JP6421476B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
MOSFET及びIGBTを含む絶縁ゲート型半導体装置の容量をダイナミックに調節する容量調節回路に関する発明が知られている(特許文献1参照)。特許文献1では、大きな電圧変化率及び電流変化率に伴う誤動作を防止するために、ゲート電極の上面に絶縁層を介してエミッタ電極を設けることで、ゲート電極とエミッタ電極の間にキャパシタ(Cge)を形成している。
特開2004−014547号公報
しかしながら、特許文献1に記載の容量調節回路では、パワートランジスタの外側、即ち回路側にキャパシタを追加しているため、配線の寄生抵抗と寄生インダクタンスが生じる。これによって、配線遅延が生じ、実際のキャパシタの機能を十分発揮できない。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、ドレイン及びソース間の電圧変化が急峻であっても誤動作を起こしにくい半導体装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一態様に係る半導体装置は、ドリフト領域の主面上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成されており、ソース領域がゲート絶縁膜を介してゲート電極と接する面積が、ウェル領域がゲート絶縁膜を介してゲート電極と接する面積よりも大きいことを特徴とする。
本発明の他の一態様に係る半導体装置は、ドリフト領域の主面からソース領域及びウェル領域を貫通してドリフト領域に至る深さの溝の少なくとも側部に、ゲート絶縁膜を介して埋め込まれたゲート電極を備え、ゲート電極の一部がドリフト領域の主面から突出し、ゲート電極は、ゲート絶縁膜を介してソース領域と接する部位に形成された半導体領域と、半導体領域とは異なる部位に形成された他の領域とを有し、半導体領域は、ゲート絶縁膜を介してソース領域に接し、且つ半導体領域は、層間絶縁膜を介してソース電極に接することを特徴とする。
本発明によれば、ドレイン及びソース間の電圧変化が急峻であっても誤動作を起こしにくい半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 図2Aは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における工程断面図である。 図2Bは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図2Aに続く工程断面図である。 図2Cは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図2Bに続く工程断面図である。 図2Dは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図2Cに続く工程断面図である。 図2Eは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図2Dに続く工程断面図である。 図2Fは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図2Eに続く工程断面図である。 図2Gは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図2Fに続く工程断面図である。 図2Hは、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図2Gに続く工程断面図である。 図3は、第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 図4は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 図5Aは、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における工程断面図である。 図5Bは、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図5Aに続く工程断面図である。 図5Cは、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図5Bに続く工程断面図である。 図5Dは、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図5Cに続く工程断面図である。 図6は、第2の実施形態の変形例に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 図7は、第3の実施形態に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 図8は、第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における工程断面図である。 図9は、第3の実施形態の変形例に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 図1は、第4の実施形態に係る半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 図11Aは、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における工程断面図である。 図11Bは、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図11Aに続く工程断面図である。 図11Cは、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図11Bに続く工程断面図である。 図11Dは、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図11Cに続く工程断面図である。 図11Eは、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図11Dに続く工程断面図である。 図11Fは、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図11Eに続く工程断面図である。 図11Gは、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図11Fに続く工程断面図である。 図11Hは、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例における図11Gに続く工程断面図である。
図面を参照して、実施形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。また、実施形態において、「第1導電型」と「第2導電型」とは互いに反対導電型である。即ち、第1導電型がN型であれば、第2導電型はP型であり、第1導電型がP型であれば、第2導電型はN型である。以下の説明では第1導電型がN型、第2導電型がP型の場合を説明するが、逆の構成であってもよく、その場合には印加電圧の極性も逆転する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置は、図1に示すように、第1導電型(N型)の半導体基板1と、半導体基板1の表面上に形成された第1導電型(N型)のドリフト領域2と、ドリフト領域2内に形成された第2導電型(P型)のウェル領域3と、ドリフト領域2内のウェル領域3上に形成された第1導電型(N型)のソース領域4と、ドリフト領域2、ウェル領域3及びソース領域4にゲート絶縁膜7を介して接する(対向する)ように形成されたゲート電極8と、ゲート電極8を被覆する層間絶縁膜9と、層間絶縁膜9上に形成されたソース電極13と、半導体基板1の裏面に形成されたドレイン電極12とを備える。
半導体基板1としては、例えばN型不純物が高濃度で添加された炭化珪素(SiC)基板が使用可能である。ドリフト領域2は、例えば半導体基板1よりも低い不純物濃度でN型不純物が添加された炭化珪素からなる領域である。ウェル領域3は、P型不純物が添加された炭化珪素からなる領域である。ソース領域4は、ドリフト領域2よりも高い不純物濃度でN型不純物が添加された炭化珪素からなる領域である。
ドリフト領域2には、その主面2a側からソース領域4及びウェル領域3を貫通し、ドリフト領域2に至るように溝5が形成されている。ゲート絶縁膜7は、ドリフト領域2、ウェル領域3及びソース領域4に接するように溝5の側面及び底部に形成されている。
ゲート電極8の一部(埋め込みゲート部)は、ゲート絶縁膜7を介して溝5の側面及び底面に形成されている。なお、ゲート電極8の一部(埋め込みゲート部)は、ゲート絶縁膜7を介して溝5の側面に少なくとも形成されていればよい。ゲート電極8の一部(埋め込みゲート部)は、ゲート絶縁膜7を介してソース領域4の側面及びウェル領域3の側面と接する。
ゲート電極8の他の一部(突出ゲート部)は、溝5の外側に突出して、ドリフト領域2の主面2aに沿って延在する。ゲート電極8の他の一部(突出ゲート部)は、ゲート絶縁膜7を介してソース領域4の上面に接する。ゲート電極8の他の一部(突出ゲート部)は、層間絶縁膜9を介してソース電極13に接する。なお、ソース領域4の上面及び側面のゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と接する面積が、ウェル領域3の側面のゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と接する面積よりも大きい。
ソース電極13は、ソース領域4及びウェル領域3と電気的に低抵抗でオーミック接続されている。ソース領域4とウェル領域3はソース電極13を介して同電位をとる。ドレイン電極12は、半導体基板1と電気的に低抵抗でオーミック接続されている。
次に、図1に示す半導体装置のスイッチング動作について説明する。ソース電極13の電位を基準として、ドレイン電極12に所定の正の電位を印加した状態でゲート電極8の電位を制御することで、トランジスタとして機能する。即ち、ゲート電極8とソース電極13間の電圧を所定の閾値電圧以上にすると、ゲート電極8側面のP型ウェル領域3のチャネル部にN型の反転層が形成される。N型の反転層を通じてドリフト領域2とソース領域4との間は導通状態、即ちオン状態となり、ドレイン電極12からソース電極13へ電流が流れる。
一方、ゲート電極8とソース電極13間の電圧を所定の閾値電圧以下にすると反転層が消滅する。これにより、ドリフト領域2とソース領域4との間は遮断状態、即ちオフ状態となり、ドレイン電極12からソース電極13へ電流は流れない。オン状態からオフ状態へ遷移するとき、ドレイン電極12とソース電極13との間には高い電圧が瞬間的に印加される。これによって、ドリフト領域2に空乏層が形成される。
例えば、トランジスタのドレイン電極12とソース電極13との間(以下、「ドレイン/ソース間」とも称する)に電圧Vdsが瞬間的に印加される場合、ドレイン/ソース間に瞬間電流iが流れる。その時に、ドレイン電極12とゲート電極8との間(以下、「ドレイン/ゲート間」とも称する)及びゲート電極8とソース電極13との間(以下、「ゲート/ソース間」とも称する)に電圧が生じる。ドレイン/ゲート間の電圧をVgd、ゲート/ソース間の電圧をVgs、ゲート/ソース間の容量をCgs、ゲート/ドレイン間の容量をCgd、電荷量をQとすると、以下の式(1)が成り立つ。
Figure 0006421476
上記式(1)を変形すると以下の式(2)が得られる。
Figure 0006421476
上記式(2)を、Vds、Vgd及びVgsの関係式に適用すると、以下の式(3)が得られる。
Figure 0006421476
上記式(3)を変形すると、以下の式(4)が得られる。
Figure 0006421476
図1に示す半導体装置では、ゲート/ドレイン間の容量Cgdは、ゲート絶縁膜7とドリフト領域2内の空乏層を挟持するゲート電極8とドリフト領域2との間で形成される。
一方、ゲート/ソース間の容量Cgsは、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とウェル領域3との間で形成される容量C1、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とソース領域4との間で形成される容量C2、及び層間絶縁膜9を挟持するゲート電極8とソース電極13との間で形成される容量C3の和となる。このうち、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とソース領域4との間で形成される容量C2、及び層間絶縁膜9を挟持するゲート電極8とソース電極13との間で形成される容量C3は、ゲート電極8の幅を調整することにより適宜調整可能となる。
ここで、炭化珪素(SiC)材料の絶縁破壊電界は珪素(Si)の約10倍であるため、SiCパワートランジスタのドリフト層はSiのパワートランジスタより薄く形成することができる。このため、トランジスタのゲート/ドレイン間の容量Cgdは大きくなる。これにより、トランジスタのゲート/ソース間の容量Cgsとゲート/ドレイン間の容量Cgdとの比Cgs/Cgdが小さくなり、このため、Vgsは大きくなる。Vgsが閾値電圧を超えると、トランジスタが誤動作する。
これに対して、本発明の第1の実施形態によれば、溝5の少なくとも側面にゲート電極8の一部が形成され、ゲート電極8の溝5から突出した他の一部がドリフト領域2の主面2a上に形成されている。このため、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とウェル領域3との間で形成される容量C1に加えて、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とソース領域4との間で形成される容量C2、及び層間絶縁膜9を挟持するゲート電極8とソース電極13との間で形成される容量C3が形成される。したがって、ゲート/ソース間の容量Cgsを増やすことができる。よって、比Cgs/Cgdを大きくでき、トランジスタの誤動作を防止することができる。
また、ゲート電極8の幅を調整することにより、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とソース領域4との間で形成される容量C2、及び層間絶縁膜9を挟持するゲート電極8とソース電極13との間で形成される容量C3を調整することができるので、ゲート/ソース間の容量Cgsの大きさを容易に制御することができる。これによって、パワートランジスタのスイッチング損失、回路部品数を増加せず、ゲート/ソース間の容量Cgsを増やすことができ、トランジスタのゲート/ソース間の瞬間電圧がトランジスタの閾値電圧を超えないように比Cgs/Cgdを容易に設計することができる。
更に、図1で示す半導体装置のゲート/ソース間の容量Cgsを構成するゲート電極8及びソース電極13はそのままキャパシタの両電極となる。このため、キャパシタを回路の外付けとする場合と比べて、外付け部の配線の寄生抵抗と寄生インダクタンスは存在しないので、ドレイン/ソース間の電圧変化がより急速な場合にも適応できる。
次に、図2A〜図2Hを用いて、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。
まず、ドリフト領域形成工程において、図2Aに示すように、N型炭化珪素からなる半導体基板1上にN型炭化珪素からなるエピタキシャル層を成長させ、ドリフト領域2を形成する。炭化珪素にはいくつかのポリタイプ(結晶多形)が存在するが、ここでは代表的な4Hとして説明する。半導体基板1は数十から数百μm程度の厚みを持つ。ドリフト領域2は、例えば不純物濃度が1×1014〜1×1018cm−3、厚さが数μm〜数十μmとして形成される。
次のソース領域及びウェル領域形成工程において、図2Bに示すように、ドリフト領域2にイオン注入によってP型ウェル領域3及びN型ソース領域4を形成する。具体的には、イオン注入領域をパターニングするために、ドリフト領域上にシリコン酸化膜等のマスク材を形成してもよい。堆積方法としては熱CVD法やプラズマCVD法を用いることができる。次に、一般的なフォトリソグラフィー法等を用いて、マスク材上にレジストをパターニングする。パターニングされたレジストをマスクにして、マスク材をエッチングする。エッチング方法としては、フッ酸を用いたウェットエッチングや、反応性イオンエッチング等のドライエッチングを用いることができる。次に、レジストを酸素プラズマや硫酸等で除去する。
次に、マスク材をマスクにして、P型及びN型不純物をイオン注入し、P型ウェル領域3及びN型ソース領域4を形成する。P型不純物としては、アルミニウムやボロンを用いることができる。またN型不純物としては窒素を用いることができる。この際、基体温度を600℃程度に加熱した状態でイオン注入することで、注入領域に結晶欠陥が生じるのを抑制することができる。イオン注入後、マスク材を例えばフッ酸を用いたウェットエッチングによって除去する。次にイオン注入した不純物を熱処理することで活性化する。熱処理温度としては1700℃程度の温度を用いることができ、雰囲気としてはアルゴンや窒素を好適に用いることができる。
次の溝形成工程において、図2Cに示すように、ドリフト領域2に溝5を形成する。具体的には、まずN型ソース領域4上にマスク材14を形成する。マスク材14としては図2Bの工程と同様に、パターニングされた絶縁膜を使用することができる。次に、ドライエッチング法等により、マスク材14をマスクにして溝5を形成する。溝5の深さとしてはP型ウェル領域3の深さより深くする必要がある。溝形成後、マスク材14を除去する。例えばマスク材14がシリコン酸化膜の場合はフッ酸によるウェットエッチングが好適である。
次のゲート絶縁膜形成工程において、図2Dに示すように、熱酸化法又は堆積法等によりゲート絶縁膜7を形成する。例えば、熱酸化の場合、基体を酸素雰囲気中に、温度を1100℃程度に加熱することで、基体が酸素に触れるすべての部分において、シリコン酸化膜が形成される。ゲート絶縁膜7を形成後、P型ウェル領域3とゲート絶縁膜7との界面の界面準位を低減するために、窒素、アルゴン、NO等の雰囲気中で1000℃程度のアニールを行っても良い。また、ゲート絶縁膜7の厚さは数十nmが好ましい。
次のゲート電極形成工程において、図2Eに示すように、ゲート電極8を形成する。ゲート電極8となる材料はポリシリコンが一般的で、ここではポリシリコンを用いて説明する。ポリシリコンの堆積方法としては減圧CVD法を用いてもよい。ポリシリコンの堆積厚さは溝5の幅の1/2より大きい値にすると、溝5をポリシリコンで埋められる。また、ポリシリコン堆積後に、950℃でPOCl中にアニールすることで、N型のポリシリコンが形成され、ゲート電極8が導電性を持つ。
次のゲート電極エッチング工程において、図2Fに示すように、マスク材を用いた選択エッチング等により、ゲート電極8のポリシリコンのエッチングを行う。マスク材はレジスタが好適である。例えば、このエッチング処理により、ウェル領域3の表面を露出させる。これにより、後で形成するソース電極13がソース領域4の側壁でコンタクトが取れるようになる。
次の層間絶縁膜形成工程において、図2Gに示すように、層間絶縁膜9を形成する。例えば、ポリシリコンの熱酸化で層間絶縁膜9を形成してもよい。酸素雰囲気中で、900℃程度の温度で酸化を行う。この温度で酸化するとポリシリコンの熱酸化と同時に、炭化珪素はほとんど酸化されないか、酸化されたとしてもほんのわずか酸化される。炭化珪素表面の酸化膜を除去するために、熱酸化後フッ酸で数秒の洗浄を行う。
次の電極形成工程において、図2Hに示すように、ソース電極13及びドレイン電極12を形成する。具体的には、P型ウェル領域3及びN型ソース領域4に電気的に低抵抗でオーミック接続するようにソース電極13を形成する。ソース電極13としてはニッケルシリサイドが好適に用いられるが。コバルトシリサイド、チタンシリサイド等の金属でもよい。堆積方法としては蒸着法、スパッタ法又は化学気相成長(CVD)法等を用いることができる。更にソース電極13上にチタンやアルミニウムを積層した積層構造としてもよい。
次に、N型炭化珪素からなる半導体基板1の裏面に同様にニッケルを堆積する。次に1000℃程度のアニールを施しSiCとニッケルを合金化させニッケルシリサイドを形成し、ソース電極13及びドレイン電極12を形成する。以上の工程を経て、図1に示した半導体装置が完成する。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態では、溝5を有する構造(溝構造)のトランジスタについて説明したが、第1の実施形態の変形例としてプレーナー構造のトランジスタを説明する。
第1の実施形態の変形例に係る半導体装置は、図3に示すように、第1導電型(N型)の半導体基板1と、半導体基板1の表面上に形成された第1導電型(N型)のドリフト領域2と、ドリフト領域2内に形成された第2導電型(P型)のウェル領域3と、ドリフト領域2内のウェル領域3上に形成された第1導電型(N型)のソース領域4と、ドリフト領域2の主面2a上に形成され、ウェル領域3及びソース領域4にゲート絶縁膜7を介して接する(対向する)ゲート電極8と、ゲート電極8を被覆する層間絶縁膜9と、ウェル領域3及びソース領域4に電気的に接続されたソース電極13と、半導体基板1の裏面に形成されたドレイン電極12とを備える。
第1の実施形態の変形例に係る半導体装置においても、ゲート/ソース間の容量Cgsは、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とウェル領域3との間で形成される容量C1、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とソース領域4との間で形成される容量C2、及び層間絶縁膜9を挟持するゲート電極8とソース電極13との間で形成される容量C3の和となる。
第1の実施形態の変形例に係る半導体装置では、ゲート電極8がドリフト領域2の主面2a上に形成されており、ゲート絶縁膜7を介してドリフト領域2、ウェル領域3及びソース領域4と接している。ソース領域4の上面のゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と接する面積は、ウェル領域3の上面のゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と接する面積よりも大きい。
第1の実施形態の変形例に係る半導体装置のその他の構成は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成と実質的に同様であるので、説明を省略する。第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の動作は、図1に示した溝構造のトランジスタと同様であるので説明を省略する。なお、プレーナー構造のトランジスタのチャネルは基板の表面に形成されるため、トランジスタのサイズは溝構造よりも大きくなる。
本発明の第1の実施形態の変形例によれば、ソース領域4の上面のゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と接する面積が、ウェル領域3の上面のゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と接する面積よりも大きいことにより、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とウェル領域3との間で形成される容量C1だけの場合よりも、トランジスタのゲート/ソース間の容量Cgsを約2倍以上増大させることができる。
また、ゲート電極8の幅を調整することにより、ゲート電極8とソース領域4とが対向する面積を適宜調整することができる。これによって、パワートランジスタのスイッチング損失、回路部品数を増加せず、ゲート/ソース間の容量Cgsを増やすことができ、トランジスタのゲート/ソース間の瞬間電圧がトランジスタの閾値電圧を超えないように比Cgs/Cgdを容易に設計することができる。
第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法は、溝形成工程が無いことを除いて、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る半導体装置は、図4に示すように、ゲート電極8に半導体領域6が形成されている点が、第1の実施形態と相違する。半導体領域6は、ゲート絶縁膜7を介してソース領域4と接する。ゲート電極8は、例えば、不純物濃度1×1019cm−3以上の高不純物濃度のN型ポリシリコンからなる。半導体領域6はN型でもよく、P型でもよい。半導体領域6の不純物濃度は、ゲート電極8の不純物濃度より低い。
第2の実施形態に係る半導体装置の動作方法については、第1の実施形態と異なる箇所を説明する。第2の実施形態に係る半導体装置では、ゲート電極8に半導体領域6を設けているので、半導体領域6と、ゲート絶縁膜7と、ソース領域4とによりMOSキャパシタが構成される。MOSキャパシタは、ゲート電極8とソース領域4の間に並列接続されている。即ち、半導体領域6はMOSキャパシタのボディに相当し、ゲート絶縁膜7はMOSキャパシタの絶縁膜に相当し、ソース領域4はMOSキャパシタのゲートに相当する。またゲート電極8は、半導体領域6より高い不純物濃度で形成される場合は、MOSキャパシタのボディ電極とみなせる。
例えば、トランジスタのソース電極13を基準電圧として、ゲート電極8に負のバイアスを印加する場合は、MOSキャパシタにおいて、半導体領域6とゲート絶縁膜7との界面に蓄積層が形成され、MOSキャパシタの容量はゲート絶縁膜7の容量となる。ゲート絶縁膜7は一般的数10nmの厚さであるため、この状態では大きな容量がゲート/ソース間に並列されることになる。したがって、ソース/ドレイン間に急に高電圧が印加されてもトランジスタの誤動作が起こりにくい。
一方、ソース電極13を基準電圧として、ゲート電極8に正のバイアスを印加する場合、半導体領域6とゲート絶縁膜7との界面、及びウェル領域3とゲート絶縁膜7との界面から空乏層がそれぞれ広がり、MOSキャパシタの容量は空乏層の容量とゲート絶縁膜7の容量が直列接続され、全体のゲート/ソース間の容量Cgsが小さくなる。したがって、トランジスタがオンするまでにかかる時間は短くなり、スイッチング損失を低減することができる。
また、ゲート電極8に正電圧を印加した場合、半導体領域6に形成する空乏層幅はウェル領域3に形成する空乏層幅より大きいと、MOSキャパシタの容量を、ゲート絶縁膜7を挟持するウェル領域3とゲート電極8との間で形成される容量C1より小さくできる。これによって、ゲート/ソース間の容量Cgsは、ゲート絶縁膜7を挟持するウェル領域3とゲート電極8との間で形成される容量C1がメインとなる。これによって、更にスイッチング損失を低減することができる。
更に、ゲート電極8電圧はソース電極13の電圧に対して、閾値電圧を超えるとウェル領域3とゲート絶縁膜7の界面に反転層が形成され、トランジスタがオンとなる。このため、ゲート電極8の電圧が閾値電圧を超える前にMOSキャパシタの容量が最小容量になることがスイッチング損失の低減効果が大きい。MOSキャパシタの容量はゲート絶縁膜7と半導体領域6の界面に反転層が形成後最小となるため、反転層の形成電圧はトランジスタの閾値電圧より低くすることで、スイッチング損失の低減効果が大きくできる。
第2の実施形態に係る半導体装置のその他の構成は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成と実質的に同様であるので、説明を省略する。
本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、溝5の少なくとも側面にゲート電極8の一部が形成され、ゲート電極8の溝5から突出した他の一部がドリフト領域2の主面2a上に形成されているので、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とウェル領域3との間で形成される容量C1に加えて、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とソース領域4との間で形成される容量C2、及び層間絶縁膜9を挟持するゲート電極8とソース電極13との間で形成される容量C3が形成される。このため、ゲート/ソース間の容量Cgsを増やすことができる。
また、ゲート電極8の少なくとも一部に半導体領域6が形成されることにより、半導体領域6に空乏層を形成したり、蓄積層を形成したりすることができるので、ゲート/ソース間の容量Cgsを適宜調整可能となる。
また、ゲート電極8に形成された半導体領域6が、ゲート絶縁膜7を介してソース領域4と接することにより、ソース領域4、ゲート絶縁膜7及び半導体領域6でMOSキャパシタを構成するため、トランジスタのゲート/ソース間の容量Cgsは、トランジスタが有する従来のゲート/ソース間の容量とMOSキャパシタの容量の和となる。
また、ソース領域4に対してゲート電極8が負バイアスの場合で且つトランジスタのオフ状態の時と、ソース領域4に対してゲート電極8が正バイアスの場合で且つトランジスタがオン状態の時では、MOSキャパシタの容量が変化する。したがって、必要に応じて、MOSキャパシタの容量を設計することで、トランジスタがオフ状態の時にゲート/ソース間の容量Cgsを大きく、トランジスタがオン状態の時にゲート/ソース間の容量Cgsを小さくすることができる。したがって、誤動作を改善できる上、トランジスタのスイッチング動作時の損失を低減することができる。
また、半導体領域6はゲート/ソース間の電位差により空乏層の伸縮が可能であり、ゲート/ソース間の容量Cgsを制御可能となる。トランジスタがオフ状態の時にゲート/ソース間の容量Cgsが大きく、トランジスタがオン状態の時にゲート/ソース間の容量Cgsを小さく制御すれば、誤動作を改善できる上、トランジスタのスイッチング動作時の損失を低減することができる。
また、ゲート電極8をN型半導体で形成し、半導体領域6の不純物濃度をゲート電極8より低くすることで、ゲート電極8がソース領域4に対して負バイアスの場合は半導体領域6とゲート絶縁膜7との界面に蓄積層が形成され、MOSキャパシタの容量はゲート絶縁膜7の容量となる。この時のゲート/ソース間の容量Cgsが最大となる。また、ゲート電極8がソース領域4に対して正バイアスの場合は、半導体領域6とゲート絶縁膜7との界面に空乏層が形成され、MOSキャパシタの容量はゲート絶縁膜7の容量と空乏層の容量の直列接続となり、負バイアス時よりも容量が小さくなる。したがって、トランジスタがオフ状態の時に容量を大きく、トランジスタがオン状態の時には容量を小さくできる。したがって、誤動作を改善できる上、トランジスタのスイッチング動作時の損失を低減することができる。
また、ゲート電極8が半導体と金属の合金で形成され、且つ半導体領域6がN型の不純物で形成されていてもよい。この場合、ゲート電極8をN型半導体で形成し、半導体領域6の不純物濃度をゲート電極8より低くした場合と同様の効果を奏するうえ、更にはゲート電極8の抵抗をより小さくすることができ、スイッチング損を低減することができる。
また、ゲート電極8が金属で形成され、且つ半導体領域6がN型半導体材料であってもよい。この場合は、ゲート電極8がN型半導体で形成し、半導体領域6の不純物濃度をゲート電極8より低くした場合と同様の効果を奏するうえ、更にはゲート電極8の抵抗をより小さくでき、スイッチング損失をより低減することができる。
また、ゲート電極8とソース領域4にバイアスを印加する場合、例えば正バイアスの印加の場合はMOSキャパシタの半導体領域6に空乏層が発生する。また、ウェル領域3にも空乏層が発生する。ゲート/ソース間の容量Cgsは、MOSキャパシタの容量とウェル領域3とゲート電極8で形成する容量の和になる。MOSキャパシタの空乏層がウェル領域3の空乏層より広い場合、MOSキャパシタの容量をウェル領域3とゲート電極8で形成する容量より小さくできる。これによって、トランジスタがオン状態の時のゲート/ソース間の容量Cgsを更に低減することができ、トランジスタのスイッチング動作時の損失を低減することができる。
また、半導体領域6のゲート絶縁膜7又は層間絶縁膜9との界面に反転層が形成される時のゲート電極8及びソース電極13間の電位差が、ウェル領域3のゲート絶縁膜7との界面に反転層が形成される時のゲート電極8及びソース電極13間の電位差より低いことが好ましい。MOSキャパシタの閾値電圧をトランジスタの閾値電圧より低くすることにより、MOSキャパシタは閾値電圧で最小の容量を示す。またトランジスタの方は閾値電圧でオンする。トランジスタがオンする前にMOSキャパシタが最小の容量に達するので、トランジスタのスイッチング損失を低減することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法については、ドリフト領域形成工程、ソース領域及びウェル領域形成工程、溝形成工程、ゲート絶縁膜形成工程は第1の実施形態と同様であるので重複した説明を省略する。
ゲート絶縁膜形成工程後のゲート電極形成工程において、図5Aに示すように、ゲート電極8と半導体領域6を形成する。ここでは半導体領域6はポリシリコンで形成されることを例に説明する。ゲート絶縁膜形成工程の後に、半導体領域6となる材料であるポリシリコンを減圧CVD法で堆積する。ポリシリコンの堆積厚さは溝5の幅の1/2より大きい値にする。こうなると溝5をポリシリコンで埋められる。また、ポリシリコン堆積後に、950℃でPOCl中にアニールすることで、N型のポリシリコンが形成される。また、BCl中でアニールするとP型のポリシリコンが形成される。アニール時の導入ガスの量によって、不純物濃度を制御でき、導電性を持たせることができる。
次に、半導体領域6の表面にレジストマスク材14を堆積し、フォトリソグラフィー法を用いて図5Bに示すようにパターニングする。次に、N型となる不純物を注入する。ここでは不純物が広く拡散しないように、拡散長の短い不純物元素が好ましい。一例としてN型はヒ素(As)が好適である。図5Cに示すように、不純物が注入される領域はゲート電極8となる。
イオン注入後、マスク材14を除去し、図5Dに示すように、再度ポリシリコンを減圧CVD法で堆積する。堆積中はPHガスを同時に導入することで、N型のポリシリコンを形成できる。以降の工程は、第1の実施形態のゲート電極エッチング工程、層間絶縁膜形成工程、電極形成工程と同様であるので重複した説明を省略する。
本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、図4に示した半導体装置を実現可能となる。
なお、本発明の第2の実施形態では、ゲート電極8がN型ポリシリコンである場合を説明した。逆に、ゲート電極8がP型ポリシリコンの場合には、ゲート電極8に正電圧を印加した場合、半導体領域6とゲート絶縁膜7とソース領域4で構成されるMOSキャパシタ容量はN型ポリシリコンと比べて、ゲート電極8が負バイアスの場合はゲート絶縁膜7と半導体領域6の界面に空乏層が形成され、容量が小さくなる。ゲート電圧が正バイアスの場合は半導体領域6とゲート絶縁膜7の界面に蓄積層が形成され、MOSキャパシタ容量が大きくなる。したがって、トランジスタの誤動作低減効果、とスイッチング損失低減効果は得られない。
(第2の実施形態の変形例)
本発明の第2の実施形態では、溝5を有する構造を説明したが、図6に示すように、溝を有さないプレーナー型のトランジスタであってもよい。即ち、本発明の第2の実施形態の変形例に係る半導体装置は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成に、半導体領域6を追加したものである。図6に示した半導体装置の構造であっても、第1の実施形態の変形例及び第2の実施形態と同様の効果を有する。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る半導体装置は、図7に示すように、ゲート電極8に半導体領域6が形成されている点が、第1の実施形態と異なる。半導体領域6は、層間絶縁膜9を介してソース電極13と接する。ゲート電極8は、不純物濃度1×1019cm−3以上での高濃度のN型ポリシリコンで構成される。半導体領域6はN型でもよいし、P型でもよい。半導体領域6の不純物濃度はゲート電極8の不純物濃度より低い。
本発明の第3の実施形態に係る半導体装置は、第2の実施形態と同様に動作し、同様の効果が得られる。違うところは半導体領域6が層間絶縁膜9を介してソース電極13に接し、MOSキャパシタを形成している。この構造ではMOSキャパシタの面積は第2の実施形態と比べて溝5の幅分より大きくできる。MOSキャパシタの容量は面積に依存しているため、即ちゲート/ソース間の容量が更に大きくできる効果がある。また、ゲート電極形成工程において、第2の実施形態と比べて、不純物注入が必要なく、容易に製造ができる効果もある。
本発明の第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様に、溝5の少なくとも側面にゲート電極8の一部が形成され、ゲート電極8の溝5から突出した他の一部がドリフト領域2の主面2a上に形成されているので、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とウェル領域3との間で形成される容量C1に加えて、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とソース領域4との間で形成される容量C2、及び層間絶縁膜9を挟持するゲート電極8とソース電極13との間で形成される容量C3が形成される。このため、ゲート/ソース間の容量Cgsを増やすことができる。
また、ゲート電極8の少なくとも一部に半導体領域6が形成されることにより、半導体領域6に空乏層を形成したり、蓄積層を形成したりすることができるので、ゲート/ソース間の容量Cgsを適宜調整可能となる。
また、ゲート電極8の半導体領域6は、層間絶縁膜9を介してソース電極13と接するため、ソース電極13、層間絶縁膜9及び半導体領域6によりMOSキャパシタが構成される。即ち、ソース電極13はMOSキャパシタのゲートで、層間絶縁膜9はMOSキャパシタの絶縁膜で、半導体領域6はMOSキャパシタのボディを構成している。このMOSキャパシタはゲート電極8とソース領域4に並列されている。またゲート電極8はMOSキャパシタのボディ電極となる。これによって、トランジスタのゲート/ソース間の容量Cgsは、トランジスタが有する従来のゲート/ソース間の容量とMOSキャパシタの容量との和となる。
この構成において、ゲート電極8がソース領域4に対して負バイアスの場合はトランジスタのオフ状態の時と正バイアスでトランジスタがオン状態の時ではMOSキャパシタの容量が変わる。したがって、MOSキャパシタの容量を設計することで、トランジスタがオフ状態の時にゲート/ソース間の容量Cgsを大きくし、トランジスタがオン状態の時にはゲート/ソース間の容量Cgsを小さくすることができる。したがって、誤動作を改善できる上、トランジスタのスイッチング動作時の損失を低減することができる。
また、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置は、図7に示すようにトランジスタが溝構造の場合、第2の実施形態と比較して、MOSキャパシタの面積はトレンチの幅分ほど大きくできる。また、トランジスタがプレーナーの場合は、第2の実施形態の変形例と比較して、MOSキャパシタの面積は、チャネル長部分の面積とゲート電極8とドリフト領域2の接続面積分ほど大きくなる。これによって、第2の実施形態又はその変形例と比較してゲート/ソース間の容量Cgsを増大させることができる。したがって、トランジスタの誤動作を防止することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法は、ゲート電極形成工程以外は第1の実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
ゲート電極形成工程においては、図8に示すように、ゲート電極8と半導体領域6を形成する。ゲート電極8となる材料はポリシリコンが一般的で、ここではポリシリコンを用いて説明する。ポリシリコンの堆積方法としては減圧CVD法を用いてもよい。ポリシリコンの堆積厚さは溝5の幅の1/2より大きい値にすると、溝5をポリシリコンで埋められる。また、ポリシリコン堆積後に、950℃でPOCl中にアニールすることで、N型のポリシリコンが形成され、ゲート電極8に導電性を持たせる。その後同じ減圧CVD法を用いて再度ポリシリコンを堆積することで、半導体領域6が形成される。堆積中はPHガスを導入することで、N型のポリシリコンを堆積される。不純物濃度は、PHガスの導入量で制御可能である。以降の工程は第1の実施形態と同様であるので省略する。
(第3の実施形態の変形例)
本発明の第3の実施形態の変形例に係る半導体装置は、図9に示すように、半導体領域6aが層間絶縁膜9を介してソース電極13と接しており、且つ、半導体領域6bがゲート絶縁膜7を介してソース領域4とも接する点が、第3の実施形態と異なる。
本発明の第3の実施形態の変形例に係る半導体装置の他の構成は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置と同様であるので、説明を省略する。また、本発明の第3の実施形態の変形例に係る半導体装置の動作方法は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の動作方法と同様であるので、説明を省略する。
本発明の第3の実施形態の変形例に係る半導体装置によれば、ゲート電極8の半導体領域6がゲート絶縁膜7を介してソース領域4と接していることにより、半導体領域6、ゲート絶縁膜7及びソース領域4でMOSキャパシタが構成される。更に、ゲート電極8の半導体領域6も、層間絶縁膜9を介してソース電極13と接することにより、半導体領域6、層間絶縁膜9及びソース電極13でMOSキャパシタが構成される。したがって、第2の実施形態又は第3の実施形態と比較して、ゲート/ソース間の容量Cgsをより増大させることができ、トランジスタの誤動作の改善効果が更に大きくなる。
本発明の第3の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法については、第2の実施形態と同様のゲート電極形成工程の後、第3の実施形態と同様のゲート電極形成工程を実施すればよい。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る半導体装置は、図10に示すように、半導体領域6の内側の側壁が、内部絶縁膜10を介してゲート電極8の側壁に接する点が、第2の実施形態と異なる。内部絶縁膜10としては、例えばシリコン酸化膜が使用可能である。
本発明の第4の実施形態に係る半導体装置のその他の構成は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成と同様であるので、説明を省略する。また、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の動作方法も、第2の実施形態に係る半導体装置の動作方法と同様であるので、説明を省略する。
本発明の第4の実施形態によれば、第1〜第3の実施形態と同様に、溝5の少なくとも側面にゲート電極8の一部が形成され、ゲート電極8の溝5から突出した他の一部がドリフト領域2の主面2a上に形成されているので、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とウェル領域3との間で形成される容量C1に加えて、ゲート絶縁膜7を挟持するゲート電極8とソース領域4との間で形成される容量C2、及び層間絶縁膜9を挟持するゲート電極8とソース電極13との間で形成される容量C3が形成される。このため、ゲート/ソース間の容量Cgsを増やすことができる。
また、ゲート電極8の少なくとも一部に半導体領域6が形成されることにより、半導体領域6に空乏層を形成したり、蓄積層を形成したりすることができるので、ゲート/ソース間の容量Cgsを適宜調整可能となる。
また、ゲート電極8に形成された半導体領域6が、ゲート絶縁膜7を介してソース領域4と接することにより、ソース領域4、ゲート絶縁膜7及び半導体領域6でMOSキャパシタを構成するため、トランジスタのゲート/ソース間の容量Cgsは、トランジスタが有する従来のゲート/ソース間の容量とMOSキャパシタの容量の和となる。
また、半導体領域6の端部に内部絶縁膜10を有する場合でも、第2の実施形態と同様の効果を奏することができるとともに、後述するように製造工程を簡易化することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。ドリフト領域形成工程、ソース領域及びウェル領域形成工程は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
ウェル領域形成工程後の溝形成工程において、図11Aに示すように、ドリフト領域2に溝5を形成する。具体的には、N型ソース領域4上にマスク材14を形成する。ゲート絶縁膜7となるシリコン酸化膜(第1のゲート絶縁膜)を熱酸化法で形成する。次に、半導体領域6となるポリシリコンを堆積し、図11Bに示すように、ポリシリコンの表面にマスク材14を形成する。次に、図11Cに示すように、ドライエッチング法等により、P型ウェル領域3の深さより深い溝5を形成する。溝5を形成後、マスク材14を除去する。例えばマスク材14がレジストの場合は硫酸過水によるウェットエッチングが好適である。
次のゲート絶縁膜形成工程において、図11Dに示すように、熱酸化法等により、ゲート絶縁膜(第2のゲート絶縁膜)7と内部絶縁膜10を同時に形成する。熱酸化法の酸化温度は、ポリシリコンと炭化珪素が両方酸化される温度が好適であり、例えば1100℃以上が好ましい。
次のゲート電極形成工程において、第1の実施形態と同様に、図11Eに示すように、ゲート電極8を形成する。次のゲート電極エッチング工程において、図11Fに示すように、ドライエッチング等により、内部絶縁膜10の上面のゲート電極8を一旦除去する。除去量は半導体領域6表面の内部絶縁膜10を露出させるまでが好ましい。
次に、図11Gに示すように、ドライエッチング等により、半導体領域6表面の内部絶縁膜10を除去する。除去量は半導体領域6の表面を露出させるまでが好ましい。内部絶縁膜10を除去後、図11Hに示すように、再度ゲート電極8を第1の実施形態の方法で堆積する。それ以降のゲート電極エッチング工程、層間絶縁膜形成工程、電極形成工程は、第1の実施形態と同様であるので省略する。
本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、ウェル領域3及びソース領域4とともに半導体領域6を貫通するように溝5が形成される。また、熱酸化法により、内部絶縁膜10はゲート絶縁膜7と同時に形成することができる。したがって、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法と比べて、製造工程を簡易化することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、半導体基板1として炭化珪素基板を用いた場合を説明したが、バンドギャップが広いその他の半導体材料からなる半導体基板を用いてもよい。バンドギャップが広いその他の半導体材料としては、窒化ガリウム(GaN)、ダイヤモンド、酸化亜鉛(ZnO)、窒化ガリウムアルミニウム(AlGaN)系材料が挙げられる。
ゲート電極8としてはN型ポリシリコンを例示したが、P型ポリシリコンでもよく、他の半導体材料でもよい。ゲート電極8としては、金属と半導体の合金、金属材料等の他の導電性のある材料であってもよい。ゲート電極8として、例えば、P型ポリ炭化珪素、シリコンゲルマニウム(SiGe)、アルミニウム(Al)等でもよい。
ゲート絶縁膜7としてシリコン酸化膜を例示したが、シリコン窒化膜でもよい。または、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造でもよい。シリコン窒化膜を等方性エッチングする場合には、160℃の熱燐酸による洗浄でエッチングができる。
1 半導体基板
2 ドリフト領域
3 ウェル領域
4 ソース領域
5 溝
6 半導体領域
7 ゲート絶縁膜
8 ゲート電極
9 層間絶縁膜
10 内部絶縁膜
12 ドレイン電極
13 ソース電極
14 マスク材

Claims (14)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、
    前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記ドリフト領域の主面上に、前記ソース領域及び前記ウェル領域にゲート絶縁膜を介して接するゲート電極と、
    前記ゲート電極を被覆する層間絶縁膜と、
    前記ウェル領域及び前記ソース領域に電気的に接続されたソース電極と、
    前記半導体基板の他方の主面に形成されたドレイン電極
    とを備え、
    前記ソース領域が前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極と接する面積が、前記ウェル領域が前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極と接する面積よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、
    前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記ドリフト領域の主面から前記ソース領域及び前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト領域に至る深さの溝の少なくとも側部に、ゲート絶縁膜を介して埋め込まれたゲート電極と、
    前記ゲート電極を被覆する層間絶縁膜と、
    前記ウェル領域及び前記ソース領域に電気的に接続されたソース電極と、
    前記半導体基板の他方の主面に形成されたドレイン電極
    とを備え、
    前記ゲート電極の一部が、前記ドリフト領域の主面から突出し、
    前記ゲート電極は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ソース領域と接する部位に形成された半導体領域と、前記半導体領域とは異なる部位に形成された他の領域とを有し、
    前記半導体領域は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ソース領域に接し、
    且つ前記半導体領域は、前記層間絶縁膜を介して前記ソース電極に接する
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記ゲート電極の少なくとも一部が半導体領域で構成され、前記半導体領域は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ソース領域と接することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体領域は、前記層間絶縁膜を介して前記ソース電極に接することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体領域は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ソース領域に接し、
    且つ前記半導体領域は、前記層間絶縁膜を介して前記ソース電極に接する
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体領域には、前記ゲート電極とソース電極間の電位差で空乏層が形成されること特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記ゲート電極の前記半導体領域とは異なる部位に形成された他の領域がN型半導体で形成され、
    前記半導体領域の不純物濃度が前記N型半導体より低い
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記ゲート電極の前記半導体領域とは異なる部位に形成された他の領域が半導体と金属の合金で形成され、
    前記半導体領域がN型半導体で形成される
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記ゲート電極の前記半導体領域とは異なる部位に形成された他の領域が金属で形成され、
    前記半導体領域がN型半導体で形成される
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記ゲート電極及び前記ソース電極間の電位差で前記半導体領域に形成される空乏層幅が、前記ウェル領域に形成される空乏層幅よりも大きいことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 前記半導体領域の前記ゲート絶縁膜又は前記層間絶縁膜との界面に反転層が形成される時の前記ゲート電極及び前記ソース電極間の電位差が、前記ウェル領域の前記ゲート絶縁膜との界面に反転層が形成される時の前記ゲート電極及び前記ソース電極間の電位差より低いことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 前記半導体領域の側壁の全領域と、前記ゲート電極とに接する内部絶縁膜をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  13. 半導体基板の主面に第1導電型のドリフト領域を形成する工程と、
    前記ドリフト領域内に第2導電型のウェル領域を形成する工程と、
    前記ウェル領域内に第1導電型のソース領域を形成する工程と、
    前記ウェル領域の上面及び前記ソース領域の上面に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1のゲート絶縁膜の上面に半導体領域を形成する工程と、
    前記半導体領域、前記第1のゲート絶縁膜、前記ソース領域及び前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト領域に至る深さの溝を形成する工程と、
    前記溝の側壁に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記半導体領域の上面及び前記第2のゲート絶縁膜の側壁にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を被覆する層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記ウェル領域及び前記ソース領域にオーミック接続されたソース電極を形成する工程と、
    前記半導体基板の他方の主面にドレイン電極を形成する工程
    とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 前記第2のゲート絶縁膜を形成する工程は、前記ウェル領域の側壁及び前記ソース領域の側壁に前記第2のゲート絶縁膜を形成すると同時に、前記半導体領域の端部に内部絶縁膜を形成することを含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
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