JP6421559B2 - 無線機 - Google Patents

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Description

本発明は、ハブダイナモに基板が内蔵される無線機に関する。
ハブダイナモを備えた自転車に通信機を搭載し、ハブダイナモで発電した電力でその通信機を作動させる技術が知られている(たとえば特許文献1)。
特開2013−106129号公報
通信機のうち、電子部品を搭載した基板をハブダイナモに内蔵することが考えられる。この基板には、通信機が送信機能のみを備える場合には送信回路が搭載され、送信機能と受信機能を備える場合には送信回路と受信回路が搭載される。
ハブダイナモを開けることは困難であることから、ハブダイナモ内に基板を内蔵すれば、通信機が盗難される恐れが低減する。しかも、ハブダイナモ内に基板を内蔵しておけば、ハブダイナモを自転車に取り付けた時点で、基板も自転車に取り付けられるので、基板を自転車に搭載することが容易になる。
しかし、ハブダイナモのケースは金属製であることから、アンテナはハブダイナモの外部に配置しなければならない。そのため、アンテナを、ハブダイナモ内の基板と接続する作業が必要になる。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、送信回路を搭載した基板をハブダイナモに内蔵し、かつ、アンテナとその基板を接続する作業が容易になる無線機を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための本発明は、ハブダイナモ(1)内に収容され、送信回路(80)を搭載した基板(48)と、ハブダイナモが発電した電力で作動するライト(40)とハブダイナモとを接続する、ハブダイナモの外に配置されたコード(38)を、基板の送信回路に接続するアンテナ配線(64)とを備えることで、コードがアンテナとして機能する無線機である。
本発明では、ライトとハブダイナモとを接続するコードを、アンテナ配線により送信回路に接続することで、このコードをアンテナとして利用する。したがって、ハブダイナモが発電した電力をライトに供給できるようにするために、コードによりライトとハブダイナモとを接続すれば、ハブダイナモ内の基板とアンテナとを接続したことにもなるので、アンテナと基板を接続する作業が容易になる。
また、コードがアンテナとして機能するので、別途、アンテナを設ける必要がない。したがって、部品点数も減少する。また、車輪が回転してもコードは回転しないので、コードをアンテナとすることで、自転車が走行して車輪が回転することにより、アンテナの指向性が変化してしまうことも抑制され、また、アンテナの耐久性も向上する。
ハブダイナモ1の断面図である。 第1実施形態において、電子部品54より構成される機能を示すブロック図である。 第2実施形態において、電子部品54より構成される機能を示すブロック図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用された無線機のうち基板48を収容したハブダイナモ1を、ハブ軸2の軸心を通る平面で切断した断面図である。
ハブダイナモ1はホイールケース3を備えている。このホイールケース3は、ケース本体部10とケース蓋16を備える。
ケース本体部10は、円筒部11の両端に、外径が円筒部11よりも大径の円環状のフランジ部12、13が形成されている。このフランジ部12、13の周縁部には、図示しないスポークの一端が固定される。
一方のフランジ部12は、内径が円筒部11の内径よりも小さく、内周にベアリング20が嵌め入れられている。他方のフランジ部13は、内径が円筒部11のフランジ部13側の端の内径と同じ長さである。
フランジ部12、13は前述したように円環状である。すなわち、フランジ部12、13を両端とするケース本体部10は、軸方向の両端が開口している。一方の開口、すなわち、フランジ部13の内周側には、ホイールケース3の一方の側壁となるケース蓋16が嵌め入れられている。このケース蓋16の内周には、ベアリング24が嵌め入れられている。
2つのベアリング20、24はハブ軸2に取り付けられており、ホイールケース3は、これら2つのベアリング20、24を介してハブ軸2に取り付けられているので、図示しない車輪が回転すると、ホイールケース3はハブ軸2に対して相対回転する。
円筒部11は、フランジ部13側の端の内周径が他の部分の内周径よりも大きくなっている。これにより、フランジ部13側の端部にはケース蓋16の側面と当接する当接面14が形成されている。
ハブ軸2は、両端がホイールケース3から突き出しており、その突き出した部分が、図示しないフォークに固定される。このハブ軸2には、外周面の全体にねじ溝が形成されている。ただし、ホイールケース3が取り付けられている部分には、一部、軸方向に沿って軸方向溝26が形成されている。
この軸方向溝26は、一方の端がホイールケース3の軸方向中央付近にあり、他方の端はホイールケース3の外に位置している。軸方向溝26の幅方向長さは、ハブ軸2の周方向長さの3分の1以下であり、ハブ軸2の長手方向において軸方向溝26が形成されている範囲も、軸方向溝26が形成されている部分以外は、ねじ溝が形成されている。
固定子28は、円筒形状に巻回されたコイルを備えており、コイルの内周側にハブ軸2が嵌め入れられている。この固定子28の軸方向両側において、ナット30、32がハブ軸2に嵌め合わせられており、これらナット30、32により、固定子28は軸方向両側から挟圧されて、ハブ軸2に対して、相対回転不能、かつ、軸方向に移動不能になっている。
また、固定子28は、軸方向溝26が形成されている位置において、ハブ軸2に固定されており、固定子28から延びる導線34は、軸方向溝26を通り、ホイールケース3の外まで延びている。導線34をホイールケース3の外まで導出する距離を短くするために、固定子28は、円筒部11内のケース蓋16寄りに配置されている。そのため、固定子28とケース蓋16との間の空間は、固定子28とフランジ部12との間の空間よりも小さくなっている。
固定子28から延びる導線34の先端は、ライト側端子36の基端に接続されている。ライト側端子36の先端には、本実施形態において、請求項のハブダイナモ側コードに相当する第1ライト側コード38が接続されており、第1ライト側コード38の他端は、第1コネクタ70に接続されている。
この第1コネクタ70には、第1フレーム側コード46の一端も接続されている。また、第1コネクタ70は、第2コネクタ72と結合している。これら第1コネクタ70と第2コネクタ72とは、互いに結合した状態と互いに分離した状態とが可能である。
第2コネクタ72には、第2ライト側コード74の一端と、第2フレーム側コード76の一端が接続されている。第1コネクタ70と第2コネクタ72とが結合した状態では、第1ライト側コード38と第2ライト側コード74とが電気的に連結し、第1フレーム側コード46と第2フレーム側コード76とが電気的に連結する。第2ライト側コード74の他端および第2フレーム側コード76の他端は、いずれも、ライト40に接続されている。なお、コード38、46、74、76は、ハブダイナモ1とライト40との間において、図示しないフォークの外面を周回するようにして配置されている。
ライト側端子36は、絶縁体製の保護ケース42に収容された状態で、ハブ軸2に嵌め合わせられた樹脂リング44を介して、ハブ軸2に固定されている。保護ケース42には、ライト側端子36と絶縁された状態でフレーム側端子45も収容されている。フレーム側端子45の基端にはハブ軸2が嵌め入れられており、フレーム側端子45は、グランドとして機能するハブ軸2と導通する。フレーム側端子45の先端には、第1フレーム側コード46の一端が接続されている。
保護ケース42のケース蓋16側とは反対側の側面には、ハブ軸2と嵌め合わせられているナット47が当接している。このナット47は保護ケース42をケース蓋16の方向に押圧している。
ハブ軸2において、ケース蓋16と固定子28との間には、基板48が固定されている。この基板48は、中心に貫通穴48aを備えており、この貫通穴48aにハブ軸2が挿し通されている。そして、基板48の両側面に、それぞれ、ハブ軸2に嵌め合わせられたナット50、52が当接している。基板48は、ハブ軸2が貫通穴48aに挿し通された状態でナット50、52により挟圧されることで、ハブ軸2に対して相対回転不能、かつ、ハブ軸2の軸方向に移動不能になっている。
また、基板48は、両側面がハブ軸2に対して垂直になっており、一方の側面には、通信を行うための電子部品54が固定されている。また、基板48には、固定子28から延びる導線56が接続されている。
フランジ部12側のホイールケース3外側となる側面には、座金58とナット60がハブ軸2に嵌め入れられており、ナット60は座金58を介して、フランジ部12を円筒部11側に押圧する。
永久磁石62は、ケース本体部10の円筒部11の内面において、固定子28と対向する位置に固定されている。ホイールケース3がハブ軸2に対して相対回転すると、ホイールケース3に固定されている永久磁石62が固定子28に対して相対回転するので、発電が行われる。発電された電力は、導線56を介して基板48に配置された電子部品54に供給され、また、導線34、ライト側端子36、第1ライト側コード38、第2ライト側コード74を介してライト40に供給される。
アンテナ配線64は、一端が基板48に固定されており、他端がライト側端子36に固定されている。ライト側端子36に接続されている第1ライト側コード38は、ライト40に電力を供給するだけでなく、アンテナとしても機能する。
図2に、基板48に搭載された電子部品54により構成される機能をブロック図で示す。基板48には、送受信回路80、第2受信回路82、アンテナ機能判断部84、報知部86が構成される。これらには、基板48に形成された給電部51に接続された導線56を介して、永久磁石62の固定子28に対する相対回転により発電された電力が供給される。なお、基板48に蓄電装置を備えておき、この蓄電装置から電子部品54に電力を供給するようにしてもよい。
第2受信回路82は、第2アンテナ配線49を介して、第1フレーム側コード46に接続されている。この第2アンテナ配線49は、図示の便宜上、図1では省略しているが、アンテナ配線64と同様、軸方向溝26を通っており、この軸方向溝26を通って、基板48と第1フレーム側コード46とを接続する。第1フレーム側コード46は、第2アンテナ配線49により第2受信回路82と接続されることで、第2アンテナとして機能する。
また、コネクタ70内には、チョークコイル77、78が収容されている。チョークコイル77は、請求項の高周波遮断部として機能するものであり、第1ライト側コード38の先端に接続されている。他方のチョークコイル78は、第1フレーム側コード46の先端に接続されている。
第1ライト側コード38の先端にチョークコイル77が接続されていることにより、2つのコネクタ70、72が結合しても、高周波信号が第2ライト側コード74へ通過することが阻止される。よって、第2ライト側コード74は、第1ライト側コード38のアンテナ特性に影響を及ぼさない。同様に、チョークコイル78が第1フレーム側コード46の先端に接続されていることにより、コネクタ70、72が結合しても、第2フレーム側コード76は、第1フレーム側コード46のアンテナ特性に影響を及ぼさない。
送受信回路80は、変調回路、復調回路、増幅回路等を備える公知の構成であり、変調回路によりベースバンド信号を所定周波数の搬送波で変調して、一定の信号強度でアンテナ配線64に出力する。よって、送受信回路80は請求項の送信回路に相当する。また、送受信回路80は、アンテナとして機能する第1ライト側コード38からアンテナ配線64を介して入力される信号を復調回路で復調する。上記所定周波数は、すなわち無線機の動作周波数は、たとえば300MHzであり、アンテナとして機能する第1ライト側コード38の電気長は、この所定周波数の電波を効率よく送受信できる電気長に調整されている。
この送受信回路80から送信する信号は、たとえば、ハブダイナモ1を備えている自転車のIDを含んだ信号であり、信号の送信範囲を数十m〜数百mとすれば、自転車の存在を周囲に通知することになる。信号を送信するタイミングは、たとえば、自転車の走行、停止を問わず一定周期毎でもよいし、電力供給されたことにより走行を検知して、走行中に一定周期でもよい。また、外部からの送信指示信号を受信したことに基づいて、信号を送信してもよい。
第2受信回路82は、請求項の強度検出部、受信回路に相当し、第2アンテナとして機能する第1フレーム側コード46が受信した電波の強度を検出する。アンテナ機能判断部84は、送受信回路80が信号を送信しているときに、第2受信回路82が検出した電波の強度に基づいて、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能しているか否かを判断する。
第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能していない場合、第2受信回路82が検出する電波の強度は低下する。よって、アンテナ機能判断部84は、送受信回路80が信号を送信しているときに第2受信回路82が検出した電波の強度が閾値以上であれば、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能していると判断する。反対に、送受信回路80が信号を送信しているときに第2受信回路82が検出した電波の強度が、閾値よりも小さければ、第1ライト側コード38はアンテナとして正常に機能していないと判断する。
アンテナとして正常に機能していない場合として、第1ライト側コード38が外れてしまった場合がある。また、送受信回路80からIDを含んだ信号を送信する場合、そのIDを含んだ信号をこの自転車の周囲に位置している受信装置が受信すれば、IDから、その自転車が盗難車かどうかを判断することが可能になる。したがって、自転車を盗難する者が故意に第1ライト側コード38を外すことも考えられる。
アンテナ機能判断部84は、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能していないと判断した場合には、報知部86を作動させる。
報知部86は、ここではスピーカであり、アンテナ機能判断部84が、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能していないと判断した場合に、所定の音を出力する。また、報知部86として、LED等のライトを備え、かつ、そのライトをハブダイナモ1の外周面に配置して、そのライトを点滅させるなど、光により、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能していないことを報知してもよい。
以上、説明した第1実施形態では、ライト40とハブダイナモ1とを接続するコードの一部である第1ライト側コード38をアンテナ配線64により送受信回路80に接続することで、この第1ライト側コード38をアンテナとして利用する。したがって、ハブダイナモ1が発電した電力をライト40に供給できるようにするために、コード38、46、74、76によりライト40とハブダイナモ1とを接続すれば、ハブダイナモ1内の基板48とアンテナとを接続したことにもなる。よって、アンテナと基板48を接続する作業が容易になる。
また、第1ライト側コード38をアンテナとして利用するので、別途、アンテナを設ける必要がない。したがって、部品点数も減少する。また、車輪が回転しても第1ライト側コード38は回転しないので、自転車が走行することによりアンテナの指向性が変化してしまうことも抑制され、また、ハブダイナモ1の回転部分にアンテナを取り付ける場合よりも、アンテナの耐久性も向上する。
また、第1ライト側コード38は、第1コネクタ70、第2コネクタ72を介して、ライト40と接続されている。したがって、ライト40を交換する際には、第2コネクタ72からライト40までを交換することになる。
そして、第1コネクタ70内において、第1ライト側コード38の先端にチョークコイル77が接続されているので、第2ライト側コード74や、それよりもライト40側は、第1ライト側コード38のアンテナ特性に影響を及ぼさない。よって、ライト40を交換しても、第2ライト側コード74の長さが変化しても、第1ライト側コード38のアンテナ特性が維持される。
また、本実施形態では、第1フレーム側コード46が第2アンテナとして機能しており、また、この第1フレーム側コード46が受信した電波の強度を検出する第2受信回路82を備える。そして、アンテナ機能判断部84は、送受信回路80が信号を送信しているときに、第2受信回路82が検出した電波の強度に基づいて、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能しているか否かを判断する。このように、本実施形態では、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能しているか否かを判断することもできる。
また、本実施形態では、基板48が、固定子28とホイールケース3のライト側端子36側の側壁であるケース蓋16との間に配置されている。そして、ハブ軸2において、固定子28とケース蓋16との間には、固定子28から延びる導線34をホイールケース3の外部に導くための軸方向溝26が形成されている。したがって、ホイールケース3の外部に配置されアンテナとして機能する第1ライト側コード38と基板48とを接続するアンテナ配線64をこの軸方向溝26に通すことができる。よって、別途、アンテナ配線64を通すための通路をハブ軸2に形成する必要がない。
<第2実施形態>
第2実施形態は、図3に示すように、基板48に搭載された電子部品54により構成される機能が第1実施形態と異なる。また、第2アンテナ配線49を備えておらず、第1フレーム側コード46が第2アンテナとして機能していない点も第1実施形態と相違する。
基板48には、第1実施形態と同じ送受信回路80、報知部86に加えて、入射波検出部90、抵抗91、92、方向性結合器94、反射波検出部96、アンテナ機能判断部98を備える。
入射波検出部90は、抵抗91を介して送受信回路80と接続されており、送受信回路80が信号を出力したときに入力される信号の強度を検出する。入射波検出部90が検出する信号の強度は、送受信回路80が出力する信号の強度に応じて変化する。
また、送受信回路80が出力した信号は、整合素子である抵抗92を記して方向性結合器94に入力される。方向性結合器94は、送受信回路80から出力された信号から反射波を分離し、この反射波を反射波検出部96へ出力する。反射波検出部96は、方向性結合器94から入力される信号(すなわち反射波)の強度を検出する。反射波の強度が強い場合、アンテナとして機能する第1ライト側コード38からの放射は低下する。したがって、反射波検出部96は、間接的に、第1ライト側コード38から放射される電波の強度を検出していることになる。よって、反射波検出部96は請求項の強度検出部にも相当する。
アンテナ機能判断部98は、反射波検出部96が検出した反射波の強度に基づいて、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能しているか否かを判断する。第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能していない場合、反射波の強度が大きくなる。そこで、アンテナ機能判断部98は、入射波検出部90が検出した信号強度と、反射波検出部96が検出した信号強度の比が予め設定した閾値以上である場合に、第1ライト側コード38がアンテナとして正常に機能していないと判断する。なお、入射波検出部90が検出した信号強度と反射波検出部96が検出した信号強度の比較ではなく、反射波の強度の絶対値でこの判断を行ってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
第2実施形態では、給電側のコードである第1ライト側コード38をアンテナとして機能させていたが、グランド側のコードである第1フレーム側コード46をアンテナとして機能させてもよい。この場合、アンテナ配線64を第1フレーム側コード46に接続する。
<変形例2>
また、第1実施形態において、第1フレーム側コード46を第2アンテナとして用いずに、ライト40とハブダイナモ1を接続するコードとは別の第2アンテナを備えてもよい。
<変形例3>
また、第2アンテナを別途備える場合、第1フレーム側コード46を送受信回路80に接続してアンテナとして用いてもよい。
<変形例4>
また、第1、第2実施形態では、コネクタ70、72を備えており、ハブダイナモ1とライト40とを接続するコードのうち、コネクタ70までの部分である第1ライト側コード38をアンテナとしていた。しかし、これに限られず、コネクタ70、72を備えずに、ハブダイナモ1とライト40とを接続するコード全体をアンテナとしてもよい。
<変形例5>
前述の実施形態では、送受信回路80を備えており、第1ライト側コード38をアンテナとして、送信と受信とを行うようになっていたが、送信のみを行うようにしてもよい。
<変形例6>
導線34にも、チョークコイル等の高周波遮断部を挿入してもよい。このようにすると、第1ライト側コード38のアンテナ特性に導線34が与える影響も少なくすることができる。
<変形例7>
前述の実施形態では、高周波遮断部としてチョークコイル77を備えていたが、高周波遮断部はチョークコイル77に限られない。たとえば、コイルとキャパシタとを組み合わせたフィルタを高周波遮断部として用いてもよい。
<変形例8>
送受信回路80とアンテナ配線64との間や、第2受信回路82と第2アンテナ配線49との間に、インピーダンス整合回路を挿入してアンテナ特性を調整してもよい。
1:ハブダイナモ、 2:ハブ軸、 3:ホイールケース、 10:ケース本体部、 26:軸方向溝、 28:固定子、 34:導線、 36:ライト側端子、 38:第1ライト側コード、 40:ライト、 42:保護ケース、 45:フレーム側端子、 46:第1フレーム側コード、 48:基板、 49:第2アンテナ配線、 51:給電部、 54:電子部品、 56:導線、 62:永久磁石、 64:アンテナ配線、 70:第1コネクタ、 72:第2コネクタ、 74:第2ライト側コード、 76:第2フレーム側コード、 77:チョークコイル、 78:チョークコイル、 80:送受信回路、 82:第2受信回路、 84:アンテナ機能判、 断部、 86:報知部、 90:入射波検出部、 91:抵抗、 92:抵抗、 94:方向性結合器、 96:反射波検出部、 98:アンテナ機能判断部

Claims (6)

  1. ハブダイナモ(1)内に収容され、送信回路(80)を搭載した基板(48)と、
    前記ハブダイナモが発電した電力で作動するライト(40)と前記ハブダイナモとを接続する、前記ハブダイナモの外に配置されたコードを、前記基板の送信回路に接続するアンテナ配線(64)とを備えることで、前記コードがアンテナとして機能する無線機。
  2. 請求項1において、
    前記ハブダイナモに一端が接続されたハブダイナモ側コード(38)と、
    前記ライトに一端が接続されたライト側コード(74)と、前記ハブダイナモ側コードとを連結するために、前記ハブダイナモ側コードの前記ハブダイナモとは反対側の端に接続されたコネクタ(70)と、
    前記コネクタ内において前記ハブダイナモ側コードに接続され、前記無線機の動作周波数の信号の通過を阻止する高周波遮断部(77)とを備えることで、前記ハブダイナモ側コードが前記アンテナとして機能することを特徴とする無線機。
  3. 請求項1または2において、
    前記基板(48)は、
    前記送信回路が作動しているときに、前記コードから放射される電波の強度を検出する強度検出部(82、96)と、
    前記強度検出部が検出した電波の強度に基づいて、前記コードがアンテナとして機能しているか否かを判断するアンテナ機能判断部(84、98)を備えることを特徴とする無線機。
  4. 請求項3において、
    前記無線機は、前記コードとは別に、前記ハブダイナモの外に配置された第2アンテナ(46)を備え、
    前記強度検出部として、前記第2アンテナが受信した電波の強度を検出する受信回路(82)を備え、
    前記アンテナ機能判断部は、前記送信回路が作動したときに前記受信回路に検出される電波の強度に基づいて、前記コードがアンテナとして機能しているか否かを判断することを特徴とする無線機。
  5. 請求項3において、
    前記強度検出部として、前記コードに出力した信号の反射波の強度を検出する反射波検出部(96)を備え、
    前記アンテナ機能判断部は、前記送信回路が作動したときに前記反射波検出部が検出した反射波の強度に基づいて、前記コードがアンテナとして機能しているか否かを判断することを特徴とする無線機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記ハブダイナモは、
    ハブ軸(2)と、
    前記ハブ軸に固定された固定子(28)と、
    前記固定子を収容し、かつ、前記ハブダイナモが取り付けられた車輪とともに回転する円筒状のホイールケース(3)と、
    前記ホイールケースの内面に固定され、前記ホイールケースの回転により、前記固定子に対して相対回転する永久磁石(62)と、
    前記ホイールケースの外部において前記ハブ軸に固定され、前記コードが接続される端子(36)と、
    前記固定子から延びる導線(34)を前記端子に導くために、少なくとも前記固定子の前記端子側の端から、前記端子の方向に前記ホイールケースの外部まで、前記ハブ軸の軸方向に形成された軸方向溝(26)と、を備えており、
    前記基板は、前記永久磁石と前記ホイールケースの前記端子側の側壁との間に配置され、
    前記アンテナ配線は、前記軸方向溝を通って前記端子に接続されていることを特徴とする無線機。
JP2014236866A 2014-11-21 2014-11-21 無線機 Expired - Fee Related JP6421559B2 (ja)

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