JP2020013639A - 給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ - Google Patents

給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタ Download PDF

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Nozomi Sato
望 佐藤
心 林田
Shin Hayashida
心 林田
惠司 矢作
Keiji Yahagi
惠司 矢作
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Abstract

【課題】冷却効率が高く、かつ構造を簡略化することができる給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタを提供する。【解決手段】給電コネクタ10Aは、ハウジングと、端子12と、流体を流通させる流体管路15と、を備える。流体管路15の一部は、端子12内に配置された管路受熱部15aである。端子12は、雌ネジ14aを有する胴部12aと、雌ネジ14aに螺合する雄ネジ31aを有するコンタクト部12cとを有する。コンタクト部12cは、雄ネジ31aが雌ネジ14aに螺着されることによって、管路受熱部15aに直接または間接的に接触される。【選択図】図4

Description

本発明は、給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタに関する。
例えば、電気自動車のバッテリーの充電では、ケーブル付き給電コネクタを使用して、外部から接続しバッテリーを充電する方式が広く採用されている。ケーブル付き給電コネクタは、ケーブル(以下、給電ケーブル)の端末に、自動車のインレットに嵌合可能なコネクタ(以下、給電コネクタ)が設けられている。
給電コネクタは、給電ケーブルの導体が電気的に接続された電力端子(以下、コネクタ端子、とも言う)を有する。自動車のインレットには、自動車車体内の電気配線を介してバッテリーと接続された電力端子(以下、インレット端子、とも言う)が組み込まれている。給電コネクタを自動車のインレットに嵌合したときには、コネクタ端子がインレット端子に嵌合して、給電ケーブルの導体がバッテリーに電気的に接続される。
近年、電気自動車のバッテリー容量は増加傾向にあり、それに伴い、より大電流による充電が検討されている。コネクタ端子は、その形状を変更することなく大電流での充電に使用した場合、大電流通電によるジュール熱対策が課題となる。コネクタ端子の発熱による過剰な温度上昇は、コネクタ端子の酸化進行、抵抗値上昇を招き、コネクタ端子の寿命短縮に繋がる。例えば電気自動車(EV)に使用される急速充電用コネクタの通電時温度上昇は規格(IEC62196−124.)により上昇値が50K以下であることが定められている。
特許文献1には、大電流通電によるジュール熱対策が講じられた給電コネクタが記載されている。特許文献1に記載された給電コネクタは、自動車側のインレット端子に嵌合する複数の電気接触子を有し、複数の電気接触子の各々は、冷媒を流すことが可能なフレームによって支持されている。電気接触子は、フレーム内を流れる冷媒によって冷却される。
特表2017−507640号公報
前記給電コネクタでは、冷却のための構造が複雑となるという問題があった。そのため、冷却効率を低下させることなく、構造を簡略化し、小型化することが望まれていた。
本発明の幾つかの実施形態が解決しようとする課題は、冷却効率が高く、かつ構造を簡略化することができる給電コネクタ、およびケーブル付き給電コネクタを提供することである。
本発明の一態様に係る給電コネクタは、ハウジングと、ケーブルの導体に接続して前記ハウジング内に収容される端子と、前記端子の熱を前記ハウジング外へ搬送する流体を流通させる流体管路と、を備え、前記流体管路の一部は、前記端子内に配置された受熱部であり、前記端子は、第1ネジ部を有する第1部分と、前記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を有する第2部分とを有し、前記第2部分は、前記第2ネジ部が前記第1ネジ部に螺着されることによって、前記受熱部に直接または間接的に接触される。
前記端子は、前記第1部分としての胴部と、前記導体と接続される導体接続部と、前記第2部分としてのコンタクト部とを備え、前記胴部は、前記第1ネジ部を有する筒部を備え、前記コンタクト部は、前記第2ネジ部を有する基部と、前記基部から突出されたコンタクトとを備え、前記基部は、前記第2ネジ部が前記第1ネジ部に螺着されることによって、前記受熱部に直接または間接的に接触されることが好ましい。
前記基部は、当接部材を介して前記受熱部と接触し、前記当接部材は、前記受熱部が嵌合する嵌合溝を有することが好ましい。
前記第1ネジ部は、前記筒部の内周面に形成され、前記基部は、前記筒部に挿入されることが好ましい。
前記端子は、前記流体管路が挿通する挿通部を有することが好ましい。
本発明の一態様に係るケーブル付き給電コネクタは、前記給電コネクタの端子に、前記ケーブルの前記導体が接続されている。
本発明の幾つかの実施形態に係る給電コネクタ、ケーブル付き給電コネクタは、冷却効率が高く、かつ構造を簡略化することができる。
第1実施形態の給電コネクタおよびケーブル付き給電コネクタの構成図である。 図1の給電コネクタの端子の正面図である。 図1の給電コネクタの端子の側面図である。 図1の給電コネクタの端子の分解斜視図である。 図1の給電コネクタにおける流体管路と端子の構造を説明する図である。 第2実施形態の給電コネクタの構成図である。 第3実施形態の給電コネクタの構成図である。
以下、本発明の幾つかの実施形態の給電コネクタ、ケーブル付き給電コネクタについて、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の給電コネクタ10A、およびケーブル付き給電コネクタ20Aの構成図である。図2は、給電コネクタ10Aの端子12の正面図である。図3は、給電コネクタ10Aの端子12の側面図である。図4は、端子12の分解斜視図である。図5は、給電コネクタ10Aにおける流体管路15と端子12の構造を説明する図である。
図1に示すように、ケーブル付き給電コネクタ20Aは、給電ケーブル21(メタルケーブル)と、給電ケーブル21の一方端側に設けられた給電コネクタ10Aとを備える。給電ケーブル21の他方端側は、図示しない給電装置に接続される。
ケーブル付き給電コネクタ20Aは、給電コネクタ10Aを電気自動車のインレット(車体側コネクタ)に嵌合させることで、電源と電気自動車のバッテリーとを電気的に接続し、バッテリーを充電することができる。なお、インレットには、電気自動車のバッテリーと電気的に接続された端子(以下、インレット端子、とも言う)が組み込まれている。
給電コネクタ10Aは、ハウジング11と、端子12と、流体管路15とを備える。
ハウジング11は、端子12と、流体管路15の長手方向の一部(具体的には管路受熱部15aを含む部分)とを収容している。ハウジング11はプラスチック等の電気絶縁性材料によって形成されている。
端子12は、導体21aに接続される。端子12は、給電ケーブル21先端から引き出された電力線21bの先端に設けられている。ケーブル付き給電コネクタ20Aは、給電コネクタ10Aをインレットのハウジングに嵌合させることで、ハウジング内側のインレット端子に端子12を嵌合、接触させる。これにより、ケーブル付き給電コネクタ20Aは、給電ケーブル21の導体21aを、給電コネクタ10Aおよびインレット端子を介して電気自動車のバッテリーと電気的に接続することができる。
図2〜図4に示すように、端子12は、胴部12a(第1部分)と、導体接続部12bと、コンタクト部12c(第2部分)と、当接部材19とを有する。
端子12において、コンタクト部12cの先端側を前とする。コンタクト部12cの先端側とは反対の側を後とする。給電ケーブル21(図1参照)は、給電コネクタ10Aの後端部から延出されている。
胴部12aは、底部13と、筒部14とを備える。底部13は、コンタクト32の中心軸線と同軸の円板状(または円柱状)とすることができる。
底部13の前面13aには、管路受熱部15aの一部が嵌合する底部嵌合溝18(以下、単に嵌合溝18という)が形成されている。図4および図5に示すように、嵌合溝18は、例えば、嵌合溝18の長さ方向に直交する断面が円弧状となっている。嵌合溝18は、底部13の径方向に沿って形成されている。
図4に示すように、筒部14は、底部13の周縁から前方に延出する円筒状に形成されている。筒部14は、コンタクト32の中心軸線と同軸の円筒状とすることができる。筒部14には、流体管路15が通過する一対の挿通部17,17が形成されている。挿通部17は、前後方向に沿う一定幅の切欠きである。挿通部17は、筒部14の後端から前端にかけて、筒部14の全長にわたって形成されている。2つの挿通部17,17は、筒部14の中心軸に対して回転対称となる位置に形成されている。挿通部17の周方向の位置(筒部14の中心軸周り方向の位置)は、嵌合溝18の両端に合わせて定められている。
筒部14の内周面には、雌ネジ14a(第1ネジ部)が形成されている。
導体接続部12bは、胴部12aの後端の周縁から後方に延出する円筒状に形成されている。
図2および図3に示すように、導体接続部12bには給電ケーブル21先端に露出された導体21aの先端部が挿入されている。端子12は、導体接続部12bをその内側の導体21aに圧縮、圧着、ねじ留め等によって固定して、導体21aに電気的に接続されている。導体21aの先端部は端子12の中心軸線(コンタクト32の中心軸線)に平行に延在する状態で端子12の導体接続部12bに固定されている。
コンタクト部12cは、基部31と、コンタクト32とを備える。基部31は、コンタクト32の中心軸線と同軸の円柱状とすることができる。基部31は、当接部材19を介して管路受熱部15aと接触する。すなわち、基部31は、間接的に管路受熱部15aと接触する。基部31の外周面には、雌ネジ14aに螺合する雄ネジ31a(第2ネジ部)が形成されている。
コンタクト32は、基部31の前面から導体接続部12bとは反対の側(前側)に突出されている。コンタクト32はピン状に形成されている。コンタクト32は、中心軸が前後方向に沿う円柱状に形成されている。本明細書では、コンタクト部12cの中心軸線を端子12の中心軸線として扱う。コンタクト32は、基部31と一体に形成されている。
図4に示すように、当接部材19は、筒部14の内部であって、基部31と底部13との間に設けられ、基部31と管路受熱部15aとの間に介在する。当接部材19は、円板状に形成されている。当接部材19の後面19aには、当接部材嵌合溝30(以下、単に嵌合溝30という)が形成されている。図5に示すように、嵌合溝30は、例えば、嵌合溝18の長さ方向に直交する断面が円弧状となっている。嵌合溝30は、当接部材19の径方向に沿って形成されている。
図4に示すように、端子12(胴部12a、導体接続部12b、コンタクト部12cおよび当接部材19)は、例えば、良導電性金属(銅など)で形成されている。端子12を構成する金属は、銅に限らず、例えばアルミニウム等でもよい。
図1に示すように、給電コネクタ10Aは、ハウジング11の前端部を電気自動車のインレットのハウジングに嵌合させることでインレットに嵌合される。給電コネクタ10Aのハウジング11の前端部をインレットに嵌合したときには、インレット端子が給電コネクタ10Aの端子12に嵌合、接触して電気的に接続される。この際、インレット端子は、ハウジング11の前端部内側に、前端開口部から挿入される。
給電コネクタ10Aの端子12を、以下、コネクタ端子、とも言う。インレット端子は、コネクタ端子12のピン状のコンタクト32が挿脱可能に挿入嵌合される筒状のコンタクト部を有する。
流体管路15は、水等の流体を流通させて端子12を除熱するチューブ(冷却チューブ)である。流体管路15は、例えば、管路受熱部15a(受熱部)を含む主管路15Aと、主管路15Aの両端にそれぞれ接続された副管路15Bとを備える。主管路15Aの構成材料は、副管路15Bの構成材料よりも熱伝導率が高い。主管路15Aの構成材料は、例えば、金属(例えば、銅、アルミニウム等)である。副管路15Bの構成材料は、例えば、合成樹脂(例えば、ナイロン、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等)である。流体管路15のうち少なくとも管路受熱部15aはハウジング11に収容されている。主管路15Aと副管路15Bは、接続部16を介して接続されている。管路受熱部15aを含む主管路15Aが金属製であると、管路受熱部15aの熱伝導性が高められるため、胴部12aから流体管路15への伝達熱量を大きくできる。なお、流体管路15は、全体が金属製であってもよい。主管路15Aを含む部分が金属製である場合、流体としては、絶縁性の液体(フッ素系液体、シリコンオイル、超純水など)が用いられる。
管路受熱部15aは、端子12内に配置された部分である。図5に示すように、管路受熱部15aの内部空間15bは、流体が流通する流体流路である。端子12と流体管路15(管路受熱部15a)との接触部分の周囲には、伝熱グリスが設けられていてもよい。伝熱グリスは、銅、アルミニウム等の熱伝導性に優れる金属フィラーが混入されたグリスである。伝熱グリスは、端子12と流体管路15との隙間に充てんされ、端子12から流体管路15への伝達熱量を増大する。
管路受熱部15aの外面の一部(例えば前部)は、底部13の嵌合溝18の内面に接触している。管路受熱部15aの外面と嵌合溝18の内面とは、面的に接触していることが好ましい。これにより、管路受熱部15aの外面と嵌合溝18の内面との間の伝熱が可能である。管路受熱部15aの外面と嵌合溝18の内面との接触部分には、伝熱グリスが設けられていてもよい。
管路受熱部15aの外面の一部(例えば後部)は、当接部材19の嵌合溝30の内面に接触している。管路受熱部15aの外面と嵌合溝30の内面とは、面的に接触していることが好ましい。これにより、管路受熱部15aの外面と嵌合溝30の内面との間の伝熱が可能である。管路受熱部15aの外面と嵌合溝30の内面との接触部分には、伝熱グリスが設けられていてもよい。管路受熱部15aは、挿通部17の内面に接触していてもよい。
流体管路15の主管路15Aが金属(例えば、銅、アルミニウム等)である場合において、コネクタ端子12から主管路15Aを通じて流体管路15内の流体へと漏電することを防ぐために、主管路15Aの周囲を絶縁性被膜で覆ってもよい。絶縁性被膜として、例えばポリイミド等の絶縁性フィルムを用いることができる。
流体管路15は、1つの端子12に対して1つずつ設けられる。すなわち、端子12が複数ある場合には、流体管路15は、複数の端子12のそれぞれに設けられる。
流体管路15の両端は、流体循環熱交換装置(図示略)に接続されている。流体循環熱交換装置は、流体を流体管路15へその一端から送り込むとともに、流体管路15の他端から流体を受け入れる。
流体循環熱交換装置は、熱交換部と、装置内部流路の流体を流体管路15に送り込むポンプ部とを有する。熱交換部は、水冷、空冷等により、装置内部流路から流体管路15へ送り出す流体の温度を常温(5〜35℃)あるいは常温より低い温度に保つことができる。流体は、例えば液体または気体である。液体は、絶縁性の液体(フッ素系液体、シリコンオイル、超純水など)でもよい。
流体供給部および流体回収部は、給電コネクタ10Aの外側に位置する。ケーブル付き給電コネクタ20Aは、流体管路15内を流通する流体によってコネクタ端子12の熱をハウジング11外へ排出させる。流体管路15は、コネクタ端子12の熱をハウジング11外へ排出させるための除熱手段の一例である。
既述のように、給電コネクタ10Aは、通電より発熱したコネクタ端子12の熱を、流体管路15の管路受熱部15aからその内側を流れる流体に伝達(導熱)する。給電コネクタ10Aは、流体によって、コネクタ端子12の熱を流体管路15の管路受熱部15aから搬送することによって、コネクタ端子12の温度上昇を抑制する。
給電コネクタ10Aを組み立てる手順を説明する。図4に示すように、給電コネクタ10Aを組み立てる際には、胴部12aに対して流体管路15を取り付ける。筒部14に形成された挿通部17は、筒部14の前端に達しているため、流体管路15は前側から挿通部17に挿入することができる。そのため、流体管路15を端子12に組み付ける作業は容易である。
筒部14内に当接部材19を設置する。次いで、コンタクト部12cの基部31を筒部14に挿入してネジ嵌合させる。そのため、基部31によって当接部材19を管路受熱部15aに押し当て、当接部材19および底部13と、管路受熱部15aとを安定的に、広い面積で接触させることができる。したがって、端子12から管路受熱部15aへの伝達熱量を大きくできる。よって、端子12の冷却効率を高めることができる。
給電コネクタ10Aは、流体管路を端子の外面側に設けた構造の給電コネクタと比べて構造が簡略であり、小型化が可能である。
給電コネクタ10Aでは、導体接続部12bに導体21aを接続した後に、流体管路15を胴部12aに組み付けることができる。したがって、組み立ての容易性の点で優れている。
給電コネクタ10Aでは、コンタクト部12cの基部31は、筒部14に螺着されることによって間接的に管路受熱部15aに接触する。そのため、コンタクト部12cの構造が簡略でありながら、当接部材19に十分な押圧力を加えることができる。したがって、当接部材19および底部13と、管路受熱部15aとを安定的に、広い面積で接触させることができる。
給電コネクタ10Aでは、端子12が当接部材19を備えているため、端子12と管路受熱部15aとの接触面積を大きくできる。当接部材19を用いることによって、コンタクト部12cが流体管路15に加える力を局所に集中させず、分散することができる。よって、流体管路15の変形を防ぐことができる。
給電コネクタ10Aでは、筒部14の内周面に雌ネジ14aが形成されている。基部31は、筒部14に挿入されて雌ネジ14aに螺着される。そのため、基部31は筒部14内に設けられた当接部材19に十分な押圧力を加えることができる。したがって、当接部材19および底部13と、管路受熱部15aとを安定的に、広い面積で接触させることができる。
給電コネクタ10Aでは、筒部14に挿通部17が形成されているため、流体管路15を端子12内に導入する構造を簡略にできる。
給電コネクタ10Aでは、流体は直接、端子12に触れないため、端子12において漏液は生じにくい。また、給電コネクタ10Aに漏液防止のためのシール構造が不要であるため、給電コネクタ10Aの構造を簡略にすることができる。
給電コネクタ10Aは、1つの端子12に対して1つの流体管路15が設けられるため、複数の端子に対して1つの流体管路が設けられる場合と異なり、流体管路15に結露水が付着したとしても、結露水を通じた端子間の短絡は起こりにくい。そのため、流体管路15を介した端子12間の短絡事故を防ぐことができる。よって、給電コネクタ10Aの構造は、複数の端子の各々が異なる電位で使用される給電コネクタにおいて採用することができる。
給電コネクタ10Aでは、管路受熱部15aは、胴部12aおよび当接部材19に接触している。胴部12aおよび当接部材19は、導体21aの固定のため外力が加えられる可能性がある導体接続部12bに比べて変形が少ない。そのため、胴部12aおよび当接部材19と、管路受熱部15aとの接触面積を大きくし、流体管路15への伝達熱量を大きくできる。
なお、図4に示す端子12は当接部材19を有するが、端子は、当接部材を備えていなくてもよい。その場合、コンタクト部の基部は直接、管路受熱部に接触する。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態の給電コネクタ10Bの構成図である。なお、既出の給電コネクタと共通の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、給電コネクタ10Bは、ハウジング(図示略)と、端子112と、流体管路15とを備える。端子112は、第1部分112aと、第2部分112bと、コンタクト部112cを備える。第1部分112aは、筒状に形成されている。第1部分112aには前後方向に沿う挿通孔114が形成され、その内面に雌ネジ114a(第1ネジ部)が形成されている。第1部分112aの前面には、流体管路15(管路受熱部15a)が嵌合する嵌合凹部112dが形成されている。
第2部分112bは、筒状の本体部130と、ボルト131とを有する。本体部130は、第1部分112aの前面側に設けられる。本体部130の後面には管路受熱部15aが嵌合する嵌合凹部130aが形成されている。本体部130には、前後方向に沿う挿通孔132が形成されている。
ボルト131は、ヘッド部131aと、軸部131bとを有する。軸部131bには、雌ネジ114aに螺合する雄ネジ131c(第2ネジ部)が形成されている。ヘッド部131aは第2部分112bの前面にある。軸部131bは挿通孔132,114に挿入され、雌ネジ114aに螺着される。これにより、第2部分112bと本体部130には互いに接近する方向の力が加えられ、第2部分112bおよび本体部130は管路受熱部15aに接触する。
コンタクト部112cは、基部(図示略)と、前記基部から突出するコンタクト32とを備える。
給電コネクタ10Bでは、ボルト131が挿通孔114の雌ネジ114aに螺着されることによって、第2部分112bおよび本体部130は管路受熱部15aに押し当てられる。そのため、第2部分112bおよび本体部130と、管路受熱部15aとを安定的に、広い面積で接触させることができる。したがって、端子112から管路受熱部15aへの伝達熱量を大きくできる。よって、端子112の冷却効率を高めることができる。
給電コネクタ10Bは、流体管路を端子の外面側に設けた構造の給電コネクタと比べて構造が簡略であり、小型化が可能である。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の給電コネクタ10Cの構成図である。なお、既出の給電コネクタと共通の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、給電コネクタ10Cは、ハウジング(図示略)と、端子212と、流体管路15とを備える。端子212は、第1部分212aと、第2部分212bと、コンタクト部212cを備える。第1部分212aは、前部が半筒状に形成され、後部が筒状に形成されている。第1部分212aには挿通孔214が形成され、その内面に雌ネジ214a(第1ネジ部)が形成されている。第1部分212aの前部の側端面には、流体管路15(管路受熱部15a)が嵌合する嵌合凹部212dが形成されている。
第2部分212bは、半筒状の本体部230と、ボルト231とを有する。本体部230は、第1部分212aの前部の側方に設けられる。本体部230の側端面には管路受熱部15aが嵌合する嵌合凹部230aが形成されている。本体部230には、挿通孔232が形成されている。本体部230が第1部分212aの前部に組み付けられることによって、第1部分212aと本体部230とは全体として筒状となる。
ボルト231は、ヘッド部231aと、軸部231bとを有する。軸部131bには、雌ネジ214aに螺合する雄ネジ231c(第2ネジ部)が形成されている。ヘッド部231aは第2部分212bの外側面にある。軸部231bは挿通孔232,214に挿入され、雌ネジ214aに螺着される。これにより、第2部分212bと本体部230には互いに接近する方向の力が加えられ、第2部分212bおよび本体部230は管路受熱部15aに接触する。
コンタクト部212cは、は、基部(図示略)と、前記基部から突出するコンタクト32とを備える。
給電コネクタ10Cでは、ボルト231が挿通孔214の雌ネジ214aに螺着されることによって、第2部分212bおよび本体部230は管路受熱部15aに押し当てられる。そのため、第2部分212bおよび本体部230と、管路受熱部15aとを安定的に、広い面積で接触させることができる。したがって、端子212から管路受熱部15aへの伝達熱量を大きくできる。よって、端子212の冷却効率を高めることができる。
給電コネクタ10Cは、流体管路を端子の外面側に設けた構造の給電コネクタと比べて構造が簡略であり、小型化が可能である。
実施形態の給電コネクタのコネクタ端子は、図1等に例示した構成に限定されない。
コネクタ端子12は、例えば、図1等に例示したピン状のコンタクト32を有するコネクタ端子12に限らず、ピン状のコンタクト32に代えて円筒状のコンタクト(以下、雌形端子ともいう)を有する構成も採用可能である。円筒状のコンタクト部は、先端(前端)から後側に向かって延在する複数のスリットがコンタクト部の周方向に間隔をおいて形成されていてもよい。スリットにより、円筒状のコンタクト部は、個々に弾性変形可能な複数の弾性片部に分割される。そのため、円筒状のコンタクト部は、例えばケーブル付き給電コネクタをピン状のコンタクト部を有する端子が設けられたインレットに嵌合したときに、インレット側端子のピン状のコンタクト部の挿入、嵌合、それによる電気的接続を実現する。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、流体管路は、図示例の構成に限定されず、適宜、設計変更可能である。図1に示す給電コネクタ10Aは1つの端子12を有するが、ハウジング内の端子の数は1に限らず、2以上の任意の数であってよい。給電コネクタ10Aでは、コンタクト部12cの雄ネジ31a(第2ネジ部)が、胴部12aの雌ネジ14a(第1ネジ部)に螺着されるが、第1ネジ部および第2ネジ部の構成はこれに限定されない。例えば、給電コネクタは、コンタクト部が筒状部(図示略)を有し、この筒状部の内周面に雌ネジ(第2ネジ部)が形成されていてもよい。胴部の外周面には、前記雌ネジに螺合する雄ネジ(第1ネジ部)が形成される。
10A,10B,10C…給電コネクタ、11…ハウジング、12,112,212…端子、12a…胴部(第1部分)、12b…導体接続部、12c…コンタクト部(第2部分)、14a…雌ネジ(第1ネジ部)、14…筒部、15…流体管路、15a…管路受熱部(受熱部)、17…挿通部、18…底部嵌合溝(嵌合溝)、20A…ケーブル付き給電コネクタ、21…給電ケーブル、21a…導体、30…当接部材嵌合溝(嵌合溝)、31a…雄ネジ(第2ネジ部)、114a,214a…雌ネジ(第1ネジ部)、131c,231c…雄ネジ(第2ネジ部)。

Claims (6)

  1. ハウジングと、ケーブルの導体に接続して前記ハウジング内に収容される端子と、
    前記端子の熱を前記ハウジング外へ搬送する流体を流通させる流体管路と、を備え、
    前記流体管路の一部は、前記端子内に配置された受熱部であり、
    前記端子は、第1ネジ部を有する第1部分と、前記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を有する第2部分とを有し、
    前記第2部分は、前記第2ネジ部が前記第1ネジ部に螺着されることによって、前記受熱部に直接または間接的に接触される、給電コネクタ。
  2. 前記端子は、前記第1部分としての胴部と、前記導体と接続される導体接続部と、前記第2部分としてのコンタクト部とを備え、
    前記胴部は、前記第1ネジ部を有する筒部を備え、
    前記コンタクト部は、前記第2ネジ部を有する基部と、前記基部から突出されたコンタクトとを備え、
    前記基部は、前記第2ネジ部が前記第1ネジ部に螺着されることによって、前記受熱部に直接または間接的に接触される、請求項1記載の給電コネクタ。
  3. 前記基部は、当接部材を介して前記受熱部と接触し、
    前記当接部材は、前記受熱部が嵌合する嵌合溝を有する、請求項1または2に記載の給電コネクタ。
  4. 前記第1ネジ部は、前記筒部の内周面に形成され、
    前記基部は、前記筒部に挿入される、請求項2記載の給電コネクタ。
  5. 前記端子は、前記流体管路が挿通する挿通部を有する、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の給電コネクタ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の給電コネクタの端子に、前記ケーブルの前記導体が接続されている、ケーブル付き給電コネクタ。
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JP2021125381A (ja) * 2020-02-05 2021-08-30 株式会社フジクラ 給電コネクタ、ケーブル付き給電コネクタ
JP2021174735A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 株式会社フジクラ 給電コネクタ、ケーブル付き給電コネクタ

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