JP6420204B2 - 内燃機関の燃料制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の燃料制御装置に係り、特に燃料噴射弁からの燃料を気筒内に直接的に噴射する内燃機関に使用される内燃機関の燃料制御装置に関するものである。
関する。
現在の自動車は、環境保全の観点から自動車の排出ガスに含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)等の有害排出ガス物質の削減が求められており、これらの削減を目的として、内燃機関の燃焼室に直接的に燃料を噴射する筒内噴射式の内燃機関の開発が行われている。
筒内噴射式の内燃機関は、燃料噴射弁による燃料の噴射を気筒の燃焼室内に直接的に行うものであり、燃料噴射弁から噴射される燃料の粒径を小さくさせることによって噴射燃料の燃焼を促進し、有害排出ガス物質の削減及び内燃機関の出力の向上等を図っている。
そして、筒内噴射式の内燃機関では燃料噴射弁で高圧燃料を気筒内に噴射するため、燃料噴射弁を開弁する際には大電流を通電する。このため、例えば、特開2013−39398号公報(特許文献1)にあるように、筒内噴射式の内燃機関の燃料制御装置は昇圧回路を有し、生成した昇圧電圧を用いて燃料噴射弁に大電流を流すようにしている。また、昇圧回路で適正な昇圧電圧を生成するため、昇圧電圧検出部で昇圧電圧を観測し、昇圧電圧が規定値に到達すると昇圧動作を停止し、昇圧電圧が規定値から所定値以上の電圧低下があると、再び昇圧動作を開始するような制御を実施している。
特開2013−036398号公報
ところで、上述したように筒内噴射式の内燃機関の燃料制御装置では、昇圧動作を行う際は、昇圧電圧検出部で常時、所定の検出タイミングで昇圧電圧の電圧値を検出し、検出された昇圧電圧値が予め設定された基準値、例えば、昇圧停止電圧値まで昇圧電圧が上昇すると、昇圧動作を停止するように構成されている。更に、検出された昇圧電圧の電圧値が昇圧停止電圧値から所定の電圧値以上に低下すると、再び昇圧動作を開始するように構成されている。
そして、従来の昇圧動作の制御方法では、昇圧電流を決定する昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値は予め定めた固定値であり、内燃機関の回転数が最高回転時の燃料噴射弁の噴射間隔でも燃料噴射弁の開弁により低下した昇圧電圧を復帰させることができるような値を設定している。しかしながら、このような制御方法は、昇圧動作時に常に同一の平均昇圧電流を流しているため制御自身は容易であるが、燃料噴射弁の噴射間隔が長い低回転時も必要以上に高い平均昇圧電流を流しているため、この通電期間の間に昇圧回路を構成する部品の発熱が増大してしまう。このように、昇圧動作が実施される際、昇圧コイル、昇圧コンデンサ、スイッチング素子、電流検出用抵抗、といった昇圧回路を構成する部品には、常に高い平均昇圧電流が通電されるため、この通電期間の間に部品の発熱が大きくなり、部品の寿命を縮めてしまうという課題があった。
本発明の目的は、昇圧回路を構成する部品の発熱をできるだけ抑制して昇圧回路を構成する部品の寿命を延長することができる新規な内燃機関の燃料制御装置を提供することにある。
本発明の特徴は、燃料噴射弁の噴射間隔が短ければ平均昇圧電流を高く設定し、燃料噴射弁の噴射間隔が長ければ平均昇圧電流を低く設定するように、平均昇圧電流を燃料噴射弁の噴射間隔によって調整する、ところにある。
本発明によれば、燃料噴射弁の噴射間隔に対応して平均昇圧電流の値を調整することによって、昇圧回路の発熱を可及的に抑えることが可能となる。これによって昇圧回路の総発熱量を抑え、昇圧回路の構成部品の寿命を長くすることが可能となる。
筒内噴射式の内燃機関の燃料制御システムの一例を示す概略図である。 筒内噴射式の内燃機関に使用される燃料制御装置の構成を示す構成図である。 燃料噴射弁の駆動、及び昇圧動作に係る各信号のタイムチャート図である。 昇圧動作時の昇圧電流の拡大波形を示す波形図である。 本発明の一実施形態になる昇圧回路の昇圧動作を説明する制御フローチャート図である。 本発明の他の実施形態になる昇圧回路の昇圧動作を説明する制御フローチャート図である。
本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
本発明の実施形態を説明する前に、本発明が適用される筒内噴射式の内燃機関の燃料制御システムとその燃料制御装置の構成を説明する。
図1は、気筒内に直接的に燃料を噴射する筒内噴射式の内燃機関の燃料制御システムの一例を示す概略図である。吸入空気はエアフローセンサ1を通り、吸入空気流量を制御するスロットルバルブ2を介して吸気管3を通り燃焼室4に導入される。
燃料タンク5の燃料は、高圧ポンプ6で高い圧力に加圧され、燃料噴射弁106から燃焼室4に噴射される。燃焼室4に噴射された燃料は、吸入空気との混合気を生成し、イグニッション装置7で着火され、燃焼室4内で燃焼する。
燃焼室4にて燃焼後の排気ガスは排気管8へ排出され、排気管8の途中には、EGRバルブ9が形成されている。排気管8を流れる排気ガスの一部(EGRガス)は、EGRバルブ9よりEGR管10を通って吸気管3内に還流する。EGRガス流量はEGRバルブ9によって調節される。排気管8に排出された排気ガスは、三元触媒11にて有害な排気成分を浄化された後に大気に放出される。
筒内噴射式の内燃機関の燃料制御システムは、上述したエアフローセンサ1の他にも、クランク角センサ12や、カムフェーズセンサ13、O2センサ14、水温センサ15、ノックセンサ16等の公知のセンサを有する。
図2に、筒内噴射式の内燃機関の燃料制御装置を示している。図2に示すように内燃機関の燃料制御装置は、制御部101と、昇圧回路104と、燃料噴射弁駆動回路105とを備えている。
制御部101は、上述した各センサからの入力信号に基づいて、昇圧回路104の後述する昇圧制御部207や、燃料噴射弁駆動回路105の後述する燃料噴射弁制御部209を制御する制御部であり、図示しないCPUやROM、RAM等の周辺回路を備えている。ROMには制御プラグラムや演算に使用する係数や定数等が記憶されており、CPUは制御プログラムにしたがって種々の制御機能を実行している。
昇圧回路104は、車載の直流電圧源から燃料噴射弁106の開弁に必要な高電圧を生成する回路であり、昇圧コイル201、昇圧用のスイッチング素子202、電流検出用抵抗203、昇圧コンデンサ204、逆流防止ダイオード208、昇圧制御回路102を有する。車載の直流電圧源は、たとえば車載のバッテリである。以下、車載の直流電圧源の電圧をバッテリ電源電圧VBと称する。スイッチング素子202は、たとえばNch FETである。
昇圧コイル201は、バッテリ電源電圧VBから燃料噴射弁106の開弁に必要な高電圧を生成するためのコイルである。スイッチング素子202は、バッテリ電源VBから燃料噴射弁106の開弁に必要な高電圧である昇圧電圧を昇圧コイル201で生成するためのスイッチング動作を行う素子であり、例えばNch FETである。電流検出用抵抗203は、昇圧コイル201を流れる昇圧電流を検出するためのシャント抵抗である。
昇圧コンデンサ204は、昇圧コイル201で昇圧された昇圧電圧を蓄積する電解コンデンサである。逆流防止ダイオード208は、昇圧コンデンサ204に蓄積された昇圧電圧VHの昇圧コイル201側への逆流を防止するダイオードである。
昇圧制御回路102は、昇圧動作の制御を行う回路であり、昇圧制御部207と、昇圧電圧検出部206(図面では電圧検出部として表記している)と、電流検出部205とを有する。昇圧制御部207は、スイッチング素子202の駆動を制御する制御部であり、図示しないCPUやROM、RAM等の周辺回路を備えている。昇圧制御部207は昇圧電圧検出部206を制御し、昇圧電圧検出部206は、昇圧コンデンサ204に蓄積された充電電圧、すなわち昇圧電圧VHを検出する検出部である。電流検出部205は、電流検出用抵抗203を流れる電流、すなわち昇圧コイル201を流れる電流を検出する検出部である。昇圧制御回路102における昇圧動作については後に詳述する。
燃料噴射弁駆動回路105は、ピーク電流用MOSFET211と、保持電流用MOSFET212と、下流側用MOSFET213と、回生ダイオード214と、燃料噴射弁制御部209とを備えている。ピーク電流用MOSFET211は、昇圧コンデンサ204に蓄積された昇圧電圧VHによって燃料噴射弁106を開弁するために必要なピーク電流を流すためのスイッチング素子であり、昇圧コンデンサ204に蓄積された昇圧電圧VHが印加される。
保持電流用MOSFET212は、燃料噴射弁106の開弁状態を保持するために必要な保持電流を流すためのスイッチング素子であり、バッテリ電源電圧VBが印加される。下流側用MOSFET213は、回生ダイオード214を介して燃料噴射弁106のコイルに蓄えられたエネルギーを昇圧回路104に回生させて、燃料噴射弁106に流れる電流を短時間に下降させるための素子であり、燃料噴射弁106とグラウンドとの間に設けられている。回生ダイオード214は、上述したように燃料噴射弁106のコイルに蓄えられたエネルギーを昇圧回路104に回生させるためのダイオードである。
燃料噴射弁制御部209は、燃料噴射弁駆動回路105の各MOSFET211〜213を制御する制御部であり、図示しないCPUやROM、RAM等の周辺回路を備えている。燃料噴射弁駆動回路105による燃料噴射弁106の制御については、昇圧制御回路102における昇圧動作と共に以下に説明する。
図3は、燃料噴射弁106の駆動、及び昇圧動作に係る各信号等のタイムチャートである。(a)は、制御部101から燃料噴射弁制御部209へ出力される燃料噴射弁駆動信号のタイムチャートである。(b)は、燃料噴射弁106に流れる電流の電流波形のタイムチャートである。(c)は、昇圧電圧VH、即ち昇圧コンデンサ204の電圧変化を示すタイムチャートである。(d)は、昇圧制御部207から出力されるスイッチング素子202のオン・オフを切り替え制御する昇圧制御信号のタイムチャートである。(e)は、昇圧コイル201を流れる昇圧電流のタイムチャートである。(f)は、燃料噴射弁制御部209から出力されるピーク電流用MOSFET211のオン・オフを切り替え制御するVH駆動信号のタイムチャートである。(g)は、燃料噴射弁制御部209から出力される保持電流用MOSFET212のオン・オフを切り替え制御するINJ駆動信号のタイムチャートである。
次に燃料噴射弁106の駆動制御について説明する。図3の(a)に示すように、制御部101は期間300の間、燃料噴射弁駆動信号のHi信号を燃料噴射弁制御部209へ出力する。制御部101からの燃料噴射弁駆動信号のHi信号が燃料噴射弁制御部209へ入力されると、燃料噴射弁制御部209は、燃料噴射弁駆動信号のHi信号が出力されている期間300の間、燃料噴射弁106に通電するよう燃料噴射弁駆動回路105を制御する。そして、制御部101からの燃料噴射弁駆動信号のLo信号が燃料噴射弁制御部209へ入力されると、燃料噴射弁制御部209は、燃料噴射弁106への通電を終了するよう燃料噴射弁駆動回路105を制御する。
すなわち、燃料噴射弁制御部209は、制御部101からの燃料噴射弁駆動信号のHi信号が入力されると、初めに、(f)に示すようにVH駆動信号のHi信号をピーク電流用MOSFET211に出力する。これにより、ピーク電流用MOSFET211を介して昇圧コンデンサ204の高電圧が燃料噴射弁106に印加され、(b)に示されている期間301における波形のように、大きな燃料噴射弁駆動電流が流れる。この大きな燃料噴射弁駆動電流によって、燃料噴射弁106が急速に開弁する。
燃料噴射弁制御部209は、燃料噴射弁106が開弁するのに十分な期間、すなわち、期間301の間、VH駆動信号のHi信号をピーク電流用MOSFET211に出力した後、VH駆動信号のLo信号をピーク電流用MOSFET211に出力する。これにより、ピーク電流用MOSFET211を介して印加されていた昇圧コンデンサ204の高電圧が遮断される。
その後、燃料噴射弁制御部209は、期間300が終了するまで、すなわち(b)の期間302の間、INJ駆動信号のHi信号とLo信号を保持電流用MOSFET212に繰り返し出力する。これにより、保持電流用MOSFET212を介してバッテリ電源電圧VBが燃料噴射弁106に印加され、期間302における波形のように、燃料噴射弁106の開弁状態を保持するのに必要な燃料噴射弁電流が流れる。この燃料噴射弁電流によって、燃料噴射弁106の開弁状態が保持される。
その後、燃料噴射弁制御部209は期間300が終了すると、すなわち期間302が終了すると、INJ駆動信号のLo信号を保持電流用MOSFET212に出力する。これにより、保持電流用MOSFET212を介して印加されていたバッテリ電源電圧VBが遮断される。尚、期間302は、燃料噴射弁106の磁気回路特性、燃料噴射弁106に供給される燃料の圧力、内燃機関が要求する燃料量に応じた燃料噴射弁の電流通電期間によって決定される。
次に昇圧制御について説明する。昇圧コンデンサ204の昇圧電圧VHが、(c)の符号303で示す電圧に達している状態で、昇圧コンデンサ204の昇圧電圧VHがピーク電流用MOSFET211を介して燃料噴射弁106に印加されると、(c)に示すように昇圧電圧VHが低下し始める。以下の説明では、符号303で示す電圧値を昇圧停止電圧値と称する。
燃料噴射弁106への通電によって昇圧電圧検出部206で検出する昇圧コンデンサ204の昇圧電圧VHが低下して、昇圧停止電圧値303からの差分電圧値が所定の差分電圧値304D以上になったと昇圧制御部207が判断すると、昇圧制御部207は次に述べる昇圧動作を開始する。すなわち、昇圧制御部207は(d)に示すように、スイッチング素子202のオンとオフの切り替えを制御する昇圧制御信号をスイッチング素子202に出力する。以下の説明では、昇圧停止電圧値303から所定の差分電圧値304Dだけ下がった電圧値304を昇圧開始電圧値と呼ぶことにする。
昇圧制御部207から昇圧制御信号のオン信号が出力されると、スイッチング素子202がオンして昇圧コイル201に電流が流れ、(e)に示すように、昇圧電流が立ち上がる。電流検出部205で検出する昇圧電流が昇圧電流上限閾値305に到達すると、昇圧制御部207は、昇圧制御信号のオフ信号をスイッチング素子202に出力する。これによりスイッチング素子202がオフする。このスイッチング素子202がオフの期間に昇圧コイル201に蓄えられたエネルギーは電流として昇圧コンデンサ204に流入して蓄積され、昇圧電圧VHが若干上昇する。
スイッチング素子202がオフの期間中、昇圧電流は低下する。そして、電流検出部205で検出する昇圧電流が昇圧電流下限閾値306に到達すると、昇圧制御部207は、昇圧制御信号のオン信号を再びスイッチング素子202に出力する。これらの繰り返しによって昇圧コンデンサ204にエネルギーが蓄積され昇圧電圧VHが高くなる。尚、昇圧電流の昇圧電流上限閾値305と昇圧電流下限閾値306の平均値を平均昇圧電流値307と呼び、燃料噴射弁106への通電により低下した昇圧電圧を元の電圧値である昇圧停止電圧値303まで復帰させるために要する時間308を昇圧復帰時間と呼ぶことにする。
上述したスイッチング素子202の一連のスイッチング動作が繰り返されることにより、(c)に示すように、昇圧電圧VHが徐々に昇圧停止電圧値303まで回復する。昇圧電圧検出部206で検出する昇圧コンデンサ204の電圧が昇圧停止電圧値303以上になったと昇圧制御部207が判断すると、昇圧制御部207は、昇圧動作を終了することになる。
図4は、昇圧動作時の昇圧電流の拡大波形を示すものである。スイッチング素子202がオンしているオン期間400において、昇圧コイル201に流れる昇圧電流403は上昇する。昇圧電流が昇圧電流上限閾値305に到達すると、上述したようにスイッチング素子202がオフされて、昇圧電流が昇圧電流下限閾値306に到達するまでのオフ期間401において、昇圧電流402が低下する。
昇圧コイル201のインダクタンスをL、バッテリ電源電圧VBの電圧値をVとすると、昇圧電流を昇圧電流上限閾値305まで上昇させるオン期間400の昇圧電流の傾きはV/Lに比例する。そのため、オン期間400はバッテリ電源電圧VBが大きければ短くなり、昇圧復帰時間308も短くなる。一方、バッテリ電源電圧VBが小さければオン期間400は長くなり、昇圧復帰時間308も長くなる。したがって、筒内噴射式の内燃機関の燃料制御システムでは、燃料噴射弁106への通電によって低下した昇圧電圧VHを燃料噴射弁106での次の燃料噴射開始までに昇圧停止電圧値303まで回復させる必要がある。
従来、昇圧動作を行う際は、昇圧電圧検出部206で常時、所定の検出タイミングで昇圧電圧VHの電圧値を検出し、検出された昇圧電圧値が予め設定された基準値、例えば、上述した昇圧停止電圧値303まで昇圧電圧VHが上昇すると、昇圧動作を停止するように構成していた。そして、検出された昇圧電圧VHの電圧値が昇圧停止電圧値303から所定の電圧値304D以上に低下すると、再び昇圧動作を開始するように構成していた。
従来の昇圧動作の制御方法では、昇圧電流を決定する昇圧電流上限閾値305と昇圧電流下限閾値306は予め定めた固定値であり、内燃機関の回転数が最高回転時の燃料噴射弁106の噴射間隔でも燃料噴射弁106の開弁により低下した昇圧電圧を復帰させることができるような値を設定している。つまり平均昇圧電流307が高くなるように設定されている。
しかしながら、このような制御方法は、昇圧動作時に常に同一の平均昇圧電流307を流しているため制御自身は容易であるが、燃料噴射弁106の噴射間隔が長い低回転時も必要以上に高い平均昇圧電流307を流しているため、この通電期間の間に部品の発熱が増大してしまう恐れがある。
このように、昇圧動作が実施される際、昇圧コイル201、昇圧コンデンサ204、スイッチング素子202、電流検出用抵抗203、といった昇圧回路を構成する部品には、常に高い平均昇圧電流307が通電されるため、この通電期間の間に部品の発熱が大きくなり、部品の寿命を縮めてしまうという課題があった。したがって、この高い平均昇圧電流307を燃料噴射弁106の制御に影響を与えないで低減することができれば部品の寿命を延ばすことが可能となる。
例えば、平均昇圧電流307を1/2倍にした際の昇圧回路の構成部品への発熱の影響について考察する。昇圧復帰時間308は、昇圧コイル201に流れる平均昇圧電流307の大きさに依存する。そして、詳細な説明は省略するが、平均昇圧電流307を1/2倍にした場合に、規定の昇圧電圧に到達するまでに必要な昇圧復帰時間308はおよそ2倍程度必要となる。要は昇圧コイルに流す平均昇圧電流307を低くすれば、昇圧復帰時間が長くなるものである。
そして、昇圧動作時の昇圧コイル201の発熱量は、コイル抵抗×平均昇圧電流307の二乗×昇圧復帰時間308に比例する。したがって、平均昇圧電流307が1/2倍になると、昇圧復帰時間308が2倍になったとしても、昇圧コイルの発熱量は1/2倍となり大きく低下する。
同様に電流検出抵抗203の発熱量も、抵抗×平均昇圧電流307の二乗×昇圧復帰時間308で表されるため、昇圧コイル201と同じく平均昇圧電流307が1/2倍になると、電流検出抵抗203の発熱量は1/2倍となる。また、昇圧スイッチング素子202の発熱要因は、オン抵抗による損失と、スイッチングロスに分類されるが、オン抵抗による損失は、オン抵抗×平均昇圧電流307の二乗×昇圧復帰時間308で表されるため、昇圧コイル201と同じく平均昇圧電流307が1/2倍になると、昇圧スイッチング素子202の発熱量は1/2倍となる。
このように、平均昇圧電流307を低下させると昇圧復帰時間308は長くなるが、平均昇圧電流307を低減することによって昇圧回路を構成する、昇圧コイル201、電流検出抵抗203、スイッチング素子202の発熱量を大きく低減させられることがわかる。そこで、本実施形態では燃料噴射弁106の噴射間隔に対応させて、平均昇圧電流307の値を調整することを特徴としている。
上述したように、燃料噴射弁106への通電によって昇圧電圧が低下した場合は、昇圧停止電圧303に到達するまで昇圧動作を実施することにより回復しているが、昇圧電圧の復帰時間は、次の燃料噴射弁106の噴射が開始されるまでに終了させる必要がある。従来の制御方法では、昇圧電流上限閾値305、昇圧電流下限閾値306、及び平均昇圧電流307は常に略一定である。
これらの値は燃料噴射弁106の噴射間隔が最短の場合を想定して設定されており、内燃機関の回転数が低く燃料噴射弁106の噴射間隔が長い場合も短い昇圧復帰時間で昇圧復帰するようにしていた。このように、燃料噴射弁106の噴射間隔が長い低回転時も必要以上に高い平均昇圧電流307を流しているため、この通電期間の間に部品の発熱が増大してしまうようになる。
これに対して、本実施例では燃料噴射弁106の噴射間隔が短ければ、平均昇圧電流307を高く設定し、燃料噴射弁106の噴射間隔が長ければ、平均昇圧電流307を低く設定するように、平均昇圧電流307を燃料噴射弁106の噴射間隔によって調整するように制御することを提案するものである。
このように、燃料噴射弁106の噴射間隔に対応して平均昇圧電流307の値を調整(噴射間隔が長い場合は平均昇圧電流307を低くする)することによって、昇圧回路の発熱を可及的に抑えることが可能となる。以下、本発明の実施形態を図5に基づき詳細に説明する。
図5において、ステップS10で内燃機関の回転角度を検出し、ステップS11で検出された回転角度から燃料噴射弁106の時間的な噴射間隔を演算する。内燃機関の回転数が低いほど燃料噴射弁106の時間的な噴射間隔は長くなり、逆に回転数が高いほど燃料噴射弁106の時間的な噴射間隔は短くなる。
現在の噴射間隔が求められるとステップS12に進んで、求められた噴射間隔が所定の噴射間隔より長いか、或いは求められた噴射間隔が所定の噴射間隔より短いかを判断する。この判断は、現在の内燃機関の回転数が所定回転数より高いか、或いは所定回転数より低いかを判断しているのと等価である。尚、この所定の噴射間隔は任意であって、内燃機関の燃料噴射装置の仕様によって適切に設定されるものである。
次に、ステップ12で現在の噴射間隔が所定の噴射間隔より短いと判断されるとステップS13に進み、第1昇圧電流上限閾値、及び第1昇圧電流下限閾値を設定する。これによって、第1平均昇圧電流の値が決められることになる。この第1昇圧電流上限閾値、及び第1昇圧電流下限閾値は、例えば従来で使用されていた昇圧電流上限閾値305、昇圧電流下限閾値306であっても良く、この場合は平均昇圧電流307となる。
一方、ステップ12で現在の噴射間隔が所定の噴射間隔より長いと判断されるとステップS14に進み、第2昇圧電流上限閾値、及び第2昇圧電流下限閾値を設定する。これによって、第2平均昇圧電流の値が決められることになる。この第2昇圧電流上限閾値は第1昇圧電流上限閾値より低く、同様に第2昇圧電流下限閾値は第1昇圧電流下限閾値より低く設定されるものである。したがって、第2平均昇圧電流の値も第1平均昇圧電流の値より低くなる。
ステップS13、S14のいずれかで昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値が設定されると、ステップS15で昇圧動作が実行される。この昇圧動作は図3に示した通りである。したがって、ステップS12の判断でステップS13が実行されると、平均昇圧電流の値が大きいので早い速度で昇圧動作が進み、ステップS12の判断でステップS14が実行されると、平均昇圧電流の値が小さいので、遅い速度で昇圧動作が進むようになる。このように、ステップS14、ステップS15の実行によって、昇圧復帰時間は長くなるが、平均昇圧電流を低下させることで、昇圧回路を構成する、昇圧コイル201、電流検出抵抗203、スイッチング素子202の発熱量を大きく低減することができる。
尚、ステップS12〜ステップS14の処理において、所定の噴射間隔を複数に亘って設定することにより、更に細かく昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値を設定することが可能である。この場合は、ステップS12〜ステップS14の処理を噴射間隔に対応して実行すれば良いものである。
次に本発明の他の実施形態を図6に基づいて詳細に説明する。この実施形態では回転数毎に、マップに昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値を記憶させておき、実際の回転数に応じて昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値を選択するようにしている。
図6において、ステップS20で内燃機関の回転角度を検出し、ステップS21で検出された回転角度から燃料噴射弁106の時間的な噴射間隔を演算する。内燃機関の回転数が低いほど燃料噴射弁106の時間的な噴射間隔は長くなり、逆に回転数が高いほど燃料噴射弁106の時間的な噴射間隔は短くなる。
次に、ステップS22でバッテリ電源電圧VBを検出する。昇圧回路の昇圧復帰時間は平均昇圧電流とバッテリ電源電圧VBに依存する。このため、本実施例ではバッテリ電源電圧VBを検出するようにしている。
ステップS21で現在の噴射間隔が求められ、ステップS22でバッテリ電源電圧VBが検出されると、ステップS23に進む。ステップS23では、求められた噴射間隔とバッテリ電源電圧VBによって、昇圧電流上限閾値、昇圧電流下限閾値の値をマップから読み出すことになる。このマップは、横軸に噴射間隔、縦軸にバッテリ電源電圧VBをとって2枚のマップ構成とされており、一方は昇圧電流上限閾値のマップであり、他方は昇圧電流下限閾値のマップである。例えば、同じ噴射間隔であった場合、バッテリ電源電圧VBによって昇圧電流上限閾値、昇圧電流下限閾値の値が異なっているものである。
ステップS23で、現在の回転数とバッテリ電源電圧VBとから昇圧電流上限閾値、昇圧電流下限閾値が求まるとステップS24に進み、この時の昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値を設定する。これによって、平均昇圧電流の値が決められることになる。
ステップS24で昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値が設定されると、ステップS25で昇圧動作が実行される。この昇圧動作は図3に示した通りである。したがって、ステップS23、ステップS24、ステップS25の実行によって、適切な昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値が設定されて平均昇圧電流を噴射間隔に応じて調整することができる。これによって、昇圧回路を構成する、昇圧コイル201、電流検出抵抗203、スイッチング素子202の発熱量を大きく低減することができる。
尚、図5、図6に示した実施形態では、平均昇圧電流を調整するため、昇圧電流上限閾値と昇圧電流下限閾値の両方とも変更していたが、昇圧電流上限閾値又は昇圧電流下限閾値のどちらか一方のみを変更して平均昇圧電流を調整することもできる。
更に、図5、図6に示した実施形態では、常に平均昇圧電流を調整する構成としているが、特定の条件でこの制御を実施しないことも可能である。例えば、昇圧回路の周囲温度が低い場合には、昇圧回路を構成する部品の発熱があっても熱的な問題がさほど生じない。このため、例えばサーミスタのような温度検出器を昇圧回路に設け、昇圧回路の温度が所定温度以下では、燃料噴射弁106の噴射間隔に依存せずに平均昇圧電流を所定値に保ち、昇圧回路の温度が所定温度以上になると、燃料噴射弁106の噴射間隔に合わせて平均昇圧電流を図5、図6に示す実施形態のように調整する構成としても良いものである。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101…制御部、102…昇圧制御回路、104…昇圧回路、105…燃料噴射弁駆動回路、106…燃料噴射弁、201…昇圧コイル、202…スイッチング素子、203…電流検出用抵抗、204…昇圧コンデンサ、206…昇圧電圧検出部、207…昇圧制御部、208…逆流防止ダイオード。

Claims (5)

  1. 少なくとも、直流電圧源に接続され前記直流電圧源の電圧を昇圧する昇圧コイルと、前記昇圧コイルへ昇圧電流を通電させるスイッチング素子と、前記昇圧コイルで生成されたエネルギーを蓄積する昇圧コンデンサと、前記昇圧コンデンサの昇圧電圧を検出する昇圧電圧検出部と、前記昇圧電圧検出部で検出された昇圧電圧が規定値以下に低下すると、前記スイッチング素子をオンさせて前記昇圧コイルに昇圧電流を流すと共に、昇圧電流が所定の昇圧電流上限閾値に到達した後に所定の昇圧電流下限閾値に到達するまで前記スイッチング素子をオフにして昇圧電流を遮断し、昇圧電圧が前記規定値に到達するまで前記スイッチング素子のオン−オフを繰り返す制御を行う昇圧制御部よりなる昇圧回路を備えた内燃機関の燃料制御装置において、
    前記昇圧電流上限閾値、及び前記昇圧電流下限閾値は、燃料噴射弁の噴射間隔が長いと低い値に設定され、前記燃料噴射弁の噴射間隔が短いと高い値に設定されることを特徴とする内燃機関の燃料制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の燃料制御装置において、
    前記昇圧制御部は、前記燃料噴射弁の噴射間隔が予め定めた所定の噴射間隔より短いと前記昇圧電流上限閾値、及び前記昇圧電流下限閾値を高い値に設定し、前記燃料噴射弁の噴射間隔が前記所定の噴射間隔より長いと前記昇圧電流上限閾値、及び前記昇圧電流下限閾値を低い値に設定することを特徴とする内燃機関の燃料制御装置。
  3. 請求項1に記載の内燃機関の燃料制御装置において、
    前記昇圧制御部は、少なくとも前記燃料噴射弁の噴射間隔に対応して前記昇圧電流上限閾値及び前記昇圧電流下限閾値を記憶したマップを備えており、演算された前記燃料噴射弁の噴射間隔に対応して前記マップから読み出された前記昇圧電流上限閾値、及び前記昇圧電流下限閾値を設定することを特徴とする内燃機関の燃料制御装置。
  4. 請求項3に記載の内燃機関の燃料制御装置において、
    前記マップは、前記昇圧電流上限閾値を記憶した第1のマップと、前記昇圧電流下限閾値を記憶した第2のマップを備えていることを特徴とする内燃機関の燃料制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料制御装置において、
    前記昇圧回路は、前記昇圧回路の温度を検出する温度検出器を備え、前記昇圧回路の温度が所定温度以上に上昇した場合に、前記燃料噴射弁の噴射間隔に対応した前記昇圧電流上限閾値、及び前記昇圧電流下限閾値を設定することを特徴とする内燃機関の燃料制御装置。
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