JP6419586B2 - ルート探索システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、自動運転を行う自動車のルートを設定する技術に関するものである。
自動運転を行う自動車のルートを設定する技術としては、道路をリンクの連結によって表すと共に、自動運転可能なリンクのリンクコストを、そのリンクが自動運転可能でないリンクである場合よりも所定比率で小さくなるように設定した上で、ルートに含まれる各リンクのリンクコストの総和が最小となるように目的地までのルートを設定することにより自動運転可能なリンクを優先的に使用したルートを設定する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
特許第3928537号公報
上述した,自動運転可能なリンクのリンクコストを、そのリンクが自動運転可能でないリンクである場合よりも所定比率で小さくなるように設定した上で、リンクコストの総和が最小となるように目的地までのルートを設定する技術によれば、目的地までのルートを、自動運転可能な区間を比較的多く含んだルートとすることができる。
しかしながら、この技術によれば、自動運転可能なリンクよりも自動運転できないリンクの方がリンクコストが小さくなる部分については、自動運転できないリンクをルートを構成するリンクとして選択するものであるため、自動運転可能な区間と自動運転できない区間とがルート上に混在してしまうことが避けられない。
そして、このようにルート上に自動運転可能な区間と自動運転できない区間とが混在してしまうと、自動運転と手動運転を何度も切り替えながら走行するという、煩雑な操作をユーザが行う必要が生じる。
そこで、本発明は、自動運転を行う自動車のルートとして、自動運転可能な区間と自動運転できない区間とが混在しないルートを可及的に設定することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるルート探索システムに、地図データを記憶した記憶部と、出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段とを備えたものである。ここで、前記地図データには、上位階層の道路として自動運転可能な区間の道路が登録され、下位階層の道路として自動運転できない区間の道路が登録されており、前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から上位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路と、目的地から上位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第2経路と、第1経路の終点と第2経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第3経路とを探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索する。
ここで、このようなルート探索システムは、下位階層の道路よりも上位階層の道路を優先的に用いるルートを探索するものであり、上位階層には、自動運転可能な道路区間のみが含まれることが期待できるので、探索されるルートは、自動運転可能な道路が優先的に使用されたルートとなる。
また、上位階層には、自動運転可能な道路区間のみが含まれるので、このようなルート探索処理によって探索されるルートは、一旦、自動運転可能な道路区間に進入した後は、目的地近くで下位階層の道路に戻るまで、自動運転可能な道路区間が連続するルートとなり、自動運転可能な道路区間と自動運転できない道路区間が交互に混在するルートとなることはない。
また、本発明は、前記課題達成のために、自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるルート探索システムに、地図データを記憶した記憶部と、出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段とを備えたものである。ここで、前記地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録され、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路が登録され、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路と、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路と、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路と、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路と、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路とを探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索する。
また、前記課題達成のために、本発明は、自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるルート探索システムに、地図データを記憶した記憶部と、出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段とを備えたものである。ここで、前記地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録され、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路と、所定の自動運転できない区間の道路とが登録され、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、中位階層の道路として登録される前記所定の自動運転できない区間の道路とは、他の自動運転可能な道路と上位階層の道路とのいずれからも孤立している自動運転可能な道路を、他の自動運転可能な道路または上位階層の道路に連結する自動運転できない区間の道路であり、前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路と、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路と、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路と、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路と、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路とを探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索する。
また、本発明は、前記課題達成のために、自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるルート探索システムに、地図データを記憶した記憶部と、出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段とを備えたものである。ここで、前記地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録され、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路と、所定の自動運転できない区間の道路とが登録され、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、中位階層の道路として登録される前記所定の自動運転できない区間の道路とは、他の自動運転可能な道路上位階層の道路とのいずれからも孤立している自動運転可能な道路を含む路線に属する自動運転できない区間の道路であり、前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路と、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路と、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路と、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路と、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路とを探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索する。
これらのルート探索システムは、下位階層の道路よりも中位階層、上位階層の道路を優先的に用いるルートを探索するものであり、中位階層、上位階層には、基本的には、自動運転可能な道路区間のみが含まれるので、探索されるルートは、おおよそ自動運転可能な道路が優先的に使用されたルートとなる。
また、中位階層、上位階層には、基本的には、自動運転可能な道路区間のみが含まれるので、このようなルート探索処理によって探索されるルートは、一旦、自動運転可能な道路区間に進入した後は、目的地近くで下位階層の道路に戻るまで、自動運転可能な道路区間が連続するルートとなり、自動運転可能な道路区間と自動運転できない道路区間が交互に混在するルートとならないことが期待できる。
また、上述のように中位階層の道路として所定の自動運転できない区間の道路を含めたルート探索システムによれば、高速道路以外の自動運転可能な区間の道路の他に、中位階層に孤立する道路が発生しないように選定した自動運転できない区間の道路を含めているので、中位階層におけるルートの探索に支障が生じることを排除することができる。
ここで、上述のように中位階層の道路として所定の自動運転できない区間の道路を含めたルート探索システムは、前記ルート探索手段において、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路のうちの、所要走行時間または所要走行距離が大きいほどコストが大きくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第1経路として探索し、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路のうちの、所要走行時間または所要走行距離が大きいほどコストが大きくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第3経路として探索し、前記第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路のうちの、自動運転可能な区間が連続するほどコストが小さくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第2経路として探索し、前記第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路のうちの、自動運転可能な区間が連続するほどコストが小さくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第4経路として探索し、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路のうちの、所要走行時間または所要走行距離が大きいほどコストが大きくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第5経路として探索するように構成してもよい。
このようにすることにより、中位階層のルート部分を、できるだけ自動運転可能な道路区間が連続するルート部分とすることができるようになる。
以上のように、本発明によれば、自動運転を行う自動車のルートとして、自動運転可能な区間と自動運転できない区間とが混在しないルートを可及的に設定することができる。
本発明の実施形態に係る車載システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る地図データを示す図である。 本発明の実施形態に係る地図データの階層構造を示す図である。 本発明の実施形態に係るレベル2地図データの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る自動運転リンクコストと自動運手ノードコストの設定例を示す図である。 本発明の実施形態に係るルート探索処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る車載システムの構成を示す。
車載システムは自動車に搭載されているシステムであり、図示するように、 ナビゲーションシステム1、自動運転システム2、ECU3、地図データを記憶した地図データ記憶部4、車両状態センサ5、GPS受信機6を備えている。
また、ナビゲーションシステム1は、ルート設定部11、現在位置算出部12、ナビゲーション制御部13、表示装置14、入力装置15を備えている。なお、ナビゲーションシステム1は、CPUやメモリなどを備えたコンピュータを用いて構成されるものであり、ルート設定部11、現在位置算出部12、ナビゲーション制御部13などは、CPUが所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものである
ここで、車両状態センサ5は、角加速度センサや地磁気センサなどである方位センサや、車速パルスセンサなどである車速センサなどの、車両状態を検出する各種センサであり、ナビゲーションシステム1の現在位置算出部12は、車両状態センサ5やGPS受信機6の出力から推定される現在位置に対して、地図データ記憶部4から読み出した地図データが表す地図とのマップマッチング処理などを施して、現在位置として最も確からしい座標と、現在の進行方向として最も確からしい方向とを、それぞれ現在位置、現在進行方位として算出する。
次に、ナビゲーション制御部13は、表示装置14と入力装置15を用いたユーザインタフェースを介してユーザから目的地の設定を受け付け、ルート設定部11は、地図データ記憶部4に記憶された地図データを用いて、設定を受け付けた目的地までのルートを探索し設定する。ここで、このルート設定部11による、ルートの探索の詳細については後述する。
また、ナビゲーション制御部13は、現在位置算出部12が算出した現在位置を自動運転システム2に繰り返し通知する処理や、ルート設定部11が設定したルートを自動運転システム2に転送する処理を行う。
そして、自動運転システム2は、現在位置が自動運転可能な道路区間内にあるときには、自動運転モードを設定し、ナビゲーション制御部13から転送されたルートに沿って走行するようにECU3を介して、自動車の自動運転を制御する。ここで、自動運転システム2は、自動車前方を撮影するカメラや、自動車前方の物体を検出するレーダ装置や、自動運転用に道路に設置されたマーカを検出するセンサなどの自動運転用のセンサを備えており、自動運転用のセンサを用いて自車の状態や自車周辺の状態を認識しながら、自動車の自動運転を制御する。
ここで、自動運転可能な道路区間とは、たとえば、自動運転システム2が自動運転の制御に自動運転用に道路に設置されたマーカを用いるものである場合には、マーカが設置されている道路区間が自動運転可能な道路区間となり、自動運転システム2が自動運転の制御に、周辺認識用の景観のマッチングデータなどの特別なデータを必要とするものである場合には、当該データが、自動運転システム2が利用可能な形態で整備されている道路区間が自動運転可能な道路区間となる。
さて、ECU3は、自動車の操舵を行う操舵アクチュエータ31や、自動車のブレーキを駆動するブレーキアクチュエータ32や、自動車のエンジンや変速器などのパワートレインを駆動するパワートレインアクチュエータ33等を、ステアリングやアクセルペダルやブレーキペダルやシフトレバーなどの自動車の運転装置34の操作に応じて制御する。また、ECU3は、自動運転モードが設定されているときには、自動運転システム2の制御に応じて、操舵アクチュエータ31、ブレーキアクチュエータ32、パワートレインを駆動するパワートレインアクチュエータ33の制御を行う。
次に、地図データ記憶部4に記憶されている地図データについて説明する。
図2に示すように、地図データは、レベル1地図データ、レベル2地図データ、レベル3地図データを含んでいる。そして、たとえば、図3に示すように、レベル1地図データはレベル1の階層の道路の地図を表し、レベル2地図データはレベル2の階層の道路の地図を表し、レベル3地図データはレベル3の階層の道路の地図を表している。ここで、各階層の道路については後述する。
さて、図2に戻り、レベル1、2、3の各レベルの地図データの各々は、ノードと、ノード間を連結するリンクの集合として道路網を表した地図を定義しており、ノード毎に設けられたノードデータを含むノードテーブルと、リンク毎に設けられたリンクデータを含むリンクテーブルとを有する。
なお、交差点などの道路の連結点には、必ずノードが設けられる。
また、レベル1地図データにおいては、レベル1の道路とレベル2の道路の接続点(交差点)にノードが必ず設けられており、レベル2地図データにおいては、レベル2の道路とレベル1の道路の接続点と、レベル2の道路とレベル3の道路の接続点とにノードが必ず設けられており、レベル3地図データにおいては、レベル3の道路とレベル2の道路の接続点にノードが必ず設けられている。
そして、各ノードデータには、対応するノードの識別子となるノードID、対応するノードの位置を表す座標情報、対応するノードに接続する同階層のリンクを表す接続リンク情報、上層対応ノード情報、自動運転コストテーブルなどが登録されている。
ここで、上層対応ノード情報は、レベル1地図データとレベル2地図データのノードデータにのみ含まれる情報であり、ノードデータに対応するノードが一つ上位の階層の道路との接続点に相当するノードである場合に、その接続点に相当する一つ上位の階層のノードの情報が登録される。すなわち、レベル1地図データの、レベル2の階層の道路との接続点となるノードのノードデータの上層対応ノード情報には、当該接続点に相当するレベル2の階層のノードのレベル2地図データのノードデータを識別するための情報が登録され、レベル2地図データの、レベル3の階層の道路との接続点となるノードのノードデータの上層対応ノード情報には、当該接続点に相当するレベル3の階層のノードのレベル3地図データのノードデータを識別するための情報が登録される。
次に、自動運転コストテーブルには、対応するノードを通過可能な各方向毎に、自動運転ノードコストが登録されている。ここで、ノードを通過可能な各方向は、その方向にノードを通過する際にノードへの進入に使用するリンクである進入リンクと、その方向にノードを通過する際にノードからの退出に使用するリンクである退出リンクの組み合わせによって示される。ここで、自動運転ノードコストについては後述する。
次に、各リンクデータには、対応するリンクの識別子となるリンクID、対応するリンクの端点となるノードを表す端点ノード情報、対応するリンクに接続する同階層の他のリンクを表す接続リンク情報、対応するリンクの始点から終点に向かう向きを表すリンク方位、対応するリンクの長さを表すリンク長、対応するリンクが含まれる道路の高速道路、国道、一般道などの種別等を表す道路情報、リンクコストテーブルが登録されている。
また、リンクコストテーブルには、走行距離に関して対応するリンクの走行に要するコストを表す距離コストや、走行時間に関して対応するリンクの走行に要するコストを表す時間コストや、自動運転リンクコストなどが登録される。ここで、自動運転リンクコストについては後述する。
以下、上述したように、地図データの各レベルの階層の道路について説明する。
まず、レベル3の階層の道路は、高速道路であり、レベル3地図データには高速道路のリンクのリンクデータと高速道路のノードのノードデータが登録されている。なお、本実施形態では、全ての高速道路の全ての区間は、自動運転可能な区間として整備されていることを想定している。ただし、高速道路は、一部に自動運転できない区間を含むものであってもよい。
次に、レベル2の階層の道路は、高速道路以外の自動運転可能な区間の道路であり、レベル2地図データには高速道路以外の自動運転可能な区間のリンクのリンクデータと高速道路以外の自動運転可能な区間のノードのノードデータが登録されている。
そして、レベル1の階層の道路は、自動運転できない区間の道路であり、レベル1地図データには自動運転できない区間のリンクのリンクデータと自動運転できない区間のノードのノードデータが登録されている。
ただし、レベル3地図データが表すレベル3の階層の道路とレベル2地図データが表すレベル2の階層の道路とより道路網上で、孤立するレベル2の階層の道路区間が発生する場合には、その道路区間を、レベル2の階層の他の道路区間の道路、または、高速道路に連結する、自動運転できない区間の道路を、レベル1の階層の道路とはせずにレベル2の階層の道路として、レベル1地図データではなく、レベル2地図データに登録するようにする。
すなわち、高速道路以外の自動運転可能なリンクのノードのうち、高速道路以外の自動運転可能な他リンクと高速道路のリンクのいずれにも接続していないノードについては、そのノードと、高速道路以外の自動運転可能な他リンク、または、高速道路とを結ぶ、自動運転できないリンクによる経路を探索し、経路中のリンクを、レベル1の階層のリンクではなく、高速道路以外の自動運転可能なリンクと同様なレベル2の階層のリンクとして、レベル1地図データ、レベル2地図データを作成する。
すなわち、たとえば、いま、図4aに示すようにリンクが定義されているものとする。ここで、図4a中において、点線で示すリンクが自動運転できないリンク、実線で示すリンクが高速道路以外の自動運転可能なリンク、二重線で示すリンクが高速道路リンク、黒丸がノードであるものとする。
この場合において、高速道路以外の自動運転可能なリンクのうちのリンク410、411の区間の両端のノードは、双方とも他の高速道路以外の自動運転可能なリンクにも、高速道路にも接続しておらず、孤立している。
そこで、この場合には、たとえば、図4bに示すように、孤立したリンク410、411の道路区間の一方の端点となるノード4101を他の自動運転可能なリンクに連結する自動運転できないリンク421と、孤立したリンク410、411の道路区間の他方の端点となるノード4111を他の自動運転可能なリンクに連結する自動運転できないリンク422とを、レベル1の階層のリンクではなく、高速道路以外の自動運転可能なリンクと同様なレベル2の階層のリンクとして、レベル1地図データ、レベル2地図データを作成するようにする。
ただし、レベル2地図データが表すレベル2の階層の道路網上で孤立するレベル2の階層の道路区間が発生する場合には、その道路区間を含む路線の全体をレベル2地図データに登録するようにしてもよい。すなわち、たとえば、国道X号線の一部の道路区間が孤立している場合には、国道X号線の全体をレベル2地図データに登録するようにしてもよい。
すなわち、図4aのように、リンク410、411の道路区間が孤立した場合には、図4cに示すように、リンク410、411を含む路線のリンク431-434をレベル1の階層のリンクではなく、高速道路以外の自動運転可能なリンクと同様なレベル2の階層のリンクとして、レベル1地図データ、レベル2地図データを作成するようにしてもよい。
次に、上述した自動運転リンクコストと自動運転ノードコストについて説明する。
まず、自動運転リンクコストについて説明する。
図5の各図において、太線は自動運転可能なリンクを、細線は自動運転できないリンクを、黒丸はノードを表している。
また、図5a中の数字は各リンクの自動運転リンクコストを表しており、図示するように自動運転可能なリンクの自動運転リンクコストは「1」を、自動運転できないリンクの自動運転リンクコストは「2」としている。ただし、自動運転リンクコストは、自動運転可能なリンクの自動運転リンクコストが、自動運転できないリンクの自動運転リンクコストよりも小さくなるように、任意の値を設定するようにしてもよい。
次に、自動運転ノードコストについて説明する。
図5b1、b2の矢印は、ノードの通過方向を、矢印の末尾に示した数字は、ノードの矢印が示す通過方向の自動運転ノードコストを表している。図示するように、自動運転できないリンクから自動運転できないリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストは「1」とし、自動運転可能なリンクから自動運転できないリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストは「1」とし、自動運転可能なリンクから自動運転可能なリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストは「0」とし、自動運転できないリンクから自動運転可能なリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストは「0」としている。
ただし、自動運転ノードコストは、自動運転可能なリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストが、自動運転できないリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストよりも小さくなるように、任意の値を設定するようにしてもよい。
すなわち、たとえば、図5c1、c2に示すように、自動運転できないリンクから自動運転できないリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストは「1」とし、自動運転可能なリンクから自動運転できないリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストは「2」とし、自動運転可能なリンクから自動運転可能なリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストは「0」とし、自動運転できないリンクから自動運転可能なリンクに向かう通過方向の自動運転ノードコストは「0」とするようにしてもよい。
以上、地図データ記憶部4に記憶されている地図データについて説明した。
次に、このような地図データを用いて、ナビゲーションシステム1のルート設定部11が行う、目的地までのルートの探索の動作について説明する。
図6に、ルート設定部11がルートの探索のために行うルート探索処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、現在位置がレベル3の階層の道路上にあるかどうかを調べ(ステップ602)、現在位置がレベル3の階層の道路上にあれば、現在位置を現在位置側レベル3階層始点に設定し(ステップ616)、ステップ622に進む。
一方、現在位置がレベル3の階層の道路上になければ、現在位置がレベル2の階層の道路上にあるかどうかを調べ(ステップ604)、現在位置がレベル2の階層の道路上にあれば、現在位置を現在位置側レベル2階層始点に設定し(ステップ614)、ステップ610に進む。
そして、現在位置がレベル3の階層の道路上にもレベル2の階層の道路上にもなければ、現在位置最寄りのレベル1の階層の道路上の地点から、レベル2の階層の道路との接続点までの経路を、レベル1地図データを用いて、優先モードに従ったコストを用いたコストモデルを用いて探索する(ステップ606)。ここで、優先モードは、距離優先モードや時間優先モードなどをユーザの選択操作に応じて予め設定する。また、優先モードに従ったコストを用いたコストモデルを用いた探索は、優先モードが距離優先モードであれば、経路中のリンクのリンクデータが表す距離コストの総和を経路のコストとして、最小コストの経路を探索することにより行い、優先モードが時間優先モードであれば、経路中のリンクのリンクデータが表す時間コストの総和を経路のコストとして、最小コストの経路を探索することにより行う。また、レベル2の階層の道路との接続点は、ノードデータに上層対応ノード情報が登録されているノードとして求まる。
そして、現在位置最寄りのレベル1の階層の道路上の地点から、レベル2の階層の道路との接続点までの経路を探索したならば、探索した経路をルート部分に設定すると共に、探索した経路の終点に相当するレベル2の道路上の地点を現在位置側レベル2階層始点に設定し(ステップ608)、ステップ610に進む。なお、探索した経路の終点に相当するレベル2の道路上の地点とは、探索した経路の終点のノードのノードデータの上層対応ノード情報が示すレベル2の階層のノードである。
そして、以上のようにしてステップ614またはステップ608から、ステップ610に進んだならば、現在位置側レベル2階層始点からレベル3の階層の道路との接続点までの経路を、レベル2地図データを用いて、自動運転リンクコストと自動運転ノードコストをコストとするコストモデルを用いたコストモデルを用いて探索する。ここで、自動運転リンクコストと自動運転ノードコストをコストとするコストモデルを用いた探索は、経路中のリンクのリンクデータが表す自動運転リンクコストの総和と、経路中のノードのノードデータが表す、経路に沿ったノードの通過方向の自動運転ノードコストの総和との合計を経路のコストとして、最小コストの経路を探索することにより行う。
そして、現在位置側レベル2階層始点からレベル3の階層の道路との接続点までの経路を探索したならば、探索した経路をルート部分に設定すると共に、探索した経路の終点に相当するレベル3の道路上の地点を現在位置側レベル3階層始点に設定し(ステップ612)、ステップ622に進む。
次に以上のようにして、ステップ616またはステップ612から、ステップ622に進んだならば、目的地側から以上と同様の処理を行う。
すなわち、目的地がレベル3の階層の道路上にあるかどうかを調べ(ステップ622)、目的地がレベル3の階層の道路上にあれば、目的地を目的地側レベル3階層始点に設定し(ステップ626)、ステップ640に進む。
一方、現在位置がレベル3の階層の道路上になければ、目的地がレベル2の階層の道路上にあるかどうかを調べ(ステップ624)、目的地がレベル2の階層の道路上にあれば、目的地を目的地側レベル2階層始点に設定し(ステップ634)、ステップ630に進む。
そして、目的地がレベル3の階層の道路上にもレベル2の階層の道路上にもなければ、目的地最寄りのレベル1の階層の道路上の地点から、レベル2の階層の道路との接続点までの経路を、レベル1地図データを用いて、優先モードに従ったコストを用いたコストモデルを用いて探索する(ステップ626)。
そして、目的地最寄りのレベル1の階層の道路上の地点から、レベル2の階層の道路との接続点までの経路を探索したならば、探索した経路をルート部分に設定すると共に、探索した経路の終点に相当するレベル2の道路上の地点を目的地側レベル2階層始点に設定し(ステップ628)、ステップ630に進む。
そして、以上のようにしてステップ634またはステップ628から、ステップ630に進んだならば、目的地側レベル2階層始点からレベル3の階層の道路との接続点までの経路を、レベル2地図データを用いて、自動運転リンクコストと自動運転ノードコストをコストとするコストモデルを用いたコストモデルを用いて探索する。
そして、目的地側レベル2階層始点からレベル3の階層の道路との接続点までの経路を探索したならば、探索した経路をルート部分に設定すると共に、探索した経路の終点に相当するレベル3の道路上の地点を目的地側レベル3階層始点に設定し(ステップ632)、ステップ640に進む。
次に以上のようにして、ステップ632またはステップ636からステップ640に進んだならば、現在位置側レベル3階層始点と目的地側レベル3階層始点との間の経路を、レベル3地図データを用いて、優先モードに従ったコストを用いたコストモデルを用いて探索する。
そして、探索した経路をルート部分に設定すると共に、これまでに設定したルート部分を連結してルートに設定し(ステップ642)、ルート探索処理を終了する。
以上、ルート探索処理について説明した。
このようなルート探索処理によれば、現在位置から目的地までのルート探索は、たとえば、図3に示すように行われる。
すなわち、いま、レベル1の階層の道路上に現在位置201があり、レベル1の階層の道路上に目的地211が設定された場合、まず、レベル1地図データを用いて現在位置201から、レベル2の階層の道路との接続点となるノード202までの経路203を距離や時間をコストとするコストモデルを用いて探索する。
次に、探索した経路終点のノード202に対応するレベル2の階層のノード204を現在位置側レベル2階層始点として、レベル2地図データを用いてレベル3の階層の道路との接続点となるノード205までの経路206を、自動運転リンクコストと自動運転ノードコストをコストとするコストモデルを用いて探索し、探索した経路終点のノード205に対応するレベル3の階層のノード207を現在位置側レベル3階層始点とする。
また、同様に、レベル1地図データを用いて目的地211から、レベル2の階層の道路との接続点となるノード212までの経路213を距離や時間をコストとするコストモデルを用いて探索する。
次に、探索した経路終点のノード212に対応するレベル2の階層のノード214を目的地側レベル2階層始点として、レベル2地図データを用いてレベル3の階層の道路との接続点となるノード215までの経路216を、自動運転リンクコストと自動運転ノードコストをコストとするコストモデルを用いて探索し、探索した経路終点のノード215に対応するレベル3の階層のノード217を目的地側レベル3階層始点とする。
そして、レベル3地図データを用いて、現在位置側レベル3階層始点207と目的地側レベル3階層始点217の間の経路220を探索し、それまで探索した経路203、206、220、216、213を現在位置201から目的地211に向かって連結し、現在位置201から目的地211までの間のルートとする。
ここで、このようなルート探索処理は、レベル1の階層の道路よりもレベル2、3の階層の道路を優先的に用いるルートを探索するものであり、レベル2、3の階層には、基本的には、自動運転可能な道路区間のみが含まれるので、探索されるルートは、自動運転可能な道路が優先的に使用されたルートとなる。
また、レベル2、3の階層には、基本的には、自動運転可能な道路区間のみが含まれるので、このようなルート探索処理によって探索されるルートは、一旦、自動運転可能な道路区間に進入した後は、目的地近くでレベル1の階層の道路に戻るまで、自動運転可能な道路区間が連続するルートとなり、自動運転可能な道路区間と自動運転できない道路区間が交互に混在するルートとなることはない。
また、図4b、cに示したように、孤立するレベル2の階層の道路区間が発生しないように、自動運転できない区間の道路を、レベル1の階層の道路とはせずにレベル2の階層の道路とした場合であっても、レベル2地図データを用いたレベル2の階層のルート部分の探索は、自動運転可能な道路区間を連続して通る場合により小さい値となるように設定した自動運転ルートコストと自動運転ノードコストをコストとするコストモデルを用いて行うので、レベル2の階層のルート部分を、できるだけ自動運転可能な道路区間が連続するルート部分とすることができるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態は、上述したルート探索処理によって探索したルートと、上述したルート探索処理のレベル2地図データを用いたルート部分の探索を優先モードに従ったコストを用いたコストモデルを用いて行うように修正した処理によって探索したルートとの双方をユーザに提示すると共に、ユーザから採用するルートの選択を受け付けて、選択を受け付けたルートを現在位置から目的地までのルートとして設定するようにしてもよい。
また、この場合には、自動運転可能な区間の所要走行時間と自動運転できない区間の所要走行時間とを、各ルートについてユーザに、ルート選択の参考用に提示するようにしてもよい。
なお、本実施形態で示した地図データやルート探索の構成は、自動運転可能な道路が連続的に使用されルートを設定する用途の他、さまざまな用途に応用が可能である。たとえば、レベル2地図データに自動運転可能な道路に代えて、良く利用される道路を登録するようにすれば、良く利用される道路が優先的に使用されるルートを設定することができるようになる。なお、この場合には、良く利用される道路は、交通統計や、プローブカーを用いて求めた走行実績より算定することができる。
1…ナビゲーションシステム、2…自動運転システム、3…ECU、4…地図データ記憶部、5…車両状態センサ、6…GPS受信機、11…ルート設定部、12…現在位置算出部、13…ナビゲーション制御部、14…表示装置、15…入力装置、31…操舵アクチュエータ、32…ブレーキアクチュエータ、33…パワートレインアクチュエータ、34…運転装置。

Claims (9)

  1. 自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるルート探索システムであって、
    第1の地図データと第2の地図データとを記憶した記憶部と、
    出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段とを有し、
    前記第1の地図データには、上位階層の道路として自動運転可能な区間の道路が登録されており前記第2の地図データには、下位階層の道路として自動運転できない区間の道路が登録されており、
    前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から上位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路と、目的地から上位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第2経路とを前記第2の地図データを用いて探索し、第1経路の終点と第2経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第3経路を前記第1の地図データを用いて探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索することを特徴とするルート探索システム。
  2. 自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるルート探索システムであって、
    第1の地図データと第2の地図データと第3の地図データとを記憶した記憶部と、
    出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段とを有し、
    前記第1の地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録されており前記第2の地図データには、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路が登録されており前記第3の地図データには、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、
    前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路を前記第2の地図データを用いて探索し、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路を前記第2の地図データを用いて探索し、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路を前記第1の地図データを用いて探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索することを特徴とするルート探索システム。
  3. 自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるルート探索システムであって、
    第1の地図データと第2の地図データと第3の地図データとを記憶した記憶部と、
    出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段とを有し、
    前記第1の地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録されており前記第2の地図データには、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路と所定の自動運転できない区間の道路とが登録されており前記第3の地図データには、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、
    中位階層の道路として前記第2の地図データに登録される前記所定の自動運転できない区間の道路とは、他の自動運転可能な道路と上位階層の道路とのいずれからも孤立している自動運転可能な道路を、他の自動運転可能な道路または上位階層の道路に連結する自動運転できない区間の道路であり、
    前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路を前記第2の地図データを用いて探索し、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路を前記第2の地図データを用いて探索し、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路を前記第1の地図データを用いて探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索することを特徴とするルート探索システム。
  4. 自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるルート探索システムであって、
    第1の地図データと第2の地図データと第3の地図データとを記憶した記憶部と、
    出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段とを有し、
    前記第1の地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録されており前記第2の地図データには、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路と所定の自動運転できない区間の道路とが登録されており前記第3の地図データには、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、
    中位階層の道路として前記第2の地図データに登録される前記所定の自動運転できない区間の道路とは、他の自動運転可能な道路と上位階層の道路とのいずれからも孤立している自動運転可能な道路を含む路線に属する自動運転できない区間の道路であり、
    前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路を前記第2の地図データを用いて探索し、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路を前記第2の地図データを用いて探索し、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路を前記第1の地図データを用いて探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索することを特徴とするルート探索システム。
  5. 請求項3または4記載のルート探索システムであって、
    前記ルート探索手段は、
    出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路のうちの、所要走行時間または所要走行距離が大きいほどコストが大きくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第1経路として探索し、
    目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路のうちの、所要走行時間または所要走行距離が大きいほどコストが大きくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第3経路として探索し、
    前記第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路のうちの、自動運転可能な区間が連続するほどコストが小さくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第2経路として探索し、
    前記第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路のうちの、自動運転可能な区間が連続するほどコストが小さくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第4経路として探索し、
    第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路のうちの、所要走行時間または所要走行距離が大きいほどコストが大きくなるコストモデルを用いて算出したコストが最小となる経路を前記第5経路として探索することを特徴とするルート探索システム。
  6. 自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    第1の地図データと第2の地図データとを記憶した記憶部と、
    出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段として機能させ
    前記第1の地図データには、上位階層の道路として自動運転可能な区間の道路が登録されており前記第2の地図データには、下位階層の道路として自動運転できない区間の道路が登録されており、
    前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から上位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路と、目的地から上位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第2経路とを前記第2の地図データを用いて探索し、第1経路の終点と第2経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第3経路を前記第1の地図データを用いて探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索することを特徴とするコンピュータプログラム。
  7. 自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    第1の地図データと第2の地図データと第3の地図データとを記憶した記憶部と、
    出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段として機能させ、
    前記第1の地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録されており前記第2の地図データには、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路が登録されており前記第3の地図データには、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、
    前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路を前記第2の地図データを用いて探索し、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路を前記第2の地図データを用いて探索し、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路を前記第1の地図データを用いて探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索することを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    第1の地図データと第2の地図データと第3の地図データとを記憶した記憶部と、
    出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段として機能させ
    前記第1の地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録されており前記第2の地図データには、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路と所定の自動運転できない区間の道路とが登録されており前記第3の地図データには、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、
    中位階層の道路として前記第2の地図データに登録される前記所定の自動運転できない区間の道路とは、他の自動運転可能な道路と上位階層の道路とのいずれからも孤立している自動運転可能な道路を、他の自動運転可能な道路または上位階層の道路に連結する自動運転できない区間の道路であり、
    前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路を前記第2の地図データを用いて探索し、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路を前記第2の地図データを用いて探索し、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路を前記第1の地図データを用いて探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索することを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 自動運転可能な区間において自動運転を行う自動車に搭載されるコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    第1の地図データと第2の地図データと第3の地図データとを記憶した記憶部と、
    出発地から目的地までのルートを探索するルート探索手段として機能させ
    前記第1の地図データには、上位階層の道路として高速道路が登録され、前記第2の地図データには、中位階層の道路として高速道路以外の自動運転可能な区間の道路と所定の自動運転できない区間の道路とが登録され、前記第3の地図データには、下位階層の道路として、上位階層および中位階層に登録されていない自動運転できない区間の道路が登録されており、
    中位階層の道路として前記第2の地図データに登録される前記所定の自動運転できない区間の道路とは、他の自動運転可能な道路と上位階層の道路とのいずれからも孤立している自動運転可能な道路を含む路線に属する自動運転できない区間の道路であり、
    前記ルート探索手段は、出発地と目的地とが下位階層の道路上の地点である場合に、出発地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第1経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第1経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第2経路を前記第2の地図データを用いて探索し、目的地から中位階層の道路までの下位階層の道路を用いた経路である第3経路を前記第3の地図データを用いて探索し、当該第3経路の終点から上位階層の道路までの中位階層の道路を用いた経路である第4経路を前記第2の地図データを用いて探索し、第2経路の終点と第4経路の終点間の上位階層の道路を用いた経路である第5経路を前記第1の地図データを用いて探索し、探索した第1経路と第2経路と第3経路と第4経路と第5経路とを連結した経路を出発地から目的地までのルートとして探索することを特徴とするコンピュータプログラム。
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