0g、3.8mmol)、Na2S・9H2O(2.8g、11.5mmol)及びDMSO(15mL)を加えた。反応混合物を100℃で48時間攪拌してから室温に冷却し、濾過した。濾液を精製することなく次の工程で用いた。
工程B:3−ブロモ−2−(イソ−プロピルチオ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン
3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−チオール及び2−ブロモプロパンを使用し、中間体JVの工程Aで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H9BrF3NS,298.96;m/z実測値300.0[M+H]+。
工程C:3−ブロモ−2−(イソ−プロピルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン
3−ブロモ−2−(イソプロピルチオ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用し、中間体JVの工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C9H9BrF3NO2Sの質量計算値330.95;m/z実測値331.9[M+H]+。
工程D:5−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}フェニル)ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(イソプロピルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.71(d,J=1.3Hz,1H),8.33−8.25(m,2H),8.22−8.18(m,2H),7.57−7.49(m,2H),4.37−4.17(m,1H),1.34(d,J=6.9Hz,6H)。
(実施例902)
5−(2−フルオロ−4−{2−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}フェニル)ピリミジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(イソプロピルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C19H16F4N4O2Sの質量計算値440.09;m/z実測値441.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.90(s,2H),8.26(d,J=8.1Hz,1H),8.19(d,J=8.1Hz,1H),7.76−7.72(m,1H),7.58−7.49(m,2H),4.30−4.20(m,1H),1.33(d,J=6.9Hz,6H)。
(実施例903)
5−(4−{2−[(1−アセチルピペリジン−3−イル)スルホニル]ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
工程A:tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルチオ)ピペリジン−1−カルボキシラート
250mL丸底フラスコに、3−ブロモピリジン−2−チオール(1.0g、5.3mmol)、tert−ブチル3−(トシルオキシ)シクロヘキサンカルボキシラート(1.2g、3.7mmol)、K2CO3(720mg、5.3mmol)及びDMF(15mL)を加えた。反応混合物を60℃で16時間攪拌してから室温に冷却した。得られた混合物を乾燥状態にまで濃縮し、FCCにより精製して表題化合物を得た(300mg、純度21%)。MS(ESI):C15H21BrN2O2Sの質量計算値372.05;m/z実測値373.1[M+H]+。
工程B:tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシラート
tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルチオ)ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体JVの工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C15H21BrN2O4Sの質量計算値404.04;m/z実測値405.1[M+H]+。
工程C:3−ブロモ−2−(ピペリジン−3−イルスルホニル)ピリジン
tert−ブチル3−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、中間体JVの工程Cで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C10H13BrN2O2Sの質量計算値303.99;m/z実測値305.0[M+H]+。
工程D:1−(3−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノン
100mL丸底フラスコに、3−ブロモ−2−(ピペリジン−3−イルスルホニル)ピリジン塩酸塩(150mg、0.44mmol)、塩化アセチル(52mg、0.66mmol)、CH2Cl2(20mL)及びEt3N(90mg、0.88mmol)を加えた。混合物を室温で1時間攪拌してから飽和NaHCO3水溶液を加えてpH=7に中和し、DCM(3×10mL)で抽出した。加え合わせた有機抽出液をNa2SO4で乾燥し、乾燥状態にまで濃縮して表題化合物(160mg)を得て、これを更に精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI):C12H15BrN2O3Sの質量計算値346.00;m/z実測値346.9[M+H]+。
工程E:5−(4−{2−[(1−アセチルピペリジン−3−イル)スルホニル]ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
1−(3−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H22FN5O3Sの質量計算値455.14;m/z実測値、455.9[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.78(s,1H),8.69−8.58(m,1H),8.30(s,1H),8.17−8.11(m,1H),8.03(dd,J=11.5,7.9Hz,1H),7.83−7.78(m,1H),7.48−7.43(m,2H),4.67−3.78(m,3H),3.58−3.17(m,1H),3.07−2.92(m,1H),2.19(s,1H),2.13(m,3H),1.99−1.78(m,2H),1.68−1.50(m,1H)。
(実施例904)
2−[4−({3−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}スルホニル)ピペリジン−1−イル]エタノール
2−(4−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノールを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C22H24FN5O3Sの質量計算値457.16;m/z実測値、458.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.80−8.74(m,1H),8.72(d,J=1.1Hz,1H),8.25(d,J=1.2 Hz,1H),8.20−8.11(m,1H),8.03(dd,J=7.8,1.4Hz,1H),7.79(dd,J=7.9,4.6Hz,1H),7.50−7.40(m,2H),4.56−4.42(m,1H),3.96−3.72(m,4H),3.54−3.45(m,1H),3.30−3.11(m,4H),2.39−2.28(m,2H),2.20−2.00(m,2H)。
(実施例905)
(rac)−1−[4−({3−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}スルホニル)ピペリジン−1−イル]プロパン−2−オール
工程A:1−(4−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)プロパン−2−オール
100mL丸底フラスコに、3−ブロモ−2−(ピペリジン−4−イルスルホニル)ピリジン塩酸塩(500mg、1.47mmol)、1−ブロモプロパン−2−オール(204mg、1.47mmol)、K2CO3(304mg、2.2mmol)及びCH3CN(20mL)を加えた。混合物を60℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、乾燥状態にまで濃縮して得られた残渣をFCCにより精製して表題化合物を得た(370mg、69%)。MS(ESI):C13H19BrN2O3Sの質量計算値362.03;m/z実測値363.3[M+H]+。
工程B:1−[4−({3−[4−(5−アミノピラジン−2−イル)−3−フルオロフェニル]ピリジン−2−イル}スルホニル)ピペリジン−1−イル]プロパン−2−オール
1−(4−(3−ブロモピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)プロパン−2−オールを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H26FN5O3Sの質量計算値471.17;m/z実測値、472.1[M+H]+ 1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.78−8.73(m,1H),8.72−8.66(m,1H),8.26(s,1H),8.15(m,1H),8.05−8.00(m,1H),7.79(dd,J=7.9,4.6Hz,1H),7.48−7.40(m,2H),4.59−4.42(m,1H),4.26−4.11(m,1H),3.79(t,J=11.4Hz,2H),3.52−3.41(m,1H),3.23−2.94(m,4H),2.39−2.25(m,2H),2.22−2.01(m,2H),1.23(d,J=6.1Hz,3H)。
(実施例906)
5−{2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
工程A:3−ブロモ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルチオ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン
3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−チオール及び4−ブロモテトラヒドロ−2H−ピランを使用し、中間体JVの工程Aで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H11BrF3NOSの質量計算値340.97;m/z実測値342.0[M+H]+。
工程B:3−ブロモ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン
3−ブロモ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルチオ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用し、中間体JVの工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H11BrF3NO3S2,372.96;m/z実測値373.6[M+H]+。
工程C:5−{2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18F4N4O3Sの質量計算値482.10;m/z実測値483.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.44(s,1H),8.29(d,J=8.0Hz,1H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),8.15(s,1H),8.05−8.01(m,1H),7.48(d,J=4.1Hz,1H),7.46(s,1H),4.38−4.32(m,1H),4.08−4.04(m,2H),3.54−3.49(m,2H),1.96−1.93(m,2H),1.89−1.79(m,2H)。
(実施例907)
5−{2−フルオロ−4−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18F4N4O3Sの質量計算値482.10;m/z実測値483.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.74(d,J=0.8Hz,2H),8.27(d,J=8.1Hz,1H),8.20(d,J=8.1Hz,1H),7.70−7.66(m,1H),7.53−7.48(m,2H),4.39−4.34(m,1H),4.07−4.03(m,2H),3.54−3.47(m,2H),1.95−1.92(m,2H),1.87−1.78(m,2H)。
(実施例908)
5−[2−フルオロ−4−(2−{[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]スルホニル}ピリジン−3−イル)フェニル]ピラジン−2−アミン
工程A:3−ブロモ−2−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イルスルホニル)ピリジン
メタンスルホニルクロリドを使用し、中間体JVの工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H15BrN2O4S2,の質量計算値381.97;m/z実測値382.7[M+H]+。
工程B:5−[2−フルオロ−4−(2−{[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]スルホニル}ピリジン−3−イル)フェニル]ピラジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イルスルホニル)ピリジンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O4S2の質量計算値491.11;m/z実測値492.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.75(dd,J=4.7,1.5Hz,1H),8.65(d,J=1.2Hz,1H),8.26(d,J=1.2Hz,1H),8.15−8.11(m,1H),8.00(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.77(dd,J=7.9,4.7Hz,1H),7.44−7.42(m,2H),4.26−4.21(m,1H),3.84−3.81(m,2H),2.91−2.83(m,5H),2.11−2.08(m,2H),1.83−1.73(m,2H)。
(実施例909)
5−[2−フルオロ−4−(2−{[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]スルホニル}ピリジン−3−イル)フェニル]ピリミジン−2−アミン
3−ブロモ−2−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イルスルホニル)ピリジン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H22FN5O4S2の質量計算値491.11;m/z実測値492.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.88(s,2H),8.76(dd,J=4.6,1.5Hz,1H),7.99(dd,J=7.9,1.5Hz,1H),7.78(dd,J=7.9,4.7Hz,1H),7.71−7.67(m,1H),7.46(dd,J=7.0,1.4Hz,1H),7.44−7.43(m,1H),4.29−4.23(m,1H),3.84−3.81(m,2H),2.91−2.85(m,5H),2.12−2.09(m,2H),1.83−1.72(m,2H)。
(実施例910)
5−(4−{2−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
工程A:1−(4−(3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノン
3−ブロモ−2−(ピペリジン−4−イルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン塩酸塩を使用し、実施例903の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C13H14BrF3N2O3S 413.99;m/z実測値414.6[M+H]+。
工程B:5−(4−{2−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
1−(4−(3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C23H21F4N5O3Sの質量計算値523.13;m/z実測値524.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.73(d,J=1.2Hz,1H),8.32−8.29(m,2H),8.25−8.18(m,2H),7.58−7.50(m,2H),4.64−4.61(m,1H),4.42−4.36(m,1H),4.10−4.07(m,1H),3.29−3.23(m,1H),2.83−2.76(m,1H),2.18−2.15(m,1H),2.12−2.07(m,4H),1.81−1.75(m,1H),1.73−1.59(m,1H)。
(実施例911)
5−(4−{2−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン
1−(4−(3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イルスルホニル)ピペリジン−1−イル)エタノン及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンMS(ESI):C23H21F4N5O3Sの質量計算値523.13;m/z実測値524.1[M+H]+ 1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 8.93(s,2H),8.30(d,J=8.1Hz,1H),8.23(d,J=8.1Hz,1H),7.79−7.75(m,1H),7.61−7.51(m,2H),4.64−4.61(m,1H),4.45−4.34(m,1H),4.11−4.07(m,1H),3.33−3.26(m,1H),2.84−2.78(m,1H),2.23−2.05(m,5H),1.85−1.76(m,1H),1.71−1.61(m,1H)。
(実施例912)
5−(4−{2−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
工程A:4−((3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)チオ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−チオール及び4−ヨードテトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドを使用し、中間体JVの工程Aで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H11BrF3NO2S2,388.94;m/z実測値389.5[M+H]+。
工程B:4−((3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド
4−((3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)チオ)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドを使用し、中間体JVの工程Bで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C11H11BrF3NO4S2,420.93;m/z実測値421.5[M+H]+。
工程C:5−(4−{2−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピラジン−2−アミン
4−((3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシドMS(ESI):C21H18F4N4O4S2の質量計算値530.07;m/z実測値531.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.42−8.37(m,3H),8.06(s,1H),8.00−7.95(m,1H),7.50(dd,J=12.1,1.5 Hz,1H),7.43(dd,J=8.1,1.7Hz,1H),6.83(s,2H),4.33−4.27(m,1H),3.41−3.34(m,2H),3.22−3.19(m,2H),2.38−2.35(m,2H),2.13−2.04(m,2H)。
(実施例913)
5−(4−{2−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−アミン
4−((3−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)スルホニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド及び5−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(dioxaboralan)−2−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミンを使用し、実施例803の工程Dで述べたのと同様にして表題化合物を調製した。MS(ESI):C21H18F4N4O4S2の質量計算値530.07;m/z実測値531.0[M+H]+ 1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.65−8.62(m,2H),8.39(s,2H),7.75−7.71(m,1H),7.54(d,J=11.6Hz,1H),7.44(d,J=8.0Hz,1H),5.10(s,2H),4.34−4.28(m,1H),3.40−3.34(m,2H),3.22−3.19(m,2H),2.38−2.35(m,2H),2.13−2.04(m,2H)。
以下の表4に示される実施例1〜13は予測的なものであり、特に断らないかぎりは、上記に述べた反応スキームを利用して、又は当業者に一般的に知られる合成経路によって当業者によって容易に合成することが可能である。当業者であれば、本開示の化合物に基づけば、以下の予測的化合物がFLAPに対して活性を示すものと結論されるであろう。
D)一般的な投与、配合、及び用量
本発明は、FLAP調節因子として有用な置換ヘテロアリールケトン化合物を提供する。
本発明は、FLAP媒介性疾患及び/又は障害を有する、治療を要する対象を治療するための方法であって、上記対象に本発明の化合物の治療上の有効量を投与することを含む方法に関する。詳細には、本発明は、FLAP媒介性疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症を罹患した対象におけるこうした疾患及び/又は障害を治療するか又はその進行を阻害するための方法であって、上記対象に本発明の化合物の治療上の有効量を投与することを含む方法も提供する。
本発明の実施形態には、上記式(I)の化合物がFLAP調節因子である方法が含まれる。
本発明の実施形態には、FLAP媒介性疾患及び/又は障害を治療するための薬剤の製造における式(I)の化合物の使用が含まれる。
本発明の実施形態には、式(I)の化合物の薬剤としての使用が含まれる。
式(I)の化合物はFLAP調節作用を有し、例えば、呼吸器疾患、心臓及び心臓血管疾患、自己免疫疾患、発癌、及びそれらの関連する症状若しくは合併症などの様々なFLAP媒介性疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症の治療薬として有用である。
式(I)の化合物は経口投与又は非経口投与することができ、目的とする投与経路に適した製剤に配合した後、FLAP媒介性疾患及び/又は障害を治療するための治療薬として使用することができる。FLAP媒介性疾患及び/又は障害としては、これらに限定されるものではないが、ロイコトリエン合成経路に関連し、したがって、本発明の化合物で処理することによって、治療、管理、又は場合により予防することが可能な疾患及び/又は障害が挙げられる。
本発明の一態様は、FLAPの調節に応答する疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症の治療を要する対象におけるこうした疾患及び/又は障害を治療するための方法であって、上記対象に、式(I)の化合物又はその特定の形態の治療上又は予防上の有効量を投与することを含む方法を提供する。
本発明の別の態様は、呼吸器疾患及び/又は障害、心臓及び心臓血管疾患及び/又は障害、自己免疫疾患及び/又は障害、発癌、及びそれらの関連する症状若しくは合併症からなる群から選択される疾患及び/又は障害の治療を要する対象におけるこうした疾患及び/又は障害を治療するための方法であって、上記対象に式(I)の化合物又はその特定の形態の治療上又は予防上の有効量を投与することを含む方法を提供する。
より詳細には、本発明は、増悪、非アレルギー性喘息、アスピリン増悪性呼吸器疾患、肺動脈高血圧症、線維性肺疾患、急性呼吸窮迫症候群、閉塞性睡眠時無呼吸症、及び慢性閉塞性肺疾患、又はそれらの関連する症状若しくは合併症を罹患した対象における、こうした疾患及び/又は障害を治療する方法であって、上記対象に式(I)の化合物又はその特定の形態の治療上又は予防上の有効量を投与することを含む方法に関する。
更に、本発明は、心筋梗塞、アテローム性動脈硬化症及び冠状動脈疾患、脳卒中、大動脈瘤、アテローム性動脈硬化症、又はそれらの関連する症状若しくは合併症を罹患した対象におけるこうした疾患及び/又は障害を治療又は予防又は改善する方法であって、上記対象に式(I)の化合物又はその特定の形態の治療上又は予防上の有効量を投与することを含む方法に関する。
また、本発明は、関節リウマチ、炎症性腸疾患、腎炎、脊椎関節炎、多発性筋炎、皮膚筋炎、痛風性滲出液、全身性エリテマトーデス、全身性硬化症、アルツハイマー病、多発性硬化症、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性皮膚炎、及び喘息を治療する方法であって、対象に式(I)の化合物又はその特定の形態の治療上又は予防上の有効量を投与することを含む方法にも関する。
最後に、本発明は、腫瘍細胞の増殖、分化、及びアポトーシス、腫瘍関連血管新生、並びに癌細胞の遊走及び浸潤を治療する方法であって、対象に式(I)の化合物又はその特定の形態の治療上又は予防上の有効量を投与することを含む方法にも関する。
本発明の別の態様は、式(I)の少なくとも1種の化合物、又はそれらの何らかの形態、及び製薬上許容され得る担体を含む医薬組成物を提供する。
本発明はまた、FLAP媒介性疾患及び/又は障害の治療を要する対象を治療するための方法であって、上記対象に本発明の少なくとも1つの化合物を含む医薬組成物の治療上の有効量を投与することを含む方法にも関する。
本発明の更に別の態様は、FLAP媒介性疾患及び/又は障害の治療を要する対象における当該疾患及び/又は障害の治療に有用な薬剤の製造における、式(I)の化合物又はその特定の形態の使用に関する。
本発明の化合物の臨床用途では、目的とする投与経路によって、医薬的に許容される添加剤を本発明の化合物に加えて様々な製剤を配合し、この製剤を投与することができる。
本明細書では、例えば、ゼラチン、乳糖、ショ糖、酸化チタン、デンプン、結晶性セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、トウモロコシデンプン、微結晶性ワックス、白色ワセリン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、無水リン酸カルシウム、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ソルビトール、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリソルビン酸、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン、硬化ヒマシ油、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸マグネシウム、パルミトオレイン酸、軽質無水ケイ酸、タルク、植物油、ベンジルアルコール、アラビアゴム、プロピレングリコール、ポリアルキレングリコール、シクロデキストリン、及びヒドロキシプロピルシクロデキストリンを含む、医薬組成物の分野で一般的に使用される各種添加剤を使用することができる。
このような添加剤と組み合わせて、化合物を、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、及び坐剤などの固体製剤、並びにシロップ剤、エリキシル剤、及び注射剤などの液体製剤などの様々な形態の製剤に配合することもできる。これらの製剤は、医薬組成物の分野では周知の任意の方法で製造することができる。液体製剤は、使用前に水又は他の任意の適当な媒質中に溶解又は懸濁される形態であってよい。特に注射剤では、製剤は必要に応じて生理食塩水又はグルコース溶液に溶解又は懸濁し、これに緩衝剤及び保存剤を添加することができる。
本発明の化合物は、ヒト、及び他の哺乳動物を含む動物において有効である。通常の内科医、獣医、又は臨床医であれば、本発明の化合物による治療の必要性の有無を容易に判断することができる。
FLAPにより媒介される疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症の治療の当業者は、以下に示される試験結果及び他の情報から有効日用量を決定することができる。投与の正確な用量及び頻度は、当業者には周知であるように、使用される特定の本発明の化合物、治療される特定の疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症、治療される疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症の重症度、特定の患者の年齢、体重及び一般的な健康状態、並びに患者が服用している可能性のある他の薬剤によって決まる。更に、上記有効日用量が、治療される患者の応答に応じて、かつ/又は本発明の化合物を処方する医師の判断に応じて低減又は増大されてもよい点は明らかである。したがって、本明細書に記載される有効日用量の範囲は本発明を実施するうえでの単なるガイドラインに過ぎない。
好ましくは、本明細書で定義される化合物のいずれかを用いた本発明に述べられるFLAP疾患及び/又は障害の治療方法に関し、剤形は、約1mg〜約1000mg、詳細には約0.5mg〜約500mgの化合物を含有する医薬的に許容される担体を含み、選択される投与方法に適した任意の形態に構成することができる。しかしながら、用量は、対象の要求条件、治療される疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症の重症度、及び使用される化合物に応じて変わりうる。連日投与又は断続的(post−periodic)投与のいずれが用いられてもよい。
例えば本発明の化合物が臨床用途に供される場合、その用量及び投与頻度は、対象の性別、年齢、体重及び状態、並びに化合物による必要な治療の種類及び範囲に応じて変わりうる。一般に、経口投与では、化合物の用量は、約0.01mg/kg/日〜約100mg/kg(体重)/日の範囲、又は約0.03mg/kg/日〜約1mg/kg/日の範囲とすることができる。経口投与の頻度は、好ましくは1日1回〜数回である。非経口投与では、用量は、約0.001mg/kg/日〜約10mg/kg/日の範囲、約0.001mg/kg/日〜約0.1mg/kg/日の範囲、又は約0.01mg/kg/日〜約0.1mg/kg/日の範囲とすることができる。非経口投与の頻度は、好ましくは1日1回〜数回である。経口投与では、組成物は、治療する患者に対する用量を症状に合わせて調節するため、約1.0mg〜約1000mg、詳細には1mg、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、50mg、75mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、400mg、500mg、600mg、750mg、800mg、900mg、及び1000mgの有効成分を含有する錠剤として与えられることが好ましい。化合物は、1日1〜4回、好ましくは1日1回又は2回のレジメンで投与することができる。
通常の内科医、獣医、又は臨床医であれば、目的とする疾患を治療、予防、阻害、遅延、又は停止するために必要とされる医薬化合物の有効用量を容易に決定することができ、疾患を有する患者を化合物により容易に治療することができる。
本明細書に記載の医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル、散剤、注射剤、坐剤、ティースプーンなどの用量単位当たり、約0.001mg/kg/日〜約10mg/kg/日(詳細には約0.01mg/kg/日〜約1mg/kg/日、より詳細には約0.1mg/kg/日〜約0.5mg/kg/日)を含有し、約0.001mg/kg/日〜約30mg/kg/日(詳細には約0.01mg/kg/日〜約2mg/kg/日、より詳細には約0.1mg/kg/日〜約1mg/kg/日、更により詳細には約0.5mg/kg/日〜約1mg/kg/日)の用量で投与することができる。
好ましくは、これらの組成物は、経口、鼻腔内、舌下、眼内、経皮的、非経口、直腸、膣内、ドライパウダー吸入器、又は他の吸入若しくは吸送手段による投与のための錠剤、丸薬、カプセル、還元若しくは吸入用の乾燥粉末、顆粒、トローチ剤、滅菌非経口溶液若しくは懸濁液、定量エアゾール若しくは液体スプレー、点滴剤、アンプル、又は自動注入装置若しくは坐剤などからの単位剤形である。また、組成物は、1日1〜4回、好ましくは1日1回又は2回の投与に適した形で与えられてもよく、例えば、活性化合物の不溶性塩、例えばデカン酸塩を筋内注射用のデポー製剤を与えるように適合することができる。
こうした製剤は、本発明の化合物を製剤の約1.0〜約100重量%の範囲、又は約1.0〜約60重量%の範囲の量で含有することができる。こうした製剤は、他の任意の治療上有効な化合物を含有してもよい。
本発明は、その範囲内に本発明の化合物のプロドラッグを含む。一般的に、そのようなプロドラッグは、必要な化合物に生体内で容易に変換されうる化合物の機能的誘導体である。したがって、本発明の治療方法において、「投与」なる用語は、記載される様々な疾患の、具体的に開示される化合物による治療、又は具体的に開示されていないが、対象への投与後に生体内で特定の化合物に変換される化合物による治療を包含するものである。適当なプロドラッグ誘導体の選択及び調製の従来の手順についてはは、例えば、「Design of Prodrugs」,ed.H.Bundgaard,Elsevier,1985に述べられている。
化合物の結晶形の一部のものは多形体として存在しうるが、それらも本発明内に含まれるものとする。更に、一部の化合物は水(すなわち水和物)又は一般的な有機溶媒との溶媒和物を形成することができるが、このような溶媒和物は本発明の範囲に包含されるものとする。
本発明に基づく化合物を調製する方法により立体異性体の混合物が生じる場合、これらの異性体は分取クロマトグラフィーなどの従来の技術によって分離することができる。本化合物は、ラセミ体として、又は立体特異的合成若しくは分割により個々のエナンチオマー又はジアステレオマーとして調製することができる。本化合物は、例えば、例えば、光学的に活性な塩基と塩を形成させることによって立体異性体のペアを形成させた後、分別結晶化及び遊離酸の再生成を行うなどの標準的な技術によって、それらの構成成分のエナンチオマー又はジアステレオマーに分割することができる。立体異性エステル又はアミドを形成させた後、クロマトグラフィーによる分離及びキラル補助剤の除去を行って化合物を分割することもできる。また、キラルなHPLCカラムを用いて化合物を分割することもできる。本化合物の立体異性体、ラセミ混合物、ジアステレオマー、cis−trans異性体、及びエナンチオマーはすべて、本発明の範囲内に包含される点は理解されるべきである。
E)使用
用量
錠剤などの医薬組成物を調製する場合、主要な有効成分は、医薬担体、例えば、希釈剤、結合剤、粘着剤、崩壊剤、潤滑剤、粘着防止剤、及び滑剤等の従来の錠剤化成分と混合される。適当な希釈剤としては、これらに限定されるものではないが、デンプン(すなわち、加水分解されてもよいトウモロコシ、小麦、又はジャガイモデンプン)、乳糖(顆粒化、スプレー乾燥されたもの、又は無水)、ショ糖、ショ糖ベースの希釈剤(粉砂糖;ショ糖に加えて7〜10重量パーセントの転化糖;ショ糖に加えて3重量%の修飾デキストリン;ショ糖に加えて転化糖、約4重量%の転化糖、約0.1〜0.2重量%のコーンスターチ及びステアリン酸マグネシウム)、デキストロース、イノシトール、マンニトール、ソルビトール、微結晶セルロース(すなわち、FMC社より販売されるAVICEL(商標)微結晶セルロース)、リン酸2カルシウム、硫酸カルシウム2水和物、乳酸カルシウム3水和物が挙げられる。適当な結合剤及び粘着剤としては、これらに限定されるものではないが、アカシアガム、グアーガム、トラガカントガム、ショ糖、ゼラチン、グルコース、デンプン、及びセルロース誘導体(すなわち、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びヒドロキシプロピルセルロースなど)、水溶性又は分散性結合剤(すなわち、アルギン酸及びその塩、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ヒドロキシエチルセルロース[すなわちHoechst Celanese社より販売されるTYLOSE(商標)]、ポリエチレングリコール、多糖酸、ベントナイト、ポリビニルピロリドン、ポリメタクリレート、及びアルファ化デンプン)が挙げられる。適当な崩壊剤としては、これらに限定されるものではないが、デンプン(トウモロコシ、ジャガイモなど)、デンプングリコール酸ナトリウム、アルファ化デンプン、粘土(ケイ酸アルミニウムマグネシウム)、セルロース(架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム及び微結晶セルロース)、アルギン酸塩、アルファ化デンプン(すなわち、コーンスターチなど)、ガム(すなわち、寒天、グアー、ローカストビーン、カラヤ、ペクチン、及びトラガカントガム)、及び架橋ポリビニルピロリドンが挙げられる。好適な潤滑剤及び粘着防止剤には、これらに限定されるものではないが、ステアリン酸塩(マグネシウム、カルシウム、及びナトリウム)、ステアリン酸、タルクワックス、ステアロウェット(stearowet)、ホウ酸、塩化ナトリウム、DL−ロイシン、カーボワックス4000、カーボワックス6000、オレイン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、及びラウリル硫酸マグネシウムが挙げられる。適当な滑剤には、これらに限定されるものではないが、タルク、コーンスターチ、及びシリカ(すなわち、Cabot社より販売されるCAB−O−SIL(商標)シリカ、W.R.Grace/Davison社より販売されるSYLOID(商標)シリカ、Degussa社より販売されるAEROSIL(商標)シリカ)などが挙げられる。経口剤形の可食性を改善するために、甘味剤及び風味剤をチュアブルな固形剤形に添加してもよい。更に、薬剤の識別を容易にするため、又は美的外観の目的で、着色剤及びコーティングを固形剤形に添加又は塗布することができる。これらの担体を医薬有効成分と配合することで、医薬有効成分の正確かつ適切な用量が治療的な放出プロファイルで与えられる。
一般的に、これらの担体は、医薬有効成分と混合されて、本発明の医薬的に活性な形態又は医薬的に許容されるその塩の均質な混合物を含有する固形の予備配合組成物を形成する。一般的に、予備配合物は、(a)湿式造粒、(b)乾式造粒、及び(c)乾式混合の、3つの一般的な方法のいずれかにより形成される。これらの予備配合組成物が均質であると言う場合、有効成分が組成物全体にわたって均一に分散されているために、組成物を、錠剤、丸剤及びカプセル剤などの同等に有効な剤形に容易に分割できることを意味する。この後、この固体予備配合組成物は、約0.1mg〜約500mgの本発明の有効成分を含む、上記に述べたタイプの単位剤形に分割される。新規組成物を含有する錠剤又は丸剤はまた、多層の錠剤又は丸剤として製剤化されることで徐放性製品又は二重放出性製品を提供してもよい。例えば、二重放出性の錠剤又は丸剤は、外側投与成分が内側投与成分を覆ったエンベロープの形を有する内側投与成分及び外側投与成分を含んでもよい。これら2つの成分は、胃での崩壊を防止する機能を有する、内側成分をそのまま十二指腸内まで通過させるか又はその放出を遅延させることができる腸溶性の層によって分離されてもよい。このような腸溶性の層又はコーティングには様々な材料を使用することができるが、このような材料としては、例えば、セラック、酢酸セルロース(すなわち、酢酸フタル酸セルロース、セルロースアセタートトリメリタート)、ポリビニルアセアートフタラート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタラート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセタートスクシナート、メタクリレート、及びエチルアクリレートコポリマー、メタクリレート及びメチルメタクリレートコポリマーなど、多数のポリマー材料が挙げられる。徐放性錠剤はまた、溶液中のわずかに可溶性若しくは不溶性の物質(湿式造粒における結合剤として機能する)、又は溶融形態の低融点の固体を使用したフィルムコーティング又は湿式造粒によって調製することもできる。これらの材料には、天然及び合成ポリマーワックス、硬化油、脂肪酸及びアルコール(すなわち、ミツロウ、カルナバワックス、セチルアルコール、及びセチルステアリルアルコールなど)、脂肪酸エステルの金属石鹸、及び、有効成分を造粒するか、コーティングするか、封入するか、又は他の方法で有効成分の溶解度を制限することによって長期放出性又は徐放性の製品を得るために使用可能な他の許容される材料が含まれる。
投与経口又は注射用に本発明の新規な組成物を含ませることが可能な液体としては、これらに限定されるものではないが、水溶液、適宜香味付けされたシロップ剤、水性又は油性縣濁液、及び綿実油、ゴマ油、ヤシ油又はピーナッツ油などの食用油との香味付けされたエマルション、並びにエリキシル剤及び同様の医薬用溶媒が挙げられる。水性懸濁液に適した懸濁化剤としては、例えば、アカシア、寒天、アルギン酸(すなわち、アルギン酸プロピレン、アルギン酸ナトリウムなど)、グアー、カラヤ、ローカストビーン、ペクチン、トラガカント、及びキサンタンガムなどの合成及び天然ガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びそれらの組み合わせなどのセルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、カルボマー(すなわち、カルボキシポリメチレン)などの合成ポリマー、及びポリエチレングリコール;ベントナイト、ヘクトライト、アタパルジャイト、又はセピオライトなどの粘土;並びにレシチン又はゼラチンなどの他の医薬的に許容される懸濁化剤が挙げられる。適当な界面活性剤としては、これらに限定されるものではないが、ドクサートナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルビン酸、オクトキシノール−9、ノノキシノール−10、ポリソルビン酸20、ポリソルビン酸40、ポリソルビン酸60、ポリソルビン酸80、ポリオキサマー188、ポリオキサマー235、及びこれらの組み合わせが挙げられる。適当な解膠剤又は分散剤としては、医薬等級のレシチンが挙げられる。適当な凝集剤としては、これらに限定されるものではないが、単純な中性電解液(すなわち、塩化ナトリウム、カリウム、及び塩化物など)、高電荷の不溶性ポリマー及び高分子電解質種、水溶性二価又は三価イオン(すなわち、カルシウム塩、ミョウバン又は硫酸塩、クエン酸塩及びリン酸塩(pH緩衝液及び解膠剤として製剤中で併せて使用することができる))が挙げられる。適当な保存剤としては、これらに限定されるものではないが、パラベン(すなわち、メチル、エチル、n−プロピル、及びn−ブチル)、ソルビン酸、チメロサール、四級アンモニウム塩、ベンジルアルコール、安息香酸、グルコン酸クロルヘキシジン、及びフェニルエタノールなどが挙げられる。液体の医薬剤形で使用することができる多くの液体溶媒が存在するが、特定の剤形に使用される液体溶媒は懸濁化剤と相溶性を有するものでなければならない。例えば、脂肪酸エステルなどの非極性液体溶媒及び油性の液体賦形剤は、低HLB(親水性−親油性バランス)の界面活性剤、ステアラルコニウムヘクトライト、不水溶性樹脂、並びにポリマーを形成する不水溶性フィルムなどの懸濁化剤と共に最も効果的に使用される。これに対して、水、アルコール、ポリオール、グリコール等の極性液体は、例えば、高HLBの界面活性剤、粘土、ケイ酸塩、ガム、水溶性セルローズ、及び水溶性ポリマーなどの懸濁化剤と共に最も効果的に使用される。非経口投与用には、無菌懸濁液及び溶液が望ましい。非経口投与用に有用な液体としては、滅菌溶液、エマルション及び縣濁液が挙げられる。静脈内投与が望ましい場合には適当な保存剤を一般的に含有する等張製剤が用いられる。
更に、本発明の化合物は、その組成が当業者には周知である適当な鼻腔内溶媒の局所使用により、又は経皮的皮膚パッチにより、鼻腔内剤形として投与することができる。経皮送達システムの形態で投与するには、治療的用量の投与は、投与レジメン全体にわたって断続的ではなく連続的なものとなることは言うまでもない。
本発明の化合物は、例えば、小単層ベシクル、大単層ベシクル、及び多層ベシクル等のリポソーム送達システムの形態でも投与することができる。リポソームは、例えば、コレステロール、ステアリルアミン、及びホスファチジルコリン等の、様々なリン脂質から形成されてもよい。
本発明の医薬組成物は日用量は約0.1mg〜約5000mgの幅広い範囲で変化させてよく;好ましくは投与量は、平均的なヒトに関し1日あたり約1mg〜約100mgの範囲であり得る。経口投与の場合では、組成物は、治療される対象に対する用量を症状に合わせて調節するために好ましくは0.01、0.05、0.1、0.5、1.0、2.5、5.0、10.0、15.0、25.0、50.0、100、150、200、250、又は500ミリグラムの有効成分を含む錠剤の形で与えられる。有利な点として、本発明の化合物は、日用量を単回投与してもよく、又は日用量の全体を一日2回、3回又は4回に分割して投与してもよい。
本発明の活性化合物又はその医薬組成物の治療上の有効用量は、所望の作用によって変わる点も当業者には明らかである。したがって、投与される最適用量は、当業者が容易に決定することができるものであり、かつ使用される特定の化合物、投与方法、調製物の強度及び病状の進行状態とともに変わるものである。更に、対象の年齢、体重、食事、及び投与時間を含む、治療される特定の対象に関連する因子により、用量を適当な治療レベルに調節する必要が生じる。したがって上記の用量は平均的な症例の代表的なものである。より高い又はより低い用量が有利となる個別の例があることは言うまでもなく、こうした例も本発明の範囲に含まれる。
本発明の化合物は、FLAP調節因子としての本発明の化合物の使用がそれを必要とする対象で求められる場合に、上記の組成物及び投与レジメンのいずれかで、又は当該技術分野において確立されているこれらの組成物及び投与レジメンによって投与することができる。
その使用において、本発明の化合物は、FLAP媒介性疾患の治療に有用な他の任意の治療薬と併用することができる。
このような組み合わせには、本発明の化合物と1種類の他の活性物質との組成物だけでなく、本発明の化合物と2種類以上の他の活性物質との組成物も含まれる。本発明の化合物と、1種類又は2種類以上の活性物質との可能な組み合わせの範囲は、FLAP媒介性疾患の治療における当業者の知識の範囲内のものである。
詳細には、FLAP調節因子と、プロスタグランジン調節因子、シクロオキシゲナーゼ1調節因子、又はシクロオキシゲナーゼ2調節因子とを併用することで、炎症性及び自己免疫性疾患及び/又は障害、並びに、心臓血管疾患及び/又は障害、又は血管損傷を治療することができる(Z.Yu et al.,「Disruption of the 5−lipoxygenase pathway attenuates atherogenesis consequent to COX−2 deletion in mice,」Proc.Natl.Acad.Sci.USA,2012,109(17),6727〜32;Z.Yu et al.,「Myeloid Cell 5−Lipoxygenase Activating Protein Modulates the Response to Vascular Injury,」Circ.Res.,2012,Epub Dec.18)。ヒスタミンとロイコトリエンの相乗効果のため、FLAP調節因子とヒスタミン受容体1又は4アンタゴニストとの併用は、呼吸器疾患、アレルギー性疾患、皮膚疾患、及び自己免疫疾患の治療において有用性を有しうるものである(A.Reicin et al.,「Montelukast,a leukotriene receptor antagonist,in combination with loratadine,a histamine receptor antagonist,in the treatment of chronic asthma,」Arch.Intern.Med.,2000,160(16),2418〜88;S.Sanada et al.,「The effectiveness of montelukast for the treatment of anti−histamine−resistant chronic urticaria,」Arch.Dermatol.Res.,2005,297(3),134〜38)。
配合
本発明の医薬的組成物を調整するために、活性成分としての1つ以上の式(I)の化合物又はその塩を、従来の医薬品配合技術に従って、医薬的担体と共にしっかりと混合するが、この担体は、投与(例えば、経口又は非経口)に望ましい製剤の形態に応じて様々な形態をとることができる。医薬的に許容される適当な担体は当該技術分野では周知のものである。これらの医薬的に許容される担体の一部のものの説明がThe Handbook of Pharmaceutical Excipients(American Pharmaceutical Association及びPharmaceutical Society of Great Britainより刊行)に見られる。
本発明の化合物は、投与を目的とした様々な医薬的形態に配合することができる。医薬組成物の配合方法は、Marcel Dekker,Inc.により刊行された、Pharmaceutical Dosage Forms:Tablets,Second Edition,Revised and Expanded,Volumes 1〜3,edited by Lieberman et al、Pharmaceutical Dosage Forms:Parenteral Medications,Volumes 1〜2,edited by Avis et al、及びPharmaceutical Dosage Forms:Disperse Systems,Volumes 1〜2,edited by Lieberman et alなどの多くの文献に記載されている。
F)生物学的実施例
FLAP媒介性疾患及び/又は障害、又はそれらの関連する症状若しくは合併症を治療するうえでの本発明の化合物の能力を、以下の方法を用いて測定した。結合アッセイのデータは、それぞれのプレートで試料を2重に測定した、2つの異なるアッセイプレートから得られた平均値を表す。ヒト全血アッセイのデータは、少なくとも1人の健康なドナーから得た全血を使用したアッセイプレートでの1回の測定結果を表す。特定のFLAP結合アッセイ及びヒト全血アッセイデータを表5に示す。
FLAP結合アッセイ
以下のアッセイを用いてFLAPに対する化合物の調節活性を試験した。ヒト及びマウスのFLAPをコードしたDNAを、ポリメラーゼ連鎖反応により増幅し、NH2末端に6×Hisタグを有するpFastBac1(Invitrogen社)にクローニングしてスポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)(Sf−9)細胞内で発現させた。FLAP含有膜、及びFITC標識したFLAP調節因子[5−[({[2−(2−{3−[3−(tert−ブチルスルファニル)−1−(4−クロロベンジル)−5−(キノリン−2−イルメトキシ)−1H−インドール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノイル}ヒドラジノ)−2−オキソエチル]スルファニル}アセチル)アミノ]−2−(6−ヒドロキシ−3−オキソ−3H−キサンテン−9−イル)安息香酸]を調製した。FLAP結合アッセイはHTRFフォーマット(ホモジニアス時間分解蛍光)で行う。FLAP含有膜(ヒトで最終濃度1μg/ウェル)を、HTRFリガンドである[5−[({[2−(2−{3−[3−(tert−ブチルスルファニル)−1−(4−クロロベンジル)−5−(キノリン−2−イルメトキシ)−1H−インドール−2−イル]−2,2−ジメチルプロパノイル}ヒドラジノ)−2−オキソエチル]スルファニル}アセチル)アミノ]−2−(6−ヒドロキシ−3−オキソ−3H−キサンテン−9−イル)安息香酸](最終濃度25nM)、テルビウム標識した抗Hisタグ抗体(最終濃度0.5ng/ウェル(Cisbio社))、及び化合物の存在下でインキュベートする。反応を2時間進行させた後、プレートをEnvisionプレートリーダーでHTRFモードで読む。データはHTRF比として表す。
ヒトFLAP結合アッセイの場合は、データを3DX Explorerソフトウェアで分析する。495nmの相対光単位に対する520nmの相対光単位の比を計算する。分析を行うには、複数回の測定から得たデータの平均を求め、それぞれの化合物を2〜20回の測定で試験することができる。各測定は2つのプレートからなり、それぞれのプレートは2重の値を含む。それぞれのプレートから得たデータの平均を求め、データを3DXにインポートする。複数回の測定から得たデータを、計算した比の2重の値の平均値として統合することによってKi及びIC50値を計算する。表5の計算値0.000は、Kiが1nM未満であることを示していることは理解されるであろう。表5及び表6のマスのいずれかに文字NDが示されているか、かつ/又はデータがない場合、Ki又はIC50値が測定されなかったことを示す。
ヒト全血アッセイ
ヘパリンを含むチューブに採取したヒト全血を使用してインビトロの細胞アッセイを行い、これを用いてヒト全血中のロイコトリエン経路を調節する化合物の能力を試験した。血液をRPMI培地中に1:1で希釈し、異なる濃度の試験化合物と37℃で15分間プレインキュベートした後、カルシウムイオノフォアA23187(7μg/mL)で37℃で30分間刺激した。次いで試料を遠心し、血漿を除去した。血漿をアッセイバッファに希釈し、市販のキット(Enzo Life Sciences社)を使用してLTB4レベルを測定した。組換え酵素活性の50%阻害濃度(調節)(IC50)で必要とされる各化合物の濃度を、GraphPad Prismプログラム(GraphPad software社)を使用し、4変数式によって計算した。
特定の化合物を上記に述べたアッセイの更なる測定において試験し、そのデータを表6に示す。
本出願の全体を通じて様々な刊行物が引用されている。これらの刊行物の開示内容を、本発明が関連する現状水準の技術についてより完全に説明するため、参照によって本願に援用するものである。
上記の明細書は本発明の原理を教示するものであり、説明の目的で実施例が示されているが、本発明の実施には、以下の特許請求の範囲及びその均等物の範囲に含まれるところの通常の変形例、適合例及び/又は改変例のすべてが包含される点は理解されるであろう。