JP6420135B2 - 開創器 - Google Patents

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Description

本発明は、体壁に形成された開創部を拡張して保持する開創器に関する。
従来、例えば腹壁等の体壁に形成された開創部を拡張して保持する開創器として、弾性材料からなるインナーリング及びアウターリングと、両リングを接続し、該開創部を拡張して保持する筒状の軟質樹脂製拡張シートとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記開創器は、前記開創部から前記インナーリングを腹腔内に挿入して留置した状態で、前記アウターリングを回転させて前記拡張シートを該アウターリングに巻き付ける。前記拡張シートの巻き付けは前記アウターリングが前記開創部の体表側に密着するまでに続けられる。このようにすると、前記開創部の内外に配設された前記インナーリング及びアウターリングは、前記拡張シートの弾性により、前記腹壁を挟持することができる。
前記開創器は、前記インナーリング及びアウターリングにより前記腹壁を挟持したときに、該アウターリングに蓋部材(リデュ−サ)を嵌着することにより、腹腔内の気密を保持することができる。
特表2005−515011号公報
しかしながら、前記従来の開創器では、前記拡張シートとして粘着性のあるポリウレタン製シートが用いられているので、前記アウターリングに該拡張シートを巻き付けたときに該拡張シート同士が粘着してシワや凹凸が生じ、この結果該アウターリングが平面視楕円形に変形して、前記蓋部材を嵌着しにくくなるという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、前記蓋部材を容易に嵌着することができる開創器を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、弾性材料からなる第1のリング状部材と、弾性材料からなる第2のリング状部材と、両リングを接続し、体壁に形成された開創部を拡張して保持する筒状の軟質樹脂製シートとを備える開創器において、前記軟質樹脂製シートは、全量の90〜93質量%のポリウレタンと、4〜5質量%のポリエチレン又はポリプロピレンと、0.5〜1.0質量%のメタクリル酸エステルと、1.5〜4.5質量%の有機系滑剤とを含む軟質樹脂のインフレーション成形により形成されていることを特徴とする。
本発明の開創器において、前記軟質樹脂製シートはインフレーション成形により形成されていることにより筒状とされているので継ぎ目が無く、前記リング状部材に容易に巻き付けることができる。また、前記軟質樹脂製シートは前記組成を備える前記軟質樹脂からなるので、粘着性が低く、滑り性に優れており、前記リング状部材に巻き付けたときにシワや凹凸を生じにくい。従って、前記リング状部材は前記軟質樹脂製シートを巻き付けたときに、平面視真円形に近い形状を保持することができ、前記蓋部材を容易に嵌着することができる。
前記軟質樹脂は、ポリウレタンの含有量が全量の90質量%未満、且つ、ポリエチレン又はポリプロピレンの含有量が全量の5質量%を超えると、シートとしたときに十分な柔軟性を得ることができない。また、ポリウレタンの含有量が全量の93質量%を超え、且つ、ポリエチレン又はポリプロピレンの含有量が全量の4質量%未満であると、インフレーション成形により筒状に形成することができない。
また、前記軟質樹脂は、メタクリル酸エステルの含有量が全量の0.5質量%未満では、シートとしたときに粘着性を十分に低くすることができない。また、メタクリル酸エステルの含有量が全量の1.0質量%を超えても、シートとしたときにそれ以上に粘着性を低くする効果を得ることはできない。
また、前記軟質樹脂は、有機系滑剤の含有量が全量の1.5質量%未満では、シートとしたときに十分な滑り性を得ることができない。また、有機系滑剤の含有量が全量の4.5質量%を超えても、シートとしたときにそれ以上の滑り性を得ることはできない。
本発明の開創器において、前記有機系滑剤として、例えば、カルボン酸アミド系滑剤を用いることができる。
本発明の開創器の構成を示す斜視図。 本発明の開創器の使用方法を示し、(A)は第1の工程、(B)は第2の工程、(C)は第3の工程を示す模式的断面図。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態の開創器1は、弾性材料からなる第1のリング状部材としてのインナーリング2と、弾性材料からなる第2のリング状部材としてのアウターリング3と、両リング2,3を接続する筒状の軟質樹脂製シート4とを備える。
ここで、インナーリング2及びアウターリング3はポリウレタン、熱可塑性エラストマー等の軟質樹脂から形成されている。また、筒状の軟質樹脂製シート4は、軟質樹脂のインフレーション成形によりシームレスの筒状体として形成されている。
開創器1を使用するときには、まず、図2(A)に仮想線示するように、腹壁11に形成された開創部12にインナーリング2を挿入し、開創部12の腹腔13側に配設する。このとき、アウターリング3は軟質樹脂製シート4を介して開創部12の体表14側に位置している。
次に、図2(A)に示すように、アウターリング3を矢示方向に回転させ、アウターリング3に軟質樹脂製シート4を巻き付ける。この操作を続けると、軟質樹脂製シート4は順次アウターリング3に巻き取られ、アウターリング3は次第に体表14に接近する。そして、アウターリング3が開創部12の体表側14に密着するまで前記操作を続けると、図2(B)に示すように、開創部12の内外に配設されたインナーリング2及びアウターリング3は、軟質樹脂製シート4の弾性により腹壁11を挟持することができる。
開創器1では、図2(C)に示すように、アウターリング3に蓋部材としてのリデューサ15を嵌着して開創部12を閉蓋することにより、腹腔13の気密を保持することができる。
本実施形態では、軟質樹脂製シート4は、全量の90〜93質量%、例えば90質量%のポリウレタンと、4〜5質量%、例えば5質量%のポリエチレン又はポリプロピレンと、0.5〜1.0質量%、例えば0.5質量%のメタクリル酸エステルと、1.5〜4.5質量%、例えば3.5質量%の有機系滑剤とを含む軟質樹脂のインフレーション成形により形成されている。
前記有機系滑剤としては、例えば、カルボン酸アミド系滑剤を1種又は2種以上混合して用いることができる。また、前記インフレーション成形は、それ自体公知の装置及び方法により実施することができる。
軟質樹脂製シート4は、前記組成を備えることにより、粘着性が低く、優れた滑り性を備えている。従って、アウターリング3に巻き付けたときに、軟質樹脂製シート4同士が重なってもシワや凹凸を生じにくく、アウターリング3は平面視真円形に近い形状を保持することができ、リデューサ15を容易に嵌着することができる。
1…開創器、 2…インナーリング、 3…アウターリング、 4…軟質樹脂製シート、 11…腹壁、 12…開創部。

Claims (2)

  1. 弾性材料からなる第1のリング状部材と、弾性材料からなる第2のリング状部材と、両リングを接続し、体壁に形成された開創部を拡張して保持する筒状の軟質樹脂製シートとを備える開創器において、
    前記軟質樹脂製シートは、全量の90〜93質量%のポリウレタンと、4〜5質量%のポリエチレン又はポリプロピレンと、0.5〜1.0質量%のメタクリル酸エステルと、1.5〜4.5質量%の有機系滑剤とを含む軟質樹脂のインフレーション成形により形成されていることを特徴とする開創器。
  2. 請求項1記載の開創器において、前記有機系滑剤はカルボン酸アミド系滑剤であることを特徴とする開創器。
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