JP6419370B1 - 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ - Google Patents

給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6419370B1
JP6419370B1 JP2018033104A JP2018033104A JP6419370B1 JP 6419370 B1 JP6419370 B1 JP 6419370B1 JP 2018033104 A JP2018033104 A JP 2018033104A JP 2018033104 A JP2018033104 A JP 2018033104A JP 6419370 B1 JP6419370 B1 JP 6419370B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
power supply
terminal
connector
supply connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018033104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019149281A (ja
Inventor
佐藤 望
望 佐藤
信人 河野
信人 河野
惠司 矢作
惠司 矢作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2018033104A priority Critical patent/JP6419370B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419370B1 publication Critical patent/JP6419370B1/ja
Publication of JP2019149281A publication Critical patent/JP2019149281A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2201/00Connectors or connections adapted for particular applications
    • H01R2201/26Connectors or connections adapted for particular applications for vehicles

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】通電時のコネクタ端子の発熱による過剰な温度上昇を抑制できる給電コネクタ、ケーブル付き給電コネクタを提供する。
【解決手段】給電コネクタ10Aは、ハウジング11と、ケーブル21の導体21aに接続してハウジング11内に収容される複数の端子12と、複数の端子12にそれぞれ設けられ、端子12の熱を端子12からハウジング11外へ排出させる除熱手段15とを有する。除熱手段15は、端子12の熱を搬送する流体を流通させる流体流路を有する。除熱手段15は、端子21に伝熱可能に接触している。
【選択図】図1

Description

本発明は、給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタに関する。
例えば、電気自動車のバッテリーの充電では、ケーブル付き給電コネクタを使用して、外部から接続しバッテリーを充電する方式が広く採用されている。ケーブル付き給電コネクタは、ケーブル(以下、給電ケーブル)の端末に、自動車のインレットに嵌合可能なコネクタ(以下、給電コネクタ)が設けられている。
給電コネクタは、給電ケーブルの導体が電気的に接続された電力端子(以下、コネクタ端子、とも言う)を有する。自動車のインレットには、自動車車体内の電気配線を介してバッテリーと接続された電力端子(以下、インレット端子、とも言う)が組み込まれている。給電コネクタを自動車のインレットに嵌合したときには、コネクタ端子がインレット端子に嵌合して、給電ケーブルの導体がバッテリーに電気的に接続される。
近年、電気自動車のバッテリー容量は増加傾向にあり、それに伴い、より大電流による充電が検討されている。コネクタ端子は、その形状を変更することなく大電流での充電に使用した場合、大電流通電によるジュール熱対策が課題となる。コネクタ端子の発熱による過剰な温度上昇は、コネクタ端子の酸化進行、抵抗値上昇を招き、コネクタ端子の寿命短縮に繋がる。例えば電気自動車(EV)に使用される急速充電用コネクタの通電時温度上昇は規格(IEC62196−124.)により上昇値が50K以下であることが定められている。
特許文献1には、大電流通電によるジュール熱対策が講じられた給電コネクタが記載されている。特許文献1に記載された給電コネクタは、自動車側のインレット端子に嵌合する複数の電気接触子を有し、複数の電気接触子の各々は、冷媒を流すことが可能なフレームによって支持されている。電気接触子は、フレーム内を流れる冷媒によって冷却される。
特表2017−507640号公報
特許文献1の給電コネクタは、1つのフレームが複数の電気接触子を支持する構造である。このような構造において各々の電気接触子の電位が異なる場合、フレームを通じて電気短絡するため、フレームを絶縁材料で構成しなければならない。しかし、冷媒によってフレームの温度が低下すると、フレームの外表面に結露水が付着する可能性があり、フレームが絶縁材料で構成されていたとしても結露水を通じて電気接触子同士が短絡する可能性がある。
本発明の幾つかの実施形態が解決しようとする課題は、通電時のコネクタ端子の発熱による過剰な温度上昇を抑制し、かつコネクタ端子同士の短絡事故を防ぐことができる給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタを提供することである。
本発明の一態様に係る給電コネクタは、ハウジングと、ケーブルの導体に接続して前記ハウジング内に収容される複数の端子と、前記複数の端子にそれぞれ設けられ、前記端子の熱を前記端子から前記ハウジング外へ排出させる除熱手段と、を有し、前記除熱手段は、前記端子の熱を搬送する流体を流通させる流体流路を有し、前記端子に伝熱可能に接触している。
前記端子は、胴部と、前記胴部から延出された導体接続部と、前記胴部から前記導体接続部とは反対の側に突出されたコンタクト部とを備え、前記導体接続部は、前記導体が挿入され、前記除熱手段は、前記胴部に接触していることが好ましい。
前記除熱手段は、前記流体流路を有する流体管路であり、前記流体管路は、前記端子の外周面に巻き付けられていることが好ましい。
前記流体管路は、少なくとも前記端子の外周面に巻き付けられた部分が金属製であることが好ましい。
前記給電コネクタは、前記端子の外周面に、前記流体管路が嵌合する嵌合溝が形成され、前記嵌合溝の内面の少なくとも一部は、前記流体管路と面的に接触することが好ましい。
前記除熱手段は、前記流体流路を有する流体管路であり、前記端子は、前記流体管路が挿通する挿通孔を有し、前記流体管路は、前記挿通孔の内面に接触することが好ましい。
前記流体管路は、少なくとも前記挿通孔に挿通する部分が金属製であることが好ましい。
前記除熱手段は、前記流体流路を有する流体ジャケットであり、前記流体ジャケットは、前記端子の外周面に接触していることが好ましい。
本発明の一態様に係るケーブル付き給電コネクタは、前記給電コネクタの端子に、前記ケーブルの前記導体が接続されている。
本発明の幾つかの実施形態に係る給電コネクタ、ケーブル付き給電コネクタは、通電より発熱した端子の熱を、個々の端子毎に設けられた除熱手段からその内側を流れる流体に伝達(導熱)する。よって、端子の温度上昇を抑制し、かつ除熱手段を介した端子間の短絡事故を防ぐことができる。
第1実施形態の給電コネクタおよびケーブル付き給電コネクタの構成図である。 図1の給電コネクタの一部の斜視図である。 図1の給電コネクタにおける流体管路および端子の構造の第1の例を説明する図である。 図1の給電コネクタにおける流体管路および端子の構造の第2の例を説明する図である。 図1の給電コネクタの変形例の構成図である。 第2実施形態の給電コネクタの構成図である。 図6の給電コネクタの変形例の構成図である。 第3実施形態の給電コネクタの構成図である。 図8の給電コネクタにおける流体ジャケットの構造の第1の例の構成図である。 図8の給電コネクタにおける流体ジャケットの構造の第2の例の構成図である。
以下、本発明の幾つかの実施形態の給電コネクタ、ケーブル付き給電コネクタについて、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の給電コネクタ10A、およびケーブル付き給電コネクタ20Aの構成図である。図2は、給電コネクタ10Aの一部の斜視図である。
図1に示すように、ケーブル付き給電コネクタ20Aは、給電ケーブル21(メタルケーブル)と、給電ケーブル21の一方端側に設けられた給電コネクタ10Aとを備える。給電ケーブル21の他方端側は、図示しない給電装置に接続される。
ケーブル付き給電コネクタ20Aは、給電コネクタ10Aを電気自動車のインレット(車体側コネクタ)に嵌合させることで、電源と電気自動車のバッテリーとを電気的に接続し、バッテリーを充電することができる。なお、インレットには、電気自動車のバッテリーと電気的に接続された端子(以下、インレット端子、とも言う)が組み込まれている。
給電コネクタ10Aは、導体21aに接続された複数(図1では2つ)の端子12を有する。端子12は、給電ケーブル21先端から引き出された電力線21bの先端に設けられている。ケーブル付き給電コネクタ20Aは、給電コネクタ10Aをインレットのハウジングに嵌合させることで、ハウジング内側のインレット端子に端子12を嵌合、接触させる。これにより、ケーブル付き給電コネクタ20Aは、給電ケーブル21の導体21aを、給電コネクタ10Aおよびインレット端子を介して電気自動車のバッテリーと電気的に接続することができる。
給電コネクタ10Aは、ハウジング11と、端子12と、流体管路15とを備える。
ハウジング11は、端子12と、流体管路15の長手方向の一部(具体的には管路受熱部15a)とを収容している。ハウジング11はプラスチック等の電気絶縁性材料によって形成されている。
端子12は、胴部12aと、胴部12aから延出された導体接続部12bと、胴部12aから導体接続部12bとは反対の側(前側)に突出されたコンタクト部12cとを有する。導体接続部12bは、給電ケーブル21の導体21a(以下、ケーブル導体、とも言う)と接続される。導体接続部12bの外径は胴部12aの外径より大きい。コンタクト部12cの外径は胴部12aの外径より小さい。
端子12は、例えば、銅等の良導電性金属製の一体成形品である。端子12の形成金属は、銅以外、例えばアルミニウム等も採用可能である。
図1に例示した端子12のコンタクト部12cはピン状に形成されている。図1に例示した端子12の胴部12aは、コンタクト部12cの中心軸線と同軸に延在する断面円形の棒状に形成されている。図1に例示した端子12の導体接続部12bは、コンタクト部12cの中心軸線と同軸に延在するスリーブ状に形成されている。本明細書では、コンタクト部12cの中心軸線を、端子12の中心軸線として扱う。
導体接続部12bには給電ケーブル21先端に露出された導体21aの先端部が挿入されている。端子12は、導体接続部12bをその内側の導体21aに圧縮、圧着、ねじ留め等によって固定して、導体21aに電気的に接続されている。導体21aの先端部は端子12の中心軸線(コンタクト部12cの中心軸線)に平行に延在する状態で端子12の導体接続部12bに固定されている。
以下の説明において、端子12のコンタクト部12cの先端側を前とする。コンタクト部12cの先端側とは反対の側を後とする。給電ケーブル21は、給電コネクタ10Aの後端部から延出されている。
給電コネクタ10Aは、ハウジング11の前端部を電気自動車のインレットのハウジングに嵌合させることでインレットに嵌合される。給電コネクタ10Aのハウジング11の前端部をインレットに嵌合したときには、インレット端子が給電コネクタ10Aの端子12に嵌合、接触して電気的に接続される。この際、インレット端子は、ハウジング11の前端部内側に、前端開口部から挿入される。
給電コネクタ10Aの端子12を、以下、コネクタ端子、とも言う。インレット端子は、コネクタ端子12のピン状のコンタクト部12cが挿脱可能に挿入嵌合される筒状のコンタクト部を有する。
流体管路15は、水等の流体を流通させて端子12を除熱するチューブ(冷却チューブ)である。
流体管路15は、例えば、管路受熱部15aを含む主管路15Aと、主管路15Aの両端にそれぞれ接続された副管路15Bとを備える。主管路15Aの構成材料は、副管路15Bの構成材料よりも熱伝導率が高い。主管路15Aの構成材料は、例えば、金属(例えば、銅、アルミニウム等)である。副管路15Bの構成材料は、例えば、合成樹脂(例えば、ナイロン、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等)である。流体管路15は、少なくとも管路受熱部15aがハウジング11に収容されている。主管路15Aと副管路15Bは、接続部16を介して接続されている。管路受熱部15aを含む主管路15Aが金属製であると、管路受熱部15aの熱伝導性が高められるため、胴部12aから流体管路15への伝達熱量を大きくできる。なお、流体管路15は、全体が金属製であってもよい。主管路15Aを含む部分が金属製である場合、流体としては、絶縁性の液体(フッ素系液体、シリコンオイル、超純水など)が用いられる。
管路受熱部15aは、主管路15Aの長手方向中央の部分である。管路受熱部15aは、端子12の胴部12aの外周面に接触している。管路受熱部15aは、胴部12aに巻き付けられて螺旋状に配置されている。管路受熱部15aの内部空間15bは、流体が流通する流体流路である。
図3は、流体管路15および端子12の構造の第1の例を説明する図である。図3に示すように、管路受熱部15aは、胴部12aの外周面に接触している。
図4は、流体管路15および端子12の構造の第2の例を説明する図である。図4に示す例では、胴部12aの外周面には、管路受熱部15aの一部が嵌合する嵌合溝13が形成されている。嵌合溝13は、嵌合溝13の長さ方向に直交する断面が円弧状となっている。嵌合溝13の内面の少なくとも一部は、管路受熱部15aの外周面に面的に接触する。
断面円形状の管路受熱部15aの外周面の曲率と、嵌合溝13の内面の曲率とは等しいことが好ましい。これにより、管路受熱部15aの外周面と、嵌合溝13の内面との接触面積を大きくし、胴部12aから流体管路15への伝達熱量を大きくできる。
流体管路15は、1つの端子12に対して1つずつ設けられる。すなわち、流体管路15は、複数(図1では2つ)の端子12のそれぞれに設けられている。
胴部12aと流体管路15(管路受熱部15a)との接触部分の周囲には、銅、アルミニウム等の熱伝導性に優れる金属フィラーが混入されたグリス(以下、伝熱グリスとも言う)が設けられていてもよい。伝熱グリスは、胴部12aと流体管路15との隙間に充てんされ、胴部12aから流体管路15への伝達熱量を増大する。
流体管路15の両端は、流体循環熱交換装置(図示略)に接続されている。流体循環熱交換装置は、流体を流体管路15へその一端から送り込むとともに、流体管路15の他端から流体を受け入れる。
流体循環熱交換装置は、熱交換部と、装置内部流路の流体を流体管路15に送り込むポンプ部とを有する。熱交換部は、水冷、空冷等により、装置内部流路から流体管路15へ送り出す流体の温度を常温(5〜35℃)あるいは常温より低い温度に保つことができる。
流体は、例えば液体または気体である。液体は、絶縁性の液体(フッ素系液体、シリコンオイル、超純水など)でもよい。
流体供給部および流体回収部は、給電コネクタ10Aの外側に位置する。ケーブル付き給電コネクタ20Aは、流体管路15内を流通する流体によってコネクタ端子12の熱をハウジング11外へ排出させる。流体管路15は、コネクタ端子12の熱をハウジング11外へ排出させるための除熱手段の一例である。
既述のように、給電コネクタ10Aは、通電より発熱したコネクタ端子12の熱を、流体管路15の管路受熱部15aからその内側を流れる流体に伝達(導熱)する。給電コネクタ10Aは、流体によって、コネクタ端子12の熱を流体管路15の管路受熱部15aから搬送することによって、コネクタ端子12の温度上昇を抑制する。
給電コネクタ10Aでは、流体は直接、端子12に触れないため、端子12において漏液は生じにくい。また、給電コネクタ10Aに漏液防止のためのシール構造が不要であるため、給電コネクタ10Aの構造を簡略にすることができる。さらに、従来用いられていた端子に流体管路15を取付けでき、そのサイズも従来と同程度にすることができる。そのため、既設の給電コネクタに対しても後付けすることができ、コスト面で有利となる。
給電コネクタ10Aは、1つの端子12に対して1つの流体管路15が設けられるため、複数の端子に対して1つの流体管路が設けられる場合と異なり、流体管路15に結露水が付着したとしても、結露水を通じた端子間の短絡は起こりにくい。そのため、流体管路15を介した端子12間の短絡事故を防ぐことができる。よって、給電コネクタ10Aの構造は、複数の端子の各々が異なる電位で使用される給電コネクタにおいて採用することができる。
給電コネクタ10Aでは、管路受熱部15aは胴部12aに接触している。胴部12aは、導体21aの固定のため外力が加えられる可能性がある導体接続部12bに比べて変形が少ない。そのため、管路受熱部15aと胴部12aとの接触面積を大きくし、胴部12aから流体管路15への伝達熱量を大きくできる。
給電コネクタ10Aでは、管路受熱部15aが胴部12aに巻き付けられるため、管路受熱部15aと胴部12aとの接触面積を大きくし、胴部12aから流体管路15への伝達熱量を大きくできる。
(第1実施形態の変形例)
図5は、給電コネクタ10Aの変形例である給電コネクタ10Bの構成図である。なお、給電コネクタ10Aと共通の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。図5では、ハウジングの図示を省略する。
図5に示すように、給電コネクタ10Bは、図1に示す給電コネクタ10Aと異なり、流体管路115の全体が単一の非金属材料、例えば合成樹脂(例えば、ナイロン、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等)で一体に形成されている。流体管路115は、管路受熱部115aにおいて端子12の胴部12aに巻き付けられている。管路受熱部115aの内部空間は、流体が流通する流体流路である。
給電コネクタ10Bでは、流体管路115が単一材料(合成樹脂等)で構成されているため、その構造が簡略であり、組み立てが容易である。また、給電コネクタ10Bは、構造が簡略であるため、低コスト化が可能である。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態の給電コネクタ10Cの構成図である。なお、既出の給電コネクタと共通の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。図6では、ハウジングの図示を省略する。
図6に示すように、給電コネクタ10Cでは、胴部12aに挿通孔17が形成されている。挿通孔17は、胴部12aの径方向に沿って形成された貫通孔である。挿通孔17の長さ方向に直交する断面の形状は、例えば円形状である。挿通孔17の内径は、流体管路215の外径とほぼ同じ、または流体管路215の外径よりわずかに大きい。
流体管路215は、例えば、管路受熱部215aを含む主管路215Aと、主管路215Aの両端にそれぞれ接続された副管路215Bとを備える。主管路215Aの構成材料は、副管路215Bの構成材料よりも熱伝導率が高い。主管路215Aの構成材料は、例えば、金属(例えば、銅、アルミニウム等)である。副管路215Bの構成材料は、例えば、合成樹脂(例えば、ナイロン、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等)である。主管路215Aと副管路215Bは、接続部16を介して接続されている。なお、流体管路215は、全体が金属製であってもよい。
管路受熱部215aは、主管路215Aの長手方向中央の部分である。管路受熱部215aは、挿通孔17に挿通している。管路受熱部215aの外周面は挿通孔17の内周面に接触している。挿通孔17の内周面と、管路受熱部215aの外周面とは、面的に接触していることが好ましい。挿通孔17の内周面と、管路受熱部215aの外周面との接触部分には、前述の伝熱グリスが設けられていてもよい。管路受熱部215aの内部空間は、流体が流通する流体流路である。
給電コネクタ10Cは、通電より発熱したコネクタ端子12の熱を、流体管路215の管路受熱部215aから流体に伝達(導熱)する。そのため、コネクタ端子12の温度上昇を抑制することができる。
給電コネクタ10Cでは、胴部12aを内部から除熱できるため、温度上昇の抑制効果を高めることができる。
(第2実施形態の変形例)
図7は、給電コネクタ10Cの変形例である給電コネクタ10Dの構成図である。なお、既出の給電コネクタと共通の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。図7では、ハウジングの図示を省略する。
図7に示すように、給電コネクタ10Dでは、流体管路315の全体が単一の非金属材料(例えば合成樹脂)で形成されている。管路受熱部315aは、挿通孔17に挿通している。管路受熱部315aの内部空間は、流体が流通する流体流路である。
給電コネクタ10Dでは、流体管路315が単一材料(合成樹脂等)で構成されているため、その構造が簡略であり、組み立てが容易である。また、給電コネクタ10Dは、構造が簡略であるため、低コスト化が可能である。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態の給電コネクタ10Eの構成図である。図9は、給電コネクタ10Eにおける流体ジャケット18の構造の第1の例(流体ジャケット18A)の構成図である。なお、既出の給電コネクタと共通の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。図8では、ハウジングの図示を省略する。
図8に示すように、給電コネクタ10Eは、ハウジング(図示略)と、端子12と、流体ジャケット18と、流体管路415とを備える。
給電コネクタ10Eは、図1に示す第1実施形態の給電コネクタ10Aにおいて、管路受熱部15aを流体ジャケット18に置き換えた構造を有する。流体ジャケット18は、流体流路として機能する内部空間18aを有する円環状体である。流体ジャケット18の内径は、端子12の胴部12aの外径に比べてほぼ同じ、または胴部12aの外径よりわずかに大きい。流体ジャケット18は、端子12の胴部12aに外挿されている。流体ジャケット18の内周面は、胴部12aの外周面に接触している。流体ジャケット18の内周面と、胴部12aの外周面とは、面的に接触していることが好ましい。流体ジャケット18の内周面と、胴部12aの外周面との接触部分には、前述の伝熱グリスが設けられていてもよい。
流体ジャケット18は、コネクタ端子12の熱をハウジング11外へ排出させるための除熱手段の一例である。
図9に示すように、流体ジャケット18(18A)の後面18bには、流体ジャケット18(18A)の中心軸に対して回転対称となる位置に、導入孔19aおよび導出孔19bが形成されている。導入孔19aが形成された箇所には導入側の流体管路415A(流体管路415)が接続されている。導出孔19bが形成された箇所には導出側の流体管路415B(流体管路415)が接続されている。
流体ジャケット18(18A)の内部空間18aは、流体ジャケット18(18A)の周方向の全周にわたる環状に形成されている。内部空間18aは、導入孔19aおよび導出孔19bを介して、流体管路415A,415Bの内部空間に連通されている。
流体ジャケット18(18A)の内部空間18aには、流体管路415Aから流体(例えば水等)が流入される。内部空間18aの流体は、図9に矢印で示すように、流体ジャケット18(18A)の周方向の両方向に流れ、導出孔19bを通して流体管路415Bに流出する。
給電コネクタ10Eは、通電より発熱したコネクタ端子12の熱を、流体ジャケット18からその内側を流れる流体に伝達(導熱)する。給電コネクタ10Eは、流体によって、コネクタ端子12の熱を流体ジャケット18および流体管路415によって搬送することによって、コネクタ端子12の温度上昇を抑制することができる。
(第3実施形態の変形例)
図10は、流体ジャケット18の構造の第2の例(流体ジャケット18B)の構成図である。
図10に示すように、流体ジャケット18(18B)は、流体流路として機能する内部空間18cを有するC形状体である。流体ジャケット18(18B)の内周面は、胴部12aの外周面に接触している。流体ジャケット18(18B)は、コネクタ端子12の熱をハウジング11外へ排出させるための除熱手段の一例である。
流体ジャケット18(18B)の内部空間18bには、流体管路415Aから流体(例えば水等)が流入される。内部空間18aの流体は、図10に矢印で示すように、主に、流体ジャケット18(18B)の周方向の一方向に流れ、導出孔19bを通して流体管路415Bに流出する。
流体ジャケット18(18B)を用いた場合でも、流体によって、コネクタ端子12の熱を流体ジャケット18および流体管路415によって搬送することによって、コネクタ端子12の温度上昇を抑制することができる。
実施形態の給電コネクタのコネクタ端子12は、コンタクト部の後側に導体接続部(端子後端部)を有する構成であればよく、その具体的構成は図1等に例示した構成に限定されない。
コネクタ端子12は、例えば、図1等に例示したピン状のコンタクト部12cを有するコネクタ端子12に限らず、ピン状のコンタクト部12cに代えて円筒状のコンタクト部(以下、雌形端子ともいう)を有する構成も採用可能である。円筒状のコンタクト部は、先端(前端)から後側に向かって延在する複数のスリットがコンタクト部の周方向に間隔をおいて形成されていてもよい。スリットにより、円筒状のコンタクト部は、個々に弾性変形可能な複数の弾性片部に分割される。そのため、円筒状のコンタクト部は、例えばケーブル付き給電コネクタをピン状のコンタクト部を有する端子が設けられたインレットに嵌合したときに、インレット側端子のピン状のコンタクト部の挿入、嵌合、それによる電気的接続を実現する。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、除熱手段は、図示例の構成に限定されず、適宜、設計変更可能である。例えば、図1に示す給電コネクタ10Aは2つの端子12を有するが、端子の数は2に限らず、2以上の任意の数であってよい。
10A,10B,10C,10D,10E…給電コネクタ、11…ハウジング、12…端子、12a…胴部、12b…導体接続部、12c…コンタクト部、13…嵌合溝、15,115,215,315…流体管路(除熱手段)、15b…内部空間(流体流路)、17…挿通孔、18,18A,18B…流体ジャケット(除熱手段)、18a,18c…内部空間(流体流路)、20A…ケーブル付き給電コネクタ、21…給電ケーブル、21a…導体。

Claims (4)

  1. ハウジングと、ケーブルの導体に接続して前記ハウジング内に収容される複数の端子と、
    前記複数の端子にそれぞれ設けられ、前記端子の熱を前記端子から前記ハウジング外へ排出させる除熱手段と、を有し、
    前記除熱手段は、前記端子の熱を搬送する流体を流通させる流体流路を有し、前記端子に伝熱可能に接触しており、
    前記除熱手段は、前記流体流路を有する流体管路であり、
    前記端子は、前記流体管路が挿通する挿通孔を有し、
    前記流体管路は、前記挿通孔の内面に接触し、
    前記挿通孔の内径は、前記流体管路の外径とほぼ同じ、または前記流体管路の外径より大きい、給電コネクタ。
  2. 前記流体管路は、少なくとも前記挿通孔に挿通する部分が金属製である、請求項1記載の給電コネクタ。
  3. 前記端子は、胴部と、前記胴部から延出された導体接続部と、前記胴部から前記導体接続部とは反対の側に突出されたコンタクト部とを備え、
    前記導体接続部は、前記導体が挿入され、
    前記挿通孔は、前記胴部に形成されている、請求項1または2記載の給電コネクタ。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の給電コネクタの端子に、前記ケーブルの前記導体が接続されている、ケーブル付き給電コネクタ。
JP2018033104A 2018-02-27 2018-02-27 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ Active JP6419370B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018033104A JP6419370B1 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018033104A JP6419370B1 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6419370B1 true JP6419370B1 (ja) 2018-11-07
JP2019149281A JP2019149281A (ja) 2019-09-05

Family

ID=64098697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018033104A Active JP6419370B1 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6419370B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021086652A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 株式会社フジクラ ケーブル付き給電コネクタ
CN114651378A (zh) * 2019-11-25 2022-06-21 株式会社藤仓 端子及带线缆的供电连接器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575987U (ja) * 1992-03-18 1993-10-15 昭和電線電纜株式会社 冷却フレキシブル導体
JPH07322566A (ja) * 1994-05-24 1995-12-08 Yaskawa Electric Corp 冷却装置の製造方法
JP2000268647A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 温度センサー付水冷ケーブル
JP2005056770A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Inoue Seisakusho:Kk コネクタ
JP2017507640A (ja) * 2014-02-05 2017-03-16 テスラ・モーターズ・インコーポレーテッド 充電ケーブルの冷却
DE102016204895A1 (de) * 2016-03-23 2017-09-28 Phoenix Contact E-Mobility Gmbh Leistungskontaktsystem für einen Ladestecker und/oder eine Ladebuchse, Ladestecker und Ladestation zur Abgabe elektrischer Energie an einen Empfänger elektrischer Energie

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575987U (ja) * 1992-03-18 1993-10-15 昭和電線電纜株式会社 冷却フレキシブル導体
JPH07322566A (ja) * 1994-05-24 1995-12-08 Yaskawa Electric Corp 冷却装置の製造方法
JP2000268647A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 温度センサー付水冷ケーブル
JP2005056770A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Inoue Seisakusho:Kk コネクタ
JP2017507640A (ja) * 2014-02-05 2017-03-16 テスラ・モーターズ・インコーポレーテッド 充電ケーブルの冷却
DE102016204895A1 (de) * 2016-03-23 2017-09-28 Phoenix Contact E-Mobility Gmbh Leistungskontaktsystem für einen Ladestecker und/oder eine Ladebuchse, Ladestecker und Ladestation zur Abgabe elektrischer Energie an einen Empfänger elektrischer Energie

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019149281A (ja) 2019-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6721708B2 (ja) 冷却された接点要素を具備するプラグインコネクタポート
CN109417237B (zh) 液冷的接触元件
CN107579385B (zh) 用于高电流传输的接触装置
US20220144115A1 (en) Electrical Vehicle Charging System for Charging an Electrical Vehicle
EP3103173B1 (en) Cooling of charging cable
US20170144558A1 (en) Electric line arrangement
JP2018046016A (ja) アクティブ冷却式のケーブル用の接続ユニット
JP6201071B1 (ja) 給電ケーブル、及びコネクタ付き給電ケーブル
CN109923623B (zh) 一种用于电气插塞连接器的导电接触元件
CN112154078A (zh) 用于机动车的电池的充电线束装置
CN211428393U (zh) 插接连接件和具有插接连接件的充电系统
JP6419370B1 (ja) 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ
US20220410743A1 (en) Electric vehicle charging connector and electric vehicle charging assembly comprising same
US10899241B2 (en) Connecting element and connecting apparatus for electrically connecting a cable to an electrical device of a motor vehicle
EP4163935A1 (en) High voltage power cable
CN114786988A (zh) 用于插塞连接件、即充电插头的包括冷却装置的接触组件
JP6554023B2 (ja) 内部冷却ケーブル
CN211088574U (zh) 线缆端子组件和具有它的车辆
CN114938640A (zh) 电加热装置、特别是用于机动车辆的电加热装置
JP2020013639A (ja) 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ
JP2019087492A (ja) 給電コネクタ、ケーブル付き給電コネクタ
JP2021184464A (ja) コネクタ要素用の冷却デバイスおよび高電圧用途用のコネクタ要素
JP2020035673A (ja) 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ
CN117120294A (zh) 用于将至少一个与插式连接器部件连接的电线冷却的冷却装置
JP7178858B2 (ja) ケーブル付き給電コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180322

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180322

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250