JP6421734B2 - コネクタ付きケーブル - Google Patents

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本発明は、複数本の電線および当該複数本の電線の両端に取り付けられる一対のコネクタを備えたコネクタ付きケーブルに関する。
特許文献1には、ケーブル部と、当該ケーブル部の一端に設けられたコネクタ部とを備えた通信ケーブルが開示されている。ケーブル部は、信号線や接地線とともに単線の電源線を備えている。
特開2014−45016号公報
特許文献1に記載のような通信ケーブルを介して電子機器の給電が可能となっており、通信ケーブルの給電容量の増加が求められている。また、従来、通信ケーブルの両端に設けられたコネクタ部は、接続先である電子機器のレセプタクルに対してコネクタ部の上下(天地)の向きが適切でないと挿入できないという問題があった。
本発明は、給電容量の増加に対応できるとともに電子機器のレセプタクルに対してコネクタを上下の向きの区別なく挿入可能なコネクタ付きケーブルの提供を目的とする。
本発明によるコネクタ付きケーブルは、
信号線および複数本の給電線を含む複数本の電線が収容されたケーブルと、当該ケーブルの両端にそれぞれ接続されたコネクタと、を備えたコネクタ付きケーブルであって、
前記コネクタは、それぞれ、その内部に収容された基板と、前記基板と接続されるコネクタプラグとを備え、
前記基板は、前記信号線および前記複数本の給電線がそれぞれ接続される複数の第一の接点と、前記コネクタプラグと接続される複数の第二の接点と、前記複数の第一の接点と前記複数の第二の接点との間を連結する電気回路とを備え、
前記複数本の給電線のそれぞれは、前記複数の第一の接点のうちの一つと接続され、
各給電線が接続された各第一の接点から延びる前記電気回路は前記基板上において一つに統合されてから再び分岐されて前記複数の第二の接点のそれぞれに連結され、
前記コネクタプラグ内に収容されレセプタクルと接続可能な複数のピンが各前記第二の接点から延びている。
本発明によれば、給電容量の増加に対応できるとともに電子機器のレセプタクルに対してコネクタを上下(天地)の向きの区別なく挿入可能なコネクタ付きケーブルを提供することができる。
本発明によるコネクタ付きケーブルの一例を示す斜視図である。 (a)は図1に示すコネクタ付きケーブルのII−II線断面図であり、(b)は(a)に示される同軸電線の拡大断面図である。 図1に示すコネクタ付きケーブルのIII−III線断面図である。 ケーブル内の電線と、電線に接続されるコネクタ内の基板と、基板に接続されるピンの一例を示す概略平面図である。 電線とコネクタ基板との接続構成の一例を示す概略断面図である。 図1に示すコネクタプラグの(VI−VI線断面)斜視図である。 コネクタプラグの先端部を示す正面図である。
〈本発明の実施形態の概要〉
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
本発明にかかるケーブルの一実施形態は、
(1)信号線および複数本の給電線を含む複数本の電線が収容されたケーブルと、当該ケーブルの両端にそれぞれ接続されたコネクタと、を備えたコネクタ付きケーブルであって、
前記コネクタは、それぞれ、その内部に収容された基板と、前記基板と接続されるコネクタプラグとを備え、
前記基板は、前記信号線および前記複数本の給電線がそれぞれ接続される複数の第一の接点と、前記コネクタプラグと接続される複数の第二の接点と、前記複数の第一の接点と前記複数の第二の接点との間を連結する電気回路とを備え、
前記複数本の給電線のそれぞれは、前記複数の第一の接点のうちの一つと接続され、
各給電線が接続された各第一の接点から延びる前記電気回路は前記基板上において一つに統合されてから再び分岐されて前記複数の第二の接点のそれぞれに連結され、
前記コネクタプラグ内に収容されレセプタクルと接続可能な複数のピンが各前記第二の接点から延びている。
この構成によれば、複数本の給電線により電源供給を行うため給電容量の増加に対応することができる。また、複数本の給電線から供給される電流を電気回路により一旦合流させてからコネクタプラグ内の複数のピンへ送給する構成となっているため、複数のピンの配置構成の自由度が向上する。そのため、複数のピンを電子機器のレセプタクルに対してコネクタを上下(天地)の向きの区別なく挿入可能な配置構成とすることができる。
(2)前記信号線は、一対で高速差動信号を伝送する複数本の高速差動信号線を含み、
前記複数の第一の接点は、前記基板の両面に形成され、
前記基板の一面に配置された前記複数の第一の接点に前記複数本の給電線が接続されるとともに、前記基板の他面に配置された前記複数の第一の接点に前記複数本の高速差動信号線が接続されていることが好ましい。
この構成によれば、複数本の電線を基板に設けられた複数の第一の接点へそれぞれ接続する際の配線作業が容易となり、製造効率を向上させることができる。
(3)前記複数の第二の接点は、前記基板の前記両面に形成され、
前記電気回路は、ビアホールを介して前記基板の前記一面から前記他面に延びる導体を含むことが好ましい。
この構成によれば、給電線が接続される基板の一面側の第一の接点と基板の他面側の第二の接点とを容易に連結させることができる。また、図7の向きでコネクタを見たときに基板の上下両面に給電線または信号線を振り分けて接続することができる。
(4)前記複数本の給電線の導体断面積は、前記信号線の導体断面積よりも大きいことが好ましい。
給電線として導体断面積の大きい電線を用いることで、抵抗や発熱量を抑え給電容量を大きくすることができ好適である。
(5)前記複数本の給電線は、前記基板の前記一面側に接続される前記複数本の電線のうち前記信号線を間に挟んで両端に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、給電線から出るノイズが、信号線を伝わる信号に影響しにくい。
〈本発明の実施形態の詳細〉
以下、本発明に係るコネクタ付きケーブルの実施形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、コネクタ付きケーブル10の一例を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係るコネクタ付きケーブル10は、例えば、電子機器(図示省略)同士を接続するのに用いることができ、ケーブル11の両端にコネクタ20としてそれぞれ第一コネクタ21および第二コネクタ22が接続されている。第一コネクタ21は、ケーブル11の一端側の端部(図1において左端)に取り付けられており、第二コネクタ22は、ケーブル11の他端側の端部(図1において右端)に取り付けられている。
なお、図1の上側を第一コネクタ21および第二コネクタ22の上面とし、反対側を下面とする。
第一コネクタ21は、その内部に平板状の基板23を有している。また、第二コネクタ22は、その内部に平板状の基板23を有している。第一コネクタ21の基板23と第二コネクタ22の基板23とは、同一の構成を備えてもよく、または異なる構成を備えてもよい。以下の説明では第一コネクタ21の基板23を代表して説明する。
第一コネクタ21の一端側にはコネクタプラグ24が配置されている。また、第二コネクタ22の他端側にもコネクタプラグ24が配置されている。各コネクタプラグ24の筐体として、それぞれ、略長円筒状の金属シェル24Aが設けられている。本実施形態における第一コネクタ21のコネクタプラグ24と第二コネクタ22のコネクタプラグ24とは同一の構成を備えているため、以下の説明では第一コネクタ21のコネクタプラグ24を代表して説明する。
図2(a)は、図1に示されるケーブル11のII−II線断面図であり、図2(b)は、同軸電線15の断面図である。
図2(a)に示されるように、ケーブル11としては、例えば、中心に配置された複数本の絶縁電線50と、その周囲に配置された複数本の同軸電線15と、紙やポリエステルからなる押さえ巻14と、錫メッキ軟銅線の編組からなるシールド(編組)13と、ポリ塩化ビニルからなるシース12とからなるものを採用できる。
本実施形態においては、絶縁電線50として、電力供給を行う複数本(例えば2本)の給電線51と、複数本(例えば6本)の信号線55(例えば、シングルエンド信号線)がケーブル11の中央に配置されている。6本の信号線55のうち、1本は通信制御(CC(Communication Control))信号伝送用の信号線であり、2本は一対の低速データ信号(D+/D−)伝送用の信号線(シングルエンド信号線ではない)であり、1本は予備用(RFU(Revised for Future Use))の信号線であり、2本は接地用のグランド信号線である。
各給電線51は、中心導体52と、中心導体52を覆う外被53とを有している。各信号線55は、中心導体56と、中心導体56を覆う外被57とを有している。図2(a)に示されるように、電力供給を行う給電線51の中心導体52は、信号線55の中心導体56よりもその導体断面積が大きくなるように構成されている。給電線51として導体断面積の大きい電線を用いることで、抵抗や発熱量を抑え給電容量を大きくすることができ好適である。
本実施形態において、同軸電線15は、一対で高速差動信号を送受信する高速差動信号線である。一対の同軸電線15は対撚線であっても、撚線でなくてもよい。一対の同軸電線15から構成される同軸電線対として、本例においては例えば四対の同軸電線対15A,15B,15C,15Dがケーブル11内に収容されている。図2(b)に示されるように、各同軸電線15は、中心導体16と、中心導体16を覆う絶縁体17と、絶縁体17の外側に配置された外部導体18と、外部導体18を覆う外被19とを有している。
図3は、図1に示される第一コネクタのIII−III線断面図である。また、図4は、ケーブル11内の複数本の電線と、電線に接続される第一コネクタ内の基板と、基板に接続されるピンの一例を示す概略平面図である。また、図5は、電線と基板との接続構成の一例を示す概略断面図である。
図3および図4に示されるように、第一コネクタ21の内部に収容されている基板23の上面23Aには、ケーブル11と接続される側の端縁に沿って複数の上面側接続端子30A(第一の接点の一例)が並列配置されている。また、基板23の上面23Aにおいて、ケーブル11と接続される側と反対側の端縁に沿って複数の上面側接続端子60A(第二の接点の一例)が並列配置されている。同様に、基板23の下面23Bには、ケーブル11と接続される側の端縁に沿って複数の下面側接続端子30Bが並列配置されている。また、基板23の下面23Bにおいて、ケーブル11と接続される側と反対側の端縁に沿って複数の下面側接続端子60B(第二の接点の一例)が並列配置されている。なお、下面側接続端子30B,60Bの配置構成は上面側接続端子30A,60Aと略同一であるため図示は省略する。
図3および図5に示されるように、ケーブル11の端部においてシース12等が除去されて同軸電線15および絶縁電線50(給電線51および信号線55)が露出されている。給電線51および信号線55の端部においては中心導体52,56がそれぞれ露出されており、当該中心導体52,56は基板23の上面23A側に配置されている上面側接続端子30Aに例えば半田付けにより接続されている。また、同軸電線15の端部においては中心導体16が露出されており、当該中心導体16は基板23の下面23B側に配置されている下面側接続端子30Bに例えば半田付けにより接続されている。このように、基板23の上面23A側の接続端子30Aに絶縁電線50が接続されるとともに、基板23の下面23B側の接続端子30Bに同軸電線15が接続される構成とすることで、同種の電線が基板の同側に集められるため配線作業が容易となり、製造効率を向上させることができる。
中心導体52,56が基板23の上面側接続端子30Aに接続された状態の絶縁電線50は、第一樹脂層26によりモールドされている。同様に、中心導体16が基板23の下面側接続端子30Bに接続された状態の同軸電線15も、第一樹脂層26により樹脂封止されている。そして、絶縁電線50および同軸電線15が基板23に接続された状態で、基板23の上面23Aおよび下面23Bと絶縁電線50および同軸電線15の周囲とが第二樹脂層27により樹脂封止されている。
第二樹脂層27により樹脂封止された基板23の一端側には金属シェル24Aが配置されている。金属シェル24Aの内部にはピン保持部25A(図7参照)が設けられている。ピン保持部25Aの一端側と反対側の端部は、第二樹脂層27から露出した基板23と接触している。ピン保持部25Aは、その上面側に並列配置された複数のコンタクトピン70A(ピンの一例)を備えるとともに、その下面側に並列配置された複数のコンタクトピン70B(ピンの一例)を備えている。これらの複数のコンタクトピン70A,70Bは、基板23の上面側接続端子60Aおよび下面側接続端子60Bのそれぞれからピン保持部25A上に延びている。
さらに、金属シェル24Aの他端側の一部、基板23およびケーブル11のシース12先端部にかけて第三樹脂層28により第一コネクタ21全体が樹脂封止されている。金属シェル24Aの一端側は第三樹脂層28から露出されて、コネクタプラグ24の筐体として機能する。第三樹脂層28の他端側においては、ケーブル11への応力を低減するための樹脂製のストレインリリーフ29がシース12の周囲を覆っている。
図4に示されるように、基板23の上面23Aにおいてケーブル11と接続される側に配置された複数の上面側接続端子30Aのうち、両端の接続端子30A1には、それぞれ、給電線51から露出された中心導体52が半田付けにより接続されている。また、両端の接続端子30A1の間に挟まれた複数の接続端子30A2には、信号線55から露出された中心導体56が半田付けにより接続されている。このように、給電線51が同軸電線50の配列方向から見て端(例えば、両端)に寄せられる構成とすることが、給電線51から出るノイズが信号線55を伝わる信号に影響しにくい点で好ましい。
そして、各給電線51の中心導体52が接続された各上面側接続端子30A1,30A1とコネクタプラグ24側の複数の接続端子60A,60Bとの間は電気回路(導体)65により連結されている。各上面側接続端子30A1,30A1から延びる電気回路65は基板23上の領域65Aにおいて一つに統合されてから再び分岐される。分岐された電気回路65は、複数の上面側接続端子60Aのうち両端に配置された接続端子60A1にそれぞれ連結されている。これらの両端に配置された接続端子60A1をVBUS端子と呼ぶ。なお、図示は省略するが、両端のVBUS端子60A1の間に挟まれた複数の接続端子60A2には、信号線55が接続される接続端子30A2や同軸電線15が接続される下面側接続端子30Bから延びる電気回路がそれぞれ接続される。
基板23の下面23B側においても、上面23Aと同様にコネクタプラグ24側に配置された複数の下面側接続端子60Bのうち両端にVBUS端子60B1が配置されている。図5に示されるように、基板23は、その上面23Aから下面23Bに貫通するビアホール80を備えている。給電線51の中心導体52が接続される上面側接続端子30A1から延びる電気回路65は、ビアホール80を介して基板23の上面23Aから下面23Bに延びる導体65Bを含んでいる。そして、導体65Bは基板23の下面23B側のVBUS端子60B1と連結されている。これにより、給電線51が接続される上面側接続端子30A1と下面側VBUS端子60B1とを容易に連結させることができる。
このように本実施形態においては、電気回路65は、ケーブル11側の複数の上面側接続端子30A1から延びて領域65Aで統合されてから再び分岐してコネクタプラグ24側の複数の上面側VBUS端子60A1および複数の下面側VBUS端子60B1のそれぞれまで延びている。電気回路65をこのような配線構成とすることで、複数本の給電線51から供給される電流を電気回路65の領域65Aにおいて一旦合流させてからコネクタプラグ24側のVBUS端子60A1,60B1へ送給することができる。
なお、基板23の下面23B側においては各同軸電線15の中心導体16が複数の下面側接続端子30Bにそれぞれ接続されている。図示は省略するが、これらの下面側接続端子30Bとコネクタプラグ24側の接続端子60A,60Bとの間も電気回路(導体)により連結されている。
図6は、図1に示すコネクタプラグの斜視図である。
図6に示されるように、コネクタプラグ24はその筐体として金属シェル24Aを備えている。金属シェル24Aの内面側には樹脂層からなる内縁部25が設けられている。内縁部25の上面側および下面側には2つの隙間Sが形成されている。隙間S同士の形状は同一である。2つの隙間Sの間には内縁部25と同様に樹脂層からなるピン保持部25Aが設けられている。ピン保持部25Aの上面および下面には基板23の上面側接続端子60Aおよび下面側接続端子60Bのそれぞれから延びる複数のコンタクトピン70A,70Bが設けられている。
図7は、コネクタプラグ24の先端部を示す正面図である。
図7に示されるように、コネクタプラグ24をケーブル11とは反対側から見ると、ピン保持部25Aの上面25A1側には、右から左に向かって順に、第1コンタクトピンA1,第2コンタクトピンA2,第3コンタクトピンA3,第4コンタクトピンA4,第5コンタクトピンA5,第6コンタクトピンA6,第7コンタクトピンA7,第8コンタクトピンA8,第9コンタクトピンA9,第10コンタクトピンA10,第11コンタクトピンA11,第12コンタクトピンA12が配置されている。これらのコンタクトピンのうち、両端の第1コンタクトピンA1と第12コンタクトピンA12は給電用のピン(VBUSピン)である。
また、ピン保持部25Aの下面25A2側には、上面25A1側のコンタクトピン70Aの並列順とは逆に左から右に向かって順に、第1コンタクトピンB1,第2コンタクトピンB2,第3コンタクトピンB3,第4コンタクトピンB4,第5コンタクトピンB5,第6コンタクトピンB6,第7コンタクトピンB7,第8コンタクトピンB8,第9コンタクトピンB9,第10コンタクトピンB10,第11コンタクトピンB11,第12コンタクトピンB12が配置されている。これらのコンタクトピンのうち、両端の第1コンタクトピンB1と第12コンタクトピンB12は給電用のピン(VBUSピン)であって、給電線51が接続される接続端子30A1と電気回路65(図5)により連結されたVBUS端子60B1から延びている。すなわち、二本の給電線51から延びる導電路65が領域65Aで一つにまとめられて、その後、四つの端子60A1,60A1,60B1,60B1(基板23の表裏の幅方向両端)に振り分けられる。
ピン保持部25Aに設けられた複数の上面側コンタクトピン70Aおよび複数の下面側コンタクトピン70Bは、上面側コンタクトピン70Aの並列順と下面側コンタクトピン70Bの並列順とがピン保持部25Aの仮想中心25Cを中心として点対称となるように配置されている。これにより、コネクタプラグ24は、上下(天地)の区別なく、接続先である電子機器のレセプタクル(図示省略)に差し込むことが可能となっている。なお、一種しかない信号線は、ピン保持部25Aの両面(表裏)のうちいずれか一面のコンタクトピンにつながれ、逆面の点対称の位置のコンタクトピンには何もつながれない。
以上、説明した本実施形態にかかるコネクタ付きケーブル10によれば、ケーブル11内に収容される複数の給電線51のそれぞれが接続された各接続端子から延びる電気回路65が基板23上において一つに統合されてから再び分岐されてコネクタプラグ24側の接続端子に連結されるとともに、各接続端子60A,60Bからコネクタプラグ24内に収容され接続先である電子機器のレセプタクルと接続可能な複数のコンタクトピン70A,70Bが延びている。このようなコネクタ付きケーブル10の構成によれば、複数本の給電線51により電源供給を行うこととなるため、給電容量の増加に対応することが可能となる。また、複数本の給電線51から供給される電流を電気回路65の領域65Aにおいて一旦合流させてからコネクタプラグ24内の複数のコンタクトピン70A,70Bへ送給する構成となっているため、コンタクトピン70A,70Bの配置構成の自由度が向上する。そのため、接続先である電子機器のレセプタクルに対してコネクタ20(第一コネクタ21および第二コネクタ22のいずれも)が上下の向きの区別なく挿入可能となるように、コンタクトピン70A,70Bを配置することができる。
以上、本発明をその実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
上記実施形態のコネクタ付きケーブル10では、ケーブル11の両端に取り付けられている第一コネクタ21のコネクタプラグ24と第二コネクタ22のコネクタプラグ24とが同一形状である場合について説明したが本発明はこれに限られない。例えば、接続先である電子機器のレセプタクルに対して第一コネクタ21または第二コネクタ22が上下の向きの区別なく挿入可能となるようにコンタクトピン70A,70Bを配置することができる限りにおいて、両端のコネクタプラグの形状が異なる第一コネクタ21,第二コネクタ22をケーブル11の両端に取り付けてもよい。
また、上記実施形態においては、ケーブル11に収容される信号線55として、接地用のグランド信号線が含まれているが、グランド信号線を含めない構成としてもよい。また、信号線55として、CC信号線、D+/D−信号線、RFU信号線以外の電線が収容されていてもよい。
10:コネクタ付きケーブル
11:ケーブル
12:シース
13:シールド
14:押さえ巻
15:同軸電線
16:中心導体
17:絶縁体
18:外部導体
19:外被
20:コネクタ
21:第一コネクタ
22:第二コネクタ
23:基板
24:コネクタプラグ
24A:金属シェル
25:内縁部
25A:ピン保持部
26:第一樹脂層
27:第二樹脂層
28:第三樹脂層
29:ストレインリリーフ
30A:上面側接続端子(第一の接点の一例)
30B:下面側接続端子
50:絶縁電線
51:給電線
52:中心導体
53:外被
55:信号線
56:中心導体
57:外被
60A:上面側接続端子
60B:下面側接続端子
65:電気回路(導体)
65A:領域
65B:導体
70A:上面側コンタクトピン
70B:下面側コンタクトピン
80:ビアホール

Claims (4)

  1. 信号線および複数本の給電線を含む複数本の電線が収容されたケーブルと、当該ケーブルの両端にそれぞれ接続されたコネクタと、を備えたコネクタ付きケーブルであって、
    前記コネクタは、それぞれ、その内部に収容された基板と、前記基板と接続されるコネクタプラグとを備え、
    前記基板は、前記信号線および前記複数本の給電線がそれぞれ接続される複数の第一の接点と、前記コネクタプラグと接続される複数の第二の接点と、前記複数の第一の接点と前記複数の第二の接点との間を連結する電気回路とを備え、
    前記複数本の給電線のそれぞれは、前記複数の第一の接点のうちの一つと接続され、
    各給電線が接続された各第一の接点から延びる前記電気回路は、前記基板に形成された導体からなり、前記導体は前記基板上において一つに統合されてから再び分岐されて前記複数の第二の接点のそれぞれに連結され、
    前記コネクタプラグ内に収容されレセプタクルと接続可能な複数のピンが各前記第二の接点から延びており、
    前記信号線は、一対で高速差動信号を伝送する複数本の高速差動信号線を含み、
    前記複数の第一の接点は、前記基板の両面に形成され、
    前記基板の一面に配置された前記複数の第一の接点に前記複数本の給電線が接続されるとともに、前記基板の他面に配置された前記複数の第一の接点に前記複数本の高速差動信号線が接続されている、コネクタ付きケーブル。
  2. 前記複数の第二の接点は、前記基板の前記両面に形成され、
    前記電気回路は、ビアホールを介して前記基板の前記一面から前記他面に延びる導体を含む、請求項1に記載にコネクタ付きケーブル。
  3. 前記複数本の給電線のそれぞれの導体断面積は、前記信号線の導体断面積よりも大きい、請求項1または請求項2に記載のコネクタ付きケーブル。
  4. 前記複数本の給電線は、前記一面側の前記複数の第一の接点に接続される前記複数本の電線のうち前記信号線を間に挟んで両端に配置されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ付きケーブル。
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