JP6424119B2 - 爪ブロック及び除雪方法 - Google Patents

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Description

本発明は、道路に圧雪状態で積雪した雪を除雪する技術に関し、特に除雪車としてのトラクターショベルのバケットに結合できる除雪用の爪ブロックと、この爪ブロックを用いた圧雪状態の雪の除雪方法に関するものである。
除雪車としては、作業機本体となるホイールローダ等のトラクターショベルの前部に除雪用ブレードを取り付けたものが知られている(特許文献1参照。)。特許文献1に記載された除雪用ブレードは、除雪面とエッジ面とを備えて除雪車の前部に支持されている。除雪に際しては、除雪用ブレードが地面と接した状態ではエッジ面は前傾した状態で、その下端が地面と接する。
特許文献1に記載の発明では、除雪用ブレードが瓦礫等の塊に突き当たった場合には、エッジ面が塊の上側面を擦りながら前進するので、除雪用ブレードは固まりを乗り越えることができ、除雪車が前進できなくなることがないように工夫されてはいる。
雪が降り積もった後、車が通ってタイヤで雪を押し固めるため、道路上の雪は圧雪状態になる。青森、秋田、北海道等の豪雪地帯の道路は、冬は殆どの道が圧雪状態の雪で被覆された「圧雪路」になっている。気温も上がらずに、風も強く、車の往来も少ない場合は、圧雪路が凍って「圧雪凍結路」や「圧雪アイスバーン」となる。特許文献1に記載の発明では、圧雪状態に固められた道路上の雪、特に圧雪凍結(圧雪アイスバーン)状態となった雪は非常に堅いので、除雪用ブレードが食い込まず、除雪作業が困難である。
特開2007−186852号公報
本発明は、圧雪状態又は圧雪凍結状態に固められた道路上の雪を簡単且つ効率良く除去できる爪ブロック及びこの爪ブロックを用いた圧雪状態等の雪の除雪方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、作業機本体のバケットの底板の下面に取り付けられる複数の爪ブロックに関する。本発明の第1の態様に係る複数の爪ブロックのそれぞれが、(a)平坦な上面を有する取付プレートと、(b)取付プレートの下面に接続され、取付プレートに垂直な船尾面を有する平底舟形の本体部と、(c)取付プレートの上面に設けられ、取付プレートと底板を結合する結合手段と、を備えることを要旨とする。本発明の第1の態様に係る複数の爪ブロックのそれぞれは、平底舟形の本体部の水押部となる端部をカッター部(第1カッター部)とし、圧雪状態の雪に向かってバケットを作業機本体が移動させる。
本発明の第2の態様は、作業機本体のバケットの底板の下面に取り付けられる複数の爪ブロックに関する。本発明の第2の態様に係る複数の爪ブロックのそれぞれが、(a)平坦な上面を有する取付プレートと、(b)取付プレートの下面に接続され、取付プレートに垂直な船尾面を開放面として有する平底舟形の本体部と、(c)取付プレートの上面に設けられ、取付プレートと底板を結合する結合手段と、を備えることを要旨とする。本発明の第2の態様に係る複数の爪ブロックのそれぞれは、取付プレートに垂直となる本体部の2枚の側板が互いに対向して内部に空洞部を設け、2枚の側板の船尾側エッジが船尾面に定義される開放面の対向した2辺を構成し、船尾側エッジのそれぞれをカッター部(第1カッター部)とし、圧雪状態の雪に向かってバケットを作業機本体が移動させる。
本発明の第3の態様は、(a)作業機本体のバケットの底板の下面に、それぞれ平底舟形の本体部を有する複数の爪ブロックを水押部が前になるように取り付け、圧雪状態の雪に向かって作業機本体が移動することにより、爪ブロックの水押部となる端部をカッター部(第1カッター部)とし、圧雪状態又は圧雪凍結状態の雪を切断・粉砕する工程と、(b)切断・粉砕された雪をバケットですくい上げ、道路上から圧雪状態又は圧雪凍結状態の雪を除去する工程と、を含む除雪方法であることを要旨とする。
本発明の第4の態様は、(a)作業機本体のバケットの底板の下面に、それぞれ平底舟形の本体部を有する複数の爪ブロックを船尾側が前になるように取り付け、圧雪状態の雪に向かって作業機本体が移動することにより、爪ブロックの船尾側に底板に垂直となるように設けられた平板からなる2枚の側板の船尾側エッジのそれぞれをカッター部(第1カッター部)とし、圧雪状態又は圧雪凍結状態の雪を切断・粉砕する工程と、(b)切断・粉砕された雪をバケットですくい上げ、道路上から圧雪状態又は圧雪凍結状態の雪を除去する工程と、を含む除雪方法であることを要旨とする。
本発明によれば、圧雪状態又は圧雪凍結状態に固められた道路上の雪が簡単且つ効率良く除去できる爪ブロック及びこの爪ブロックを用いた圧雪状態等の雪の除雪方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る複数の爪ブロックを、作業機本体のバケットの底板に取り付けた態様の概略を模式的に説明する横面図である。 図1に示した第1の実施の形態に係る複数の爪ブロックが、作業機本体のバケットの底板に取り付けられた態様の概略を模式的に説明する正面図である。 図2に示した第1の実施の形態に係る複数の爪ブロックが、バケットの底板に取り付けられた態様の概略を模式的に説明する正面図の拡大図である。 図3に示した第1の実施の形態に係る複数の爪ブロックの内の1に着目して、爪ブロックがバケットの底板に取り付けられる態様の概略を模式的に説明する部分断面図である。 図4に示した第1の実施の形態に係る爪ブロックに着目して、爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する横面図である。 図5に示した第1の実施の形態に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する上面図である。 図5に示した第1の実施の形態に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する下面図である。 図5に示した第1の実施の形態に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する正面図である。 図5に示した第1の実施の形態に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する裏面図である。 第1の実施の形態に係る複数の爪ブロックを、作業機本体のバケットの底板に取り付ける他の態様の概略を模式的に説明する上面図である。 図10に示した第1の実施の形態に係る複数の爪ブロックが、作業機本体のバケットの底板に取り付けられた他の態様の概略を模式的に説明する下面図である。 第1の実施の形態の変形例(第1変形例)に係る爪ブロックのカッター部の構造の概略を模式的に説明する横面図である。 第1の実施の形態の変形例(第2変形例)に係る爪ブロックのカッター部の構造の概略を模式的に説明する横面図である。 第1の実施の形態の変形例(第3変形例)に係る爪ブロックのカッター部の構造の概略を模式的に説明する横面図である。 第1の実施の形態の変形例(第4変形例)に係る爪ブロックのカッター部の構造の概略を模式的に説明する横面図である。 第1の実施の形態の変形例(第5変形例)に係る爪ブロックのカッター部の構造の概略を模式的に説明する横面図である。 第1の実施の形態の変形例(第6変形例)に係る爪ブロックのカッター部の構造の概略を模式的に説明する横面図である。 第1の実施の形態の変形例(第7変形例)に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する横面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る複数の爪ブロックを、作業機本体のバケットの底板に取り付けた態様の概略を模式的に説明する横面図である。 図19に示した第2の実施の形態に係る複数の爪ブロックの内の1に着目して、爪ブロックがバケットの底板に取り付けられる態様の概略を模式的に説明する部分断面図である。 図20に示した第2の実施の形態に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する上面図である。 図20に示した第2の実施の形態に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する下面図である。 図20に示した第2の実施の形態に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する正面図である。 図20に示した第2の実施の形態に係る爪ブロックの構造の概略を模式的に説明する裏面図である。 第2の実施の形態に係る複数の爪ブロックを、作業機本体のバケットの底板に取り付ける態様の概略を模式的に説明する上面図である。 図25に示した第2実施の形態に係る複数の爪ブロックが、作業機本体のバケットの底板に取り付けられた他の態様の概略を模式的に説明する下面図である。 図19に示した第2の実施の形態に係る複数の爪ブロックを用いた除雪方法を説明する模式的な横面図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、以下に示す第1及び第2の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る複数の爪ブロック3a,3b,……,3eは、図2及び図3に示すように、作業機本体6のバケット11の底板の下面に櫛歯状に取り付けられる。「作業機本体6」としては、図1に示したようなホイールローダやクローラローダ等のトラクターショベルの他、ブルドーザー、モーターグレーダー、ずり積機、スクレーパー或いはスクレープドーザー等のバケット11を有する種々の車両系建設機械が採用可能である。更に、バケット11を有していれば、パワーショベルのような掘削用機械を作業機本体として採用しても構わない。
図3から分かるように、複数の爪ブロック(第1の実施の形態では5個の爪ブロック)3a,3b,……,3eのそれぞれは、バケット11の底板の前縁に沿って結合手段31ba,31af;31ba,31bf;……,31ea,31efによって、等間隔で結合されて熊手状の形状をなしている。第1の実施の形態では図4〜図9に5個の爪ブロック3a,3b,……,3eの代表として爪ブロック3eの詳細な構造を示したが、1個の爪ブロック3eに着目したのは、単なる説明の便宜上である。即ち、以下の第1の実施の形態の説明では爪ブロック3eの構造を主に説明するが、他の爪ブロック3a,3b,……,3dについても、全く同様な構造であることは明らかである。
第1の実施の形態に係る爪ブロック3eは、平坦な上面を有する取付プレート31eと、取付プレート31eの下面に接続され、取付プレート31eに垂直な船尾板37eを有する平底舟形の形状をなす本体部(30e,33e,34e,35e,36e,37e,39e)と、取付プレート31eの上面に設けられ、取付プレート31eと底板を結合する結合手段31ea,31eb,……,31efと、を備える。舟形の形状に着目した説明をすれば、爪ブロック3eは、バケット11の底板の前縁に水押(みよし)部を前にして結合されている。なお、「水押部」は和船の船首側の舳先(へさき)や、ボートのステムに対応する箇所である。
第1の実施の形態に係る爪ブロック3eは、平底舟形の本体部(30e,33e,34e,35e,36e,37e,39e)の水押部となる端部を圧雪状態又は圧雪凍結状態の雪(以下において、「圧雪状態等の雪2」と略記する。)を切り砕くカッター部(第1カッター部)32eとしている。図1及び図2に示した圧雪状態等の雪2に向かってバケット11を作業機本体6が押すような態様で左方向に移動させることにより、爪ブロック3eが圧雪状態等の雪2に向かって進行し、爪ブロック3eに設けられたカッター部32eを「つるはし」として圧雪状態等の雪2を切断・粉砕して道路1からずり剥がし、切断・粉砕された圧雪状態等の雪2を、バケット11によって道路1の上から除去する。
このため、図1に示すように、作業機本体6のフロントタイヤ21及びリアタイヤ22は、圧雪状態等の雪2が除去されたアスファルト舗装又はコンクリート舗装された道路1の上にある。フロントタイヤ21はフロントフレーム17に取り付けられ、運転室23はフロントフレーム17に接続されたステップフレームの上に設けられている。
図1に示すように、バケット11の背面の中央に設けられたチルトプレート12には棒状の継ぎリンク(チルトリンク)13の一端が接続され、バケット11の背面の両側に設けられたブラケット部(ヒンジピン取付部)19の端部にはリフトアーム16aの先端部13が接続されている。継ぎリンク13の他端は、ベルクランク(中間レバー)14の一方の端部に接続され、ベルクランク14の他方の端部はバケットシリンダ15に接続されている。バケットシリンダ15が伸びることにより、ベルクランク14がベルクランク14の中央部を支点とする「てこの原理」で駆動され、バケット11のチルト角が変更される。リフトアーム16aにはリフトシリンダ18が接続され、リフトシリンダ18が伸び縮みすることによりバケット11の高さを変更可能である。
爪ブロック3eの取付プレート31eの上面にはボルトが垂直方向に植え込まれ、植え込まれた3本のボルトがバケット11の底板を貫通した後、底板から突出した部分のボルトにナットをはめ込んで図4に示すように締め付けることにより、バケット11の底板に爪ブロック3eが固定される。図4の部分断面図に示す3組のボルトとナットのセットが、それぞれ結合手段31ea,31eb,31ecを構成している。図4の部分断面図で結合手段31ea,31eb,31ecとして示した3本のボルトは、実際には図6の上面図に示すように6本あり、6つの結合手段31ea,31eb,……,31efを構成している。図6の結合手段31ea,31eb,……,31efとしての6本のボルトは、図4の部分断面図で示した取付プレート31eの上面に溶接等の手段で植え込むことが可能である。
図7の下面図から分かるように、第1の実施の形態に係る爪ブロック3eの本体部(30e,33e,34e,35e,36e,37e,39e)は、平らな船底部30eを有する平底舟形の形状をなす中空のブロックである。本体部(30e,33e,34e,35e,36e,37e,39e)は、更に、カッター部32eを構成している平底舟形の水押部を挟んで2枚の船首側板33e,34eを、平底舟形の形状の船首側に有している。図7の下面図では、船首側板33e,34eがあたかも3角形であるかのように見えるが、図5から分かるように2枚の船首側板33e,34eは台形をなしている。2枚の船首側板33e,34eはそれぞれ下底の一方の端部の内角(底角)が直角である不等脚台形である。下底の他方の端部の底角θ1=35〜45°程度、好ましくはθ1=38〜42°程度に選定すればよい。又、図5から分かるように船首側板33eと取付プレート31eとの間には台形の接続中継板39eが設けられている。図示を省略しているが、図5の紙面の裏側に存在する船首側板34eと取付プレート31eとの間にも同様な台形の接続中継板が設けられている。
図7の下面図において船底部30eの上下の2辺として示された箇所は、2枚の側板(船尾側側板)35e,36eの下端部に接続され、船底部30eは2枚の側板35e,36eの下端部によって、両側を挟まれている。図5,8.9から分かるように、側板35e,36eは矩形をなしており、矩形面が取付プレート31の主面に垂直となるように互いに対向して設けられている。互いに対向した2枚の矩形の側板35e,36eの間には空洞部が設けられ、中空のブロック形状が達成されている。
図9から分かるように、第1の実施の形態に係る爪ブロック3eは、2枚の矩形の側板35e,36eの船尾側の端部(船尾側エッジ)が船尾板37eの対向する2辺(長辺)にそれぞれ接続され、船尾板37eによって閉じた船尾面を構成している。しかし、船尾板37eを省略して、2枚の側板35e,36eの船尾側エッジが対向する2辺となる開放面を構成しても構わない。
第1の実施の形態に係る爪ブロック3a,3b,……,3eは、比較長い水押部の全体を刃渡りとして、それぞれ圧雪状態等の雪2を切り砕くカッター部32a,32b,……,32eとしているので、カッター部32a,32b,……,32eの刃の刃渡りの全体に圧力が加わるので、カッター部32a,32b,……,32eに傷がつきにくい。又、第1の実施の形態に係る爪ブロック3a,3b,……,3eは、道路1に対して傾斜のある水押部をそれぞれカッター部32a,32b,……,32eとしているので、道路1の表面に存在するマンホール等の突起物による損害もなく、マンホール等に当たっても、マンホール等を大きく傷をつけない特徴を有する。
−−爪ブロックの配列方法−−
第1の実施の形態に係る5個の爪ブロック3a,3b,……,3eは、バケット11の底板の前縁にそれぞれの爪ブロック3a,3b,……,3eのカッター部32a,32b,……,32eの先端の位置を揃えて櫛歯状に配列する必要はない。例えば、図10及び図11に示すように、交互にカッター部32a,32b,……,32eの先端の位置が異なるように配列して、指の長さが異なる熊手状の配列であっても構わない。
−−カッター部の構造−−
図5では、平底舟形の本体部(30e,33e,34e,35e,36e,37e,39e)の水押部に形成されるカッター部32eを円弧状の複数の歯32e(i-1),32ei,32e(i+1),……の連続的な配列で構成した場合を例示したが、カッター部の形状や態様は種々の構造が採用可能である。例えば、図12に示すように、カッター部32e2を直角三角形からなる複数の歯32e2,(i-1),32e2,i,32e2,(i+1),……の連続的な配列で鋸歯状に構成して、押し引き兼用の「素歯」を構成してもよい。又、図13に示すように水押部に沿って一定の刃渡りの直刃のトポロジーでカッター部32e3が構成してもよい。
更に、図14に示すようにカッター部32e4を、頂角が鋭角である三角形からなる複数の歯32e4,(i-1),32e4,i,32e4,(i+1),……の連続的な配列で「ガガリ目」の鋸歯状に構成してもよく、図15に示すように、図14に示した「ガガリ目」の鋸歯を圧雪状態等の雪2の方向に対し、頂角がより高い位置に向かう方向となるような傾斜を設けたトポロジーとして、複数の歯32e5,(i-1),32e5,i,32e5,(i+1),……を連続的に配列してカッター部32e5を構成してもよい。逆に、図16に示すように、頂角が鋭角である三角形を圧雪状態等の雪2の方向に対し、頂角がより低い位置に向かう方向となるような傾斜を設けたトポロジーとして、複数の歯32e6,(i-1),32e6,i,32e6,(i+1),……を連続的に配列してカッター部32e6を「イバラ目」又は「江戸目」状の鋸歯に構成してもよく、図17に示すようにカッター部32e7を、五角形からなる複数の歯32e7,(i-1),32e7,i,32e7,(i+1),……の連続的な配列で鋸歯状に構成してもよい。
−−船尾側の構造−−
図4〜7及び図9では取付プレート31eに垂直な船尾板37eを有する構造を説明したが例示に過ぎない。第1の実施の形態に係る爪ブロック3e8は、図18に示すように、2枚の略直角三角形(実際には不等辺四角形)をなす側板35e8,36e8の斜辺となる船尾側エッジを、船尾板37eの対向する2つの長辺にそれぞれ接続することによって、取付プレート31eに対し、斜めに傾斜したトランサム(戸立)のような船尾面を構成するようにもできる。更に、図18に示す構造において、船尾板37eを省略して、2枚の側板35e8,36e8の斜めに傾斜した船尾側エッジによって、船尾側の開放面を取付プレート31eに対し斜めに傾斜するように構成して、中空のブロック形状の内側が見えるような構造であっても構わない。
図18において、船首側板33e,34eを構成する不等脚台形の底角θ1=35〜45°程度とした場合、例えば、側板35e8,36e8に定義される角θ2=55〜80°程度、好ましくはθ2=58〜70°程度に選定することが可能である。
−−第1の実施の形態に係る除雪方法−−
既に述べたとおり、第1の実施の形態に係る爪ブロック3a,3b,……,3eは、比較長い水押部の全体を刃渡りとして、それぞれ圧雪状態等の雪2を切り砕くカッター部32a,32b,……,32eとしている。
そして、図1及び図2に示した圧雪状態等の雪2に向かってバケット11を作業機本体6が押すような態様で左方向に移動させる工程により、爪ブロック3a,3b,……,3eが圧雪状態等の雪2に向かってそれぞれ並列に進行し、3a,3b,……,3eにそれぞれ設けられたカッター部32a,32b,……,32eを「つるはし」として、圧雪状態等の雪2を切断・粉砕して道路1から削り取り、雪塊や氷塊にすることができる。
その後、削り取られた雪塊や氷塊を、バケット11によってすくい上げ排雪する工程により、道路1の上から雪2を除去することができる。
第1の実施の形態に係る除雪方法によれば、圧雪状態等であっても道路1上の雪2を簡単且つ迅速に除去できるので作業時間が短くなり、爪ブロック3a,3b,……,3eの寿命を延ばすことができる。この結果、第1の実施の形態に係る除雪方法によれば、作業機本体6をオーバーアクセルする必要もなくなり、環境に配慮できると共に、作業機本体6の燃料費等を含めた除雪費用の軽減や、作業機本体6の作業員の労動を軽減できるという顕著な効果を奏することができる。
又、第1の実施の形態に係る除雪方法は、バケット11の底板の下面に、それぞれ平底舟形の本体部を有する複数の爪ブロック3a,3b,……,3eを取り付け、圧雪状態の雪2に向かって作業機本体6を移動させることにより、爪ブロック3a,3b,……,3eのカッター部が圧雪状態の雪2を切断・粉砕するという単純な工程であるので、不慣れな作業機本体6のオペレーターでも除雪方法にすぐに慣れるという効果を奏することができる。
更に、第1の実施の形態に係る除雪方法によれば、迅速な除雪ができるので、雪道の交通緩和、ライフラインの確保、或いは交通事故を抑制することができるという効果を奏することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る複数の爪ブロック4a,4b,……,4eは、図19,25,26に示すように、作業機本体6のバケット11の底板の下面に取り付けられる点では第1の実施の形態に係る複数の爪ブロックと同様である。複数の爪ブロック(第2の実施の形態では5個の爪ブロック)4a,4b,……,4eのそれぞれは、バケット11の底板の前縁に沿って結合手段によって、等間隔で結合されているが、第1の実施の形態に係る複数の爪ブロックとは反対向きに固定されている。
図20〜図24に、5個の爪ブロック4a,4b,……,4eの代表として、爪ブロック4eの構造に着目して説明するが、他の爪ブロック4a,4b,……,4dについても、全く同様な構造であることも、第1の実施の形態に係る爪ブロックの説明と同様である。第2の実施の形態に係る爪ブロック4eは、平坦な上面を有する取付プレート41eと、取付プレート41eの下面に接続されるが、取付プレート41eに垂直方向となる船尾面を圧雪状態等の雪2に対向させ、船尾面を切断した雪の吸引口とする中空の平底舟形の本体部(40e,43e,44e,45e,46e,49e)を有する点で、第1の実施の形態に係る爪ブロックの構造とは異なる。
図22の下面図から分かるように、第2の実施の形態に係る爪ブロック4eの本体部(40e,43e,44e,45e,46e,49e)は、平らな船底部30eを有する平底舟形をなしている。本体部(40e,43e,44e,45e,46e,49e)は、更に、平底舟形の船首側にある水押部を挟むように2枚の船首側板34e,34eを有している。図22の下面図から分かるように、船底部30eの上下の2辺は2枚の側板(船尾側側板)45e,46eの下端部に接続され、船底部30eは2枚の側板45e,46eの下端部によって、両側を挟まれている。側板45e,46eは矩形をなしており、矩形面が取付プレート41eの主面に垂直となるように互いに対向して設けられている。互いに対向した2枚の矩形の側板45e,46eの間には空洞部が設けられ、中空のブロック形状を実現している。2枚の側板45e,46eの船尾側の端部(船尾側エッジ)が、船尾面に定義される開放面の対向した2辺を構成している。第2の実施の形態に係る爪ブロック4eは船尾方向に進む船であり、2枚の側板45e,46eの船尾側エッジのそれぞれを第1カッター部とし、圧雪状態等の雪2に向かってバケット11を作業機本体が押すような態様で移動させることにより、吸引口の両端において取付プレート41eに垂直に設けられた第1カッター部が「つるはし」として機能することにより、圧雪状態等の雪2を切り砕いて、道路1からずり剥がす。
更に、図19,20,22,23等に示すように、第2の実施の形態に係る爪ブロック4eの本体部(40e,43e,44e,45e,46e,49e)は、水押部側の側板45e,46eに吸引口から吸引した雪を、中空のブロック形状を経由して、外側に排出する排出孔51,52を設けている。図19に示すように、作業機本体6が圧雪状態等の雪2に向かってバケット11を押すようにして移動し、バケット11に固定された5個の爪ブロック4a,4b,……,4eを左方向に移動させることにより、5個の爪ブロック4a,4b,……,4eのそれぞれの船尾面に定義される開放面を第1カッター部として、圧雪状態等の雪2を切断・粉砕して道路1からずり剥がし、切断・粉砕した雪をバケット11によって除去する。この際、第1カッター部を「つるはし」として切断・粉砕して道路1からずり剥がした雪の一部は、中空のブロックの内部を経由して排出孔51,52からも排出される。
図19に示した作業機本体6がフロントタイヤ21及びリアタイヤ22を有し、バケット11のチルトプレート12に継ぎリンク(チルトリンク)13の一端が接続される等の作業機本体6の他の構造は、図1を参照して第1の実施の形態で説明したとおりであるから、重複した説明を省略する。
第2の実施の形態に係る爪ブロック4eも、取付プレート41eの上面に設けられ、取付プレート41eと底板を結合する結合手段41ea,41eb,……,41efを備える。図20から分かるように、爪ブロック4eの取付プレート41eの上面にはボルトが垂直方向に植え込まれ、植え込まれた3本のボルトがバケット11の底板を貫通した後、底板から突出した部分のボルトにナットをはめ込んで締め付けることにより、バケット11の底板に爪ブロック4eが固定される。図20の部分断面図に示す3組のボルトとナットのセットが、それぞれ結合手段41ea,41eb,41ecを構成している。図20の部分断面図で結合手段41ea,41eb,41ecとして示した3本のボルトは、実際には図21の上面図に示すように6本あり、6つの結合手段41ea,41eb,……,41efを構成している。
第2の実施の形態に係る爪ブロック4eは、平底舟形の本体部(40e,43e,44e,45e,46e,49e)の水押部となる端部を圧雪状態等の雪2を切り砕く第2カッター部としている。図27に示すように、圧雪状態等の雪2に向かってバケット11を作業機本体6が引くような態様で右方向に移動させることにより、第2カッター部が圧雪状態等の雪2に向かって進行し、爪ブロック4eに設けられた第2カッター部が「つるはし」として機能することにより、圧雪状態等の雪2を切断し粉砕する。
第2の実施の形態に係る爪ブロック4eは、図19に示すように、作業機本体6が圧雪状態等の雪2に向かってバケット11を押すようにして移動させることにより、爪ブロック4eの船尾面側の第1カッター部で圧雪状態等の雪2を切断・粉砕して道路1からずり剥がし、この後作業機本体6をバックさせて水押部側の第2カッター部を作業機本体6が引くような態様で右方向に移動させることにより、第2カッター部が圧雪状態等の雪2を切断し粉砕して道路1からずり剥がすことができる。
更に引き続き、作業機本体6を左方向に前進させ、バケット11を押すようにして移動させて第1カッター部で圧雪状態等の雪2を切断・粉砕した後、作業機本体6を後退させて第2カッター部を作業機本体6が引くような態様で右方向に移動させることにより、第1及び第2カッター部で圧雪状態等の雪2を交互に切断・粉砕するという前進・後退の手順を繰り返すことにより、最終的には、切断・粉砕した雪をバケット11にすくい上げて、道路1の上から除去することができる。
−−第2の実施の形態に係る除雪方法−−
既に述べたとおり、作業機本体6のバケット11の底板の下面に、それぞれ平底舟形の本体部を有する複数の爪ブロック4a,4b,……,4eを取り付け、圧雪状態等の雪2に向かって作業機本体6が移動することにより、爪ブロック4a,4b,……,4eの船尾側にバケット11の底板に垂直となるように設けられた平板からなる2枚の側板の船尾側エッジのそれぞれからなる第1カッター部を「つるはし」として機能させることにより、圧雪状態等の雪2を切断・粉砕して道路1から削り取る工程により、圧雪状態等の雪2を簡単且つ迅速に雪塊や氷塊にすることができる。更に、その後、切断・粉砕された雪2からなる雪塊や氷塊をバケット11ですくい上げ、道路上から圧雪状態等の雪2を除去する工程という単純な作業であるので、第2の実施の形態に係る除雪方法によれば、除雪の作業時間が短くなり、爪ブロック4a,4b,……,4eの寿命を延ばすことができる。
又、第2の実施の形態に係る除雪方法においては、爪ブロック4a,4b,……,4eの水押部となる端部を第2カッター部とし、作業機本体6を後退させ、第2カッター部によって、圧雪状態等の雪2を切断・粉砕する工程を更に含むようにすることも可能であるので、この場合は、前進と後退の両方で圧雪状態等の雪2を切断・粉砕して道路1から削り取り、雪塊や氷塊にすることができ、往復作業の軽減もできる。
この結果、第2の実施の形態に係る除雪方法によれば、作業機本体6をオーバーアクセルする必要もなくなり、環境に配慮できると共に、作業機本体6の燃料費等を含めた除雪費用の軽減や、作業機本体6の作業員の労動を軽減できるという顕著な効果を奏することができる。
したがって、第2の実施の形態に係る除雪方法によれば、圧雪状態等であっても道路1上の雪2を簡単且つ迅速に除去できるので作業時間が短くなり、爪ブロック4a,4b,……,4eの寿命を延ばすことができる。この結果、第2の実施の形態に係る除雪方法によれば、作業機本体6をオーバーアクセル必要もなくなり、環境に配慮できると共に、作業機本体6の燃料費等を含めた除雪費用の軽減や、作業機本体6の作業員の労動を軽減できるという顕著な効果を奏することができる。
又、第2の実施の形態に係る除雪方法は単純な工程であるので、不慣れな作業機本体6のオペレーターでも除雪方法にすぐに慣れることができる。更に、第2の実施の形態に係る除雪方法によれば、迅速な除雪ができるので、雪道の交通緩和、ライフラインの確保、或いは交通事故を抑制することができるという効果を奏することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた第1の実施の形態に係る爪ブロック3eの説明で、船尾板37eを省略して、2枚の側板35e,36eの船尾側エッジが対向する2辺となる開放面を構成しても構わないと述べた。この場合、開放面を吸入口とするように、2枚の側板35e,36eの船尾側エッジを第2カッター部とすることができる。
第1の実施の形態に係る爪ブロック3eの船尾側エッジを第2カッター部とした場合は、図1に示すように、作業機本体6が圧雪状態等の雪2に向かってバケット11を押すようにして移動させて爪ブロック3eの水押部側の第1カッター部32eで圧雪状態等の雪2を切断・粉砕し、この後作業機本体6を後退させて船尾面側の第2カッター部を作業機本体6が引くような態様で右方向に移動させることにより、第2カッター部が圧雪状態等の雪2を切断し粉砕することができる。
そして、引き続き、作業機本体6を左方向に再度前進させ、バケット11を押すようにして移動させて第1カッター部32eで圧雪状態等の雪2を切断・粉砕した後、作業機本体6を後退させて第2カッター部を作業機本体6が引くような態様で右方向に移動させることができる。このように、船尾側エッジを第2カッター部とし、第1カッター部32e及び第2カッター部で圧雪状態等の雪2を交互に切断・粉砕するという前進・後退の手順を繰り返すことにより、最終的には、切断・粉砕した雪をバケット11にすくい上げて、道路1の上から除去することができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…道路
2…雪
3a〜3e,4a〜4e…爪ブロック
6…作業機本体
11…バケット
12…チルトプレート
21…フロントタイヤ
22…リアタイヤ
30e…船底部
31e.41e…取付プレート
31ea〜31ef;41ea〜41ef…結合手段
32a,32b,……,32e…第1カッター部
34e,34e…船首側板
35e,36e…側板
37e…船尾板
45e,46e…側板
51,52…排出孔

Claims (10)

  1. バケットの底板の下面に取り付けられる複数の爪ブロックであって、該複数の爪ブロックのそれぞれが、
    平坦な上面を有する取付プレートと、
    前記取付プレートの下面に接続され、前記取付プレートに垂直な船尾面を有する平底舟形の本体部と、
    前記取付プレートの上面に設けられ、前記取付プレートと前記底板を結合する結合手段と、
    を備え、前記平底舟形の本体部の水押部となる端部を第1カッター部とし、圧雪状態の雪に向かって前記バケットを作業機本体が移動させることを特徴とする爪ブロック。
  2. 前記取付プレートに垂直となる前記本体部の2枚の側板が互いに対向して内部に空洞部を設け、前記2枚の側板の船尾側エッジが前記船尾面に定義される開放面の対向した2辺を構成し、前記船尾側エッジのそれぞれを第2カッター部とし、圧雪状態の雪に向かって前記バケットを前記作業機本体が移動させることを特徴とする請求項1に記載の爪ブロック。
  3. 前記水押部側の前記側板に、前記開放面が吸引した雪を排出する排出孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の爪ブロック。
  4. バケットの底板の下面に取り付けられる複数の爪ブロックであって、該複数の爪ブロックのそれぞれが、
    平坦な上面を有する取付プレートと、
    前記取付プレートの下面に接続され、前記取付プレートに垂直な船尾面を開放面として有する平底舟形の本体部と、
    前記取付プレートの上面に設けられ、前記取付プレートと前記底板を結合する結合手段と、
    を備え、前記取付プレートに垂直となる前記本体部の2枚の側板が互いに対向して内部に空洞部を設け、前記2枚の側板の船尾側エッジが前記船尾面に定義される開放面の対向した2辺を構成し、前記船尾側エッジのそれぞれを第1カッター部とし、圧雪状態の雪に向かって前記バケットを作業機本体が移動させることを特徴とする爪ブロック。
  5. 前記水押部側の前記側板に前記開放面が吸引した雪を排出する排出孔が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の爪ブロック。
  6. 前記平底舟形の本体部の水押部となる端部を第2カッター部として前記雪に向かって、前記バケットを前記作業機本体が移動させることを特徴とする請求項4又は5に記載の爪ブロック。
  7. 作業機本体のバケットの底板の下面に、それぞれ平底舟形の本体部を有する複数の爪ブロックを水押部が前になるように取り付け、圧雪状態の雪に向かって前記作業機本体が移動することにより、前記水押部となる端部を第1カッター部とし、前記圧雪状態等の雪を切断・粉砕する工程と、
    切断・粉砕された前記雪を前記バケットですくい上げ、道路上から前記圧雪状態等の雪を除去する工程と、
    を含むことを特徴とする除雪方法。
  8. 前記爪ブロックの船尾側に前記底板に垂直となる平板からなる2枚の側板が対向して設けられ、前記2枚の側板の船尾側エッジのそれぞれを第2カッター部とし、前記作業機本体を後退させ、前記第2カッター部によって、前記圧雪状態等の雪を切断・粉砕する工程を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の除雪方法。
  9. 作業機本体のバケットの底板の下面に、それぞれ平底舟形の本体部を有する複数の爪ブロックを船尾側を前にして取り付け、圧雪状態の雪に向かって前記作業機本体が移動することにより、前記船尾側に前記底板に垂直となるように設けられた平板からなる2枚の側板の船尾側エッジのそれぞれを第1カッター部とし、前記圧雪状態等の雪を切断・粉砕する工程と、
    切断・粉砕された前記雪を前記バケットですくい上げ、道路上から前記圧雪状態等の雪を除去する工程と、
    を含むことを特徴とする除雪方法。
  10. 前記爪ブロックの水押部となる端部を第2カッター部とし、前記作業機本体を後退させ、前記第2カッター部によって、前記圧雪状態等の雪を切断・粉砕する工程を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の除雪方法。
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