JP6417989B2 - 排気浄化システムの制御装置 - Google Patents
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Description
図2に示す排気浄化システム10は、例えば車両に搭載されている内燃機関11から排出される排気に尿素水を添加し、排気に含まれるNOxを還元するSCRシステムを構成している。内燃機関11の排気は、排気管部材12が形成する排気通路13を経由して大気へ放出される。内燃機関11は、例えばディーゼルエンジンである。なお、排気浄化システム10は、内燃機関11としてディーゼルエンジンに限らず、ガソリンエンジンやガスタービンエンジンに適用してもよい。また、排気浄化システム10は、車載の内燃機関11に限らず、例えば発電ユニットなどの据置型の内燃機関に適用してもよい。
微分値算出部23は、予め設定されたサンプリング期間Adにおいて、微分値dIを算出する。ここで、サンプリング期間Adは、噴射開始時から駆動電流値Itが予め設定された設定電流値に到達するまでに相当する。具体的には、図4および図5に示すように、制御装置20は、尿素水を噴射するとき、インジェクタ19に対して駆動信号を出力する。これにより、インジェクタ19のコイル33には、駆動電流が供給される。この駆動信号がオンになるときが噴射開始時となる。すなわち、噴射開始時は、インジェクタ19に尿素水の噴射が指示されたときである。駆動信号がオンになると、インジェクタ19のコイル33には駆動電流が流れる。この駆動電流は、インジェクタ19の図示しない弁部材の移動に応じて徐々に大きくなる。これは、通電によってコイル33に生じるインダクタンスの影響によるものである。そして、インジェクタ19のコイル33に流れる駆動電流は、予め設定された設定電流値に到達する。このように、噴射開始時から駆動電流が設定電流値に到達するまでの期間がサンプリング期間Adである。なお、図4および図5に示す例では、設定電流値は、変化する駆動電流のピークに一致しているが、このピークに一致しなくてもよい。このサンプリング期間Adは、数ミリ秒程度である。
制御装置20は、インジェクタ19から尿素水を噴射するごとに目詰まりの判定を行なう。インジェクタ19からの尿素水の噴射が指示されると、取得部22はインジェクタ19のコイル33へ供給される駆動電流を駆動電流値Itとして取得する(S101)。すなわち、取得部22は、制御装置20からインジェクタ19へ出力される駆動信号がオンされると、駆動電流値Itを取得する。微分値算出部23は、取得部22がS101で取得した駆動電流値Itを用いて、この駆動電流値Itの微分値dIを算出する(S102)。微分値算出部23は、サンプリング期間Adが経過するまで微分値dIの算出を継続する。すなわち、微分値算出部23は、サンプリング期間Adが経過したか否かを判断する(S103)。微分値算出部23は、サンプリング期間Adが経過していないと判断すると(S103:No)、S101以降の処理を一定の時間間隔で繰り返す。すなわち、微分値算出部23は、サンプリング期間Adが経過するまで、一定の時間間隔で複数の微分値dIを算出し、算出した微分値dIをマイクロコンピュータ21の図示しないRAMなどに記憶する。
以上説明した一実施形態は、次のように変更してもよい。
上述の例では、判定部24は、微分値dIの最大値dI1と最小値dI2との差分Δが設定値Xより小さいとき、インジェクタ19に目詰まりがあると判定している。これに対し、判定部24は、微分値dIの最小値dI2だけを算出し、この最小値dI2が予め設定された設定最小値X1より大きいとき、インジェクタ19に目詰まりがあると判定してもよい。この場合、設定最小値X1は、インジェクタ19をはじめとする排気浄化システム10の特性に応じて任意に設定することができる。
Claims (4)
- 内燃機関(11)の排気が流れる排気通路(13)へ尿素水を噴射するインジェクタ(19)を備える排気浄化システム(10)において、前記排気浄化システム(10)を制御する制御装置(20)であって、
前記インジェクタ(19)へ供給される駆動電流を駆動電流値として取得する取得手段(22)と、
前記取得手段(22)で取得した前記駆動電流値を微分して、微分値を算出する微分値算出手段(23)と、
前記微分値算出手段(23)で算出した前記微分値に基づいて、前記インジェクタ(19)の目詰まりの有無を判定する判定手段(24)と、
を備え、
前記微分値算出手段(23)は、1回以上の尿素水の噴射期間において、前記インジェクタ(19)へ尿素水の噴射が指示された噴射開始時から、前記駆動電流値が予め設定された設定電流値に到達するまで、前記微分値を算出し、
前記判定手段(24)は、算出した前記微分値のうち最大となる最大微分値と、算出した前記微分値のうち最小となる最小微分値との差である微分値差が予め設定された設定値より小さいと判断すると、前記インジェクタ(19)に目詰まりがあると判定する排気浄化システムの制御装置。 - 内燃機関(11)の排気が流れる排気通路(13)へ尿素水を噴射するインジェクタ(19)を備える排気浄化システム(10)において、前記排気浄化システム(10)を制御する制御装置(20)であって、
前記インジェクタ(19)へ供給される駆動電流を駆動電流値として取得する取得手段(22)と、
前記取得手段(22)で取得した前記駆動電流値を微分して、微分値を算出する微分値算出手段(23)と、
前記微分値算出手段(23)で算出した前記微分値に基づいて、前記インジェクタ(19)の目詰まりの有無を判定する判定手段(24)と、
を備え、
前記微分値算出手段(23)は、1回以上の尿素水の噴射期間において、前記インジェクタ(19)へ尿素水の噴射が指示された噴射開始時から、前記駆動電流値が予め設定された設定電流値に到達するまで、前記微分値を算出し、
前記判定手段(24)は、算出した前記微分値の最小値が予め設定された設定最小値より大きいと判断すると、前記インジェクタ(19)に目詰まりがあると判定する排気浄化システムの制御装置。 - 前記判定手段(24)で前記インジェクタ(19)に目詰まりがあると判定されると、前記インジェクタ(19)へ供給する尿素水の圧力を高める増圧制御手段(25)をさらに備える請求項1または2記載の排気浄化システムの制御装置。
- 前記判定手段(24)で前記インジェクタ(19)に目詰まりがあると判定されると、前記インジェクタ(19)から噴射する尿素水を増加させる噴射増量制御手段(41)をさらに備える請求項1または2記載の排気浄化システムの制御装置。
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