JP3206524U - アスファルト切削不陸層の剥離爪装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アスファルト層への喰い付きが良好で、剥離作業が容易にでき、また、エッジの摩耗が遅く、剥ぎ取り残しが無く、良好な剥離面を得られるばかりでなく、作業時間を短縮できるアスファルト切削不陸層の剥離爪装置を提供する。【解決手段】バケット6の先端に櫛状に設けられた複数のトゥース9に、厚さ方向にトゥース9を被覆するように嵌め込まれる楔状のカプラー10bに、トゥース9の傾斜に倣って湾曲すると共に先端に刃部10aが形成された特殊鋼製で外形が矩形板状のエッジに刃部10aを形成したスクレパー(剥離着爪)10を取り付ける。【選択図】図2

Description

本考案は、道路舗装面のアスファルト切削不陸層を掻き上げて剥離するための剥離爪装置に関し、さらに詳しくは、パワーショベルのバケットトゥースに取り付けて使用する剥離爪装置に関するものである。
劣化や耐震性向上の要請に基づく道路舗装面の改装工事において、アスファルト表面層を剥離する作業が必要になる。こうした要請に対応するために、例えば特許文献1に開示されているようなコンクリート構造物の表面剥離方法が従来から提案されている。
特許文献1に記載の方法は、劣化したコンクリート構造物の床、壁、柱等の表面に予め形成された複数の孔にピンを挿入し、少なくとも1つのピンを移動機構により他のピンに対して接近、離反する方向へ往復移動させることによって、複数の孔間における構造物の表面を破砕して、表面を剥離するようにしている。
また、特許文献2には、鋼板上に設けられたアスファルト舗装体の上方に位置する電磁誘導コイルにより、アスファルト舗装体下面を溶融し、楔状の剥離部材であるリッパーを、アスファルト舗装体下面の溶融した層に挿入して鋼板からアスファルト舗装体を剥し、剥したアスファルト舗装体をブロック状で扱うことができるようにしたアスファルト舗装体の剥離方法が提案されている。
さらに、特許文献3には、橋梁を構成する鋼床版の上に接着剤層を介してアスファルト舗装を剥離する前に接着剤層を加熱する装置であって、走行装置にアスファルト舗装面に沿って誘導コイルを設けて、誘導コイルから発生した誘導磁束により鋼床版の表面を誘導加熱して、これに接する接着剤層を加熱軟化して、アスファルト混合物層と接着剤層の剥奪作業を効率よく行うことができる橋面アスファルト舗装誘導加熱装置が提案されている。
また、特許文献4には、複数のアタッチメントアイテムにより、掘削機の主軸台に歯が取り付けられた油圧ハンマーリッパーにおいて、少なくとも、歯とパワーアキュミュレータに強固に取り付けられた歯の駆動装置とを備えている。この歯と、駆動装置と、パワーアキュミュレータとで構成されるアセンブリが、歯に強固に取り付けられると共に、歯の長手方向軸上に取り付けられており、この軸によって、地面の掘削が、歯の揚上位置及び展開位置を用いて達成される。石、コンクリート、アスファルト等の地面の硬い地物を破壊し、梃で動かすようにされた掘削機のための油圧ハンマーリッパーが開示されている。
特開2005−67143号公報 特許第4330639号公報 特開2007−146459号公報 特表2012−532765号公報
しかしながら、従来の表面剥離方法においては、次のような課題がある。
すなわち、特許文献1に記載の方法では、ピンの移動により、コンクリート構造物の表面を破砕して剥離するようにしている。このため、破砕領域はピンの直径分の範囲であるため、剥離能率が悪くて作業時間が長くかかり、広い範囲の剥離には適していない。また、ピンは剥離しようとする部分の深さ方向の全域を破砕しながら移動するため、破砕速度が遅くてもピンを移動させるために強い駆動トルクが必要になる。したがって、モータを含む駆動機構の大型化を避けることができないと共に、多大なエネルギー消費を伴うものであった。
例えば、ブリスタリング現象に対処する不陸すき取り機においては、スラブに対して衝撃を与えないように配慮しなければならない、そこで、パワーショベルのバケットのトゥースで剥離する方法が考えられるが、トゥースの材質が柔らかいため、アスファルトを剥ぐときに、爪先が滑り、剥ぎ難い。爪の摩耗が早い。爪の間隔が広いので剥ぎ取り残し(飛び越し)が発生する。また、バケットにトゥースを4本付けるため、施工量は増えるが現場剥離面の凹凸平坦性に対応できない、仕上り施工面が粗雑になるという課題があった。
本考案は、アスファルト切削不陸層への喰い付きが良好で、剥離作業が容易にでき、また、スクレパーの材質と刃部形状の改善により刃部の摩耗が遅く、実験検証した適切なスクレパー幅によりで剥ぎ取り残しが無く、作業時間を短縮できるアスファルト舗装切削不陸層の剥離爪装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案によるアスファルト舗装切削不陸層の剥離爪装置は、車両本体の前後方法略中央部に旋回、起伏及び伸縮可能なブームを備えたパワーショベルのブーム先端に設けられたバケットのトゥースに、トゥースの厚さ方向に被覆して取り付けられるカプラーと前記トゥースの傾斜に倣って湾曲すると共に先端に刃部が形成された外形がトゥース幅よりも大にされた矩形板状のスクレパーを着脱可能に取付けたことを第1の特徴とする。また、前後に複数列設けられると共に、スクレパーが千鳥状になるように配置されていることを第2の特徴とする。さらに、刃部がスクレパーの上下又は左右に形成されていることを第3の特徴とする。
(1)オペレーターが前向きで剥離作業ができるので作業性がよい。
(2)バケットの駆動はパワーショベルの油圧ポンプ又はエンジンに連結された油圧ポンプにより行われので、別途、水タンクやコンプレッサーを備える必要がなく車両の機動性を損なうこともない。
(3)スクレパーは、材質も硬く、先端が鋭くなっているので、アスファルトへの喰い付きが良好で容易に剥離できる。また、エッジ(刃部)の摩耗が遅く、エッジ幅が広いので剥ぎ取り残しが無く、作業時間を短縮できる。
(4)また、スクレパー1枚当りの幅をトゥースより大きく形成したので、スクレパーが少数(例えば2枚)で済むのでコストを軽減できる。
(5)バケットを油圧駆動により上下に往復動させて剥離作業を行うため、振動が少なく、スラブに対する衝撃も小さい。
本考案に係るスクレパー(剥離爪)の一実施例を示す(a)は正面図、(b)は側面図である。 本考案に係るスクレパー(剥離爪)をバケットのトゥースに取り付けた状態を示す斜視図である。 図3の要部拡大斜視図である。 本考案に係る剥離爪の使用状態を模式的に示す側面図である。 本考案に係る剥離爪の他の実施例を模式的に示す(a)は平面図、(b)は要部破断側面図である。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
本考案に係る剥離爪をパワーショベルのバケットに櫛状に設けられたトゥース(歯)に装着した場合を示す。
図1に示すように、旋回式のパワーショベルは、その車体1の前面に床版上の飛散物を掻き落とすドーザ2を備え、車体1の前後方向の略中央部にて車両の両側面中央部若しくは、いずれか一方の側面にてローダフレーム3上にブラケット4を固定し、このブラケット4を介してクレーン装置5を装着している。
クレーン装置5は、バケット6及びブーム7を駆動するための油圧制御装置を搭載している多段ブーム式クレーン装置で、旋回、起伏及び伸縮可能である。
クレーン装置5の旋回、起伏及び伸縮動作は、油圧駆動源となる車体1の油圧ポンプ又はエンジンに連結された油圧ポンプよりクレーン用油圧回路を含む油圧制御回路(図示せず)を介して、車両運転室に設けられた操縦桿により作動させる。
クレーン装置5のブーム7の先端には油圧シリンダ8のシリンダ部8bが固定され、油圧シリンダ8のピストンロッド8aの一端部がブーム7の先端に枢着されると共に、他端がバケット6に枢着され、油圧シリンダ8の操作により、バケット6が上下に往復動するようにされており、往復動は油切換手段により連続駆動させることができる。
図1乃至図3に示すように、本考案では、バケット6の先端に櫛状に設けられた複数のトゥース9に、厚さ方向にトゥース9を被覆するように嵌めこんで取り付けられる楔状のカプラー10bに、トゥース9の傾斜に倣って湾曲すると共に先端に刃部10aが形成された特殊鋼製で外形が矩形板状のエッジに刃部10aを形成したスクレパー(剥離着爪)10を溶接して取り付けている。従来のトゥース9の課題は、トゥース9の材質が柔らかいため、アスファルトを剥ぐときに、爪先が滑り、剥ぎ難い。爪の摩耗が早い。爪の間隔が広いので剥ぎ取り残し(飛び越し)がでる。また、施工コストは、バケットにトゥースを4本付けるため、割高になるというものであった。また、施工量は増えるが現場剥離面の凹凸平坦性に対応できない、仕上り施工面が粗雑になるという課題があった。
本考案のスクレパー10は、材質も硬く、先端が鋭利な刃部10cとなっているので、アスファルト層への喰い付きが良好で容易に剥離できる。また、スクレパー10はトゥース9よりもエッジ幅が広いので剥ぎ取り残しが無く、作業時間を短縮できる。また、施工コストは、スクレパー1枚当りの幅が広いため、2枚で済むのでコストを抑えることができる。また、切削自由度が増し、現場剥離面の凹凸平坦性に十分に対応して良好な仕上り施工面を得ることができる。
図2に示すように、本考案に係るスクレパー10は、バケット6の先端に櫛状に設けられた複数のトゥース9をカプラー10bで被覆固着して先端の尖った特殊鋼板製の剥離爪10aが交換可能に取り付けられたものであり、その材質は、アスファルト舗装体Aの剥離作業に必要な強度と耐久性を持った材料であればよく、鋼材を用いることが好ましい。また、カプラー10bとスクレパー10の接合は溶接でもよいし、ボルト・ナットで締結するものでもよい。
このように、スクレパー10は交換可能なので、長時間の剥離作業によって剥離爪10aの刃部10cが摩耗したり破損した場合においても、新しいものに交換できる。また、先端の刃部10cを再整形して再使用することができる。
次に、本考案に係るアスファルト舗装切削不陸層の剥離手順について説明する。剥離すべき領域の下面層にスクレパー10の刃部10aを挿入して、床版Fからアスファルト舗装切削不陸層Aを掻き剥がす。また、図5(a)に示すように、スクレパー10を前後に複数列設け、左右に千鳥状になるように配置すると、さらにきれいに切削不陸層Aを剥ぎ取ることができる。また、図5(b)に示すようにスクレパー10を弾性鋼材で弾力を持たせて作成してもよい。はつり工法のように大きな振動や騒音を出さずにアスファルト切削不陸層Aを掻き剥がすことができる。
以上のように、本考案によれば、車両の機動性を損なうことなく、車両等に容易に装着でき、適切な掻き落し作用を得ることができ、且つ故障が少ない経済性に優れた剥離爪装置が提供される。
尚、上記実施例は、とくに路面のアスファルト切削不陸層を剥離するため路面上で稼働するパワーショベルに関連して述べたが、本考案はこれに限らず広く土工車両に装着されて路面のアスファルト切削不陸層を剥離するための剥離装置として使用可能である。
1 パワーショベル本体
2 ドーザ(排土板)
3 ローダフレーム
4 ブラケット
5 クレーン装置
6 バケット
7 ブーム
8 油圧シリンダ
8aピストンロッド
8bシリンダ部
9 トゥース(歯)
10スクレパー(剥離爪)
10a刃部
10b取付カプラー
F 床版
A アスファルト切削不陸

Claims (3)

  1. 油圧駆動により車両本体の前後方法略中央部に旋回、起伏及び伸縮可能なブームを備えたクレーン装置のブーム先端のバケットのトゥースに、厚さ方向にトゥースを被覆して取り付けられるカプラーと前記トゥースの傾斜に倣って湾曲すると共に先端に刃部が形成された外形が前記トゥース幅よりも大にされた矩形板状のスクレパーを着脱可能に取付けたことを特徴とするアスファルト切削不陸層の剥離爪装置。
  2. スクレパーが前後に複数列設けられると共に、千鳥状になるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のアスファルト切削不陸層の剥離爪装置。
  3. 刃部がスクレパーの上下又は左右に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアスファルト切削不陸層の剥離爪装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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